JP5190466B2 - フェーズド・アレイのための移相及び結合アーキテクチャ - Google Patents

フェーズド・アレイのための移相及び結合アーキテクチャ Download PDF

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Description

政府の権利に関する声明
本発明は、国防高等研究計画局(Defense Advanced Research Projects Agency)により認可された契約番号第N66001−02−C−8014号の下、政府の助成によりなされた。政府は、本発明に一定の権利を有する。
本発明は、一般に信号送受信システムに関し、より具体的にはそのようなシステムで用いられるフェーズド・アレイに関する。
このセクションでは、フェーズド・アレイの簡単な概要をシステムの要件及び既存の実装を説明する関連で提供する。このセクションでは主として受信機に焦点を当てるが、説明される概念は送信機にも当てはめることができる。
フェーズド・アレイは、受信機の最大感度の方向を電気的にステアリングして、空間的選択性又は同等に高いアンテナ利得をもたらすために用いられる。フェーズド・アレイは、レーダ(RADAR)及びデータ通信を含むがそれらに限定されない多くの異なる無線用途において使途が見いだされている。ビーム・ステアリングは、まず、各受信信号の位相を漸進的な量ずつ移相して、到来位相間の逐次的な差異を補償することによって達成される。次にこれらの信号は結合され、そこで、信号は所望の方向については強め合って加算され、他の方向については弱め合って加算される。
図1は、N個の素子を有する、無線周波数(RF)で結合される従来の線形フェーズド・アレイ受信機100のブロック図を示し、ここでN=4である。アンテナ(102−0から102−3まで)は距離dずつ離間し、z軸に沿って配置される。球面座標系を用いると、アレイのn番目の素子のところに入射角θで到来した信号は、位相シフトΨを受けることになり、Ψは、
Ψ=−nkd cos(θ)=−nΨ (1)
であり、ここでkは位相速度であり、2π/λに等しく、λは波長である。受信素子中の移相器(104−0から104−3まで)は、(N−n)αに等しい補償遅延を加算する。並列な受信機の全ての出力を結合器106を通じて結合すると、得られる信号は、フェーザ表記で表すと
Figure 0005190466
となる。この式中では電流が用いられているが、他の計量を用いることもできる。最大感度角θmaxは、
Figure 0005190466
で生じ、これはkdcos(θmax)=αとなる場合なので、αがビームをステアリングするために用いられる。θmaxにおいて、電流は同相で加算され、個別の各電流よりもN倍大きい値が生じる。この結果として、受信電力レベルはN倍、増加する。
このとき、N個の受信素子が未補正の雑音を発生させているので、総計の雑音電力はN倍大きくなり(分散加算)、従って、受信信号対雑音比は係数Nだけ大きくなる。フェーズド・アレイのためのその他の有用な計量は指向性であり、これは等方放射源からの放射電力に対する最大放射電力の比である。これもまたNであることを示すことができるので、従って、指向性が高いほどフェーズド・アレイ中により多くの素子を必要とする。
これらの方程式から、幾つかの基本的なシステム要件を誘導することができる。第1に、アンテナが波長の半分の距離ずつ離間すると仮定すると、kd=πとなる。このような間隔は、グレーティング・ローブの存在を排除する。4素子線形アレイの例でθ=0の場合、Ψ=πであり、各々の受信アンテナにおける入射位相は(0、−π、−2π、−3π)である。それゆえ、各々の移相器において要求される位相シフトは(αmin−3π、αmin−2π、αmin−π、αmin)であり、αminはこのデバイスを通じた最小可能位相シフトである。θ=π/2では、Ψ=0であり、アンテナにおける入射位相は(0、0、0、0)である。移相器を通じた位相シフトは、全てαminに等しい。これらの2つの事例が各素子において要求される位相シフトの範囲を定め、それはαminからαmin−3πまでとなる。より一般的には、N素子アレイの場合、移相器はαminからαmin−(N−1)πまで変化しなければならない。このような大きな位相シフト範囲は、達成するのが困難である。
第2のシステム要件は、移相器の挿入損失に起因する。これは、方程式(2)にk=β−jαを代入することに等しく、ここでαは単位長さ当たりの損失であり、その結果、総和の中に指数関数的に減少する項が生じる。コヒーレント信号加算の場合、変動する信号振幅を等化するために、増幅器が挿入されなければならない。これらの増幅器なしでは、アレイの指向性は悪化することになる。
上記の例は、RF結合されるフェーズド・アレイについてのものであった。しかし、受信信号経路の任意の点、例えば、中間周波数(IF)、ベースバンド周波数、又はデジタルドメインにおいてさえ、信号を結合することが可能である。各々がその独自の長所及び短所を有する。2つの両極端、すなわちRF結合とデジタル結合とを比較すると、RF結合では電力消費及び必要とされる領域が最も低くなる。これには、高周波数において非常に精密な位相シフトと増幅とのバランスを生成しなければならないという不利益が付随する。他方、デジタル結合(デジタル・ビーム形成としても知られる)は、アナログ−デジタル変換器(ADC)の精度内で、非常に正確な位相シフトと振幅とのバランスを生成することが可能であるという長所がある。デジタル・ビーム形成の重大な欠点は、単一のADCへと全てが給電する完全に並列な受信機が必要とされることである。非常に高いデータ転送率の場合、このADCは非常に複雑になり得る。それゆえ、デジタル・ビーム形成は、領域及び電力集約的となり得る。
フェーズド・アレイのための別の選択肢は、混合器の後で、IFで結合することである。そのとき、信号に対する位相シフトは信号経路又は局部発振器(LO)経路のいずれかにおいて実現することができることを理解されたい。多相のLO信号を全体的又は局部的に発生させることができ、これらの異なる位相を用いて、アレイ素子に対して必要な位相シフトを与えることができる。これは、損失の大きい移相器が信号経路内に必要とされないので、振幅をより良く整合させることができるという利点を有する。しかし、このアプローチの欠点は、LO発生及び分配回路がかなり大きな電力及び/又は領域を消費し得ることである。また、このようなアプローチは、混合器の非線形性から影響を被ることがあり、その場合、所望の方向の外側に位置するブロッキング信号は、その時点ではまだ相殺されていないので、依然として混合器まで到達する。
本発明の原理は、改良されたフェーズド・アレイ技術及びアーキテクチャを提供する。
例えば、本発明の1つの態様において、線形フェーズド・アレイは、N個の離散的移相器とN−1個の可変移相器とを含み、N−1個の可変移相器は、N個の離散的移相器がN−1個の可変移相器によって提供される連続的な位相シフトの量を減らすように、N個の離散的移相器の隣接する出力ノード間にそれぞれ連結される。N個の離散的移相器の各々は、2つ又はそれ以上の離散的位相シフトの間で選択する。N個の離散的移相器はまた、好ましくは、線形フェーズド・アレイにおける可変終端インピーダンスの必要性も排除する。
本発明の別の態様において、線形フェーズド・アレイにおいて使用するための方法は以下のステップを含む。第1に、N個の離散的移相器とN−1個の可変移相器とが準備される。N−1個の可変移相器は、N個の離散的移相器の隣接する出力ノード間にそれぞれ連結される。次に、移相モードが、N個の離散的移相器に関連付けられる多数の移相モードの中から選択される。N個の離散的移相器に関連付けられる離散的位相シフト設定は、離散的位相シフト設定の数が増加するにつれてN−1個の可変移相器の可変位相シフト範囲が減少するようなモードで構成される。
有利には、本発明の例示的な原理は、シリコン内への単一チップ集積に適したフェーズド・アレイを提供する。これは、低い挿入損失及び低い逆流損失を有する広範囲に調節可能な移相器を提供することによって達成される。より具体的には、本発明の例示的な原理は、移相器の要求範囲を低減し、かつ挿入損失及び逆流損失を最小化する、移相及び結合アーキテクチャを提供する。
本発明のこれら及びその他の目的、特徴及び利点は、添付の図面との関連において読まれるべき、以下の例示的な実施形態の詳細な説明から明らかとなろう。
従来の線形フェーズド・アレイを示す。 本発明の実施形態による線形フェーズド・アレイを示す。 本発明の実施形態による、中間周波数段が後続した線形フェーズド・アレイを示す。 本発明の別の実施形態による、中間周波数段が後続した線形フェーズド・アレイを示す。 本発明の実施による、中間周波数段に存在する線形フェーズド・アレイを示す。 図6(a)から図6(c)は、本発明の実施形態による、同調範囲にわたるそれぞれの位相シフト割当てを示す。 本発明の実施形態による、3つの異なるモードについてシミュレーションされたアレイ利得を示す。 本発明の実施形態による、二方向性可変移相器のシミュレーションされた位相シフトを示す。
本発明の例示的な原理をここでは受信機のためのN素子アレイに関して説明するが、この原理は受信機にも同様に適用できることを認識されたい。
図2は、受信機及び送信機の両方に応用可能な4素子線形フェーズド・アレイの1つの実施形態を概略的に示す。フェーズド・アレイ・アーキテクチャ200の主要な機能性構成要素は、それぞれノード270、271、272及び273で接続された並列の離散的移相器230、231、232及び233を含む。さらに、本発明のアーキテクチャは、それぞれ隣接するノード270と271、271と272、及び272と273との間に二方向性の可変移相器(VPS)を挿入することを規定する。さらに、終端インピーダンス261及び265がノード270及び273にそれぞれ取り付けられており、これらのノードは線形フェーズド・アレイからの2つの出力として働く。これらのノードは受信機の実装のためには出力として働くが、可変移相器は二方向性なので、これらは送信機の実装のためには入力として働くことができることを理解すべきであることに留意されたい。
本発明の例示的な原理は、可変移相器において要求される連続的な位相シフトを低減するために、図示されるように離散的移相素子(230−233)の使用を規定する。離散的移相器は、位相シフトを0とδとの間で選択することができる。このような改変は、VPSの要求範囲を低減するのみならず、VPSの位相シフト範囲が減少するにつれてインピーダンスの変動も減少するので、可変終端インピーダンスの必要性を排除することもできる。さらに、離散的移相器のうちの1つ又は複数が180°位相シフトを含むことができる。
本発明の原理に従って形成される移相素子間のこの概略的な関係を想定して、以下、種々の例示的な実施形態が説明される。
図3は、RF移相器の要件を制限しながらRFにおいて結合することによって、並列なハードウェアの量を最小化したフェーズド・アレイの実施形態を示す。この実施形態において、離散的移相素子(230−233)は、RFフロントエンド内に位置する。図3はさらに、フェーズド・アレイの2つの出力ノード(すなわち270及び278)が混合器268及び269にそれぞれ取り付けるやり方、及びデバイス280を用いて混合器の中間周波数(IF)信号(ノード278及び279)を随意的に選択して、ノード290(送信機の実装においてはIF入力ノード)において単一IF出力をもたらすやり方を示す。N素子線形フェーズド・アレイは、RF素子及び可変移相器の数を適切に増減させる(scaling)ことによって得ることができることを理解されたい。
図3に詳細に示されているように、RFフロントエンド250は、アンテナ210を含み、このアンテナはRF増幅器220に接続され、このRF増幅器は離散的移相器230に接続され、この離散的移相器は緩衝器240に接続される。同様に、フロントエンド251、252、及び253は同じ素子を含み、これは、251については211、221、231及び241、252については212、222、232及び242、253については213、223、233及び243として番号付けされる。受信機の場合、RF増幅器は、受信アレイの全体としての雑音指数を低減する低雑音増幅器である。送信機の場合、RF増幅器は、出力送信電力を増大させる電力増幅器である。これらのRF増幅器は、位相シフト・ネットワークにおける損失を補償するために可変利得を必要とする。
上述のように、離散的移相素子230−233は、可変移相器262−264において要求される連続的な位相シフトを低減するために各フロントエンド内に挿入される。離散的移相器は位相シフトを0とδとの間で選択する。この場合もまた、これがVPSの要求範囲を低減するだけでなく、VPSの位相シフト範囲が減少するにつれてインピーダンスの変動も減少するので、可変終端インピーダンスを排除することも可能にする。最後に、フロントエンド内の緩衝器(240−243)は、離散的移相器のパフォーマンスを連続的移相器から隔離する。
二方向性可変移相器(VPS)262−264は、隣接するRFフロントエンド(250−253)間の信号を結合する。この隣接結合は、1つの素子の位相シフトを次の素子が再利用することを可能にし、これがひいては、各移相器において要求される総計の位相シフトを低減させることにつながる。すなわち、多重ラインに沿って位相シフトを共有することが、移相器の要求範囲を小さくする。これらのVPSデバイスにおける要求位相シフトは、離散的移相器(230−233)がRFフロントエンド内で用いられているか否かに依存する。VPSデバイスの実現に応じて、その特性インピーダンスは位相シフトに依存し得る。その結果、終端インピーダンス(261及び265)は、VPSの特性インピーダンスをトラッキングするために可変である必要があり得る。
後述するように、RF出力270及び273は異なる入射角に方向付けられる。これは、異なる入射角の同時照射に備える。例として、ノード270はレーダについて1つの角度範囲を走査するために用いることができ、他方、ノード273は異なる角度範囲を走査するために用いることができる。同時操作が所望されない場合には、セレクタ280を用いてこれらの2つの出力を単一のライン上に多重化することができる。
入射角θの平面波の場合、アレイにおける各信号の到来位相はΨの量ずつ均一に減少し、Ψは方程式(1)で定義される。離散的移相器(230−233)は、追加の位相遅延δを加算する。アレイからの2つの出力が存在し、これらはRFp及びRFと名付けられ、270及び273と番号付けされる。出力RFpにおいて得られる信号は、
Figure 0005190466

である。コヒーレント信号加算の場合、総和の中の各要素は等しくなるはずなので、従って、RFpの場合、
δ=Ψ+δ+α=2Ψ+δ+2α=...=NΨ+δ+Nα (5)
である。Ψについて、α及びδの関数として解くと、
Ψ=−α−(δi+1−δ) (6)
が得られる。方程式(6)は、離散的移相器が入射角(Ψ)とVPS角(α)との間の関係をどのように変化させるかを示す。他の出力RFnについて、同様の手順に従って、以下の関係、
Figure 0005190466

δ+(N−1)α=Ψ+δ+(N−2)α=...=(N−2)Ψ+δN−2+α=(N−1)Ψ+δN−1 (8)
Ψ=α−(δi+1−δ) (9)
を得ることができる。
これらの関係を用いて、種々の値のδについてΨとαとの間の関係を誘導することができる。λ/2のアンテナ間隔の場合、Ψは−πからπまで変化することに留意されたい。次にこのΨの範囲をカバーするために必要とされるαの範囲を計算する。
まず、離散的移相器が存在しない事例を検討すると、すべてのnについてδ=0である。これを本発明の「実施形態A」とみなす。全てのnについてδ=0なので、方程式(6)は、RFp出力を用いてΨ=−αに対応する角度を照射することができることを示し、他方、方程式(7)は、RFn出力を用いてΨ=αに対応する角度を照射することができることを示す。αがπから2πまで変化する場合、フェーズド・アレイはΨの全ての値を連続的にカバーすることができる。結果として得られた出力RFp及びRFn間のΨの割当てを図6(a)に示し、表1にまとめる。次に方程式(3)を用いて、Ψの値をθmax値に変換する。要するに、実施形態Aは離散的移相器を必要としない。しかしながら、同調範囲が180°のVPSが必要である。2つの出力を有することで、入力角度の範囲を2つの出力の間で分散させることが可能となるので、Ψにおける2πの範囲をカバーするために、αにおいて必要とされるのはπの範囲にすぎない。
Figure 0005190466
可変移相器のために180°同調範囲を達成することは、電圧依存性キャパシタ(バラクタ)で負荷をかけられた伝送線路のような標準的なシリコンベースのデバイスを用いると、依然として困難である。αの範囲を半分にするために、2つのモードのうちの1つで動作する離散的移相器が必要とされる。第1のモードは、全ての離散的移相器の間で相対位相シフトが0であるものである。これは、直前に記載した事例であり、出力RFpの場合Ψ=−αであり、出力RFnの場合Ψ=+αであるが、ただしここではαはπから3π/2まで変化する。第2のモードはδi+1−δ=πのものであるので、従ってδ=0、δ=π、δ=0、δ=πである。これを方程式(6)及び(9)に代入すると、表2が得られる。結果は図6(b)にも示されている。この事例を本発明の「実施形態B」とみなし、この場合、0位相シフトと180°位相シフトとの間で切り換える離散的移相器が必要とされる。さらに、90°同調範囲を有するVPSが必要とされる。ここでは、Ψにおける2πの範囲をカバーするためには、2つの出力と2つのモードの両方が使用されるので、αにおいて必要とされるのはπ/2の範囲にすぎない。
Figure 0005190466
αにおいて要求される範囲をさらに低減するために、さらに2つのモードを導入することができる。αにおける範囲の低減は、その位相シフトを変化させたときにVPSにおける特性インピーダンスの変動範囲を制御するために有利である。両実施形態「A」及び「B」の場合、VPSのインピーダンスは位相シフトの範囲にわたってかなり変動するので、必然的にフェーズド・アレイの両末端に可変終端インピーダンスを必要とする。αにおける範囲としてπから5π/4までを目標にして、最初に実施形態Bのモード1及び2を保持する。他の2つのモードは、δi+1−δ=±π/2のものである。離散的移相器におけるステップ数を減らすために、モード3及び4は可能な限りモード1及び2と重複させる。結果を表3にまとめ、図6(c)に示す。この事例を本発明の「実施形態C」とみなし、この場合、離散的移相器は、0/90、0/180、0/270、及び0/180°の位相シフトを提供する必要がある。さらに、45°の同調範囲を有するVPSが必要とされる。ここでは、Ψにおける2πの範囲をカバーするためには、αにおいて必要とされるのはπ/4の範囲にすぎない。
Figure 0005190466
3つ全ての実施形態(A、B及びC)は、πから0までのθ範囲に対応する−πから+πまでのΨの範囲にわたって走査することが可能である。可変移相器の連続的な同調範囲が、離散的移相器がフロントエンドにおいて必要とされるかどうかを決定付けることになる。
「概念実証」を示すために、ここでシミュレーションされた例をいくつか提示する。実施形態「C」のシミュレーションされた性能の例を、モード1、2及び4について図7に示す。このプロットは、フェーズド・アレイの利得を−πからπまで連続的に変化するΨの関数として示す。3つの異なる値のαについて、一群の3つの曲線がプロットされる。ここから判るように、VPSの挿入損失は位相遅延に依存するので、アレイ利得はαの関数として変化する。これは、RFフロントエンドにおける可変利得増幅器の必要性を強調する。VPS位相シフトの例を、制御電圧の関数として図8に示す。この移相線路は、電圧依存性キャパシタで周期的に負荷をかけられた伝送線路を用いて形成される。図8は、連続的可変移相器を−πから−5π/4より大きい位相シフト範囲で実現することができることを実証する。挿入損失は−0.8から−2dBの間で変化し、一方、逆流損失は全ての設定について20dBよりも優れている。このVPSは、実施形態「C」での使用のために設計された。
あるいは、連続的な走査範囲が必要とされない場合、単に離散的移相器を用いることができ、この場合VPSは単一の設定にロックされる。実施形態「C」において、これは3方向性アンテナ・スイッチを提供する。例えば、実施例「C」において、VPSはα=πで設定することができる。表3から、α=πのとき、RFp及びRFn出力の両方が、モード3、2、及び4について、それぞれ、π/2、0、及び−π/2に向けられることが判る。d=λ/2の場合、これはθ=60°、90°、120°に対応する。RFp及びRFn出力の両方が同じ方向に向けられているので、出力は多重化されるよりもむしろ合計されることができる。従って、このアーキテクチャは、3つの異なる角度間で切り換えるために用いることができ、これは、見通し線がブロックされたときの見通し内通信のために有用であり得る。
ここで図4及び図5を参照すると、図2の線形フェーズド・アレイ・アーキテクチャに対するバリエーションを示す代替的な実施形態が図示される。
例えば、図4は、図3の実施形態と同様の配置を示すが、ここではセレクタ280はIF混合器の前に存在する。すなわち、この線形フェーズド・アレイの出力278又は出力279の選択はRFで行われる。次に、選択された出力がIFに変換され、IF信号290がもたらされる。
図5は、線形フェーズド・アレイがこの場合、RFよりも低い周波数、すなわちIFにおいて実装される実施形態を示す。すなわち、図5は、N個のRFフロントエンド(291−294)及びN個のIF混合器(295−298)と、その後に続く離散的並列移相器(230−233)及び二方向性連続移相器(262−264)を示す。全ての移相器は、中間周波数のところに存在する。
本発明の原則をここで詳細に説明してきたが、当業者は、例示的な実施形態に対するその他のバリエーションを認識するであろう。
さらに、他のフェーズド・アレイと同様に、ここで説明されたアーキテクチャは、受信機又は送信機のための単なるダイバーシチ・スイッチとして用いることができることを認識されたい。それゆえ、完全なアーキテクチャは、連続走査、離散的走査、及びダイバーシチ・スイッチを規定する。
有利には、例示的な本発明の原理は、フェーズド・アレイ方式の無線受信機又は送信機のための移相及び信号結合を提供するための方法及び装置を提供する。本発明の例示的な原理は、隣接する無線周波数フロントエンド素子(例えば、アンテナ及び増幅器)の間に連結された二方向性可変移相器を使用する。これらの移相器は、信号がアレイの末端でコヒーレントに結合されるように、特定の範囲にわたって連続的な位相シフトを提供する。隣接するフロントエンド素子間に連結することは、1つのデバイスの位相シフトが隣接する移相デバイスで再利用されることを可能にし、それにより各デバイスにおいて要求される総計の位相シフトを制限することになる。この構造はまた、各々が異なる入射角に方向付けられる2つ又はそれ以上の同時出力を提供するという付加的な利点も有する。これは、2つ又はそれ以上の異なる方向を同時に照射するアレイを可能にする。さらに、可変移相器の潜在的な制限された同調範囲及び/又は過剰な挿入損失を克服するために、離散的移相器が各経路に導入される。全体としてのアーキテクチャは、ミリメートル波の周波数に対する特定の用途で、線形フェーズド・アレイを単一の半導体チップ上に集積するのに適切である。
本発明の例示的な実施形態をここで添付の図面を参照して説明してきたが、本発明はそれらの実施形態そのものに限定されるものではなく、本発明の精神の範囲から逸脱することなく、当業者によってその他の種々の変更及び改変がなされることができる。
200:フェーズド・アレイ・アーキテクチャ
210、211、212、213:アンテナ
220、221、222、223:RF増幅器
230、231、232、233:離散的移相器
240、241、242、243:緩衝器
250、251、252、253:RFフロントエンド
261、265:終端インピーダンス
262、263、264、:二方向性可変移相器
268、269、295、296、297、298、299:混合器
270、271、272、273:ノード
280:セレクタ

Claims (19)

  1. 第1ノードと第2ノードの間で並列に配置されたN個の離散的移相器と、
    前記第1ノードと前記第2ノードの間で直列に配置されたN−1個の可変移相器と
    を含み、前記N−1個の可変移相器は、前記N個の離散的移相器が前記N−1個の可変移相器によって提供される連続的な位相シフトの量を減らすように、前記N個の離散的移相器の隣接する出力ノード間にそれぞれ連結され、
    前記N個の離散的移相器の各々が、2つ又はそれ以上の離散的位相シフトの間で選択し、
    前記N−1個の可変移相器が二方向性であり、受信のときは前記第1ノードと前記第2ノードから信号が出力され、送信のときは前記第1ノードと前記第2ノードから信号が入力される、
    線形フェーズド・アレイ。
  2. 前記N個の離散的移相器が、前記線形フェーズド・アレイにおける可変終端インピーダンスの必要性を排除する、請求項1に記載の線形フェーズド・アレイ。
  3. 前記N個の離散的移相器及び前記N−1個の可変移相器が無線周波数(RF)で作動する、請求項1に記載の線形フェーズド・アレイ。
  4. 前記線形フェーズド・アレイの前記第1ノードと前記第2ノードが2つの中間周波数(IF)混合器にそれぞれ連結する、請求項3に記載の線形フェーズド・アレイ。
  5. 前記2つのIF混合器にセレクタが連結する、請求項4に記載の線形フェーズド・アレイ。
  6. 前記線形フェーズド・アレイの前記第1ノードと前記第2ノードがセレクタに連結する、請求項3に記載の線形フェーズド・アレイ。
  7. 前記セレクタの出力ノードが中間周波数(IF)混合器に連結する、請求項6に記載の線形フェーズド・アレイ。
  8. 前記N個の離散的移相器及び前記N−1個の可変移相器が中間周波数(IF)で作動する、請求項1に記載の線形フェーズド・アレイ。
  9. 前記線形フェーズド・アレイのN個の入力ノードがN個のIF混合器に連結し、これがN個のRFフロントエンド素子に連結する、請求項8に記載の線形フェーズド・アレイ。
  10. 前記N−1個の可変移相器が、そこに提示された信号が前記線形フェーズド・アレイの1つ又は複数のノードにおいてコヒーレントに結合するように、所与の範囲にわたって連続的な位相シフトを提供するように調節可能である、請求項1に記載の線形フェーズド・アレイ。
  11. 前記線形フェーズド・アレイの前記第1ノードと前記第2ノードが異なる入射角で方向付けられる、請求項1に記載の線形フェーズド・アレイ。
  12. 前記線形フェーズド・アレイが2つ又はそれ以上の出力を含む、請求項1に記載の線形フェーズド・アレイ。
  13. 前記2つ又はそれ以上の出力が、2つ又はそれ以上の同時出力が異なる入射角で方向付けられるように、前記N−1個の可変移相器の任意の出力に沿って接続可能である、請求項12に記載の線形フェーズド・アレイ。
  14. 前記N個の離散的移相器の位相シフト設定が、入射角が複数の区域に分割されるモードで構成される、請求項1に記載の線形フェーズド・アレイ。
  15. 前記離散的位相シフト設定の数が増加するにつれて、前記N−1個の可変移相器の可変位相シフト範囲が減少する、請求項1に記載の線形フェーズド・アレイ。
  16. 線形フェーズド・アレイにおいて使用するための方法であって、
    第1ノードと第2ノードの間で並列に配置されたN個の離散的移相器と前記第1ノードと前記第2ノードの間で直列に配置されたN−1個の可変移相器とを準備するステップであって、前記N個の離散的移相器が前記N−1個の可変移相器によって提供される連続的な位相シフトの量を減らすように、前記N−1個の可変移相器が、前記N個の離散的移相器の隣接する出力ノード間にそれぞれ連結される、前記準備するステップと、
    前記N個の離散的移相器に関連付けられる多数の移相モードの中から移相モードを選択するステップであって、前記N個の離散的移相器に関連付けられる離散的位相シフト設定が、前記離散的位相シフト設定の数が増加するにつれて前記N−1個の可変移相器の可変位相シフト範囲が減少するモードで構成される、前記選択するステップと、
    を含み、前記N−1個の可変移相器が二方向性であり、受信のときは前記第1ノードと前記第2ノードから信号が出力され、送信のときは前記第1ノードと前記第2ノードから信号が入力される、前記方法。
  17. 前記N個の離散的移相器及び前記N−1個の可変移相器が無線周波数(RF)で作動する、請求項1に記載の方法。
  18. 前記N個の離散的移相器及び前記N−1個の可変移相器が中間周波数(IF)で作動する、請求項1に記載の方法。
  19. 前記N−1個の可変移相器が、そこに提示された信号が前記線形フェーズド・アレイの1つ又は複数のノードにおいてコヒーレントに結合するように、所与の範囲にわたって連続的な位相シフトを提供するように調節可能である、請求項1に記載の方法。
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