JP5161391B1 - カツラ下地キャップ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】伸縮性を有していて、カツラ本体と連結した状態で頭部に装着されるカツラ下地キャップ20。カツラ下地キャップ20は、ループ状の挿通路21を外周縁に備えており、この挿通路21のキャップ内面側には、複数の内面側開口22が所定間隔で設けられている。スベリ防止面26を備えた伸縮可能な弾性部材25が、上記複数の内面側開口22を通して、挿通路内21への出入りを繰り返すように蛇行して、挿通路21に保持されている。キャップ25の内面側において、弾性部材25の挿通路外に露出している部分は、スベリ防止面26をキャップ内面側に向けて露出している。
【選択図】図3
Description
さらに、この特許文献6に示された全カツラでは、インナーキャップと全カツラの一体化の部材として面ファスナーが提示されているが、全カツラ本体の内面とインナーキャップの外面にそれぞれ面ファスナーを同位置に配置縫着する必要があり、また、面ファスナーを縫着していない全カツラとは一体性に欠けるので、使用する全カツラが限定される。さらに、病気治癒後に頭髪が健全な状態になりインナーキャップの使用が不必要となった場合において、カツラのみを装着する場合、インナーキャップを使用せずに該カツラを装着すると、該カツラの内面に縫着した面ファスナーが直接に頭皮に触れてしまい違和感があり、快適に該カツラが装着できないという問題がある。
また、サポートキャップの形状が筒状である為、長時間の装着では頭部の頂部方向へのズレ上がりを完全に解消出来ない問題がある。
スベリ防止面(スベリ止め効果を有する面)を備えた伸縮可能な弾性部材が、上記複数の内面側開口を通して、挿通路内への出入りを繰り返すように蛇行して、当該挿通路に保持されている。
キャップ内面側において、上記弾性部材の挿通路外に露出している部分は、上記スベリ防止面をキャップ内面側に向けて露出している。
また、カツラ下地キャップの外周縁に保持される弾性部材は、そのスベリ防止面(スベリ止め効果を有する面)がキャップ内面に露出しているので、これが着用者の皮膚に密着して、ズレおよびズレ上がりを有効に防止できる。その結果、カツラ装着時の不快感を解消できる。
また、詳しくは後述するが、カツラ下地キャップ20は、その外周縁に挿通路21を備えていて、挿通路21内に伸縮可能な弾性部材が保持される。
図3は、一実施形態に係るカツラ下地キャップ20を示している。カツラ下地キャップ20は、頭部形状に合わせた略半球の形状とされていて、全体がメッシュ生地等から構成されて伸縮性を有する。カツラ下地キャップ20は、その外周縁の全周に渡ってループ状の挿通路21を備える。
図示の例では、挿通路21は、キャップ端部を袋状に縫製することで形成されており、この挿通路21内に伸縮可能な帯状の弾性部材25が保持されている。挿通路21の具体的な構成方法は、縫製に限られるものではなく、適宜別の方法を採用してもよい。
スベリ防止面26は、弾性部材25の片面にシリコンをプリント加工することで構成されている。ただし、本発明においては、弾性部材25の伸縮性を阻害せず、スベリ止め効果が得られる限り、具体的な構成は限定されるものではなく、例えば他のエラストマーを利用することも可能である。
また、スベリ防止効果は、少なくとも、弾性部材25のキャップ内面側に露出する部分に付与されれば足りる。
弾性部材25は、挿通路21内に挿通されることで保持されており、カツラ下地キャップ20のいずれの箇所にも縫着または固定されておらず、フリーな状態となっている。そのため、劣化により圧接力が不十分となった場合等に、弾性部材25の交換を簡単にできる。これにより、快適な装着感を長期に継続することができる。
図2を参照して説明した通り、カツラ下地キャップ20は、カツラ本体10と組み合わされてカツラを構成する。したがって、何らかの方法で、カツラ本体10とカツラ下地キャップ20とを連結し、一体化する必要がある。
このため、カツラ下地キャップ20は、その外周面に係止部51、52、53を有している。図示の例では、各係止部51、52、53は、ストリップ状の布材を挿通路21の外面側にブリッジ状に縫い付けて構成されている。
このように3つの係止部51、52、53により、カツラ本体10とカツラ下地キャップ20を連結し、その一体性を高めている。
弾性部材25は、カツラ下地キャップ20を着用者の頭部に固定するために存在する部材である。弾性部材25は、それ自身が伸縮性を有しているので、その長さを調節する機構を備えない単純な輪として構成された場合であっても、ある程度その機能を達成することはできる。
しかしながら、着用者の頭部サイズに合わせてその長さを調節できることがより望ましい。図3に示した例では、弾性部材25は、長さ調節部30を1つ備えている。長さ調節部30は、挿通路21のキャップ外面側に設けられた一対の外面側開口23a、23bを通してキャップ外面側に露出するように配置されている。
この場合、弾性部材25は、分断された2つの第1部材41および第2部材42で構成される。図4(b)では、第2部材の一端42aに設けたバックル28に、第1部材の一端41aを係合させて、長さ調節部30が構成されている。
長さ調節部30を2つ備える場合、図3において、紙面手前側に図示された長さ調節部30と同様のものが、紙面向こう側のキャップ側面にも露出することとなる。
カツラ下地キャップ20は、伸縮性を有していて、適度な締付力をもって頭部に装着できるものであれば、その材質等が特定のものに限定されるものではない。しかしながら、好ましい例として、ポリエステル繊維とポリウレタン弾性繊維の混合繊維からなるメッシュ生地を挙げることができる。この生地は、吸水速乾性も兼ね備える素材である。
また、メッシュ生地を縫製する糸については、伸縮性を有し、消臭機能のある糸が好ましい。
11 ベース
12 擬毛
20 カツラ下地キャップ
21 挿通路
22 内面側開口
23a、23b 外面側開口
25 弾性部材
25a、25b 弾性部材の端部
26 シリコン表面(スベリ防止面)
28 バックル
30 長さ調節部
41 第1部材
41a 第1部材の端部
42 第2部材
42a 第2部材の端部
51、52、53 係止部
Claims (8)
- 伸縮性を有していて、カツラ本体(10)と連結した状態で頭部に装着されるカツラ下地キャップ(20)であって、
当該カツラ下地キャップは、ループ状の挿通路(21)を外周縁に備えており、当該挿通路(21)のキャップ内面側には、複数の内面側開口(22)が所定間隔で設けられていて、
スベリ止め効果を有する面(26)を備えた伸縮可能な弾性部材(25)が、上記複数の内面側開口(22)を通して、挿通路内(21)への出入りを繰り返すように蛇行して、当該挿通路(21)に保持されており、
キャップ内面側において、上記弾性部材(25)の挿通路外に露出している部分は、上記スベリ止め効果を有する面(26)をキャップ内面側に向けて露出していることを特徴とする、カツラ下地キャップ。
- 上記スベリ止め効果を有する面(26)は、上記弾性部材(25)にシリコンをプリント加工して形成されている、請求項1記載のカツラ下地キャップ。
- 上記弾性部材(25)は、カツラ下地キャップに固定されることなくフリーな状態で、挿通路(21)に保持されていることを特徴とする、請求項1または2記載のカツラ下地キャップ。
- 上記カツラ本体(10)に設けた連結部を係脱可能に受け止める複数の係止部(51、52、53)を外周面に備える、請求項1〜3のいずれか1つに記載のカツラ下地キャップ。
- 上記弾性部材(25)は、着用者の頭部サイズに適合させるための長さ調節部(30)を備え、
当該長さ調節部(30)は、挿通路(21)のキャップ外面側に設けられた一対の外面側開口(23a、23b)を通してキャップ外面側に露出して配置されている、請求項1〜4のいずれか1つに記載のカツラ下地キャップ。
- 上記弾性部材(25)は、第1部材(41)および第2部材(42)で構成されるとともに、上記長さ調節部(30)を2つ有しており、
各長さ調節部(30)は、第1部材および第2部材のいずれか一方の端部(42a)に設けたバックル(28)に、他方の端部(41a)を係合させることで構成されている、請求項5記載のカツラ下地キャップ。
- 吸水・速乾性繊維をメッシュ状に編み込んで構成されている、請求項1〜6のいずれか1つに記載のカツラ下地キャップ。
- 消臭加工または抗菌防臭加工の少なくとも一方が施されている、請求項1〜7のいずれか1つに記載のカツラ下地キャップ。
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- 2012-08-28 JP JP2012187760A patent/JP5161391B1/ja active Active
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