JP5163016B2 - カラーフィルタの製造方法とフォトマスク - Google Patents

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Description

本発明は、透明電極に配向制御用開口部が設けられた液晶表示装置用カラーフィルタの製造に用いるフォトマスクに関するものであり、特に、配向制御用開口部を形成する際にポジ型フォトレジストを用い、近接露光で露光を行っても、微細な配向制御用開口部A1を形成することのできるフォトマスク、カラーフィルタ、及び液晶表示装置に関する。
図2(a)は、液晶表示装置に用いられるカラーフィルタ1を模式的に示した平面図である。また、図2(b)は、図2(a)に示すカラーフィルタ1のX−X’線における断面図である。図2に示すように、液晶表示装置に用いられるカラーフィルタ1は、ガラス基板や透明樹脂基板などの透明基板5上にブラックマトリックス6、着色画素7、及び透明電極2bが順次に形成されたものである。また、ブラックマトリックス6の位置の透明電極2b上にフォトスペーサ9が設置されている。図2はカラーフィルタ1を模式的に示したもので、着色画素7は12個表されているが、実際のカラーフィルタ1においては、例えば、対角17インチの画面に数百μm程度の着色画素が多数個配列されている。
上記構造の、液晶表示装置の多くに用いられているカラーフィルタ1の製造方法としては、先ず、透明基板5上にブラックマトリックス6を形成し、次に、このブラックマトリックス6のパターンに位置合わせして着色画素7を形成し、更に透明電極2bを位置合わせして形成する方法が広く用いられている。ブラックマトリックス6は、遮光性を有するマトリックス状のものであり、着色画素7は、例えば、赤色、緑色、青色のフィルタ機能を有するものであり、透明電極2bは、透明導電膜2aをエッチングして透明な電極パターンを形成したものである。液晶表示装置は、このようなカラーフィルタ1を内蔵することにより、フルカラー表示が実現し、その応用範囲が飛躍的に広がり、液晶カラーTV、ノート型PCなど液晶表示装置を用いた多くの商品が創出された。多様な液晶表示装置の開発、実用に伴い、液晶表示装置に用いられるカラーフィルタには、上記基本的な機能に付随して種々な機能が付加されるようになった。
例えば、配向分割機能。従来の液晶表示装置に於いては、液晶分子11を一様に配向させるために、液晶を挟持する両基板に設けられた透明電極2b上に、予めポリイミドを塗布し、その表面に一様なラビング処理をしておく。しかし、TN型液晶においては、原理的に広い視野角を得ることは困難であり、コントラストが低下し表示品質が悪化する。コントラストが良好な視野角は狭いといった問題を有していた。
このような問題を解決する一技術として、一画素内での液晶分子11の配向方向が一方向でなく、複数の方向になるように制御し視野角の広い、配向分割垂直配向型液晶表示装置(MVA(Multi−domain Vertical Alignment)−LCDが開発された。
図6は、MVA−LCDの動作を説明する断面図である。図6(a)に示すように、このMVA−LCDでは、カラーフィルタ1の透明電極2bに配向制御用開口部2cを形成し、このカラーフィルタ1と対向させるTFT基板10に突起部10aを形成する。そして、カラーフルタ4の透明電極2bとTFT基板10の透明電極10bの間に電圧を印加する。その電極間に電圧を印加しない状態では、液晶分子11は基板表面に対して垂直に配向する。中間の電圧を印加すると、図6(b)に示すように、透明電極2bの配向制御用開口部(電極エッジ部)2cで基板表面に対して斜めの電界が発生する。また、突起部10aの液晶分子11は、電圧無印加の状態からわずかに傾斜する。この突起部10aの
傾斜面と斜め電界の影響で液晶分子11の傾斜方向が決定され、突起部10aの位置と透明電極2bの配向制御用開口部2cの位置で液晶分子11の配向方向が対称に分割される。この時、例えば真下から真上に透過する光は液晶分子11が多少傾斜しているため、若干の複屈折の影響を受け、透過が抑えられ、グレイの中間調表示が得られる。右下から左上に透過する光は液晶分子11が左方向に傾斜した領域では透過しにくい、右方向に傾斜した領域では非常に透過し易く、平均するとグレイの中間調表示が得られる。左下から右上に透過する光も同様の原理でグレイ表示となり、全方位で均一な表示が得られる。更に、所定の電圧を印加すると、図6(c)のように、液晶分子11はほぼ水平になり、白表示が得られる。こうして、黒、中間調、白の表示状態のすべての状態において、視角依存性の少ない良好な表示が得られる。
以下に公知文献を記す。
特開平11−242225号公報
カラーフィルタ1に配向制御用開口部2cを有する透明電極2bのパターンを形成するために、先ず、カラーフィルタ1の着色画素7上に透明導電膜2aを形成し、その上にポジ型のフォトレジスト層3を形成する。その上方にギャップGを設けてフォトマスク6を設置し、近接露光によって、フォトレジスト層3を露光する。このようなギャップGを設けた近接露光法によってフォトレジスト層3にパターンを形成する際には、露光光の回折の影響を受けるので、形成できるパターンの精度は制約され、ギャップGの大きさが70μmから120μm程度で、このフォトレジスト層3を露光し現像して得られるエッチングレジストパターン3bの小径窓3cの直径は10μm程度が限界であり、それ以下の直径で製造することは困難であった。これは、近接露光において、フォトマスク6のパターンが微細になることで、フォトレジスト層3に到達する光が拡散してしまい、フォトレジスト層3に所望の開口径の露光ができないことが原因である。しかし、携帯電話向けなどの為、液晶表示装置の高精細化が必要であり、それ以下の径の小径窓3cを有するカラーフィルタ1が必要とされるようになった。
本発明は、この必要を満たし透明電極2b内に幅が10μm以下の配向制御用開口部2cを有する高精細なカラーフィルタ1を得ることを課題とする。すなわち、ポジ型のフォトレジスト層3をフォトマスクにより近接露光で露光・現像して小径窓3cを有するエッチングレジストパターン3bを形成する。そして、透明導電膜2aをエッチングして配向制御用開口部2cを有する透明電極2bを形成し、カラーフィルタ1に、径が10μm以下の配向制御用開口部2cを有する透明電極2bを形成することを課題とする。
本発明は、この課題を解決するために、透明基板上にブラックマトリックスと着色画素層と透明導電膜を形成し前記透明導電膜上にポジ型のフォトレジスト層を形成する第1の工程と、前記フォトレジスト層上に近接露光のギャップを隔てて、遮光領域内に多角形状の開口部を市松模様に複数個配列し、前記開口部の配列の中心部に解像限界以下の微小遮光部を形成して成る透明電極開口部形成用パターンを有するフォトマスクを設置し、前記フォトレジスト層を露光し現像することで前記透明電極開口部形成用パターンによる10μm以下の小径窓を形成したエッチングレジストパターンを形成する第2の工程と、前記エッチングレジストパターンを用いて前記透明導電膜をエッチングすることで配向制御用開口部を有する透明電極を形成する第3の工程を有することを特徴とするカラーフィルタの製造方法である。
また、本発明は、上記フォトマスクの上記開口部の幅が2μm以上5μm以下であり、
上記微小遮光部の幅が2μm以上5μm以下であることを特徴とする上記のカラーフィルタの製造方法である。
また、本発明は、近接露光でカラーフィルタの透明電極形成用ポジ型フォトレジストを露光するためのフォトマスクであって、透明電極形成用の遮光領域内に多角形状の開口部を市松模様に複数個配列し、前記開口部の配列の中心部に解像限界以下の微小遮光部を形成して成る透明電極開口部形成用パターンを有することを特徴とするフォトマスクフォトマスクである。
また、本発明は、上記開口部の幅が2μm以上5μm以下であり、上記微小遮光部の幅が2μm以上5μm以下であることを特徴とする上記のフォトマスクである。
本発明は、近接露光で透明電極を形成するためのフォトマスクのパターンの透明電極の部分の遮光領域内に、複数の多角形状の開口部を市松模様に配列した透明電極開口部形成用パターンを形成し近接露光することで、光の干渉効果により透明電極開口部形成用パターンの中心部で光強度が強められ、現像して得られるエッチングレジストパターンのその位置に10μm以下の多角形あるいは円形の小径窓が形成される効果がある。そのエッチングレジストパターンで透明導電膜をエッチングして10μm以下の配向制御用開口部を有する透明電極を形成できる効果がある。
<第1の実施形態>
以下に本発明の実施の形態を詳細に説明する。本実施形態では、透明導電膜2aをエッチングして透明電極2bを形成するためのエッチングレジストパターン3bを以下の材料で形成する。すなわち、ポジ型のフォトレジストを用いてフォトレジスト層3を形成する。図1(a)は、ポジ型のフォトレジスト層3に透明電極2bの配向制御用開口部2cのパターンを近接露光で投影するフォトマスク4の透明電極開口部形成用パターン4dの部分を拡大して示す平面図である。
本実施形態によるカラーフィルタ1は以下のようにして製造する。図2(a)は、カラーフィルタ1全体を模式的に示した平面図であり、図2(b)は、そのX−X’線での断面図を示す。
(ブラックマトリックスの形成)
先ず、ガラス基板や透明樹脂基板などの透明基板5上に図2のようにブラックマトリックス6を形成する。ブラックマトリックス6は、着色画素7間のマトリックス部A6と、着色画素7が形成された領域(表示部)の周辺部を囲む額縁部6Bとで構成されている。ブラックマトリックス6は、カラーフィルタ1の着色画素7の位置を定め、大きさを均一なものとし、また、表示装置に用いられた際に、好ましくない光を遮蔽し、表示装置の画像をムラのない均一な、且つコントラストを向上させた画像にする機能を有している。
透明基板5上へのブラックマトリックス6の形成は、例えば、透明基板5上に金属薄膜を形成し、この金属薄膜をフォトエッチングすることによって形成する。或いは、透明基板5上に、ブラックマトリックス6形成用の黒色フォトレジストを用いてフォトリソグラ
フィ法によってブラックマトリックス6を形成する。
(着色画素の形成)
着色画素7の形成は、このブラックマトリックス6が形成された透明基板5上に、例えば、顔料などの色素を分散させたネガ型の着色フォトレジストを用いて塗布膜を設け、この塗布膜への露光、現像によって着色画素を形成する。
(透明電極の形成)
透明電極2bの形成は、ブラックマトリックス6、着色画素7が形成された透明基板5上に、例えば、ITO(Indium Tin Oxide)を用いスパッタ法によってITO膜の約70nmの厚さの透明導電膜2aを形成する。次に、この透明導電膜2aにポジ型のフォトレジスト層3を形成する。次に、フォトレジスト層3の上方に、近接露光のギャップGを設けて、膜面8をフォトレジスト層3に対向させた透明電極2b形成用のフォトマスク4を配置する。近接露光のギャップGは形成するパターンの大きさ等によって異なるものであるが、通常50μm〜200μmの範囲内に設定する。
(フォトマスク)
透明電極2b形成用にポジ型のフォトレジスト層3を露光してエッチングレジストパターン3bを形成するフォトマスク4として、膜面8にクロム膜をフォトエッチングして形成したパターンを設置したフォトマスクを作成する。そのフォトマスク4のパターンは、透明電極2bの電極の幅を約30μmから300μm、電極間隔を5μmから20μm程度に形成するため、透明電極2bに対応する遮光領域4bを有する。そのフォトマスク4の透明電極2b用の遮光領域4b内には、図1(a)のように、幅Waが2μm以上5μm以下の複数の多角形の開口部4aを市松模様に配列し、配列の中心部に開口部4aと同じ寸法の多角形の微小遮光部4cを設けた透明電極開口部形成用パターン4dを形成する。
図1(a)は、正方形の開口部4aを4個市松模様に配列した例である。4個の開口部4aの正方形の幅Waは2μm以上5μm以下であり、4個の開口部4aで構成される透明電極開口部形成用パターン4dの外形寸法(c)は9μm以下のものであり、その透明電極開口部形成用パターン4dの中心部に、幅が2μm以上5μm以下の、近接露光法での解像限界以下の微小遮光部4cを設置する。
図1(a)に示す、本発明のフォトマスク4においては、上方から照射された光のうち、透明電極開口部形成用パターン4dの外周端で下方に回り込んだ光が干渉し、透明電極開口部形成用パターン4dの中心、すなわち市松模様開口部の配列の中心部の微小遮光部4cの直下のフォトレジスト層3の位置では光強度が強められる。すなわち、透明電極開口部形成用パターン4dの中心の直下のフォトレジスト層3では、光強度が強められたため、その光分解が大きくなり、フォトレジスト層3の現像処理によってその位置に小径窓3cを有するエッチングレジストパターン3dを形成できる効果がある。
本発明者は、フォトレジスト層3での光強度と、使用するフォトマスク4の透明電極開口部形成用パターン4dの形状の関係についてシミュレーションを行った結果、具体的には、市松模様に配列する開口部4aの幅Waが2μm以上5μm以下であると、エッチングレジストパターン3bに径が10μm以下の多角形の小径窓3cが形成されることを見出した。そのエッチングレジストパターン3bで透明電極2bを形成することで、透明電極2b内に微細な配向制御用開口部2cが形成される。図1(b)は、透明電極2bに形成される微細な配向制御用開口部2cの平面図である。フォトマスク4の開口部4aの一辺が2μmより小さいと、それ自体小さすぎて干渉の効果が少なくエッチングレジストパターン3bに微細な小径窓3cが形成されない。また、その一辺が5μmより大きいと、
その開口部4aによって囲まれる微小遮光部4c自体を解像してしまい、透明電極2bの微細な配向制御用開口部2cが円形にならず、環状になってしまう。
図3は、本実施形態によるカラーフィルタ1の製造方法を示す断面図である。図3(a)は、透明電極2b形成用のフォトマスク4と、フォトレジスト層3と、カラーフィルタ1の製造途中の基板の断面図である。
(ポジ型フォトレジストの組成)
配向制御用開口部2cを有する透明電極2bの形成に用いるポジ型フォトレジストの組成を下記に示す。
・樹脂:クレゾールノボラックエポキシ樹脂 12wt%
・感光剤:ジアゾナフトキノン(DNQ) 14wt%
・溶剤:プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート(PGMAC)
73.95wt%
この組成のポジ型フォトレジストを塗布して膜厚2μmのフォトレジスト層3を設け、その上に、近接露光のギャップGを70μmから120μmとし、上記のフォトマスク4を介した露光を100mJ/cm2与え、現像、ベーキングを施し、小径窓3cを有するエッチングレジストパターン3bを形成することができる。図3(b)は、フォトレジスト層3が現像されて形成されたエッチングレジストパターン3bと、カラーフィルタ1の製造途中の基板の断面図である。
(透明導電膜のエッチング)
透明導電膜2aがITO膜の場合は、その表面をエッチングレジストパターン3bで保護し、ITO膜のエッチング液として硝酸と塩酸の混合溶液または塩化系第2鉄系の溶液を用いたウエットエッチングによりITO膜の透明導電膜2aをエッチングする。図3(c)は、配向制御用開口部2cを有する透明電極2bが形成されたカラーフィルタ1の断面図である。フォトマスク4の開口部4aの幅Waが2μmの場合は、透明電極2bの配向制御用開口部2cの幅は6μmに形成できる。すなわち、配向制御用開口部2cの幅を10μm以下に形成できる効果がある。
(フォトスペーサの形成)
次に、図5のカラーフィルタ1の断面図に示すように、感光性樹脂を用い、フォトリソグラフィ法により、着色画素7間のブラックマトリックス6の位置にフォトスペーサ9を形成する。こうして、液晶表示装置用カラーフィルタ1には、透明基板5上にブラックマトリックス6、着色画素7、及び透明電極2bが順次に形成され、ブラックマトリックス6上方の透明電極2b上にスペーサ機能を有する突起状のフォトスペーサ9を形成する。
本実施形態は、以上のように、近接露光で透明電極2bを形成するためのフォトマスク4の透明電極2bに対応する遮光領域4b内に、複数の多角形状の開口部4aを市松模様に配列した透明電極開口部形成用パターン4dを形成し、その中心部に近接露光での解像限界以下の微小遮光部4cを形成し近接露光することで、光の干渉効果により透明電極開口部形成用パターン4dの中心部で光強度が強められ、その位置でのフォトレジスト層3の光分解が大きくなり、現像して得られるエッチングレジストパターン3dのその位置に10μm以下の多角形あるいは円形の小径窓3cが形成される効果がある。そのエッチングレジストパターン3dで透明導電膜2aをエッチングすることで、10μm以下の配向制御用開口部2cを有する透明電極2bを形成できる効果がある。
<第2の実施形態>
以下で、第2の実施形態を図4により説明する。図4(a)に示すフォトマスク4は図1(a)のフォトマスク4と同一であるが、透明導電膜2a上にポジ型フォトレジストを
塗布して形成するフォトレジスト層3の膜厚を、第1の実施形態より厚く、膜厚3μmのフォトレジスト層3を設ける。また、露光を150mJ/cm2与える。これにより、近接露光法による光干渉作用で露光させるが現像後に残存するエッチングレジストパターン3bが多くなり、図4(b)に示すような、×形(もしくは十文字形)の小径窓3cを有するエッチングレジストパターン3bが形成される。フォトレジスト層3の厚さを調整することで形成する小径窓3cの形状を円形、多角形、十字パターン形状に調整できる効果がある。そのエッチングレジストパターン3bで透明導電膜2aをエッチングすることで、その配向制御用開口部2cの形状を調整して形成した透明電極2bを形成することができる効果がある。
(a)は、第1の実施形態の、フォトマスクの透明電極部分の透明電極開口部形成用パターンを拡大して示す平面図である。(b)は、第1の実施形態の、透明電極に形成される微細な配向制御用開口部の平面図である。 (a)カラーフィルタを模式的に示した平面図である。(b)図(a)に示すカラーフィルタのX−X’線における断面図である。 本実施形態によるカラーフィルタの製造方法を示す断面図である。 (a)は、第2の実施形態の、フォトマスクの透明電極部分の透明電極開口部形成用パターンを拡大して示す平面図である。(b)は、第2の実施形態の、透明電極に形成される微細な配向制御用開口部の平面図である。 カラーフィルタ1の断面図である。 MVA−LCDの動作を説明する断面図である。
符号の説明
1・・・カラーフィルタ
2a・・・透明導電膜
2b・・・透明電極
2c・・・配向制御用開口部
3・・・フォトレジスト層
3b・・・エッチングレジストパターン
3c・・・小径窓
4・・・フォトマスク
4a・・・開口部
4b・・・遮光領域
4c・・・微小遮光部
4d・・・透明電極開口部形成用パターン
5・・・透明基板
6・・・ブラックマトリックス
6A・・・マトリックス部
6B・・・額縁部
7・・・着色画素
8・・・膜面
9・・・フォトスペーサ
10・・・TFT基板
10a・・・突起部
10b・・・透明電極
11・・・液晶分子
G・・・近接露光のギャップ
L・・・露光光
Wa・・・フォトマスクの開口部4aの幅

Claims (4)

  1. 透明基板上にブラックマトリックスと着色画素層と透明導電膜を形成し前記透明導電膜上にポジ型のフォトレジスト層を形成する第1の工程と、前記フォトレジスト層上に近接露光のギャップを隔てて、遮光領域内に多角形状の開口部を市松模様に複数個配列し、前記開口部の配列の中心部に解像限界以下の微小遮光部を形成して成る透明電極開口部形成用パターンを有するフォトマスクを設置し、前記フォトレジスト層を露光し現像することで前記透明電極開口部形成用パターンによる10μm以下の小径窓を形成したエッチングレジストパターンを形成する第2の工程と、前記エッチングレジストパターンを用いて前記透明導電膜をエッチングすることで配向制御用開口部を有する透明電極を形成する第3の工程を有することを特徴とするカラーフィルタの製造方法。
  2. 前記フォトマスクの前記開口部の幅が2μm以上5μm以下であり、前記微小遮光部の幅が2μm以上5μm以下であることを特徴とする請求項1記載のカラーフィルタの製造方法。
  3. 近接露光でカラーフィルタの透明電極形成用ポジ型フォトレジストを露光するためのフォトマスクであって、透明電極形成用の遮光領域内に多角形状の開口部を市松模様に複数個配列し、前記開口部の配列の中心部に解像限界以下の微小遮光部を形成して成る透明電極開口部形成用パターンを有することを特徴とするフォトマスク。
  4. 前記開口部の幅が2μm以上5μm以下であり、前記微小遮光部の幅が2μm以上5μm以下であることを特徴とする請求項3記載のフォトマスク。
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