JP5176731B2 - アクセス装置 - Google Patents
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また、第二の記憶手段は、プログラム記憶領域と、バックアップ記憶領域とを隣接した記憶領域として有しており、ロード手段は、プログラムのロード指令とバックアップデータのロード指令とを同時に受け、第二の記憶手段のプログラム記憶領域に配置されているプログラムと、バックアップ記憶領域に配置されているバックアップデータとを、一括して第一の記憶手段にロードする。
また、プログラムまたはデータを一括してロードするとは、例えば、DMAC等を用いて、所定の記憶手段の所定の記憶領域に記憶されている全てのデータ等を、他の記憶手段の所定の記憶領域に高速に書き込むことを意味する。
また、第二の記憶手段に記憶されているプログラムとバックアップデータとを第一の記憶手段にロードするために必要な時間を、より短縮することができる。
すなわち、請求項2に記載されているように、ロード手段は、第二の記憶手段におけるプログラム記憶領域に配置されている複数のプログラムを、第一の記憶手段における所定の連続した記憶領域にロードしても良い。そして、アクセス装置は、第一の記憶手段における所定の連続した記憶領域にロードされた複数のプログラムについて、各プログラムが配置されている記憶領域の先頭の物理アドレスを特定可能な情報であるロードアドレス情報であって、OSが参照するためのロードアドレス情報を記憶するロードアドレス情報記憶手段をさらに備えても良い。
すなわち、請求項4に記載されているように、アクセス装置は、車両に搭載されており、バックアップ手段は、自車両の運転が終了したタイミングにて、第一の記憶手段における連続した記憶領域に配置されているデータを、第二の記憶手段におけるバックアップ記憶領域にバックアップデータとして一括して記憶させても良い。
図1は、本実施形態のナビゲーション装置1の構成を示すブロック図である。ナビゲーション装置1は、操作部10、表示部20、音声出力部30、HDD40、地図データ入力器50、制御部60、位置検出器70、及び、車内LAN通信部80から構成されている。また、ナビゲーション装置1は、電力を消費しない状態、または、消費電力を低減させた状態である終了モードと、経路案内等の処理を行うことが可能な状態である通常モードとを有している。ナビゲーション装置1は、自車両の運転開始時には、終了モードから通常モードに遷移し、自車両の運転終了時には、通常モードから終了モードに遷移する。
表示部20は、各種表示を行う部位であり、具体的にはLCDや有機EL等から構成される。
HDD40は、ATAPIバスを介して制御部60と接続されている。HDD40は、各種データを記憶することができる。
また、図2は、ナビゲーション装置1の制御部60の構成を示すブロック図である。制御部60は、CPU61と、ATAPI I/F62と、DMAC63と、メインメモリ64と、フラッシュメモリ65とを有しており、これらの構成要素は、内部バスを介して接続されている。
DMAC63は、内部バスを介して、フラッシュメモリ65の所定のアドレスに記憶されているデータを、メインメモリ64の所定のアドレスに書き込む部位である。
[動作の説明]
次に、ナビゲーション装置1の動作について説明する。
図3の(a)は、ナビゲーション装置1の制御部60が備えるメインメモリ64のメモリイメージである。メインメモリ64は、heap領域64aと、cache領域64bと、text領域64cと、backup領域64dという領域を有している。
尚、フラッシュメモリ65は、上述した領域以外にも、ロードアドレス情報を記憶するための領域であるデータ領域を有している(図示なし)。
次に、ナビゲーション装置1のHDD40に記憶されているプログラムを制御部60が有するメインメモリ64のtext領域64cに配置することにより、text領域64cのメモリイメージを生成すると共に、text領域64cにロードされたプログラムの物理アドレスを特定するための情報であるロードアドレス情報を生成する処理であるメモリイメージ生成処理について説明する。本処理は、ナビゲーション装置1の電源投入時にフラッシュメモリ65にプログラムが存在しない場合(つまり、初回起動時)に実行される処理である。
次に、ナビゲーション装置1の制御部60が有するメインメモリ64におけるbackup領域64dに記憶されているデータを、フラッシュメモリ65におけるbackup領域65bにバックアップする処理であるバックアップ処理について説明する。図5の(a)は、バックアップ処理について説明するためのフローチャートである。本処理は、自車両の運転終了時に、ナビゲーション装置1が終了モードに遷移する際に実行される処理である。
次に、ナビゲーション装置1の制御部60が有するフラッシュメモリ65におけるtext領域65aに記憶されているプログラムと、backup領域65bに記憶されているバックアップデータとを、メインメモリ64におけるtext領域64c及びbackup領域64dに一括してロードする処理であるロード処理について説明する。図5の(b)は、ロード処理について説明するためのフローチャートである。本処理は、自車両の運転が開始され、ナビゲーション装置1が終了モードから通常モードに復帰する際に実行される処理である。
本実施形態のナビゲーション装置1は、自車両の運転終了時に、メインメモリ64における一領域であるbackup領域64dに記憶されているデータを、フラッシュメモリ65におけるbackup領域65bに一括して書き込むことにより、backup領域64dに記憶されているデータのバックアップを行う(S205)。したがって、ナビゲーション装置1は、バックアップすべきデータがメインメモリ64の複数の領域に配置されている場合に比べ、データのバックアップを行うための時間を短縮することができ、自車両の運転終了後、速やかに終了モードに遷移することができる。
(1)ナビゲーション装置1は、制御部60が有するフラッシュメモリ65を用いて、メインメモリ64のtext領域64cのメモリイメージの保存と、backup領域64dのバックアップとを行っている。しかし、ナビゲーション装置1は、例えば、HDD40を用いて、メインメモリ64のtext領域64cのメモリイメージの保存と、backup領域64dのバックアップとを行っても良い。このような構成を有する場合であっても、同様の効果を得ることができる。
上記実施形態の説明で用いた用語と、特許請求の範囲の記載に用いた用語との対応を示す。
また、メインメモリ64のデータ領域がロードアドレス情報記憶手段に相当する。
また、メインメモリ64が第一の記憶手段に、フラッシュメモリ65が第二の記憶手段に、CPU61及びDMAC63が制御手段にそれぞれ相当する。
また、メインメモリ64におけるtext領域64cが所定の連続した記憶領域に相当し、フラッシュメモリ65におけるtext領域65aがプログラム記憶領域に、backup領域65bがバックアップ記憶領域にそれぞれ相当する。
Claims (4)
- 揮発性の記憶手段であって、メモリ管理ユニットを使用するOSにより管理されている記憶手段である第一の記憶手段と、
不揮発性の記憶手段である第二の記憶手段と、
前記第一の記憶手段及び前記第二の記憶手段にアクセスする制御手段と、
を備えるアクセス装置であって、
前記第二の記憶手段は、
複数のプログラムが配置されている連続した記憶領域であるプログラム記憶領域と、
前記プログラム記憶領域に配置されている前記プログラムを機能させるべく前記プログラム毎に設けられている各データのバックアップが配置されるための連続した記憶領域であるバックアップ記憶領域と、
を有し、
前記制御手段は、
前記プログラム記憶領域に配置されている前記プログラムを機能させるべく前記プログラム毎に設けられている各データであって、前記第一の記憶手段における連続した記憶領域に配置されているデータを、所定のタイミングにて、前記第二の記憶手段における前記バックアップ記憶領域にバックアップデータとして一括して記憶させるバックアップ手段と、
前記プログラムのロード指令を受けた際、前記第二の記憶手段における前記プログラム記憶領域に配置されている前記プログラムを、一括して前記第一の記憶手段における連続した記憶領域にロードすると共に、前記バックアップデータのロード指令を受けた際、前記第二の記憶手段の前記バックアップ記憶領域に配置されている前記バックアップデータを、一括して前記第一の記憶手段における連続した記憶領域にロードするロード手段と、
を有し、
前記第二の記憶手段は、前記プログラム記憶領域と、前記バックアップ記憶領域とを隣接した記憶領域として有しており、
前記ロード手段は、前記プログラムのロード指令と前記バックアップデータのロード指令とを同時に受け、前記第二の記憶手段の前記プログラム記憶領域に配置されている前記プログラムと、前記バックアップ記憶領域に配置されている前記バックアップデータとを、一括して前記第一の記憶手段にロードすること、
を特徴とするアクセス装置。 - 請求項1に記載のアクセス装置において、
前記ロード手段は、前記第二の記憶手段における前記プログラム記憶領域に配置されている複数の前記プログラムを、前記第一の記憶手段における所定の連続した記憶領域にロードし、
前記アクセス装置は、前記第一の記憶手段における前記所定の連続した記憶領域にロードされた複数の前記プログラムについて、各プログラムが配置されている記憶領域の先頭の物理アドレスを特定可能な情報であるロードアドレス情報であって、前記OSが参照するための前記ロードアドレス情報を記憶するロードアドレス情報記憶手段をさらに備えること、
を特徴とするアクセス装置。 - 請求項1または請求項2に記載のアクセス装置において、
前記アクセス装置は、車両に搭載されており、
前記ロード手段は、自車両の運転開始時に前記プログラムのロード指令と、前記バックアップデータのロード指令とを受けること、
を特徴とするアクセス装置。 - 請求項1または請求項2に記載のアクセス装置において、
前記アクセス装置は、車両に搭載されており、
前記バックアップ手段は、自車両の運転が終了したタイミングにて、前記第一の記憶手段における前記連続した記憶領域に配置されている前記データを、前記第二の記憶手段における前記バックアップ記憶領域に前記バックアップデータとして一括して記憶させること、
を特徴とするアクセス装置。
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