JP5177612B2 - 大型シューの誘導加熱焼入装置 - Google Patents

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Description

本発明は、キャタピラの大型シューを焼入れする誘導加熱焼入装置に関するものである。
大型のキャタピラのシューは、図4に示すように、ホイールと噛み合う爪部2とローラが転接する踏み面3A、3Bと、連結ピンが挿入される孔を有するピンボス部とからなり、耐摩耗性を向上させるためにこれらの部分が誘導加熱焼入れされる。
しかし、この大型シューは重量が100kgを超えるので、焼入れの際の取り扱いが困難である。そこでこれを自動焼入れするために、特許文献1の装置が開示されている。
特開平7−34129
しかしながら、特許文献1の装置は、爪部、踏み面及びピンボスのピン孔の焼入れを共用のトランスを使用しており、加熱コイルを取り替えて行うなど手間が掛かり、加工能力が低いという問題点があった。また、爪部、踏み面の焼入れはシューを水平において行い、ピン孔の焼入れはシューを垂直に向きを変えて行うために、装置が複雑になり、時間がかかるという問題点があった。さらに焼入れを垂直にして行うために、孔内面に長尺の冷却管を挿入する構造が困難であり、孔面が冷却し難いという問題点があった。
そこで本発明は、上記問題点を解決して、作業能率のよい大型シューの誘導加熱焼入装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の大型シューの爪部、踏み面及びピン孔を焼入れする誘導加熱焼入装置は、被焼入シューをピンボスに設けられたピン孔の軸線を基準として基準位置に載置して該ピン孔の軸線が180度回転するように回転駆動されるワークテーブルと、被焼入シューの前記爪部、踏み面及びピン孔の焼入位置を加熱するそれぞれ別個のトランスに連結された誘導加熱コイルを保持する第1、第2、第3加熱ユニットと、該第1、第2、第3加熱ユニットが上下のZ方向に移動駆動されるZテーブルと、該Zテーブルを搭載して被焼入シューの前記ピン孔の軸線に平行のX方向に往復駆動されるXテーブルと、該Xテーブルを搭載して該軸線に直角のY方向に往復駆動されるYテーブルと、前記ワークテーブル上の大型シューの爪部、踏み面及びピン孔の焼入位置を測定する位置測定手段と、前記X−Y−Zテーブルを駆動制御する制御手段とを備えたことを特徴とするものである。
上記のワークテーブルに被焼入シューをピン孔の軸線を基準として基準位置に載置するとは、ピン孔の軸線をX方向にして、シューの中心点をワークテーブルの回転中心に一致させ、シューを180度回転させたときに中心点から対称のピン孔が同位置になるようにワークテーブルに載置することをいう。
前記位置測定手段は前記いずれかの加熱ユニットに設けられて前記ワークテーブルに載置されたマスタシューの前記爪部、踏み面及びピン孔の各焼入位置の座標を計測・記憶し、前記制御手段は、前記位置測定手段が計測・記憶した前記マスタシューの前記各焼入位置の座標計測値に基づき、前記各誘導加熱コイルを被焼入シューのそれぞれの焼入位置に誘導するように前記X−Y−Zテーブルを駆動制御することが望ましい。このような構成にすることにより、下記の動作が自動で行われて自動焼入れが容易になり、品質が均一化される。
また、前記爪部と踏み面に測定基準位置を設定したマスタシューを前記ワークテーブルの基準位置に載置し、前記いずれかの加熱ユニットに設けられた前記位置測定手段により前記ワークテーブルに載置したマスタシューの前記爪部及び踏み面の各測定基準位置とピン孔の焼入位置の座標を計測・記憶した後、前記制御手段により、前記第1、第2、第3加熱ユニットの誘導加熱コイルを、それぞれ前記爪部及び踏み面の各測定基準位置とピン孔の焼入位置とに移動して、該各位置の座標を各々の焼入基準位置として前記位置測定手段により計測・記憶した後、前記ワークテーブル上のマスタシューを被焼入シューに置き換え、前記同様に前記位置測定手段により被焼入シューに設定した爪部及び踏み面の測定基準位置とピン孔の焼入位置の座標を計測し、この座標値と前記マスタシューの位置測定手段により計測・記憶した焼入基準位置の座標値との差値を算出し、該差値に基づき前記各誘導加熱コイルを被焼入シューのそれぞれの焼入位置に誘導するように前記制御手段により、前記X−Y−Zテーブルを駆動制御することもできる。
また、前記第3加熱ユニットは、前記ピン孔の軸線に平行に移動して該ピン孔に挿入され該ピン孔の焼入位置を加熱するピン孔加熱コイルを備え、該ピン孔の焼入位置を加熱後に前記ピン孔加熱コイルが挿入される反対側から冷却液噴射管を挿入して、ピン孔の焼入位置を噴射冷却・焼入れするように制御する冷却制御手段を備えることが望ましい。これにより、ピン孔内面が急速かつ均一に冷却されるので、均一な硬さの焼入れ層が得られる。
本発明のシューの中心点を中心として180度回転すると同位置になる複数のピン孔を有する大型シューの誘導加熱焼入は、以下に記載する手順により、被焼入シューを誘導加熱焼入れする制御手段を備えるので、自動焼入れが容易である。
A.準備段階
1.マスタシューを定位置に固定したパレットをワークテーブル上の基準位置に載置する。
2.前記位置測定手段を備えた加熱ユニットのX−Y−Zテーブルを移動して、位置測定手段によりマスタシューの爪部焼入位置の座標Xa1,Ya1,Za1(爪部が複数あるときはXa2…Xax,Ya2…Yax,Za2…Zax)を計測して制御手段に記憶する。
3.前記X−Y−Zテーブルを移動して、前記位置測定手段によりマスタシューの第1踏み面の焼入位置の座標Xb1,Yb1,Zb1,を計測し、制御手段に記憶する。
4.同様に前記X−Y−Zテーブルを移動して、前記位置測定手段によりマスタシューの第2踏み面の焼入位置の座標Xb2,Yb2,Zb2(踏み面が3以上あるときはXb3…Xbx,Yb3…Ybx,Zb3…Zbx)を計測し、制御手段に記憶する。
5.前記X−Y−Zテーブルを移動して、前記位置測定手段によりマスタシューの中心点から片側のいずれか一つのピン孔の焼入位置の位置座標Xh1,Yh1,Zh1を計測し制御手段に記憶する。
6.同様にして、前記準備段階5と同側の他の各ピン孔の焼入位置の位置座標Xh2…Xhx,Yh2…Yhx,Zh2…Zhxを計測する。
7.ワークテーブル上のマスタシューを下ろして準備段階を終了する。
B.焼入段階
8.被焼入シューを定位置に固定したパレットをワークテーブル上の基準位置に載置する。
9.焼入作業を開始すると、前記準備段階により制御手段に記憶された位置座標により、以下の動作が行われる。
10.第1加熱ユニットのX−Y−Zテーブルが駆動されて爪部加熱コイルが爪部焼入位置座標Xa1,Ya1,Za1に移動して、爪部が焼入温度に加熱冷却されて焼入れされる。
爪部が2以上あるときは、同様にして他の爪部が加熱・焼入れされる。
11.爪部が焼入れされると、第2加熱ユニットのX−Y−Zテーブルが駆動されて踏み面加熱コイルが第1踏み面の焼入位置座標Xb1,Yb1,Zb1に移動して、第1踏み面が加熱冷却されて焼入れされる。
12. 第1踏み面が焼入れされると、同様にして、踏み面加熱コイルが第2踏み面の焼入位置座標Xb2,Yb2,Zb2に移動して、第2踏み面が加熱冷却されて焼入れされる。
踏み面が3以上あるときは、同様にして他の踏み面が加熱・焼入れされる。
13.すべての踏み面が焼入れされると、前記準備段階5及び6により計測された位置座標のピン孔が以下のように焼入れされる。
第3加熱ユニットのX−Y−Zテーブルが駆動されて一つのピン孔の焼入位置の位置座標Xh1,Yh1,Zh1に移動され、ピン孔加熱コイルがシューの一方からピン孔の焼入位置に挿入されて該焼入位置が加熱される。該焼入位置が焼入温度に達すると、加熱コイルが退き、シューの他方から該ピン孔に冷却液噴射管が挿入されて一つのピン孔の焼入位置が噴射冷却により焼入れされる。
14.続いて、同様の動作により、前記準備段階6の側の他のピン孔が次々と焼入れされる。
15.前記焼入段階13及び14によりシューの中心から一方の側のピン孔がすべて焼入れされると、ワークテーブルが180度回転される。
16.前記焼入段階13、14と同じ動作が行われて、シューの前記焼入段階13と中心点から反対側のピン孔の焼入位置が次々と焼入れされる。これにより、シューのすべてのピン孔が焼入れされて作業を終了する。
また本発明のシューの中心点を中心として180度回転すると同位置になる複数のピン孔を有する大型シューの誘導加熱焼入において、以下に記載する手順により、被焼入シューを誘導加熱焼入れする制御手段を備えたことを特徴とするものである。
A.準備段階
1.爪部及び踏み面の焼入位置に測定基準位置を設定したマスタシューを定位置に固定したパレットをワークテーブル上の基準位置に載置する。
2.前記位置測定手段を備えた加熱ユニットのX−Y−Zテーブルを移動して、位置測定手段によりマスタシューの爪部測定基準位置の座標Xa1,Ya1,Za1(爪部が複数あるときはXa2…Xax,Ya2…Yax,Za2…Zax)を計測し、制御手段に記憶する。
3.前記X−Y−Zテーブルを移動して、前記位置測定手段によりマスタシューの第1踏み面の測定基準位置の座標Xb1,Yb1,Zb1を計測し、制御手段に記憶する。
4.同様に前記X−Y−Zテーブルを移動して、前記位置測定手段によりマスタシューの第2踏み面の測定基準位置の座標Xb2,Yb2,Zb2(踏み面が3以上あるときはXb3…Xbx,Yb3…Ybx,Zb3…Zbx)を計測し、制御手段に記憶する。
5.第1加熱ユニットの爪部加熱コイルを爪部の測定基準位置に移動して、この位置の座標Xo1,Yo1,Zo1を計測し、爪部焼入基準位置として制御手段に記憶する。爪部が複数あるときは第2…第xの焼入基準位置の座標Xo2…Xox,Yo2…Yox,Zo2…Zoxを計測し、第2…第xの爪部焼入基準位置として制御手段に記憶する。
6.第2加熱ユニットの踏み面加熱コイルを第1踏み面の測定基準位置に移動して、この位置の座標Xs1,Ys1,Zs1を計測し、第1踏み面焼入基準位置として制御手段に記憶する。踏み面が複数あるときは、同様の動作を繰り返して、第2…第xの踏み面焼入基準位置の座標Xs2…Xsx,Ys2…Ysx,Zs2…Zsxを計測し、第2…第xの踏み面焼入基準位置として制御手段に記憶する。
7.第3加熱ユニットのピン孔加熱コイルをマスタシューの中心点から一方側の第1ピン孔の焼入位置に移動して、この位置の座標Xh1,Yh1,Zh1を計測し、第1ピン孔焼入基準位置として制御手段に記憶する。中心点から前記同側の他の複数のピン孔について、同様の動作を繰り返して、第2…第xのピン孔焼入基準位置の座標Xh2…Xhx,Yh2…Yhx,Zh2…Zhxを計測し、第2…第xのピン孔焼入基準位置として制御手段に記憶する。
8.ワークテーブル上のマスタシューを下ろして準備段階を終了する。
B.焼入段階
9.爪部及び踏み面の焼入位置に測定基準位置を設定した被焼入シューを定位置に固定したパレットをワークテーブル上の基準位置に載置する。
10.焼入作業を開始すると、前記準備段階により制御手段に記憶された位置座標に基づき、以下の動作が行われる。
11.前記位置測定手段を備えた加熱ユニットが移動して、位置測定手段により被焼入シューの爪部測定基準位置の座標Xwa1,Ywa1,Zwa1(爪部が2以上のときは Xwa2…Xwax,Ywa2…Ywax,Zwa2…Zwax)が計測される。
12.同様にして、前記位置測定手段により被焼入シューの第1踏み面の測定基準位置の座標Xwb1,Ywb1,Zwb1が計測される。
13.同様に前記位置測定手段により、第2踏み面の測定基準位置の座標Xwb2,Ywb2,Zwb2(踏み面が3以上あるときは Xwb3…Xwbx,Ywb3…Ywbx,Zwb3…Zwbx)が計測される。
14.前記準備段階2の各爪部座標計測値、及び準備段階3、4の各踏み面の座標計測値と、対応する焼入段階11〜13の座標計測値との差を補正値とし、準備段階5〜7の焼入基準位置の座標値が参照されて以下の動作が行われる。
15.第1加熱ユニットのX−Y−Zテーブルが前記補正値に基づき駆動されて、爪部加熱コイルが各爪部焼入位置に移動して、各爪部が焼入温度に加熱冷却されて焼入れされる。
16.各爪部が焼入れされると、同様に第2加熱ユニットのX−Y−Zテーブルが前記補正値に基づき駆動されて踏み面加熱コイルが第1踏み面の焼入位置に移動して、第1踏み面が加熱冷却されて焼入れされる。
17.第1踏み面が焼入れされると、同様にして、前記補正値に基づき踏み面加熱コイルが第2踏み面の焼入位置に移動して、第2踏み面が加熱冷却されて焼入れされる。
踏み面が3以上あるときは、同様にして他の踏み面が加熱・焼入れされる。
18.すべての踏み面が焼入れされると、次にシューの中心点から一方の側のピン孔が焼入れされる。
第3加熱ユニットのX−Y−Zテーブルが駆動されて準備段階7で記憶された第1ピン孔焼入基準位置の座標Xh1,Yh1,Zh1に移動され、ピン孔加熱コイルがシューの一方から上記ピン孔に挿入されてピン孔の焼入位置が加熱される。ピン孔の焼入位置が焼入温度に達すると、加熱コイルが退き反対側から該ピン孔に冷却液噴射管が挿入されて第1ピン孔の焼入位置が噴射冷却により焼入れされる。
19.続いて、前記同様の動作により、前記準備段階7で計測された側の他の複数のピン孔が焼入れされる。
20.上記被焼入シューの一方の側のピン孔がすべて焼入れされると、ワークテーブルが180度回転される。
21.前記焼入段階18、19と同じ動作が行われて、前記焼入段階18とシューの中心点から反対側のピン孔が次々と焼入れされる。これにより、すべてのピン孔が焼入れされて作業を終了する。
上記操作の具体的内容については、後記する実施形態において詳細に説明するが、上記の各動作は制御手段により自動的に行われるので、被焼入シューの焼入位置の設定が簡易にでき迅速正確な誘導加熱焼入れができる。
なお、上記動作は、焼入れする爪部が1か所、踏み面が2か所の動作について述べたが、焼入箇所の数が異なる場合も同様に適用される。
本発明の大型シューの誘導加熱焼入装置によれば、重量の大きいシューの取り扱いが容易で、均一な熱処理が能率よくできるので、シューの品質が向上しキャタピラのコストが低減して、産業機械の原価低減が可能である。
とくに、重量のあるシューを水平においたまま、爪部、踏み面、ピン孔の焼入れがすべて行われるので、シューの向きを垂直に変えてピン孔の焼入れを行う従来の方法に対して焼入れ時間の短縮が可能になるとともに、ピン孔に冷却管を挿入して冷却するのでピン孔の急冷が十分になり均一な焼入れ硬さが得られる。
以下、本発明を図示の一実施形態について具体的に説明する。図1は本発明実施形態の大型シューの誘導加熱焼入装置の正面図、図2はその側面図、図3はその平面図である。図4(a)は被焼入シューの平面図、図4(b)はそのM視側面図、図4(c)はそのK視側面図である。図5は、本発明の誘導加熱焼入装置の制御手段のブロック図、図6及び7は本発明の誘導加熱焼入装置の動作の準備段階および焼入段階のステップを示すフローチャートである。
まず、被焼入シュー(以下ワークWという)の形状について説明する。ワークWは図4に示すような形状で、長さ1,000mm,幅500mm以上あり、重量も500kgを超える大型のものである。シュー1には、駆動・従動ホイールと噛み合う爪部2と、その両側のローラが転接する踏み面3A、3Bと、連結ピンが挿入される2列のピン孔6A,6B,6C列と6D,6E,6F列を有するピンボス部5A,5B,5C列,5D,5E,5F列とが設けられている。ピン孔6Aと6F,6Bと6E,6Cと6Dは、シューの中心CPを中心として180度回転すると同じ位置になる。これらの爪部、踏み面、ピン孔が耐摩耗性を向上させるために誘導加熱焼入れされる。
ワークWは、焼入作業前にあらかじめ4角形のパレットPの定位置に固定される。これにより、パレットPを焼入装置のワークテーブル11上の定位置に載置するとワークWの加熱位置が必ず定位置になるようにされている。ここで定位置に載置するとは、ワークWをワークテーブル11上に載置したときに、前記シューの中心CPをテーブルの回転中心にして、ピン孔の軸心がX方向に平行になるように載置することをいう。
図1〜3に基づいてワークWを固定するワークテーブルについて説明する。
装置の前面ほぼ中央にワークテーブル11が固定される。ワークテーブル11はステップモータ12で駆動される回転テーブル13を有する。回転テーブル13には、焼入れ時にワークWを冷却する冷却手段と噴射した冷却液を受けて液タンクに還流する冷却液受けが設けられているが図示を省略する。
図3に示すように、ワークWを固定したパレットPを回転テーブル13上に載置し、パレットPの4角形の隣る2辺をテーブル上のストッパ14a,14b,14cに当て、他の2辺をプッシャ15a,15bで押して回転テーブル13上にパレットPを固定する。こうすると、前述のようにシューの中心CPがワークテーブルの回転中心になりピン孔6の軸心がX方向に平行になるようになっている。
次に焼入手段について説明する。
ワークテーブル11の後方にベースフレーム10が設けられ、ベースフレーム10上に前記ワークの軸心X方向に直角のY方向に走行するYテーブル21が設けられる。Yテーブル21はY方向のレール22上を駆動手段23により往復移動駆動される。
Yテーブル21の上にX方向に走行するXテーブル31が載設される。Xテーブル31はレール32上を駆動手段33によりワークの軸心に平行のX方向に往復駆動される。これらの駆動手段は、後記する制御部101により送られるパルス信号により駆動されるようになっている。
Xテーブル31上に直立ブロック41と制御ユニット50が載設される。制御ユニット50には、後述する制御手段100の他に、誘導加熱コイルの電力制御手段、焼入れ冷却の冷却水ユニットとその制御手段などが設けられるが、公知であるので、説明を省略する。
直立ブロック41の前面には、X,Y軸と直角の垂直のZ方向に走行する3個の第1、第2、第3加熱ユニットを保持するZA,ZB,ZCテーブルの42A、42B、42Cが設けられ、Z方向のレール43上をそれぞれ駆動手段44A、44B、44Cにより往復移動駆動される。3個の加熱ユニットの各Zテーブル42A、42B、42Cには、高周波トランス45A、45B、45Cが載設され、各高周波トランス45A、45B、45Cのブスバーにそれぞれ加熱コイル46A、46B、46Cが連結されている。
第1の加熱コイル46Aは被焼入シューの爪部を加熱する渦巻き型のコイルが、第2の加熱コイル46Bは踏み面を加熱する平面加熱コイルが、第3の加熱コイル46Cはピン孔を加熱する円筒型コイルが使用される。いずれも公知の形状のコイルである。
本実施例では前記第1テーブルZAに、加熱位置を計測する位置測定器(位置測定手段)47が取り付けられる。位置測定器47としては、触針型電子プローブを使用した。
ZCテーブルの第3の加熱コイル46Cはピン孔6の列に平行のX方向に移動し、ピン孔に挿入されてピン孔を加熱するようになっている。そして、加熱コイル46Cをピン孔に挿入する側の反対側に、冷却液噴射管51が設けられる。冷却液噴射管51はピン孔に挿入される径の中空管からなり、管端52から冷却液が供給され、先端から冷却液を噴射する。冷却液噴射管51は、ピン孔列に同軸心にして、2列のピン孔列6A,6B,6C及び6D,6E,6Fに平行に2本の噴射管51A、51Bが配設される。そして、それぞれ駆動手段53A,53Bにより、ピン孔の軸線X方向に移動駆動されてピン孔に挿入・抽出されるようになっている。これにより、前記加熱コイル46Cをピン孔に挿入して孔面を加熱し、焼入温度に加熱されると加熱コイル46Cが退いて、反対側から冷却液噴射管51がピン孔に挿入され、孔面を噴射冷却して焼入れし、焼入れ後ピン孔から抽出されるようになっている。
図5に示す制御手段100は、制御部101と記憶部102からなる。記憶部102は後述する焼入れの準備段階のマスタシューの各段階におけるX−Y−Zテーブル位置のテーブル座標を記憶する。制御部101は、位置測定器47を駆動して加熱位置の座標を測定するとともに、記憶部102に記憶された座標値から、後述する焼入段階において、Xテーブル31、Yテーブル21、ZA,ZB,ZCテーブルの42A,42B,42C、及び誘導加熱コイル46A,46B,46Cを所定の移動をするように駆動手段33、23、44A,44B,44Cなどに信号を送るようになっている。また、回転テーブル13の回転の制御や、冷却液噴射管51の挿入・抽出の動作を制御する。
その他に、制御部101は、誘導加熱コイルの電力制御、冷却液の制御を行うがこれらは公知であるので省略する。
[第1実施形態]
以下、上記構成の誘導加熱焼入装置により、本発明第1実施形態の大型シュー焼入れの動作について説明する。
本発明構成の誘導加熱焼入装置の動作は、大きく分けて、マスタシューによる爪部加熱位置、踏み面加熱位置、ピン孔加熱位置のX−Y−Zテーブル基準座標を計測、記憶する準備段階と、ワークシューWを誘導加熱、焼入れする焼入段階とに分けられる。図6は準備段階の動作ステップを示すフローチャート、図7は焼入段階のフローチャートである。
[準備段階]
図6を用いて準備段階の動作を説明する。まずワークシューと同形状のマスタシューMを固定したパレットPを、ワークテーブル11上の基準位置に載置し、パレットPの2辺をストッパ14a,b,cに当ててプッシャ15a,15bで固定する(STEPJ1)。すると、シューの中心CPがワークテーブル11の回転中心に一致しピン孔6の軸線がX方向に平行になる。
まず爪位置の座標を計測する。図5のスタートスイッチ105を押した後、操作スイッチ104により第1加熱ユニット40AのX−Y−ZAテーブルを駆動して動作M1とし(STEPJ2)、位置測定器47を爪部焼入位置に移動する(STEPJ3)。このときのX−Y−ZAテーブルの座標X0,Y0,Z0を制御手段100の記憶部102に記憶する(STEPJ4)。
次に一方の踏み面の座標を計測する。前記STEPJ2と同様に、動作M1でX−Y−ZAテーブルを駆動し(STEPJ5)、位置測定器47を一方の踏み面3Aの焼入位置に移動する(STEPJ6)。このときの座標Xs1,Ys1,Zs1を記憶部102に記憶する(STEPJ7)。
上記STEPJ5〜J7と同様の動作M1により位置測定器47を移動して他方の踏み面3Bの加熱位置の座標を計測し、他方の踏み面3Bの焼入位置の座標Xs2,Ys2,Zs2を記憶する(STEPJ8〜STEPJ10)。
続いて、図4のシューの中心点CPから右側のピン孔の位置座標を計測する。まず、前記STEPJ5〜J7と同様の動作M1により位置測定器47を移動して(STEPJ11)、位置測定器47をピン孔6Eに挿入して(STEPJ12)、焼入位置の座標Xh1,Yh1,Zh1を記憶する(STEPJ13)。
続いて、同列のピン孔6Dの位置の座標を計測する。前記STEPJ5〜J7と同様の動作M1により位置測定器47を移動して(STEPJ14)、位置測定器47をピン孔6Dに挿入して(STEPJ15)、座標Xh2,Yh2,Zh2を記憶する(STEPJ16)。
続いて、同じく図4の中心点CPから右側の他の列のピン孔6Aの位置の座標を計測する。前記STEPJ5〜J7と同様の動作M1により位置測定器47を移動して(STEPJ17)、位置測定器47をピン孔6Aに挿入して(STEPJ18)、座標Xh3,Yh3,Zh3点を記憶する(STEPJ19)。これで準備段階を完了し、位置測定器47が待機位置に戻り、ワークテーブルを180度回転して待機位置に戻してマスタシューを積み下ろす。
前述したように、図4のシューの中心点CPから左側のピン孔5B,5C,5Fは中心点CPを心として180度回転すると6E,6D,6Aと同じ位置になるので、ここではピン孔6E,6D,6A座標値は計測しない。
[焼入段階]
次に図7を用いて焼入段階の動作について説明する。まず爪部の焼入れをする。ワークシューWをワークテーブル11上の基準位置に載置し、スタートスイッチをオンにすると、制御手段100の記憶部102に記憶された座標数値により制御部101が指令して、第1加熱ユニット40Aが座標X0,Y0,Z0に移動する(STEPQ1)。これにより、爪部加熱コイル46Aが爪部焼入位置に位置する。ここで加熱コイルに電力を付加して爪部を加熱し、加熱後図示しない冷却手段により急冷して爪部を焼入れする(STEPQ2)。
爪部の焼入れを完了すると、次は踏み面を焼入れする。前記同様に制御手段100の指令により、第2加熱ユニット40Bが座標Xs1,Ys1,Zs1に移動し(STEPQ3)、踏み面加熱コイル46Bが一方の踏み面3Aの焼入位置に位置する。ここで踏み面3Aが加熱され、急冷して踏み面3Aが焼入れされる(STEPQ4)。続いて、第2加熱ユニット40Bが座標Xs2,Ys2,Zs2に移動し(STEPQ5)、踏み面加熱コイル46Bが他方の踏み面3Bの焼入位置に位置する。ここで踏み面3Bが加熱され、急冷して踏み面3Bが焼入れされて、両方の踏み面の焼入れが完了する(STEPQ6)。
両方の踏み面の焼入れが完了すると、まずピン孔6Eを焼入れする。制御手段100の指令により、第3加熱ユニット40Cが座標Xh1,Yh1,Zh1に移動し、ピン孔加熱コイル46Cが一方の列のピン孔6Eの加熱位置に挿入される(STEPQ7)。ここでピン孔6Eが加熱され焼入温度に達すると(STEPQ8)、加熱コイル46Cがピン孔6Eから抽出され(STEPQ9)、冷却液噴射管51Aが移動してピン孔6Eに挿入され(STEPQ10)、冷却液を噴射急冷してピン孔6Eが焼入れされる(STEPQ11)。ピン孔6Eが焼入れされると冷却液噴射管51Aがピン孔6Eから抽出される(STEPQ12)。
次に他方の列のピン孔6Aを焼入れする。第3加熱ユニット40Cが座標Xh3,Yh3,Zh3に移動し(STEPQ13)、ピン孔加熱コイル46Cがピン孔6Aに挿入される。ピン孔6Aが焼入温度に加熱されると(STEPQ14)、加熱コイル46Cがピン孔6Aから抽出され(STEPQ15)、冷却液噴射管51Bが移動してピン孔6A挿入され(STEPQ16)、冷却液を噴射急冷してピン孔6Aが焼入れされ(STEPQ17)、冷却液噴射管51Bがピン孔6Aから抽出される(STEPQ18)。
続いて、前の列のピン孔6Dの焼入れに戻る。前記STEPQ7〜Q12と同様の動作で、第3加熱ユニット40Cを座標Xh2,Yh2,Zh2に移動し、ピン孔6Dを焼入れする(STEPQ19,20)。このように、ピン孔6Eと6Dの焼入れを分けるのは、熱影響による変形を防ぐためである。
両方の列のピン孔6E,6A,6D,の焼入れが完了すると、ワークテーブル11の回転テーブル13が180度回転される(STEPQ21)。回転テーブル13が180度回転すると、前のピン孔6Aの位置にピン孔6Fが、ピン孔6D,Eの位置にピン孔6C,6Bが来る。ここで、各ピン孔6B,6F,6C,に対して、前記STEPQ7からSTEPQ20と同じ動作が行われて各ピン孔6B,6F,6C,が焼入れされる(STEPQ22)。
すべてのピン孔が焼入れされると焼入作業が完了し、ワークテーブルが180度回転して待機位置に戻ってパレットPが回転テーブルから取り下ろされる。
[第2実施形態]
次に、本発明第2実施形態の大型シュー焼入れの動作について説明する。
第2実施形態も前記第1実施形態とほぼ同様である。しかし、ワークの爪部や踏み面は鍛造肌などの場合があるためワークが変わると焼入位置を測定する必要があるが、ピン孔は機械加工されているので、ピン孔が基準にパレットが固定されていれば、ピン孔はワークごとに焼入位置を測定する必要がない。
本発明第2実施形態の誘導加熱焼入装置の動作も、準備段階と焼入段階とに分けられる。図8は第2実施形態の準備段階の動作ステップを示すフローチャート、図9は焼入段階のフローチャートである。
[準備段階]
図8を用いて準備段階の動作を説明する。まず、ワークシューと同形状のマスタシューMの爪部と踏み面の焼入位置に測定基準位置を設定する。それぞれの測定基準位置は複数の位置が望ましい。
次にこのマスタシューMを固定したパレットPを、ワークテーブル11上の基準位置に載置し、パレットPの2辺をストッパ14a,b,cに当ててプッシャ15a,15bで固定する(STEPJ1)。すると、シューの中心CPがワークテーブル11の回転中心に一致しピン孔6の軸線がX方向に平行になる。
次に、爪部測定基準位置の座標を計測する。図5のスタートスイッチ105を押した後、操作スイッチ104により第1加熱ユニット40AのX−Y−ZAテーブルを駆動して動作M1とし(STEPJ2)、位置測定器47を爪部測定基準位置に移動する(STEPJ3)。このときのX−Y−ZAテーブルの座標Xa1,Ya1,Za1を計測し、制御手段100の記憶部102に記憶する(STEPJ4)。
次に一方の踏み面の測定基準位置座標を計測する。前記STEPJ2と同様に、動作M1でX−Y−ZAテーブルを駆動し(STEPJ5)、位置測定器47を一方の踏み面3Aの測定基準位置に移動する(STEPJ6)。このときの座標Xb1,Yb1,Zb1点を計測し記憶部102に記憶する(STEPJ7)。
上記STEPJ5〜J7と同様の動作M1により位置測定器47を移動して他方の踏み面3Bの測定基準位置の座標を計測し、他方の踏み面3Bの測定基準位置の座標Xb2,Yb2,Zb2点を記憶する(STEPJ8〜STEPJ10)。
次に第1加熱ユニット40Aの爪加熱コイル46Aを、爪部の測定基準位置に移動し(STEPJ11)、爪焼入基準位置の座標Xo1,Yo1,Zo1を計測して記憶する(STEPJ12)。
続いて、第2加熱ユニット40Bの踏み面加熱コイル46Bを、踏み面3Aの測定基準位置に移動し(STEPJ13)、踏み面焼入基準位置の座標Xs1,Ys1,Zs1を計測して記憶する(STEPJ14)。
続いて踏み面加熱46Bコイルを、踏み面3Bの測定基準位置に移動し(STEPJ15)、踏み面焼入基準位置の座標Xs2,Ys2,Zs2を計測して記憶する(STEPJ16)。
次に、図4のシューの中心点CPから右側のピン孔の位置座標を計測する。
第3加熱ユニット40Cのピン孔加熱コイル46Cを、ピン孔6Eの焼入位置に移動し(STEPJ17)、ピン孔6Eの焼入基準位置の座標Xh1,Yh1,Zh1を計測して記憶する(STEPJ18)。
同様にして、図4のシューの中心点から右側の他のピン孔6D,6Aに対して前記STEP17,18の動作を行い、他のピン孔6D,6Aの焼入基準位置の座標Xh2,Yh2,Zh2…を計測して記憶する(STEPJ19)。これで準備段階を完了し、位置測定器47が待機位置に戻り、ワークテーブルを180度回転して待機位置に戻してマスタシューを積み下ろす。
[焼入段階]
図9を用いて第2実施形態の焼入段階の動作について説明する。
まず、爪部及び踏み面の焼入位置に測定基準位置を設定したワークシューWをワークテーブル11上の基準位置に載置し、スタートスイッチをオンにする。
第1加熱ユニット40Aの位置測定器47を移動して(STEPQ1)、爪部測定基準位置に置き(STEPQ2)、その座標位置を計測し爪部焼入基準位置Xwa1,Ywa1,Zwa1とする(STEPQ3)。
次に位置測定器47を移動して(STEPQ4)、第1踏み面3Aの測定基準位置に置き(STEPQ5)、その座標位置を計測し踏み面3A焼入基準位置Xwb1,Ywb1,Zwb1とする(STEPQ6)。
続いて、位置測定器47を移動して(STEPQ7)、第2踏み面3Bの測定基準位置に置き(STEPQ8)、その座標位置を計測し踏み面3B焼入基準位置Xwb2,Ywb2,Zwb2とする(STEPQ9)。
上記の焼入段階のSTEPQ3,STEPQ6及びSTEPQ9の焼入基準位置の座標と、対応する前記準備段階のSTEPJ4,STEPJ7及びSTEPJ10の焼入基準位置の座標との差から補正値を算出する(STEPQ10)。
前記補正値と準備段階のSTEPJ12の爪焼入基準位置の座標値に基づいて、まず第1加熱ユニット40Aが駆動されて、爪加熱コイル46Aが爪焼入位置の補正された座標に移動する。ここで加熱コイルに電力を付加して爪部を加熱し、加熱後図示しない冷却手段により急冷して爪部を焼入れする(STEPQ11)。
爪部の焼入れを完了すると、次は踏み面を焼入れする。前記同様に第2加熱ユニット40Bが駆動されて、踏み面加熱コイル46Bが第1踏み面3Aの焼入位置の補正された座標に移動する。ここで、加熱・急冷して第1踏み面3Aが焼入れされる(STEPQ12)。
続いて、第2加熱ユニット40Bが駆動されて、踏み面加熱コイル46Bが第2踏み面3Bの焼入部の補正された座標に移動する。ここで、加熱・急冷して第2踏み面3Bが焼入れされて、両方の踏み面の焼入れが完了する(STEPQ13)。
両方の踏み面の焼入れが完了すると、シューの中心点CPの片側のピン孔を6E,6A,6Dの順に焼入れする。
第3加熱ユニット40Cが駆動されて、前記準備段階で計測記憶されたピン孔6Eの座標位置Xh1,Yh1,Zh1に移動され、ピン孔加熱コイル46Cがピン孔6Eに挿入される(STEPQ14)。前述したようにピン孔は機械加工されているので、焼入ワークは準備段階と位置がずれることはなく、ピン孔加熱コイル46Cはピン孔焼入位置に正確に位置される。
ここで、ピン孔6Eの内面を誘導加熱し、焼入温度に達するとピン孔加熱コイル46Cをピン孔から抽出し、反対側から冷却管51Bを挿入し、冷却管51Bにより冷却液を噴射冷却してピン孔6Eを焼入れする(STEPQ15〜STEP18)。ピン孔6Eの焼入れが完了すると冷却管51Bがピン孔6Eから抽出される(STEPQ19)。
続いて、前記STEPQ15〜STEP18と同様にしてピン孔6A,6Dを焼入れする(STEPQ19)。
ピン孔6E,6A,6Dの焼入れが完了すると、ワークテーブル11の回転テーブル13が180度回転される(STEPQ21)。回転テーブル13が180度回転すると、前のピン孔6Aの位置にピン孔6Fが、ピン孔6D,Eの位置にピン孔6C,6Bが来る。ここで、各ピン孔6C,6B,6Fに対して、前記STEPQ14からSTEPQ20と同じ動作が行われて各ピン孔6C,6B,6Fが焼入れされる(STEPQ22)。
すべてのピン孔が焼入れされると焼入作業が完了し、ワークテーブルが180度回転して待機位置に戻ってパレットPが回転テーブルから取り下ろされる。
上述したように本発明の構成の誘導加熱焼入装置は、上記の焼入段階の操作が制御手段100の制御部101、記憶部102により自動的に制御される。これにより、従来の焼入装置では、焼入れに50分要したものが、30分に大幅に短縮された。かつ各部の焼入れが均一に行われ、品質が向上し、量産焼入れが可能になった。
以上説明したように、本発明の大型シューの誘導加熱焼入装置によれば、重量の大きい大型シューの爪部、踏み面、ピン孔の各部の焼入れが自動で行われるので、従来の焼入装置を用いた場合に比し、加工時間が大幅に短縮される。
これにより、建設機械などの品質と生産性を向上する。
本発明実施形態の大型シューの誘導加熱焼入装置の正面図である。 図1の側面図である。 図1の平面図である。 被焼入シューの形状を示す図である。 本発明の誘導加熱焼入装置の制御手段のブロック図である。 本発明の誘導加熱焼入装置の第1形態の動作の準備段階のステップを示すフローチャートである。 本発明の誘導加熱焼入装置の第1形態の動作の焼入段階のステップを示すフローチャートである。 本発明の誘導加熱焼入装置の第2形態の動作の準備段階のステップを示すフローチャートである。 本発明の誘導加熱焼入装置の第2形態の動作の焼入段階のステップを示すフローチャートである。
1 シュー、2 爪部、3 踏み面、5 ピンボス、6 ピン孔、10ベースフレーム、11、ワークテーブル、12 ステッピングモータ、13 回転テーブル、14 ストッパ、15 プッシャ、21 Yテーブル、22 レール、23 駆動手段、31 Xテーブル、32 レール、33 駆動手段、40 加熱ユニット、41 直立ブロック、42 Zテーブル、43 レール、44 駆動手段、45 高周波トランス、46 加熱コイル、47 位置測定器(位置測定手段)、50 制御ユニット、51 冷却液噴射管、52 管端、53 駆動手段、100 制御手段、101 制御部、102 記憶部、104 操作スイッチ、105スタートスイッチ

Claims (6)

  1. 大型シューの爪部、踏み面及びピン孔を誘導加熱焼入れする焼入装置において、被焼入シューをピンボスに設けられたピン孔の軸線を基準として基準位置に載置して該ピン孔の軸線が180度回転するように回転駆動されるワークテーブルと、被焼入シューの前記爪部、踏み面及びピン孔の焼入位置を加熱するそれぞれ別個のトランスに連結された誘導加熱コイルを保持する第1、第2、第3加熱ユニットと、該第1、第2、第3加熱ユニットが上下のZ方向に移動駆動されるZテーブルと、該Zテーブルを搭載して被焼入シューの前記ピン孔の軸線に平行のX方向に往復駆動されるXテーブルと、該Xテーブルを搭載して該軸線に直角のY方向に往復駆動されるYテーブルと、前記ワークテーブル上の大型シューの爪部、踏み面及びピン孔の焼入位置を測定する位置測定手段と、前記X−Y−Zテーブルを駆動制御する制御手段とを備えたことを特徴とする大型シューの誘導加熱焼入装置。
  2. 前記位置測定手段は前記いずれかの加熱ユニットに設けられて前記ワークテーブルに載置されたマスタシューの前記爪部、踏み面及びピン孔の各焼入位置の座標を計測・記憶し、前記制御手段は、前記位置測定手段が計測・記憶した前記マスタシューの前記各焼入位置の座標計測値に基づき、前記各誘導加熱コイルを被焼入シューのそれぞれの焼入位置に誘導するように前記X−Y−Zテーブルを駆動制御することを特徴とする請求項1に記載の大型シューの誘導加熱焼入装置。
  3. 前記爪部と踏み面に測定基準位置を設定したマスタシューを前記ワークテーブルの基準位置に載置し、前記いずれかの加熱ユニットに設けられた前記位置測定手段により前記ワークテーブルに載置したマスタシューの前記爪部及び踏み面の各測定基準位置とピン孔の焼入位置の座標を計測・記憶した後、前記制御手段により、前記第1、第2、第3加熱ユニットの誘導加熱コイルを、それぞれ前記爪部及び踏み面の各測定基準位置とピン孔の焼入位置とに移動して、該各位置の座標を各々の焼入基準位置として前記位置測定手段により計測・記憶した後、前記ワークテーブル上のマスタシューを被焼入シューに置き換え、前記同様に前記位置測定手段により被焼入シューに設定した爪部及び踏み面の測定基準位置とピン孔の焼入位置の座標を計測し、この座標値と前記マスタシューの位置測定手段により計測・記憶した焼入基準位置の座標値との差値を算出し、該差値に基づき前記各誘導加熱コイルを被焼入シューのそれぞれの焼入位置に誘導するように前記制御手段により、前記X−Y−Zテーブルを駆動制御することを特徴とする請求項1に記載の大型シューの誘導加熱焼入装置。
  4. 前記第3加熱ユニットは、前記ピン孔の軸線に平行に移動して該ピン孔に挿入され該ピン孔の焼入位置を加熱するピン孔加熱コイルを備え、該ピン孔の焼入位置を加熱後に前記ピン孔加熱コイルが挿入される反対側から冷却液噴射管を挿入して、ピン孔の焼入位置を噴射冷却・焼入れするように制御する冷却制御手段を備えたことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の大型シューの誘導加熱焼入装置。
  5. シューの中心点を中心として180度回転すると同位置になる複数のピン孔を有する大型シューの誘導加熱焼入において、以下に記載する手順により、被焼入シューを誘導加熱焼入れする制御手段を備えたことを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の大型シューの誘導加熱焼入装置。
    A.準備段階
    1.マスタシューを定位置に固定したパレットをワークテーブル上の基準位置に載置する。
    2.前記位置測定手段を備えた加熱ユニットのX−Y−Zテーブルを移動して、位置測定手段によりマスタシューの爪部焼入位置の座標Xa1,Ya1,Za1(爪部が複数あるときはXa2…Xax,Ya2…Yax,Za2…Zax)を計測して制御手段に記憶する。
    3.前記X−Y−Zテーブルを移動して、前記位置測定手段によりマスタシューの第1踏み面の焼入位置の座標Xb1,Yb1,Zb1,を計測し、制御手段に記憶する。
    4.同様に前記X−Y−Zテーブルを移動して、前記位置測定手段によりマスタシューの第2踏み面の焼入位置の座標Xb2,Yb2,Zb2(踏み面が3以上あるときはXb3…Xbx,Yb3…Ybx,Zb3…Zbx)を計測し、制御手段に記憶する。
    5.前記X−Y−Zテーブルを移動して、前記位置測定手段によりマスタシューの中心点から片側のいずれか一つのピン孔の焼入位置の位置座標 Xh1,Yh1,Zh1を計測し制御手段に記憶する。
    6.同様にして、前記準備段階5と同側の他の各ピン孔の焼入位置の位置座標Xh2…Xhx,Yh2…Yhx,Zh2…Zhxを計測する。
    7.ワークテーブル上のマスタシューを下ろして準備段階を終了する。
    B.焼入段階
    8.被焼入シューを定位置に固定したパレットをワークテーブル上の基準位置に載置する。
    9.焼入作業を開始すると、前記準備段階により制御手段に記憶された位置座標により、以下の動作が行われる。
    10.第1加熱ユニットのX−Y−Zテーブルが駆動されて爪部加熱コイルが爪部焼入位置座標Xa1,Ya1,Za1に移動して、爪部が焼入温度に加熱冷却されて焼入れされる。
    爪部が2以上あるときは、同様にして他の爪部が加熱・焼入れされる。
    11.爪部が焼入れされると、第2加熱ユニットのX−Y−Zテーブルが駆動されて踏み面加熱コイルが第1踏み面の焼入位置座標Xb1,Yb1,Zb1に移動して、第1踏み面が加熱冷却されて焼入れされる。
    12. 第1踏み面が焼入れされると、同様にして、踏み面加熱コイルが第2踏み面の焼入位置座標Xb2,Yb2,Zb2に移動して、第2踏み面が加熱冷却されて焼入れされる。
    踏み面が3以上あるときは、同様にして他の踏み面が加熱・焼入れされる。
    13.すべての踏み面が焼入れされると、前記準備段階5及び6により計測された位置座標のピン孔が以下のように焼入れされる。
    第3加熱ユニットのX−Y−Zテーブルが駆動されて一つのピン孔の焼入位置の位置座標Xh1,Yh1,Zh1に移動され、ピン孔加熱コイルがシューの一方からピン孔の焼入位置に挿入されて該焼入位置が加熱される。該焼入位置が焼入温度に達すると、加熱コイルが退き、シューの他方から該ピン孔に冷却液噴射管が挿入されて一つのピン孔の焼入位置が噴射冷却により焼入れされる。
    14.続いて、同様の動作により、前記準備段階6の側の他のピン孔が次々と焼入れされる。
    15.前記焼入段階13及び14によりシューの中心から一方の側のピン孔がすべて焼入れされると、ワークテーブルが180度回転される。
    16.前記焼入段階13、14と同じ動作が行われて、シューの前記焼入段階13と中心点から反対側のピン孔の焼入位置が次々と焼入れされる。これにより、シューのすべてのピン孔が焼入れされて作業を終了する。
  6. シューの中心点を中心として180度回転すると同位置になる複数のピン孔を有する大型シューの誘導加熱焼入において、以下に記載する手順により、被焼入シューを誘導加熱焼入れする制御手段を備えたことを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の大型シューの誘導加熱焼入装置。
    A.準備段階
    1.爪部及び踏み面の焼入位置に測定基準位置を設定したマスタシューを定位置に固定したパレットをワークテーブル上の基準位置に載置する。
    2.前記位置測定手段を備えた加熱ユニットのX−Y−Zテーブルを移動して、位置測定手段によりマスタシューの爪部測定基準位置の座標Xa1,Ya1,Za1(爪部が複数あるときはXa2…Xax,Ya2…Yax,Za2…Zax)を計測し、制御手段に記憶する。
    3.前記X−Y−Zテーブルを移動して、前記位置測定手段によりマスタシューの第1踏み面の測定基準位置の座標Xb1,Yb1,Zb1を計測し、制御手段に記憶する。
    4.同様に前記X−Y−Zテーブルを移動して、前記位置測定手段によりマスタシューの第2踏み面の測定基準位置の座標Xb2,Yb2,Zb2(踏み面が3以上あるときはXb3…Xbx,Yb3…Ybx,Zb3…Zbx)を計測し、制御手段に記憶する。
    5.第1加熱ユニットの爪部加熱コイルを爪部の測定基準位置に移動して、この位置の座標Xo1,Yo1,Zo1を計測し、爪部焼入基準位置として制御手段に記憶する。爪部が複数あるときは第2…第xの焼入基準位置の座標Xo2…Xox,Yo2…Yox,Zo2…Zoxを計測し、第2…第xの爪部焼入基準位置として制御手段に記憶する。
    6.第2加熱ユニットの踏み面加熱コイルを第1踏み面の測定基準位置に移動して、この位置の座標Xs1,Ys1,Zs1を計測し、第1踏み面焼入基準位置として制御手段に記憶する。踏み面が複数あるときは、同様の動作を繰り返して、第2…第xの踏み面焼入基準位置の座標Xs2…Xsx,Ys2…Ysx,Zs2…Zsxを計測し、第2…第xの踏み面焼入基準位置として制御手段に記憶する。
    7.第3加熱ユニットのピン孔加熱コイルをマスタシューの中心点から一方側の第1ピン孔の焼入位置に移動して、この位置の座標Xh1,Yh1,Zh1を計測し、第1ピン孔焼入基準位置として制御手段に記憶する。中心点から前記同側の他の複数のピン孔について、同様の動作を繰り返して、第2…第xのピン孔焼入基準位置の座標Xh2…Xhx,Yh2…Yhx,Zh2…Zhxを計測し、第2…第xのピン孔焼入基準位置として制御手段に記憶する。
    8.ワークテーブル上のマスタシューを下ろして準備段階を終了する。
    B.焼入段階
    9.爪部及び踏み面の焼入位置に測定基準位置を設定した被焼入シューを定位置に固定したパレットをワークテーブル上の基準位置に載置する。
    10.焼入作業を開始すると、前記準備段階により制御手段に記憶された位置座標に基づき、以下の動作が行われる。
    11.前記位置測定手段を備えた加熱ユニットが移動して、位置測定手段により被焼入シューの爪部測定基準位置の座標Xwa1,Ywa1,Zwa1(爪部が2以上のときは Xwa2…Xwax,Ywa2…Ywax,Zwa2…Zwax)が計測される。
    12.同様にして、前記位置測定手段により被焼入シューの第1踏み面の測定基準位置の座標Xwb1,Ywb1,Zwb1が計測される。
    13.同様に前記位置測定手段により、第2踏み面の測定基準位置の座標Xwb2,Ywb2,Zwb2(踏み面が3以上あるときは Xwb3…Xwbx,Ywb3…Ywbx,Zwb3…Zwbx)が計測される。
    14.前記準備段階2の各爪部座標計測値、及び準備段階3、4の各踏み面の座標計測値と、対応する焼入段階11〜13の座標計測値との差を補正値とし、準備段階5〜7の焼入基準位置の座標値が参照されて以下の動作が行われる。
    15.第1加熱ユニットのX−Y−Zテーブルが前記補正値に基づき駆動されて、爪部加熱コイルが各爪部焼入位置に移動して、各爪部が焼入温度に加熱冷却されて焼入れされる。
    16.各爪部が焼入れされると、同様に第2加熱ユニットのX−Y−Zテーブルが前記補正値に基づき駆動されて踏み面加熱コイルが第1踏み面の焼入位置に移動して、第1踏み面が加熱冷却されて焼入れされる。
    17.第1踏み面が焼入れされると、同様にして、前記補正値に基づき踏み面加熱コイルが第2踏み面の焼入位置に移動して、第2踏み面が加熱冷却されて焼入れされる。
    踏み面が3以上あるときは、同様にして他の踏み面が加熱・焼入れされる。
    18.すべての踏み面が焼入れされると、次にシューの中心点から一方の側のピン孔が焼入れされる。
    第3加熱ユニットのX−Y−Zテーブルが駆動されて準備段階7で記憶された第1ピン孔焼入基準位置の座標Xh1,Yh1,Zh1に移動され、ピン孔加熱コイルがシューの一方から上記ピン孔に挿入されてピン孔の焼入位置が加熱される。ピン孔の焼入位置が焼入温度に達すると、加熱コイルが退き反対側から該ピン孔に冷却液噴射管が挿入されて第1ピン孔の焼入位置が噴射冷却により焼入れされる。
    19.続いて、前記同様の動作により、前記準備段階7で計測された側の他の複数のピン孔が焼入れされる。
    20.上記被焼入シューの一方の側のピン孔がすべて焼入れされると、ワークテーブルが180度回転される。
    21.前記焼入段階18、19と同じ動作が行われて、前記焼入段階18とシューの中心点から反対側のピン孔が次々と焼入れされる。これにより、すべてのピン孔が焼入れされて作業を終了する。
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