JP5183021B2 - 金属粉末およびその製造方法 - Google Patents

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本発明は、タンタルまたはニオブからなる金属粉末およびその製造方法に関する。
タンタル粉末またはニオブ粉末は固体電解コンデンサのアノード電極の材料として広く使用されている。固体電解コンデンサのアノード電極用のタンタル粉末およびニオブ粉末としては、例えば、電極を形成するための小型の金型内に容易に充填できる程度に粒子径が小さく、かつ、粒度分布が狭いものが求められる。そのため、例えば、アノード電極用のタンタル粉末は、下記の製造方法が採られている。
すなわち、まず、タンタル塩を希釈塩中でナトリウム還元する方法や、タンタル塩化物を水素還元する方法などによってタンタル微粉末を得る。次いで、そのタンタル微粉末を原料粉としてパン型造粒機などにより造粒して造粒粉を形成し、その造粒粉を熱凝集した後、それにより得られた凝集粉をチョッパーミル等の粉砕機により粉砕する。次いで、その粉砕により得られた粉砕粉を篩い分けて所定の粒径範囲の粉末を回収し、これを製品としている(例えば特許文献1参照。)。また、所定の粒径範囲の粉末の収率を高くすることを目的として、所定の粒径範囲外の粉末をリサイクルすることもある。具体的には、所定の粒径範囲より大きかった粉末は、凝集粉に混ぜて再び粉砕し、所定の粒径範囲より小さかった粉末は、タンタル原料粉に混ぜて再び造粒することもある。
特開平4−362101号公報
しかしながら、従来の製造方法で用いられた粉砕機は、強い衝撃を付与して粉体を粉砕するものであるため、得られる粉体の粒度分布が広くなり、所定の粒径範囲の粉末を高い収率で得ることは困難であった。
また、従来の製造方法において、所定の粒径範囲の粉末の収率を高くするために再造粒または再粉砕を複数回繰り返すと、粉末表面の凹凸が小さくなり、熱凝集しにくい形状になった。そのため、再造粒および再粉砕の回数には限界があり、熱凝集しにくくなったタンタル粉末は、タンタル原料粉の原料であるタンタル塩などに戻して再利用していた。したがって、従来の製造方法において、所定の粒径範囲の粉末の収率を高くするためには、多くの手間と時間を費やす必要がある上に、収率の向上にも限界があった。
本発明は、前記事情を鑑みてなされたものであり、原料粉から所定の粒径範囲の金属粉末を、多くの手間と時間を費やさずに高い収率で製造できる金属粉末の製造方法を提供することを目的とする。また、所定の粒径範囲の金属粉末を提供することを目的とする。
本発明の金属粉末の製造方法は、タンタル原料粉またはニオブ原料粉を圧縮成形して成形体を得る圧縮成形工程と、前記成形体を、差動ロールを備えた解砕機により解砕する解砕工程と、解砕工程にて得た解砕粉を篩分して所定の粒径範囲の粉末を回収する回収工程と、回収工程後、残存した所定の粒径範囲以外の粉末を圧縮成形工程または解砕工程に戻す戻し工程と、回収工程にて回収した所定の粒径範囲の粉末を熱凝集させる熱凝集工程と、を有し、解砕工程では、前記解砕機として、差動ロールを多段に備え、該差動ロールが、上段から下段に向かうにつれて各段のロール同士の間隔が狭くなるものを用いることを特徴とする。
タンタル原料粉およびニオブ原料粉は、金属としての延展性を適度に有するとともに、極めて高融点で高強度であるため、圧縮成形のみで原料粉同士が解砕可能な程度に付着して、コンデンサのアノード電極材料に適した成形体を得ることができる。圧縮成形により成形体を形成させる際には、表面活性を維持するために酸素非存在下であることが好ましい
本発明の金属粉末の製造方法によれば、原料粉から所定の粒径範囲の金属粉末を、多くの手間と時間を費やさずに高い収率で製造できる。
本発明の金属粉末の製造方法において、所定の粒径範囲の粉末を回収し、残存した所定の粒径範囲以外の粉末を圧縮成形工程または解砕工程に戻せば、所定の粒径範囲の粉末の収率をより高くすることができる。
また、本発明の金属粉末の製造方法において、解砕工程により得た解砕粉または所定の粒径範囲の粉末を熱凝集させれば、金属粉末を強固にすることができる。
本発明の金属粉末の製造方法の一実施形態について説明する。
本実施形態の金属粉末の製造方法は、タンタル原料粉から所定の粒径範囲のタンタル粉末を製造する方法であって、タンタル原料粉を圧縮成形して成形体を得る圧縮成形工程と、前記成形体を解砕して解砕粉を得る解砕工程と、解砕粉を篩分して所定の粒径範囲の粉末を回収する回収工程と、残存した所定の粒径範囲以外の粉末を圧縮成形工程または解砕工程に戻す戻し工程と、回収工程にて得た所定の粒径範囲の粉末を熱凝集させる熱凝集工程とを有する方法である。
以下、各工程について詳細に説明する。
圧縮成形工程としては、例えば、プレス装置を用い、金型内に充填した原料粉を圧縮する周知の方法を採用できる。
プレス装置としては、例えば、図1に示すような、断面円形の貫通孔11aが鉛直方向に形成された矩形状の金型11と、金型11の貫通孔11aに下方から挿入される円筒状の支持体12と、金型11の貫通孔11aに上方から挿入される円筒状の加圧体13とを具備するプレス装置10が挙げられる。このプレス装置10においては、貫通孔11aの内径と支持体12および加圧体13の外径とが略同等になっている。
このプレス装置10を用いた圧縮成形では、図2に示すように、まず、支持体12を上昇させて、金型11の貫通孔11aの下側に支持体12を僅かに挿入し、円筒形状の型枠を形成する。次いで、図3に示すように、貫通孔11aの上側からタンタル原料粉14を所定量充填した後、図4に示すように、加圧体13を下降させて貫通孔11aに挿入し、貫通孔11a内に充填されたタンタル原料粉14を圧縮成形して成形体を得る。その成形体は、支持体12を下降させてから、加圧体13により突き出して、あるいは、加圧体13を上昇させてから、支持体12により突き出して金型11から取り出す。
圧縮成形においては、得られる成形体の嵩密度を4〜5g/cm程度にすることが好ましい。
本実施形態の圧縮成形工程におけるタンタル原料粉は、例えば、フッ化タンタル酸ナトリウムなどのタンタル塩を希釈塩中でナトリウム還元して得たタンタル微粉末や、タンタル塩化物を水素還元して得たタンタル微粉末などが挙げられる。また、タンタル原料粉は、あらかじめ予備熱凝集処理が施されていても構わない。
解砕工程においては、差動ロールを備えた解砕機により成形体を解砕する。差動ロールを備えた解砕機としては、例えば、図5に示すような、差動ロール21を3段で備えたロールグラニュレータ20などが挙げられる。ここで、差動ロール21とは、2本のロール21a,21bが間隔を有して配置され、これらが互いに逆回転し、その回転数が異なるものである。また、図6に示すように、ロール21a,21bの各周面には、凹凸が同一の周期で形成されており、2本のロール21a,21bは、一方のロール21aの凸部21cが他方のロール21bの凹部21dに対向するように配置されている。
差動ロール21における2本のロール21a,21bの周速度の差は、所定の粒径範囲の粉末がより高い収率で得られることから、一方のロール21aの周速度が他方のロール21bの周速度より20%以上速いことが好ましい。
また、ロールグラニュレータ20において、3段の差動ロールは、上から順にロール21a,21b間の間隔が狭くなっていることが好ましい。3段の差動ロールが上から順にロール21a,21b間の間隔が狭くなっていれば、徐々に粒径を小さくすることができるため、所定の粒径範囲の粉末の収率をより高くすることができる。
上記のようなロールグラニュレータ20を用いた成形体の解砕では、上部入口22から成形体を、重力を利用して投入し、上から順に各差動ロール21を通して粒径を小さくし、下部出口23から解砕粉を排出し、次工程に移送する。
なお、解砕機としては、差動ロールを具備するものであれば、ロールグラニュレータ以外のものも使用でき、例えば、差動型のスリットロールが挙げられる。差動型のスリットロールとは、周面が平滑な2本のロールが間隔を有して配置され、互いに逆回転し、その回転数が異なるものである。
回収工程における篩い分けとしては、例えば、目開きが異なる2つの篩を積み重ねて解砕粉を篩い分ける方法などが挙げられる。ここで、2つの篩の一方は、所定の粒径範囲の上限以下の粉末を通すが、所定の粒径範囲の上限を超える粉末を通さないものであり、他方は、所定の粒径範囲の下限未満の粉末を通すが、所定の粒径範囲の下限以上の粉末を通さないものである。そして、前者の篩を上に、後者を下に配置して使用する。
また、篩い分けの方法としては、例えば、振動法または周動法などを適用できる。ここで、振動法とは、積み重ねた篩を上下に動かす方法のことであり、周動法とは、積み重ねた篩を水平方向に円運動させる方法のことである。これらのうち、衝撃が小さく、所定の粒子径範囲より小さい粉末の量が少なくなる上に、騒音が少ないことから、周動法が好ましい。
上記回収工程により得られた所定の粒径範囲の粉末は熱凝集工程へと送られる。
一方、戻し工程にて、残存した所定の粒径範囲外の粉末のうち、所定の粒径範囲より小さな粉末を圧縮成形工程へと戻して再び圧縮成形し、また、所定の粒径範囲より大きな粉末を解砕工程へと戻して、再び解砕する。
熱凝集工程における熱凝集の方法としては、例えば、所定の粒径範囲の粉末を加熱炉内で加熱する方法などが挙げられる。熱凝集温度としては、900〜1200℃であることが好ましく、1050℃程度であることがより好ましい。
以上説明したタンタル粉末の製造方法では、タンタル原料粉を圧縮成形することにより、緩い力で粒子同士が密着した成形体を得ることができる。そして、そのような成形体を、差動ロールである回転数の異なる2本のロール間を通すことにより、成形体を引き延ばす力を付与することができる。タンタルは延展性が小さく、引き延ばしに弱いため、タンタルからなる成形体を解砕することができる。ここで、成形体は2本のロール間の間隔に応じた粒径に解砕されないと差動ロールを通過しないため、2本のロール間の間隔に応じた粒径より大きな粉末の量を少なくできる。また、差動ロールによる解砕では、成形体に強い衝撃を付与しないから、微粉の発生も抑えることができる。したがって、上述した製造方法によれば、所定の粒径範囲の粉末を高い収率で得ることができる。
特に、上記製造方法によれば、粒子径が小さく、かつ、粒度分布が狭いタンタル粉末、具体的には、粒子径45〜75μmのタンタル粉末、さらに45〜63μmのタンタル粉末、特に45〜53μmのタンタル粉末を50%以上の収率で得ることができる。
また、上述したタンタル粉末の製造方法では、回収工程後に残存した所定の粒径範囲以外の粉末を圧縮成形工程または解砕工程に戻すため、所定の粒径範囲外の粉末から所定の粒径範囲の粉末を得ることができる。したがって、所定の粒径範囲の粉末の収率をより高くすることができる。しかも、この製造方法では、熱凝集により大粒子にしないため、粉末表面の凹凸が小さくなっても、何回でも圧縮成形工程または解砕工程に戻すことができる。よって、所定の粒径範囲の粉末の収率をほぼ100%にすることができる。その上、この製造方法では、粉末表面の凹凸を維持することができる。
また、上述したタンタル粉末の製造方法では、熱凝集工程を有するため、タンタル粉末を強固にすることができる。さらに、熱凝集を1回で済ませることができるので、タンタル粉末製造に要する消費エネルギー量を削減することができる。
上記タンタル粉末の製造方法により製造されたタンタル粉末は、所定の粒径範囲にあるため、コンデンサのアノード電極材料に好適に用いることができる。
なお、上述した実施形態では、解砕機の差動ロールは多段で備えられていたが、圧縮成形工程にて作製する成形体を小さくすれば、一段であっても構わない。ただし、多段である方が、所定の粒径範囲内の粉末を高い収率で得ることができるため、好ましい。
また、上述した実施形態では、回収工程、戻し工程、熱凝集工程を有していたが、熱凝集工程を有していなくてもよいし、回収工程、戻し工程を有していなくてもよいし、回収工程、戻し工程、熱凝集工程を有していなくてもよい。熱凝集工程を有さない場合に得られるタンタル粉末は熱履歴が少なく、焼結性に特に優れている。回収工程、戻し工程を有していない場合には、所定の粒径範囲のタンタル粉末を得るために、熱凝集後のタンタル粉末を篩い分けすることが好ましい。回収工程、戻し工程、熱凝集工程を有さない場合には、解砕工程にて得た解砕粉が目的のタンタル粉末となる。
さらに、上述した実施形態では、成形体の原料粉としてタンタル原料粉を用いたが、ニオブ原料粉を用いてもよい。ニオブについてもタンタルと同様に延展性が小さいため、ニオブ原料粉を用いた場合でもタンタル原料粉を用いた場合と同じ効果が得られる。
(実施例1)
まず、圧縮成形工程にて、100gのタンタル微粉末をプレス成形機により直径3mm程度の円筒状に圧縮成形して成形体を得た。次いで、解砕工程にて、その成形体を、全長100mmの差動ロールを3段備えたロールグラニュレータで解砕して解砕粉を得た。ここで、各差動ロールは、一段目のロール間の間隔を0.6mm、二段目のロール間の間隔を0.3mm、三段目のロール間の間隔を0.2mmとした。また、それぞれ一方のロールの周速度が他方のロールの周速度より30%速くなるように設定した。
(比較例1)
実施例1における解砕工程の代わりに、直径250mm、目開き0.5mmのスクリーンと、3段のカッターとを備えたスピードミルを用い、カッター回転速度300rpmで成形体を粉砕したこと以外は実施例1と同様にして粉砕粉を得た。
実施例1で得られた解砕粉および比較例1で得られた粉砕粉について、100メッシュ(目開き150μm)と400メッシュ(目開き38μm)の篩で篩い分けて粒度分布を調べた。その結果を表1に示す。
なお、この粒度分布の評価においては、100〜400メッシュ(150〜38μm)の粒径範囲のタンタル粉末量が多い程、分布が狭くなり、目的を達成したといえる。
Figure 0005183021
(実施例2)
100gのタンタル微粉末を900℃で低温予備凝集処理した後、圧縮成形工程にて、プレス成形機により直径5mm程度の円筒状に圧縮成形して成形体を得た。次いで、解砕工程にて、その成形体を、実施例1と同様のロールグラニュレータで解砕して解砕粉を得た。
(比較例2)
実施例2における解砕工程の代わりに、比較例1と同様のスピードミルを用い、カッター回転速度300rpmで成形体を粉砕したこと以外は実施例2と同様にして粉砕粉を得た。
実施例2で得られた解砕粉および比較例2で得られた粉砕粉について、100メッシュと400メッシュの篩で篩い分けて粒度分布を調べた。その結果を表2に示す。
Figure 0005183021
タンタル微粉末を圧縮成形して得た成形体を、差動ロールを備えた解砕機により解砕した実施例1,2の製造方法では、所定の粒径範囲のタンタル粉末の収率が高かった。
これに対し、差動ロールを備えた解砕機により解砕する代わりにスピードミルにより粉砕した比較例1,2の製造方法では、所定の粒径範囲のタンタル粉末の収率が低かった。
(実施例3)
100gのタンタル微粉末を900℃で低温予備凝集処理した後、圧縮成形工程にて、プレス成形機により直径3mm程度の円筒状に圧縮成形して成形体を得た。次いで、解砕工程にて、その成形体を、全長100mmの差動ロールを4段備えたロールグラニュレータで解砕して解砕粉を得た。ここで、各差動ロールは、一段目のロール間の間隔を0.6mm、二段目のロール間の間隔を0.3mm、三段目のロール間の間隔を0.2mm、四段目のロール間の間隔を0.1mmとした。また、それぞれ一方のロールの周速度が他方のロールの周速度より30%速くなるように設定した。
得られた解砕粉のうちの400メッシュパス品を、再び圧縮成形、解砕して解砕粉を得た。そして、一回目の解砕粉と二回目の解砕粉とを混合し、その混合粉を250メッシュ(目開き63μm)と325メッシュ(目開き45μm)の篩で篩い分けて粒度分布を調べた。その結果を表3に示す。
(比較例3)
まず、100gのタンタル微粉末を900℃で低温予備凝集処理した後、圧縮成形工程にて、プレス成形機により直径5mm程度の円筒状に圧縮成形して成形体を得た。次いで、その成形体を3mm程度に予備粉砕した100gのタンタル粗粉末を、比較例1と同様のスピードミルにより粉砕した。次いで、得られた粉砕粉を250メッシュ(目開き63μm)と325メッシュ(目開き45μm)の篩で篩い分け、325メッシュ品を再び圧縮成形して成形体とし、その成形体に250メッシュオン品を混合し、その混合物をスピードミルにより粉砕した。これを6回繰り返した後、各回における250メッシュパスと250〜325メッシュと325メッシュオンの粉末量を積算して、最終的な粒度分布を調べた。その結果を表3に示す。
Figure 0005183021
タンタル微粉末を圧縮成形して得た成形体を、差動ロールを備えた解砕機により解砕し、所定の粒径範囲外の粉末を圧縮成形工程または解砕工程に戻した実施例3の製造方法では、極めて粒度分布の狭いタンタル粉末が得られた。
これに対し、差動ロールを備えた解砕機により解砕する代わりにスピードミルにより粉砕した比較例3の製造方法では、所定の粒径範囲外の粉末について圧縮成形、粉砕を6回もやり直したにもかかわらず、粒度分布を充分に狭くすることができなかった。
本発明の金属粉末の製造方法の一実施形態における圧縮成形工程に使用されるプレス装置の一例を示す斜視図である。 図1のプレス装置を用いた圧縮成形の一工程を示す断面図である。 図1のプレス装置を用いた圧縮成形の一工程を示す断面図である。 図1のプレス装置を用いた圧縮成形の一工程を示す断面図である。 本発明の金属粉末の製造方法の一実施形態における解砕工程に使用される解砕機の一例を示す模式図である。 図5の解砕機の要部拡大図である。
符号の説明
14 タンタル原料粉、20 ロールグラニュレータ(解砕機)、21 差動ロール




Claims (1)

  1. タンタル原料粉またはニオブ原料粉を圧縮成形して成形体を得る圧縮成形工程と、
    前記成形体を、差動ロールを備えた解砕機により解砕する解砕工程と、
    解砕工程にて得た解砕粉を篩分して所定の粒径範囲の粉末を回収する回収工程と、
    回収工程後、残存した所定の粒径範囲以外の粉末を圧縮成形工程または解砕工程に戻す
    戻し工程と、
    回収工程にて回収した所定の粒径範囲の粉末を熱凝集させる熱凝集工程と、
    を有し、
    解砕工程では、前記解砕機として、差動ロールを多段に備え、該差動ロールが、上段から下段に向かうにつれて各段のロール同士の間隔が狭くなるものを用いることを特徴とする金属粉末の製造方法。
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