JP5163814B2 - 自動プログラミング装置および方法 - Google Patents

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Description

この発明は、加工領域形状、加工方法、使用工具、加工条件などのデータを含んだ部分的な加工を行うための加工単位データが入力され、入力された加工単位データから工作機械を動作させるための制御指令情報を生成する自動プログラミング装置および自動プログラミング方法に関する。
加工領域形状、加工方法、使用工具、加工条件などのデータを含んだ部分的な加工を行うための加工単位データが入力され、入力された加工単位データから工作機械を動作させるための制御指令情報を生成する自動プログラミング装置において、面取りなどの加工の定義方式として、当該加工の対象部位の形状を直接、線分や円弧などの形状要素で指定するものや(例えば、特許文献1参照)、面取り加工前の中間加工品形状を面取り加工前までのNC(Numerical Control)プログラムを基に生成し、生成した中間加工品形状から自動的に面取り加工の対象部位を抽出するものなどがあった(例えば、特許文献2参照)。
特開昭62−224550号公報(第4頁、第8図) 特開2005−31904号公報(第6−9頁、第1図)
従来の自動プログラミング装置では、円筒面上に形成された穴や溝の縁など加工の対象部位の形状が複雑な曲線形状となる場合に、加工部位の形状を正しく指定できない問題があった。また、面取り加工前までのNCプログラムを基に生成した面取り加工前の中間加工品形状から自動的に面取り加工の対象部位を抽出する方式では、面取り加工部の形状が様々な状態となる曲面の縁の面取り加工部に対して、加工部の形状に合わせた適切な面取り加工を加工部毎に割り当てることができないという問題があった。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、円筒面上に形成された穴や溝の縁など加工の対象部位の形状が複雑な曲線形状となる場合でも、加工単位データの定義を容易にし、曲線部の形状に応じて適切な加工領域形状を形成できるようにした自動プログラミング装置を得るものである。
この発明に係る自動プログラミング装置は、素材形状に対して部分的な加工を行うための部分加工の加工単位データに基づいて制御指令データを生成する自動プログラミング装置であって、素材形状のデータを入力する素材形状データ入力部と、素材形状のデータおよび加工単位データを記憶する加工プログラム記憶部と、加工プログラム記憶部に記憶された加工単位データに含まれ、素材形状から除去される対象となる加工領域形状の境界面のデータである加工領域形状データを参照する他加工単位参照型の加工単位データを入力し、他加工単位参照型の加工単位データを加工プログラム記憶部へ出力する加工単位データ入力部と、素材形状のデータおよび他加工単位参照型の加工単位データが参照する加工領域形状データに基づいて部分加工の加工単位データの加工領域形状データを生成する加工領域形状生成部と、加工領域形状データを含めた部分加工の加工単位データに基づいて制御指令データを生成する制御指令生成部とを備えたものである。
この発明は、素材形状のデータおよび他加工単位参照型の加工単位データが参照する加工領域形状データに基づいて部分加工の加工単位データの加工領域形状データを生成するので、円筒面上に形成された穴や溝の縁など加工の対象部位の形状が複雑な曲線形状となる場合でも、加工単位データの定義を容易にし、曲線部の形状に応じて適切な加工領域形状を形成することができる。
本発明の実施の形態1における自動プログラミング装置の構成図である。 本発明の実施の形態1における自動プログラミング装置のフローチャートである。 本発明の実施の形態1における旋削外径加工の加工単位データである。 本発明の実施の形態1における旋削外径加工前後の素材形状の斜視図である。 本発明の実施の形態1における旋削外径加工における加工領域形状の詳細図である。 本発明の実施の形態1における加工前後の素材形状の斜視図である。 本発明の実施の形態1における3つの加工単位ごとの加工領域形状の斜視図である。 本発明の実施の形態1における選択されたエッジを示す斜視図である。 本発明の実施の形態1における面取り加工の加工単位データである。 本発明の実施の形態1における面取り加工対照部位形状参照データである。 本発明の実施の形態2における面取り加工工具パス生成部の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態2における面取り加工工具パス生成の説明に用いる素材形状の一例を示す図である。 本発明の実施の形態2における面取り加工工具パス生成部で行う処理のフローチャートである。 一般的な加工図面で用いられる面取り加工のパターンの一例を示す図である。 本発明の実施の形態2における転写エッジを分割して基準点を生成する処理の説明図である。 本発明の実施の形態2における転写エッジを分割して基準点を生成する処理の説明図の一部拡大図である。 本発明の実施の形態2における断面平面の説明図である。 図17の面取り加工の対象部位の拡大図である。 本発明の実施の形態2におけるボールエンドミルを使用する場合の基準点と工具基準位置との距離を求める処理の説明図である。 本発明の実施の形態2におけるフラットエンドミルを使用する場合の基準点と工具基準位置との距離を求める処理の説明図である。 本発明の実施の形態2における面取りカッターを使用する場合の基準点と工具基準位置との距離を求める処理の説明図である。 本発明の実施の形態2における面取り加工を施した後の面取り加工部位の斜視図である。 本発明の実施の形態3における断面平面の説明図である。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1における自動プログラミング装置の構成図である。自動プログラミング装置は、素材形状に対して部分的な加工を行うための部分加工の加工単位データに基づいて制御指令データを生成するものであって、加工領域形状、加工方法、使用工具、加工条件などのデータを含んだ部分的な加工を行うための加工単位データが入力され、入力された加工単位データを解析して工作機械を動作させるための制御指令データを生成するものである。図1において、自動プログラミング装置は、素材形状データ入力部1、加工単位データ入力部2、加工プログラム記憶部3、加工領域形状生成部8、および制御指令生成部10によって構成される。
素材形状データ入力部1は、素材形状を定義するデータを外部入力し、加工プログラム記憶部3にデータを格納する。素材形状を定義するデータとしては、中空円筒状の素材形状を例にすると、外周部円筒面の直径、中空部円筒面の直径、および、円筒面中心軸方向範囲が該当する。加工単位データ入力部2は、加工プログラム記憶部3に記憶された加工単位データに含まれる加工領域形状データを参照する他加工単位参照型の加工単位データを入力し、他加工単位参照型の加工単位データを加工プログラム記憶部3へ出力するものであり、加工領域形状、加工方法、使用工具、加工条件などの加工単位を定義するデータを外部入力し、加工プログラム記憶部3にデータを格納する。他加工単位参照型の加工単位データとしては面取り加工の加工単位データなどがある。加工プログラム記憶部3は、素材形状データと他加工単位参照型の加工単位データを含めた加工単位データの加工順に並んだリストを記憶する。
また、加工後素材形状生成部4は、加工プログラム記憶部3に記憶されている素材形状データおよび加工単位データに基づいて加工後素材形状データを生成するものであり、生成された加工後素材形状データは、関連加工単位データ抽出部5で表示・処理される。加工後素材形状データは、素材形状データと既定義済みの加工単位の加工領域形状データとに基づき、素材形状から既定義済みの加工単位の加工領域形状を除去した加工領域除去素材形状データである。関連加工単位データ抽出部5は、加工単位データ入力部2において面取り加工の加工単位データを外部入力する際に、加工後素材形状生成部4で生成された加工後素材形状データをグラフィック表示させる。そして、オペレータからの面取り加工対象部位の指示を受けて、加工領域除去素材形状に転写された加工領域形状の面に、対応する加工単位の加工領域形状の面を特定するためのデータを属性として付加し、加工領域除去素材形状上で指示されたエッジから、それに隣接する面に付属している加工単位の加工領域形状の面を特定するためのデータを抽出し、抽出したデータから他加工単位参照型加工単位の加工領域形状データの参照データを抽出し、加工単位データ入力部2へ参照データを送る。
なお、加工プログラム解析部6は、加工プログラムから制御指令を生成する際に、加工プログラム記憶部3に記憶された加工単位データを解析し、工具パスデータ生成のための使用工具データ、加工条件データなどを準備し、工具パス生成部7および面取り加工工具パス生成部9へデータを送る。工具パス生成部7は、面取り加工以外の加工単位について加工単位データから工具パスデータを生成し、制御指令生成部10に工具パスデータを送る。加工領域形状生成部8は、加工単位データを解析して制御指令データを生成する際に、他加工単位参照型加工単位データについて、参照する加工単位の加工領域形状データと加工プログラム記憶部3に記憶されている素材形状データとから、部分加工の加工単位データの加工領域形状データ、つまり、面取り加工を施す部位の加工領域形状データを生成する。そして、加工領域形状生成部8は、面取り加工を施す部位の加工領域形状データを面取り加工工具パス生成部9へ送る。
面取り加工工具パス生成部9は、面取り加工の加工単位について加工領域形状生成部8で抽出された面取り加工の加工領域形状データ、加工プログラム解析部6で抽出された使用工具データ、加工条件データなどから面取り加工のための工具パスデータを生成し、制御指令生成部10に工具パスデータを送る。制御指令生成部10は、加工領域形状データを含めた部分加工の加工単位データに基づいて制御指令データを生成するものであって、工具パス生成部7および面取り加工工具パス生成部9で生成された工具パスデータを受け取り、工作機械を制御するための制御指令データを生成して制御装置の制御部(図示せず)へ出力する。
このように構成された自動プログラミング装置の動作について説明する。図2に本実施の形態における自動プログラミング装置のフローチャートを示す。自動プログラミング装置は、図2に示すフローチャートに従って動作する。
ステップS201では、プログラム入力を行うかどうかのオペレータ指示をチェックしており、プログラム入力を実施する指示の場合はステップS202へ進み、実施しない指示の場合はステップS209へ進む。
ステップS202では、素材形状データの入力を行うかどうかのオペレータ指示をチェックしており、素材形状データ入力を実施する指示の場合はステップS203へ進み、実施しない指示の場合はステップS204へ進む。
ステップS203では、素材形状データ入力部1において、素材形状データがオペレータからの指示等で外部入力され、入力されたデータが加工プログラム記憶部3へ格納される。ステップS203の処理後、ステップS201へ戻る。
ステップS204では、面取り加工の加工単位データの入力を行うかどうかのオペレータ指示をチェックしており、面取り加工の加工単位データの入力を実施する指示の場合はステップS206へ進み、実施しない指示の場合はステップS205へ進む。
ステップS205では、素材形状データ入力部1において、面取り加工以外の加工単位のデータがオペレータからの指示で外部入力され、入力されたデータが加工プログラム記憶部3へ格納される。
図3〜図5に、面取り加工以外の加工単位データの一例を示す。加工単位データは、加工領域形状、加工方法、使用工具、加工条件などのデータから構成される。図3は、旋削外径加工の加工単位データの例を示したものである。加工領域形状データとしてZX平面内の閉輪郭形状データ、加工方法データとして加工の種類(旋削外径)、加工手順(荒加工から仕上加工)、使用工具として各加工手順(荒加工、仕上加工)における工具を特定するデータ、加工条件として各加工手順における主軸回転数、送り速度などのデータを有している。
図4は、旋削外径加工前後の素材形状の斜視図である。図4(a)に旋削外径加工を行う前の素材形状を示し、図4(b)に旋削外径加工を行った後の素材形状を示す。図5は、図4に示す素材形状から加工後素材形状を形成する旋削外径加工における加工領域形状の詳細を示すものである。
加工方法が旋削外径加工の場合には、ZX平面内の2種類の輪郭形状(加工目的輪郭形状103および加工領域輪郭形状102)が加工領域形状定義データであり、この輪郭形状を旋削回転中心軸(Z軸に平行な軸)まわりに回転させた形状が実際の加工領域形状101となる。実際の加工領域形状101の境界面は、目的の加工後形状の位置を表す面(以後、この面を加工目的面と呼ぶ)とその他面(以後、この面を加工領域面と呼ぶ)とで構成され、それぞれは加工領域形状データの加工目的輪郭形状103と加工領域輪郭形状102の回転面として得られ、それぞれで番号が付加されている。図5では、FT(i)(iは番号)が加工目的面を表し、FW(j)(jは番号)が加工領域面を表している。
旋削外径以外の加工方法を有する加工単位についても、その実際の加工領域形状の境界は番号付けされた加工目的面と加工領域面とによって構成される。このように、面取り加工以外の加工単位のデータの入力、加工プログラム記憶部3へ格納が完了すると、ステップS201へ戻る。
ステップS204において、面取り加工の加工単位データの入力を実施する指示の場合はステップS206へ進む。ステップS206〜S208は面取り加工の加工単位を入力・設定する際に実施される工程である。
ステップ206では、加工後素材形状生成部4において、加工プログラム記憶部3に格納された素材形状および格納済みの加工単位データに基づき加工後素材形状データが生成される。
図6は、加工前後の素材形状の斜視図である。図6(a)に旋削外径加工を行う前の素材形状を示し、図6(b)に旋削外径加工、ポケット加工およびキー溝加工の3つの加工単位から形成された加工後の素材形状を示す。加工後の素材形状は、素材形状からそれぞれの加工単位に対する加工領域形状が除去されることによって得られる。図6(b)では、(i、j)は加工単位と加工面を表すものであり、iは加工単位番号、jは加工目的面の面番号である。本実施の形態では、i=1が旋削外径加工、i=2がポケット加工、i=3がキー溝加工を表している。
図7に、3つの加工単位ごとの加工領域形状の斜視図を示す。図7(a)に素材形状Wと旋削外径加工の加工領域形状R0を示し、図7(b)に旋削外径加工の加工領域形状が除去された加工後素材形状W−R0と例えばミーリング端面加工によって行われるポケット加工の加工領域形状R1を示し、図7(c)にポケット加工の加工領域形状の除去された加工後素材形状W−R0−R1と例えばミーリング溝加工によって行われるキー溝加工の加工領域形状を示している。さらに、加工後素材形状からキー溝加工の加工領域形状が除去されることによって図6(b)に示した加工後素材形状が得られる。素材形状あるいは加工後素材形状から加工領域形状を除去する際には、除去後の加工後領域形状に転写された加工領域形状の加工目的面に加工単位番号iと加工目的面の面番号jのペアが属性情報として付加される。
ステップS207では、関連加工単位データ抽出部5において、加工後素材形状生成部4で生成された加工後素材形状データを基に面取り加工対象部位に関連する加工単位の加工領域形状データを特定する特定データが次のようにして抽出される。まず、加工後素材形状データが画面上にグラフィック表示され、オペレータからのポインディングデバイスなどによる指示で加工後素材形状データの面取り加工対象部位の一連のエッジが選択される。ここで、選択候補となり得るエッジは、加工後素材形状に転写された別々の加工単位に属する加工目的面間のエッジ、または、素材形状の面と加工目的面間のエッジのいずれかである。次に、選択されたエッジ毎に隣接する加工目的面に付属している属性データを面取り加工対象部位に関連する加工領域形状データの特定データとして抽出する。
図8〜図10に、選択されたエッジに対する面取り加工の加工単位の一例を示す。図8は、面取り加工対象部位として選択されたエッジを示す斜視図である。図8において、太線がエッジであり、E(k)(k=0、1、2、3)は面取り加工対象部位として選択されたエッジを示すエッジ番号である。また、(i、j)は加工単位と加工面を表すものであり、iは加工単位番号、jは加工目的面の面番号である。図9は、面取り加工の加工単位データの例を示したものである。加工領域形状データとして面取り対象部位形状参照データ、面取り形状のパターン、面取り形状の大きさや角度などを指定するパラメータを有している。ここで、図10に示す面取り加工対照部位形状参照データは、加工対象部位に関連する加工領域形状データを参照するためのデータであり、抽出された加工領域形状データの特定データを集めてテーブルを構成したものである。
この面取り加工対照部位形状参照データのテーブルでは、面取り加工対象部位のエッジが隣接する加工目的面の組合せで表され、さらに加工目的面は加工単位の番号とその加工単位における加工目的面の番号で表されているが、面取り加工対象部位のエッジの位置情報を直接データとして保有していない。面取り加工対象部位のエッジの位置情報については、制御指令データを生成する段階で算出するようにしている。このため、参照する加工単位の加工領域形状データの位置が調整された場合でも、面取り加工の制御指令データへの調整結果の反映を自動化することができるので、面取り加工単位データの調整の手間がかからずに済む。
ステップS208では、関連加工単位データ抽出部5で抽出された加工領域形状データの特定データとその他の面取り加工の加工単位データとを入力し、加工プログラム記憶部3に面取り加工の加工単位データを記憶する。ステップS208の処理後は、ステップS201へ戻る。
ステップS209では、プログラムの実行をオペレータから指示されたかどうかのチェックしており、プログラム実行が指示された場合はステップS211へ進み、プログラム実行が指示されていない場合はステップS210へ進む。
ステップS211〜S218では、加工プログラム記憶部3に記憶されている加工単位データを一つずつ取り出して制御指令データを生成するループ処理を構成している。
ステップS212では、加工プログラム解析部6にて処理対象の加工単位データの内容を解析し、工具パスデータ生成の準備を行う。
ステップS213では、処理対象の加工単位データが面取り加工のデータであるかどうかをチェックしており、面取り加工のデータである場合はステップS215へ進み、面取り加工のデータでない場合はステップS214へ進む。
ステップS214では、工具パス生成部7にて面取り加工以外の加工単位データに対し工具パスを生成し、生成データを制御指令生成部10へ渡している。
ステップS215では、加工領域形状生成部8において、面取り加工の加工単位データに対して、加工プログラム記憶部3に記憶されている素材形状データと面取り加工の加工単位データが参照している加工単位の加工領域形状データとから、面取り加工対象部位の形状データを抽出して面取り加工工具パス生成部9にデータを渡している。図10に示す面取り対象部位形状参照データから、面取り加工対照部位のエッジ毎に加工単位番号と加工領域形状データ内の面番号を参照し、加工領域形状の面データが2つずつ抽出される。
ステップS216では、ステップS215から渡された面取り加工部のエッジに関連するデータに基づいて面取り加工工具パスを生成する。
ステップS217では、制御指令生成部10において、工具パスのデータおよび面取り加工工具パスを受け取り、工作機械を動作させるための制御指令データを生成し、数値制御装置の制御部へ出力する。ステップS216で面取り加工工具パスが生成された場合には、工具パスのデータと面取り加工工具パスとに基づき制御指令データが生成される。
ステップS218では、未処理の加工単位が存在しているかをチェックしており、存在している場合にS211との間で処理をループさせる。
ステップS210では、オペレータから操作終了の指示があったかどうかをチェックしており、操作終了の指示があった場合にプログラムを終了させ、操作終了の指示がなかった場合にステップS201へ戻る。
このように、素材形状データ入力部1において、加工単位毎の素材形状を定義するデータを外部入力し、そのデータを加工プログラム記憶部3へ格納し、加工単位データ入力部2において、加工単位毎の加工領域形状を定義する基となる1つ以上の他の加工単位の加工領域形状データへの参照データが含まれた他加工単位参照型加工単位データを入力し、そのデータを加工プログラム記憶部3へ格納する。そして、加工領域形状生成部8において、加工単位情報を解析して制御指令データを生成する際に、他加工単位参照型加工単位データについて、記憶されている素材形状データと他加工単位参照型加工単位データが参照する加工単位の加工領域形状データとから当該加工単位の加工領域形状データを生成する。面取り加工対象部位の形状データには、面取り加工対象部位の形状データも含まれる。このため、円筒面上に形成された穴や溝の縁など加工の対象部位の形状が複雑な曲線形状に対して曲面の縁の面取りなどの加工においても、加工領域形状の基となる加工単位の加工領域形状データを参照させるだけで面取り加工などの加工単位が定義できるので、複雑な形状情報を入力する必要がなく加工単位の定義が容易になる。面取りなどの加工単位を加工対象部位毎に定義できるので、曲線部等の複雑な加工対象部位の形状に合わせた適切な加工を行うための数値制御情報を得ることができる。
実施の形態2.
図11は、この発明の実施の形態2における面取り加工工具パス生成部の構成を示したブロック図である。面取り加工工具パス生成部9は、加工領域形状生成部8から面取り加工を施す部位の加工領域形状データを入力する。本実施の形態では、加工領域形状生成部8から入力された面取り加工部のエッジに関連するデータに基づいて面取り加工工具パスを生成することに関して詳細に説明する。面取り加工工具パス生成部9は、面取り加工に関するデータを記憶しているデータ記憶部から面取り加工データを取得し、面取り加工工具パスを生成する。本実施の形態では、加工領域形状生成部8がデータ記憶部に相当しているが、取得するデータの内容によっては加工プログラム記憶部3と分散してもよい。面取り加工工具パス生成部9はデータ記憶部からデータを取得し、工具パス生成のための工具基準位置データを生成し、その工具基準位置データを次の処理を行う制御指令生成部10へ渡す。
図11において、面取り加工工具パス生成部9は、面取り加工面定義部21、基準点列生成部22、および工具基準位置生成部23によって構成されており、例えばマシニングセンタによる加工動作を制御するものである。面取り加工面定義部21は、面取り加工に関するデータに基づいて面取り加工の対象部位として抽出された加工面の交差エッジとその隣接面に対して、交差エッジに属性として付加されている面取り形状パターンにより面取り加工後の面取り加工面(以後、面取り加工面)を定義する。基準点列生成部22は、面取り加工に関するデータに基づいて面取り加工工具パスを生成する際に基準とする点列を生成する。工具基準位置生成部23は、面取り加工に関するデータと基準点列生成部22で生成された基準点とに基づいて工具が面取り加工を施しながら通過する際の面取り加工工具の基準位置を演算する。
図12は、面取り加工工具パス生成の説明に用いる素材形状の一例である。図12(b)は斜視図であり、図12(a)は上面図、正面図、側面図で構成される三面図である。図12に示した加工後素材形状50の場合、面取り加工部位51,52はデータ記憶部3において記憶された面取り加工部位の特定情報により特定された面取り加工部位である。例えば、面取り加工部位51は、キー溝加工を行ったものであり、円筒面とX軸方向の深さをもつ溝形状の側面との交差エッジから構成されている。面取り加工部位52は、ポケット加工を行ったものであり、円筒面と円筒面に対して45°の斜面との交差エッジから構成されている。以下、本実施の形態では、面取り加工工具パス生成に関しては、面取り加工部位51に対する工具パス生成について説明する。具体的には、面取り加工工具パス生成部9は、例えば図13に示すフローチャートに従って処理を実行する。
まず、ステップS301では、加工領域形状生成部8に記憶されている面取り加工の加工単位から加工情報を読み出す。具体的には、加工単位ごとに記憶されている、面取り加工に用いる工具の情報、面取り加工を施す部位の形状情報、加工条件、面取り形状のパターンおよびパラメータである。
ステップS302では、読み出した加工情報のうち、面取り加工部位形状データと面取り形状パターンに基づいて定義される面取り加工後の面取り加工面形状が不正であるかどうかを判断する。例えば、厚さ0.5mmの部位に0.5mmの面取り量の加工を施すことは不可能であり、本実施の形態では不正と判断する。対象となる形状部位に対して面取り加工形状生成が不正であると判断した場合には、読み出した加工単位に関する面取り加工工具パス生成処理を抜け、操作者に対して警告を表示する(ステップS351)。
面取り形状パターンとは、面取り加工の定義方法のパターン化したものである。図14に、一般的な加工図面で用いられる、交差エッジの隣接面どうしがなすコーナー部の角度(以後、コーナー角)がαの面取り加工部位に対する面取り加工面の形状パターンの一例を示す。図14において、加工面の交差エッジをISEとして示している。図14(a)は、面取り加工により除去される面取り形状の一辺の長さ(以後、面取り量と呼ぶ)であるaと、交差エッジの隣接面と面取り加工面との角度(以後、面取り角と呼ぶ)であるθとで定義される形状パターンである。通常はもう一辺の面取り量もaとなる場合が多い。図14(b)は、交差エッジに隣接する一方の隣接面側の面取り量aと、もう一方の隣接面側の面取り量bとで定義される形状パターンである。通常はb=aとなる場合が多い。図14(c)は、コーナー角が90°で、交差エッジのそれぞれの隣接面の面取り量が等しくなる場合に用いる表記方法であり、面取り加工面の幅(以後、面取り幅)であるcで定義される形状パターンである。
面取り加工形状の生成が不正でない場合には、ステップS303に進む。ステップS303では、図2に示したフローチャートのステップS215に相当する面取り加工部位形状データ抽出処理により抽出されたエッジEi(i=0,1,・・・,N−1)を読み出す。読み出したエッジEiに対して順次処理を行うために、ステップS311では、iを0に設定する。そして、ステップS312では、iがN(エッジの総数)より小さいかどうかを判断する。i<Nを満たす場合はステップS321へ進む。i<Nを満たさない場合は面取り加工工具パスの生成の処理が終了し、図2に示したフローチャートのステップS217に進む。
次に、ステップS321では、読みだしたエッジEiに対して工具パスの基準となる基準点列を求める。エッジから基準点を求める方法にはいくつかあるが、本実施の形態では、エッジが直線ならばその端点を基準点とし、エッジが曲線ならば直線近似するようにエッジを分割した点を基準点とする。ただし、3次元の曲線エッジの場合に精度を追求すると演算が必要以上に煩雑になる場合があるため、本実施の形態での面取り加工工具パス生成に関しては以下に述べるような簡便な演算方法で近似値をとる。
まず、対象となる3次元で表されるエッジをある平面に転写し、転写された2次元エッジに対して分割を行い、それらの分割点に対応する元の3次元エッジ上の点を基準点とする。このとき分割方法によっては2次元上の分割点の間隔に粗密が生じる場合があるので、その場合には分割点間隔が適切になるように分割点を修正する。本実施の形態では、エッジEiに対して加工条件に応じて決定された平面を転写平面として得られた転写エッジをEi’とする。
具体的には、ステップS301で読み出した加工単位から得られる工具と加工条件のデータに基づき、加工における制御軸に関するデータを取得する。通常、面取り加工の場合に加工対象部位に対してある一定の範囲内の角度で工具を接触させようとすると、ボールエンドミルであれば3軸加工でも可能である。しかしながら、フラットエンドミルや面取りカッターを用いて加工する場合は回転軸の制御も必要となる場合が生じる。本実施の形態の場合でも、仕上がりや効率性を考慮すると、フラットエンドミルや面取りカッターを用いたほうがよく、その場合には円筒形状の素材形状に対してZ軸まわりの回転軸であるC軸の制御も必要となるので5軸加工で行うことになる。
なお、本実施の形態の場合は、面取り加工部位の形状特徴と加工の際の制御軸により転写平面を決定している。具体的には、円筒形状である面と溝形状の側面部を構成する面との交差エッジが面取り加工部位であり、Z軸に平行な直線と円筒面上にあらわれる切り口である曲線から構成されるので、円筒形状の中心軸であるZ軸に垂直な平面であるXY平面を転写平面としている。これにより、直線エッジはそれぞれ始点と終点が1点に重なり、曲線エッジは円筒形状の円筒面が転写された円弧の一部と重なる。
次に、図15を用いて転写エッジEi’を分割して基準点を生成する処理について、具体的な例を説明する。図15は、図12に示した素材形状にキー溝加工を行った領域周辺の拡大図である。図15(a)はYZ平面で見た図であり、図15(b)は図15(a)をXY平面に転写した図である。なお、符号51xはYZ平面で見た溝形状を示し、符号51aは溝形状51xの構成要素のうちの曲線エッジである交差エッジEiを示し、符号51zは符号51xに相当する溝形状の転写影形状を示し、符号51bは符号51aに相当する交差エッジEiの転写エッジEi’を示し、符号51cは符号51bに相当する円弧となる転写エッジEi’の中心角を示すものである。また、符号51rは、溝形状51xの円弧領域を示したものであり、図16に溝形状51xの円弧領域の一部拡大図を示す。
符号51bの転写エッジEi’は円弧となるので、その中心角を等分割する。等分割は分割角度または分割数で設定でき、本実施の形態ではM等分とする。得られた分割点は転写平面XY平面上に存在するので、元の交差エッジEiに反映するためにZ軸に対して平行となる方向で分割点を交差エッジEiに転写し、新たに分割点Pij(j=0,1,・・・,M−1)を得る。図16(a)に示すように、XY平面上の分割点を交差エッジEiに転写して生成し、YZ平面上に分割点Pij(j=0,1,・・・,M−1)を設定している。
次に、ステップS323では、得られた分割点Pijに対して点の間隔の粗密を判断する。間隔が疎であれば、ステップS324で修正処理を行う。分割点の粗密の判断については、例えば予め設定された許容値を基に判断することができる。分割点の粗密の判断の一例を、図16(a)のYZ平面で見た交差エッジEiの部位を用いて説明する。隣り合う2点の分割点PijとPi(j+1)を結ぶ直線Lijを求め、直線Lijと円弧Pij・Pi(j+1)との間隔が最大となる距離をDijとする。このとき、最大距離値Dijが予め設定された許容値以上であれば「粗」と判定し、円弧Pij・Pi(j+1)を2分割し、分割した箇所に新たに分割点を追加する。新たに追加した分割点も含めて上述した処理を、隣り合う2点の分割点が「粗」と判断されなくなるまで繰り返す。図16の例であれば、図16(b)に示したように、円弧Pi0・Pi1および円弧Pi(M−2)・Pi(M−1)がそれぞれ再分割されて、新たに生成された分割点はそれぞれPiM’、Pi(M+1)'となる。これらを含めた分割点を交差エッジEiに対する基準点Pij(i=0,1,・・・,N−1,j=0,1,・・・)とする。
次に、工具が面取り加工を施しながら通過する際の面取り加工工具の基準位置を求めるための処理について説明する。
ステップS325では、得られた分割点Pijを基準点Pijとして、基準点Pijを1点ずつ読み出す。
読み出した基準点Pijに対して順次処理を行うために、ステップS331では、jを0に設定する。そして、ステップS332では、jがM(分割点の総数)より小さいかどうかを判断する。j<Mを満たさない場合は処理が終了し、j<Mを満たす場合はステップS341へ進む。
ステップS341では、それぞれの基準点Pij(i=0,1,・・・,N−1,j=0,1,・・・)に対して工具基準位置Qij(i=0,1,・・・,N−1,j=0,1,・・・)を生成するための演算を行う。まず、それぞれの基準点Pijに対する工具基準位置Qijの演算のために、本実施の形態では断面平面Fijを定義する。例えば、断面平面Fijは、基準点Pijを通り、交差エッジEiにおける基準点Pijの方向ベクトルである基準ベクトルVijに垂直な平面と定義することができる。
図17は、本実施の形態で定義する断面平面の説明図である。図17(a)は加工後素材形状50の斜視図、図17(b)は溝形状の面取り加工部位51周辺のYZ平面で見た図、図17(c)は溝形状の面取り加工部位51周辺のXZ平面で見た図である。Vijは基準点Pijにおける基準ベクトル、Fijは基準ベクトルVijに垂直な平面である断面平面をそれぞれ表している。
具体的には、図17に示すように、面取り加工の対象部位として抽出された加工面の交差エッジEiを基に演算して得られた基準点Pijに対して、基準ベクトルVijを求め、その基準ベクトルVijに垂直な平面を断面平面Fijとする。ここで、基準ベクトルVijの求め方について説明する。基準ベクトルVijは、交差エッジEiに隣接する二つの面である第1加工面、第2加工面に対して、それぞれの法線ベクトルN1ij、N2ijを求め、これら二つの法線ベクトルに垂直なベクトルを基準ベクトルVijとする。具体的には、法線ベクトルN1ij、N2ijの外積から基準ベクトルVijを求めることができる。
次に、面取り加工を施す際の工具位置を求めるために基準とする工具基準位置座標を生成する処理について説明する。図18は、断面平面Fijにより断面が示された面取り加工の対象部位の拡大図である。図18において、符号61は第1加工面、符号62は第2加工面、符号63は面取り加工により除去される面取り形状を表している。まず、上述のようにして求めた基準点Pijにおいて、断面平面Fij上で、第1加工面の法線ベクトルN1ijと第2加工面の法線ベクトルN2ijとのなす角βijの二等分線Lbと面取り加工面との交点を基準に、使用工具データや面取り形状パターンに応じて演算された工具基準位置Qijを求める。なお、断面平面Fij上の二等分線Lb上と平行な単位ベクトルをVuとすると、単位ベクトルVuは(N1ij+N2ij)/2を正規化して求めることができる。
次に、基準点Pijに基づいて工具基準位置Qijを求める方法について説明する。図19〜図21は、基準点Pijから工具基準位置Qijを求める処理の説明図であり、断面平面Fijによる断面を基準ベクトルVijの正方向から見た図である。図19はボールエンドミルを使用する場合の工具基準位置Qijを求める処理の説明図、図20はフラットエンドミルを使用する場合の工具基準位置Qijを求める処理の説明図、図21は面取りカッターを使用する場合の工具基準位置Qijを求める処理の説明図である。
工具基準位置Qijは、面取り加工部位に対して、ステップS302、および図14において説明した面取り形状パターンで定義される面取り加工面を生成するような加工を施す工具パスを生成するために基準となるものである。以下、工具基準位置Qijを求める方法について説明する。なお、本実施の形態では、使用工具形状の多様性により工具基準位置を求める方法は使用する工具別に定義し、ボールエンドミルを使用する場合は、工具のボール部の中心を工具基準位置とし、フラットエンドミルを使用する場合は、工具底辺部の中心を工具基準位置とし、面取りカッターを使用する場合は、工具の刃部長さの中間位置を工具基準位置とする。また、本実施の形態で説明する面取り加工は、コーナー角(α)である面取り加工部位に対して、面取り量(a)と面取り角(θ)で定義する図14(a)で示した面取り形状パターンである。
本実施例の形態では、図14(a)の面取り形状パターンで工具基準位置Qijを求める例を示すが、図14(b)および(c)のパターンであっても適用し得る。つまり、図14(b)で示したような面取り形状パターンのような場合には、面取り量aは与えられている値とし、面取り角θを式(1)により求めた値に置き換えることにより図14(a)と同様に考えることができる。
θ=tan−1(b・sinα/(a−b・cosα)) ・・(1)
(ただし、面取り加工の特徴より、0<θ<π/2、0<α<π、である。)
また、図14(c)で示したような面取り形状パターンのような場合には、図14(a)において面取り量aをa=c/√2、面取り角θを45°として、図14(a)と同様に考えることができる。
次に、工具別に基準点Pijから工具基準位置Qijを求める方法について説明する。図19に示すような工具半径Rのボールエンドミル71を使用する場合、工具基準位置Qijは工具のボール部の中心であり、近似的に基準点Pijから工具基準位置Qijまでの距離d1を算出することによりQijを求める。図19から、工具半径Rと距離d1、面取り角θ、および面取り量aとの関係は、式(2)に置き換えることができる。
=(d1+d2)+(a・cosθ)
(ただし、R≧a) ・・(2)
ここで、距離d2は基準点Pijから面取り加工面までの距離であり、d2=a・sinθとみなすことができるので、距離d1は式(2)を変形して式(3)のように表すことができる。
d1=(R−(a・cosθ)1/2−a・sinθ ・・(3)
R≧aの関係より、工具基準位置Qijは基準点Pijから見て単位ベクトルVuの方向に存在するので、工具基準位置Qijは近似的に式(4)のように表すことができる。
Qij=Pij+d1・Vu
=Pij+((R−(a・cosθ)1/2
−a・sinθ)・Vu ・・(4)
図20に示すような工具径D、刃長Lのフラットエンドミル72を使用する場合、本実施の形態では、工具底辺部の中心を工具基準位置Qijとして求め、断面平面Fijにおける二等分線Lbと面取り加工面との交点をSijとし、工具側面部の中心と一致させる。図20から、基準点Pijと点Sij間の距離d2と面取り量a、面取り角θ、およびコーナー角αとの関係は、式(5)のように表すことができる。
d2=(a・tanθ・(1+tan(α/2))1/2
/(tanθ+tan(α/2)) ・・(5)
点Sijは面取り加工面上に存在するので基準点Pijから見て点Sijへは単位ベクトルVuと逆方向に向かうので、点Sijは式(6)のように表すことができる。
Sij=Pij−d2・Vu ・・(6)
さらに、工具底辺部の周縁部のうち、点Sijから最短にある点をTij、点Sijから点Tijへの単位ベクトルをV1とし、点Tijから点Qijへの単位ベクトルをV2とすると、点Tijは式(7)のように表すことができる。
Tij=Sij+(L/2)・V1 ・・(7)
点Sijにおいて、単位ベクトルV1は、断面平面Fijの法線ベクトルに相当する基準ベクトルVijを軸として、単位ベクトルVuを右ねじ方向に(θ+α/2)だけ回転させたベクトルに相当し、式(8)のように表すことができるので、式(7)に式(8)を代入すればよい。
V1=Vu・cos(θ+α/2)
+(1−cos(θ+α/2))・(Vu、N)・N
+(N×Vu)・sin(θ+α/2) ・・(8)
ただし、本実施の形態では、(Vu、N)は内積、(N×Vu)は外積を表す。
また、工具基準位置Qijについては、式(9)のように表すことができる。
Qij=Tij+(D/2)・V2 ・・(9)
SijTij⊥TijQijより、V2については、式(10)のように表すことができる。
V2=(V1×Vij) ・・(10)
以上より、工具基準位置Qijは、式(11)のように表すことができるので、適宜、式(5)、式(8)、式(10)を代入して求めることができる。
Qij=Pij−d2・Vu
+(L/2)・V1+D/2・V2 ・・(11)
図21に示すような刃長Lの面取りカッター73を使用する場合、本実施の形態では、工具基準位置Qijは断面平面Fijにおける二等分線Lbと面取り加工面との交点とし、工具側面部の中心と一致させる。図21から、基準点Pijと工具基準位置Qij間の距離をd2とすると、面取り量a、面取り角θ、およびコーナー角αを用いて、工具基準位置Qijは式(12)のように表すことができる。
Qij=Pij−d2・Vu ・・(12)
工具基準位置Qijは面取り加工面上に存在するので基準点Pijから見て工具基準位置Qijへは単位ベクトルVuと逆方向に向かうことになる。また、距離d2は式(13)のように表すことができるので、式(12)に式(13)を代入すれば工具基準位置Qijの位置座標を得ることができる。
d2=(a・tanθ・(1+tan(α/2))1/2
/(tanθ+tan(α/2)) ・・(13)
このように、面取りカッター73が面取り加工を施しながら通過する際の面取り加工工具の基準位置である工具基準位置Qijを求めることができる。なお、上記で求めた工具基準位置Qijはパス生成のために基準となる点であり、そのまま適用すると工具干渉がおこる場合もあるので、パスを生成する際には調整が必要である。
5軸加工の場合には加工時の工具の姿勢情報も必要となるが、本実施の形態で定義した断面平面Fijに対して工具中心が平行となるような位置を基準にして工具姿勢を決定することができ、これにより、5軸加工における面取り加工工具パスの演算処理を軽減することができる。
図22は、上記のような方法による面取り加工を施した後の面取り加工部位51,52の斜視図である。図22において面取り加工部位51,52のうちの黒い縁取りをしたように見える領域51m,52mが面取り加工を施した領域である。
この後、図2に示したフローチャートのステップS217に進み、工具パスのデータを受け取り、工作機械を動作させるための制御指令データを生成し、数値制御装置の制御部へ出力する。
ステップS218では、未処理の加工単位が存在しているかをチェックしており、存在している場合にステップS211との間で処理をループさせる。
ステップS210では、オペレータから操作終了の指示があったかをチェックしており、指示があった場合に終了させ、そうでなければS201へ戻る。
以上のような方法で面取り加工を施こすことにより、CAD装置や特別な機能を持つNC装置がなくても簡単な操作で面取り加工の工具パスを生成できるので操作時間が短縮でき加工能率が向上する。また、面取り加工部位に応じた面取り形状パターンや工具を選択できるので、例えば面取りカッターやフラットエンドミルを用いた5軸加工により一気に面取り加工することで加工能率をあげることも可能であり、操作者の要求に即した面取り加工を実現することができる。
実施の形態3.
図23は、本実施の形態3で定義する断面平面の説明図である。実施の形態2では、面取り加工工具パス生成を5軸加工として想定したものであるが、3軸加工の場合にも応用して近似的に工具パスを求めることができる。ただし、3軸加工の場合、5軸加工の場合と異なり工具姿勢が一定であるので、断面平面Fijに関する処理において若干異なる点がある。以下の実施の形態2と異なる点について説明する。
図23に示すように、3軸加工の場合の断面平面Fijは、基準点Pijを通り、エッジEiにおける基準点Pijの方向ベクトルである基準ベクトルVijを溝の深さ方向(X方向)に対して垂直な平面に転写して生成される転写ベクトルVij’に対して垂直な平面と定義する。具体的には、面取り加工の対象部位として抽出された加工面の交差エッジEiの転写エッジEi’を分割して得られた基準点Pijに対して、基準ベクトルVijを求め、その基準ベクトルVijを溝の深さ方向に対して垂直な平面に転写して生成される転写ベクトルVij’に対して垂直な平面を断面平面Fijとする。
なお、基準ベクトルVijの求め方は、実施の形態2と同様の方法で求めることができる。また、実施の形態2の図18に示した断面平面Fijによる断面部の説明図において、ベクトルN1ijを第1加工面61の法線ベクトルN1に対して上記の方法で求めた断面平面Fijに転写したベクトルを置き換え、ベクトルN2ijを第2加工面62の法線ベクトルN2に対して上記の方法で求めた断面平面Fijに転写したベクトルに置き換えて処理すればよく、以降の処理でも同様に実施の形態2と同様に処理すればよい。このように、3軸加工の場合にも応用して近似的に工具パスを求めることができる。
1 素材形状データ入力部、2 加工単位データ入力部、3 加工プログラム記憶部、4 加工後素材形状生成部、5 関連加工単位データ抽出部、6 加工プログラム解析部、7 工具パス生成部、8 加工領域形状生成部、9 面取り加工工具パス生成部、10 制御指令生成部、21 面取り加工面定義部、22 基準点列生成部、23 工具基準位置生成部、50 加工後素材形状、51,52 面取り加工部位、61 第1加工面、62 第2加工面、101 加工領域形状、102 加工領域輪郭形状、103 加工目的輪郭形状、Ei 交差エッジ、Ei’ 転写エッジ、Fij 断面平面、N1ij,N2ij 法線ベクトル、Pij 基準点、Qij 工具基準位置、Vij 基準ベクトル、Vij’ 転写ベクトル。

Claims (3)

  1. 素材形状に対して部分的な加工を行うための部分加工の加工単位データに基づいて制御指令データを生成する自動プログラミング装置であって、
    前記素材形状のデータを入力する素材形状データ入力部と、
    前記素材形状のデータおよび加工単位データを記憶する加工プログラム記憶部と、
    当該加工プログラム記憶部に記憶された加工単位データに含まれ、前記素材形状から除去される対象となる加工領域形状の境界面のデータである加工領域形状データを参照する他加工単位参照型の加工単位データを入力し、当該他加工単位参照型の加工単位データを前記加工プログラム記憶部へ出力する加工単位データ入力部と、
    前記素材形状のデータおよび前記他加工単位参照型の加工単位データが参照する加工領域形状データに基づいて前記部分加工の加工単位データの加工領域形状データを生成する加工領域形状生成部と、
    当該加工領域形状データを含めた前記部分加工の加工単位データに基づいて前記制御指令データを生成する制御指令生成部とを備えたこと特徴とする自動プログラミング装置。
  2. 前記加工プログラム記憶部に記憶された前記素材形状のデータおよび定義済みの加工単位データの加工領域形状データに基づいて、前記素材形状から前記定義済みの加工単位データの加工領域形状を除去した加工領域除去素材形状の形状データを生成する加工後素材形状生成部と、
    前記加工領域除去素材形状に転写された加工領域形状の面に、対応する加工単位の加工領域形状の面を特定するためのデータを属性として付加し、前記加工領域除去素材形状上で指示されたエッジから、当該エッジに隣接する面に付属している加工単位の加工領域形状の面を特定するためのデータを抽出し、前記他加工単位参照型の加工単位データの参照データを構成する関連加工単位データ抽出部とを備えたことを特徴とする請求項1に記載の自動プログラミング装置。
  3. 素材形状に対して部分的な加工を行うための部分加工の加工単位データに基づいて制御指令データを生成する自動プログラミング方法であって、
    前記素材形状のデータおよび加工単位データを入力して記憶し、
    記憶された加工単位データに含まれ、前記素材形状から除去される対象となる加工領域形状の境界面のデータである加工領域形状データを参照する他加工単位参照型の加工単位データを入力して記憶し、
    前記素材形状のデータおよび前記他加工単位参照型の加工単位データが参照する加工領域形状データに基づいて前記部分加工の加工単位データの加工領域形状データを生成し、
    当該加工領域形状データを含めた前記部分加工の加工単位データに基づいて前記制御指令データを生成すること特徴とする自動プログラミング方法。
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