JP5197514B2 - 動物侵入防止柵 - Google Patents

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Description

本発明は、高速道路、鉄道路線等に沿わせて設置することにより、その高速道路等に動物が外部から侵入することを防止するようにした動物侵入防止柵に関する。
従来より、高速道路等に沿わせて設置してある防護柵は、柵部材を支持する為の複数の支柱を、適当な間隔を隔てて、夫々地面に対して固定した状態で、樹立状に備えさせ、それらの支柱相互間には、人、動物の侵入を防止するように金網枠等の柵部材を備えさせて構成してある。
上記のように構成される防護柵は、例えば特許文献1に示される防獣フェンスを含めて広く知られている。
上記特許文献1に示される防獣フェンスにあっては、柵部材の下端から小動物が穴を掘って侵入するのを防止するために、「柵部材の下端から櫛歯状部材を地中に向けて突出させ、下端を地中に埋設する」点の構成を開示している。
特開2001−8604公報
しかし、この従来の防獣フェンスでは、「柵部材の下端から櫛歯状部材を地中に向けて突出させ、下端を地中に埋設する」構成であるから、防獣フェンスを設置するに際しては、「櫛歯状部材の下端を地中に埋設する為の溝を設けるための工事が必要となる問題点がある。
その上、山間地における地表面の凹凸は激しいので、その地表面の凹凸に対応させて、櫛歯状部材の下端の長さを長短設定したり、溝の深さを対応深さに設定したりする作業(測量、設計、見積仕様、現場管理、施工、検査等の一連の作業)は、大きな負担になる問題点があった。
しかも上記の「柵部材の下端から櫛歯状部材を地中に向けて突出させ、下端を地中に埋設する」技術的思想を用いて、「猪」が柵部材の下に穴を掘って高速道路等に侵入することをも防止しようとすると、上記の「溝の深さ」は頗る深くなり、幅も広くなる等、想定以上の大工事に発展する問題点がある。
その上「柵部材の下端の櫛歯状部材を地中に埋設する」した場合には、櫛歯状部材は、通常、構造上丈夫な金属部材で構成されるので、周知のように「地表面に露出する局部」が錆びて腐食する問題があり、メンテナンスに費用が係る問題点もある。
本件出願の目的は、高速道路等に動物が外部から侵入することを防止できることは勿論、
支持枠における複数の柵棒支持手段に対して、夫々柵棒を下動自在に備えさせるという極めて簡易な構成のものを、複数の支柱に装着するだけで、夫々柵棒の下端を地面の凹凸に対応させて、夫々地面に接する状態で設置できる作業性のよい動物侵入防止柵を提供しようとするものである。
他の目的は、柵棒の下端を地中に埋設する為の「深い溝を設けるための諸々の工事」を省略することが出来、そのための多額な工事費を節減できる動物侵入防止柵を提供しようとするものである。
他の目的は、動物が柵棒を押し動かそうとする状態では、その柵棒は上部は支持枠によって支持され、下部は動物が形成した窪みの壁によって受け止められて丈夫に支持される動物侵入防止柵を提供しようとするものである。
他の目的及び利点は図面及びそれに関連した以下の説明により容易に明らかになるであろう。
本発明における動物侵入防止柵は、 支持枠20を支持する為の複数の支柱4を、適当な間隔L1を隔てて、夫々地面Gに対して固定した状態で、樹立状に備えさせ、上記複数の支柱4相互間に対して横架状に支持枠20を備えさ、 その支持枠20には、夫々柵棒32を適当な間隔35を隔てて下動自在に支持する為の複数の柵棒支持手段30を並設状に備えさせ、上記柵棒支持手段30に対しては、動物Aが柵棒32近くで地面Gを掘り下げて窪み37ができると、柵棒32が自重により窪み底38に向けて対応沈下するように、柵棒32の下端32aを地面Gに載せた状態で下動自在に柵棒32を装着したものである。
また好ましくは、支持枠20を支持する為の複数の支柱4を、適当な間隔L1を隔てて、夫々地面Gに対して固定した状態で、樹立状に備えさせ、 上記複数の支柱4相互間に対しては、横架状に支持枠20を備えさせると共に、横架状に柵部材8をも備えさせ、上記の支持枠20には、夫々柵棒32を適当な間隔35を隔てて下動自在に支持する為の複数の柵棒支持手段30を並設状に備えさせ、上記柵棒支持手段30に対しては、動物Aが柵棒32近くで地面Gを掘り下げて窪み37ができると、柵棒32が自重により窪み底38に向けて対応沈下するように、柵棒32の下端32aを地面Gに載せた状態で下動自在に柵棒32を装着したものである。
また好ましくは、上記複数の柵棒32の夫々の下部32aには、上記柵棒支持手段30よりも上方に上がることを防止するように係合部材33を付設しているものであればよい。
以上のように本発明は、支柱4相互間に横架状に備えさせる支持枠20における複数の柵棒支持手段30に対して、夫々柵棒32を下動自在に備えさせるという極めて簡易な構成のものを、支持枠20を支持する為の複数の支柱4、4・・4に装着するだけで、上記夫々柵棒32の下端を、山間地における地表面の凹凸の激しい場所において夫々の地面Gの凹凸に対応させて、夫々地面Gに接する状態で設置することを可能にする点で作業性を向上させる特長がある。
その上、上記柵棒32の下端32aは、夫々地面Gに接する状態で設置するだけで良く、従来のように、地中に埋設しなくても、動物Aが柵棒32近くで地面Gを掘り下げて窪み37を作ると、対応する柵棒32は、自重により窪み底38に向けて対応沈下するものであるから、従来に比較して柵棒32の下端32aを地中に埋設する為の「深い溝を設けるための諸々の工事」を省略することが出来、そのための多額な工事費を節減できる経済効果がある。
その上本発明にあっては、夫々の柵棒32は、横架状に備えさせる支持枠20における複数の柵棒支持手段30に対して、夫々下動を自在に備えさせるという簡易な構成であっても、動物Aが柵棒32近くで地面Gを掘り下げて窪み37ができると、柵棒32が自重により窪み底38に向けて対応沈下する構成であるから、結局、動物Aが柵棒32を押し動かそうとする状態では、その柵棒32は、上部は支持枠20によって支持され、下部は、動物Aが形成した窪み37の壁39によって受け止められ、上下2カ所で丈夫に支持されることになるという便利な構造上の効果がある。
(A)は、固定手段の一部を破断した防護柵の正面図。(B)は固定手段の一部を破断した防護柵の側面図。 (A)は、固定手段の一部を破断した動物侵入防止柵の正面図。(B)は固定手段の一部を破断した動物侵入防止柵の側面図。(C)は一部を破断省略した動物侵入防止柵の平面図。 図2(C)のIIIの矢印部分を拡大した図で、支持枠の一部を破断して示す部分拡大図。 支持枠と複数の柵棒との関係を示す部分拡大斜視図。 種々異なる断面と、複数の部材の組み合わせからなる支持枠の例を示す断面図で、例えば(A)〜(E)の5種類を代表例として例示するものである。 地面に樹立させた動物侵入防止柵の元部付近を動物(猪)が掘る状態を示す概略側面図。 (A)は、固定手段の一部を破断した動物侵入防止柵の正面図で、柵棒の高さを高くした例を示す正面図。(B)は、(A)の側面図。 (A)は、ガードレールを動物侵入防止柵として利用した場合の動物侵入防止柵の正面図。(B)は、(A)の側面図。(C)は(A)の平面図。 支柱に対する支持枠の取付金具の分解斜視図。
以下本発明の実施の形態を図面を用いて説明する。
動物侵入防止柵1は、支持枠20を支持する為の複数の支柱4を、適当な間隔L1を隔てて、夫々地面Gに対して固定した状態で樹立状に備えさせ、上記支柱4の下部4aを地面Gに対して固定する為の固定手段5を備えさせている。
この点を図を用いて詳しく説明する。
動物侵入防止柵1における支柱4の構造は、周知のように地面Gに対して樹立状に備えさせたものであればよく、支柱4としてはパイプ、角材、形鋼材等任意の硬質材料を用いて構成する。支柱4の埋込部分4aは、図示のように固定手段5で固定される。この場合通常は、地中にコンクリート基礎を形成してそれに支柱4の下部4aを連結し、又は支柱の下部4aを直埋めし、さらに別手段としては、周知のように地面の上に重量のある大きな土台ブロックを設置して、それに支柱4の下部4aを連結する等して構成される。
次に、上記複数の支柱4相互間に対しては、図2、7等に表れているように、横架状に支持枠20を備えさせると共に、横架状に柵部材8をも備えさせてある。
この柵部材8としては、動物A(猪、狸、狐、鹿、猿等、道路に侵入して交通障害を起こす動物)の侵入を防止するように、金網枠10、パンチングメタル枠、格子枠、透明板、無孔防音パネル等が用いられる。図中9は柵部材8において上下に配置される周知の横枠、14は下側の横枠9と地面Gとの間に形成される隙間であって、多くの場合地面Gに凹凸があり、上記隙間14は一定ではなく大きな広狭が生じている。
支柱4に対する柵部材8の装着手段は、周知のように適宜装着金具を用いて固着するとよい。
次に、動物侵入防止柵1における支持枠20は、上記複数の支柱4相互間に対して横架状に備えさせる。支柱4に対する支持枠20の装着は、周知の任意の手段で固着すればよい。支持枠20は任意の硬質材料で構成すればよく、例えば図5(A)(B)(C)に示すような種々異なる断面の鋼材(例えば、形鋼としての山形鋼や溝鋼、パイプ等)で構成すればよい。或は、図5(D)(E)に示すような複数の部材を上下に相互に離間させて配設し、組合せ利用して構成してもよい。
なお、支柱4に対する支持枠20の装着は、周知の任意の構成であればよい。例えば図4に示されるように、支持枠20の端部24に対して鋼材形成の連結部材26を任意の手段(例えば熔接、かしめ付け)で連結しておき、図2,3に表れているように、任意の固着手段28を用いて連結すればよい。具体的な固着手段としては、連結部材26に設けた透孔27を利用して固着手段28としてのU字状ボルト28aとナット28bを用いて連結すればよい。
支持枠20と地面Gとの隙間14aは、小さく構成した方が良い。また小動物の進入を阻止できるように小さい方が良い。しかし、柵部材8がある場合はその存在を考慮して任意に大きく定めればよい。
次に、上記支持枠20には、夫々柵棒32を適当な間隔35を隔てて下動自在に支持する為の複数の柵棒支持手段30を並設状に備えさせる。
上記支持手段30としては、図2〜図5によく表れているように、支持枠20に対して柵棒32を上下方向に向けて下動自在に支持できるように透孔を設けることによって構成する。透孔30の径D1は柵棒32 の下動を自在にする為、僅かに大きくしたものであればよい。しかし、経年的に錆の発生を考慮すれば、かなり大きな孔径に構成してあってもよい。
透孔30の数は、各柵棒32に対して1個以上あればよい。各柵棒支持手段30は、図5(C)に表れているように支持枠20に対して、柵棒32の挿通を可能にする中空パイプを上下方向に向けた状態で熔接することによって構成してもよい。さらに望ましくは、図5(A)(B)(D)(E)に表れているように、上板21、下板22に対して上下方向に2個以上、例えば適当な間隔25をあけて構成したものであってもよい。
上記柵棒支持手段30に対しては、図6に現れているように動物Aが柵棒32の近くで地面Gを掘り下げて窪み37ができると、柵棒32が自重により窪み底38に向けて対応沈下するように、柵棒32の下端32aを地面Gに載せた状態で下動自在に柵棒32を装着したものである。
この点を更に説明すると、図に表れているように、支持枠20の柵棒支持手段30(例えば図4の複数の透孔30)に対して、夫々下動自在に挿通させる状態で備えさせた柵棒32は、自重での下降を可能にする重さのある材料で形成されており、例えば、周知の中実丸棒・中空パイプ・任意断面形状の形鋼・アングル等で棒状に形成すればよい。
柵棒32の長さL3は、図6に表れているように、動物Aが地面Gを掘り下げた状態においてもなお、道路R側への侵入が防止できるような長さが得られるように想定して、設置する地域の動物に対応して任意に定めればよい。
例えば、猪の背の高さを考慮して50cm位にしても良いし、用心の為には1m位の高さにしてもよい。
柵棒32の下端32aは、地面Gに載せた状態であればよいのであるが、好みによってはあまり手数をかけない範囲で、2〜3cm以上の窪みを造り、その窪みに柵棒32の下端32aを落とし込んでおくと、柵棒32は、前後方向に安定した状態を保つことになる。
柵棒32相互間の間隔35としては、動物侵入防止柵を設置する地域によって動物Aの種類が種々異なるので、必然小動物を対象とするか、大きな動物を対象とするかによって、広狭対応する寸法は異なるが、いずれにしてもその地域の動物Aが侵入できない間隔に設定すればよい。
次に、柵部材8と柵棒32との間隔36は、支柱4を中心として柵部材8と柵棒32とを両面側に近接して設けてもよいし、対応する動物の種類によっては、支柱4から柵棒32を遠く離した方が防獣効果が大きい為、間隔36を大きくするとよい。その為の構成としては、支持枠20を支柱4から長い持ち出し金具を用いて持ち出すことによっても構成することが出来るが、都合によっては、図1(B)における支柱4の右側の離れた位置に、 支持枠20を支持する為の複数の支柱4を、適当な間隔L1を隔てて、夫々地面Gに対して固定した状態で、樹立状に備えさせ、それによって、支持枠20を支持するようにしてもよい。
次に、上記複数の柵棒32の夫々の下部32aには、上記柵棒支持手段30よりも上方に上がることを防止するように係合部材33を付設してもよい。その係合部材33としては、図4に表れるように柵棒32の下端32aに透孔30の径よりも大きいリングを熔接等任意の手段で固着しておけばよい。こうすると、柵棒32が盗難に遭う心配はない。
次に、図2の支柱4に対する支持枠20の取付状態とは数量及び高さの点において異なる例を示す図7について説明する。
なお、図面を用いての説明に当り、前出の図に対する後出の図面の説明において、前出の図と同符号を用いた構成、部材等の機能、性質、手段又は特徴等は、以下の説明に於て加える新規な部材の構成、組合せ等の説明に係わる事項を除き、前出の図の同符号の説明と同旨である。よって、前出の図に対する後出の図面の説明においては重複する説明は一部省略する。
図7の(A)は、固定手段5の一部を破断省略した動物侵入防止柵の正面図で、柵棒の高さを高くした例を示す正面図であり、(B)は、(A)の側面図である。図7の支持枠20は上下に複数段(例えば2段)設けた例を示すものであり、各支持枠20に備えさせた多数並設状態の柵棒支持手段30の夫々に対しては、前述の説明と同じような要領で、図に現れているように対応する数の柵棒32が下動自在に装着してある。
上記のように支持枠20が上下に複数段あると、柵棒32が長い場合でも、安定した状態で支持できる。
図8は、周知のガードレールを利用して、動物侵入防止柵を構成した例を示すもので、(A)は、上記柵部材に相当するガードレール8の支柱4を利用して構成してある動物侵入防止柵1の正面図。(B)は、(A)の側面図。(C)は(A)の平面図を示している。
図8(A)の左側に表れている複数の柵棒32の高さは、小動物が浅い穴を掘った場合には僅かしか沈下しないことを想定して低く構成したものの例を示し、常時はガードレール8の下方にある隙間14を閉ざす程度の高さにしてある。
図8(A)の右側に表れている複数の柵棒32(例として7本を例示した)の高さは、ガードレール8の上方に大きく伸びる高さに設定した事例を示す。このように柵棒32を高くしておくと、図6のように深い穴が掘られて柵棒32が沈下しても、地上のガードに支障をもたらさない。
図9は、上記図8の支柱4を中心にして両側から(図示の配置から)添え付け、支柱4に対して図8の状態にボルトを利用して支持枠20を装着する場合に用いられる取付金具42の分解斜視図を示す。
上記構成のものについて動物侵入防止柵を設置する作業について説明する。
通常、高速道路、鉄道路線等の側方には、多くの場合、図1、図8等に示されているセーフティーフェンス(防護柵とも称されている)、或はガードレール等が設置されている。
従って、本発明の実施に際しては、経費を節減するために上記防護柵等の支柱4を利用して構成すると良い。もし、上記防護柵等がない場合には、高速道路、鉄道路線等に沿わせて多数の支柱4を周知の手段によって各地面Gに対して樹立させればよい。
次に、夫々樹立状態にある複数の支柱4に対して、支持枠20を装着するのであるが、例えば、図4の状態にある支持枠20の背面(図4の右側)を地面に置き、夫々の支持手段(透孔)30に対して、柵棒32を地面に沿わせた状態で夫々図示のように支持手段30に挿入する。支持手段30に対する柵棒32の挿入がすべて完了したら、係合部材33を下側にし、地面に付けた状態で起こし、支持枠20の両側に備えさせた連結部材26を図2、3に表れているように支柱4に周知任意の手段で連結する。
このような状態で設置した場合、上記夫々上記柵棒32の下端は、地面が平坦な場合は、それにならって整列するが、山間地における地表面のように凹凸の激しい場所においては、夫々の地面Gの凹凸に対応して、上下に不揃いの状態ではあるが、夫々の柵棒32の下端は、地面Gに夫々接する状態で設置される。
上記構成のものにあって、動物Aが高速道路、鉄道路線等に侵入する為に地中に穴を掘った場合を説明する。上記柵棒32の下端32aは、夫々地面Gに接する状態で設置されているものであっても、動物Aが図6に表れているように柵棒32近くで地面Gを掘り下げて窪み37を作ると、対応する柵棒32は、自重により、あるいは振動を受けて、窪み底38に向けて対応沈下し、動物Aの侵入を防止しする。
従って、従来のように柵棒32の下端32aを地中に深く埋設する為の「深い溝を設けるための諸々の工事」を行わなくても、動物Aが勝手に、柵棒32の下端32aを地中に引き下げる工事をしてくれる。
その上、支持枠20の支持手段30に装着した各柵棒32は、動物Aが地面Gを掘り下げて窪み37を作ると、図6から明らかなように、動物Aの居ない側の壁39に沿う形で対応沈下する構成であるから、結局、動物Aが柵棒32を押し動かそうとする状態では、対応する柵棒32は、上部は支持枠20によって支持され、下部は、動物Aが形成した窪み37の壁39によって受け止められ、上下2カ所で丈夫に支持されることになる。
さらに、前述したように、上記柵棒支持手段30に対しては、動物Aが柵棒32近くで地面Gを掘り下げて窪み37ができると、柵棒32が自重により窪み底38に向けて対応沈下するように、柵棒32の下端32aを地面Gに載せた状態で下動自在に柵棒32を装着したものであるから、経年変化によって早く腐食する部分は、上記柵棒32の接地した下端32a部分に止まり、下端32a部分が腐食しても全体の機能としては何らの問題はなく、メンテナンスに費用が係らない効果がある。
図2〜図6に示される構成に関する実施に際して、参考になればと思い、次に記載するような寸法を一例として例示する。
支柱4相互の間隔L1:2000mm、
支持枠20の長さL2:1840mm、
支持手段(透孔)30の径D1:15mm、
柵棒32の長さL3:500mm、
柵棒の外径D2:13mm
隣接する柵棒32相互の間隔35:100mm、
上板21における透孔30と、下板22における透孔30との間隔25:100mm、
A・・・動物、G・・・地面、R・・・道路、1・・・動物侵入防止柵、4・・・支柱、4a・・・埋込部分、5・・・固定手段、8・・・柵部材、9・・・横枠、10・・・金網、14・・・隙間、20・・・支持枠、21・・・上板、22・・・下板、24・・・端部、25・・・間隔、26・・・連結部材、27・・・透孔、28・・・固着手段、30・・・支持手段、32・・・柵棒、32a・・・下端、33・・・係合部材、35・・・柵棒相互間の間隔、36・・・間隔、37・・・窪み、38・・・窪み底、39・・・窪み壁、42・・・取付金具、L1・・・支柱相互間の距離、L2・・・支持枠の長さ、L3・・・柵棒の長さ、H1・・・柵部材の高さ、D1・・・支持手段の直径、D2・・・柵棒の外径

Claims (3)

  1. 支持枠を支持する為の複数の支柱を、適当な間隔を隔てて、夫々地面に対して固定した状態で、樹立状に備えさせ、
    上記複数の支柱相互間に対して横架状に支持枠を備えさ、
    その支持枠には、夫々柵棒を適当な間隔を隔てて下動自在に支持する為の複数の柵棒支持手段を並設状に備えさせ、
    上記柵棒支持手段に対しては、動物が柵棒近くで地面を掘り下げて窪みができると、柵棒が自重により窪み底に向けて対応沈下するように、柵棒の下端を地面に載せた状態で下動自在に柵棒を装着したことを特徴とする動物侵入防止柵。
  2. 支持枠を支持する為の複数の支柱を、適当な間隔を隔てて、夫々地面に対して固定した状態で、樹立状に備えさせ、
    上記複数の支柱相互間に対しては、横架状に支持枠を備えさせると共に、横架状に柵部材をも備えさせ、
    上記の支持枠には、夫々柵棒を適当な間隔を隔てて下動自在に支持する為の複数の柵棒支持手段を並設状に備えさせ、
    上記柵棒支持手段に対しては、動物が柵棒近くで地面を掘り下げて窪みができると、柵棒が自重により窪み底に向けて対応沈下するように、柵棒の下端を地面に載せた状態で下動自在に柵棒を装着したことを特徴とする動物侵入防止柵。
  3. 上記複数の柵棒の夫々の下部には、上記柵棒支持手段よりも上方に上がることを防止するように係合部材を付設していることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の動物侵入防止柵。
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