JP5202111B2 - 操作装置 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば車輌に搭載された種々の装置(カーナビゲーション装置、オーディオ装置、エアーコンディショナー(以下、エアコンという)、テレビジョン装置又はバックカメラ等)の操作に用いることができ、配設のために大きなスペースを必要としない操作装置及び操作システムに関する。
近年、車輌には種々の装置が搭載されている。これらの装置を動作させるためのスイッチ又はボタン等を有する操作装置は、運転席の近傍、例えばインストルメントパネルなどに配設されるが、車輌に搭載される装置の増加及び装置の多機能化に伴って、多くの機能を操作するためにはより多くのスイッチ及びボタン等が必要となり、配設スペースの不足が問題となっている。このため、少数のスイッチで多くの機能を操作することができる操作装置が求められている。
一方で、例えば円板型の回動体をユーザが回動操作することで機能操作を行うことができる操作装置、所謂ダイヤルスイッチが広く利用されている。ダイヤルスイッチは、例えばオーディオ装置での音量調節又はエアコンでの温度調節等に利用することができる。また、ダイヤルスイッチは、ユーザによる回動操作が行われた際に、回動体の回動に伴ってクリック感を生じさせるようにしてあるものが多く、これによってユーザが回動体の回動量を直感的に把握することができるという利点がある。なお、クリック感とは、ダイヤルスイッチの回動操作に伴って生じる「カチ、カチ」という音、及びこのときに生じる振動等を含むものである。
上述の配設スペースが不足する問題を解決するために、一つのダイヤルスイッチを用いてユーザが複数の機能操作を行うことができる操作装置が検討され実用化され始めている。例えば、エアコンを操作するための操作装置が、"温度調整"、"風量調整"又は"風向調整"等の各モードを切り替える切替スイッチをダイヤルスイッチと共に備えて、ユーザが切替スイッチを操作していずれかのモードに切り替えた後にダイヤルスイッチを回動操作することによって各モードに対応する機能の調整を行うことができる構成とすることができる。
しかしながら、このような操作装置において、従来はダイヤルスイッチの回動操作に伴うクリック感は一定であり、切替スイッチによりモードを切り替えた場合であってもクリック感を変更することはできなかった。このため、温度調整及び風量調整のように十段階以上の多段階で調整を行う場合と、風向のように数段階程度で調整を行う場合とで、ユーザが回動操作を行った際に生じるクリック感が同じであり、良好な操作性を得られないという問題があった。
特許文献1においては、同軸上に複数のダイヤルが配置され、簡単な構成でそれぞれ異なるクリック感を実現することができるダイヤルスイッチが提案されている。このダイヤルスイッチは、同軸の回転中心を有する第1のダイヤル及び第2のダイヤルを備えている。第1のダイヤルは、ユーザの操作により回転する第1のダイヤル操作部材と、この第1のダイヤル操作部材と一体に回転するカム部材と、カム部材のカム形状に沿って動く移動部材と、この移動部材をカム部材へ付勢する第1の付勢部材を有し、カム部材及び移動部材によりクリック感を発生させる。第2のダイヤルは、ユーザの操作により回転する第2のダイヤル操作部材と、この第2のダイヤル操作部材と一体に回転し、ダイヤルスイッチを固定する固定部材に形成された凹凸部に当接する第2の付勢部材とを有し、凹凸部及び第2の付勢部材によりクリック感を発生させる。
特許文献2においては、複数の電子機器の中から所望の機器を選択して操作することができると共に、選択した機器に応じてクリック感を変更することができる操作ユニットが提案されている。この操作ユニットでは、押しボタンを押圧操作した場合に、中央部で枢支されたばね体の一端側が押し下げられて他端側が押し上げられ、ばね体の他端側に配された球体部の上方球面部がクリック溝の形成された円板部材の下面に当接する構成としてある。円板部材は回転操作のための操作つまみと同軸に配してあり、ばね体の球体部と円板部材のクリック溝が当接することによって、操作つまみの回転操作に伴ってクリック感が生じる。更に、各機器の選択に対応付けられた複数の押しボタンと、各押しボタンにそれぞれ押し下げられる複数のばね体と、各ばね体に設けられた球体部がそれぞれ当接する複数の円板部材とを備えて、各円盤部材のクリック溝の数又は形状等が異なる構成とすることにより、操作対象の機器毎に、操作つまみを回転操作した際に生じるクリック感を変更することができる。
特開平9−43704号公報 特開2006−222003号公報
特許文献1に記載のダイヤルスイッチは、同軸に配された第1のダイヤル及び第2のダイヤルに対してそれぞれ異なるクリック感を付与することができるが、各ダイヤルのクリック感を変更することはできない。よって、例えばこのダイヤルスイッチをエアコンの操作に用いて、第2のダイヤルにてモード切り替えの操作を受け付け、第1のダイヤルにて各モードの機能調整の操作を受け付ける構成とした場合、モードを変更しても第1のダイヤルのクリック感は同じであるため、上述のように良好な操作を得られないという問題がある。また、このダイヤルスイッチは部品点数が多く、構造が複雑であるという問題もある。
また特許文献2に記載の操作ユニットでは、操作対象の機器毎にクリック感を変更することができるが、操作対象の機器を選択するための押しボタンを操作つまみの周辺に複数配設する必要があるため、操作ユニットのサイズが大きく、大きな配設スペースを必要とする。このため、車輌のインストルメントパネルなどの限られたスペースに配設することは容易ではない。よって、上述の配設スペースが不足する問題を解決し得るものではない。
本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、第1の回動操作体に対する操作によって第2の回動操作体を操作した際に生じるクリック感を変更することができ、例えば第1の回動操作に対する操作で複数の機能を切り替えて、第2の回動操作に対する操作で異なるクリック感での機能の調整操作を行うことができると共に、部品点数が少なく、小さなスペースに容易に配設することができる小型で多機能な操作装置を提供することにある。
本発明に係る操作装置は、同軸に配された第1の回動操作体及び第2の回動操作体と、該第2の回動操作体に同軸に連設された軸体と、該軸体の回動方向に並べて設けられた複数の凹部又は凸部をそれぞれ異なる数し、前記軸体の軸方向に並設された複数の係合部と、前記第1の回動操作体の回動位置に応じて前記軸体の係合部に対してそれぞれ出没し、突出により前記係合部の凹部又は凸部に係合される複数の被係合部と、前記第1の回動操作体に同軸に連設された筒体と、該筒体内に配設され、前記被係合部を前記係合部に対して出没可能に保持する保持部と、前記筒体の内周面に形成され、前記筒体の回動位置に応じて前記保持部に保持された前記被係合部を突出させる突起部とを備え、前記第1の回動操作体の回動位置に応じて、係合する前記係合部及び被係合部の組み合わせが変化するようにしてあることを特徴とする。
また、本発明に係る操作装置は、前記第1の回動操作体の回動位置に応じて、前記係合部に対して突出する前記被係合部の数が変化するようにしてあることを特徴とする。
また、本発明に係る操作装置は、同軸に配された第1の回動操作体及び第2の回動操作体と、該第2の回動操作体に同軸に連設された軸体と、該軸体の回動方向に並べて設けられた複数の凹部又は凸部を有する係合部と、前記第1の回動操作体の回動位置に応じて前記軸体の係合部に対して出没し、突出により前記係合部の凹部又は凸部に係合される複数の被係合部と、前記第1の回動操作体に同軸に連設された筒体と、該筒体内に配設され、前記被係合部を前記係合部に対して出没可能に保持する保持部と、前記筒体の内周面に形成され、前記筒体の回動位置に応じて前記保持部に保持された前記被係合部を突出させる突起部とを備え、前記第1の回動操作体の回動位置に応じて、前記係合部に対して突出する前記被係合部の数が変化するようにしてあることを特徴とする。
また、本発明に係る操作装置は、前記被係合部を没入方向へ付勢する付勢手段を更に備えることを特徴とする。
また、本発明に係る操作装置は、前記第2の回動操作体の回動を検知する回動検知手段を更に備えることを特徴とする。
また、本発明に係る操作装置は、所定間隔を隔てて前記回動方向に複数並べて設けられ、発光部及び受光部を有して該発光部が発する光の前記受光部による受光の有無により遮光を検知する遮光検知手段と、前記軸体に前記所定間隔と異なる間隔で複数設けられ、前記軸体の回動に伴って前記発光部が発する光を順に遮光する遮光部とを備え、前記回動検知手段は、複数の前記遮光検知手段が検知した遮光のタイミングに応じて、前記第2の回動操作体の回動を検知するようにしてあることを特徴とする。
また、本発明に係る操作装置は、前記筒体の回動の位置を検知する回動位置検知手段を更に備えることを特徴とする。
また、本発明に係る操作装置は、所定間隔を隔てて前記回動方向に複数並べて設けられ、発光部及び受光部を有して該発光部が発する光の前記受光部による受光の有無により遮光を検知する遮光検知手段と、前記筒体に複数設けられ、前記発光部が発する光を遮光する遮光部とを備え、前記回動位置検知手段は、複数の前記遮光検知手段が検知した遮光の組み合わせに応じて、前記第1の回動操作体の回動位置を検知するようにしてあることを特徴とする。
本発明においては、同軸に配された第1の回動操作体及び第2の回動操作体により操作装置がユーザの回動操作を受け付ける。例えば、第1の回動操作体の回動位置に応じて複数の機能の選択を行うと共に、選択した機能について調整又は設定等を第2の回動操作体の回動操作により行う構成とすることができる。
また、第2の回動操作体に同軸に連設された軸体に、軸体の回動方向に並べて設けられた複数の凹部又は凸部を有する係合部を形成しておき、この係合部に対して出没可能に設けられた被係合部を第1の回動操作体の回動位置に応じて出没させる構成とする。よって、第1の回動操作体に対する回動操作により被係合部は突出した状態で、第2の回動操作体が回動操作されて軸体が回動した場合には、回動方向に並べて設けられた係合部の凹部又は凸部に被係合部が順に係合され、クリック感を生じさせることができる。即ち、第1の回動操作体の回動位置によりクリック感の発生の可否を変更することができる。
なお、クリック感とは、係合部の凹部又は凸部と被係合部との係合によって生じる「カチ、カチ」という音、及びこのときに生じる振動等を含むものである。
例えば、異なる数の凹部又は凸部をそれぞれ有する複数の係合部を軸体の軸方向に並設し、複数の被係合部を備えて、各被係合部が各係合部に対してそれぞれ出没する構成とすることができる。この構成にて、第1の回動操作体の回動位置に応じて突出させる被係合部を適切に設定し、係合部及び被係合部の係合の組み合わせを第1の回動操作体の回動位置に応じて変化させることによって、第2の回動操作体の回動操作に伴って生じるクリック感を変化させることができる。なお、クリック感の変化とは、第2の回動操作体の一定回動量につき生じる「カチ、カチ」という音の数の変化、又は回動操作の際に生じる振動の大きさの変化等をいう。
また例えば、複数の被係合部が一の係合部に対して出没する構成とすることができる。この構成にて、係合部の凹部又は凸部に対する各被係合部の突出位置を適切に設定し、各被係合部が係合部の凹部又は凸部に係合されるタイミングをずらすと共に、第1の回動操作体の回動位置に応じて係合部へ突出される被係合部の数を変化させることによって、第2の回動操作体の回動操作に伴って生じるクリック感を変化させることができる。なお、複数の被係合部のうちの1つの係合部は、常に被係合部に係合された状態であってもよい。
また、本発明においては、第1の回動操作体に同軸に筒体を連設し、第2の回動操作体の軸体及び被係合部等をこの筒体内に配設する。また、筒体内には被係合部を出没可能に保持する保持部を配設し、筒体の内周面に形成した突起部が、例えば被係合部を軸体へ向けて押し出すことによって、被係合部を係合部へ突出させる構成とする。筒体の内周面の適切な位置に突起部を形成しておくことによって、第1の回動操作体の回動位置に応じて適切な被係合部を突出させることができ、係合部及び被係合部を係合させて適切なクリック感を発生させることができる。
また、本発明においては、被係合部を没入方向へ付勢しておくことにより、被係合部の没入を確実に行って、係合部及び被係合部の係合の解除を確実に行う。これにより、例えば上述のように第1の回動操作体に同軸に連設された筒体の内周面に形成した突起部が被係合部を押し出す構成のときに、第1の回動操作体に対する回動操作によって突起部が被係合部を押し出さない位置へ筒体が回動された場合、被係合部が付勢されていなければ、係合部及び被係合部の係合が維持される虞があるが、このような状態が生じることを回避できる。
また、本発明においては、第2の回動操作体の回動を検知する回動検知手段を設ける。操作装置において、ユーザの第2の回動操作体に対する回動操作を受け付けるためには、このような回動検知手段を設ける必要があり、例えばロータリエンコーダなどを第2の回動操作体と同軸に配設して回動を検知する構成とすることができる。
また例えば、第2の回動操作体の回動を検知するために、軸体を回動可能に保持する基板などに発光部及び受光部をそれぞれ有する複数の遮光検知手段を回動方向に所定の間隔を隔てて設け、軸体には回動に伴って発光部が発する光を順に遮光する複数の遮光部を、複数の遮光検知手段の間隔とは異なる所定の間隔で設ける構成とすることができる。これにより、軸体の複数の遮光部によって、複数の遮光検知手段がタイミングをずらして遮光されるため、遮光を検知する順により軸体の回動方向が時計回り又は反時計回りのいずれであるかを判断できる。また、遮光検知手段が遮光を検知するタイミングから、遮光が行われた数又は時間等を調べることができ、これにより回動量又は回動速度等を判断できる。遮光検知手段は例えばフォトインタラプタなどで実現できるが、これらの素子はロータリエンコーダなどの回動を検知する素子より安価且つ小型であるため、操作装置の小型化及びコスト低減等を容易に実現することができる。また、光学的に無接点で検知を行うことができるため、接点の摩耗などが生じることがなく、検知のための機構の信頼性を高めることができる。
また、本発明においては、第1の回動操作体に連設された筒体の回動位置を検知する回動位置検知手段を設ける。操作装置において、第1の回動操作体の回動位置を変更するユーザの回動操作を受け付けるためには、このような回動位置検知手段を設ける必要があり、例えば筒体に設けた突起などが回動位置に応じて基板上などに配された切替スイッチなどの接点を操作する構成とすることができる。
また例えば、発光部及び受光部をそれぞれ有する複数の遮光検知手段を回動方向に所定の間隔を隔てて設けると共に、筒体には複数の遮光部を所定の間隔で設け、筒体の回動位置に応じていくつかの遮光部がいくつかの遮光検知手段を遮光する構成とすることができる。複数の遮光検知手段の間隔と複数の遮光部の間隔とは、同じ間隔であってもよく、異なる間隔であってもよい。これにより、複数の遮光検知手段のいずれにて遮光が検知されたかの組み合わせにより、筒体の回動位置を判断することができる。この構成の場合、遮光検知手段の数を増すことで検知できる回動位置の数を容易に増すことができる。よって、第1の回動操作体の回動位置が多い場合であっても、操作装置を大型化することなく回動位置の検知を行うことができ、操作装置の更なる多機能化を容易に実現することができる。また、光学的に無接点で回動位置を検知できるため、検知のための機構の信頼性を高めることができる。
本発明による場合は、同軸に配された第1の回動操作体及び第2の回動操作体を備える構成とすることにより、操作装置を小型化することができるため、車輌のインストルメントパネルなどの小さなスペースに操作装置を配設することができる。また、第1の回動体に対する回動操作に伴って、第2の回動操作体を操作する際に生じるクリック感を変更することができる構成とすることにより、第2の回動操作体に対する回動操作の操作性を高めることができるため、操作装置の利便性を高めることができる。
(実施の形態1)
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づき具体的に説明する。図1は、本発明の実施の形態1に係る操作装置の構成を示す模式的平面図である。本実施の形態に係る操作装置は、例えば車輌に搭載されたエアコンの操作を行うためのものであり、車内の運転席周辺のインストルメントパネルなどに配設される。
図において1は、図示しない車輌のインストルメントパネルの外装部分であり、本実施の形態に係る操作装置は外装部分1上にモード切替スイッチ10及びダイヤルスイッチ20が積層して配設された外観をなしている。モード切替スイッチ10は、平面視で略卵形をなしており、外装部分1上に配されている。モード切替スイッチ10は、時計回り又は反時計回りに360°以上に亘ってユーザが回動操作することができ、一周を四等分した4つの回動位置にモード切替スイッチ10の先細の先端部分10aを移動させることができる。インストルメントパネルの外装部分1には、モード切替スイッチ10の4つの回動位置に”MODE”、”TEMP”、”BLOWER”及び”P−TEMP”の文字列が記してある。
ダイヤルスイッチ20は、平面視でモード切替スイッチ10より小さい略円形をなしており、モード切替スイッチ10上に積層する態様で配設されている。ダイヤルスイッチ20は、時計回り又は反時計回りに360°以上に亘ってユーザが回動操作することができる。また、ダイヤルスイッチ20の回動の中心軸と、モード切替スイッチ10の回動の中心軸とは一致しており、即ちダイヤルスイッチ20とモード切替スイッチ10とは同軸に配されており、それぞれ独立して回動操作を行うことができる。
ユーザは、例えばモード切替スイッチ10を回動操作して先端部分10aを”MODE”の位置へ移動させた場合、ダイヤルスイッチ20の回動操作によってエアコンの運転モード(冷房、暖房又は送風等)の設定を行うことができる。例えばモード切替スイッチ10を回動操作して先端部分10aを”TEMP”の位置へ移動させた場合、ダイヤルスイッチ20の回動操作によって運転席側の温度設定を行うことができる。例えばモード切替スイッチ10を回動操作して先端部分10aを”BLOWER”の位置へ移動させた場合、ダイヤルスイッチ20の回動操作によってエアコンの風量設定を行うことができる。例えばモード切替スイッチ10を回動操作して先端部分10aを”P−TEMP”の位置へ移動させた場合、ダイヤルスイッチ20の回動操作によって助手席側の温度設定を行うことができる。
本発明に係る操作装置は、ダイヤルスイッチ20の回動操作に伴ってクリック感(「カチ、カチ」という音及び振動等)を発生させるが、後述の構成により、モード切替スイッチ10の回動位置が”MODE”及び”BLOWER”の場合と、”TEMP”及び”P−TEMP”の場合とでクリック感を変化させることができる。例えば操作装置は、モード切替スイッチ10の回動位置が”MODE”及び”BLOWER”の場合にはダイヤルスイッチ20の1回転につき12回のクリック感を発生させ、回動位置が”TEMP”及び”P−TEMP”の場合には24回のクリック感を発生させる。
図2は、本発明の実施の形態に係る操作装置の構成を示す模式的側断面図である。本実施の形態に係る操作装置を構成する種々の部品は、車輌のインストルメントパネル内に配される基板50上に組み立てられて配設されている。基板50には、ダイヤルスイッチ20を回動可能に支持する支持台30と、モード切替スイッチ10を回動可能に支持するベース筒40とが不動に固定されている。また、基板50には、ダイヤルスイッチ20の回動を検知する回動検知手段として複数のフォトインタラプタ51が配設され、モード切替スイッチ10の回動位置を検知する回動位置検知手段として複数のフォトインタラプタ52が配設されている。基板50には、フォトインタラプタ51、52及びその他の電気部品(図示は省略する)により電気回路が構成され、操作装置に与えられたユーザの回動操作を電気信号に変換してエアコンの制御処理など種々の処理を行うことができるようにしてある。
ダイヤルスイッチ20には、ダイヤルスイッチ20より径の小さい略円柱形の回動軸21が同軸に固定されている。回動軸21は、モード切替スイッチ10に形成された貫通孔を通して、基板50に固定された支持台30に回動可能に支持されている。即ち、ダイヤルスイッチ20は、回動軸21を介して支持台30に回動可能に支持されている。
支持台30は、回動軸21と同じ径又は若干大きい径の略円柱形をなしている。支持台30の上側端面(基板50に固定された端面の反対面)には、縁部分の一周に亘って円環状の突起部31が形成されており、突起部31に回動軸21の下側端面(ダイヤルスイッチ20に固定された端面の反対面)が当接した状態で、支持台30が回動軸21及びダイヤルスイッチ20を支持する。
回動軸21の下側端部には、支持台30の鍔部32より径が大きい円筒状をなし、開口の縁部分を内側へ向けて爪状に形成した係止部22が設けてある。支持台30の周面には上側端部近傍に突起を一周に亘って形成した鍔部32が設けてある。これらにより、支持台30の突起部31に回動軸21の下側端面を当接させた場合に、回動軸21の係止部22が支持台30の鍔部32を係止し、ダイヤルスイッチ20及び回動軸21が支持台30から外れることを防止している。
回動軸21の下側端部には、係止部22より外側に、一周に亘って複数の遮光部23が設けられている。各遮光部23は、略矩形をなし、回動軸21の下側端部から下方へ延出して設けられている。また、複数の遮光部23は全て略同じ形状であり、回動軸21の周方向に略等間隔で並べて設けられている。複数の遮光部23は、基板50に設けられたフォトインタラプタ51と組み合わせて用いられ、これによりダイヤルスイッチ20の回動検知を行うことができる。
回動軸21の周面には、軸方向の中途部分に、複数の凹部又は凸部が周設された構成の第1クリック面25及び第2クリック面26が軸方向に並べて形成されている。第1クリック面25は、回動軸21の上側(ダイヤルスイッチ20側)寄りに形成されており、回動軸21の一周に亘って24個の凹部又は凸部が並べて設けられている。第2クリック面26は、回動軸21の下側(支持台30側)寄りに形成されており、回動軸21の一周に亘って12個の凹部又は凸部が並べて設けられている。
また、基板50に固定されたベース筒40は、略円筒形をなしている。ベース筒40の内径は、基板50に固定された場合に回動筒21、支持台30及びフォトインタラプタ51等を内側に収めることができる大きさである。ベース筒40の外周面には段差が形成されており、下端側(基板50に固定された側)の外径が大きく、上端側の外径が小さい。
ベース筒40の外径が小さい上端側の部分には、内周面から中心へ向けて突出する態様で、円筒状の第1保持部41及び第2保持部42が形成されており、第1保持部41及び第2保持部42は、回動軸21の第1クリック面25及び第2クリック面26に係合される被係合部材60を、それぞれベース筒40の直径方向に移動可能に保持する。第1保持部41及び第2保持部42は、ベース筒40の内から外へ貫通する貫通孔を有しており、貫通孔の内側(ベース筒40の中心側)の開口は外側より径が若干小さい。また、第1保持部41は第2保持部42よりベース筒40の上端側に形成されており、第1保持部41の突出端が回動軸21の第1クリック面25に対向し、第2保持部42の突出端が第2クリック面26に対向するようにしてある。
被係合部材60は、ケース部61、被係合棒62及びコイルバネ63を備えて構成されている。ケース部61は、有底円筒形をなしており、第1保持部41及び第2保持部42の貫通孔内にベース筒40の直径方向に移動可能にそれぞれ収容されると共に、第1保持部41及び第2保持部42の貫通孔内にそれぞれ収容されたコイルバネ43によりベース筒40の外側へ向けて付勢されている。被係合棒62は、ケース部61の軸方向(ベース筒40の直径方向)に移動可能に、ケース部61内に収容されており、ケース部61内に収容されたコイルバネ63によりケース部61の開口から外側(ベース筒40の内側)へ付勢されている。ただし、被係合棒62は、先端の一部分のみがケース部61の開口から外側へ突出するように、ケース部61内で係止されており、ケース部61の開口から被係合棒62の突出量は制限されている。被係合部材60のケース部61がコイルバネ43の付勢に逆らってベース筒40の内側へ移動され、コイルバネ63の付勢により被係合棒62がケース部61から突出した場合、被係合棒61の先端部分が第1クリック面25又は第2クリック面26の凹部又は凸部に接し、被係合棒61は第1クリック面25又は第2クリック面26に係合される。
また、モード切替スイッチ10には、略円筒型の回動筒11が固定されている。回動筒11の中心軸(回動軸)は、モード切替スイッチ10の回動軸に一致し、回動筒11はインストルメントパネルの外装部分1に形成された貫通孔を通して、基板50に固定されたベース筒40に回動可能に支持されている。回動筒11の内径はベース筒40の上端側の外径に略等しく、回動筒11はベース筒40の外径が小さい部分に外嵌して、回動可能にベース筒40に支持される。
回動筒11の外周面には、回動筒11の外側且つ下側へ延出した断面略L字形の遮光部12が、回動筒11の周方向に所定間隔を隔てて複数設けられている。回動筒11に設けられた遮光部12は、回動軸21に設けられた遮光部23と同様の形状である。また基板50には、ベース筒40の周囲の所定位置に複数のフォトインタラプタ52が配設されている。回動筒11に設けられた複数の遮光部12は、基板50に配設された複数のフォトインタラプタ52と組み合わせて用いられ、これによりモード切替スイッチ10の回動位置検知を行うことができる。
回動筒11の内周面には、周方向に長い第1凹所15及び第2凹所16が形成されていると共に、この第1凹所15及び第2凹所16内の適所に突起部17及び18(図3参照)がそれぞれ形成されている。図3は、本発明の実施の形態1に係る操作装置の構成を示す模式的平面断面図であり、(a)の状態に対してモード切替スイッチ10を約90°回動させた場合の状態が(b)である。なお、図3(a)及び(b)においては、一点鎖線を境に右半分には第1保持部41の軸心位置における平面断面図を示し、左半分には第2保持部42の軸心位置における平面断面図を示してある。
第1凹所15は、回動筒11の軸心方向について、回動筒11がベース筒40に外嵌した場合にベース筒40の第1保持部41が設けられた位置に形成され、且つ、第1保持部41の内径程度の幅で回動筒11の内周面の一周に亘って形成された溝状の凹みである。第1保持部41に保持された被係合部材60は、コイルバネ43によりベース筒40の外側へ向けて付勢されているため、ケース部61の底部分が第1凹所15内へ挿入される(図3(a)参照)。この状態では、被係合部材60の被係合棒62は第1保持部41内へ没入し、被係合棒62が第1クリック面25に係合されることはない。
しかし、第1凹所15には、回動筒11の中心を間にして相対する2つの位置に突起部17がそれぞれ形成してあり、モード切替スイッチ10に対する回動操作によって回動筒11が回動し、突起部17が第1保持部41の位置へ移動された場合には、被係合部材60が突起部17により第1保持部41内へ押し込まれてベース筒40の中心方向へ移動し、第1保持部41から被係合部材60の被係合棒62が第1クリック面25へ突出し、被係合棒62が第1クリック面25に係合される(図3(b)参照)。この状態にてダイヤルスイッチ20が回動操作された場合、回動軸21が回動し、被係合棒62はコイルバネ63の付勢によりケース部61への出没を繰り返しながら第1クリック面25の凹部又は凸部に順に係合され、回動操作を行うユーザに対してクリック感を与えることができる。
同様に、第2凹所16は、回動筒11の軸心方向について、回動筒11がベース筒40に外嵌した場合にベース筒40の第2保持部42が設けられた位置に形成され、且つ、第2保持部42の内径程度の幅で回動筒11の内周面の一周に亘って形成された溝状の凹みである。第2保持部42に保持された被係合部材60は、コイルバネ43によりベース筒40の外側へ向けて付勢されているため、ケース部61の底部分が第2凹所16内へ挿入される(図3(b)参照)。この状態では、被係合部材60の被係合棒62は第2保持部42内へ没入し、被係合棒62が第2クリック面26に係合されることはない。
しかし、第2凹所16には、回動筒11の中心を間にして相対する2つの位置に突起部18がそれぞれ形成してあり、モード切替スイッチ10に対する回動操作によって回動筒11が回動し、突起部18が第2保持部42の位置へ移動された場合には、被係合部材60が突起部18により第2保持部42内へ押し込まれてベース筒40の中心方向へ移動し、第2保持部42〜被係合部材60の被係合棒62が第2クリック面26へ突出し、被係合棒62が第2クリック面26に係合される(図3(a)参照)。この状態にてダイヤルスイッチ20が回動操作された場合、回動軸21が回動し、被係合棒62はコイルバネ63の付勢によりケース部61への出没を繰り返しながら第2クリック面26の凹部又は凸部に順に係合され、回動操作を行うユーザに対してクリック感を与えることができる。
また、第1凹所15の突起部17と、第2凹所16の突起部18とは、回動筒11の周方向について約90°ずらした位置に形成してある。このため、第1保持部41が保持する被係合部材60の被係合棒62が突出し、この被係合棒62が第1クリック面25に係合された場合には、第2保持部42が保持する被係合部材60の被係合棒62は没入し、この被係合棒62が第2クリック面26に係合されることはない。逆に、第2保持部42が保持する被係合部材60の被係合棒62が突出し、この被係合棒62が第2クリック面26に係合された場合には、第1保持部41が保持する被係合部材60の被係合棒62は没入し、この被係合棒62が第1クリック面25に係合されることはない。
よって、モード切替スイッチ10の回動位置に応じて、第1クリック面25又は第2クリック面26のいずれか一方に被係合部材60の被係合棒62を突出させ、各クリック面の凹部又は凸部の数に応じたダイヤルスイッチ20の回動操作に伴うクリック感を発生させることができる。即ち、モード切替スイッチ10の回動位置に応じて、ダイヤルスイッチ20の回動操作に伴うクリック感を変更することができる。
次に、モード切替スイッチ10の回動位置検知及びダイヤルスイッチ20の回動検知の方法について説明する。なお、以下の説明においては、モード切替スイッチ10を4段階で(即ち、段階的に4つの回動位置に)回動させることができる構成について説明するが、これに限るものではなく、回動位置が3つ以下又は5つ以上であっても同様の方法で回動位置の検知を行うことが可能である。
図4は、モード切替スイッチ10の回動位置検知の方法を説明するための模式図であり、(a)〜(d)にモード切替スイッチ10の4つの回動位置での遮光部12及びフォトインタラプタ52の状態を模式的に示してある。また、図5は、モード切替スイッチ10の回動位置検知の方法を説明するための図表であり、図4(a)〜(d)の回動位置における各フォトインタラプタの出力値を表にまとめて示してある。なお、図4及び図5においては、3つの遮光部12をそれぞれ12a〜12cとして区別し、同様に3つのフォトインタラプタ52を52a〜52cとして区別してある。
基板50には、ベース筒40の周囲に、3つのフォトインタラプタ52a〜52cが配設してある。3つのフォトインタラプタ52a〜52cは、ベース筒40の一周を4等分した周方向の4つの位置のうち3つの位置にそれぞれ設けてある。フォトインタラプタ52a〜52cは、長方形の板を2か所屈曲させた態様の略U字形をなし、内側の2つの対向面に発光部及び受光部(図示は省略する)をそれぞれ設けたものである。一面側の発光部が発した光を他面側の受光部が受光できるか否かにより、フォトインタラプタ52a〜52cは遮光を検知することができる。また、フォトインタラプタ52a〜52cは、発光部からの光が遮光された場合に"H(ハイ)"信号を出力し、発光部からの光を受光部が受光した場合に"L(ロー)"信号を出力するものとする。
モード切替スイッチ10と一体に回動する回動筒11の周面には、3つの遮光部12a〜12cが設けてある。3つの遮光部12a〜12cは、回動筒11の一周を4等分した周方向の4つの位置のうち3つの位置にそれぞれ設けてある。3つの遮光部12a〜12cは、回動筒11の下側端部から更に下方へ延び出すように設けてあり、モード切替スイッチ10及び回動筒11の回動に伴って、基板50に設けられたフォトインタラプタ52a〜52cの発光部及び受光部の間を通って回動するようにしてある。
モード切替スイッチ10が回動操作されて、回動筒11が図4(a)に示す回動位置となった場合、3つの遮光部12a〜12cが3つのフォトインタラプタ52a〜52cをそれぞれ遮光するため、3つのフォトインタラプタ52a〜52cは”H”を出力する。
次いでモード切替スイッチ10が反時計回りに90°回動操作され、回動筒11が図4(b)に示す回動位置となった場合、遮光部12aがフォトインタラプタ52bを遮光し、遮光部12bがフォトインタラプタ52cを遮光するが、フォトインタラプタ52aは遮光されない。このため、フォトインタラプタ52aは”L”を出力し、フォトインタラプタ52b及び52cは”H”を出力する。
次いでモード切替スイッチ10が反時計回りに90°回動操作され、回動筒11が図4(c)に示す回動位置となった場合、遮光部12aがフォトインタラプタ52cを遮光し、遮光部12cがフォトインタラプタ52aを遮光するが、フォトインタラプタ52bは遮光されない。このため、フォトインタラプタ52bは”L”を出力し、フォトインタラプタ52a及び52cは”H”を出力する。
次いでモード切替スイッチ10が反時計回りに90°回動操作され、回動筒11が図4(d)に示す回動位置となった場合、遮光部12bがフォトインタラプタ52aを遮光し、遮光部12cがフォトインタラプタ52bを遮光するが、フォトインタラプタ52cは遮光されない。このため、フォトインタラプタ52cは”L”を出力し、フォトインタラプタ52a及び52bは”H”を出力する。
以上により、モード切替スイッチ10の4つの回動位置において、3つのフォトインタラプタ52a〜52cが出力する信号”H”又は”L”の組み合わせが全て異なることから、操作装置は出力信号の組み合わせを調べることによってモード切替スイッチ10の回動位置を検知することができる。出力信号の組み合わせの判断は、基板50に搭載された制御回路などで行う。
図6は、回動軸21の構成を示す模式的側面図である。ダイヤルスイッチ20と一体に回動する回動軸21の下側端部には、複数の遮光部23が更に下方へ延び出すように、回動軸21の周方向に沿って等間隔に設けてある。また、基板50には、2つのフォトインタラプタ51が支持台30を間にして相対する位置にそれぞれ配設してある。回動軸21に設けられた複数の遮光部23は、ダイヤルスイッチ20及び回動軸の回動に伴って、基板50に設けられたフォトインタラプタ51の発光部及び受光部の間を通って回動するようにしてある。なお、フォトインタラプタ51は、フォトインタラプタ52と同様の構成であり、発光部からの光を受光部が受光できるか否かにより遮光を検知でき、遮光された場合に"H"信号を出力し、遮光されない場合に"L"信号を出力する。
ここで、2つのフォトインタラプタ51の間の距離と、隣り合う2つの遮光部23の間の距離とは、異なる距離である必要がある。また、2つのフォトインタラプタ51の間の距離が隣り合う2つの遮光部23の間の距離の整数倍であってはならない。即ち、2つのフォトインタラプタ51が同じタイミングで遮光されることがないように、2つのフォトインタラプタ51の間の距離と、隣り合う2つの遮光部23の間の距離とを調整する必要がある。
図7乃至図9は、ダイヤルスイッチ20の回動検知の方法を説明するための模式図であり、図7にダイヤルスイッチ20を時計回りに回動させた場合の遮光部23及びフォトインタラプタ51の状態を(a)〜(e)の順で時系列に示し、図8にダイヤルスイッチ20を反時計回りに回動させた場合の遮光部23及びフォトインタラプタ51の状態を(a)〜(e)の順で時系列に示す。また、2つのフォトインタラプタ51の出力信号を図9に示し、図9(a)がダイヤルスイッチ20を時計回りに回動させた場合であり、図9(b)がダイヤルスイッチ20を反時計回りに回動させた場合である。なお、図7乃至図9においては、2つのフォトインタラプタ51をそれぞれ51a及び51bとして区別してある。
2つのフォトインタラプタ51a及び51bが共に遮光されていない状態から、ダイヤルスイッチ20が時計回りに回動された場合、フォトインタラプタ51aが先に遮光され、その後にフォトインタラプタ51bが遮光される(図7(a)〜(e)参照)。これに対して、2つのフォトインタラプタ51a及び51bが共に遮光されていない状態から、ダイヤルスイッチ20が反時計回りに回動された場合、フォトインタラプタ51bが先に遮光され、その後にフォトインタラプタ51aが遮光される(図8(a)〜(e)参照)。
2つのフォトインタラプタ51a及び51bが出力する信号を比較すると、ダイヤルスイッチ20を時計回りに回動させた場合には(図9(a)参照)、フォトインタラプタ51aが出力する信号が先に"H"に変化して、その後にフォトインタラプタ51bが出力する信号が"H"に変化する。これに対して、ダイヤルスイッチ20を反時計回りに回動させた場合には(図9(b)参照)、フォトインタラプタ51bが出力する信号が先に"H"に変化して、その後にフォトインタラプタ51aが出力する信号が"H"に変化する。
よって、2つのフォトインタラプタ51a及び51bが出力する信号が"L"から"H"へ(又は"H"から"L"へ)変化するタイミングを調べることによって、ダイヤルスイッチ20の回動方向を検知することができる。また、フォトインタラプタ51a及び51bが出力する信号の変化の間隔を調べることによって、ダイヤルスイッチ20の回動速度を検知することもできる。2つのフォトインタラプタ51a及び51bの出力信号の変化のタイミング及び変化の間隔等の判断は、基板50に搭載された制御回路などで行う。
以上の構成の実施の形態1に係る操作装置においては、ダイヤルスイッチ20に同軸に連設された回動軸21に、異なる数の凹部又は凸部をそれぞれ有する第1クリック面25及び第2クリック面26を軸方向に並設すると共に、出没可能に設けられた2つの被係合部材60の被係合棒62の一方を、モード切替スイッチ10の回動位置に応じて第1クリック面25又は第2クリック面26へ突出させる、即ちモード切替スイッチ10の回動位置に応じて係合するクリック面及び被係合棒62の組み合わせを変化させる。これにより、ダイヤルスイッチ20を回動操作した場合に生じるクリック感がモード切替スイッチ10の回動位置に応じて変化するため、ダイヤルスイッチ20に対する回動操作の操作性を高めることができ、操作装置の利便性を高めることができる。
また、ベース筒40の第1保持部41及び第2保持部42にて被係合部材60を第1クリック面25及び第2クリック面26に対してそれぞれ出没可能に保持し、モード切替スイッチ10に連設された回動筒10の突起部17又は18が第1保持部41又は第2保持部42に保持された被係合部材60を突出させる構成である。上述の実施の形態ではモード切替スイッチ10の回動位置に応じて2種のクリック感を切り替えて発生させる構成であるが、3種以上のクリック感を切り替えて発生させる場合には、異なる形状の3つ以上のクリック面を回動軸21に並設すると共に、3つ以上の被係合部材60を回動筒11の回動位置に応じて出没させる構成とすればよい。よって、本発明に係る操作装置は、モード切替スイッチ10の回動位置を増してクリック感の変更を多段階で行うことが容易である。
また、第1保持部41及び第2保持部42が、被係合部材60を第1クリック面25又は第2クリック面26から隔離させる方向(没入方向)に付勢するコイルバネ43を備える構成とすることにより、第1クリック面25又は第2クリック面26と被係合部材60の被係合棒62との係合を確実に解除することができる。
また、ダイヤルスイッチ20の回動検知を回動軸21に設けた遮光部23及び基板50に設けたフォトインタラプタ51を用いて行い、また、モード切替スイッチ10の回動位置検知を回動筒11に設けた遮光部12及び基板50に設けたフォトインタラプタ52を用いて行う構成とすることにより、小型且つ安価な素子による検知をおこなうことができるため、操作装置の小型化及びコスト低減を実現することができる。また、フォトインタラプタ51、52を用いることで光学的に無接点で検知を行うことができるため、接点の摩耗などが生じることがなく、検知のための機構の信頼性を高めることができる。
なお、本実施の形態においては、第1保持部41及び第2保持部42が被係合部材60を付勢するコイルバネ43を備える構成としたが、これに限るものではなく、コイルバネ43を備えない構成であってもよい。また、図3に示すように、突起部17、18は、回動筒11の内周面の相対する位置に2つずつ設ける構成としたが、これに限るものではなく、被係合部材60を突出させる突起部の位置はモード切替スイッチ10による切り替えを行う数、及びクリック感を変更させる数等に応じて適宜に位置決めすればよい。また、第1クリック面25に24個の凹部又は凸部を形成し、第2クリック面26に12個の凹部又は凸部を形成する構成としたが、凹部又は凸部の数は一例であってこれに限るものではない。また、モード切替スイッチ10の回動位置を検知するために3つの遮光部12及びフォトインタラプタ52を用いる構成としたが、これに限るものではなく、遮光部12及びフォトインタラプタ52が2つであっても回動位置の検知を行うことができる。
(変形例1)
図10は、本発明の実施の形態1の変形例1に係る操作装置の構成を示す模式的平面図である。上述の実施の形態1においては操作装置のモード切替スイッチ10の形状を略卵形(図1参照)としたが、これに限るものではない。例えば、変形例1に係る操作装置のモード切替スイッチ110は、ダイヤルスイッチ20より大きい略円形をなしている。またモード切替スイッチ110には、上面の周縁部分に回動位置を示すためのマーク110aが設けてあり、ユーザはマーク110aが”MODE”、”TEMP”、”BLOWER”及び”P−TEMP”の文字列の位置となるようにモード切替スイッチ110を回動操作すればよい。このように、モード切替スイッチの形状は種々の形状とすることができるが、ユーザが回動位置を認識することができる形状とするか、マーク110aなどを設けることが望ましい。
(変形例2)
図11は、本発明の実施の形態1の変形例2に係る操作装置の構成を示す模式的側断面図である。上述の実施の形態1においては、ダイヤルスイッチ20の回動検知及びモード切替スイッチ10の回動位置の検知を、遮光部23、12及びフォトインタラプタ51、52を用いて行う構成(図7〜図9参照)としたが、これに限るものではない。例えば、変形例2に係る操作装置は、ダイヤルスイッチ20の回動を検知するロータリエンコーダ151を備えている。ロータリエンコーダ151は、円柱状又は円筒状をなし、ダイヤルスイッチ20及び回動軸121と同軸に基板50に配されている。ロータリエンコーダ151は、回動軸121に固定された回転子と、基板50に固定されて回転子を回動可能に支持する支持部とを有しており、回転子の回転に応じた電気信号を出力する素子である。これにより、ユーザがダイヤルスイッチ20を回動操作した場合、回動軸121と共にロータリエンコーダ151の回転子が回転して電気信号が出力されるため、操作装置はダイヤルスイッチ20の回動を検知することができる。
また、変形例2に係る操作装置は、モード切替スイッチ10の回転位置を検出するための切替検知素子152を複数備えている。切替検知素子152は立方体上の本体部に揺動可能に支持された棒状の検知軸を有しており、この検知軸は本体部に内蔵されたばねなどの部材により付勢される基準位置を中心に両側へ揺動させることができ、検知軸が基準位置にあるか又は揺動されているかに応じて切替検知素子152は切り替えを検知する。複数の切替検知素子152は、ベース筒40の周囲の所定位置(図4に示したフォトインタラプタ52と同じ位置であってよい)に配設されている。
回動筒11の外周面には、回動筒11の外側且つ下側へ延出した断面略L字形の切替部112が、回動筒11の周方向に所定間隔を隔てて複数設けられている(切替部112の形状及び配置等は、図4に示した遮光部12と同じであってよい)。モード切替スイッチ10が回動操作された場合に、回動筒11に設けられたいくつかの切替部112が、基板50に配されたいくつかの切替検知素子152の検知棒を揺動させる構成とすることによって、各切替検知素子152の検知棒の状態を取得し、複数の検知棒の状態の組み合わせを調べることによって、操作装置はモード切替スイッチ10の回動位置を検知することができる。
また、変形例2に係る操作装置は、被係合部材160を保持する第1保持部141及び第2保持部142が、コイルバネ43を有しない構成である。この構成の場合、突起部17又は18により押し込まれて第1クリック面25又は第2クリック面26に突出した被係合部材160は、突起部17又は18による押し込みが解除されても元の位置へ戻らない。しかし、ユーザのダイヤルスイッチ20の回動操作により回動軸121が回動する際に、第1クリック面25又は第2クリック面26の凹部又は凸部により被係合部160が押し返されて第1保持部141又は第2保持部142内へ没入し、クリック感を発生させないため、コイルバネ43を有しない構成とすることも可能である。
(実施の形態2)
図12は、本発明の実施の形態2に係る操作装置の構成を示す模式的側断面図である。実施の形態1に係る操作装置は第1クリック面25及び第2クリック面26の2つのクリック面を有する構成であるが、実施の形態2に係る操作装置は1つのクリック面225を有するのみの構成である。実施の形態2に係る操作装置が有するクリック面225は、ダイヤルスイッチ20に連設される回動軸221の一周に亘って12個の凹部又は凸部が形成されている。また、ベース筒40の第1保持部141及び第2保持部142は軸方向に関して異なる位置に、即ち軸方向にずらして設けられており、クリック面225は第1保持部141及び第2保持部142に保持された被係合部材160の被係合棒62に係合可能なように、回動軸221の軸方向に十分な長さで形成してある。
また、実施の形態1に係る操作装置は回動筒11の内周面に第1凹所15及び第2凹所16の2つの凹所が形成された構成であるが、実施の形態2に係る操作装置は回動筒211の内周面に1つの凹所215のみが形成された構成である。図13は、本発明の実施の形態2に係る操作装置の構成を示す模式的平面図であり、(a)の状態に対してモード切替スイッチ10を約90°回動させた場合の状態が(b)である。なお、図13(a)及び(b)においては、一点鎖線を境に右半分には第1保持部141の軸心位置における平面断面図を示し、左半分には第2保持部142の軸心位置における平面断面図を示してある。
凹所215は、回動筒211の軸心方向について、回動筒211がベース筒40に外嵌した場合にベース筒40の第1保持部141が設けられた位置に、回動筒211の内周面の一周に亘って形成されている。また、凹所215内には、回動筒211の中心を間にして相対する2つの位置に突起部17がそれぞれ形成してあり、モード切替スイッチ10及び回動筒211の回動位置に応じて突起部17が第1保持部141に保持された被係合部材160を押し込んでクリック面225へ突出させることができる。第2保持部142が設けられた位置については、回動筒211の内周面に凹所が設けられておらず、第2保持部142に保持された被係合部材160の被係合棒62はクリック面225に係合された状態で維持され、係合が解除されることない。よって、第2保持部142に保持された被係合棒62及びクリック面225によるクリック感の発生は常に行われる。
ここで、第1保持部141及び第2保持部142は、図3に示す実施の形態1の操作装置ようにベース筒40の中心を間に相対する位置に設けられるのではなく、相対する位置からベース筒40の周方向に関して若干ずらした位置に設けられている。具体的には、クリック面225に12個の凹部又は凸部が設けられている場合、相対する位置から360°÷24=15°だけずらした位置である。これはクリック面225に設けられた凹部又は凸部の半個分に相当し、第1保持部141及び第2保持部142が保持する2つの被係合部材160の係合棒62が共にクリック面225に係合された場合に、2つの係合棒62は交互にクリック感を発生させることができる。
これらより、第1保持部141の被係合部材160の被係合棒62がクリック面225に係合された場合には、第1保持部141及び第2保持部142の2つの被係合部材160の被係合棒62が共に係合されて交互にクリック感を発生させるため、ダイヤルスイッチ20の一回転につき24回のクリック感を発生させることができる。これに対して、突起部17が第1保持部141の被係合部材160を押し込まず、被係合棒62がクリック面225に係合されない場合には、第2保持部142の被係合部材160の被係合棒62のみがクリック面225に係合されてクリック感を発生させるため、ダイヤルスイッチ20の一回転につき12回のクリック感を発生させることができる。
以上の構成の実施の形態2に係る操作装置は、モード切替スイッチ10の回動位置に応じて回動筒211の突起部17が第1保持部141の被係合部材160を出没させて被係合棒62をクリック面225に出没させ、第2保持部142の被係合部材160の被係合棒62は常にクリック面225に係合された状態とすると共に、第1保持部141及び第2保持部142が保持する被係合部材160の被係合棒62が共にクリック面225に係合された場合に交互にクリック感を発生させる。この構成とすることにより、実施の形態1に係る操作装置と同様に、モード切替スイッチ10の回動位置に応じてダイヤルスイッチ20を回動操作した際に生じるクリック感を変更することができ、ダイヤルスイッチ20の回動操作の操作性を高めることができる。またこの構成において、更に第2保持部142に被係合部材160を接着するなどして固定した場合には、第1保持部141及び第2保持部142をベース筒40の軸方向に関して同じ位置に設けることができるため、操作装置を小型化することができる。
なお、図12及び図13に示した実施の形態2に係る操作装置は、第1保持部141及び第2保持部142が被係合部材160を付勢するコイルバネ43を有しない構成としたが、これに限るものではなく、実施の形態1の操作装置と同様に第1保持部141及び第2保持部142がコイルバネ43を有する構成としてもよい。また、第1保持部141及び第2保持部142は、相対する位置に対して所定角度ずらした位置に設ける構成としたが、これに限るものではなく、クリック面225に形成された凹部又は凸部の数が奇数の場合には、第1保持部141及び第2保持部142を相対する位置に設けることで各保持部が保持する被係合部材160の被係合棒62が交互にクリック感を発生させることができる。
なお、実施の形態2に係る操作装置のその他の構成は、実施の形態1に係る操作装置の構成と同様であるため、同様の箇所には同じ符号を付して詳細な説明を省略する。
本発明の実施の形態1に係る操作装置の構成を示す模式的平面図である。 本発明の実施の形態に係る操作装置の構成を示す模式的側断面図である。 本発明の実施の形態1に係る操作装置の構成を示す模式的平面断面図である。 モード切替スイッチの回動位置検知の方法を説明するための模式図である。 モード切替スイッチの回動位置検知の方法を説明するための図表である。 回動軸の構成を示す模式的側面図である。 ダイヤルスイッチの回動検知の方法を説明するための模式図である。 ダイヤルスイッチの回動検知の方法を説明するための模式図である。 ダイヤルスイッチの回動検知の方法を説明するための模式図である。 本発明の実施の形態1の変形例1に係る操作装置の構成を示す模式的平面図である。 本発明の実施の形態1の変形例2に係る操作装置の構成を示す模式的側断面図である。 本発明の実施の形態2に係る操作装置の構成を示す模式的側断面図である。 本発明の実施の形態2に係る操作装置の構成を示す模式的平面図である。
符号の説明
1 外装部分
10 モード切替スイッチ(第1の回動操作体)
11 回動筒(筒体)
12、12a、12b、12c 遮光部(回動位置検知手段)
15 第1凹所
16 第2凹所
17、18 突起部
20 ダイヤルスイッチ(第2の回動操作体)
21 回動軸(軸体)
23 遮光部(回動検知手段)
25 第1クリック面(係合部)
26 第2クリック面(係合部)
30 支持台
40 ベース筒
41 第1保持部(保持部)
42 第2保持部(保持部)
43 コイルバネ(付勢手段)
50 基板
51、51a、51b、51c フォトインタラプタ(回動検知手段、遮光検知手段)
52、52a、52b、52c フォトインタラプタ(回動位置検知手段、遮光検知手段)
60 被係合部材(被係合部)
61 ケース部
62 被係合棒
63 コイルバネ
110 モード切替スイッチ(第1の回動操作体)
112 切替部(回動位置検知手段)
121 回動軸(軸体)
141 第1保持部(保持部)
142 第2保持部(保持部)
151 ロータリエンコーダ(回動検知手段)
152 切替検知素子(回動位置検知手段)
160 被係合部材(被係合部)
211 回動筒(筒体)
215 凹所
221 回動軸(軸体)
225 クリック面(係合部)

Claims (8)

  1. 同軸に配された第1の回動操作体及び第2の回動操作体と、
    該第2の回動操作体に同軸に連設された軸体と、
    該軸体の回動方向に並べて設けられた複数の凹部又は凸部をそれぞれ異なる数し、前記軸体の軸方向に並設された複数の係合部と、
    前記第1の回動操作体の回動位置に応じて前記軸体の係合部に対してそれぞれ出没し、突出により前記係合部の凹部又は凸部に係合される複数の被係合部と
    前記第1の回動操作体に同軸に連設された筒体と、
    該筒体内に配設され、前記被係合部を前記係合部に対して出没可能に保持する保持部と、
    前記筒体の内周面に形成され、前記筒体の回動位置に応じて前記保持部に保持された前記被係合部を突出させる突起部と
    を備え
    前記第1の回動操作体の回動位置に応じて、係合する前記係合部及び被係合部の組み合わせが変化するようにしてあること
    を特徴とする操作装置。
  2. 前記第1の回動操作体の回動位置に応じて、前記係合部に対して突出する前記被係合部の数が変化するようにしてあること
    を特徴とする請求項1に記載の操作装置。
  3. 同軸に配された第1の回動操作体及び第2の回動操作体と、
    該第2の回動操作体に同軸に連設された軸体と、
    該軸体の回動方向に並べて設けられた複数の凹部又は凸部を有する係合部と、
    前記第1の回動操作体の回動位置に応じて前記軸体の係合部に対して出没し、突出により前記係合部の凹部又は凸部に係合される複数の被係合部と、
    前記第1の回動操作体に同軸に連設された筒体と、
    該筒体内に配設され、前記被係合部を前記係合部に対して出没可能に保持する保持部と、
    前記筒体の内周面に形成され、前記筒体の回動位置に応じて前記保持部に保持された前記被係合部を突出させる突起部と
    備え、
    前記第1の回動操作体の回動位置に応じて、前記係合部に対して突出する前記被係合部の数が変化するようにしてあること
    を特徴とする操作装置。
  4. 前記被係合部を没入方向へ付勢する付勢手段を更に備えること
    を特徴とする請求項1乃至請求項のいずれか1つに記載の操作装置。
  5. 前記第2の回動操作体の回動を検知する回動検知手段を更に備えること
    を特徴とする請求項1乃至請求項のいずれか1つに記載の操作装置。
  6. 所定間隔を隔てて前記回動方向に複数並べて設けられ、発光部及び受光部を有して該発光部が発する光の前記受光部による受光の有無により遮光を検知する遮光検知手段と、
    前記軸体に前記所定間隔と異なる間隔で複数設けられ、前記軸体の回動に伴って前記発光部が発する光を順に遮光する遮光部と
    を備え、
    前記回動検知手段は、複数の前記遮光検知手段が検知した遮光のタイミングに応じて、前記第2の回動操作体の回動を検知するようにしてあること
    を特徴とする請求項に記載の操作装置。
  7. 記筒体の回動の位置を検知する回動位置検知手段を更に備えること
    を特徴とする請求項1乃至請求項のいずれか1つに記載の操作装置。
  8. 所定間隔を隔てて前記回動方向に複数並べて設けられ、発光部及び受光部を有して該発光部が発する光の前記受光部による受光の有無により遮光を検知する遮光検知手段と、
    前記筒体に複数設けられ、前記発光部が発する光を遮光する遮光部と
    を備え、
    前記回動位置検知手段は、複数の前記遮光検知手段が検知した遮光の組み合わせに応じて、前記第1の回動操作体の回動位置を検知するようにしてあること
    を特徴とする請求項に記載の操作装置。
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