JP5188215B2 - 誘導加熱調理器 - Google Patents

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Description

本発明は、トッププレート上に被加熱物を載置する場所を表示した誘導加熱調理器に関する。
鍋などの被加熱物を加熱コイルにより誘導加熱する誘導加熱調理器は、安全・清潔・高効率という優れた特徴が認知されて、近年広く普及している。特許文献1には、トッププレートの下方に、光源と光源の光を導光する導光体とを含む線状発光体を備えた誘導加熱調理器が開示されている。これにより、トッププレート上に鮮明な円状の図形を表示することができるので、被加熱物を載置する場所(加熱部)や加熱中か否かを明確に表示することができる。
特許第3941812号公報
特許文献1に記載の誘導加熱調理器では、例えば鍋底径が大きな1つのオーバル鍋(楕円鍋)を2つの加熱コイル上に載置して加熱した場合、一方の加熱コイルの外周近傍に1つの円状の図形を表示するだけである。したがって、使用者は1つの加熱コイルで加熱しているのか、複数の加熱コイルで加熱しているのかを認識できないという問題があった。また、鍋底が大きい被加熱物を載置すると、その被加熱物で発光部が隠れてしまい、使用者は加熱しているのかすら認識できないという問題があった。
本発明は、前記課題を解決するもので、複数の加熱コイルを連動して動作させて1つの被加熱物を加熱することができ、その場合、使用者に該動作を認識させることができる誘導加熱調理器を提供することを目的とする。また、鍋底が大きい被加熱物を載置しても、使用者に該動作を認識させることができる誘導加熱調理器を提供することを目的とする。
本発明に係る誘導加熱調理器は、光を透過するトッププレートと、誘導磁界を発生させて、トッププレート上に載置された被加熱物を加熱する、少なくとも第1の加熱コイルと、第2の加熱コイルとを含む複数の加熱コイルと、複数の加熱コイルに高周波電流を供給するインバータ回路と、インバータ回路の出力を制御する加熱制御部と、発光して、被加熱物の載置場所を示す発光部と、発光部の発光を制御する発光制御部と、第1の加熱コイル及び第2の加熱コイルの上方に同一の被加熱物が載置されているか否かを判断する被加熱物載置判断部と、を備え、第2の加熱コイルは、被加熱物を加熱しない領域を挟んで第1の加熱コイルに隣接し、被加熱物載置判断部が第1の加熱コイル及び第2の加熱コイルの上方に同一の被加熱物が載置されているとみなしたときに、加熱制御部は、第1の加熱コイルと第2の加熱コイルを連動して動作させ、発光制御部は、使用者に該動作を認識させるように発光部を点灯させることを特徴とする。
被加熱物載置判断部は、第1の加熱コイルの上方に被加熱物が載置されているか否かを判断する第1の被加熱物載置判断部と、第2の加熱コイルの上方に被加熱物が載置されているか否かを判断する第2の被加熱物載置判断部と、第1の加熱コイルと第2の加熱コイルの間の前記被加熱物を加熱しない領域の上方に被加熱物が載置されているか否かを判断する第3の被加熱物載置判断部と、を含み、第1の被加熱物載置判断部、第2の被加熱物載置判断部、及び第3の被加熱物載置判断部のすべてが被加熱物が載置されていると判断した場合は、第1の加熱コイル及び第2の加熱コイルの上方に同一の被加熱物が載置されているとみなしてもよい。
第1の被加熱物載置判断部、第2の被加熱物載置判断部、第3の被加熱物載置判断部はそれぞれ、光検出部を含み、光検出部が外乱光を検出した場合は、被加熱物が載置されていないとみなし、光検出部が外乱光を検出しない場合は、被加熱物が載置されているとみなしてもよい。
第1の被加熱物載置判断部、第2の被加熱物載置判断部、第3の被加熱物載置判断部はそれぞれ、温度検出部を含み、温度検出部が検出した温度に基づいて所定期間内の温度上昇を求め、所定期間内に温度が上昇した場合は、被加熱物が載置されているとみなし、所定期間内に温度が上昇していない場合は、被加熱物が載置されていないとみなしてもよい。
被加熱物載置判断部は、第1の加熱コイルの上方に載置された被加熱物の材質を判定する第1の材質判定部と、第2の加熱コイルの上方に載置された被加熱物の材質を判定する第2の材質判定部と、を含み、第1の材質判定部によって判定された材質と、第2の材質判定部によって判定された材質が同じ場合は、第1の加熱コイル及び第2の加熱コイルの上方に同一の被加熱物が載置されているとみなしてもよい。
被加熱物載置判断部が第1の加熱コイル及び第2の加熱コイルの上方に同一の被加熱物が載置されているとみなしたときに、発光制御部は、第1の加熱コイルの外周近傍、第2の加熱コイルの外周近傍、及び該2つの外周近傍を結んだ直線上の領域を点灯させてもよい。
被加熱物載置判断部が第1の加熱コイル及び第2の加熱コイルの上方に同一の被加熱物が載置されているとみなしたときに、発光制御部は、第1の加熱コイルの外周近傍であって、第2の加熱コイルから遠い側の半円、及び第2の加熱コイルの外周近傍であって、第1の加熱コイルから遠い側の半円を点灯させてもよい。
被加熱物載置判断部が第1の加熱コイル及び第2の加熱コイルの上方に同一の被加熱物が載置されているとみなしたときに、発光制御部は、第1の加熱コイルの外周近傍であって、第2の加熱コイルから遠い側の半円、第2の加熱コイルの外周近傍であって、第1の加熱コイルから遠い側の半円、及び2つの加熱コイルの外周近傍を結んだ直線上の領域を点灯させてもよい。
被加熱物載置判断部が第1の加熱コイル及び第2の加熱コイルの上方に同一の被加熱物が載置されているとみなしたときに、発光制御部は、第1の加熱コイルの外周近傍、及び第2の加熱コイルの外周近傍を点灯させてもよい。
被加熱物載置判断部が第1の加熱コイル及び第2の加熱コイルの上方に同一の被加熱物が載置されているとみなしたときに、発光制御部は、第1の加熱コイル及び第2の加熱コイルによる加熱領域を内部に含む領域の外周部を点灯させてもよい。
本発明の誘導加熱調理器は、複数の加熱コイルの上方に同一の被加熱物が載置されている場合に、複数の加熱コイルを連動して動作させて1つの被加熱物を加熱することができ、その場合、使用者に該動作を認識させるように発光部を点灯させる。これにより、使用者は1つの加熱コイルで加熱しているのか、複数の加熱コイルで加熱しているのかを視覚的に認識することができる。また、連動して動作させる場合に点灯する発光部を、加熱コイルの外周より外側に設けることにより、鍋底が大きい被加熱物が載置されても、発光部が隠れないため、使用者は同様に認識することができる。
以下に、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、以下の各実施形態において、同じ構成要素については同じ番号を付している。
実施形態1
[誘導加熱調理器の構成]
図1に、本発明の実施形態1による誘導加熱調理器の上面図を示す。本実施形態の誘導加熱調理器の上部に光を透過する結晶化セラミック製のトッププレート1を設け、トッププレート1上に、被加熱物を載置して加熱する、第1の加熱部2、第2の加熱部3、及び第3の加熱部4を設ける。各加熱部の領域は、トッププレート1の上面又は下面に印刷により表示されている。図1においては示していないが、トッププレート1の下方であって、第1〜第3の加熱部2〜4それぞれに対応する位置に加熱コイルを設ける。これらの複数の加熱コイルは同心上に配置されていない。トッププレート1の下方であって、第1の加熱部2の外周近傍に第1の発光部5と、第2の加熱部3の外周近傍に第2の発光部6と、第3の加熱部4の外周近傍に第3の発光部7と、第1の加熱部2の外周近傍と第2の加熱部3の外周近傍を結んだ直線上の領域に第4の発光部8とを設ける。
トッププレートの下方に、第1〜第3の被加熱物載置判断部9,10,11を設ける。第1の被加熱物載置判断部は、第1の加熱コイル2の上方に被加熱物が載置されているか否かを判断する。第2の被加熱物載置判断部10は、第2の加熱コイル3の上方に被加熱物が載置されているか否かを判断する。第3の被加熱物載置判断部11は、第1の加熱コイル3と第2の加熱コイル4の間の領域の上方に被加熱物が載置されているか否かを判断する。本実施形態においては、第1〜第3の被加熱物載置判断部9〜11はそれぞれ、光検出部を含む。第1〜第3の被加熱物載置判断部9〜11は、光検出部が外乱光を検出した場合は、被加熱物が載置されていないと判断し、光検出部が外乱光を検出しない場合は、被加熱物が載置されていると判断する。
トッププレート2の手前側(使用者側)に操作部12と、反対側に吸気口13及び排気口14と、を設ける。操作部12は、第1の加熱部2の加熱のオン/オフや火力調整を行う第1の操作部12aと、第2の加熱部3の加熱のオン/オフや火力調整を行う第2の操作部12bと、第3の加熱部4の加熱のオン/オフや火力調整を行う第3の操作部12cと、を含む。
図2に、本発明の実施形態1による誘導加熱調理器の構成を示す。図1では3つの加熱部2,3,4を図示したが、図2では説明の便宜上2つの加熱部2,3を図示する。本実施形態の誘導加熱調理器は、トッププレート1と、トッププレート上に操作部12と、を備える。トッププレート1の下方に、第1の加熱部2に対応する位置に第1の加熱コイル15と、第2の加熱部3に対応する位置に第2の加熱コイル16と、を設ける。第1及び第2の加熱コイル15,16は、同心上に配置されていない。第1及び第2の加熱コイル15,16は、誘導磁界を発生させて、トッププレート1上に載置された被加熱物17を加熱する。
第1の加熱コイル15の上方に第1の被加熱物載置判断部9と、第2の加熱コイル16の上方に第2の被加熱物載置判断部10と、第1及び第2の加熱コイル15,16の間の領域の上方に第3の被加熱物載置判断部11と、を設ける。第1の加熱コイル15の外周近傍に第1の発光部5と、第2の加熱コイル16の外周近傍に第2の発光部6と、第1及び第2の加熱コイル15,16の間の領域に第4の発光部8とを配置する。さらに、本実施形態の誘導加熱調理器は、第1及び第2の加熱コイルの下方に、第1の加熱コイル15に高周波電流を供給する第1のインバータ回路18と、第2の加熱コイル16に高周波電流を供給する第2のインバータ回路19と、誘導加熱調理器全体の制御を行う制御部20を備える。制御部20は、操作部12からの入力に基づいて、第1及び第2の加熱コイル15,16に供給する高周波電流を制御するために第1及び第2のインバータ回路18,19に制御信号を出力する加熱制御部20aと、操作部12からの入力に基づいて、発光部5,6,8を発光させる発光制御部20bと、を含む。
図3に、発光部の構成を示す。図3(a)は円状の第1〜第3の発光部5,6,7であり、図3(b)は直線状の第4の発光部8である。発光部5〜8は、光源21と、光源21から発光された光を導光する導光体22と、を含む。光源21は、例えば発光ダイオードである。
[誘導加熱調理器の動作]
図4に、本発明の実施形態1の誘導加熱調理器による発光部の動作制御のフローチャートを示す。使用者により第1の操作部12aから第1の加熱部2の加熱がオンされると(S101でYes)、第1の被加熱物載置判断部9は第1の加熱部2に被加熱物が載置されているか否かを判断する(S102)。第1の被加熱物載置判断部9が第1の加熱部2に被加熱物が載置されていないと判断すると(S102でNo)、発光制御部20bは第1の発光部5を所定期間発光させた後、消灯させる(S103)。加熱制御部20aは第1の加熱コイル15に高周波電流を供給しない。
一方、第1の被加熱物載置判断部9が第1の加熱部2に被加熱物が載置されていると判断すると(S102でYes)、次に、第2の被加熱物載置判断部10は第2の加熱部3に被加熱物が載置されているか否かを判断する(S104)。第2の被加熱物載置判断部10が第2の加熱部3に被加熱物が載置されていないと判断したときは(S104でNo)、第1の加熱コイル15の上方にのみ1つの被加熱物が載置されていると判断する。加熱制御部20aは第1の加熱コイル15にのみ高周波電流を供給する(S106)。発光制御部20bは、図5(a)に示すように第1の発光部5を発光させる(S107)。図5において、点灯部分を太い実線で示し、消灯部分を破線で示す。
一方、第2の被加熱物載置判断部10が第2の加熱部3に被加熱物が載置されていると判断すると(S104でYes)、さらに、第3の被加熱物載置判断部11は第1の加熱部2と第2の加熱部3の間の領域に被加熱物が載置されているか否かを判断する(S105)。第3の被加熱物載置判断部11が第1の加熱部2と第2の加熱部3の間の領域に被加熱物が載置されていないと判断したときは(S105でNo)、第1の加熱コイル15の上方に載置されている被加熱物と、第2の加熱コイル16の上方に載置されている被加熱物とは別物であると判断する。加熱制御部20aは第1の加熱コイル15にのみ高周波電流を供給する(S106)。発光制御部20bは、図5(a)に示すように第1の発光部5を発光させる(S107)。
一方、ステップS105で第3の被加熱物載置判断部11が第1の加熱部2と第2の加熱部3の間の領域に被加熱物が載置されていると判断したときは(S105でYes)、第1の加熱コイル15及び第2の加熱コイル16の上方に同一の大きな被加熱物が載置されていると判断し、加熱制御部20aは第1の加熱コイル15及び第2の加熱コイル16に高周波電流を供給し、2つの加熱コイル15,16を連動して動作させる(S109)。発光制御部20bは、図5(b)に示すように第1の発光部5、第2の発光部6、第4の発光部8を発光させる(S108)。これにより、使用者は、第1の加熱コイル15と第2の加熱コイル16を連動して動作させているように見える。
本実施形態の誘導加熱調理器は、第1の加熱コイルの上方、第2の加熱コイルの上方、及び第1の加熱コイル及び第2の加熱コイルの間の領域の上方に被加熱物が載置されている場合には、第1の加熱コイル及び第2の加熱コイルの上方に同一の被加熱物が載置されていると判断し、第1の加熱コイルと第2の加熱コイルを連動して動作させ、使用者に該動作を認識させるように発光部を点灯させる。これにより、使用者は1つの加熱コイルで加熱しているのか、複数の加熱コイルで加熱しているのかを視覚的に認識することができる。
なお、本実施形態においては、第1〜第3の被加熱物載置判断部9〜11はそれぞれ、光検出部を含むが、これに代えて、温度検出部を含んでもよい。この場合、第1〜第3の被加熱物載置判断部9〜11は、温度検出部が検出した温度に基づいて所定期間内の温度上昇を求め、所定期間内に温度が上昇した場合は、被加熱物が載置されていると判断し、所定期間内に温度が上昇していない場合は、被加熱物が載置されていると判断する。
[変形例1]
なお、図6(a)に示すように、発光部を配置してもよい。第1の発光部5の発光領域を2つに分けて、第1の半円発光部5aと第2の半円発光部5bとし、第2の発光部6の発光領域も2つに分けて、第3の半円発光部6aと第4の半円発光部6bとする。この場合、図4のステップS107では図6(b)に示すように、発光制御部20bは第1の半円発光部5a及び第2の半円発光部5bを点灯させる。ステップS109では図6(c)に示すように第2の加熱コイル16から遠い側の第1の半円発光部5a及び第1の加熱コイル15から遠い側の第4の半円発光部6bを点灯させる。図6(b)、図6(c)において、点灯部分を太い実線で示し、消灯部分を破線で示す。以下図7,9,10においても同様である。
[変形例2]
また、図7(a)に示すように、発光部を配置してもよい。この場合、図4のステップS107では図7(b)に示すように、発光制御部20bは第1の半円発光部5a及び第2の半円発光部5bを点灯させる。ステップS109では図7(c)に示すように第2の加熱コイル16から遠い側の第1の半円発光部5a、第1の加熱コイル15から遠い側の第4の半円発光部6b、及び第4の発光部8を点灯させる。
図8に、半円発光部の構成を示す。発光部5a,5b,6a,6bは、光源21と、光源21から発光された光を導光する導光体22と、を含む。光源21は、例えば発光ダイオードである。
[変形例3]
また、図9(a)に示すように、発光部を配置してもよい。この場合、図4のステップS107では図9(b)に示すように、発光制御部20bは第1の発光部5を点灯させる。ステップS109では図9(c)に示すように第1の発光部5及び第2の発光部6を点灯させる。
[変形例4]
また、図10(a)に示すように、発光部を配置してもよい。第4の四角発光部8aは、第1の加熱コイル(15)及び第2の加熱コイル(16)による加熱領域を内部に含む領域の外周部に配置されている。この場合、図4のステップS107では図10(b)に示すように、発光制御部20bは第1の発光部5を点灯させる。ステップS109では図10(c)に示すように第1の発光部5、第2の発光部6、及び第4の四角発光部8aを点灯させる。これにより、大きな被加熱物が載置されても、発光部分が被加熱物により隠れてしまい見えなくなる可能性が低くなる。
実施形態2
[誘導加熱調理器の構成]
本実施形態では、材質判定部を用いて、第1の加熱コイル15及び第2の加熱コイル16の上方に同一の被加熱物が載置されているか否かを判断する誘導加熱調理器について説明する。一般に、被加熱物の材質が異なると、加熱コイルを制御するインバータ回路への入力電流の特性が異なることが知られている。そこで、本実施形態では、インバータ回路への入力電流に基づき被加熱物の材質を判定し、その判定結果に基づき、第1及び第2の加熱コイル15,16の上方に同一の被加熱物が載置されているか否かを判断する。本実施形態による誘導加熱調理器の構成において、図1及び図3は実施形態1と同じであるため説明を省略する。
図11に、本発明の実施形態1による誘導加熱調理器の構成を示す。図1では3つの加熱部2,3,4を図示したが、図11では説明の便宜上2つの加熱部2,3を図示する。第1のインバータ回路18は電源スイッチ23がオンのとき電源24から電力を供給される。同様に、第2のインバータ回路19は電源スイッチ25がオンのとき電源26から電力を供給される。本実施形態の誘導加熱調理器は、第1〜第3の被加熱物載置判断部9〜11の代わりに、第1及び第2のインバータ回路18,19への入力電流を検知する第1及び第2の入力電流検知部27,28と、第1及び第2の入力電流検知部27,28によって検知された入力電流及び第1及び第2のインバータ回路18,19から入力された加熱コイルに流れる電流に基づき、被加熱物の材質を判定する第1及び第2の材質判定部29,30と、を備える。本実施形態による誘導加熱調理器の構成は、上述したもの以外は実施形態1のものと同じであるため説明を省略する。なお、コイル電流とインバータ回路の入力電流とに基づき被加熱物の材質を判定することとしたが、これ以外にも、コイル電圧とインバータ回路の入力電流とに基づき被加熱物の材質を判定するようにしてもよい。
[誘導加熱調理器の動作]
図12に、本発明の実施形態2の誘導加熱調理器による発光部の動作制御のフローチャートを示す。使用者により第1の操作部12aから第1の加熱部2の加熱がオンされると(S201でYes)、第1の材質判定部29が第1の加熱コイル15の上方に載置されている被加熱物の材質Aを判定する(S202)。次に、第2の材質判定部30が第1の加熱コイル16の上方に載置されている被加熱物の材質Bを判定する(S203)。制御部20は、第1の材質判定部29により判定された材質Aと、第2の材質判定部30により判定された材質Bが同じか否かを判断する(S204)。制御部20は、材質Aと材質Bが同じ場合には、第1の加熱コイル15及び第2の加熱コイル16の上方に同一の大きな被加熱物が載置されていると判断する。一方、制御部20は、材質Aと材質Bが異なる場合には、第1の加熱コイル15と第2の加熱コイル16の上方には別々の被加熱物が載置されていると判断する。制御部20が材質Aと材質Bが異なると判断すると(S204でNo)、第1の加熱コイル15の上方に載置されている被加熱物と、第2の加熱コイル16の上方に載置されている被加熱物とは別物であると判断する。加熱制御部20aは第1の加熱コイル15に高周波電流を供給する(S207)。発光制御部20bは、図5(a)に示すように第1の発光部5を発光させる(S208)。
一方、制御部20が材質Aと材質Bが同じと判断すると(S204でYes)、加熱制御部20aは第1の加熱コイル15及び第2の加熱コイル16に高周波電流を供給し、2つの加熱コイル15,16を連動して動作させる(S205)。発光制御部20bは、図5(b)に示すように第1の発光部5、第2の発光部6、第4の発光部8を発光させる(S206)。これにより、使用者は、第1の加熱コイル15と第2の加熱コイル16を連動して動作させているように見える。
本実施形態の誘導加熱調理器は、第1の加熱コイルの上方に載置されている被加熱物の材質と、第1の加熱コイルの上方に載置されている被加熱物の材質とが同じ場合には、第1の加熱コイル及び第2の加熱コイルの上方に同一の被加熱物が載置されていると判断し、第1の加熱コイルと第2の加熱コイルを連動して動作させ、使用者に該動作を認識させるように発光部を点灯させる。これにより、使用者は1つの加熱コイルで加熱しているのか、複数の加熱コイルで加熱しているのかを視覚的に認識することができる。
また、本実施形態の誘導加熱調理器は、第1、第2の被加熱物載置判断部9、10の代わりに、第1及び第2のインバータ回路18,19への入力電流を検知する第1及び第2の入力電流検知部27,28と、第1及び第2の入力電流検知部27,28によって検知された入力電流及び第1及び第2のインバータ回路18,19から入力された加熱コイルに流れる電流に基づき、被加熱物の材質を判定する第1及び第2の材質判定部29,30とを備える構成とし、さらに、第3の被加熱物載置判断部11として、光検出部や、温度検出部を備える構成としてもよい。
そして、S204で、制御部20が材質Aと材質Bが同じと判断した後、第3の被加熱物載置判断部が、第1の加熱コイル15と第2の加熱コイル16の間の領域の上方に被加熱物が載置されていると判断した場合にはS205に進むようにし、S204で、制御部20が材質Aと材質Bが同じと判断した後、第3の被加熱物載置判断部が、第1の加熱コイル15と第2の加熱コイル16の間の領域の上方に被加熱物が載置されていないと判断した場合にはS207に進むようにしてもよい。
なお、本実施形態においても、実施形態1の変形例1〜変形例4と同様に発光部を配置して点灯させてもよい。
本発明による誘導加熱調理器は、使用者が1つの加熱コイルで加熱しているのか、複数の加熱コイルで加熱しているのかを視覚的に認識することができるという効果を有し、一般家庭などで使用される誘導加熱調理器に有用である。
本発明の実施形態1による誘導加熱調理器の上面図 本発明の実施形態1による誘導加熱調理器の構成図 本発明の実施形態1による誘導加熱調理器の発光部の構成図 本発明の実施形態1の誘導加熱調理器による発光部の動作制御のフローチャート 本発明の実施形態1による誘導加熱調理器の発光部の点灯例を示す図 本発明の実施形態1の変形例1による誘導加熱調理器の発光部の配置と点灯例を示す図 本発明の実施形態1の変形例2による誘導加熱調理器の発光部の配置と点灯例を示す図 本発明の実施形態1の変形例1,2による誘導加熱調理器の発光部の構成図 本発明の実施形態1の変形例3による誘導加熱調理器の発光部の配置と点灯例を示す図 本発明の実施形態1の変形例4による誘導加熱調理器の発光部の配置と点灯例を示す図 本発明の実施形態2による誘導加熱調理器の構成図 本発明の実施形態2の誘導加熱調理器による発光部の動作制御のフローチャート
符号の説明
1 トッププレート
2〜4 加熱部
5,5a,5b,6,6a,6b,7,8,8a 発光部
9 第1の被加熱物載置判断部
10 第2の被加熱物載置判断部
11 第3の被加熱物載置判断部
12 操作部
13 吸気口
14 排気口
15 第1の加熱コイル
16 第2の加熱コイル
17 被加熱物
18 第1のインバータ回路
19 第2のインバータ回路
20 制御部
20a 加熱制御部
20b 発光制御部
21 光源
22 導光体
23,25 電源スイッチ
24,26 電源
27 第1の入力電流検知部
28 第2の入力電流検知部
29 第1の材質判定部
30 第2の材質判定部

Claims (8)

  1. 光を透過するトッププレートと、
    誘導磁界を発生させて、前記トッププレート上に載置された被加熱物を加熱する、少なくとも第1の加熱コイルと、第2の加熱コイルとを含む複数の加熱コイルと、
    前記複数の加熱コイルに高周波電流を供給するインバータ回路と、
    前記インバータ回路の出力を制御する加熱制御部と、
    発光して、被加熱物の載置場所を示す発光部と、
    前記発光部の発光を制御する発光制御部と、
    前記第1の加熱コイル及び前記第2の加熱コイルの上方に同一の被加熱物が載置されているか否かを判断する被加熱物載置判断部と、を備え、
    前記第2の加熱コイルは、前記被加熱物を加熱しない領域を挟んで前記第1の加熱コイルに隣接し、
    前記被加熱物載置判断部は、
    前記第1の加熱コイルの上方に被加熱物が載置されているか否かを判断する第1の被加熱物載置判断部と、
    前記第2の加熱コイルの上方に被加熱物が載置されているか否かを判断する第2の被加熱物載置判断部と、
    前記第1の加熱コイルと前記第2の加熱コイルの間の前記被加熱物を加熱しない領域の上方に被加熱物が載置されているか否かを判断する第3の被加熱物載置判断部と、を含み、
    前記第1の被加熱物載置判断部、前記第2の被加熱物載置判断部、及び前記第3の被加熱物載置判断部のすべてが被加熱物が載置されていると判断した場合は、前記第1の加熱コイル及び前記第2の加熱コイルの上方に同一の被加熱物が載置されているとみなし、
    前記被加熱物載置判断部が前記第1の加熱コイル及び前記第2の加熱コイルの上方に同一の被加熱物が載置されているとみなしたときに、
    前記加熱制御部は、第1の加熱コイルと第2の加熱コイルを連動して動作させ、
    前記発光制御部は、使用者に該動作を認識させるように前記発光部を点灯させることを特徴とする誘導加熱調理器。
  2. 前記第1の被加熱物載置判断部、前記第2の被加熱物載置判断部、前記第3の被加熱物載置判断部はそれぞれ、光検出部を含み、前記光検出部が外乱光を検出した場合は、被加熱物が載置されていないとみなし、前記光検出部が外乱光を検出しない場合は、被加熱物が載置されているとみなすことを特徴とする請求項に記載の誘導加熱調理器。
  3. 前記第1の被加熱物載置判断部、前記第2の被加熱物載置判断部、前記第3の被加熱物載置判断部はそれぞれ、温度検出部を含み、前記温度検出部が検出した温度に基づいて所定期間内の温度上昇を求め、所定期間内に温度が上昇した場合は、被加熱物が載置されているとみなし、所定期間内に温度が上昇していない場合は、被加熱物が載置されていないとみなすことを特徴とする請求項に記載の誘導加熱調理器。
  4. 前記被加熱物載置判断部が前記第1の加熱コイル及び前記第2の加熱コイルの上方に同
    一の被加熱物が載置されているとみなしたときに、前記発光制御部は、前記第1の加熱コイルの外周近傍、前記第2の加熱コイルの外周近傍、及び該2つの外周近傍を結んだ直線上の領域を点灯させることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1つに記載の誘導加熱調理器。
  5. 前記被加熱物載置判断部が前記第1の加熱コイル及び前記第2の加熱コイルの上方に同一の被加熱物が載置されているとみなしたときに、前記発光制御部は、前記第1の加熱コイルの外周近傍であって、前記第2の加熱コイルから遠い側の半円、及び前記第2の加熱コイルの外周近傍であって、前記第1の加熱コイルから遠い側の半円を点灯させることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1つに記載の誘導加熱調理器。
  6. 前記被加熱物載置判断部が前記第1の加熱コイル及び前記第2の加熱コイルの上方に同一の被加熱物が載置されているとみなしたときに、前記発光制御部は、前記第1の加熱コイルの外周近傍であって、前記第2の加熱コイルから遠い側の半円、前記第2の加熱コイルの外周近傍であって、前記第1の加熱コイルから遠い側の半円、及び2つの加熱コイルの外周近傍を結んだ直線上の領域を点灯させることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1つに記載の誘導加熱調理器。
  7. 前記被加熱物載置判断部が前記第1の加熱コイル及び前記第2の加熱コイルの上方に同一の被加熱物が載置されているとみなしたときに、前記発光制御部は、前記第1の加熱コイルの外周近傍、及び前記第2の加熱コイルの外周近傍を点灯させることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1つに記載の誘導加熱調理器。
  8. 前記被加熱物載置判断部が前記第1の加熱コイル及び前記第2の加熱コイルの上方に同一の被加熱物が載置されているとみなしたときに、前記発光制御部は、前記第1の加熱コイル及び前記第2の加熱コイルによる加熱領域を内部に含む領域の外周部を点灯させることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1つに記載の誘導加熱調理器。
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