JP5175738B2 - ダンパ及び車両用シート - Google Patents

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Description

本発明は、衝撃を弱めたり振動や運動を減衰させたりするダンパに関し、例えば回転運動する物体の回転運動を減衰させるために好適なダンパ、及びこのダンパが組み込まれた車両用シートに関する。
従来、衝撃を弱めたり振動や運動を減衰させたりするダンパ(緩衝装置又は振動減衰装置)が各種の機械や装置に広く使用されている。ダンパは、一般に、その内部に組み込まれたゴム、ばね、空気、及び油などの弾性あるいは粘性を利用して衝撃の運動エネルギを吸収するものである。この運動エネルギを吸収する力(減衰力)を強くするためには、通常、ダンパの内部に組み込むゴムの量を多くしたり、ばねを大型化したりする必要がある。従って、減衰力の強いダンパは大型のものとなる。
ところで、車両の乗員を事故の衝撃から保護するために、車両用シート(座席)にヘッドレストが取り付けられている。このヘッドレストは、車両がその後方から追突されたときに、乗員の頭部を保護するために前方に移動するように構成されている(例えば特許文献参照)。このような構成は複雑でありコストも高い。
特開平10−181403号公報
そこで、車両の後方からの衝撃によってヘッドレストを前方に移動させるために、上記のダンパを車両用シートに組み込む構成が考えられる。
上記のダンパを車両用シートに組み込んでヘッドレストを衝撃によって車両前方に移動させるように構成した場合、手で押す程度の外力が車両用シートに作用したときであってもヘッドレストが前方に移動することがある。即ち、事故の衝撃とは相違する軽い衝撃が車両用シートに作用したときであっても、ヘッドレストが前方に移動するおそれがある。一方、手で押す程度の外力が車両用シートに作用したときにはヘッドレストが移動しないように構成した場合、事故の際の衝撃によってヘッドレストが移動しないことがある。
本発明は、上記事情に鑑み、作用した外力の大きさ(衝撃の大きさ)に応じて減衰力が変わるダンパ及びこのダンパが組み込まれた車両用シートを提供することを目的とする。
上記目的を達成するための本発明のダンパは、外力を減衰させるダンパにおいて、
(1)円柱状の空間がその内部に形成された容器と、
(2)前記空間内に配置されて前記空間を2つの小空間に二分する、前記円柱状の空間内を移動するスライド部材と、
(3)外力によって回動すると共にその回動力を前記スライド部材の移動力に変換する、前記2つの小空間のうちの一方の小空間に配置された回動部材と、
(4)前記空間に充填された粘性体と、
(5)前記2つの小空間を前記粘性体が流出入するための連通路を形成する、前記スライド部材に係合された仕切部材と、
(6)前記スライド部材を前記回動部材に向けて付勢するコイルばねと、
(7)前記容器の一端部分に形成された開口を閉塞すると共に前記スライド部材に係合して該容器に固定された蓋とを備え
前記スライド部材は、前記蓋に向き合う面に円周方向に沿って所定間隔離れて突設した複数の湾曲板部を備えており、
前記蓋は、一方の面に円周方向に沿って所定間隔離れて突設した複数個の湾曲板部を具備しており、前記スライド部材の湾曲板部を前記蓋の湾曲板部間に嵌入させて前記スライド部材と前記蓋とは互いに円周方向に係合されている
ことを特徴とするものである。
ここで、
(8)前記仕切部材は、前記連通路となるオリフィス孔が開けられたものであってもよい。
また、
(9)前記スライド部材は、前記連通路となる凹溝がその端面に形成された円筒状ボス部を有するものであってもよい。
さらに、
(10)前記回動部材は、傾斜面が形成された円筒状傾斜部を有するものであり、
(11)前記スライド部材は、前記回動部材の傾斜面に噛合する傾斜面が形成された円筒状傾斜部を有するものであり、
(12)前記回動部材の前記傾斜面と前記スライド部材の前記傾斜面とを噛合させて前記回動部材を回動させることにより、前記スライド部材を移動させるように構成してもよい。
上記目的を達成するための本発明の車両用シートは、着座した乗員の背中が接触する背凭れの上方に配置されて乗員の頭部を保護するヘッドレストと、該ヘッドレストが車両前方に移動するように付勢する付勢機構と、前記ヘッドレストが車両前方に移動しないように前記付勢機構の付勢を禁止しておく禁止機構と、を備えた車両用シートにおいて、
(16)前記背凭れの内部に配置された、外力を減衰させるダンパであって、
円柱状の空間がその内部に形成された容器と、
前記空間内に配置されて前記空間を2つの小空間に二分すると共に前記円柱状の空間内を移動するスライド部材と、
外力によって回動すると共にその回動力を前記スライド部材の移動力に変換する、前記2つの小空間のうちの一方の小空間に配置された回動部材と、
前記空間に充填された粘性体と、
前記2つの小空間を前記粘性体が流出入するための連通路を形成する、前記スライド部材に係合された仕切部材と、
前記スライド部材を前記回動部材に向けて付勢するコイルばねと、
前記容器の一方の端部の開口を閉塞すると共に前記スライド部材に係合して該容器に固定された蓋と、を備え、
前記回動部材に作用する外力によって前記回動部材が所定の回動速度範囲未満の回動速度で回動したときは、該回動部材の回転に伴って前記スライド部材が前記容器の前記円柱状空間内を移動することによって、前記空間内の粘性体に前記連通路を流動する際の絞り抵抗を発生させて該絞り抵抗によって前記外力を減衰させる一方、前記回動部材に作用する外力によって所定の回動速度範囲以上の回動速度で前記回動部材が回動したときは、前記回動部材と前記スライド部材が互いに剛体連結されることにより前記スライド部材と前記蓋を前記容器と共に回動させるダンパと、
(18)前記背凭れに作用する外力を受けて前記ダンパの前記回動部材を回動させる、前記背凭れの内部に配置された外力受けパッドと、
(19)前記禁止機構の禁止状態を解除して前記付勢機構を起動させる、前記ダンパの前記容器と該容器に固定された蓋の回転に伴って作動する解除機構と
を備えたことを特徴とするものである。
ここで、
(20)前記解除機構は、前記ダンパの前記回動部材が所定値以上の回動速度で回動したときにのみ作動するものであってもよい。
本発明のダンパによれば、回動部材に作用する外力(回動力)によって回動部材が所定の回動速度範囲未満の回動速度で回動するときは、連通路において生じる粘性体の絞り抵抗によって上記の外力を減衰させることができる。本発明のダンパは、回動部材に作用する外力(回動力)によって回動部材が所定の回動速度範囲以上の回動速度で回動するときは、連通路において生じる粘性体の絞り抵抗が非常に大きくなり、回動部材とスライド部材が互いに剛体連結されて回動し、スライド部材と蓋及び容器が回動部材と共に回動するように形成されているので、当該ダンパを組み込んだ車両用シートは、追突された時等とそうでない時とを的確に識別して追突された時等のみ該ダンパの蓋と該蓋の回動に連動し、禁止機構の禁止状態を解除して前記付勢機構を起動させてヘッドレストを確実に前方に移動させることができる。
図1(a)は、ダンパの一例を示す斜視図であり、(b)は、(a)のダンパを分解して各部材を示す分解図である。 図2(a)は、スライド部材を示す側面図であり、(b)は、スライド部材の傾斜面部を示す展開図である。 図3(a)は、回動部材を示す側面図であり、(b)は、回動部材の傾斜面部を示す展開図である。 図4は、外力が作用していないダンパの概略構成を示す断面図である。 図5は、外力が作用してスライド部材が最大の移動位置に位置する状態のダンパの概略構成を示す断面図である。 図6は、外力が解除されたときのダンパの動きを示す断面図である。 図7(a)は、弾性変形していない仕切部材を示す断面図であり、(b)は、弾性変形した仕切部材を示す断面図である。 図8は、図1等に示されるダンパが組み込まれた車両用シートを模式的に示す側面図である。 図9は、図8に示す車両用シートの正面図である。
符号の説明
10 ダンパ
20 容器
21 空間
21a、21b 小空間
40 スライド部材
60 回動部材
80 仕切部材
100 蓋
120 コイルばね
200 車両用シート
210 付勢機構
220 禁止機構
230 解除機構
240 外力受けパッド
次に、本発明の実施の形態の例を、図に示す例に基づいて更に詳細に説明する。尚、本発明はこれらの例に何ら限定されないのである。
図1から図3までを参照して本発明のダンパの一例を説明する。
図1(a)は、ダンパの一例を示す斜視図であり、(b)は、(a)のダンパを分解して各部材を示す分解図である。図2(a)は、スライド部材を示す側面図であり、(b)は、スライド部材の傾斜部を示す展開図である。図3(a)は、回動部材を示す側面図であり、(b)は、回動部材の円筒状傾斜部を示す展開図である。
ダンパ10は、図1(b)に示すように円柱状の空間21がその内部に形成された樹脂製の容器20と、空間21の内部に配置されてこの空間21を2つの小空間21a、21b(図4参照)に二分する樹脂製のスライド部材40と、2つの小空間21a、21bのうちの一方の小空間21aに配置された樹脂製の回動部材60と、空間21に充填された粘性体Vと、2つの小空間21a、21bを粘性体Vが流出入する連通路としてのオリフィス孔85が形成された樹脂製の仕切部材80と、スライド部材40を回動部材60に向けて付勢するコイルばね120と、容器20の一方の端部に形成された開口27を閉塞すると共に容器20に固定された樹脂製の蓋100とを備えている。
内部に円柱状の空間21が形成された容器20には、その他方の端部に円形の開口22が形成されている。該開口22は、環状の肩部23(図4参照)を介して拡径する円筒面部24(図4参照)と、この円筒面部24と環状肩部25を介して拡径して容器20の内周面26に連なっている。容器20の前記開口22とは反対の側の一方の端部にも広い開口27が形成されている。この開口27の外周縁には、容器20に蓋100を固定するための鍔28が形成されている。開口27の内側周縁の端面には、開口27を囲む環状の溝29(図4参照)が形成されており、この環状溝29にはゴム弾性体からなるOリング11が装着されている。実施例では、容器20の外観を円柱状とした容器で説明するが、容器20の外観形状は円柱状だけでなく、三角柱や四角柱などの角柱状のものであってもよい。
スライド部材40は、図1(b)及び図2(a)、(b)に示すように、円板状の本体41と、本体41の一方の端面42に円周方向に並んで突出した複数個(実施例では3個)の円筒状傾斜部44とを有する。円筒状傾斜部44には、端面42から円筒状傾斜部44の端部にかけて上がり傾斜の傾斜面43が形成されている。この傾斜面43の傾斜角度θ1は、実施例では、図2(b)に示すように25°の例を示している。該スライド部材40には、本体41の他方の端面45に該端面45の中央部から開口27に向かって突出した円筒ボス部46が形成されている。上記の端面45の外周縁には、その円周方向に沿って等間隔に並んで突出した複数個(実施例では3個)の湾曲板部47が形成されている。スライド部材40には、一方の端部が円筒ボス部46の端面46aに開口し、他方の端部が一方の端面42に環状段部48を介して拡径する拡径円孔49aに連続して開口する円孔49が形成されている。
スライド部材40の本体41の外周面41aには環状溝41bが形成されており、該環状溝41bには、ゴム弾性体からなるOリング12が装着されている。スライド部材40は、容器20の円筒状の空間21内に容器20の内周面26に摺接して空間21内を移動自在に配置されていると共に空間21を2つの小空間21a、21bに二分している。
回動部材60は、図1(b)及び図3(a)、(b)に示すように、円柱状の軸部61と、該軸部61と環状肩部62を介して拡径した円柱部63と、該円柱部63と環状肩部64を介して拡径し、外周面に形成された複数個(実施例では3個)の円筒状傾斜部66とを備えている。円筒状傾斜部66は、環状肩部64の近傍から円筒状傾斜部66の端部にかけて上がり傾斜の切欠き傾斜面65を備えており、傾斜面65の傾斜角度θ2は、実施例では前記スライド部材40の傾斜面43の傾斜角度θ1と同様、図3(b)に示すように25°の例を示している。
回動部材60は、軸部61を容器20の開口22に挿入し、環状肩部62を容器20の環状肩部63に摺接させ、環状肩部64を容器20の環状肩部25に摺接させると共に円筒状傾斜部66の外周面を容器20の内周面26に摺接させており、スライド部材40によって二分された一方の小空間21a内に配置されている。円柱部63の外周面とこの外周面に対応する容器20の円筒面部24の内周面との間には、ゴム弾性体からなるシールリング13が装着されている。
回動部材60の円筒状傾斜部66の切欠き傾斜面65は、スライド部材40の円筒状傾斜部46の傾斜面45に面接触して互いに噛合しており、スライド部材40は、回動部材60の反時計回り方向(図1(b)の開口22の側から見たときの反時計回り方向)の回動に伴って容器20の内周面26に沿って空間21内を移動する。
仕切部材80は、円板状の本体81と、本体81の一方の端面82から突出し複数個(実施例では3個)の脚部83と、脚部83の端部外周面に形成された係合膨出部84とを備えており、本体81の中央部には流通路としての微小径のオリフィス孔85が形成されている。また、仕切部材80は、後述するように移動可能になっている。
仕切部材80をスライド部材40に係合させるに際しては、スライド部材40の円筒ボス部46の端面46aに開口する円孔49側から脚部83を挿入すると共に、脚部83の係合膨出部84を、円孔49に連続する拡径円孔49aの内周面に摺接させる。これにより、仕切部材80は、スライド部材40の円筒ボス部46に円孔49の開口を閉塞して装着される。仕切部材80は、係合膨出部84が環状段部48に当接することにより円孔49からの抜け出しが防止されている。
容器20の開口27を塞ぐ樹脂製の蓋100は、一方の端面101に該端面101から突出した円筒ボス部102と、円筒ボス部102を囲んで円周方向に沿って等間隔に突出した複数個(実施例では3個)の湾曲板部103を備えている。
蓋100は、湾曲板部103の外周面を容器20の内周面26に嵌入させ、容器20の開口27の周縁の端面の環状溝29に装着されたOリング11を押圧してビス14などの固定手段により容器20の開口28を閉塞して容器20に一体に固定されている。容器20の内周面26に嵌入した湾曲板部103は、その端部がスライド部材40の3つの湾曲板部47の間に嵌入されており、これにより、スライド部材40と蓋100とは、湾曲板部103と湾曲板部47を介してその円周方向において係合している。
コイルばね120は、その一方の端部121をスライド部材40の円筒ボス部46の外周面と湾曲板部47の内周面とで画定される空間部に位置させるとともにスライド部材40の他方の端面45に当接させ、他端部122を蓋100の端面101に突設された円筒ボス部102と、この円筒ボス部102を囲んで一体に立設された湾曲板部103の内周面で画定される空間部に位置させるとともに蓋100の端面101に当接させて容器20内に配置されている。
容器20の空間21に充填される抵抗力発生部材としての粘性体Vは、100ないし1000cstのシリコーン油が使用されて好適である。
図4、図5、及び図6を参照してダンパ10の動作を説明する。
図4に示すように、回動部材60及びスライド部材40の双方の円筒状傾斜部66、44の各傾斜面65、43は互いに噛合している。スライド部材40はコイルばね120によって回動部材60に向けて付勢されている。この状態において、回動部材60に反時計回り方向の外力(回動力)が作用したとき、回動部材60の回動に伴ってスライド部材40は、コイルばね120の付勢力に抗して、蓋100に近づく方向に直線移動する。回動部材60に作用する外力が所定値未満(所定の回動速度範囲未満の回動力)のときは、スライド部材40は空間21内を移動し、容器20の小空間21b内に充填された粘性体Vは仕切部材80のオリフィス孔85を流動して小空間21aに流入する。この結果、オリフィス孔85において粘性体Vに絞り抵抗が発生し、この絞り抵抗によって回動部材60に作用する外力は減衰される。なお、スライド部材40の移動範囲は、最大で図5に示す位置までである。
一方、図4の状態において、回動部材60に反時計回り方向に所定の回動速度範囲以上の急激な外力(回動力)が作用したときは、回動部材60の回動に伴ってスライド部材40は、コイルばね120の付勢力に抗して空間21内を移動しようとする。しかし、小空間21b内に充填された粘性体Vには仕切部材80のオリフィス孔85において大きな絞り抵抗が発生し、回動部材60とスライド部材40とは互いに剛体連結されたようになる。この状態で、回動部材60に作用した回動力は、互いに剛体連結されたスライド部材40を回動させると共に、スライド部材40の湾曲板部47と湾曲板部103においてその円周方向に係合する蓋100を回動させ、蓋100を固定した容器20も回動する。
ダンパ10が図5に示す状態において、回動部材60に作用した外力が解除されたときは、スライド部材40の傾斜面43と回動部材60の傾斜面65は常に噛合した状態で摺動するので、図6に示すように、スライド部材40の傾斜面43は、コイルばね120の弾発力(付勢力)によって回動部材60の傾斜面65により広い面積で接触する方向に移動する。このとき、小空間21a内の粘性体Vに圧力が作用することになり、この圧力によって仕切部材80は押圧されて摺動移動し、仕切部材80の移動によって円孔49の開口を閉塞していた仕切部材80の本体81も移動して円孔49の開口を開放する。この開放された円孔49と隙間Sから粘性体Vが小空間21bに流動して小空間21a内の圧力が解放される。これによりスライド部材40が回動部材60に更に近付く方向に移動し、スライド部材40の傾斜面43が回動部材60の傾斜面63にいっそう広い面積で接触して、回動部材60を回動させて該回動部材60とスライド部材40とは当初(図4に示す状態)の位置に復元される。なお、脚部83の端部外周面に形成された係合膨出部84が環状段部48に係合するので、仕切部材80が仕切部材80の円孔49から抜け出ることはない。
上記したダンパ10においては、小空間21aと小空間21bに充填された粘性体Vは仕切部材80のオリフィス孔85を流動することにより粘性体Vに抵抗力を発生させるものであったが、このオリフィス孔85に代えて、仕切部材80の本体81の端面82が当接するスライド部材40の円筒ボス部46の端面46aに凹溝(図示せず)を形成し、小空間21aと小空間21bに充填された粘性体Vをこの凹溝を流動させるようにしてもよい。
図7を参照して、仕切部材80を弾性体(エラストマー)で作製した例を説明する。
図7(a)は、弾性変形していない仕切部材を示す断面図であり、(b)は、弾性変形した仕切部材を示す断面図である。
上述した仕切部材80は樹脂で作製されているので、オリフィス孔85における粘性体Vの流出入を妨げる抵抗によってほとんど弾性変形せずに撓みにくい。図7に示す仕切部材180は弾性体(例えばゴム)で作製されており、上記の抵抗によって弾性変形し易い。弾性体で作製された仕切部材180の場合、オリフィス孔85において粘性体Vの流出入を妨げる抵抗が発生していないときは 図7(a)に示すように変形しない。このときの、オリフィス孔85の直径をL1とする。しかし、オリフィス孔85において粘性体Vの流出入を妨げる抵抗が発生したときは図7(b)に示すように、この抵抗が大きいほど仕切部材180は大きく弾性変形する。図7(b)では、粘性体Vが小空間21bから小空間21aに流動するときの状態(図4から図5に移行するときの状態)を示しており、このときは、オリフィス孔85の最小の直径がL2(L1>L2)となる。上記の抵抗が大きいほどL2は小さくなる。従って、上記の抵抗が大きいほど(回動部材60に作用する外力の速度が速いほど)オリフィス孔85の最小の直径L2は小さくなって回動部材60は回動にしにくくなり、負荷感応型のダンパが得られる。
次に、上記ダンパ10を組み込んだ車輌用シートについて図8及び図9に基づいて説明する。
図8は、ダンパ10が組み込まれた車両用シート200を模式的に示す側面図であり、図9は、図8に示す車両用シート200の正面図である。
車両用シート200は、乗員が着座する着座部202と、乗員の背中が接触する背凭れ204と、乗員の頭部を保護するヘッドレスト206とを備えている。背凭れ204の内部には、ヘッドレスト206が車両前方に移動するように付勢する付勢機構210と、ヘッドレスト206が車両前方に移動しないように付勢機構210の付勢を禁止しておく禁止機構220と、禁止機構220の禁止状態を解除して付勢機構210を起動させる解除機構230とが組み込まれている。また、背凭れ204の下部には上記のダンパ10と、背凭れ204に作用する外力を受けてダンパ10の回動部材60を回転させる外力受けパッド240とが組み込まれている。
付勢機構210は、背凭れ204の上部で車幅方向に延びる中心軸212と、背凭れ204の上部で車高方向に延びる付勢板214とを備えている。付勢板214の上端部はヘッドレスト206に固定されている。付勢板214の車高方向中央部は、中心軸212に回動自在に固定されている。また、付勢板214のうち中心軸212よりも下の部分には、中心軸212を中心にして付勢板214を矢印P方向に回転するように付勢しているコイルばね216の一端部が引っ掛けられている。このコイルばね216の他端部は背凭れ204の後部に固定されている。なお、付勢板214のうち中心軸212よりも上の部分には、付勢板214が、図8に示す位置よりも矢印P方向とは反対方向に回転しないようにストッパ218が配置されている。このような付勢機構210によって、ヘッドレスト206は、車両前方に移動するように(図8の破線で示す位置に移動するように)常に付勢されている。しかし、車両に衝撃が作用しないときは、付勢機構210の付勢は禁止機構220によって禁止されている。
禁止機構220は、付勢板214の下端部が引っ掛かっている突起部222が形成された禁止板224と、この禁止板224を矢印Q方向に付勢しているコイルばね226とを備えている。禁止板224は着座部202にほぼ平行に延びており、コイルばね226は禁止板224よりも上方に位置している。禁止板224の後方端部に突起部222が形成されており、前方端部は、車幅方向に延びる中心軸228に回転自在に固定されている。禁止板224の後方端部よりもやや前方側には、コイルばね226の一端部が固定されている。コイルばね226の近傍には、禁止板224が、図8に示す位置よりも矢印Q方向に回転しないようにストッパ227が配置されている。
解除機構230は、ダンパ10の蓋100に接続されてこの蓋100の回動に連動するワイヤ232を備えている。
外力受けパッド240は、車両後方からの追突などに起因して発生する車両後方への外力を受けるものである。外力受けパッド240は回転軸242に固定されており、ダンパ10の回動部材60は回転軸242に連結固定されているとともに、容器20は蓋100の円筒ボス部102において固定軸(図示せず)に回動可能に支承されている。車両後方への外力が背凭れ204に作用した場合、外力受けパッド240は回転軸242を中心にして、回転軸242と共に車両後方(反時計回り方向)に回転する。
車輌用シート200の着座部202への乗員の着座で背凭れ204に、所定の回動速度範囲未満の荷重、例えば、車両の後方への乗員の通常の荷重が負荷される場合又は着座部202に着座した乗員への車両の通常の加速による背凭れ204への車両の後方への乗員の荷重の追加の場合においては、背凭れ204へのこれらの荷重は緩慢になされる。この結果、乗員の斯かる荷重を受ける外力受けパッド240は、外力受けパッド240を固定した回転軸242を中心として緩慢に回動される。この回転軸242の緩慢な回転力が回転軸242に連結されたダンパ10の回動部材60に伝達され、回動部材60は反時計回り方向に回動する。回動部材60の回動に伴って、円筒状傾斜部66、44の傾斜面65、43において互いに噛合するスライド部材40はコイルばね120の付勢力に抗して容器20の空間21内に沿って移動する。
スライド部材40は容器20の空間21内を緩やかに移動するので、容器20の小空間21b内に充填された粘性体Vは仕切部材80のオリフィス孔85を流動して小空間21aに流入するため、粘性体Vに抵抗力はほとんど発生せず、スライド部材40の湾曲板部47と湾曲板部103を介してその円周方向において係合する蓋100は回動することなく、蓋100を固定した容器20もまた回動することはない。従って、付勢板214の先端への当接、係合を解除するような禁止板224の回動を生じさせる引張力が蓋100に連結されたワイヤ232に生じなく、ヘッドレスト206の前方のP方向の回転を禁止し、ヘッドレスト206は、通常の位置に維持される。
一方、追突されることにより、着座部202に着座した乗員への大きな加速度が生じて、外力受けパッド240が、外力受けパッド240を固定した回転軸242を中心として回転したときは、回転軸242に連結固定されたダンパ10の回動部材60は急激に反時計回り方向に回動する。この回動部材60の回動により、スライド部材40はコイルばね120の付勢力に抗して容器20の空間21内を移動しようとする。しかし、容器20の空間21の小空間21b内に充填された粘性体Vでは、仕切部材80のオリフィス孔85において大きな絞り抵抗が発生し、この結果、回動部材60とスライド部材40とは互いに剛体連結されたようになる。この状態で、回動部材60に作用した回動力は、回動部材60に剛体連結されたスライド部材40を回動させるだけでなく、スライド部材40の湾曲板部47と湾曲板部103を介してその円周方向において係合する蓋100も回動させる。
この蓋100の回動によって、蓋100に連結されたワイヤ232は下方に引っ張られるとともに、ワイヤ232に連結された禁止板224が軸228を中心にして、矢印Q方向とは反対方向に回転する。この回転によって、付勢板214の下端部が引っ掛かっている突起部222が付勢板214から外れるので、付勢板214はコイルばね216の付勢力によって矢印P方向に回動し、ヘッドレスト206は乗員の頭を保持するようにP方向に回転する(破線で示す位置まで回転する)。
上記した車両用シート200では、ヘッドレスト206の前方のP方向への回転後、ヘッドレスト206を強制的にP方向と反対方向に回転させ、付勢板214の先端を禁止板224の突起部222に係合させることにより、付勢板214の先端の禁止板224への係合を復帰させることができる。
該付勢板214の禁止板224への係合が復帰されると、該禁止板224と連結されたワイヤ232は引っ張られて該ワイヤ232を連結した蓋100を回動させるとともに、該蓋100の湾曲板部103と湾曲板部47において円周方向に係合するスライド部材40はコイルばね120の付勢力によって容器20内を移動し、該スライド部材40と噛合する回動部材60を回動させ、該スライド部材40と該回動部材60とは当初(図4に示す状態)の位置に復元される。
本発明のダンパは、車両用シートのみならず、急激な衝撃が作用するおそれのある装置などにも適用できる。

Claims (10)

  1. 外力を減衰させるダンパにおいて、
    円柱状の空間がその内部に形成された容器と、
    前記空間内に配置されて前記空間を2つの小空間に二分すると共に前記円柱状の空間内を移動するスライド部材と、
    外力によって回動すると共にその回動力を前記スライド部材の移動力に変換する前記2つの小空間のうちの一方の小空間に配置された回動部材と、
    前記空間に充填された粘性体と、
    前記2つの小空間を前記粘性体が流出入するための連通路を形成する前記スライド部材に係合された仕切部材と、
    前記スライド部材を前記回動部材に向けて付勢するコイルばねと、
    前記容器の一方の端部の開口を閉塞すると共に前記スライド部材に係合して該容器に固定された蓋と、を備え
    前記スライド部材は、前記蓋に向き合う面に円周方向に沿って所定間隔離れて突設した複数の湾曲板部を備えており、
    前記蓋は、一方の面に円周方向に沿って所定間隔離れて突設した複数個の湾曲板部を具備しており、前記スライド部材の湾曲板部を前記蓋の湾曲板部間に嵌入させて前記スライド部材と前記蓋とは互いに円周方向に係合されている
    とを特徴とするダンパ。
  2. 前記仕切部材は、前記連通路となるオリフィス孔が開けられたものであることを特徴とする請求項1に記載のダンパ。
  3. 前記スライド部材は、前記連通路となる凹溝がその端面に形成された円筒状ボス部を有するものであることを特徴とする請求項1に記載のダンパ。
  4. 前記回動部材は、傾斜面が形成された円筒状傾斜部を有するものであり、
    前記スライド部材は、前記回動部材の傾斜面に噛合する傾斜面が形成された円筒状傾斜部を有するものであり、
    前記回動部材の前記傾斜面と前記スライド部材の前記傾斜面とを噛合させて前記回動部材を回動させることにより、前記スライド部材を円柱状の空間内を移動させることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載のダンパ。
  5. 着座した乗員の背中が接触する背凭れの上方に配置されて乗員の頭部を保護するヘッドレストと、該ヘッドレストが車両前方に移動するように付勢する付勢機構と、前記ヘッドレストが車両前方に移動しないように前記付勢機構の付勢を禁止しておく禁止機構とを備えた車両用シートにおいて、
    前記背凭れの内部に配置された、外力を減衰させるダンパであって、
    円柱状の空間がその内部に形成された容器と、
    前記空間内に配置されて前記空間を2つの小空間に二分すると共に前記円柱状の空間内を移動するスライド部材と、
    外力によって回動すると共にその回動力を前記スライド部材の移動力に変換する、前記2つの小空間のうちの一方の小空間に配置された回動部材と、
    前記空間に充填された粘性体と、
    前記2つの小空間を前記粘性体が流出入するための連通路を形成する、前記スライド部材に係合された仕切部材と、
    前記スライド部材を前記回動部材に向けて付勢するコイルばねと、
    前記容器の一方の端部の開口を閉塞すると共に前記スライド部材に係合して該容器に固定された蓋と、を備え、
    前記回動部材に作用する外力によって前記回動部材が所定の回動速度範囲未満の回動速度で回動したときは、該回動部材の回動に伴って前記スライド部材が前記容器の前記円柱状の空間内を移動することによって、前記空間内の粘性体に前記連通路を流動する際の絞り抵抗を発生させて該絞り抵抗によって前記外力を減衰させる一方、前記回動部材に作用する外力によって所定の回動速度範囲以上の回動速度で前記回動部材が回動したときは、前記回動部材と前記スライド部材が互いに剛体連結されることにより前記スライド部材と前記蓋を前記容器と共に回動させるダンパと、
    前記背凭れに作用する外力を受けて前記ダンパの前記回動部材を回動させる、前記背凭れの内部に配置された外力受けパッドと、
    前記禁止機構の禁止状態を解除して前記付勢機構を起動させる、前記ダンパの前記容器及び該容器に固定された蓋の回動に伴って作動する解除機構と
    を備えたことを特徴とする車両用シート。
  6. 前記仕切部材は、前記連通路となるオリフィス孔が開けられたものであることを特徴とする請求項5に記載の車両用シート。
  7. 前記スライド部材は、前記連通路となる凹溝がその端面に形成された円筒状ボス部を有するものであることを特徴とする請求項5に記載の車両用シート。
  8. 前記回動部材は、傾斜面が形成された円筒状傾斜部を有するものであり、
    前記スライド部材は、前記回動部材の傾斜面に噛合する傾斜面が形成された円筒状傾斜部を有するものであり、
    前記回動部材の前記傾斜面と前記スライド部材の前記傾斜面とを噛合させて前記回動部材を回動させることにより、前記スライド部材を円柱状の空間内を移動させることを特徴とする請求項5から7のいずれか一項に記載の車両用シート。
  9. 前記スライド部材は、前記蓋に向き合う面に円周方向に沿って所定間隔離れて突設した複数の湾曲板部を備えており、
    前記蓋は、一方の面に円周方向に沿って所定間隔離れて突設した複数個の湾曲板部を具備しており、前記スライド部材の湾曲板部を前記蓋の湾曲板部間に嵌入させて前記スライド部材と前記蓋とは互いに円周方向に係合されていることを特徴とする請求項5から8のいずれか一項に記載の車両用シート。
  10. 前記解除機構は、前記ダンパの前記回動部材が所定値以上の回動速度で回動したときにのみ作動するものであることを特徴とする請求項5から9のいずれかに一項に記載の車両用シート。
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