JP5184011B2 - 光ファイバおよび光ファイバ伝送路 - Google Patents

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Description

本発明は、大容量光伝送に用いる光ファイバおよび光ファイバ伝送路に関するものである。
大容量通信を実現するために波長多重(WDM)伝送を行う場合、光ファイバ伝送路において、非線形光学現象の一種である四光波混合(FWM)に起因するノイズが発生する場合がある。このノイズを抑制するために、光ファイバ伝送路として、たとえば光伝送に使用する信号光の波長において微少の波長分散値を有するノンゼロ分散シフト光ファイバが用いられる。ノンゼロ分散シフト光ファイバは、たとえば信号光の波長である1550nmにおいて5ps/nm/km程度の波長分散値を有する。
一方、WDM伝送システムにおいて光ファイバ伝送路に用いられる光ファイバの重要な光学特性として、有効コア断面積と分散スロープ特性とがある。WDM伝送においては光ファイバ伝送路を伝送する信号光の光パワーが増大するので、この光パワーの増大による非線形光学現象の発生を抑制するためには、光ファイバの有効コア断面積を拡大して、光ファイバのコア中での光の強度密度を低下させることが重要である。
また、大容量通信を目的とした広帯域WDM伝送システムにおいては、利用する波長帯域内での波長分散の偏差を小さくするため、光ファイバ伝送路には、広帯域での分散フラット性、すなわち低分散スロープ特性が求められる。たとえば、波長帯域としてSバンド(1460−1530nm)、Cバンド(1530−1565nm)、Lバンド(1565−1625nm)を利用する場合、各バンド内における波長分散値は、FWMの発生を十分に抑制可能な2ps/nm/kmから、波長分散に起因する光信号の波形の歪みを抑制可能な8ps/nm/kmまでの間の値に収められていることが望ましいとされている。
ここで、光ファイバにおいては、有効コア断面積と分散スロープ特性との間には常にトレードオフの関係があるので、有効コア断面積を拡大すると同時に低分散スロープ特性を実現するのは困難であるという課題があった。
図37は、有効コア断面積を拡大した大Aeff型、分散スロープ値を低減した低スロープ型、および超低スロープ型の各ノンゼロ分散シフト光ファイバの波長1550nmにおける光学特性を示す図である。なお、図37において、「Slope」は分散スロープを示し、「Aeff」は有効コア断面積を示す。また、図38は、図37に示す各ノンゼロ分散シフト光ファイバの波長と波長分散値との関係を示す図である。
図37に示すように、大Aeff型のノンゼロ分散シフト光ファイバにおいては、有効コア断面積が70μm2以上に拡大されており、低スロープ型および超低スロープ型のノンゼロ分散シフト光ファイバにおいては、分散スロープ値がそれぞれ0.045ps/nm2/km、0.02ps/nm2/kmにまで低減されている(非特許文献1〜3参照)。
一方、有効コア断面積を大幅に拡大する技術として、マルチモード型の光ファイバを用いる技術が開示されている(特許文献1参照)。
特開2004−271904号公報 Y. Liu et al., "Single-mode dispersion-shifted fibers with large effective area for amplified systems," IOOC1995PD2-9(1995). D.W. Peckham et al., "Reduced dispersion slope, non-zero dispersion fiber," ECOC1998, pp. 139(1998). N. Kumano et al., "Novel NZ-DSF with ultra-low dispersion slope lower than 0.020 ps/nm2/km," ECOC2001, PD.A.1.5(2001).
しかしながら、上述の大Aeff型ノンゼロ分散シフト光ファイバにおいては、分散スロープ値が0.09ps/nm2/km程度と大きいので、光ファイバ伝送路全体での波長分散の偏差を十分に小さくできず、また低スロープ型ノンゼロ分散シフト光ファイバにおいては有効コア断面積が50μm2程度と小さいので、非線形光学現象の発生を十分に抑制できないという問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、非線形光学現象の発生と波長分散の光信号間における偏差の増大とを大幅に抑制できる光ファイバおよび光ファイバ伝送路を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る光ファイバは、少なくとも波長1550nmの信号光を基底伝搬モードで伝送する光ファイバであって、前記信号光の波長以上のカットオフ波長を有し、前記信号光の波長における基底伝搬モードの波長分散値が4〜7ps/nm/kmであり、分散スロープ値が0.03ps/nm2/km以下の正の値であり、有効コア断面積が60μm2以上であり、直径20mmで16周巻いた場合の曲げ損失が20dB/m以下であることを特徴とする。
また、本発明に係る光ファイバは、上記の発明において、中心コア部と、前記中心コア部の外周に形成され前記中心コア部よりも屈折率が低い内側コア層と、前記内側コア層の外周に形成され前記中心コア部よりも屈折率が低くかつ前記内側コア層よりも屈折率が高い外側コア層と、前記外側コア層の周囲に形成され前記内側コア層よりも屈折率が高くかつ前記外側コア層よりも屈折率が低いクラッド層と、を有し、前記中心コア部の前記クラッド層に対する比屈折率差Δ1が0.55%以下であり、前記内側コア層の前記クラッド層に対する比屈折率差Δ2が−0.7%以上で0%より小さく、前記外側コア層の前記クラッド層に対する比屈折率差Δ3が0.1〜0.5%であり、前記中心コア部の直径に対する前記内側コア層の外径の比b/aが1.4以上であり、前記中心コア部の直径に対する前記外側コア層の外径の比c/aが2.1以上であり、前記中心コア部の直径2aが6.8μm以上であることを特徴とする。
また、本発明に係る光ファイバ伝送路は、上記の発明に係る光ファイバを備え、前記光ファイバに、前記信号光の波長よりも短いカットオフ波長を有するシングルモード光ファイバを介して前記信号光を入力し、該信号光を伝送することを特徴とする。
本発明に係る光ファイバは、信号光の波長以上のカットオフ波長を有することによって、基底伝搬モードにおいて有効コア断面積と分散スロープ値との間のトレードオフの関係が緩和し、非線形光学現象の発生と波長分散の光信号間における偏差の増大とを大幅に抑制できるという効果を奏する。
また、本発明に係る光ファイバ伝送路は、本発明に係る光ファイバに、シングルモード光ファイバを介して信号光を入力し、該信号光を伝送することによって、本発明に係る光ファイバにおいて基底伝搬モードのみが選択的に励振される。その結果、非線形光学現象の発生と波長分散の光信号間における偏差の増大とを大幅に抑制した大容量の光伝送を可能にするという効果を奏する。
以下に、図面を参照して本発明に係る光ファイバおよび光ファイバ伝送路の実施の形態を詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。また、曲げ損失とは、直径20mmで16周巻いた場合の曲げ損失を意味するものとする。また、単に「カットオフ波長」と称した場合は、ITU−T(国際電気通信連合)G.650.1で定義するファイバカットオフ波長λcを意味する。その他、本明細書で特に定義しない用語についてはITU−T G.650.1における定義、測定方法に従うものとする。
(実施の形態1)
本実施の形態1に係る光ファイバは、Cバンドである1530〜1565nmの波長帯域のWDM信号光を基底伝搬モードで伝送する光ファイバであって、1550nm以上のカットオフ波長を有し、波長1550nmにおける基底伝搬モードの波長分散値が4〜7ps/nm/kmであり、分散スロープ値が0.03ps/nm2/km以下の正の値であり、有効コア断面積が60μm2以上であり、曲げ損失が20dB/m以下のものである。
すなわち、本実施の形態1に係る光ファイバは、カットオフ波長より短い信号光の波長における伝搬モードが、基底伝搬モードであるLP01モード以外に、高次モードであるLP02モード、LP11モード、LP21モードなど複数存在するマルチモードの光ファイバとなっている。その結果、伝搬モードとして基底伝搬モードのみが存在するシングルモード光ファイバとするためにカットオフ波長を最短の信号光波長よりも短くしなければならない、という設計上の制限によって従来生じていた、有効コア断面積と分散スロープ値との間のトレードオフの関係が、基底伝搬モードにおいて緩和されている。その結果、波長1550nmにおける基底伝搬モードの特性が、従来の大Aeff型ノンゼロ分散シフト光ファイバと同等の有効コア断面積と、従来の低スロープ型ノンゼロ分散シフト光ファイバよりも大幅に小さい分散スロープ値とを有するものとなるので、非線形光学現象の発生を従来と同等に抑制しながら累積波長分散の信号光間における偏差の増大を従来よりも大幅に抑制できる。
さらに、本実施の形態1に係る光ファイバは、上述のトレードオフの関係が緩和されていることによって、上述の有効コア断面積と分散スロープ値とを実現するとともに、さらに曲げ損失を20dB/m以下と十分に低いものとしている。
なお、本実施の形態1に係る光ファイバにおいて各信号光を基底伝搬モードで伝送させるためには、たとえばカットオフ波長が各信号光の波長よりも短いシングルモード光ファイバを接続し、このシングルモード光ファイバを介して本実施の形態1に係る光ファイバに信号光を入力する。その結果、基底伝搬モードのみが選択的に励振され、本実施の形態1に係る光ファイバは各信号光を基底伝搬モードで伝送する。
つぎに、本実施の形態1に係る光ファイバの構造と設計パラメータについて具体的に説明する。図1は、本実施の形態1に係る光ファイバの断面と対応する屈折率プロファイルとを示す概略図である。図1に示すように、本実施の形態1に係る光ファイバ10は、中心コア部1と、中心コア部1の外周に形成され、中心コア部1よりも屈折率が低い内側コア層2と、内側コア層2の外周に形成され、中心コア部1よりも屈折率が低くかつ内側コア層2よりも屈折率が高い外側コア層3と、外側コア層3の周囲に形成され、内側コア層2よりも屈折率が高くかつ外側コア層3よりも屈折率が低いクラッド層4とを有する。すなわち、光ファイバ10はいわゆるW−セグメント型の屈折率プロファイル5を有する。なお、中心コア部1はα型の屈折率プロファイルを有し、内側コア層2および外側コア層3はステップ型の屈折率プロファイルを有する。
ここで、α型の屈折率プロファイルを規定するパラメータであるα値をα1とすると、α1は式(1)で定義される。
2(r)=ncore 2×{1−2×(Δ/100)×(r/a)^α1}
(但し、0<r<a) (1)
ただし、rは中心コア部の中心からの半径方向の位置を示し、n(r)は位置rにおける屈折率、ncoreは中心コア部のr=0における屈折率、aは中心コア部の半径を表している。また、記号「^」はべき乗を表す記号である。
そして、光ファイバ10の設計パラメータについては、屈折率プロファイル5において、中心コア部1のクラッド層4に対する比屈折率差Δ1が0.55%以下であり、内側コア層2のクラッド層4に対する比屈折率差Δ2が−0.7%以上で0%より小さく、外側コア層3のクラッド層4に対する比屈折率差Δ3が0.1〜0.5%であり、中心コア部1の直径2aに対する内側コア層2の外径2bの比すなわちb/aが1.4以上であり、中心コア部1の直径2aに対する外側コア層3の外径2cの比すなわちc/aが2.1以上であり、中心コア部1の直径2aが6.8μm以上である。
光ファイバ10が上述の構造および設計パラメータを有するものであれば、光ファイバ10は、上述したように、1550nm以上のカットオフ波長を有し、波長1550nmにおける基底伝搬モードの波長分散値が4〜7ps/nm/kmであり、分散スロープ値が0.03ps/nm2/km以下の正の値であり、有効コア断面積が60μm2以上であり、曲げ損失が20dB/m以下のものとなる。
なお、図2は、光ファイバ10の設計パラメータの一例を示す図であり、図3は、図2に示す設計パラメータを用いて数値シミュレーションにより計算した光ファイバ10の光学特性を示す図である。図3において、「DPS」は、波長分散値を分散スロープ値で除算したDPS(Dispersion Per Slope)を示し、「MFD」は、モードフィールド径を示し、「β/k」は、伝搬定数βを波数kで除算した実効屈折率を示す。また、図3における理論カットオフ以外の値は、いずれも波長1550nmにおける値である。なお、β/kが1.4465であれば、曲げ損失が10dB/m程度となる。
つぎに、光ファイバ10の設計パラメータについて、数値シミュレーションによる計算結果を用いてさらに具体的に説明する。まず、光学特性として、基底伝搬モードであるLP01モードにおける波長分散値を4〜7ps/nm/km、β/kを1.4465に維持したまま、分散スロープ値を0.03ps/nm2/km以下の正の値、有効コア断面積を60μm2以上にするための設計パラメータについて調べた。はじめに、中心コア部1、内側コア層2、および外側コア層3がいずれもステップ型の屈折率プロファイルを有しているものとして、Δ2を−0.1%、Δ3を0.3%に固定した場合の、設計パラメータであるΔ1、b/a、c/a、または2aと、分散スロープ値または有効コア断面積との関係について計算した。その結果、図4、5に示すように、b/a、c/aと分散スロープ値との間には相関があり、b/aを2.35以上2.64以下、c/aを3.25以上3.63以下にすれば、分散スロープ値を0.03ps/nm2/km以下の正の値にできることが確認された。
また、図6、7に示すように、Δ1、2aと有効コア断面積との間には相関があり、Δ1を0.44%以下、2aを6.9μm以上にすれば、有効コア断面積を60μm2以上にできることが確認された。
同様に、中心コア部1がα型の屈折率プロファイルを有し、内側コア層2、および外側コア層3がいずれもステップ型の屈折率プロファイルを有しているものとして、α1を2からステップ型となる無限大まで変化させ、Δ2を−0.7%以上で0%より小さく変化させ、Δ3を0.1〜0.5%で変化させた場合についても計算を行った。その結果、上述したように、Δ1が0.55%以下であり、Δ2が−0.7%以上で0%より小さく、Δ3が0.1〜0.5%であり、b/aが1.4以上2.7以下であり、c/aが2.1以上5.2以下であり、2aが6.8μm以上であれば、波長分散値が4〜7ps/nm/km、β/kが1.4465、分散スロープ値が0.03ps/nm2/km以下の正の値、有効コア断面積が60μm2以上となることが確認された。
つぎに、本実施の形態1に係る光ファイバ10における伝搬モードについて説明する。図8〜11は、光ファイバ10の波長1550nmにおける伝搬モードのフィールド分布を示す図であり、図8はLP01モード、図9はLP02モード、図10はLP11モード、図11はLP21モードをそれぞれ示す。また、図8〜11において、横軸は中心コア部の中心からの距離を示し、横軸はフィールドの電界強度を任意単位で示す。また、図8〜11中の色付き部分は、ゼロ分散波長が1310nm程度である標準のシングルモード光ファイバのフィールド分布の存在する領域を示している。
図8に示すように、LP01モードは、中心コア部の中心付近をピークとしてフィールドが分布する。また、図9に示すように、LP02モードは、中心コア部の中心付近と、中心コア部の外側の位置とをピークとしてフィールドが分布している。また、図10、11に示すように、LP11モードおよびLP21モードは、中心コア部の外側の位置をピークとしてフィールドが分布している。
ここで、光ファイバ10に標準シングルモード光ファイバを接続し、これを介して光ファイバ10に波長1550nmの信号光を入力する場合を考える。このとき、標準シングルモード光ファイバのフィールド分布は色付きの部分に存在するが、図8に示すように、色付き部分とLP01モードのフィールド分布とは中心付近で重なる。その結果、標準シングルモード光ファイバを介して光ファイバ10に波長1550nmの信号光を入力した場合は、LP01モードが十分に励振されると考えられる。一方、図10、11においては、色付きの部分とLP11モード、LP21モードのフィールド分布とはほとんど重ならない。その結果、LP11モード、PL21モードはほとんど励振されないと考えられる。他方、図9においては、色付きの部分とLP02モードのフィールド分布とは中心付近で重なるから、LP02モードは励振されるおそれがある。
そこで、光ファイバ10に標準シングルモード光ファイバを接続し、これを介して光ファイバ10に波長1550nmの信号光を入力する場合の、信号光の各伝搬モードへの結合効率を、数値シミュレーションを用いて計算した。
図12は、伝搬モードと伝搬モードへの信号光の結合効率との関係を示す図である。図12に示すように、LP01モードへの結合効率は、フィールド分布の重なりから予想されるとおりに0.92と大きく、LP11モード、LP21モードへの結合効率は極めてゼロに近い小さい値であった。一方、LP02モードへの結合効率は0.08であり、LP01モードへの結合効率と比較して十分に小さい値であった。したがって、光ファイバ10に標準シングルモード光ファイバを接続し、これを介して光ファイバ10に信号光を入力することによって、実質的に基底伝搬モードであるLP01モードのみを選択的に励振できることが確認された。
なお、本発明者は、光ファイバ10のLP02モードのフィールド分布を制御して、LP01モードをさらに高効率で励振することを検討した。以下、具体的に説明する。
上述したように、LP02モードは中心コア部の中心付近と、中心コア部の外側の位置とをピークとしたフィールド分布を有する。本発明者らは、中心におけるフィールド分布の割合が小さいほど、シングルモード光ファイバを介して信号光を入力した場合に励振されるLP02モードの割合を抑制することができると考えた。そこで、LP02モードのフィールド形状が光ファイバ10の設計パラメータによってどのように変化するのかを調べた。
ここで、LP02モードのフィールド分布において、中心付近に位置するセンターピークの高さに対する中心コア部の外側の位置にあるサイドピークの高さの比をS/C比と定義し、これをフィールド形状の比較の指標として用いる。S/C比が大きいほど、LP02モードのフィールド分布の全体に占める中心の分布の割合が小さくなるので、よりLP02モードが励振されにくくなり、LP01モードをさらに高効率で励振できることを意味する。
以下、数値シミュレーションによる計算について説明する。まず、計算例1〜3として、中心コア部1、内側コア層2、および外側コア層3がいずれもステップ型の屈折率プロファイルを有するものとして、Δ3を0.3%に固定し、Δ2を変化させながら、LP02モードのフィールド形状について調べた。なお、設計パラメータであるΔ1、b/a、c/a、2aについては、LP01モードにおける波長1550nmの波長分散値が5ps/nm/km、β/kが1.4465、分散スロープ値が0.015ps/nm2/km、有効コア断面積が72μm2となるように適宜最適化した。
図13は、計算例1〜3の光ファイバの設計パラメータを示す図であり、図14は、計算例1〜3の光ファイバの光学特性およびS/C比を示す図である。図14に示すように、Δ2の絶対値が小さくなるほど、S/C比が大きくなることが確認された。
また、図15〜17は、それぞれ計算例1〜3におけるLP02モードのフィールド分布を示す図である。なお、図15〜17においては、縦軸が示す強度は、センターピークの強度で規格化したものである。また、図18は、計算例1〜3におけるΔ2とLP02モードのS/C比との関係を示す図である。図15〜18に示すように、Δ2の絶対値が小さくなるほど、サイドピークのピーク強度が高くなっており、その結果S/C比が大きくなる。
つぎに、LP02モードへの結合効率と、上述した4つの伝搬モード(LP01、LP02、LP11、LP21)への結合効率の和との比率をLP02モードの結合効率比と定義する。そして、計算例1〜3について、この結合効率比を計算した。図19は、Δ2とLP02モードの結合効率比との関係を示す図である。なお、結合効率比の単位はdBとした。図19に示すように、Δ2の絶対値が小さくなるほど、すなわちS/C比が大きくなるほどLP02モードの結合効率比は小さくなることが確認された。
また、図20は、LP02モードのS/C比とLP02モードの結合効率比との関係を示す図である。図20に示すように、S/C比を大きくすれば、LP02モードが励振される割合を抑制できることが確認された。
同様に、計算例4〜6として、中心コア部1、内側コア層2、および外側コア層3がいずれもステップ型の屈折率プロファイルを有するものとして、Δ2を−0.1%に固定し、Δ3を変化させながら、LP02モードのフィールド形状について調べた。なお、Δ1、b/a、c/a、2aについては、LP01モードにおける波長1550nmの波長分散値が5ps/nm/km、β/kが1.4465、分散スロープ値が0.015ps/nm2/km、有効コア断面積が72μm2となるように適宜最適化した。
図21は、計算例4〜6の光ファイバの設計パラメータを示す図であり、図22は、計算例4〜6の光ファイバの光学特性およびS/C比を示す図である。図22に示すように、Δ3が大きくなるほど、S/C比が大きくなることが確認された。
同様に、計算例7〜9として、中心コア部1がα型の屈折率プロファイルを有し、内側コア層2、および外側コア層3がいずれもステップ型の屈折率プロファイルを有するものとして、Δ2、Δ3をそれぞれ−0.1%、0.3%に固定し、α1を変化させながら、LP02モードのフィールド形状について調べた。なお、Δ1、b/a、c/a、2aについては、LP01モードにおける波長1550nmの波長分散値が5ps/nm/km、β/kが1.4465、分散スロープ値が0.015ps/nm2/km、有効コア断面積が72μm2となるように適宜最適化した。
図23は、計算例7〜9の光ファイバの設計パラメータを示す図であり、図24は、計算例7〜9の光ファイバの光学特性およびS/C比を示す図である。なお、図23の「α1」における「step」とは、α1を無限大として、中心コア部1の屈折率プロファイルがステップ型となった場合を意味する。図24に示すように、α1が大きくなるほど、S/C比が大きくなることが確認された。
さらに、計算例10〜12として、中心コア部1、内側コア層2、および外側コア層3がいずれもステップ型の屈折率プロファイルを有するものとして、Δ2、Δ3をそれぞれ−0.1%、0.3%に固定した場合のLP02モードのフィールド形状について調べた。なお、Δ1、b/a、c/a、2aについては、LP01モードにおける波長1550nmの波長分散値が5ps/nm/km、β/kが1.4465、有効コア断面積が72μm2となるようにするとともに、分散スロープ値が変化するように適宜最適化した。
図25は、計算例10〜12の光ファイバの設計パラメータを示す図であり、図26は、計算例10〜12の光ファイバの光学特性およびS/C比を示す図である。図26に示すように、分散スロープ値が小さくなるほど、S/C比が大きくなることが確認された。なお、計算例12の結合効率比は−11.7dBである。
また、計算例10〜12と同様の方法を用い、計算例13〜15として、波長分散値が変化するように設計パラメータを最適化した場合の波長分散値とS/C比との関係を図27に示し、計算例16〜18として、有効コア断面積が変化するように設計パラメータを最適化した場合の有効コア断面積とS/C比との関係を図28に示し、計算例19〜21として、β/kが変化するように設計パラメータを最適化した場合のβ/kとS/C比との関係を図29に示す。図27〜29に示すように、波長分散値が大きくなるほど、または有効コア断面積が小さくなるほど、あるいはβ/kが小さくなるほど、S/C比が大きくなることが確認された。
以上説明したように、本実施の形態1に係る光ファイバ10の設計パラメータ、および光学特性を適宜調整することによって、S/C比を大きくでき、シングルモード光ファイバを介して信号光を入力する場合に、LP01モードを高効率で励振できることが確認された。さらに、光ファイバ10は、有効コア断面積を維持したまま分散スロープ値を低減したものであるから、LP01モードが高効率で励振されるものであることが確認された。
つぎに、本発明の実施例1〜4として、本実施の形態1に従う光ファイバを実際に作製した場合の光学特性について説明する。図30は、実施例1〜4に係る光ファイバの設計パラメータを示す図であり、図31は、実施例1〜4に係る光ファイバの光学特性を示す図である。なお、図31に示す光学特性は、波長1550nmにおいて測定した基底伝搬モードのものである。また、「λc」はカットオフ波長を示す。カットオフ波長については、信号光波長よりも長波長側に存在するので、従来の光通信用の測定器では測定が困難であるため、設計パラメータからの推測値を示す。
図31に示すように、実施例1〜4に係る光ファイバは、カットオフ波長が1550nm以上であり、波長1550nmにおける基底伝搬モードの波長分散値が4〜7ps/nm/kmであり、分散スロープ値が0.03ps/nm2/km以下の正の値であり、有効コア断面積が60μm2以上であり、曲げ損失が20dB/m以下であった。
(実施の形態2)
つぎに、本発明の実施の形態2に係る光ファイバ伝送路について説明する。図32は、本実施の形態2に係る光ファイバ伝送路を備えた光伝送システムを模式的に表した概略図である。この光伝送システム100は、CバンドのWDM信号光を発生する信号光源21と信号光源21に接続した標準のシングルモード光ファイバ22とを有する光送信器20と、光送信器20と接続点C1で接続する光伝送路である実施の形態1に係る光ファイバ10と、光ファイバ10と接続点C2で接続する分散補償光ファイバ30と、分散補償光ファイバ30と接続点C3で接続する光受信器40とを備える。なお、光ファイバ10の長さは10〜1000km程度である。また、分散補償光ファイバ30は必ずしも含まれる必要はない。
光伝送システム100において、光送信器20は、信号光源21からWDM信号光を発生させ、このWDM信号光をシングルモード光ファイバ22を介して光ファイバ10に入力する。その結果、光ファイバ10においては基底伝搬モードのみが選択的に励振され、光ファイバ10はWDM光信号を基底伝搬モードで伝送し、シングルモード光伝送が実現される。
そして、上述のように、光ファイバ10は、波長1550nmにおける基底伝搬モードの分散スロープ値が0.03ps/nm2/km以下の正の値であり、有効コア断面積が60μm2以上であるから、非線形光学現象の発生と波長分散の光信号間における偏差の増大とを大幅に抑制した大容量の光信号伝送を可能にする。なお、光ファイバ10を伝送したWDM信号光は、光ファイバ10の有する微少な波長分散によって波形が歪むが、分散補償光ファイバ30によって分散補償され、波形歪みがない状態で光受信器40によって受信される。
なお、本実施の形態2に係る光ファイバ伝送路は、光伝送システムにおいて、光送信器に接続する場合に限らず、たとえば光増幅器等を用いた光中継器に接続してもよい。従来の光中継器であれば、光入出力部にはシングルモード光ファイバが接続されている。したがって、本実施の形態2に係る光ファイバ伝送路は、光中継器に接続すれば、シングルモード光ファイバを介して信号光を入力させることができる。
また、本実施の形態2に係る光ファイバ伝送路の光入力側に、融着接続などによってシングルモード光ファイバを予め接続しておいてもよい。光ファイバ伝送路の光入力側にシングルモード光ファイバを接続する際に、各中心軸を精密に位置合わせすれば、LP02モードの結合効率比をより低くできるので、光ファイバ伝送路においてより確実に基底伝搬モードを選択的に励振できる。
ここで、上述した実施例1に係る光ファイバに光を入力した場合に励振される伝搬モードを確認する実験を行なった。はじめに、長さを30mとした実施例1に係る光ファイバと、標準のシングルモード光ファイバ(SMF)とを準備した。そして、これらの光ファイバのコア部の中心軸同士が一致するように接続した光ファイバサンプルA1と、中心軸同士を10μmだけずらして(オフセットさせて)接続した光ファイバサンプルB1とを作製した。そして、光ファイバサンプルA1、B1のSMF側の端部から、中心波長1550nm、繰り返し周波数300MHzであり、図33に示す波形を有するパルス光を入力し、実施例1に係る光ファイバ側の端部から出力したパルス光の波形を測定した。なお、図33および以下に示す図34、35において、横軸はパルス光のピーク位置を基準とした時間を示し、横軸は光強度(任意単位)を示す。
図34は、光ファイバサンプルA1から出力したパルス光の波形を示す図である。図34に示すように、光ファイバサンプルA1からは、図33に示す入力したパルス光と同様の波形を有した歪みのないパルス光が出力された。すなわち、光ファイバサンプルA1においては、実施例1に係る光ファイバにおいて基底伝搬モードだけが選択的に励振されていることが確認された。
一方、図35は、光ファイバサンプルB1から出力したパルス光の波形を示す図である。図35に示すように、光ファイバサンプルB1からは波形が歪んだパルス光が出力された。すなわち、光ファイバサンプルB1においては、実施例1に係る光ファイバにおいて基底伝搬モードだけでなく高次モードも励振されていることが確認された。
つぎに、光伝送路として実施例1に係る光ファイバを用いた光伝送実験を行なった。はじめに、長さを500mとした実施例1に係る光ファイバとSMFとを準備した。そして、これらの光ファイバのコア部の中心軸同士が一致するように接続した光ファイバサンプルA2と、中心軸同士を10μmだけオフセットさせて接続した光ファイバサンプルB2とを作製した。
そして、これらの光ファイバサンプルA1、A2、B1、B2を光伝送路として、SMF側の端部から光信号を入力し、伝送した光信号のビット誤り率(BER)特性を測定した。なお、伝送する光信号として、DFBレーザ光源から出力した波長1551.465nmのレーザ光に、231−1の擬似ランダムビットパターンを有する変調周波数が10GHz/sのNRZ信号を重畳し、その後光ファイバ増幅器で増幅したものを用いた。
図36は、BER特性の測定結果を示す図である。図36に示すように、光伝送路として光ファイバサンプルA1、A2を用いた場合にパワーペナルティの無い光伝送が実現されることが確認された。一方、図36に示すように、光ファイバサンプルB1を用いた場合は大きなパワーペナルティが発生した。さらに、光ファイバサンプルB2を用いた場合は、受光強度の安定性が悪く、BERの測定が不可能であった。
本発明の実施の形態1に係る光ファイバの断面と対応する屈折率プロファイルとを示す概略図である。 本発明の実施の形態1に係る光ファイバの設計パラメータの一例を示す図である。 図2示す設計パラメータを用いて数値シミュレーションにより計算した光ファイバの光学特性を示す図である。 b/aと分散スロープ値との関係を示す図である。 c/aと分散スロープ値との関係を示す図である。 Δ1と有効コア断面積との関係を示す図である。 2aと有効コア断面積との関係を示す図である。 本発明の実施の形態1に係る光ファイバの波長1550nmにおけるLP01モードのフィールド分布を示す図である。 本発明の実施の形態1に係る光ファイバの波長1550nmにおけるLP02モードのフィールド分布を示す図である。 本発明の実施の形態1に係る光ファイバの波長1550nmにおけるLP11モードのフィールド分布を示す図である。 本発明の実施の形態1に係る光ファイバの波長1550nmにおけるLP21モードのフィールド分布を示す図である。 伝搬モードと伝搬モードへの信号光の結合効率との関係を示す図である。 計算例1〜3の光ファイバの設計パラメータを示す図である。 計算例1〜3の光ファイバの光学特性およびS/C比を示す図である。 計算例1におけるLP02モードのフィールド分布を示す図である。 計算例2におけるLP02モードのフィールド分布を示す図である。 計算例3におけるLP02モードのフィールド分布を示す図である。 計算例1〜3におけるΔ2とLP02モードのS/C比との関係を示す図である。 Δ2とLP02モードの結合効率比との関係を示す図である。 LP02モードのS/C比とLP02モードの結合効率比との関係を示す図である。 計算例4〜6の光ファイバの設計パラメータを示す図である。 計算例4〜6の光ファイバの光学特性およびS/C比を示す図である。 計算例7〜9の光ファイバの設計パラメータを示す図である。 計算例7〜9の光ファイバの光学特性およびS/C比を示す図である。 計算例10〜12の光ファイバの設計パラメータを示す図である。 計算例10〜12の光ファイバの光学特性およびS/C比を示す図である。 波長分散値が変化するように設計パラメータを最適化した場合の波長分散値とS/C比との関係を示す図である。 有効コア断面積が変化するように設計パラメータを最適化した場合の有効コア断面積とS/C比との関係を示す図である。 β/kが変化するように設計パラメータを最適化した場合のβ/kとS/C比との関係を示す図である。 実施例1〜4に係る光ファイバの設計パラメータを示す図である。 実施例1〜4に係る光ファイバの光学特性を示す図である。 本発明の実施の形態2に係る光ファイバ伝送路を備えた光伝送システムを模式的に表した概略図である。 入力するパルス光の波形を示す図である。 光ファイバサンプルA1から出力したパルス光の波形を示す図である 光ファイバサンプルB1から出力したパルス光の波形を示す図である。 BER特性の測定結果を示す図である。 有効コア断面積を拡大した大Aeff型、分散スロープ値を低減した低スロープ型、および超低スロープ型の各ノンゼロ分散シフト光ファイバの波長1550nmにおける光学特性を示す図である。 図37に示す各ノンゼロ分散シフト光ファイバの波長と波長分散値との関係を示す図である。
符号の説明
1 中心コア部
2 内側コア層
3 外側コア層
4 クラッド層
5 屈折率プロファイル
10 光ファイバ
20 光送信器
21 信号光源
22 シングルモード光ファイバ
30 分散補償光ファイバ
40 光受信器
100 光伝送システム
C1〜C3 接続点

Claims (2)

  1. 中心コア部と、
    前記中心コア部の外周に形成され前記中心コア部よりも屈折率が低い内側コア層と、
    前記内側コア層の外周に形成され前記中心コア部よりも屈折率が低くかつ前記内側コア層よりも屈折率が高い外側コア層と、
    前記外側コア層の周囲に形成され前記内側コア層よりも屈折率が高くかつ前記外側コア層よりも屈折率が低いクラッド層と、
    を有し、前記中心コア部の前記クラッド層に対する比屈折率差Δ1が0.39以上、0.55%以下であり、前記内側コア層の前記クラッド層に対する比屈折率差Δ2が−0.7%以上で0%より小さく、前記外側コア層の前記クラッド層に対する比屈折率差Δ3が0.1〜0.5%であり、前記中心コア部の直径に対する前記内側コア層の外径の比b/aが1.4以上、2.72以下であり、前記中心コア部の直径に対する前記外側コア層の外径の比c/aが2.1以上、3.8以下であり、前記中心コア部の直径2aが6.8μm以上、9.71以下であり、
    波長1550nmにおいてLP02伝搬モードが存在し、
    波長1550nmにおける基底伝搬モードの波長分散値が4〜7ps/nm/kmであり、分散スロープ値が0.018ps/nm/km以下の正の値であり、有効コア断面積が70〜74μmであり、直径20mmで16周巻いた場合の曲げ損失が20dB/m以下であることを特徴とする光ファイバ。
  2. 請求項1に記載の光ファイバを備え、前記光ファイバに、波長1550nmよりも短いカットオフ波長を有するシングルモード光ファイバを介して波長1550nmを含む帯域の信号光を入力し、該信号光を伝送することを特徴とする光ファイバ伝送路。
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