JP5191952B2 - テーブルタップ - Google Patents

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Description

本発明は、外枠を構成するタップ本体部と、このタップ本体部に設けられるとともにプラグの栓刃を挿入する栓刃挿入口を有する栓刃挿通部と、タップ本体部に接続されるとおもに外部電源と接続するケーブル部と、タップ本体部に収納されるとともにケーブル部から栓刃挿通部への電力供給のオン状態及びオフ状態を切り替える複数の電源スイッチとを備えるテーブルタップに関する。
一般に、テーブルタップは、ハンドルが揺動操作されることにより、ケーブル部から栓刃挿通部の電力供給のオン状態及びオフ状態を行う電源スイッチが設けられるものが知られている(例えば特許文献1参照)。
図11を参照して、従来のテーブルタップ100の構造について説明する。
図11に示すように、テーブルタップ100には、外枠を構成する直方体状のタップ本体部110が設けられている。このタップ本体部110には、長手方向に所定間隔を介して3つの電源スイッチ120(図13参照)の揺動ハンドル160が設けられている。これらの電源スイッチ120は、揺動ハンドル160を使用者が押操作することにより、電源スイッチ120のオン状態及びオフ状態が切り替えられる、いわゆるタンブラ式スイッチである。
この揺動ハンドル160は、電源スイッチ120をオン状態にするときには、同揺動ハンドル160の長手方向の手前側を下方に押操作し、電源スイッチ120をオフ状態にするときには、同揺動ハンドル160の長手方向の奥側を下方に押操作する。これにより電源スイッチ120がオン状態のときには、図12に示すように、揺動ハンドル160は、その長手方向の手前側が下方となるとともに長手方向の奥側が上方となるように傾斜した状態が維持されるようになる。一方、電源スイッチ120がオフ状態のときには、揺動ハンドル160は、その長手方向の手前側が上方となるとともに長手方向の奥側が下方となるように傾斜した状態が維持されるようになる。
特開2007−103256号公報
ところで、上述の従来のテーブルタップ100においては、揺動ハンドル160が電源スイッチ120のオン状態及びオフ状態に係わらず、タップ本体部110の上面111から突出していた。これにより、電源スイッチ120のオン状態及びオフ状態に係わらず、テーブルタップ100の美観性が低下してしまっていた。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、電源スイッチを有するテーブルタップにおいて、電源スイッチのオン状態またはオフ状態における美観性の低下を抑制するテーブルタップを提供することにある。
以下、上記目的を達成するための手段及びその作用効果について記載する。
(1)請求項1に記載の発明は、外枠を構成するタップ本体部と、同タップ本体部に設けられるとともにプラグの栓刃を挿入する栓刃挿入口を有する栓刃挿通部と、前記タップ本体部に接続されるとともに外部電源と接続するケーブル部と、前記タップ本体部に収納されるとともに前記ケーブル部から前記栓刃挿通部への電力供給のオン状態及びオフ状態を切り替える複数の電源スイッチとを備えるテーブルタップにおいて、前記電源スイッチとして、押操作するための操作釦を有し、前記操作釦が押操作された後には同操作釦が押操作された後の状態に維持され、再び前記操作釦が押操作された後には同操作釦が元の位置に戻るロック式の押釦式スイッチが用いられ、前記操作釦において使用者が押操作するときに接触する操作面は、前記電源スイッチがオフ状態のときに前記タップ本体部を構成する複数の外面のうちの一の外面と面一となるとともに、前記電源スイッチがオン状態のときに前記タップ本体部の前記一の外面の位置よりも凹む位置に維持されることを要旨とする。
この発明によれば、電源スイッチがオフ状態のときに、操作面とタップ本体部の一の外面とが面一となるため、電源スイッチがオフ状態のときに操作面がタップ本体部の一の外面から突出する構造と比較して、テーブルタップの美観性が低下することを抑制することができるようになる。
(2)請求項2に記載の発明は、外枠を構成するタップ本体部と、同タップ本体部に設けられるとともにプラグの栓刃を挿入する栓刃挿入口を有する栓刃挿通部と、前記タップ本体部に接続されるとともに外部電源と接続するケーブル部と、前記タップ本体部に収納されるとともに前記ケーブル部から前記栓刃挿通部への電力供給のオン状態及びオフ状態を切り替える複数の電源スイッチとを備えるテーブルタップにおいて、前記電源スイッチとして、押操作するための操作釦を有し、前記操作釦が押操作された後には同操作釦が押操作された後の状態に維持され、再び前記操作釦が押操作された後には同操作釦が元の位置に戻るロック式の押釦式スイッチが用いられ、前記操作釦において使用者が押操作するときに接触する操作面は、前記電源スイッチがオン状態のときに前記タップ本体部を構成する複数の外面のうちの一の外面と面一に維持されるとともに、前記電源スイッチがオフ状態のときに前記タップ本体部の前記一の外面の位置よりも突出する位置とされることを要旨とする。
この発明によれば、電源スイッチがオン状態のときに、操作面とタップ本体部の一の外面とが面一となるため、電源スイッチがオン状態のときに操作面がタップ本体部の一の外面から突出する構造と比較して、テーブルタップの美観性が低下することを抑制することができるようになる。
(3)請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載のテーブルタップにおいて、前記栓刃挿通部と前記操作面とは、前記タップ本体部を構成する複数の外面のうちの互いに異なる外面にて設けられることを要旨とする。
この発明によれば、テーブルタップでは、プラグの栓刃が栓刃挿通部に挿入された状態にて、電源スイッチの操作面の押操作を行う場合がある。このときに栓刃挿通部と操作面とがタップ本体部の同一の外面に設けられた場合、プラグがあるために、操作面の押操作の操作性が低下してしまう。その点において、本発明では栓刃挿通部と操作面とがタップ本体部の異なる外面に設けられるため、操作面の押操作の操作性の低下を抑制することができるようになる。
(4)請求項4に記載の発明は、請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載のテーブルタップにおいて、前記タップ本体部には、前記電源スイッチのオン状態及びオフ状態を表示する表示部が設けられることを要旨とする。
この発明によれば、電源スイッチのオン状態のときとオフ状態のときとにおいて操作面の位置が変わらないため、電源スイッチがオン状態かオフ状態かが不明確な場合がある。その点において、本発明では、表示部を設けることにより、電源スイッチのオン状態及びオフ状態を明確に視認することができるようになる。
(5)請求項5に記載の発明は、請求項4に記載のテーブルタップにおいて、前記表示部は、前記タップ本体部を構成する複数の外面のうちの前記操作面が設けられる外面と同じ外面に設けられることを要旨とする。
この発明によれば、表示部と操作面とがタップ本体部の異なる外面に設けられる場合と比較して、操作面と表示部との対応の関係性が分かりやすくなるとともに、表示部を容易に視認することができる。
本発明によれば、複数の電源スイッチを有するテーブルタップにおいて、電源スイッチのオン状態及びオフ状態における美観性の低下を抑制するテーブルタップを提供することができる。
本発明のテーブルタップを具体化した第1の実施形態について、同テーブルタップの斜視構造を示す斜視図。 同実施形態のテーブルタップについて、同テーブルタップの正面構造、平面構造、下面構造及び側面構造を示す4面図。 同実施形態のテーブルタップについて、電源スイッチがオン状態及びオフ状態の場合における斜視構造を示す斜視図。 同実施形態のテーブルタップについて、図2のテーブルタップのX−X断面を示す断面図。 同実施形態の電源スイッチについて、(a)電源スイッチがオフ状態の断面構造を示す断面図、(b)同電源スイッチのX1−X1断面を示す断面図。 同実施形態の電源スイッチについて、(a)電源スイッチがオン状態の断面構造を示す断面図、(b)同電源スイッチのX1−X1断面を示す断面図。 同実施形態の電源スイッチについて、(a)〜(c)電源スイッチがオフ状態からオン状態、及びオン状態からオフ状態に推移するときのカムピンワイヤとハートカムとの関係を示す平面図。 本発明のテーブルタップを具体化した第2の実施形態について、同テーブルタップの斜視構造を示す斜視図。 同実施形態のテーブルタップについて、同テーブルタップの正面構造、平面構造、下面構造及び側面構造を示す4面図。 同実施形態のテーブルタップについて、電源スイッチがオン状態の側面構造を示す側面図。 従来のテーブルタップについて、同テーブルタップの斜視構造を示す斜視図。 従来のテーブルタップについて、同テーブルタップにおける両側の電源スイッチがオン状態であり、中央の電源スイッチがオフ状態のときの斜視構造を示す斜視図。 従来のテーブルタップについて、図12のテーブルタップのY−Y断面を示す断面図。 従来のテーブルタップについて、図12のテーブルタップの側面構造を示す側面図。
(第1の実施形態)
図1〜図7を参照して、本発明のテーブルタップを具体化した第1の実施形態について説明する。
図1に示すように、テーブルタップ1は、その外枠を構成する直方体状のタップ本体部10に外部電源からの電力供給を行うケーブル部20が接続されている。このタップ本体部10内には、プラグの栓刃との電気的導通を図る刃受部40と、押操作によりケーブル部20と刃受部40との電力供給の電気的導通(以下、「オン状態」)及び遮断(以下、「オフ状態」)を切り替える操作部31を有する電源スイッチ30とが収納されている。また、テーブルタップ1には、電源スイッチ30のオン状態及びオフ状態のそれぞれの状態を示す表示部50が設けられている。
以降では、タップ本体部10の長手方向を「長手方向」とし、タップ本体部10の短手方向を「短手方向」とし、長手方向及び短手方向に対して直交する方向を「上下方向」とする。長手方向において、ケーブル部20が配設される側を「奥側」とし、その反対側を「手前側」とする。また短手方向において、ケーブル部20が配設される側を「奥側」とし、その反対側を「手前側」とする。また上下方向において、電源スイッチ30の操作部31が設けられる側を「上側」とし、その反対側を「下側」とする。
図2に示すように、タップ本体部10は、上下方向の下側に向かい開口するカバー11と、上下方向の上側に向かい開口するボディ12とが互いに嵌合することにより構成されている。これらカバー11とボディ12とは、その外郭が互いに同一となるように形成されている。このタップ本体部10の各寸法の関係は、その長手方向の長さL1が最も大きく、次いで短手方向の長さL2、上下方向の高さL3の順に大きくなる(L1>L2>L3)。即ち、タップ本体部10は上下方向において扁平状に形成されている。そしてタップ本体部10の上下方向の上側には、操作部31が同タップ本体部10から露出する態様にて配設されている。
カバー11には、その上面11aに長手方向に所定間隔を介して3つの釦挿通部13が設けられている。これら釦挿通部13のそれぞれは、上下方向に貫通するとともに平面視において円形の貫通孔として形成されている。これら釦挿通部13のそれぞれには、電源スイッチ30の操作部31が挿通されている。また、カバー11の短手方向の手前側の第1側面11bには、上下方向の上側に向かい凹む凹形状の刃受部40を挿通するための第1刃受挿通部14が設けられている。
また、上面11aには、長手方向に所定間隔を介して3つの開口部17が設けられている。これら開口部17のそれぞれは、上下方向に貫通するとともに平面視において長方形の貫通孔として形成されている。これら開口部17のそれぞれは、各電源スイッチ30に対応したところにそれぞれ設けられている。具体的には、開口部17は、各電源スイッチ30に対して短手方向の手前側となるとともに、同電源スイッチ30の操作面31a5の中心C1と開口部17の中心C2とが長手方向に一致するところに設けられている。これら各開口部17には、透明な樹脂材料である表示カバー体18が固定されている。
また、カバー11の外面形状は以下の態様にて形成されている。
即ち、カバー11の上面11aにおける釦挿通部13及び開口部17以外の部位は、長手方向及び短手方向に沿った平面にて形成されている。また、カバー11の第1側面11bにおける第1刃受挿通部14以外の部位は、長手方向及び上下方向に沿った平面にて形成されている。そして第1側面11bに対して短手方向の反対側の第2側面11cは、長手方向及び上下方向に沿った平面にて形成されている。また、カバー11の長手方向の側面である第3側面11d及び第4側面11eは、短手方向及び上下方向に沿った平面にて形成されている。
ボディ12には、その短手方向の手前側の第1側面12bに上下方向の下側に向かい凹む凹形状の刃受部40を挿通するための第2刃受挿通部15が設けられている。これら第1刃受挿通部14及び第2刃受挿通部15により、タップ本体部10を短手方向に貫通する貫通孔であるとともに刃受部40を挿通する刃受挿通部16が構成されている。
また、ボディ12の外面形状は以下の態様にて形成されている。
即ち、ボディ12の上下方向の下側の面である下面12aは、長手方向及び短手方向に沿った平面にて形成されている。また、ボディ12の第1側面12bにおける第2栓刃挿通部15以外の部位は、長手方向及び上下方向に沿った平面にて形成されている。そして第1側面12bに対して短手方向の反対側の第2側面12cは、長手方向及び上下方向に沿った平面にて形成されている。また、ボディ12の長手方向の側面である第3側面12d及び第4側面12eは、短手方向及び上下方向に沿った平面にて形成されている。
次に、カバー11及びボディ12の各外面形状により、タップ本体部10の外面形状は以下の態様にて形成されている。
即ち、カバー11の上面11aがタップ本体部10の上面に相当するため、タップ本体部10の上面は平面形状にて形成されることになる。また、ボディ12の下面12aがタップ本体部10の下面に相当するため、タップ本体部10の下面は平面形状にて形成されることになる。また、第1側面11b,12b、第2側面11c,12c、第3側面11d,12d及び第4側面11e,12eがそれぞれタップ本体部10の側面に相当するため、タップ本体部10の側面はそれぞれ平面形状にて形成されることになる。
次に、図3を参照して、電源スイッチ30がオン状態及びオフ状態における外観について説明する。なお、図中の長手方向の手前側の1つの電源スイッチ30はオフ状態を示し、同図中の長手方向の中央及び奥側の2つの電源スイッチ30はオン状態を示している。
電源スイッチ30がオフ状態において、電源スイッチ30の操作部31の使用者が押操作するときに例えば使用者の指(不図示)が接触する操作面31a5は、その上下方向の位置がカバー11の上面11aの上下方向の位置と同一となるように形成されている。即ち操作面31a5とカバー11の上面11aとは面一となる。
一方、電源スイッチ30がオン状態において、操作面31a5は、電源スイッチ30がオフ状態から操作釦31aを押操作されるため、その上下方向の位置がカバー11の上面11aの上下方向の位置よりも下側となるように形成されている。
また、これら操作面31a5の外径R1は、タップ本体部10の短手方向の長さL1の略半分の大きさである。これにより、使用者が操作面31a5の押操作を容易に行うことができるため、電源スイッチ30の操作部31の押操作の操作性が向上するようになる。
また、長手方向の奥側の操作面31a5及び中央の操作面31a5の各中心C1を結んだ距離D1と、中央の操作面31a5及び長手方向の手前側の操作面31a5の各中心C1を結んだ距離D2とは互いに等しくなる。
刃受部40は、プラグの栓刃(不図示)を挿入するための栓刃挿通部41と、栓刃挿通部41より短手方向の奥側に配置されるとともに栓刃を保持する刃受部材(不図示)とにより構成されている。
栓刃挿通部41には、刃受挿通部16に取り付けられる本体部41aと、同本体部41aに設けられるとともに栓刃を挿入するための短手方向に貫通した貫通孔である栓刃挿入口41bとにより構成されている。
表示部50には、電源スイッチ30との間の電気的導通及び遮断を電源スイッチ30の操作部31の押操作に連動して切り替えられる接触子(不図示)が設けられている。この接触子において電源スイッチ30の反対側の端部には、接触及び離間を切り替えることにより電気的導通及び遮断が切り替えられる回路基板(不図示)が配設されている。そして、この回路基板には、ネオンランプ等のランプ(不図示)が実装されている。以上の構成により、電源スイッチ30がオン状態となるときには、接触子と回路基板とが接触することによりランプが点灯するようになる。一方、電源スイッチ30がオフ状態となるとには、接触子と回路基板とが離間することによりランプが消灯するようになる。
したがって、使用者は、電源スイッチ30がオン状態のときには、カバー11の表示カバー体18を介してランプの点灯を視認することにより、電源スイッチ30がオン状態であることを認識することができる。また、使用者は、電源スイッチ30がオフ状態のときには、表示カバー体18を介してランプの消灯を確認することにより、電源スイッチ30がオフ状態であることを認識することができる。
図4に示すように、電源スイッチ30は、操作部31を上下方向に押操作する押釦式スイッチであり、オン状態にするために一度操作部31を押操作された後にはオン状態が維持され、オフ状態にするために一度操作部31を押操作された後にはオフ状態が維持される、いわゆるオルタネイト動作方式が用いられている。そして、電源スイッチ30は、操作釦31aが押操作された後には、操作釦31aがその状態が維持され、再び操作釦31aが押操作された後には、操作釦31aが元の位置に戻るロック式が用いられている。この電源スイッチ30は、回路基板32上に配置される外枠を構成するケース33と、同ケース33内に収納される上述の操作部31、端子部34及び開閉部35とにより構成されている。
操作部31には、外側円筒部31a1及び同外側円筒部31a1の上端部から蓋をする蓋部31a2を一体に構成される操作釦31aが設けられている。この操作釦31aの外側円筒部31a1より内部には、同心円状の内側円筒部31a3が設けられている。蓋部31a2の下面における内側円筒部31a3及び外側円筒部31a1との間には、外側円筒部31a1に収納される態様にて外側コイルばね31bが取り付けられている。
外側円筒部31a1の上下方向の下部には、ハートカム31a4が設けられている。このハートカム31a4には、操作釦31aの上下方向の移動を規制するカムピンワイヤ31cが取り付けられている。このカムピンワイヤ31cは、上下方向からの平面視において略C形状に形成されている。なお、操作面31a5は、蓋部31a2の上下方向の上面として設けられている。
回路基板32には、その上面32aに刃受部と電気的に接続される刃受側ランド32bと、ケーブル部20と電気的に接続されるケーブル側ランド32cとが設けられている。これらは刃受側ランド32b及びケーブル側ランド32cは例えば銅箔により構成されている。
ケース33には、操作部31の外側円筒部31a1と近接するとともに同外側円筒部31a1を挿通可能とする外側周壁部33aと、同外側周壁部33aより内部に設けられる内側周壁部33bとが設けられている。この内側周壁部33bには、同内側周壁部33bの外周面に外側コイルばね31bが嵌合する態様にて取り付けられている。
端子部34には、ケーブル部20と接続するケーブル接続端子34aと、刃受部40と接続する刃受接続端子(不図示)とが設けられている。ケーブル接続端子34aは、3つの電源スイッチ30に設けられるケーブル接続端子を共通の単一部材として構成されている。これらケーブル接続端子34aと刃受接続端子とは、それぞれケーブル側ランド32cと刃受側ランド32bとに電気的に接続されている。これにより、ケーブル部20の電力は、ケーブル接続端子34aを介してケーブル側ランド32cに供給される。また、プラグの栓刃は、刃受接続端子と嵌合することにより、同刃受接続端子を介して刃受側ランド32bと電気的に接続される。
開閉部35は、操作釦31aに取り付けられる第1開閉部35aと、第1開閉部35aの上下方向の下側に設けられるとともに回路基板32に取り付けられる第2開閉部35bとにより構成されている。
第1開閉部35aには、蓋部31a2の下面における内側円筒部31a3より内部において同内側円筒部31a3内に収納される内側コイルばね35cと、同内側コイルばね35cに取り付けられる第1押圧部材35dとが設けられている。
第1押圧部材35dは、内側コイルばね35cを収納する円筒部35d1が設けられている。この円筒部35d1の上下方向の下端部には、同円筒部35d1を上下方向の下側より蓋をするとともに第2押圧部材35eを押圧するための押圧部35d2が設けられている。
第2開閉部35bには、回路基板32の上面32aに設けられるとともに、第1押圧部材35dの作用により上下方向に移動可能となる第2押圧部材35eと、第2押圧部材35eの下面に取り付けられる導電性部材の導通部材35fとが設けられている。
導通部材35fは、刃受側ランド32b及びケーブル側ランド32cの両方ともに接触可能な面積を有する下面35f1が設けられている。即ち、導通部材35fは、刃受側ランド32bとケーブル側ランド32cとを互いに導通する役割を果たしている。
第2押圧部材35eは、回路基板32の上面32aに設けられる円環状の基部35e1が設けられている。この基部35e1には、同基部35e1の上下方向の上部から内部に向かい延びる円環状の支持部35e2が設けられている。この支持部35e2の内縁には、第1押圧部材35dの押圧部35d2と接触する被押圧部35e3が設けられている。導通部材35fは、この被押圧部35e3の下面に取り付けられている。
次に、図5及び図6を参照して、電源スイッチ30のオフ状態とオン状態との態様について説明する。図5は、電源スイッチ30がオフ状態を示し、図6は、電源スイッチ30がオン状態を示し、図中の破線は操作釦31aがオフ状態の位置を示している。
図5(a)に示すように、電源スイッチ30がオフ状態のときには、第1押圧部材35dと第2押圧部材35eとが上下方向に所定間隔を介して離間した状態となる。これにより、第2押圧部材35eが第1押圧部材35dに押圧されていないため、導通部材35fと刃受側ランド32b及びケーブル側ランド32cとが上下方向に所定間隔を介して離間した状態となる。したがって、刃受側ランド32bとケーブル側ランド32cとは互いに離間した状態となり、ケーブル接続端子34a(図4参照)と刃受接続端子とは互いに電気的に遮断された状態となる。
図5(b)に示すように、操作釦31aの外側円筒部31a1の上下方向の下端部には、外側に向かい突出する係合突起部31a6が設けられている。この係合突起部31a6は、外側円筒部31a1の周方向において所定間隔を介して2つ設けられている。また、ケース33の外側周壁部33aには、上記係合突起部31a6と係合するための係合溝33a1が設けられている。
これら係合突起部31a6と係合溝33a1との係合関係により、外側コイルばね31bの上下方向の上側へ付勢する力に対して、操作釦31aの上下方向の位置が維持されている。具体的には、係合突起部31a6の上面が係合溝33a1の下面と接触することにより、外側コイルばね31bの上記付勢する力が受け止められている。これにより、操作釦31aの上下方向の位置が維持されるようになる。
また、第1押圧部材35dの円筒部35d1の上下方向の中央部には、外側に向かい突出する円環状の係合突起35d3が設けられている。また、操作釦31aの内側円筒部31a3には、上記係合突起35d3と係合するための係合溝31a7が設けられている。これにより、内側コイルばね35cの上下方向の下側へ付勢する力に対して第1押圧部材35dの操作釦31aに対する上下方向の位置が維持されている。具体的には、係合突起35d3の下面が係合溝31a7の上面と接触することにより、内側コイルばね35cの上記付勢する力が受け止められている。これにより、第1押圧部材35dの上下方向の位置が維持されるようになる。
一方、図6(a)に示すように、電源スイッチ30がオン状態のときには、第1押圧部材35dが第2押圧部材35eを上下方向の下側に押圧した状態となる。これにより、第2押圧部材35eが上下方向の下側に移動するため、導通部材35fと刃受側ランド32b及びケーブル側ランド32cとが互いに接触した状態となる。したがって、刃受側ランド32bとケーブル側ランド32cとの電気的導通がなされた状態となり、ケーブル接続端子34a(図4参照)と刃受接続端子とは互いに電気的導通がなされた状態となる。
また、カバー11の釦挿通部13には、上下方向の下側に延設される下側円筒部13aが設けられている。ここで、下側円筒部13aの内周面にて規定される内径の大きさは、ケース33の外側周壁部33aの内周面にて規定される内径の大きさと略同一である。そして、これら下側円筒部13a及び外側周壁部33aは、操作釦31aの外側円筒部31a1と近接するように設けられている。これにより、使用者が操作釦31aを押操作するときに、操作釦31aが上下方向に対して傾こうとしても下側円筒部13a及び外側周壁部33aと接触することにより、その傾きが規制される。これにより、操作部31の操作性を向上させることができるようになる。
図6(b)に示すように、この状態においては、操作釦31aの押操作により外側ばね31bが圧縮されるため、操作釦31aの係合突起部31a6の上面とケース33の係合溝33a1の下面との上下方向の間には、所定の間隔が形成されている。また、第1押圧部材35dの第2押圧部材35eへの押圧の反力により内側ばね31cが圧縮されるため、操作釦31aの係合溝31a7の上面と第1押圧部材35dの係合突起35d3との上下方向の間には、所定の間隙が形成されている。これらの状態が維持されることにより、操作面31a5がカバー11の上面11aより上下方向の下側に位置する状態が維持されるようになる。
次に図7を参照して、電源スイッチ30のオフ状態及びオン状態の移行に伴うハートカム31a4とカムピンワイヤ31cとの態様について説明する。図7(a)及び図7(b)は、電源スイッチ30がオフ状態のときからオン状態に推移するときのハートカム31a4とカムピンワイヤ31cとの態様について示し、図7(c)は、電源スイッチ30がオン状態からオフ状態に推移するときのハートカム31a4とカムピンワイヤ31cとの態様について示している。
図7(a)に示すように、電源スイッチ30がオフ状態においては、カムピンワイヤ31cは、ハートカム31a4の上下方向の下側に位置している。そして、操作釦31aの押操作に伴い、ハートカム31a4が上下方向の下側に移動するため、カムピンワイヤ31cは、ハートカム31a4の第1係止点CP1に位置するようになる。
図7(b)に示すように、操作釦31aの押操作後には、外側コイルばね31b(図6参照)の上下方向の上側へ付勢する力によりハートカム31a4が上下方向の上側に移動する。これに伴い、カムピンワイヤ31cは、ハートカム31a4の上下方向の下側の位置からハートカム31a4の中央部に設けられた段差部31a8に当接した状態にて位置するようになる。これにより、外側コイルばね31bの上記付勢する力は、カムピンワイヤ31cと段差部31a8とにより受け止められている。したがって、操作釦31aの上下方向の位置は、維持されるようになる(即ち、操作釦31aは、図6の状態が維持されるようになる)。これにより、電源スイッチ30のオン状態が維持されるようになる。
図7(c)に示すように、図7(b)の状態から再び操作釦31aの押操作を行うと、ハートカム31a4が上下方向の下側に移動するため、カムピンワイヤ31cは、段差部31a8からハートカム31a4に設けられた第2係止点CP2に位置するようになる。そして、操作釦31aの押操作後において、使用者が操作面31a5から指を離すと、外側コイルばね31bの上下方向の上側へ付勢する力によりハートカム31a4が上下方向の上側に移動する。これに伴い、カムピンワイヤ31cは、第2係止点CP2から図7(a)の状態であるハートカム31a4の上下方向の下側に位置するようになる。これにより、電源スイッチ30のオフ状態が維持されるようになる。
次に、図1〜図3と図13及び図14を参照して、本実施形態のテーブルタップ1と従来のテーブルタップ100との電源スイッチの操作部の比較について説明する。
図13を参照して、従来のテーブルタップ100の電源スイッチ120の構造について説明する。
この電源スイッチ120は、揺動ハンドル160が押操作により揺動し、同電源スイッチ120のオン状態及びオフ状態が切り替えられるタンブラ式の電源スイッチである。この電源スイッチ120は、外枠を構成する本体部130と、同本体部130に収納される端子部140及び開閉部150と、同電源スイッチ120の押操作を行う操作部である揺動ハンドル160とにより構成されている。
端子部140には、テーブルタップ100のケーブル部101に接続されるケーブル接続端子141と、刃受部に接続される刃受接続端子142とが設けられている。
開閉部150には、刃受接続端子142に接触するとともにケーブル接続端子141と接触及び離間を切り替える断面U字形状の開閉素子151が設けられている。この開閉素子151にはコイルばね152の上下方向の下部が嵌合されている。このコイルばね152の上下方向の上端部には、揺動ハンドル160が取り付けられている。
この電源スイッチ120がオフ状態のときには、図中の中央の電源スイッチ120に示すように、揺動ハンドル160が長手方向の奥側に向かうにつれて上下方向の下側に向かい傾斜する態様となっている。この揺動ハンドル160の傾斜に伴いコイルばね152が長手方向の手前側に向かうにつれて上下方向の下側に向かい傾斜するようになる。このコイルばね152を嵌合している開閉素子151は、このコイルばね152の傾斜に伴いその上下方向の上端部が長手方向の手前側に傾斜する。これにより、開閉素子151とケーブル接続端子141とが離間するようになる。したがって、ケーブル接続端子141と刃受接続端子142とが離間し、電気的に遮断されるようになる。
この電源スイッチ120がオン状態のときには、図中の長手方向の両側の電源スイッチ120に示すように、揺動ハンドル160が長手方向の手前側に向かうにつれて上下方向の下側に向かい傾斜する態様となっている。この揺動ハンドル160の傾斜に伴いコイルばね152が長手方向の奥側に向かうにつれて上下方向の下側に向かい傾斜するようになる。このコイルばね152の傾斜に伴い開閉素子151はその上下方向の上端部が長手方向の奥側に傾斜する。これにより、開閉素子151とケーブル接続端子141とが接触するようになる。したがって、ケーブル接続端子141と刃受接続端子142とが接触し、電気的導通がなされるようになる。
ところで、揺動ハンドル160の押操作を行うためには、揺動ハンドル160を開閉素子151がケーブル接続端子141と接続または離間するまで回動させる必要があり、使用者は揺動ハンドル160の長手方向の端部を押操作しなければならない。このような操作態様では、図14に示すように、電源スイッチ120のオン状態及びオフ状態に係わらず、揺動ハンドル160がタップ本体部110の上面111から所定量H1だけ突出する構造でなければ、その押操作が困難である。しかしながら、このように揺動ハンドル160をタップ本体部110の上面111から所定量H1だけ突出させる構造とする場合、テーブルタップ100の外観の美観性が低下してしまう問題があった。さらに、上述の構造では、揺動ハンドル160に対して使用者の指や物等が接触しやすくなるため、揺動ハンドル160を誤動作してしまう問題もあった。
また、例えば図12に示すように、3つの電源スイッチ120のうちの長手方向の両側の電源スイッチ120がオン状態であり、長手方向の中央の電源スイッチ120がオフ状態の場合では、隣り合う揺動ハンドル160の傾斜具合が異なってしまう。そのため、テーブルタップ100の美観性がさらに低下してしまう問題があった。これは図12のような電源スイッチ120のオン状態及びオフ状態に限定されることなく、電源スイッチ120のオン状態及びオフ状態における他の場合においても同様のことが言える。
その点において、本実施形態では、図1及び図2に示すように、電源スイッチ30がオフ状態において、操作面31a5とカバー11の上面11aとが面一の構造となるため、電源スイッチ30がオフ状態において上記外観の美観性の低下及び上記揺動ハンドル160の誤動作の両方ともを抑制することができるようになる。
また、特に本実施形態では、図1及び図3に示すように、電源スイッチ30のオン状態及びオフ状態において、操作釦31aが上面11aから上下方向の上側に突出することがないため、上記揺動ハンドル160の誤動作のような操作部31の誤動作を確実に抑制することができるようになる。
本実施形態のテーブルタップによれば、以下の効果を奏することができる。
(1)本実施形態によれば、電源スイッチ30として押釦式スイッチを用い、この電源スイッチ30の操作面31a5は、電源スイッチ30がオフ状態のときに上面11aと面一となる構成である。この構成によれば、電源スイッチ30がオフ状態のときに、操作面31a5と上面11aとが面一となるため、電源スイッチ30がオフ状態のときに操作面31a5が上面11aから突出する構造または凹む構造と比較して、テーブルタップ1の美観性が低下することを抑制することができるようになる。
また、テーブルタップ100の電源スイッチ120のようなタンブラ式スイッチでは、揺動ハンドル160の傾斜方向が変化するが、この揺動ハンドル160の傾斜が対象性を有しているため、揺動ハンドル160の傾斜方向と電源スイッチ120のオン状態及びオフ状態との関係性が認識しにくい問題がある。その点において、電源スイッチ30のオン状態及びオフ状態において操作面31a5の上面11aに対する位置が異なることにより、同操作面31a5の上面11aに対する位置を視認することができる。したがって、電源スイッチ30のオン状態及びオフ状態との判別を容易に確認することができるようになる。
(2)本実施形態によれば、操作面31a5と栓刃挿通部41とがタップ本体部10の異なる面に設けられている。したがって、操作面31a5と栓刃挿通部41とがタップ本体部10の同一の面に設けられる構成と比較して、操作面の押操作の操作性の低下を抑制することができるようになる。
(3)本実施形態によれば、電源スイッチ30のオン状態及びオフ状態を示す表示部50が設けられている。したがって、本実施形態のような操作面31a5の上下方向の位置が電源スイッチ30のオフ状態及びオン状態において同一である構造であっても、電源スイッチのオン状態及びオフ状態を明確に視認することができるようになる。
(4)本実施形態によれば、タップ本体部10において操作面31a5と表示部50とが同一の面に設けられている。したがって、表示部50と操作面31a5とがタップ本体部10の異なる面に設けられる場合と比較して、操作面31a5と表示部50との対応の関係性が分かりやすくなる。その上、操作面31a5の付近に表示部50が設けられることとなるため、使用者が同表示部50を視認し易くなる。
(5)本実施形態によれば、タップ本体部10の上面11aの面積が各側面の面積と比較して大きく形成されるとともに、同上面11aに操作面31a5が設けられている。したがって、タップ本体部10の側面に操作面31a5が設けられる構成と比較して、操作面31a5の面積を大きく形成することができるようになり、これに起因して使用者が操作面31a5を押操作する操作性を向上させることができるようになる。
また、一般にテーブルタップ1は、机等に上面11aが鉛直方向の上側となる態様にて配置されることが多い。このような場合において、上面11aに操作面31a5が設けられることにより、使用者が操作面31a5の押操作の操作性を向上させることができるようになる。
(6)本実施形態によれば、操作面31a5の外径R1は、カバー11の短手方向の長さL1の略半分に形成されている。したがって、操作面31a5が大きく形成されることとなり、使用者が操作面31a5を押操作しやすくなる。
(7)本実施形態によれば、長手方向の奥側の操作面31a5の中心と中央の操作面31a5の中心とを結んだ距離D1と、長手方向の手前側の操作面31a5の中心と中央の操作面31a5の中心とを結んだ距離D2とが互いに等しくなるように各操作面31a5が配設されている。したがって、上記距離D1,D2が互いに異なる場合と比較して、テーブルタップ1の外観の美観性の低下を抑制することができるようになる。
(8)本実施形態によれば、電源スイッチ30の操作釦31aの外側円筒部31a1の内部には、同外側円筒部31a1に近接する態様にて外側コイルばね31bが設けられている。したがって、操作釦31aは、同操作釦31aを押操作するときに外側コイルばね31bの圧縮に伴い上下方向の下側に移動するため、操作面31a5のどの部分を押操作しても同様の操作感触が得られるようになる。したがって、操作部31の操作性を向上させることができるようになる。
(9)本実施形態によれば、操作面31a5の中心C1と表示部50の中心C2とが長さ方向において同一となる構成である。したがって、上記中心C1,C2の長さ方向の位置が互いに異なる構成と比較して、テーブルタップ1の外観の美観性の低下を抑制することができるようになる。
(10)本実施形態によれば、ケーブル部20の短手方向の位置と、操作面31a5の短手方向の位置とが略同一となる構成である。したがって、ケーブル部20と操作面31a5の短手方向の位置が互いに異なる場合と比較して、ケーブル接続端子34aの形状を簡単化することができる。
(第2の実施形態)
図8〜図10を参照して、本発明のテーブルタップを具体化した第2の実施形態について説明する。なお、本実施形態では、第1の実施形態と比較して、電源スイッチ30がオン状態及びオフ状態における操作面31a5の上下方向の位置が異なっている。以下、本実施形態において、第1の実施形態と同一部位については同一符号を用い、その説明を省略する。
図8及び図9に示すように、テーブルタップ1は、電源スイッチ30がオフ状態において、操作面31a5がタップ本体部10の上面であるカバー11の上面11aよりも上下方向の上側に突出している。
図10に示すように、図9の状態から操作釦31aを押操作することにより、電源スイッチ30がオン状態としたとき、操作面31a5とカバー11の上面11aとは面一となっている。
以上により、本実施形態では、電源スイッチ30がオン状態において、図13及び図14に示す従来構造のテーブルタップ100において発生していた外観の美観性の低下及び揺動ハンドル160の誤動作の両方ともを抑制することができるようになる。
また、電源スイッチ30として押釦式スイッチを用いているため、操作部31は上下方向のみの移動となる。したがって、電源スイッチ30は、電源スイッチ120の揺動ハンドル160を回動させるために必要であったタップ本体部110の上面111から突出する所定量H1を省略することができる。その結果、電源スイッチ30は、タンブラ式スイッチと比較して、カバー11の上面11a(タップ本体部10の上面)からの突出量H2(図9参照)を上記所定量H1よりも小さく設定することができる。これにより、電源スイッチ30がオフ状態においても、上記揺動ハンドル160の誤動作を抑制することができるようになる。
また、操作釦31aは上下方向の移動のみであるため、操作釦31aの位置が互いに異なったとしても、図14のような従来の電源スイッチ120のオン状態及びオフ状態の違いに起因する揺動ハンドル160の傾斜具合の違いによる美観性の低下を抑制することができるようになる。
本実施形態によれば、第1の実施形態の効果(2)〜(10)に準じた効果に加え、以下の効果を奏することができる。
(11)本実施形態によれば、電源スイッチ30として押釦式スイッチを用い、この電源スイッチ30の操作面31a5は、電源スイッチ30がオン状態のときに上面11aと面一となる構成である。この構成によれば、電源スイッチ30がオン状態のときに、操作面31a5と上面11aとが面一となるため、電源スイッチ30がオン状態のときに操作面31a5が上面11aから突出する構造または凹む構造と比較して、テーブルタップ1の美観性が低下することを抑制することができるようになる。
また、テーブルタップ100の電源スイッチ120のようなタンブラ式スイッチでは、揺動ハンドル160の傾斜方向が変化するが、この揺動ハンドル160の傾斜が対象性を有しているため、揺動ハンドル160の傾斜方向と電源スイッチ120のオン状態及びオフ状態との関係性が認識しにくい問題がある。その点において、電源スイッチ30のオン状態及びオフ状態において操作面31a5の上面11aに対する位置が異なることにより、同操作面31a5の上面11aに対する位置を視認することができる。したがって、電源スイッチ30のオン状態及びオフ状態との判別を容易に確認することができるようになる。
(その他の実施形態)
本発明のテーブルタップは、上記各実施形態に限定されることなく、例えば以下の変更が可能である。また、以下の変形例は、上記各実施形態についてのみ適用されるものでなく、異なる変形例同士を互いに組み合わせて実施する場合にも適用することもできる。
・上記各実施形態では、電源スイッチ30の操作部31の操作釦31aの操作面31a5とは各別に表示部50が設けられたが、操作面31a5と表示部50との配設関係はこれに限定されることはない。例えば、操作面31a5の一部に表示部50が設けられる構成とすることもできる。
・上記各実施形態では、操作面31a5と表示部50とがタップ本体部10の同一の面に設けられたが、操作面31a5と表示部50とはタップ本体部10の異なる面に設けることもできる。
・上記各実施形態では、テーブルタップ1に表示部50が設けられたが、この表示部50は省略することもできる。
・上記各実施形態では、操作面31a5と栓刃挿通部41とがタップ本体部10の異なる面に設けられたが、操作面31a5と栓刃挿通部41とはタップ本体部10の同一の面に設けることもできる。
・第1の実施形態では、電源スイッチ30がオフ状態において、タップ本体部10のカバー11の上面11aと操作面31a5とが面一となり、電源スイッチ30がオン状態において、上面11aよりも操作面31a5が上下方向の下側に配置される構成であったが、本発明はこれに限定されることはない。例えば、電源スイッチ30がオフ状態において、上面11aよりも操作面31a5が上下方向の下側に配置され、電源スイッチ30がオン状態において、上面11aと操作面31a5とが面一となる構成とすることもできる。
・第2の実施形態では、電源スイッチ30がオン状態において、タップ本体部10のカバー11の上面11aと操作面31a5とが面一となり、電源スイッチ30がオフ状態において、上面11aよりも操作面31a5が上下方向の上側に配置される構成であったが、本発明はこれに限定されることはない。例えば、電源スイッチ30がオン状態において、上面11aよりも操作面31a5が上下方向の上側に配置され、電源スイッチ30がオフ状態において、上面11aと操作面31a5とが面一となる構成とすることもできる。
・上記各実施形態では、操作面31a5の形状が平面視において円形であったが、操作面31a5の形状はこれに限定されることはない。操作面31a5は多角形状とすることもできる。
・上記各実施形態では、電源スイッチ30及び刃受部40がそれぞれ3つ設けられたが、電源スイッチ30及び刃受部40の個数はこれに限定されることはない。電源スイッチ30及び刃受部40が少なくとも1個設けられていればよい。
・本実施形態では、電源スイッチ30の操作釦31aが、例えばオン状態にするために一度押操作されたときには、そのままオン状態が維持される、いわゆるオルタネイト動作方式の電源スイッチであったが、本発明の電源スイッチはこれに限定されることはない。例えばオン状態にするために操作釦31aが押操作されている期間においてオン状態が維持され、押操作が中断されたときにはオフ状態となる、いわゆるモーメンタリ動作方式の電源スイッチとすることもできる。
・上記各実施形態において、タップ本体部10の一表面と操作面31a5とが面一となる構成としたが、ここで言う「面一」とは、上記一表面と操作面31a5とが完全な同一平面上に形成されることのみではない。組立誤差や各部品の成形誤差等の製造上の誤差により、上記一表面と操作面31a5とが上下方向において多少のずれがあることも含む。
CP1…第1係止点、CP2…第2係止点、1…テーブルタップ、10…タップ本体部、11…カバー、11a…上面、11b…第1側面、11c…第2側面、11d…第3側面、11e…第4側面、12…ボディ、12a…第1側面、12b…第2側面、12c…第3側面、12d…第4側面、13…釦挿通部、14…第1刃受挿通部、15…第2刃受挿通部、16…刃受挿通部、17…表示挿通部、18…表示カバー体、20…ケーブル部、30…電源スイッチ、31…操作部、31a…操作釦、31a1…外側円筒部、31a2…蓋部、31a3…内側円筒部、31a4…ハートカム、31a5…操作面、31a6…係合突起部、31a7…係合溝、31a8…段差部、31b…外側コイルばね、31c…カムピンワイヤ、32…回路基板、32a…上面、32b…刃受側ランド部、32c…ケーブル側ランド部、33…ケース、33a…外側周壁部、33b…内側周壁部、34…端子部、34a…ケーブル接続端子、35…開閉部、35a…第1開閉部、35b…第2開閉部、35c…内側コイルばね、35d…第1押圧部材、35d1…円筒部、35d2…押圧部、35e…第2押圧部材、35e1…基部、35e2…支持部、35e3…被押圧部、35f…導通部材、35f1…下面、40…刃受部、41…栓刃挿通部、41a…本体部、41b…栓刃挿入口、50…表示部。

Claims (5)

  1. 外枠を構成するタップ本体部と、同タップ本体部に設けられるとともにプラグの栓刃を挿入する栓刃挿入口を有する栓刃挿通部と、前記タップ本体部に接続されるとともに外部電源と接続するケーブル部と、前記タップ本体部に収納されるとともに前記ケーブル部から前記栓刃挿通部への電力供給のオン状態及びオフ状態を切り替える複数の電源スイッチとを備えるテーブルタップにおいて、
    前記電源スイッチとして、押操作するための操作釦を有し、前記操作釦が押操作された後には同操作釦が押操作された後の状態に維持され、再び前記操作釦が押操作された後には同操作釦が元の位置に戻るロック式の押釦式スイッチが用いられ、
    前記操作釦において使用者が押操作するときに接触する操作面は、前記電源スイッチがオフ状態のときに前記タップ本体部を構成する複数の外面のうちの一の外面と面一となるとともに、前記電源スイッチがオン状態のときに前記タップ本体部の前記一の外面の位置よりも凹む位置に維持される
    ことを特徴とするテーブルタップ。
  2. 外枠を構成するタップ本体部と、同タップ本体部に設けられるとともにプラグの栓刃を挿入する栓刃挿入口を有する栓刃挿通部と、前記タップ本体部に接続されるとともに外部電源と接続するケーブル部と、前記タップ本体部に収納されるとともに前記ケーブル部から前記栓刃挿通部への電力供給のオン状態及びオフ状態を切り替える複数の電源スイッチとを備えるテーブルタップにおいて、
    前記電源スイッチとして、押操作するための操作釦を有し、前記操作釦が押操作された後には同操作釦が押操作された後の状態に維持され、再び前記操作釦が押操作された後には同操作釦が元の位置に戻るロック式の押釦式スイッチが用いられ、
    前記操作釦において使用者が押操作するときに接触する操作面は、前記電源スイッチがオン状態のときに前記タップ本体部を構成する複数の外面のうちの一の外面と面一となる位置に維持されるとともに、前記電源スイッチがオフ状態のときに前記タップ本体部の前記一の外面の位置よりも突出する位置とされる
    ことを特徴とするテーブルタップ。
  3. 請求項1または請求項2に記載のテーブルタップにおいて、
    前記栓刃挿通部と前記操作面とは、前記タップ本体部を構成する複数の外面のうちの互いに異なる外面にて設けられる
    ことを特徴とするテーブルタップ。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載のテーブルタップにおいて、
    前記タップ本体部には、前記電源スイッチのオン状態及びオフ状態を表示する表示部が設けられる
    ことを特徴とするテーブルタップ。
  5. 請求項4に記載のテーブルタップにおいて、
    前記表示部は、前記タップ本体部を構成する複数の外面のうちの前記操作面が設けられる外面と同じ外面に設けられる
    ことを特徴とするテーブルタップ。
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