JP5197992B2 - 地震損傷計測システムおよび地震損傷計測方法 - Google Patents

地震損傷計測システムおよび地震損傷計測方法 Download PDF

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Description

本発明は、従来の建築物全体の地震計測システムに、従来の建築物の一部である、例えばエレベータの点検技術を取入れて、建築物全体の地震計測設備の設置が容易で、地震損傷評価を容易に行える地震損傷計測システム及び地震損傷計測方法に関する。
一般に、プラント、例えば発電プラントにおいては、地震時の建築物、機器、配管等構造物の健全性は、加速度計やひずみゲージおよび変位計等の構造物に関わる情報を計測する計測手段を設けることにより、監視されている。
これらの計測手段で計測されたデータは、現場から離れたデータ監視室等に送られ、データ解析コンピュータ等によって、収集、分析され、建築物や機器、配管等の地震発生後の健全性評価や安全性の確認等に活用されている。
これらの計測手段には、電力供給用のケーブルや計測データを転送する計測ケーブルあるいはデジタルデータとして送信するネットワークケーブルが配線されている。
最近では、計測データを収集するためのデジタル計測データ収集システムとして、計測装置とデータ収集コンピュータとが双方向の通信が可能な、例えば有線電話や、PHSに代表される無線電話、無線LANなど、データ通信を行う計測システムが、用いられている。
その例として、発電プラントや建築物に、地震計測機器を設置し、その計測データから構造物の健全性を評価する評価データを提供することを目的とした地震時の状態監視システムが提案されている。この場合、地震計が、建築物内の各所に設置され、地震計の電源や観測信号用のケーブルが、建築物内に配線されるため、大掛かりな設置工事が必要となってくる(例えば、特許文献1)。
また、地震計測のデータ転送におけるコスト低減を目的にして、計測データを観測点でデジタル化し、ネットワークケーブルにてデータ収集コンピュータに計測データを転送することにより、配線を削減した提案がある。この場合も、基幹であるネットワークケーブルが、観測点から建築物内に配線される必要がある(例えば、特許文献2)。
また、エレベータの地震後の点検システムとして、エレベータのかごに取り付けたCCDカメラを用いて、エレベータを昇降しながら昇降路内の水平断面形状を計測し、各高さでの水平断面形状を収集するシステムが提案されている(例えば、特許文献3)。
また、同様に、エレベータのかごに取り付けたカメラの画像により、地震発生前後の画像変化から、昇降路の異常を検知するシステムが提案されている(例えば、特許文献4)。
特公平8−3549号公報 特開2005−301418号公報 特開2006−62796号公報 特開平9−286576号公報
このように、従来の地震計測による建築物、機器、配管等の健全性を監視するシステムは、計測データの転送や電源供給のために、建築物内に多数の計測ケーブルや電源ケーブルを設置する構成となっていた。
例えば、通信ケーブルによるデータ収集を行うためには、壁面にケーブルを貫通させる配線工事やデータ計測点から最寄の接続地点までの配線工事等、計測機器の通信ネットワークを構成するための面倒な建屋工事が必要となっていた。
したがって、既存建築物などに地震計測システムを新たに構築するためには、膨大な工事資金と手間と期間が必要であった。このために、既存建築物などに地震計測システムを設置して地震損傷を監視するには、システム構成上の限界が生じた。
一方、建築物内の一部であるエレベータの点検システムとして、昇降路内の地震被害を検査するシステムが、上述のとおり提案されているが、建築物全体に関わる地震損傷を監視することができるものは皆無である。
本発明は、上記従来技術の課題を解決するためになされたものであり、従来の建築物全体の地震計測システムに、従来の建築物の一部であるエレベータの点検技術を融合して、建築物全体の地震計測設備の設置が容易で、地震損傷評価を容易に行える地震損傷計測システムを得ることを目的とする。
このような課題を解決して目的を達成するために、本発明の地震損傷計測システムは、
建築物の各層を貫通する貫通路に設置されて各層の層間変位を計測する層間変位計測手段と、計測された層間変位により建築物の健全性を評価する建築物健全性評価手段とを備えたことを特徴とする。
また、本発明の地震損傷計測方法は、建築物の各層を貫通する貫通路または昇降路において、各層の層間変位を計測する層間変位計測手段を設置するステップと、層間変位計測手段より計測された層間変位に基いて、建築物の健全性を評価するステップとを有することを特徴とする。
本発明の地震損傷計測システムは、従来の建築物全体の地震計測システムに、建築物の一部であるエレベータの点検技術を融合したものであるため、建築物全体の地震計測設備の設置が容易にできるとともに、地震損傷評価を容易に行うことができる。
以下、本発明に関わる地震損傷計測システムの実施例について、図面を参照して説明する。
図1(A)、図1(B)と図2を用いて、実施例1を説明する。
図1(A)は、本実施例1の構成を示している。すなわち、エレベータの昇降路4が、建築物1の各階床2の間、すなわち層間3を貫通しており、昇降路4が貫通する各階床2間の層間変位を計測する変位計5が、昇降路4の各階床2に設置された変位計台座6に取付けられている。また、変位計5に対して、変位量を供給するためのターゲット7が、昇降路4の各階床2に設置されたターゲット台座8に取付けられている。
変位計5には、例えば、非接触型として、レーザ変位計や渦電流形変位計が、接触型として、静電容量形変位計やひずみゲージ形変位計が挙げられる。また、ターゲット7には、レーザの反射板や渦電流の被誘導面やコンデンサの片側の電極面等が挙げられる。
変位計5とターゲット7を、昇降路4の各階床2の層間3において向き合わせることにより、各階床2の層間変位が計測される。変位計5が計測した信号は、昇降路4に設置されているケーブル9を経由して収集される。
なお、変位計5が計測した信号は、A/D変換してデジタル化され、昇降路4に設置されたLANケーブルにより、デジタル転送されることも可能である。
このように構成された本実施例1において、地震が発生した場合には、建築物1の各階床2の層間3に、主として水平(矢印方向)に、層間変位が発生し、この各階床2間の層間変位は、変位計5によって計測される。
図1(B)のように、層間10に大きな損傷が発生した場合には、変位計11が大きな層間変位を計測して、計測データを出力する。変位計5が計測した信号は、図1(A)と同様に、昇降路用貫通路4に設置されているケーブル9を経由して収集される。
図1(A)または図1(B)のいずれにしても、図2に示す損傷評価用データ収集装置37が、この計測データを、予め層間データベースに保存されている各階床2の層間変位データと比較分析し、層間10に大きな地震損傷の発生があることを推定して、建築物の健全性を評価する。
図2は、図1(A)および図1(B)に示された地震損傷計測システムの構成図を一般化して、ブロック構成図にしたものである。
本地震損傷計測システムは、層間変位計測手段33と建築物健全性評価手段35とから構成されている。
層間変位計測手段33は、昇降路4の中に設置されて、建設物の各層の層間変位を計測する変位計5と変位計測データをケーブルや無線で転送する転送手段34を備えている。
また、建築物健全性評価手段35は、転送された変位計測データを、予め設定されて層間変位データベース36に保存された建築物固有の層間変位データと比較して、層間変位が危険なレベルになったか否かを評価する損傷評価用データ収集装置37を備えている。 本実施例1によれば、建築物1の各階床2の層間変位を、昇降路4内でまとめて計測することができるので、計測機器への電源供給や計測データの転送も容易で、ケーブル配線も短くできる。そのため、地震損傷計測システムを、コンパクトで安価に構成することができる。
また、地震損傷計測システムが、昇降路4内でまとめて設置されていることから、この計測システムのメンテナンスも容易で、この取付け工事の工期短縮にも効果がある。
また、建築物が複雑にねじれ振動しても、建築物の同一縦断面で各階床2の層間変位を計測することができるので、建築物1にばらばらに設置される従来の計測機器設置方法に比べて、層間変位分布がより正確に比較評価できる。その結果、損傷階の特定精度が向上する。
また、建築物の代表的かつ平均的な層間変位分布を必要とする場合には、建築物の中心に近い昇降路に変位計を設置し、建築物のねじり振動による層間変位分布を必要とする場合には、建築物の周辺部に近い昇降路に変位計を設置すると、高い精度で評価データを取得することができる。
本発明に関わる地震損傷計測システムの実施例2を、図3を用いて説明する。なお実施例1と同一の構成には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
実施例2は、実施例1の各階床2の層間変位を、光学的手段により計測するものである。すなわち、昇降路4の各階床2および最上階床15の所定の位置にマーカ12を設置し、CCDカメラ13を各階床2の所定の位置に設置し、CCDカメラ13がマーカ12を撮影することで光学的にマーカ12の位置を計測して、各階床2の層間変位を計測するように構成されている。
このように構成された本実施例2において、地震が発生した場合には、建築物1の各階床2の層間3に、主に水平方向に、層間変位が発生する。この各階床2間の層間変位が、CCDカメラ13によって、マーカ12の位置の移動量として計測される。計測された信号は、図示していないが、昇降路4に設置されているケーブル9を経由して収集される。
実施例1と同様に、CCDカメラ13によって計測された移動量は、層間変位として建築物1の各層間3毎に比較分析され、地震損傷の大きな層間が推定されて、建築物の健全性が評価される。
本実施2によれば、実施例1と同様に、建築物1の各階床2の層間変位を、昇降路4内でまとめて計測することができるので、地震損傷計測システムをコンパクトで安価に構成することができる。地震損傷計測システムのメンテナンスも容易で、その取付け工事の工期短縮にも効果がある。
また、本実施例による層間変位は、水平方向に2次元的に計測が可能であり、さらに上下方向にも計測が可能であるので、合わせて3次元的に計測することができる。そのため、建築物が複雑にねじり変形や上下変形をしても、変形状態を計測することができるので、建築物1の損傷レベルをより詳細に評価することができる。
本発明に関わる地震損傷計測システムの実施例3を、図4を用いて説明する。なお、実施例2と同一の構成には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
実施例3は、実施例2のCCDカメラ13を最下階床14と最上階床15の位置に配置し、各階床2の位置にあるマーカ12を撮影することにより、光学的にマーカ12の位置を計測し、最下階床14と最上階床15を基準とした各階床2との相対変位を計測するように構成されている。
このように構成された本実施例3において、地震が発生した場合には、建築物1の各階床2が主に水平方向に相対変位するので、最下階床14と最上階床15を基準とした各階床2との相対変位が、CCDカメラ13によってマーカ12の位置の移動量として計測される。計測された信号は、図示されていないが、昇降路4に設置されているケーブル9を経由して収集される。
損傷評価用データ収集装置(図示せず)は、CCDカメラ13によって計測された各階床2の位置にあるマーカ12の移動量の差分から、各階床2の層間変位を算出し、実施例1と同様に、建築物1の各層間3毎に比較分析することにより、地震損傷の大きな層間3を推定して、建築物の健全性を評価する。
本実施例3によれば、実施例1と同様に、建築物1の各階床2の層間変位を昇降路4内でまとめて計測することができ、また、建築物1の全体の変形を一括して計測できるので、地震損傷計測システムをよりコンパクトで安価に構成することができる。同様に、同計測システムのメンテナンスも容易で、その取付け工事の工期短縮にも効果がある。
また、実施例2と同様に、層間変位を3次元的に計測することができるので、建築物が複雑にねじり変形や上下変形をしても変形状態を計測することができ、建築物1の損傷レベルをより詳細に評価することができる。
本発明に関わる地震損傷計測システムの実施例4を、図5を用いて説明する。なお、実施例3と同一の構成には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
実施例4では、実施例3のCCDカメラ13が、点検用昇降体16の上下位置に配置され、各階床2の位置にあるマーカ12を撮影することにより、光学的にマーカ12の位置を計測し、点検用昇降体16との相対変位が計測される。また、最下階床14と最上階床15には基準マーカ5が配置され、この基準マーカ5により、点検用昇降体16のCCDカメラ13で計測されたデータが補正されて、各階床2との相対変位が計測される。
このように構成された本実施例4において、地震が発生した場合には、建築物1の各階床2が主に水平方向に相対変位し、実施例3と同様に、最下階床14と最上階床15を基準とした各階床2との相対変位が、CCDカメラ13によって、マーカ12の位置の移動量として計測される。計測された信号は、昇降路4に設置されているケーブル9を経由して収集される。
CCDカメラ13によって計測された各階床2の位置にあるマーカ12の移動量の差分から、各階床2の層間変位を算出し、実施例1と同様に、建築物1の各層間3毎に比較分析することにより、地震損傷の大きな層間を推定して、建築物の健全性を評価する。
本実施例4によれば、実施例1と同様に、建築物1の各階床2の層間変位を昇降路4内でまとめて計測することができ、また、CCDカメラ13を点検用昇降体16にまとめて設置することができるので、計測システムをよりコンパクトで安価に構成することができる。
また、地震損傷計測システムのメンテナンスも容易で、その取付け工事の工期短縮にも効果がある。また、実施例2および実施例3と同様に、層間変位を3次元的に計測することができるので、建築物が複雑にねじり変形や上下変形をしても、変形状態を計測することができ、建築物1の損傷レベルをより詳細に評価することができる。
さらに、点検用昇降体16が、マーカ12に自在に接近することができるので、地震損傷の評価精度が向上する。
本発明に関わる地震損傷計測システムの実施例5を、図6を用いて説明する。なお、実施例4と同一の構成には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
実施例5は、実施例1の各階床2の層間変位を計測する変位計5に替えて、昇降路4の層間3の面内で、筋交い状に伸縮変位計17、例えば、ひずみゲージ形変位計を設け、筋交いの伸縮量から各階床2の層間変位を計測するように構成されている。
このように構成された本実施例5において、地震が発生した場合には、建築物1の各階床2の層間3に、主に水平方向に相対変位が発生し、層間3の面内ではせん断変形となる。 伸縮変位計17は、層間3の面内で筋交い状に取り付けられているので、筋交いの伸縮方向の変形を計測する。計測された信号は、昇降路4に設置されているケーブル9を経由して収集される。
損傷評価用データ収集装置は、伸縮変位計17の変形量を層間変位に換算して、建築物1の各層間3毎に比較分析することにより、地震損傷の大きな層間を推定して、建築物の健全性を評価する。
本実施例5によれば、実施例1と同様に、建築物1の各階床2の層間変位を昇降路4内でまとめて計測することができ、計測システムをコンパクトで安価に構成することができる。
また、地震損傷計測システムのメンテナンスも容易で、その取付け工事の工期短縮にも効果がある。また、建築物の地震時の変形として支配的となる層間のせん断変形を直接計測することとなり、建築物1の損傷レベルをより正確に評価することができる。
なお、伸縮変位計17の替わりに、経験最大ひずみを出力する自己診断材料(例えば、特開2004−264153号公報参照)を用いることにより、計測された最大ひずみから建築物の各層の損傷分布を評価し、損傷階を特定することもできる(例えば、特開2005−207867号公報参照)。
本発明に関わる地震損傷計測システムの実施例6を、図7、図8、図9を用いて説明する。なお、実施例5と同一の構成には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
実施例6では、実施例1の各階床2の層間変位を、昇降路4に設置されるエレベータカゴのガイドレール18の変形状態を計測することにより、各階床2の層間変位を計測する。ガイドレール18の曲げや伸縮によるひずみを計測するひずみケージ19が、各階床2の付近のガイドレール18に貼り付けられている。
このように構成された本実施例6において、地震が発生した場合には、建築物1の各階床2の層間3に、主に水平方向に相対変位が発生し、層間3のガイドレール18には曲げや伸縮の変形が発生する。
ガイドレール18に貼り付けられたひずみケージ19により、ひずみ量が計測される。計測された信号は、昇降路4に設置されているケーブル9を経由して収集される。 損傷評価用データ収集装置37(図示せず)は、各階床2のガイドレール18から計測されたひずみ量を、各階床2の層間変位として、建築物1の各層間3毎に比較分析することにより、地震損傷の大きな層間3を推定して、建築物の健全性を評価する。
本実施例6によれば、実施例1と同様に、建築物1の各階床2の層間変位を昇降路4内でまとめて計測することができるので、地震損傷計測システムをコンパクトで安価に構成することができる。同計測システムのメンテナンスも容易で、その取付け工事の工期短縮にも効果がある。また、エレベータの点検用データとしても活用できる。
なお、ひずみケージ19の替わりに、経験最大ひずみを出力する自己診断材料を用いることにより、計測された最大ひずみから、建築物の各層の損傷分布を評価し、損傷階を特定することもできる。
また、図8に示すように、昇降路4に沿って設置される計測専用レール20に密着して走行する計測用昇降体21と、計測用昇降体21の位置を検知する位置検知手段として、計測用昇降体21に走行方向と直交する面内の加速度を計測する加速度計23を取り付け、計測用昇降体21を計測専用レール20に沿って走行させて、加速度計23より加速度データを収集する。
損傷評価用データ収集装置37は、これを積分して変位データとし、計測専用レール20の変形状態から各階床2の層間変位を推定し、これを建築物1の各層間3毎に比較分析することにより、地震損傷の大きな層間を推定して、建築物の健全性を評価することもできる。
また、図9に示すように、昇降路4に沿って設置される計測専用レール20に、光ファイバセンサ22を貼り付け、計測専用レール20のひずみを計測し、地震損傷の大きな層間を推定して、建築物の健全性を評価することもできる。
さらに、図7に示すエレベータのガイドレール18に、実施例2乃至実施例4に示すマーカ12を取り付け、CCDカメラ13によりガイドレール18の変形量を計測し、地震損傷の大きな層間を推定して、建築物の健全性を評価することもできる。
本発明に関わる地震損傷計測システムの実施例7を、図10を用いて説明する。なお、実施例6と同一の構成には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
実施例7は、建築物1の昇降路4の各階床2の位置に、加速度計23を設置し、建築物1の各階床2の加速度応答を昇降路4内で計測する構成となっている。
このように構成された本実施例において、地震が発生した場合には、建築物1の各階床2に設置した加速度計23の地震応答を、加速度データとして計測収集する。計測された信号は、昇降路4に設置されているケーブル9を経由して収集される。
損傷評価用データ収集装置37は、収集された各階床2の加速度データを積分計算することにより、各階床2の変位応答を求める。この変位応答から各階床2の層間変位を推定計算し、地震損傷の大きな層間3を推定して、建築物の健全性を評価する。
本実施例7によれば、実施例1と同様に、建築物1の各階床2の層間変位や各階床2の地震応答を昇降路4内でまとめて計測することができるので、地震損傷計測システムをコンパクトで安価に構成することができる。また、同計測システムのメンテナンスも容易で、その取付け工事の工期短縮にも効果がある。
なお、各階床2の加速度応答を直接計測することから、各階床2の計測震度が得られるので、各階床2の室内の地震被害を推定評価することもできる。
本発明に関わる地震損傷計測システムの実施例8を、図11を用いて説明する。なお、実施例7と同一の構成には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
実施例8は、建築物1の昇降路4の各階床2の位置に、無線データ送信型加速度計24を設置し、エレベータカゴ25の上下に、無線データ送信型加速度計24の送信データを受信する計測データ受信機26を設けることによって、建築物1の各階床2の加速度応答を、昇降路4内で計測し、計測された信号は、昇降路4に設置されているケーブル9を経由して収集される。
このように構成された本実施例8において、地震が発生した場合には、エレベータカゴ25の計測データ受信機26が、建築物1の各階床2の地震応答を、加速度データとして、非接触で収集する。
実施例7と同様に、収集された各階床2の層間変位は、加速度データから推定計算することができるので、地震損傷の大きな層間を推定して、建築物の健全性を評価することができる。
また、各階床2の加速度応答を直接計測することから、各階床2の計測震度が得られるので、各階床2の室内の地震被害を推定評価することができる。
本実施の形態によれば、実施例7と同様に、地震損傷計測システムをコンパクトで安価に構成することができ、無線を利用したデータ転送を行うので、その効果はより大きい。
また、同計測システムのメンテナンスも容易で、昇降路内の計測用配線が不要であり、取付け工事の工期短縮にも、より効果がある。
なお、エレベータカゴ25に電磁波あるいは電磁誘導による非接触電源供給装置27を取り付け、昇降路4に設置されている無線データ送信型加速度計24に、電源を供給する構成としてもよい。この場合、電源配線も不要となり計測システムの取付け工事やメンテナンスがより容易になる。
本発明に関わる地震損傷計測システムの実施例9を、図12を用いて説明する。なお、実施例8と同一の構成には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
実施例9は、昇降路4の最下階床14に取り付けられた昇降路内計測制御装置28により、昇降路4の無線データ送信型加速度計24との間で、計測制御データと計測データの受送信が行われ、昇降路内計測制御装置28を、エレベータ集中管理センター29で制御して、データ収集を行うように構成されている。
このように構成された本実施例9において、地震が発生した場合には、実施例8と同様に、収集された計測情報を、衛星回線31または地上回線32を介して、遠隔地のエレベータ集中管理センター29で収集・分析を行い、地震被害を即時推定評価する。
本実施例9によれば、地震損傷計測システムをコンパクトで安価に構成することができるとともに、地震被害を受けない遠隔地において、管理対象のビルに対して避難指示などの指令を発したり、住民に被害情報を提供したり、復旧支援を即時開始することが可能となる。
以上の実施例における地震損傷計測システムは、エレベータの昇降路に限らず、プラント内の搬入坑などの建築物の一部を貫通する貫通部に設置することもできる。また、この地震損傷計測システムは、建築物全体の損傷に限らず、建築物の内部の室内の損傷またはエレベータの損傷などを評価するためのシステムとしても適用することができる。
なお、以上の実施例においては、層間変位計測手段として、変位計5とターゲット7による変位計測センサを用いたものを中心に説明してきたが、以下の手段によることもできる。すなわち、建物の損傷限界の直接的な指標となる層間変形角(層間変位を各階床の層間高さで割ったもの)に着目することで、建築物1の各階床2の層間変位を、各階床2の層間変形角として角度測定器を用いて計測することにより、建築物1の損傷レベルをより直接的に評価することができる。
(A)は、本発明に係る実施例1の地震損傷計測システムの配置構成図であり、(B)は、同システムの動作説明図である。 本発明に係る実施例1の地震損傷計測システムのブロック構成図である。 本発明に係る実施例2の地震損傷計測システムの配置構成図である。 本発明に係る実施例3の地震損傷計測システムの配置構成図である。 本発明に係る実施例4の地震損傷計測システムの配置構成図である。 本発明に係る実施例5の地震損傷計測システムの配置構成図である。 本発明に係る実施例6の地震損傷計測システムの配置構成図である。 本発明に係る実施例6の地震損傷計測の説明図である。 本発明に係る実施例6の地震損傷計測の説明図である。 本発明に係る実施例7の地震損傷計測システムの配置構成図である。 本発明に係る実施例8の地震損傷計測システムの配置構成図である。 本発明に係る実施例9の地震損傷計測システムの配置構成図である。
符号の説明
1…建築物、2…各階床、3…層間、4…昇降路、5…変位計、6…変位計台座、7…ターゲット、8…ターゲット台座、9…ケーブル、10…層間、11…変位計、12…マーカ、13…CCDカメラ、14…最下階床、15…最上階床、16…点検用昇降体、17…伸縮変位計、18…ガイドレール、19…ひずみケージ、20…計測専用レール、21…計測用昇降体、22…光ファイバセンサ、23…加速度計、24…無線データ送信型加速度計、25…エレベータカゴ、26…計測データ受信機、27…非接触電源供給装置、28…昇降路内計測制御装置、29…エレベータ集中管理センター、30…室内設備、31…衛星回線、32…地上回線、33…層間変位計測手段、34…転送手段、35…建築物健全性評価手段、36…層間変位データベース、37…損傷評価用データ収集装置。

Claims (13)

  1. 建築物の各層を貫通する貫通路に設置されて前記各層の層間変位量を計測する層間変位計測手段と、
    計測された前記層間変位量により前記建築物の健全性を評価する建築物健全性評価手段と
    を備えたことを特徴とする地震損傷計測システム。
  2. 前記貫通路が、エレベータの昇降路であることを特徴とする請求項1に記載の地震損傷計測システム。
  3. 前記建築物健全性評価手段は、前記計測された層間変位量により、建築物の各層の損傷分布を評価し、損傷階を特定することを特徴とする請求項1または2に記載の地震損傷計測システム。
  4. 前記層間変位計測手段は、前記計測された層間変位量を複数の階層で積算するかまたは基準階から対象階までの層間変位量を直接計測することを特徴する請求項1乃至3のいずれか1項に記載の地震損傷計測システム。
  5. 建築物の各層を貫通する貫通路の層間面内で筋交い状に設置されて、前記各層の前記筋交いの伸縮量を計測する層間変位計測手段と、
    計測された前記筋交いの伸縮量から建築物の各層の損傷分布を求めて、損傷階を特定し、前記建築物の健全性を評価する建築物健全性評価手段と
    を備えたことを特徴とする地震損傷計測システム。
  6. 前記層間変位計測手段は、前記貫通路に備えられたレールの所定の位置にマーカを設置し、任意の位置に設置される基準点から前記マーカの位置までの距離を光学的計測手段により計測し、かつ、前記建築物健全性評価手段は、前記計測された距離から前記レールの変形状態を求めて、前記建築物の健全性を評価することを特徴とする請求項1または2に記載の地震損傷計測システム。
  7. 前記光学的計測手段は、エレベータカゴ、釣り合いおもり、ロープまたは専用の昇降体を前記貫通路に沿って移動する移動体に取付けられて、前記マーカの位置を、水平方向に2次元、上下方向に1次元の3次元位置計測手段により計測し、かつ、前記建築物健全性評価手段は、前記3次元位置計測手段を用いて、昇降路内を点検運転することにより各層の層間変位量を求めて、損傷階を特定することを特徴とする請求項6に記載の地震損傷計測システム。
  8. 前記層間変位計測手段は、エレベータカゴまたは釣り合いおもりのガイドレールの変形状態を、ガイドレール変形状態計測手段により計測することを特徴とする請求項2に記載の地震損傷計測システム。
  9. エレベータカゴまたは釣り合いおもりのガイドレールの変形状態を計測するガイドレール変形状態計測部と、地震発生後に計測専用レールに密着して走行する昇降体の位置を検知する昇降***置検知部及び前記昇降体に設置され、この昇降体の走行方向と直交する面内の加速度を計測する加速度計測部と有し、建築物の各層を貫通するエレベータの昇降路に設置されて前記各層の層間変位を計測する層間変位計測手段と、
    記昇降体を走行させることにより、前記加速度計測部により計測される加速度データまたはこの加速度データから積分変換した変位データに基いて、前記ガイドレールまたは計測専用レールの変形状態を計測し、この計測結果から前記建築物の変形状態を推定することにより、建築物の健全性を評価する建築物健全性評価手段と
    を備えたことを特徴とする地震損傷計測システム。
  10. 建築物の各層を貫通する貫通路に設置されて前記各層の加速度または速度を計測する加速度・速度計測手段と
    測された各層の加速度または速度により、建築物の損傷や各階床内の被害を推定評価する建築物健全性評価手段と
    を備えたことを特徴とする地震損傷計測システム。
  11. レベータカゴ、釣り合いおもり、ロープ、専用の昇降体または建築物の各層を貫通する貫通路に沿って移動する移動体とデータの送受信を行う無線送受信装置が取り付けられ、前記貫通路または昇降路に設置されて前記各層の層間変位を計測する層間変位計測手段と、
    記層間変位計測手段の計測データを収集する計測データ収集手段
    を備えたことを特徴とする地震損傷計測システム。
  12. 建築物の各層を貫通する貫通路または昇降路に設置されて前記各層の層間変位を計測する層間変位計測手段と、
    計測された前記層間変位により前記建築物の健全性を評価する建築物健全性評価手段と、
    それぞれ、電磁波あるいは電磁誘導による非接触電源供給装置が取り付けられたエレベータカゴ、釣り合いおもり、ロープ、専用の昇降体または貫通路に沿って移動する移動体から前記電力を受電し、前記層間変位計測手段に電源を供給する電源供給手段
    を備えたことを特徴とする地震損傷計測システム。
  13. 建築物の各層を貫通する貫通路または昇降路において、前記各層の層間変位量を計測する層間変位計測手段を設置するステップと、
    前記層間変位量計測手段より計測された層間変位量に基いて、前記建築物の健全性を評価するステップと
    を有することを特徴とした地震損傷計測方法。
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