JP5197440B2 - 光電変換装置 - Google Patents

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Description

本発明は、光電変換を行うセンサセル部と信号蓄積を行うメモリセル部とを有する光電変換装置に関する。
光電変換装置、特にCMOS型センサにおいて、光電変換により得られる信号を精度良く取り出すために信号に付加されているノイズを除去する技術が特許文献1に示されている。さらに、その技術をオートフォーカス(以下、AFとも記す。)センサに適用したものが特許文献2に示されている。近年では、AF機能に関しAF測距点の多点化の要求が高まり、画素の高密度配置に有利とされるエリア型の位相差検出型AFセンサとして提案されている。
特開平9−200614号公報 特開平9−200629号公報
前述のようなAF測距点の高密度化の要求に対しては、さらなる回路構成の簡略化並びに素子数の削減を含めた周辺回路の縮小化が課題となっている。
光電変換装置において信号に付加されているノイズの除去に対しては、前記特許文献1の実施形態1に示されるセンサセル部、メモリセル部及び転送系回路部から成る回路構成により実現することが可能である。しかしながら、光電変換された電荷を蓄積する光信号蓄積動作中に、光信号に応じたゲイン制御を行うためのリアルタイムAGC(オートゲインコントロール)を行うためには、前記特許文献1の実施形態2に示されるような回路構成が必要であった。すなわち、転送系回路部からセンサセル部へのフィードバックを可能にするためにスイッチMOSトランジスタを設ける必要があった。逆に言い換えると、前記特許文献1の実施形態1に示されるような素子数を削減した回路構成ではリアルタイムAGCを行うことができなかった。
また、前記特許文献1に記載のものでは、センサセル部とメモリセル部とは転送系回路部を介して接続されている。そのため、センサセル部とメモリセル部とは互いに離れて配置され、信号を読み出すための反転アンプ(反転増幅器)もセンサセル部とメモリセル部とがそれぞれ個別に具備していた。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、従来と比較して、より少ない回路素子数で、リアルタイムAGCを行うことができる光電変換装置を提供することを目的とする。
本発明に係る光電変換装置は、光電変換により得られた信号を反転増幅して出力するセンサセル部と、該信号を蓄積し、反転増幅して出力するメモリセル部と、前記センサセル部と前記メモリセル部とが接続された共通出力線が第1のノードに接続され、該第1のノードに第1のスイッチを介して接続される転送容量を有し、前記センサセル部及び前記メモリセル部から出力された信号を転送する転送回路部と、前記第1のスイッチと前記転送容量との間の相互接続点と、電源とに接続された第2のスイッチとを備えることを特徴とする。
前記構成によれば、センサセル部及びメモリセル部にそれぞれ対応して個別にスイッチを設けなくとも、センサセル部及びメモリセル部の各々への転送回路部からのフィードバックが可能となる。
本発明によれば、転送回路部からのフィードバックを可能にするためのスイッチをセンサセル部とメモリセル部が個別に具備する必要がない。したがって、従来と比較してスイッチ数を削減し、より少ない素子数で光蓄積、リアルタイムAGC、信号読み出し動作が可能となる。
本発明の第1の実施形態における光電変換装置の構成例を示す図である。 第1の実施形態における光電変換装置の動作を示すタイミングチャートである。 エリア型AFセンサレイアウトの一部を示した模式図である。 第1の実施形態における光電変換装置を適用したエリア型AFセンサレイアウトの例を示す模式図である。 第2の実施形態におけるエリア型AFセンサレイアウトの例を示す模式図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態について説明する。
図1は、第1の実施形態における光電変換装置の構成例を示す回路図である。また、図2は、第1の実施形態における光電変換装置の動作を示すタイミングチャートである。
図1に示すように、第1の実施形態における光電変換装置は、センサセル部SC、メモリセル部MC、及び転送回路部TCを有する。センサセル部SCとメモリセル部MCとが共通出力線CLに共通に接続され、その共通出力線CLが転送回路部TCのノード(第1のノード)NAに接続されている。センサセル部SCは、光電変換により得られた信号を反転増幅して出力する。メモリセル部MCは、その信号を蓄積し反転増幅して出力する。転送回路部TCは、センサセル部SC及びメモリセル部MCから出力された信号を転送する。
なお、図1においては、共通出力線CLにそれぞれセンサセル部SC、転送回路部TC、メモリセル部MCが各1つ設けられている例を示しているが、これに限定されるものではない。例えば、第1の実施形態における光電変換装置において、センサセル部SC及びメモリセル部MCは複数配置してエリアセンサとして機能することができる。
次に、センサセル部SC、メモリセル部MC、及び転送回路部TCの各ブロックについて説明する。
センサセル部SCは、フォトダイオードPD、PチャネルMOSトランジスタ(以下、「PMOSトランジスタ」と称す。)M11、M12、及び書き込みスイッチPPS1を有する。書き込みスイッチPPS1は、MOSトランジスタである。書き込みスイッチPPS1を構成するMOSトランジスタは、PMOSトランジスタ、NチャネルMOSトランジスタ(以下、「NMOSトランジスタ」と称す。)、CMOS(Complementary MOS)トランジスタのいずれであっても良い。PMOSトランジスタM12は、信号φSL1によってオン/オフ制御され、セレクトスイッチとして機能する。また、書き込みスイッチPPS1は、信号φPS1によってオン/オフ制御される。出力形式はゲインが(−1)の反転アンプである。反転アンプ(反転増幅器)は、PMOSトランジスタM11と負荷素子としての負荷MOSトランジスタM13とで構成される。MOSトランジスタM13は、信号φLによってオン/オフ制御される。
メモリセル部MCは、フォトダイオードPDがフレームメモリ容量CMに置き換わっている以外は、センサセル部SCと同じ構成である。メモリセル部MCは、フレームメモリ容量CM、PMOSトランジスタM31、M32、及び書き込みスイッチPPS2を有する。書き込みスイッチPPS2は、MOSトランジスタである。書き込みスイッチPPS2を構成するMOSトランジスタは、PMOSトランジスタ、NMOSトランジスタ、CMOSトランジスタのいずれであっても良い。PMOSトランジスタM32は、信号φSL2によってオン/オフ制御され、セレクトスイッチとして機能する。また、書き込みスイッチPPS2は、信号φPS2によってオン/オフ制御される。出力形式はゲインが(−1)の反転アンプである。反転アンプ(反転増幅器)は、PMOSトランジスタM31と負荷素子としての負荷MOSトランジスタM13とで構成される。なお、センサセル部SC及びメモリセル部MCの各々における反転アンプ(反転増幅器)は、負荷素子としての負荷MOSトランジスタM13を共有しているが、それぞれ個別に負荷素子(負荷MOSトランジスタ)を設けても良いことは勿論である。
転送回路部TCは、トランスファースイッチ(第1のスイッチ)PFT、フィードバックスイッチ(第3のスイッチ)PFB、転送容量CT、及びNMOSソースフォロワ回路(転送アンプ)を有する。トランスファースイッチ(第1のスイッチ)PFTは、ノードNAに接続された共通出力線CLと転送回路部TCとの接続をオン/オフするためのスイッチである。転送容量CTは、トランスファースイッチPFTを介してノードNAに接続されている。NMOSソースフォロワ回路(転送アンプ)は、転送容量CTの電位を読み出すための回路であり、入力NMOSトランジスタM21と定電流源で構成される。NMOSソースフォロワ回路(転送アンプ)の入力部は、転送容量CTに接続されている。また、NMOSソースフォロワ回路(転送アンプ)の出力部は、出力端OUT2に接続されるとともに、フィードバックスイッチPFBを介してノードNAに接続されている。
トランスファースイッチPFT及びフィードバックスイッチPFBは、MOSトランジスタである。トランスファースイッチPFT及びフィードバックスイッチPFBをそれぞれ構成するMOSトランジスタは、PMOSトランジスタ、NMOSトランジスタ、CMOSトランジスタのいずれであっても良い。トランスファースイッチPFT及びフィードバックスイッチPFBはそれぞれ信号φFT及び信号φFBによってオン/オフ制御される。転送容量CTとMOSトランジスタM21のゲートは定電圧VGRでリセットされ、そのリセットを行うためのスイッチNMOSトランジスタM23は、信号φGRによってオン/オフ制御される。また、フォトダイオードPD(センサセル部SC)及びフレームメモリ容量CM(メモリセル部MC)とを定電圧VRSでリセットするためのスイッチNMOSトランジスタM22は、トランスファースイッチPFTと転送容量CTとの相互接続点に接続される。この第2のスイッチとしてのスイッチNMOSトランジスタM22は、信号φRSによってオン/オフ制御される。
メモリセル部MCからの光信号読み出しは反転アンプ出力で、シフトレジスタのシフトパルスφHによってMOSトランジスタM24がオン/オフ制御されて順次出力線に読み出される。読み出された光信号は最終的にバッファアンプを介して出力端OUTに出力される。
次に、第1の実施形態における光電変換装置の動作を、図2を参照して説明する。
図2において、PMOSトランジスタに入力される信号は、/(バー)信号表記としてハイレベルでPMOSトランジスタが導通することを表現している。
期間(1)では、まず、信号φRS、φFT、φPS1、及びφPS2はハイレベルにされ、センサセル部SCとメモリセル部MCとがリセットされる。また、同時に信号φGRの逆相信号である信号/φGRもハイレベルにされ転送回路部TC内の転送容量CTもリセットされる。
次に、信号φRS、/φGR、φPS1、及びφPS2がローレベルにされる。続いて、信号φSL1の逆相信号である信号/φSL1と信号φLの逆相信号である信号/φLがハイレベルにされ、センサセル部SCのリセット後のセンサノイズNsが共通出力線CLに読み出されて転送容量CTに書き込まれる。書き込み終了時に信号φFTはローレベルにされる。
期間(2)では、MOSトランジスタM21のゲートに入力される電位はVGR+Nsとなっており、信号φFBがハイレベルにされることで、ソースフォロワ回路により共通出力線CLに出力される。その直後、信号φPS1がハイレベルにされ、センサノイズNsに転送回路部TCのノイズNtを加えたノイズ(Ns+Nt)がセンサセル部SCに入力される。その後、信号φPS1及びφFBはローレベルにされる。
次に、期間(3)では、信号φFTがハイレベルにされ、さらにセンサセル部SCの反転アンプを動作させるため信号/φSL1及び/φL1がハイレベルにされる。これにより、センサセル部SCからは反転アンプ出力(−(Ns+Nt))にセンサノイズNsが加算された信号、すなわち(−Nt)が出力される。このとき信号/φGRがハイレベルになることにより、転送回路部TC内の転送容量CT間にはVGR+Ntの信号が保持される。続いて、信号/φGRがローレベルにされ、転送容量CTの片側の電極をフローティングにする。また、信号φFTがローレベルにされる。
次に、期間(4)では、信号φFBがハイレベルにされ、さらに信号φRS及びメモリセル部MC内のフレームメモリ容量CMにノイズを書き込むために信号φPS2がハイレベルにされる。これにより、転送容量CTの共通出力線CL側の電極は電位VRSとなり、ノイズNt分変動するため、転送容量CTの他方の電極の電位もNt分変動する。したがって、ソースフォロワ回路から出力されてメモリセル部MCに入力されるノイズは2Ntとなる。その後、信号φPS2及びφFBはローレベルにされる。
次に、期間(5)では、センサセル部SCは光信号蓄積動作期間に入り、光信号をリアルタイムモニタして出力設定ゲインを制御するリアルタイムAGC動作を行う。ここで、センサセル部SCに蓄積される光信号をS1とする。以下に、リアルタイムAGC期間中の動作を説明する。
ソースフォロワ回路の入力を定電圧VGRに固定するための信号/φGRがハイレベルにされるとともに、共通出力線CLの電位を定電圧VRSに固定するために信号φFTがハイレベルにされる。なお、信号φRSはハイレベルを維持している。これにより、転送容量CTの両電極の電位をそれぞれ定電圧VGR、VRSにする。さらに、信号/φGRがローレベルにされ、転送容量CTの他方(ソースフォロワ回路側)の電極をフローティングにする。
その後、期間(6)では、信号/φSL1及び/φLがハイレベルにされ、センサセル部SCからは反転出力(−(S1+Ns+Nt))にセンサノイズNsが加算され、結果として(−(S1+Nt))が出力され転送回路部TCに入力される。これにより、転送容量CTの共通出力線CL側の電位が(−(S1+Nt))分変動するため、転送容量CTの他方の電極の電位はVGR−(S1+Nt)となる。そして、転送回路部TCから出力する際、転送回路部TCのノイズNtが加算されるため、出力端OUT2からは光信号(−S1)が出力される。以上で、光信号(−S1)をモニタしてリアルタイムAGCを行う。
期間(7)では、信号/φSL1、/φL、/φGRがハイレベルにされる。これにより、転送容量CTの他方(ソースフォロワ回路側)の電極は定電圧VGRに固定され、転送容量CTの共通出力線CL側の電極は電位VRSから(−(S2+Nt))分変動する。ここで、光信号蓄積動作期間が終了後の光信号を(−S2)としている。
次に、期間(8)では、信号φSL2の逆相信号である信号/φSL2、及び信号/φLがハイレベルにされ、メモリセル部MCに蓄えられていたノイズ2Ntが反転アンプを介して読み出される。その際、メモリセル部MCのノイズNmが加算されるため、結果として(−2Nt+Nm)が転送容量CTの共通出力線CL側の電極に読み出される。ここで、転送容量CTには(−2Nt+Nm)−(−(S2+Nt))=S2−Nt+Nm分の電位変動量が書き込まれている。
期間(9)において、信号φFTがローレベルにされ、信号φFB及びφPS2がハイレベルにされると、転送回路部TCのノイズNtが加算されて(S2+Nm)が転送回路部TCからメモリセル部MCに書き込まれる。
次に、信号φPS2及びφFBがローレベルにされ、メモリセル部MCの反転アンプを動作させるための信号/φSL2、/φL及び共通出力線CLからMOSトランジスタM24までの間を導通させるための信号φFTがハイレベルにされる。これにより、反転信号(−(S2+Nm))にメモリセル部MCのノイズNmが加算されて、最終的にノイズ成分が除去された(−S2)がメモリセル部MCから出力される。これを、列毎に順次、信号φHをハイレベルにして読み出す。
以上のように、センサセル部SC及びメモリセル部MCのそれぞれに対して個別にフィードバックを可能にするためのスイッチを設けなくとも、センサセル部SCへの転送回路部TCからのフィードバックが可能となる。これにより、素子数を削減した回路構成でもセンサのランダムノイズを除去した光信号(−S1)を用いたリアルタイムAGC動作が可能となり、最終的な信号(−S2)もセンサのランダムノイズを含まない高S/N比の信号が得られる。
図3は、エリア型AFセンサレイアウトの構成の一部を示した模式図である。図3(A)には、比較のための従来のエリア型AFセンサレイアウトの一部を示しており、図3(B)には、本実施形態における光電変換装置を適用したエリア型AFセンサレイアウトの例の一部を示している。
図3において、2次元のセンサアレイが3行×9列に配置されている。センサセル部10はセンサ部11と画素アンプ12で構成される。センサ部11は図1におけるフォトダイオードPDを表し、画素アンプ12はMOSトランジスタM11〜M13からなる読み出し回路を示す。したがって、図3におけるセンサセル部10と図1におけるセンサセル部SCとは一致するものである。画素アンプ12はゲインが(−1)の反転アンプである。また、転送回路部13は図1における転送回路部TCと一致し、メモリセル部14は図1におけるメモリセル部MCと一致している。シフトレジスタ15は図1におけるMOSトランジスタM24を駆動させるために信号φHを出力させるための走査回路である。このシフトレジスタによって列毎に順次光信号を読み出す。
各画素の中央に記載した黒丸は、各画素の重心を示している。各画素の重心の位置は、AFセンサでは光学的に決められている。したがって、図3(A)に示される構成を図3(B)に示される構成に置き換える際には、黒丸で示した重心の位置は変わらないように配置される。
図4は、第1の実施形態における光電変換装置を適用した半導体基板上に形成されたエリア型AFセンサレイアウトの全体の一例を示す模式図である。図4における横目A像250画素×18行のうち9列画素×3行を抜き出したものが図3に示した構成に相当する。
図4に示すエリア型AFセンサは位相差検出型AFセンサであるため、基準部(A像)と参照部(B像)とで一対をなし、クロス測距が行えるように縦目、横目でそれぞれ配置されている。縦目は150画素×42列の画素アレイで構成され、横目は250画素×18行の画素アレイで構成されている。縦目及び横目のそれぞれに斜線部で示す周辺回路部が配置されている。
図4に示すように縦目周辺回路部と横目A像及び横目B像とでレイアウト上の余裕がなく、周辺回路部の面積が画素の高密度配置の足かせとなっていることが分かる。また、周辺回路部を配置するだけの十分な面積を確保した場合には、横目A像及び横目B像を外側へ移動させることになりチップ面積の増大につながることは明らかである。
図3(A)において、センサセル部10とメモリセル部14とは転送回路部13を間に挟んで接続されているため、センサセル部10とメモリセル部14とは互いに離れて配置されている。また、周辺回路部は、転送回路部13、メモリセル部14、及びシフトレジスタ15から構成されている。転送回路部13には不図示の共通出力線に接続するため、フィードバックラインがセンサセル部10(上方向)とメモリセル部14(下方向)とに合計2系統存在する。そのため、配線は2系統存在し、それぞれにフィードバックスイッチを構成するMOSトランジスタ及びトランスファースイッチを構成するMOSトランジスタの1組が存在することとなる。したがって、フィードバックスイッチを構成するMOSトランジスタ及びトランスファースイッチを構成するMOSトランジスタは合計2個ずつ存在することとなる。
図3(B)では、センサセル部10とメモリセル部14とが交互に配置され、センサセル部10のセンサ部11と、それに対応するメモリセル部14とは互いに隣接して配置する。このため、周辺回路として占有していたメモリセル部14を、光学系仕様を維持したままセンサセル部10に取り込むことによって、周辺回路部は転送回路部13及びシフトレジスタ15から構成されることになる。
また、図3(B)においては、センサセル部10とメモリセル部14とが転送回路部13を間に挟んで配置される構成ではない。そのため、図示しない共通出力線に接続するフィードバックラインも1系統に削減され、素子数もフィードバックスイッチを構成するMOSトランジスタ及びトランスファースイッチを構成するMOSトランジスタが各1個ずつ削減される。したがって、周辺回路部の面積はさらに縮小化される。
図3(A)に示されるものを図3(B)に示されるもので置き換えることにより、センサセル部の開口は若干減少する。しかしながら、AFセンサの各画素の重心は変わらない。また、周辺回路の下端が上昇することで、空いた空間に図4においては重なってしまう、目を配置することが可能となる。感度を若干犠牲にするデメリットより、別の目を配置できることの効果のほうがはるかに大きい。なお、前述した説明では、3行の配置の構成を例示して説明したが、行数が増えるほど回路面積の縮小化の効果は向上し、数十行の配置になると周辺回路部面積の縮小効果はさらに大きくなることは明らかである。
以上のように、本実施形態における光電変換装置をAFセンサに適用すると、素子数削減により周辺回路面積が小さくなるため、光学系仕様を維持したままより多くの画素を高密度に配置することが可能となる。したがって、AF測距点数の多点化が容易となり、チップ面積の増大を防いで低コストでAF測距点数を多点化したAFセンサを提供することができる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。
図5は、第2の実施形態における光電変換装置を適用したエリア型AFセンサレイアウトの構成の一部を示す模式図であり、図3(B)とは異なる配置順でレイアウトした一例を示している。
本発明の実施形態における光電変換装置は、図1から明らかなように、転送回路部から見て、センサセル部とメモリセル部は並列に接続されている。そのため、転送回路部から見たセンサセル部とメモリセル部の配置の自由度は高い。
第2の実施形態では、メモリセル部14をアレイ状に配置したメモリセル部アレイは、センサセル部10をアレイ状に配置したセンサセル部アレイを挟んで転送回路部13と反対側に配置されている。すなわち、メモリセル部アレイ、センサセル部アレイ、転送回路部13の順で配置されている。
また、図示していないが、センサセル部アレイと転送回路部13の間にメモリセル部アレイを配置することも可能である。すなわち、センサセル部アレイ、メモリセル部アレイ、転送回路部13の順に配置することも可能である。
このように図1に示したような回路構成とすることで、周辺回路部のレイアウトの自由度が高くなる。すなわち、周辺回路部の占有面積を分散して配置することが可能となるため、センサセル部アレイの高密度な配置を実現することができる。なお、図5においては、3行の配置の構成を例示したが、行数が増えるほど回路面積の縮小化の効果は向上し、数十行の配置になると周辺回路部面積の縮小効果はさらに大きくなることは明らかである。
以上のように、本実施形態における光電変換装置をAFセンサに適用すると、素子数削減により周辺回路面積が小さくなるため、光学系仕様を維持したままより多くの画素を高密度に配置することが可能となる。したがって、AF測距点数の多点化が容易となり、チップ面積の増大を防いで低コストでAF測距点数を多点化したAFセンサを提供することができる。
なお、前記実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化のほんの一例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその技術思想、又はその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
PD フォトダイオード
M11〜M13、M23、M31、M32 PチャネルMOSトランジスタ
M21、M22、M24 NチャネルMOSトランジスタ
CT 転送容量
CM フレームメモリ容量
SC センサセル部
TC 転送回路部
MC メモリセル部
CL 共通出力線
10 センサセル部
11 センサ部
12 画素アンプ
13 転送回路部
14 メモリセル部
15 シフトレジスタ

Claims (8)

  1. 光電変換により得られた信号を反転増幅して出力するセンサセル部と、
    該信号を蓄積し、反転増幅して出力するメモリセル部と、
    前記センサセル部と前記メモリセル部とが接続された共通出力線が第1のノードに接続され、該第1のノードに第1のスイッチを介して接続される転送容量を有し、前記センサセル部及び前記メモリセル部から出力された信号を転送する転送回路部と、
    前記第1のスイッチと前記転送容量との間の相互接続点と、電源とに接続された第2のスイッチとを備えることを特徴とする光電変換装置。
  2. 前記センサセル部と前記メモリセル部とが、前記反転増幅を行う反転増幅器の負荷素子を共有することを特徴とする請求項1記載の光電変換装置。
  3. 前記転送回路部は、前記転送容量に入力部が接続された転送アンプを有し、
    該転送アンプの出力部が第3のスイッチを介して前記第1のノードに接続されていることを特徴とする請求項1又は2記載の光電変換装置。
  4. 前記センサセル部と、該センサセル部に対応する前記メモリセル部とは隣接して配置され、かつ前記センサセル部と前記メモリセル部とは交互に配置されていることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の光電変換装置。
  5. 前記センサセル部をアレイ状に配置したセンサセル部アレイと、前記メモリセル部をアレイ状に配置したメモリセル部アレイとが、隣接して配置されていることを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の光電変換装置。
  6. 前記メモリセル部アレイ、前記センサセル部アレイ、前記転送回路部の順に配置されていることを特徴とする請求項5記載の光電変換装置。
  7. 前記センサセル部アレイ、前記メモリセル部アレイ、前記転送回路部の順に配置されていることを特徴とする請求項5記載の光電変換装置。
  8. 前記第2のスイッチは、前記センサセル部、前記メモリセル部、前記転送容量、及び前記共通出力線をリセットするスイッチであることを特徴とする請求項1〜7の何れか1項に記載の光電変換装置。
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