JP5161546B2 - ゴルフクラブヘッド - Google Patents

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Description

本発明は、ナイスショット時の心地良いしっかりとした振動を残しながらミスショット時の不快な振動を吸収して優れた打球感を提供しうるゴルフクラブヘッドに関する。
従来、ボールを打撃するフェースを具えた金属材料からなるヘッド本体と、このヘッド本体に固着されかつ粘弾性材料からなる振動吸収体とを有するゴルフクラブヘッドが例えば下記特許文献1で提案されている。このクラブヘッドは、ボール打撃時、ヘッド本体に発生した振動が振動吸収体によって吸収されるので、ゴルファの手に伝わる振動が低減される。
特開2006−129936号公報
ところで、ボールをクラブフェースの芯と呼ばれるスイートスポット(図3に示されるように、ヘッド重心GからフェースFに立てた法線NとフェースFとの交点SS)で打撃したいわゆるナイスショットの場合、打球は意図した方向に打ち出されるととともに、グリップを握るゴルファの手には、比較的小さいけれどもしっかりとした手応えの心地良い振動が感じられることは、経験則上よく知られている。このようなナイスショット時の振動は、ゴルファの打球フィーリングを向上させるものであるから、吸収することなく極力残すべきである。
他方、クラブフェースのスイートスポットから離れた位置でボールを打撃するミスショットの場合には、打球は意図しない方向に打ち出され易い他、ゴルファの手には比較的大きな不快な振動が与えられることも知られている。このような振動は、時にゴルファの手に痺れをもたらす。従って、ミスショット時のクラブヘッドの振動は、極力吸収されるべきである。
発明者らは、鋭意研究を重ねた結果、粘弾性材料からなる振動吸収体に、切り込み幅が1.0mm以下のサイピングを形成すると、小さな振動に対する吸収効果をそれほど大きく向上させることなく、大きな振動に対する吸収効果を大幅に高め得ることを見出し、本発明を完成させるに至った。
以上のように、本発明は、ナイスショット時の心地よい振動を極力残しながら主としてミスショット時の不快な振動を効果的に吸収して優れた打球感を発揮させ得るゴルフクラブヘッドを提供することを主たる目的としている。
本発明のうち請求項1記載の発明は、ボールを打撃するフェースを具えた金属材料からなるヘッド本体と、このヘッド本体に固着された粘弾性材料からなる振動吸収体とを有するゴルフクラブヘッドであって、前記振動吸収体に、該振動吸収体の表面で開口された開口縁の形状を維持したまま表面から直角に深さ方向にのび、かつ、切り込み幅が1.0mm以下のサイピングが形成されていることを特徴とする。
また請求項2記載の発明は、前記サイピングの開口縁は、前記ヘッド本体と接触している請求項1記載のゴルフクラブヘッドである。
また請求項3記載の発明は、前記サイピングは、前記フェースと実質的に平行なサイピング面を有する請求項1又は2記載のゴルフクラブヘッドである。
また請求項4記載の発明は、前記ヘッド本体は、前記フェースの少なくとも一部を含む金属材料からなるフェース部材と、前記フェース部材を保持する金属材料からなるフェース受け部材とを含むアイアン型であり、前記フェース部材は、前記フェースと反対側の面であるフェース背面を有し、かつ、前記フェース受け部材は、前記フェース背面から離間した位置で該フェース背面と向き合ってのびることにより、フェース背面との間に間隙を形成する背壁部を具え、しかも前記振動吸収体は、前記フェース背面と前記背壁部との間に配されている請求項1ないし3のいずれかに記載のゴルフクラブヘッドである。
また請求項5記載の発明は、前記振動吸収体は、前記フェース部材及びフェース受け部材のいずれにも接触することなく前記間隙内をのびている非拘束部を含む請求項4記載のゴルフクラブヘッド
また請求項6記載の発明は、前記背壁部には、衝撃吸収体の後側部が嵌め込まれる凹部を有し、前記サイピングがこの凹部の内周面と接触する位置に設けられている請求項4又は5のいずれかに記載のゴルフクラブヘッドである。
本発明のクラブヘッドは、ヘッド本体に固着された振動吸収体に、切り込み幅が1.0mm以下のサイピングが形成される。このような振動吸収体は、例えば、ミスショット時のように大きな振動(振動エネルギー)が加えられると、サイピングが閉じたり開いたり、またサイピングの両側の面が相対的にずれること等により、振動吸収体のサイピング周辺部分に大きな弾性変形が生じ、その振動エネルギーを熱エネルギーに効果的に変換して吸収しうる。従って、サイピングが形成された振動吸収体は、大きな振動に対する吸収効果が向上する。
一方、サイピングが形成された振動吸収体は、ナイスショット時のように小さな振動が加えられた場合、前述のようなサイピング周辺部分の弾性変形はそれほど大きく発現しない。従って、このような振動吸収体は、小さい振動に対する吸収効果が、大きな振動の吸収効果に比して相対的に小さくなる。
従って、本発明のクラブヘッドは、振動の小さいナイスショット時の心地よい振動を極力残しながらミスショット時の大きな振動を効果的に吸収し、優れた打球感を提供しうる。
以下、本発明の実施の一形態が図面に基づき説明される。
図1は本発明の一実施形態としてゴルフクラブヘッドの基準状態の正面図、図2はその背面図、図3は図1のA−A拡大端面図、図4は図3のソール側部分の拡大図をそれぞれ示す。なお前記基準状態とは、クラブヘッド1を、そのライ角α及びロフト角β(リアルロフト角)に保持して水平面HPに置いた状態とする。
本実施形態のゴルフクラブヘッド(以下、単に「ヘッド」又は「クラブヘッド」ということがある。)1は、金属材料からなるヘッド本体1Aと、このヘッド本体1Aに固着された粘弾性材料からなる振動吸収体15とを有する。
前記ヘッド本体1Aは、ボールを打撃する面であるフェースFと、このフェースFの上縁に連なりかつヘッド上面をなすトップ面2と、前記フェースFの下縁に連なりかつヘッド底面をなすソール面3と、該ソール面3と前記トップ面2との間をトウ側で継ぐトウ面4と、ヘッド背面をなすバックフェース7とを含むアイアン型のものが示される。また、ヘッド本体1Aには、ネック部5と、該ネック部5に連なりかつシャフト(図示省略)が装着されるシャフト差込孔6aを有する筒状のホーゼル部6とを具える。なおヘッド1のライ角αを定める際には、前記シャフト差込孔6aの軸中心線CLが基準とされる。
また、前記ヘッド本体1Aは、前記フェースFの少なくとも一部(本実施形態では主要部)を含む金属材料からなるフェース部材8と、該フェース部材8を保持する金属材料からなるフェース受け部材9とを含んで構成される。
前記フェース部材8の金属材料としては、例えばチタン、チタン合金、アルミニウム合金又はSUS450(マレージング銅)等の高強度かつ反発性に優れた金属材料が望ましい。本実施形態のフェース部材8にはチタン合金が採用される。
図5には、本実施形態のフェース部材8を背面側から見た斜視図を示す。該フェース部材8は、フェースFの主要部を構成する前面8aと、その反対側の面であるフェース背面8bと、フェース背面8bと前面8aとの間を継ぐ側端面8cとを含む板状体で構成される。
前記前面8aは、溝等のインパクトエリアマーキングmを除いて実質的な単一の平面で形成される。また、側端面8cは、トップ面2でヘッド外面に露出するトップ側端面22と、ソール面3に沿ってのびるソール側端面23と、該ソール側端面23とトップ側端面22との間をトウ面4に沿ってのびるトウ側端面24と、前記ソール側端面23とトップ側端面22との間をヒール側でほぼ垂直にのびて継ぐヒール側端面25とを含む。これにより、フェース部材8は、基準状態の正面視(図1)において、ヒール側からトウ側に向かって高さが漸増する如く形成される。また、本実施形態では、前記トップ側端面22は、段差部27を介してトウ側端面24と接続されたものが示される。
フェース部材8の厚さt1は、特に限定されないが、該厚さt1が小さすぎると、強度が不足して耐久性が悪化する傾向があり、逆に大きすぎてもフェース部材8の剛性が過度に高められ、反発性能が悪化する傾向がある。このような観点より、前記厚さt1は、好ましくは2.0mm以上、より好ましくは2.2mm以上が望ましく、また上限については、好ましくは3.5mm以下、より好ましくは3.3mm以下が望ましい。なおクラブヘッド1の反発性を向上させるために、本実施形態のフェース部材8の厚さt1は実質的に一定に形成されているが、各部で変化させることができるのは言うまでもない。
前記フェース受け部材9は、図6に示されるように、トップ面2に沿ってのびかつ本実施形態では該トップ面2のヘッド後方部分を形成するトップ部枠9aと、前記ソール面3の実質的全域を形成するソール部枠9bと、前記トップ部枠9aと前記ソール部枠9bとの間を継ぐとともにトウ面4の実質的な全域を形成するトウ側枠9cと、前記ネック部5と、前記ホーゼル部6とを含んで構成される。また、本実施形態のフェース受け部材9は、トップ部枠9a、トウ側枠9c、ソール部枠9b及びネック部5で囲まれかつ前後に貫通した一つの開口部Oが形成される。
該フェース受け部材9を形成する金属材料としては、例えばSUS630、SUS255、SUS450等のステンレス鋼、その他、フェース部材8よりも比重が大きいものが好ましい。本実施形態のフェース受け部材9には、フェース部材8の金属材料よりも比重が大きいステンレス鋼が用いられる。これにより、フェース部材8の周辺部により多くの重量が配分され、慣性モーメントやスイートエリアの大きいヘッド1が提供される。なお、本実施形態のフェース受け部材9は、鋳造品からなり、各部が一体に形成されている。これによって、生産性を高め得る。
また、図7には、フェース受け部材9の正面図が示される。図5、図6及び図7に示されるように、フェース受け部材9は、フェース部材8の側端面8cに接触しこれを支持する内向き面11と、フェース背面8bの周縁部8beに接触する受け面12とを有する。なお、図5には、理解しやすいように、受け面12にて支えられる領域がハッチングにて示されている。
前記内向き面11は、ソール部枠9bに設けられかつフェース部材8のソール側端面23を支持するソール内向き面11aと、トウ側枠9cに設けられかつフェース部材8のトウ側端面24を支持するトウ内向き面11bと、前記ネック部5に設けられかつフェース部材8のヒール側端面25を支持するヒール内向き面11cとを含む。各内向き面11は、フェース部材8の前記各側端面23、24及び25の厚さと実質的に同じ幅で形成される。
他方、トップ部枠9aは、このような内向き面11が設けられておらずその部分が切り欠かれた切り欠き部分16を含む。これにより、フェース部材8のトップ側端面22の少なくとも一部は、この切り欠き部分16から露出しトップ面2の一部を構成する。このようなヘッド本体1Aは、トップ面2の一部が、比重の小さいフェース部材8で構成されるため、ヘッド重心Gをより低い位置に設けるのに役立つ点で好ましい。
本実施形態の受け面12は、トウ側枠9c、ソール部枠9b、トウ側枠9c及びネック部5に亘って環状で連続して設けられる。これにより、フェース背面8bの周縁部8beは、受け面12により、環状に連続して支持される。なお、理解しやすいように、図5には、受け面12で支持されるフェース背面の周縁部8beをハッチングにて示す。また、受け面12は、フェースFからヘッド後方に実質的にフェース部材8の厚さt1で凹んだ位置に設けられ、かつ、本実施形態では、フェース背面8bと実質的に平行な平面で形成されている。
このように、内向き面11と受け面12とを含むフェース受け部材9は、フェース部材8の側端面8cとフェース背面8bとがなすコーナ部分を保持でき、前記フェース部材8をより確実に接合するのに役立つ。また、切欠き部分16をトップ部枠9aに含ませたときには、前記効果を維持しつつ、ヘッド1をより一層低重心化するのに役立つ。なお、本発明は、このような実施形態に限定されるものではなく、例えば内向き面11は、環状に連続して形成されても良く、又はこれとは逆に内向き面11を省略し受け面12だけでフェース部材8を支えても良い。
なお、前記受け面12の幅W1は、特に限定はされないが、小さすぎるとフェース背面8bと十分な接合面積が確保されず、ひいては接合部の耐久性が悪化するおそれがあり、逆に大きすぎるとフェース部材8の反発性能を低下させるおそれがある。このような観点より、前記幅W1は、好ましくは0.5mm以上、より好ましくは1.0mm以上が望ましく、上限については好ましくは5.0mm以下、より好ましくは3.0mm以下、さらに好ましくは2.0mm以下が望ましい。
また、図4に示されるように、ヘッド本体1Aには、前記フェース背面8bから離間した位置で該フェース背面8bと向き合ってのびることにより、フェース背面8bとの間に間隙13を形成する背壁部14を具える。図6及び図7に示されるように、背壁部14は、トップ部枠9a、トウ側枠9c、ソール部枠9b及びネック部5の各後方にそれぞれ連設され、ヘッド中心側へとのびて終端している。具体的に述べると、本実施形態の背壁部14は、トップ部枠9aに設けられたトップ側の背壁部14aと、トウ側枠9cに設けられたトウ側の背壁部14cと、前記ソール部枠9bに設けられたソール側の背壁部14bとを含み、これらは連続して形成されている。ただし、このような態様に限定されるものではない。
図4及び図6に示されるように、背壁部14には、フェース背面8bと向き合う対向面18を含む。また、対向面18は、ソール側の背壁部14bにおいては、フェース寄りの第1の対向面18aと、それよりもヘッド後方に位置する第2の対向面18bとを含むステップ状に形成されるが、それ以外の背壁部においては、第1の対向面18aのみを具えている。なお、本実施形態では、前記各対向面18a及び18bは、フェース背面8bとほぼ平行にのびており、フェース背面8bとの間にアンダーカット状の前記間隙13を形成する。このような背壁部14は、ボール打撃時、フェース部材8がヘッド後方に自由に撓み得る前記間隙13を提供し、クラブヘッドの反発性を向上するのに役立つ。
図4に示されるように、本実施形態において、前記衝撃吸収体15は、フェース背面8bと背壁部14との間に配される。前記振動吸収体15は、例えば柱状をなし、本実施形態ではその中心軸線15CLがフェースFとほぼ直交するように配置される。また、振動吸収体15の前側部15aは、フェース背面8bに接触するとともに、振動吸収体15の後側部15bは、フェース受け部材9の対向面18aに設けられた凹部21に挿入されかつその内周面と接触している。
このような振動吸収体15は、金属材料からなるヘッド本体1A(本実施形態ではフェース部材8及びフェース受け部材9)と接触しているため、ボール打撃時、フェース部材8及び/又はフェース受け部材9から伝えられた振動を熱に変換して減衰させ、プレーヤの手に伝えられる振動を緩和し打球感を向上させ得る。
また、凹部21に衝撃吸収体15の後側部15bを挿入することにより、その位置決め及び取付がより確実となり、生産性や耐久性が向上する。また、凹部21を設けることにより、フェース受け部材9と衝撃吸収体15との接触面積を増加させ、効率良く振動吸収するのに役立つ。このような観点より、凹部21の深さBは、好ましくは3.0mm以上、より好ましくは4.0mm以上、さらに好ましくは5.0mm以上が望ましく、また、好ましくは10.0mm以下、より好ましくは9.0mm以下、さらに好ましくは8.0mm以下が望ましい。
また、本実施形態の振動吸収体15は、フェース部材8及びフェース受け部材9のいずれにも接触することなく前記間隙13内をのびている非拘束部15cを含む。このような非拘束部15cは、例えばフェース受け部材9から何ら制約を受けることなく自由に振動できるため、従来に比して効率良く振動を吸収しうる点で望ましい。また、このような非拘束部15cは、振動吸収体15を小型化するのにも役立つ。
なお、非拘束部15cの長さA(この長さAは、本実施形態では、フェース背面8bと第1の対向面18aとの距離に等しい。)は、特に限定されるものではないが、小さ過ぎると、非拘束部15cによる前記作用が十分に得られないおそれがあるので、好ましくは0.3mm以上、より好ましくは0.5mm以上、さらに好ましくは0.7mm以上が望ましい。逆に、非拘束部15cの長さAが大きすぎると、振動を過度に吸収してしまうおそれがあるので、好ましくは4.0mm以下、より好ましくは3.5mm以下、さらに好ましくは3.0mm以下が望ましい。ただし、図11に示されるように、振動吸収体15は、非拘束部15cを有することなく、ヘッド本体1Aの内部(凹部21内)に配されたものでも良いのは言うまでもない。
さらに、図8に拡大して示されるように、振動吸収体15には、切り込み幅Wsが1.0mm以下のサイピングSPが形成される。本実施形態のサイピングSPは、振動吸収体15の表面で開口された開口縁eの形状を維持したまま表面から直角に深さ方向にのびる細い切り込みである。このような振動吸収体15に、例えば、ミスショット時に生じがちな大きな振動(振動エネルギー)が加えられると、サイピングSPが閉じたり開いたり、またサイピングSPを介して向き合う両側の離間面の相対的なずれ等により、振動吸収体15のサイピング周辺部分は、他の部分に比して大きな弾性変形が生じる。これにより、大きな振動が素早く減衰される。従って、サイピングSPが形成された振動吸収体15は、ミスショット時に生じがちな大きな振動に対してより高い吸収効果を発揮しうる。
一方、前記振動吸収体15に、ナイスショット時に生じがちな小さな振動(振動エネルギー)が加えられた場合、限定された切り込み幅WsのサイピングSPの周辺部分の弾性変形はそれほど大きく発現しない。従って、前記振動吸収体15は、小さい振動に対する吸収効果が、大きな振動の吸収効果に比して相対的に小さい。これは、振動の小さいナイスショット時の心地よい振動を極力残してプレーヤの手に好感触を与えるのに役立つ。
このようなサイピングSPの作用を効果的に発現させるためには、サイピングSPの前記切り込み幅Wsは、1.0mm以下に設定される必要がある。即ち、切り込み幅Wsが1.0mmよりも大きい場合、サイピング周辺部分が非常に振動しやすくなり、小さな振動に対しても吸収効果が向上する。これは、ナイスショット時の良好な振動までをも減衰させてしまい、いわゆる打球感をぼやけさせ、打球フィーリングを悪化させる。とりわけ、前記切り込み幅Wsは、好ましくは0.7mm以下、より好ましくは0.5mm以下が望ましい。なお、前記切り込み幅Wsは、ヘッド1に組み入れられた状態でかつサイピングSPの深さ方向の全範囲で上記数値範囲を満たす必要がある。
また、切り込み幅Wsの下限は、実質的に0mmである。このような切り込み幅Wsは、例えば中実(ソリッド)の振動吸収体を準備し、これにカッター等の刃厚の薄い刃物で切り目を入れることによって容易に形成できる。ただし、サイピングSPの形成方法は特に限定されない。従って、刃物による切り込みの他、例えば振動吸収体15が樹脂やゴムからなる場合、それらの成形時に金型のブレード等を用いてサイピングSPを形成すること等も可能である。
また、サイピングSPの少なくとも一部は、好ましくは0.5mm以上、より好ましくは1.0mm以上の深さDを有することが望ましい。該サイピングSPの深さDが0.5mm未満では、サイピング周辺部分を十分に振動させることができず、ひいてはミスショット時に生じがちな大きな振動に対して高い吸収効果を発揮できなくなる。逆に、サイピングSPの深さDが大き過ぎると、サイピング周辺部分が過度に振動しやすくなって、ナイスショット時の心地よい小さな振動までもが吸収されるおそれがある。このような観点より、サイピングSPの深さDの最大値は、好ましくは5mm以下、より好ましくは3mm以下、さらに好ましくは2mm以下が望ましい。なお、サイピングSPの深さDは、振動吸収体15の内部で終端するサイピング底bから振動吸収体表面での開口縁eまでの最短距離とする。また、サイピングSPの深さDは、一定でも良いし、変化させても良いのは言うまでもない。
さらに、サイピングSPの全長は、好ましくは10mm以上、より好ましくは20mm以上、より好ましくは40mm以上が望ましい。該サイピングSPの全長Lが10mm未満では、大きな振動が加わってもサイピング周辺部分を十分に振動させることができず、ひいてはミスショット時の振動吸収効果が低下するおそれがある。逆に、サイピングSPの全長Lが大き過ぎると、サイピング周辺部分が過度に振動し、ナイスショット時の振動までもが失われるおそれがある。このような観点より、サイピングSPの全長Lは、好ましくは160mm以下、より好ましくは100mm以下、さらに好ましくは80mm以下が望ましい。
なお、前記「サイピングSPの全長L」とは、振動吸収体15の表面で開口するサイピングSPの開口縁eの総和(複数のサイピングSPがあるときにはそれらの合計値)とする。従って、図8に示される態様では、サイピングSPの全長Lは、振動吸収体15の上面での開口縁の長さLaと、側面での開口縁の長さLb及びLcとの和(La+Lb+Lc)で表される。また、本実施形態のサイピングSPは、直線状で形成されているが、例えばジグザグ状や波状で形成されても良い。この場合には、前記サイピングSPの全長Lは、開口縁のジグザグ形状等に沿って測定されるものとする。
また、前記サイピングSPは、種々の位置に設けられても良いが、好ましくはサイピングSPの開口縁eをヘッド本体1Aと接触する位置に設けるのが望ましい。例えば、サイピングSPが非拘束部15cに設けられることにより、その開口縁eがヘッド本体1Aに接触していない場合、比較的小さな振動でも振動吸収体15のサイピング周辺部分に大きな弾性変形が生じやすく、ナイスショット時の心地よい振動を吸収するおそれがある。このような観点より、ヘッド本体1Aと接触しているサイピングSPの開口縁eの全長L2は、前記サイピングSPの全長Lの好ましくは0.50倍以上、より好ましくは0.80倍以上、さらに好ましくは全部であることが望ましい。
また、図8では、サイピングSPは、その両端が振動吸収体15の両側面で開口したいわゆるフルオープンサイプSP1を示したが、図9に示されるように、一端のみが振動吸収体15の側面に開口しかつ他端が振動吸収体15の内部で終端するセミオープンサイプSP2や、両端が振動吸収体15の内部で終端するクローズドサイプSP3であっても良い。ミスショット時の大きな振動吸収効果をより高めるためには、フルオープンサイプSP1又はセミオープンサイプSP2が望ましく、とりわけ、フルオープンサイプSP1が望ましい。
また、発明者らは、フェースFと、サイピングSPの切り込み空間が作る面であるサイピング面20との相対関係について種々実験を行ったところ、サイピング面20をフェースFと平行に近づけるほど、大きな振動に対する振動吸収効果を高め得ることを知見した。これは、サイピング面と直角方向の変形モードが、大きな振動の減衰作用に強く寄与していることが原因と推察される。このような実験結果に鑑み、サイピングSPは、フェースFに対して、好ましくは60度以下、より好ましくは30度以下、さらに好ましくは10度以下、最も好ましくは実質的に平行(本実施形態では平行)をなすサイピング面20を含むことが望ましい。なお、前記サイピング面は、サイピングSPが0mmよりも大きな切り込み幅Wsを有する場合、その切り込み幅の中心を通る平面で特定される。
また、図10に示されるように、互いに交差する2本のサイピングSPを振動吸収体15に設けても良い。なお、この実施形態では、サイピングSPが、振動吸収体15のフェース背面8bと接触する前側部15aと、フェース受け部材9と接触する後側部15bの各端面に設けられている。このように、サイピングSPは、種々の位置に設けることができる。
また、衝撃吸収体15は、粘性と弾性とを併せ持つ粘弾性材料であれば特に限定はされないが、例えばNBRやIRを架橋剤により加硫している加硫ゴム、スチレン系熱可塑性エラストマー、ウレタン系熱可塑性エラストマー等のソフトセグメントとハードセグメントとからなる熱可塑性エラストマー又はナイロン等の熱可塑性エラストマー等が望ましい。とりわけ、2種以上のポリマーを混合又は化学結合させることにより得られたポリマーアロイが好適である。
前記ポリマーアロイは、一方のポリマーが他方のポリマー中に適当に分散して、巨視的には均一相を呈している多成分系高分子である。微視的には均一な場合もあるが、一方のポリマー相が他方のポリマー相に分散して不均一な構造を形成する場合もある。このような状態になった高分子多成分系は成分ポリマーの単なる平均的性質に加えて、新たな物性が生じるので樹脂やゴム等の改質に広く利用されている。このようなポリマーアロイとしては、例えば三菱化学(株)から商品名「ラバロン」(例えば、「ラバロンSJ4400N」、「ラバロンSJ5400N」、「ラバロンSJ6400N」、「ラバロンSJ7400N」、「ラバロンSJ8400N」、「ラバロンSJ9400N」、「ラバロンSR04」等)で市販されているスチレン系熱可塑性エラストマーが好適である。
また、衝撃吸収体15の硬度は、特に限定されないが、大きすぎると、十分な衝撃吸収能力を発揮できない傾向があり、逆に小さすぎても耐久性が悪化する傾向がある。このような観点より前記衝撃吸収体15の硬度(JIS−A硬度)は、好ましくはA40(40度の意)以上、より好ましくはA50以上が望ましく、また、上限についてはA90以下、より好ましくはA80以下が望ましい。
衝撃吸収体15の形状等は特に限定されない。従って、例えば図示した角柱状を含む直方体や、円柱状又は三角柱状、球形、円盤状など種々の形態をとり得る。とりわけ本実施形態のような柱状が望ましい。
また、アイアン型のクラブヘッド1は、芝生上に直接置かれたゴルフボールを打球する機会が多い。このため、フェースFのソール側の領域でボールを打撃する傾向がある。従って、衝撃吸収体15は、本実施形態のように、少なくともヘッド重心Gよりもソール面3側、より好ましくはソール部枠9bに設けられるのが望ましい。
また、ヘッド1のソール側の振動は、そのトウ・ヒール方向に亘って生じる。このため、衝撃吸収体15は、トウ側に設けられたトウ側の吸収体15Tと、ヒール側に設けられたヒール側の吸収体15Hとを少なくとも含むことが望ましい。このように衝撃吸収体15をトウ・ヒール方向に分けて配することにより、より広い範囲で衝撃を吸収し、打球感をさらに向上させ得る。ここで、トウ側の衝撃吸収体15Tとは、図1に示されるように、スイートスポットSSを通るフェースFと直角な垂直面VPよりもトウ側に重心を有する衝撃吸収体とする。また、ヒール側の衝撃吸収体15Hは、前記垂直面VPよりもヒール側に重心を有する衝撃吸収体とする。
また、アイアン型のクラブヘッド1において、フェースFのスイートスポットSSよりもトウ側で打球した場合、ヒール側で打球した場合に比べるとシャフト軸周りにヘッドを回転させるより大きなモーメントが生じる。このモーメントの一部は、シャフトを介してプレーヤの手指に伝えられ、不快な衝撃を与えることになる。このため、本実施形態のトウ側の吸収体15Tは、ヒール側の吸収体15Hよりも大きな体積で構成される。これは、例えば、本実施形態のように、各振動吸収体15を同一の体積としつつ、トウ側により多くの吸収体15T1〜15T3を配することで好ましく実現される。
複数個の衝撃吸収体15をクラブヘッド1に分散して配置することは、振動吸収効果をより高める点で好ましい。このような観点より、1ヘッド当たり、衝撃吸収体15は、2個以上、より好ましくは3個以上、さらに好ましくは4個以上設けられるのが望ましい。他方、衝撃吸収体15の配設個数が多くなると、コストの上昇や生産性の悪化を招くおそれがある。このような観点より、衝撃吸収体15は、1ヘッド当たり、好ましくは10個以下、より好ましくは7個以下、さらに好ましくは5個以下で設けられるのが望ましい。また、各衝撃吸収体15の体積を実質的に同一とした場合、前記トウ側の衝撃吸収体15Tの個数と、ヒール側の衝撃吸収体15Hの個数との差は、好ましくは1〜3個とするのが良い。
なお、振動吸収体15を4個以上設ける場合、図12に示されるように、サイピングSPの最も長い開口縁eをトウ側、ヒール側、上側及び下側にそれぞれ向けて配置するのが、バランスの良い振動吸収効果が得られる点で望ましい。
衝撃吸収体15の体積は、特に限定されないが、小さすぎると振動吸収効果が低下する傾向があり、逆に大きすぎると、比重の小さい衝撃吸収体に多くのヘッド体積が消費され、ヘッドの慣性モーメントが小さくなるおそれがある。このような観点より、衝撃吸収体15の体積は、好ましくは350mm3 以上、より好ましくは370mm3 以上、さらに好ましくは400mm3 以上が望ましく、また上限に関しては、好ましくは700mm3 以下、より好ましくは680mm3 以下、さらに好ましくは650mm3 以下が望ましい。ここで、「衝撃吸収体の体積」は、本実施形態のようにクラブヘッド1に複数個の衝撃吸収体15が設けられている場合、全ての衝撃吸収体15の体積の合計値とする。
また、打球時に最も良く振動するフェース部材8の振動を効率良く吸収させるために、衝撃吸収体15の前側部15aと、フェース背面8bとの接触面積は、好ましくは40mm2 以上、より好ましくは50mm2 以上、さらに好ましくは60mm2 以上が望ましい。他方、前記接触面積が過度に大きくなると、ナイスショット時の心地よい振動が損ねわれるおそれがあるので、好ましくは120mm2 以下、より好ましくは110mm2 以下、さらに好ましくは100mm2 以下が望ましい。ここで、「衝撃吸収体とフェース背面との接触面積」は、本実施形態のようにクラブヘッド1に複数個の衝撃吸収体15が設けられている場合、各衝撃吸収体15とフェース背面との接触面積の合計値とする。
本実施形態のクラブヘッドは、種々の方法で製造することができる。例えば、衝撃吸収体15を凹部21に配置した後、治具やプレス等を用いてフェース部材8とフェース受け部材9とを互いに密着させて仮組みし、その状態でフェース部材8とフェース受け部材9とを本固着することにより、クラブヘッド1が製造される。振動吸収体15に軸方向の圧縮力を作用させても良いが、サイピングSPの周辺部分の振動を過度に抑えることがないよう、軸方向歪は20%以下に抑えるのが望ましい。なお、前記の本固着には、慣例に従って種々の方法が採用され、例えばかしめ、接着剤、ネジ止め、圧入、ロウ付け又は溶接等の一ないし複数の方法を組み合わせて接合できる。
上記実施形態では、フェース受け部材9の第1の対向面18aに衝撃吸収体15の後側部15bが嵌め込まれる凹部21が形成されたものを示したが、このような凹部21に代えて、又はこのような凹部21とともに、例えばフェース背面8bに、衝撃吸収体15の前側部15aが嵌め込まれる凹部(図示省略)を有するフェース部材8を用いることができる。しかし、このような実施形態は、ボールを直接打球するフェース部材8側に衝撃吸収体15を嵌め込むための凹部が形成されるため、その強度を低下させるおそれがある。従って、凹部21がフェース受け部材9側にのみ設けられる実施形態が特に望ましい。
以上、本発明の実施形態について、アイアン型ゴルフクラブヘッドを例示したが、本発明は、アイアン型のみならず、ウッド型やパター型、ユーティリティー型など種々のタイプのクラブヘッドに適用できる。
図1〜4及び表1に基づき、ロフト角24゜のアイアン型ゴルフクラブヘッドが試作された。各ヘッドは、SUS630をロストワックス精密鋳造法により成形された鋳造品からなるフェース受け部材と、Ti−6Al−4Vのプレス成形品のフェース部材とを接着剤を併用しかつかしめにより固着することにより形成された。衝撃吸収体には、三菱化学(株)製の商品名「ラバロンSR04」をインジェクション成形して各柱状に形成された粘弾性体(ポリマーアロイ)が用いられた。各ヘッドには、4つの吸収体が用いられているがいずれも同一断面形状とした。
また、下記は共通仕様である。
各凹部の断面形状:正方形(6mm×6mm)
各凹部の深さB:5mm
各振動吸収体の非拘束部の長さA:2mm
各衝撃吸収部材の軸方向の長さ:7mm
各衝撃吸収体の断面形状:正方形(6mm×6mm)
各サイピングの深さ:2mm
各例に用いられた振動吸収体の具体的な仕様は、図13に示す通りであり、グレー部分がフェース受け部材の凹部に挿入される部分を示す。また、サイピングの開口縁はいずれもトップ面側に向けられ、かつ、サイピング面はいずれもフェースと平行に設けられている。また、テスト方法は、次の通りである。
<打球感>
先ず、供試ヘッドに、SRIスポーツ社製の繊維強化樹脂シャフトMP−200(フレックスR)を装着してクラブ長38インチのアイアン型ゴルフクラブが試作された。そして、SRIスポーツ社製の市販の3ピースゴルフボール(Z-UR)を用いて、ゴルファー10名による実打試験が行われた。評価は、各ゴルファーが、ナイスショットした時のしっかりした打球感について、比較例1を基準(3点)として、以下の指針で評価した。
5点:しっかり感があって非常に良い
4点:しっかり感が若干あって良い
2点:しっかり感が若干無くてやや悪い
1点:しっかり感がなくて悪い
また、ミスショットした時の衝撃の大きさ及び打球感について、比較例3を基準(3点)として、以下の指針で評価した。
5点:衝撃が小さくて良い
4点:衝撃が小さめで若干良い
2点:衝撃が大きめで若干悪い
1点:衝撃が大きくて悪い。
いずれも、10名の平均値を表に示すが、数値が大きいほど良好である。
テストの結果などを表1に示す。
Figure 0005161546
テストの結果、実施例のヘッドは、ナイスショット時の心地よいしっかりとした振動を残しつつミスショット時の振動を軽減し、いずれも良好な打球感を有していることが確認できた。
本発明の一実施形態を示す基準状態のアイアン型ゴルフクラブヘッドの正面図である。 その背面図である。 図1のA−A断面図である。 図3の部分拡大図である。 フェース部材を背面側から見た斜視図である。 フェース受け部材の斜視図である。 フェース受け部材の正面図である。 振動吸収体の実施形態を示す斜視図である。 他の実施形態の振動吸収体の斜視図である。 他の実施形態の振動吸収体の斜視図である。 本発明の他の実施形態を示すクラブヘッドの部分断面図である。 本発明の他の実施形態を示すクラブヘッドの概略背面図である。 実施例の振動吸収体の詳細を示す線図である。
符号の説明
1 ゴルフクラブヘッド
1A ヘッド本体
8 フェース部材
8a 前面
8b フェース背面
9 フェース受け部材
13 間隙
14 背壁部
15 衝撃吸収体
15a 前側部
15b 後側部
15c 非拘束部
21 凹部
F フェース

Claims (6)

  1. ボールを打撃するフェースを具えた金属材料からなるヘッド本体と、このヘッド本体に固着された粘弾性材料からなる振動吸収体とを有するゴルフクラブヘッドであって、
    前記振動吸収体に、該振動吸収体の表面で開口された開口縁の形状を維持したまま表面から直角に深さ方向にのび、かつ、切り込み幅が1.0mm以下のサイピングが形成されていることを特徴とするゴルフクラブヘッド。
  2. 前記サイピングの開口縁は、前記ヘッド本体と接触している請求項1記載のゴルフクラブヘッド。
  3. 前記サイピングは、前記フェースと実質的に平行なサイピング面を有する請求項1又は2記載のゴルフクラブヘッド。
  4. 前記ヘッド本体は、前記フェースの少なくとも一部を含む金属材料からなるフェース部材と、前記フェース部材を保持する金属材料からなるフェース受け部材とを含むアイアン型であり、
    前記フェース部材は、前記フェースと反対側の面であるフェース背面を有し、かつ、
    前記フェース受け部材は、前記フェース背面から離間した位置で該フェース背面と向き合ってのびることにより、フェース背面との間に間隙を形成する背壁部を具え、しかも
    前記振動吸収体は、前記フェース背面と前記背壁部との間に配されている請求項1ないし3のいずれかに記載のゴルフクラブヘッド。
  5. 前記振動吸収体は、前記フェース部材及びフェース受け部材のいずれにも接触することなく前記間隙内をのびている非拘束部を含む請求項4記載のゴルフクラブヘッド
  6. 前記背壁部には、衝撃吸収体の後側部が嵌め込まれる凹部を有し、前記サイピングがこの凹部の内周面と接触する位置に設けられている請求項4又は5のいずれかに記載のゴルフクラブヘッド。
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