JP5160362B2 - ポインティングデバイス - Google Patents

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Description

この発明は座標入力可能なタッチパッドと、そのタッチパッドの操作面を押圧することにより押下操作されるスイッチとを備えたポインティングデバイスに関する。
座標入力可能なタッチパッドと押下操作されるスイッチとを備えた構成が特許文献1に記載されている。特許文献1では携帯電話機における多数のキーが配列形成されたキーマットの下側に、そのキーマット全面に渡ってタッチパッドが配置されており、タッチパッドにおけるスイッチと対向する部分には貫通穴が形成されている。キーの内面側には柱状体が突出形成され、この柱状体はタッチパッドの貫通穴を貫通して、その先端がメタルドームを用いるスイッチのメタルドーム上に位置されている。
この特許文献1ではタッチパッドに貫通穴を設けることにより、タッチパッドの下側に配置されたスイッチをキーにより押下操作可能としている。
特許文献1では各キーに対してスイッチが1つ配置され、キーの押下により1つのスイッチが操作されるものとなっている。これに対し、図10は特許文献2に記載されているスイッチの構成を示したものであり、このスイッチは携帯電話機の5方向スイッチとして用いられ、1つのキー11の操作により5つのスイッチを操作することができるものとなっている。
5つのスイッチは中央スイッチ12と、中央スイッチ12のまわりに配列された4つの周辺スイッチ13とよりなり、これら中央スイッチ12及び周辺スイッチ13はいずれも基板14に形成された接点パターン15a,15bと、接点パターン15a,15b上に搭載されたメタルドーム16とによって構成されている。接点パターン15aは円形とされ、この円形の接点パターン15aを囲んでリング形状をなす接点パターン15bが形成されている。
中央スイッチ12のメタルドーム16はキー11を押下操作することにより押圧されて反転し、これにより接点パターン15a,15bがメタルドーム16を介して導通し、中央スイッチ12がONとなる。一方、周辺スイッチ13のメタルドーム16はキー11を傾倒操作することにより押圧されて反転し、これにより中央スイッチ12と同様、接点パターン15a,15bがメタルドーム16を介して導通し、キー11が傾倒された方向の周辺スイッチ13がONとなる。
なお、この例では突起17a,17bが形成されたスイッチシート17がキー11の下面に設けられており、メタルドーム16はこれら突起17a,17bを介して押圧されるものとなっている。中央スイッチ12用の突起17aの高さは周辺スイッチ13用の突起17bの高さより高くされており、これにより中央スイッチ12を押下操作する際に、周辺スイッチ13が同時に押下操作されないようにし、つまり中央スイッチ12と周辺スイッチ13の操作時の干渉を防止している。図10中、18a,18bはこのスイッチが搭載されている携帯電話機の表側ケース及び裏側ケースを示す。
特許第4017595号公報 特開2001−202854号公報
ところで、特許文献1に記載されている構成ではタッチパッドに貫通穴が形成されているため、貫通穴が形成されている部分においてはタッチパッドの電極(電極グリッド)が迂回することになる。特許文献1ではこの迂回分をソフトウェアで補正することによってタッチパッドを正常に動作させるものとなっており、つまりこのようにタッチパッドに貫通穴が存在すると、座標の補正等の処理が必要となる。
また、タッチパッドをより小さな領域に配置することを考えた場合、貫通穴を迂回して電極を設けることは困難となり、例えば携帯電話機の5方向スイッチ部にタッチパッドを配置する場合、このような貫通穴を設ける構成では適用は難しいという問題がある。
一方、メタルドームを用いるメタルドームスイッチではメタルドームの反転により、良好な操作感触(クリック感触)が得られるが、この感触はメタルドームを押し子で押す場合に、より増幅されることが知られている。この点、図10に示した特許文献2に記載されている構成も突起よりなる押し子によってメタルドームを押す構造となっている。
しかしながら、図10に示した構成では押し子をなす突起17a,17bはキー11の下面に固定されているスイッチシート17に形成されており、よってメタルドーム16が搭載されている基板14とキー11との組み立てにずれがあると、突起17a,17bがメタルドーム16の中心からずれてしまう虞があり、これによりメタルドーム16の確実な反転動作及びクリック感触が損われるといった問題が生じうる。
この問題を回避するためには押し子(突起)をキー側ではなく、メタルドーム側に設けることが望ましく、例えばメタルドームを基板上に位置決め固定するために用いるシート(押えシート)に押し子を設けることが望ましい。この場合、押し子はシート上に印刷によって形成する、あるいは別途、形成した押し子をシートに接着固定するといった方法で設けることができる。
しかるに、図10に示した構成のように、中央スイッチと周辺スイッチの操作時の干渉を防止すべく、中央スイッチ用の押し子の高さを周辺スイッチ用の押し子の高さよりも高くする場合、高さの異なる押し子をシート上に形成しなければならず、この場合、以下のような問題が生じる。
即ち、印刷によって押し子を形成する場合には印刷版の変更が必要となり、また印刷回数が増えるといった問題があり、これらの点で製造コストの増大を招く。一方、別途形成した押し子を接着固定する場合には高さの異なる押し子を用意しなければならず、その点で部品点数が増え、また1箇所のみ高さの異なる押し子を接着する必要があるため、工程が煩雑となり、これらの点で印刷形成の場合と同様、やはり製造コストの増大を招く。
加えて、周辺スイッチ用の押し子の高さに対して中央スイッチ用の押し子の高さを高くすることは、その分スイッチの薄型化において不利になるという問題もある。
この発明の目的はタッチパッドと、その操作面を押圧することにより押下操作される中央スイッチ及び周辺スイッチを具備するポインティングデバイスにおいて、中央スイッチと周辺スイッチの操作時の干渉がなく、安価に構成でき、かつ薄型化を図ることができるポインティングデバイスを提供することにある。
請求項1の発明によれば、センサ電極が配列形成されたセンサ基板と、そのセンサ基板上に配置され、上面が操作面とされた絶縁シートとによって座標入力可能なタッチパッドが構成され、そのタッチパッドの下側に中央スイッチと、その中央スイッチのまわりに配列されて位置する周辺スイッチとが配置され、中央スイッチは前記操作面を押圧することにより、絶縁シート、センサ基板及び中央スイッチ用の押し子を介して押下操作される構造とされ、周辺スイッチは前記操作面を押圧することにより、絶縁シート及び周辺スイッチ用の押し子を介して押下操作される構造とされる。
請求項2の発明では請求項1の発明において、中央スイッチ用の押し子と周辺スイッチ用の押し子は前記押下操作方向における高さが同一とされる。
請求項3の発明では請求項2の発明において、中央スイッチ用の押し子と周辺スイッチ用の押し子は同一シート上に形成され、そのシートを介して一体化されている。
請求項4の発明では請求項3の発明において、中央スイッチ及び周辺スイッチは共にプリント配線板に形成された接点パターンと、その接点パターン上に搭載されて前記押下操作により反転するメタルドームとよりなるメタルドームスイッチとされ、各メタルドームは中央スイッチ用の押し子と周辺スイッチ用の押し子とが形成されたシートによって覆われてプリント配線板上に位置決め固定されているものとされる。
請求項5の発明では請求項1の発明において、センサ基板と絶縁シートとは互いに固定されていないものとされる。
請求項6の発明では請求項1の発明において、センサ基板と絶縁シートとは、中央スイッチを押下操作する際に前記操作面が押圧される領域を越えない範囲において、互いの対向面が互いに固定されているものとされる。
この発明によれば、中央スイッチ用の押し子の高さと周辺スイッチ用の押し子の高さを同一としても、中央スイッチと周辺スイッチの操作時の干渉を防止することができる。また、押し子の高さを変える必要がないため、製造コストを削減でき、その分安価に構成することができる。さらに、従来のように中央スイッチ用の押し子を周辺スイッチ用の押し子より高くする必要がないため、その分薄型化を図ることが可能となる。
この発明の実施形態を図面を参照して実施例により説明する。
図1は5方向スイッチを具備する携帯電話機の外観の一例を示したものであり、この発明によるポインティングデバイスは例えばこのような携帯電話機20の5方向スイッチ21にタッチパッド機能を付加した構成を採用する場合に用いられる。
図2はこの発明によるポインティングデバイスの一実施例の外観を操作面側から見て示したものであり、図3はその断面構造を示したものである。また、図4は各部に分解して示したものである。まず、図4を参照して各部の構成を説明する。
プリント配線板31上には中央スイッチ32と周辺スイッチ33が構成されている。周辺スイッチ33は中央スイッチ32のまわりに4つ配列されて配置されており、これら中央スイッチ32と周辺スイッチ33によって5方向スイッチが構成されている。中央スイッチ32及び周辺スイッチ33はいずれもメタルドーム34を用いるメタルドームスイッチとされ、プリント配線板31には円形の接点パターンと、その円形の接点パターンを囲むリング形状の接点パターンが形成され、これら接点パターン上にメタルドーム34が搭載されている。なお、図4ではプリント配線板31に形成されている接点パターン、配線パターン等の図示は省略している。
押えシート35はメタルドーム34をプリント配線板31上に位置決め固定するために用いられるもので、例えばPET(ポリエチレンテレフタレート)フィルムよりなり、下面には粘着剤を具備するものとされる。押えシート35にはプリント配線板31上の5つのメタルドーム34の位置と対応して押し子(突起)36が5つ形成されており、これら5つの押し子36は同一高さとされている。
タッチパッド40は静電容量式タッチパッドとされ、センサ基板41と絶縁シート42とによって構成されている。センサ基板41はFPC(フレキシブルプリント配線板)によって構成され、この例では図4に示したように方形枠状をなす固定部41aと、その固定部41aの枠内中央に位置する円形のセンサ部41bと、固定部41aとセンサ部41bとを連結する4本の連結部41cとよりなるものとされる。
センサ部41bはタッチパッド40の有効領域(検出領域)であって、図示を省略しているが、所定のセンサ電極が配列形成されている。なお、センサ電極の詳細については後述する。センサ電極から引き出された配線パターン(図示せず)は連結部41cの1本を通って導出され、図には示していないが、静電容量検出回路及びデータ処理回路を備える所定の制御回路と接続される。
センサ基板41上に配置される絶縁シート42はその上面が操作面42aとされる。絶縁シート42は例えばPETフィルムとされ、この例では操作面(上面)42aに中央スイッチ32用の円形をなすキートップ43及び4つの周辺スイッチ33用のリング形状をなすキートップ44が形成されている。これらキートップ43,44は別途、樹脂材で形成したものを絶縁シート42に接着固定することによって形成することができ、また印刷等によって形成することもできる。
スペーサ37は絶縁シート42と同一外形を有する方形枠状とされる。
タッチパッド40は絶縁シート42の周縁部をセンサ基板41の固定部41aに固定することによって構成され、このタッチパッド40が図3に示したようにスペーサ37を介してプリント配線板31上に搭載される。スペーサ37はプリント配線板31に固定され、このスペーサ37にタッチパッド40のセンサ基板41の固定部41aが固定される。
図3に示したようにプリント配線板31上に搭載されている中央スイッチ32のメタルドーム34及び周辺スイッチ33のメタルドーム34は押えシート35によって覆われてプリント配線板31上に位置決め固定され、押えシート35に形成されている押し子36はそれぞれメタルドーム34の中心上に位置される。
センサ基板41のセンサ部41bは図3に示したような位置に位置しており、つまりセンサ部41bはその大きさが周辺スイッチ33用の押し子36が位置する領域まで至らない大きさとされているため、4つの周辺スイッチ33用の押し子36より内側に位置する構成となっている。従って、中央スイッチ32用の押し子36の上にはセンサ部41bが位置して押し子36と当接しているものの、周辺スイッチ33用の押し子36の上にはセンサ部41bは存在せず、センサ基板41の厚さ分、押し子36の上には絶縁シート42との間に空隙Gが形成されている。
次に、上記のような構成を有するポインティングデバイスの動作について説明する。
図5Aは中央のキートップ43が押圧された状態を示したものであり、キートップ43が押圧されると、絶縁シート42、センサ基板41のセンサ部41b、押し子36が下方へ移動し、中央スイッチ32のメタルドーム34は押し子36によって押圧されて反転する。このメタルドーム34の反転によりプリント配線板31に形成されている接点パターンがメタルドーム34を介して導通し、中央スイッチ32がONとなる。
この際、絶縁シート42は図5Aに示したように撓んで(変形して)押圧された部分が下方に変位するが、センサ基板41のセンサ部41bと絶縁シート42とはこの例では互いの対向面が互いに固定されていないため、センサ部41bは撓むことなく、その全体が下方に変位する。つまり、この例ではセンサ部41bを撓ませる必要がないため、センサ基板41を構成するFPCの剛性は操作感触に影響せず、よって良好なクリック感触が得られるものとなっている。なお、センサ部41bのこのような変位は幅狭・長尺の連結部41cが撓むことによって許容される。
また、上述したようにセンサ部41bは周辺スイッチ33用の押し子36の上には存在しないため、中央スイッチ32をこのように押下操作し、センサ部41bが変位してもセンサ部41bによって周辺スイッチ33用の押し子36が押圧されることはなく、よって中央スイッチ32の押下操作時に周辺スイッチ33が同時に押下操作されるといった問題は発生しない。
一方、図5Bは周辺スイッチ33用のキートップ44が押圧された状態を示したものであり、キートップ44が押圧されると、タッチパッド40(絶縁シート42及びセンサ基板41のセンサ部41b)は中央スイッチ32用の押し子36を支点に押圧方向へ傾き、絶縁シート42が周辺スイッチ33用の押し子36と接触し、押し子36が押下される。周辺スイッチ33のメタルドーム34は押し子36に押圧されて反転し、これにより中央スイッチ32の場合と同様、周辺スイッチ33がONとなる。
タッチパッド40による座標入力は操作面42aに形成されているキートップ43,44を指で触れ、操作することによって行われる。
図6はセンサ基板41のセンサ部41bに形成されるセンサ電極の一例を示したものであり、図6Aは表面側と裏面側に形成されている電極パターンを透視図で重ね合わせて示したものであり、図6Bは表面側の電極パターンを示したものである。また、図6Cは裏面側の電極パターンを透視図で示したものである。
この例ではセンサ部41bには操作された位置のx座標を検出する列電極X(X〜X)と、y座標を検出する行電極Y(Y〜Y)とが直交配置されて配列形成されており、3行×3列の電極が形成されている。行電極Y〜Yと列電極X〜Xとは互いに独立している。なお、図6では連結部41cを1本のみ示しているが、各行電極Y〜Y及び各列電極X〜Xからそれぞれ引き出された配線パターン45は連結部41cを通って導出されている。
以上説明したように、この例によれば特許文献1に記載されている構成のようにタッチパッドに貫通穴を設けることなく、タッチパッド40の下側に配置されている中央スイッチ32と周辺スイッチ33とを良好に押下操作することができるものとなっており、よって例えば携帯電話機の5方向スイッチ部に用いた場合、タッチパッド40を操作し、画面上のカーソルを移動させ、中央スイッチ32を確定スイッチとして用いたり、周辺スイッチ33上を軽タッチし、タッチパッド40で位置を認識させ、さらに押し込み、周辺スイッチ33で確定または選択するなどの利用方法が考えられ、密接して配置された小さな領域にタッチパッド機能とスイッチ機能を構成したことで、指の移動を少なくし、良好な操作性を実現する場合等に用いて好適なものとなる。
また、センサ基板41のセンサ部41bが周辺スイッチ33用の押し子36の上には存在せず、周辺スイッチ33用の押し子36の上には空隙Gが存在するようにしており、これにより押下操作方向における中央スイッチ32用の押し子36の高さと周辺スイッチ33用の押し子36の高さが同じであっても中央スイッチ32と周辺スイッチ33の操作時の干渉を防止することができるものとなっている。
従って、中央スイッチ32用の押し子36と周辺スイッチ33用の押し子36を同一高さとすることができ、これにより押えシート35に印刷によって押し子36を形成する場合、別途形成した押し子36を接着する場合、いずれにおいても高さの異なる押し子を形成する場合と比し、製造コストを削減でき、その分このようなポインティングデバイスを安価に構成することができる。加えて、押し子36の高さを同じにできる分、ポインティングデバイスの薄型化を図ることができる。
なお、上述した例ではセンサ基板41のセンサ部41bと絶縁シート42とは互いの対向面が互いに固定されていない構成とし、これにより中央スイッチ32の押下操作時に、センサ基板41の剛性の影響がより小さくなるようにし、良好なクリック感触が得られるようにしているが、このような構成を採用した場合、タッチパッド40の歪みや組み付けの影響によりセンサ部41bと絶縁シート42との間に予期せぬ隙間が生じる可能性がある。
このような隙間はタッチパッド40の動作に悪影響を及ぼすことも考えられる。図7はこのような隙間の発生を防止すべく、センサ部41bと絶縁シート42とを全面固定した例を示したものであり、この例では両面テープ38を使用してセンサ部41bと絶縁シート42とを固定している。なお、スペーサ37の図示は省略している。
ところで、図7に示したようにセンサ部41bと絶縁シート42とを全面固定してしまうと、クリック感触の悪化を招くことになる。図8及び9に示したポインティングデバイスはこの問題を解決するものであり、図8は各部に分解した状態を示し、図9は断面構造を示す。なお、図7と同様、スペーサ37の図示は省略している。
この例では両面テープ39を使用し、センサ基板41のセンサ部41bと絶縁シート42とを互いに固定する。両面テープ39は図8に示したように小さな円形形状とされ、この両面テープ39の外形寸法bはこの例では図9に示したように中央スイッチ32用のキートップ43の外形寸法aより小とされる。つまり、寸法bの範囲において、センサ部41bと絶縁シート42とが互いに固定される。なお、図9では両面テープ39の図示を省略している。
キートップ43を押圧し、中央スイッチ32を押下操作する際、キートップ43とキートップ44の間において絶縁シート42は前述の図5Aに示したように撓み、これによりキートップ43は下方へ移動するが、この際、センサ基板41のセンサ部41bと絶縁シート42との両面テープ39による固定範囲を上記のようにすることにより、センサ部41b全体の図5Aに示したような下方への変位が許容される。従って、センサ部41bを撓ませる必要がなく、良好なクリック感触が得られるものとなる。なお、図8ではセンサ基板41はセンサ部41bのみ示しており、配線パターンが導出される部分の図示は省略している。また、この例ではセンサ部41bが絶縁シート42に固定されるため、図4に示したようなセンサ基板41の固定部41aは特に必要ない。この点については前述の図7に示した構成も同様である。
図8及び9に示した構成によれば、センサ部41bと絶縁シート42との間の予期せぬ隙間の発生を抑えることができ、かつ中央スイッチ32の押下操作時にセンサ基板41の剛性の影響をより小さくすることができ、これにより良好な動作及びクリック感触を有するポインティングデバイスを実現することができる。なお、センサ基板41のセンサ部41bと絶縁シート42とは中央スイッチ32を押下操作する際に操作面42aが押圧される領域を越えない範囲において互いの対向面が互いに固定されていればよく、上述した例では両面テープ39を用いて固定しているが、これに限らず、例えば接着剤や超音波融着等によって固定してもよい。
以上、この発明の実施例について説明したが、センサ部41bと絶縁シート42とは図7に示した例のように全面固定せず、図8,9に示した例のように中央のみ固定する、あるいは図3,4に示した例のように固定しない構造とする方が好ましい。
各部の構成は上記実施例に限定されず、適宜、変更可能である。
絶縁シート42はPETフィルムに限らず、ラバー製としてもよく、さらに絶縁シート42及びキートップ43,44をラバーで一体形成してもよい。また、キートップ43,44の形状は円形、リング形状に限らず、用途に応じて例えば方形、方形枠状とすることもできる。なお、キートップ43,44をなしとしてもよい。
タッチパッド40のセンサ基板41はFPCに限らず、リジッドなPWBやメンブレン配線板等を用いることもできる。PWBによってセンサ部41bを構成する場合、配線パターン45の導出部分(ケーブル部分)にはFPCを用いる。PWBやFPCの場合、電極は銅等で形成され、メンブレン配線板の場合には銀インクやITOなどで形成される。
中央スイッチ32及び周辺スイッチ33はメタルドームスイッチに限らず、押下操作されるものであれば、他のスイッチを用いることもできる。
押し子36はメタルドーム34を位置決め固定する押えシート35に一体形成されているが、例えば押し子を形成したシートをタッチパッド40側に配置することも可能である。なお、押し子のずれを考慮すると、スイッチ側(メタルドーム側)に設ける方が望ましい。
この発明によるポインティングデバイスの用途例である携帯電話機の外観の一例を示す斜視図。 この発明によるポインティングデバイスの第1の実施例を示す平面図。 図2の拡大断面図。 図2に示したポインティングデバイスの分解斜視図。 図2に示したポインティングデバイスの動作を説明するための図。 センサ基板に形成されているセンサ電極の一例を説明するための図。 この発明によるポインティングデバイスの第2の実施例を示す断面図。 この発明によるポインティングデバイスの第3の実施例の構成を示す分解斜視図。 図8に示したポインティングデバイスの拡大断面図。 5方向スイッチの従来構成例を示す断面図。

Claims (6)

  1. センサ電極が配列形成されたセンサ基板と、そのセンサ基板上に配置され、上面が操作面とされた絶縁シートとによって座標入力可能なタッチパッドが構成され、
    そのタッチパッドの下側に中央スイッチと、その中央スイッチのまわりに配列されて位置する周辺スイッチとが配置され、
    前記中央スイッチは前記操作面を押圧することにより、前記絶縁シート、センサ基板及び中央スイッチ用の押し子を介して押下操作される構造とされ、
    前記周辺スイッチは前記操作面を押圧することにより、前記絶縁シート及び周辺スイッチ用の押し子を介して押下操作される構造とされていることを特徴とするポインティングデバイス。
  2. 請求項1記載のポインティングデバイスにおいて、
    前記中央スイッチ用の押し子と前記周辺スイッチ用の押し子は前記押下操作方向における高さが同一とされていることを特徴とするポインティングデバイス。
  3. 請求項2記載のポインティングデバイスにおいて、
    前記中央スイッチ用の押し子と前記周辺スイッチ用の押し子は同一シート上に形成され、そのシートを介して一体化されていることを特徴とするポインティングデバイス。
  4. 請求項3記載のポインティングデバイスにおいて、
    前記中央スイッチ及び周辺スイッチは共にプリント配線板に形成された接点パターンと、その接点パターン上に搭載されて前記押下操作により反転するメタルドームとよりなるメタルドームスイッチとされ、
    前記各メタルドームは前記中央スイッチ用の押し子と前記周辺スイッチ用の押し子とが形成された前記シートによって覆われて前記プリント配線板上に位置決め固定されていることを特徴とするポインティングデバイス。
  5. 請求項1記載のポインティングデバイスにおいて、
    前記センサ基板と前記絶縁シートとは互いに固定されていないことを特徴とするポインティングデバイス。
  6. 請求項1記載のポインティングデバイスにおいて、
    前記センサ基板と前記絶縁シートとは、前記中央スイッチを押下操作する際に前記操作面が押圧される領域を越えない範囲において、互いの対向面が互いに固定されていることを特徴とするポインティングデバイス。
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