JP5185014B2 - 電磁波検出素子 - Google Patents

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Description

本発明は、電磁波検出素子に係り、特に、互いに交差して配設された複数の走査配線及び複数の信号配線の各交差部に対応してセンサ部が設けられ、画像を検出するTFTアクティブマトリクス基板を用いた電磁波検出素子に関する。
近年、TFT(Thin film transistor)アクティブマトリックス基板上にX線感応層を配置し、X線情報を直接デジタルデータに変換できるFPD(flat panel detector)等の放射線画像検出装置が実用化されている。このFPDは、従来のイメージングプレートに比べて、即時に画像を確認でき、動画も確認できるといったメリットがあり、急速に普及が進んでいる。
この種の放射線画像検出装置は、種々のタイプのものが提案されており、例えば、放射線を直接電荷に変換して蓄積する直接変換方式や、放射線を一度CsI:Tl、GOS(Gd2O2S:Tb)などのシンチレータで光に変換し、変換した光を半導体層で電荷に変換して蓄積する間接変換方式がある(例えば、本願出願人による特許文献1)。
一例として、図12には、間接変換型の放射線画像検出装置に用いられる電磁波検出素子10’の1画素単位の構造を示す平面図が示されており、図13には、図12のA−A線断面図が示されている。
図12に示すように、電磁波検出素子10’は、互いに交差して配設された複数の走査配線101’及び複数の信号配線3’の各交差部に対応してセンサ部103’が設けられている。
このセンサ部103’は、図13に示されるように、光が照射されることにより電荷が発生する半導体層6’、半導体層6’の光が照射される照射面側に光透過性を有する導電性部材により形成され、当該半導体層6’に対してバイアス電圧を印加する上部電極7’、及び半導体層6’の光の非照射面側に形成され、当該半導体層6’に発生した電荷を収集する下部電極14’を備えている。
また、この電磁波検出素子10’では、上部電極7にバイアス電圧を供給する共通電極配線25’が半導体層6’の上層に配置されている。この共通電極配線25’は、電荷を供給するため抵抗を低くする必要があるため、Al若しくはCu、又はAl若しくはCuを主体とする低抵抗配線材料を用いて形成される。
また、特許文献2には、透明導電部材からなる上部電極を各々接続し、共通電極配線の機能も兼ねるようにする技術が記載されている。
特開2000−137080号公報 米国特許5,777,355号
しかしながら、図13に示されるように、共通電極配線25’を半導体層6’の照射面側に配置した場合、共通電極配線25’と上部電極7’を接続するためコンタクト部27’が必要であるが、このコンタクト部27’によって光の利用効率が低下する、という問題点があった。
すなわち、コンタクト部27’の中央には、コンタクトホール27A’が配置されており、共通電極配線25’と上部電極7’のコンタクト抵抗を低く抑制するため、また、電磁波検出素子10’を製造する際のフォトリソグラフィー工程の製造歩留まりの観点から、コンタクトホール27A’のサイズは、4×4μm以上、好ましくは8×8μm以上が必要である。また、コンタクト部27’では、共通電極配線25’と上部電極7’を電気的に接続するコンタクトパッド27B’をコンタクトホール27A’よりも大きくする必要があるため、コンタクト部27’のサイズは10×10μm、好ましくは15×15μm以上が必要であった。
ここで、この問題点を解決するために、上記特許文献2に記載の技術を用いて透明導電部材からなる上部電極7’を各々接続して共通電極配線の機能も兼ねさせることが考えられる。
しかしながら、通常、透明導電部材の抵抗率は、低抵抗配線材料の50〜200倍と非常に大きく、上部電極7’を各々接続して共通電極配線の機能を兼ねた場合、共通電極配線の配線負荷(抵抗、容量)が増加して所望の応答が実現できない。このため、上部電極7’を各々接続して共通電極配線の機能を兼ねさせることはできない。
また、発明者は、共通電極配線25’を半導体層6’よりも電磁波照射面の下流に配置する構造を提案している。
一例として、図14には、共通電極配線25’を半導体層6’よりも電磁波照射面の下流に配置した電磁波検出素子10’の1画素単位の構造を示す平面図が示されており、図15(A)には、図14のA−A線断面図が示されており、図15(B)には、図14のB−B線断面図が示されている。
本構造では、共通電極配線25’による光利用効率の低下は発生しないが、各センサ部103’の上部電極7’にバイアス電圧を印加するため、各センサ部103’にそれぞれコンタクト部22’を設けて共通電極配線25’と各センサ部103’の上部電極7’とを各々電気的に接続している。特に、本構造では、従来構造に比べコンタクト部22’近傍に半導体層6’を配置できないため、光の利用効率の低下が大きい。
なお、上記では、半導体層6’が光を検出対象としているため、光の利用効率について記載したが、検出対象が紫外線、赤外線を含む電磁波の何れであっても共通する課題である。
本発明は上記問題点を解消するためになされたものであり、センサ部での電磁波の利用効率の低下を抑制することができる電磁波検出素子を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の電磁波検出素子は、互いに交差して配設された複数の走査配線及び複数の信号配線の各交差部に対応して設けられ、検出対象とする画像を示す電磁波が照射されることにより電荷が発生する半導体層、前記半導体層の前記電磁波が照射される照射面側に前記電磁波に対して透過性を有する導電性部材により形成され、当該半導体層に対してバイアス電圧を印加する第1電極、及び前記半導体層の前記電磁波に対する非照射面側に形成され、当該半導体層に発生した電荷を収集する第2電極を備え、前記第1電極が隣接する他の何れかの第1電極と電気的に接続された複数のセンサ部と、前記複数のセンサ部と絶縁膜を介して設けられ、前記バイアス電圧を供給するための共通電極配線と、前記第1電極が電気的に接続された一群のセンサ部毎に各々前記絶縁膜に設けられ、各一群のセンサ部毎に、当該一群のセンサ部に属するセンサ部の数よりも少ない数の接続箇所で前記絶縁膜に形成されたコンタクトホールを介して当該一群のセンサ部に属する何れかのセンサ部の第1電極と前記共通電極配線を接続する複数のコンタクトと、を備えている。
本発明の電磁波検出素子は、検出対象とする画像を示す電磁波が照射されることにより電荷が発生する半導体層、半導体層の電磁波が照射される照射面側に電磁波に対して透過性を有する導電性部材により形成され、当該半導体層に対してバイアス電圧を印加する第1電極、及び半導体層の電磁波に対する非照射面側に形成され、当該半導体層に発生した電荷を収集する第2電極を備えた複数のセンサ部が、互いに交差して配設された複数の走査配線及び複数の信号配線の各交差部に対応して設けられており、第1電極が隣接する他の何れかの第1電極と電気的に接続されている。
そして、本発明では、バイアス電圧を供給するための共通電極配線が複数のセンサ部と絶縁膜を介して設けられ、第1電極が電気的に接続された一群のセンサ部毎に、当該一群のセンサ部に属するセンサ部の数よりも少ない数の接続箇所で絶縁膜に形成されたコンタクトホールを介して当該一群のセンサ部に属する何れかのセンサ部の第1電極と共通電極配線とがコンタクトにより接続されている。
このように、本発明の電磁波検出素子は、互いに交差して配設された複数の走査配線及び複数の信号配線の各交差部に対応して設けらた各センサ部の第1電極を隣接する他の何れかの第1電極と電気的に接続し、コンタクトにより、第1電極が電気的に接続された一群のセンサ部毎に、当該一群のセンサ部に属するセンサ部の数よりも少ない数の接続箇所で絶縁膜に形成されたコンタクトホールを介して当該一群のセンサ部に属する何れかのセンサ部の第1電極と共通電極配線を接続しているので、全てのセンサ部にコンタクトを設ける必要がないため、センサ部での電磁波の利用効率の低下を抑制することができる。
なお、上記電磁波検出素子は、前記共通電極配線が、前記センサ部よりも前記電磁波の上流側に、前記複数のセンサ部と絶縁膜を介して設けられ、前記複数のコンタクトが、前記電磁波の上流側から前記絶縁膜に形成されたコンタクトホールを介して前記第1電極と前記共通電極配線を接続する構成であってもよい。
また、上記電磁波検出素子は、前記共通電極配線が、前記センサ部よりも前記電磁波の下流側に、前記複数のセンサ部と絶縁膜を介して設けられ、前記複数のコンタクトが、前記電磁波の下流側から前記絶縁膜及び前記センサ部に形成されたコンタクトホールを介して前記第1電極と前記共通電極配線を接続し、前記センサ部の前記半導体層及び前記第2電極が前記コンタクトホールから所定距離を隔てて形成された構成であってもよい。
また、上記電磁波検出素子は、前記複数のセンサ部が、前記走査配線方向又は信号配線方向の一方向に沿って前記第1電極が電気的に接続され、前記複数のコンタクトを、前記一方向に対してセンサ部所定個分ずつの間隔で、且つ前記走査配線方向又は信号配線方向の他方向に対して1ライン又は複数ライン毎に前記一方向に配置位置をずらして設けてもよい。
また、上記電磁波検出素子は、前記複数のコンタクトを、各2個のセンサ部に対して1個の割合で設けてもよい。
また、上記電磁波検出素子は、前記複数のセンサ部が、2個ずつ前記半導体層が各2個のセンサ部の境界となる境界線に対して略線対称に形成されることが好ましい。
また、上記電磁波検出素子は、前記共通電極配線が、前記信号配線方向に沿って複数配設され、前記複数のセンサ部が、前記信号配線方向に沿って前記第1電極が電気的に接続され、当該第1電極を電気的に接続する接続部位が前記信号配線と交差しないように配置されることが好ましい。
また、上記電磁波検出素子は、前記複数のコンタクトを、前記第1電極を電気的に接続する前記接続部位に設けることが好ましい。
また、上記電磁波検出素子は、前記複数のセンサ部及び前記複数のコンタクトが、前記走査配線方向及び信号配線方向の2×2個以上のセンサ部の配列を繰り返したパターンで配置されてもよい。
また、上記電磁波検出素子は、前記共通電極配線が、前記第1電極を形成する導電性部材に対し低抵抗であることが好ましい。
また、上記電磁波検出素子は、前記導電部材を、Al若しくはCu、又はAl若しくはCuを主体とする合金、あるいは積層膜により形成してもよい
さらに、上記電磁波検出素子は、前記走査配線が、前記共通電極配線が形成された配線層よりも絶縁膜を介して前記電磁波の下流側に形成された配線層により形成されており、前記コンタクトホールが、前記走査配線が形成された領域の前記照射面側の位置に形成されてもことが好ましい。
ここで、前記電磁波は上記センサ部で主として検出される電磁波を意味し、たとえば間接変換方式の放射線画像検出装置に用いられる電磁波検出素子の場合はシンチレータによって発せられる光がこれに相当する。したがって、前記半導体層のシンチレータと向き合う側が電磁波照射面となり、シンチレータとは反対側が電磁波の非照射面となる。一方、その他の配線層等についてはそのシンチレータ側を上流側、その反対側を下流側と表記するものとする。
このように、本発明によれば、互いに交差して配設された複数の走査配線及び複数の信号配線の各交差部に対応して設けらた各センサ部の第1電極を隣接する他の何れかの第1電極と電気的に接続し、コンタクトにより、第1電極が電気的に接続された一群のセンサ部毎に、当該一群のセンサ部に属するセンサ部の数よりも少ない数の接続箇所で絶縁膜に形成されたコンタクトホールを介して当該一群のセンサ部に属する何れかのセンサ部の第1電極と共通電極配線を接続しているので、センサ部での電磁波の利用効率の低下を抑制することができる、という優れた効果を有する。
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態について説明する。なお、以下では、本発明を、放射線画像検出装置100に適用した場合について説明する。
[第1の実施の形態]
図1には、第1の実施の形態に係る放射線画像検出装置100の全体構成が示されている。ただし、放射線を光に変換するシンチレータは省略されている。
同図に示すように、本実施の形態に係る放射線画像検出装置100は、電磁波検出素子10を備えている。
電磁波検出素子10は、後述する上部電極と半導体層と下部電極を備え、照射された放射線をシンチレータで変換した光を受けて電荷を蓄積するセンサ部103と、センサ部103に蓄積された電荷を読み出すためのTFTスイッチ4と、を含んで構成される画素が2次元状に多数設けられている。
また、電磁波検出素子10には、上記TFTスイッチ4をON/OFFするための複数の走査配線101と、上記センサ部103に蓄積された電荷を読み出すための複数の信号配線3と、が互いに交差して設けられている。
各信号配線3には、当該信号配線3に接続された何れかのTFTスイッチ4がONされることによりセンサ部103に蓄積された電荷量に応じた電気信号が流れる。各信号配線3には、各信号配線3に流れ出した電気信号を検出する信号検出回路105が接続されており、各走査配線101には、各走査配線101にTFTスイッチ4をON/OFFするための制御信号を出力するスキャン信号制御装置104が接続されている。
信号検出回路105は、各信号配線3毎に、入力される電気信号を増幅する増幅回路を内蔵している。信号検出回路105では、各信号配線3より入力される電気信号を増幅回路により増幅して検出することにより、画像を構成する各画素の情報として、各センサ部103に蓄積された電荷量を検出する。
この信号検出回路105及びスキャン信号制御装置104には、信号検出回路105において検出された電気信号に所定の処理を施すとともに、信号検出回路105に対して信号検出のタイミングを示す制御信号を出力し、スキャン信号制御装置104に対してスキャン信号の出力のタイミングを示す制御信号を出力する信号処理装置106が接続されている。
次に、図2及び図3を参照して、本実施形態に係る電磁波検出素子10についてより詳細に説明する。なお、図2には、本実施形態に係る電磁波検出素子10の4画素単位の構造を示す平面図が示されており、図3には、図2のA−A線断面図が示されている。
図3に示すように、電磁波検出素子10は、無アルカリガラス等からなる絶縁性の基板1上に、走査配線101、ゲート電極2が形成されており、走査配線101とゲート電極2は接続されている(図2参照。)。走査配線101及びゲート電極2が形成された配線層(以下、この配線層を「第1信号配線層」ともいう。)は、Al若しくはCu、又はAl若しくはCuを主体とした積層膜を用いて形成されているが、これらに限定されるものではない。
この走査配線101及びゲート電極2上には、走査配線101及びゲート電極2を覆い一面に絶縁膜15が形成されており、ゲート電極2上に位置する部位がTFTスイッチ4におけるゲート絶縁膜として作用する。この絶縁膜15は、例えば、SiN等からなっており、例えば、CVD(Chemical Vapor Deposition)成膜により形成される。
絶縁膜15上のゲート電極2上には、半導体活性層8が島状に形成されている。この半導体活性層8は、TFTスイッチ4のチャネル部であり、例えば、アモルファスシリコン膜からなる。
これらの上層には、ソース電極9、及びドレイン電極13が形成されている。このソース電極9及びドレイン電極13が形成された配線層には、ソース電極9、ドレイン電極13とともに、信号配線3が形成されている。ソース電極9は信号配線3に接続されている(図2参照。)。信号配線3、及びソース電極9が形成された配線層(以下、この配線層を「第2信号配線層」ともいう。)は、Al若しくはCu、又はAl若しくはCuを主体とした積層膜が用いて形成されるが、これらに限定されるものではない。
このソース電極9及びドレイン電極13と半導体活性層8との間にはコンタクト層(不図示)が形成されている。このコンタクト層は、不純物添加アモルファスシリコン等の不純物添加半導体からなる。これらによりスイッチング用のTFTスイッチ4が構成される。
これら半導体活性層8、ソース電極9、ドレイン電極13、及び信号配線3を覆い、基板1上の画素が設けられた領域のほぼ全面(ほぼ全領域)には、TFT保護膜層11が形成されている。このTFT保護膜層11は、例えば、SiN等からなっており、例えば、CVD成膜により形成される。
このTFT保護膜層11上には、塗布型の層間絶縁膜12が形成されている。この層間絶縁膜12は、低誘電率(比誘電率ε=2〜4)の感光性の有機材料(例えば、ポジ型感光性アクリル系樹脂:メタクリル酸とグリシジルメタクリレートとの共重合体からなるベースポリマーに、ナフトキノンジアジド系ポジ型感光剤を混合した材料など)により1〜4μmの膜厚で形成されている。本実施の形態に係る電磁波検出素子10では、この層間絶縁膜12によって層間絶縁膜12上層と下層に配置される金属間の容量を低く抑えている。また、一般的にこのような材料は平坦化膜としての機能も有しており、下層の段差が平坦化される効果も有する。これにより、上層に配置される半導体層6の形状が平坦化されるため、半導体層6の凹凸による吸収効率の低下や、リーク電流の増加を抑制することができる。この層間絶縁膜12及びTFT保護膜層11には、ドレイン電極13と対向する位置にコンタクトホール16が形成されている。
層間絶縁膜12上には、コンタクトホール16を埋めつつ、画素領域を覆うようにセンサ部103の下部電極14が形成されており、この下部電極14は、TFTスイッチ4のドレイン電極13と接続されている。この下部電極14は、後述する半導体層6が1μm前後と厚い場合には導電性があれば材料に制限がほとんどない。このため、Al系材料、ITO(酸化スズインジウム)など導電性の金属を用いて形成すれば問題ない。
一方、半導体層6の膜厚が薄い場合(0.2〜0.5μm前後)、半導体層6で光が吸収が十分でないため、TFTスイッチ4への光照射によるリーク電流の増加を防ぐため、遮光性メタルを主体とする合金、若しくは積層膜とすることが好ましい。
下部電極14上には、フォトダイオードとして機能する半導体層6が形成されている。本実施の形態では、半導体層6として、PIN構造のフォトダイオードを採用しており、下層からn層、i層、p層を順に積層して形成する。なお、本実施の形態では、下部電極14を半導体層6よりも大きくしている。なお、半導体層6の膜厚が薄い場合(例えば、0.5μm以下の場合)には、TFTスイッチ4への光入射を防ぐ目的で、遮光性金属を配置してTFTスイッチ4を覆うことが好ましい。
また、本実施の形態では、デバイス内部の光の乱反射によるTFTスイッチ4への光進入を抑制するため、TFTスイッチ4のチャネル部から遮光性金属からなる下部電極14の端部への間隔を5μm以上確保している。
層間絶縁膜12及び半導体層6上には、各半導体層6部分で開口を持つように第1保護絶縁膜17Aが形成されている。第1保護絶縁膜17AはTFT保護膜層11と同じく、例えば、SiNx 等からなっており、例えば、CVD成膜により形成される。
半導体層6及び第1保護絶縁膜17A上には、少なくとも第1保護絶縁膜17Aの開口部を覆うように上部電極7が形成されている。この上部電極7には、例えば、ITOやIZO(酸化亜鉛インジウム)などの光透過性の高い材料を用いている。
上部電極7、及び第1保護絶縁膜17A上層には、第2保護絶縁膜17Bが配置されている。第2保護絶縁膜17Bは、第1保護絶縁膜17Aと同じく、例えば、SiNx 等からなっており、例えば、CVD成膜により形成される。
この第2保護絶縁膜17B上には、共通電極配線25がAl若しくはCu、又はAl若しくはCuを主体とした合金あるいは積層膜で形成される。
さらに、第2保護絶縁膜17Bには、共通電極配線25と上部電極7を接続するためコンタクト部27が設けられている。
このコンタクト部27には、中央に第2保護絶縁膜17Bの形成されたコンタクトホール27Aが設けられており、コンタクトホール27Aを覆うようにコンタクトパッド27Bが設けられている。本実施の形態では、共通電極配線25と上部電極7との抵抗値を小さく抑えるため、また、電磁波検出素子10を製造する際のフォトリソグラフィー工程の製造歩留まりの観点から、コンタクトホール27Aのサイズを8×8μmとし、共通電極配線25と上部電極7と電気的に接続するコンタクトパッド27Bのサイズを15×15μm(アライメントマージン±3.5μm)としている。
共通電極配線25は、第2保護絶縁膜17Bに設けられたコンタクト部27を介して上部電極7と電気的に接続される。
また、本実施の形態に係る電磁波検出素子10では、図2に示すように、信号配線方向に沿って2個ずつセンサ部103の上部電極7の一部を互いに延伸して、互いの上部電極7を電気的に接続させている。また、本実施の形態に係る電磁波検出素子10では、上部電極7が電気的に接続された一群のセンサ部103(本実施の形態では2個のセンサ部103)毎に1個の割合でコンタクト部27を設けており、走査配線方向に対して1ライン毎にコンタクト部27の配置位置を信号配線方向にセンサ部103、1個分ずつずらしてコンタクト部27をモザイク状に配置している。
よって、本実施の形態に係る電磁波検出素子10では、センサ部103の数に対してコンタクト部27の数が半分となっている。
このように形成された電磁波検出素子10には、図4に示すように、光吸収性の低い接着樹脂28等を用いてGOS等からなるシンチレータ30が貼り付けられている。
次に、図5(A)〜(J)を参照して、第1の実施形態に係る電磁波検出素子10の製造工程の一例を説明する。
まず、基板1上に、第1信号配線層として、ゲート電極2、走査配線101を形成する(図5(A))。この第1信号配線層は、Al、Al合金等の低抵抗金属、若しくは高融点金属からなるバリアメタル層との積層膜からなり、膜厚が100〜300nm前後でスパッタリング法にて基板1上に堆積される。その後、フォトリソグラフィー技術にてレジスト膜のパターンニングを行う。その後、Al用のエッチャントによるウェットエッチ法か、ドライエッチ法にて金属膜をパターンニングする。その後、レジストを除去することにより第1信号配線層が完成する。
次に、第1信号配線層上に、絶縁膜15、半導体活性層8、コンタクト層(不図示)を順次堆積する(図5(B))。絶縁膜15はSiNxからなり膜厚は200〜600nm、半導体活性層8はアモルファスシリコンからなり膜厚20〜200nm前後、コンタクト層は不純物添加アモルファスシリコンからなり膜厚10〜100nm前後で、P−CVD(Plasma-Chemical Vapor Deposition)法にて堆積する。その後、第1信号配線層と同様に、フォトリソグラフィー技術によりレジストのパターンニングを行う。その後、半導体活性層8と不純物添加半導体によるコンタクト層を絶縁膜15に対し選択的にドライエッチングすることにより半導体活性領域を形成する。
次に、絶縁膜15、及び半導体活性層8の上層に、第2信号配線層として、信号配線3、ソース電極9、ドレイン電極13を形成する(図5(C))。この第2信号配線層は、第1信号配線層と同様に、Al、Al合金等の低抵抗金属、若しくは高融点金属からなるバリアメタル層との積層膜、又はMo等の高融点金属膜単層からなり、膜厚が100〜300nm前後である。第1信号配線層と同様に、フォトリソグラフィー技術にてパターンニングを行い、Al用のエッチャントによるウェットエッチ法か、ドライエッチ法にて金属膜をパターンニングする。その際、選択的にエッチング法を採用することにより絶縁膜15は除去されない。ドライエッチ法にて、コンタクト層と半導体活性層8の一部を除去しチャネル領域を形成する。
次に、上記のように形成された層の上層に、TFT保護膜層11及び層間絶縁膜12を順次形成する(図5(D))。TFT保護膜層11及び層間絶縁膜12は無機材料単体の場合や、無機材料からなる保護絶縁膜と有機系材料からなる層間絶縁膜の積層により形成する場合や、有機系からなる層間絶縁膜単層により形成する場合がある。本実施形態では、下層の共通電極配線25と下部電極14間との静電容量を抑制する一方で、TFTスイッチ4の特性を安定させるため感光性の層間絶縁膜12と無機材料からなるTFT保護膜層11の積層構造としており、例えば、CVD成膜によりTFT保護膜層11を形成し、塗布系材料である感光性の層間絶縁膜12材料を塗布、プリベーク後、露光、現像のステップを通過後、焼成を行なって各層を形成する。
次に、フォトリソグラフィー技術によりTFT保護膜層11をパターンニングする(図5(E))。なお、TFT保護膜11を配置しない場合には、このステップは必要ない。
次に、上記の層の上層にAl系材料、若しくはITO等の金属材料をスパッタリング法により堆積する。膜厚は20〜200nm前後である。フォトリソグラフィー技術にてパターンニングを行い、メタル用のエッチャント等によるウェットエッチ法か、ドライエッチ法にてパターンニングして下部電極14を形成する(図5(F))。
次に、CVD法で下層より順にn、i、pの各層を堆積して半導体層6を形成する(図5(G))。膜厚は、それぞれn層50〜500nm、i層0.2〜2μm、p層50〜500nmである。半導体層6は各層を順に積層してフォトリソグラフィー技術により、半導体層6をパターンニングし、ドライエッチ、若しくはウェットエッチによる下層の層間絶縁膜12との選択エッチすることにより完成する。
ここでは、n、i、pの順で積層したが、p、i、nの順で積層し、PINダイオードとしてもかまわない。
次に、CVD法等で、半導体層6を覆うようにSiNx膜からなる第1保護絶縁膜17Aを堆積する。膜厚は100〜300nm前後である。その後、フォトリソグラフィー技術にてパターンニングを行い、ドライエッチ法にてパターンニングし、開口部を形成する。(図5(H))。ここでは、一例としてCVD成膜のSiNxを記載したが、絶縁材料であれば適用でき、SiNxに限定するものではない。
次に、上部電極7を形成する(図5(I))。上部電極7は上記のようにして形成された層の上層に、ITO等の透明電極材料をスパッタリング法により堆積する。膜厚は20〜200nm前後である。フォトリソグラフィー技術にてパターンニングを行い、ITO用のエッチャント等によるウェットエッチ法か、ドライエッチ法にて上部電極7をパターンニングする。
次に、第2保護絶縁膜17B、共通電極配線25及びコンタクト部27を形成する(図5(J))。第2保護絶縁膜17Bは、第1保護絶縁膜17Aと同様に、上部電極7及び第1保護絶縁膜17Aを覆うようにSiNx膜からなる第2保護絶縁膜17Bを堆積する。膜厚は200〜500nm前後である。その後、フォトリソグラフィー技術にてパターンニングを行い、ドライエッチ法にてパターンニングしてコンタクトホール27Aを形成する。ここでは、一例としてCVD成膜のSiNxを記載したが、絶縁材料であれば適用でき、SiNxに限定するものではない。共通電極配線25及びコンタクトパッド27Bは、上記のようにして形成された層の上層に、Al若しくはCu、又はAl若しくはCuを主体とした合金等の金属材料をスパッタリング法により堆積する。膜厚は100〜500nm前後である。フォトリソグラフィー技術にてパターンニングを行い、メタル用のエッチャント等によるウェットエッチ法か、ドライエッチ法にてパターンニングして共通電極配線25及びコンタクトパッド27Bを形成する。
最後にこのように形成された電磁波検出素子10に接着樹脂28等を用いてGOSからなるシンチレータ30が貼り付けることにより、図4に示すような電磁波検出素子10が形成される。
次に、上記構造の放射線画像検出装置100の動作原理について説明する。
図4の上方からX線が照射されると、照射されたX線は、シンチレータ30に吸収され、可視光に変換される。X線は、図4の下方から照射してもかまわない。この場合にも、X線はシンチレータ30に吸収され、可視光に変換される。シンチレータ30から発生する光量は、通常の医療診断用のX線撮影では0.5〜2μW/cm2である。この発生した光は、接着樹脂28の層を通過して、TFTアレイ基板上にアレイ状に配置されたセンサ部103の半導体層6に照射される。
電磁波検出素子10には、半導体層6が各画素単位に分離して備えられている。半導体層6は、共通電極配線25を介して上部電極7から所定のバイアス電圧が印加されており、光が照射されると内部に電荷が発生する。例えば、半導体層6が下層からn層、i層、p層(nアモルファスシリコン、アモルファスシリコン、pアモルファスシリコン)の順に積層したPIN構造の場合は、上部電極7に負のバイアス電圧が印加されるものとされており、I層の膜厚が1μm程度の場合、印加されるバイアス電圧が−5〜−10V程度である。半導体層6には、このような状態で光が未照射の場合、数pA/mm以下の電流しか流れない。一方、半導体層6には、このような状態で光が照射(1μW/cm)されると、数〜数十nA/mm程度の明電流が発生する。この発生した電荷は下部電極14により収集される。下部電極14は、TFTスイッチ4のドレイン電極13と接続されており、TFTスイッチ4のソース電極9は、信号配線3に接続されている。画像検出時には、TFTスイッチ4のゲート電極2に負バイアスが印加されてオフ状態に保持されており、下部電極14に収集された電荷が蓄積される。
画像読出時には、TFTスイッチ4のゲート電極2に走査配線101を介して順次ON信号(+10〜20V)が印加される。これにより、TFTスイッチ4が順次ONされることにより下部電極14に蓄積された電荷量に応じた電気信号が信号配線3に流れ出す。信号検出回路105は、信号配線3に流れ出した電気信号に基づいて各センサ部103に蓄積された電荷量を、画像を構成する各画素の情報として検出する。これにより、電磁波検出素子10に照射されたX線により示される画像を示す画像情報を得ることができる。
ところで、本実施形態に係る電磁波検出素子10では、コンタクト部27を上部電極7が接続された2つのセンサ部103毎に1個しか設けておらず、図2に示すように、4個のセンサ部103に対してコンタクト部27が2個しか配置されていない。これにより、シンチレータ30により可視光に変換されて半導体層6に照射される光がコンタクトパッド27Bよって遮断される平均的な面積が減少するため、照射される光の利用効率の低下を抑制することができる。
ここで、例えば、コンタクトホール17Aのサイズを8×8μmとし、コンタクトパッド27Bのサイズを15×15μmとし、さらに、共通電極配線25の幅を4μmとし、半導体層6のサイズが50×50μmであるものとした場合、共通電極配線25とコンタクトパッド27Bによって光が遮断される面積は365μm(=4×(50−15)+15×15μm)である。
このうち、コンタクトパッド27Bによる有効領域のロス分は165μm(=(15−4)×15μm)である。
従って、各センサ部103の半導体層6上にそれぞれコンタクト部27を設けて共通電極配線25から各センサ部103の上部電極7にバイアス電圧を印加するものとした場合、各センサ部103の有効領域の面積が6.6%減少(=165/(50×50))する。
一方、本実施形態に係る電磁波検出素子10では、コンタクト部27の数を間引きして、2つのセンサ部103毎にコンタクト部27を設けているため、各センサ部103の有効領域の面積は平均的には3.3%しか減少しない。センサ部103のセンサ感度は、センサ部103の有効領域の面積に比例するため、本実施形態に係る電磁波検出素子10は、センサ感度が向上する。
また、本実施形態に係る電磁波検出素子10では、コンタクト部22がモザイク状に配置されているため、電磁波検出素子10にX線が照射されて得られた画像情報により示される画像において、画質の低下を視認しずらくすることができる。
[第2の実施の形態]
次に、共通電極配線25を半導体層6よりも電磁波照射面の下流に配置する構造とした場合について説明する。
図6には、第2の実施形態に係る電磁波検出素子10の4画素単位の構造を示す平面図が示されており、図7(A)には、図6のA−A線断面図が示されており、図7(B)には、図6のB−B線断面図が示されている。なお、図6及び図7における図2及び図3と同一部分については説明を省略する。
本実施の形態では、共通電極配線25は信号配線3と同じ第2信号配線層によって、信号配線3と並行に形成されている。なお、共通電極配線25は第2信号配線層とは別に設けた金属配線層によって形成してもよい。
また、半導体層6及び第1保護絶縁膜17A上には、少なくとも第1保護絶縁膜17Aの開口部を覆うように上部電極7が形成されている。この上部電極7には、例えば、ITOやIZO(酸化亜鉛インジウム)などの光透過性の高い材料を用いている。上部電極7は、下層に配置された共通電極配線25から当該上部電極7にバイアス電圧を供給するための導電部材も兼ねている。
この第1保護絶縁膜17Aには、図7(B)に示すように、共通電極配線25と上部電極7を接続するためコンタクト部22が設けられている。
このコンタクト部22には、TFT保護膜層11及び第1の層間絶縁膜12に形成されたコンタクトホール22Aと第1保護絶縁膜17Aに形成されたコンタクトホール22Bが設けられており、コンタクトホール22Aを覆うように形成されたコンタクトパッド22Cが設けられている。
共通電極配線25は、第1の層間絶縁膜12に設けられたコンタクトホール22Aを介して、下部電極14の層に形成されたコンタクトパッド22Cと接続され、さらに第1保護絶縁膜17Aに設けられたコンタクトホール22B上を上部電極7で覆うことで、上部電極7と共通電極配線25とが電気的に接続されている。
ここで、上部電極7と、共通電極配線25に接続する導電部材とは別層の金属で形成してもかまわない。例えば、図10、及び図11に示す電磁波検出素子10の他の構成例では、半導体層6と上部電極7とのコンタクト抵抗を低減するため、上部電極7と半導体層6とを一体形成しており、図11(A)(B)に示すように、上部電極7と半導体層6とが同一形状になっている。また、第1保護絶縁膜17Aの開口部上には上部電極7と別層に共通電極配線25に接続する導電部材26を配置している。この導電部材26は上部電極7と同じく、ITOやIZO(酸化亜鉛インジウム)などの光透過性の高い材料を用いている。
本実施の形態では、共通電極配線25と上部電極7のコンタクト抵抗を低く抑制するため、また、電磁波検出素子10を製造する際のフォトリソグラフィー工程の製造歩留まりの観点から、コンタクト部22のサイズを20×20μmとしている。また、半導体層6及び下部電極14がコンタクトホール22A及びコンタクトホール22Bから所定距離を隔てて形成されている。この所定距離を走査配線方向、及び信号配線方向ともに10μmとすると30×30μmの半導体層6及び下部電極14を配置できない領域が発生する。
また、本実施の形態に係る電磁波検出素子10でも、図6に示すように、信号配線方向に沿って2個ずつセンサ部103の上部電極7の一部を互いに延伸して互いの上部電極7を電気的に接続するように形成しており、上部電極7を電気的に接続する接続部位にコンタクト部22を設けている。このように上部電極7を電気的に接続する接続部位にコンタクト部22を設けることにより、各センサ部103の半導体層6を配置できない領域を減らすことができるため、光の利用効率の低下を抑制できる。
また、本実施の形態に係る電磁波検出素子10では、上部電極7が接続された2個のセンサ部103の半導体層6を、当該2個のセンサ部103の境界となる境界線に対して略線対称に形成されている。このように半導体層6を略線対称に形成することによる2個のセンサ部103の感度の差を少なく抑えられる。
また、本実施の形態に係る電磁波検出素子10では、上部電極7が電気的に接続された一群のセンサ部103(本実施の形態では2個のセンサ部103)毎に1個の割合でコンタクト部22を設けており、走査配線方向に対して1ライン毎にコンタクト部22の配置位置を信号配線方向にセンサ部103、1個分ずつずらしてコンタクト部22をモザイク状に配置している。
よって、本実施の形態に係る電磁波検出素子10では、センサ部103の数に対してコンタクト部27の数が半分となっている。
このように形成された電磁波検出素子10には、図8に示すように、光吸収性の低い接着樹脂28等を用いてGOS等からなるシンチレータ30が貼り付けられている。
次に、第2の実施形態に係る電磁波検出素子10の製造工程の一例を説明する。なお、以下では、上述した第1の実施の形態の電磁波検出素子10を製造工程(図5)との差違点のみ説明する。
第2の実施形態に係る電磁波検出素子10では、図7(A),(B)に示すように、絶縁膜15、及び半導体活性層8の上層に、第2信号配線層として、信号配線3、ソース電極9、ドレイン電極13と共に、共通電極配線25を形成する。
また、積層された層間絶縁膜12に対して塗布系材料である感光性の層間絶縁膜12材料を塗布、プリベーク後、露光、現像のステップを通過後、焼成を行ない、さらに、積層されたTFT保護膜層11をフォトリソグラフィー技術によりパターンニングして、コンタクトホール22Aを形成する。
また、下部電極14を形成するパターンニングにおいて、下部電極14と共に、コンタクトパッド22Cを形成する。
また、上部電極7を形成するパターンニングにおいて、下部電極14と共に、コンタクトホール22B上を上部電極7で覆うように形成することで共通電極配線25との接続部位を形成する。
そして、最後にこのように形成された電磁波検出素子10に接着樹脂28等を用いてGOSからなるシンチレータ30が貼り付けることにより、図8に示すような電磁波検出素子10が形成される。
本実施形態のように、共通電極配線25が半導体層6よりも電磁波照射面の下流に配置された構造の電磁波検出素子10では、コンタクト部22及び接続部位を介して上部電極7と共通電極配線25との接続を行なう必要がある。このため、コンタクト部22及び接続部位より所定距離離れた領域には半導体層6を配置することができない。
しかし、本実施形態に係る電磁波検出素子10では、上部電極7が接続された2つのセンサ部103毎にしかコンタクト部22を設けておらず、図6に示すように、4個のセンサ部103に対してコンタクト部22が2個しか配置されていない。これにより、シンチレータ30により可視光に変換されて半導体層6に照射される光がコンタクト部22よって遮断される平均的な面積が減少するため、照射される光の利用効率の低下を抑制することができる。
また、本実施形態に係る電磁波検出素子10では、上述した第1の実施の形態と異なり、2つのコンタクトホール22A,22Bが必要であり、さらに、下部電極14と同層の材料からなるコンタクトパッド22Cと、下部電極14、及び半導体層6とのリーク不良を防止するため5〜20μm前後のギャップが必要である。
ここで、例えば、コンタクト部22のサイズを20×20μmとし、コンタクト部22と半導体層6との間のギャップを走査配線方向(X方向),信号配線方向(Y方向)とも5μmとすると全体として30×30μmの半導体層を配置できない領域が発生する。一方、隣接する半導体層6には電気的に画素同士を分離するギャップが必要であり、本実施の形態では、この領域にコンタクト部22を設置する。この上下の半導体層6のギャップを15μmとすると、センサ部103のロス面積が450μm減少(=(30−15)(Y)×30(X)μm)となる。
従って、各センサ部103の半導体層6のサイズが50×50μmの場合、各センサ部103にそれぞれコンタクト部22を設けて共通電極配線25から各センサ部103の上部電極7にバイアス電圧を印加するものとした場合、コンタクト部22の設置により半導体層6の面積が18%減少(=450/(50×50))する。
一方、本実施形態に係る電磁波検出素子10では、コンタクト部22の数を間引きして、2つのセンサ部103毎に設けているため、各センサ部103の半導体層6の面積の減少を平均的に9%に抑制することができる。
このように、本実施形態に係る電磁波検出素子10では、コンタクト部22を全てのセンサ部103に配置していないため、コンタクトによる照射される光の利用効率の低下を抑制することができる。
なお、上記各実施の形態では、2個のセンサ部103毎にコンタクト部を設ける場合について説明したが、コンタクト部の数をさらに減らすことで、半導体層6の面積を増やすことも可能である。
また、上記各実施の形態では、センサ部103の上部電極7を2個分ずつ接続する場合について説明したが、走査配線方向又は信号配線方向の一方向に沿ってセンサ部103の上部電極7を2個以上の所定個ずつ接続するようにしてもよい。また、一方向に沿って各ラインの上部電極7を全て接続するようにしてもよい。
また、走査配線方向に対して1ライン毎にコンタクト部の配置位置を信号配線方向にセンサ部103、1個分ずつずらす場合について説明したが複数ライン毎にずらすようにしてもよく、また、センサ部103、複数個分ずつずらすようにしてもよい。
また、上記各実施の形態では、走査配線方向及び信号配線方向の2×2個のセンサ部103の配列を繰り返したパターンでセンサ部103が配置されている場合について説明したが、これに限定されるものではない。
また、上記第1の実施の形態では、コンタクト部22を半導体層6の上部に設けた場合について説明したが、コンタクト部22を、2個のコンタクト部22の上部電極7を電気的に接続する接続部位に設けるようにしてもよい。これにより、コンタクト部22によるセンサ部103の有効領域の面積の減少を抑制することができる。
また、上記各実施の形態によれば、共通電極配線25を信号配線3と並行に形成しているので、信号配線3が共通電極配線25と交差しなくなり、信号配線3に共通電極配線25と交差したことによる配線の静電容量の増加を防ぐことができるため、信号配線3に発生する電子ノイズを低減することができる。
また、上記各実施の形態では、上部電極7を信号配線3に沿って隣接する他の画素の上部電極7と接続した場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、図9に示すように、さらに上部電極7を走査配線101に沿って隣接する他の画素の上部電極7と接続してもよい。これにより、走査配線101方向に沿った電極電位分布に起因したアーティファクトの発生を抑制できる。なお、上部電極7を走査配線101に沿って隣接する他の画素の上部電極7のみと接続するようにしてもよい。
また、上記各実施の形態では、共通電極配線25を信号配線3と並行に形成した場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、共通電極配線25を走査配線101と並行に形成してもよい。
また、上記各実施の形態では、放射線を一度シンチレータ30で光に変換し、変換した光を半導体層6で電荷に変換して蓄積する間接変換方式の電磁波検出素子10に本発明を適用した場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、放射線を直接、アモルファスシリコン等の半導体層で電荷に変換して蓄積する直接変換方式の電磁波検出素子に適用してもよい。
間接変換方式の電磁波検出素子10では、放射線がシンチレータ30で光に変換され、シンチレータ30で変換された光を受けてセンサ部103に電荷を蓄積される。このため、間接変換方式の電磁波検出素子の場合は、本発明のセンサ部が検出対象とする画像を示す電磁波は、光である。また、本実施の形態に係る電磁波検出素子10は基板1側から放射線が照射された場合でも放射線がシンチレータ30で光に変換され、変換された光がセンサ部103に照射されて半導体層6で電荷が発生する。このため、基板1側から放射線が照射される場合でも、半導体層6の出対象とする電磁波が照射される照射面側はシンチレータ30側であり、非照射面側は基板1側となる。
一方、直接変換方式の電磁波検出素子では、放射線を半導体層で直接電荷に変換する。このため、直接変換方式の電磁波検出素子では、本発明のセンサ部が検出対象とする画像を示す電磁波は放射線である。また、直接変換方式の電磁波検出素子の場合は、放射線を半導体層で直接電荷に変換するため、半導体層の電磁波が照射される照射面側は放射線が照射される側であり、非照射面側は放射線が照射されない側である。例えば、基板側から放射線が照射された場合は半導体層の電磁波が照射される照射面側は基板側であり、非照射面側は半導体層に対して基板の反対側となる。
また、上記各実施の形態では、検出対象とする電磁波としてX線を検出することにより画像を検出する放射線画像検出装置100に本発明を適用した場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、検出対象とする電磁波は可視光や紫外線、赤外線等いずれであってもよい。
その他、上記各実施の形態で説明した放射線画像検出装置100の構成(図1参照。)及び電磁波検出素子10の構成(図2〜図11)は一例であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲内において適宜変更可能であることは言うまでもない。
第1及び第2の実施の形態に係る放射線画像検出装置の全体構成を示す構成図である。 第1の実施の形態に係る電磁波検出素子の4画素単位の構成を示す平面図である。 第1の実施の形態に係る電磁波検出素子の線断面図である。 第1の実施の形態に係るシンチレータが貼り付けられた電磁波検出素子の線断面図である。 第1の実施の形態に係る電磁波検出素子の製造工程を説明するための図である。 第2の実施の形態に係る電磁波検出素子の4画素単位の構成を示す平面図である。 第2の実施の形態に係る電磁波検出素子の線断面図である。 第2の実施の形態に係るシンチレータが貼り付けられた電磁波検出素子の線断面図である。 第2の実施の形態に係る電磁波検出素子の4画素単位の他の構成を示す平面図である。 他の形態に係る電磁波検出素子の1画素単位の構成を示す平面図である。 他の形態に係る実施の形態に係る電磁波検出素子の線断面図である。 従来の電磁波検出素子の1画素単位の構成を示す平面図である。 従来の電磁波検出素子の線断面図である。 共通電極配線を半導体層よりも電磁波照射面の下流に配置した電磁波検出素子の1画素単位の構成を示す平面図である。 共通電極配線を半導体層よりも電磁波照射面の下流に配置した電磁波検出素子の線断面図である。
符号の説明
3 信号配線
6 半導体層
7 上部電極(第1電極)
10 電磁波検出素子
14 下部電極(第2電極)
22 コンタクト部(コンタクト)
22A、22B コンタクトホール
22C コンタクトパッド
25 共通電極配線
27 コンタクト部(コンタクト)
27A コンタクトホール
27B コンタクトパッド
101 走査配線
103 センサ部

Claims (12)

  1. 互いに交差して配設された複数の走査配線及び複数の信号配線の各交差部に対応して設けられ、検出対象とする画像を示す電磁波が照射されることにより電荷が発生する半導体層、前記半導体層の前記電磁波が照射される照射面側に前記電磁波に対して透過性を有する導電性部材により形成され、当該半導体層に対してバイアス電圧を印加する第1電極、及び前記半導体層の前記電磁波に対する非照射面側に形成され、当該半導体層に発生した電荷を収集する第2電極を備え、前記第1電極が隣接する他の何れかの第1電極と電気的に接続された複数のセンサ部と、
    前記複数のセンサ部と絶縁膜を介して設けられ、前記バイアス電圧を供給するための共通電極配線と、
    前記第1電極が電気的に接続された一群のセンサ部毎に各々前記絶縁膜に設けられ、各一群のセンサ部毎に、当該一群のセンサ部に属するセンサ部の数よりも少ない数の接続箇所で前記絶縁膜に形成されたコンタクトホールを介して当該一群のセンサ部に属する何れかのセンサ部の第1電極と前記共通電極配線を接続する複数のコンタクトと、
    を備えた電磁波検出素子。
  2. 前記共通電極配線は、前記センサ部よりも前記電磁波の上流側に、前記複数のセンサ部と絶縁膜を介して設けられ、
    前記複数のコンタクトは、前記電磁波の上流側から前記絶縁膜に形成されたコンタクトホールを介して前記第1電極と前記共通電極配線を接続する
    請求項1記載の電磁波検出素子。
  3. 前記共通電極配線は、前記センサ部よりも前記電磁波の下流側に、前記複数のセンサ部と絶縁膜を介して設けられ、
    前記複数のコンタクトは、前記電磁波の下流側から前記絶縁膜及び前記センサ部に形成されたコンタクトホールを介して前記第1電極と前記共通電極配線を接続し、
    前記センサ部は、前記半導体層及び前記第2電極が前記コンタクトホールから所定距離を隔てて形成されている
    請求項1記載の電磁波検出素子。
  4. 前記複数のセンサ部は、前記走査配線方向又は信号配線方向の一方向に沿って前記第1電極が電気的に接続され、
    前記複数のコンタクトは、前記一方向に対してセンサ部所定個分ずつの間隔で、且つ前記走査配線方向又は信号配線方向の他方向に対して1ライン又は複数ライン毎に前記一方向に配置位置をずらして設けられている
    請求項1〜請求項3の何れか1項記載の電磁波検出素子。
  5. 前記複数のコンタクトは、各2個のセンサ部に対して1個の割合で設けられている
    請求項1〜請求項4の何れか1項記載の電磁波検出素子。
  6. 前記複数のセンサ部は、2個ずつ前記半導体層が各2個のセンサ部の境界となる境界線に対して略線対称に形成されている
    請求項5記載の電磁波検出素子。
  7. 前記共通電極配線は、前記信号配線方向に沿って複数配設され、
    前記複数のセンサ部は、前記信号配線方向に沿って前記第1電極が電気的に接続され、当該第1電極を電気的に接続する接続部位が前記信号配線と交差しないように配置されている
    請求項1〜請求項6の何れか1項記載の電磁波検出素子。
  8. 前記複数のコンタクトは、前記第1電極を電気的に接続する接続部位に設けられている
    請求項1〜請求項7の何れか1項記載の電磁波検出素子。
  9. 前記複数のセンサ部及び前記複数のコンタクトは、前記走査配線方向及び信号配線方向の2×2個以上のセンサ部の配列を繰り返したパターンで配置されている
    請求項1〜請求項8の何れか1項記載の電磁波検出素子。
  10. 前記共通電極配線は、前記第1電極を形成する導電性部材に対し低抵抗であることを特徴とする請求項1〜請求項9の何れか1項記載の電磁波検出素子。
  11. 前記導電部材は、Al若しくはCu、又はAl若しくはCuを主体とする合金、あるいは積層膜であることを特徴とする請求項10記載の電磁波検出素子。
  12. 前記走査配線は、前記共通電極配線が形成された配線層よりも絶縁膜を介して前記電磁波の下流側に形成された配線層により形成されており、
    前記コンタクトホールは、前記走査配線が形成された領域の前記照射面側の位置に形成されている
    請求項1〜請求項11の何れか1項記載の電磁波検出素子。
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