JP5205622B2 - 椅子用カップホルダ - Google Patents

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Description

この発明は、野球場やスタジアムの観覧席等に配置する、実質的に背や肘がなく座のみを脚で支持した椅子、特には、パイプ等の連結材を介して複数の座を共通の脚で支持した連結椅子に用いて好適なカップホルダに関するものである。
野球場やスタジアムの観覧席等に配置する、実質的に背や肘がなく座のみを脚で支持した椅子としては従来、例えば特許文献1にて開示されたベンチ型のものが知られており、この椅子は、横並びの二本のパイプで構成した連結材の両端部を脚で支持するとともに、その連結材上に各々略正方形状の3個の座をその連結材の長手方向に比較的密に並べて配置し、それらの座の各々の底面を逆台形状の二個のブラケットを介して連結材に固定することで、その連結材を介して複数の座を共通の脚で支持してなるものである。
意匠登録第1373351号公報
ところで、映画館や劇場では、従来から観客が飲料を飲みながら観覧できるように、飲料カップを保持するカップホルダを観覧席の椅子に設ける場合が多く、かかる場合に、映画館や劇場の椅子は肘や背を持つので、カップホルダは観覧や観客の出入りの妨げにならないように、自席の肘の前端部や前席の背の引っ込んだ側部の背面で支持するのが通常である。一方、近年は野球場やスタジアムの観覧席等の椅子へもカップホルダを設けたいという要望が高まっている。
しかしながら、野球場やスタジアムの観覧席等の椅子では、上記従来の椅子のように実質的に背や肘がなく座のみを脚で支持しており、しかも連結椅子では座の間隔が比較的密なため肘を配置する場所もほとんどないので、カップホルダを自席の肘の前端部や前席の背の側端部の背面で支持するといった方法が採用できず、観覧や観客の出入りの妨げにならないようにカップホルダを椅子に設けるのは困難であった。
この発明は、上記従来の椅子用カップホルダの課題を有利に解決するものであり、この発明の椅子用カップホルダは、座を直接または支持部材を介して脚で支持した椅子に用いるカップホルダにおいて、前記座、前記脚または前記支持部材に支持される基部と、その基部から下方へ延在する腕部と、を有するブラケットと、前記ブラケットの前記腕部に装着されて前記座の下方に位置するカップホルダ本体と、を具えることを特徴とするものである。
かかる椅子用カップホルダにあっては、ブラケットの基部が、椅子の座、その座を直接または支持部材を介して支持する脚、またはその支持部材に支持され、その基部からブラケットの腕部が下方へ延在し、カップホルダ本体が、そのブラケットの腕部に装着されて座の下方に位置し、カップを保持する。
従って、この発明の椅子用カップホルダによれば、実質的に背や肘がなく座のみを脚で支持した椅子、特にパイプ等の連結材を介して複数の座を共通の脚で支持した連結椅子にも、観覧や観客の出入りの妨げにならないようにカップホルダを設けることができる。
また、この発明の椅子用カップホルダにおいては、前記椅子は、前記支持部材としての連結材によって複数の前記座を共通の前記脚で支持した連結椅子であり、前記ブラケットの前記基部は、前記連結材に支持されるものである。このようにすれば、連結椅子の連結材は座の下方等で複数の座に亘って延在するので、座に対する左右方向の任意の位置に、後付でブラケットの基部を装着して支持することができる。
なお、この発明においては、前記ブラケットの前記基部は、隣り合う前記座の間以外の位置で前記連結材に支持されても良いが、隣り合う前記座の間の位置で前記連結材に支持されるものであっても良い。このようにすれば、ブラケットの腕部も隣り合う座の間に位置し、そこに装着されたカップホルダ本体が座の側部の下方に位置するので、座に座った観客の手の届きやすい位置にカップを保持することができる。
一方、この発明の参考例においては、前記ブラケットの前記基部は、前記座の左右方向中央部の位置で前記座に支持されるものであっても良い。このようにすれば、ブラケットの腕部も座の中央部に位置し、そこに装着されたカップホルダ本体が座の中央部の下方または上方に位置するので、隣の座に座った観客の観覧の妨げにならない位置にカップを保持することができる。
さらに、この発明においては、前記ブラケットの前記腕部は、前記基部から下方へ延在し、前記カップホルダ本体は、カップを前方へ傾けて保持するものであっても良い。このようにすれば、座の下方にカップホルダが位置するので、座に座った観客の観覧の妨げにならない位置にカップを保持することができ、しかもカップホルダ本体はカップを前方へ少し傾けて保持するので、座に妨げられずにカップをカップホルダ本体に対して出し入れすることができる。
さらに、この発明においては、前記カップホルダ本体は、前記ブラケットの前記腕部に高さ変更可能に装着されていても良い。このようにすれば、ビール等用の比較的高さが高いカップを比較的低い位置に保持する一方、コーヒー等用の比較的高さが低いカップを比較的高い位置に保持することができるので、カップの高さにかかわらずカップを取り出しやすくすることができる。
さらに、この発明においては、前記ブラケットの前記腕部は、前記基部に一端部を回動可能にかつ回動位置で固定可能に連結されていて、前記カップホルダ本体の不使用状態で前記基部から下方へ延在していても良い。このようにすれば、カップホルダの不使用時は腕部を座の下方の後方へ回動させてカップホルダ本体を邪魔にならないように座の下方の奥に収納し、カップホルダの使用時は腕部を座の下方の前方あるいは座の上方へ回動させてカップホルダ本体を使いやすい位置に位置させることができる。
そして、この発明においては、前記カップホルダ本体は、カップ状またはリング状をなしていても良い。このようにすれば、カップ状のカップホルダ本体はカップを広い面積で囲んで確実に保持することができ、一方、リング状のカップホルダ本体は不使用時に立てることで邪魔にならないように収納することができる。
(a),(b),(c),(d),(e)および(f)は、この発明の椅子用カップホルダの第1実施例を示す平面図、下面図、正面図、側面図、背面図および、(c)中のA−A線に沿う断面図である。 上記第1実施例の椅子用カップホルダを二種類の連結椅子のそれぞれに装着した状態で示す側面図である。 (a),(b)は、上記第1実施例の椅子用カップホルダを図2の下段に示す連結椅子に装着した状態で示す平面図および正面図である。 この発明の椅子用カップホルダの参考例を図3に示す連結椅子に装着した状態で示す側面図である。 この発明の椅子用カップホルダの第実施例を図3に示す連結椅子に装着した状態で示す側面図である。 この発明の椅子用カップホルダの第実施例を図3に示す連結椅子に装着した状態で示す側面図である。 この発明の椅子用カップホルダの第実施例を図3に示す連結椅子に装着した状態で示す正面図である。
以下、この発明の実施の形態を図面に基づく実施例によって詳細に説明する。ここに、図1(a),(b),(c),(d),(e)および(f)は、この発明の椅子用カップホルダの第1実施例としての吊下げ式のカップホルダを示す平面図、下面図、正面図、側面図、背面図および図1(c)中のA−A線に沿う断面図であり、図2は、上記第1実施例のカップホルダを二種類の連結椅子のそれぞれに装着した状態で示す側面図であり、図3(a),(b)は、上記第1実施例のカップホルダを図2の下段に示す連結椅子に装着した状態で示す平面図および正面図である。
この第1実施例の吊下げ式のカップホルダは、野球場やスタジアムの観覧席等に設置される、実質的に背や肘がなく座のみを脚で支持する従来例と同様のベンチ型の二種類の連結椅子に用いるものであり、ここにおける二種類の連結椅子のうち図2の側面図中の下段側(図では左側)のものは、図3(a)の平面図および図3(b)の正面図に左半部(椅子に座った人から見て)を示すように、階段状の床Fの前向き面F1に後端部を固定された略L字状の4本(図3では2本のみ示す)の脚1で、横並びの二本のパイプ2aと端部カバー2bとで構成した連結材2の両端部および中間部を支持するとともに、その連結材2上に各々略正方形状の9個(図3では4個半のみ示す)の座3をその連結材2の長手方向に比較的密に並べて配置し、それらの座3の各々の底面を二個の固定金具4で連結材2に固定することで、その連結材2を介して9個の座3を共通の脚1で支持してなるものである。そして、上記二種類の連結椅子のうち図2の側面図中の上段側(図では右側)のものは、脚1の形状が略台形状で、脚1の下端部が階段状の床Fの上向き面F2に固定されている点のみ下段側のものと異なっており、他の点では下段側のものと同一の構成を具えている。
かかる連結椅子に用いるこの第1実施例の吊下げ式のカップホルダ5は、図1に示すように、連結材2に支持される基部6aと、その基部6aから下方へ延在する腕部6bとを有する1本のブラケット6と、そのブラケット6の腕部6bの両側部に装着固定されて座3の下方に位置する2個のカップホルダ本体7と、ブラケット6の基部6aを連結材2に固定するための固定金具8と、を具えてなるものであり、ブラケット6の基部6aは、図3(a)に座3の一部を切り欠いて示すとともに図3(b)に示すように、隣り合う座3の間の位置で連結材2に支持される。なお、この連結椅子は座3が奇数個であるので、図示しないがこの連結椅子の右端の座の着座者用に連結材2の右端部に、ブラケット6の片側(座3がある側)だけにカップホルダ本体7が固定された変形例のカップホルダ5も支持されている。
ここにおけるブラケット6は、例えば鋼板を折曲して形成した溝型部材の中間部を折曲し、その折曲部分を溶接固定して折曲部分が僅かに鋭角をなす略L字状に形成するとともに、その折曲部分から一端部まで略水平に延在する部分を基部6a、その折曲部分から他端部まで垂直に延在する部分を腕部6bとしており、この基部6aは、連結材2の二本のパイプ2aと掛合する二箇所の円弧状凹部6cと、それらの円弧状凹部6cの間に溶接固定されるとともに中央部に貫通孔を形成された溝型支持部材6dと、その溝型支持部材6dの中央部の内側にその貫通孔と整列して溶接固定されたナット6eとを有している。
また固定金具8は、中央部に貫通孔を有するとともに両端部に、基部6aの二箇所の円弧状凹部6cと対向する二箇所の円弧状凹部8aを有しており、この固定金具8の中央部の貫通孔に挿通したボルト9を上記ナット6eに螺合させて締め込むことで、ブラケット6の基部6aは、図2に示すように、その円弧状凹部6cと固定金具8の円弧状凹部8aとの間に連結材2の二本のパイプ2aを挟持して連結材2に固定され、これによりブラケット6の腕部6bは、ほぼ鉛直方向へ延在する。
一方、ブラケット6の腕部6bは、その下端部の両側部に上下方向へ並べて二箇所ずつ形成された貫通孔にそれぞれ整列するようにその下端部の両側部の内側に溶接固定されたナット6fを有している。また、カップホルダ本体7は、例えばプラスチックにて形成され、側部から外方に突出するとともに上下の二箇所に貫通孔が形成された取付け部7aとゴミや水等を排出する底部の四箇所の貫通孔7bとを有して略カップ状をなしており、その取付け部7aの二箇所の貫通孔にそれぞれ挿通した止ネジ10を上記ナット6fに螺合させて締め込むことで、カップホルダ本体7は、図1(c),(d)に示すように、上端開口部7cが若干前方および外側へ向くようにブラケット6の腕部6bの下端部に固定されている。この姿勢によりカップホルダ本体7は、その上端開口部7cから内側に入れられて底部7bで支持されたカップを前方および側方へ少し傾けて保持することができる。なお、カップホルダ本体7の側面には、止ネジ10を工具で締め込みやすいように長穴が形成されている。
かかる第1実施例のカップホルダ5にあっては、ブラケット6の基部6aが、連結椅子の座3を支持する連結材2に支持され、その基部6aからブラケット6の腕部6bが下方へ延在し、カップホルダ本体7が、そのブラケット6の腕部6bに装着されて座3の下方に位置し、カップを保持する。
従って、この第1実施例の吊下げ式のカップホルダ5によれば、実質的に背や肘がなく複数の座3のみを連結材2を介して共通の脚1で支持した連結椅子に、観覧や観客の出入りの妨げにならないようにカップホルダを設けることができる。
しかもこの第1実施例のカップホルダ5のブラケット6の基部6aは、連結椅子の連結材2に支持されるものであり、この連結椅子の連結材2は座3の下方で複数の座3に亘って延在するので、座3に対する左右方向の任意の位置に、後付でブラケット6の基部6aを装着して支持することができる。
また、この第1実施例のカップホルダ5によれば、ブラケット6の基部6aは、隣り合う座3の間の位置で連結材2に支持されるものであるため、ブラケット6の腕部6bも隣り合う座3の間に位置し、そこに装着されたカップホルダ本体7が座3の側部の下方に位置するので、座3に座った観客の手の届きやすい位置にカップを保持することができる。
さらにこの第1実施例のカップホルダ5によれば、ブラケット6の腕部6bは、基部6aから下方へ延在し、カップホルダ本体7は、カップを前方へ傾けて保持するものであることから、座3の下方にカップホルダが位置するので、座3に座った観客の観覧の妨げにならない位置にカップを保持することができ、しかもカップホルダ本体7はカップを前方へ少し傾けて保持するので、座3に妨げられずにカップをカップホルダ本体7に対して出し入れすることができる。
そしてこの第1実施例のカップホルダ5によれば、カップホルダ本体7は、カップ状をなしているので、カップを広い面積で囲んで確実に保持することができる。
図4は、この発明の椅子用カップホルダの参考例としての吊下げ式のカップホルダを図3に示す連結椅子に装着した状態で示す側面図であり、図中、先の第1実施例と同様の部分はそれと同一の符号にて示す。この参考例の吊下げ式のカップホルダは、第1実施例とはブラケットの支持位置がおよびカップホルダの装着位置が異なるだけであるので、以下には主としてその異なる点のみを説明する。
すなわち、この参考例のカップホルダ5では、ブラケット6がL字状でなく直線状をなすとともに、図ではブラケット6の上端部に位置する基部6aに左右方向へ延在する取付けフランジ6gが形成されており、この取付けフランジ6gに形成された貫通孔に挿通した止ネジ10を、座3の下面前端部の左右方向中央部にねじ込むことにより、ブラケット6の基部6aが座3の下面に支持されて、その基部6aに繋がる腕部6bが座3から下方へ延在している。そして、カップホルダ本体7は、そのカップホルダ本体7の取付け部7aの貫通孔に挿通した図示しない止ネジを、ブラケット6の下端部の前面に設けた貫通孔を通して、その裏側に溶接されたナット6fに螺着させることで、ブラケット6の下端部の前面に少し前傾して1個だけ装着固定されている、
かかる参考例のカップホルダ5によれば、先の第1実施例と同様の作用効果を奏し得るのに加えて、ブラケット6の基部6aが、座3の左右方向中央部の位置で座3に支持されていることから、ブラケット6の腕部6bも座3の中央部に位置し、そこに装着されたカップホルダ本体7が座3の中央部の下方に位置するので、隣の座3に座った観客の観覧の妨げにならない位置にカップを保持することができる。
図5は、この発明の椅子用カップホルダの第実施例としての吊下げ式のカップホルダを図3に示す連結椅子に装着した状態で示す側面図であり、図中、先の第1実施例と同様の部分はそれと同一の符号にて示す。この第実施例の吊下げ式のカップホルダは、第1実施例とはカップホルダの装着方法が異なるだけであるので、以下には主としてその異なる点のみを説明する。
すなわち、この第実施例のカップホルダ5では、ブラケット6の腕部6bの両側部にその下端部から中央部にかけて上下方向へ延在するとともに上端部が斜め下方へ後方側に曲がった案内長穴6hが形成され、そして各々頭部を腕部6bの裏側に掛合された二本のピン11の軸部がその案内長穴6hに遊挿されてカップホルダ本体7の貫通孔に挿通固定されている。
かかる第実施例のカップホルダ5にあっては、二本のピン11が案内長穴6hで案内されてカップホルダ本体7が図中矢印Bで示すように昇降移動し得るとともに、下降位置では下側のピン11が案内長穴6hの下端に当接してカップホルダ本体7が位置決めされ、上昇位置では上側のピン11が案内長穴6hの斜め下方へ曲がった部分へ掛止されてカップホルダ本体7が位置決めされる。
従って、この第実施例のカップホルダ5によれば、先の第1実施例と同様の作用効果を奏し得るのに加えて、カップホルダ本体7が、ブラケット6の腕部6bに高さ変更可能に装着されていることから、着座者等がその高さを変えることで、ビール等用の比較的高さが高いカップを低い位置に保持する一方、コーヒー等用の比較的高さが低いカップを高い位置に保持することができるので、カップの高さにかかわらずカップを取り出しやすくすることができる。
図6は、この発明の椅子用カップホルダの第実施例としての揺動収納式のカップホルダを図3に示す連結椅子に装着した状態で示す側面図であり、図中、先の第1実施例と同様の部分はそれと同一の符号にて示す。この第実施例の揺動収納式のカップホルダは、第1実施例とはブラケットの構造およびカップホルダ本体の使用位置が異なるだけであるので、以下には主としてその異なる点のみを説明する。
すなわち、この第実施例のカップホルダ5では、ブラケット6の腕部6bがブラケット6の基部6aに固定されていず、腕部6bの基端部(図では上端部)に固定された二本のピン11のうち一方のピン11が、基部6aの前端部(図では左端部)に形成されて上下方向へ延在する長穴6iに遊挿されて、腕部6bが基部6aに対し図中矢印Cで示すように前後および上下方向へ揺動可能に連結され、その腕部6bが基部6aに対し斜め上方へ揺動した使用位置で、上記一方のピン11が長穴6i内で移動することで、他方のピン11が、基部6aの前端部で長穴6iの上側に形成された凹部6jに掛合し得るようにされており、これにより腕部6bは、斜め上方へ揺動した使用位置で固定可能とされている。そしてカップホルダ本体7は、腕部6bが斜め上方へ揺動した使用位置にあるときに上向きとなる向きで腕部6bに固定されている。
従って、この第実施例のカップホルダ5によれば、先の第1実施例と同様の作用効果を奏し得るのに加えて、ブラケット6の腕部6bが、基部6aに一端部を回動可能にかつ回動位置で固定可能に連結されているので、着座者等が、カップホルダの不使用時は腕部6bを座3の下方の後方へ回動させてカップホルダ本体7を邪魔にならないように座3の下方の奥に収納し、カップホルダの使用時は腕部6bを座3の上方へ回動させてカップホルダ本体7を座3の斜め上方の使いやすい位置に位置させることができる。
図7は、この発明の椅子用カップホルダの第実施例としてのリング型のカップホルダを図3に示す連結椅子に装着した状態で示す正面図であり、図中、先の第1実施例と同様の部分はそれと同一の符号にて示す。この第実施例のリング型のカップホルダは、第1実施例とはカップホルダ本体の構成が異なるだけであるので、以下には主としてその異なる点のみを説明する。
すなわち、この第実施例のカップホルダ5では、カップホルダ本体7が、カップ状でなくリング状の入口部7eと、板状の底部7fと、それら入口部7eと底部7fとの側部同士を揺動可能に連結する連結ロッド7gとを有し、入口部7eと底部7fとはそれぞれブラケット6の腕部6bの側部に上下方向へ揺動可能に軸支されている。
従って、この第実施例のカップホルダ5によれば、先の第1実施例と同様の作用効果を奏し得るのに加えて、着座者等が入口部7eを揺動させることで底部7fも一緒に、図中矢印Dで示すように、略水平な使用位置と略垂直な収納位置との間で揺動させることができるので、不使用時に収納位置に立てることで、着座者の邪魔にならないように収納することができる。
以上、図示例に基づき説明したが、この発明は上述の例に限定されるものでなく、特許請求の範囲の記載範囲内で適宜変更し得るものであり、例えば、第2〜第実施例のカップホルダにおいても、第1実施例のカップホルダの変形例のように、カップホルダ本体7をブラケット6の片側だけに設けても良い。また第1〜第実施例におけるブラケット6の腕部6bを、基部6aから斜め下方へ延在するようにしても良く、第実施例におけるブラケット6の腕部6bを、基部6aから真上に延在するようにしても良い。
そして、この発明の椅子用カップホルダは、パイプからなる連結材を持つ連結椅子だけでなく、他の形状の連結材を持つ連結椅子や、2人分以上の座を長椅子状に持つ連結椅子にも用いることができる
かくしてこの発明の椅子用カップホルダによれば、実質的に背や肘がなく座のみを脚で支持した椅子、特にパイプ等の連結材を介して複数の座を共通の脚で支持した連結椅子にも、観覧や観客の出入りの妨げにならないようにカップホルダを設けることができる。
1 脚
2 連結材
2a パイプ
2b 端部カバー
3 座
4 脚
5 カップホルダ
6 ブラケット
6a 基部
6b 腕部
6c 円弧状凹部
6d 溝型支持部材
6e,6f ナット
6g 取付けフランジ
6h,6i 長穴
6j 凹部
7 カップホルダ本体
7a 取付け部
7b 貫通孔
7c 上端開口部
7d,7f 底部
7e 入口部
7g 連結ロッド
8 固定金具
8a 円弧状凹部
9 ボルト
10 止ネジ
11 ピン
F 床
F1 前向き面
F2 上向き面

Claims (6)

  1. 座(3)を直接または支持部材(2)を介して脚(1)で支持した椅子に用いるカップホルダにおいて、
    前記座(3)、前記脚(1)または前記支持部材(2)に支持される基部(6a)と、その基部から下方へ延在する腕部(6b)と、を有するブラケット(6)と、
    前記ブラケットの前記腕部(6b)に装着されて前記座(3)の下方に位置するカップホルダ本体(7)と、
    を具え
    前記椅子は、前記支持部材としての連結材(2)によって複数の前記座(3)を共通の前記脚(1)で支持した連結椅子であり、
    前記ブラケット(6)の前記基部(6a)は、前記連結材(2)に支持されるものであることを特徴とする、椅子用カップホルダ。
  2. 前記ブラケット(6)の前記基部(6a)は、隣り合う前記座の間の位置で前記連結材(2)に支持されるものであることを特徴とする、請求項記載の椅子用カップホルダ。
  3. 前記カップホルダ本体(7)は、カップを前方へ傾けて保持することを特徴とする、請求項1または2記載の椅子用カップホルダ。
  4. 前記カップホルダ本体(7)は、前記ブラケット(6)の前記腕部(6b)に高さ変更可能に装着されていることを特徴とする、請求項1から3までの何れか1項記載の椅子用カップホルダ。
  5. 前記ブラケット(6)の前記腕部(6b)は、前記基部(6a)に一端部を回動可能にかつ回動位置で固定可能に連結されていて、前記カップホルダ本体(7)の不使用状態で前記基部(6a)から下方へ延在していることを特徴とする、請求項1から3までの何れか1項記載の椅子用カップホルダ。
  6. 前記カップホルダ本体(7)は、カップ状またはリング状をなしていることを特徴とする、請求項1から3までの何れか1項記載の椅子用カップホルダ。
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