JP5197127B2 - 送電線作業管理システム - Google Patents

送電線作業管理システム Download PDF

Info

Publication number
JP5197127B2
JP5197127B2 JP2008112113A JP2008112113A JP5197127B2 JP 5197127 B2 JP5197127 B2 JP 5197127B2 JP 2008112113 A JP2008112113 A JP 2008112113A JP 2008112113 A JP2008112113 A JP 2008112113A JP 5197127 B2 JP5197127 B2 JP 5197127B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tower
transmission
transmission line
transmission tower
line
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2008112113A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009265786A (ja
Inventor
慶蔵 長谷川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Chugoku Electric Power Co Inc
Original Assignee
Chugoku Electric Power Co Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Chugoku Electric Power Co Inc filed Critical Chugoku Electric Power Co Inc
Priority to JP2008112113A priority Critical patent/JP5197127B2/ja
Publication of JP2009265786A publication Critical patent/JP2009265786A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5197127B2 publication Critical patent/JP5197127B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y04INFORMATION OR COMMUNICATION TECHNOLOGIES HAVING AN IMPACT ON OTHER TECHNOLOGY AREAS
    • Y04SSYSTEMS INTEGRATING TECHNOLOGIES RELATED TO POWER NETWORK OPERATION, COMMUNICATION OR INFORMATION TECHNOLOGIES FOR IMPROVING THE ELECTRICAL POWER GENERATION, TRANSMISSION, DISTRIBUTION, MANAGEMENT OR USAGE, i.e. SMART GRIDS
    • Y04S10/00Systems supporting electrical power generation, transmission or distribution
    • Y04S10/50Systems or methods supporting the power network operation or management, involving a certain degree of interaction with the load-side end user applications

Landscapes

  • Alarm Systems (AREA)
  • Supply And Distribution Of Alternating Current (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Description

本発明は、送電線作業管理システムに関し、特に、クレーンなどの重機を用いた送電線作業の管理に好適な送電線作業管理システムに関する。
従来、電力会社においては、クレーンなどの重機を用いて工事会社が送電線作業を行う場合には、送電線付近の重機作業監視業務として、工事会社から届出された施工計画書などによって工事場所を特定し、作業者が感電しないように送電線作業に立ち会って管理している。
なお、本出願人は、下記の特許文献1において、送電線感電事故のおそれがある工事位置を効率的に把握できるようにするために、営業部門の端末装置のCPUが、ユーザ入力操作で入力されるかインターネットを介して取得される工事位置を特定するための住所情報に基づいて工事位置を特定し、データベースにアクセスして工事位置に対応した領域の地図データ、送電設備データを取り込み、工事位置と送電線との離間距離を求めるなどして感電事故のおそれを判定するとともに、地図や判定結果などを営業部門の端末装置や送電部門の端末装置に表示させる、情報処理装置を提案している。
また、本出願人は、下記の特許文献2において、クレーンなどの作業用重機が送電線に対して一定の距離まで接近すると自動的に接近警報を発するようにするために、送電線に対してクレーンなどが所定の距離以内に接近した時に警報信号を生成して無線送信するGPS測位装置およびその本体部と、本体部からの警報信号を受信して重機オペレータに対して警報を発するとともに少なくとも一台の携帯子機に対して警報信号を送信する無線機とを備えた、GPS利用接近警報装置を提案している。
特開2006−195649号公報 特開2005−182667号公報
しかしながら、上述した従来の送電線付近の重機作業監視業務では、施工計画書などによって工事場所を特定することを前提としているため、施工計画書などを事前に受領していなければ送電線作業を管理することができないという問題があった。
また、本出願人が上記の特許文献2で提案しているGPS利用接近警報装置は、電力会社の立会者が作業現場付近にいる場合を前提とするものであるため、立会者が作業現場付近にいない場合には重機を用いた送電線作業を管理することができないという問題があった。
本発明の目的は、重機を用いた送電線作業を確実に管理することができる送電線作業管理システムを提供することにある。
本発明の送電線作業管理システムは、所有者端末装置(30)と通信回線(2)を介して相互接続されるとともに重機の運転者が携帯する運転者携帯電話(42)および送電線巡視員が携帯する巡視員携帯電話(51)と携帯電話網(3)を介して相互接続された、かつ、該重機を用いた送電線作業を管理するための送電線作業管理システム(10)であって、対象送電線に設置されている複数の送電鉄塔(5 1 〜5 5 )のうち隣接する送電鉄塔を線でそれぞれ結んだ複数の仮想送電線を示す仮想送電線データを作成する仮想送電線描写手段(12)と、前記複数の送電鉄塔および前記複数の仮想送電線の近接範囲をそれぞれ示す近接範囲データを作成する近接範囲特定手段(13)と、該近接範囲特定手段によって作成された前記近接範囲データが格納される近接範囲特定データベース(23)と、前記重機に搭載されたGPS装置(41)から送信されてくる位置情報データに基づいて該重機の特定および位置確認を行い、該重機が位置する場所付近の前記近接範囲データを前記近接範囲特定データベースから読み出して、該読み出した近接範囲データが示す近接範囲内に該重機が警報滞在時間を超えて滞在していると警報を発するように指示する重機侵入判定手段(17)と、該重機侵入判定手段から前記警報を発するように指示されると、管理用警報画面(61)を前記送電線作業管理システムに表示し、警報文を含む警報信号を前記所有者端末装置に送信し、巡視員用注意喚起文を含む巡視員用電子メールを前記巡視員携帯電話に送信するとともに、運転者用注意喚起文を含む運転者用電子メールを前記運転者携帯電話に送信する警報手段(19)とを具備し、前記近接範囲特定手段が、1つの送電鉄塔(5 1 )を中心として近接距離(b)を半径とする円内を該1つの送電鉄塔の近接範囲とし、該1つの送電鉄塔に隣接する他の1つの送電鉄塔(5 2 )を中心として前記近接距離を半径とする円内を該他の1つ送電鉄塔の近接範囲とするとともに、該1つの送電鉄塔と該他の1つ送電鉄塔とを結ぶ1本の仮想送電線上の任意の点に対して次式で示される範囲を該1本の仮想送電線の近接範囲とすることにより、
x0−b/sinα≦x0≦x0+b/sinα
ここで、sinα=(y2−y1)/{(x2−x1) 2 +(y2−y1) 2 1/2
x0およびy0:前記任意の点のx座標およびy座標
x1およびy1:前記1つの送電鉄塔のx座標およびy座標
x2およびy2:前記他の1つの送電鉄塔のx座標およびy座標
前記近接範囲データを作成する
ことを特徴とする、送電線作業管理システム。
ここで、前記所有者端末装置が、前記警報信号を受信すると、前記GPS装置から送信されてくる位置情報データに基づいて前記重機の特定および位置確認を行うとともに、地図上に前記警報文を含む端末用警報画面(62)を表示する重機位置確認手段(33)を具備してもよい。
前記管理用警報画面には地図上に前記仮想送電線が付加されているが、前記端末用警報画面には前記地図上に前記仮想送電線が付加されていなくてもよい。
送電鉄塔が設置されている送電線の名称を表す第1の送電線名称と、該送電鉄塔の識別番号を表す第1の鉄塔番号と、該送電線に該送電鉄塔が設置されている順番を表す第1の連続番号と、該送電鉄塔が分岐鉄塔でない場合には前記第1の送電線名称と同じ名称を表し該送電鉄塔が分岐鉄塔である場合には分岐送電線の名称を表す第2の送電線名称と、該送電鉄塔が分岐鉄塔でない場合には前記第1の鉄塔番号と同じ番号を表し該送電鉄塔が分岐鉄塔である場合には該第1の鉄塔番号と異なる番号を表す第2の鉄塔番号と、該送電鉄塔が分岐鉄塔でない場合には前記第1の連続番号と同じ順番を表し該送電鉄塔が分岐鉄塔である場合には前記分岐送電線に該送電鉄塔が設置されている順番を表す第2の連続番号と、該送電鉄塔が該送電線または該分岐送電線に設置されている場所の座標を表すx軸およびy軸との情報を含む送電鉄塔経路データが格納される送電鉄塔経路データベース(22)をさらに具備し、前記仮想送電線描写手段が、前記対象送電線の名称に基づいて前記送電鉄塔経路データベースを検索し、該対象送電線の名称と前記第1の送電線名称が同じである送電鉄塔をすべて抽出し、該抽出した送電鉄塔をそのx軸およびy軸で表される座標を参照して平面的に配置したのち、該抽出した送電鉄塔をその第1の連続番号で表される順番順に線で結び、一方、該抽出した送電鉄塔の中に前記第1および第2の送電線名称が異なるものがある場合には、該第1および第2の送電線名称が異なる送電鉄塔が分岐鉄塔であると判定して、該分岐鉄塔と判定された送電鉄塔の該第2の送電線名称で表される分岐送電線の名称に基づいて前記送電鉄塔経路データベースを検索し、該分岐送電線の名称と前記第1の送電線名称が同じである送電鉄塔をすべて抽出し、該抽出した送電鉄塔をそのx軸およびy軸で表される座標を参照して平面的に配置し、該分岐鉄塔であると判定された送電鉄塔とその第2の連続番号で表される順番と前記第1の連続番号で表される順番が連続する送電鉄塔とを線で結んだのちに、該抽出した送電鉄塔をその第1の連続番号で表される順番順に線で結ぶことにより、前記仮想送電線データを作成してもよい。
本発明の送電線作業管理システムは、以下に示す効果を奏する。
(1)重機に搭載されたGPS装置から送信されてくる位置情報データに基づいて重機の特定および位置確認を行い、重機が送電線の近接範囲内に警報滞在時間を超えて滞在していると、管理用警報画面を送電線作業管理システムに表示し、警報文を含む警報信号を所有者端末装置に送信し、巡視員用注意喚起文を含む巡視員用電子メールを巡視員携帯電話に送信するとともに、運転者用注意喚起文を含む運転者用電子メールを運転者携帯電話に送信することにより、施工計画書などを事前に受領していなかったり電力会社の立会者が作業現場付近にいなかったりしても、重機を用いた送電線作業を確実に管理することができる。
(2)送電線付近のクレーン作業などを確実に管理することができるほか、地中送電線付近の掘削作業も確実に管理することができるので、停電事故などを未然に防止することができる。
(3)地中には送電線以外に通信線や水道管なども埋設されているので、これらの情報もデータベース化することにより、官公庁においても本発明の送電線作業管理システムの導入が可能となる。
上記の目的を、重機に搭載されたGPS装置から送信されてくる位置情報データに基づいて重機の特定および位置確認を行い、重機が送電線の近接範囲内に警報滞在時間を超えて滞在していると、管理用警報画面を送電線作業管理システムに表示し、警報文を含む警報信号を所有者端末装置にインターネット網を介して送信し、巡視員用注意喚起文を含む巡視員用電子メールを巡視員携帯電話に携帯電話網を介して送信するとともに、運転者用注意喚起文を含む運転者用電子メールを運転者携帯電話に携帯電話網を介して送信することにより実現した。
以下、本発明の送電線作業管理システムの実施例について、図面を参照して説明する。
本発明の一実施例による送電線作業管理システム10は、図1に示すように、インターネット網2(以下、「IP網2」と称する。)を介して工事会社端末装置30(所有者端末装置)と相互接続されている。また、送電線作業管理システム10は、重機に搭載されたGPS(Global Positioning System)装置41からGPS衛星1を介して送信されてくる位置情報データを受信することができるとともに、重機の運転者が携帯している運転者携帯電話42および電力会社の送電線巡視員が携帯している巡視員携帯電話51と携帯電話網3を介して相互接続されている。
次に、送電線作業管理システム10および工事会社端末装置30の構成について、図2乃至図11を参照して説明する。
送電線作業管理システム10は、図2に示すように、データ入力部11と、仮想送電線描写部12と、近接範囲特定部13と、近接範囲描写部14と、送受信部15と、重機特定・位置確認部16と、重機侵入判定部17と、滞在時間計測部18と、警報部19と、地図情報データベース(地図情報DB)21と、送電鉄塔経路データベース(送電鉄塔経路DB)22と、近接範囲特定データベース(近接範囲特定DB)23と、重機情報データベース(重機情報DB)24と、滞在時間データベース(滞在時間DB)25と、電子メールデータベース(電子メールDB)26とを具備する。
工事会社端末装置30は、図3に示すように、重機情報入力部31と、送受信部32と、重機位置確認部33と、地図情報データベース(地図情報DB)35と、重機情報データベース(重機情報DB)36とを具備する。
送電線作業管理システム10の地図情報データベース21と工事会社端末装置30の地図情報データベース35とには同じ地図情報データが格納されている。
また、2つの地図情報データベース21,35に同じ地図情報データが常に格納されるように、地図情報が更新されると、更新された地図情報を表す最新の地図情報データがシステム入力装置(キーボードなど)から送電線作業管理システム10に入力される。データ入力部11は、入力された最新の地図情報データを地図情報データベース21に格納するとともに、入力された最新の地図情報データを工事会社端末装置30に送信するように送受信部15に対して指示する。送受信部15は、この指示に従って地図情報データベース21から最新の地図情報データを読み出したのちIP網2を介して工事会社端末装置30に送信する。工事会社端末装置30の送受信部32は、最新の地図情報データを受信すると、受信した最新の地図情報データを地図情報データベース35に格納する。
送電線作業管理システム10の送電鉄塔経路データベース22には、送電鉄塔経路データと、仮想送電線描写部12によって作成された仮想送電線データとが格納されている。
ここで、送電鉄塔経路データは、図4(a)に示すように、以下の情報を含む。
(1)第1の送電線名称・・・送電鉄塔が設置されている送電線の名称
(2)第1の鉄塔番号・・・送電鉄塔の識別番号
(3)第1の連続番号・・・送電線に送電鉄塔が設置されている順番を表す番号
(4)第2の送電線名称・・・送電鉄塔が設置されている送電線の名称(送電鉄塔が分岐鉄塔でない場合には第1の送電線名称と同じ名称、送電鉄塔が分岐鉄塔である場合には分岐送電線の名称)
(5)第2の鉄塔番号・・・送電鉄塔の識別番号(送電鉄塔が分岐鉄塔でない場合には第1の鉄塔番号と同じ番号、送電鉄塔が分岐鉄塔である場合には第1の鉄塔番号と異なる番号)
(6)第2の連続番号・・・送電線に送電鉄塔が設置されている順番を表す番号(送電鉄塔が分岐鉄塔でない場合には第1の連続番号と同じ番号、送電鉄塔が分岐鉄塔である場合には分岐送電線に送電鉄塔が設置されている順番を表す番号)
(7)x軸およびy軸・・・送電鉄塔が設置されている場所の座標
(8)第1の画面係数・・・送電鉄塔経路を広範囲画面で表示する場合の係数(たとえば等倍で広範囲画面を表示する場合には“1”とされる。)
(9)第2および第3の画面係数・・・送電鉄塔経路を詳細画面で表示する場合の係数(広範囲画面を拡大して表示する場合の倍率を示す。)
なお、送電鉄塔経路データは、システム入力装置から入力され、データ入力部11によって送電鉄塔経路データベース22に格納される。
送電線作業管理システム10の近接範囲特定データベース23には、近接範囲特定部13によって作成された近接範囲データと近接範囲描写部14によって作成された近接範囲表示画面データとが格納されている。
送電線作業管理システム10の重機情報データベース24と工事会社端末装置30の重機情報データベース36とには同じ重機情報データが格納されている。
また、2つの重機情報データベース24,36に同じ重機情報データが常に格納されるように、重機情報が更新されると、工事会社では、更新された重機情報を示す最新の重機情報データが端末入力装置(キーボードなど)から工事会社端末装置30に入力されたのちに重機情報入力部31によって重機情報データベース36に格納される。また、工事会社は最新の重機情報データを電力会社に提供する。提供された最新の重機情報データはシステム入力装置から送電線作業管理システム10に入力されたのちにデータ入力部11によって重機情報データベース24に格納される。
なお、最新の重機情報データを工事会社から電力会社に提供する代わりに、工事会社端末装置30において、重機情報データベース36が更新されるたびに、重機情報入力部31が重機情報データベース36から最新の重機情報データを読み出したのちIP網2を介して送電線作業管理システム10に送信するようにしてもよい。この場合には、送電線作業管理システム10の送受信部15は、工事会社端末装置30からIP網2を介して最新の重機情報データを受信すると、受信した最新の重機情報データを重機情報データベース24に格納する。
重機情報データとしては、図4(b)に示すように、以下の各重機に関する情報が含まれている。
(1)所有者名称・・・重機を所有する工事会社名など
(2)車種およびナンバー・・・重機の車種およびナンバー
(3)幅、長さおよび高さ・・・重機の幅、長さおよび高さ
(4)運転者氏名・・・重機の運転者の氏名
(5)運転者携帯電話番号・・・運転者が携帯している携帯電話の電話番号
(6)運転者携帯電話電子メールアドレス・・・運転者が携帯している携帯電話の電子メールアドレス
(7)端末番号・・・重機の所有者の端末装置の番号(図3に示した工事会社端末装置30の番号など)
送電線作業管理システム10の滞在時間データベース25には、重機侵入判定部17によって作成された重機侵入データが格納されている。
ここで、重機侵入データは、図5(a)に示すように、以下の情報を含む。
(1)ナンバーおよび位置情報・・・近接範囲内に進入した重機のナンバーおよび位置情報
(2)侵入開始時刻および近接範囲・・・重機が進入した時刻および近接範囲
(3)滞在判定結果・・・滞在時間と、滞在時間が警報滞在時間を超えているか否かを示す判定情報
送電線作業管理システム10の電子メールデータベース26には、図5(b)に示すように、以下のデータを含む電子メール用データが格納される。
(1)ナンバー・・・侵入した重機のナンバー
(2)電子メールアドレス・・・侵入した重機の運転者が携帯する携帯電話の電子メールアドレス(運転者携帯電話電子メールアドレス)と送電線巡視員が携帯する携帯電話の電子メールアドレス(巡視員携帯電話電子メールアドレス)
(3)提供区分・・・電子メールの提供先(運転者または送電線巡視員)の区別
(4)提供内容・・・電子メールで提供する情報の内容
なお、提供内容としては、近接範囲内に侵入した重機の運転者用に、運転者用注意喚起文(たとえば、「送電線の近接範囲内に入っています。作業される場合は、感電防止のため、当社社員が立ち会いますので、下記へ連絡してください。」)と、連絡先の事業者名称およびその電話番号とが格納され、送電線巡視員用に、巡視員用注意喚起文(たとえば、「重機が近接範囲内に侵入し、○○分が経過しております。巡視してください。」)と、重機が侵入した送電線の名称および鉄塔番号と、侵入した重機の車種、所有者電話番号、運転者氏名および運転者携帯電話番号とが格納される。
送電線作業管理システム10の仮想送電線描写部12は、送電鉄塔経路データベース22に格納されている送電鉄塔経路データに基づいて仮想送電線データを以下のようにして作成する。
仮想送電線描写部12は、対象となる送電線(以下、「対象送電線」と称する。)の名称に基づいて送電鉄塔経路データベース22を検索し、対象送電線の名称と第1の送電線名称が同じである送電鉄塔をすべて抽出し、抽出した送電鉄塔をそのx軸およびy軸で表される座標を参照して平面的に配置する。その後、抽出した送電鉄塔をその第1の連続番号で表される順番順に線で結ぶ。
また、抽出した送電鉄塔の中に第1および第2の送電線名称が異なるものがある場合には、仮想送電線描写部12は、第1および第2の送電線名称が異なる送電鉄塔が分岐鉄塔であると判定して、分岐鉄塔と判定された送電鉄塔の第2の送電線名称で表される分岐送電線の名称に基づいて送電鉄塔経路データベース22を検索し、分岐送電線の名称と第1の送電線名称が同じである送電鉄塔をすべて抽出し、抽出した送電鉄塔をそのx軸およびy軸で示される座標を参照して平面的に配置する。その後、分岐鉄塔と判定された送電鉄塔とその第2の連続番号で表される順番と第1の連続番号で表される連続番号が連続する送電鉄塔とを線で結んだのちに、抽出した送電鉄塔をその第1の連続番号で表される順番順に線で結ぶ。
なお、分岐送電線がある場合には、対象送電線を表す線および分岐送電線を表す線の色を変えて見やすいようにしてもよい。
具体的に、図4(a)に示した送電鉄塔経路データを用いてA送電線を対象送電線として仮想送電線データを作成する場合を例にして説明すると、仮想送電線描写部12は、A送電線の名称“A”に基づいて送電鉄塔経路データベース22を検索し、第1の送電線名称が“A”である送電鉄塔をすべて抽出するが、作成する画面が広範囲画面である場合には第1の画面係数を用い、作成する画面が詳細画面である場合には第2または第3の画面係数を用いて抽出範囲を算出し、x軸およびy軸で示される座標が算出した抽出範囲内である送電鉄塔をすべて抽出する。その後、仮想送電線描写部12は、抽出した送電鉄塔をその第1の連続番号で表される順番順に赤線で結ぶ。
この例において座標が(x1,y1)、(x2,y2)、(x3,y3)、(x11,y11)、(x12,y12)である5つの送電鉄塔(以下、「第1乃至第5の送電鉄塔51〜55」と称する。)が抽出範囲内にあるとすると、仮想送電線描写部12は、第1の送電線名称が“A”でありかつ抽出範囲内にある第1の送電鉄塔51(第1および第2の鉄塔番号=n)と第2の送電鉄塔52(第1の鉄塔番号=n+1、第2の鉄塔番号=p)と第3の送電鉄塔53(第1および第2の鉄塔番号=n+2)とを抽出し、抽出した第1乃至第3の送電鉄塔51〜53を白丸で表示する位置に配置する。その後、仮想送電線描写部12は、第1の送電鉄塔51の第1の連続番号で表される順番“m”と第2の送電鉄塔52の第1の連続番号で表される順番“m+1”とが連続するため第1の送電鉄塔51と第2の送電鉄塔52とを赤線で結んだのち、第2の送電鉄塔52の第1の連続番号で表される順番“m+1”と第3の送電鉄塔53の第1の連続番号で表される順番“m+2”とが連続するため第2の送電鉄塔52と第3の送電鉄塔53とを赤線で結ぶ。
また、仮想送電線描写部12は、第2の送電鉄塔52の第1の鉄塔番号“n+1”と第2の鉄塔番号“p”とが異なるため第2の送電鉄塔52は分岐鉄塔であると判定し、第2の送電鉄塔52の第2の送電線名称である“B”に基づいて送電鉄塔経路データベース22を検索し、第1の送電線名称が“B”でありかつ抽出範囲内にある第4の送電鉄塔54(第1および第2の鉄塔番号=p+1)と第5の送電鉄塔55(第1および第2の鉄塔番号=p+2)を抽出する。その後、仮想送電線描写部12は、第2の送電鉄塔52の第2の連続番号で表される順番“q”と第4の送電鉄塔54の第1の連続番号で表される順番“q+1”とが連続するため第2の送電鉄塔52と第4の送電鉄塔54とを青線で結んだのち、第4の送電鉄塔54の第1の連続番号で表される順番“q+1”と第5の送電鉄塔55の第1の連続番号で表される順番“q+2”とが連続するため第4の送電鉄塔54と第5の送電鉄塔55とを青線で結ぶ。
仮想送電線描写部12は、以上のようにして作成した仮想送電線データを送電鉄塔経路データベース22に格納する。
送電線作業管理システム10の近接範囲特定部13は、送電鉄塔経路データベース22に格納されている仮想送電線データに基づいて近接範囲データを以下のようにして作成する。
近接範囲特定部13は、図7に第1および第2の送電鉄塔51,52間について破線で示すように、送電鉄塔を中心として近接距離bを半径とする円内を近接範囲とするとともに、仮想送電線上の任意の点(x0,y0)に対して次式で示される範囲を近接範囲とすることにより、近接範囲データを作成する。
x0−b/sinα≦x0≦x0+b/sinα
ここで、sinα=(y2−y1)/{(x2−x1)2+(y2−y1)21/2
なお、近接距離bは、システム端末装置からデータ入力部11を介して近接範囲特定部13に入力される。
近接範囲特定部13は、以上のようにして作成した近接範囲データを近接範囲特定データベース23に格納する。
送電線作業管理システム10の近接範囲描写部14は、地図情報データベース21に格納されている地図情報データと送電鉄塔経路データベース22に格納されている送電鉄塔経路データと近接範囲特定データベース23に格納されている近接範囲データとを合成することにより、地図上に鉄塔および近接範囲を記した近接範囲表示画面を送電線作業監視システム10に表示するための近接範囲表示画面データを作成する。
近接範囲描写部14は、作成した近接範囲表示画面データを近接範囲特定データベース23に格納する。
送電線作業管理システム10の重機特定・位置確認部16は、重機に搭載されているGPS装置41からGPS衛星1を介して送信されてくる位置情報データに基づいて重機の特定および位置確認を行う。また、重機特定・位置確認部16は、重機情報データベース24に格納されている重機情報データに基づいて、特定した重機のナンバーを抽出する。
重機特定・位置確認部16は、特定した重機のナンバーおよび位置情報を示す重機特定・位置データを重機侵入判定部17に出力する。
送電線作業管理システム10の重機侵入判定部17は、重機特定・位置確認部16から入力される重機特定・位置データに基づいて重機の位置を監視し、重機が位置する場所付近の近接範囲データを近接範囲特定データベース23から読み出して、読み出した近接範囲データが示す近接範囲内に重機が侵入すると、滞在時間計測部18に滞在時間の計測開始を指示するとともに、この重機のナンバーおよび位置情報と侵入開始時刻と侵入した近接範囲とを含む重機侵入データを作成し、作成した重機侵入データを滞在時間データベース25に格納する。
その後、重機侵入判定部17は、滞在時間計測部18から入力される滞在時間が警報滞在時間(たとえば、10分)を超えているか否かを所定の時間間隔(たとえば、5秒間隔)で判定し、滞在時間と判定結果とを示す滞在判定結果を重機侵入データに上書きする。
ここで、警報滞在時間は、重機が送電線下を単に通過する場合のような短時間の滞在で警報が発せられないようにするために設定される。
重機侵入判定部17は、重機の滞在時間が警報滞在時間を超えると、警報を発するように警報部19に指示する。
送電線作業管理システム10の警報部19は、重機侵入判定部17から警報を発するように指示されると、電力会社の監視員、工事会社の担当者、重機の運転者および送電線巡視員に対して以下のようにして警報を発する。
(1)電力会社の監視員に対する警報
警報部19は、電力会社の監視員に重機が近接範囲内に侵入していることを音と画面で知らせるために、送電線作業管理システム10に接続されているスピーカー(不図示)から警報音(チャイムなど)を出力させるとともに、送電線作業管理システム10に接続されているモニターに図8に一例を示す管理用警報画面61を表示する。
ここで、管理用警報画面61は以下のようにして表示される。
警報部19は、地図情報データベース22に格納されている地図情報データと送電鉄塔経路データベース22に格納されている送電鉄塔経路データおよび仮想送電線データと重機情報データベース24に格納されている重機情報データおよび重機特定・位置データとを参照して、地図上に重機マーク70、送電鉄塔、仮想送電線および重機情報(所有者名称および電話番号、運転者氏名および携帯電話番号、重機の種類など)を付加した通常画面をモニターに常時表示している。そして、重機侵入判定部17から警報を発するように指示されると、滞在時間データベース25に格納されている重機侵入データを参照して、通常画面に侵入開始時刻および滞在時間をさらに付加した管理用警報画面61をモニターに表示する。
このとき、警報部19は、近接範囲特定データベース23に格納されている近接範囲データを参照して、地図上に近接範囲を着色して記した管理用警報画面61をモニターに表示してもよい。
(2)工事会社の担当者に対する警報
警報部19は、重機を所有する工事会社の担当者に重機が近接範囲内に侵入していることを知らせるために、警報文を含む工事会社警報信号を生成したのち、重機情報データベース24に格納されている重機情報データに含まれている端末番号を参照して、生成した工事会社警報信号を送受信部15およびIP網2を介して工事会社端末装置30に送信する。
工事会社端末装置30の重機位置確認部33は、送受信部32を介して工事会社警報信号を受信すると、この担当者に重機が近接範囲内に侵入していることを音と画面で知らせるために、工事会社端末装置30に接続されているスピーカー(不図示)から警報音(チャイムなど)を出力させるとともに、工事会社端末装置30に接続されているモニターに図9に一例を示す端末用警報画面62を表示する。
ここで、端末用警報画面62は以下のようにして作成される。
重機位置確認部33は、重機に搭載されているGPS装置41からGPS衛星1を介して送信されてくる位置情報データに基づいて重機の特定および位置確認を行うとともに、重機情報データベース36に格納されている重機情報データと地図情報データベース35に格納されている地図情報データとを参照して、地図上に重機マーク70、重機情報(所有する工事会社名および電話番号、運転者の氏名および重機の種類など)および工事会社警報信号に含まれている警報文を付加した端末用警報画面62を作成する。
図9に示した例では、警報文は、「近くに送電線があります。レッカー作業される場合は、○○電力所へ連絡してください。電話番号」というように警報および連絡先を示すものとなっている。
なお、上述した管理用警報画面61には地図上に仮想送電線が付加されるが、セキュリティーの観点から端末用警報画面62には地図上に仮想送電線は付加されない。
(3)送電線巡視員に対する警報
警報部19は、送電線巡視員に重機が近接範囲内に侵入していることを知らせるために、重機情報データベース24に格納されているこの重機のナンバーを読み出して、区分(送電線巡視員)、ナンバー(読み出した重機のナンバー)、電子メールアドレス(巡視員携帯電話電子メールアドレス)、提供区分(B)および提供内容(巡視員用注意喚起文、送電線名称、鉄塔番号、車種、所有者電話番号、運転者氏名および運転者携帯電話番号)を含む電子メール用データを作成し、作成した電子メール用データを電子メールデータベース26に格納するとともに巡視員携帯電話電子メールアドレス宛てに送受信部15および携帯電話網3を介して送信する。
巡視員携帯電話51は、この電子メールを受信すると、受信した電子メールの内容を示す巡視員用警報画面63を表示する。
図10に、巡視員携帯電話51に表示される電子メールの内容の一例を示す。なお、この例では、巡視員用注意喚起文は、「重機が近接範囲内に侵入し、○○分が経過しております。巡視してください。」となっている。
(4)重機の運転者に対する警報
警報部19は、重機の運転者に重機が近接範囲内に侵入していることを知らせるために、重機情報データベース24に格納されているこの重機のナンバーおよび運転者携帯電話電子メールアドレスを読み出して、区分(運転者)、ナンバー(読み出した重機のナンバー)、電子メールアドレス(読み出した運転者携帯電話電子メールアドレス)、提供区分(A)および提供内容(運転者用注意喚起文、事業者名称および電話番号)を含む電子メール用データを作成し、作成した電子メール用データを電子メールデータベース26に格納するとともに運転者携帯電話電子メールアドレス宛てに送受信部15および携帯電話網3を介して送信する。
運転者携帯電話42は、この電子メールを受信すると、受信した電子メールの内容を示す運転者用警報画面64を表示する。
図11に、運転者携帯電話42に表示される電子メールの内容の一例を示す。なお、この例では、運転者用注意喚起文は、「送電線の近接範囲内に入っています。作業される場合は、感電防止のため、当社社員が立ち会いますので、下記へ連絡してください。」となっている。
なお、警報滞在時間は、固定の時間としてもよいが、送電線巡視員の到着時間を考慮してたとえば0分から60分の間で任意に設定できるようにしてもよい。この場合には、送電線巡視員が遠方にいるほど警報滞在時間が短くなるようにする。
また、重機侵入判定部17は、重機が近接範囲内に進入するたびにその滞在時間(退去時刻−進入開始時刻)を求め、求めた滞在時間と重機の大まかな位置情報との関係を滞在時間データベース25で管理しておき、近接範囲ごとに滞在時間を統計処理して警報滞在時間を設定してもよい。たとえば、近接範囲ごとに滞在時間の正規分布の95%の値を求め、求めた値を警報滞在時間としてもよい。
本発明の一実施例による送電線作業管理システム10の他の装置との接続関係を説明するための図である。 図1に示した送電線作業管理システム10の構成を示すブロック図である。 図1に示した工事会社端末装置30の構成を示すブロック図である。 図2に示した送電鉄塔経路データベース22および重機情報データベース24にそれぞれ格納されている送電鉄塔経路データおよび重機情報データについて説明するための図である。 図2に示した滞在時間データベース25および電子メールデータベース26にそれぞれ格納されている滞在時間データおよび電子メールデータについて説明するための図である。 図2に示した仮想送電線描写部12の機能について説明するための図である。 図2に示した近接範囲特定部13の機能について説明するための図である。 送電線作業管理システム10に表示される管理用警報画面61の一例を示す図である。 工事会社端末装置30に表示される端末用警報画面62の一例を示す図である。 巡視員携帯電話51に表示される電子メールの内容の一例を示す図である。 運転者携帯電話42に表示される電子メールの内容の一例を示す図である。
符号の説明
1 GPS衛星
2 インターネット網(IP網)
3 携帯電話網
1〜55 第1乃至第5の送電鉄塔
10 送電線作業管理システム
11 データ入力部
12 仮想送電線描写部
13 近接範囲特定部
14 近接範囲描写部
15 送受信部
16 重機特定・位置確認部
17 重機侵入判定部
18 滞在時間計測部
19 警報部
21 地図情報データベース(地図情報DB)
22 送電鉄塔経路データベース(送電鉄塔経路DB)
23 近接範囲特定データベース(近接範囲特定DB)
24 重機情報データベース(重機情報DB)
25 滞在時間データベース(滞在時間DB)
26 電子メールデータベース(電子メールDB)
30 工事会社端末装置
31 重機情報入力部
32 送受信部
33 重機位置確認部
35 地図情報データベース(地図情報DB)
36 重機情報データベース(重機情報DB)
41 GPS装置
42 運転者携帯電話
51 巡視員携帯電話
61 管理用警報画面
62 端末用警報画面
70 重機マーク
b 近接距離

Claims (4)

  1. 所有者端末装置(30)と通信回線(2)を介して相互接続されるとともに重機の運転者が携帯する運転者携帯電話(42)および送電線巡視員が携帯する巡視員携帯電話(51)と携帯電話網(3)を介して相互接続された、かつ、該重機を用いた送電線作業を管理するための送電線作業管理システム(10)であって、
    対象送電線に設置されている複数の送電鉄塔(5 1 〜5 5 )のうち隣接する送電鉄塔を線でそれぞれ結んだ複数の仮想送電線を示す仮想送電線データを作成する仮想送電線描写手段(12)と、
    前記複数の送電鉄塔および前記複数の仮想送電線の近接範囲をそれぞれ示す近接範囲データを作成する近接範囲特定手段(13)と、
    該近接範囲特定手段によって作成された前記近接範囲データが格納される近接範囲特定データベース(23)と、
    前記重機に搭載されたGPS装置(41)から送信されてくる位置情報データに基づいて該重機の特定および位置確認を行い、該重機が位置する場所付近の前記近接範囲データを前記近接範囲特定データベースから読み出して、該読み出した近接範囲データが示す近接範囲内に該重機が警報滞在時間を超えて滞在していると警報を発するように指示する重機侵入判定手段(17)と、
    該重機侵入判定手段から前記警報を発するように指示されると、管理用警報画面(61)を前記送電線作業管理システムに表示し、警報文を含む警報信号を前記所有者端末装置に送信し、巡視員用注意喚起文を含む巡視員用電子メールを前記巡視員携帯電話に送信するとともに、運転者用注意喚起文を含む運転者用電子メールを前記運転者携帯電話に送信する警報手段(19)とを具備し、
    前記近接範囲特定手段が、1つの送電鉄塔(5 1 )を中心として近接距離(b)を半径とする円内を該1つの送電鉄塔の近接範囲とし、該1つの送電鉄塔に隣接する他の1つの送電鉄塔(5 2 )を中心として前記近接距離を半径とする円内を該他の1つ送電鉄塔の近接範囲とするとともに、該1つの送電鉄塔と該他の1つ送電鉄塔とを結ぶ1本の仮想送電線上の任意の点に対して次式で示される範囲を該1本の仮想送電線の近接範囲とすることにより、
    x0−b/sinα≦x0≦x0+b/sinα
    ここで、sinα=(y2−y1)/{(x2−x1) 2 +(y2−y1) 2 1/2
    x0およびy0:前記任意の点のx座標およびy座標
    x1およびy1:前記1つの送電鉄塔のx座標およびy座標
    x2およびy2:前記他の1つの送電鉄塔のx座標およびy座標
    前記近接範囲データを作成する
    ことを特徴とする、送電線作業管理システム。
  2. 前記所有者端末装置が、前記警報信号を受信すると、前記GPS装置から送信されてくる位置情報データに基づいて前記重機の特定および位置確認を行うとともに、地図上に前記警報文を含む端末用警報画面(62)を表示する重機位置確認手段(33)を具備することを特徴とする、請求項1記載の送電線作業管理システム。
  3. 前記管理用警報画面には地図上に前記仮想送電線が付加されているが、前記端末用警報画面には前記地図上に前記仮想送電線が付加されていないことを特徴とする、請求項2記載の送電線作業管理システム。
  4. 送電鉄塔が設置されている送電線の名称を表す第1の送電線名称と、該送電鉄塔の識別番号を表す第1の鉄塔番号と、該送電線に該送電鉄塔が設置されている順番を表す第1の連続番号と、該送電鉄塔が分岐鉄塔でない場合には前記第1の送電線名称と同じ名称を表し該送電鉄塔が分岐鉄塔である場合には分岐送電線の名称を表す第2の送電線名称と、該送電鉄塔が分岐鉄塔でない場合には前記第1の鉄塔番号と同じ番号を表し該送電鉄塔が分岐鉄塔である場合には該第1の鉄塔番号と異なる番号を表す第2の鉄塔番号と、該送電鉄塔が分岐鉄塔でない場合には前記第1の連続番号と同じ順番を表し該送電鉄塔が分岐鉄塔である場合には前記分岐送電線に該送電鉄塔が設置されている順番を表す第2の連続番号と、該送電鉄塔が該送電線または該分岐送電線に設置されている場所の座標を表すx軸およびy軸との情報を含む送電鉄塔経路データが格納される送電鉄塔経路データベース(22)をさらに具備し、
    前記仮想送電線描写手段が、前記対象送電線の名称に基づいて前記送電鉄塔経路データベースを検索し、該対象送電線の名称と前記第1の送電線名称が同じである送電鉄塔をすべて抽出し、該抽出した送電鉄塔をそのx軸およびy軸で表される座標を参照して平面的に配置したのち、該抽出した送電鉄塔をその第1の連続番号で表される順番順に線で結び、一方、該抽出した送電鉄塔の中に前記第1および第2の送電線名称が異なるものがある場合には、該第1および第2の送電線名称が異なる送電鉄塔が分岐鉄塔であると判定して、該分岐鉄塔と判定された送電鉄塔の該第2の送電線名称で表される分岐送電線の名称に基づいて前記送電鉄塔経路データベースを検索し、該分岐送電線の名称と前記第1の送電線名称が同じである送電鉄塔をすべて抽出し、該抽出した送電鉄塔をそのx軸およびy軸で表される座標を参照して平面的に配置し、該分岐鉄塔であると判定された送電鉄塔とその第2の連続番号で表される順番と前記第1の連続番号で表される順番が連続する送電鉄塔とを線で結んだのちに、該抽出した送電鉄塔をその第1の連続番号で表される順番順に線で結ぶことにより、前記仮想送電線データを作成する、
    ことを特徴とする、請求項1乃至3いずれかに記載の送電線作業管理システム。
JP2008112113A 2008-04-23 2008-04-23 送電線作業管理システム Expired - Fee Related JP5197127B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008112113A JP5197127B2 (ja) 2008-04-23 2008-04-23 送電線作業管理システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008112113A JP5197127B2 (ja) 2008-04-23 2008-04-23 送電線作業管理システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009265786A JP2009265786A (ja) 2009-11-12
JP5197127B2 true JP5197127B2 (ja) 2013-05-15

Family

ID=41391592

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008112113A Expired - Fee Related JP5197127B2 (ja) 2008-04-23 2008-04-23 送電線作業管理システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5197127B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105205962A (zh) * 2015-10-28 2015-12-30 国网浙江杭州市萧山区供电公司 一种电网地下管线设施安全监测***

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3085662B2 (ja) * 1997-11-27 2000-09-11 鹿島建設株式会社 Gps利用の移動体安全管理システム
JP4189979B2 (ja) * 1998-10-30 2008-12-03 日新製鋼株式会社 クレーンの吊り荷位置検知方法
JP2004206510A (ja) * 2002-12-26 2004-07-22 Mitsubishi Electric Corp 車両運行システム
JP4330136B2 (ja) * 2003-12-22 2009-09-16 中国電力株式会社 Gps利用無線式接近警報装置
JP2005251099A (ja) * 2004-03-08 2005-09-15 Chuden Gijutsu Consultant Kk 小型船舶の管理支援方法
JP4596924B2 (ja) * 2005-01-12 2010-12-15 中国電力株式会社 情報処理装置および情報処理方法
JP2007084336A (ja) * 2005-08-26 2007-04-05 Topcon Corp クレーン接近警報システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009265786A (ja) 2009-11-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6347230B2 (en) Position display system of mobile terminal
US6710741B2 (en) Method and apparatus for determining positioning relative to utility lines
CN105427141A (zh) 一种户外广告媒介管理监控***
CN102497282A (zh) 一种通信设备故障告警信息的处理方法、装置及***
CN112738721A (zh) 基于电子围栏实现铁路工地安全管理的方法和***
JP5160391B2 (ja) 地震配信システム
JP2007025911A (ja) 被害復旧状況管理システム
JP5197127B2 (ja) 送電線作業管理システム
KR101370738B1 (ko) 건설현장을 위한 작업자 위치 기반의 VoIP 통신 시스템
KR101335924B1 (ko) 자연재해 위험지구 정보를 이용한 위험구간 예측정보 안내 시스템
CN101854585A (zh) 一种带电子栅栏的子母机定位的方法及其装置
CN103197205A (zh) 输电线路雷击危害的移动告警方法及***
JP4330136B2 (ja) Gps利用無線式接近警報装置
GB2599465A (en) System and method for tracking personnel
KR101764092B1 (ko) 지리정보를 이용한 소방 관제 시스템의 제어방법
JP2008158648A (ja) ケーブルネットワークの管理システムとその管理方法
JP2002297708A (ja) 工事情報受付システム
JP2013195107A (ja) 地下埋設物位置検出システム
JP2008042610A (ja) 情報提供システム、情報提供サーバ装置、端末装置、これらに用いられるプログラム、情報提供方法
JP2019212014A (ja) インフラ災害警報システム、インフラ災害警報方法
GB2577960A (en) System and method for tracking personnel
KR20210025310A (ko) 건설장비 안전 대응을 위한 스마트폰과 아이오티장치용 아이에프티티티 및 통신라우터 기반 지능형 관제 모니터링시스템
CN220108218U (zh) 一种LoRa通信模组和野外作业信息终端
KR102523552B1 (ko) 전력 설비에 대한 표지기 시스템 및 표지기
CN111988737B (zh) 铁路作业人员的绝对位置确定方法、装置和电子设备

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110308

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120704

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120807

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130130

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130205

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160215

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5197127

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160215

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees