JP5185827B2 - 少なくとも1つのペイロードデータコネクションを少なくとも1つのマルチプレックスコネクションへ割り当てるための方法 - Google Patents

少なくとも1つのペイロードデータコネクションを少なくとも1つのマルチプレックスコネクションへ割り当てるための方法 Download PDF

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Description

本発明は、少なくとも1つのペイロードデータコネクション(ユーザーデータコネクション)を、第1のネットワーク要素と第2のネットワーク要素の間に設けられた少なくとも1つのマルチプレックスコネクションへ割り当てるための方法に関している。
音声データを移動通信システムや移動無線システムを介して伝送するのに対しては益々パケット志向(Packet-oriented)のデータ伝送システムが用いられている。ここではそれぞれの使用される伝送プロトコルに応じて異なるサイズのデータフィールドが、圧縮された音声データの転送のために準備されている。この伝送プロトコルとして大抵は"レイヤ2"の伝送プロトコル、例えばイーサーネットプロトコルやインターネットプロトコル(IPプロトコル)、"ユーザーデータグラムプロトコル(UDP)(RFC768)"、"リアルタイムトランスポートプロトコル(RTP)(RFC3550)"、及び"Iuフレーミングプロトコル(IuFPプロトコル)(3GPP TS29.415)"が使用される。
例えば第3世代の移動無線システム(3GPP)におけるコアネットワークのいわゆるCSドメインにおいては、いわゆる"Nb"データコネクションがメディアゲートウエイユニット(MGW)と"移動交換局(Mobile Switching Center;MSC)"の間のデータ転送のために確立される。伝送すべき音声データないしマルチメディアデータは、例えば"アダプティブマルチレート(AMR)音声符号化ユニット"を用いてで圧縮され、この圧縮された音声データが"Iuフレミングプロトコル(IuFp)(3GPPTS 29.415)"又はRTP,UDP,IPプロトコルを介して伝送される(詳細は3GPP TS29.414規格参照)。
関連する伝送プロトコルのデータフィールド、つまりそれぞれの"ヘッダー"は、その中で伝送されるデータ、例えば圧縮された音声データよりも著しくサイズが大きいことが頻繁にある。例えばIPデータパケットのデータフィールドは、20バイト(IPバージョン4.0)ないしは40バイト(IPバージョン6.0)のサイズを有している。またUDPプロトコルのデータフィールドは8バイトのサイズを有しており、それに対してRTPプロトコルのデータフィールドは16バイトのサイズを有し、Iuプロトコルのデータフィールドは4バイトのサイズを有している。これらとは対照的にAMR音声符号化ユニットによって圧縮されたデータは、35バイト(12.2kHzモード)かまたは5バイト(音声休止間に用いられるサイレンスインディケーション(SID)モード)のサイズを有している。
少なくとも2つの移動交換局またはメディアゲートウエイユニットの間では、通常は、同時に複数のペイロードデータコネクション、例えば回線接続が、いわゆるNBインターフェース規格に従って確立される。このNBインターフェースに類似して、3GPP移動無線システムにて設けられる"Iu"インターフェースを介したデータ伝送も行うことが可能であり、これはメディアゲートウエイユニットまたは移動交換局といわゆる"無線ネットワークコントローラ(RNC)ユニット"の間で形成される(これに関しては3GPP TS 25.414並びに25.415参照)。
現時点で存在している既存の標準規格によれば、伝送すべきペイロードデータコネクション(例えば電話の通話)毎に、それぞれのIP/UDP/RTPデータコネクション伝送プロトコルに従って実現される物理的に分離した固有のデータコネクションがNbインターフェースないしIuインターフェースを介して確立され、それらのコネクションを介してそれぞれのIP/UDP/RTP伝送プロトコルに従って構築されたデータパケットが伝送される。
Nb及びIuインターフェース環境においては、IP/UDP/RTPプロトコルが、それぞれの境界を定めているメディアゲートウエイユニット、移動交換局ないしはRNCユニットにおいて終端される。つまりNbまたはInデータコネクションを介して個別に伝送されるデータパケットのデータフィールドは少なくともある程度までは一致ないしは対応しており、さらに前記ユニットにおいて伝送に続いて読み出されて継続処理される。それとは対照的にIuFPプロトコルに従って実現されるデータパケットのデータフィールドは、それぞれのメディアゲートウエイユニット若しくは移動交換局によって不変のまま転送される。
さらに伝送技術の分野では多くの多重化技術が公知であり、それらを介して複数のペイロードデータコネクションのデータが、多重化されたデータ接続によってほぼ同時に伝送される。このような複数のペイロードデータコネクションないし電話接続における伝送のために設けられたデータコネクションを以下ではマルチプレックスコネクション(multiplexed connection)と称するものとする。
NbまたはIuインターフェースにおいては有利には、複数のペイロードデータコネクションのデータが特にIP/UDP/RTPプロトコルを用いて伝送されるマルチプレックスコネクションの範囲内で一緒に伝送される。それ故IPパケット(これはそれぞれ1つのIP、UDP、RTPヘッダを含み得る)においては、それぞれ有利には固有のIuFPヘッダと固有のペイロードデータ、例えば圧縮された音声データと共に複数のペイロードデータコネクションのデーターが含まれ得る。それによって伝送のために必要となる帯域幅が大幅に低減される。いずれにせよこの手段はまだ標準規格に記載されていない。
Nbデータコネクションを介したペイロードデータコネクションの確立に対しては、いわゆる"BICC IP Bearer Control Protcol(IPBCPプロトコル)(ITU−T Q. 1970)"が設けられており、これは自身の側においていわゆる"Session Description Protocol(SDPプロトコル)(IETF RFC 2327)"が用いられる(これについては3GPP TS29.414参照)。IPBCPプロトコルは、第1のメディアゲートウエイユニットと第2のメディアゲートウエイユニットの間でペイロードデータコネクションの確立のために、第1のメディアゲートウエイユニットから第2のメディアゲートウエイユニットへの"IPBCPリクエストメッセージ"の伝送を実施する。第2のメディアゲートウエイユニットからは当該メッセージが"IPBCPレスポンスメッセージ"を用いて返信される。いわゆるIPBCPレスポンスメッセージを用いて第1のメディアゲートウエイユニットと第2のメディアゲートウエイユニットの間ではそれらのそのつどのIPアドレスとUDPポートナンバーが相互に交換される。第1のメディアゲートウエイユニットと第2のメディアゲートウエイユニット相互間のデータ交換のためにはそれらの情報が必要である。IPBCPメッセージは、いわゆるBICCシグナリングプロトコル(ITU−T Q.1902.1−5)を用いて透過的に伝送される。
ここで本発明の課題は、冒頭に述べたような、少なくとも1つの第1のネットワーク要素と少なくとも1つの第2のネットワーク要素の間に設けられた1つのマルチプレックスコネクションに対する少なくとも1つのペイロードデータコネクションの割り当てのための方法において、音声データなどのペイロードデータの伝送に必要とされる伝送帯域幅を著しく低減させることである。この課題は請求項1の特徴部分に記載された本発明によって解決された。
本発明による方法の主要な観点は次のことからなる。すなわち、第1のネットワーク要素によって第1のシグナリングメッセージが生成されて第2のネットワーク要素に伝送され、その場合には第1のシグナリングメッセージによって第2のネットワーク要素に、そのつどのマルチプレックスコネクションを介した、少なくとも1つのペイロードデータコネクション転送のための第1のネットワーク要素の準備完了状態が示される。表示された第1のネットワーク要素の準備完了状態と、マルチプレックスコネクションを介した少なくとも1つのペイロードデータコネクションの転送が第2のネットワーク要素によってサポートされるか否かに依存して、少なくとも1つのペイロードデータコネクション毎の第2のネットワーク要素が第1のネットワーク要素と第2のネットワーク要素の間のマルチプレックスコネクションに割り当てられるか、または、当該ペイロードデータコネクションに対してマルチプレックスコネクション以外の転送が選択される。第2のネットワーク要素において生成されて第1のネットワーク要素に伝送される第2のシグナリングメッセージによって、第1のネットワーク要素に、マルチプレックスコネクションへの少なくとも1つのペイロードデータコネクションの可能な割当てが表示される。本発明による方法を用いれば、有利には、割り当てを開始する第1のネットワーク要素に対してペイロードデータコネクションの宛先ノードを知ることが不要となる。それにより、標準化されているIPBCPプロトコルに対して、第1のネットワーク要素によって伝送されるIPBCPリクエストメッセージが、このメッセージを受信する第2のネットワーク要素に関する情報なしで送信され得るか、または同じように標準化されたSIPシグナリングプロトコルが本発明による方法のために拡張され得る。マルチプレックスコネクションを介したそのつどのペイロードデータコネクションの確立によって、特に圧縮された音声データが、大幅に低減された帯域幅を用いて伝送されるようになる。
本発明の方法によれば有利には、新たなメッセージをIPBCPプロトコルに挿入する必要はなく、ただ既存のメッセージを適切に拡張するだけでよい。
さらに本発明の方法によれば有利には、マルチプレックスコネクションを介したデータの転送をサポートしている第1のネットワーク要素と、マルチプレックスコネクション外で既存の標準規格に従ってペイロードデータコネクションの転送のみをサポートしている第2のネットワーク要素の間で、ペイロードデータコネクションの転送が任意に許容され得る。
マルチプレックスコネクションの選択の際には有利には第2のネットワーク要素が、マルチプレックスコネクション内で新たなペイロードデータコネクションに対して自由になるリソースが十分に存在しているか否かを考慮する(例えばペイロードデータコネクションに対する自由なアドレス情報)。
IPBCPプロトコルが利用される場合には、各ペイロードデータコネクションの確立の際にいわゆるIPBCPリクエストメッセージとIPBCPレスポンスメッセージが別個に交換される。IPBCPリクエストメッセージにおいては第1のネットワーク要素がそのIPアドレスとUDPポートナンバーを既存の標準規格に従って特定する。マルチプレックスコネクションを介したペイロードデータコネクションの転送が望まれていることを示すために、新たに形成されたSDP属性が挿入される。また代替的にTS 29.414で定められるIuFpプロトコルのMIMEタイプに対して新たな"MIME"パラメータが使用されてもよい。
第2のネットワーク要素がマルチプレックスコネクションを介したペイロードデータコネクションの転送をサポートしていない場合には、第2のネットワーク要素は既存のSDP標準規格に従って、認識されない新たなSDP属性若しくは新たなMIMEパラメータを無視し、既存のIPBCP標準規格に従って個別に転送されるペイロードデータコネクションが特定されるIPアドレスとUDPポートナンバーに対するセットアップを行う。それ故必要なバックワード互換性が設定される。
第2のネットワーク要素がマルチプレックスコネクションを介したペイロードデータコネクションの転送をサポートしているが、特定のペイロードデータコネクションに対しては多重化を用いないことが決定されている場合には、第2のネットワーク要素は、同じように既存の標準規格に従ってIPBCPレスポンスメッセージを本発明による拡張なしで送信する。
多重化をサポートしている第2のネットワーク要素が、多重化が望まれていることを表すIPBCPリクエストメッセージを受信した際には、IPBCPリクエストメッセージにおいて特定されているIPアドレスに向けたマルチプレックスコネクションが選択される。このマルチプレックスコネクションは代替的にIPBCPリクエストメッセージにおいて特定されたポートとは異なるポートに向けられてもよい。
IPBCPリクエストメッセージにおいて、第2のネットワーク要素は、多重化が選択されたことを第1のネットワーク要素に伝達し、さらに選択されたマルチプレックスコネクションを有利には第2のネットワーク要素がマルチプレックスコネクションの受信に使用したUDPポートナンバーによって特定する。新たなSDP属性は多重化が選択されたことを特定する目的のために使用され得る。例えば多重化が望まれていることを特定するために、同じ新たなSDP属性がIPBCPリクエストメッセージの中で使用されてもよい。代替的に多重化が選択されたことを示すために、TS 29.414で定められるIuFpプロトコルのMIMEタイプに対して新たな"MIME"パラメータが使用されてもよい。例えばIPBCPリクエストメッセージの中で使用されているのと同じ新たなパラメータが用いられてもよい。MGW−Bにおけるマルチプレックスコネクションの受信のために使用されるポートナンバーの特定は、ペイロードデータコネクションを表すいわゆるSDPメディアライン内部で行われてもよいし、あるいは新たなSDP属性又はMIMEタイプパラメータが使用されてもよい。
さらに有利には本発明による方法はマルチプレックスコネクション内でのペイロードデータコネクションに対する固有の識別子(識別コード)の割り当てを可能にしている。この識別子は例えばペイロードデータコネクションのそのつど転送されるデータパケットに割り当てるべくマルチプレックスコネクションのデータパケット内で特定されてもよい。それにより、転送されたデータパケットがどのペイロードデータコネクションに所属するかが表わされる。
有利には第2のネットワーク要素が、マルチプレックスコネクションの選択された後で、新たに割り当てられるペイロードデータコネクションにさらなる識別子を割り当てる。この識別子はマルチプレックスコネクション内部で固有のものであって、新たに割り当てられるペイロードデータコネクション毎に選択されたさらなる識別子がメッセージ内で第1のネットワーク要素に伝達され、そこにおいて第2のネットワーク要素がペイロードデータコネクション毎に、どのマルチプレックスコネクションに対応しているのかが表される。
この識別子は、例えばマルチプレックスコネクションのデータパケット内部でそのつど転送されるペイロードデータコネクションのデータパケットに割り当てられ特定される。それにより、どのペイロードデータコネクションに、転送されたデータパケットが所属するのかが表される。この場合有利にはペイロードデータコネクションに対し、第1のネットワーク要素から第2のネットワーク要素へ送信されるデータパケットに対しても、第2のネットワーク要素から第1のネットワーク要素へ送信されるデータパケットに対しても、同じ識別子が利用される。
例えばIPBCPのようなSDPに対しては、識別子の特定が有利には新たなSDP属性又はMIMEタイプパラメータ、例えば多重化に用いられることを表す属性ないしパラメータを用いて行われる。
有利にはペイロードデータコネクションが終了すると直ちにこれまでペイロードデータコネクションのために使用されていた別のマルチプレックスコネクションの識別子が新たに対応付けられたペイロードデータコネクションに割り当てられる。同じ識別子が偶発的に、第1及び第2のネットワーク要素によって、同じマルチプレックスコネクション内の異なる新たなペイロードデータコネクションに同時に割り当てられることを防ぐために、有利には第1及び第2のネットワーク要素に異なる値領域が識別子割り当てのために割り当てられる。例えば新たなマルチプレックスコネクションに対してペイロードデータコネクションを最初に割り当てられたネットワーク要素には下方の値領域が割り当てられ、それに対してペイロードデータコネクションの割り当てに関するネットワーク要素からのメッセージを受信する他のネットワーク要素は、当該メッセージを介して上方の値領域を割り当てられるようにしてもよい。
その他にも本発明による方法によれば有利には、特にペイロードデータコネクションに対する適切なマルチプレックスコネクションの存在がもはやない場合に、新たなマルチプレックスコネクションのセットアップが支援される。この種の動的でかつ自動的なマルチプレックスコネクションのセットアップは通信システムの作動を著しく容易にさせる。
1つまたはそれ以上のマルチプレックスコネクションに対するペイロードデータコネクションの割り当てが望まれていることが表示され、かつアドレスが含まれているメッセージを第1のネットワーク要素から受け取った場合において、表示されたアドレスに対する適切なマルチプレックスコネクションがまだ存在しないかまたは現存のペイロードデータコネクション内にもはやリソースが存在しないケースにおいて相応に有利には、第2のネットワーク要素が特定されたアドレスに対する新たなマルチプレックスコネクションを確立し、この新たなマルチプレックスコネクションがペイロードデータコネクションに割り当てられる。
有利には新たなマルチプレックスコネクションの確立は次のことによって行われる。すなわち第2のネットワーク要素が、第1のネットワーク要素に対するメッセージの中で、例えばこれまでに使用されていなかった第2のネットワーク要素のUDPポートナンバーを用いて、これまで存在していなかったマルチプレックスコネクションを指示することによって行われる。第2のネットワーク要素からのメッセージが受信され、その結果として新たなアドレス情報が使用されると、第1のネットワーク要素は新たなマルチプレックスコネクションが利用できることを識別する。第1のネットワーク要素は有利には最初に第2のネットワーク要素へのメッセージの中で空きUDPポートナンバーを特定し、第2のネットワーク要素はこのUDPポートナンバーを新たなマルチプレックスコネクションの確立における第1のネットワーク要素へのデータ送信のために用いる。しかしながらこれとは異なって第2のネットワーク要素が既存のマルチプレックスコネクションを選択している場合には、第2のネットワーク要素は、既に当該マルチプレックスコネクションに割り当てられていた第1のネットワーク要素の別のポートナンバーを使用する。有利にはマルチプレックスコネクションが確立されると、直ちに最後に転送されたペイロードデータコネクションは終了される。
本発明は、シグナリングの目的としていわゆる"Session Initiation Protcol"が用いられ、例えばETSI TISPANによって標準化されているいわゆるIMS"Internet Multimedia Subsystem"のように同じネットワーク要素間で複数のペイロードデータコネクションの交換が行われるような他のネットワークにも適している。ペイロードデータコネクションの記述のためにここではSDPプロトコルも利用される。これはいわゆる"SDP−offer−answer"機構(IETF RFC 3264)に従っていわゆるSDP−offer−メッセージとそれに続くSDP−answer−メッセージを用いて交換され、それらはIPBCPリクエストメッセージ(ないしIPBCPレスポンスメッセージ)との比較が可能である。
本発明のさらなる有利な実施例は従属請求項にも記載されている。
以下では本発明による方法の実施例を図面に基づき詳細に説明する。この場合、
図1は、本発明による方法の実施に協働する移動通信システムのネットワークコンポーネントを概略的に表した図であり、
図2は、本発明によるマルチプレックスコネクションのデータパケットの構造例を概略的に示した図であり、
図3は、本発明によるマルチプレックスコネクションのデータパケットの代替的構造例を概略的に示した図であり、
図4は、IMSベースの通信システムのネットワークアーキテクチャを概略的にブロックダイヤグラムで表した図である。
実施例
図1には、移動通信システムMKSの第1の値とワーク要素としてのネットワークノードMSC−Aと、第2のネットワーク要素としてのネットワークノードMSC−Bが示されており、この場合これらの第1のネットワークノードMSC−Aと第2のネットワークノードMSC−Bは有利には移動交換センタとして構成されている。
第1のネットワークノードMSC−Aは、例えば図1に示されている実施例においては第1のMSCサーバーユニットMSC−S−Aと第1のメディアゲートウエイユニットMGW−Aを有している。これに類似して第2のネットワークノードMSC−Bも第2のMSCサーバーユニットMSC−S−Bと第2のメディアゲートウエイユニットMGW−Bを有している。別個のユニットと、特に第1及び第2のMSCサーバーユニットMSC−S−A,MSC−S−B並びに第1及び第2のメディアゲートウエイユニットMGW−A,MGW−Bを用いて実現されたサーバー及びメディアゲートウエイ機能部は、代替的にそれぞれの共通のユニットで実現されてもよい。
第1のネットワークノードMSC−Aと第2のネットワークノードMSC−Bないし第1のメディアゲートウエイユニットMGW−A及び第2のメディアゲートウエイユニットMGW−Bは、有利な実施例によれば"Nb"インターフェースを介して相互接続されており、これは確立すべきペイロードデータコネクションのデータパケットDPの伝送のためにIPプロトコル、UDPプロトコル、RTPプロトコル及びIuFPプロトコルを利用する。
本発明によれば、"Nb"インターフェースには少なくとも1つのマルチプレックスコネクションmvが、少なくとも1つのペイロードデータコネクションの伝送のために設けられている。さらに第1のMSCサーバーユニットMSC−S−Aと第2のMSCサーバーユニットMSC−S−Bの間にはBICCシグナリングコネクションが形成されており、この場合第1及び第2のMSCサーバーユニットMSC−S−A、MSC−Bは、ITU−T H.248プロトコルベースのシグナリング接続を介して第1ないし第2のメディアゲートウエイユニットMGW−A、MGW−Bと接続され、それを介してコントロールしている。IPBCP("BICC IP Bearer Control Protocol")は、BICCシグナリングコネクションとH.248シグナリングコネクションの両方によってサポートされている。
その上さらに第1のネットワークノードMSC−Aないしは第1のMSCサーバーユニットMSC−S−Aと第1のメディアゲートウエイユニットMGW−Aをいわゆる"Iu"インターフェスないし"Iu"データリンクを用いてラジオネットワークコントローラ(RNCユニット)と接続される。IPプロトコル、UDPプロトコル、RTPプロトコル及びIuFPプロトコルは、ペイロードデータコネクションのデータパケットの転送のためのIuデータコネクションによって使用される。
図2には、本発明によるマルチプレックスコネクションmvのデータパケットDPの構造が例示的に示されており、これは例えばNbデータコネクションないしNbインターフェースを介して伝送される。このデータパケットDPは、例えば第1から第3のペイロードデータコネクションUC1,UC2,UC3のマルチプレックスデータ伝送のために設けられている。
データパケットDPはこれに対してそれぞれIPデータフィールドIP、UDPデータフィールドUDP及びRTPデータフィールドRTPを有しており、それに対して第1〜第3のペイロードデータコネクションUC1,UC2,UC3のペイロードデータは、相互に分離されて配置されたデータフィールドIuFP1〜IuFP3においてそれぞれ伝送される。これらは有利にはIuFPのデータと第1、第2及び第3のペイロードデータコネクションUC1,UC2,UC3のペイロードデータをそれぞれ含み得る。このペイロードデータは、それぞれ例えばAMR方式で符号化された音声情報であってもよい。
有利には各ペイロードデータコネクションUC1,UC2,UC3毎にそれぞれ1つのマルチプレックスデータフィールドMP1,MP2,MP3が挿入されており、それらは少なくとも1つの第1〜第3の識別子ID1,ID2,ID3(これらはマルチプレックスコネクション内でそれぞれのペイロードデータコネクションUC1,UC2,UC3を表している)と、場合によってはそれぞれ伝送されるペイロードデータの長さに関するさらなる情報及び/またはタイムスタンプを含んでいる。また第1〜第3のIuFPデータフィールドIuFP1,IuFP2,IuFP3が設けられていてもよい。
以下では例示的にSDP("Session Description Protocol")プロトコルを用いて符号化されたIPBCPリクエストメッセージとIPBCPレスポンスメッセージを詳細に説明する。これらのメッセージは、例えば図1に示されている第1のネットワークノードMSC−Aと第2のネットワークノードMSC−Bの間、特に第1のメディアゲートウエイユニットMGW−Aと第2のメディアゲートウエイユニットMGW−Bの間で交換される。:
IPBCPリクエストメッセージ(MGW−A → MGW−B):
Rq1 c=In IP4
Rq2 m=audio 49170 RTP/AVP 97
Rq3 a=rtpmap:97 VND.3GPP.IUFP/16000
Rq4 a=fmtp:97 multiplex
IPBCPレスポンスメッセージ(MGW−B → MGW−A):
Rq1 c=In IP4 host.example.com
Rq2 m=audio 49320 RTP/AVP 97
Rq3 a=rtpmap:97 VND.3GPP.IUFP/16000
Rq4 a=fmtp:97 multiplex;user_connection_id=11
IPBCPリクエストメッセージは第1のネットワークノードMSC−Aの第1のメディアゲートウエイユニットMGW−Aにおいて作成され、第2のネットワークノードMSC−Bの第2のメディアゲートウエイユニットMGW−Bに伝送される。IPBCPリクエストメッセージの第4行Rq4に特定されているIuFPプロトコルのMIMEタイプの多重化の識別子"multiplex"は、第1のメディアゲートウエイユニットMGW−Aによって第2のメディアゲートウエイユニットMGW−Bに、IPBCPリクエストメッセージ内で特定されたペイロードデータコネクションのマルチプレックスコネクションmvへの対応付けが望まれていることを示す。
IPBCPリクエストメッセージの第1行Rq1においては、第1のメディアゲートウエイユニットMGW−Aによってこのユニットに対応付けられているアドレス情報、例えばIPアドレス"host. anywhere.com" (このアドレスにマルチプレックスコネクションがルーティングされる)などの情報が特定される。
IPBCPリクエストメッセージの第2行Rq2には、第1のメディアゲートウエイユニットMGW−Aによって、第1のメディアゲートウエイユニットMGW−A内に配設されている空きポートナンバー、例えば"49170"が特定される。このナンバーは、問い合わせ時点においてまだ存在していないマルチプレックスコネクションmvの確立のために用いることが可能である。またマルチプレックスコネクション外で既存の標準規格に従ってペイロードデータコネクションの確立のために用いることもできる。
IPBCPリクエストメッセージの第4行Rq4に多重化識別子"multiplex"が何も記載されていない場合には、特定のIPアドレスとポートナンバーが標準規格に準拠したシンプルな(例えば非多重化形式の)ペイロードデータコネクション確立のためにもくろまれる。第1のメディアゲートウエイユニットMGW−A内では既に次のようなことが考慮されている。すなわち第2のメディアゲートウエイユニットMGW−Bが、場合により多重化識別子"multiplex"によって示される割り当て希望に対応してないことあるいはサポートしてないことが考慮されている。そして伝送されたIPアドレスとポートナンバーは、第1のメディアゲートウエイユニットMGW−Aに対する多重化されないシンプルなペイロードデータコネクション確立のために使用される。
本発明によればIPBCPリクエストメッセージを受け取った後で、第2のメディアゲートウエイユニットMGW−Bによって、受信したIPアドレス"host. anywhere.com"に対するマルチプレックスコネクションが割り当てられ、所望のマルチプレックスコネクションのポートナンバーが第2のメディアゲートウエイユニットMGW−Bにおいて割り当てられる(例えばポートナンバー"49320")。
有利な実施例によれば、第1及び第2のメディアゲートウエイユニットMGW−Bによって確立しなければならないペイロードデータコネクションに対して割り当てられるマルチプレックスコネクションmv内の識別子、すなわち当該実施例においては識別子ないし識別コード"11"が割り当てられる。同じ識別子が偶発的に第1のメディアゲートウエイユニットMGW−Aと第2のメディアゲートウエイユニットMGW−Bによって同じマルチプレックスコネクション内の異なる新たなペイロードデータコネクションに同時に割り当てられることを回避するために、有利には第1のメディアゲートウエイユニットMGW−Aと第2のメディアゲートウエイユニットMGW−Bに対して異なる値領域が識別子割り当てのために振り分けられる。例えば新たなマルチプレックスコネクションに対して最初にペイロードデータコネクションを割り当てられたメディアゲートウエイユニットMGW−Bには下方の値領域が割り当てられ、それに対して他のメディアゲートウエイユニットMGW−Aには、上方の値領域が割り当てられるようにしてもよい。
第2のメディアゲートウエイユニットMGW−Bによって、所望のIPアドレス"host. anywhere.com"に対してまだ何もマルチプレックスコネクションmvが存在していないことが検出された場合には、当該第2のメディアゲートウエイユニットMGW−BはIPBCPレスポンスメッセージを用いて前記IPアドレス"some.anywhere.com"に対する新たなマルチプレックスコネクションと第1のメディアゲートウエイユニットMGW−Aにおける特定のポートナンバー"49170"を確立する。このケースでは割り当てられているポートナンバー"49320"は、これまでに第2のメディアゲートウエイユニットMGW−Bにおいて使用されなかったポートナンバーである。
それに対して既存のマルチプレックスコネクションmvが選択されている場合には、第2のメディアゲートウエイユニットMGW−Bの割り当てられているポートナンバー"49320"は、既存のマルチプレックスコネクションmvのポートナンバーに相応し、第1のメディアゲートウエイユニットMGW−Aにはポートナンバー"49170"が割り当てられる。
第2のメディアゲートウエイユニットMGW−Bによって求められたペイロードデータコネクション確立のための情報は、IPBCPレスポンスメッセージを用いて第1のメディアゲートウエイユニットMGW−Aに通知される。
例えばIPBCPレスポンスメッセージの第4行Rq4に特定されているIuFPプロトコルのMIMEタイプの多重化識別子"multiplex"を用いることによって、第1のメディアゲートウエイユニットMGW−Aに、IPBCPレスポンスメッセージに書き込まれているペイロードデータコネクションが既にマルチプレックスコネクションmvに割り当てられていることが通知される。さらに第1のメディアゲートウエイユニットMGW−Aは、付加的に伝送される、値"11"を伴うパラメータ"user_connection_id"によって、第2のメディアゲートウエイユニットMGW−Bによってマルチプレックスコネクションmv内のペイロードデータコネクションに割り当てられている識別子を通知される。
IPBCPレスポンスメッセージの第1行Rq1には、第2のメディアゲートウエイユニットMGW−Bによって割り当てられ、マルチプレックスコネクションmvをルーティングするIPアドレス、例えば"host.example.com"が特定されている。
IPBCPレスポンスメッセージの第2行Rq2には、第2のメディアゲートウエイユニットMGW−Bによって割り当てられているポートナンバー"49170"が特定されており、このナンバーに対してマルチプレックスコネクションmvが第2のメディアゲートウエイユニットMGW−Bにルーティングされる。それ故にこれは選択されたマルチプレックスコネクションmvを間接的に表している。第2のメディアゲートウエイユニットMGW−Bは、第1のメディアゲートウエイユニットMGW−Aに対し、これまでに使用されていないポートナンバーの特定によって新たなマルチプレックスコネクションmvを確立させることも可能である。
IPBCPレスポンスメッセージの第4行Rq4内の多重化識別子"multiplex"の欠落は、第1のメディアゲートウエイユニットMGW−Aに、ペイロードデータコネクションの確立に対してマルチプレックスコネクションmvが何も使用されなかったことを通知するのではなく、現在の標準化されている方法に類似したやり方で、伝送されたIPアドレスと所属のポートナンバーを用いて、多重化のなされない簡素なペイロードデータコネクションが確立されることを通知している。また多重化識別子"multiplex"の欠落したIPBCPレスポンスメッセージは、IPBCPレスポンスメッセージの第4行Rq4内の多重化識別子"multiplex"を解釈できずに無視する、マルチプレックスコネクション以外のペイロードデータコネクションの転送しかサポートしていない、これまでの標準化されたメディアゲートウエイユニットMGW−2によっても送信され得る。
以下では本発明による方法の代替的な応用例を、図4にブロック回路図で概略的に示されている、IMS("Internet Mulimedia Subsystem")をベースにしたIMS通信システムのIMSのネットワークアーキテクチャに基づいて説明する。この通信システムは既に標準化団体TISPAN"Telecoms & Internet converged Services & Protocols for Advanced Networks"によって規格化された拡張性と既に使用されているプロトコルを有している。
IMS通信システムIMSは例えば第1〜第3の通信端末T1〜T3を有しており、これらの通信端末はそれぞれSIP("Session Initiation Protocol")プロトコルSIPをサポートしている。第1〜第3の通信端末T1,T2,T3は、SIPプロトコルSIP(SDP)を介していわゆるABG("Access Boarder Gateway")ユニットABGと接続され、これを介してSIPコアネットワークにリンクしている。
TIASPANによって定められた標準規格に従って、ABGユニットABGに標準的に割り当てられている機能は、複数の相互接続されたネットワーク要素によって実現されており、詳細にはいわゆるP−CSCF("Proxy Call Session Control Function")ユニットP−CSCF、SPDF("Service-based Policy Decision Function")ユニットSPDF、及びBGF("Boarder Gateway Function")ユニットBGFなどである。ここではSIPシグナリングデータに基づいてP−CSCFユニットP−CSCFによりSPDFユニットSPDFがコントロールされている。このSPDFユニット自身はBGFユニットBGFを制御している。
IMS通信システムIMSではいわゆるAS("Aplication Server")ユニットが設けられていてもよい。これは選択されたアプリケーション、例えば"Push-to-Talk"通信サービスが利用できる。
さらにMRF("Media Ressource Functions")ユニットMRFが設けられていてもよい。このユニットはConference bridgeとして使用され、2つのネットワーク要素から構築されている。すなわち一方はいわゆるMRFユニット(MRFコントローラ)MRFであり、他方はいわゆるMRFPユニット(MRFプロセッサ)MRFPである。
さらにIMS通信システムIMSはBG("Boarder Gateway")ユニットBGを用いて他のIP通信システムまたはIMS通信システムと接続されてもよい。この目的のためにBGユニットBGは、IBCF("Interconnection Boarder Control Function")ユニットIBCFと、SPDFユニットSPDFと、BGFユニットBGFを有している。
PSTN−G("PSTN Gateway")ユニットPSTN−Gを用いてIMS通信システムIMSは、公衆電話網PSTN("Public Switched Telephone Network")と接続され得る。この目的のために公衆電話網はMGCF("Media Gateway Control Function")ユニットMGCFとIM−MGW("Internet Mulimedia Mediagateway")ユニットIM−MGWを有している。
SIPシグナリングはIMS通信システムIMSにおいてCSCF("Call Session Control Function")ユニットCSCFによってルーティングされ、この場合第1の通信端末T1〜第3の通信端末T3は、P−CSCFユニットP−CSCF、及びCSCFユニットCSCFを介して、それぞれIBCFユニットIBCF、MGCFユニットMGCF、MRFCユニットMRFC、ASユニットASと、SIPシグナリングデータを交換している。このSIPシグナリングデータはSDPプロトコルを介して伝送される。
第1〜第3の通信端末T1〜T3とBGFユニットBGF、IM−MGWユニットIM−MGW、MRFPユニットMRFP、及びASユニットASの間のペイロードデータの転送のために、それらのユニットがRTPプロトコルRTP、UDPプロトコルUDP、IPプロトコルIPを用いて相互接続されている。ペイロードデータの他にRFC3550に準拠したRTCP("Real Time Control Protocol")プロトコルが伝送される。図1に示されている3GGP CS ドメインの実施例との違いは、IuFPプロトコルがIMS通信システムIMSにおいては用いられていない点である。しかしながらここでも、IMSコアネットワークの2つのネットワーク要素(それぞれBGFと、IM−MGWないしMRFPないしはAS)の間で多くのペイロードデータコネクションがほぼ同時に伝送されることが予期される。それ故にここでは広い帯域幅が要求される。帯域幅を節約するためには、類似した属性を有する複数のペイロードデータコネクションの伝送に対してマルチプレックスコネクションを設けることが提案される。
図3にはマルチプレックスコネクションmvのデータパケットDPの構造例が示されており、ここでは多重化されたデータパケットの可能なフォーマットが示されている。それらは例えば図4に示されているインタフェースに設けられていてもよい。この構造は図2に示されている構造にも十分に対応している。しかしながらこれとの違いはIuFPデータフィールドIuFP1〜IuFP3の代わりにRTPプロトコルをサポートしているRTPデータフィールドRTP1,RTP2が設けられている点である。このことは特にエンド−ツーエンドコネクションとして実現されるペイロードデータコネクションに基づいて、符号化若しくは復号化ユニット、例えば関連する通信端末T1〜T3におけるペイロードデータの直接の再生のために必要とされる。
RTPプロトコルに従って伝送されるペイロードデータコネクションの他に、割り当てられるRTCPコントロールコネクションも多重化されたデータパケットDPのデータフィールドに設けることが可能である。これについては他のペイロードデータコネクションに類似して識別子ID3が割り当てられる。
さらに多重化されたデータパケットDPのヘッダーにも同様にRTPデータフィールドRTPが設けられる。RTPデータフィールドRTP内で伝送されるデータにおいては、例えば伝送区間上の例えばジッターやパケットロスに関する情報が、コアネットワーク(それぞれBGF,IM−MGW,MRFPまたはAS)内の個々のネットワーク要素間に存在し、RTPデータフィールドRTPで伝送されるデータから得られる。
以下では標準規格IETF RFC 3246に準拠した"SDP-Offer-Message"と"SDP Answer Message"の構造例を説明する。これらのメッセージは例えばIMSコアネットワークIMSの2つのネットワーク要素間ないしはノード要素間で例えばSIPシグナリングプロトコルSIPを介して交換され、本発明による拡張性を含んでいる。
ノード要素として例えばASユニットAS、BGFユニットBGF、ABGユニットABG、PSTN−GユニットPSTN−GまたはMRFユニットMRFが設けられていてもよい。そこでは例えば図3に示されている多重化されたデータパケットDPの構造例が利用される。
前述したIPBCPメッセージの構造とは異なり、以下に示すメッセージ交換が付加的に伝送に使用される符号化方法の付加的割り当てのために用いられ、複数のペイロードデータコネクション上で関連付けられ得る。:
SDPオファーメッセージ (Knoten−A → Knoten−B):
01 c=IN IP4 host.anywhere.com
02 m=audio 49710 RTP/AVP 98 3 96 97
03 a=rtpmap:98 VND.3GPP.IUFP/16000
04 a=fmtp:98 multiplex
05 a=rtpmap:97 AMR
06 a=fmtp:97mode−set=0.2.5.7; mode−change
−period=2
07 a=rtpmap:96 telephone−event
SDPアンサーメッセージ (Knoten−B → Knoten−A):
A1 c=IN IP4 host.example.com
A2 m=audio 49320 RTP/AVP 98
A3 a=rtpmap:98 VND.3GPP.IUFP/16000
A4 a=fmtp:98 multiplex;rtp_payload_typs
=96,97;user_connection_id=11;
rtcp_connection_id=12;
A5 a=rtpmap:97 AMR
A6 a=fmtp:97mode−set=0,2,5,7; mode−change
−period=2
A7 a=rtpmap:96 telephone−event
これについてSDPオファーメッセージ("SDP−Offer−Message")は第1のネットワークノードAから第2のネットワークノードBに伝送される。例えばSDPオファーメッセージの第2行O2では、異なる符号化方法、すなわち"GSM-FR"、"AMR"、"Telephone Event"が特定される。これらの符号化方法は、SDPオファーメッセージの第2行O2へのRTPパラメータ"payload types"を用いた値"3"、"96"、"97"の割り当てによって行われる。さらに標準規格のSDPプロトコルに従って第5行05、第6行06、第7行07にはさらなるパラメータを用いて書き込みが行われる。その他に第2行02にはRTPペイロードタイプとして値"98"が割り当てられる。これは多重化されたIuFpプロトコルを特定し、第3及び第4行03,04に設けられるさらなるパラメータを用いて詳細に書き込まれる。
第4行04に特定されるIuFPプロトコルのMIMEタイプのパラメータ"multiplex"によりSDPオファーメッセージを生成する第1のネットワークノードKnoten−Aにより第2のネットワークノードKnoten−Bには、第2行02に書き込まれたマルチプレックスコネクションに対するペイロードデータコネクションの割り当てが望まれていることが通知される。
SDPオファーメッセージの第1行01には、第1のネットワークノードKnoten−Aによってこのノードに割り当てられたIPアドレス、例えば"host. anywhere. com"が通知される。これに対してはマルチプレックスコネクションmvがルーティングされる。
SDPオファーメッセージの第2行02には、第1のネットワークノードKnoten-Aにより、これに割り当てられている空きポートナンバー、例えば"49170"が通知される。これは新たなマルチプレックスコネクションmvの構築に対して利用され得る。SDPオファーメッセージ内で"multiplex"のパラメータが何も含まれていない場合には、前述した公知方法に類似して通知されたIPアドレスとポートナンバーが多重化されない簡素なペイロードデータコネクションに割り当てられる。多重化伝送のサポート及び/又はRTPペイロードタイプのサポートが第2のネットワークノードKnoten−BにおけるIuFpプロトコルによって行われていない場合には、多重化されない簡素なペイロードデータコネクションの確立のためのIPアドレスとポートナンバーが第1のネットワークノードKnoten−Aに対して行われる。
SDPオファーメッセージの評価の後では第2のネットワークノードKnoten−Bが本発明によりマルチプレックスコネクションをIPアドレス"host.anywhere.com"に対して選択する(例えば第2のネットワークノードKnoten−Bにおけるポートナンバーが"49320"のマルチプレックスコネクション)。
第2のネットワークノードKnoten−Bは、さらにSDPオファーメッセージを用いて示される符号化方法から例えば"AMR"及び"Telefone event"(RTP payload types 96 97)を選択する。さらに第2のネットワークノードKnoten−Bによってペイロードデータコネクションには第1の識別コード、例えば"11"が割り当てられ、対応するRTCPコネクションにはさらなるペイロードデータコネクションの特定のためのさらなる識別コード、例えば"12"が割り当てられる。
特定されたIPアドレス"host.anywhere.com"に対してマルチプレックスコネクションがまだ何も存在していない場合には、これが第2のネットワークノードKnoten−Bに対するSDPアンサーメッセージを用いて、特に第1のネットワークノードKnoten−AにおけるIPアドレス"host.anywhere.com"とポートナンバー"49170"に対して確立される。このケースにおいてはナンバー"49320"を有するポートがこれまで第2のネットワークノードKnoten−Bによって使用されていなかったポートを形成する。既存のマルチプレックスコネクションmvが選択された場合には、ポートナンバー"49320"が第2のネットワークノードKnoten−Bにおいてマルチプレックスコネクションmvに割り当てられたポートナンバーを特定し、ポートナンバー"49170"は第1のネットワークノードKnoten−Aにおけるマルチプレックスコネクションに既に割り当てられたポートナンバーを特定する。
第2のネットワークノードKnoten−Bは本発明によりSDPアンサーメッセージを形成し、それを第1のネットワークノードKnoten−Aに伝送する。その場合は以下に説明する情報を含んでいる。
SDPアンサーメッセージの第2行A2にはIuFPプロトコルのための選択されたRTP-payload-Type、例えば"98"が特定され、第4行A4にはIuFPプロトコルのMIMEタイプのパラメータ"multiplex"が特定されている。それにより第1のネットワークノードKnoten−Aには、SDPメディア行A2に記載されているペイロードデータコネクションがマルチプレックスコネクションmvに割り当てられたことが通知される。
第4行A4に特定されたIuFPプロトコルのMIMEタイプのパラメータ"rtp_payload_types"によって第1のネットワークノードKnoten−Aには第2のネットワークノードKnoten−Bによってこのペイロードデータコネクションのために選択されたRTPペイロードタイプ、例えばAMR符号化方法に対して"96"が、"Telefone-event"符号化方法に対して"97"が通知される。前記RTPペイロードタイプは第5行から第7行(05〜07)において詳細に特定される。
第4行A4にはIuFPプロトコルのMIMEタイプのパラメータ"user_connection_id"が挿入され、これは第1のネットワークノードKnoten−Aに、第2行A2に記載されているペイロードデータコネクションに第1の識別コード、例えば"11"が割り当てられていることを通知する。第4行A4には特定されているIuFPプロトコルのMIMEタイプのパラメータ"rtcp_connection_id"によって第1のネットワークノードKnoten−Aには、第2行A2に記載されているペイロードデータコネクションにおいて割り当てられているRTCPコネクションが第2の識別コード、例えば"12"を割り当てられたことが通知される。
第2のネットワークノードKnoten−Bに割り当てられたIPアドレス、例えば"host.example.com"は第1行A1に割り当てられており、このIPアドレスを介してマルチプレックスコネクションがルーティングされ、第2行A2にはポートナンバー、例えば"49170"が特定され、そのポートナンバーに対してマルチプレックスコネクションを介して伝送されるデータパケットDPが受信される。
本発明によれば第2のネットワークノードKnoten−Bが第1のネットワークノードKnoten−Aに、まだ占有されていないポートナンバーを使用して新たなマルチプレックスコネクションを確立するように命令することができる。"multiplex"パラメータがSDPアンサーメッセージ内に含まれていない場合には、伝送されたIPアドレスとポートナンバーが多重化されないシンプルなペイロードデータコネクションの確立のために利用され得る。
第1及び第2のネットワークノードKnoten−A,Knoten−Bは、図4に示されているように、それぞれSIPシグナリングに対応している制御ユニット、例えばP−CSCFユニットP−CSCF、IBCFユニットIBCF、MGCFユニットMGCFまたはMRFCユニットMRFCと、ペイロードデータコネクションに対応しているプロセッサユニット、例えばBGFユニットBGF、IM−MGWユニットIM−MGW、MRFPユニットMRFPから構成されていてもよい。これらのプロセッサユニットと制御ユニットはそれぞれ例えばITU−T H.248規格に従って相互に通信している。有利な実施形態によれば、前記プロセッサユニットはマルチプレックスコネクションmvの管理とペイロードデータコネクションに関するアドレス情報の割り当てに対しても対応している。
SDPオファーメッセージの伝送の前にそれぞれのネットワークノードKnoten−A,Knoten−Bの制御ユニットとプロセッサユニットは、既存の標準規格に従って互いにメッセージを交換する。プロセッサユニットは制御ユニットに、特にそのIPアドレス、例えば"host.anywhere.com"と、自身に割り当てられているポートナンバー、例えば"49170"を通知する。シグナリングはさらに次のような効果を狙って拡張される。すなわちプロセッサユニットがコントロールユニットにマルチプレックスコネクションの使用が望まれていることを通知するように拡張される。これに対しては例えばIuFPプロトコルの第2行から第4行(02〜04)によるRTPペイロードが、選択されたH.248規格のメッセージを用いてプロセッサユニットから制御ユニットに伝送される。
SDPオファーメッセージの受信とSDPアンサーメッセージの送信の間では、それぞれのネットワークノードKnoten−A,Knoten−Bの制御ユニットとプロセッサユニットの間で既存の標準規格に従ってメッセージが交換される。例えばプロセッサユニットは、その点で既にSDPオファーメッセージにおいて受信されたIPアドレスと受信されたポートナンバーを示す。有利な実施形態によれば、プロセッサユニットは制御ユニットによってマルチプレックスコネクションが望まれていることもシグナリングする。このことは例えば適切なH.248規格のメッセージを用いてIuFPプロトコルの第2行から第4行(02〜04)によるRTPペイロードの転送(forwarding)によって行われる。
それによりマルチプレックスコネクションがプロセッサユニットによって選択され、ペイロードデータコネクションに対応する識別子ないし識別コードが割り当てられる。プロセッサユニットは制御ユニットに自身のIPアドレスと自身に割り当てられたポートナンバーを通知する。
制御ユニットとプロセッサユニットの間にSPDFが存在する場合には、SPDFがそれぞれ書込まれている情報を転送する。
本発明は特定の実施例に基づいて説明をしてきたが、しかしながら、本発明の基礎をなす発明理念から逸脱することなく多くの改善や変更もまた可能であることを理解されたい。
本発明による方法の実施に協働する移動通信システムのネットワークコンポーネントを概略的に表した図 本発明によるマルチプレックスコネクションのデータパケットの構造例を概略的に示した図 本発明によるマルチプレックスコネクションのデータパケットの代替的構造例を概略的に示した図 IMSベースの通信システムのネットワークアーキテクチャを概略的にブロックダイヤグラムで表した図
符号の説明
ABG アクセスボーダーゲートウエイユニット
AN1 第1のアクセスネットワーク
AN2 第2のアクセスネットワーク
AS アプリケーションサーバーユニット
BG ボーダーゲートウエイユニット
BGF ボーダーゲートウエイ機能ユニット
IBCF インターコネクションボーダーコントロール機能ユニット
ID1 第1のアドレス情報
ID2 第2のアドレス情報
ID3 第3のアドレス情報
IM−MGW インターネットマルチメディアゲートウエイユニット
IMS IMSベースの通信ユニット
IP IPデータフィールド
Iu Iuデータコネクション
IuFP1 第1のIuFPデータフィールド
IuFP2 第2のIuFPデータフィールド
IuFP3 第3のIuFPデータフィールド
KAT1 第1の移動通信端末
KAT2 第2の移動通信端末
MKS 移動通信システム
MGCF メディアゲートウエイコントロール機能ユニット
MGW−A 第1のメディアゲートウエイユニット
MGW−B 第2のメディアゲートウエイユニット
MGW−T 第3のメディアゲートウエイユニット
MKD 通信サービス
MKD マルチメディアベースの通信サービス
MP1 第1のマルチプレックスデータフィールド
MP2 第2のマルチプレックスデータフィールド
MP3 第3のマルチプレックスデータフィールド
MRF メディアリソース機能ユニット
MRFC MRFコントローラユニット
MRFP MRFプロセッサユニット
MSC−A 第1の移動交換センタ
MSC−B 第2の移動交換センタ
MSC−S−A 第1のMSCサーバーユニット
MSC−S−B 第2のMSCサーバーユニット
mv マルチプレックスコネクション
Nb Nbデータコネクション
P−CSCF プロキシーコールセッションコントロール機能ユニット
PSTN 公衆回線網
PSTN−G PSTNゲートウエイユニット
RAB RABパラメータ
RNC 無線ネットワークコントローラユニット
RTP RTPデータフィールド
SIP セッションイニシエーションプロトコル
SPDF サービスベースのポリシー決定機能ユニット
T3 第3の通信端末
UC1 第1のペイロードデータコネクション
UC2 第2のペイロードデータコネクション
UC3 第3のペイロードデータコネクション
UDP UDPデータフィールド

Claims (18)

  1. 少なくとも1つのペイロードデータコネクションを、第1のネットワーク要素(MSC−A)と第2のネットワーク要素(MSC−B)の間に設けられた少なくとも1つのマルチプレックスコネクションへ割り当てるための方法において、
    第1のネットワーク要素(MSC−A)によって第1のシグナリングメッセージが生成されて第2のネットワーク要素(MSC−B)に伝送され、前記第1のシグナリングメッセージによって第2のネットワーク要素(MSC−B)に、そのつどのマルチプレックスコネクションを介した少なくとも1つのペイロードデータコネクションの転送に対する第1のネットワーク要素(MSC−A)の準備完了状態が該第1のシグナリングメッセージ内に設けられた多重化識別子を用いて通知され、
    通知された第1のネットワーク要素(MSC−A)の準備完了状態と、マルチプレックスコネクションを介した少なくとも1つのペイロードデータコネクションの転送が第2のネットワーク要素(MSC−B)によってサポートされるか否かに依存して、第2のネットワーク要素(MSC−B)が、少なくとも1つのペイロードデータコネクションのそれぞれを、第1のネットワーク要素(MSC−A)と第2のネットワーク要素(MSC−B)の間のマルチプレックスコネクションに割り当てるか、または、当該ペイロードデータコネクションに対してマルチプレックスコネクション以外の転送を選択し、
    さらに第2のネットワーク要素(MSC−B)において生成されて第1のネットワーク要素(MSC−A)に伝送される第2のシグナリングメッセージによって、第1のネットワーク要素(MSC−A)に、マルチプレックスコネクション(mv)に対する少なくとも1つのペイロードデータコネクションの可能な割り当てが通知され
    前記マルチプレックスコネクションは自動的にかつ動的にセットアップされ、この際、第2のネットワーク要素(MSC−B)によって実施されたマルチプレックスコネクションの割り当てにより、マルチプレックスコネクションが動的に確立される、
    ようにしたことを特徴とする方法。
  2. 第1のシグナリングメッセージにおいて第1のネットワーク要素(MSC−A)に割り当てられた第1のアドレス情報が伝送される、請求項1載の方法。
  3. 第2のネットワーク要素(MSC−B)は、割り当てられたマルチプレックスコネクションを第1のシグナリング情報内に含まれている第1のアドレス情報を用いて選択している、請求項1または2記載の方法。
  4. 第1のネットワーク要素(MSC−A)と第2のネットワーク要素(MSC−B)の間でペイロードデータコネクション確立のために得られるマルチプレックスコネクションが複数存在する場合に、ペイロードデータコネクションの転送に対して自由な伝送リソースを十分に有しているマルチプレックスコネクションの1つが第2のネットワーク要素(MSC−B)によって割り当てられる、請求項1からいずれか1項記載の方法。
  5. 第1のネットワーク要素(MSC−A)の側でデータ受信のために新たに動的に確立されたマルチプレックスコネクション(mv)に、第1のシグナリング情報内に含まれているUDPポートナンバーが割り当てられ、既に先行の時点で割り当てられているUDPポートナンバーは既に存在しているマルチプレックスコネクションにそのまま割り当てられる、請求項1からいずれか1項記載の方法。
  6. マルチプレックスコネクションに対する少なくとも1つのペイロードデータコネクションの割り当てが、第2のシグナリング情報内に設けられている多重化識別子を用いて第1のネットワーク要素(MSC−A)に通知される、請求項1からいずれか1項記載の方法。
  7. 割り当てられているマルチプレックスコネクション(mv)が、第2のシグナリング情報においてUDPポートナンバーを用いて示される、請求項1からいずれか1項記載の方法。
  8. 第2のネットワーク要素(MSC−B)によってマルチプレックスコネクション(mv)に割り当てられているペイロードデータコネクションに1つの識別子が割り当てられる、請求項1からいずれか1項記載の方法。
  9. 前記識別子は第2のシグナリング情報において第1のネットワーク要素(MSC−A)に通知される、請求項記載の方法。
  10. 前記識別子は、そのつどマルチプレックスコネクション(mv)のデータパケット(DP)のデータフィールドにおいて伝送される、請求項8または9記載の方法。
  11. 前記ネットワーク要素(MSC−A、MSC−B)は、移動交換局として構成されたネットワークノードである、請求項1から10いずれか1項記載の方法。
  12. 移動無線システム(MKS)におけるペイロードデータコネクションの確立のために、IPBCPリクエストメッセージとIPBCPレスポンスメッセージが、移動交換局(MSC−A、MSC−B)として形成されかつBICCシグナリングコネクションを介して相互に接続されるネットワーク要素の間で交換される、請求項11記載の方法。
  13. "Session Description Protocol(SDP)"の属性または標準規格TS 29.414に準拠して形成された"Multimedia Internet Message Extension (MIME) "のパラメータが多重化識別子として伝送される、請求項8から12いずれか1項記載の方法。
  14. 第2の移動交換局(MSC−B)がマルチプレックスコネクションを介したペイロードデータコネクションの確立をサポートしていない場合に、特定のIPアドレスとポートナンバーの間でシンプルデータコネクションが確立される、請求項11から13いずれか1項記載の方法。
  15. IMSベースの通信システム(IMS)におけるペイロードデータコネクションの確立のために、SDPオファーメッセージとSDPアンサーメッセージがSIPシグナリングコネクションを介して相互接続されたネットワーク要素間で交換される、請求項1から14いずれか1項記載の方法。
  16. "Session Description Protocol(SDP)"の属性または標準規格TS 29.414に準拠して形成された"Multimedia Internet Message Extension (MIME) "のパラメータが多重化識別子として伝送される、請求項15記載の方法。
  17. そのつどのマルチプレックスコネクション(mv)は、それぞれ第1及び第2のネットワーク要素(MSC−A、MSC−B)によって終端される、請求項1から16いずれか1項記載の方法。
  18. さらなるネットワーク要素(MSC−A)に対し、ペイロードデータコネクションの転送を可能にする少なくとも1つのマルチプレックスコネクション(mv)を実行するための手段を有している、ネットワーク要素(MSC−B)において、
    それぞれのマルチプレックスコネクションを介した少なくとも1つのペイロードデータコネクションの転送に対するさらなるネットワーク要素(MSC−A)の準備完了状態を多重化識別子を用いて通知する第1のシグナリングメッセージを、前記さらなるネットワーク要素(MSC−A)から受信する手段と、
    通知されたさらなるネットワーク要素(MSC−A)の準備完了状態と、マルチプレックスコネクションを介した少なくとも1つのペイロードデータコネクションの転送が、当該ネットワーク要素(MSC−B)によってサポートされているか否かと、に依存して、前記さらなるネットワーク要素(MSC−A)と当該ネットワーク要素(MSC−B)との間の各マルチプレックスコネクションに、少なくとも1つのペイロードデータコネクションのそれぞれを割り当てるか、又は、当該ペイロードデータコネクションに対してマルチプレックスコネクション以外の転送を選択する手段と、
    マルチプレックスコネクション(mv)に対する少なくとも1つのペイロードデータコネクションの可能な割り当てを前記さらなるネットワーク要素(MSC−A)に通知する第2のシグナリングメッセージを生成する手段と、
    前記第2のシグナリングメッセージを、前記さらなるネットワーク要素(MSC−A)に伝送するための手段と、を有しており、
    前記マルチプレックスコネクションは自動的にかつ動的にセットアップされ、この際、第2のネットワーク要素(MSC−B)によって実施されたマルチプレックスコネクションの割り当てにより、マルチプレックスコネクションが動的に確立される、
    ことを特徴とするネットワーク要素(MSC−B)。
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