JP5179002B2 - 電話システム、電話制御装置、およびプログラム - Google Patents

電話システム、電話制御装置、およびプログラム Download PDF

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本発明は、電話機制御技術に関し、特にブルートゥース(登録商標:Bluetooth)無線通信方式を用いた無線電話機を含む複数の電話機により通話回線を共用する電話システムで、これら無線電話機で用いる無線チャネルを管理するチャネル管理技術に関する。
複数の内線電話機により通話回線(外線)を共用するボタン電話装置などの電話システムでは、内線電話機としてブルートゥース無線通信方式を用いたブルートゥース無線電話機を収容する電話システムがある。
例えば、有線伝送路を介して電話制御装置に接続された無線親機とハンドセット型の無線子機とからなるカールコードレス電話機では、無線親機と無線子機との間でやり取りする音声データや制御データをブルートゥース無線通信方式で送受信する構成をとっており、無線親機からある程度離れた場所でも無線子機により通話できる。
このような、汎用無線インターフェースであるブルートゥース無線通信方式では、変調方式として周波数ホッピング・スペクトラム拡散(FHSS:Frequency Hopping Spread Spectrum)変調方式が用いられている(非特許文献1など参照)。周波数ホッピング・スペクトラム拡散変調方式は、一定時間ごとに搬送波周波数(中心周波数)を変えてすなわち周波数ホッピングして伝送する方式である。
一般に、任意の帯域幅の電力は周波数ホッピングする周期に対して十分長い時間で平均すると低くなるので他のシステムの通信を妨害しにくく、また特定の周波数に妨害波が存在してもすぐ別の周波数にホッピングするので他のシステムからの干渉に強いといわれている。
ブルートゥース無線通信方式では、2.4GHz帯に1MHz間隔で79個または23個のチャネルを設け、通信開始時にマスタ側とスレーブ側との間で設定したチャネル選択順に基づき、1600回/秒という速度で周波数ホッピングを繰り返し、その際、選択したチャネルを用いて相手無線装置と所望のパケットを送受信することにより、データ通信を行うものとなっている。
従来より、このような周波数ホッピング技術として、他の機器から送信されている電波により任意のチャネルでパケット送受信エラーが発生した場合、そのチャネルを使用不可とするアダプティブ周波数ホッピング(以下、AFHという:Adaptive Frequency Hopping)技術が使用されている(例えば、非特許文献2など参照/ブルートゥース 1.2)。
このアダプティブ周波数ホッピング技術によれば、使用不可と判断されたチャネルはチャネル選択順から除外されるため、そのチャネルに対してそれ以降周波数ホッピングが行われなくなり、当該チャネルの搬送波周波数における他の装置との電波の相互干渉や、同種の無線通信装置との当該チャネルにおけるパケット送受信の衝突による無線通信の途切れを低減できる。
一方、ブルートゥース無線通信方式と同様に、産業科学医療用に用意されたISM(Industrial Scientific Medical)バンドの周波数を用いて無線通信を行う汎用無線インターフェースとして、各種のスペクトラム拡散変調方式を用いる無線LAN通信方式がある(非特許文献3など参照)。
例えば、無線LAN通信方式のIEEE 802.11gでは、2.4GHz帯に5MHz間隔で13個のチャネルを設け、CSMA/CA(Carrier Sense Multiple Access with Collision Avoidance)方式により無線通信を行う。
CSMA/CA方式では、まず、使用するチャネルからデータを送信する前に、他無線通信装置が当該チャネルでデータ送信をしていないかを調べ(Carrier Sense)、さらに自分宛のデータが送信されてきていないかを調べる(Sense Multiple Access)。その結果、衝突の心配がないと判断したらデータを送信し、他に通信中の無線通信装置があった場合には送信待機(Collision Avoidance)となる。送信待機では、ランダムに割り当てられた時間を待ってから再度上記手順を繰り返す。また、全く同時に2つの無線通信装置が送信を始めて衝突した場合は、エラー回復ができないため上位層レベルで再送が行われる。
http://www.bluetooth.org/spec/ http://www.ericsson.com/bluetooth/files/whitepaper_on_afh_final.pdf http://grouper.ieee.org/groups/802/11/
しかしながら、このような従来技術では、ISMバンドを使用する無線LAN通信装置とブルートゥース無線電話機との間で電波干渉が発生した場合、ブルートゥース無線電話機と併用される無線LAN通信装置の無線通信環境、あるいはブルートゥース無線電話機自体の無線通信環境を良好に保つことができないという問題点があった。
例えば、ブルートゥース無線通信方式のAFHでは、無線LAN通信方式のようなキャリアセンス動作は行わず、選択したチャネルでパケット送受信を行い、その通信エラーの有無に応じて当該チャネルの使用可否を判断している。このため、無線LAN通信装置の通信エリア内でブルートゥース無線電話機を併用する場合、信号送受信のタイミングによってはブルートゥース無線電話機がチャネルを優先的に確保してしまい、無線LAN通信装置で対応する周波数のチャネルを確保できなくなり、無線LAN通信装置の無線通信環境が悪化する場合がある。
本発明はこのような課題を解決するためのものであり、ISMバンドを使用する無線LAN通信装置が電話システムの内線電話機をなすブルートゥース無線電話機と併用される場合でも、ISMバンドでの無線通信環境を良好に保つことができる電話システム、電話制御装置、およびプログラムを提供することを目的としている。
このような目的を達成するために、本発明にかかる電話システムは、ブルートゥース(登録商標)無線通信方式を用いたデータ通信機能を有する無線電話機を含む複数の内線電話機と、これら内線電話機を接続するとともに通話回線を収容する電話制御装置とを有し、電話制御装置により、内線電話機と通話回線とを制御して任意に交換接続することにより当該通話回線を用いた当該内線電話機による通話を実現する電話システムであって、無線電話機は、搬送波周波数の異なる複数のチャネルのうちから任意の通信条件に基づき順次選択したチャネルを用いて無線データ通信を行う通信制御手段と、電話制御装置から通知された通信条件を無線データ通信の通信条件として通信制御手段に指定する通信条件指示手段とを有し、電話制御装置は、LAN回線を介して接続された無線LAN基地局から当該無線LAN基地局で音声パケット通信に用いている無線LANチャネルの使用状況を示す無線LANチャネル情報を取得する無線LAN管理手段と、無線LANチャネル情報から生成した新たな通信条件を無線電話機へ通知する通信条件通知手段とを有し、通信条件通知手段で、無線LANチャネル情報から抽出した使用開始無線LANチャネルおよび使用終了無線チャネルのチャネル番号を通信条件として無線電話機へ通知し、通信条件指示手段で、通信条件に含まれる使用開始無線LANチャネル番号に対応するブルートゥースチャネル番号を使用不可チャネルとして通信制御手段に指定し、通信条件に含まれる使用終了無線LANチャネル番号に対応するブルートゥースチャネル番号を使用可チャネルとして通信制御手段に指定するようにしたものである。
また、通信条件通知手段で、無線LANチャネル情報から抽出した使用開始無線LANチャネルおよび使用終了無線チャネルのチャネル番号と対応するブルートゥースチャネル番号を通信条件として無線電話機へ通知し、通信条件指示手段で、通信条件に含まれる使用開始ブルートゥースチャネル番号を使用不可チャネルとして通信制御手段に指定し、通信条件に含まれる使用終了ブルートゥースチャネル番号を使用可チャネルとして通信制御手段に指定するようにしてもよい。
また、本発明にかかる電話制御装置は、ブルートゥース(登録商標)無線通信方式を用いたデータ通信機能により搬送波周波数の異なる複数のチャネルのうちから任意の通信条件に基づき順次選択したチャネルを用いて無線データ通信を行う無線電話機を含む複数の内線電話機と、これら内線電話機を接続するとともに通話回線を収容する電話制御装置とを有する電話システムで用いられ、内線電話機と通話回線とを制御して任意に交換接続することにより当該通話回線を用いた当該内線電話機による通話を実現する電話制御装置であって、LAN回線を介して接続された無線LAN基地局から当該無線LAN基地局で音声パケット通信に用いている無線LANチャネルの使用状況を示す無線LANチャネル情報を取得する無線LAN管理手段と、無線LANチャネル情報から抽出した使用開始無線LANチャネルおよび使用終了無線チャネルのチャネル番号と対応するブルートゥースチャネル番号を、新たな通信条件として無線電話機へ通知する通信条件通知手段とを備えている。
また、本発明にかかるプログラムは、ブルートゥース(登録商標)無線通信方式を用いたデータ通信機能により搬送波周波数の異なる複数のチャネルのうちから任意の通信条件に基づき順次選択したチャネルを用いて無線データ通信を行う無線電話機を含む複数の内線電話機と、これら内線電話機を接続するとともに通話回線を収容する電話制御装置とを有する電話システムで用いられ、内線電話機と通話回線とを制御して任意に交換接続することにより当該通話回線を用いた当該内線電話機による通話を実現する電話制御装置のコンピュータに、LAN回線を介して接続された無線LAN基地局から当該無線LAN基地局で音声パケット通信に用いている無線LANチャネルの使用状況を示す無線LANチャネル情報を取得する無線LAN管理ステップと、無線LANチャネル情報から抽出した使用開始無線LANチャネルおよび使用終了無線チャネルのチャネル番号と対応するブルートゥースチャネル番号を、新たな通信条件として無線電話機へ通知する通信条件通知ステップとを実行させる。
本発明によれば、電話制御装置において、LAN回線を介して接続された無線LAN基地局から当該無線LAN基地局で音声パケット通信に用いている無線LANチャネルの使用状況を示す無線LANチャネル情報が取得されて、無線LANチャネル情報から抽出した使用開始無線LANチャネルおよび使用終了無線チャネルのチャネル番号が新たな通信条件が無線電話機へ通知され、各無線電話機で、この通信条件に基づいて搬送波周波数の異なる複数のチャネルのうちから順次選択したチャネルを用いて無線データ通信が行われる。
これにより、無線LAN基地局での無線LANチャネルの使用状況に基づいて、電話制御装置から各無線電話機に対して、それぞれの無線データ通信に関する新たな通信条件を自動的に設定することができる。
したがって、ISMバンドを使用する無線LAN通信装置が電話システムの内線電話機をなすブルートゥース無線電話機と併用される場合でも、ISMバンドでの無線通信環境を良好に保つことができる。また、電話制御装置から各無線電話機に対して新たな通信条件が自動的に設定されるため、ブルートゥース無線電話機で使用不可とするブルートゥースチャネル番号を設定するなどの通信条件を利用者が設定する必要がなくなり、利用者の作業負担を削減できる。
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
[第1の実施の形態]
まず、図1を参照して、本発明の第1の実施の形態にかかる電話システムについて説明する。図1は、本発明の第1の実施の形態にかかる電話システムの構成を示すブロック図である。
この電話システムは、内線電話機として動作する複数の無線電話機4(4A,4B,4C,…)と、これら無線電話機4を有線の内線伝送路5を介して接続するとともにアナログ電話回線、ISDN回線、あるいはIP電話回線などからなる1つ以上の通話回線9を収容する電話制御装置1とから構成されている。また、電話制御装置1には、LAN回線8を介して無線LAN基地局7と接続されている。無線LAN基地局7は、無線LAN通信方式を用いて無線LAN機器との間でデータ通信や音声通話を実現するアクセスポイント(無線LAN通信装置)である。
無線電話機4は、カールコードレス無線親機(以下、親機という)2とカールコードレス無線子機(以下、子機という)3とからなるカールコードレス無線電話機である。この無線電話機4は、呼制御機能を持つ親機2と通話機能を持つ子機3とがブルートゥース無線通信方式による無線伝送路を介して接続される電話機であり、親機2が内線伝送路5を介して電話制御装置1と接続されている。
本実施の形態では、無線電話機4で搬送波周波数の異なる複数のチャネルのうちから任意の通信条件に基づき順次選択したチャネルを用いて無線データ通信を行う際、電話制御装置1により、LAN回線8を介して接続された無線LAN基地局7から当該無線LAN基地局7での無線LANチャネルの使用状況を示す無線LANチャネル情報を取得し、この無線LANチャネル情報から生成した新たな通信条件を各無線電話機4へ通知するようにしたものである。
[電話制御装置]
次に、図1を参照して、本発明の第1の実施の形態にかかる電話システムの電話制御装置について詳細に説明する。ここでは、内線電話機のすべてが無線電話機4から構成されている場合を例として説明する。
この電話制御装置1は、例えばボタン電話装置の主装置に相当する通信制御装置であり、外線インターフェース部(以下、外線I/F部という)10、内線インターフェース部(以下、内線I/F部という)11、スイッチ12、記憶部14、および制御部15が設けられている。
外線I/F部10は、専用のインターフェース回路部からなり、通話回線(外線)9やLAN回線8を終端制御する機能を有している。
内線I/F部11は、専用のインターフェース回路部からなり、内線伝送路5を介して各無線電話機4(4A〜4N)とデータ伝送を行う機能を有している。
スイッチ12は、専用のスイッチング回路部からなり、外線I/F部10と内線I/F部11との伝送路を交換接続する機能を有している。
記憶部14は、メモリやハードディスクなどの記憶装置からなり、制御部15での処理に用いる各種処理情報やプログラムを記憶する機能を有している。
主な処理情報としては、呼制御情報14A、および無線LANチャネル情報14Bがある。
呼制御情報14Aは、電話システム全体の呼制御に用いる情報であり、通話回線9や各無線電話機4の状態が管理されている。
無線LANチャネル情報14Bは、無線LAN基地局7から取得した、当該無線LAN基地局7での無線LAN音声パケット通信で使用開始した無線LANチャネル、あるいは使用終了した無線LANチャネルの無線LANチャネル番号を含む情報である。
制御部15は、CPUなどのマイクロプロセッサとその周辺回路を有し、記憶部14のプログラムを読み込んで実行することにより、上記ハードウェアとプログラムとを協働させ各種機能手段を実現する機能を有している。
主な機能手段としては、呼制御手段15A、無線LAN管理手段15B、および通信条件通知手段15Cがある。
呼制御手段15Aは、電話システム全体の呼制御を行う手段であり、記憶部14の呼制御情報14Aに基づき外線I/F部10およびスイッチ12を制御するとともに、内線I/F部11および内線伝送路5を介して各無線電話機4と各種制御情報をやり取りすることにより、通信回線9を用いた無線電話機4による外線発着信動作や無線電話機4間の内線発着信動作を制御する機能を有している。
無線LAN管理手段15Bは、外線I/F部10に接続されたLAN回線8を介して無線LAN基地局7とデータ通信を行うことにより、無線LAN基地局7で用いている無線LANチャネル番号を含むチャネル使用状況を取得して記憶部14へ無線LANチャネル情報14Bとして保存する機能を有している。
通信条件通知手段15Cは、記憶部14の無線LANチャネル情報14Bから生成した新たな通信条件を、各無線電話機4へ通知して設定する機能とを有している。
[無線電話機]
次に、図2を参照して、本発明の第1の実施の形態にかかる電話システムで用いられる無線電話機について詳細に説明する。図2は、本発明の第1の実施の形態にかかる電話システムで用いられる無線電話機の構成を示すブロック図である。
この無線電話機4は、呼制御機能を持つ親機2と通話機能を持つ子機3とがブルートゥース無線通信方式による無線伝送路を介して接続される電話機であり、親機2が内線伝送路5を介して電話制御装置1と接続されている。
[親機]
親機2には、伝送インターフェース部(以下、伝送I/F部という)20、音声処理部21、表示部22、操作入力部23、記憶部24、親機制御部25、および無線モジュール26が設けられている。
伝送I/F部20は、専用のインターフェース回路部からなり、内線伝送路5を介して電話制御装置1とデータ伝送を行う機能を有している。
音声処理部21は、専用の音声処理回路とスピーカ(図示せず)およびマイク(図示せず)からなり、親機制御部25からの指示に応じて伝送I/F部20で受信した音声データを音声信号に復号してスピーカから出力する機能と、マイクから入力された音声信号を音声データに符号化して伝送I/F部20へ出力する機能とを有している。
表示部22は、LCDやLEDなどの表示装置からなり、親機制御部25からの指示に応じて呼制御用の表示や通信条件設定時の項目選択画面を表示する機能を有している。
操作入力部23は、ダイヤルキーや項目選択用の操作キー、さらには各種スイッチからなり、利用者の操作を検出して親機制御部25へ出力する機能を有している。
記憶部24は、メモリなどの記憶装置からなり、親機制御部25での処理に用いる各種処理情報やプログラムを記憶する機能を有している。
親機制御部25は、CPUなどのマイクロプロセッサとその周辺回路を有し、記憶部14のプログラムを読み込んで実行することにより、上記ハードウェアとプログラムとを協働させ各種機能手段を実現する機能を有している。
主な機能手段としては、呼制御手段25Aおよび通信条件指示手段25Bがある。
呼制御手段25Aは、伝送I/F部20および内線伝送路5を介して電話制御装置1と各種制御情報をやり取りするとともに、無線モジュール26を介して子機3と各種制御情報をやり取りすることにより、当該親機2および子機3を制御して通信回線9を用いた外線発着信動作や他の無線電話機4との内線発着信動作を制御する機能を有している。
通信条件指示手段25Bは、電話制御装置1から通知された通信条件に含まれる無線LANチャネル番号に基づき、当該無線電話機4の親機2と子機3との間の無線データ通信で使用するブルートゥースチャネル番号を示す通信条件を生成して無線モジュール26に指定する機能を有している。特に、通信条件指示手段25Bは、通信条件に含まれる使用開始無線LANチャネル番号に対応するブルートゥースチャネル番号を使用不可チャネルとして指定し、通信条件に含まれる使用終了無線LANチャネル番号に対応するブルートゥースチャネル番号を使用可チャネルとして指定する。このチャネル変換には、図3に示すようなチャネル番号抽出テーブルを用いてもよく、所定の数式により変換してもよい。
無線モジュール26は、ブルートゥース無線通信方式に準拠した無線インターフェースを提供する機能モジュールであり、各種機能部が親機2を構成する1つの構成要素として一体に実装されている。
無線モジュール26に設けられている主な機能部としては、無線送受信部27、モジュール記憶部28、およびモジュール制御部29がある。
無線送受信部27は、ブルートゥース無線通信方式に準拠して無線信号を送受信する回路部であり、子機3との間で無線信号を送受信することにより無線回線6を介したデータ通信を行う機能を有している。この際、無線送受信部27は、周波数ホッピング・スペクトラム拡散変調方式に基づき2.4GHz帯に1MHz間隔で設けた79個または23個のチャネルをモジュール制御部29からの指示に基づき周波数ホッピングを繰り返し、その周波数ホッピングで選択したチャネルを用いて子機3と所望のパケットを送受信することによりデータ通信を行う。
モジュール記憶部28は、メモリなどの記憶装置からなり、モジュール制御部29での処理動作に用いる各種処理情報を記憶する機能を有している。モジュール記憶部28で記憶する主な処理情報として、チャネルテーブル28Aがある。
チャネルテーブル28Aは、周波数ホッピング・スペクトラム拡散変調方式で順次選択する各チャネルの使用可否を管理するための処理情報であり、図4に示すように、ブルートゥースチャネル番号ごとに当該チャネルの使用可否情報が対応付けて登録されている。
このほか、モジュール記憶部28には、モジュール制御部29に読み込まれて実行されることにより各種機能手段を実現するためのプログラムなどを予め格納しておいてもよい。
モジュール制御部29は、CPUとその周辺回路からなるハードウェアとこれらCPUあるいは周辺回路に設けたメモリ(図示せず)やモジュール記憶部28に予め格納されているプログラムとを協働させることにより、ブルートゥース無線通信方式に準拠して無線送受信部27を制御するための機能手段を実現する。
このモジュール制御部29で実現される主な機能手段としては、通信制御手段29Aがある。
通信制御手段29Aは、無線送受信部27を制御して子機3と親機制御部25との間のデータ通信を制御する機能と、周波数ホッピング・スペクトラム拡散変調方式に基づき、子機3との間でデータ通信開始時に取り決めたチャネル選択順に基づき各チャネルのうちからいずか1つを順次選択して無線送受信部27へ指示する機能とを有している。この際、通信制御手段29Aは、モジュール記憶部28のチャネルテーブル28Aを参照し、チャネル選択順にしたがって選択される次のチャネルが使用不可の場合、後続する使用可のチャネルまでスキップし、その使用可のチャネルを選択する。
このほか、通信制御手段29Aは、データ通信時に周波数ホッピングで選択したチャネルでの子機3とのパケット送受信の通信状況を親機制御部25へ通知する機能と、親機制御部25からの指示に応じてモジュール記憶部28のチャネルテーブル28Aについて任意のチャネルの使用可否情報を更新する機能と、親機制御部25からの指示に応じてモジュール記憶部28のチャネルテーブル28Aを子機3へ通知して更新する機能とを有している。
[子機]
子機3には、音声処理部31、表示部32、操作入力部33、記憶部34、子機制御部35、および無線モジュール36が設けられている。
音声処理部31は、専用の音声処理回路とスピーカ(図示せず)およびマイク(図示せず)からなり、子機制御部35からの指示に応じて無線モジュール36で受信した音声データを音声信号に復号してスピーカから出力する機能と、マイクから入力された音声信号を音声データに符号化して無線モジュール36へ出力する機能とを有している。
表示部32は、LCDやLEDなどの表示装置からなり、子機制御部35からの指示に応じて呼制御用の表示を行う機能を有している。
操作入力部33は、ダイヤルキーなどの操作キー、さらには各種スイッチからなり、利用者の操作を検出して子機制御部35へ出力する機能を有している。
記憶部34は、メモリなどの記憶装置からなり、子機制御部35での処理に用いる各種処理情報やプログラムを記憶する機能を有している。
子機制御部35は、CPUなどのマイクロプロセッサとその周辺回路を有し、記憶部14のプログラムを読み込んで実行することにより、上記ハードウェアとプログラムとを協働させて各種機能を実現する。
主な機能としては、無線回線6および無線モジュール36を介して親機2と各種制御情報をやり取りすることにより当該子機3の動作状態を制御する機能や、操作入力部33で検出された操作の内容を親機2へ通知する機能を有している。
無線モジュール36は、ブルートゥース無線通信方式に準拠した無線インターフェースを提供する機能モジュールであり、各種機能部が子機3を構成する1つの構成要素として一体に実装されている。
無線モジュール36の具体的構成は、親機2の無線モジュール26と同様であり、ここでの詳細な説明は省略する。
[第1の実施の形態の動作]
次に、図5を参照して、本発明の第1の実施の形態にかかる電話システムの動作について説明する。図5は、本発明の第1の実施の形態にかかる電話システムの動作として通信条件設定動作を示すシーケンス図である。
ここでは、無線制御装置1により、LAN回線8を介して無線LAN基地局7から当該無線LAN基地局7で用いている無線LANチャネル番号を含む無線LANチャネル情報14Bを取得し、この無線LANチャネル情報14Bから生成した新たな通信条件を各無線電話機4へ通知して設定する場合を例として説明する。
電話制御装置1の制御部15は、無線LAN管理手段15Bにより、外線I/F部10およびLAN回線8を介して無線LAN基地局7から、当該無線LAN基地局7を介した音声パケット通信に用いている無線LANチャネルの使用状況を示す無線LANチャネル情報14Bを取得し、記憶部14へ保存する(ステップ100)。無線LANチャネル情報14Bとしては、使用開始/使用終了した無線LANチャネルのチャネル番号だけでもよく、各無線LANチャネル番号の使用可否を示す情報であってもよい。
無線LANチャネル情報14Bの取得方法については、無線LAN基地局7から無線LANチャネル情報を定期的あるいは使用状況の変化に応じて電話制御装置1へ通知するようにしてもよい。あるいは、電話制御装置1の無線LAN管理手段15Bにより、無線LAN基地局7から送信された制御パケットを監視して無線LANチャネル情報14Bを抽出してもよく、電話制御装置1の無線LAN管理手段15Bから無線LAN基地局7へ問い合わせを行って無線LANチャネル情報14Bを取得してもよい。
通信条件通知手段15Cは、無線LAN管理手段15Bにより新たな無線LANチャネル情報14Bが取得された場合、その無線LANチャネル情報14Bを記憶部14から読み出して無線LAN基地局7で使用開始および使用終了した無線LANチャネルのチャネル番号を抽出する。ここで、使用開始無線LANチャネルのチャネル番号が抽出された場合、その無線LANチャネル番号からなる新たな通信条件を設定通知により内線I/F部11から内線伝送路5を介して各無線電話機4Aへ通知する(ステップ101)。
無線電話機4を構成する親機2の親機制御部25は、伝送I/F部20を介して電話制御装置1から設定通知を受信した場合、通信条件指示手段25Bにより、この設定通知で通知された新たな通信条件に含まれる使用開始無線LANチャネル番号をブルートゥースチャネル番号に変換する(ステップ102)。
続いて、通信条件指示手段25Bは、変換により得られた使用開始無線LANチャネル番号と対応するブルートゥースチャネル番号を使用不可チャネルとして無線モジュール26へ指定する。
無線モジュール26のモジュール制御部29は、通信制御手段29Aにより、通信条件指示手段25Bから指定された使用不可チャネルを、モジュール記憶部28のチャネルテーブル28Aに登録する(ステップ103)。
また、通信条件指示手段25Bは、子機3へのチャネルテーブルの同期を無線モジュール26へ指示する。これに応じて、通信制御手段29Aは、モジュール記憶部28のチャネルテーブル28Aを読み出して、無線送受信部27から無線回線6を介して子機3へ通知する。子機3の無線モジュール36は、親機2の無線モジュール26から通知されたチャネルテーブル28Aの内容に基づき自己のモジュールテーブルを更新する。これにより、親機2および子機3間でモジュールテーブルの内容が同期されて、互いに同じ使用不可チャネルが認識され(ステップ104)、無線LAN基地局7で音声パケット通信のために使用開始された無線LANチャネルに対応するブルートゥースチャネルが使用不可となる。
その後、電話制御装置1の制御部15は、無線LAN管理手段15Bにより、外線I/F部10およびLAN回線8を介して無線LAN基地局7から新たな無線LANチャネル情報14Bを取得し、記憶部14へ保存する(ステップ110)。
ここで、無線LAN基地局7で、音声パケット通信が終了していた場合、記憶部14の新たな無線LANチャネル情報14Bから使用終了無線LANチャネルのチャネル番号を抽出し、その無線LANチャネル番号からなる新たな通信条件を設定通知により内線I/F部11から内線伝送路5を介して各無線電話機4Aへ通知する(ステップ111)。
無線電話機4を構成する親機2の親機制御部25は、伝送I/F部20を介して電話制御装置1から設定通知を受信した場合、通信条件指示手段25Bにより、この設定通知で通知された新たな通信条件に含まれる使用終了無線LANチャネル番号をブルートゥースチャネル番号に変換する(ステップ112)。
続いて、通信条件指示手段25Bは、変換により得られた使用終了無線LANチャネル番号と対応するブルートゥースチャネル番号を使用可チャネルとして無線モジュール26へ指定する。
無線モジュール26のモジュール制御部29は、通信制御手段29Aにより、通信条件指示手段25Bから指定された使用可チャネルを、モジュール記憶部28のチャネルテーブル28Aに登録する(ステップ113)。
また、通信条件指示手段25Bは、子機3へのチャネルテーブルの同期を無線モジュール26へ指示する。これに応じて、通信制御手段29Aは、モジュール記憶部28のチャネルテーブル28Aを読み出して、無線送受信部27から無線回線6を介して子機3へ通知する。子機3の無線モジュール36は、親機2の無線モジュール26から通知されたチャネルテーブル28Aの内容に基づき自己のモジュールテーブルを更新する。これにより、親機2および子機3間でモジュールテーブルの内容が同期されて、互いに同じ使用可チャネルが認識され(ステップ114)、無線LAN基地局7で使用終了となった無線LANチャネルに対応するブルートゥースチャネルが使用可となる。
このように、本実施の形態は、無線電話機に、搬送波周波数の異なる複数のチャネルのうちから任意の通信条件に基づき順次選択したチャネルを用いて無線データ通信を行う通信制御手段と、電話制御装置から通知された通信条件を無線データ通信の通信条件として通信制御手段に指定する通信条件指示手段とを設け、電話制御装置で、無線LAN管理手段により、LAN回線を介して接続された無線LAN基地局から当該無線LAN基地局での無線LANチャネルの使用状況を示す無線LANチャネル情報を取得し、通信条件通知手段により、無線LANチャネル情報から生成した新たな通信条件を無線電話機へ通知するようにした。
これにより、無線LAN基地局での無線LANチャネルの使用状況に基づいて、電話制御装置から各無線電話機に対して、それぞれの無線データ通信に関する新たな通信条件を自動的に設定することができる。
したがって、ISMバンドを使用する無線LAN通信装置が電話システムの内線電話機をなすブルートゥース無線電話機と併用される場合でも、ISMバンドでの無線通信環境を良好に保つことができる。また、電話制御装置から各無線電話機に対して新たな通信条件が自動的に設定されるため、ブルートゥース無線電話機で使用不可とするブルートゥースチャネル番号を設定するなどの通信条件を利用者が設定する必要がなくなり、利用者の作業負担を削減できる。
また、本実施の形態では、電話制御装置により、無線LANチャネル情報から抽出した使用開始無線LANチャネルおよび使用終了無線チャネルのチャネル番号を新たな通信条件として無線電話機へ通知し、各無線電話機において、新たな通信条件に含まれる使用開始無線LANチャネル番号に対応するブルートゥースチャネル番号を使用不可チャネルとして指定し、新たな通信条件に含まれる使用終了無線LANチャネル番号に対応するブルートゥースチャネル番号を使用可チャネルとして指定するようにしたので、無線LAN基地局で音声パケット通信が行われている期間だけ、当該無線LANチャネルに対応するブルートゥースチャネルを使用可否に指定でき、無線チャネルを極めて有効に利用できる。
また、本実施の形態では、電話制御装置により、無線LAN基地局で使用する各無線LANチャネルのうち、音声パケット通信で用いている無線LANチャネルに関する無線LANチャネル情報から新たな通信条件を生成して各無線電話機へ通知するようにしたので、無線LAN通信方式とブルートゥース無線通信方式の双方で及ぼす影響が大きいチャネルのみを使用不可とすることができ、無線チャネルを極めて有効に利用できる。
無線LAN基地局での音声パケット通信では、音声品質を維持するため連続して音声パケットを送受信する必要があり、同一搬送周波数をブルートゥース無線通信方式で共用した場合には、無線LAN側の音声通信に音飛びなどが発生して音声品質の低下が著しく、ブルートゥース側でもパケット再送が増加して通信レートが低下する。一方、無線LAN基地局での音声パケット通信以外のデータ通信では、間欠的にデータパケットを送受信しているため、同一搬送周波数をブルートゥース無線通信方式で共用した場合でも、双方にあまり影響はない。
したがって、音声パケット通信で用いている無線LANチャネルを対象とすることにより、無線LAN通信方式とブルートゥース無線通信方式の双方で及ぼす影響が大きいチャネルのみを使用不可とすることができ、無線チャネルを極めて有効に利用できる。
なお、無線LAN基地局は、各無線LANチャネルで用いているプロトコルの種別を把握しており、またSIPなどの音声パケット通信に用いられるプロトコルのパケットがやり取りされるため、各無線LANチャネルが音声パケット通信に用いられているか否かを容易に判定できる。
また、本実施の形態では、無線LAN基地局で用いている無線LANチャネルのチャネル番号を電話制御装置から各無線電話機に対して通知し、各無線電話機で無線LANチャネル番号に対応するブルートゥースチャネル番号に変換し使用不可チャネルとして設定するようにしたので、電話制御装置1では無線LAN基地局から取得した無線LANチャネル番号をそのまま各無線電話機に通知すればよく、電話制御装置1での処理負担を軽減できる。
[第2の実施の形態]
次に、図6を参照して、本発明の第2の実施の形態にかかる電話システムについて説明する。図6は、本発明の第2の実施の形態にかかる電話システムの動作として通信条件設定動作を示すシーケンス図である。
第1の実施の形態では(図5参照)、無線LAN基地局で用いている無線LANチャネルのチャネル番号を電話制御装置から各無線電話機に対して通信条件として通知し、無線電話機で無線LANチャネルをブルートゥースチャネル番号に変換する場合について説明した。本実施の形態では、電話制御装置により、無線LAN基地局で用いている無線LANチャネルのチャネル番号をブルートゥースチャネル番号に変換した後、各無線電話機に対して通信条件として通知する場合について説明する。
本実施の形態にかかる電話システムの電話制御装置1、各無線電話機4、およびその他の構成については、前述した第1の実施の形態(図1参照)と同様であり、ここでの詳細な説明は省略する。なおチャネル変換には、図4に示すようなチャネル番号抽出テーブルを用いてもよく、所定の数式により変換してもよい。
本実施の形態にかかる電話システムの動作については、前述した図5と比較して、無線LANチャネル番号をブルートゥースチャネル番号に変換する処理を電話制御装置1で行っている点が異なる。
すなわち、電話制御装置1の制御部15は、無線LAN管理手段15Bにより、無線LAN基地局7から無線LANチャネル情報14Bを取得した後(ステップ200)、通信条件通知手段15Cにより、無線LANチャネル情報14Bから抽出した使用開始無線LANチャネルのチャネル番号をブルートゥースチャネル番号に変換し(ステップ201)、得られた使用不可ブルートゥースチャネル番号を新たな通信条件として設定通知により無線電話機4へ通知する(ステップ202)。
無線電話機4を構成する親機2の親機制御部25は、通信条件指示手段25Bにより、設定通知で通知された新たな通信条件に含まれる使用不可ブルートゥースチャネル番号を無線モジュール26へ指定する。
無線モジュール26のモジュール制御部29は、通信制御手段29Aにより、通信条件指示手段25Bから指定された使用不可チャネルを、モジュール記憶部28のチャネルテーブル28Aに登録し(ステップ203)、無線モジュール26が子機3との間でモジュールテーブルの内容を同期させる(ステップ204)。
また、電話制御装置1の制御部15は、無線LAN管理手段15Bにより、無線LAN基地局7から無線LANチャネル情報14Bを取得した後(ステップ210)、通信条件通知手段15Cにより、無線LANチャネル情報14Bから抽出した使用終了無線LANチャネルのチャネル番号をブルートゥースチャネル番号に変換し(ステップ211)、得られた使用可ブルートゥースチャネル番号を新たな通信条件として設定通知により無線電話機4へ通知する(ステップ212)。
親機2の親機制御部25は、通信条件指示手段25Bにより、設定通知で通知された新たな通信条件に含まれる使用可ブルートゥースチャネル番号を無線モジュール26へ指定する。
無線モジュール26のモジュール制御部29は、通信制御手段29Aにより、通信条件指示手段25Bから指定された使用可チャネルを、モジュール記憶部28のチャネルテーブル28Aに登録し(ステップ213)、無線モジュール26が子機3との間でモジュールテーブルの内容を同期させる(ステップ214)。
このように、本実施の形態では、電話制御装置により、無線LANチャネル情報から抽出した使用開始無線LANチャネルおよび使用終了無線チャネルのチャネル番号と対応するブルートゥースチャネル番号を通信条件として無線電話機へ通知し、各無線電話機において、新たな通信条件に含まれる使用開始ブルートゥースチャネル番号を使用不可チャネルとして通信制御手段に指定し、通信条件に含まれる使用終了ブルートゥースチャネル番号を使用可チャネルとして通信制御手段に指定するようにしたので、チャネル変換が電話制御装置で一括して行われるため、各無線電話機でチャネル変換を行う必要がなくなり、各無線電話機での処理負担を軽減できる。
[実施の形態の拡張]
以上の各実施の形態では、無線電話機4において、親機2と子機3とを無線回線を介して接続する際にブルートゥース無線通信方式を用いる場合を例として説明したが、ブルートゥース無線通信方式の用い方についてはこれに限定されるものではなく、例えば内線電話機が他の端末機器とのデータ通信にブルートゥース無線通信方式を用いている場合であっても、この内線電話機を無線電話機4と見なして各実施の形態を前述と同様に実施でき、同様の作用効果が得られる。
また、以上の各実施の形態では、無線電話機4を構成する親機2の親機制御部25に、通信条件指示手段25Bを設けた場合を例として説明したが、これを無線モジュール26のモジュール制御部29で実現してもよく、ブルートゥース無線通信方式の周波数ホッピング機能の1つとして無線モジュール内に実装できる。これにより、親機制御部25での処理を大幅に軽減できるとともに、親機制御部25で実行するプログラムを簡素化でき、全体として安価な無線通信装置を実現できる。
本発明の第1の実施の形態にかかる電話システムの構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態にかかる電話システムで用いられる無線電話機の構成を示すブロック図である。 チャネル番号変換テーブルの構成例である。 チャネルテーブルの構成例である。 本発明の第1の実施の形態にかかる電話システムの動作として通信条件設定動作を示すシーケンス図である。 本発明の第2の実施の形態にかかる電話システムの動作として通信条件設定動作を示すシーケンス図である。
符号の説明
1…電話制御装置、10…外線I/F部、11…内線I/F部、12…スイッチ、14…記憶部、14A…呼制御情報、14B…無線LANチャネル情報、15…制御部、15A…呼制御手段、15B…無線LAN管理手段、15C…通信条件通知手段、2…親機、20…伝送I/F部、21…音声処理部、22…表示部、23…操作入力部、24…記憶部、25…親機制御部、25A…呼制御手段、25B…通信条件指示手段、26…無線モジュール、27…無線送受信部、28…モジュール記憶部、28A…チャネルテーブル、29…モジュール制御部、29A…通信制御手段、3…子機、31…音声処理部、32…表示部、33…操作入力部、34…記憶部、35…子機制御部、36…無線モジュール、4,4A〜4N…無線電話機、5…内線伝送路、6…無線回線、7…無線LAN基地局、8…LAN回線、9…通話回線。

Claims (4)

  1. ブルートゥース(登録商標)無線通信方式を用いたデータ通信機能を有する無線電話機を含む複数の内線電話機と、これら内線電話機を接続するとともに通話回線を収容する電話制御装置とを有し、前記電話制御装置により、前記内線電話機と前記通話回線とを制御して任意に交換接続することにより当該通話回線を用いた当該内線電話機による通話を実現する電話システムであって、
    前記無線電話機は、搬送波周波数の異なる複数のチャネルのうちから任意の通信条件に基づき順次選択したチャネルを用いて無線データ通信を行う通信制御手段と、前記電話制御装置から通知された通信条件を前記無線データ通信の通信条件として前記通信制御手段に指定する通信条件指示手段とを有し、
    前記電話制御装置は、LAN回線を介して接続された無線LAN基地局から当該無線LAN基地局で音声パケット通信に用いている無線LANチャネルの使用状況を示す無線LANチャネル情報を取得する無線LAN管理手段と、前記無線LANチャネル情報から生成した新たな通信条件を前記無線電話機へ通知する通信条件通知手段とを有し、
    前記通信条件通知手段は、前記無線LANチャネル情報から抽出した使用開始無線LANチャネルおよび使用終了無線チャネルのチャネル番号を前記通信条件として前記無線電話機へ通知し、
    前記通信条件指示手段は、前記通信条件に含まれる使用開始無線LANチャネル番号に対応するブルートゥースチャネル番号を使用不可チャネルとして前記通信制御手段に指定し、前記通信条件に含まれる使用終了無線LANチャネル番号に対応するブルートゥースチャネル番号を使用可チャネルとして前記通信制御手段に指定する
    ことを特徴とする電話システム。
  2. 請求項1に記載の電話システムにおいて、
    前記通信条件通知手段は、前記無線LANチャネル情報から抽出した使用開始無線LANチャネルおよび使用終了無線チャネルのチャネル番号と対応するブルートゥースチャネル番号を前記通信条件として前記無線電話機へ通知し、
    前記通信条件指示手段は、前記通信条件に含まれる使用開始ブルートゥースチャネル番号を使用不可チャネルとして前記通信制御手段に指定し、前記通信条件に含まれる使用終了ブルートゥースチャネル番号を使用可チャネルとして前記通信制御手段に指定する
    ことを特徴とする電話システム。
  3. ブルートゥース(登録商標)無線通信方式を用いたデータ通信機能により搬送波周波数の異なる複数のチャネルのうちから任意の通信条件に基づき順次選択したチャネルを用いて無線データ通信を行う無線電話機を含む複数の内線電話機と、これら内線電話機を接続するとともに通話回線を収容する電話制御装置とを有する電話システムで用いられ、前記内線電話機と前記通話回線とを制御して任意に交換接続することにより当該通話回線を用いた当該内線電話機による通話を実現する電話制御装置であって、
    LAN回線を介して接続された無線LAN基地局から当該無線LAN基地局で音声パケット通信に用いている無線LANチャネルの使用状況を示す無線LANチャネル情報を取得する無線LAN管理手段と、
    前記無線LANチャネル情報から抽出した使用開始無線LANチャネルおよび使用終了無線チャネルのチャネル番号と対応するブルートゥースチャネル番号を、新たな通信条件として前記無線電話機へ通知する通信条件通知手段と
    を備えることを特徴とする電話制御装置。
  4. ブルートゥース(登録商標)無線通信方式を用いたデータ通信機能により搬送波周波数の異なる複数のチャネルのうちから任意の通信条件に基づき順次選択したチャネルを用いて無線データ通信を行う無線電話機を含む複数の内線電話機と、これら内線電話機を接続するとともに通話回線を収容する電話制御装置とを有する電話システムで用いられ、前記内線電話機と前記通話回線とを制御して任意に交換接続することにより当該通話回線を用いた当該内線電話機による通話を実現する電話制御装置のコンピュータに、
    LAN回線を介して接続された無線LAN基地局から当該無線LAN基地局で音声パケット通信に用いている無線LANチャネルの使用状況を示す無線LANチャネル情報を取得する無線LAN管理ステップと、
    前記無線LANチャネル情報から抽出した使用開始無線LANチャネルおよび使用終了無線チャネルのチャネル番号と対応するブルートゥースチャネル番号を、新たな通信条件として前記無線電話機へ通知する通信条件通知ステップと
    を実行させるプログラム。
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