JP5165455B2 - 鋼製スリットダム及びその施工方法 - Google Patents

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Description

本発明は、河川の土石流対策用或いは流木対策用等に好適な鋼製スリットダム及びその施工方法に関するものである。
従来、土石流発生時に巨礫、流木や多量の土砂を捕捉して河川下流への流出を防止可能な透過型砂防堰堤が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。この特許文献1の開示技術では、土砂調節機能を保持しながら、土石流発生時に捕捉した礫や土砂の再流出を防ぐ観点から案出されたものであり、河川の縦断方向と、河川の横断方向とに棒状部材を架設して構成したフレームを河床に設置してなる。
しかしながら、この特許文献1の開示技術は、河川の縦断方向に棒状部材を架設しなければならないところ、部材のコストが上昇してしまい、施工労力も増加することから施工費用の増大が著しくなる。また、この特許文献1の開示技術では、河川の縦断、横断方向にそれぞれ棒状部材を設けることにより立体的な構造としていることから、格子状に囲まれた立体内部に土砂等が入り混むと、これを立体外部へ取り出し、除去することが困難になる。
また、河川の川幅方向両岸に形成されているコンクリート製の袖部間に梁材を架設した鋼製スリットダムも提案されている(例えば、特許文献2参照。)。この特許文献2の開示技術では、両川岸に設置した堤体と、当該堤体と連結し両堤体間を川幅方向に渡した桁と、当該桁と川底位置の基礎部とに連結し、所要の川幅方向間隔で鉛直部材を柱状に配置することにより、柱列式の鋼製スリットダム構造を構成している。即ち、このスリットダム構造では、構造の可及的な簡易化、堅牢化、製作コストの低減化を図ることが可能となる。
従来、この柱列式のスリットダム構造では、鉛直部材の支点間長さが長く、土石流の衝撃力吸収性能が劣るという欠点があり、これを補うためこの特許文献2の開示技術では、鉛直部材の中間部に水平桁部材を配置する構造が提案されている。しかしながら、係る構成では、衝撃を受け止めるために、鉛直部材下部の基礎部と、袖部に架設した上部の梁部のみで対応しなければならないことから、衝撃力を十分に受け止めることが困難であることから、鋼管部材の径を大きくとるか、或いは鋼管部材の板厚を厚く構成する必要性があった。また、巨礫以外の比較的小さな礫を受け止めようとするためには鉛直部材の間隔を狭くする必要があるところ、部材数を増加させる必要性が生じ、製作、設置コストが上昇してしまうという問題点があった。
さらに、このような鋼製スリットダムの例としては、例えば特許文献3に示すように、コンクリート堤体間の底部へ打設した基礎コンクリートに柱材の下端部を埋設して建て込み、その柱材の頭部に梁材を接合して構成している。また、このコンクリート堤体には、河川中央を向く面に鞘管を埋め込み、梁材の端部を前記鞘管内へ挿入して固定する。梁材の端部を前記鞘管内へ挿入する構成を採用することにより、鞘管と梁材の端部との間に、コンクリートや梁材、柱材の伸縮歪みを吸収可能なスライド可能構造とする空隙を形成することができ、熱応力を解消してコンクリートのひび割れを抑止することができる。
しかしながら、かかる特許文献3の開示技術では、巨礫や流木等が勢いよく衝突した場合に、梁材を介して鞘管に大きな荷重が加わることになる。しかしながら、この鞘管は、単にコンクリート中に埋設されているに過ぎず、何ら補強材により支持される性質ものではない。このため、梁材を介して鞘管に伝わってきた荷重に基づくせん断応力を十分に伝達することができず、応力集中が生じて却って鞘管周囲からコンクリートのひび割れが発生する懸念がある。
また特許文献3の開示技術では、この鞘管をコンクリート堤体に埋設する際において、コンクリートが固化するまで鞘管を固定するための部材が特段設けられていない。このため、コンクリートが固化するまでの間、鞘管が動かないように保持するために特別の装置、設備等が必要となり、施工労力が増加するとともに、施工コストが増加してしまうという問題点があった。
特開平7−82725号公報 特開2002−121728号公報 特開2007−277972号公報
そこで本発明は、上述した課題に鑑みて案出されたものであり、その目的とするところは、コンクリート製の袖部に鞘管を埋設し、その鞘管に梁材を挿入することにより施工される鋼製スリットダムにおいて、梁材を介して鞘管に伝わってきた荷重に基づくせん断応力を効果的に伝達することができ、しかも施工性を向上可能な鋼製スリットダム及びその施工方法を提供することにある。
本発明を適用した鋼製スリットダムは、上述した課題を解決するために、河川の川幅方向両側に形成されているコンクリート製の堤体間において基礎コンクリートに下端を埋設して立設された柱材に接続された梁材の両端部が上記提体に埋め込まれた鞘管内へ挿入されて支持され、上記鞘管は、上記堤体内に埋設された補強材に応力を伝達することができるように支持されて、上記補強材は、上記堤体を補強することができるように、上記基礎コンクリートから上方に組み上げられてなり、上記堤体を構成するコンクリートが打設される前において、上記支持すべき鞘管の高さを調整可能とされていることを特徴とする。
本発明を適用した鋼製スリットダムの施工方法は、上述した課題を解決するために、河川の川幅方向へ所定間隔で基礎コンクリートに下端を埋設させることにより柱材を立設すると共に、上記立設すべき柱材の川幅方向両岸において上記基礎コンクリートから上方へ、接合材を介して複数の補強柱材を連結して形成される補強材を組み上げ、上記補強材により鞘管を支持させることにより、その鞘管に両端を挿入させた梁材を上記補強材間に架設し、またその梁材を上記柱材に固定し、コンクリートを複数段で打設する際の各継ぎ目の高さを上記接合材の高さと異ならせて、上記補強材並びに上記鞘管をコンクリートにより埋設することにより、河川の川幅方向両側に堤体を形成することを特徴とする。
本発明を適用した鋼製スリットダムの施工方法は、上述した課題を解決するために、川幅方向両岸においてコンクリート基礎から上方へ、接合材を介して複数の補強柱材を連結して形成される補強材を組み上げ、上記補強材により鞘管を上記河川中央に向けて開口するように支持させ、コンクリートを複数段で打設する際の各継ぎ目の高さを上記接合材の高さと異ならせて、上記補強材並びに上記鞘管をコンクリートにより埋設することにより、河川の川幅方向両岸に堤体を形成し、河川の川幅方向へ所定間隔で基礎コンクリートに下端を埋設させることにより柱材を立設するとともに、上記鞘管に端部梁材を挿入し、上記鞘管に挿入された端部梁材に梁材の両端を接続することにより、これを上記堤体間に架設することを特徴とする。
上述した構成からなる本発明では、鞘管を補強材により支持された状態とした上で、これらをコンクリートにより埋設することにより堤体を施工することができる。即ち、鞘管をコンクリート堤体に埋設する過程において、コンクリートが固化するまでの間、鞘管が動かないように保持することが可能となる。このため、鞘管を静止させるための特別の装置、設備等も必要なくなり、施工労力の負担を軽減させることが可能となり、施工コストを抑えることが可能となる。
また、上述した鞘管を支持するための補強材は、堤体自体の強度、耐久性を向上させる上でも有効性を発揮する。
また上述した構成からなる本発明では、巨礫や流木等が勢いよく衝突した場合に、梁材を介して鞘管に大きな荷重が加わることになる。しかしながら、この鞘管は、単にコンクリート中に埋設されているのではなく、補強材により支持されている。このため、梁材を介して鞘管に伝わってきた荷重に基づくせん断応力をコンクリート堤体に伝達することができ、応力集中が生じることなく鞘管周囲からコンクリートのひび割れが発生するのを防止することも可能となる。
以下、本発明を実施するための最良の形態として、河川等に適用される鋼製スリットダムについて、図面を参照しながら詳細に説明する。
本発明を適用した鋼製スリットダムは、例えば図1に示すような河川10に適用されるものである。この河川10は、河川の川幅方向H両側にコンクリート製の堤体2が形成され、また、川底にはコンクリート基礎3が形成されてなるものであり、この堤体2並びにコンクリート基礎3で囲まれることにより形成された流路を水が上流から下流にかけて流れてゆく。
本発明を適用した鋼製スリットダム1は、コンクリート基礎3に対して埋設して立設されている基礎部柱材17と、基礎部柱材17の上端に設けられた中央部柱材16と、底側から上方へ組み上げられてなると共に堤体2内に埋設された補強材21と、補強材21により支持され、河川中央に向けて開口するように堤体2内に埋設された鞘管22と、鞘管22に両端が挿入され、中央部柱材16と接合させつつ堤体2間に架設される梁材14とを備えている。梁材14は、中央部梁材13と、その両端に取り付けられた端部梁材12とを有する。
図2は、鋼製スリットダム1の正面図を示している。端部梁材12には、その一端側にフランジが取り付けられている。このフランジの形状は、いかなるもので構成されていてもよいが、以下の説明においては、これが円盤形で構成されている場合を例にとり説明をする。
ちなみに、このフランジは、端部梁材12の一端側に形成されている場合のみならず、中央部梁材13、中央部柱材16、基礎部柱材17等の各端部において同様に形成されていてもよい。また、これらフランジの接合方法は従来のいかなる方法を適用するようにしてもよい。また、端部梁材12、中央部梁材13、中央部柱材16、基礎部柱材17との接合は、接合部先端に取り付けた円盤形のフランジを介して、ボルト接合することや、溶接接合としてもよい。また、フランジを設ける代替として、端部梁材12、中央部梁材13、中央部柱材16、基礎部柱材17の接合部先端を開口させ、この開口部に接合すべき相手側の部材を挿入させる鞘管構造としてもよいし、またこれらを互いに溶接等で固着させてもよい。
また、中央部梁材13は、下側に向けて分枝した梁材仕口35が所定の間隔をおいて設けられている。即ち、この中央部梁材13には梁材仕口35がT字状に設けられている。
中央部柱材16は、太径で構成される鉛直鋼管41と、この鉛直鋼管41から川幅方向Hへ向けて両側に分枝された細径で構成される横材42とを備えた形状からなる。
堤体2は、コンクリート基礎3から立ち上げられた非越流部に相当する部分と、この非越流部よりも上方に設けられた袖部とを有する。そして、この堤体2の内部に埋設された補強材21は、図3(a)に示すように、コンクリート基礎3上に設けられた底面部補強材51の上に補強柱材52を接合材59を用いて組み上げられたものである。ちなみに図3(b)は、図3(a)におけるA−A’面における正面図を、また、図3(c)は、図3(a)におけるB−B’面における正面図を示している。
底面部補強材51は、短冊形鋼板54の両端部及び中間部に補強柱材52が接合されており、上記短冊形鋼板54はその長手方向が川幅方向Hと平行となるように2列並べられ、その両端部の補強柱材52の下端には、つなぎ材57が設けられている。つなぎ材57は、互いに川上、川下方向に向けて隣接する底面部補強材51を連結する。ちなみに、この底面部補強材51の短冊形鋼板54及びつなぎ材57に穿たれた孔55及び孔56にアンカーボルト58を挿入して、これをコンクリート基礎3中の所定の高さに固定される。
補強材21は、底面部補強材51の上方に補強柱材52を所定の高さまで連結させて形成される。これらの連結は、図3(d)に示すような接合材59を介して行う。この接合材59は、長手方向に延長されたL形鋼60と、このL形鋼60の上下に突出された取付プレート61とを有する。この取付プレート61を介して補強柱材52同士を、溶接により、或いはボルト接合により互いに接合することが可能となる。補強材21の上方には、架台62が仮設されている。架台62は、川幅方向Hと直交方向に向けて水平材63が補強柱材52に架設されている。そして、この水平材63には、川幅方向Hと平行方向に向けてつなぎ材64が架設されている。この架台62の上に鞘管22が載置される。水平材63の上には、更に断面円形の鋼棒66が、つなぎ材64の両脇に相当する位置において2本ずつ設けられていてもよい。そして鞘管22を架台の上に載置する際には、このつなぎ材64の上に支持するようにしてもよいし、2本の鋼棒66間に載置するようにしてもよい。
なお、上述した構成からなる補強材21は、上述した形態に限定されるものではなく、コンクリート基礎3から組み上げられていればいかなる構成要素、部材からなるものであってもよい。また、補強材21の上端は、図3(a)に示すように架台62の高さよりも高い位置まで延長されているが、これに限定されるものではない。
図4(a),(b)は、この架台62に載置される鞘管22の例を示している。鞘管22は、鋼製の管体からなり、内部にコンクリートが入るのを防止する観点から一端側が閉ざされた構造となっている。また、この鞘管22の下部には、取付板68が設けられている。
そして、この取付板68には、アンカー部材66が取り付けられている。アンカー部材66は、L形鋼で構成されている場合を例に挙げているが、これに限定されるものではなく、C形鋼等いかなる断面形状のものに代替可能である。アンカー部材66は、取付板68に対して溶接により、又はボルト接合等により接合されている。アンカー部材66の先端は、扁平状に構成されてなり、例えば扁平板67が形成されている。扁平板67は、その平面方向が、このアンカー部材66の軸方向と略垂直となるように設けられていることにより、後述するようにコンクリートを打設した際に、鞘管22が抜け出てしまうのをより効果的に防止することができる。しかしながら、この扁平板67の配設角度は、上述した構成に限定されるものではなく、いかなる角度であってもよい。
ちなみに、この取付板68並びにアンカー部材66は、図4(a)の図中正面から互いに角度θを形成するように配設され、また奥行き方向に向けて2段階に構成する場合を例に挙げて説明をしているが、これに限定されるものではなく、少なくとも1枚に亘り設けられていてもよい。また、この取付板68並びにアンカー部材66を省略するようにしてもよい。
このような構成からなる鞘管22が補強材21における架台64に載置されることにより、当該補強材21により支持されることになる。ちなみに、この鞘管22を補強材21により支持する際には、上述した架台64に載置することにより実現する以外に、補強材22におけるいかなる部材をもって支持するようにしてもよい。また支持の方法も上述した方法に限定されるものではない。
図5は、梁材14における端部梁材12を、鞘管22内に挿入した例を示している。鞘管22の内径は、端部梁材12の外径によりもやや拡径化された状態で構成されている。そして、鞘管22は、河川中央に向けて開口するように堤体2内に埋設されてなることから、河川中央から端部梁材12を単に堤体2内に挿入することにより、これを堤体2により容易に固定することが可能となる。
図6は、梁材14を2段に亘って形成した鋼製スリットダム1aの例を示している。この図6の例において、上述した図1、2と同一の構成要素、部材に関しては同一の符号を付すことにより、以下での説明を省略する。
鋼製スリットダム1aでは、梁材14a、梁材14bの2段を設ける形態としている。1段目における梁材14aは、基礎部柱材17を基に組み上げられた中央部柱材16aに対して交差するように設けられ、その端部を構成する端部梁材12aは、鞘管22aに挿入されることにより、堤体2間に架設されている。また、この梁材14aにおける中央部梁材13aの上方には、更に中央部柱材16bが設けられている。この中央部柱材16bは、中央部柱材16aと構成をほぼ同一とするものである。そして、中央部柱材16bの上端には、梁材14aと構成をほぼ同じくする梁材14bが取り付けられ、この梁材14bの端部を構成する端部梁材12bは、鞘管22bに挿入されることにより、堤体2間に架設されている。
鞘管22aは、補強材21において架台62aに載置されることにより支持され、コンクリートにより埋設されている。また、鞘管22bは、補強材21において架台62bに載置されることにより支持され、コンクリートにより埋設されている。
次に、本発明を適用したスリットダム1の第1の施工方法について図面を参照しながら詳細に説明をする。
先ず図7に示す第1の施工方法のフローチャートにおけるステップS11において、スリットダム1を施工する用地において床掘を行い、整地均しを行う。次に、ステップS12に移行して、床掘、整地均しを行った用地に基礎部柱材17を設置する高さまで1次コンクリートを打設して、コンクリート基礎3aを形成させる。図8(a)は、この1次コンクリートを打設した後の用地の状態を示している。このステップS12においては、鉄筋を内部に配設した上で、一次コンクリートをその上から打設するようにしてもよい。ちなみに、このステップS12の工程が終了した後に、鋼管ユニット1を構成する各部材を現場へと搬入することになる。
ステップS13では、図8(b)に示すように基礎部を構成する部材の配設を行う。基礎部柱材17をコンクリート基礎3a上に立設し、アンカーボルト58を介して固定する。また、底面部補強材51の下端にある短冊形鋼板54、つなぎ材57をアンカーボルト58を介してコンクリート基礎3a上に固定する。ちなみに、この基礎部柱材17並びに底面部補強材51の取り付けの順序は何れを先行させてもよいし、互いに同時に実行するようにしてもよい。
次にステップS14へ移行し、中央部柱材16の設置を行う。この中央部柱材16は、コンクリート基礎3a上に固定された基礎部柱材17の上に組み上げていくことになる。また、このステップS14においては、残りの補強材21の設置を行う。具体的には、底面部補強材51に対して接合材59を介して補強柱材52を取り付ける。そして、この補強柱材52に対して更に接合材59を介して補強柱材52を取り付ける。
次にステップS15へ移行して、梁材14の地組みを行う。図9(a)は、予め地組みを行った梁材14の例を示している。ステップS15の地組みでは、中央部梁材13と端部梁材12との接合を行うことにより梁材14を作製し、更にこの端部梁材12に対して鞘管22を挿入する作業までを行う。
次にステップS16へ移行し、地組みを行った梁材14の取り付け作業を行う。この取り付け作業は、図9(b)に示すように、先ず中央部梁材13の下端を中央部柱材16上に載せると共に、鞘管22を補強材21における架台62上に載せる。これら中央部梁材13、端部梁材12、鞘管22はそれぞれ地組みされて一体化されていることから、これらの載置を1回の作業で完了させることが可能となる。そして、中央部柱材16に中央部梁材13を取り付けることにより、これらを互いに強固に固定する。また、鞘管22は、上述したように架台62の上に載置することにより、補強材21により支持される状態を作り出すようにしてもよいが、図示しないロープ又はUボルト等を介して鞘管22を補強材21に固定することによりこれを支持するようにしてもよい。このステップS16終了時において、ボルトの本締めを行う。
次にステップS17へ移行し、図9(c)に示すように、コンクリート基礎3の仕上げ高さまでコンクリート基礎3bを打設する。このコンクリート基礎3bは、少なくとも底面部補強材50や、基礎部柱材17の根本部分を覆うように打設する。
次にステップS18へ移行し、梁材を2段以上に亘って構築する必要がある場合には、再度ステップS14に戻る。これに対して、梁材14を1段に亘って構築して終了する場合には、ステップS19へと移行する。
梁材14を1段に亘って構築して終了する場合において、ステップS19に移行した場合には、2次コンクリートの打設を行う。この2次コンクリートの打設では、図10に示すように、ステップS17において打設したコンクリート基礎3b上においてさらに、堤体2を構成するコンクリートを打設する。かかる場合には、補強材21並びに鞘管22をコンクリートにより埋設することにより、河川の川幅方向両側に堤体2を形成してゆく。鞘管22は、補強材21により支持されていることから、かかるコンクリートの打設時においてもずれることなく1箇所において静止させることが可能となる。その結果、堤体2内において鞘管22について位置ズレを生じることなく安定させた状態で固定することが可能となる。なお、コンクリートを複数段で打設する際の各継ぎ目の高さは、この接合材59の高さと異ならせておくことが望ましい。
最後にステップS18へ移行し、鋼製スリットダム1を構成する各部材について塗装を行い、施工を完了させる。
また、梁材14を2段に亘って構築して終了する場合において、ステップS14に移行した場合には、その後、点線に示す順でステップが進むことになる。先ず、ステップS14では、図11(a)に示すように、2段目に相当する残りの中央部柱材16bの設置を行う。この中央部柱材16bは、梁材14aの上に組み上げていくことになる。また、このステップS14においては、残りの補強材21の設置を行う。
次にステップS15へ移行して、梁材14bの地組みを行う。
次にステップS16へ移行し、地組みを行った梁材14bの取り付け作業を行う。この取り付け作業は、図11(b)に示すように、先ず中央部梁材13bの下端を中央部柱材16b上に載せると共に、鞘管22を補強材21における2段目の架台62b上に載せる。そして、中央部柱材16bに中央部梁材13bを取り付けることにより、これらを互いに強固に固定する。このステップS16を終了させた後、そのままステップS19へ移行し、2次コンクリートの打設を行う。このとき、図11(c)に示すように、堤体2を構成するコンクリートを1段目、2段目ともにこのステップにおいて打設していくことになる。また、堤体2を構成する1段目のコンクリートの打設はステップS16と同時に実行するようにしても良い。
ちなみに、この梁材14を3段以上で構成する場合には、ステップS16の処理を終了させた後に、再びステップS14へ移行し、全ての段の施工が終了するまでこれを繰り返すことになる。
なお、上述したステップS15、S16に沿って施工を実行する代わりに、中央部梁材13、端部梁材12、鞘管22をそれぞれ単独で取り付けるようにしてもよい。また、最初に鞘管22を架台62上に載置した後に、その鞘管22に端部梁材12を挿入し、最後に端部梁材12に中央部梁材13を取り付けるようにしてもよい。また、最初に端部梁材12に鞘管22を挿入させた状態でこれを架台62上に載置し、その後中央部梁材13を端部梁材12に取り付けるようにしてもよい。また、最初に端部梁材12に中央部梁材13を取り付けて水平梁14のみを完成させた後にこれを中央部柱材16に取り付け、その後に鞘管22を端部梁材12に挿入する手順としてもよい。
上述した構成からなる本発明では、鞘管22を補強材21により支持された状態とした上で、これらにコンクリートを埋設することにより堤体2を施工することができる。即ち、鞘管22をコンクリート堤体に埋設する過程において、コンクリートが固化するまでの間、鞘管22が動かないように保持することが可能となる。このため、鞘管22を静止させるための特別の装置、設備等も必要なくなり、施工労力の負担を軽減させることが可能となり、施工コストを抑えることが可能となる。
また、上述した鞘管22を支持するための補強材21は、堤体2自体の強度、耐久性を向上させる上でも有効性を発揮する。
また上述した構成からなる本発明では、巨礫や流木等が勢いよく衝突した場合に、梁材14を介して鞘管22に大きな荷重が加わることになる。しかしながら、この鞘管22は、単にコンクリート中に埋設されているのではなく、補強材21により支持されている。このため、梁材14を介して鞘管22に伝わってきた荷重に基づくせん断応力を伝達することができ、応力集中が生じることなく鞘管周囲からコンクリートのひび割れが発生するのを防止することも可能となる。
なお、本発明は、上述したスリットダム1の第1の施工方法に限定されるものではなく、以下に説明する第2の施工方法を適用するようにしてもよい。
先ず図12に示す第2の施工方法のフローチャートにおけるステップS21において、スリットダム1を施工する用地において床掘を行い、整地均しを行う。次に、ステップS22に移行して、床掘、整地均しを行った用地に補強材21を設置する高さまで1次コンクリートを打設して、コンクリート基礎3を形成させる。図13(a)は、この1次コンクリートを打設した後の用地の状態を示している。このステップS22においては、河川10に相当する中央部分を除き、堤体2に相当する両側のみにコンクリートを打設し、コンクリート基礎3を構築していく。また、このステップS22においては、鉄筋を内部に配設した上で、一次コンクリートをその上から打設するようにしてもよい。
ステップS23では、コンクリート基礎3上において補強材21の設置を開始する。先ず図13(b)に示すように、底面部補強材51の下端にある短冊形鋼板54、つなぎ材57をアンカーボルト58を介してコンクリート基礎3上に固定する。また、このステップS23においては、図13(c)に示すように、残りの補強材21の設置を行う。具体的には、底面部補強材51に対して接合材59を介して補強柱材52を取り付ける。このときも同様に、コンクリートを複数段で打設する際の各継ぎ目の高さは、この接合材59の高さと異ならせておくことが望ましい。そして、この補強柱材52に対して更に接合材59を介して補強柱材52を取り付ける。このとき、堤体2を構成するコンクリートを、補強材21における補強柱材52の内、架台62を取り付ける補強柱材52を除く部分を打設するようにしてもよい。
次にステップS24へ移行し、鞘管22を設置する。この鞘管22の設置は、架台62の上に鞘管22を載置することにより、これを補強材21により支持する形態をとるようにしてもよい。また、図示しないロープ又はUボルト等を介して鞘管22を補強材21に固定することによりこれを支持するようにしてもよいし、他のいかなる方法で補強材21により支持させるようにしてもよい。
ステップS25では、堤体2を構成するコンクリートの打設を完了させる。このコンクリートの打設では、図14(a)に示すように、補強材21並びに鞘管22をコンクリートにより埋設することにより、河川の川幅方向両側に堤体2を形成していく。鞘管22は、補強材21により支持されていることから、かかるコンクリートの打設時においてもずれることなく1箇所において静止させることが可能となる。その結果、堤体2内において鞘管22について位置ズレを生じることなく安定させた状態で固定することが可能となる。
次にステップS26へ移行し、梁材14を2段以上に亘って構築する必要がある場合には、再度ステップS23に戻り、上述した処理を繰り返し実行する。これに対して、梁材14を1段に亘って構築して終了する場合には、ステップS27へ移行する。
ステップS27では、先ず図14(b)に示すように、堤体2間において基礎部柱材17を設置する高さまでコンクリート基礎3を構成するコンクリートを打設する。次にステップS28へ移行し、基礎部柱材17をコンクリート基礎3上に立設し、アンカーボルト58を介して固定する。
次にステップS29へ移行し、図15(a)に示すように、鞘管22内に端部梁材12を挿入する。また、図15(b)に示すように、基礎部柱材17に対して中央部柱材16を取り付ける。なお、この端部梁材12の挿入と、中央部柱材16の取り付けは、何れを先行して行ってもよい。
次にステップS30へ移行し、図15(c)に示すように、中央部梁材13の取り付けを行う。この中央部梁材13の取り付け時には、既に中央部柱材16が組み上げられており、また端部梁材12も既に鞘管22に挿入された状態となっている。このため、中央部梁材13をこれら中央部柱材16並びに端部梁材12に取り付けることにより、梁材14の取り付けは完了することになる。
次にステップS31へ移行し、図16に示すように、コンクリート基礎3の仕上げ高さまでコンクリート基礎3の打設を行う。コンクリート基礎3は、少なくとも基礎部柱材17の根本部分を覆うように打設する。このステップ31のコンクリート基礎3の打設は、梁材14の1段目を構築する場合のみ行い、梁材14の2段目以上を構築する場合は行わない。
次にステップS32へ移行し、梁材14を2段以上に亘って構築する必要がある場合には、再度ステップS28に戻り、上述した処理を繰り返し実行する。これに対して、梁材14を1段に亘って構築して終了する場合には、ステップS33へと移行する。
ステップS33では、鋼製スリットダム1を構成する各部材について塗装を行い、施工を完了させる。
なお、ステップS26において梁材14が2段以上であることからステップS23へ移行した場合には、図17(a)に示すように補強材21を上方に継ぎ足す。そして、補強材21の継ぎ足しを完了させた後、ステップS24において鞘管22bを設置する。
次にステップS25へ移行して、図17(b)に示すように堤体2を構成するコンクリートを打設する。即ち、このステップS25では、2段目に相当する堤体2のコンクリートを打設していくことになる。梁材14を3段以上に亘って構成する場合においてもこの手順を繰り返し実行していくことになる。
また梁材14を2段以上で構成する場合において、ステップS32から再びステップS29へ移行した場合には、図17(c)に示すように、2段目を構成する端部梁材12bの挿入と、中央部柱材16bの取り付けを行う。そして、ステップS30へ移行し、中央部梁材13bの取り付けを行うことになる。この第2の施工方法を適用する場合においても、第1の施工方法と同様の効果を得ることができることは勿論である。
なお、本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではない。図18は、堤体2として、非越流部2aとバットレス部2bで構成した例を示している。特に川幅が広い場合には、両岸を構成する非越流部2aの間にバットレス部2bを設け、架設すべき梁材14を中継させるのが一般的に行われる。本発明では、このバットレス部2bを上述した堤体2と解して、この中に補強材21、鞘管22を埋設するようにしてもよい。かかる場合も同様に補強材21により支持された鞘管22に梁材14の端部を挿通させてこれを非越流部2aとの間で架設することになる。
また、本発明は、さらに鞘管22の高さを自在に調整可能とされていてもよい。特にこの鞘管22は、中央部柱材16と互いに独立して上方に向けて組み上げられていくことから、梁材14を取り付ける段階において位置ずれが生じるのを抑制する必要がある。このためには、補強材21の補強柱材52に架台62の水平材63を取り付ける際に、例えばねじ止めするための穴の径を大きく取ることにより、高さを微調整可能としても良い。また底面部補強材51の底面を上下に微調整可能とされていてもよい。
図19は、底面部補強材51の下端の拡大図を示している。底面部補強材50は、短冊形鋼板54の両端部及び中間部に補強柱材52が接合されており、両端部の補強柱材52の下部にはつなぎ材57が取り付けられ、このつなぎ材57及び図示しないが短冊形鋼板54に穿設された貫通穴にネジ111が挿通され、さらにこのつなぎ材57及び短冊形鋼板54の上下面を挟み込むようにしてこのネジ111にナット112、113が上下から螺着させる。ちなみに、このネジ111の下部はアンカー114が取り付けられた上でコンクリート基礎3に埋設されて固定されている。このような構成を採用することにより、ナット112、113の位置を上下にずらすのみで底面部補強材51の高さを調整することが可能となる。
本発明を適用した鋼製スリットダムの斜視図である。 鋼製スリットダムの正面図である。 補強材の構成について説明するための図である。 鞘管の構成について説明するための図である。 鋼管梁における端部梁材を、鞘管内に挿入した例を示す図である。 鋼管梁を2段に亘って配設する例を示す図である。 本発明を適用した鋼製スリットダムの第1の施工方法を示すフローチャートである。 本発明を適用した鋼製スリットダムの第1の施工方法について説明するための図である。 本発明を適用した鋼製スリットダムの第1の施工方法について説明するための他の図である。 本発明を適用した鋼製スリットダムの第1の施工方法について説明するための更なる他の図である。 本発明を適用した鋼製スリットダムの第1の施工方法により鋼管梁を2段に亘って配設する場合について説明するための図である。 本発明を適用した鋼製スリットダムの第2の施工方法を示すフローチャートである。 本発明を適用した鋼製スリットダムの第2の施工方法について説明するための図である。 本発明を適用した鋼製スリットダムの第2の施工方法について説明するための他の図である。 本発明を適用した鋼製スリットダムの第2の施工方法について説明するための更なる他の図である。 本発明を適用した第2の施工方法により完成させた鋼製スリットダムを示す図である。 本発明を適用した鋼製スリットダムの第2の施工方法により鋼管梁を2段に亘って配設する場合について説明するための図である。 堤体として、非越流部とバットレス部で構成した例を示す図である。 底面部補強材の下端の拡大図である。
符号の説明
1 鋼製スリットダム
2 堤体
3 コンクリート基礎
10 河川
12 端部梁材
13 中央部梁材
14 梁材
16 中央部柱材
17 基礎部柱材
21 補強材
22 鞘管
35 梁材仕口
41 鉛直鋼管
42 横材
51 底面部補強材
52 補強柱材
54 短冊形鋼板
55、56 貫通孔
57 つなぎ材
58 アンカーボルト
59 接合材
60 L形鋼
61 取付プレート
62 架台
63 水平材
64 つなぎ材
66 アンカー部材
67 扁平板
68 取付板

Claims (11)

  1. 河川の川幅方向両側に形成されているコンクリート製の堤体間において基礎コンクリートに下端を埋設して立設された柱材に接続された梁材の両端部が上記提体に埋め込まれた鞘管内へ挿入されて支持され、
    上記鞘管は、上記堤体内に埋設された補強材に応力を伝達することができるように支持されて、
    上記補強材は、上記堤体を補強することができるように、上記基礎コンクリートから上方に組み上げられてなり、上記堤体を構成するコンクリートが打設される前において、上記支持すべき鞘管の高さを調整可能とされていること
    を特徴とする鋼製スリットダム。
  2. 上記鞘管にはアンカー部材が取り付けられていること
    を特徴とする請求項1記載の鋼製スリットダム。
  3. 上記アンカー部材の先端は、扁平状に構成されてなること
    を特徴とする請求項記載の鋼製スリットダム。
  4. 上記柱材から上記川幅方向へ分枝延長され、上記柱材並びに上記梁材よりも細径化された横材を更に備えること
    を特徴とする請求項1〜のうち何れか1項記載の鋼製スリットダム。
  5. 河川の川幅方向へ所定間隔で基礎コンクリートに下端を埋設させることにより柱材を立設すると共に、上記立設すべき柱材の川幅方向両岸において上記基礎コンクリートから上方へ、接合材を介して複数の補強柱材を連結して形成される補強材を組み上げ、
    上記補強材により鞘管を支持させることにより、その鞘管に両端を挿入させた梁材を上記補強材間に架設し、またその梁材を上記柱材に固定し、
    コンクリートを複数段で打設する際の各継ぎ目の高さを上記接合材の高さと異ならせて、上記補強材並びに上記鞘管をコンクリートにより埋設することにより、河川の川幅方向両側に堤体を形成すること
    を特徴とする鋼製スリットダムの施工方法。
  6. 上記補強材により上記鞘管を支持させた後、上記鞘管に上記梁材である鋼管梁の両端を挿入させること
    を特徴とする請求項記載の鋼製スリットダムの施工方法。
  7. 上記梁材を上記柱材に固定した後、上記鞘管を上記梁材の両端を挿入させて上記補強材により支持させること
    を特徴とする請求項記載の鋼製スリットダムの施工方法。
  8. 川幅方向両岸においてコンクリート基礎から上方へ、接合材を介して複数の補強柱材を連結して形成される補強材を組み上げ、
    上記補強材により鞘管を河川中央に向けて開口するように支持させ、
    コンクリートを複数段で打設する際の各継ぎ目の高さを上記接合材の高さと異ならせて、上記補強材並びに上記鞘管をコンクリートにより埋設することにより、河川の川幅方向両岸に堤体を形成し、
    河川の川幅方向へ所定間隔で基礎コンクリートに下端を埋設させることにより柱材を立設するとともに、上記鞘管に端部梁材を挿入し、
    上記鞘管に挿入された端部梁材に中央部梁材の両端を接続することにより、これを上記堤体間に架設すること
    を特徴とする鋼製スリットダムの施工方法。
  9. アンカー部材が取り付けられた上記鞘管を上記補強材により支持させること
    を特徴とする請求項5〜8のうち何れか1項記載の鋼製スリットダムの施工方法。
  10. 先端は扁平状に構成されてなるアンカー部材が取り付けられた上記鞘管を上記補強材により支持させること
    を特徴とする請求項記載の鋼製スリットダムの施工方法。
  11. 上記川幅方向へ分枝延長された横材を有する柱材を立設すること
    を特徴とする請求項5〜10のうち何れか1項記載の鋼製スリットダムの施工方法。
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