JP5201264B2 - 適応変調制御方法、通信システムおよび中継装置 - Google Patents

適応変調制御方法、通信システムおよび中継装置 Download PDF

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Description

本発明は、適応変調制御方法、通信システムおよび中継装置に関する。
第4世代の携帯電話方式(4G)では中継装置(リレー)を用いた通信方式の導入が検討されている。リレー方式としては、例えば、受信した信号をそのまま増幅して転送するAF(Amplitude and forward)と呼ばれる方式や、一旦復号処理をしてから再符号化して転送するDF(Decoded and forward)と呼ばれる方式が知られている。
AF方式には遅延が少ないという特徴があり、DF方式には雑音を増幅しないため受信品質が高いという特徴がある。そして、これらの方式を組み合わせて使うことで遅延が少なくかつ再送時の受信特性を向上することができる技術が提案されている。その提案は、具体的には、中継装置が、初回送信時にはAF方式で中継を行い、再送時には初回送信時に受信済の信号をDF方式で転送するというものである。この技術を用いれば、再送時には既に受信済の信号がDF方式で転送されるため、高品質な信号を遅延なく再送することができる。
また、第3世代の携帯電話方式等の各種無線通信方式においては、適応変調と呼ばれる変調方式が利用されている。適応変調では、例えば、受信側で測定した受信品質を送信側へフィードバックし、送信側がフィードバックされた情報に応じて適切な変調方式を選択する。
特開2007−49696号公報 特開2008−17487号公報 特開2007−300507号公報
市川武男、鬼沢武、浅井裕介、溝口匡人、「協調伝送における無線パケット転送方法の一検討」、電子情報通信学会ソサイエティ大会講演論文集、2007年
提案されている上記の中継技術を適応変調と組み合わせると、受信側で正常に信号を受信できない場合が生じうることを見いだした。この問題について、図25を参照しながら説明する。図25は、基地局から移動局へ送信されるフレームを中継装置が中継する場面を示している。図25に示す中継装置は、初回時にはフレームをAF方式で中継し、再送時には初回時に記憶しておいたフレームをDF方式で中継処理して送信することにより、高品質な信号を遅延なく出力する通信装置である。
図25に示すように、基地局は、フレーム#0を送信する(ステップS01)。このフレーム#0は、中継装置によってAF方式で中継されて移動局に到達する(ステップS02)。このとき、中継装置は、再送となる場合に備えて、フレーム#0を記憶する。基地局から送信されたフレーム#0は、減衰しながらも、移動局へ直接到達することもある(ステップS03)。
ここで、何らかの理由で移動局がフレーム#0を正常に受信できなかった場合、移動局は、再送を要求するためにNACKを送信する(ステップS04)。このNACKは、中継装置によって中継されて基地局に到達する(ステップS05)。移動局から送信されたNACKは、減衰しながらも、基地局へ直接到達することもある(ステップS06)。
中継装置は、NACKを受信すると、記憶していたフレーム#0をDF方式で中継処理して移動局へ転送する(ステップS07)。また、基地局も、NACKを受信すると、フレーム#0を再送する。基地局から再送されたフレーム#0は、減衰しながらも、移動局へ直接到達することもある(ステップS08)。
移動局は、再送されたフレーム#0を正常に受信すると、受信したフレーム#0を用いて受信品質を測定する。一般的に、DF方式でフレームが中継された場合に測定される受信品質は、AF方式でフレームが中継された場合と比較してかなり良好である。このため、ここで得られる測定結果は、通常初回時にAF方式で中継されたフレームを用いて受信品質を測定されるものよりもかなり高いものとなる。
そして、移動局は、測定によって得られた受信品質情報をACKとともに送信する(ステップS09)。ここでいう受信品質情報は、例えば、無線チャネルの品質(CQI(Channel Quality Indicator))である。ACKおよび受信品質情報は、中継装置によって中継されて基地局に到達する(ステップS10)。移動局から送信されたACKおよび受信品質情報は、減衰しながらも、基地局へ直接到達することもある(ステップS11)。
基地局は、ACKおよび受信品質情報を受信すると、受信した受信品質情報に基づいて適応変調を行って次のフレームであるフレーム#1を送信する(ステップS12)。ここで適応変調によって選択される変調方式は、受信品質が非常に良好であることを前提にしたものとなる。フレーム#1は、中継装置によって中継されて移動局に送信される(ステップS13)。基地局から送信されたフレーム#1は、減衰しながらも、移動局へ直接到達することもある(ステップS14)。
このとき、初回送信であるので、フレーム#1は中継装置によってAF方式で中継される。また、フレーム#1が移動局へ直接到達することがあっても、その信号は微弱である。このため、移動局に受信されるフレーム#1の受信品質は、DF方式で中継される場合よりもかなり低いものとなる。ところが、基地局は、受信品質が非常に良好あることを前提にした変調方式を選択しているため、移動局は、フレーム#1を正常に復調することができない。
このように複数の中継方式を併用して中継を行う技術と、適応変調とを組み合わせて利用する場合、いずれの方式で中継処理が行われたかによって受信品質が大きく変動するため、受信側で正常に信号を受信できない場合が生じうる。
そこで、1つの側面では、本発明は、適用変調を適切に機能させることができる適応変調制御方法、通信システムおよび中継装置を提供することを目的とする。
第1の案では、適応変調制御方法は、第1の通信装置と、中継局と、第2の通信装置とを備え、該中継局を介して該第1の通信装置から受信した既知信号についての、該第2の装置における受信品質の測定結果に応じて適応変調制御を行う通信システムにおける通信方法において、該第1の通信装置から送信された既知信号であって、該中継局において、復号、符号化を含む中継処理の対象とされた既知信号を該第2の通信装置が受信する場合に、該第2の通信装置が該既知信号についての受信品質についての報告を、該第1の通信装置又は該中継局に対して行わないように規制するか又は、該第1の通信装置から送信されたデータを復号、符号化せずに、該第2の通信装置に対して中継送信する際に、該第1の通信装置又は該中継局によってなされる適応変調制御への利用を規制する。
また、第2の案では、適応変調制御方法は、第1の通信装置と、中継局と、第2の通信装置とを備え、該中継局を介して該第1の通信装置から受信した既知信号についての、該第2の装置における受信品質の測定結果に応じて適応変調制御を行う通信システムにおける通信方法において、該第1の通信装置から送信されたデータに対して、復号、符号化を含む中継処理を施してから該第2の通信装置に中継送信する際に、前記適応変調制御に利用される既知信号については、該中継送信の対象としない。
適用変調を適切に機能させることができる。
図1は、実施例1に係る通信制御方法が実行される無線通信システムの一例を示す図である。 図2は、実施例1に係る通信制御方法を説明するための図である。 図3は、中継装置の構成を示すブロック図である。 図4は、基地局の構成を示すブロック図である。 図5は、送信処理部の構成を示すブロック図である。 図6は、移動局の構成を示すブロック図である。 図7は、受信処理部の構成を示すブロック図である。 図8は、通信が中継されている場合において基地局がデータを送信する場合の処理手順を示すフローチャートである。 図9は、中継装置による中継処理の処理手順を示すフローチャートである。 図10は、通信が中継されている場合において移動局がデータを受信する場合の処理手順を示すフローチャートである。 図11は、実施例1に係る通信制御方法をOFDMに適用した場合について説明するための図である。 図12は、実施例2に係る通信制御方法を説明するための図である。 図13は、中継装置の構成を示すブロック図である。 図14は、中継装置の他の構成を示すブロック図である。 図15は、中継装置による中継処理の処理手順を示すフローチャートである。 図16は、実施例2に係る通信制御方法をOFDMに適用した場合について説明するための図である。 図17は、実施例3に係る通信制御方法を説明するための図である。 図18は、中継装置の構成を示すブロック図である。 図19は、中継装置による中継処理の処理手順を示すフローチャートである。 図20は、実施例3に係る通信制御方法をOFDMに適用した場合について説明するための図である。 図21は、基地局による閾値判定処理の処理手順を示すフローチャートである。 図22は、基地局が、再送した送信データに対応する受信品質を無視する場合の処理手順を示すフローチャートである。 図23は、中継装置による閾値判定処理の処理手順を示すフローチャートである。 図24は、中継装置が、再送された送信データに対応する受信品質を無視する場合の処理手順を示すフローチャートである。 図25は、適応変調が適切に機能しない場合について説明するための図である。
以下に、本願の開示する適応変調制御方法、通信システムおよび中継装置の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施例により発明が限定されるものではない。
まず、実施例1に係る適応変調制御方法(以下、「通信制御方法」ともいう)が実行される無線通信システムの例について説明する。図1は、実施例1に係る通信制御方法が実行される無線通信システムの一例を示す図である。図1に示す無線通信システムは、基地局11と、移動局21と、中継装置31とを有する。なお、移動局21および中継装置31の数は任意であり、また、基地局11は、図示しない他の通信装置とネットワーク接続されていてもよい。
基地局11は、セル1を形成する通信装置である。移動局21は、基地局11との無線通信を通じて図示しない他の通信装置と通信する通信装置である。基地局11と移動局21は、適応変調に対応しており、移動局21は基地局11から送信され、中継局31によって中継された信号の受信品質を測定して測定結果を受信品質情報として基地局11へ送信する。基地局11は、移動局21から送信された受信品質情報に基づいて、移動局21へ送信する信号の変調方式や送信フォーマット等を変更する。
中継装置31は、基地局11と移動局21の間でやり取りされる信号を中継する通信装置である。中継装置31は、信号を中継する方式として、信号を符号化し直して転送するDF方式と、信号を符号化し直すことなく、必要であれば増幅処理を施してから受信信号を転送するAF方式を備える。中継装置31の中継により、移動局21は、セル1の外部でも基地局11と通信することが可能になっている。
次に、実施例1に係る通信制御方法について説明する。図2は、実施例1に係る通信制御方法を説明するための図である。なお、以下の説明では、受信品質を測定するためのパイロットと呼ばれる既知の信号がフレーム毎に挿入されることとするが、データ送信を行うフレームだけで送信されたり、複数フレーム毎に挿入したり、他のパイロットの挿入方法を用いることもできる。
図2は、基地局11が、フレーム2を移動局へ送信する場面を示している。初回送信時のフレーム2は、通常のパイロットであるパイロット2a(複数の移動局に対して共通的に利用される共通パイロットであってもよい。ここでは共通パイロットであるとする)と、ユーザデータが格納されるデータ部2bとを含む。基地局11が、フレーム2を送信すると、中継装置31は、フレーム2全体をAF方式で中継して移動局21へ転送する。
移動局21は、フレーム2を受信すると、共通パイロット2aを用いて受信品質を測定する。また、移動局21は、共通パイロット2aを利用して伝搬路推定を行い、得られた伝搬路推定値に基づいて、データ部2bの内容を復調する。ここで、データ部2bの内容を復調できなかった場合や復調結果に誤りが見つかった場合、移動局21は、基地局11にフレーム2の再送を要求する。その際、共通パイロット2aについての受信品質を(中継局を介して)基地局11に報告してもよい。
再送を要求されると、基地局11は、共通パイロット2aに加えて、再送用のパイロットである個別パイロット2cが挿入された形式でフレーム2を送信する。その際、移動局21から報告された受信品質に基づいて適応変調制御を行ってもよい。なお、再送時には、個別パイロット2cが挿入された分だけデータ部2bの符号化率を高くしてもよい。基地局11は、個別パイロット2cを挿入しないこともできるし、中継局31が個別パイロット2cを挿入することもできる。
基地局11によって再送されたフレーム2は、中継装置31によって中継される。中継装置31は、フレーム2のうち、共通パイロット2aをAF方式で中継し、その他の部分をDF方式で中継する。
そして、移動局21は、再送されたフレーム2を受信すると、共通パイロット2aを用いて受信品質を測定する。また、移動局21は、個別パイロット2cを受信する場合、個別パイロット2cを利用して伝搬路推定を行い、得られた伝搬路推定値に基づいて、データ部2bの内容を復調する。
このように実施例1に係る通信制御方法では、初回送信時と再送時のいずれにおいても、AF方式で中継された共通パイロット2aを用いて受信品質が測定されるため、中継方式の相違によって測定される受信品質に大きな差が生じることがない。このため、不適切に高い受信品質に基づいて適応変調が行われることによるデータ伝送の失敗を抑止することができる。なお、初回送信、再送信とAF,DF方式との対応関係を一義的としないこともできる。例えば、初回送信は、DF方式、再送信はAF方式としたり、初回送信、1〜M回目の再送信は、AF方式、M+1回目からはDF方式を利用することもできる。
また、実施例1に係る通信制御方法では、再送時にはデータ部分がDF方式で高品位に中継されるため、再送が繰り返されて通信帯域が圧迫されることを抑止できる。
次に、図1に示した基地局11、移動局21および中継装置31の構成について説明する。図3は、中継装置31の構成を示すブロック図である。図3に示すように、中継装置31は、受信アンテナ311と、受信部312と、中継処理部313と、送信部314と、送信アンテナ315と、制御部316とを有する。
受信部312は、受信アンテナ311によって受信された信号を取得する。中継処理部313は、受信部312によって取得された信号を中継処理して送信部314へ出力する処理部であり、DF中継処理回路313aと、AF中継処理回路313eと、切替部313gとを有する。
DF中継処理回路313aは、受信部312によって取得された信号をDF方式で中継する回路であり、復調/復号部313bと、再符号化/変調部313cと、アップコンバータ313dとを有する。復調/復号部313bは、信号の復調と復号を行う。再符号化/変調部313cは、復調/復号部313bによって復号されたデータを再符号化し変調する。アップコンバータ313dは、再符号化/変調部313cによって変調された信号の周波数を変換する。
AF中継処理回路313eは、受信部312によって取得された信号をAF方式で中継する回路であり、増幅部313fを有する。増幅部313fは、信号の増幅を行う。切替部313gは、DF中継処理回路313aから出力された信号とAF中継処理回路313eから出力された信号のいずれかを選択して送信部314に出力する。
送信部314は、中継処理部313から入力された信号を、送信アンテナ315を介して送信する。
制御部316は、実施例1に係る通信制御方法に基づいて中継処理部313を制御する。具体的には、制御部316は、中継されるフレームが初回送信のものである場合、AF中継処理回路313eによって中継された信号が送信部314へ出力されるように切替部313gを制御する。また、制御部316は、再送フレームの場合、共通パイロット2aについては、AF中継処理回路313eによって中継された信号が出力され、その他の部分はDF中継処理回路313aによって中継された信号が出力されるように切替部313gを制御する。
なお、制御部316は、例えば、中継したフレームのチャネル毎に中継先からNACKが返されたか否かを記憶しておき、NACKが返されたチャネルを通じて中継元から次のフレームが到着した場合に、そのフレームを再送フレームであると判断する。あるいは、制御部316は、例えば、フレーム中に個別パイロット2cが含まれているか否かを確認することによって、そのフレームが再送フレームであるか否かを判断する。
図4は、基地局11の構成を示すブロック図である。図4に示すように、基地局11は、受信アンテナ111と、受信処理部112と、データ処理部113と、送信データバッファ114と、送信処理部115と、送信アンテナ116と、制御部117とを有する。
受信処理部112は、受信アンテナ111によって受信された信号に復号や復調等の処理を施してユーザデータや制御データを取得する。受信処理部112によって取得される制御データには、例えば、受信品質情報が含まれる。データ処理部113は、受信処理部112によって取得されたユーザデータや、基地局11とネットワーク接続された図示しない他の装置から送信されたデータに対して所定のデータ処理を行う。
送信データバッファ114は、データ処理部113から送信を依頼された送信データを送信が完了するまで保持する。送信処理部115は、送信データバッファ114から出力された送信データに対して符号化や変調等の処理を施して送信アンテナ116を介して送信する。制御部117は、受信処理部112によって取得された制御データ等に基づいて、送信データバッファ114や送信処理部115を制御する。
具体的には、制御部117は、送信データを送信データバッファ114から送信処理部115へ出力させ、送信処理部115にその送信データを所定のフォーマットで送信させる。そして、制御部117は、送信されたデータに対してACKが応答された場合には、送信データを送信データバッファ114から削除させる。一方、制御部117は、送信されたデータに対してNACKが応答された場合には、送信データを再送させる。このとき、中継装置31による中継が行われている場合は、制御部117は、送信処理部115に個別パイロットの挿入を行わせる。
ここで、図5を参照しながら、送信処理部115についてさらに詳しく説明する。図5に示すように、送信処理部115は、切替部115aと、符号化部115bと、符号化部115cと、多重部115dと、多重部115eと、変調部115fとを有する。
切替部115aは、制御部117から入力される中継フラグの値に基づいて、送信データバッファ114から入力された送信データを符号化部115bと符号化部115cのいずれか一方に出力する。中継フラグは、通信が中継装置31によって中継されているか否かを示す信号であり、通信が中継されていないことを中継フラグが示している場合は、送信データは符号化部115bへ出力される。一方、通信が中継されていることを中継フラグが示している場合は、送信データは符号化部115cへ出力される。
符号化部115bは、通信が中継されていない場合に送信データを符号化する。具体的には、符号化部115bは、制御部117から入力される送信回数と受信品質情報の値に基づいて、送信フォーマットを選択し、選択した送信フォーマットに応じた符号化を実行する。送信回数は、送信データを送信した回数であり、初回送信時は0となり、以降、再送されるたびに値が1ずつ加算される。受信品質情報は、受信処理部112によって取得された受信品質情報であり、通信先の移動局21における信号の受信品質を示す。
符号化部115bは、初回送信時や受信品質が良好な場合は、伝送効率が優れた送信フォーマットを選択する。一方、再送時や受信品質が良好でない場合は、信頼性の高い送信フォーマットを選択する。
符号化部115cは、通信が中継されている場合に送信データを符号化する。具体的には、符号化部115cは、符号化部115bと同様に、制御部117から入力される送信回数と受信品質情報の値に基づいて、送信フォーマットを選択し、選択した送信フォーマットに応じた符号化を実行する。
なお、通信が中継されている場合、再送時には多重部115dによって個別パイロットが多重されるため、再送時に符号化部115cが選択する送信フォーマットは、再送時に符号化部115bが選択する送信フォーマットよりも符号化率が高いことが好ましい。
多重部115dは、制御部117から入力される送信回数が再送であることを示している場合に、符号化部115cから出力された信号に既知の信号である個別パイロットを多重する。多重部115eは、符号化部115bまたは多重部115dから出力された信号に既知の信号である共通パイロットを多重する。
なお、共通パイロットと個別パイロットは、通信先の移動局21にとって既知の信号であればよい。また、多重部115dおよび多重部115eにおける多重方式は、通信方式に応じて、時間多重、周波数多重、符号多重等が用いられる。
変調部115fは、多重部115eによって共通パイロットが多重された信号を変調して送信信号を生成し、送信アンテナ116から送信させる。
図6は、移動局21の構成を示すブロック図である。図6に示すように、移動局21は、送受信アンテナ211と、多重/分離部212と、受信処理部213と、データ処理部214と、送信処理部215と、制御部216とを有する。
多重/分離部212は、送受信アンテナ211によって受信された受信信号を受信処理部213へ転送するとともに、送信処理部215から出力された送信信号を送受信アンテナ211から送信させる。
受信処理部213は、多重/分離部212から転送された受信信号に復号や復調等の処理を施してユーザデータを取得する。具体的には、受信処理部213は、初回送信時には、共通パイロットを利用して得られた伝搬路推定値に基づいて受信信号を復調し、再送時には、個別パイロットを利用して得られた伝搬路推定値に基づいて受信信号を復調する。また、受信処理部213は、誤りの検出や受信品質の測定も行う。
データ処理部214は、受信処理部213によって取得されたユーザデータや、移動局21が有する図示しない処理部で生成されたデータに対して所定のデータ処理を行う。送信処理部215は、データ処理部214から出力されたデータに対して符号化や変調等の処理を施して多重/分離部212へ出力する。また、送信処理部215は、制御部216の指示に従って、受信品質情報等の制御データを多重/分離部212経由で送信させる。
制御部216は、受信処理部213におけるユーザデータの取得と受信品質の測定を制御し、得られた受信品質情報の送信を送信処理部215に行わせる。また、受信処理部213でユーザデータが正常に取得できなかった場合には、再送要求を送信処理部215に行わせるとともに、受信処理部213に再送時用の復調を行わせる。
ここで、図7を参照しながら、受信処理部213についてさらに詳しく説明する。図7に示すように、受信処理部213は、分離部213aと、受信品質測定部213bと、伝搬路推定部213cと、切替部213dと、復調部213eと、復号部213fと、分離部213gと、伝搬路推定部213hと、復調部213iと、復号部213jと、誤り検査部213kとを有する。
分離部213aは、受信信号を共通パイロットと、共通パイロット以外の部分である個別チャネルに分離する。受信品質測定部213bは、分離部213aによって分離された共通パイロットを用いて受信品質を測定し、得られた受信品質情報を制御部216に通知する。伝搬路推定部213cは、分離部213aによって分離された共通パイロットを利用して伝搬路推定値を算出し、算出された伝搬路推定値を復調部213eと復調部213iに出力する。
切替部213dは、制御部216から入力される中継フラグの値に基づいて、分離部213aによって分離された個別チャネルを復調部213eと復調部213iのいずれか一方に出力する。通信が中継されていないことを中継フラグが示している場合は、個別チャネルは復調部213eへ出力される。一方、通信が中継されていることを中継フラグが示している場合は、個別チャネルは復調部213iへ出力される。
復調部213eは、通信が中継されていない場合に、伝搬路推定部213cによって共通パイロットから得られた伝搬路推定値に基づいて個別チャネルを復調する。復号部213fは、復調部213eによって復調された信号を復号してユーザデータを取得する。
分離部213gは、個別チャネルを複製した信号から個別パイロットを分離する。伝搬路推定部213hは、分離部213gによって分離された個別パイロットを利用して伝搬路推定値を算出し、算出された伝搬路推定値を復調部213iに出力する。
復調部213iは、通信が中継されている場合に、制御部216から入力される受信回数に基づいて伝搬路推定値を選択し、選択した伝搬路推定値に基づいて個別チャネルを復調する。受信回数は、受信データを受信した回数であり、初回送信時は0となり、以降、再送されるたびに値が1ずつ加算される。復調部213iは、初回送信時は、伝搬路推定部213cから出力された共通パイロット由来の伝搬路推定値を選択し、再送時は、伝搬路推定部213hから出力された個別パイロット由来の伝搬路推定値を選択する。
復号部213jは、復調部213iによって復調された信号を復号してユーザデータを取得する。誤り検査部213kは、復号部213fまたは復号部213jによって取得されたユーザデータに誤りがないかどうかをCRCチェック等によって検査する。そして、ユーザデータに誤りがあった場合、誤り検査部213kは、制御部216に対して、再送要求を行うべきである旨を通知する。
次に、図1に示した基地局11、移動局21および中継装置31の動作について説明する。図8は、通信が中継されている場合において基地局11がデータを送信する場合の処理手順を示すフローチャートである。図8に示すように、初回送信の場合(ステップS101否定)、符号化部115cは、受信品質情報に応じた初回送信用の送信フォーマットを選択し(ステップS102)、選択結果に従って送信データを符号化する(ステップS103)。
一方、再送の場合(ステップS101肯定)、符号化部115cは、受信品質情報に応じた再送用の送信フォーマットを選択し(ステップS104)、選択結果に従って送信データを符号化する(ステップS105)。そして、多重部115dが、送信データに個別パイロットを多重する(ステップS106)。
その後、初回送信時であるか否かにかかわらず、多重部115eが、送信データに共通パイロットを多重し(ステップS107)、変調部115fが送信データを変調し(ステップS108)、送信アンテナ116から送信信号が送信される(ステップS109)。
図9は、中継装置31による中継処理の処理手順を示すフローチャートである。図9に示すように、初回送信の場合(ステップS201否定)、制御部316は、全ての信号がAF中継処理回路313eによって中継されて転送されるように制御する(ステップS202)。
一方、再送の場合(ステップS201肯定)、制御部316は、共通パイロットをAF中継処理回路313eに中継させる(ステップS203)。そして、共通パイロットの中継が終了するタイミングで切替部313gに切替処理を行わせ(ステップS204)、残りの信号がDF中継処理回路313aによって中継されて転送されるように制御する(ステップS205)。
図10は、通信が中継されている場合において移動局21がデータを受信する場合の処理手順を示すフローチャートである。図10に示すように、初回送信の場合(ステップS301否定)、復調部213iは、共通パイロットに基づいてデータを復調する(ステップS302)。一方、再送の場合(ステップS301肯定)、復調部213iは、個別パイロットに基づいてデータを復調する(ステップS303)。
そして、初回送信時であるか否かにかかわらず、受信品質測定部213bが、共通パイロットに基づいて受信品質を測定し(ステップS304)、送信処理部215が受信品質情報を送信する(ステップS305)。
なお、実施例1に係る通信制御方法は、パイロットとデータが同時に送信される通信方式にも適用することができる。ここでいうパイロットとデータが同時に送信される通信方式には、例えば、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)やDS−CDMA(Direct Spread Code Division Multiple Access)が含まれる。
そこで、実施例1に係る通信制御方法をOFDMに適用した場合について図11を参照しながら説明する。
図11は、基地局11が、フレーム3を移動局へ送信する場面を示している。初回送信時のフレーム3は、5つのサブキャリアを含み、先頭の5つのシンボルのうち3つのシンボル3aに共通パイロットが割り当てられ、他のシンボル3bにはユーザデータが割り当てられている。基地局11が、フレーム3を送信すると、中継装置31は、フレーム3全体をAF方式で中継して移動局21へ転送する。
移動局21は、フレーム3を受信すると、シンボル3aの共通パイロットを用いて受信品質を測定する。また、移動局21は、共通パイロットを利用して伝搬路推定を行い、得られた伝搬路推定値に基づいて、シンボル3bのユーザデータを復調する。ここで、ユーザデータを復調できなかった場合や復調結果に誤りが見つかった場合、移動局21は、基地局11にフレーム3の再送を要求する。
再送を要求されると、基地局11は、新たに3つのシンボル3cに個別パイロットが割り当てられた形式でフレーム3を送信する。なお、再送時には、シンボル3cが個別パイロットに割り当てられた分だけ、ユーザデータが格納されるシンボル3bの符号化率を高くしてもよい。
基地局11によって再送されたフレーム3は、中継装置31によって中継される。中継装置31は、フレーム3のうち、シンボル3aを含む先頭部分3dをAF方式で中継し、その後続部分3eをDF方式で中継する。
そして、移動局21は、再送されたフレーム3を受信すると、共通パイロットを用いて受信品質を測定する。また、移動局21は、AF方式で中継された先頭部分3dについては、共通パイロットを利用して伝搬路推定を行い、得られた伝搬路推定値に基づいて、シンボル3bの内容を復調する。そして、移動局21は、DF方式で中継された後続部分3eについては、個別パイロットを利用して伝搬路推定を行い、得られた伝搬路推定値に基づいて、シンボル3bの内容を復調する。
なお、図11に示した例の場合、図7の復調部213iは、先頭部分3dについては、伝搬路推定部213cによって算出された伝搬路推定値に基づいて復調し、後続部分3eについては、伝搬路推定部213hによって算出された伝搬路推定値に基づいて復調する。
上述してきたように、実施例1では、受信品質の測定に用いられるパイロットについてはAF方式で中継し、その他の部分についてはDF方式で中継することとしたので、適応変調が適切に行われる。
実施例1では、再送時にAF方式の中継とDF方式の中継を時間切り替えする例を示したが、再送時にAF方式で中継された信号とDF方式で中継された信号を重畳して送信することとしてもよい。実施例2では、再送時にAF方式で中継された信号とDF方式で中継された信号を重畳して送信する例について説明する。
まず、実施例2に係る通信制御方法について説明する。ここでは、一例として、実施例2に係る通信制御方法が、図1に示した無線通信システムの中継装置31を中継装置32aに置き換えた無線通信システムによって実行される場合について説明する。
図12は、実施例2に係る通信制御方法を説明するための図であり、基地局11が、フレーム2を移動局へ送信する場面を示している。初回送信時のフレーム2は、通常のパイロットであるパイロット(共通パイロットでもよいため、ここでは共通パイロットとする)2aと、ユーザデータが格納されるデータ部2bとを含む。基地局11が、フレーム2を送信すると、中継装置32aは、フレーム2全体をAF方式で中継して移動局21へ転送する。
移動局21は、フレーム2を受信すると、共通パイロット2aを用いて受信品質を測定する。また、移動局21は、共通パイロット2aを利用して伝搬路推定を行い、得られた伝搬路推定値に基づいて、データ部2bの内容を復調する。ここで、データ部2bの内容を復調できなかった場合や復調結果に誤りが見つかった場合、移動局21は、基地局11にフレーム2の再送を要求する。実施例1同様、受信品質を(中継局31経由で)基地局11に報告してもよい。
再送を要求されると、基地局11は、共通パイロット2aに加えて、再送用のパイロットである個別パイロット2cが挿入された形式でフレーム2を送信する。なお、再送時には、個別パイロット2cが挿入された分だけデータ部2bの符号化率を高くしてもよい。
基地局11によって再送されたフレーム2は、中継装置32aによって中継される。具体的には、中継装置32aは、フレーム2全体をAF方式で中継する。また、中継装置32aは、フレーム2のうち、共通パイロット2a以外の部分をDF方式で中継する。そして、それぞれの方式で中継された信号は、共通パイロット2a以外の部分が重なるように重畳されて移動局21へ転送される。
そして、移動局21は、再送されたフレーム2を受信すると、共通パイロット2aを用いて受信品質を測定する。また、移動局21は、個別パイロット2cを利用して伝搬路推定を行い、得られた伝搬路推定値に基づいて、データ部2bの内容を復調する。
このように実施例2に係る通信制御方法では、再送時に中継途中で中継方式の切り換えを行わないので、精密に時間切り替えを実行する機構を省略でき、中継装置を容易に実現できる。
次に、中継装置32aの構成について説明する。なお、以下の説明では、既に説明した部分と同様の部分には既に説明した部分と同一の符号を付して重複する説明を省略する。
図13は、中継装置32aの構成を示すブロック図である。図13に示すように、中継装置32aは、図3に示した中継装置31と比較して、中継処理部313と制御部316が、それぞれ、中継処理部323と制御部326に置き換わり、重畳部327を新たに有する点において相違する。また、中継処理部323は、図3に示した中継処理部313と比較して、DF中継処理回路313aがDF中継処理回路323aに置き換わり、切替部313gが存在しない点において相違する。
DF中継処理回路323aは、受信部312によって取得された信号をDF方式で中継する。ただし、DF中継処理回路323aは、中継対象の信号のうち、共通パイロットについては、中継することなく破棄する。共通パイロットの破棄は、例えば、信号が復号化された段階で復調/復号部313bもしくは再符号化/変調部313cによって実現される。
制御部326は、実施例2に係る通信制御方法に基づいて中継処理部323を制御する。具体的には、制御部326は、AF中継処理回路313eが全ての信号を中継するように制御する。また、制御部326は、DF中継処理回路323aが再送時の信号のうち、共通パイロットを除いた信号のみを中継するように制御する。
重畳部327は、DF中継処理回路323aによって中継処理された信号と、AF中継処理回路313eによって中継処理された信号とを重畳して、送信部314へ出力する。
なお、実施例2に係る通信制御方法を実現するための中継装置は、図14に示すような構成であってもよい。図14に示す中継装置32bでは、DF中継処理回路323aによって中継処理された信号は、送信部324aによって送信アンテナ325aから送信される。また、AF中継処理回路313eによって中継処理された信号は、送信部324bによって送信アンテナ325bから送信される。このように、それぞれの方式で中継処理された信号を別々の送信アンテナで送信すれば、それらの信号が中継装置32bの外部で重畳される。
次に、中継装置32aの動作について説明する。図15は、中継装置32aによる中継処理の処理手順を示すフローチャートである。図15に示すように、初回送信の場合(ステップS401否定)、制御部326は、全ての信号がAF中継処理回路313eのみによって中継されて転送されるように制御する(ステップS402)。
一方、再送の場合(ステップS401肯定)、制御部326は、共通パイロットについては、AF中継処理回路313eのみに中継させる(ステップS403)。そして、共通パイロット以外の信号については、DF中継処理回路323aとAF中継処理回路313eの両方によって中継されて転送されるように制御する(ステップS404)。
なお、実施例2に係る通信制御方法は、パイロットとデータが同時に送信される通信方式にも適用することができる。そこで、実施例2に係る通信制御方法をOFDMに適用した場合について図16を参照しながら説明する。
図16は、基地局11が、フレーム3を移動局へ送信する場面を示している。初回送信時のフレーム3は、5つのサブキャリアを含み、先頭の5つのシンボルのうち3つのシンボル3aに共通パイロットが割り当てられ、他のシンボル3bにはユーザデータが割り当てられている。基地局11が、フレーム3を送信すると、中継装置32aは、フレーム3全体をAF方式で中継して移動局21へ転送する。
移動局21は、フレーム3を受信すると、シンボル3aの共通パイロットを用いて受信品質を測定する。また、移動局21は、共通パイロットを利用して伝搬路推定を行い、得られた伝搬路推定値に基づいて、シンボル3bのユーザデータを復調する。ここで、ユーザデータを復調できなかった場合や復調結果に誤りが見つかった場合、移動局21は、基地局11にフレーム3の再送を要求する。
再送を要求されると、基地局11は、新たに3つのシンボル3cに個別パイロットが割り当てられた形式でフレーム3を送信する。なお、再送時には、シンボル3cが個別パイロットに割り当てられた分だけ、ユーザデータが格納されるシンボル3bの符号化率を高くしてもよい。
基地局11によって再送されたフレーム3は、中継装置32aによって中継される。中継装置32aは、フレーム3のうち、シンボル3a以外をDF方式で中継するとともに、シンボル3aを含む全体をAF方式で中継する。
そして、移動局21は、2種類の方式で中継され、重畳して送信されたフレーム3を受信すると、シンボル3aの共通パイロットを用いて受信品質を測定する。また、移動局21は、シンボル3cの個別パイロットを利用して伝搬路推定を行い、得られた伝搬路推定値に基づいて、シンボル3bの内容を復調する。
上述してきたように、実施例2では、高速な時間切り替えを行うことなく、実施例1と同様の効果を得ることができる。
実施例1および2では、再送時に基地局が送信データを再送する例を示したが、初回送信時に中継装置が送信データを記憶しておき、再送時には、中継装置に記憶されている送信データを再送することとしてもよい。そこで、実施例3では、中継装置に記憶されている送信データを再送することとした実施例2の変形例について説明する。なお、実施例1において、再送信を行う際は、初回送信(前の送信)に関して基地局から受信し、中継装置に記憶されている送信データを再送するように変形することも可能である。
まず、実施例3に係る通信制御方法について説明する。ここでは、一例として、実施例3に係る通信制御方法が、図1に示した無線通信システムの中継装置31を中継装置33に置き換えた無線通信システムによって実行される場合について説明する。
図17は、実施例3に係る通信制御方法を説明するための図であり、基地局11が、フレーム2を移動局へ送信する場面を示している。初回送信時のフレーム2は、通常のパイロットである共通パイロット2aと、ユーザデータが格納されるデータ部2bとを含む。基地局11が、フレーム2を送信すると、中継装置33は、フレーム2全体をAF方式で中継して移動局21へ転送する。このとき、中継装置33は、再送に備えてフレーム2を記憶する。
移動局21は、フレーム2を受信すると、共通パイロット2aを用いて受信品質を測定する。また、移動局21は、共通パイロット2aを利用して伝搬路推定を行い、得られた伝搬路推定値に基づいて、データ部2bの内容を復調する。ここで、データ部2bの内容を復調できなかった場合や復調結果に誤りが見つかった場合、移動局21は、基地局11にフレーム2の再送を要求する。この際、受信品質情報を中継局31に報告し、再送の際の適応変調制御への利用することもできる。基地局に対して再送を要求せずとも、基地局が、共通パイロット2aを送信する場合は、再送要求を基地局に転送せず、中継局で独自に再送制御を実行することもできる。
再送を要求されると、基地局11は、共通パイロット2aのみを送信する。中継装置33は、共通パイロット2aを受信すると、共通パイロット2aをAF方式で中継する。また、中継装置33は、初回送信等の先の送信の際に、記憶しているフレーム2のデータ部2bに個別パイロット2cを挿入したものをDF方式で中継する。個別パイロット2cとデータ部2bは、共通パイロット2aの直後に送信され、移動局21では、共通パイロット2a、個別パイロット2cおよびデータ部2bがフレーム2として受信される。個別パイロット2cは挿入しないようにすることもできる。
なお、再送時には、個別パイロット2cが挿入された分だけデータ部2bの符号化率を高くしてもよい。また、個別パイロット2cとデータ部2bの再符号化は、移動局21からの再送要求を中継した後、基地局11から共通パイロット2aを受信する前に完了させておいてもよい。このように再符号化を事前に完了させておくことにより、再符号化にともなう遅延の影響を最小化し、中継処理を迅速化することができる。
そして、移動局21は、再送されたフレーム2を受信すると、共通パイロット2aを用いて受信品質を測定する。また、移動局21は、個別パイロット2cを利用して伝搬路推定を行い、得られた伝搬路推定値に基づいて、データ部2bの内容を復調する。
次に、中継装置33の構成について説明する。図18は、中継装置33の構成を示すブロック図である。図18に示すように、中継装置33は、図13に示した中継装置32aと比較して、制御部326が制御部336に置き換わり、信号記憶部338を新たに有する点において相違する。信号記憶部338は、中継対象の信号を一時的に記憶する記憶装置である。
制御部336は、実施例3に係る通信制御方法に基づいて中継処理部323を制御する。具体的には、制御部336は、初回送信時の信号を信号記憶部338に記憶させる。そして、再送時に基地局11からの共通パイロットが受信されると、信号記憶部338に記憶されている信号をDF中継処理回路323aに出力させる。
なお、上記の説明では、中継装置33が、再送時に共通パイロットの受信を待ってから、記憶しているデータを送信することとしたが、移動局21からの再送要求が受信された段階で記憶しているデータを送信することとしてもよい。この場合、制御部336は、移動局21からの再送要求を移動局21へ中継した段階で、信号記憶部338に記憶されている信号をDF中継処理回路323aおよびAF中継処理回路313eへ出力させる。このようにすることで、移動局21が再送データを早期に受信することが可能になる。
次に、中継装置33の動作について説明する。図19は、中継装置33による中継処理の処理手順を示すフローチャートである。図19に示すように、初回送信の場合(ステップS501否定)、制御部336は、全ての信号がAF中継処理回路313eのみによって中継されて転送されるように制御する(ステップS502)。また、制御部336は、全ての信号を信号記憶部338に記憶させる(ステップS503)。
一方、再送の場合(ステップS501肯定)、制御部336は、受信した共通パイロットの中継をAF中継処理回路313eに行わせる(ステップS504)。そして、制御部336は、信号記憶部338に記憶されている信号の共通パイロット以外の部分に個別パイロットを挿入したものの中継をDF中継処理回路323aに行わせる(ステップS505)。
なお、実施例3に係る通信制御方法は、パイロットとデータが同時に送信される通信方式にも適用することができる。そこで、実施例3に係る通信制御方法をOFDMに適用した場合について図20を参照しながら説明する。
図20は、基地局11が、フレーム3を移動局へ送信する場面を示している。初回送信時のフレーム3は、5つのサブキャリアを含み、先頭の5つのシンボルのうち3つのシンボル3aに共通パイロットが割り当てられ、他のシンボル3bにはユーザデータが割り当てられている。基地局11が、フレーム3を送信すると、中継装置33は、フレーム3全体をAF方式で中継して移動局21へ転送する。このとき、中継装置33は、フレーム3を記憶する。
移動局21は、フレーム3を受信すると、シンボル3aの共通パイロットを用いて受信品質を測定する。また、移動局21は、共通パイロットを利用して伝搬路推定を行い、得られた伝搬路推定値に基づいて、シンボル3bのユーザデータを復調する。ここで、ユーザデータを復調できなかった場合や復調結果に誤りが見つかった場合、移動局21は、基地局11にフレーム3の再送を要求する。
再送を要求されると、基地局11は、シンボル3aの共通パイロットのみを送信する。中継装置33は、共通パイロットを受信すると、受信した共通パイロットをAF方式で中継するとともに、記憶していたシンボル3bの内容を、新たに3つのシンボル3cに個別パイロットが割り当てられた形式を用いてDF方式で中継する。
そして、移動局21は、2種類の方式で中継され、重畳して送信されたフレーム3を受信すると、シンボル3aの共通パイロットを用いて受信品質を測定する。また、移動局21は、シンボル3cの個別パイロットを利用して伝搬路推定を行い、得られた伝搬路推定値に基づいて、シンボル3bの内容を復調する。
上述してきたように、実施例3では、基地局がデータの再送を行わなくても、実施例1や実施例2と同様の効果を得ることができる。
複数の方式を併用して信号の中継を行う場合に適用変調が適切に機能するようにするには、閾値判定等を行って不適切な受信品質情報を利用しないようにしてもよい。実施例4では、閾値判定等によって適用変調が適切に機能するようにする例について説明する。なお、以下の説明では、受信品質情報としてCQI値が移動局21から基地局11へ通知されるものとする。
図21は、基地局11による閾値判定処理の処理手順を示すフローチャートである。図21に示すように、基地局11は、移動局21から通知されたCQI値を受信し、その値がQであったものとする(ステップS601)。基地局11は、Qを閾値Cと比較し、Qが閾値Cよりも高い場合は(ステップS602肯定)、Qを所定の値QLIMに置き換える(ステップS603)。そして、基地局11は、Qに基づいて送信フォーマットを決定する(ステップS604)。
ここで、閾値Cは、例えば、CQI値の平均値を定数倍した値や、CQI値の平均値に定数を加算した値である。また、QLIMは、例えば、Cと同じ値や、前回通知された正常なCQI値である。このように平均的なCQI値からかけはなれた値が通知された場合に、通知された値を適正な値に置きかえることにより、中継方式の相違によって極めて高いCQIが通知された場合でも適応変調を適切に行うことができる。
また、通知された受信品質がどの送信データに対応するものかを基地局11が判定し、再送した送信データに対応する受信品質を無視するようにしてもよい。図22は、基地局11が、再送した送信データに対応する受信品質を無視する場合の処理手順を示すフローチャートである。
図22に示すように、基地局11は、移動局21から通知されたCQI値を受信し、その値がQであったものとする(ステップS701)。基地局11は、そのCQI値が測定されたタイミングで送信した送信データが再送時のものであれば(ステップS702肯定)、Qを前回通知された正常なCQI値に置き換える(ステップS703)。そして、基地局11は、Qに基づいて送信フォーマットを決定する(ステップS704)。
このように、再送した送信データに対応する受信品質を無視することにより、再送した送信データによって極めて高いCQIが測定された場合でも適応変調を適切に行うことができる。
また、閾値判定やタイミングの判定を、中継装置31等の中継装置が受信品質情報を中継する際に行ってもよい。以下に、適応変調を適切に行うことができるように中継装置31が閾値判定やタイミングの判定を行う例について説明する。
図23は、中継装置31による閾値判定処理の処理手順を示すフローチャートである。図23に示すように、中継装置31は、移動局21から通知されたCQI値を受信し、その値がQであったものとする(ステップS801)。中継装置31は、Qを閾値Cと比較し、Qが閾値Cよりも高い場合は(ステップS802肯定)、Qを所定の値QLIMに置き換える(ステップS803)。そして、中継装置31は、値をQとするCQI値を基地局11へ転送する(ステップS804)。
図24は、中継装置31が、再送された送信データに対応する受信品質を無視する場合の処理手順を示すフローチャートである。図24に示すように、中継装置31は、移動局21から通知されたCQI値を受信し、その値がQであったものとする(ステップS901)。中継装置31は、その直前に移動局21へ中継した送信データが再送されたものであれば(ステップS902肯定)、Qを前回中継した正常なCQI値に置き換える(ステップS903)。そして、中継装置31は、値をQとするCQI値を基地局11へ転送する(ステップS904)。
なお、実施例4で示した基地局11または中継装置31の処理手順は、実施例1〜3で示した処理手順と組み合わせて実行することとしてもよい。
1 セル
2 フレーム
2a 共通パイロット
2b データ部
2c 個別パイロット
3 フレーム
3a〜3c シンボル
11 基地局
111 受信アンテナ
112 受信処理部
113 データ処理部
114 送信データバッファ
115 送信処理部
115a 切替部
115b 符号化部
115c 符号化部
115d 多重部
115e 多重部
115f 変調部
116 送信アンテナ
117 制御部
21 移動局
211 送受信アンテナ
212 多重/分離部
213 受信処理部
213a 分離部
213b 受信品質測定部
213c 伝搬路推定部
213d 切替部
213e 復調部
213f 復号部
213g 分離部
213h 伝搬路推定部
213i 復調部
213j 復号部
213k 誤り検査部
214 データ処理部
215 送信処理部
216 制御部
31、32a、32b、33 中継装置
311 受信アンテナ
312 受信部
313、323 中継処理部
313a、323a DF中継処理回路
313b 復調/復号部
313c 再符号化/変調部
313d アップコンバータ
313e AF中継処理回路
313f 増幅部
313g 切替部
314、324a、324b 送信部
315、325a、325b 送信アンテナ
316、326、336 制御部
327 重畳部
338 信号記憶部

Claims (10)

  1. 第1の通信装置と、中継局と、第2の通信装置とを備え、該中継局を介して該第1の通信装置から受信した既知信号についての、該第2の通信装置における受信品質の測定結果に応じて適応変調制御を行う通信システムにおける通信方法において、
    該第1の通信装置から送信された既知信号であって、該中継局において、復号、符号化を含む中継処理の対象とされた既知信号を該第2の通信装置が受信する場合に、該第2の通信装置が該既知信号についての受信品質についての報告を、該第1の通信装置又は該中継局に対して行わないように規制するか又は、該第1の通信装置から送信されたデータを復号、符号化せずに、該第2の通信装置に対して中継送信する際に、該第1の通信装置又は該中継局によってなされる適応変調制御への利用を規制する、
    ことを特徴とする適応変調制御方法。
  2. 第1の通信装置と、中継局と、第2の通信装置とを備え、該中継局を介して該第1の通信装置から受信した既知信号についての、該第2の通信装置における受信品質の測定結果に応じて適応変調制御を行う通信システムにおける通信方法において、
    該第1の通信装置から送信されたデータのうち前記適応変調制御に利用される既知信号に対しては復号、符号化を含まない中継処理を施してから該第2の通信装置に中継送信し、該データのうち前記適応変調制御に利用される既知信号以外のデータに対しては復号、符号化を含む中継処理を施してから該第2の通信装置に中継送信する、
    ことを特徴とする適応変調制御方法。
  3. 該第1の通信装置から送信されたデータに対して、復号、符号化を含む中継処理を施してから該第2の通信装置に中継送信する際に、前記適応変調制御に利用される既知信号については、該中継送信の対象とせず、復号、符号化を含まない中継処理を施してから該第2の通信装置に中継送信し、
    該第2の通信装置は、該復号、符号化を含まない中継処理によって中継される該既知信号についての受信品質を該第1の通信装置又は該中継局を介して該第1の通信装置に送信し、
    該第1の通信装置は、該第2の通信装置に対して復号、符号化を行わずに該中継局によって中継されるデータの送信を行う際の適応変調に、該受信品質を利用する、
    ことを特徴とする請求項2に記載の適応変調制御方法。
  4. 該第1の通信装置から送信されたデータに対して、復号、符号化を含む中継処理を施してから該第2の通信装置に中継送信する際に、前記適応変調制御に利用される既知信号については、中継方式によらず、該第2の通信装置に対して中継送信しない、
    ことを特徴とする請求項2に記載の適応変調制御方法。
  5. 第1の通信装置と、中継局と、第2の通信装置とを備え、該中継局を介して該第1の通信装置から受信した既知信号についての、該第2の通信装置における受信品質の測定結果に応じて適応変調制御を行う通信システムにおいて、
    該第1の通信装置から送信された既知信号であって、該中継局において、復号、符号化を含む中継処理の対象とされた既知信号を該第2の通信装置が受信する場合に、該第2の通信装置が該既知信号についての受信品質についての報告を、該第1の通信装置又は該中継局に対して行わないように規制するか又は、該第1の通信装置から送信されたデータを復号、符号化せずに、該第2の通信装置に対して中継送信する際に、該第1の通信装置又は該中継局によってなされる適応変調制御への利用を規制する、
    ことを特徴とする通信システム。
  6. 第1の通信装置と、中継局と、第2の通信装置とを備え、該中継局を介して該第1の通信装置から受信した既知信号についての、該第2の通信装置における受信品質の測定結果に応じて適応変調制御を行う通信システムにおいて、
    該第1の通信装置から送信されたデータのうち前記適応変調制御に利用される既知信号に対しては復号、符号化を含まない中継処理を施してから該第2の通信装置に中継送信し、該データのうち前記適応変調制御に利用される既知信号以外のデータに対しては復号、符号化を含む中継処理を施してから該第2の通信装置に中継送信する、
    ことを特徴とする通信システム。
  7. 前記第1の通信装置は、
    前記第2の通信装置から送信された受信品質に応じてデータを変調する方式を変更する変調部と、
    前記変調部によって変調されたデータとともに既知の信号を送信する第1の送信部と
    を備え、
    前記第2の通信装置は、
    受信された前記既知の信号に基づいて受信品質を測定する受信品質測定部と、
    前記受信品質測定部によって測定された受信品質を前記第1の通信装置へ送信する第2の送信部と
    を備え、
    前記中継は、
    前記第1の通信装置から送信された信号を受信する受信部と、
    前記受信部によって受信された信号を再符号化して出力する第1の中継処理回路および前記受信部によって受信された信号を再符号化することなく出力する第2の中継処理回路を有する中継処理部と、
    前記第1の中継処理回路および第2の中継処理回路によって出力された信号を前記第2の通信装置へ送信する第3の送信部と、
    前記第1の通信装置から送信された信号のうち、前記既知の信号が前記第1の中継処理回路を経由して前記送信部から出力されないように前記中継処理部を制御する制御部と
    を備えたことを特徴とする請求項6に記載の通信システム。
  8. 前記第1の送信部は、信号を再送する場合に第2の既知の信号を挿入して該信号を送信し、
    前記第2の通信装置は、前記中継によって中継された前記信号を、第2の既知の信号に基づいて復調する復調部を
    さらに備えたことを特徴とする請求項7に記載の通信システム。
  9. 前記中継処理部は、前記第1の中継処理回路によって出力された信号と前記第2の中継処理回路によって出力された信号のうち一方を前記第3の送信部へ出力させる切替部をさらに有し、
    前記制御部は、前記第1の通信装置から再送された信号のうち、前記既知の信号が前記第2の中継処理回路から前記第3の送信部へ出力され、その他の信号が前記第1の中継処理回路から前記第3の送信部へ出力されるように前記切替部を制御する
    ことを特徴とする請求項7または8に記載の通信システム。
  10. 第1の通信装置と第2の通信装置の間で無線通信によってやり取りされる信号を中継する中継装置であって、
    前記第1の通信装置から送信された信号を受信する受信部と、
    前記受信部によって受信された信号を再符号化して出力する第1の中継処理回路および前記受信部によって受信された信号を再符号化することなく出力する第2の中継処理回路を有する中継処理部と、
    前記第1の中継処理回路および第2の中継処理回路によって出力された信号を前記第2の通信装置へ送信する送信部と、
    前記第1の通信装置から送信された信号のうち、前記第2の通信装置によって受信品質の測定に用いられる既知の信号以外の信号が前記第1の中継処理回路を経由して前記送信部から出力され、前記第2の通信装置によって受信品質の測定に用いられる既知の信号が前記第2の中継処理回路を経由して前記送信部から出力されるように前記中継処理部を制御する制御部と
    を備えたことを特徴とする中継装置。
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