JP5169355B2 - 緩衝材設計支援プログラム及び緩衝材設計支援装置 - Google Patents

緩衝材設計支援プログラム及び緩衝材設計支援装置 Download PDF

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本発明は、緩衝材設計支援プログラム及び緩衝材設計支援装置に関し、特に梱包物に対する緩衝材の設計を支援する緩衝材設計支援プログラム及び緩衝材設計支援装置に関する。
物品を段ボール箱に梱包する際には、運搬中に物品が箱内で揺れて破損しないように物品を箱内に固定するための緩衝材が用いられる。斯かる緩衝材は、物品の製造業者等からの発注により段ボール箱メーカによって作成される。緩衝材の発注の際には、梱包の対象とされる物品の形状を特定するための情報が段ボールメーカに提供される必要がある。従来、物品の形状情報としては、二次元の図面用いられるのが一般的であった。
"梱包物を使った緩衝材の設計"、[online]、[平成20年2月27日検索]、<http://www.nsksystem.co.jp/product/artios_ver7/advanced_structuredesign.htm >
しかしながら、一般的に物品の製造業者は、3次元CADシステムによって物品の設計を行っている。したがって、物品の製造業者側から見れば、3次元のCADデータを用いて段ボールメーカとやり取りすることができれば非常に便利である。
従来、二次元図面が用いられていた背景として、段ボール箱メーカには3次元CADシステムが普及していないという実情が挙げられる。但し、当該実情の裏側には3次元CADシステムを導入したとしても、その操作の複雑さゆえ、適切な緩衝材の形状の設計は3次元CADシステムでは困難であると考えられていたのが一因であると解される。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであって、梱包物の3次元データを利用した緩衝材の設計を適切に支援することのできる緩衝材設計支援プログラム及び緩衝材設計支援装置の提供を目的とする。
そこで上記課題を解決するため、緩衝材設計支援プログラムは、コンピュータに、梱包物の3次元CADデータである梱包物データの梱包箱に対する相対的な位置関係と前記梱包箱のサイズ情報とに基づいて、板状又はブロック状の緩衝材の3次元CADデータである緩衝材データを生成する緩衝材データ生成手順と、前記位置関係を示す情報に基づいて、前記梱包箱に対する収納方向における前記梱包物データのシルエットラインを導出するシルエットライン導出手順と、前記シルエットラインに基づいて、前記緩衝材データを前記収納方向に分割する緩衝材データ分割手順とを実行させる。
このような緩衝材設計支援プログラムでは、梱包物の3次元データを利用した緩衝材の設計を適切に支援することができる。
本発明によれば、梱包物の3次元データを利用した緩衝材の設計を適切に支援することのできる緩衝材設計支援プログラム及び緩衝材設計支援装置を提供することができる。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を説明する。図1は、本発明の実施の形態における緩衝材設計装置の機能構成例を示す図である。同図において、緩衝材設計装置10は、CADシステム部11及び緩衝材設計部12等を有する。
CADシステム部11は、一般的な3次元CADプログラムによって実現される。したがって、一般的な3次元CADプログラムが備える機能を有する。緩衝材設計部12は、段ボール箱等の梱包箱に用いられる緩衝材の設計支援のための処理を実行する。すなわち、緩衝材設計部12は、梱包対象の物品(梱包物)の3次元CADデータである梱包物データ50を入力情報とし、必要に応じてCADシステム部11を用いつつ、設計対象である緩衝材の3次元CADデータである緩衝材データ60を生成する。なお、本実施の形態では梱包箱は直方体の段ボール箱等であり、緩衝材は板状又はブロック状の段ボール又は発泡スチロール等を想定する。
緩衝材設計部12は、梱包物データ読込部121、梱包物配置部122、梱包箱生成部123、緩衝材配置部124、シルエットライン導出部125、型抜き処理部126、対向面補整部127、曲線部補整部128、梱包箱サイズテーブル131、緩衝材テーブル132、及びパラメータテーブ133等を有する。各部の機能については、その処理手順の説明において明確にする。
図2は、本発明の実施の形態における緩衝材設計装置のハードウェア構成例を示す図である。図2の緩衝材設計装置10は、それぞれバスBで相互に接続されているドライブ装置100と、補助記憶装置102と、メモリ装置103と、CPU104と、インタフェース装置105と、表示装置106と、入力装置107とを有するように構成される。
緩衝材設計装置10での処理を実現するプログラムは、CD−ROM等の記録媒体101によって提供される。プログラムを記録した記録媒体101がドライブ装置100にセットされると、プログラムが記録媒体101からドライブ装置100を介して補助記憶装置102にインストールされる。補助記憶装置102は、インストールされたプログラムを格納すると共に、必要なファイルやデータ等(例えば、梱包箱サイズテーブル131、緩衝材テーブル132、及びパラメータテーブル133等)を格納する。
メモリ装置103は、プログラムの起動指示があった場合に、補助記憶装置102からプログラムを読み出して格納する。CPU104は、メモリ装置103に格納されたプログラムに従って緩衝材設計装置10に係る機能を実現する。インタフェース装置105は、ネットワークに接続するためのインタフェースとして用いられる。表示装置106はプログラムによるGUI(Graphical User Interface)等を表示する。入力装置107はキーボード及びマウス等で構成され、様々な操作指示を入力させるために用いられる。
なお、プログラムのインストールは必ずしも記録媒体101より行う必要はなく、ネットワークを介して他のコンピュータよりダウンロードするようにしてもよい。
以下、緩衝材設計装置10の処理手順について説明する。図3及び図4は、緩衝材設計装置による処理手順を説明するためのフローチャートである。
ステップS101において、CADシステム部11は、緩衝材設計装置10のメモリ装置103内には仮想的な3次元空間(3次元座標系)を形成し、当該3次元空間を表現するCAD画面を表示装置106に表示させる。
図5は、CAD画面の表示例を示す図である。同図には、X軸、Y軸、及びZ軸からなる3次元座標系が示されている。なお、当該3次元座標系の各座標軸は、緩衝材設計部12に対して絶対的な意味を有する。具体的には、X軸及びY軸は、直方体である梱包箱の各側面の方向を決定する座標軸として扱われる。また、XY平面は、梱包箱の底面を形成するための平面として扱われる。また、Z軸は、梱包箱に対する梱包物の収納方向(取り出し方向でもある。)として扱われる。すなわち、梱包物は、Z軸方向に出し入れされる。以下、便宜上、X軸方向を(梱包箱の)幅方向、Y軸方向を(梱包箱の)奥行き方向、Z軸方向を(梱包箱の)高さ方向ともいう。
なお、座標軸の意味については、予め定められていなくてもよい。例えば、操作者に設定させてもよい。
続いて、梱包物データ読込部121は、梱包物データ50を取得し、メモリ装置103に読み込む(S102)。梱包物データ50は、補助記憶装置102に保存されているファイルより取得されてもよいし、ネットワークを介して取得されてもよい。また、既に生成されているものではなく、例えば、ステップS101の状態において、ユーザによる操作指示に応じてCADシステム部101が生成してもよい。
続いて、梱包物配置部122は、梱包物データ50を3次元空間上に配置する(S103)。具体的には、梱包物配置部122は、3次元座標系における各座標軸の絶対的な意味(すなわち、梱包箱との相対的な位置関係)を考慮して、梱包物データ50の配置位置の座標値を決定する。梱包物配置部122は、3次元空間に配置された梱包物データ50を、CADシステム部11を用いてCAD画面に表示させる。図6に、梱包物データが配置されたCAD画面の表示例を示す。
続いて、梱包物配置部122は、梱包物データ50の重心位置(の座標値)、梱包物データ50に係る梱包物の重量を算出する(S104)。梱包物データ50がソリッドモデルであれば、梱包物データ50に対して梱包物の比重を与えることにより、当該重心及び重量を算出可能である。当該比重を示す値は、操作者に入力させてもよいし、予め、梱包物データ50に関連付けられていてもよい(例えば、属性値として梱包物データ50に含まれていてもよい。)。
続いて、梱包箱生成部123は、梱包物データ50の外形サイズ(外側のサイズ)に基づいて、梱包物データ50を当該配置位置において梱包可能な梱包箱に係る梱包箱データ70を生成し、3次元空間上に配置する(S105)。
図7は、梱包箱データが配置されたCAD画面の表示例を示す図である。同図に示されるように、本実施の形態において、梱包箱データ70は、梱包箱の内形に係る各平面によって構成される。
なお、梱包箱生成部123は、梱包箱サイズテーブル131に登録されている情報に基づいて梱包物データ50を梱包可能な梱包箱を判定する。図8は、梱包箱テーブルの構成例を示す図である。同図に示されるように、梱包箱テーブル131には、梱包箱ごとにその内形サイズ(内側の幅、奥行き、高さ)が登録されている。
なお、梱包箱データ70の配置位置(すなわち、梱包物に対する梱包箱の相対的位置)は、予め決められた規則に基づいて決定されてもよいし、操作者に設定させてもよい。前者の場合、例えば、梱包箱データ70の底面の対角線の交点が当該3次元座標系の原点に一致するように配置するといった規則等である。この場合(梱包箱データ70の配置位置が予め決められた規則に基づいて決定される場合)、梱包箱生成部123は、梱包箱データ70の内形サイズだけでなく梱包箱データ70の配置位置をも考慮して、梱包可能な梱包箱を判断する。梱包箱データ70の配置位置が決められている場合は、梱包物データ50の配置位置に応じて梱包の可否が異なるからである。
また、梱包箱データ70は、予め生成され、補助記憶装置102に保存されているものを用いてもよい。また、梱包箱のサイズを自由に選択可能な場合は、梱包箱データ70を操作者に作成させてもよい。
なお、ステップS103及びS105によって梱包物データ50と梱包箱データ70との相対的な位置関係が設定又は決定される。
続いて、緩衝材配置部124は、緩衝材データ60を当該3次元空間に配置するための処理を実行する。まず、緩衝材配置部124は、必要となる緩衝材の個数(枚数)を判定する(S106)。当該個数は、例えば、次の式に基づいて算出される。
緩衝材の個数(N)=梱包物の重量÷緩衝材の強度 ・・・(1)
ここで、緩衝材の強度(耐久重量)は、緩衝材テーブル132に登録されている。図9は、緩衝材テーブルの構成例を示す図である。同図に示されるように、緩衝材テーブル132には、各種の緩衝材について品番、種類、厚み、及び強度等が登録されている。したがって、緩衝材配置部124は、利用する緩衝材の強度を緩衝材テーブル132より取得し、当該強度と、梱包物配置部122によって算出されている梱包物の重量とに基づいて緩衝材の個数を算出する。なお、利用する緩衝材は、操作者に選択させてもよいし、梱包物データ50又は梱包箱データ70に基づいて、緩衝材配置部124が自動的に判断してもよい。自動的に判断する場合、予め、梱包物又は梱包箱と緩衝材との対応関係が登録されたテーブル等に基づいて当該判断を行えばよい。なお、以下、緩衝材の個数(N)を、単に、「個数(N)」という。
続いて、緩衝材配置部124は、個数(N)が偶数であるか奇数であるかに応じて、緩衝材データ60の配置位置を決定する。本実施の形態では、各緩衝材は、梱包物データ50の長手方向に対して略直行する梱包箱データ70の側面に対して各緩衝材の面が平行となるように(本実施の形態では、XZ平面に平行となるように)に配列されるという規則に基づいて、各緩衝材データ60の配置位置が決定される例について説明する。なお、緩衝材配置部124、X軸方向における梱包物データ50の全長(最大長さ)とY軸方向における梱包物データ50の全長(最大長さ)に基づいて、梱包物データ50の長手方向(すなわち、前記全長が大きい方向)を判定する。但し、緩衝材の配列方向は、必ずしも長手方向でなくてもよく、操作者に選択させるようにしてもよい。
個数(N)が奇数の場合(S108でNO)、緩衝材配置部124は、長手方向において、梱包物データ70の一端から梱包物データ70の重心位置(G)までの距離(L1)(L1=長手方向の全長−重心位置)と、他端から重心位置までの距離(L2)(L2=長手方向の全長−L1)とに基づいて、重心位置に1つの緩衝材が配置され、L1及びL2のそれぞれの間において等間隔に緩衝材が配置されるように、各緩衝材データ60の配置位置(本実施の形態ではY座標値)を決定する(S109)。すなわち、L1及びL2のそれぞれにおいて各緩衝材データ60間の間隔は次の式によって算出される。
L1における間隔(l1)=L1÷{(個数(N)−1)÷2+1}
L2における間隔(l2)=L2÷{(個数(N)−1)÷2+1}
なお、図10は、緩衝材の個数が奇数の場合の緩衝材データの配置位置の例を示す図である。同図では、重心位置Gに緩衝材データ60−3が配置され、重心位置を境として、L1側にl1間隔で緩衝材データ60−1及び2が、L2側にl2間隔で緩衝材データ60−4及び5が配置された例が示されている。
一方、個数(N)が偶数の場合(S108でYES)、緩衝材配置部124は、重心位置には緩衝材は配置しない。但し、L1側及びL2側の双方において、それぞれ重心位置に最も近くに配置される第一の緩衝材と重心位置との間隔(距離)が、当該第一の緩衝材と他の緩衝材(重心位置を基準として第一の緩衝材より遠くに配置される緩衝材)との間隔(距離)よりも小さくなるように各緩衝材データ60の配置位置(本実施の形態ではY座標値)を決定する(S110)。より具体的には、L1側及びL2側の双方において、重心からの1枚目の緩衝材までの距離が、以降の距離の半分となるように各緩衝材データ60の配置位置を決定する。すなわち、L1及びL2のそれぞれにおいて各緩衝材データ60間の間隔は次の式によって算出される。
L1における重心位置から1枚目までの間隔(l1)=L1÷{個数(N)+1}
L1における1枚目以降の間隔(l1)=l1×2
L2における重心位置から1枚目までの間隔(l2)=L2÷{個数(N)+1}
L2における1枚目以降の間隔(l2)=l2×2
なお、図11は、緩衝材の個数が偶数の場合の緩衝材データの配置位置の例を示す図である。同図では、L1側において、重心位置Gとの距離がl1である位置に1つの緩衝材データ60―12が配置され、それ以降はl1間隔で緩衝材データ60−11が配置されている。また、L2側において、重心位置Gとの距離がl2である位置に1つの緩衝材データ60―13が配置され、それ以降はl2間隔で緩衝材データ60−14が配置されている。
なお、上記のような配置方法によれば、緩衝材の個数が奇数及び偶数のいずれの場合であっても、重心付近に緩衝材を集中させることができる。したがって、緩衝材による梱包物の支持状態を安定させることができる。
図12は、緩衝材データの配置位置を示すCAD画面の表示例を示す図である。同図は、緩衝材の個数が偶数の場合(図11)に対応している。なお、同図は、3次元空間をXY平面上に表示させた例である。
続いて、緩衝材配置部124は、決定された配置位置に基づいて、緩衝材データ60を生成し、CAD画面に表示させる(図4:S111)。具体的には、それぞれの配置位置において、予め定められた配置形態に従った状態で、梱包物を支持可能なように緩衝材データ60が生成される。本実施の形態では、各緩衝材は、梱包物の長手方向に対して直交する面に平行となるような配置形態を例とする。すなわち、緩衝材配置部124は、梱包物データ50の長手方向に対して直行する梱包箱データ70の側面に対して平行となる(本実施の形態では、XZ平面に平行となる)側面を有する直方体を緩衝材データ60として生成する。また、緩衝材配置部124は、梱包物を支持可能なように、緩衝材データ60において梱包箱データ70の側面に対向する4つの側面が、梱包箱データ70に接するように(すなわち、当該直方体の幅(X軸方向の距離)及び高さ(Z軸方向の距離)が、梱包箱データ70(すなわち、梱包箱の内側のサイズ)に一致するように)緩衝材データ60を生成する。
なお、緩衝材データ60の厚さ(Y軸方向における厚さ)は、緩衝材テーブル132における「厚さ」の値に基づいて決定される。
図13は、緩衝材データが配置されたCAD画面の表示例を示す図である。同図では、緩衝材データ60−11〜14が生成された例が示されている。なお、この段階では、梱包物データ50の存在は考慮されていない。すなわち、緩衝材データ60は、梱包物データ50と干渉する部分についても生成される。
なお、緩衝材の配置形態は、必ずしも梱包箱の側面に対して平行でなくてもよい。また、緩衝材同士も平行でなくてもよい。例えば、上から見て(収納方向から見て)、ジグザグを形成するように緩衝材が配置されてもよい。
続いて、シルエットライン導出部125は、梱包物データ60について、梱包物の収納方向(本実施の形態ではX軸方向)におけるシルエットライン(最外形を示すライン)を導出する(S112)。ここで、シルエットラインとは、概念的には、3次元の物体について、或る方向から光を照射した場合に、平面に投影される影の外縁である。
図14は、本実施の形態の梱包物データにおけるシルエットラインを示す図である。同図において51によって示される線が、梱包物データ50のシルエットラインである。同図において、大きく示されている梱包物データ50は、収納方向から見た図である。
なお、シルエットラインは、梱包物の形状に応じて、梱包物データ50の左右においてそのZ座標値(収納方向における位置)は異なりうる。
図15は、梱包物の左右においてシルエットラインの位置が異なる例を示す図である。同図のような断面形状を有する梱包物50aの場合、図中において右のシルエットライン51rの方が左のシルエットライン51lよりも高い位置にある。なお、図中、白抜きの矢印は、梱包物の収納方向を示す。
続いて、シルエットライン導出部112は、シルエットライン51を梱包物データ50の外側(すなわち、梱包材データ50が存在しない部分)であって、かつ、緩衝材データ60の幅方向(本実施の形態において当該方向は、X軸方向でもあり梱包物データ50の長手方向に直行する方向でもある。)に、XY平面(梱包物データ50の底面)に対して水平移動(平行移動)させることにより形成される面(以下、「シルエットライン面」という。)を生成する(S113)。
図16は、本実施の形態におけるシルエットライン面を示す図である。本実施の形態では、シルエットライン51のZ座標値は一定である。したがって、生成されるシルエットライン面80は平面となる。但し、梱包物の形状に応じて、シルエットライン面80は複雑な曲面にもなり得る。図中、右下の小さな矩形には、緩衝材データ60及び梱包箱データ70も合わせて表示した例が示されている。
続いて、シルエットライン導出部125は、シルエットライン面80によって各緩衝材データ60を分割(切断)することにより、分割された双方の緩衝材データ60について当該分割部分に係る面(分割面)を生成する(S114)。厳密には、各緩衝材データ60について、少なくともシルエットライン面80と交わる部分について分割が行われればよい(すなわち、梱包物データ50と干渉する部分は分割対象から除外されてもよい。)。
続いて、型抜き処理部126は、各緩衝材データ60より梱包物データ50を引き算する(ブーリアン演算)することにより(すなわち、干渉する部分を除去することにより)、各緩衝材データ60に対して梱包物データ50に対向する面を生成する(S115)。なお、当該ブーリアン演算は、シルエットライン面80による分割又は切断の前に行われてもよい。いずれの場合であっても、当該ブーリアン演算とシルエットライン面80による分割又は切断とにより、各緩衝材データ50は、上下(収納方向に)に2分割される。
図17は、緩衝材データが2分割された状態を示す図である。同図では、緩衝材データ60−11〜14のそれぞれが上下に2分割されることにより、60−11a〜14a及び60−11b〜14bの8個の緩衝材データ60が生成されている。なお、以下において、各緩衝材データ60について、シルエットライン面80によって分割されることにより形成された面を分割面といい、ブーリアン演算によって形成された面を対向面という。
なお、緩衝材データ60を、シルエットライン面80によって分割することにより、梱包物を収納し易く、また、梱包物を取り出し易い緩衝材の形状を導出することができる。
例えば、図18は、シルエットラインに基づいて緩衝材を分割することによる効果を説明するための図である。同図では、図15に示される梱包物50aが示されている。ここで、緩衝材60a及び60bは、シルエットラインにおいては切断されていない。この場合、緩衝材60aについて、61で示される部分を切断しないと、梱包物をスムーズに収納し、取り出すことはできない。一方、図15に示されるシルエットラインに基づいて緩衝材を切断すれば、そのような事態を回避することができる。
続いて、型抜き処理部126は、対となる緩衝材データ60について、互いに対向する分割面の少なくともいずれか一方を後退させる(対向する分割面と逆方向に新たな分割面を形成する)(S116)。これにより、互いに対向する分割面の間には隙間が形成される。
図19は、対向する分割面の間に隙間が形成された状態を示す図である。なお、型抜き処理部126は、当該隙間の距離をパラメータテーブル133に基づいて判断する。
図20は、パラメータテーブルの構成例を示す図である。同図のパラメータテーブル133には、梱包物とされる部品ごとに、部品名、部品番号、型抜き距離、及び曲線部処理の要否が登録されている。ここで、型抜き距離が分割面間の隙間を規定するパラメータである。したがって、型抜き処理部126は、梱包物データ50に係る部品に対して登録されている型抜き距離に基づいて、分割面を後退させる距離を判定する。なお、梱包物データ50がいずれの部品に対応するかについては、その部品番号等が属性値として梱包物データ50に含まれていてもよいし、操作者に部品番号等を入力させるようにしてもよい。
なお、分割面を後退させるのは、緩衝材としての機能を維持可能な範囲で緩衝材の消費量を低減させるためのである。
以上により、緩衝材データ50の生成が完成する。図21は、完成した緩衝材データの例を示す図である。同図では、緩衝材データ60−11a〜14a及び緩衝材データ60−11b〜14bの8個の緩衝材データ60が生成された例が示されている。
続いて、緩衝材の製造コストの低減させたい場合に有効な処理手順について説明する。図22は、緩衝材の製造コストを低減させるための処理手順を説明するためのフローチャートである。同図の処理は、図4の処理の後に実行される。
ステップS201において対向面補整部127は、緩衝材データ60の対向面(ブーリアン演算によって形成された面)が、奥行き方向(すなわち、緩衝材データ60の厚さ方向。本実施の形態ではY軸方向。)に対して傾斜(湾曲している(曲線的な)傾斜も含む。)を有していないかを判定する。斯かる傾斜を有している状態としては、対向面において厚さ方向に平行でない(本実施の形態では直交するする)2辺(以下、「カットライン」という。)のZ軸方向の位置が異なっている状態(以下、「状態1」という。)、又は2本のカットラインの位置が同じであっても、対向面が厚さ方向に対して凹凸を有している状態(以下、「状態2」という。)等が該当する。
図23は、対向面が傾斜を有している例を示す図である。同図において(B)は、(A)において緩衝材データ60−12bを矢印の方向から見た矢視図を示す。ここで、カットラインC1は手前側のカットラインであり、カットラインC2は奥側のカットラインである。この状態は、上記でいうところの状態1に相当する。
続いて、対向面補整部127は、対向面(ひいては、カットライン)をどのように補整するかを判定する(S202)。例えば、2本のカットラインのうち、いずれか一方のカットラインに基づいて対向面を補整する場合、対向面補整部127は、当該カットラインを、緩衝材データ60に対する梱包物データ50の配置方向(本実施の形態では梱包物データ50の長手方向)に、XY平面に対して水平移動(平行移動)させることにより形成される面に対向面を補整する(S203)。なお、この場合、梱包物に対する緩衝材の干渉の回避という観点より、2本のカットラインのうち、Z軸方向の位置が常に(緩衝材データ60の幅方向全域において)低い方を選択するとよい。但し、緩衝材の変形を見込める場合は、2本のカットラインのうち、Z軸方向の位置が常に高い方を選択してもよい。
一方、2本のカットラインの間の任意のライン基づいて対向面を補整する場合、対向面補整部127は、当該ラインを、緩衝材データ60に対する梱包物データ50の配置方向(本実施の形態では梱包物データ50の長手方向)に、XY平面に対して水平移動(平行移動)させることにより形成される面に対向面を補整する(S204)。なお、当該ラインは、2本のカットラインの間においてZ座標値が常に(緩衝材データ60の幅方向全域において)最低となるものを採用するとよい。そうすることにより、梱包物と緩衝材との緩衝を避けることができる。
なお、ステップS203又はS204のいずれを実行するかについては、操作者に選択させてもよいし、自動的にいずれかを実行するようにしてもよい。
図24は、対向面が補整された状態を示す図である。同図において、面62は、カットライン又は2本のカットラインの間のラインに基づいて形成された面である。当該面によって対向面を補整することにより、対向面の厚さ方向における傾斜又は湾曲が除去され、緩衝材の加工を簡略化することができる。
なお、対向面と同様の補整を分割面(シルエットライン面によって形成された面)に対して行ってもよい。
続いて、曲線部補整部128は、カットラインの曲線部分の補整の要否をパラメータテーブル133の「曲線部処理の要否」の値に基づいて判定する(S205)。当該値が「要」である場合(S205でYES)、曲線部補整部128は、3点支点を基本とし、各緩衝材データ60のカットラインを直線(線分)の組み合わせに補整し、補整されたカットラインに基づいて各緩衝材データ60の対向面を補整する(S206)。
図25は、カットラインの補整処理を説明するための図である。同図において、(A)は補整前を、(B)は補整後を示す。(A)では、緩衝材データ60のカットラインが曲線(円弧)であるのが分かる。一方、(B)では、緩衝材データ60のカットラインが、前記曲線に接する線分を接続することのよって構成されていることが分かる。
このようなカットラインの補整処理の処理手順の一例について説明する。図26は、カットラインの補整処理の処理手順の一例を説明するためのフローチャートである。また、図27は、カットラインの補整処理の処理手順を説明するための補助図である。図26における各ステップの説明に用いられる参照番号は、図27に示されるものである。
ステップS301において、曲線部補整部128は、梱包物データ50の断面(緩衝材データ60のカットラインが位置するY座標上における緩衝材データ60の高さ及び幅方向の平面上(本実施の形態ではXZ平面上)における断面)の中心又は重心からの垂線81と緩衝材データ60のカットラインとの交点を求める。
続いて、曲線部補整部128は、前記交点におけるカットラインとの接線(ここでは水平線82)を求める(S302)。続いて、曲線部補整部128は、前記交点とカットラインの両端点とを結ぶ2本の線分83a及び83bを求める(S303)。続いて、曲線部補整部128は、線分83a及び83bのそれぞれの中点と、梱包物データ50の断面の中心又は重心とを結ぶ2本の直線84a及び84bを求める(S304)。続いて、曲線部補整部128は、直線84a及び84bのそれぞれと、カットラインとの交点における接線85a及び85bを求める(S305)。続いて、曲線部補整部128は、水平線82、接線85a、及び接線85bによって形成される折れ線(連続した線分)を新たなカットラインとする(S306)。続いて、曲線部補整部128は、新たなカットラインに基づいて、対向面を生成しなおす(S307)。これにより、当該対向面は、平面の組み合わせによって形成される。したがって、緩衝材の加工を容易化することができ、その製造コストを低減させることができる。
なお、複雑な形状の場合は、垂線81は考慮せずに、カットラインに接する水平線を上記における水平線82とすればよい。そして、カットラインと水平線82との接点とカットラインの両端点とを結ぶ線分を線分83a及び83bとすればよい。
また、カットラインの補整は、必ずしも3点支点に限られない。4点以上において梱包物と接するように補整してもよい。
上述したように、本実施の形態における緩衝材設計装置10によれば、梱包対象の物品の3次元データを用いた緩衝材の設計を簡便化することができる。
なお、緩衝材配置部124による緩衝材データ60の配置位置の決定方法、シルエットライン導出部125によるシルエットラインの導出等、対向面補整部127による補整機能、及び曲線部補整部128による補整機能は、それぞれ独立度が高い。したがって、各機能は他の機能の存否とは関係なく実装可能であり、その効果を奏する。
以上、本発明の実施例について詳述したが、本発明は斯かる特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
以上の説明に関し、更に以下の項を開示する。
(付記1)
コンピュータに、
梱包物の3次元CADデータである梱包物データの梱包箱に対する相対的な位置関係と前記梱包箱のサイズ情報とに基づいて、板状又はブロック状の緩衝材の3次元CADデータである緩衝材データを生成する緩衝材データ生成手順と、
前記位置関係を示す情報に基づいて、前記梱包箱に対する収納方向における前記梱包物データのシルエットラインを導出するシルエットライン導出手順と、
前記シルエットラインに基づいて、前記緩衝材データを前記収納方向に分割する緩衝材データ分割手順とを実行させるための緩衝材設計支援プログラム。
(付記2)
前記緩衝材データより前記梱包物データと干渉する部分を除去する干渉部分除去手順と、
前記干渉する部分が除去されることにより前記緩衝材データに形成される、前記梱包物データに対向する対向面が前記緩衝材データの厚さ方向に対して傾斜を有するか否かを判定する傾斜判定手順と、
前記対向面が前記傾斜を有する場合に前記傾斜を除去する第一の補整手順とを有する付記1記載の緩衝材設計支援プログラム。
(付記3)
前記緩衝材データにおける前記対向面の辺が曲線を含む場合に、前記曲線を当該曲線に接する複数の線分に補整する第二の補整手順を有する付記2記載の緩衝材設計支援プログラム。
(付記4)
前記梱包物の重量と前記緩衝材の強度とに基づいて、前記緩衝材の個数を算出する個数算出手順を有し、
前記緩衝材データ生成手段は、前記個数分の前記緩衝材データを生成する付記1乃至3いずれか一項記載の緩衝材設計支援プログラム。
(付記5)
前記梱包物データの重心位置を算出する重心位置算出手順と、
前記個数が奇数の場合に、少なくとも一つの前記緩衝材データが前記重心位置に配置されるように前記各緩衝材データの配置位置を決定する配置位置決定手順とを有する付記4記載の緩衝材設計支援プログラム。
(付記6)
前記配置位置決定手順は、前記個数が偶数の場合は、前記重心位置に最も近い位置に配置される前記緩衝材データと前記重心位置との間隔が該緩衝材データと他の前記緩衝材データとの間隔より小さくなるように前記各緩衝材データの配置位置を決定する付記5記載の緩衝材設計支援プログラム。
(付記7)
梱包物の3次元CADデータである梱包物データの梱包箱に対する相対的な位置関係と前記梱包箱のサイズ情報とに基づいて、板状又はブロック状の緩衝材の3次元CADデータである緩衝材データを生成する緩衝材データ生成手段と、
前記位置関係を示す情報に基づいて、前記梱包箱に対する収納方向における前記梱包物データのシルエットラインを導出するシルエットライン導出手段と、
前記シルエットラインに基づいて、前記緩衝材データを前記収納方向に分割する緩衝材データ分割手段とを有する緩衝材設計支援装置。
(付記8)
前記緩衝材データより前記梱包物データと干渉する部分を除去する干渉部分除去手段と、
前記干渉する部分が除去されることにより前記緩衝材データに形成される、前記梱包物データに対向する対向面が前記緩衝材データの厚さ方向に対して傾斜を有するか否かを判定する傾斜判定手段と、
前記対向面が前記傾斜を有する場合に前記傾斜を除去する第一の補整手段とを有する付記7記載の緩衝材設計支援装置。
(付記9)
前記緩衝材データにおける前記対向面の辺が曲線を含む場合に、前記曲線を当該曲線に接する複数の線分に補整する第二の補整手段を有する付記8記載の緩衝材設計支援装置。
(付記10)
前記梱包物の重量と前記緩衝材の強度とに基づいて、前記緩衝材の個数を算出する個数算出手段を有し、
前記緩衝材データ生成手段は、前記個数分の前記緩衝材データを生成する付記7乃至9いずれか一項記載の緩衝材設計支援装置。
(付記11)
前記梱包物データの重心位置を算出する重心位置算出手段と、
前記個数が奇数の場合に、少なくとも一つの前記緩衝材データが前記重心位置に配置されるように前記各緩衝材データの配置位置を決定する配置位置決定手段とを有する付記10記載の緩衝材設計支援装置。
(付記12)
前記配置位置決定手段は、前記個数が偶数の場合は、前記重心位置に最も近い位置に配置される前記緩衝材データと前記重心位置との間隔が該緩衝材データと他の前記緩衝材データとの間隔より小さくなるように前記各緩衝材データの配置位置を決定する付記11記載の緩衝材設計支援装置。
(付記13)
コンピュータが実行する緩衝材設計支援方法であって、
梱包物の3次元CADデータである梱包物データの梱包箱に対する相対的な位置関係と前記梱包箱のサイズ情報とに基づいて、板状又はブロック状の緩衝材の3次元CADデータである緩衝材データを生成する緩衝材データ生成手順と、
前記位置関係を示す情報に基づいて、前記梱包箱に対する収納方向における前記梱包物データのシルエットラインを導出するシルエットライン導出手順と、
前記シルエットラインに基づいて、前記緩衝材データを前記収納方向に分割する緩衝材データ分割手順とを有する緩衝材設計支援方法。
(付記14)
前記緩衝材データより前記梱包物データと干渉する部分を除去する干渉部分除去手順と、
前記干渉する部分が除去されることにより前記緩衝材データに形成される、前記梱包物データに対向する対向面が前記緩衝材データの厚さ方向に対して傾斜を有するか否かを判定する傾斜判定手順と、
前記対向面が前記傾斜を有する場合に前記傾斜を除去する第一の補整手順とを有する付記13記載の緩衝材設計支援方法。
(付記15)
前記緩衝材データにおける前記対向面の辺が曲線を含む場合に、前記曲線を当該曲線に接する複数の線分に補整する第二の補整手順を有する付記14記載の緩衝材設計支援方法。
(付記16)
前記梱包物の重量と前記緩衝材の強度とに基づいて、前記緩衝材の個数を算出する個数算出手順を有し、
前記緩衝材データ生成手段は、前記個数分の前記緩衝材データを生成する付記13乃至15いずれか一項記載の緩衝材設計支援方法。
(付記17)
前記梱包物データの重心位置を算出する重心位置算出手順と、
前記個数が奇数の場合に、少なくとも一つの前記緩衝材データが前記重心位置に配置されるように前記各緩衝材データの配置位置を決定する配置位置決定手順とを有する付記16記載の緩衝材設計支援方法。
(付記18)
前記配置位置決定手順は、前記個数が偶数の場合は、前記重心位置に最も近い位置に配置される前記緩衝材データと前記重心位置との間隔が該緩衝材データと他の前記緩衝材データとの間隔より小さくなるように前記各緩衝材データの配置位置を決定する付記17記載の緩衝材設計支援方法。
本発明の実施の形態における緩衝材設計装置の機能構成例を示す図である。 本発明の実施の形態における緩衝材設計装置のハードウェア構成例を示す図である。 緩衝材設計装置による処理手順を説明するためのフローチャートである。 緩衝材設計装置による処理手順を説明するためのフローチャートである。 CAD画面の表示例を示す図である。 梱包物データが配置されたCAD画面の表示例を示す図である。 梱包箱データが配置されたCAD画面の表示例を示す図である。 梱包箱テーブルの構成例を示す図である。 緩衝材テーブルの構成例を示す図である。 緩衝材の個数が奇数の場合の緩衝材データの配置位置の例を示す図である。 緩衝材の個数が偶数の場合の緩衝材データの配置位置の例を示す図である。 緩衝材データの配置位置を示すCAD画面の表示例を示す図である。 緩衝材データが配置されたCAD画面の表示例を示す図である。 本実施の形態の梱包物データにおけるシルエットラインを示す図である。 梱包物の左右においてシルエットラインの位置が異なる例を示す図である。 本実施の形態におけるシルエットライン面を示す図である。 緩衝材データが2分割された状態を示す図である。 シルエットラインに基づいて緩衝材を切断することによる効果を説明するための図である。 対向する分割面の間に隙間が形成された状態を示す図である。 パラメータテーブルの構成例を示す図である。 完成した緩衝材データの例を示す図である。 緩衝材の製造コストを低減させるための処理手順を説明するためのフローチャートである。 対向面が傾斜を有している例を示す図である。 対向面が補整された状態を示す図である。 カットラインの補整処理を説明するための図である。 カットラインの補整処理の処理手順の一例を説明するためのフローチャートである。 カットラインの補整処理の処理手順を説明するための補助図である。
符号の説明
10 緩衝材設計装置
11 CADシステム部
12 緩衝材設計部
50 梱包物データ
60 緩衝材データ
70 梱包箱データ
100 ドライブ装置
101 記録媒体
102 補助記憶装置
103 メモリ装置
104 CPU
105 インタフェース装置
106 表示装置
107 入力装置
121 梱包物データ読込部
122 梱包物配置部
123 梱包箱生成部
124 緩衝材配置部
125 シルエットライン導出部
126 型抜き処理部
127 対向面補整部
128 曲線部補整部
131 梱包箱サイズテーブル
132 緩衝材テーブル
133 パラメータテーブ
B バス

Claims (5)

  1. コンピュータに、
    梱包物の3次元CADデータである梱包物データの梱包箱に対する相対的な位置関係と前記梱包箱のサイズ情報とに基づいて、板状又はブロック状の緩衝材の3次元CADデータである緩衝材データを生成する緩衝材データ生成手順と、
    前記位置関係を示す情報に基づいて、前記梱包箱に対する収納方向における前記梱包物データのシルエットラインを導出するシルエットライン導出手順と、
    前記収納方向に直交する平面に対して前記梱包物データの外側に前記シルエットラインを水平移動させることにより形成される面によって、前記緩衝材データを分割する緩衝材データ分割手順とを実行させるための緩衝材設計支援プログラム。
  2. 前記緩衝材データより前記梱包物データと干渉する部分を除去する干渉部分除去手順と、
    前記干渉する部分が除去されることにより前記緩衝材データに形成される、前記梱包物データに対向する対向面が前記緩衝材データの厚さ方向に対して傾斜を有するか否かを判定する傾斜判定手順と、
    前記対向面が前記傾斜を有する場合に前記傾斜を除去する第一の補整手順とを有する請求項1記載の緩衝材設計支援プログラム。
  3. 前記緩衝材データにおける前記対向面の辺が曲線を含む場合に、前記曲線を当該曲線に接する複数の線分に補整する第二の補整手順を有する請求項2記載の緩衝材設計支援プログラム。
  4. 前記梱包物の重量と前記緩衝材の強度とに基づいて、前記緩衝材の個数を算出する個数算出手順
    前記梱包物データの重心位置を算出する重心位置算出手順と、
    前記個数が奇数の場合、少なくとも一つの前記緩衝材データが前記重心位置に配置されるように前記各緩衝材データの配置位置を決定し、前記個数が偶数の場合は、前記重心位置に最も近い位置に配置される前記緩衝材データと前記重心位置との間隔が該緩衝材データと他の前記緩衝材データとの間隔より小さくなるように前記各緩衝材データの配置位置を決定する配置位置決定手順とを有する請求項1乃至3いずれか一項記載の緩衝材設計支援プログラム。
  5. 梱包物の3次元CADデータである梱包物データの梱包箱に対する相対的な位置関係と前記梱包箱のサイズ情報とに基づいて、板状又はブロック状の緩衝材の3次元CADデータである緩衝材データを生成する緩衝材データ生成手段と、
    前記位置関係を示す情報に基づいて、前記梱包箱に対する収納方向における前記梱包物データのシルエットラインを導出するシルエットライン導出手段と、
    前記収納方向に直交する平面に対して前記梱包物データの外側に前記シルエットラインを水平移動させることにより形成される面によって、前記緩衝材データを分割する緩衝材データ分割手段とを有する緩衝材設計支援装置。
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