JP5164812B2 - 解錠システム、解錠方法、およびプログラム、並びに解錠装置 - Google Patents

解錠システム、解錠方法、およびプログラム、並びに解錠装置 Download PDF

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Description

本発明は、解錠システム、解錠方法、およびプログラム、並びに解錠装置に関し、特に、携帯機の消費電力の増加を抑制しつつ、給油口の不当な解錠を防止することができるようにした解錠システム、解錠方法、およびプログラム、並びに解錠装置に関する。
従来、自動車においては、運転席の下側に設けられたレバーを引き上げることにより、給油口の蓋を解錠することができる。また、全てのドアのロック機構が電気的または機械的に連結されており、運転席付近に設けられたボタンにより全てのドアを解錠可能な集中ドアロック方式が採用された自動車においては、全てのドアを開錠するためのボタンを操作することにより、給油口の蓋を解錠することもできる。
このような自動車においては、給油口の蓋を不当に解錠し、ガソリンなどの燃料を盗むことが比較的容易であるため、近年、機械的な鍵によって施錠可能な燃料タンクのキャップが燃料の盗難対策用に販売されている。
しかしながら、このようなキャップを燃料タンクに装着した場合、ユーザは、燃料タンクに燃料を入れる際に、キャップの解錠および施錠を機械的な鍵を用いて行う必要があり、操作が面倒である。また、キャップの表面に鍵穴が設けられている場合、こじ開けられやすい。
そこで、運転者が携帯するカード型の電子キーから所定間隔で絶えず発信されるIDコードを受信し、そのIDコードが正規のIDコードであり、ユーザにより操作ボタンが操作された場合、キャップの操作ノブのロックを解除することにより、キャップの不当な解錠を防止する燃料タンクキャップのロック装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−75308号公報
しかしながら、特許文献1に記載のロック装置では、IDコードが絶えず発信されるため、携帯機としてのカード型の電子キーの消費電力が大きくなる。携帯機は、通常、内蔵する電池により電力を供給しており、電力に限りがあるため、消費電力が大きいことは、商品化する上で不利となる。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、特に、携帯機の消費電力の増加を抑制しつつ、給油口の不当な解錠を防止することができるようにするものである。
本発明の第1の側面の解錠システムは、第1の無線送信手段、第1の無線受信手段、および識別情報を有する携帯機と、車両に設けられ、前記携帯機と無線通信を行う解錠装置とを備える解錠システムであって、前記解錠装置は、ユーザによる給油口の蓋を解錠するための前記車両内のレバーへの操作を検知するレバー操作検知手段と、ユーザによる前記蓋を解錠するための前記車両の側面の前記蓋への操作を検知する蓋操作検知手段と、前記レバー操作検知手段により前記レバーへの操作が検知された場合、前記車両内に前記携帯機の前記識別情報の送信要求を無線通信によって送信する第2の無線送信手段と、前記蓋操作検知手段により前記蓋の操作が検知された場合、前記蓋の近傍の前記車両の外の領域を含む範囲に前記送信要求を無線通信によって送信する第3の無線送信手段と、前記第1の無線受信手段により受信された前記送信要求に応じて前記第1の無線送信手段から無線通信によって送信されてくる前記識別情報を受信する第2の無線受信手段と、前記第2の無線受信手段により受信された前記識別情報を用いて認証処理を行う認証手段と、前記認証手段により前記携帯機が認証された場合、前記給油口の蓋を解錠する解錠手段とを備えることを特徴とする
本発明の第1の側面の解錠システムにおいては、第1の無線送信手段、第1の無線受信手段、および識別情報を有する携帯機と、車両に設けられ、携帯機と無線通信を行う解錠装置とが備えられ、解錠装置が、ユーザによる給油口の蓋を解錠するための車両内のレバーへの操作を検知ユーザによる蓋を解錠するための車両の側面の蓋への操作を検知し、レバーへの操作が検知された場合、車両内に携帯機の識別情報の送信要求無線通信によって送信蓋の操作が検知された場合、蓋の近傍の車両の外の領域を含む範囲に送信要求を無線通信によって送信し、第1の無線受信手段により受信された送信要求に応じて第1の無線送信手段から無線通信によって送信されてくる識別情報受信受信された識別情報を用いて認証処理、携帯機が認証された場合、給油口の蓋を解錠る。
従って、携帯機の消費電力の増加を抑制しつつ、給油口の不当な解錠を防止することができる。その結果、燃料の盗難、さらには、給油口が設けられた車両の盗難を防止することができる。
この第1の無線送信手段と第1の無線受信手段は、例えば、車両と無線通信を行う通信部により構成され、蓋操作検知手段は、例えば、マイクロスイッチ、接触センサ、静電容量センサや電波センサなどの非接触センサにより構成される。第2の無線送信手段、第3の無線送信手段、および第2の無線受信手段は、例えば、携帯機と無線通信を行う通信部により構成され、認証手段は、例えば、マイクロコンピュータにより構成される。解錠手段は、例えば、給油口の蓋の解錠および施錠を行うロックシステムにより構成される。
前記解錠装置は、前記携帯機の前記識別情報が受信されなかった、または、前記認証手段により前記携帯機が認証されなかった場合、前記レバー操作検知手段または前記蓋操作検知手段により前記操作が所定の時間以上連続して検知されているとき、警告情報を出力させる出力制御手段をさらに備えることができる。
これにより、給油口の不当な解錠をより防止することができる。
この出力制御手段は、例えば、マイクロコンピュータにより構成される。
本発明の第1の側面の解錠方法は、第1の無線送信手段、第1の無線受信手段、および識別情報を有する携帯機と、車両に設けられ、前記携帯機と無線通信を行う解錠装置とを備える解錠システムの解錠方法において、前記解錠装置が、ユーザによる給油口の蓋を解錠するための前記車両内のレバーへの操作を検知するレバー操作検知ステップと、ユーザによる前記蓋を解錠するための前記車両の側面の前記蓋への操作を検知する蓋操作検知ステップと、前記レバー操作検知ステップの処理により前記レバーへの操作が検知された場合、前記車両内に前記携帯機の前記識別情報の送信要求を無線通信によって送信する第1の無線送信ステップと、前記蓋操作検知ステップの処理により前記蓋の操作が検知された場合、前記蓋の近傍の前記車両の外の領域を含む範囲に前記送信要求を無線通信によって送信する第2の無線送信ステップと、前記第1の無線受信手段により受信された前記送信要求に応じて前記第1の無線送信手段から無線通信によって送信されてくる前記識別情報を受信する無線受信ステップと、前記無線受信ステップの処理により受信された前記識別情報を用いて認証処理を行う認証ステップと、前記認証ステップの処理により前記携帯機が認証された場合、前記給油口の蓋を解錠する解錠ステップとを含むことを特徴とする
本発明の第1の側面の解錠方法においては、第1の無線送信手段、第1の無線受信手段、および識別情報を有する携帯機と、車両に設けられ、携帯機と無線通信を行う解錠装置とを備える解錠システムの解錠装置が、ユーザによる給油口の蓋を解錠するための車両内のレバーへの操作を検知し、ユーザによる蓋を解錠するための車両の側面の蓋への操作を検知し、レバーへの操作が検知された場合、車両内に携帯機の識別情報の送信要求無線通信によって送信し、蓋の操作が検知された場合、蓋の近傍の車両の外の領域を含む範囲に送信要求を無線通信によって送信し、第1の無線受信手段により受信された送信要求に応じて第1の無線送信手段から無線通信によって送信されてくる識別情報を受信し受信された識別情報を用いて認証処理、携帯機が認証された場合、給油口の蓋を解錠する
従って、携帯機の消費電力の増加を抑制しつつ、給油口の不当な解錠を防止することができる。その結果、燃料の盗難、さらには、給油口が設けられた車両の盗難を防止することができる。
この第1および第2の無線送信ステップは、例えば、マイクロコンピュータが、通信手段を制御し、携帯機の識別情報の送信要求を無線通信によって送信るステップにより構成され、無線受信ステップは、例えば、マイクロコンピュータが、通信手段を制御し、無線通信によって携帯機から送信されてくる識別情報受信るステップにより構成される。
認証ステップは、例えば、マイクロコンピュータが、識別情報を用いて認証処理を行うステップにより構成される。解錠ステップは、例えば、マイクロコンピュータが、給油口を解錠するように制御するステップにより構成される。
本発明の第1の側面のプログラムは、第1の無線送信手段、第1の無線受信手段、および識別情報を有する携帯機と、車両に設けられ、ユーザによる給油口の蓋を解錠するための前記車両内のレバーへの操作を検知するレバー操作検知手段と、ユーザによる前記蓋を解錠するための前記車両の側面の前記蓋への操作を検知する蓋操作検知手段と、前記携帯機と無線通信を行う通信手段とを備える解錠装置備える解錠システムの前記解錠装置を制御するコンピュータに、前記レバー操作検知手段により前記レバーへの操作が検知された場合、前記通信手段を制御し、前記車両内に前記携帯機の前記識別情報の送信要求を無線通信によって送信する第1の無線送信ステップと、前記蓋操作検知手段により前記蓋の操作が検知された場合、前記通信手段を制御し、前記蓋の近傍の前記車両の外の領域を含む範囲に前記送信要求を無線通信によって送信する第2の無線送信ステップと、前記通信手段を制御し、前記第1の無線受信手段により受信された前記送信要求に応じて前記第1の無線送信手段から無線通信によって送信されてくる前記識別情報を受信する無線受信ステップと、前記無線受信ステップの処理により受信された前記識別情報を用いて認証処理を行う認証ステップと、前記認証ステップの処理により前記携帯機が認証された場合、前記給油口の蓋を解錠するように制御する解錠ステップとを含む処理を実行させることを特徴とする
本発明の第1の側面のプログラムにおいては、第1の無線送信手段、第1の無線受信手段、および識別情報を有する携帯機と、車両に設けられ、ユーザによる給油口の蓋を解錠するための車両内のレバーへの操作を検知するレバー操作検知手段と、ユーザによる蓋を解錠するための車両の側面の蓋への操作を検知する蓋操作検知手段と、携帯機と無線通信を行う通信手段とを備える解錠装置とを備える解錠システムの解錠装置を制御するコンピュータが、レバー操作検知手段によりレバーへの操作が検知された場合、通信手段を制御し、車両内に携帯機の識別情報の送信要求無線通信によって送信蓋操作検知手段により蓋の操作が検知された場合、通信手段を制御し、蓋の近傍の車両の外の領域を含む範囲に送信要求を無線通信によって送信し、通信手段を制御し、第1の無線受信手段により受信された送信要求に応じて第1の無線送信手段から無線通信によって送信されてくる識別情報を受信し受信された識別情報を用いて認証処理、携帯機が認証された場合、給油口の蓋を解錠するように制御する
従って、携帯機の消費電力の増加を抑制しつつ、給油口の不当な解錠を防止することができる。その結果、燃料の盗難、さらには、給油口が設けられた車両の盗難を防止することができる。
この第1および第2の送信ステップは、例えば、マイクロコンピュータが、通信手段を制御し、携帯機の識別情報の送信要求を無線通信によって送信るステップにより構成され、受信ステップは、例えば、マイクロコンピュータが、通信手段を制御し、無線通信によって携帯機から送信されてくる識別情報受信るステップにより構成される。認証ステップは、例えば、マイクロコンピュータが、識別情報を用いて認証処理を行うステップにより構成される。解錠ステップは、例えば、マイクロコンピュータが、給油口を解錠するように制御するステップにより構成される。
本発明の第2の側面の解錠装置は、ユーザによる給油口の蓋を解錠するための車両内のレバーへの操作を検知するレバー操作検知手段と、ユーザによる前記蓋を解錠するための前記車両の側面の前記蓋への操作を検知する蓋操作検知手段と、前記レバー操作検知手段により前記レバーの操作が検知された場合、ユーザが所有する携帯機の識別情報の送信要求を無線通信によって前記車両内に送信する車両内無線送信手段と、前記蓋操作検知手段により前記蓋の操作が検知された場合、前記蓋の近傍の前記車両の外の領域を含む範囲に前記送信要求を無線通信によって送信する車両外無線送信手段と、前記携帯機から送信されてくる前記識別情報を受信する無線受信手段と、前記無線受信手段により受信された前記識別情報を用いて前記携帯機の認証処理を行う認証手段と、前記認証手段により前記携帯機が認証された場合、前記給油口の蓋を解錠する解錠手段とを備えることを特徴とする。
本発明の第2の側面の解錠装置においては、ユーザによる給油口の蓋を解錠するための車両内のレバーへの操作が検知され、ユーザによる蓋を解錠するための車両の側面の蓋への操作が検知され、レバーの操作が検知された場合、ユーザが所有する携帯機の識別情報の送信要求が無線通信によって車両内に送信され、蓋の操作が検知された場合、蓋の近傍の車両の外の領域を含む範囲に送信要求が無線通信によって送信され、携帯機から送信されてくる識別情報が受信され、受信された識別情報を用いて携帯機の認証処理が行われ、携帯機が認証された場合、給油口の蓋が解錠される。
本発明によれば、携帯機の消費電力の増加を抑制しつつ、給油口の不当な解錠を防止することができる。
<1.第1の実施の形態>
図1は、本発明を適用した解錠システムの第1の実施の形態の構成例を示すブロック図である。
図1の解錠システム10は、自動車11と、自動車11に対応する正当な携帯機12により構成され、携帯機12を所持するユーザによる自動車11の給油口の蓋に対する解錠動作に応じて給油口の蓋を解錠する。なお、図1においては、自動車11を主に制御するための構成のみが表示されており、例えば、駆動系などについての図示は省略されている。
図1において、自動車11は、制御部21、ロックシステム22、レバー操作検知部23、蓋操作検知部24、出力部25、記憶部26、および通信部27−1乃至27−4が、バス28を介して接続されることにより構成される。
自動車11の制御部21は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、およびRAM(Random Access Memory)からなるECU(Electronic Control Unit)により構成される。制御部21のCPUは、ROMに記憶されたプログラムをRAMに展開して実行することにより、自動車11の全体の動作を制御する。
例えば、制御部21は、レバー操作検知部23または蓋操作検知部24から供給される検知信号に応じて、通信部27−1乃至27−4を制御し、識別情報の送信を要求するリクエスト信号を無線通信によって送信する。また、制御部21は、そのリクエスト信号に応じて携帯機から無線通信によって送信されてくるアンサ信号が表す識別情報と、記憶部26に記憶されている識別情報26Aを比較することにより認証処理を行う。さらに、制御部21は、認証処理の結果に基づいて、ロックシステム22を制御する。
ロックシステム22は、制御部21により制御され、自動車11の給油口の蓋の解錠や施錠を行う。レバー操作検知部23は、給油口の蓋の解錠を指示するために自動車11の車内に設けられた給油口レバーに対するユーザの操作(例えば、給油口レバーを引き上げる操作)を検知し、検知信号を制御部21に供給する。
蓋操作検知部24は、自動車11の給油口の蓋に対するユーザの操作を検知し、検知信号を制御部21に供給する。例えば、蓋操作検知部24が、自動車11の給油口の蓋に設けられたマイクロスイッチにより構成される場合、蓋操作検知部24は、給油口の蓋が押されたことを検知し、検知信号を制御部21に供給する。また、蓋操作検知部24が、自動車11の給油口の蓋に設けられた接触センサや、静電容量センサ、電波センサなどの非接触センサにより構成される場合、蓋操作検知部24は、給油口の蓋に手などが接触したり、近づいたりしたことを検知し、検知信号を制御部21に供給する。
出力部25は、例えば、クラクション、ハザードランプなどにより構成される。出力部25は、例えば、制御部21の制御により、警告を表す音や光を警告情報として出力する。
記憶部26は、自動車11に対応する正当な携帯機12の識別情報26Aなどを記憶する。通信部27−1乃至27−4は、自動車11の車内または車外に配置され、無線通信を行う。具体的には、通信部27−1乃至27−4は、LF(Low Frequency)を用いてリクエスト信号を送信し、そのリクエスト信号に対応してUHF(Ultra High Frequency)を用いて送信されてくるアンサ信号を受信する。通信部27−1乃至27−4の配置については後述する。
また、図1において、携帯機12は、制御部31、メモリ32、および通信部33が、バス34を介して接続されることにより構成される。
携帯機12の制御部31は、例えば、CPU、ROM、および、RAMからなるマイクロコンピュータにより構成され、CPUがROMに記憶されたプログラムをRAMに展開して実行することにより、携帯機12の全体の動作を制御する。例えば、制御部31は、無線通信によって送信されてくる識別情報の送信を要求するリクエスト信号に対応して通信部33を制御し、予めメモリ32に記憶されている携帯機12の識別情報32Aを送信する。
メモリ32は、携帯機12の識別情報32Aを記憶する。なお、この識別情報32Aは、自動車11の記憶部26に記憶されている識別情報26Aと同一である。通信部33は無線通信を行う。具体的には、通信部33は、LFを用いてリクエスト信号を受信し、そのリクエスト信号に対応してUHFを用いてアンサ信号を送信する。
図2は、図1の制御部21による自動車11の給油口の蓋の解錠を制御する機能の構成例を示している。
図2において、制御部21は、送信制御部51、識別情報抽出部52、認証部53、解錠制御部54、および警告部55により構成される。
送信制御部51は、通信部27−1乃至27−4における送信を制御する。例えば、送信制御部51は、レバー操作検知部23または蓋操作検知部24から供給される検知信号に応じて、通信部27−1乃至27−4に識別情報の送信を要求するリクエスト信号を送信させる。
識別情報抽出部52は、通信部27−1乃至27−4により、通信部27−1乃至27−4の通信可能範囲に存在する携帯機から受信されたアンサ信号から、識別情報を抽出して認証部53に供給する。
認証部53は、記憶部26から識別情報26Aを読み出し、その識別情報26Aと識別情報抽出部52から供給される識別情報を比較する認証処理を行う。認証部53は、認証処理の結果を解錠制御部54に供給する。
解錠制御部54は、認証部53から供給される認証処理の結果に基づいて、ロックシステム22を制御することにより、自動車11の給油口の蓋の解錠を制御する。
警告部55は、レバー操作検知部23または蓋操作検知部24から供給される検知信号の連続期間に基づいて出力部25を制御し、警告情報を出力させる。
次に、図3を参照して、図1の通信部27−1乃至27−4の配置について説明する。
なお、図3は、自動車11を上から見た断面の概略を示している。また、図3において、図中上側が自動車11の前側であり、図中下側は自動車11の後側である。
図3に示すように、通信部27−1乃至27−4のうちの、2つの通信部(図3の例では通信部27−1,27−2)は、自動車11の車内11Aに配置され、他の2つの通信部(図3の例では通信部27−3,27−4)は、自動車11の車外の側面部11Bに配置される。
図3の例では、通信部27−1は、自動車11の車内11Aの前方中央に配置され、通信部27−2は、自動車11の車内11Aの後方中央に配置されているが、通信部27−1,27−2は、いずれかの通信可能範囲に自動車11の車内11Aの任意の位置が含まれれば、どのような位置に配置されてもよい。
このように、通信部27−1,27−2は、いずれかの通信可能範囲に自動車11の車内11Aの任意の位置が含まれるように配置されるので、通信部27−1,27−2の少なくともいずれかが、車内11Aに存在する携帯機12と無線通信を行うことができる。図3に示すように、給油口レバー61は車内11Aに配置されているため、ユーザが給油口レバー61を操作する場合、ユーザは車内11Aに存在する。従って、このような場合、携帯機12は車内11Aに置かれており、通信部27−1,27−2の少なくともいずれかと無線通信を行うことができる。
また、図3の例では、自動車11の側面部11Bの左側には給油口62が配置され、その給油口62の自動車11の側面側にはヒンジ型の蓋62Aが設けられている。そして、通信部27−3は、給油口62の近傍の範囲を通信可能範囲とするように左側中央に配置され、通信部27−4は、自動車11の側面部11Bの右側中央に配置されているが、通信部27−3,27−4は、少なくともいずれかの通信可能範囲に、給油口62の近傍が含まれれば、どのような位置に配置されてもよい。
このように、通信部27−3,27−4は、少なくともいずれかの通信可能範囲に給油口62の近傍が含まれるように配置されるので、通信部27−3,27−4の少なくともいずれかが、給油口62の近傍に存在する携帯機12と無線通信を行うことができる。携帯機12を保持しているユーザが給油口62の蓋62Aに対して動作を行うことにより蓋62Aを解錠する場合、ユーザは給油口62の近傍に存在する。従って、このような場合、携帯機12はユーザに携帯されて給油口62の近傍に存在し、通信部27−3,27−4の少なくともいずれかと無線通信を行うことができる。
但し、通信可能範囲が広すぎると便利な反面、携帯機12を保持したユーザが給油口62の近傍以外にいる場合であっても、ユーザの気づかないうちに給油口62の蓋62Aに対して動作を行う別の者によって蓋62Aが解錠されてしまう場合があるという短所がある。従って、通信部27−3の通信可能範囲が給油口62近傍のみとなるように、通信部27−3を給油口62またはその近傍に設けるようにし、通信部27−3で受信された識別情報のみを用いて蓋62Aを解錠するようにしてもよい。この場合、携帯機12を保持したユーザが給油口62近傍にいなければ蓋62Aは解錠されず、ユーザの意図しない、または、気づかない蓋62Aの解錠を防止することができる。
次に、図4のフローチャートを参照して、図2の制御部21による解錠処理について説明する。
ステップS11において、送信制御部51は、解錠動作が検知されたかどうかを判定する。レバー操作検知部23または蓋操作検知部24から検知信号が供給されていない場合、ステップS11において、送信制御部51は解錠動作が検知されていないと判定し、検知信号が供給されるまで待機する。
レバー操作検知部23または蓋操作検知部24から検知信号が供給された場合、ステップS11において、送信制御部51は解錠動作が検知されたと判定し、処理はステップS12に進む。
ステップS12において、送信制御部51は、通信部27−1乃至27−4を制御し、識別情報の送信を要求するリクエスト信号を無線通信によって送信する。これにより、通信部27−1乃至27−4の通信可能範囲に存在する携帯機にリクエスト信号が送信される。このリクエスト信号を受信した携帯機は、携帯機のメモリに記憶されている識別情報を表すアンサ信号を無線通信によって送信する。
ステップS13において、識別情報抽出部52は、所定の通信部で識別情報が受信されたかどうかを判定する。具体的には、レバー操作検知部23により解錠動作が検知されている場合、識別情報抽出部52は、通信部27−1または27−2により識別情報を表すアンサ信号が受信されると、ステップS13において、所定の通信部で識別情報が受信されたと判定し、ステップS14において認証部53により認証処理が行われる。即ち、レバー操作検知部23により解錠動作が検知される場合、正当な携帯機12は車内11Aに存在するはずであるので、車内11Aを通信可能範囲とする通信部27−1または27−2により識別情報が表すアンサ信号が受信されたとき、認証処理が行われる。
また、蓋操作検知部24により解錠動作が検知されている場合、識別情報抽出部52は、通信部27−3により識別情報を表すアンサ信号が受信されると、ステップS13において、所定の通信部で識別情報が受信されたと判定し、ステップS14において認証処理が行われる。即ち、蓋操作検知部24により解錠動作が検知される場合、正当な携帯機12は給油口62の近傍に存在するはずであるので、給油口62の近傍を通信可能範囲とする通信部27−3により識別情報が表すアンサ信号が受信されたとき、認証処理が行われる。
ステップS14の処理後、ステップS15において、解錠制御部54は、認証部53から供給されるステップS14の認証処理の結果に基づいて、識別情報を送信してきた携帯機が正当な携帯機12として認証されたかどうかを判定する。ステップS15で認証されたと判定された場合、ステップS16において、解錠制御部54は、ロックシステム22を制御し、自動車11の給油口62の蓋62Aを解錠する。そして、解錠処理を終了する。
一方、レバー操作検知部23により解錠動作が検知されており、通信部27−1または27−2により識別情報を表すアンサ信号が受信されていない場合、または、蓋操作検知部24により解錠動作が検知されており、通信部27−3により識別情報を表すアンサ信号が受信されていない場合、ステップS13において、識別情報抽出部52は、所定の通信部で識別情報が受信されていないと判定し、処理はステップS17に進む。また、ステップS15において、識別情報を送信してきた携帯機が正当な携帯機12として認証されていないと判定された場合、処理はステップS17に進む。
即ち、正当な携帯機12から識別情報が送信されてこなかった場合、給油口62の蓋62Aは解錠されず、ステップS17に進む。
ステップS17において、警告部55は、ステップS11で検知された解錠動作の連続期間が所定の期間以上であるかどうかを判定する。ステップS17で解錠動作の連続期間が所定の期間以上であると判定された場合、ステップS18において、警告部55は、出力部25を制御し、警告情報を出力する。即ち、給油口62の蓋62Aをこじ開けるには、ある程度の時間を要するため、正当な携帯機12から識別情報が送信されずに、所定の時間以上連続して解錠動作が行われている場合には、不当な人間が給油口62の蓋62Aを解錠しようとしていると判断して、警告情報を出力する。そして、解錠処理は終了する。
一方、ステップS17で解錠動作の連続期間が所定の期間以上ではないと判定された場合、解錠処理は終了する。
なお、図4では、通信部27−1乃至27−4の全てから識別情報を要求するリクエスト信号が送信されるものとしたが、検知信号に対応する通信部から送信されるようにしてもよい。この場合、送信制御部51は、レバー操作検知部23からの検知信号に応じて通信部27−1,27−2からリクエスト信号を送信し、蓋操作検知部24からの検知信号に応じて通信部27−3からリクエスト信号を送信する。
さらに、次のようにしてもよい。送信制御部51は、蓋操作検知部24からの検知信号に応じて通信部27−3からリクエスト信号を送信する。この結果、正当な携帯機12から識別情報が送信されてこなかった場合には、送信制御部51は、通信部27−1または27−2のいずれか一方、もしくは、通信部27−1および27−2の両方からリクエスト信号を送信する。このようにすることにより、例えば、携帯機12を保持している運転者が運転席に座っている状態で、ガソリンスタンドの店員が蓋62Aを操作した場合に、運転者は何の操作も行わずに給油口62の蓋62Aを解錠させることができる。その結果、運転者の利便性が向上する。
以上のように、解錠システム10では、自動車11が、識別情報を送信してきた携帯機を正当な携帯機12として認証した場合に給油口62の蓋62Aが解錠されるように、蓋62Aの解錠を制御するので、携帯機12を所持する自動車11の正当なユーザ以外の人間が蓋62Aを解錠することを防止することができる。その結果、燃料の盗難を防止することができる。さらに、自動車11の窃盗犯は窃盗後に給油することができず、また、窃盗後にガソリンスタンド等で蓋62Aを破壊して給油しようとすると、周囲に自動車11が盗難車であることを知らせることになるため、自動車11自体の盗難を防止することもできる。
また、解錠システム10では、自動車11が解錠動作を検知した場合にリクエスト信号を送信し、携帯機12がそのリクエスト信号に対応して識別情報を表すアンサ信号を送信するので、携帯機12は識別情報を表すアンサ信号を絶えず発信する必要がない。従って、自動車11が認証処理を行うことによる携帯機12の消費電力の増加を抑制することができる。
さらに、解錠システム10では、自動車11が、給油口レバー61に対する操作だけでなく、給油口62の蓋62Aに対する動作も検知するので、例えば、セルフ式のガソリンスタンドで、携帯機12を保持しているユーザが、給油口レバー61に対する操作を忘れて給油口62の前に立った場合であっても、再度車内11Aに戻って給油口レバー61に対する操作を行うことなく、蓋62Aに対して動作することで、蓋62Aを解錠することができる。その結果、操作の利便性が向上する。
<2.第2の実施の形態>
図5は、本発明を適用した解錠システムの第2の実施の形態の構成例を示すブロック図である。
図5に示す構成のうち、図1の構成と同じ構成には同じ符号を付してある。重複する説明については適宜省略する。
図5の解錠システム100の自動車101の構成は、主に、制御部21の代わりに制御部121が設けられ、通信部27−1乃至27−4の代わりに通信部122が設けられている点が図1の構成と異なる。また、図5の携帯機102の構成は、主に、制御部31の代わりに制御部131が設けられ、通信部33の代わりに通信部132が設けられている点と、入力部133が新たに設けられている点が図1の構成と異なる。
詳細には、図5の自動車101の制御部121は、図1の制御部21と同様に、例えば、ECUにより構成される。制御部121のCPUは、ROMに記憶されたプログラムをRAMに展開して実行することにより、自動車101の全体の動作を制御する。
例えば、制御部121は、無線通信によって給油口の蓋の解錠の指示とともに送信されてくる識別情報と、記憶部26に記憶されている識別情報26Aを比較することにより認証処理を行う。また、制御部121は、認証処理の結果と、レバー操作検知部23または蓋操作検知部24からの検知信号の有無とに基づいて、ロックシステム22を制御する。
通信部122は、自動車101の車内または車外に配置され、UHFを用いて無線通信を行う。通信部122の通信可能範囲は、LFを用いてリクエスト信号を送信する通信部27−1乃至27−4に比べて広く、比較的遠方に存在する携帯機102からUHFを用いて送信されてくる情報を受信することができる。
また、携帯機102の制御部131は、マイクロコンピュータにより構成され、CPUがROMに記憶されたプログラムをRAMに展開し実行することにより、携帯機102の全体の動作を制御する。例えば、制御部131は、入力部133からの指令に応じて通信部132を制御し、給油口の蓋の解錠の指示とともに、予めメモリ32に記憶されている携帯機102の識別情報32Aを送信する。
通信部132はUHFを用いて無線通信を行う。通信部132の通信可能範囲は、通信部33に比べて広く、比較的遠方に存在する自動車101に対して情報を送信することができる。入力部133は、操作ボタンなどにより構成され、ユーザからの操作を受け付け、その操作に対応する指令を制御部131に供給する。例えば、入力部133は、ユーザからの操作を受け付け、その操作に対応する指令として、給油口の蓋の解錠の指示とともに識別情報32Aを送信する指令を制御部131に供給する。
以上のように、図5の解錠システム100では、自動車101が、比較的遠方に存在する携帯機102からの情報を受信することができるので、自動車101から離れた場所に存在するユーザが、携帯機102を遠隔操作することにより、給油口の蓋の解錠を指示することができる。これにより、例えば、ユーザは、ガソリンスタンドなどにおいて給油口の解錠を忘れて離れた場所に移動した場合であっても、給油口の蓋を解錠し、店員などに給油を行わせることが可能となる。
図6は、図5の制御部121による自動車101の給油口の蓋の解錠を制御する機能の構成例を示している。
図6において、制御部121は、認証部53、識別情報取得部151、および解錠制御部152により構成される。なお、図6において、図2と同一のものには同一の符号を付してあり、説明は繰り返しになるので省略する。
識別情報取得部151は、通信部122により、通信部122の通信可能範囲に存在する携帯機から給油口の蓋の解錠の指示とともに受信された識別情報を取得し、認証部53に供給する。
解錠制御部152は、認証部53から供給される認証処理の結果と、レバー操作検知部23または蓋操作検知部24から供給される検知信号の有無とに基づいて、ロックシステム22を制御することにより、自動車101の給油口の蓋の解錠を制御する。
次に、図7のフローチャートを参照して、図6の制御部121による解錠処理について説明する。
ステップS31において、識別情報取得部151は、給油口の蓋の解錠が指示されたかどうかを判定する。通信部122により通信部122の通信可能範囲にある携帯機から給油口の蓋の解錠の指示が受信されていない場合、ステップS31において、識別情報取得部151は、給油口の蓋の解錠が指示されていないと判定し、通信部122により給油口の蓋の解錠の指示が受信されるまで待機する。
通信部122により給油口の蓋の解錠の指示が受信された場合、ステップS31において、識別情報取得部151は、給油口の蓋の解錠が指示されたと判定し、その指示とともに受信された識別情報を認証部53に供給する。そして、ステップS32において、認証部53は、識別情報取得部151から供給される識別情報を用いて認証処理を行い、その結果を解錠制御部152に供給する。
ステップS33において、解錠制御部152は、認証部53から供給される認証処理の結果に基づいて、識別情報を送信してきた携帯機が正当な携帯機102として認証されたかどうかを判定する。ステップS33で認証されたと判定された場合、ステップS34において、解錠制御部152は、解錠動作が検知されたかどうかを判定する。
レバー操作検知部23または蓋操作検知部24から検知信号が供給されていない場合、ステップS34において、解錠制御部152は解錠動作が検知されていないと判定し、処理はステップS35に進む。
ステップS35において、解錠制御部152は、通信部122により給油口の蓋の解錠の指示が受信されてから所定の時間が経過したかどうかを判定する。ステップS35において、給油口の蓋の解錠の指示が受信されてから所定の時間が経過していないと判定された場合、処理はステップS34に戻り、レバー操作検知部23または蓋操作検知部24から検知信号が供給されるか、または、給油口の蓋の解錠の指示が受信されてから所定の時間が経過するまで、ステップS34およびS35の処理が繰り返される。
レバー操作検知部23または蓋操作検知部24から検知信号が供給された場合、ステップS34において、解錠制御部152は解錠動作が検知されたと判定し、処理はステップS36に進む。ステップS36において、解錠制御部54は、ロックシステム22を制御し、自動車101の給油口の蓋を解錠する。そして、解錠処理を終了する。
一方、ステップS35で所定の時間が経過したと判定された場合、給油口の蓋の解錠が行われず、解錠処理は終了する。また、ステップS33で識別情報を送信してきた携帯機が正当な携帯機102として認証されなかった場合も、給油口の蓋の解錠は行われず、解錠処理は終了する。
以上のように、解錠システム100では、給油口の蓋の解錠の指示を送信してきた携帯機が自動車101に対応する正当な携帯機102である場合に、所定の時間内に解錠動作が行われると、給油口の蓋が解錠されるので、携帯機102を所持する自動車101の正当なユーザが許可する人間以外の人間が蓋62Aを解錠することを防止することができる。その結果、燃料の盗難を防止することができる。さらに、自動車101の窃盗犯は窃盗後に給油することができず、また、窃盗後にガソリンスタンド等で蓋62Aを破壊して給油しようとすると、周囲に自動車101が盗難車であることを知らせることになるため、自動車101自体の盗難を防止することもできる。
また、解錠システム100では、携帯機102が、ユーザの入力部133に対する操作に応じて識別情報を送信するので、携帯機102は識別情報を絶えず発信する必要がない。従って、自動車101が認証処理を行うことによる携帯機102の消費電力の増加を抑制することができる。
なお、給油口の蓋の施錠および解錠は、例えば、給油口の蓋の裏面または自動車11(101)の車両内に設けられた電磁ロック方式の機構などを用いて行うことができる。この場合、給油口の蓋を短時間で簡単にこじ開けることができないため、防犯効果を高めることができる。
また、本発明は、二輪車、四輪車、バギー、雪上車等の給油口が設けられた車両に適用することができる。
さらに、本発明の実施の形態は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。例えば、本発明の実施の形態は、上述した第1の実施の形態と第2の実施の形態の両方を組み合わせた実施の形態であってもよい。
上述した解錠システムは、いわゆる自動車用のパッシブエントリシステムとシステムを共用してもよい。なお、自動車用のパッシブエントリシステムとは、運転者が保持する携帯機と自動車に設けられた制御部とが送受信を行うことにより携帯機が認証された場合、自動車のドアを解錠あるいは施錠するシステムである。
上述した解錠システムが自動車用のパッシブエントリシステムとシステムを共用する場合、例えば、パッシブエントリシステムの制御機能が付加された制御部21や121が、両システムの制御部として共用される。また、例えば、通信部27−1乃至27−4や122がパッシブエントリシステム用の通信も行うことにより、通信部27−1乃至27−4や122が両システムの通信部として共用される。
さらに、例えば、入力部133が、ドア解錠用の操作ボタンとドア施錠用の操作ボタンとしても機能することにより、入力部133が両システムの携帯機の入力部として共用される。この場合、入力部133は、例えば、操作される時間の長短に基づいて、ユーザからの操作が給油口とドアのいずれに対する操作であるかを識別する。なお、所定の順序で操作(例えば、ドア解錠用の操作の後にドア施錠用の操作が2回)された場合、給油口に対する操作であると識別し、それ以外の場合、ドアに対する操作であると識別するようにしてもよい。
また、制御部21,31,121、131が実行するプログラムを記録する記録媒体は、内蔵するROMで構成されてもよいし、ユーザにプログラムを提供するために配布される、プログラムが記録されている磁気ディスク(フレキシブルディスクを含む)、光ディスク(CD-ROM(Compact Disc-Read Only Memory),DVD(Digital Versatile Disk)を含む)、光磁気ディスク(MD(Mini-Disc)を含む)、もしくは半導体メモリなどよりなるパッケージメディアにより構成されてもよい。制御部21,31,121、131が実行するプログラムを記録する記録媒体がパッケージメディアで構成される場合には、そのプログラムが、記憶部26やメモリ32にインストールされ、実行される。
なお、本明細書において、記録媒体に記録されるプログラムを記述するステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理は、もちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理を含むものである。
本発明を適用した解錠システムの第1の実施の形態の構成例を示すブロック図である。 図1の制御部の機能的構成例を示すブロック図である。 図1の通信部の配置例を示す図である。 図2の制御部による解錠処理について説明するフローチャートである。 本発明を適用した解錠システムの第2の実施の形態の構成例を示すブロック図である。 図5の制御部の機能的構成例を示すブロック図である。 図6の制御部による解錠処理について説明するフローチャートである。
符号の説明
11 自動車
21 制御部
22 ロックシステム
23 レバー操作検知部
24 蓋操作検知部
27−1乃至27−4 通信部
51 送信制御部
53 認証部
54 解錠制御部
55 警告部
101 自動車
122 通信部
152 解錠制御部

Claims (5)

  1. 第1の無線送信手段、第1の無線受信手段、および識別情報を有する携帯機と、
    車両に設けられ、前記携帯機と無線通信を行う解錠装置と
    を備える解錠システムであって、
    前記解錠装置は、
    ユーザによる給油口の蓋を解錠するための前記車両内のレバーへの操作を検知するレバー操作検知手段と、
    ユーザによる前記蓋を解錠するための前記車両の側面の前記蓋への操作を検知する蓋操作検知手段と、
    前記レバー操作検知手段により前記レバーへの操作が検知された場合、前記車両内に前記携帯機の前記識別情報の送信要求を無線通信によって送信する第2の無線送信手段と、
    前記蓋操作検知手段により前記蓋の操作が検知された場合、前記蓋の近傍の前記車両の外の領域を含む範囲に前記送信要求を無線通信によって送信する第3の無線送信手段と、
    前記第1の無線受信手段により受信された前記送信要求に応じて前記第1の無線送信手段から無線通信によって送信されてくる前記識別情報を受信する第2の無線受信手段と、
    前記第2の無線受信手段により受信された前記識別情報を用いて認証処理を行う認証手段と、
    前記認証手段により前記携帯機が認証された場合、前記給油口の蓋を解錠する解錠手段と
    を備えることを特徴とする解錠システム
  2. 前記携帯機の前記識別情報が受信されなかった、または、前記認証手段により前記携帯機が認証されなかった場合、前記レバー操作検知手段または前記蓋操作検知手段により前記操作が所定の時間以上連続して検知されているとき、警告情報を出力させる出力制御手段
    をさらに備える
    請求項1記載の解錠システム
  3. 第1の無線送信手段、第1の無線受信手段、および識別情報を有する携帯機と、
    車両に設けられ、前記携帯機と無線通信を行う解錠装置と
    を備える解錠システムの解錠方法において、
    前記解錠装置が、
    ユーザによる給油口の蓋を解錠するための前記車両内のレバーへの操作を検知するレバー操作検知ステップと、
    ユーザによる前記蓋を解錠するための前記車両の側面の前記蓋への操作を検知する蓋操作検知ステップと、
    前記レバー操作検知ステップの処理により前記レバーへの操作が検知された場合、前記車両内に前記携帯機の前記識別情報の送信要求を無線通信によって送信する第1の無線送信ステップと、
    前記蓋操作検知ステップの処理により前記蓋の操作が検知された場合、前記蓋の近傍の前記車両の外の領域を含む範囲に前記送信要求を無線通信によって送信する第2の無線送信ステップと、
    前記第1の無線受信手段により受信された前記送信要求に応じて前記第1の無線送信手段から無線通信によって送信されてくる前記識別情報を受信する無線受信ステップと、
    前記無線受信ステップの処理により受信された前記識別情報を用いて認証処理を行う認証ステップと、
    前記認証ステップの処理により前記携帯機が認証された場合、前記給油口の蓋を解錠する解錠ステップと
    を含むことを特徴とする解錠方法。
  4. 第1の無線送信手段、第1の無線受信手段、および識別情報を有する携帯機と、
    車両に設けられ、ユーザによる給油口の蓋を解錠するための前記車両内のレバーへの操作を検知するレバー操作検知手段と、ユーザによる前記蓋を解錠するための前記車両の側面の前記蓋への操作を検知する蓋操作検知手段と、前記携帯機と無線通信を行う通信手段とを備える解錠装置
    備える解錠システムの前記解錠装置を制御するコンピュータに
    前記レバー操作検知手段により前記レバーへの操作が検知された場合、前記通信手段を制御し、前記車両内に前記携帯機の前記識別情報の送信要求を無線通信によって送信する第1の無線送信ステップと、
    前記蓋操作検知手段により前記蓋の操作が検知された場合、前記通信手段を制御し、前記蓋の近傍の前記車両の外の領域を含む範囲に前記送信要求を無線通信によって送信する第2の無線送信ステップと、
    前記通信手段を制御し、前記第1の無線受信手段により受信された前記送信要求に応じて前記第1の無線送信手段から無線通信によって送信されてくる前記識別情報を受信する無線受信ステップと、
    前記無線受信ステップの処理により受信された前記識別情報を用いて認証処理を行う認証ステップと、
    前記認証ステップの処理により前記携帯機が認証された場合、前記給油口の蓋を解錠するように制御する解錠ステップと
    含む処理を実行させることを特徴とするプログラム。
  5. ユーザによる給油口の蓋を解錠するための車両内のレバーへの操作を検知するレバー操作検知手段と、
    ユーザによる前記蓋を解錠するための前記車両の側面の前記蓋への操作を検知する蓋操作検知手段と、
    前記レバー操作検知手段により前記レバーの操作が検知された場合、ユーザが所有する携帯機の識別情報の送信要求を無線通信によって前記車両内に送信する車両内無線送信手段と、
    前記蓋操作検知手段により前記蓋の操作が検知された場合、前記蓋の近傍の前記車両の外の領域を含む範囲に前記送信要求を無線通信によって送信する車両外無線送信手段と、
    前記携帯機から送信されてくる前記識別情報を受信する無線受信手段と、
    前記無線受信手段により受信された前記識別情報を用いて前記携帯機の認証処理を行う認証手段と、
    前記認証手段により前記携帯機が認証された場合、前記給油口の蓋を解錠する解錠手段と
    を備えることを特徴とする解錠装置。
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