JP5191375B2 - ビニルスルホン酸重合体の製造方法 - Google Patents
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Description
(Rは水素原子又は低級アルキル基を表す。R1、R2は、同一又は異なって、水素原子又は低級アルキル基を表す)
で表されるアミド化合物の存在下にビニルスルホン酸を光重合させるビニルスルホン酸単独重合体の製造方法であって、
前記アミド化合物の量が、ビニルスルホン酸1モルに対し0.4モル以上2.5モル以下
である方法。
(Rは水素原子又は低級アルキル基を表す。R1、R2は、同一又は異なって、水素原子又は低級アルキル基を表す)
で表されるアミド化合物の存在下にビニルスルホン酸に紫外線を照射して重合させるビニルスルホン酸単独重合体の製造方法であって、
前記アミド化合物の量が、ビニルスルホン酸1モルに対し0.4モル以上2.5モル以下
である方法。
本発明におけるビニルスルホン酸重合体の製造方法は、特定のアミド化合物の存在下にビニルスルホン酸を光重合させることを特徴とする。
本発明のアミド化合物は、下記一般式
R-C(=O)-NR1R2
(Rは水素原子又は低級アルキル基を表す。R1、R2は、同一又は異なって、水素原子又は低級アルキル基を表す)
で表される。
本発明においては、アミド化合物を特定量存在させることで、ビニルスルホン酸の光重合を促進させる。
本発明は、更に上記製造方法によって得られるビニルスルホン酸単独重合体を提供する。
20mlのサンプル瓶内で、VSA(旭化成ファインケム株式会社製)2gとDMF(片山化学社製 試薬特級)1gを混合した後、UV照射機を用いて360nmの紫外線を照射した。重合温度35〜45℃で1時間重合後、系内は透明樹脂状の固体となった。生成物をGPC(A条件)で測定したところ、重合率は85%であり、分子量2,000以上の重合物の生成割合は80%であった。他は分子量約400の重合物であった。
DMFの量を2gとする以外は、実施例I−1と同様に重合を行った。4時間後、系内は水飴状となった。生成物をGPC(A条件)で測定したところ、重合率は37%であり、分子量約2,000以上の重合物の生成割合は22%、他は分子量約400の重合物であった。
VSAの量を10gとし、DMFの量を2.7gとし、UVに代えて自然光を照射する以外は、実施例I−1と同様に重合を行った。6時間後、系内は流動性が無い状態となった。生成物をGPC(A条件)で測定したところ、重合率は51%であり、分子量約2,000以上の重合物の生成割合は50%であった。
攪拌機を備えた300mLの四つ口フラスコで、100gのVSAを40gのDMFと混合し、攪拌しながら自然光を12時間照射した。生成物をGPC(A条件)で測定したところ、重合率は61%であり、分子量約2,000以上の重合物の生成割合は60%であった。
VSAの量を2.3gとし、DMFの量を4.0gとする以外は、実施例I−1と同様の重合を行った。4時間後、系内はわずかに粘度が上昇した状態になった。
攪拌機を備えた300mLの四つ口フラスコで、30gのVSAを60gのDMFと混合し、ラジカル重合開始剤である0.03gのアゾビスイソブチロニトリル(以下、「AIBN」ともいう)を添加して60〜90℃で、暗所で重合を行った。
攪拌機を備えた300mLの四つ口フラスコで、30gのVSAを60gの水と混合し、0.2gのAIBNを添加して60〜90℃で、暗所で重合を行った。10時間後GPC(A条件)で測定したところ、重合率は54%であり、分子量約200の重合物のみであった。重合物は褐色に着色した。
20mLのサンプル瓶内で、10gのVSAを室温で自然光のもと重合を行った。6時間後GPC(A条件)で測定したところ、重合率は1%であり、分子量約400の重合物のみであった。
DMFを全く添加しない以外は、実施例I−1と同様に重合を行った。4時間後、GPC(A条件)で測定したところ全く重合は進行していなかった。
VSAの量を5gとし、DMFの量を0.5gとする以外は、実施例I−1と同様に重合を行った。2時間後、系内の粘度が僅かに上昇した状態となった。生成物をGPC(A条件)で測定したところ、重合率は1%であり、分子量約400の重合物のみであった。
DMFの量を4gとする以外は、実施例I−1と同様に重合を行った。4時間後、系内は透明樹脂状の固体となった。
DMFの量を6gとする以外は、実施例I−1と同様に重合を行った。4時間後、系内は粘度がやや上昇した状態となった。
VSAの量を5gとし、DMFの量を1gとする以外は、実施例I−1と同様に重合を行った。2時間後、系内は透明樹脂状の固体となった。生成物をGPC(A条件)で測定したところ、重合率は2%であり、分子量約400の重合物のみであった。
重合管で、10gのVSAを10gの水と混合し、0.2gのAIBNを添加して、十分に減圧脱気封管後、60℃で、暗所で重合を行った。
重合管で、10gのVSAを10gの水と混合し、0.2gの過硫酸アンモニウム(以下、「APS」ともいう)を添加して、十分に減圧脱気封管後、60℃で、暗所で重合を行った。
10mm×10mm×43mmの石英製セル内で、VSA1gとDMF0.5gを混合した後、UV照射器(アサヒスペクトラ社製MAX302)を用いて250〜370nmの紫外線を照射した。
DMF0.5gをN−メチルホルムアミド0.5gとする以外は、実施例II−1と同様に重合を行った。UV照射20分後、系内は薄黄色透明の樹脂状の固体になった。生成物をGPC(B条件)で測定したところ、重合率は88%であり、得られた重合物は全て分子量20,000以上であって、その平均分子量は約41,000であった。
DMF0.5gをホルムアミド0.5gとする以外は、実施例II−1と同様に重合を行った。UV照射20分後、系内は薄黄色透明の更に堅い樹脂状の固体になった。生成物をGPC(B条件)で測定したところ、重合率は62%であり、得られた重合物は全て分子量20,000以上であって、その平均分子量は約62,000であった。
DMF0.5gをN,N−ジエチルホルムアミド0.5gとする以外は、実施例II−1と同様に重合を行った。UV照射20分後、系内は薄黄色透明の粘調な液体になった。生成物をGPC(B条件)で測定したところ、重合率は24%であり、得られた重合物は全て分子量20,000以上であって、その平均分子量は約59,000であった。
DMF0.5gをN,N−ジ−n−ブチルホルムアミド1.0gとする以外は、実施例II−1と同様に重合を行った。UV照射20分後、系内は薄黄色透明の柔らかい樹脂状の固体になった。生成物をGPC(B条件)で測定したところ、重合率は47%であり、得られた重合物は全て分子量20,000以上であって、その平均分子量は約42,000であった。
DMF0.5gをN,N−ジメチルアセトアミド0.5gとする以外は、実施例II−1と同様に重合を行った。UV照射20分後、系内は薄黄色透明の粘調な液体になった。生成物をGPC(B条件)で測定したところ、重合率は34%であり、得られた重合物は全て分子量20,000以上であって、その平均分子量は約47,000であった。
DMF0.5gをN,N−ジエチルアセトアミド0.5gとする以外は、実施例II−1と同様に重合を行った。UV照射20分後、系内は薄黄色透明の柔らかい樹脂状の固体になった。生成物をGPC(B条件)で測定したところ、重合率は14%であり、得られた重合物は全て分子量20,000以上であって、その平均分子量は約55,000であった。
DMF0.5gをN−メチルピロリドン0.5gとする以外は、実施例II−1と同様に重合を行った。UV照射20分後、系内は変化せず更にUV照射を20分延長したが変化しなかった。反応物をGPC(B条件)で測定したところ、重合物は全く生成していなかった。
DMF0.5gをホルムアミド0.3gとする以外は、実施例II−1と同様に重合を行った。UV照射20分後、系内は薄黄色透明の樹脂状の固体になった。生成物をGPC(B条件)で測定したところ、重合率は59%であり、得られた重合物は全て分子量20,000以上であって、その平均分子量は約81,000であった。
DMF0.5gをホルムアミド1.0gとする以外は、実施例II−1と同様に重合を行った。UV照射20分後、系内は薄黄色透明の一部樹脂状の固体を含んだ液体となった。生成物をGPC(B条件)で測定したところ、重合率は31%であり、得られた重合物は全て分子量20,000以上であって、その平均分子量は約37,000であった。
DMF0.5gをN,N−ジエチルホルムアミド0.94gとする以外は、実施例II−1と同様に重合を行った。UV照射20分後、系内は一部液状の薄黄色透明の樹脂状の固体になった。生成物をGPC(B条件)で測定したところ、重合率は39%であり、得られた重合物は全て分子量20,000以上であって、その平均分子量は約34,000であった。
DMF0.5gをN,N−ジエチルホルムアミド1.5gとする以外は、実施例II−1と同様に重合を行った。UV照射20分後、系内は薄黄色透明の樹脂状の固体になった。生成物をGPC(B条件)で測定したところ、重合率は51%であり、得られた重合物は全て分子量20,000以上であって、その平均分子量は約23,000であった。
DMF0.5gをN,N−ジ−n−ブチルホルムアミド1.46gとする以外は、実施例II−1と同様に重合を行った。UV照射20分後、系内は薄黄色透明の一部樹脂状の固体を含む液体になった。生成物をGPC(B条件)で測定したところ、重合率は33%であり、得られた重合物は全て分子量20,000以上であって、その平均分子量は約30,000であった。
DMF0.5gをN,N−ジ−n−ブチルホルムアミド2.0gとする以外は、実施例II−1と同様に重合を行った。UV照射20分後、系内は薄黄色透明の一部樹脂状の固体を含む液体になった。生成物をGPC(B条件)で測定したところ、重合率は27%であり、得られた重合物は全て分子量20,000以上であって、その平均分子量は約26,000であった。
DMF0.5gをN,N−ジメチルアセトアミド0.81gとする以外は、実施例II−1と同様に重合を行った。UV照射20分後、系内は薄黄色透明の樹脂状の固体になった。生成物をGPC(B条件)で測定したところ、重合率は50%であり、得られた重合物は全て分子量20,000以上であって、その平均分子量は約25,000であった。
DMF0.5gをN,N−ジメチルアセトアミド1.0gとする以外は、実施例II−1と同様に重合を行った。UV照射20分後、系内は薄黄色透明の樹脂状の固体になった。生成物をGPC(B条件)で測定したところ、重合率は38%であり、得られた重合物は全て分子量10,000以上であって、その平均分子量は約19,000であった。
DMF0.5gをN,N−ジエチルアセトアミド1.0gとする以外は、実施例II−1と同様に重合を行った。UV照射20分後、系内は薄黄色透明の液体になった。生成物をGPC(B条件)で測定したところ、重合率12%であり、得られた重合物は全て分子量20,000以上であって、その平均分子量は約26,000であった。
DMF0.5gをN,N−ジエチルアセトアミド1.5gとする以外は、実施例II−1と同様に重合を行った。UV照射20分後、系内は薄黄色透明の液体になった。生成物をGPC(B条件)で測定したところ、重合率は16%であり、得られた重合物は全て分子量10,000以上であって、その平均分子量は約20,000であった。
10mm×10mm×43mmの石英製セル内で、VSA1gとDMF0.5gを混合した後、UV照射器(アサヒスペクトラ社製MAX302)を用いて250〜370nmの紫外線を照射した。重合温度80℃で20分間重合後、系内は薄黄色透明の樹脂状の固体となった。生成物をGPC(B条件)で測定したところ、重合率は73%であり、得られた重合物は全て分子量20,000以上であって、その平均分子量は約28,000であった。
重合温度を10℃にする以外は、実施例II−18と同様に重合を行った。UV照射20分後、系内は薄黄色透明の液体になった。生成物をGPC(B条件)で測定したところ、重合率は73%であり、得られた重合物は全て分子量20,000以上であって、その平均分子量は約67,000であった。
重合温度を0℃にする以外は、実施例II−18と同様に重合を行った。UV照射20分後、系内は薄黄色透明の液体になった。生成物をGPC(B条件)で測定したところ、重合率は48%であり、得られた重合物は全て分子量20,000以上であって、その平均分子量は約110,000であった。
重合温度を−15℃にする以外は、実施例II−18と同様に重合を行った。UV照射20分後、系内は薄黄色透明の液体になった。生成物をGPC(B条件)で測定したところ、重合率は31%であり、得られた重合物は全て分子量20,000以上であって、その平均分子量は約155,000であった。
重合温度を−20℃にする以外は、実施例II−18と同様に重合を行った。UV照射20分後、系内は薄黄色透明の液体になった。生成物をGPC(B条件)で測定したところ、重合率は31%であり、得られた重合物は全て分子量20,000以上であって、その平均分子量は約185,000であった。
10mm×10mm×43mmの石英製セル内で、VSA1gとホルムアミド(東京化成工業社製)0.64gを混合した後、UV照射器(アサヒスペクトラ社製MAX302)を用いて250〜370nmの紫外線を照射した。重合温度−5℃近辺で20分間重合後、系内は薄黄色の粘度の高い液体となった。
ホルムアミドの量を0.41gにする以外は実施例II−23と同様に重合を行った。生成物をGPC(B条件)で測定したところ、重合率は37%であり、得られた重合物は全て分子量20,000以上であって、その平均分子量は約211,000であった。
ホルムアミドの量を0.31gにする以外は実施例II−23と同様に重合を行った。生成物をGPC(B条件)で測定したところ、重合率は34%であり、得られた重合物は全て分子量20,000以上であって、その平均分子量は約381,000であった。
10mm×10mm×43mmの石英製セル内で、VSA1gとホルムアミド(東京化成工業社製)0.64gを混合した後、UV照射器(アサヒスペクトラ社製MAX302)を用いて250〜370nmの紫外線を照射した。重合温度5℃近辺で20分間重合後、系内は薄黄色の粘度の高い液体となった。
ホルムアミドの量を0.41gにする以外は実施例II−26と同様に重合を行った。生成物をGPC(B条件)で測定したところ、重合率は56%であり、得られた重合物は全て分子量20,000以上であって、その平均分子量は約227,000であった。
ホルムアミドの量を0.31gにする以外は実施例II−26と同様に重合を行った。生成物をGPC(B条件)で測定したところ、重合率は75%であり、得られた重合物は全て分子量20,000以上であって、その平均分子量は約281,000であった。
10mm×10mm×43mmの石英製セル内で、VSA1gとホルムアミド(東京化成工業社製)0.64gを混合した後、UV照射器(アサヒスペクトラ社製MAX302)を用いて250〜370nmの紫外線を照射した。重合温度23℃近辺で20分間重合後、系内は薄黄色の粘度の高い液体となった。
ホルムアミドの量を0.41gにする以外は実施例II−29と同様に重合を行った。生成物をGPC(B条件)で測定したところ、重合率は79%であり、得られた重合物は全て分子量20,000以上であって、その平均分子量は約225,000であった。
ホルムアミドの量を0.31gにする以外は実施例II−29と同様に重合を行った。生成物をGPC(B条件)で測定したところ、重合率は79%であり、得られた重合物は全て分子量20,000以上であって、その平均分子量は約205,000であった。
ホルムアミドの量を0.26gにする以外は実施例II−29と同様に重合を行った。生成物をGPC(B条件)で測定したところ、重合率は43%であり、得られた重合物は全て分子量20,000以上であって、その平均分子量は約408,000であった。
ホルムアミドの量を0.20gにする以外は実施例II−29と同様に重合を行った。生成物をGPC(B条件)で測定したところ、重合率は12%であり、得られた重合物は全て分子量20,000以上であって、その平均分子量は約513,000であった。
10mm×10mm×43mmの石英製セル内で、VSA1gとN,N−ジメチルアセトアミド(東京化成工業社製)1.24gを混合した後、UV照射器(アサヒスペクトラ社製MAX302)を用いて250〜370nmの紫外線を照射した。重合温度−2℃近辺で20分間重合後、系内は薄黄色の液体となった。
N,N−ジメチルアセトアミドの量を0.80gにする以外は実施例II−34と同様に重合を行った。生成物をGPC(B条件)で測定したところ、重合率は10%であり、得られた重合物は全て分子量20,000以上であって、その平均分子量は約46,000であった。
10mm×10mm×43mmの石英製セル内で、VSA1gとN,N−ジメチルアセトアミド(東京化成工業社製)1.24gを混合した後、UV照射器(アサヒスペクトラ社製MAX302)を用いて250〜370nmの紫外線を照射した。重合温度6℃近辺で20分間重合後、系内は薄黄色の液体となった。
N,N−ジメチルアセトアミドの量を0.80gにする以外は実施例II−36と同様に重合を行った。生成物をGPC(B条件)で測定したところ、重合率は43%であり、得られた重合物は全て分子量20,000以上であって、その平均分子量は約48,000であった。
N,N−ジメチルアセトアミドの量を0.60gにする以外は実施例II−36と同様に重合を行った。生成物をGPC(B条件)で測定したところ、重合率は60%であり、得られた重合物は全て分子量20,000以上であって、その平均分子量は約72,000であった。
10mm×10mm×43mmの石英製セル内で、VSA1gとN,N−ジメチルアセトアミド(東京化成工業社製)1.24gを混合した後、UV照射器(アサヒスペクトラ社製MAX302)を用いて250〜370nmの紫外線を照射した。重合温度20℃近辺で20分間重合後、系内は薄黄色の液体となった。
N,N−ジメチルアセトアミドの量を0.80gにする以外は実施例II−39と同様に重合を行った。生成物をGPC(B条件)で測定したところ、重合率は39%であり、得られた重合物は全て分子量20,000以上であって、その平均分子量は約42,000であった。
N,N−ジメチルアセトアミドの量を0.60gにする以外は実施例II−39と同様に重合を行った。生成物をGPC(B条件)で測定したところ、重合率は47%であり、得られた重合物は全て分子量20,000以上であって、その平均分子量は約77,000であった。
10mm×10mm×43mmの石英製セル内で、VSA1gとN,N−ジメチルアセトアミド(東京化成工業社製)1.24gを混合した後、UV照射器(アサヒスペクトラ社製MAX302)を用いて250〜370nmの紫外線を照射した。重合温度34℃近辺で20分間重合後、系内は薄黄色の液体となった。
N,N−ジメチルアセトアミドの量を0.80gにする以外は実施例II−42と同様に重合を行った。生成物をGPC(B条件)で測定したところ、重合率は38%であり、得られた重合物は全て分子量20,000以上であって、その平均分子量は約30,000であった
実施例II−44
N,N−ジメチルアセトアミドの量を0.60gにする以外は実施例II−42と同様に重合を行った。生成物をGPC(B条件)で測定したところ、重合率は57%であり、得られた重合物は全て分子量20,000以上であって、その平均分子量は約59,000であった。
10mm×10mm×43mmの石英製セル内で、VSA1gとN,N−ジメチルアセトアミド(東京化成工業社製)1.24gを混合した後、UV照射器(アサヒスペクトラ社製MAX302)を用いて250〜370nmの紫外線を照射した。重合温度54℃近辺で20分間重合後、系内は薄黄色の液体となった。
N,N−ジメチルアセトアミドの量を0.80gにする以外は実施例II−45と同様に重合を行った。生成物をGPC(B条件)で測定したところ、重合率は33%であり、得られた重合物は全て分子量20,000以上であって、その平均分子量は約23,000であった。
N,N−ジメチルアセトアミドの量を0.60gにする以外は実施例II−45と同様に重合を行った。生成物をGPC(B条件)で測定したところ、重合率は53%であり、得られた重合物は全て分子量20,000以上であって、その平均分子量は約36,000であった。
10mm×10mm×43mmの石英製セル内で、VSA1gとN,N−ジメチルアセトアミド(東京化成工業社製)1.24gを混合した後、UV照射器(アサヒスペクトラ社製MAX302)を用いて250〜370nmの紫外線を照射した。重合温度67℃近辺で20分間重合後、系内は薄黄色の液体となった。
N,N−ジメチルアセトアミドの量を0.80gにする以外は実施例II−48と同様に重合を行った。生成物をGPC(B条件)で測定したところ、重合率は30%であり、得られた重合物は全て分子量10,000以上であって、その平均分子量は約19,000であった。
N,N−ジメチルアセトアミドの量を0.60gにする以外は実施例II−48と同様に重合を行った。生成物をGPC(B条件)で測定したところ、重合率は44%であり、得られた重合物は全て分子量20,000以上であって、その平均分子量は約30,000であった。
10mm×10mm×43mmの石英製セル内で、VSA1gとN−メチルホルムアミド(東京化成工業社製)0.84gを混合した後、UV照射器(アサヒスペクトラ社製MAX302)を用いて250〜370nmの紫外線を照射した。重合温度9℃近辺で20分間重合後、系内は薄黄色の粘度の高い液体となった。
N−メチルホルムアミドの量を0.54gにする以外は実施例II−51と同様に重合を行った。生成物をGPC(B条件)で測定したところ、重合率は26%であり、得られた重合物は全て分子量20,000以上であって、その平均分子量は約205,000であった。
N−メチルホルムアミドの量を0.41gにする以外は実施例II−51と同様に重合を行った。生成物をGPC(B条件)で測定したところ、重合率は24%であり、得られた重合物は全て分子量20,000以上であって、その平均分子量は約279,000であった。
10mm×10mm×43mmの石英製セル内で、VSA1gとN−メチルホルムアミド(東京化成工業社製)0.84gを混合した後、UV照射器(アサヒスペクトラ社製MAX302)を用いて250〜370nmの紫外線を照射した。重合温度20℃近辺で20分間重合後、系内は薄黄色の粘度の高い液体となった。
N−メチルホルムアミドの量を0.54gにする以外は実施例II−54と同様に重合を行った。生成物をGPC(B条件)で測定したところ、重合率は32%であり、得られた重合物は全て分子量20,000以上であって、その平均分子量は約185,000であった。
N−メチルホルムアミドの量を0.41gにする以外は実施例II−54と同様に重合を行った。生成物をGPC(B条件)で測定したところ、重合率は27%であり、得られた重合物は全て分子量20,000以上であって、その平均分子量は約236,000であった。
10mm×10mm×43mmの石英製セル内で、VSA1gとN−メチルホルムアミド(東京化成工業社製)0.84gを混合した後、UV照射器(アサヒスペクトラ社製MAX302)を用いて250〜370nmの紫外線を照射した。重合温度45℃近辺で20分間重合後、系内は薄黄色の粘度の高い液体となった。
N−メチルホルムアミドの量を0.54gにする以外は実施例II−57と同様に重合を行った。生成物をGPC(B条件)で測定したところ、重合率は33%であり、得られた重合物は全て分子量20,000以上であって、その平均分子量は約90,000であった。
N−メチルホルムアミドの量を0.41gにする以外は実施例II−57と同様に重合を行った。生成物をGPC(B条件)で測定したところ、重合率は41%であり、得られた重合物は全て分子量20,000以上であって、その平均分子量は約113,000であった。
φ37mmのテフロン(登録商標)製容器にVSA12gとDMF6gを混合した後、UV照射器(アサヒスペクトラ社製MAX302)を用いて250〜370nmの紫外線を照射した。重合温度18℃近辺で1時間重合後、系内は薄黄色の固体となった。
生成物をGPC(B条件)で測定したところ、重合率は59%であり、得られた重合物は全て分子量20,000以上であって、その平均分子量は約67,000であった。
反応溶液に水32gを加えて溶解した後,攪拌したテトラヒドロフラン(和光純薬工業社製)192mlにゆっくり反応水溶液を滴下させた後,10分かき混ぜた。静置後、上層部のテトラヒドロフランの層を除去した。残った重合物水溶液に水16gを加えて溶解した後に、攪拌したテトラヒドロフラン192mlにゆっくり滴下させた後,10分かき混ぜた。静置後、上層部のテトラヒドロフランの層を除去し、残った重合物水溶液を真空下、60℃で乾燥させ、フィルム状の重合物7.2gを得た。精製物をGPC(B条件)で測定したところ、重合物は平滑な1つのピークであり、その平均分子量は約86,000であった。残存ビニルスルホン酸は0.7%であった。
φ37mmのテフロン(登録商標)製容器にVSA12gとDMF3.4gを混合した後、UV照射器(アサヒスペクトラ社製MAX302)を用いて250〜370nmの紫外線を照射した。重合温度−12〜2℃で1時間重合後、系内は薄黄色の固体となった。
φ37mmのテフロン(登録商標)製容器にVSA12gとDMF3.4gを混合した後、UV照射器(アサヒスペクトラ社製MAX302)を用いて250〜370nmの紫外線を照射した。重合温度−26〜−13℃で4時間重合後、系内は薄黄色の固体となった。
φ37mmのテフロン(登録商標)製容器にVSA12gとDMF2.8gを混合した後、UV照射器(アサヒスペクトラ社製MAX302)を用いて250〜370nmの紫外線を照射した。重合温度−12〜−9℃で1時間重合後、系内は薄黄色の液体であった。
φ37mmのテフロン(登録商標)製容器にVSA12gとDMF2.1g、ホルムアミド1.28gを混合した後、UV照射器(アサヒスペクトラ社製MAX302)を用いて250〜370nmの紫外線を照射した。重合温度−13〜+8℃で2時間重合後、系内は薄黄色の固体となった。
φ37mmのテフロン(登録商標)製容器にVSA12gとDMF1.9g、ホルムアミド1.15gを混合した後、UV照射器(アサヒスペクトラ社製MAX302)を用いて250〜370nmの紫外線を照射した。重合温度−28〜−4℃で約3.8時間重合後、系内は薄黄色の固体となった。
φ37mmのテフロン(登録商標)製容器にVSA4gとDMF0.8gを混合した後、UV照射器(アサヒスペクトラ社製MAX302)を用いて250〜370nmの紫外線を照射した。重合温度12〜21℃で1時間重合後、系内は薄黄色の液体であった。
生成物をGPC(B条件)で測定したところ、重合物は全く生成していなかった。
Claims (2)
- 一般式
R-C(=O)-NR1R2
(Rは水素原子又は低級アルキル基を表す。R1、R2は、同一又は異なって、水素原子又は低級アルキル基を表す。)
で表されるアミド化合物の存在下にビニルスルホン酸を光重合させるビニルスルホン酸単独重合体の製造方法であって、
前記アミド化合物の量が、ビニルスルホン酸1モルに対し0.4モル以上2.5モル以下
である方法。 - アミド化合物が、N,N−ジメチルホルムアミド、N−メチルホルムアミド、ホルムアミド、N,N−ジエチルホルムアミド、N,N−ジブチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、及び、N,N−ジエチルアセトアミドからなる群から選ばれる少なくとも1種である、請求項1に記載のビニルスルホン酸単独重合体の製造方法。
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