JP5196137B2 - 記録装置 - Google Patents
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Description
従って、用紙の厚みに応じて前記キャリッジ側を移動させ、前記記録ヘッドと前記プラテンとの間の距離を所望の距離に変化させることができた。
また、本発明の第1の態様の記録装置は、記録ヘッドを有するキャリッジと、該キャリッジを被記録媒体の幅方向に案内する第1ガイド部と、前記記録ヘッドと対向し、被記録媒体を支持するプラテンと、幅方向の一端側に設けられた駆動プーリと、幅方向の他端側に設けられた従動プーリと、前記駆動プーリと前記従動プーリとに巻回され、前記キャリッジと係合する無端ベルトと、前記キャリッジ側を移動させ、前記記録ヘッドと前記プラテンとの間の距離を変化させるギャップ調整手段と、を備え、前記ギャップ調整手段による前記キャリッジの前記プラテンに対する接離移動範囲において、前記無端ベルトは、前記キャリッジを前記接離移動の一方向に付勢し、該一方向の向きは変化しない構成であることを特徴とする。
本発明の第2の態様によれば、第1の態様と同様の作用効果に加え、前記一方向は、前記プラテンに接近する方向である。
ここで、前記プラテンに接近する方向は、通常、前記キャリッジの自重が多少は作用する方向である。従って、前記キャリッジの自重作用と相俟って該キャリッジの姿勢を安定させることができる。即ち、前記一方向への付勢力が、自重によって相殺、減殺される虞がない。
本発明の第3の態様によれば、第1または第2の態様と同様の作用効果に加え、前記一方向は、鉛直方向下方である。従って、前記キャリッジの自重作用と相俟って、より確実に該キャリッジの姿勢を安定させることができる。
本発明の第4の態様によれば、第1から第3のいずれか一の態様と同様の作用効果に加え、前記従動プーリは、幅方向に変位可能に設けられ、付勢手段によって幅方向における外側へ付勢されている。即ち、前記従動プーリは、前記無端ベルトの張力を一定に保つ所謂、テンションローラの役割を果たす。従って、前記ギャップ調整手段による前記キャリッジの前記接離移動を妨げる虞がない。
また、前記無端ベルトの張力を一定に保つことができるので、前記一方向の付勢力の大きさを安定させることができる。その結果、前記第1ガイド部と前記キャリッジとの間に生じる摺動負荷を安定させることができる。
図1に示すのは、本実施形態に係る画像形成装置としてのプリンタを示す斜視図である。
図1に示すように、プリンタ11は、四角箱状の本体12を有しており、本体12の中央領域には、キャリッジ13が、図1における左右方向(主走査方向)に沿って延びるように架設されたガイド主軸14に案内されて、主走査方向に往復移動自在に設けられている。
このうち、キャリッジモータ21は、基体部としてのモータステイ29に固定されている。また、キャリッジモータ21の軸には、モータピニオン22が設けられている。
尚、本実施例では、プリンタ11の正面からみて右側を幅方向1桁側、左側を幅方向80桁側とする。
尚、1桁側プーリホルダ26は、モータステイ29と一体に形成されている。
また、無端ベルト30は、モータピニオン22と第1プーリ24と第2プーリ27とに巻回されている。即ち、無端ベルト30の内周面は、モータピニオン22、第1プーリ24および第2プーリ27の外周と接触するように巻回されている。そして、無端ベルト30の下側ベルト32の外周面は、第3プーリ28の外周と接触するように巻回されている。
また、無端ベルト30の上側ベルト31の一部は、キャリッジ13に設けられた係合部36と係合している。
ここで、「上側ベルト」とは、無端ベルト30のうち、幅方向Xに張られた第1プーリ24および第2プーリ27間の高さ方向Zにおける上側のベルトをいう。
このうち、軸挿通孔37にはガイド主軸14が挿通される。一方、凸部34は、ガイド主軸14と平行に設けられたガイドレール部33の溝部33aと係合し案内されるように設けられている。
本実施形態のキャリッジ13は、用紙Pの幅方向Xおよび送り方向Yに対して直交する高さ方向Zにおいて、薄い薄型に設けられている。従って、ガイド主軸14と、ガイドレール部33との位置関係は、高さ方向Zに大きく異なるのでははく、送り方向Yに大きく異なる位置関係となる(図4参照)。
ここで、高さ方向Zにおいて、第1プーリ24の上端と第2プーリ27の上端との位置を同じにすることによって、上側ベルト31の姿勢を幅方向Xと略平行にすることができる。ここで、「略平行」とは、厳密な意味で平行ではないことをいう。厳密には、上側ベルト31の姿勢は後述するように水平線H(図6および図7参照)に対して傾いている。
そこで、キャリッジモータ21を高さ方向Zにおいて、第1プーリ24および第2プーリ27の位置と異なる位置に設けると共に、第2プーリ27および第3プーリ28を用いて、無端ベルト30をL字状に引き回す構成としている。従って、幅方向Xにおいて、キャリッジモータ21をキャリッジ13の移動範囲内(W)に設けることができる(図2、図3および図5参照)。
その結果、キャリッジ13を薄型に設けた場合であっても、幅方向Xにおいて、プリンタ11が大型化する虞がない。即ち、キャリッジモータ21をキャリッジ13の移動範囲の外側に設けることによるプリンタ11の大型化を防止することができる。
またさらに、第3プーリ28を設けることによって、無端ベルト30の一周の領域を小さくすることができる。従って、該小さくした分、スペースを有効利用することができる。その結果、さらにプリンタ11を小型化することができる。
このうち、第1カム51は、ガイド主軸14と一体に設けられ、ガイド主軸14を支点に回動するように構成されている。そして、第1カム51は、図示しないPG用モータの動力によって回動するように設けられている。
またさらに、ガイド基部55は、ガイド主軸14、ガイドレール部33およびエンコーダスケール38を保持すると共に、高さ方向Zに変位可能に設けられている。
尚、第1カム51、第2カム52、第1基準部53および第2基準部54は、幅方向Xの両側に一対設けられているものとする。本願説明において、片側についてのみ説明し他方についての説明は同様であるので省略する。
このとき、第1基準部53および第2基準部54の位置は固定されているので、ガイド基部55が高さ方向Zに変位する。これに伴い、ガイド主軸14およびガイドレール部33もガイド基部55と一体に高さ方向Zに変位する。その結果、記録ヘッド19とプラテン15との間の距離PGを変更調整することができる。即ち、用紙Pの厚みに応じて所望の前記距離PGを得ることができる。
図6および図7に示す如く、PG調整手段50によって、キャリッジ13は高さ方向ZへPG調整移動可能距離Sの範囲内において変位することができる。
ここで、キャリッジ13の「PG調整移動可能距離の範囲」とは、高さ方向Zにおいて、前記距離PGが最小のときのキャリッジ13の位置(図6参照)から、前記距離PGが最大のときのキャリッジ13の位置(図7参照)まで距離Sの範囲をいう。
ここで、高さ方向下側は、鉛直方向下側である。
従って、無端ベルト30の上側ベルト31による高さ方向下側への付勢力が、キャリッジ13の自重によって減殺、相殺される虞がない。キャリッジ13の自重作用と相俟って、より確実にキャリッジ13の姿勢を安定させることができる。
ここで、図6および図7には、上側ベルト31が、図6および図7の符号Hに示す水平線に対して、左右斜め下へ傾いていることがはっきりと記載されている。
従って、キャリッジ13の軸挿通孔37と、ガイド主軸14との間の僅かな隙間である所謂、ガタによってキャリッジ13の姿勢が変化する虞がない。
また、左右対称でなくても、キャリッジ13の幅方向Xにおける姿勢が不安定になる虞はない。ガイド主軸14によって規制されているからである。
従って、PG調整を実行した際、キャリッジ13の姿勢が不安定になる虞がない。また、PG調整と実行したことによって、キャリッジ13の姿勢が不安定になる虞がない。
またさらに、本実施形態において、前記一方向は、鉛直方向下方であることを特徴とする。
また、本実施形態において、第1プーリ24は、幅方向Xに変位可能に設けられ、付勢手段の一例であるコイルばね25によって幅方向Xにおける外側へ付勢されていることを特徴とする。
14 ガイド主軸、15 プラテン、16 カセット、17 インクカートリッジ、
18 フレキシブル配線板、19 記録ヘッド、20 操作スイッチ、
21 キャリッジモータ、22 モータピニオン、23 80桁側プーリホルダ、
24 第1プーリ、25 コイルばね、26 1桁側プーリホルダ、27 第2プーリ、
28 第3プーリ、29 モータステイ、30 無端ベルト、31 上側ベルト、
32 下側ベルト、33 ガイドレール部、33a 溝部、34 凸部、
35 エンコーダセンサ、36 係合部、37 軸挿通孔、38 エンコーダスケール、
40 記録部、50 PG調整手段、51 第1カム、52 第2カム、
52a カム支点、53 第1基準部、54 第2基準部、55 ガイド基部、
H 水平線、P 用紙、S PG調整移動可能範囲、X 幅方向、Y 送り方向、
Z 高さ方向
Claims (5)
- 記録ヘッドを有するキャリッジと、
該キャリッジを被記録媒体の幅方向に案内する第1ガイド部と、
前記記録ヘッドと対向し、被記録媒体を支持するプラテンと、
幅方向の一端側に設けられた駆動プーリと、
幅方向の他端側に設けられた従動プーリと、
前記駆動プーリと前記従動プーリとに巻回され、前記キャリッジと係合する無端ベルトと、
前記キャリッジ側を移動させ、前記記録ヘッドと前記プラテンとの間の距離を変化させるギャップ調整手段と、を備え、
前記ギャップ調整手段による前記キャリッジの前記プラテンに対する接離移動範囲において、前記無端ベルトは、前記キャリッジを前記接離移動の一方向に付勢し、
該一方向の向きは変化しない構成であり、
前記駆動プーリ及び前記従動プーリの回転軸線方向は、前記キャリッジの前記接離移動方向に交差し、
前記キャリッジは、前記無端ベルトの前記キャリッジに対向する領域の幅方向と交差する方向に付勢されている、
ことを特徴とする記録装置。 - 請求項1に記載の記録装置において、前記一方向は、前記プラテンに接近する方向である記録装置。
- 請求項1または2に記載の記録装置において、前記一方向は、鉛直方向下方である記録装置。
- 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の記録装置において、前記従動プーリは、幅方向に変位可能に設けられ、付勢手段によって幅方向における外側へ付勢されている記録装置。
- 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の記録装置において、被記録媒体の送り方向において、前記第1ガイド部と異なる位置に設けられ、前記キャリッジを幅方向に案内する第2ガイド部を備え、
送り方向における前記第1ガイド部と前記第2ガイド部との間において、前記無端ベルトは、前記キャリッジを前記一方向へ付勢する構成である記録装置。
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