JP5201366B2 - サーバ機能切替え装置、方法及びプログラム、並びにシンクライアントシステム及びサーバ装置 - Google Patents

サーバ機能切替え装置、方法及びプログラム、並びにシンクライアントシステム及びサーバ装置 Download PDF

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Description

本発明は、サーバ機能切替え装置、方法及びプログラム、並びにシンクライアントシステム及びサーバ装置に関し、特にシンクライアントシステムで用いるサーバ機能切替え装置、方法及びプログラムに関する。
シンクライアントシステムとは、ユーザが使うクライアント端末(以下、ユーザ端末)に必要最小限の処理をさせ、ほとんどの処理をサーバ側に集中させたシステムである。近年、PC(パーソナルコンピュータ)の盗難による情報漏えいのリスクを軽減する目的やユーザ端末の管理コストを低減する目的で、シンクライアントシステムが注目されている。シンクライアントシステムは、ユーザ端末にデータを保持しないため、ユーザ端末が盗難された場合でも、個人情報などの重要なデータが漏洩する可能性が低い。また、シンクライアントシステムでは、OS(オペレーティングシステム)やアプリケーションをサーバで集中管理するため、個々のユーザ端末を管理する場合に比べて、トータルの管理コストを低減できるという利点がある。このようなシンクライアントシステムの一例が、非特許文献1に記載されている。
非特許文献1には、ネットワークブート型(ネットブート型)、画面転送型、仮想PC型の3つの方式のシンクライアントシステムが記載されている。
ネットワークブート型は、サーバ上にユーザ端末が使用するOSやアプリケーションやデータのファイルを集約する方式である。この方式によると、OSやアプリケーションは、サーバ上のハードディスクからユーザ端末に読み込まれ、ユーザ端末上で実行される。データは、ユーザ端末上で実行されるアプリケーションにより、サーバ上のハードディスクからユーザ端末内のメモリに読み込まれる。この方式では、OSやアプリケーションやデータがユーザ端末に読み込まれた後は、ネットワークを使用しないため、ネットワークの切断に対して耐性がある。
画面転送型は、サーバ上でアプリケーションを実行し、ユーザ端末に画面情報を転送する方式である。この方式によると、ユーザ端末上では、少なくとも画面表示用のプログラムが動作するが、画面表示用の専用プロセッサを利用する場合もある。データは、サーバ上で実行されるアプリケーションにより読み込まれる。この方式では、データをユーザ端末に読み込まないため、情報漏えいを起こしにくい。
仮想PC型は、サーバ上にクライアント用の仮想マシンを実行し、仮想マシン上でアプリケーションを実行し端末に画面情報を転送する方式である。サーバの代わりに仮想マシンを使用する以外は、画面転送型と同様である。すなわち、ユーザ端末上では、OSと画面表示用のプログラムが動作する。データは、仮想マシン上で実行されるアプリケーションにより読み込まれる。この方式では、情報漏えいを起こしにくい点も画面転送型と同様である。このように仮想PC型は、画面転送型の一形態と考えることができる。
ネットブート型は、PXE(Preboot eXecution Environment)というネットワークブート機能を備えたPCであれば、OSやアプリケーションを何も持たない状態であっても、利用することができる。一方、画面転送型は、画面表示をするだけでよいので、高速なCPUや大容量のメモリを必要とせず、たとえば、携帯電話を画面転送型のユーザ端末として利用することも可能である。
また、もう1つのシンクライアントシステムの例が、特許文献1に記載されている。特許文献1に記載されたシンクライアントシステムでは、ユーザ端末に複数のシンクライアントプログラムを保存できるようにし、それを起動時に選択できるようにすることで、1台のユーザ端末(ネットワーク用端末装置)を複数のサーバのシンクライアントとして利用できるようにしている。
図12は、特許文献1に記載されたシンクライアントシステムの構成を表すブロック図である。図12を参照すると、ユーザ端末905a〜905nには、Windows NT(登録商標)サーバ902、UNIX(登録商標)サーバ903、Terminalサーバ904を利用するための基本ソフトウェアが保存されている。基本ソフトウェアとは、ユーザ端末に格納されて使用されるソフトウェアであり、1種類のOSや表示用ソフトウェアなど、ネットワーク901を介してサーバに格納された各種アプリケーションソフトウェアを遠隔操作するのに必要な最低限のソフトウェアを意味している。各ユーザ端末905a〜905nには、複数の異なる基本ソフトウェアを格納できるように構成されている。
ユーザ端末の起動時に、利用したいサーバを選択すると、そのサーバに対応した基本ソフトウェアが選択されて実行され、ユーザ端末がネットワーク901を介してサーバに接続される。一度選択した後は、デフォルトで前回利用したサーバが選択される。また、ユーザ端末に保存される基本ソフトウェアは、ダウンロードして変更することが可能である。基本ソフトを変更する際には、ユーザ端末側で保存先の記憶装置を選択した後で、サーバを操作して基本ソフトウェアを送信する。さらに、複数のサーバは1つの物理的なサーバに集約されていてもよい。このような構成をとることで、ユーザは、シンクライアント用の基本ソフトウェアを切り替えて、複数のシンクライアント用サーバを利用することができる。また、シンクライアント用サーバを利用しない比較的小型のOSを利用することもできる。
特開2000−339245号公報(第3−8頁、図1) NEC Webページ「シンクライアントシステム」、[online]、[平成19年2月16日検索]、インターネット<URL: http://www.express.nec.co.jp/products/thinclient.html>
しかしながら、上述した関連技術では次のような問題があった。
第1の問題点は、ユーザがネットワークブート型と画面転送型の2種類のユーザ端末を保有していた場合に、2つのユーザ端末間で同一の実行環境を自動的に共有することができないことである。その理由は、非特許文献1に記載されたネットワークブート型と画面転送型のシンクライアントシステムは、それぞれ別の使用環境を提供するものであり、ネットワークブート型で使用していたアプリケーションやOSの設定を、画面転送型で引き継ぐ、あるいは、その逆をすることができないからである。
第2の問題点は、ユーザ端末側からしかサーバ、あるいは、サーバが提供する機能を選択できないことである。その理由は、特許文献1に記載されたシンクライアントシステムでは、ユーザ端末から接続するサーバを選択することになっているためである。実際には、端末のタイプにより、ネットワークブート型を利用できるか、画面転送型を利用できるかは決定できる。例えば、携帯電話は画面転送型ユーザ端末としてしか利用できないことが多い。また、画面転送型の方が、情報漏えいに強いという特徴を考えると、信頼性の低いネットワークを介して接続する場合は、画面転送型のユーザ端末としてしか利用できないようにする方がよい。
本発明の目的は、ネットワークブート型と画面転送型の2種類のユーザ端末間で、同一の実行環境を自動的に共有できるシンクライアントシステムを提供することである。
また、本発明のもう1つの目的は、サーバ側からユーザ端末にサービスを提供するサーバ、或いはサーバが提供する機能を選択できるシンクライアントシステムを提供することである。
上記目的を達成するため、本発明に係るサーバ機能切替え装置は、ネットワークブート型ユーザ端末と、画面転送型ユーザ端末とを含むユーザ端末にネットワークを介して接続され、かつ、シンクライアントシステムで用いられるサーバ機能切替え装置であって、前記ネットワークブート型ユーザ端末に、ブートに必要なファイル群から成るブートイメージを提供するブートイメージ転送部と、前記画面転送型ユーザ端末の実行環境を提供し、かつ、画面情報を提供する端末処理代理実行部と、サーバ機能切替え部とを備える。
前記サーバ機能切替え部は、前記ユーザ端末からその属性情報を含む接続要求を受け付け、当該属性情報に基づいて前記ユーザ端末の属性を判定し、前記ユーザ端末が前記ネットワークブート型ユーザ端末の場合、前記ブートイメージ転送部から前記ユーザ端末にブートイメージを転送させ、前記ユーザ端末が前記画面転送型ユーザ端末の場合、前記ブートイメージ転送部から前記端末処理代理実行部にブートイメージを送信させると共に前記端末処理代理実行部から前記ユーザ端末に画面情報を送信させるよう動作する。
第1の効果は、ネットワークブート型と画面転送型の2種類のユーザ端末間で、同一の実行環境を自動的に共有できることにある。その理由は、本発明のサーバ機能切替え装置が、ユーザ端末をネットワークブート型であると判断した場合は、サーバにブートイメージを転送する機能を提供させ、一方、ユーザ端末を画面転送型であると判断した場合には、サーバ側にシンクライアント用のマシンを用意し、そのマシンをネットワークブートさせ、シンクライアント用の実行環境と画面転送機能を提供させるからである。
第2の効果は、サーバ側からユーザ端末にサービスを提供するサーバ、或いはサーバが提供する機能を選択できることにある。その理由は、同一のユーザであっても、ユーザ端末の属性情報によって、本発明のサーバ機能切替え装置が、サーバが提供するシンクライアント機能を画面転送型向けかネットブート型向けかを自動的に切り替えるからである。
本発明の第1の実施の形態に係るシンクライアントシステムの構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態に係るシンクライアントシステムで用いるサーバ機能切替え装置としての画面転送/ネットワークブート切替えシステムの構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態の動作を示す流れ図である。 図3に示すネットワークブート処理の動作を示す流れ図である。 図3に示す画面転送サーバ準備処理の動作を示す流れ図である。 本発明の第2の実施の形態に係るシンクライアントシステムで用いるサーバ機能切替え装置としての画面転送/ネットワークブート切替えシステムの構成を示すブロック図である。 図3に示すネットワークブート処理の別の動作を示す流れ図である。 本発明の第1の実施例に係るシンクライアントシステムのハードウェア構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施例に係るシンクライアントシステムのソフトウェア構成を示すブロック図である 本発明の第2の実施例に係るシンクライアントシステムの構成を示すブロック図である。 本発明の第3の実施例に係るシンクライアントシステムの構成を示すブロック図である。 関連技術のシンクライアントシステムの構成を示すブロック図である。
符号の説明
10、20 画面転送/ネットワークブート切替えシステム
11 ネットワーク
12 画面転送型ユーザ端末
13 ネットワークブート型ユーザ端末
90 コンピュータ
91 CPU
92 メモリ
93 ハードディスク
93a ブートサーバプログラムファイル
93b リモート接続受付サーバプログラムファイル
93c ブートイメージファイル
94 NIC
96 LAN
97 PDA
98 PC
101 ブートイメージ転送部
102 端末処理代理実行部
103、203 サーバ機能切替え部
111 ブートサーバ
112 リモート接続受付サーバ
113 仮想マシン
114 OS
115 VNCサーバ
116 VNCクライアント
204 第2のブートイメージ転送部
1000 クラスタ
1001 ブートサーバ装置
1002 画面転送サーバ装置
1003、2003 リモート接続受付サーバ装置
1004 ネットワークスイッチ
2001 OS提供データセンタ
2002 マシン提供データセンタ
次に、本発明に係るサーバ機能切替え装置、方法及びプログラム、並びにシンクライアントシステム及びサーバ装置を実施するための最良の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
(第1の実施の形態)
まず、図1〜図5を参照して、本発明の第1の実施の形態について説明する。
図1は、本実施の形態に係るシンクライアントシステムの構成を示すブロック図である。図1を参照すると、本実施の形態のシンクライアントシステムは、サーバ機能切替え装置としての画面転送/ネットワークブート切替えシステム10、ネットワーク11、画面転送型ユーザ端末12、及びネットワークブート型ユーザ端末13から構成される。
画面転送/ネットワークブート切替えシステム10は、ネットワーク11を介して、画面転送型ユーザ端末12と、ネットワークブート型ユーザ端末13と接続され、相互に通信を行う。ここでは、説明を簡単にするために、画面転送型ユーザ端末12及びネットワークブート型ユーザ端末13を1台ずつ記載したが、どちらの端末も複数台、接続されてもよい。
画面転送型ユーザ端末12は、画面転送型のシンクライアントシステムで用いられるユーザ端末であり、サーバから送信される画面情報を表示する機能を有する端末である。画面転送型ユーザ端末では、前記画面情報を表示するためのソフトウェアが動作する。このようなソフトウェアとしては、例えば、Citrix(登録商標)のICA ClientやMicrosoft(登録商標)のRemote Desktop Clientなどがある。
画面転送型端末12は、画面転送/ネットワークブート切替えシステム10に画面転送型接続要求を送信することにより、画面転送/ネットワークブート切替えシステム10との間にネットワーク接続を確立し、画面情報を受信する。画面転送型接続要求には、少なくとも、ユーザ端末の位置情報が含まれる。ユーザ端末の位置情報とは、ユーザ端末の所在を示すアドレスである。この位置情報としては、例えば、IPアドレスを利用できる。
一方、ネットワークブート型ユーザ端末13は、ネットワークブート型のシンクライアントシステムで用いられるユーザ端末であり、サーバから送信されるブートイメージを受信して、ブートし、起動後はOSやアプリケーションをその上で実行する。ネットワークブートの方式としては、例えば、PXEブートによる方法がある。
ネットワークブート型ユーザ端末13は、画面転送/ネットワークブート切替えシステム10にブート型接続要求を送信することにより、画面転送/ネットワークブート切替えシステム10との間にネットワーク接続を確立し、ブートイメージを受信する。ブート型接続要求には、少なくとも、ユーザ端末の位置情報が含まれる。ユーザ端末の位置情報は、画面転送型ユーザ端末12と同様である。すなわち、ユーザ端末の位置情報はユーザ端末の所在を示すアドレスである。
ここで、ブートイメージとは、ブートに必要なファイル群であり、少なくとも、OSの中核部分を含む。例えば、Linuxの場合、OSの中核部分はカーネルである。さらに、ブートイメージには、コマンド、設定ファイル、ユーザが利用するファイルなどを含むこともある。例えば、Linuxの場合、コマンドは/binや/sbinというディレクトリの下に置かれる一群の実行ファイルであり、設定ファイルは/etcというディレクトリの下に置かれるファイル群である。ユーザが利用するファイルは、例えば、Linuxの場合、/homeというディレクトリの下に置かれることが多い。ブートイメージに複数のファイルが含まれる場合、それらのファイルをまとめて1つのファイルにしてもよい。1つのファイルにまとめる方法としては、例えば、ZIPなどの圧縮方式を使う方法がある。
図2は、画面転送/ネットワークブート切替えシステム10の構成を示すブロック図である。図2を参照すると、画面転送/ネットワークブート切替えシステム10は、ブートイメージ転送部101、端末処理代理実行部102、サーバ機能切替え部103から構成される。
ブートイメージ転送部101は、ネットワークブート用のブートイメージを1つ保存している。さらに、サーバ機能切替え部103から要求された時に、ブートイメージ転送処理として、指定された転送先へブートイメージを転送する。ブートイメージ転送処理の要求では、少なくとも、ブートイメージの転送先の位置情報が与えられる。転送先の位置情報としては、例えば、IPアドレスを利用できる。ブートイメージの転送先が、ネットワークブート型ユーザ端末13の場合、ブートイメージ転送部101は、ネットワークブート型シンクライアントシステムのサーバとして機能する。
端末処理代理実行部102は、画面転送型シンクライアントシステムのサーバとして機能する。すなわち、画面転送型ユーザ端末13に対して、画面の画像データを送信する。ただし、端末処理代理実行部102は、始めから、画面転送型ユーザ端末13用のOSを起動しているのではなく、サーバ機能切替え部103から要求された時に、ブート開始処理として、ブートイメージ転送部101からブートイメージを取得して、OSやアプリケーションを起動する。
サーバ機能切替え部103は、画面転送型ユーザ端末12とネットワークブート型ユーザ端末13から、ネットワーク11を介して、ユーザ端末からの接続要求を受け付ける。前述のようにユーザ端末からの接続要求には、画面転送型ユーザ端末12から送信される画面転送型接続要求と、ネットワークブート型ユーザ端末13から送信されるブート型接続要求がある。
さらに、サーバ機能切替え部103は、ユーザ端末からの接続要求が画面転送型接続要求である場合には、接続を要求してきたユーザ端末が画面転送型ユーザ端末12であると判定し、端末処理代理実行部102に対して、ブート開始処理を要求する。ブート開始処理の要求には、少なくとも、ユーザ端末の位置情報が含まれる。この位置情報には、画面転送型接続要求に含まれるユーザ端末の位置情報を指定する。一方、ユーザ端末からの接続要求がブート型接続要求である場合には、ネットワークブート型ユーザ端末13であると判定し、ブートイメージ転送部101にブートイメージ転送処理を要求する。ブートイメージ転送処理の要求には、少なくとも、ユーザ端末の位置情報が含まれる。この位置情報には、ブート型接続要求に含まれるユーザ端末の位置情報を指定する。
ユーザ端末からの接続要求を区別するためには、例えば、接続要求の中に、ユーザ端末のタイプを含ませる方法がある。この場合、ユーザ端末のタイプを示す識別子としては、例えば、画面転送型の場合は“RDT”、ネットワークブート型の場合は“NBT”というような文字列を利用できる。また、ユーザ端末からの接続要求を区別するためもう1つの例として、例えば、TCP/IP通信のポート番号を利用できる。この場合、例えば、ポート番号が、100番であれば、画面転送型ユーザ端末、200番であれば、ネットワークブート型ユーザ端末と判定する。
次に、図1、図2及び図3を参照して、本実施の形態の全体の動作について詳細に説明する。
図3は、本実施の形態の動作を表すフローチャートである。まず、サーバ機能切替え部103は、ユーザ端末接続要求を受信する(ステップS1)。次いで、サーバ機能切替え部103は、ユーザ端末接続要求に含まれる端末のタイプを示す識別子を取り出して、ユーザ端末の種類を判定する(ステップS2)。その結果、ユーザ端末のタイプがネットワークブート型ユーザ端末13である場合、後述のネットワークブート処理を行う(ステップS3)。一方、ユーザ端末のタイプが画面転送型ユーザ端末である場合、後述の画面転送サーバ準備処理を行う(ステップS4)。
次に、図4を参照して、ネットワークブート処理(図3:ステップS3)について説明する。まず、サーバ切替え部103は、ブートイメージ転送部101に対してブートイメージ転送処理を要求する(ステップS31)。次いで、ブートイメージ転送部101は、指定されたユーザ端末に対して指定されたブートイメージを転送する(ステップS32)。
次に、図5を参照して、画面転送サーバ準備処理(図3:ステップS4)について説明する。まず、サーバ機能切替え部103は、端末処理代理実行部102に対してブート開始処理を要求する(ステップS41)。次いで、端末処理代理実行部102は、ブートイメージ転送部101に対してブートイメージ転送処理を要求する(ステップS42)。次いで、ブートイメージ転送部101は、指定されたブートイメージを端末処理代理実行部102に転送する(ステップS43)。そして、端末処理代理実行部102は、転送されたブートイメージを受信し、ブート後、ユーザ端末との接続を確立し、ユーザ端末に対して画面の画像データを送信する(ステップS44)。
次に、本実施の形態の効果について説明する。
本実施の形態では、ネットワークブート型シンクライアントシステム用のサーバと、画面転送型シンクライアントシステム用のサーバと、サーバ機能切替え部104とを組み合わせた構成をとることにより、ネットワークブート型シンクライアントシステムのユーザ端末と、画面転送型シンクライアント用のサーバとで同一のブートイメージを利用することが可能になる。すなわち、ユーザは、画面転送型ユーザ端末12と、ネットワークブート型ユーザ端末13とで同一の実行環境を利用できる。
すなわち、本実施の形態によれば、同一のユーザに対し、ユーザ端末のタイプを示すID(識別子)等の属性情報によって、サーバが提供するシンクライアント機能を画面転送型向けかネットブート型向けかを自動的に切り替えられ、かつ、どちらの場合でも同一の使用環境を提供できるシンクライアントシステムを提供することができる。
(第2の実施の形態)
次に、図6及び図7を参照して、本発明の第2の実施の形態について説明する。
第1の実施の形態では、ネットワークブート型ユーザ端末と画面転送型ユーザ端末があらかじめ分かれており、画面転送/ネットワークブート切替えシステム10は、ユーザ端末のタイプによって、提供するシンクライアントサービスを切り替えた。これに対し、本実施の形態のシンクライアントシステムでは、ユーザ端末のタイプだけでなく、ユーザ端末とサーバを接続するネットワーク接続の性能によって、提供するシンクライアントサービスを切り替える。
本実施の形態について詳細に説明する。本実施の形態のシンクライアントシステムは、第1の実施の形態と比べて、画面転送/ネットワークブート切替えシステム10を画面転送/ネットワークブート切替えシステム20に置き換えたものなので、第1の実施の形態との差分である画面転送/ネットワークブート切替えシステム20について説明する。
図6は、画面転送/ネットワークブート切替えシステム20の構成を示すブロック図である。図6を参照すると、画面転送/ネットワークブート切替えシステム20は、ブートイメージ転送部101、端末処理代理実行部102、サーバ機能切替え部203、及び第2のブートイメージ転送部204から構成される。
ブートイメージ転送部101と、端末処理代理実行部102とは、第1の実施の形態と同様である。すなわち、ブートイメージ転送部102は、ネットワークブート用のブートイメージを1つ保存しており、サーバ機能切替え部103から要求された時に、ブートイメージ転送処理として、指定された転送先へブートイメージを転送する。ブートイメージ転送処理の要求では、少なくとも、ブートイメージの転送先の位置情報が与えられる。端末処理代理実行部102は、画面転送型ユーザ端末に対して、画面の画像データを送信する。ただし、端末処理代理実行部102は、始めから、画面転送型ユーザ端末用のOSを起動しているのではなく、サーバ機能切替え部103から要求された時に、ブート開始処理として、ブートイメージ転送部101からブートイメージを取得して、OSやアプリケーションを起動する。
第2のブートイメージ転送部204は、ネットワークブート用のブートイメージを保存している。ただし、保存しているブートイメージは画面転送型シンクライアント機能を提供するための小型ブートイメージ(第2のブートイメージ)であり、ブートイメージ転送部101が保持するブートイメージとは異なる。
さらに、第2のブートイメージ転送部204は、第2のブートイメージ転送処理を要求されると、指定された転送先へ、小型ブートイメージを転送する。第2のブートイメージ転送処理の要求では、少なくとも、ブートイメージの転送先の位置情報が与えられる。転送先の位置情報としては、例えば、IPアドレスを利用できる。
ここで、小型ブートイメージとは、画面転送型シンクライアント機能を提供するために必要なファイル群であり、少なくとも、OSの中核部分と画面転送型シンクライアントのプログラムを含む。小型ブートイメージにこれら以外のファイルを含めることも可能であるが、ブートイメージのサイズを小さくするためには、最低限のファイルだけを含むように構成することが望ましい。小型ブートイメージに複数のファイルが含まれる場合、それらのファイルをまとめて1つのファイルにしてもよい。1つのファイルにまとめる方法としては、例えば、ZIPなどの圧縮方式を使う方法がある。
サーバ機能切替え部203は、ネットワーク11を介して、画面転送型ユーザ端末12からの画面転送型接続要求と、ネットワークブート型ユーザ端末13からの第2のブート型接続要求とを、それぞれ受信する。
画面転送型接続要求は、第1の実施の形態と同様である。すなわち、少なくとも、ユーザ端末の位置情報が含まれる。一方、第2のブート型接続要求には、少なくとも、ネットワーク接続の性能を示す情報(以下、「NW性能情報」と呼ぶ。)と、ユーザ端末の位置情報とが含まれる。
NW性能情報としては、例えば、ユーザ端末と画面転送/ネットワークブート切替えシステム20の間のネットワーク接続の転送速度やネットワークレイテンシを利用することができる。また、別の例として、NW性能情報にネットワークの信頼性、具体的には、社内からの接続か社外からの接続か、あるいは、データ転送に用いられる暗号化の強度などを利用することができる。ユーザ端末の位置情報は、ブート型接続要求と同様、ユーザ端末の所在を示すアドレスである。
さらに、サーバ機能切替え部203は、第1の実施の形態と同様に、ユーザ端末からの接続要求により、接続を要求してきたユーザ端末が、画面転送型ユーザ端末12であるか、ネットワークブート型ユーザ端末13であるかを判定する。ユーザ端末からの接続要求が画面転送型接続要求の場合の処理は、第1の実施形態と同様である。すわなち、端末処理代理実行部102に対して、ブート開始処理を要求する。
一方、ユーザ端末からの接続要求がブート型接続要求の場合、サーバ機能切替え部203は、ユーザ端末接続要求に含まれるNW性能情報により、接続を要求してきたユーザ端末を、画面転送型シンクライアントして動作させるか、ネットワークブート型シンクライアントとして動作させるかを選択する。
このユーザ端末の選択の方法として、例えば、NW性能情報としてネットワーク接続の転送速度を利用する場合、転送速度が基準値に満たないならば、画面転送型シンクライアントとして動作させることを選択し、転送速度が基準値以上ならば、ネットワークブート型シンクライアントとして動作させることを選択する方法がある。選択の結果、ネットワークブート型シンクライアントして動作させることを決定したならば、第1の実施の形態と同様に、ブートイメージ転送部101にブートイメージ転送処理を要求する。一方、画面転送型シンクライアントして動作させることを決定したならば、第2のブートイメージ転送部204に、第2のブートイメージ転送処理を要求する。
次に、図6、及び図7を参照して、本実施の形態の動作のうち、第1の実施の形態と異なる部分について詳細に説明する。
図7は、本実施の形態のネットワークブート処理を示すフローチャートである。本実施の形態は、全体の動作は第1の実施の形態と同様で、図3におけるネットワークブート処理の部分が、第1の実施の形態と異なるので、その部分だけを説明する。
まず、サーバ機能切替え部203は、ブート型接続要求に含まれるNW性能情報を取り出して、その情報に基づいて、接続を要求してきたユーザ端末を、画面転送型シンクライアントして動作させるか、ネットワークブート型シンクライアントとして動作させるかを選択する(ステップS51)。
ステップS51でユーザ端末をネットワークブート型シンクライアントとして動作させることを決定した場合、サーバ機能切替え部203は、ブートイメージ転送部101に対してブートイメージ転送処理を要求する(ステップS52)。次いで、ブートイメージ転送部101は、指定されたユーザ端末に対して指定されたブートイメージを転送する(ステップS53)。
一方、ステップS51でユーザ端末を画面転送型シンクライアントとして動作させることを選択した場合、サーバ機能切替え部203は、第2のブートイメージ転送部204に対して第2のブートイメージ転送処理を要求する(ステップS54)。次いで、第2のブートイメージ転送部204は、指定されたユーザ端末に対して小型ブートイメージを転送する(ステップS55)。
以上が、本実施の形態のネットワークブート処理を示すフローチャートである。
ネットワークブート型ユーザ端末13のうち、第2のブートイメージ転送部204からのブートイメージを受信し、ブートしたものは、ブート後に、画面転送型接続要求を画面転送/ネットワークブート切替えシステム20に送信する。これにより、画面転送型ユーザ端末12が画面転送型接続要求を送信した場合と同様の処理が、画面転送/ネットワークブート切替えシステム20内でなされて、ネットワークブート型ユーザ端末13が画面転送型シンクライアントとして動作する。
次に、本実施の形態の効果について説明する。
本実施の形態では、ネットワークブート型ユーザ端末13が接続要求した場合に、NW性能情報に基づいて画面転送型シンクライアントして動作させるか、ネットワークブート型シンクライアントとして動作させるかを選択するように構成されている。このため、同じネットワークブート型ユーザ端末13を利用する場合でも、その時に使用するネットワーク接続の性能によって、適切なシンクライアントサービスをユーザに提供できる。
すなわち、本実施の形態によれば、ネットワークのスループットやレイテンシや安全性によって、サーバが提供するシンクライアント機能を画面転送型向けかネットブート型向けかを自動的に切り替えられかつ、どちらの場合でも同一の使用環境を提供できるシンクライアントシステムを提供することができる。
以上説明したように、第1及び第2の実施の形態によれば、ユーザ端末の種類や属性、ユーザ端末とサーバ間のネットワークの種類や属性に基づいて、サーバが画面転送機能を提供するかネットワークブート機能を提供するかを切り替えることができる。
次に、前述した第1及び第2の実施の形態の変形例について説明する。
(変形例1)
第1及び第2の実施の形態では、ブートイメージとして、OSやアプリケーションを含むファイル群を利用し、ユーザ端末や端末処理代理実行部102をネットワークブートさせたが、ブートイメージの代わりにハイバネーションイメージを利用してもよい。ハイバネーションイメージとは、実行中のマシンのメモリの状態をファイルに保存したものである。ハイバネーションイメージを利用することにより、作業中のプログラムをそのまま状態で保存し、後から、あるいは、別のマシン上で、実行状態を引き継いで、作業を再開することが可能になる。
(変形例2)
さらに、本実施の形態のもう1つの変形例について説明する。
第1及び第2の実施の形態では、ブートイメージ転送部101が1つのブートイメージを保持していたが、複数のブートイメージを保持するように変更してもよい。この変更に伴い、画面転送型接続要求には、少なくとも、ユーザ端末の位置情報と、ブートイメージの識別子とが含まれるように変更される。
ブート型接続要求には、少なくとも、ユーザ端末の位置情報と、ブートイメージの識別子とが含まれるように変更される。ブートイメージ転送部101に対する、ブートイメージ転送処理の要求では、少なくとも、ブートイメージを指定する識別子と、ブートイメージの転送先の位置情報が与えられるように変更される。
端末処理代理実行部102に対する、ブート開始処理の要求では、少なくとも、ブートイメージの識別子が与えられるように変更される。ブートイメージの識別子と、ブートイメージを指定する識別子としては、ファイル名やパス名を利用できる。
本変形例では、1つの画面転送/ネットワークブート切替えシステム20で複数のブートイメージを画面転送/ネットワークブート切替えシステム上に保存することが可能になり、ブートイメージの効率的な管理が可能になる。
(変形例3)
さらに、本実施の形態の3つ目の変形例について説明する。
第2の実施の形態では、1つのネットワークから接続を受け付け、ネットワークの属性により提供するシンクライアントサービスを切り替えていた。本変形例では、複数のネットワークから接続を受け付けるようにしてもよい。複数のネットワークから接続を受け付ける場合、ネットワーク毎にネットワークブート専用、画面転送専用と分けることが可能になる。
以下、図8〜図11を参照して、本発明の具体的な実施例について説明する。
第1の実施例は、本発明の第1の実施の形態に対応するものであり、1台のコンピュータ上で、画面転送/ネットワークブート切替えシステム10を動作させる。図8は、本実施例のハードウェア構成を表すブロック図、図9は本実施例のソフトウェア構成を表すブロック図である。
図8を参照すると、画面転送/ネットワークブート切替えシステム10を実現するコンピュータ90は、少なくとも、CPU(Central Processing Unit)91、メモリ92、ハードディスク93、NIC(ネットワークインタフェースカード)94を搭載した一般的なコンピュータである。
図9を参照すると、ブートイメージ転送部101、サーバ機能切替え部103は、それぞれ、ブートサーバ111、リモート接続受付サーバ112として実現される。この2つのプログラムは、図8に示すように、コンピュータ90内で、ハードディスク93上にファイル93a、ファイル93bとして保存され、メモリ92にロードされ、CPU91により実行される。リモート接続受付サーバ112は、NIC94及びLAN96を介して、ユーザ端末と接続される。
さらに端末処理代理実行部102は、サーバ上に用意された仮想マシン103として実現される。仮想マシン113は、サーバ上でVMware(登録商標)やXenなどの既存の仮想マシンソフトウェアを動作させることで提供できる。また、ブートイメージは、図8に示すように、ハードディスク93上にファイル93cとして保存されており、ブートサーバ111により、アクセスされる。
さらに、コンピュータ90に接続するユーザ端末として、PDA(Personal Digital Assistant)97とPC98がある。PDA97は、画面転送型ユーザ端末12に対応し、PC98は、ネットワークブート型ユーザ端末13に対応する。
PDA97には、画面表示アプリケーションであるVNC(Virtual Network Computing)クライアント116が動作している。PDA97からコンピュータ90にVNCの接続要求を出すと、リモート接続受付サーバ112がそれを受信し、仮想マシン113に対してブート開始コマンドを発行する。
仮想マシン113は、ブートを開始すると、PXEブートの手順に従い、ブートサーバ111に仮想的なネットワークを通じて接続し、ブートイメージを取得し、その中に含まれるOS114をブートする。仮想マシン113は、OS114のブートを完了すると、ブートイメージに含まれるVNCサーバ115を起動し、画面情報をPDA97に送信する。PDA97のVNCクライアント116は、その画面データを受信して、PDAの画面に表示する。
一方、PC98は、電源投入によりブートを開始すると、PXEブートの手順に従い、コンピュータ90にネットワークブートの接続要求を出し、リモート接続受付サーバ112がそれを受信し、ブートサーバ111に対して、ブートイメージ転送を指示するコマンドを実行する。そして、ブートサーバ111が、PC98に対してブートイメージを送信する。PC98は、ブートイメージを取得し、その中に含まれるOS114をブートする。
上記のように、第1の実施例は動作する。この例により、1台のコンピュータ90に画面転送/ネットワークブート切替えシステム10の機能を持たせることにより、ユーザの使用する端末がPDAかPCかで、コンピュータ90が提供するシンクライアントサービスを、それぞれ、VNCによる画面転送型と、PXEブートによるネットワークブート型とに切り替えられることを示した。
次に、第2の実施例について説明する。第2の実施例は、複数のコンピュータから構成されるクラスタ上で、画面転送/ネットワークブート切替えシステム10を動作させる。図10は、第2の実施例のハードウェア構成を示すブロック図である。
図10を参照すると、画面転送/ネットワークブート切替えシステム10を実現するクラスタ1000は、ブートサーバ装置1001、画面転送サーバ装置1002、リモート接続受付サーバ装置1003、ネットワークスイッチ1004から構成される。
クラスタ1000内で、ブートイメージ転送部101、端末処理代理実行部102、サーバ機能切替え部103は、それぞれ、ブートサーバ装置1001、画面転送サーバ装置1002、リモート接続受付サーバ装置1003として実現される。
ブートサーバ装置1001、画面転送サーバ装置1002、リモート接続受付サーバ装置1003は、CPU、メモリ、NICなどを搭載するコンピュータであり、ネットワークスイッチ1004に接続され、相互に通信できる。
ブートサーバ装置1001では、第1の実施例のブートサーバ111と同様のプログラムが動作する。リモート接続受付サーバ装置1003では、第1の実施例の接続受付サーバ112と同様のプログラムが動作する。画面転送サーバ装置1002は、複数台から構成され、また、ユーザ端末と接続していない状態では、OSがブートされていない状態にある。
PDA97からリモート接続受付サーバ装置1003にVNCの接続要求が出されると、リモート接続受付サーバ装置1003はそれを受信し、画面転送サーバ装置1002の1つを選択し(ここでは、1002−1とする)、その画面転送サーバ装置1002−1に対してブート開始コマンドを発行する。
画面転送サーバ装置1002−1は、ブートを開始すると、PXEブートの手順に従い、ブートサーバ装置1001にネットワークスイッチ1004を通じて接続し、第1の実施例と同様のブートイメージを取得し、その中に含まれるOSをブートする。画面転送サーバ装置1002−1は、OSのブートを完了すると、ブートイメージに含まれるVNCサーバを起動し、LAN96を介して、画面情報をPDA97に送信する。PDA97のVNCクライアントは、その画面データを受信して、PDAの画面に表示する。
一方、PC98は、電源投入によりブートを開始すると、PXEブートの手順に従い、リモート接続受付サーバ装置1003にネットワークブートの接続要求を出す。リモート接続受付サーバ装置1003は、それを受信し、ネットワークスイッチ1004を通じてブートサーバ装置1001に対して、ブートイメージ転送を指示するコマンドを実行する。そして、ブートサーバ装置1001が、LAN96を介して、PC98に対してブートイメージを送信する。PC98は、ブートイメージを取得し、その中に含まれるOSをブートする。
上記のように、第2の実施例は動作する。この例により、複数のコンピュータから構成されるクラスタに画面転送/ネットワークブート切替えシステム10の機能を持たせることにより、ユーザの使用する端末がPDAかPCかで、コンピュータ90が提供するシンクライアントサービスを、それぞれ、VNCによる画面転送型と、PXEブートによるネットワークブート型とに切り替えられることを示した。
次に、第3の実施例について説明する。第3の実施例は、広域網上の複数のデータセンタに、画面転送/ネットワークブート切替えシステム10の各要素を分散配置し、動作させる。図11は、第3の実施例のシステム構成を示すブロック図である。
図11を参照すると、本実施例の画面転送/ネットワークブート切替えシステムは、OS提供データセンタ2001、マシン提供データセンタ2002、リモート接続受付サーバ装置2003、及び広域網2004から構成される。
本実施例では、ブートイメージ転送部101は、OS提供データセンタ2001として実現され、端末処理代理実行部102は、マシン提供データセンタ2002として実現される。サーバ機能切替え部103は、リモート接続受付サーバ装置2003として実現される。OS提供データセンタ2001では、第2の実施例と同様のブートサーバ装置1001が動作し、ブートイメージを提供する。マシン提供データセンタ2002は、複数台のコンピュータを保有し、第2の実施例と同様の画面転送サーバ装置1002として提供する。
広域網2004を通じて、PDA97からリモート接続受付サーバ装置2003にVNCの接続要求が出されると、リモート接続受付サーバ装置2003は、それを受信し、広域網2004を通じて、マシン提供データセンタ2002にブート開始要求を送信する。マシン提供データセンタ2002は、画面転送サーバ装置1002の1つを選択し(ここでは、1002−1とする)、その画面転送サーバ装置1002−1に対してブート開始コマンドを発行する。
画面転送サーバ装置1002−1は、ブートを開始すると、PXEブートの手順に従い、OS提供データセンタ2001に広域網2004を通じて接続し、第1の実施例と同様のブートイメージを取得し、その中に含まれるOSをブートする。画面転送サーバ装置1002−1は、OSのブートを完了すると、ブートイメージに含まれるVNCサーバを起動し、広域網2004を通じて、画面情報をPDA97に送信する。PDA97のVNCクライアントはその画面データを受信して、PDAの画面に表示する。
一方、PC98は、電源投入によりブートを開始すると、PXEブートの手順に従い、リモート接続受付サーバ装置2003にネットワークブートの接続要求を出す。リモート接続受付サーバ装置2003は、その接続要求を受信し、OS提供データセンタ2001に広域網2004を通じて接続し、ブートイメージの転送を指示するコマンドを実行する。そして、OS提供データセンタ2001が、PC98に対してブートイメージを送信する。PC98は、ブートイメージを取得し、その中に含まれるOSをブートする。
なお、上記のシンクライアントシステムは、そのハードウェア及びソフトウェア構成は特に限定されるものではなく、上述した各部の機能を実現可能なものであれば、いずれのものでも適用可能である。例えば、各部の機能毎に回路を独立させて構成したものでも、複数の機能を1つの回路にまとめて一体に構成したものでも、いずれのものであってもよい。或いは、全ての機能を主にソフトウェアの処理で実現するものでもあってもよい。
また、上記のシンクライアントシステムを構成する各部の少なくとも一部の機能を、プログラムコードを用いて実現する場合、かかるプログラムコード及びこれを記録する記録媒体は、本発明の範疇に含まれる。この場合、オペレーティングシステム等の他のソフトウェアと共同して上記機能が実現される場合は、それらのプログラムコードも含まれる。記録媒体には、コンピュータ内に配置されるメモリ装置やハードディスク装置のほか、CD−ROM、DVD−ROM等のディスク型記録媒体や、磁気テープ等のテープ型記録媒体、或いは持ち運び可能な半導体メモリ等の可搬型記録媒体も含まれる。また、他の実施形態としては、インターネット等の通信ネットワークを介してコンピュータ機の記録媒体上に格納されたプログラムコードをダウンロードしたりする態様も含まれる。
(その他の実施の形態)
本発明の上記実施の形態及び実施例では、同一のユーザに対し、ユーザ端末の属性によって、サーバが提供するシンクライアント機能を画面転送型向けかネットブート型向けかを自動的に切り替え、かつ、どちらの場合でも同一の使用環境を提供している。以下、その他の実施の形態について列挙する。
本発明の他の実施の形態に係るサーバ機能切替え装置は、ネットワークブート型ユーザ端末と、画面転送型ユーザ端末とを含むユーザ端末にネットワークを介して接続され、かつ、シンクライアントシステムで用いられるものである。このサーバ機能切替え装置は、ネットワークブート型ユーザ端末に、ブートに必要なファイル群から成るブートイメージを提供するブートイメージ転送部と、画面転送型ユーザ端末の実行環境を提供し、かつ、画面情報を提供する端末処理代理実行部と、サーバ機能切替え部とを備える。サーバ機能切替え部は、ユーザ端末からその属性情報を含む接続要求を受け付け、属性情報に基づいてユーザ端末の属性を判定し、ユーザ端末がネットワークブート型ユーザ端末の場合、ブートイメージ転送部からユーザ端末にブートイメージを転送させ、ユーザ端末が画面転送型ユーザ端末の場合、ブートイメージ転送部から端末処理代理実行部にブートイメージを送信させると共に端末処理代理実行部からユーザ端末に画面情報を送信させるよう動作する。この構成のサーバ機能切替え装置において、属性情報は、ユーザ端末のタイプを示す識別子、又はTCP/IP通信のポート番号であってもよい。
上記構成のサーバ機能切替え装置において、ネットワークブート型ユーザ端末に画面転送型シンクライアント機能を提供するために必要なファイル群から構成される第2のブートイメージを提供する第2のブートイメージ転送部をさらに備えてもよい。サーバ機能切替え部は、ユーザ端末がネットワークブート型ユーザ端末の場合、接続要求に含まれる、ネットワーク接続の性能を示す情報に基づいて、ユーザ端末をネットワークブート型シンクライアント及び画面転送型シンクライアントのいずれか一方として動作させることを選択し、ユーザ端末をネットワークブート型シンクライアントとして動作させることが選択された場合、ブートイメージ転送部からユーザ端末にブートイメージを転送させる一方、ユーザ端末を画面転送型シンクライアントとして動作させることが選択された場合、第2のブートイメージ転送部からユーザ端末に第2のブートイメージを送信させる手段を備えてもよい。
上記構成のサーバ機能切替え装置において、ネットワーク接続の性能を示す情報は、ネットワーク接続の転送速度を示す情報を有し、サーバ機能切替え部は、転送速度が所定の基準値に満たない場合、ユーザ端末を画面転送型シンクライアントとして動作させることを選択する一方、転送速度が基準値以上の場合、ユーザ端末を画面転送型シンクライアントとして動作させることを選択してもよい。
上記構成のサーバ機能切替え装置において、ネットワーク接続の性能を示す情報は、ネットワークレイテンシを示す情報を有してもよい。ネットワーク接続の性能を示す情報は、ネットワークの信頼性を示す情報を有してもよい。
上記構成のサーバ機能切替え装置において、ネットワークは、複数のネットワークから成り、サーバ機能切替え部は、複数のネットワーク毎にユーザ端末をネットワークブート型シンクライアントとして動作させるか、或いは画面転送型シンクライアントとして動作させるかを選択してもよい。ブートイメージの代わりに、実行中のマシンのメモリの状態を保存するファイルから成るハイバネーションイメージを用いてもよい。ブートイメージには、複数のブートイメージが含まれ、接続要求には、複数のブートイメージを指定する識別子が含まれてもよい。
上記構成のサーバ機能切替え装置において、ブートイメージ転送部、端末処理代理実行部、及びサーバ機能切替え部は、1台のコンピュータ上で動作するように構成されてもよい。ブートイメージ転送部、端末処理代理実行部、及びサーバ機能切替え部は、複数のコンピュータから構成されるクラスタ上で動作するように構成されてもよい。ブートイメージ転送部、端末処理代理実行部、及びサーバ機能切替え部は、広域網上の複数のデータセンタに分散配置して動作するように構成されてもよい。
本発明の他の実施の形態に係るサーバ機能切替え方法は、ネットワークブート型ユーザ端末と、画面転送型ユーザ端末とを含むユーザ端末にネットワークを介して接続され、かつ、シンクライアントシステムで用いられるものである。この方法では、ブートイメージ転送部が、ネットワークブート型ユーザ端末に、ブートに必要なファイル群から成るブートイメージを提供し、端末処理代理実行部が、画面転送型ユーザ端末の実行環境を提供し、かつ、画面情報を提供する。そして、サーバ機能切替え部が、ユーザ端末からその属性情報を含む接続要求を受け付け、属性情報に基づいてユーザ端末の属性を判定し、ユーザ端末がネットワークブート型ユーザ端末の場合、ブートイメージ転送部からユーザ端末にブートイメージを転送させ、ユーザ端末が画面転送型ユーザ端末の場合、ブートイメージ転送部から端末処理代理実行部にブートイメージを送信させると共に端末処理代理実行部からユーザ端末に画面情報を送信させる。
上記構成のサーバ機能切替え方法において、さらに、第2のブートイメージ転送部が、ネットワークブート型ユーザ端末に画面転送型シンクライアント機能を提供するために必要なファイル群から構成される第2のブートイメージを提供する。また、サーバ機能切替え部が、ユーザ端末がネットワークブート型ユーザ端末の場合、接続要求に含まれる、ネットワーク接続の性能を示す情報に基づいて、ユーザ端末をネットワークブート型シンクライアント及び画面転送型シンクライアントのいずれか一方として動作させることを選択する。これにより、ユーザ端末をネットワークブート型シンクライアントとして動作させることが選択された場合、ブートイメージ転送部からユーザ端末にブートイメージを転送させる。ユーザ端末を画面転送型シンクライアントとして動作させることが選択された場合、第2のブートイメージ転送部からユーザ端末に第2のブートイメージを送信させる。
本発明の他の実施の形態に係るサーバ機能切替えプログラムは、ネットワークブート型ユーザ端末と、画面転送型ユーザ端末とを含むユーザ端末にネットワークを介して接続され、かつ、シンクライアントシステムで用いられるサーバ機能切替え装置の動作プログラムである。このプログラムは、コンピュータを、ネットワークブート型ユーザ端末に、ブートに必要なファイル群から成るブートイメージを提供するブートイメージ転送部と、画面転送型ユーザ端末の実行環境を提供し、かつ、画面情報を提供する端末処理代理実行部と、ユーザ端末からその属性情報を含む接続要求を受け付け、属性情報に基づいてユーザ端末の属性を判定し、ユーザ端末がネットワークブート型ユーザ端末の場合、ブートイメージ転送部からユーザ端末にブートイメージを転送させ、ユーザ端末が画面転送型ユーザ端末の場合、ブートイメージ転送部から端末処理代理実行部にブートイメージを送信させると共に、端末処理代理実行部からユーザ端末に画面情報を送信させるサーバ機能切替え部として機能させる。
本発明の他の実施の形態に係るシンクライアントシステムは、上記いずれかの構成のサーバ機能切替え装置を備える。また、本発明の他の実施の形態に係るサーバ装置は、上記シンクライアントシステムで用いられる。
以上、本発明の実施の形態及び実施例を詳細に説明したが、本発明は、代表的に例示した上述の実施の形態及び実施例に限定されるものではなく、当業者であれば、特許請求の範囲の記載内容に基づき、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の態様に変形、変更することができる。これらの変形例や変更例も本発明の権利範囲に属するものである。
この出願は、2007年3月9日に出願された日本出願特願2007−060165号を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
本発明は、シンクライアントシステムで用いるサーバ機能切替え装置としての画面転送/ネットワークブート切替えシステム、方法及びプログラム、並びにシンクライアントシステム及びサーバ装置のほか、リモートアクセス用のサーバにも適用できる。また、リモートアクセスを一括して処理するデータセンタにも適用できる。

Claims (13)

  1. ネットワークブート型ユーザ端末と、画面転送型ユーザ端末とを含むユーザ端末にネットワークを介して接続され、かつ、シンクライアントシステムで用いられるサーバ機能切替え装置であって、
    前記ネットワークブート型ユーザ端末に、ブートに必要なファイル群から成るブートイメージを提供するブートイメージ転送部と、
    前記画面転送型ユーザ端末の実行環境を提供し、かつ、画面情報を提供する端末処理代理実行部と、
    前記ユーザ端末からその属性情報を含む接続要求を受け付け、当該属性情報に基づいて前記ユーザ端末の属性を判定し、前記ユーザ端末が前記ネットワークブート型ユーザ端末の場合、前記ブートイメージ転送部から前記ユーザ端末に前記ブートイメージを転送させ、前記ユーザ端末が画面転送型ユーザ端末の場合、前記ブートイメージ転送部から前記端末処理代理実行部に前記ブートイメージを送信させると共に前記端末処理代理実行部から前記ユーザ端末に前記画面情報を送信させるサーバ機能切替え部とを備えたことを特徴とするサーバ機能切替え装置。
  2. 前記属性情報は、前記ユーザ端末のタイプを示す識別子、又はTCP/IP通信のポート番号であることを特徴とする請求項1に記載のサーバ機能切替え装置。
  3. 前記ネットワークブート型ユーザ端末に画面転送型シンクライアント機能を提供するために必要なファイル群から構成される第2のブートイメージを提供する第2のブートイメージ転送部をさらに備え、
    前記サーバ機能切替え部は、
    前記ユーザ端末が前記ネットワークブート型ユーザ端末の場合、前記接続要求に含まれる、ネットワーク接続の性能を示す情報に基づいて、前記ユーザ端末をネットワークブート型シンクライアント及び画面転送型シンクライアントのいずれか一方として動作させることを選択し、前記ユーザ端末を前記ネットワークブート型シンクライアントとして動作させることが選択された場合、前記ブートイメージ転送部から前記ユーザ端末に前記ブートイメージを転送させる一方、前記ユーザ端末を前記画面転送型シンクライアントとして動作させることが選択された場合、前記第2のブートイメージ転送部から前記ユーザ端末に前記第2のブートイメージを送信させる手段を備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載のサーバ機能切替え装置。
  4. 前記ネットワーク接続の性能を示す情報は、ネットワーク接続の転送速度を示す情報を有し、
    前記サーバ機能切替え部は、前記転送速度が所定の基準値に満たない場合、前記ユーザ端末を前記画面転送型シンクライアントとして動作させることを選択する一方、前記転送速度が前記基準値以上の場合、前記ユーザ端末を前記画面転送型シンクライアントとして動作させることを選択することを特徴とする請求項3に記載のサーバ機能切替え装置。
  5. 前記ネットワーク接続の性能を示す情報は、ネットワークレイテンシを示す情報を有することを特徴とする請求項3に記載のサーバ機能切替え装置。
  6. 前記ネットワーク接続の性能を示す情報は、ネットワークの信頼性を示す情報を有することを特徴とする請求項3に記載のサーバ機能切替え装置。
  7. 前記ネットワークは、複数のネットワークから成り、
    前記サーバ機能切替え部は、
    前記複数のネットワーク毎に前記ユーザ端末を前記ネットワークブート型シンクライアントとして動作させるか、或いは前記画面転送型シンクライアントとして動作させるかを選択することを特徴とする請求項3乃至6のいずれか1項に記載のサーバ機能切替え装置。
  8. 前記ブートイメージには、複数のブートイメージが含まれ、
    前記接続要求には、前記複数のブートイメージを指定する識別子が含まれることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載のサーバ機能切替え装置。
  9. ネットワークブート型ユーザ端末と、画面転送型ユーザ端末とを含むユーザ端末にネットワークを介して接続され、かつ、シンクライアントシステムで用いられるサーバ機能切替え装置の動作方法であって、
    ブートイメージ転送部が、前記ネットワークブート型ユーザ端末に、ブートに必要なファイル群から成るブートイメージを提供し、
    端末処理代理実行部が、前記画面転送型ユーザ端末の実行環境を提供し、かつ、画面情報を提供し、
    サーバ機能切替え部が、前記ユーザ端末からその属性情報を含む接続要求を受け付け、当該属性情報に基づいて前記ユーザ端末の属性を判定し、
    前記ユーザ端末が前記ネットワークブート型ユーザ端末の場合、前記ブートイメージ転送部から前記ユーザ端末に前記ブートイメージを転送させ、
    前記ユーザ端末が画面転送型ユーザ端末の場合、前記ブートイメージ転送部から前記端末処理代理実行部に前記ブートイメージを送信させると共に前記端末処理代理実行部から前記ユーザ端末に前記画面情報を送信させることを特徴とするサーバ機能切替え方法。
  10. さらに、
    第2のブートイメージ転送部が、前記ネットワークブート型ユーザ端末に画面転送型シンクライアント機能を提供するために必要なファイル群から構成される第2のブートイメージを提供し、
    前記サーバ機能切替え部が、前記ユーザ端末が前記ネットワークブート型ユーザ端末の場合、前記接続要求に含まれる、ネットワーク接続の性能を示す情報に基づいて、前記ユーザ端末をネットワークブート型シンクライアント及び画面転送型シンクライアントのいずれか一方として動作させることを選択し、
    前記ユーザ端末を前記ネットワークブート型シンクライアントとして動作させることが選択された場合、前記ブートイメージ転送部から前記ユーザ端末に前記ブートイメージを転送させ、
    前記ユーザ端末を前記画面転送型シンクライアントとして動作させることが選択された場合、前記第2のブートイメージ転送部から前記ユーザ端末に前記第2のブートイメージを送信させることを特徴とする請求項9に記載のサーバ機能切替え方法。
  11. ネットワークブート型ユーザ端末と、画面転送型ユーザ端末とを含むユーザ端末にネットワークを介して接続され、かつ、シンクライアントシステムで用いられるサーバ機能切替え装置の動作プログラムであって、
    コンピュータを、
    前記ネットワークブート型ユーザ端末に、ブートに必要なファイル群から成るブートイメージを提供するブートイメージ転送部と、
    前記画面転送型ユーザ端末の実行環境を提供し、かつ、画面情報を提供する端末処理代理実行部と、
    前記ユーザ端末からその属性情報を含む接続要求を受け付け、当該属性情報に基づいて前記ユーザ端末の属性を判定し、前記ユーザ端末が前記ネットワークブート型ユーザ端末の場合、前記ブートイメージ転送部から前記ユーザ端末に前記ブートイメージを転送させ、前記ユーザ端末が画面転送型ユーザ端末の場合、前記ブートイメージ転送部から前記端末処理代理実行部に前記ブートイメージを送信させると共に前記端末処理代理実行部から前記ユーザ端末に前記画面情報を送信させるサーバ機能切替え部として機能させるためのサーバ機能切替えプログラム。
  12. 請求項1乃至8のいずれか1項に記載のサーバ機能切替え装置を備えたことを特徴とするシンクライアントシステム。
  13. 請求項12に記載のシンクライアントシステムで用いられることを特徴とするサーバ装置。
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