JP5176723B2 - 駆動装置および方法、プログラム、並びに記録媒体 - Google Patents

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Description

本発明は駆動装置および方法、プログラム、並びに記録媒体に関し、特に2以上の記録層を有する多層ディスクに対し、確実にフォーカスジャンプができるようにした駆動装置および方法、プログラム、並びに記録媒体に関する。
従来から、光ディスク駆動装置によって記録・再生される光ディスクとしてはCD(Compact Disc)やDVD(Digital Versatile Disc)が広く利用されている。またDVDには記録面が1層のDVD−SLと、記録面が2層のDVD−DLがある。
また、近年、DVDなどより更なる大容量光ディスクであるBD(Blu-ray Disc)が規格化され、利用の範囲が拡大されつつある。BDも、記録面が1層のものと2層のものがある。さらにBDには、2層以上の複数の記録面を有するディスクも提案されている。
このような記録面を複数有する多層ディスクにおいては、1層目から2層目など、異なる記録層に再生や記録を移すときに、フォーカスジャンプという処理が実行される。フォーカスジャンプの仕方については、例えば、特許文献1に記載がある。
特開2000−298846号公報
フォーカスジャンプの一例としては、フォーカスサーボループに加速信号および減速信号から成るジャンプパルスが印加され、ピックアップが新たな記録面にジャンプされるように制御されることで行われる。そしてその後、新しい記録面上でフォーカスエラー信号(以下、FE信号と記す)が小さくなるように、フォーカスサーボがかけられることで行われる。
このようなフォーカスジャンプの方法では、対物レンズに十分な減速信号が印加されず、停止することができないことがあった。そのために、光ビームの焦点位置は目標とする記録面を通り越してしまい、合焦することができず、フォーカスジャンプを失敗してしまうことがあった。
そこで、特許文献1では、このようなフォーカスジャンプの処理が実行されるときに、加減速信号の切り換えのタイミングのための時刻計測を行わずに、FE信号の検出に加えて、FE信号のレベルがそれぞれ所定の閾値を越えたことが検知され、このことにより、加減速信号を出力することが提案されている。
しかしながら、特許文献1における方法では、フォーカスサーボを一旦停止させてから加減速信号を出力するために、加減速信号を出力している間、換言すれば、サーボがかけられていない間に、外乱である振動や衝撃が加えられると、FE信号が大きく乱れてしまい、目的の記録層においてフォーカスサーボループを閉じることに失敗する可能性があった。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、フォーカスジャンプを外乱などがあっても、正確に行えるようにすることができるようにするものである。
本発明の一側面の駆動装置は、複数の記録面を有するディスクに情報を記録または再生するためのレーザ光を照射する光ピックアップ手段と、前記光ピックアップ手段により照射されるレーザ光のフォーカス状態をフォーカスエラー信号に基づいて制御するフォーカスアクチュエータ駆動信号を生成する生成手段とを備え、前記生成手段は、前記フォーカスエラー信号のレベルを検出するレベル検出手段と、前記フォーカスエラー信号に対応して前記複数の記録面の1つから他の記録面にフォーカスジャンプする指示が出されたとき、フォーカスサーボループが閉じた状態でフォーカスジャンプさせるためのオフセット信号を発生するオフセット発生手段と、前記レベル検出手段のフォーカスエラー信号のレベルと閾値を比較して、前記フォーカスアクチュエータ駆動信号の極性を切り換える切換手段と、前記切換手段により極性が切り換えられた前記フォーカスアクチュエータ駆動信号と、前記オフセット発生手段により発生された前記オフセット信号を加算し、フォーカスアクチュエータ駆動信号を生成するフォーカスアクチュエータ駆動信号生成手段とを備える。
前記切換手段は、前記フォーカスエラー信号のレベルが第1の閾値未満になったときに極性を切り換え、その後、前記フォーカスエラー信号のレベルが第2の閾値より大きくなったときに極性を切り換え、前記オフセット発生手段は、フォーカスエラー信号のレベルが第3の閾値未満になったときにオフセット信号の発生を停止する。
前記切換手段は、前記フォーカスエラー信号のレベルが第1の閾値未満になったときに極性を切り換え、その後、前記フォーカスエラー信号のレベルが第2の閾値より大きくなったときに極性を切り換え、前記オフセット発生手段は、フォーカスエラー信号のレベルが第3の閾値より大きくなったときにオフセット信号のレベルを一定とし、オフセット信号のレベルが一定とされている間に球面収差補正が行われ、前記球面収差補正が終了された時点で、前記オフセット発生手段は、前記オフセット信号の出力を再開する。
本発明の一側面の駆動方法は、複数の記録面を有するディスクに情報を記録または再生するためのレーザ光を照射する光ピックアップ手段と、前記光ピックアップ手段により照射されるレーザ光のフォーカス状態をフォーカスエラー信号に基づいて制御するフォーカスアクチュエータ駆動信号を生成する生成手段とを備える駆動装置の駆動方法において、前記生成手段は、前記フォーカスエラー信号のレベルを検出し、前記フォーカスエラー信号に対応して前記複数の記録面の1つから他の記録面にフォーカスジャンプする指示が出されたとき、フォーカスサーボループが閉じた状態でフォーカスジャンプさせるためのオフセット信号の発生を制御し、フォーカスエラー信号のレベルと閾値を比較して、前記フォーカスアクチュエータ駆動信号の極性を切り換え、極性が切り換えられた前記フォーカスアクチュエータ駆動信号と、発生された前記オフセット信号を加算し、フォーカスアクチュエータ駆動信号を生成するステップを含む。
本発明の一側面のプログラムは、複数の記録面を有するディスクに情報を記録または再生するためのレーザ光を照射する光ピックアップ手段と、前記光ピックアップ手段により照射されるレーザ光のフォーカス状態をフォーカスエラー信号に基づいて制御するフォーカスアクチュエータ駆動信号を生成する生成手段とを備える駆動装置の前記生成手段に、前記フォーカスエラー信号のレベルを検出し、前記フォーカスエラー信号に対応して前記複数の記録面の1つから他の記録面にフォーカスジャンプする指示が出されたとき、フォーカスサーボループが閉じた状態でフォーカスジャンプさせるためのオフセット信号の発生を制御し、フォーカスエラー信号のレベルと閾値を比較して、前記フォーカスアクチュエータ駆動信号の極性を切り換え、極性が切り換えられた前記フォーカスアクチュエータ駆動信号と、発生された前記オフセット信号を加算し、フォーカスアクチュエータ駆動信号を生成するステップを含む処理を実行させるコンピュータが読み取り可能なプログラムである。
本発明の一側面の記録媒体は、複数の記録面を有するディスクに情報を記録または再生するためのレーザ光を照射する光ピックアップ手段と、前記光ピックアップ手段により照射されるレーザ光のフォーカス状態をフォーカスエラー信号に基づいて制御するフォーカスアクチュエータ駆動信号を生成する生成手段とを備える駆動装置の前記生成手段に、前記フォーカスエラー信号のレベルを検出し、前記フォーカスエラー信号に対応して前記複数の記録面の1つから他の記録面にフォーカスジャンプする指示が出されたとき、フォーカスサーボループが閉じた状態でフォーカスジャンプさせるためのオフセット信号の発生を制御し、前記フォーカスエラー信号のレベルと閾値を比較して、前記フォーカスアクチュエータ駆動信号の極性を切り換えるフォーカスエラー信号のレベルと閾値を比較して、前記フォーカスアクチュエータ駆動信号の極性を切り換え、極性が切り換えられた前記フォーカスアクチュエータ駆動信号と、発生された前記オフセット信号を加算し、フォーカスアクチュエータ駆動信号を生成するステップを含む処理を実行させるコンピュータが読み取り可能なプログラムが記録されている。
本発明の一側面の駆動装置および方法、プログラム、並びに記録媒体においては、複数の記録面を有するディスクに対してフォーカスジャンプの制御が行われるとき、フォーカス制御信号の極性が、フォーカスエラー信号のレベルにより切り換えられ、その極性が切り換えられるフォーカス制御信号によりフォーカスが制御される。
本発明の一側面によれば、フォーカスジャンプを外乱などがあっても、正確に行える。
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明を適用した駆動装置の一実施の形態の構成を示す。図1に示した駆動装置は、所定のディスクを駆動する。所定のディスクとしては、図3を参照して後述するDVD(Digital Versatile Disc)や、図4を参照して後述するBD(Blu-ray Disc)などである。このようなディスクのなかには、複数の記録面を有するディスクがあり、多層ディスクなどと称されることがあるが、本発明を適用した駆動装置は、特に、このような多層ディスクを扱うときに用いて好適である。
図1に示した駆動装置10は、BDのような複数の記録面を有するディスクの記録面間の距離のばらつき、光ピックアップのアクチュエータ等の感度のばらつきがあっても、さらに振動や衝撃等の外乱が加わったとしても、正確にフォーカスジャンプを可能とする。そのようなことを実現するために、フォーカス制御信号の極性を切り換え、従来のフォーカスジャンプの方法においては、正帰還となる各記録面の間の位置においても、フォーカスサーボループを閉じたままフォーカスジャンプ(焦点位置を移動)を行う。
図1に示した駆動装置10は、ターンテーブル21、SPM(スピンドルモータ)22、SPMドライバ23、サーボプロセッサ24、フォーカスエラー信号処理部25、LD(レーザダイオード)ドライバ26、デバイスドライバ27、3軸ドライバ28、スレッドドライバ29、レーザダイオード30、球面収差補正デバイス31、ディテクタ32、フォーカスアクチュエータ33、対物レンズ34、光ピックアップ35、スレッドモータ36、FEP(フロントエンドプロセッサ)37、2値化部38、2値化部39、デコード/エンコーダ40、およびシステムコントローラ41を含む構成とされている。
ディスク11は、ターンテーブル21上に載置され、記録、再生動作時においてSPM22によって一定線速度(CLV)もしくは一定角速度(CAV)で回転駆動される。SPM22の回転速度の制御は、SPMドライバ23により行われる。そして光ピックアップ35によってデータの記録もしくはディスク11に記録されているデータの再生が行われる。
光ピックアップ35は、種類の異なるディスク11に対してデータを記録することが可能に構成され、また、ディスク11に記録されているデータを再生することが可能に構成されている。ディスク11がターンテーブル21上に載置され、記録、再生動作が行われる場合、光ピックアップ35のレーザダイオード30から対物レンズ34を通して出射されたレーザ光は、ディスク11の記録面に照射され、その記録面から反射された反射光はディテクタ32によって検出され電気信号に変換されて、FEP37に供給される。
FEP37は、電流電圧変換部、増幅部、マトリクス演算部等を備え、ディテクタ32からの信号に基づいて必要な信号を生成する。例えば、再生データであるRF信号、サーボ制御のためのフォーカスエラー信号(FE信号)、トラッキングエラー信号(TE信号)、いわゆる和信号であるプルイン信号(PI信号)、ディスク上のアドレス情報が含まれたWobble信号などが生成される。
FEP37で生成される各種信号は、2値化部38および2値化部39、サーボプロセッサ24を構成するフォーカスエラー信号処理部25に供給される。即ち、FEP37からの再生RF信号は2値化部38へ、Wobble信号は2値化部39へ、FE信号、TE信号、PI信号はサーボプロセッサ24内のフォーカスエラー信号処理部25に供給される。
FEP37で得られた再生RF信号は、2値化部38で2値化される。この処理により、ディスク11がCDやDVDの場合、いわゆるEFM信号8−14変調信号、もしくはEFM+信号(8−16変調信号)、ハイブリッドディスクでは上記信号の組合せとされ、デコーダ40に供給される。
デコーダ40は、EFM復調、CIRCデコード等を行い、また必要に応じてMPEG(Moving Picture Experts Group)デコード等を行い、ディスク11から読み取られた情報の再生を行う。
また、BDの場合、再生RF信号は、2値化部38でリミットイコライザ(不図示)を介してPRML信号処理が施され、1−7PP信号(1−7PP変調方式)とされ、デコーダ40に供給される。デコーダ40は、1−7PP復調、BIS付LDCデコード等を行い、ディスク11から読み取られた情報の再生を行う。
サーボプロセッサ24は、FEP37からのFE信号、TE信号や、SPM22からのFG信号、またはシステムコントローラ41からのスピンドルエラー信号(SPE信号)などから、フォーカスアクチュエータ駆動信号、トラッキングアクチュエータ駆動信号、スレッドモータ駆動信号、スピンドルモータ駆動信号、フォーカスジャンプやトラックジャンプ等のための駆動信号を生成する。
また、ディスク11の再生時には、FEP37からのFE信号、TE信号に応じて生成されたフォーカス駆動信号、トラッキング駆動信号は、3軸ドライバ28に供給される。3軸ドライバ28は、光ピックアップ35における3軸機構(トラッキングアクチュエータ、フォーカスアクチュエータ、チルトアクチュエータ)を駆動する。これによって光ピックアップ35、FEP37、サーボプロセッサ24、3軸ドライバ28によるトラッキングサーボループおよびフォーカスサーボループが形成される。
またサーボプロセッサ24は、SPMドライバ23に対して、FG信号またはスピンドルエラー信号(SPE信号)に応じて生成したスピンドルドライブ信号を供給する。SPMドライバ23は、スピンドルドライブ信号に応じて、例えば3相駆動信号をSPM22に印加し、SPM22のCAV回転またはCLV回転を実行させる。またサーボプロセッサ24は、システムコントローラ41からのスピンドルキック/ブレーキ制御信号に応じてスピンドル駆動信号を発生させ、SPMドライバ23によるSPM22の起動または停止などの動作も実行させる。
また、サーボプロセッサ24は、例えばTE信号などから得られるスレッドエラー信号や、システムコントローラ41からのアクセス実行制御などに基づいてスレッド駆動信号を生成し、スレッドドライバ29に供給する。そして、スレッドドライバ29がスレッド駆動信号に応じてSPM22を駆動することで、光ピックアップ35の適正なスライド移動が行われる。
光ピックアップ35におけるレーザダイオード30はLDドライバ26によってレーザ発光駆動される。サーボプロセッサ24は、システムコントローラ41からの指示に基づいて再生時などに光ピックアップ35のレーザ発光を実行すべきレーザ駆動信号を発生し、LDドライバ26に供給し、再生されるディスク11に応じてレーザダイオード30の発光動作を行う。
またサーボプロセッサ24は、ディスク11の傾き状態に応じてチルト補正を行う。サーボプロセッサ24は、ディスク11の傾き状態と相関のある信号(トラッキングエラー信号、RFジッター信号、RF振幅レベル等)から得られた検出情報に応じてチルトドライブ信号を、3軸ドライバ28に供給し、3軸機構(チルトアクチュエータ)を駆動させてチルトサーボ動作を実現する。さらに、フォーカスジャンプは、サーボプロセッサ24内のフォーカスエラー信号処理部25で、FE信号のレベルを検出し、所定のタイミングでフォーカスアクチュエータ33を駆動することで実現される。
また、データを記録する場合には、記録されるデータがエンコーダ40に入力される。エンコーダ40は、エラー訂正処理や変調処理を行う。サーボプロセッサ24は、変調された記録するデータに記録補償を行い、レーザ駆動信号を発生させ、LDドライバ26に供給し、記録されるディスク11に応じてレーザダイオード30の発光動作を制御する。
ところでBDの場合、大容量化および高信頼性を実現するためにレーザダイオード30の波長をLD波長=405nmと短波長化され、対物レンズ34には、NA=0.85が採用され、ディスク11のディスクカバー層厚さは、100umが採用されている。一方、球面収差は波長に反比例し、NAの4乗に比例して増加するため、DVDやCDと比較してBDは、球面収差が発生しやすく、BDでは球面収差補正を行う必要がある。そのため、サーボプロセッサ24は、デバイスドライバ27を介して、レンズ駆動デバイスもしくは球面収差液晶デバイス等の球面収差補正デバイス31を駆動して球面収差を補正する。
以上のようなサーボおよびデコードなどの各種動作は、マイクロコンピュータによって形成されたシステムコントローラ41により制御される。例えば再生開始、終了、トラックアクセス、早送り再生、早戻し再生等の動作は、システムコントローラ41がサーボプロセッサ24や光ピックアップ35の動作を制御することで実現される。
図2にサーボプロセッサ24内のフォーカスエラー信号処理部25のブロック図を示す。フォーカスエラー信号処理部25は、補償用フィルタ71、フォーカス制御信号極性切換部72、FE(フォーカスエラー信号)レベル検出部73、オフセット発生部74、および加算部75から構成される。
FEP37から入力されたFE信号は、補償用フィルタ71とフォーカス制御信号極性切換部72を介してフォーカスアクチュエータ駆動信号として3軸ドライバ28に出力される。
FE信号は、FEレベル検出部73にも供給される。FEレベル検出部73は、供給されたFE信号のレベルを検出する。このFEレベル検出部73の出力は、オフセット発生部74に供給される。
オフセット発生部74は、フォーカスジャンプのためのオフセット信号を生成し、加算部75に供給する。加算部75は、オフセット信号と、フォーカス制御信号極性切換部72からの出力とを加算し、3軸ドライバ28にフォーカスアクチュエータ駆動信号(FCS_CTL信号)として出力する。
ディスク11が複数の記録層を有する場合、その記録層の第1層または第2層のデータ記録面の信号が再生されるとき、フォーカス制御信号極性切換部72は、記録面上において負帰還になる極性に切り換える。
補償用フィルタ71の出力は、フォーカスアクチュエータ駆動信号として、フォーカス制御信号極性切換部72に出力される。また、フォーカスジャンプの時にはオフセット発生部74からオフセット信号が出力される。フォーカス制御信号極性切換部72が、第1層と第2層の記録面の層間において負帰還になる(層間にフォーカスサーボをかける)極性に切り換え、それぞれの信号が加算部75により加算され、フォーカスアクチュエータ駆動信号として出力される。
このとき、FE信号のレベルをFEレベル検出部73が検出することで、所定のタイミングでフォーカス制御信号極性切換部72により極性が切り換えられるように、またオフセット発生部74によるオフセット信号が出力されるように制御される。
このような処理を行う図1に示した駆動装置10、主に図2に示したフォーカスエラー信号処理部25の動作について説明する前に、図3と図4を参照し、ディスク11について説明する。
図3は、ディスク11がDVDであるときの、そのDVDの構成について説明する図である。DVDには、記録面が1層のDVD−SLと、記録面が2層のDVD−DLが提案されている。図3は、DVD−DLの構成例を示している。
図3のDVD−DL100は、ポリカーボネイト樹脂のような透明なディスク基板101上に第1信号面102が形成され、さらにその上に第2信号面104が形成され、その上にダミー板107が貼着されている。すなわち、第1信号面102と、第1信号面102に対応する半透明層103により第1層データ記録面109が形成される。また第2信号面104および第2信号面104に対応する反射層105により第2層データ記録面110が形成される。第2層のデータ記録面110の上は接着面106と成され、ダミー板107が接着されてCD等と厚みが揃えられるように構成されている。
DVD−DL100の直径は、CDと同一寸法の12cmである。また第1および第2層データ記録面109,110の厚みは、略0.6mm(CDでは1.2mm)位置にある。従って、光ピックアップ35からのレーザ光を第1信号面に合焦させる場合、レーザ光は半透明層103で透過し、一定割合を反射させるように構成される。
これによって、レーザ光が第1信号面102に焦点を当てれば半透明層103からの反射光から第1信号面102に記録された信号を読み取ることができる。また、レーザ光の焦点が第2信号面104に合わせられている場合、そのレーザ光は、半透明層103を透過して第2信号面104に照射され、反射層105による反射光から第2信号面104に記録された信号を読み取ることができる。1層ディスクの場合は、信号面および反射層が第2信号面104と反射層105と同様に形成されている。
図4に、BDの構成例を示す。BDも、DVDと同じく、記録面が1層のBD−SLと、記録面が2層のBD−DLが規格化されている。図8は、記録面が2層のBD−DLの構成例を示している。
BD120も、2層の記録面を有し、図3に示したDVD100とほぼ同様の構成を有する。BD120は、カバー層121を有し、そのカバー層121の上部に、第1の記録面としてのL1記録面122が設けられている。このカバー層121の表面から、L1記録面122までの距離(厚さ)は、75μmとされる。このL1記録面122の上部には、中間層123が設けられ、その中間層123の上に第2の記録面としてのL0記録面124が設けられている。カバー層121の表面から、L0記録面124までの距離(厚さ)は、100μmとされる。
L0記録面124の上部には、ポリカーボネイト基板125が設けられている。このポリカーボネイト基板125が設けられることで、BD120の厚さは、CDやDVDなどと同等の1.2mmの厚さとされる。
このような複数の記録面を有するディスク11にデータを記録するとき、または、ディスク11に記録されているデータを再生するときには、異なる記録層に移動することが必要となり、そのときに、フォーカスジャンプと称される処理が行われる。次に、このフォーカスジャンプの処理について説明する。
以下の説明においては、まずディスク11として、図3に示したDVD100を例に挙げた説明を行う。また、ディスク11としてDVD100を扱う場合を、第1の実施の形態として説明し、後述するように、BD120を扱う場合を、第2の実施の形態として説明する。
図5は、フォーカス制御信号極性切換部72の極性の切換に関するタイムチャートである。図6は、図5に示したタイムチャートを実現するために、主にフォーカスエラー信号処理部25(図2)が行う処理について説明するためのフローチャートである。
ステップS11において、オフセット発生部74は、オフセット信号の発生を開始する。例えば、図3で示したDVD100で、第1層データ記録面109を再生中にシステムコントローラ41からサーボプロセッサ24に対して、第2層データ記録面110へのフォーカスジャンプの指示が与えられたとする。このような指示が与えられると、サーボプロセッサ24は、フォーカスエラー信号処理部25内のオフセット発生部74からオフセット信号を出力させる。
このオフセット信号とフォーカス制御信号が加算部75で加算され、3軸ドライバ28を介してフォーカスアクチュエータ33に印加されると、対物レンズ34は、ディスク11の第2層データ記録面110に向かって移動する。その結果、光ピックアップ35のレーザダイオード30から出射されたレーザ光の焦点位置は第2層データ記録面110に向かって移動する。
サーボプロセッサ24のフォーカスエラー信号処理部25内のFEレベル検出部73は、オフセット発生部74によりオフセット信号の発生が開始されると、その開始時点(時刻t1 )から、常時FE信号を監視する。オフセット発生部74は、オフセット信号の発生を開始すると、そのオフセット信号を、時間に応じて増加させるという処理も行う。すなわち、図5に示したように(図5の下側のグラフ)、オフセット信号は、時刻t1から徐々に大きくなり(一定の割合で大きくなり)、時刻t4まで発生される。なお、時刻t4は、後述するように、フォーカスジャンプが終了する時刻である。
ステップS12において、FE信号のレベルが、閾値v1未満であるか否かが判断される。図5の上側に示したグラフを参照するに、FE信号は、時刻t1から徐々に減少し、時刻t2において、予め設定されている閾値v1と同等の値になり、時刻t2を過ぎても、減少する信号である。
ステップS12において、FE信号のレベルが、閾値v1未満であると判断されると、ステップS13において、フォーカス制御信号極性切換部72は、第1層と第2層の記録面の層間において正帰還になる(層間にフォーカスサーボをかける)極性に切り換える。図5の中央のグラフを参照するに、フォーカスアクチュエータ駆動信号は、オフセット信号が徐々に大きくなるので、時刻t1から時刻t2まで、徐々に大きくなるが、時刻t2において、FE信号が、閾値v1よりも小さくなった時点で、フォーカス制御信号極性切換部72により極性が切り換えられ、正帰還になる極性にされる。
その後、第1層データ記録面109と第2層データ記録面110の層間を、フォーカスサーボループが閉じた状態で、対物レンズ34が、オフセット信号により第2層データ記録面110方向へ移動され、レーザダイオード30からのレーザ光の焦点位置が、第2層データ記録面110に近づけられる。
このような極性を切り換えるといった処理が行われなければ、サーボが外れてしまうと判断されるFE信号の値に、閾値v1は設定される。同じく後述する閾値v2も、極性を切り換えるといった処理が行われなければ、サーボが外れてしまうと判断されるFE信号の値に設定される。
ステップS14において、FE信号のレベルが閾値v2より大きいか否かが判断される。図5の上側のグラフを参照するに、FE信号は、時刻t2から、一旦小さくなった後、徐々に大きな値となり、時刻t3のときに、閾値v2と同じ値になる。この後、FEレベル検出部73は、FE信号のレベルが閾値v2より大きくなったと判断する。この時刻t2から時刻t3間での間は、フォーカスアクチュエータ駆動信号も、オフセット信号の増加に依存し、徐々に大きな信号とされる。
ステップS15において、フォーカス制御信号極性切換部72は、第2層データ記録面110で負帰還になる極性に切り換える。フォーカス制御信号極性切換部72により負帰還になる極性に切り換えられることにより、図5の中央に示したグラフのように、フォーカスアクチュエータ駆動信号は、時刻t3において極性が正反対の極性に切り換えられた信号とされる。
ステップS16において、FE信号のレベルが閾値v3未満であるか否かが判断される。図5の上側のグラフを参照するに、FE信号は、時刻t3から、一旦大きくなった後、徐々に小さな値となり、時刻t4のときに、閾値v3と同じ値になる。この後、FEレベル検出部73は、FE信号のレベルが閾値v3未満になったと判断する。この時刻t3から時刻t4間での間は、フォーカスアクチュエータ駆動信号も、一旦小さくなるが、徐々に大きな値となる信号である。
ステップS16において、FE信号のレベルが閾値v3未満であると判断されるのは、対物レンズ34がフォーカスサーボ引き込みに充分な位置に移動できたと判断される状況である。閾値v3は、このように、フォーカスサーボ引き込みに充分な位置に移動できたと判断されるときのFE信号の値に設定される。
ステップS16において、FE信号のレベルが閾値v3未満であると判断された場合、ステップS17において、オフセット発生部74からのオフセット信号の発生が停止される。オフセット信号の発生が停止された時点で、フォーカスジャンプに係わる処理は終了される。
このように、オフセット信号の出力中にFE信号のレベルが所定の閾値を越えたことを検出し、フォーカスアクチュエータ駆動信号(フォーカス制御信号)の極性が切り換えられる。このことにより、第1層と第2層の記録面の層間においても、常にフォーカスサーボループを閉じた状態でフォーカスジャンプ(焦点の移動)をすることができるようになる。また、フォーカスアクチュエータのばらつき、複数の記録層間の間隔のばらつき、振動や衝撃等の外乱があっても、レーザ光の焦点位置を目標の記録面に合焦させて正確なフォーカスジャンプを行うことができるようになる。
次に、第2の実施の形態について説明する。第2の実施の形態も、図1と図2に示した駆動装置10とその駆動装置10に含まれるフォーカスエラー信号処理部25の構成で実現できる。第2の実施の形態は、主に、ディスク11がBD120である場合に適用して好適である。BD120を記録再生する場合、球面収差補正が必要となる。そこで、第2の実施の形態においては、その球面収差補正を考慮した形態とする。
図7は、フォーカス制御信号極性切換部72の極性の切換に関するタイムチャートである。図8は、図7に示したタイムチャートを実現するために、主にフォーカスエラー信号処理部25(図2)が行う処理について説明するためのフローチャートである。
ステップS51乃至S53の処理は、図6に示したステップS11乃至S13の処理と同様なので、その説明は省略する。
ステップS53において、フォーカス制御信号極性切換部72が極性を切り換えると、ステップS54において、FEレベル検出部73は、FE信号が、閾値vcより大きいか否かを判断する。図7の上側のグラフを参照するに、FE信号は、時刻t2から、一旦小さくなるが、徐々に値が大きくなり、時刻t2’において、閾値vcと同一の値となる。この後、FEレベル検出部73は、FE信号が、閾値vcより大きいと判断する。
FEレベル検出部73が、FE信号が、閾値vcより大きいと判断すると、オフセット発生部74に、その時点でのオフセット信号の大きさを維持しろという指示が出される。すなわち、ステップS55において、オフセット発生部74は、その時点での信号の大きさを維持したオフセット信号を発生し続ける。
ステップS56において、サーボプロセッサ24は、デバイスドライバ27を駆動して球面収差補正デバイス31を、第2層データ記録面用の設定(移動先として指定されている記録面用の設定)に切り換える。ステップS57において、オフセット発生部74は、オフセット信号の発生を再開する。
ステップS54乃至S57までの処理は、球面収差補正デバイス31が動作する間、オフセット信号を一定に保つ処理である。図7の上側のグラフを参照するに、FE信号が閾値vcより大きくになった時刻t2’から、所定の時間が経過した時刻t2”までの間、図7の下側のグラフに示したように、オフセット信号がホールドされる。そして、この間、図7の中央のグラフに示したように、フォーカスアクチュエータ駆動信号も一定の値でホールドされ、その結果、図7の上側のグラフに示したように、FE信号も変化しない信号とされる。この間に、球面収差補正デバイス31が動作する。
時刻t2’から時刻t2”までの時間は、球面収差補正デバイス31が動作できる時間、換言すれば、球面収差補正デバイス31が動作するのに必要とされる時間に設定される。
このようにして、球面収差補正デバイス31が動作し、オフセット発生部74からのオフセット信号のホールドが解除されると、ステップS58に処理が進められる。ステップS58乃至S61の処理は、図6に示したステップS14乃至S17の処理と同様であるので、その説明は省略する。
このような第2の実施の形態によれば、第1の実施の形態における効果に加え、BDのように、球面収差補正が必要なディスク11に対して、フォーカスジャンプ期間中に球面収差補正デバイス31を目的の記録層に適した設定にするための時間を確保することが可能となり、球面収差補正を行うことが可能となる。よって、FE信号の閾値の検出精度を高めることが可能となる。この結果として、フォーカス制御信号極性切換を適切なタイミングで行うことができるようになり、球面収差によるFE信号レベルのばらつきがあってもレーザ光の焦点位置を目標の記録面に合焦させて正確なフォーカスジャンプを行うことができるようになる。
上述した第1の実施の形態と第2の実施の形態においては、閾値v1、閾値v2、閾値v3、および閾値vcを用いたフォーカスジャンプの処理について説明した。このような閾値の代わりに、所定の時間を用いて同様の処理を実行させるようにすることも可能である。所定の時間としては、例えば、オフセット信号の発生が開始された時刻からの経過時間を用いることが可能である。
例えば、図5の上側に示したFE信号の形は、S字曲線などと称され、ある程度の形は決まっている。よって、閾値v1になる時刻も、オフセット信号の発生が開始された時刻を基準として設定することは可能である。他の閾値も同様に、オフセット信号の発生が開始された時刻を基準として設定することが可能である。よって、閾値の代わりに、時間を用いてフォーカスジャンプの制御を行うようにしても良い。
このように時間を用いてフォーカスジャンプの制御を行った場合、例えば、図6のフローチャートの処理において、ステップS12における処理は、オフセット信号が発生された時刻から、所定の時間t1だけ経過したか否かを判断する処理とされる。他の判断に関するステップ、例えば、ステップS16なども同様に、所定の経過時間が経過したか否かを判断することにより行われる。
上述した第1の実施の形態と第2の実施の形態においては、オフセット発生部74が発生するオフセット信号は、徐々に大きくなる、換言すれば、一定の割合で大きくなる信号として説明した。このオフセット信号は、一定の割合で大きくなるのではなく、FE信号を参照して、その大きさが変更されるような可変的な信号とされても良い。すなわち、図2を参照するに、オフセット発生部74は、FEレベル検出部73からの信号が供給される構成となされている。よって、オフセット発生部74は、供給されるFEレベル検出部73からの信号に合わせてオフセット信号を発生することも可能であり、そのようにすることも可能である。このようにした場合であっても、処理自体は、上記した場合と同様に行われるので、その説明は省略する。
本発明によれば複数の記録層を有する光ディスクの1つの記録層から他の記録層に焦点位置を移動させる場合に、実施の形態で説明したようにフォーカス制御信号の極性を適切に切り換えることにより、フォーカスサーボを停止すること無く、常にフォーカスサーボループを閉じている状態で、フォーカスジャンプを実行させることが可能となる。このようなことが可能となることで、フォーカスアクチュエータの感度のばらつき、光ディスクの記録層間距離のばらつき、振動や衝撃等の外乱があったとしても、安定したフォーカスジャンプを行うことができる。
また、それぞれの検出レベルは任意に設定することができるので、光学ピックアップの特性や、光ディスクの特性などの合わせて適切な値に設定すれば、安定したフォーカスジャンプを実現することができる。
さらに、第2の実施の形態として説明したように、フォーカスジャンプ中に球面収差補正を実施することにより、BD(ブルーレイディスク)のような球面収差補正が必要な光ディスクにおいても、安定したフォーカスジャンプを行うことが可能となる。
また、上記した実施の形態では、記録面が2層のディスクを例に挙げて説明したが、2層よりもさらに多層な多層ディスクが規格化され、その多層ディスクを扱うような場合であっても、本発明は適用でき、層間距離のばらつきに対して安定したフォーカスジャンプを実行させることが可能となる。
なお、上述した実施の形態においては、FE信号と閾値を比較する判断を行うとき、閾値未満、または閾値よりも大きいか否かを判断するとして説明したが、閾値を含む判断としても良い。すなわち、FE信号が、閾値以上であるか否か、または閾値以下であるか否かの判断が行われるようにしても良い。
なお、上述した実施の形態において、FE信号のレベルが、上記した場合と異なる極性を有する場合がある。すなわち、例えば、FE信号のレベルが正極であるとして説明した部分で、FE信号のレベルの負極の値をとる場合がある。よって、FE信号を、閾値と比較するとき、FE信号のレベルの絶対値と閾値を比較するようにしても良い。
上述した一連の処理、例えば、フォーカスジャンプ時における閾値とFE信号との比較などの処理は、ハードウェアにより実行させることもできるし、ソフトウエアにより実行させることもできる。一連の処理をソフトウエアにより実行させる場合には、そのソフトウエアを構成するプログラムが、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータ、または、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば汎用のパーソナルコンピュータなどに、プログラム記録媒体からインストールされる。
図9は、上述した一連の処理をプログラムにより実行するパーソナルコンピュータのハードウェアの構成の例を示すブロック図である。
コンピュータにおいて、CPU(Central Processing Unit)201、ROM(Read Only Memory)202、RAM(Random Access Memory)203は、バス204により相互に接続されている。
バス204には、さらに、入出力インターフェース205が接続されている。入出力インターフェース205には、キーボード、マウス、マイクロホンなどよりなる入力部206、ディスプレイ、スピーカなどよりなる出力部207、ハードディスクや不揮発性のメモリなどよりなる記憶部208、ネットワークインタフェースなどよりなる通信部209、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、あるいは半導体メモリなどのリムーバブルメディア211を駆動するドライブ220が接続されている。
以上のように構成されるコンピュータでは、CPU201が、例えば、記憶部208に記憶されているプログラムを、入出力インターフェース205およびバス204を介して、RAM203にロードして実行することにより、上述した一連の処理が行われる。
コンピュータ(CPU201)が実行するプログラムは、例えば、磁気ディスク(フレキシブルディスクを含む)、光ディスク(CD-ROM(Compact Disc-Read Only Memory),DVD(Digital Versatile Disc)等)、光磁気ディスク、もしくは半導体メモリなどよりなるパッケージメディアであるリムーバブルメディア211に記録して、あるいは、ローカルエリアネットワーク、インターネット、デジタル衛星放送といった、有線または無線の伝送媒体を介して提供される。
そして、プログラムは、リムーバブルメディア211をドライブ120に装着することにより、入出力インターフェース205を介して、記憶部208にインストールすることができる。また、プログラムは、有線または無線の伝送媒体を介して、通信部209で受信し、記憶部208にインストールすることができる。その他、プログラムは、ROM202や記憶部208に、予めインストールしておくことができる。
なお、コンピュータが実行するプログラムは、本明細書で説明する順序に沿って時系列に処理が行われるプログラムであっても良いし、並列に、あるいは呼び出しが行われたとき等の必要なタイミングで処理が行われるプログラムであっても良い。
また、本明細書において、システムとは、複数の装置により構成される装置全体を表すものである。
なお、本発明の実施の形態は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
本発明を適用した駆動装置の一実施の形態の構成を示す図である。 フォーカスエラー信号処理部の構成例を示す図である。 DVDの構造について説明する図である。 BDの構造について説明する図である。 フォーカスジャンプの制御について説明する図である。 フォーカスジャンプの制御について説明するフローチャートである。 フォーカスジャンプの制御について説明する図である。 フォーカスジャンプの制御について説明するフローチャートである。 記録媒体について説明する図である。
符号の説明
10 駆動装置, 11 ディスク, 21 ターンテーブル, 22 SPM, 23 SPMドライバ, 24 サーボプロセッサ, 25 フォーカスエラー信号処理部, 26 LDドライバ, 27 デバイスドライバ, 28 3軸ドライバ, 29 スレッドドライバ, 30 レーザダイオード, 31 球面収差補正デバイス, 32 ディテクタ, 33 フォーカスアクチュエータ, 34 対物レンズ、35 光ピックアップ, 36 スレッドモータ, 37 FEP, 38 2値化部, 39 2値化部,40 デコーダ/エンコーダ, 71 補償用フィルタ, 72 フォーカス制御信号極性切換部, 73 FEレベル検出部, 74 オフセット発生部, 75 加算部

Claims (6)

  1. 複数の記録面を有するディスクに情報を記録または再生するためのレーザ光を照射する光ピックアップ手段と、
    前記光ピックアップ手段により照射されるレーザ光のフォーカス状態をフォーカスエラー信号に基づいて制御するフォーカスアクチュエータ駆動信号を生成する生成手段と
    を備え、
    前記生成手段は、
    前記フォーカスエラー信号のレベルを検出するレベル検出手段と、
    前記フォーカスエラー信号に対応して前記複数の記録面の1つから他の記録面にフォーカスジャンプする指示が出されたとき、フォーカスサーボループが閉じた状態でフォーカスジャンプさせるためのオフセット信号を発生するオフセット発生手段と、
    前記レベル検出手段のフォーカスエラー信号のレベルと閾値を比較して、前記フォーカスアクチュエータ駆動信号の極性を切り換える切換手段と
    前記切換手段により極性が切り換えられた前記フォーカスアクチュエータ駆動信号と、前記オフセット発生手段により発生された前記オフセット信号を加算し、フォーカスアクチュエータ駆動信号を生成するフォーカスアクチュエータ駆動信号生成手段と
    を備える駆動装置。
  2. 前記切換手段は、前記フォーカスエラー信号のレベルが第1の閾値未満になったときに極性を切り換え、その後、前記フォーカスエラー信号のレベルが第2の閾値より大きくなったときに極性を切り換え、
    前記オフセット発生手段は、フォーカスエラー信号のレベルが第3の閾値未満になったときにオフセット信号の発生を停止する
    請求項1に記載の駆動装置。
  3. 前記切換手段は、前記フォーカスエラー信号のレベルが第1の閾値未満になったときに極性を切り換え、その後、前記フォーカスエラー信号のレベルが第2の閾値より大きくなったときに極性を切り換え、
    前記オフセット発生手段は、フォーカスエラー信号のレベルが第3の閾値より大きくなったときにオフセット信号のレベルを一定とし、
    オフセット信号のレベルが一定とされている間に球面収差補正が行われ、
    前記球面収差補正が終了された時点で、前記オフセット発生手段は、前記オフセット信号の出力を再開する
    請求項1に記載の駆動装置。
  4. 複数の記録面を有するディスクに情報を記録または再生するためのレーザ光を照射する光ピックアップ手段と、
    前記光ピックアップ手段により照射されるレーザ光のフォーカス状態をフォーカスエラー信号に基づいて制御するフォーカスアクチュエータ駆動信号を生成する生成手段と
    を備える駆動装置の駆動方法において、
    前記生成手段は、
    前記フォーカスエラー信号のレベルを検出し、
    前記フォーカスエラー信号に対応して前記複数の記録面の1つから他の記録面にフォーカスジャンプする指示が出されたとき、フォーカスサーボループが閉じた状態でフォーカスジャンプさせるためのオフセット信号の発生を制御し、
    フォーカスエラー信号のレベルと閾値を比較して、前記フォーカスアクチュエータ駆動信号の極性を切り換え
    極性が切り換えられた前記フォーカスアクチュエータ駆動信号と、発生された前記オフセット信号を加算し、フォーカスアクチュエータ駆動信号を生成する
    ステップを含む駆動方法。
  5. 複数の記録面を有するディスクに情報を記録または再生するためのレーザ光を照射する光ピックアップ手段と、
    前記光ピックアップ手段により照射されるレーザ光のフォーカス状態をフォーカスエラー信号に基づいて制御するフォーカスアクチュエータ駆動信号を生成する生成手段と
    を備える駆動装置の前記生成手段に、
    前記フォーカスエラー信号のレベルを検出し、
    前記フォーカスエラー信号に対応して前記複数の記録面の1つから他の記録面にフォーカスジャンプする指示が出されたとき、フォーカスサーボループが閉じた状態でフォーカスジャンプさせるためのオフセット信号の発生を制御し、
    フォーカスエラー信号のレベルと閾値を比較して、前記フォーカスアクチュエータ駆動信号の極性を切り換え
    極性が切り換えられた前記フォーカスアクチュエータ駆動信号と、発生された前記オフセット信号を加算し、フォーカスアクチュエータ駆動信号を生成する
    ステップを含む処理を実行させるコンピュータが読み取り可能なプログラム。
  6. 複数の記録面を有するディスクに情報を記録または再生するためのレーザ光を照射する光ピックアップ手段と、
    前記光ピックアップ手段により照射されるレーザ光のフォーカス状態をフォーカスエラー信号に基づいて制御するフォーカスアクチュエータ駆動信号を生成する生成手段と
    を備える駆動装置の前記生成手段に、
    前記フォーカスエラー信号のレベルを検出し、
    前記フォーカスエラー信号に対応して前記複数の記録面の1つから他の記録面にフォーカスジャンプする指示が出されたとき、フォーカスサーボループが閉じた状態でフォーカスジャンプさせるためのオフセット信号の発生を制御し、
    前記フォーカスエラー信号のレベルと閾値を比較して、前記フォーカスアクチュエータ駆動信号の極性を切り換える
    フォーカスエラー信号のレベルと閾値を比較して、前記フォーカスアクチュエータ駆動信号の極性を切り換え
    極性が切り換えられた前記フォーカスアクチュエータ駆動信号と、発生された前記オフセット信号を加算し、フォーカスアクチュエータ駆動信号を生成する
    ステップを含む処理を実行させるコンピュータが読み取り可能なプログラムが記録されている記録媒体。
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