JP5209168B2 - コーティングエンハンサーを含むスピンオン誘電体組成物 - Google Patents

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Description

本発明は、ストリエーションを減らしおよび/またはプロセシングウィンドを広くする添加剤を含有するスピンオン誘電体組成物に関し、殊に、この様な添加剤を含み、マイクロエレクトロニックデバイスの製造に有用なポリアリーレン組成物に関する。
スピンオン誘電体には有機ポリマー材料が含まれ、この材料はスピンコートされてマイクロエレクトロニックスの応用に有用な非常に薄い層を形成する。例えば、以下を参照されたい: benzocyclobutene based resins [ダウケミカル社(The Dow Chemical Company)からのシクロテン(CYCLOTENE;商品名)] from; WO 97/10193; WO 98/11149(ポリアリーレン類を開示する)and EP 0 755 957 B1,June 5,1999;N.H. Hedricks and K.S.Y. Liu, Polym. Prepr. (Am. Chem. Soc., Div. Polym. Chm.),1996,37(1),pp.150−151; また,J.S.Drage,et al., Material Res. Soc. Symp. Proc., (1997),Volume 476,[Low Dielectric Constantmaterials III(低誘電率材料III)],pp.121−128(ポリアリーレンエーテル類を開示する).層間絶縁膜、パッシベーション等のこれらのマイクロエレクトロニックスの応用の多くにおいては、コーティングの品質および均一性は非常に重要である。
不幸にして、若干の組成物は、ストリエーションや割れ等のコーティング欠陥の形成無しにスピンコートするのが極度に困難である。従って、最小の欠陥でコート出来および/またはスピン速度および温度や湿度等の周囲条件に対しより広いプロセシングウィンドを有する組成物が望まれる。
色々なタイプの材料が、一般にコーティングを容易にすると教示されて来た。例えば、0.5ないし2.0%の間の代表的添加レベルでのアクリ酸エステル樹脂、ウレア樹脂、メラミン樹脂、セルロースアセトブチレート樹脂およびポリビニールブチラール樹脂等の樹脂が表面フローを制御すると教示されて来た。シリコーン類およびフルオロカーボン類、および他の表面活性剤もまた有用と教示されている。次を参照されたい: Hanbook of Coating Additives (コーティング添加剤便覧),Ch.5,Leveling and Flow Control(平滑化および流動制御),by Horst Vltavsky,pp.129−131,Ed.Leonard J. Calbo J. Calbo,Marcel Dekker Inc.(1987).
SPIE,Vol.631,Advances in Resist Technology and Processing III(レジスト技術およびプロセシングにおける進歩III),(1986),Surface Tension Effects inmicrolithography-Striations(マイクロリトグラフィーにおける表面張力効果−ストリエーション)by B. Daniels, et al.の記事は、リトグラフィーに使用されるフォトレジストに対して、0.005%程度の少量の未同定の表面平滑化剤がノボラックジアゾキノンレジスト中のストリエーションを除去できるが、有害なクレーター形成効果に悩まされたことを述べている。
非常に低水準のポリマーコーティング添加剤で、より広いプロセシングウィンドと限られたまたは観察出来ないストリエーションを有するスピンオン誘電体処方を出願人は発見した。好ましくは、これらの添加剤はシリコーンおよび弗素を含まないか、実質的に含まない。というのは、これらの物質は集積回路の製造に有害と認められるので。
本発明は、(a)有機溶媒に分散性を有するオリゴマーまたはポリマー、(b)一以上の有機溶媒および(c)全組成物の重量に対して1000ppm未満のポリマーコーティング添加剤を含む組成物に関する。全組成物重量に対して成分(a)は40%未満、好ましくは30%未満、より好ましくは20%未満の量で存在する。このオリゴマーまたはポリマーは好ましくは硬化性を有し、 4.0未満、好ましくは3.0未満の誘電率を有することを特徴とする硬化ポリマーを形成する。もし該ポリマーが硬化性で無いならば、ポリマー自身の誘電率は4.0未満、好ましくは3.0未満である。単一有機溶媒を使用しても良いが、溶媒系は好ましくは第一溶媒および第二溶媒を含む。ポリマーコーティング添加剤は、全組成物の重量に対して、好ましくは500ppm未満、より好ましくは200ppm未満の量で使用される。
ポリマー添加剤は、成分(a)と溶媒系に相溶性であるが、コーティングプロセスの際に成分(a)および溶媒の混合物に不相溶となることを特徴とする。換言すれば、スピンコーティングプロセスの際に溶媒が除去されるにつれて、添加剤は組成物の残り(即ち、成分(a)と溶媒の残り)と不相溶となり、従って表面境界へ移動する。
好ましい一実施態様によれば、添加剤は、成分(a)のハンセン溶解度パラメーターと異なる全ハンセン溶解度パラメーターδを有し、好ましくは1mPa1/2以上少ない。より好ましくは、成分(c)の溶解度パラメーターは成分(a)の溶解度パラメーターと異なり、最も好ましくは後者より1.5mpa1/2以上少ない。然しながら、ポリマー成分の分子量は一種の効果を持ち、高分子量ポリマーは、効果的であるためにはより低い添加剤レベルを要求するおよび/または溶解度パラメーターのより少ない差で機能できる点に留意されたい。もし、ポリマーコーティング添加剤(c)が溶媒中に可溶性であり過ぎると、たとえ、成分(a)と成分(c)の間の溶解度パラメーターの差が十分である様に見えても、ストリエーションの問題を解決するのに不相溶性は十分では無いかも知れない点にも留意されたい。
かくして、第二の好ましい実施態様によれば、溶媒系が少なくとも第一溶媒および第二溶媒を含み、ここに第一溶媒は第二溶媒よりも高い蒸気圧を有し(別の言い方をすれば、第一溶媒は第二溶媒よりも低沸点である)、コーティング添加剤は第一溶媒中に可溶であるが相分離して第二溶媒中に実質的に連続した流体相を形成する特徴を有する。
第三の好ましい実施態様によれば、樹脂は、ポリブテン、ポリイソプレンおよびアクリル酸エステルポリマーおよびコポリマーから成る群から選ばれる。
第四の好ましい実施態様によれば、本発明は、上記処方の何れかを基板上にスピンコートして、ストリエーションの無い硬化性ポリマーまたはオリゴマーのフィルムを形成する方法に関する。
本発明はまた、上記組成物を使用して低誘電率を有するポリマーのフィルムを形成するプロセスにも関わり、このフィルムは実質的にストリエーションが無い。
本発明の硬化性ポリマーまたはオリゴマーは、硬化させると4.0未満、好ましくは3.0未満の誘電率を有するポリマーを形成する材料である。好ましい材料としては、ダウケミカル社で生産される商品名 CYCLOTENE 5021(例えば、 WO 97/10193に開示されているビスオルトジアセチレン系ポリマー)等のベンゾシクロブテン系ポリマーが挙げられる。これらのポリマーは次式の前駆化合物の反応により製造される:
(R−C=C−)−Ar−L−[−Ar−(−C=C−R)
ここに各 Arは芳香族基あるいは不活性に置換された芳香族基であり各 Arは一つ以上の芳香環を含み、各 Rは独立して水素、アルキル基、アリール基、あるいは不活性に置換されたアルキル基あるいはアリール基であり、 Lは共有結合あるいは一つの Arを一つ以上の他の Arと結合させる基、好ましくは置換あるいは未置換のアルキル基であり、 nおよびmは2以上の整数であり、qは1以上の整数であり、芳香族リングの一つに結合する二つ以上のエチニル基は互いにオルトの位置にある。あるいはまた、例えば WO 98/11149に開示されているようなポリアリーレンおよびEP 0 755 957 B1,June 5,1999に記載されている PAE樹脂(Air Products製)等のポリアリーレンエーテル類および/またはHoneywell International,Inc.製の Flare(商品名)樹脂(N.H.Hedricks and K. S. Y. Liu, Polym.Prepr. (Am. Chem. Soc., Div. Polym. Chm.),1996,37(1),pp.150−151;also J. S. Drage, et al., Material Res., Symp. Proc.,(1997),Volume 476 [Low Dielectric Constantmaterials III(低誘電率材料III)],pp.121−128を参照されたい)が使用できよう。熱硬化性材料が、層間絶縁膜への適用に殊に望ましい。
好ましくは、本発明のオリゴマーおよびポリマー、および対応する出発モノマーは
I. 次の一般式のオリゴマーおよびポリマー
[A][B][EG]
ここにAは次の構造式を有し、
Figure 0005209168
Bは次の構造式を有し、
Figure 0005209168
EGは一または二以上の次の構造式を有する端末基であり、
Figure 0005209168
式中、RおよびRは独立してHまたは未置換または不活性に置換された芳香族部分であり、Ar,ArおよびArは独立して未置換または不活性に置換された芳香族部分であり、Mは結合であり、yは3以上の整数であり、pは所定のモノマー単位中の未反応アセチレン基の数であり、rは所定のモノマー単位中の反応アセチレン基の数マイナス1であり、p+r=y−1であり、zは1ないし1000の整数であり、wは0ないし1000の整数であり,vは2以上の整数である、
この様なオリゴマーおよびポリマーは、ビスシクロペンタジエノン、三つ以上のアセチレン部分を含む芳香族アセチレン、および所望により二つの芳香族アセチレン部分を含む多官能性化合物を反応させることにより調製出来る。この様な反応は、次式の化合物の反応により代表される。
(a)次式のビスシクロペンタジエノン:
Figure 0005209168
(b)次式の多官能性アセチレン:
Figure 0005209168
および
(c)所望により、次式のジアセチレン
Figure 0005209168
式中、,R,Ar,Ar,Arおよびyは先に定義したのと同じである。
芳香族部分の定義はフェニル、ポリ芳香族および縮合芳香族部分を含む。「不活性に置換された」は、置換基が本質的にシクロペンタジエノンおよびアセチレン重合反応に不活性であり、硬化ポリマーのマイクロエレクトロニックデバイス中での使用の条件下で水等の周囲化学種と容易に反応しないことを意味する。この様な置換基は、例えば、F,Cl,Br,CF,−OCH,−OCF,−O−Phおよび1ないし8炭素原子のアルキルおよび3ないし8炭素原子のシクロアルキルが含まれる。例えば、未置換または不活性に置換された芳香族部分は以下のものを含む:
Figure 0005209168
Figure 0005209168
式中、Zは−O−,−S−,アルキレン、−CF−,−CH−,−O−CF−,パーフルオロアルキル、パーフルオロアルコキシ、
Figure 0005209168
式中、各Rは独立して−H−,−CH,−CHCH,−(CHCHまたはPh(Phはフェニル)である。
硬化性ポリマーまたはオリゴマーの量は、ポリマー(またはオリゴマー)および溶媒系の全重量に対して、好ましくは約40質量(重量)%未満、より好ましくは30質量(重量)%未満、最も好ましくは約20質量(重量)%未満で、また1質量(重量)%より大、より好ましくは5質量(重量)%より大である。
溶媒系は一つ以上、好ましくは二つ以上、最も好ましくは二つの有機溶媒を含む。この様な溶媒の例としては、メシチレン、ピリジン、トリエチルアミン、N−メチルピロリドン(NMP)、安息香酸メチル、安息香酸エチル、安息香酸ブチル、シクロペンタノン、シクロヘキサノン、シクロヘプタノン、シクロオクタノン、シクロヘキシルピロリジノンおよびエーテル類またはヒドロキシエーテル類(例えば、ジベンジルエーテル類、ジグライム、トリグライム、ジエチレングリコールエチルエーテル、ジエチレングリコールメチルエーテル、ジプロピレングリコールメチルエーテル、ジプロピレングリコールジメチルエーテル、プロピレングリコールフェニルエーテル、プロピレングリコールメチルエーテル、トリプロピレングリコールメチルエーテル)、トルエン、キシレン、ベンゼン、酢酸ジプロピレングリコールモノメチルエーテル、ジクロロベンゼン、炭酸プロピレン、ナフタレン、ジフェニルエーテル、ブチロラクトン、ジメチルアセトミド、ジメチルフォルムアミドおよびこれらの混合物が挙げられる。好ましい溶媒はメシチレン、N−メチルピロリジノン(NMP)、γ−ブチロラクトン、ジフェニルエーテル、シクロヘキサノンまたは二つ以上の上記化合物の混合物である。
ポリマーコティング添加剤は、成分(a)および有機溶媒系との相溶性に基づいて選択される。添加剤は、貯蔵中およびコーティングのための組成物の最初の調剤の際には、この様な他の成分と相溶性でなければならないが、コーティングプロセスが続くと、即ち、スピンニングの際および/または溶媒除去のための加熱の際に溶媒が除去されるにつれて、他の成分と不相溶になる必要がある。不相溶性は、一部、添加剤と成分(a)の全ハンセン溶解度パラメーターを比較することにより決定できる。全ハンセン溶解度パラメーターは、次の記号による溶解度をデータを観察することにより決定できる:1=可溶、2=殆ど可溶、3=強く膨潤、4=膨潤、5=僅かに膨潤および6=不溶。このデータは既知のパラメーターを有する一連の20ないし30の溶媒中の材料についてのものである。次いで、非直線性最小自乗法を用いてハンセン溶解度パラメーターおよび樹脂の周囲の溶解度エンベロープの半径を評価する。次に、全ハンセン溶解度パラメーターδは、δ =δ +δ +δ として計算されるが、ここにδは分散パラメーター、δは極性パラメーター、δはh結合パラメーターである。ハンセン溶解度パラメーターの更なる説明については、例えば、次を参照されたい:Hansen Solubility Parameter(ハンセン溶解度パラメーター): A User's Handbook(使用者便覧),Charlesm. Hansen,CRC Press LLC,Boca Raton,Florida,2000).成分(a)とポリマー添加剤の間の全溶解度パラメーターの差は、好ましくは1mPa1/2以上、より好ましくは1.5mPa1/2以上である。ポリマー添加剤の溶解度パラメーターは成分(a)よりも好ましくは少なくとも1mPa1/2以上少なく、より好ましくは1.5mPa1/2以上少ない。好ましい成分(a)、これは上に述べた様にシクロペンタジエノン官能性化合物とアセチレン官能性化合物の反応生成物である、については、添加剤は好ましくは全ハンセン溶解度パラメーターが約20mPal/2未満であり、より好ましくは約19mPa1/2未満である。この好ましい成分(a)は、非常に低い重合度(約1の重合度)で約22.7の全ハンセン溶解度パラメーターを有し、より高い重合度(約8000ないし9000のMn)では次第に21.07に減少する。
成分(a)およびポリマーコーティング添加剤の分子量効果は、高い分子量材料はより大きな不相溶性を有するという実質的な効果を持つことができる。従って、成分(a)およびポリマーコーティング添加剤の何れかまたは両方により高い分子量の材料を使用すると、コーティング添加剤は、より少ない溶解度パラメーターの差および/またはより少ない量で効果的と成り得る。
溶媒系における添加剤の溶解度はその効果性にもインパクトを持つであろう。もし添加剤が溶媒に溶解性があり過ぎると、たとえ成分(a)の溶解度パラメーターと較べたその溶解度パラメーターが効果的な添加剤であると示している様に思われても、効果的なコーティング添加剤とはならない。かくして、別の好ましい実施態様によれば、溶媒系は異なる特性蒸気圧を有する二つ以上の有機溶媒を含む。改良されたコーティング特性を与えるポリマーコーティング添加剤は、好ましくは1質量(重量)%以上の濃度、より好ましくは5質量(重量)%以上の濃度、最も好ましくは20質量(重量)%以上の濃度で、より高い蒸気圧(即ち、コーティングの際に最初に蒸発する溶媒)を有する溶媒に可溶である。然しながら、ポリマーコーティング添加剤は、より高い蒸気圧を有する溶媒中に若干不溶性である。「若干不溶性」とは、ポリマー添加剤を第二溶媒と混合する時、ポリマー添加剤が実質的に連続した第二流体相を形成することを意味する。好ましくは、実質的に連続した第二流体相は、溶媒中の添加剤濃度が1質量(重量)%未満、より好ましくは0.3質量(重量)%未満で生じる。「実質的に連続した」とは、大きな相中の多くの分散滴というよりは、大きな第二相領域を意味する。
適当なポリマー添加剤の例としては、ポリイソプレン類、ポリブテン類、ポリブタジエン、水素添加ポリスチレン類、水素添加ポリスチレン/インデン樹脂、ポリ(スチレン−b−エチレン−co−プロピレン)およびアクリル酸エステルポリマーおよびコポリマーが挙げられる。ポリブテン類は、好ましくは約500より大で約10,000より小な数平均分子量を有する。ポリイソプレン類は、好ましくは約1000より大で好ましくは約15,000より小な重量平均分子量を有する。適当なアクリル酸エステルポリマーの例としては、アクリル酸エチル類、アクリル酸ブチル、アクリル酸エチル/アクリル酸エチルヘキシル共重合体、アクリル酸ブチル/アクリル酸エチルヘキシル共重合体等が挙げられる。これらのアクリル酸エステル材料は、BYKの商品名(BYKchemie製)、またはMODALFLOWの商品名(Solutia,Inc.製)で市場から入手できる。
ポリマーコーティング添加剤は驚く程少量で効果的である。最も効果的な量は、ポリマーコーティング添加剤と比較しての成分(a)の溶解度パラメーター、成分(a)およびポリマー添加剤の分子量、使用される特定の溶媒系および添加剤のこれら溶媒に対する相溶性に依存する。然しながら、その量は、2000ppm未満、好ましくは1000ppm未満、より好ましくは200ppm未満、より好ましくは100ppm未満、最も好ましくは50ppm未満である。添加剤の量は好ましくは0.5ppm以上、より好ましくは1ppm以上、最も好ましくは5ppm以上である。約6000より大な数平均分子量を有する好ましいポリアリーレンオリゴマー(好ましくはγ−ブチロラクトンおよびシクロヘキサノンの溶液中で)については、添加剤は好ましくは、アクリル酸エステルポリマーおよびコポリマー、ポリイソプレンおよびポリブテンから選ばれ、その量は好ましくは1ないし100ppm、より好ましくは1ないし50ppm、最も好ましくは2ないし40ppmである。類似であるけれども分子量の低いオリゴマー(Mn <約5500、好ましくはγ−ブチロラクトンおよびメシチレンの溶液中)については、添加剤は好ましくはより大きな量で存在し、その量は約500ppm以下、好ましくは10ないし300ppm、より好ましくは約40ppm以上で約150ppm以下である。溶媒の変化も効果を持ち得るが、オリゴマーの低分子量の故に恐らくより多くの量が要求されるものと出願人は考える。
スピン条件および周囲条件(温度および湿度等)もまた最適なコーティング助剤の量に影響する。もし多過ぎる成分(c)が添加されると、割れ等のストリエーション以外のコーティング欠陥が問題となるであろう点にも留意されたい。
ポリマー添加剤は好ましくは、エレクトロニックデバイスの製造プロセスの際に分解し熱分解する様な物質である。ポリマー添加剤が最終フィルムの材料性質に影響しない様に、そうなるのが好ましい。
なお他の実施態様によれば、本発明は、スピンコーティングにより成分(a)を顕著に含む層を形成する方法に関する。この方法は、基板に第一の実施態様の組成物を塗布し、約500ないし4500rpm、好ましくは1000ないし4000rpmの速度で基板をスピン(回転)し100xの倍率で観察可能なストリエーションを有しない層を形成することから成る。好ましくは、この方法は、残りの溶媒を除くおよび/または熱硬化成分(a)を硬化させるためのコートされた基板の加熱をも含む。

比較例1−3,3’−(オキシジ−1,4−フェニレン)ビス(2,4,5−トリフェニルシクロペンタジエノン)および1,3,5−トリス(フェニルエチニル)ベンゼンからのオリゴマー溶液の調整およびスピンニング
1111gの高純度3,3’−(オキシジ−1,4−フェニレン)ビス(2,4,5−トリフェニルシクロペンタジエノン)、488.8gの1,3,5−トリス(フェニルエチニル)ベンゼンおよび3500gのエレクトロニックグレードの γ−ブチロラクトンを5−Lフラスコに加えた。フラスコを窒素/真空インレットに取付けた。真空を適用し次いで窒素を再充填する操作を5回行って、磁気的に攪拌している溶液を脱ガスした。次いで、窒素ガスをフラスコの上部空間を流し、鉱物油バブラーを介して排出させた。溶液を内部温度200℃まで加熱した。48時間加熱後、溶液を室温まで冷却し、2500gのシクロヘキサノンで希釈し、ボトル(今後、b−ステージ濃縮液と呼ぶ)中に移した。ゲル浸透クロマトグラフィにより最終溶液を分析したところ、ポリスチレン標準に対して、M=8875であることが示された。このオリゴマーは、約21.1mPa1/2の全ハンセン溶解度パラメーターを有している。ウエーハのコーティング前に、b−ステージ濃縮液の一部を付加的なエレクトロニックグレードのシクロヘキサノンで希釈して、約13%の固形分含量とした。
先に準備したポリフェニレン溶液の約3mlを8インチ(20.3cm)シリコンウエーハ表面に60rpmで塗布した。オリゴマー溶液を使用直後に、ウエーハを10000rpm/secの加速で1800rpmとし、45秒間乾燥させた。オリゴマー溶液を塗布の際は、メシチレンの連続流をウエーハの裏面に5秒間適用した。ウエーハを750rpmで回転させながら、裏面からまたは直接にエッジ近くの上面からの適用によりメシチレンの連続流でコーティングの2ないし5mmのエッジビードを除去した。エッジビードの除去後、窒素のブランケット(包囲層)の下でオリゴマーを320℃のホットプレート上で、60秒間更に重合させた。ホットプレート焼成後、光学顕微鏡を用いて、欠陥についてウエーハを評価した。コーティング中にストリエーションを観察した。表Iに示す0ないし4のスケール(等級)を用いて、コーティング中のストリエーションの大きさに基づいてストリエーションの等級を決めた。ストリエーションの等級は4であった。
表1
Figure 0005209168
例2−ポリイソプレン添加剤
30.37gのB−ステージ濃縮液(例1で調製したのと類似の)を16.29gのシクロヘキサノンで希釈する。約0.01gの分子量(Mw)8090のポリイソプレンをこの溶液に加えた。得られたポリイソプレン濃度は214ppmであった。比較例1で述べた手順で、約3mlの溶液を8インチ(20.3cm)のシリコンウエーハに塗布した。ホットプレートの焼成後に、光学顕微鏡を用いて、欠陥についてウエーハを評価した。ポリイソプレンの全ハンセン溶解度パラメーターは約20.1である。ストリエーションは観察されなかった(ストリエーション等級=0)。
例3ーポリイソプレン添加剤
比較例1で述べたのと類似のB−ステージ濃縮液をシクロヘキサノンで希釈して固形物含量を約13%とした。十分な量の例2で述べたポリイソプレンでドープされたポリフェニレン溶液をこの溶液の試料に添加して、100ppm,10ppm,7ppm,5ppmおよび1ppmのポリイソプレンを含む溶液を得た。これらの溶液を8−インチ(20.3cm)シリコンウエーハ表面に塗布し、得られたコーティングを、比較例1で述べた手順で評価した。ポリイソプレン含量を7ppm,10ppmおよび100ppmにして作られたコーティングはストリエーションが無く(ストリエーション等級=0)であり、一方、ポリイソプレン含量を5ppmおよび1ppmにして作られたコーティングはそれぞれストリエーション等級が1<および2.5であった。
例4−ポリイソプレン分子量の効果
約0.1gの分子量既知のポリイソプレンを99.9gのシクロヘキサノンに添加することにより一連のポリイソプレンでドープされたシクロヘキサノン溶液を調製した。次いで、比較例1で述べたのと類似のb−ステージ濃縮液を十分なシクロヘキサノン+ドープされたシクロヘキサノンで希釈することにより、これらのシクロヘキサノン溶液から一連のポリイソプレンでドープされたポリフェニレン溶液を調製し、固形分含量を約13質量(重量)%、ポリイソプレンのレベルを約10ないし140ppmとした。これらの溶液を8インチ(20.3cm)ウエーハ表面に塗布し、比較例1で述べた手順でコーティングを評価した。表IIはポリイソプレン含量とこれらのウエーハのストリエーション等級を示す。
表II
Figure 0005209168
*:この4600mwポリイソプレンのシクロヘキサノン(CHO)およびγ−ブチロラクトン(GBL)中の溶解度は、別々のバイアル中にポリイソプレンを量を変えて加え、各バイアルには溶媒の一つが入れてあり、組み合わせたものを一晩振蕩させることにより試験した。シクロヘキサノン中には、ポリイソプレンは19質量(重量)%でもなお可溶であり、この時に試験を止めた。γ−ブチロラクトン中では、ポリイソプレンは0.3質量(重量)%の低濃度まで試験したが、第二流体相を形成することが判った。γ−ブチロラクトン中でのこれより低濃度は試験しなかった。
例5ーポリスチレン添加剤
分子量2800(Mw)のポリスチレンをドーパントとして使用する点を除いては、例4に述べた手順でドープされたシクロヘキサノン溶液を調製した。ポリスチレン濃度が96ppm,25ppmおよび10ppmのこれらの溶液から一連のポリスチレンでドープされたポリフェニレン溶液を例 4に述べた手順で調製した。これらの溶液を8インチ(20.3cm)ウエーハ表面に塗布し、比較例1に述べた手順でコーティングを評価した。全コーティングは3ないし3.5のストリエーション等級でストリエートされた。このポリスチレンは、1質量(重量)%の濃度でGBLになお可溶であり、6.7質量(重量)%の濃度でシクロヘキサノンに可溶であった。溶媒中のポリスチレンの高溶解度は、ポリスチレンが約19.2の全ハンセン溶解度パラメーターを有しているにも関わらず、比較的に効果の無い添加剤である理由を説明する様に考えられる。
例6−ポリイソプレン添加剤
例4で述べた手順で分子量 4000のポリイソプレンを1540ppm含むポリイソプレンでドープされたシクロヘキサノン溶液を調製し、これを用いて、例4で述べた手順で固形分18質量(重量)%のポリフェニレン溶液を調製した。このポリフェニレン溶液は11ppmのポリイソプレンを含有していた。この溶液を8インチ(20.3cm)シリコンウエーハに塗布し、比較例1で述べた手順でコーティングを評価した。ストリエーションは観察されなかった(ストリエーション等級=0)。
例7−ポリブテン添加剤
ポリイソプレンの代わりにポリブテンを使用した点を除いては例4で述べた手順で、一連のドープされたシクロヘキサノン溶液を調製した。比較例1で述べたのと類似のb−ステージ濃縮液を十分なシクロヘキサノン+ドープされたシクロヘキサノンで希釈することにより、これらのシクロヘキサノン溶液から一連のポリブテンでドープされたポリブチレン溶液を調製し、固体含量を約13質量(重量)%、ポリブテンレベルを10ないし140ppmとした。溶液を0.45ミクロンのフイルターで濾過した。比較例1で述べた手順で、この濾過溶液を8インチ(20.3cm)シリコンウエーハ表面に塗布し、コーティングを評価した。コーティングの際の温度および湿度はそれぞれ21.5℃および39%相対湿度であった。表IIIはポリイソプレン含量とこれらのウエーハのストリエーション等級を示す。
表III
Figure 0005209168
*:例4に述べた手順で750mnポリブテンの溶解度を試験した。19質量(重量)%の濃度で(より高い濃度では試験を行わなかった)シクロヘキサノン中になお可溶であったが、0.3質量(重量)%ではγ−ブチロラクトン中では(より低濃度では試験を行わなかった)、第二の連続した相を形成した。
**例4に述べた手順で320mnポリブテンの溶解度を試験した。20質量(重量)%の濃度で(より高い濃度では試験を行わなかった)シクロヘキサノン中になお可溶であったが、0.23質量(重量)%ではγ−ブチロラクトン中では(より低濃度では試験を行わなかった)、第二の連続した相を形成した。
例8−ポリブテン添加剤
ポリイソプレンの代わりに分子量(Mn)560のポリブテンを使用した点を除いては、例4で述べた手順でドープされたシクロヘキサノン溶液を調製した。溶液中のポリブテンの濃度は3605ppmであった。比較例1で述べたのと類似のb−ステージ濃縮液を十分なシクロヘキサノン+ドープされたシクロヘキサノンで希釈することにより、このシクロヘキサノン溶液から一連のポリブテンでドープされたポリフェニレン溶液を調製し、ポリフェニレン含量を10ないし16質量(重量)%でポリブテンレベルを約0ないし80ppmとした。これらの溶液を0.45ミクロンのフイルターでろ過した。これらのろ過溶液を8−インチ(20.3cm)ウエーハ表面に塗布し、得られたコーティングを、比較例1で述べた手順で評価した。コーティングの際の温度と湿度はそれぞれ19℃および41%相対湿度であった。表IVはポリフェニレンおよびポリブテンの含量およびこれらのウエーハのストリエーション等級を示す。
表IV
Figure 0005209168
例9−アクリル酸エステルコポリマー添加剤
例1のプロセスに類似のプロセスにより調製したB−ステージ濃縮液をエレクトロニックス等級のシクロヘキサノンで希釈し、13質量(重量)%樹脂処方とした。約0.0136gのアクリル酸エチル/アクリル酸2−エチルヘキシルコポリマー(商品名MODALFLOW,Solutia,Inc.製)を約20gの上記 13質量(重量)%樹脂処方に添加した。処方中のコポリマー濃度は、全処方重量に対して約0.068質量(重量)%(680ppm)であった。約5mlの処方溶液を50rpmで回転させている6インチ(15.2cm)ウエーハ上に5秒間供給した。直ちに10000rpmで加速して、最終速度を2400rpmとし、30秒間スピンドライした。ついで、ウエーハをホットプレート上320℃で90秒間焼成した。ホットプレート焼成後、光学顕微鏡を用いてウエーハの欠陥を検査した。フイルム中のストリエーションは観察されなかった(ストリエーション等級=0)。
例4の手順で添加剤の溶解度を試験した。添加剤は19質量(重量)%の濃度でなおシクロヘキサノンに可溶であり、γ−ブチロラクトン中に0.23質量(重量)%で一晩振蕩後連続した第二相を形成した。これより低濃度では試験を行わなかった。この添加剤のハンセン溶解度パラメーターは約18.8である。
例10−アクリル酸エステルコポリマー添加剤
例1のと類似のプロセスにより作られたb−ステージ濃縮液を、エレクトロニックスグレードのシクロヘキサンで希釈して13質量(重量)%樹脂処方とした。約0.001gのアクリル酸エチル/アクリル酸2−エチルヘキシルコポリマー(商品名MODAFLOW)を20gの例9で述べた 13質量(重量)%の樹脂処方に加えた。処方中の得られたコポリマー濃度は全処方重量に対して約0.005質量(重量)%(50ppm)であった。例1で述べた手順で試料を処理し、検査した。フィルム中にストリエーションを観察しなかった(ストリエーション等級=0)。
例11−アクリル酸エチル/アクリル酸エチルヘキシルコポリマー
ポリイソプレンの代わりにアクリル酸エチル/アクリル酸エチルヘキシルコポリマー(商品名MODALFLOW)を使用した点を除いては、例4で述べた手順でドープされたシクロヘキサノン溶液を調製した。溶液中のドーパントの濃度は1100ppmであった。十分なシクロヘキサノン+ドープされたシクロヘキサノンで比較例1で述べたのと類似なb−ステージ濃縮液を希釈することにより、このシクロヘキサノン溶液から一連のアクリル酸エステルでドープされたポリフェニレン溶液を調製し、固形分含量を8ないし16質量(重量)%、アクリル酸エステルのレベルを0ないし20ppmとした。この溶液を8インチ(20.3cm)ウエーハ表面に塗布して、比較例1で述べた手順でコーティングを評価した。表Vはポリフェニレンおよびアクリル酸エステルの含量とこれらのウエーハのストリエーション等級を表Vに示す。
表V
Figure 0005209168
例12−アクリル酸ブチル/アクリル酸エチルヘキシルコポリマー添加剤
ポリイソプレンの代わりに、アクリル酸ブチル/アクリル酸エチルヘキシルコポリマー(商品名BYK 361)を使用した点を除いては、例4に述べた手順でドープされたシクロヘキサノン溶液を調製した。溶液中のドーパントの濃度は10%であった。十分なシクロヘキサノン+ドープされたシクロヘキサノンで比較例1で述べたのと類似なb−ステージ濃縮液を希釈することにより、このシクロヘキサノン溶液から一連のアクリル酸エステルでドープされたポリフェニレン溶液を調製し、固体含量を13質量(重量)%、アクリル酸エステルのレベルが0ないし500ppmとした。この溶液を6インチ(15.2cm)ウエーハ表面に塗布して、比較例1で述べた手順でコーティングを評価した。アクリル酸エステル含量とこれらのウエーハのストリエーション等級を表VIに示す。
表VI
Figure 0005209168
例4の手順で、この添加剤の溶解度を試験した。添加剤は19質量(重量)%でなおシクロヘキサノン中に可溶であったが、 γ−ブチロラクトン中には0.3質量(重量)%で第二の連続した相を形成した。γ−ブチロラクトン中でのこれより低い濃度での溶解度は試験しなかった。この添加剤のハンセン溶解度パラメーターは約19.4である。
比較例13−ポリエーテルで改質されたポリジメチルシロキサン(BYK 346)
比較例1で述べたのと類似のプロセスにより調製されたb−ステージ濃縮液をシクロヘキサノンで希釈して、固形物含量を13質量(重量)%とした。約0.0239gのポリエーテルで改質されたポリジメチルシロキサンを20gのこの処方に加え、1195ppmのドーパントレベルを得た。この溶液を6インチ(15.2cm)ウエーハ表面に塗布して、比較例1で述べた手順でコーティングを評価した。フィルム中にはストリエーションを観察しなかった(ストリエーシヨン等級=0)。
比較例14−鉱物油
1204ppmの鉱物油(分子量約400)をドーパントとして使用する点を除いては、例4で述べた手順でドープされたシクロヘキサノンを調製した。この鉱物油でドープされたシクロヘキサノンから一連の鉱物油でドープされたポリフェニレン溶液を調製し、固形分含量を約13質量(重量)%および鉱物油レベルを1ないし100ppmとした。これらの溶液を8インチ(20.3cm)ウエーハ表面に塗布し、比較例1で述べた手順でコーティングを評価した。表VIIは鉱物油含量とこれらのウエーハのストリエーション等級を示す。
表VII
Figure 0005209168
この添加剤はGBL中では0.3質量(重量)%未満の濃度で第二相を形成したが、第二相はcontiguous第二相というよりは滴として分散された。この添加剤の全ハンセン溶解度パラメーターは約20.3である。
例15
970.2g(1.24mol)の高純度3,3’−(オキシジ−1,4−フェニレン)ビス(2,4,5−トリフェニルシクロペンタジエノン)、469.0g(1.24mol)の1,3,5−トリス(フェニルエチニル)ベンゼンおよび2160.5gのエレクトロニックグレードの γ−ブチロラクトンを5−Lフラスコに加えて、第二タイプのb−ステージ濃縮液を調製することが出来る。フラスコを窒素/真空インレットに取付けた。真空を適用し次いで窒素を再充填する操作を5同行って、磁気的に攪拌している溶液を脱ガスした。次いで、窒素ガスをフラスコの頭部空間を流し、鉱物油バブラーを介して排出させた。溶液を内部温度200℃まで加熱した。14時間加熱後、溶液を室温まで冷却し、1199.3gのメシチレンで希釈し、ボトル中に移した。ゲル浸透クロマトグラフィにより最終溶液を分析したところ、ポリスチレン標準に対して、Mn=4600であることが示された。上記と類似のb−ステージ濃縮液を用いて調製した溶液をメシチレンで希釈して18質量(重量)%樹脂の濃度とした。
約0.010gのアクリル酸エチル/アクリル酸2−エチルヘキシルコポリマー(商品名MODALFLOW)を約20gの上記18質量(重量)%樹脂処方に加えた。処方中のコポリマー濃度は、全処方重量に対して約0.05質量(重量)%(500ppm)であった。例9で述べた手順により試料を処理し、検査した。フィルム中にストリエーションを観察しなかった(ストリエーション等級=0)。
この添加剤は1質量(重量)%以上の濃度でメシチレン中になお可溶である。
例16
例15のと類似のプロセスで調製されたbーステージ濃縮液をエレクトロニックスグレードのメシチレンで希釈し、18質量(重量)%樹脂処方とした。約0.0010gのアクリル酸エチル/アクリル酸2−エチルヘキシルコポリマー(商品名mODAFLOW)を約20gの前に述べた18質量(重量)%樹脂処方に添加した。得られた処方中のコポリマー濃度は、全処方重量に対して約0.005質量(重量)%(50ppm)であった。例9で述べた手順により試料を処理し、検査した。フィルム中にストリエーションを観察しなかった(ストリエーション等級=0)。
例17
例15のと類似のプロセスにより調製されたbーステージ濃縮液をエレクトロニックスグレードのメシチレンで希釈し、18質量(重量)%の樹脂処方とした。約0.002gのポリアクリル酸エステルコポリマー(商品名BYK 358)を約20gの例9で述べた18質量(重量)%の固形物の溶液に添加した。処方中の得られたコポリマー濃度は、全処方重量に対して約0.010質量(重量)%(100ppm)であった。例1で述べた手順により試料を処理し、検査した。フィルム中にストリエーションを観察しなかった(ストリエーション等級=0)。
比較例18−ポリグリコール
2729ppmの分子量400(Mw)のポリグリコールをドーパントとして使用した点を除いては、例4の手順によりドープされたシクロヘキサノンを調製した。このポリグリコールでドープされたシクロヘキサノンからポリグリコールでドープされたポリフェニレン溶液を調製し、固体含量を約13質量(重量)%、ポリグリコールレベルを11ppmおよび107ppmとした。これらの溶液を8インチ(20.3cm)ウエーハ表面に塗布し、比較例1で述べた手順でコーティングを評価した。11ppmのポリグリコールでドープされたポリフェニレンフィルムおよび107ppmのポリグリコールでドープされたポリフェニレンフィルムはそれぞれストリエーション等級が4であった。この添加剤は全ハンセン溶解度パラメーターが約21であり、5質量(重量)%の濃度でGBL中になお可溶である。
比較例19−弗素化表面活性剤
例1のと類似のbーステージ濃縮液をシクロヘキサノンで希釈し、弗素系の表面活性剤(商品名 FC170−C,Minnesotamining andmanufacturingcompany 製)でドープした。その結果、ストリエーションは除去されたが、他のコーティング欠陥が生じた。
Figure 0005209168
例20
比較例1に述べたのと類似のb−ステージ溶液から約40gのオリゴマーを析出させ、乾燥させて残りの溶媒を除去した。析出物を十分なシクロヘキサノンと混合して、19.3% 固形分のシクロヘキサノン溶液を得た。約20gのこの溶液を、1375ppmのmODAFLOW 樹脂(商品名)でドープされた 0.45g のシクロヘキサノンおよび別の 9.6g のシクロヘキサノンと混合して、固形分含量を13%,MODAFLOW レベルを約20ppmとした。スピンコートすると、生じたフィルム中にストリエーションを観察しなかった(ストリエーション等級=0)。別の 20g の 19.3% の溶液をシクロヘキサノンのみで希釈して約13% の濃度とした。このドープされていない溶液をスピンコートすると、高度にストリエートされたフィルムを生じた(ストリエーション等級=4)。

Claims (15)

  1. 薄膜を形成するためのコーティングに適した組成物であり、
    (a)全組成物の重量に対して、1質量(重量)%を超え、40質量(重量)%未満の、有機溶媒に可溶または分散可能なポリマーまたはオリゴマーであって;このポリマーまたはオリゴマーは4.0未満の誘電率を有するか、または硬化可能で4.0未満の誘電率を有する硬化ポリマーを形成することを特徴とするもの、
    (b)一つ以上の有機溶媒を含む溶媒系、および
    (c)全組成物重量に対して、少なくとも0.5から1000ppm未満の量のポリマーコーティング添加剤を含み;該ポリマーコーティング添加剤が、ポリイソプレン、ポリブテン、ポリブタジエン、水素添加ポリスチレン、水素添加ポリスチレン/インデン樹脂、ポリ(スチレン−b−エチレン−co−プロピレン)およびアクリル酸エステルポリマーおよびアクリル酸エステルコポリマーからなる群から選ばれ、
    コーティング添加剤は溶液中に分散されているが、コーティングの際に溶媒が除去されるにつれて不相溶性である特徴を有することを特徴とする組成物であって;
    前記ポリマーまたはオリゴマーが次の一般式で示され、
    [A][B][EG]
    式中、Aは次の構造式を有し、
    【化1】
    Figure 0005209168
    Bは次の構造式を有し、
    【化2】
    Figure 0005209168
    EGは一または二以上の次の構造式を有する末端基(end group)であり、
    【化3】
    Figure 0005209168
    式中、RおよびRは独立してHまたは未置換または不活性に置換された芳香族部分(moiety)であり、Ar,ArおよびArは独立して未置換または不活性に置換された芳香族部分であり、Mは結合であり、yは3以上の整数であり、pは所定のモノマー単位中の未反応アセチレン基の数であり、rは所定のモノマー単位中の反応アセチレン基の数マイナス1であり、p+r=y−1であり、zは1ないし1000の整数であり、wは0ないし1000の整数であり,vは2以上の整数であり;
    前記不活性に置換された基が、F,Cl,Br,CF,−OCH,−OCF,−O−Ph、および炭素原子1ないし8のアルキル、および炭素原子3ないし8のシクロアルキルから選ばれる基であり;
    前記成分(a)およびポリマーコーティング添加剤が全ハンセン溶解度パラメーターを有し;且つ、該ポリマーコーティング添加剤についての全ハンセン溶解度パラメーターが、成分(a)についての全ハンセン溶解度パラメーターよりも少なくとも1MPa1/2小さいことを特徴とする組成物。
  2. 溶媒系が少なくとも第一溶媒および第二溶媒を含み、ここに第一溶媒は第二溶媒よりも高い蒸気圧を有し、コーティング添加剤は第一溶媒中に可溶であるが相分離して第二溶媒中に連続した流体相を形成することを特徴とする請求項1に記載の組成物。
  3. 成分(a)が、下記(i),および(ii)の反応生成物である熱硬化性オリゴマーであることを特徴とする請求項1または2のいずれかに記載の組成物。
    (i)次式のビスシクロペンタジエノン:
    【化4】
    Figure 0005209168
    【化5】
    Figure 0005209168
    式中、 およびRは独立してHまたは未置換または不活性に置換された芳香族部分であり、Ar よびArは独立して未置換または不活性に置換された芳香族部分であり、yは3以上の整数であり;
    前記不活性に置換された基が、F,Cl,Br,CF,−OCH,−OCF,−O−Ph、および炭素原子1ないし8のアルキル、および炭素原子3ないし8のシクロアルキルから選ばれる基である。
  4. 前記反応生成物が更に、次式のジアセチレン
    【化6】
    Figure 0005209168
    式中、RおよびRは独立してHまたは未置換または不活性に置換された芳香族部分であり、Arは独立して未置換または不活性に置換された芳香族部分であり、
    前記不活性に置換された基が、F,Cl,Br,CF,−OCH,−OCF,−O−Ph、および炭素原子1ないし8のアルキル、および炭素原子3ないし8のシクロアルキルから選ばれる基である請求項3に記載の組成物。
  5. ポリマーコーティング添加剤が0.5ないし200ppmの量で存在することを特徴とする請求項3または4のいずれかに記載の組成物。
  6. ポリマーコーティング添加剤が1ないし50ppmの量で存在することを特徴とする請求項3または4のいずれかに記載の組成物。
  7. 第一溶媒がメシチレンおよびシクロヘキサノンから選ばれ、第二溶媒がγ−ブチロラクトンであることを特徴とする請求項2に記載の組成物。
  8. 溶媒系がn−メチルピロリジノン、γ−ブチロラクトン、メシチレン、シクロヘキサノンおよびこれらの混合物から選ばれた溶媒を含むことを特徴とする請求項1に記載の組成物。
  9. オリゴマーが6000より大な数平均分子量を有し、ポリマーコーティング添加剤の量が50ppmより小であることを特徴とする請求項3に記載の組成物。
  10. 請求項1〜9の何れか1項に記載の組成物を基板に塗布し、基板を回転させて成分(a)の層を形成させることを含むことを特徴とする方法。
  11. 層が100倍の拡大でストリエーションが検出出来ないことを特徴とする請求項10に記載の方法。
  12. ポリマーコーティング添加剤が500ppm未満の量で存在することを特徴とする請求項1に記載の組成物。
  13. ポリマーコーティング添加剤がSiまたはFを含まないか、または実質的に含まないことを特徴とする請求項1に記載の組成物。
  14. アクリル酸エステルコポリマーが、二つの異なるアクリル酸アルキルのコポリマーであることを特徴とする請求項1に記載の組成物。
  15. ポリマーコーティング添加剤をさらに熱分解することを特徴とする請求項10に記載の方法。
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