JP5208451B2 - 外壁パネルの取付構造 - Google Patents

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Description

本発明は、組立式のシステムハウスいわゆる組立ハウスにおける外壁パネルの取付構造に関し、特に、鉄骨柱の中間に配置される外壁パネルの取付構造に関するものである。
従来から実施される外壁材または外壁パネルの取付構造は、外壁において隣り合う外壁パネルがそれらの対向する側縁部で、鉛直方向に配された鉄骨柱に取り付けられるものであった。かかる取付構造において、外壁パネルは、パネルの外壁面から鉄骨柱に向かって垂直方向にタッピンねじを貫通させることで、外壁パネルを鉄骨柱に締着させた構成があった(特許文献1および2)。この取付構造によれば、壁面の仕上げ面を構成する外壁材表面からタッピンねじを螺入させるため、これを被覆するために目地カバー(被覆部材)が使用され、また、隣り合う外壁パネル同士に形成される間隙を覆う手段として、ベースプレート(内側保持部材)が使用されていた。
しかし、タッピンねじ等を被覆するために目地カバーやベースプレートを使用することは、部品数が多くなるうえ、作業工程が煩雑となるため、簡略な取付構造が望まれていた。そこで、隣り合う外壁パネルの被覆材の一端を芯材の端部よりも突出させるようにそれぞれ延設させ、この延設させた被覆材の一端に折り曲げ加工が施されて、この折り曲げ加工部分が鉄骨柱に取り付けられている構造が案出された(特許文献3)。かかる構造においては、被覆材の折り曲げ加工部分同士を重ね合わせ、タッピンねじで貫通させることで、鉄骨柱に取り付けられている。
しかしながら、この種の取付構造においても、タッピンねじが使用されることから、解体後における再利用に不向きであった。そこで、さらに、外壁パネルの裏側において、当該外壁パネルと鉄骨柱とを断面L字形の取付部材を使用する取付構造が案出されている(特許文献4)。かかる構造においては、外壁パネルは、その裏面側四隅近傍に係合金具が配設され、鉄骨柱や床材等に固定された断面L字形の取付部材によって固定される構成であった。また、同様に、外壁パネルを裏側において取り付ける構造として、外壁パネルの竪枠材の複数箇所に可動取付具を介して各々鋼製柱に上下にスライド可能に取り付けられているものがあった(特許文献5)。かかる構造においては、鋼製柱の両側端面に可動する取付金具により外壁パネルが取り付けられるものであった。
特開平6−257235号公報(3頁、図1・図2) 特開平6−336775号公報(3頁、図1・図2) 特開平10−115033号公報(5頁、図1・図2) 特開2001−59298号公報(3頁、図1・図2) 特開平9−317060号公報(3頁、図1(A)・(B))
上記の従来技術のうち、断面L字形の取付金具を使用する技術(特許文献4)にあっては、この取付金具は、外壁パネルと鉄骨柱の両方に取り付けるために、ボルト等で固定する必要があり、そのために外壁パネルと鉄骨柱の両方に取付穴の加工をする必要があった。そのため、外壁パネルの取り付けにおいては、作業工程が増加し、同時に作業工数の増加も発生していた。
また、鉄骨柱に外壁パネルを取り付けるための外壁パネル取付板が配設され、鉄骨柱の両側面には可動式の取付金具が配設されて、この外壁パネルが取り付けられている構成の技術(特許文献5)にあっては、外壁パネルの取付部品の点数が多いため、作業工程および作業工数の増加並びに製造コストおよび製造工程の増加が発生するものであった。
本発明は、上記諸点にかんがみてなされたものであって、その目的とするところは、比較的簡易な構成により、取付時の部品点数を低減させ、更には、組立ハウスの製造コストを低減させることのできる外壁パネルの取付構造を提供することにある。
そこで、本発明は、複数の鉄骨柱の中間に壁面を構成するための外壁パネルの取付構造であって、上記鉄骨柱は、平行な二つのフランジ部と、これらの両フランジ部の中間を連結する連結部と、上記フランジ部の両端を折曲してなるリップ部分とを備えたリップH形鋼であり、上記外壁パネルは、その端縁のうち、上記鉄骨柱に当接する側に長尺な取付部材が設けられ、該取付部材を部分的にかつ長尺方向に開口してなる開口部が構成され、上記取付部材の長手方向に複数の貫通孔が穿設されており、上記鉄骨柱の一方のフランジ部を上記壁面の外側表面に平行となるように該鉄骨柱を立設し、この一方のフランジ部のリップ部分を包囲しつつ、連結部を境界として該フランジ部の側片を取付部材に係入させるとともに、上記取付部材の貫通孔を貫通する複数の押圧部材の先端が、それぞれ上記一方のフランジ部のうち上記鉄骨柱の連結部とリップ部分の間に位置しつつ該フランジ部を押圧することによって上記鉄骨柱の一方のフランジ部を該押圧部材先端と該取付部材の内部との間で挟持してなることを特徴とする外壁パネルの取付構造を要旨とする。
上記構成によれば、取付部材を貫通する押圧部材が、鉄骨柱の一部を押圧することにより、当該鉄骨柱の一部が取付部材の内側にも押圧されることとなり、これにより、鉄骨柱の一部が押圧部材の先端と取付部材内面との間で挟持されることになるため、外壁パネルに配設されている取付部材を鉄骨柱に固定的に装着させることができる。
上記発明において、取付部材は、板状部材を折曲して断面略四辺形を形成するとともに、該板状部材の端縁に間隙を設けて開口部を構成してなる取付部材とすることができる。また、上記発明において、取付部材として、角筒状の一片を開口してなる断面略コ字形に形成された構成のものを使用することができる。上記構成により、取付部材の内部に鉄骨柱の一部を係入させる際、当該取付部材の開口部の存在を明確にすることができるとともに、上記鉄骨柱の一部の係入を容易とすることができる。
また、上記各発明において、押圧部材は、ボルトの螺入により押圧できる押圧部材とすることができる。上記構成により、特殊な部材を使用することなく、取付部材と鉄骨柱を挟持し得る。
また、本発明は、数の鉄骨柱の中間に壁面を構成するための外壁パネルの取付構造であって、上記鉄骨柱は、平行な二つのフランジ部と、これらの両フランジ部の中間を連結する連結部と、上記フランジ部の両端を折曲してなるリップ部分とを備えたリップH形鋼であり、上記外壁パネルは、外壁表面を構成する外面材と、この外面材の裏面側に設けられる枠体と、この枠体のうち上記鉄骨柱に当接する側の端縁に設けられ、かつ、板状部材を折曲して上記鉄骨柱のリップ部分を包囲し得る大きさの断面略四辺形を形成してなる取付部材と、この取付部材を構成する板状部材の対向端縁間に生ずる間隙により構成された開口部と、上記取付部材の一片に貫設された複数の貫通孔と、この貫通孔に設けられた雌ねじ部と、この雌ねじ部に螺合する押圧部材とを備え、上記鉄骨柱の一方のフランジ部を上記壁面の外側表面に平行となるように該鉄骨柱を立設し、このフランジ部の表面が該取付部材の貫通孔に垂直となる状態で、かつ、該フランジ部のリップ部分を包囲しつつ、該鉄骨柱の連結部を境界として該フランジ部の側片を該取付部材に係入した状態で、上記外壁パネルを配置し、複数の押圧部材を貫通孔のそれぞれに螺入して押圧部材の先端を上記一方のフランジ部のうち上記鉄骨柱の連結部とリップ部分との間の表面押圧させることによって、該フランジ部を該押圧部先端と該取付部材の内部との間で挟持してなることを特徴とする外壁パネルの取付構造をも要旨としている。
上記構成によれば、押圧部材が貫通孔に沿って螺入することとなるが、鉄骨柱のフランジ部表面は、上記貫通孔に垂直に配置されることから、このフランジ部の表面に対して垂直方向の押圧力を付与することができる。そして、このフランジ部表面に対して垂直に押圧することは、フランジ部表面の全体が取付部材の内側に押圧されることとなり、固定的な取付に十分な挟持状態を得ることができる。
上記発明において、取付部材の貫通孔に設けられる雌ねじ部は、該貫通孔に連続して固着されたナットによって構成される雌ねじ部とすることができる。このような構成であれば、貫通孔の内部表面を加工することなく雌ねじ部を構成することができる。
また、上記発明において、取付部材の貫通孔は、前記外面材に対向する該取付部材の構成面に貫設された貫通孔であることが好ましい。このような構成であれば、外壁パネルの裏側から鉄骨柱に取り付けることができ、仕上げ面である外壁面に取付構造を露出させることがない。また、外壁パネル取付時には、外部足場も不要であり、極めて安全に取付作業を行うことができる。さらに、鉄骨柱のフランジ部の裏面に押圧部材先端が当接するので、解体後においても、当該鉄骨柱の表面に取付跡を残存させないことができる。
本発明によれば、外壁パネルと鉄骨柱との締着において、タッピンねじを使用することがないため、外壁パネルの外面にねじの加工跡やねじ頭部が表れることがなく、美観のための目地カバー(被覆部材)は必要になることがない。また、外壁パネルの被覆材に特別な加工を施す必要もないため、外壁パネル同士および鉄骨柱の取付位置を合わせるのに、特別な技術を必要とせず、比較的簡易に外壁パネルの取付作業を行うことができる。
さらに、特殊な取付金具等を使用しないことから、外壁パネルと鉄骨柱の両方に取り付けのための加工をする必要がなく、作業工程や作業工数の低減が図れることとなる。特に、鉄骨柱のフランジ部に貫通孔を穿設する必要がないため、製造コストを低減させることができる。
また、本発明によれば、鉄骨柱の一部を外壁パネルの取付部材の内部との間で押圧部材により狭持して固定する構成としたので、建築物に地震や風等の外力が加わり、建築物の変形(層間変位)が起こった場合であっても、鉄骨柱に対して外壁パネルが上下左右にスライドして移動が可能となるため、上記外力による変形に耐えることによって、当該外壁パネルの破損を防ぐことができるのである。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。第一の実施形態は、組立式のシステムハウスいわゆる組立ハウスにおける外壁パネルの取付構造に関するものであり、図1および図2に示すように、外壁パネル1Aは、鉄骨柱2に対して押圧部材3Aによって取り付けられる構成となっている。
外壁パネル1Aは、図1において示しているように、概ね外面材11A、パネルフレーム12Aおよび取付フレーム(取付部材)13Aで構成されている。外面材11Aは、構築後の組立ハウスにおける壁面の外側表面となるものであり、窯業系サイディング材からなる長方形の板状部材で構成されており、外壁パネル1Aの表面側に位置するように設けられる。パネルフレーム12Aと、左右端縁に配置される取付フレーム13Aとにより、外壁パネル1Aの骨組みが構成され、この骨組みに上記の外面材11Aが配設されるものである。パネルフレーム12Aは、角形鋼管による横架材にC形鋼の縦材が格子状に配置されて構成されており、上下端縁部に配置される横架材(上下枠部材)14A,15Aと、上記取付フレーム13Aとによって、骨組みの枠体が構成されている。なお、パネルフレーム12Aは適宜間隔で配置されて、外壁パネル1Aに十分な強度を保持させている。
取付フレーム13Aは、外壁パネル1Aの幅方向端縁(左右端縁)において枠体の一部を構成するとともに、鉄骨柱2との取付部材としても機能するものであるため、上述のパネルフレーム12Aとは形状が異なるものとなっている。具体的には、当該取付フレーム13Aは、断面略四辺形に形成され、この取付フレーム13Aの一部には開口部131Aが設けられているのである。さらに詳細を説明すれば、長尺な角形鋼管の一片において、長手方向に沿った連続するスリットを設けた形状であり、当該スリットを開口部131Aとして構成している。このとき、本実施形態では、一つの角部から隣接する一片のほぼ中央までの範囲にスリットを設けた形状としている。この種のフレーム13Aは、上記のように、角形鋼管にスリットを設ける手法によって構成することができるが、金属製の板状部材を平行な三つの直線で折曲して構成することも可能である。すなわち、上記板状部材は長尺な長方形とし、その板状部材の長辺に平行な三つの折り曲げ線を仮想するとき、一方の長辺から各折り曲げ線を等間隔とし、最後の折り曲げ線から他方の長辺までの間隔を小さくすることにより、板状部材の両端縁の間には所定の間隙を有することとなるから、同様のフレーム13Aを構成することができる。
上記のようにして構成された取付フレーム13Aは、上記開口部131Aの開口方向が外面材11Aの端縁側となるように配置されている。そして、外壁パネル1Aの裏面側に位置する一片に貫通孔132Aが穿設されている。かかる貫通孔132Aの軸線方向と同一軸線上において、当該取付フレーム13Aの内部表面側にはナット32が溶接により固着され、後述の押圧部材としてのボルト31(図3)に螺合できるようになっている。
鉄骨柱2は、図2に示すように、断面略H形の鋼材の一種であるリップH形鋼が使用されている。このリップH形鋼のフランジ部21,22は、構築すべき組立ハウスの壁面に平行となるように配置されており、このフランジ部21,22のうち、外側に位置する一方のフランジ部21を利用して外壁パネル1Aが取り付けられるのである。なお、外壁パネル1Aの取付には、取付フレーム13Aを貫通する押圧部材3Aが使用され、この押圧部材3Aが上記フランジ部21を押圧させることにより、当該フランジ部21の外側表面に一部が取付フレーム13Aの一部に当接かつ押圧され、押圧部材3Aの先端と取付フレーム13Aの一部との間において、フランジ部21が挟持されるようになっている。
次に、外壁パネル1Aの取付構造について説明する。図2および図3に示すように、外壁パネル1Aは、全体として長方形の板状材を形成していることから、その長手方向が鉛直方向に一致するように、かつ、所定間隔を有しつつ複数立設される鉄骨柱2の中間にそれぞれ配置される。このとき、リップH形鋼による鉄骨柱2は、その外側のフランジ部21の平面が、外面材11Aの平面に平行となっており、隣接して配置される外壁パネル1Aの対向する取付フレーム13Aを同時に支持させるものであって、両フランジ部21,22の中間を連結する連結部23を境界として、当該外側のフランジ部21の両側片に隣接する外壁パネル1Aが取り付けられる。なお、取付フレーム13Aは外面材11Aの裏面側に配置されていることから、鉄骨柱2のフランジ部21との取り付けは、当該外面材11の裏側において実施されることとなる。そして、図示のようにリップH形鋼による鉄骨柱2を使用する際、リップ部分が両フランジ部21,22に対向するように配置されるが、取付フレーム13Aは、上記リップ部分を包囲するように配置されるのである。
隣接する外壁パネル1Aの取付フレーム13Aの開口部131Aは、開口方向が外面材11Aの端縁側を向いているため、当該隣接する外壁パネル1Aを並列させたとき、近接する二つの開口部131Aの二つの開口方向は対向する格好となり、この開口部131Aの空間に鉄骨柱2のフランジ部21をそれぞれ係入できることになるのである。すなわち、フランジ部21は、連結部23を境界として両側に平板部を突出する状態であるから、上記開口部131Aを介してフランジ部21の突出部分を取付フレーム13Aに侵入させることができるのである。そして、フランジ部21の突出部分は、所定の突出長を有することから、当該突出部分の全体が取付フレーム13Aに侵入される必要はなく、当該突出部分の適宜範囲が侵入されることにより、外壁パネル1Aの取付に必要かつ十分である。従って、各部材の寸法誤差や、構築上におけるいわゆる遊びが発生する場合であっても、この遊びを上記フランジ部21の侵入状態によって吸収できるようになっている。
図3において詳細を示しているように、取付フレーム13Aの一片133Aの内部表面側にはナット32が溶接されており、この一片133Aはフランジ部21の表面に平行となるように配設されるので、当該一片133Aの外側(パネル裏面側)から押圧部材であるボルト31を貫挿し、このボルト31を上記ナット32に螺合することにより、鉄骨柱2のフランジ部21の平面に対してボルト31が鉛直方向に位置することになるのである。このとき、ボルト31を締め付けていくことにより、外面材11Aに対して垂直となる一片(垂直片)134Aの端縁部分にフランジ部21が押圧されることとなり、ボルト31の先端面と垂直片134Aとの間で鉄骨柱2のフランジ部21が狭持されることになり、鉄骨柱2に対する外壁パネル1Aの取付を完了することができるのである。なお、図3においては、外壁パネル1Aの片側のみ(隣接するパネルの対向端縁のみ)を示しているため、上記ボルト31の締め付けにより、取付フレーム13Aに対して偶力(図中時計回りの回転力)が作用するようにも見えるが、当該外壁パネル1Aは、他方の端縁においても取付フレーム13Aにより、他の鉄骨柱に取り付けられているため、そのような偶力により取付状態が緩和されるようなことはない。
なお、図2および図3において示しているように、隣接して取り付けられた二枚の外壁パネル1A,1Aの外面材11A,11Aには、わずかな間隙Cが形成されており、この間隙Cには、シール部材Dを挿入したうえでシリコンコーキング等の充填剤Eが施されている。このシール部材Dと充填剤Eによって外部の雨水等の侵入を予防しているのである。ここで、間隙Cに対する目地形成には、シリコンコーキングを使用する場合を代表例として示しているが、上記シール部材Dおよび充填剤Eに代えて、プラスチック製の目地材を使用することも可能である。
このように、本実施形態の取付構造によれば、システムハウスの組立時において、鉄骨柱2に外壁パネル1Aをボルト31等の押圧部材3Aを使用ことのみにより挟持させることができるのである。そして、これらの取付構造は、外壁パネル1Aの裏面側に構成されることから、外壁の表面に取付部材が露呈することがなく、しかも、隣接する外壁パネル1Aの端縁間に生ずる間隙は、充填剤Eにより充填されるため、外壁表面を連続した表面に構成することできる。なお、押圧部材であるボルト31は、取付フレーム13Aの長手方向に複数穿設された貫通孔132Aに装着されるため(図1参照)、これら全ての位置における挟持力によって外壁パネル1Aが固定されることとなる。このときの貫通孔132Aの数および装着するボルト31の数については、外壁パネル1Aの大きさおよび重量等によって適宜変更させるものである。
また、本実施形態においては、鉄骨柱2にリップH形鋼が使用されているため、上記ボルト31による押圧部材3Aを構成する場合、当該ボルト31の先端は、リップ部分よりも鉄骨柱2の境界部23に位置することとなる。従って、外壁パネル1Aに横向き(図3において左右方向)に外力が作用したとしても、リップ部分と境界部23の中間において、押圧部材3Aがスライドすることとなり、当該横向きの外力を吸収するとともに、当該押圧部材3Aが鉄骨柱2のフランジ部21から抜け落ちることがない。
次に、本発明の他の実施形態について説明する。本実施形態は、図4および図5に示すように、第一の実施形態とほぼ同様の構成であるが、取付フレーム13Bの構成において異なっている。すなわち、外壁パネル1Bの裏側にはパネルフレーム12Bが格子状に構成され、このパネルフレーム12Bの左右両端に設けられる取付フレーム13Bは、フレーム基部14に取付金具15が装着されて構成されているのである(図4参照)。このフレーム基部14に取付金具15を装着したものを取付フレーム(取付部材)13Bと称する。この取付金具15は、断面略コ字形に構成されており、対向する平行な二片のうちの一方に押圧部材3Bを貫挿できる構成となっているのである。なお、上記格子状のパネルフレーム12Bには、表側に外面材11Bが配設されており、この外面材11Bは、第一実施形態と同様に窯業系サイディング材が使用されている(図5参照)。また、パネルフレーム12Bおよびフレーム基部14は、木製材料により構築することが可能である。そして、フレーム基部14のみをウレタンフォームまたはスチレンフォームによる発泡性材料で構築することも可能である。さらに、フレーム基部14をケイ酸カルシウム板または石こうボードによる耐火性材料で構築する場合にあっては、このフレーム基部14を鉄骨柱2の鉄骨耐火被覆材として利用することも可能である。
取付金具15は、上述のように、断面略コ字形に折曲された金属製板状部材であり、平行な二片と両片を連続する連続部によって構成され、この連続部の対向側が大きく開口している形状となっている。この開口部分をもって取付フレーム(取付部材)13Bの開口部131Bとして、前記第一の実施形態の開口部131Aと同様の機能を発揮するものである。従って、フレーム13Bは、当該開口部131Bの開口方向が外面材11Bの端縁側になるように、外面材11Bに取り付けられており、平行な二片のうち、外壁パネル1Bの裏面側の片133Bの適宜位置に押圧部材であるボルト31を螺入させることによって、鉄骨柱2を挟持することができる。なお、ボルト31を螺合させるための構成として、本実施形態では、バーリング加工によるねじ孔132Bを設けた構成としている。また、図4と図5に示す実施形態は、取付フレーム(取付部材)13Bが部分的であるか(図4)、連続しているか(図5)において相違するものである。
このような構成であるから、鉄骨柱2として、断面略H形の鋼材(例えばリップH形鋼やH形鋼)を使用する場合、押圧部材としてのボルト31を当該H形のの一部を構成するフランジ部21に押圧させることにより、当該フランジ部21を取付金具15の他片134Bの表面に強く押圧することができ、両者31,134Bによってフランジ部21を挟持させることができるのである。
次に、この実施形態での外壁パネル1Bの取付構造について説明する。図6および図7に示すように、外壁パネル1Bは、第一実施形態と同様に、長方形の板状材を長手方向が天地となるように配置される。このとき、断面略H形の鋼材による鉄骨柱2のフランジ部21が、外壁パネル1Bの取付フレーム13Bを構成する取付金具15の開口部131Bから、当該取付金具15の内部に係入できるように、当該外壁パネル1Bの位置を調整する。そして、取付金具15の裏側から押圧部材であるボルト31をねじ孔132Bに挿入するとともに、その雌ねじに螺入することにより、当該ボルト31の先端をフランジ部21に当接させ、このボルト31を締め付けることにより、フランジ部21と取付金具15の内部表面を圧密させることとなり、この内部表面とボルト31とによりフランジ部21を挟持させるのである。
このような構成であるから、システムハウスの組立時において、鉄骨柱2に外壁パネル1Bをボルト31等の締着部材31により締着させることができるのである。そして、第一の実施形態と同様に、隣接する外壁パネル1Bを並列させて固定した場合、両者間に間隙が発生するが、この間隙については、例えば、シリコンコーキングのような充填剤を使用して間隙を埋めることとなる。
本実施形態は上記のとおりであるが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の態様をとることができる。例えば、上記実施形態を説明するために、パネルフレーム12A,12Bや横架材14A,15Aについて、具体的に図示(図1,図4,図5)したが、これらの構成が図示のものに限定されるものではない。従って、図1に示す外壁パネル1Aの構成における取付フレーム13Aは、断面略四辺形に形成して一部に開口部131Aを構成したものであったが、これを例えば断面略コ字形とした取付フレーム13Bに変更することができる(図8参照)。また、同様に、図5に示した外壁パネル1Bにおける断面略コ字形の取付フレーム13Bに代えて、断面略四辺形に形成して一部に開口部131Aを構成した取付フレーム13Aに変更することも可能である(図9参照)。そして、これらのいずれの構成であっても、本発明の効果を得ることができる。取付フレームの材質についても、本実施形態で使用している鋼材のみならず、例えばアルミ材のような非鉄金属であってもよい。
また、上記実施形態では、外面材11A,11Bの材質が窯業系サイディング材を使用する場合についてのみ説明したが、材質を限定する必要はなく、軽量コンクリートパネル(ALCパネル)のような材質であってもよい。また、図10のように、外壁パネル1Cは、外面材の表面を薄厚の鉄板とし、芯材をスチレンフォームとする構成の外面材であってもよい。この場合、左右両側には、断面略コ字形の取付フレーム13Cが構成されていればよいのである。この場合、図10に示す外壁パネル1Cは、長方形の長手方向を横向きにしており、下端縁には凹状溝が、上端縁には凸状の突起部が設けられ、両側の取付フレーム13Cを鉄骨柱2のフランジ部21に挿通させながら上下方向に並べることで一枚の外壁を形成するのである。そして、上記取付フレーム13Cが配置されている個所には、バーリング加工によるねじ孔132Cが設けられ、押圧部材としてのボルトが螺入できるようにするのである。なお、上記鉄板のほかには、化粧鋼板やアルミ板等も使用可能である。
さらに、鉄骨柱2においては、断面略H形の鋼材の代表例としてリップH形鋼を使用する場合についてのみ説明したが、これをいわゆるH形鋼のような鋼材や、I形鋼またはT形鋼、さらには軽量形鋼等のように、所定面積を有するフランジ部21を有するものであれば、その形状を問うものではない。例えば、鉄骨柱2が溝形鋼の場合の実施形態によれば、外面材の平面と溝形鋼のフランジ面が平行になるように配設されることとなる。このとき、隣接する外壁パネルを並列に配置したときの対向する取付フレームの開口部には、溝形鋼の一部をそれぞれ挿入させることができる。そして、断面略H形の鋼材の鉄骨柱を挟持した場合と同様に、ボルト等により溝形鋼の一部を挟持することが可能である。
また、押圧部材3としては、専らボルト31を使用する構成を説明したが、これに限らず、取付フレーム13A,13Bの内側において鉄骨柱2を押圧する構造であれば他の部材を使用することができる。その例として楔状の係合部材がある。
本発明の第一の実施形態に用いる外壁パネルを示す斜視図である。 本発明の第一の実施形態である取付部材の取付構造を示す斜視図である。 本発明の第一の実施形態である取付部材の取付構造を示す詳細図である。 本発明の他の実施形態に用いる外壁パネルを示す斜視図である。 本発明の他の実施形態に用いる外壁パネルの変形例を示す斜視図である。 本発明の他の実施形態である取付部材の取付構造を示す斜視図である。 本発明の他の実施形態である取付部材の取付構造を示す詳細図である。 本発明の第一の実施形態の変形例を示す斜視図である。 本発明の他の実施形態の変形例を示す斜視図である。 本発明の他の実施形態で変形例を示す斜視図である。
符号の説明
1A,1B,1C 外壁パネル
2 鉄骨柱
3A,3B 押圧部材
11A,11B 外面材
12A,12B パネルフレーム
13A,13B,13C 取付フレーム
14 フレーム基部
14A 横架材(上枠部材)
15A 横架材(下部枠体)
21,22 フランジ部
23 連結部
31 ボルト
32 ナット
131A,131B 開口部
132A 貫通孔
132B,132C ねじ孔
133A 取付フレームの一片
133B 取付金具の一片
134A 取付フレームの垂直片
134B 取付金具の他片

Claims (7)

  1. 複数の鉄骨柱の中間に壁面を構成するための外壁パネルの取付構造であって、
    上記鉄骨柱は、平行な二つのフランジ部と、これらの両フランジ部の中間を連結する連結部と、上記フランジ部の両端を折曲してなるリップ部分とを備えたリップH形鋼であり、
    上記外壁パネルは、その端縁のうち、上記鉄骨柱に当接する側に長尺な取付部材が設けられ、該取付部材を部分的にかつ長尺方向に開口してなる開口部が構成され、上記取付部材の長手方向に複数の貫通孔が穿設されており、
    上記鉄骨柱の一方のフランジ部を上記壁面の外側表面に平行となるように該鉄骨柱を立設し、この一方のフランジ部のリップ部分を包囲しつつ、連結部を境界として該フランジ部の側片を取付部材に係入させるとともに、上記取付部材の貫通孔を貫通する複数の押圧部材の先端が、それぞれ上記一方のフランジ部のうち上記鉄骨柱の連結部とリップ部分の間に位置しつつ該フランジ部を押圧することによって上記鉄骨柱の一方のフランジ部を該押圧部材先端と該取付部材の内部との間で挟持してなることを特徴とする外壁パネルの取付構造。
  2. 前記取付部材は、板状部材を折曲して断面略四辺形を形成するとともに、該板状部材の端縁に間隙を設けて開口部を構成してなる取付部材である請求項1記載の外壁パネルの取付構造。
  3. 前記取付部材は、角筒状の一片を開口してなる断面略コ字形に形成された取付部材である請求項1記載の外壁パネルの取付構造。
  4. 前記押圧部材は、ボルトの螺入により押圧できる押圧部材である請求項1ないし3のいずれかに記載の外壁パネルの取付構造。
  5. 数の鉄骨柱の中間に壁面を構成するための外壁パネルの取付構造であって、
    上記鉄骨柱は、平行な二つのフランジ部と、これらの両フランジ部の中間を連結する連結部と、上記フランジ部の両端を折曲してなるリップ部分とを備えたリップH形鋼であり、
    上記外壁パネルは、外壁表面を構成する外面材と、この外面材の裏面側に設けられる枠体と、この枠体のうち上記鉄骨柱に当接する側の端縁に設けられ、かつ、板状部材を折曲して上記鉄骨柱のリップ部分を包囲し得る大きさの断面略四辺形を形成してなる取付部材と、この取付部材を構成する板状部材の対向端縁間に生ずる間隙により構成された開口部と、上記取付部材の一片に貫設された複数の貫通孔と、この貫通孔に設けられた雌ねじ部と、この雌ねじ部に螺合する押圧部材とを備え、
    上記鉄骨柱の一方のフランジ部を上記壁面の外側表面に平行となるように該鉄骨柱を立設し、このフランジ部の表面が該取付部材の貫通孔に垂直となる状態で、かつ、該フランジ部のリップ部分を包囲しつつ、該鉄骨柱の連結部を境界として該フランジ部の側片を該取付部材に係入した状態で、上記外壁パネルを配置し、複数の押圧部材を貫通孔のそれぞれに螺入して押圧部材の先端を上記一方のフランジ部のうち上記鉄骨柱の連結部とリップ部分との間の表面押圧させることによって、該フランジ部を該押圧部先端と該取付部材の内部との間で挟持してなることを特徴とする外壁パネルの取付構造。
  6. 前記取付部材の貫通孔に設けられる雌ねじ部は、該貫通孔に連続して固着されたナットによって構成される雌ねじ部である請求項5記載の外壁パネルの取付構造。
  7. 前記取付部材の貫通孔は、前記外面材に対向する該取付部材の構成面に貫設された貫通孔である請求項5または6記載の外壁パネルの取付構造。
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