JP5198123B2 - Speaker - Google Patents
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Description
本発明は、各種音響機器や情報通信機器などに使用されるスピーカに関する。 The present invention relates to a speaker used for various kinds of audio equipment, information communication equipment, and the like.
スピーカは、家庭用あるいは車載用のオーディオ機器はもとより、パーソナルコンピュータや携帯電話、ゲーム機器、薄型テレビジョンなどの種々の電子機器に幅広く利用されており、近年、より小型あるいはより薄型で音質の優れた高品質のスピーカが求められている。 Speakers are widely used in various electronic devices such as personal computers, mobile phones, game devices, and thin televisions, as well as home or vehicle audio devices. In recent years, speakers are smaller or thinner and have better sound quality. There is a need for high quality speakers.
従来の一般的なスピーカでは、ダンパーの内周側がボイスコイルを巻回したボビンの外周に接合され、ダンパーの外周側がフレームに接合されている。このようなスピーカでは、ダンパーと磁気回路との空間が狭すぎると、ダンパーが大きく振動した場合、ダンパーの内径部が磁気回路に接触して異音を発生するという問題があった。そのため、ダンパーと磁気回路との空間を大きくとる必要があった。 In the conventional general speaker, the inner peripheral side of the damper is joined to the outer periphery of the bobbin around which the voice coil is wound, and the outer peripheral side of the damper is joined to the frame. In such a speaker, if the space between the damper and the magnetic circuit is too narrow, there is a problem that when the damper vibrates greatly, the inner diameter portion of the damper contacts the magnetic circuit and generates abnormal noise. Therefore, it is necessary to make a large space between the damper and the magnetic circuit.
また、小口径スピーカでは、振動板の母線長が短く、振動板上で錦糸線をボイスコイルワイヤと接合するのが困難なため、ボビンの外周部でボイスコイルワイヤの端部と錦糸線とを接合し、振動板とダンパーの間から錦糸線を引出すのが一般的であった。しかし、この場合には、スピーカが振動したときに錦糸線が振動板やダンパーに接触しないように前後の空間に余裕をとる必要があった。また、以上の構造ではスピーカを薄型化することが困難となるため、ダンパーの無いスピーカで薄型化を実現することが検討されているが、大入力でスピーカを駆動した場合、スピーカにローリング現象が発生するという問題があった。 In addition, in a small-diameter speaker, the length of the bus bar of the diaphragm is short, and it is difficult to join the tinsel wire to the voice coil wire on the diaphragm, so the end of the voice coil wire and the tinsel wire are connected to the outer periphery of the bobbin. It was common to join and pull out the tinsel wire from between the diaphragm and the damper. However, in this case, it is necessary to provide a space in front and back so that the tinsel wire does not contact the diaphragm or the damper when the speaker vibrates. In addition, since it is difficult to reduce the thickness of the speaker with the above structure, it has been studied to reduce the thickness of the speaker without a damper. However, when the speaker is driven with a large input, a rolling phenomenon occurs in the speaker. There was a problem that occurred.
上記のような問題に鑑み、改善を図った薄型スピーカが提案されている。図7はその一例である従来のスピーカ100の断面図を示している。
In view of the above problems, an improved thin speaker has been proposed. FIG. 7 shows a sectional view of a
スピーカ100は、図7に示すように、マグネット102をポールピース103およびポットヨーク104により挟み込んで内磁型の磁気回路105を構成している。この磁気回路105の一部を取り囲むようにボビン106が配置され、ボビン106に巻回されたボイスコイル107が、磁気回路105の磁気ギャップ中に配置されている。磁気回路105のポットヨーク104の外周部にはフレーム108の内周部が接合されている。振動板109とボビン106の前方側にはセンターキャップ110が配置されている。そして、振動板109の内周側はボビン106に接合され、外周側面は支持部材111の中間部分によって支持されている。そして、支持部材111の内周側はフレーム108の内側前面部に固定され、外周側はフレーム108の外周側に固定されている。
As shown in FIG. 7, the
以上のように構成されたスピーカ100では、ポットヨーク104と振動板109の間の空間にダンパーが存在しないので、その分、ポットヨーク104と振動板109との距離を近づけることができ、スピーカとしての全高を薄くすることができる。しかしながら、スピーカ100には、以下のような問題があった。
In the
すなわち、支持部材111は、従来のスピーカの振動板のエッジと同様な役割を果たしている外周部と従来のスピーカのダンパーと同様な役割を果たす中間部分より内側部分とが一体化されて構成されているため、磁気回路105と支持部材111の中間部分に挟まれた径方向の空間が少なくなり、振幅の大きくとれる外径の大きな支持部材を設けることができず、小口径で大振幅の音声出力が可能なスピーカを実現することが困難であるという問題があった。また、ボイスコイルワイヤを外部に引出すための錦糸線の引き回しを考慮した場合、例えば、錦糸線をボビンの外周でボイスコイルワイヤと結合し、振動板109と磁気回路105との空間を通して錦糸線を引出す構造では、錦糸線が振動板109あるいは支持部材111あるいは磁気回路105に接触して断線または電気的に短絡する恐れがある。あるいは、ボイスコイルを振動板109の表面側に這わせて錦糸線と接合して引出す構造では、錦糸線がスピーカの前面側に現れるため、錦糸線が外部の部品と接触して異音を発生させたり、断線や短絡を引きおこす恐れがある。さらに、支持部材111の可動部形状が前後非対称であるため、支持部材111の変位の直線性が悪くなり、高調波ひずみが増大するという問題があった。
That is, the
そこで、振動板の支持構造を工夫することにより、小型化を実現しながら、音の再生ひずみの改善を図ったスピーカが提案されている(例えば、特許文献1参照)。 In view of this, there has been proposed a speaker that is improved in sound reproduction distortion while realizing downsizing by devising the support structure of the diaphragm (see, for example, Patent Document 1).
図8は特許文献1によるスピーカ200の断面図を示している。
FIG. 8 shows a cross-sectional view of a
図8に示すように、スピーカ200においては、フレーム201と、マグネット202、203とヨーク204とから構成される磁気回路205と、この磁気回路205の磁気ギャップ206内に、ボイスコイル207が配置された円筒状のボビン208と、内周側がボビン208に固定され、外周側が第1のエッジ209を介してフレーム201に固定された振動板210とを備えており、振動板210の底面に円筒状の支持体211の一端側を固定し、支持体211の他端側を第2のエッジ212を介して磁気回路205のヨーク204の前端に固定している。そして、第1のエッジ209は上方に突出した断面円形状になっており、また第2のエッジ212は下方に突出した断面円形状になっており、これにより第1のエッジ209と第2のエッジ212は、この両者間を境に、略相似形状としているので、振動板210が前後に動く時に加わる負荷は、振動板210の前動も後動も同じ状態となり、この結果として、音の再生時に歪が発生しにくくなる、としている。
しかしながら、特許文献1によるスピーカ200では、振動板210と第2のエッジ212との間に支持体211が設けられているため、部品点数の増加、組立作業工数の増大、生産性の低下、部材コストおよび生産コストの増加などの問題がある。また、振動板210、第2のエッジ212および支持体211で囲まれる空間を広く形成する必要があるため、スピーカを薄型にすることが困難である。
However, in the
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、簡易な構造でありながら、錦糸線を安全に引出せるとともに、ローリングの防止、音の再生ひずみの低減、再生周波数帯域の拡大が可能な薄型のスピーカを提供することにある。 The present invention has been made in view of such problems, and the object thereof is to allow the tinsel wire to be pulled out safely while having a simple structure, to prevent rolling, to reduce sound reproduction distortion, and to reproduce. An object of the present invention is to provide a thin speaker capable of expanding the frequency band.
本発明の一態様によれば、マグネットと、前記マグネットの前面に接合されるプレートと、前記マグネットの底面に接合されるヨークと、を含む磁気回路と、
前記磁気回路の少なくとも一部を取り囲むように配置されるボビンと、
前記ボビンに巻回され、前記磁気回路の磁気ギャップ中に配置されて前後に振動可能とされるボイスコイルと、
前記磁気回路に接合されるフレームと、
前記ボビンに接合されて前記ボイスコイルにより駆動される振動板と、
前記ボビンの径方向外側に配置されるダンパーと、
外周側が前記フレームに接合され、内周側が前記振動板に接合されるエッジと、
を備えるスピーカにおいて、
前記振動板は、
前記エッジの内周側に接合される前面部と、
前記前面部に一体に形成され、外周側が前記ダンパーの外周側に接合される側面部と、を有することを特徴とするスピーカが提供される。
According to one aspect of the present invention, a magnetic circuit including a magnet, a plate joined to the front surface of the magnet, and a yoke joined to the bottom surface of the magnet;
A bobbin disposed to surround at least a portion of the magnetic circuit;
A voice coil wound around the bobbin, disposed in a magnetic gap of the magnetic circuit, and capable of vibrating back and forth;
A frame joined to the magnetic circuit;
A diaphragm joined to the bobbin and driven by the voice coil;
A damper disposed radially outside the bobbin;
An edge whose outer peripheral side is bonded to the frame and whose inner peripheral side is bonded to the diaphragm;
In a speaker comprising:
The diaphragm is
A front portion joined to the inner peripheral side of the edge;
There is provided a speaker characterized by having a side surface portion formed integrally with the front surface portion and having an outer peripheral side joined to an outer peripheral side of the damper.
本発明によれば、簡易な構造でありながら、錦糸線を安全に引出せるとともに、ローリングの防止、音の再生ひずみの低減、再生周波数帯域の拡大が可能な薄型のスピーカを提供することができる。 ADVANTAGE OF THE INVENTION According to this invention, while being a simple structure, while being able to draw out a tinsel wire safely, the thin speaker which can prevent rolling, can reduce sound reproduction distortion, and can expand a reproduction frequency band can be provided. .
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態を説明する。 Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
(第1の実施形態)
図1は本発明の第1の実施形態によるスピーカ1の断面図を示している。
(First embodiment)
FIG. 1 shows a cross-sectional view of a
図1のスピーカ1は、円柱状のマグネット2と、マグネット2の前面に接合されるプレート(円板状のポールピース)3と、マグネット2の底面に接合されるポット型のヨーク(ポットヨーク)4と、を有する内磁型の磁気回路5と、磁気回路5の少なくとも一部を取り囲むように配置されるボビン6と、ボビン6に巻回され、磁気回路5の磁気ギャップ中に配置されて前後に振動可能とされるボイスコイル7と、磁気回路5のヨーク4の外周部に接合された第1のフレーム8と、第1のフレーム8の外周側に接合される第2のフレーム9と、ボビン6に接合されて、ボイスコイル7により駆動される振動板11と、外周側が第2のフレーム9に接合され、内周側が振動板11に接合されるエッジ10と、ボビン6の径方向外側に配置されるダンパー14と、を備えている。振動板11は、エッジ10の内周側に接合される前面部12と、前面部12に一体に形成され、前面部12から外側斜め後方に延在される側面部13とを有する。前面部12の外側はエッジ10を介して第2のフレーム9に支持され、前面部12の内周側はボビン6の外周部に接合され、側面部13の外周側はダンパー14の外周側に支持されている。ダンパー14の内周側は第1のフレーム8の前縁部に固定されている。ダンパー14の外径はエッジ10よりも大きく設定されている。ボビン6の前面開口部はセンターキャップ15によって覆われており、ボイスコイル7のボイスコイルワイヤの端部はボビン6の外周部で錦糸線16と接合され、錦糸線16は振動板11とヨーク4との間の空間を通り、振動板11の側面部13に開口された孔から振動板11の外側に引出され、第1のフレームに設置されている端子板17に接合されている。尚、18はガスケットである。
A
上記のように、本実施形態によるスピーカ1は、振動板11が前面部12と側面部13とを有し、前面部12の外側がエッジ10を介して第2のフレーム9に支持され、側面部13の外周側がダンパー14の外周側に支持され、ダンパー14の内周側が第1のフレーム8の前縁部に固定されるという特徴的な構造を有する。この構造により、以下の作用効果が実現可能である。
As described above, in the
すなわち、磁気回路5の側面側にダンパー14を配置しているため、スピーカの薄型化が可能となる。
That is, since the
また、ダンパー14がエッジ10と前後に対向するように配置されているため、ダンパー14の外径寸法を大きくすることが可能になる。そのため、ダンパー14の変位の直線性が向上し、高調波歪の発生が抑制される。また、ダンパー14のスティフネスが下げられるので最低共振周波数も下がり、音声再生周波数帯域が拡大する。
Moreover, since the
また、もし、エッジ10の内側とダンパー14の外周側が振動板11の側面部13と連結されていないとすれば、ボビン6、ボイスコイル7、エッジ10の可動部、振動板11などの振動系部品は駆動力によって前後に振動する以外に、スピーカの略中心軸上にあるエッジの中心を実効的な支点として、径方向に作用する外力により生じる力のモーメントにより回転振動を起こすことになる。しかしながら、本実施形態によるスピーカ1では、エッジ10の外側が第2のフレーム9に、ダンパー14の内周側が磁気回路5近傍にそれぞれ固定されているため、エッジ10とダンパー14は、それぞれ前後方向よりも径方向に対して大きなばね係数をもつことになる。つまり、エッジ10の内側とダンパー14の外周側は剛体である振動板11の側面部13に連結されていて、エッジ10とダンパー14との間に前後の距離があり、ダンパー14は径方向に対して大きなばね係数をもつことから、エッジ10の中心付近を実効的な「支点」、エッジ10とダンパー14との間の距離を「腕の長さ」、ダンパー14の中心付近の実効的な質点を「作用点」とした場合の、外力に反発するように作用する力のモーメント(ダンパー14の径方向の弾性力×腕の長さ)が大きくなるので、外力が加わってもエッジ10を中心とする回転振動は起こりにくい。
If the inner side of the
同様に、エッジ10の内側とダンパー14の外周側は剛体である振動板の側面部13に連結されていて、エッジ10とダンパー14間に前後の距離があり、エッジ10は径方向に対して大きなばね係数をもつことから、ダンパー14の中心付近を実効的な「支点」、エッジ10とダンパー14との間の距離を「腕の長さ」、エッジ10の中心付近の実効的な質点を「作用点」として外力が加わった場合でも、同様な理由により、ダンパー14を中心とする回転振動は起こりにくい。以上の理由により、スピーカ1はローリングに対して、強い耐性を有する。
Similarly, the inner side of the
また、磁気回路5の側面側にダンパー14を配置しているため、ボビン6の外周部でボイスコイル7のボイスコイルワイヤの端部と接合した錦糸線16とダンパー14との距離を確保することができ、錦糸線16は振動板11とヨーク4との間の空間を通って、ダンパー14に接触させることなく、安全に外部へ引出すことが可能となる。
Further, since the
以上のように、本実施形態によるスピーカ1は、簡易な構造でありながら、錦糸線16を安全に引出せるとともに、ローリングの防止、音の再生ひずみの低減、再生周波数帯域の拡大が可能な薄型のスピーカを提供することができる。
As described above, the
尚、本実施形態によるスピーカ1では、振動板11は、前面部12の内周側がボビン6の外周部に接合し、センターキャップ15がボビン6の前面開口部を覆っている構造としたが、振動板の構造はこの態様に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。例えば、図2に示すスピーカ1aのように、振動板11aがセンターキャップと一体となった前面部12aと側面部13とを有する構造であってもよい。スピーカ1aでは、センターキャップを振動板と一体にすることにより部品点数および組立作業工数を減らすことが可能となる。
In the
また、スピーカ1では、フレームは、第1のフレーム8と第2のフレーム9とに分かれているが、一体のフレームであっても構わない。
Further, in the
また、スピーカ1では、ダンパー14の外径をエッジ10の外径よりも大きくしているが、これに限定されるものではなく、個々に求められる仕様に応じて、ダンパーの外径をエッジの外形と同等かあるいはそれよりも小さくすることができる。
In the
(第2の実施形態)
第2の実施形態は、ダンパーの接合構造が第1の実施形態とは異なるものである。
(Second Embodiment)
The second embodiment is different from the first embodiment in the junction structure of the damper.
図3は本発明の第2の実施形態によるスピーカ1bの断面図である。図3では、図1と共通する構成部分には同一符号を付しており、以下では相違点を中心に説明する。
FIG. 3 is a sectional view of a
図3に示すように、スピーカ1bは、スピーカ1と同様に、振動板11は、前面部12と側面部13とを有し、前面部12の外側はエッジ10を介して第2のフレーム9に支持され、前面部12の内周側はボビン6の外周部に接合され、側面部13の外周側はダンパー14aの外周側に支持されている。スピーカ1とは異なり、ダンパー14aの内周側は、第1のフレーム8の前縁部とヨーク4の前縁部の両方を覆い、かつ両方に固定されている。ダンパー14aの内周側の構造が異なる他は、第1の実施形態によるスピーカ1と同様である。
As shown in FIG. 3, in the same manner as the
本実施形態によるスピーカ1bは、第1の実施形態によるスピーカ1と同様に、簡易な構造でありながら、錦糸線を安全に引出せるとともに、ローリングの防止、音の再生ひずみの低減、再生周波数帯域の拡大が可能な薄型のスピーカを提供することができる。
Similar to the
さらに、スピーカ1bは、ダンパー14aが第1のフレーム8の前端部だけでなく、ヨーク4の前端部も覆っているため、ダンパー14aの内周側を堅固に固定でき、またダンパー14aに絶縁性の部材を用いることにより、振動板11とヨーク4との間に配置される錦糸線16が前後に振動して磁気回路5側に移動し、ダンパー14aに接触した場合でも、電気的な短絡が生じないという効果が得られる。
Furthermore, since the
尚、本実施形態では、ダンパー14aはフレーム8の前端部とヨーク4の前端部の両方に接合されているが、必ずしもその必要はなく、フレーム8には接合されず、ヨーク4にのみ接合される構造であっても構わない。
In the present embodiment, the
(第3の実施形態)
第3の実施形態は、ダンパーの形状が第1の実施形態とは異なるものである。
(Third embodiment)
The third embodiment differs from the first embodiment in the shape of the damper.
図4は本発明の第3の実施形態によるスピーカ1cの断面図である。図4では、図1と共通する構成部分には同一符号を付しており、以下では相違点を中心に説明する。
FIG. 4 is a cross-sectional view of a
図4に示すように、スピーカ1cは、スピーカ1と同様に、振動板11は、前面部12と側面部13とを有し、前面部12の外側はエッジ10を介して第2のフレーム9に支持され、前面部12の内周側はボビン6の外周部に接合され、側面部13の外周側はダンパー14bの外周側に支持されている。スピーカ1bと同様に、スピーカ1とは異なり、ダンパー14bの内周側は、第1のフレーム8aの前縁部とヨーク4の前縁部の両方を覆い、かつ両方に固定されている。また、ダンパー14bは、エッジ10と同じ材料で構成されているとともに、ダンパー14bとエッジ10は、それぞれの可動部が振動板11の側面部13の中央を基準として対称に配置されている。上記以外の構成は、第1の実施形態によるスピーカ1と同様である。
As shown in FIG. 4, the
本実施形態によるスピーカ1cは、第1の実施形態によるスピーカ1と同様に、簡易な構造でありながら、錦糸線を安全に引出せるとともに、ローリングの防止、音の再生ひずみの低減、再生周波数帯域の拡大が可能な薄型のスピーカを提供することができる。
Similar to the
さらに、スピーカ1cは、ダンパー14bとエッジ10とが同じ材料で構成されているとともに、それぞれの可動部が振動板11の側面部13の中央を基準として対称に配置されているため、振動時に、略前後対称に変形するため、略前後対称な変位を生じる。したがって、前後非対称な振動に起因するひずみを減少させることができる。
Further, in the
尚、本実施形態によるスピーカ1cでは、ダンパー14bとエッジ10は、それぞれの可動部が振動板11の側面部13の中央を基準として対称に配置したが、図5に示したスピーカ1dのように、ダンパー14cとエッジ10を、それぞれの可動部の断面が略相似形状であるように配置することも可能である。このように構成した場合、ダンパー14cとエッジ10とを、同一材料、かつ、同一形状である共通部品とすることが可能となる。
In the
(その他の実施形態)
以上、本発明の代表的な実施形態について説明したが、本発明は上記の実施形態の構造のみに限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
(Other embodiments)
As mentioned above, although typical embodiment of this invention was described, this invention is not limited only to the structure of said embodiment, A various change is possible in the range which does not deviate from the meaning of this invention.
例えば、上述した各実施形態では、錦糸線はボビンの外周部でボイスコイルワイヤの端部と接合され、振動板と磁気回路の間の空間を通り、振動板に開口された孔から引出される構造としたが、錦糸線の引き出し構造はこれに限定されるものではなく、例えば、錦糸線が振動板の所定の部位でボイスコイルワイヤの端部と接合し、振動板の面を這って外部に引出される構造であっても構わない。 For example, in each of the above-described embodiments, the tinsel wire is joined to the end of the voice coil wire at the outer periphery of the bobbin, passes through the space between the diaphragm and the magnetic circuit, and is drawn out from the hole opened in the diaphragm. Although the structure of the pulling out of the tinsel wire is not limited to this, for example, the tinsel wire is joined to the end of the voice coil wire at a predetermined portion of the diaphragm, and the outer surface of the diaphragm is turned over. It may be a structure drawn out.
また、上述した各実施形態は、内磁型の磁気回路を用いたスピーカの実施例について説明したが、外磁型の磁気回路を用いたスピーカについても同様な構成をとり、同様な効果を得ることができる。例えば、図6に示したスピーカ1eは、第1の実施形態によるスピーカ1を内磁型から外磁型に置き換えたものである。スピーカ1eは、円筒状のマグネット2aと、マグネット2aの前面に接合されるプレート(環状のトッププレート)3aと、マグネット2aの底面に接合されるヨーク(ボトムヨーク)4aと、ヨーク4aの前面側中央部に突出されたセンターポール19と、を有する外磁型の磁気回路5aと、磁気回路5aの少なくとも一部を取り囲むように配置されるボビン6と、ボビン6に巻回され、磁気回路5aの磁気ギャップ中に配置されて前後に振動可能とされるボイスコイル7と、磁気回路5aのヨーク4aの外周部に接合された第1のフレーム8bと、第1のフレーム8bの外周側に接合される第2のフレーム9と、ボビン6に接合されて、ボイスコイル7により駆動される振動板11と、を備えている。尚、その他の構成はスピーカ1と同様なため、説明は省略する。
In the above-described embodiments, the example of the speaker using the inner magnet type magnetic circuit has been described. However, the speaker using the outer magnet type magnetic circuit has the same configuration and obtains the same effect. be able to. For example, a
1、1a、1b、1c、1d、1e スピーカ
2、2a マグネット
3、3a プレート
4、4a ヨーク
5、5a 磁気回路
6 ボビン
7 ボイスコイル
8 第1のフレーム
9 第2のフレーム
10 エッジ
11、11a 振動板
12、12a 前面部
13 側面部
14、14a、14b、14c ダンパー
15 センターキャップ
16 錦糸線
17 端子板
18 ガスケット
1, 1a, 1b, 1c, 1d,
Claims (13)
前記磁気回路の少なくとも一部を取り囲むように配置されるボビンと、
前記ボビンに巻回され、前記磁気回路の磁気ギャップ中に配置されて前後に振動可能とされるボイスコイルと、
前記磁気回路に接合されるフレームと、
前記ボビンに接合されて前記ボイスコイルにより駆動される振動板と、
前記ボビンの径方向外側に配置されるダンパーと、
外周側が前記フレームに接合されるとともに内周側が前記振動板に接合され、前記ダンパーよりも前方に配置されるエッジと、
を備えるスピーカにおいて、
前記振動板は、
前記エッジの内周側に接合されるとともに前記ボビンに接合される前面部と、
内周側が前記前面部に一体に形成され、外周側が前記ダンパーの外周側に接合される側面部と、を有することを特徴とするスピーカ。 A magnetic circuit including a magnet, a plate bonded to the front surface of the magnet, and a yoke bonded to the bottom surface of the magnet;
A bobbin disposed to surround at least a portion of the magnetic circuit;
A voice coil wound around the bobbin, disposed in a magnetic gap of the magnetic circuit, and capable of vibrating back and forth;
A frame joined to the magnetic circuit;
A diaphragm joined to the bobbin and driven by the voice coil;
A damper disposed radially outside the bobbin;
Outer peripheral side said bonded to the frame Rutotomoni inner circumference side is joined to the vibration plate, and the edge that will be located further forward than the damper,
In a speaker comprising:
The diaphragm is
A front portion joined to the inner peripheral side of the edge and joined to the bobbin ;
A speaker having an inner peripheral side formed integrally with the front surface portion and an outer peripheral side joined to the outer peripheral side of the damper.
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