JP5155987B2 - 光ファイバの端部加工方法および光ファイバの端部加工装置 - Google Patents

光ファイバの端部加工方法および光ファイバの端部加工装置 Download PDF

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Description

本発明は、光ファイバの端部加工方法および光ファイバの端部加工装置に係り、特に通信用光コード、光デバイスへの応用が検討されているホーリーファイバ、ホーリーファイバの端部加工方法およびホーリーファイバの端部加工装置に関するものである。
近年、ホーリーファイバやフォトニック結晶ファイバと呼ばれる新しい光ファイバが注目されている(例えば、非特許文献1参照)。
代表的なホーリーファイバの構成を図13に示す。図13において、ホーリーファイバ103は、コア部131と、コア部131の周囲に形成されたクラッド部132と、クラッド部132にコア131の軸方向に沿って延びるように形成された複数の空孔133とから構成される。
ホーリーファイバ103のクラッド部132に存在する空孔133は、端部が開放されていると、空孔133の内部に水分が進入したり、温度変化による結露が発生したりすることによって機械的強度が低下したり、光学的特性の変動が生じることがある。
また、メカニカルスプライスや、MTコネクタ等の接続部材を用いて光ファイバ同士を接続する場合、光ファイバを他の光ファイバへ接続させる側の端面(接続端面)と、他の光ファイバの接続端面との間隙に液体の屈折率整合剤を充填して、接続端面での反射と損失を低減させる方法が用いられるが、光ファイバが図13に示すようなホーリーファイバである場合、この液体の屈折率整合剤が接続端面から空孔の内部に流入してしまう。これにより、接続端面にて大きな反射や接続損失を引き起こす心配がある。また、屈折率整合剤が不要な単心の光コネクタにおいても、接続端面の研磨の際に、空孔に研磨剤や研磨屑が入って光学特性を劣化させたり、後で端面に出てきて光の伝播を妨げる問題がある。
このような問題に対して、特許文献1では、ホーリーファイバの空孔の端部を、コアよりも屈折率が低い閉塞材で塞ぐという方法が記載されている。
また、特許文献2においては、ホーリーファイバの空孔を封止する方法として、接続端面から少し離れた部分のクラッドの周囲を加熱して空孔をつぶす方法、接続端面を融着機(気体放電により光ファイバを加熱溶融させて接続する装置)で加熱して空孔を封止する方法、空孔内に紫外線硬化型樹脂あるいは熱硬化型樹脂等の硬化型樹脂を充填して空孔を封止する方法、または金属薄膜で空孔の端面を覆うことで封止する方法が記載されている。
特許文献2に記載の加熱によってホーリーファイバ自体を融かして空孔を封止する方法は、硬化型樹脂を用いて空孔を封止する方法に比べ、経年劣化のおそれがなく、端面の研磨も容易である利点がある。ただし、溶融する部分が局所的であることから、その部分を接続端面にするための切断作業が必要になるという問題点がある。
ホーリーファイバ自体を融かして空孔を封止する方法としては、ホーリーファイバの接続端面に一般の光ファイバを融着接続することも考えられる。しかし、当該方法では、接続における軸ずれや角度ずれ、接続部分の膨らみが発生し易い。このような軸ずれや角度ずれ、接続部分の膨らみの発生によって、ホーリーファイバのフェルールへの取付けを難しくし、その作業の際にホーリーファイバの表面に傷が発生し易くなるなど、作業性や信頼性に課題がある。また、ホーリーファイバと光ファイバとの融着接続部分の接続損失が余分に発生する欠点もある。
このため、ホーリーファイバの空孔の封止には、硬化型樹脂による封止方法が実用的であり、最適であると考えられる。特に、硬化型樹脂として、(i)硬化前の粘度が低いので空孔に充填し易いこと、(ii)紫外光照射によって短時間に硬化させられること、(iii)光学部品用接着剤として実績があることなどの理由から、紫外線硬化型樹脂がもっとも適すると考えられる。
特開2004−4320号公報 特開2002−323625号公報
長谷川:"フォトニック結晶ファイバおよびホーリーファイバの開発動向"、月刊誌「オプトロニクス」、オプトロニクス(株)発行、No.7、pp.203−208(2001)。
従来では、紫外線硬化型樹脂をホーリーファイバの空孔に充填したのち、単純に紫外線(紫外光)を照射して硬化させる方法が用いられている。しかしこの方法では、紫外線硬化型樹脂が硬化する際に、空孔内で紫外線硬化型樹脂の収縮が妨げられることに起因して硬化後の紫外線硬化型樹脂の内部に気泡が発生してしまうという問題がある。
この気泡の発生によって紫外線硬化型樹脂で封止した空孔部分(封止部)は局所的に屈折率のムラが生じてしまう。また、紫外線硬化型樹脂の屈折率がクラッド部の屈折率よりも低い範囲でクラッド部の屈折率と近接している場合には、紫外線硬化型樹脂中に気泡が発生すると、気泡の発生に伴って使用環境下の温度変化による接続損失が増える問題がある。例えば、使用環境下の温度が下がるにつれて紫外線硬化型樹脂の屈折率が大きくなるため、封止部の屈折率がクラッド部の屈折率よりも高くなるという屈折率の逆転現象が封止部において局所的に生じて、接続損失が増えてしまう。
また、気泡が発生した紫外線硬化型樹脂で封止したホーリーファイバの端部に、他の光ファイバとの接続のためのフェルールを取り付けてホーリーファイバの端面を研磨すると、気泡の部分がフェルールの端面の位置に在る場合があり、その場合には封止部の端面に窪みが発生する。この窪みに入り込んだ研磨屑や汚れが、コネクタへの挿抜の際にホーリーファイバの端面を傷付けたり汚したりしてしまい、接続損失を増加させたり伝送特性を低下させるという懸念がある。
一方、この窪みが発生しないように端面を研磨しようとすると、研磨工程の歩留りが低下して製造コストが高くなる問題があった。
そこで、本発明は上記問題点に鑑み、空孔の端部を封止する紫外線硬化型樹脂の内部に気泡が無い光ファイバの端部加工方法、および光ファイバの端部加工装置を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記課題を解決するため、本発明は、コア部と、前記コア部の周囲に形成され、前記コア部よりも屈折率の低いクラッド部と、前記クラッド部に、前記コア部の軸心に沿って形成された複数の空孔と、を備えた光ファイバの前記空孔の端部を紫外線硬化型樹脂で封止して封止部を形成する光ファイバの端部加工方法において、前記光ファイバの端部を加熱することで、前記封止部を形成することを特徴とする光ファイバの端部加工方法を提供する。
また、本発明は、上記目的を達成するため、コア部と、前記コア部の周囲に形成され、前記コア部よりも屈折率の低いクラッド部と、前記クラッド部に、前記コア部の軸心に沿って形成された複数の空孔と、を備えた光ファイバの前記空孔の端部を紫外線硬化型樹脂で封止して封止部を形成する光ファイバの端部加工方法において、前記光ファイバの前記空孔の端部に前記紫外線硬化型樹脂を充填する過程と、前記紫外線硬化型樹脂が充填された前記光ファイバの端部を端部加工ユニットに設けられて紫外光を反射する端部加工部材上に、前記光ファイバの端部が前記端部加工部材に接しないように配置する過程と、前記光ファイバの端部へ前記光ファイバの端部を挟んで前記端部加工部材と対向する位置に設けられた照射部から前記紫外光を照射して、前記光ファイバの端部を透過した前記紫外光に基づいて前記端部加工部材を発熱させて前記光ファイバの端部を加熱しながら、前記照射部からの前記紫外光と前記紫外光が前記端部加工部材によって反射された光である反射光とを前記光ファイバの端部へ照射することによって前記空孔の端部に充填した前記紫外線硬化型樹脂を硬化させ、前記封止部を形成する過程と、を有することを特徴とする光ファイバの端部加工方法を提供する。
また、本発明は、上記目的を達成するため、上記の本発明に係る光ファイバの端部加工方法において、以下のような改良や変更を加えることができる。
(1)前記端部加工部材は、前記光ファイバの端部が配置される面に形成された散乱面により前記紫外光を乱反射させて前記空孔の端部へ前記反射光を照射する。
(2)前記端部加工部材は、ガラス板からなり、前記ガラス板の前記光ファイバが配置される面と対向する面に設けた金属コートにおいて、前記ガラス板を透過した前記紫外光が吸収されることで前記金属コートを発熱させ、前記金属コートから前記ガラス板へ伝熱することで前記ガラス板を発熱させて前記光ファイバの端部を加熱する。
(3)前記端部加工部材は、金属板からなり、前記光ファイバの端部を透過した前記紫外光を吸収することで発熱させて前記光ファイバの端部を加熱する。
(4)前記端部加工部材の表面から前記光ファイバの中心までの距離が1mm以内となるように前記光ファイバの端部を前記端部加工部材上に配置する。
また、上記目的を達成するため、コア部と、前記コア部の周囲に形成され、前記コア部よりも屈折率の低いクラッド部と、前記クラッド部に、前記コア部の軸心に沿って形成された複数の空孔と、を備えた光ファイバの前記空孔の端部を紫外線硬化型樹脂で封止して封止部を形成する光ファイバの端部加工装置であって、少なくとも、前記光ファイバの端部へ紫外光を照射させる照射部を有する紫外線照射装置と、前記照射部と前記光ファイバの端部を挟んで対向する位置に設けられ、前記光ファイバの端部を前記照射部臨ませて配置させると共に前記照射部から照射された前記紫外光によって前記光ファイバの端部を紫外線硬化型樹脂で封止して封止部を形成する端部加工ユニットと、を備え、前記端部加工ユニットは、前記光ファイバの端部を配置させると共に、前記照射部から照射されて前記光ファイバの端部を透過した前記紫外光に基づいて発熱して前記光ファイバの端部に充填した紫外線硬化型樹脂を加熱させ、かつ、前記照射部からの前記紫外光の一部を反射させて前記光ファイバの端部へ反射光を照射させて、前記光ファイバの端部を加工する端部加工部材を有することを特徴とする光ファイバの端部加工装置を提供する。
また、本発明は、上記目的を達成するため、上記の本発明に係る光ファイバの端部加工装置において、以下のような改良や変更を加えることができる。
(1)前記端部加工部材は、前記光ファイバの端部が配置される面に、前記光ファイバの端部を透過した前記紫外光を乱反射させて前記光ファイバの端部へ反射光を照射させる散乱面を有する。
(2)前記端部加工部材は、ガラス板あるいは金属板からなる。
(3)前記ガラス板の前記光ファイバの端部が配置される面と対向する面に、前記ガラス板を透過した前記紫外光の一部を吸収して発熱することで前記ガラス板を加熱すると共に、前記ガラス板を透過した前記紫外光を反射させる金属コートが設けられている。
(4)前記端部加工ユニットを昇降させて前記端部加工ユニットと前記照射部との間の距離を調整する高さ調整台をさらに備える。
また、上記目的を達成するため、コア部と、前記コア部の周囲に形成され、前記コア部よりも屈折率の低いクラッド部と、前記クラッド部に、前記コア部の軸心に沿って形成された複数の空孔と、を備えた光ファイバにおいて、前記空孔の端部は、該端部を加熱しながら、前記紫外光と前記紫外光を反射させた光である反射光とが前記端部へ照射されることによって前記端部に充填された紫外線硬化型樹脂を硬化させて形成された封止部を有することを特徴とする光ファイバを提供する。
本発明は、空孔の端部を封止する紫外線硬化型樹脂の内部に気泡が無い光ファイバ、光ファイバの端部加工方法、および光ファイバの端部加工装置を提供することができる。
本発明の実施の形態に係る光ファイバの端部加工装置を示す図である。 本発明の実施の形態に係る光ファイバの端部加工装置の端部加工ユニットを示す図である。 (a)は、図2(a)のA−A断面を表したものであり、(b)は、(a)のB方向からホーリーファイバの端面付近を見たときの拡大断面図である。 (a)〜(c)は、ホーリーファイバの側面から紫外光を照射した場合におけるホーリーファイバ内での紫外光の進行状態を示す図である。 (a)〜(c)は、本実施の形態に係る光ファイバの端部加工装置における端部加工ユニットへ紫外光を照射したときの紫外光の進行状態を示す図である。 ホーリーファイバの端部の空孔を紫外線硬化型樹脂で封止して形成した封止部の断面の電子顕微鏡写真であり、(a)は従来の加工方法によって形成した封止部の断面の電子顕微鏡写真であり、(b)は本実施の形態の加工方法によって形成した封止部の断面の電子顕微鏡写真である。 超高圧水銀ランプの発光スペクトルを示す図である。 石英ガラスおよび各種の多成分ガラスの透過波長特性を示す図である。 本発明の実施の形態に係る光ファイバの端部加工装置の端部加工ユニットの変形例を示す図である。 本発明の第2の実施の形態に係る光ファイバの端部加工装置の端部加工ユニットの拡大図である。 本発明の第3の実施の形態に係る光ファイバの端部加工装置の端部加工ユニットの拡大図である。 各種金属の分光反射率を示す図である。 従来のホーリーファイバの構成を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について図に基づいて説明する。
[光ファイバの端部加工装置の構成]
(1)全体構成
本発明の実施の形態に係る光ファイバの端部加工装置を図1に示す。図1に示す端部加工装置1は、紫外線照射装置(UV照射装置)11と、紫外線照射装置11の下部に配置されて紫外線照射装置11を固定するための固定台16と、紫外線照射装置11の一側面側に設けられて該紫外線照射装置11から外部へ紫外線(紫外光)を照射させる照射部(落射レンズユニット)12と、照射部12の下方に該照射部12と対向するように設けられて該照射部12から照射された紫外線によって照射部12に臨ませて配置させた光ファイバ(ホーリーファイバ)の端部を加工する端部加工ユニット2と、端部加工ユニット2を配置させると共に該端部加工ユニット2の高さを調整する高さ調整台15とから構成される。
固定台16は、机などの基台17上に設置され、固定台16の上に紫外線照射装置11が設置される。紫外線照射装置11には該紫外線照射装置11の一側面側に突出するように照射部(落射レンズユニット)12が取付けられている。紫外線照射装置11は紫外光を生成し、照射部12の下面側から照射部12の下方に配置された端部加工ユニット2へ紫外光(紫外線)13が下方に照射(落射)される。
固定台16が設置された基台17上には、固定台16に近接し、照射部12の下方の位置に高さ調整台15がさらに設置される。高さ調整台15の上には光ファイバを含む端部加工ユニット2が設けられる。この高さ調整台15の高さを調整することにより、高さ調整台15上に設けられた端部加工ユニット2と照射部12との間の距離を適宜調整することができる。
当該構成により、紫外線照射装置11に取り付けられた照射部12から照射される紫外光13が、端部加工ユニット2に照射される。照射部12は、端部加工ユニット2(の後述する端部加工部材)に配置される光ファイバの端部を挟んで端部加工ユニット2と対向する位置に設けられ、端部加工ユニット2上に配置された光ファイバの端部に紫外光13を照射する。
本実施の形態において、高さ調整台15を昇降することによって、端部加工ユニット2に照射される紫外光13の照射エリア(紫外光照射エリア)の大きさを調整することが可能である。また、高さ調整台15の昇降によって紫外光13の光ファイバへの照射の度合(照度)の調整も可能である。なお、照射部(落射レンズユニット)12として紫外光13の照射エリアの範囲を調整可能とする絞り機能が内蔵された照射部(落射レンズユニット)12を使用してもよい。このような絞り機能を有する照射部(落射レンズユニット)12を使用して紫外光13の照射エリアの設定を行い、照度の設定を高さ調整台15で行うことで、照射エリアの設定と照度の設定とを独立して行うこともできる。
(2)端部加工ユニットの構成
本発明の実施の形態に係る端部加工装置に備えられる端部加工ユニットを図2に示す。図2(a)は端部加工ユニットを上から見た平面図であり、図2(b)は端部加工ユニットの側面図である。
図2に示す端部加工ユニット2は、少なくとも、支持台21と、支持台21上に配置され、金属コート24が設けられたガラス板(端部加工部材)22と、ガラス板22を戴置させる台座(台座部材)25と、ガラス板22上に配置される光ファイバの心線被覆部35の位置で光ファイバ心線を把持し固定する心線クランプ26、26と、光ファイバのコード被覆部36の位置で光ファイバコードを把持し固定するコードホルダ27、27とから構成される。
ガラス板22と、台座25とは、図2(b)に示すように台座25上にガラス板22が積層され、支持台21の中央に設けられた窪み(凹部)に配置される。本実施の形態において、ガラス板22は例えば、石英ガラスから構成されている。コードホルダ27、27は、支持台21上であって、該支持台21の凹部内で台座25上に積層されて配置されるガラス板22の両側側に、対称に配置される。また、心線クランプ26、26は、ガラス板22上の両端に、該ガラス板22の中央に関して対称となるように配置される。
端部加工ユニット2には、光ファイバとしてホーリーファイバ3が複数取付けられる。ホーリーファイバ3の端部加工ユニット2への配置方法としては、例えば、ガラス板22の中央付近に被覆がされていないホーリーファイバ3の端部が配置されるようにし、ガラス板22の一端側にホーリーファイバ3を心線被覆部35で被覆した部分(光ファイバ心線)が配置されるようにする。ガラス板22の一端側に配置された光ファイバ心線の部分は、心線クランプ26で固定される。また、ガラス板22の一端側からガラス板22の外部へ延びるように配置された光ファイバ心線の部分、および光ファイバ心線をコード被覆部36で被覆した光ファイバコードの部分は、コードホルダ27に配置され、固定される。本実施の形態においては、上述した配置方法に基づいて端部加工ユニット2の中央に積層されて配置されたガラス板22上の中央に関して対称に片側4本ずつ、計8本のホーリーファイバ3が取付けられている。しかし、本発明の実施の形態はこれに限定されるものではない。
ホーリーファイバ3は、被覆を付けて光コードとして使用されることが一般的である。ホーリーファイバ3の被覆は、ホーリーファイバ3の周囲に形成される心線被覆部35と、心線被覆部35の周囲に形成されるコード被覆部36とから構成される。
本実施の形態において、コード被覆部36は所定の長さに渡って除去される。また、コード被覆部36が除去されて剥き出しとなった心線被覆部35も所定の長さに渡って除去される。
ホーリーファイバ3は、心線被覆部35が除去され、剥き出しとなった端部の空孔に紫外線硬化型樹脂が充填された後、該端部がガラス板22の中央に配置されるよう並べられる。並べられたホーリーファイバ3は、ガラス板22の両側に配置されたコードホルダ27、27で位置決めされ、コードホルダ27、27によりコード被覆部36が把持される。また、心線被覆部35は、心線クランプ26、26によりガラス板22の表面に固定され、ホーリーファイバ3が端部加工ユニット2に取付けられる。
端部加工ユニット2は、図2(b)に示す支持台21の図示下面が図1に示す高さ調整台15の上面に接するように設置される。高さ調整台15上に設置された端部加工ユニット2の中央付近には、端部加工ユニット2の上方に設けられた照射部12から図1に示すように紫外光13が照射され、ガラス板22上の中央付近に配置されたホーリーファイバ3を含む領域に、紫外光13の照度が均等な照射エリア(紫外光照射エリア)14が形成される。
[本実施の形態の作用]
本発明の実施の形態に係る端部加工ユニット2の断面図を図3に示す。図3(a)に示す断面図は、図2(a)のA−A断面を表したものであり、図3(b)は、図3(a)のB方向からホーリーファイバの端面付近を見たときの拡大断面図である。以下、図3に示す断面図に基づいて、本実施の形態の作用を説明する。
図2に示したように、本実施の形態に係る端部加工ユニット2においては、支持台21の上に、ガラス板22と台座25が積層されて配置される。より詳細には、ガラス板22の上面(ホーリーファイバ3の端面が配置されている面)は例えばスリガラス状などのような凹凸面からなる散乱面23となっている。また、ガラス板22の下面(散乱面23と対向する面)にはアルミニウムなどからなる金属コート24が設けられる。金属コート24は、蒸着などによりガラス板22上に容易に形成することが可能である。
ガラス板22の上面の中央付近に、図3(b)に示すように、ガラス板22と接触しない範囲で近接して沿うように、紫外線硬化型樹脂を空孔に充填した複数のホーリーファイバ3を並べて配置し、端部加工ユニット2の上方から紫外光13を、ホーリーファイバ3を含む端部加工ユニット2の中央付近へ照射する。
照射部12から端部加工ユニット2の方向に向かって照射される紫外光13の一部は、ホーリーファイバ3の端部に直接照射されるが、ホーリーファイバ3の端部に直接照射されない紫外光13はホーリーファイバ3の下のガラス板22の上面にあたる。また、ホーリーファイバ3に直接照射された紫外光13においても、その一部がホーリーファイバ3の端部を透過してホーリーファイバ3の下方のガラス板22の上面にあたる。
ガラス板22の上面はスリガラス状の散乱面23であるので、ガラス板22の上面にあたった紫外光13の一部が乱反射し、ガラス板22から照射部13の方向に照射される反射光52として再度ホーリーファイバ3の端面に入射される。また、ガラス板22の上面にあたった紫外光13のうち、ガラス板22の上面で乱反射しない紫外光13は、ガラス板22の上面で屈折して拡散されてガラス板22の内部に入射し、ガラス板22の下面の金属コート24に到達する。ガラス板22の内部に入射した紫外光13は金属コート24の表面で反射され、金属コート24で反射した紫外光13は、一部がガラス板22の上面で下方(金属コート24側)に再度反射され、その他は、ガラス板22の上面からホーリーファイバ3の端面へ反射光52として照射される。なお、金属コート24で反射した紫外光13は、ガラス板22の上面を通過する時にガラス板22の上面が散乱面23であることによって再度拡散されて、その一部が、ホーリーファイバ3の端部に、反射光52として照射される。
この様に、紫外光13を反射させる働きと拡散させる働きをもつ散乱面23からなる表面を有するガラス板22の散乱面23上にホーリーファイバ3の端部を配置し、ホーリーファイバ3側に設けた照射部12から紫外光13を照射することにより、ホーリーファイバ3の端部は、照射部12側からもガラス板22側からも照射されることになり、このように照射される紫外光13によってホーリーファイバ3の端部の空孔に充填された紫外線硬化硬貨型樹脂が硬化する。
なお、ミラーの働きをさらに効果的にするために、ガラス板22の散乱面23と対向する面に金属コート24を設けたが、この金属コート24としては紫外光13の反射率が高い材料であればよく、例えばアルミニウムなどが挙げられる。
本実施の形態において、金属コート24にてガラス板22を透過した紫外光13が吸収されることによって金属コート24が発熱し、この金属コート24の熱がガラス板22に伝熱することによってガラス板22が発熱する。ガラス板22が発熱すると、ガラス板22の上面近くの空気が暖められる。このため、この暖められた空気の中に置いたホーリーファイバ3の端部が加熱されることになる。つまり、端部加工部材であるガラス板22がホーリーファイバ3の端部を加熱するための加熱手段となって、ホーリーファイバ3の端部を加熱する。
このように、本実施の形態においては、空孔部に紫外線硬化型樹脂を充填したホーリーファイバの端部の上面から照射された紫外光13によりガラス板22が発熱し、このガラス板22の発熱によってホーリーファイバ3の端部の下面側から加熱される。すなわち、本実施の形態においては、ホーリーファイバ3の照射部12側の面を一側面とし、ホーリーファイバ3のガラス板22に対向する面を他側面とすれば、ホーリーファイバ3の一側面側から紫外光13が照射されるとともに、他側面側から加熱される。
また、本実施の形態において、ホーリーファイバ3の他側面側は、ガラス板22の散乱面23からなる表面で乱反射した反射光52によって照射されることとなる。
紫外光13に基づいて発熱するガラス板22によって暖められた空気の温度は、ガラス板22の上面から1mmを越えると急激に低下する。従って、本実施の形態において、ホーリーファイバ3の中心からガラス板22の上面までの距離xが1mm以下となるようにホーリーファイバ3の端面をガラス板22の上方に配置することが望ましい。ただし、ホーリーファイバ3をガラス板22の上面に接触させるのは、ホーリーファイバ3の表面を傷付けるので好ましくない。また、ホーリーファイバ3の端部全体を均等に加熱する観点からもホーリーファイバ3をガラス板22の上面に接触させるのは好ましくない。
一般的に、ホーリーファイバ3の心線被覆部35まで含んだ直径は、0.25mm、0.5mm、0.9mmが代表的である。本実施の形態においては、図2に示すように、ホーリーファイバ3ではなく心線被覆部35を心線クランプ26によりガラス板22の上面に押しつけることにより、図3に示すホーリーファイバ3の中心からガラス板22の上面までの距離xはホーリーファイバ3の心線被覆部までを含む直径の半分になる。したがって、ホーリーファイバ3の配置が多少乱れても、距離xは十分1mm以内にすることができる。
(ホーリーファイバの加熱による気泡発生の防止効果)
紫外線硬化型樹脂は硬化の際の重合により、数%の収縮が生じる。ホーリーファイバの空孔は、一般的に直径が10〜15ミクロン程度であり、封止長(紫外線硬化型樹脂を充填して封止する長さ)は数mm必要なため、紫外線硬化型樹脂の変形や流動は封止する空孔の内面によって大きく拘束される。したがって、従来の封止方法で発生する気泡は、紫外線硬化型樹脂の硬化収縮時に、紫外線硬化型樹脂の硬化が遅れている箇所が引き裂かれるようにして内部にできた真空性の空洞であると考えられる。
そこで、鋭意検討をした結果、気泡として観察されるこの空洞を無くすためには、紫外線硬化型樹脂がある程度重合した状態でも塑性的に大きく変形あるいは流動することが必要であり、そのためには、紫外線硬化型樹脂の温度を高くするとともに、その変形・流動に十分な照射時間を与えることが望ましいことを見出した。とくにホーリーファイバの端部全体を紫外線硬化型樹脂の温度が該紫外線硬化型樹脂のガラス転移点程度に向かうように加熱する、すなわちホーリーファイバの端部全体の温度を紫外線硬化型樹脂のガラス転移点程度に向けて加熱すると、その変形・流動を大きく促進できる。なお、ガラス転移点程度とは、紫外線硬化型樹脂のガラス転移点を含むガラス転移点近傍であり、特に、該紫外線硬化型樹脂のガラス転移点の−10%〜+10%、あるいは紫外線硬化型樹脂のガラス転移点の−5%〜+5%の範囲の温度で、紫外線硬化型樹脂の劣化が発生しない温度であることが好ましい。例えば、空孔の端部に充填される紫外線硬化型樹脂が、ガラス転移点が145℃である紫外線硬化型樹脂Aや、ガラス転移点が57℃である紫外線硬化型樹脂Bなどの場合、145℃±5%、57℃±5%の範囲で、該紫外線硬化型樹脂の劣化が発生しない温度とするように加熱することが好ましい。
なお、このとき、該紫外線硬化型樹脂の劣化が発生しない範囲の温度で加熱することが好ましい。
本実施の形態においては、紫外光13の一部を吸収して発熱した金属コート24からの伝熱によってガラス板22が発熱し、発熱したガラス板22の熱によりガラス板22の上面近くの空気が暖められるため、この暖められた空気の中に配置されたホーリーファイバ3の端部を加熱することができる。特に、紫外光13を照射することのみでホーリーファイバ3自体も加熱することが可能となるものである。
一方、ホーリーファイバ自体を加熱することなしにホーリーファイバの端部の空孔を封止する方法では、ホーリーファイバ自体の素材が石英ガラスであることから紫外光を吸収せず冷えたままであるため、紫外光照射時にホーリーファイバ自体が紫外線硬化型樹脂から紫外線の吸収による熱を奪い、紫外線硬化型樹脂の温度上昇を妨げてしまう。
(紫外光の反射による気泡発生の防止効果)
従来の方法において発生する気泡の形状はいびつであり、一般に見られる沸騰性の泡の形状(丸く滑らかな表面を持つ)とは異なっている。このような気泡の形状のいびつさは、上述の気泡の発生原因から推察されるように、紫外線硬化型樹脂の照度や温度の高いところから局所的な重合反応が進み、紫外線硬化型樹脂の硬化が遅れている箇所に周囲の紫外線硬化型樹脂の硬化による引っ張り応力等の負荷が生じることで気泡が発生するからであると推察される。
特に、空孔内の紫外線硬化型樹脂の全体へ均一に紫外光が照射されないというような紫外光の照射ムラの発生によって気泡の発生を促進してしまうため、ホーリーファイバの端部の封止においては、照射ムラを防ぐことが必要となる。
図4(a)〜(c)は、ホーリーファイバの側面から紫外光を照射した場合におけるホーリーファイバ内での紫外光の進行状態を示す図であり、図5(a)〜(c)は、本実施の形態に係る光ファイバの端部加工装置における端部加工ユニットへ紫外光を照射したときの紫外光の進行状態を示す図である。
図4(a)において、コア部31、クラッド部32と、空孔33とから構成されるホーリーファイバ3に、紫外光13が照射されている。クラッド部32はコア部31の周囲に形成され、空孔33はクラッド部32に、コア部31の軸方向に形成されている。図4(a)において、紫外光を照射する照射部からホーリーファイバ3の方向へ紫外光13が照射されるときのホーリーファイバ3の紫外光13が照射される面を照射面38とする。
図4(a)に示すように、ホーリーファイバ3の側面は曲面になっているため、照射された紫外光13はレンズのように屈折してホーリーファイバ3の内部に入る。ホーリーファイバ3の内部では紫外光13がホーリーファイバ3のコア部31へ集光ぎみに進行するため、ホーリーファイバ3の断面内では、照射面38での照度が低く、照射面38とコア部31に関して対称となる反対側の面での照度が高くなる。
同様な紫外光13の屈折による照射ムラは、紫外線硬化型樹脂を充填した空孔33の内部でも起こる。クラッド部32の屈折率nと空孔33に充填した紫外線硬化型樹脂の屈折率nは一致しないからである。また、硬化後の紫外線硬化型樹脂の光通信波長での屈折率は、クラッド部32の屈折率以下であることが必要であるが、照射される紫外光13の波長に対しては、その関係が逆のこと、また硬化前と硬化後で紫外線硬化型樹脂の屈折率が異なる場合もありうるため、硬化時のクラッド部32と空孔33に充填した紫外線硬化型樹脂との屈折率の大小関係も決まらない。
図4(b)、(c)は空孔内の紫外光の進行状態を示したものである。図4(b)はクラッド部32の屈折率nが紫外線硬化型樹脂の屈折率nよりも大きいn>nの場合、図4(c)はクラッド部32の屈折率nが紫外線硬化型樹脂の屈折率nよりも小さいn<nの場合である。
全反射の条件に対応して、図4(b)、図4(c)いずれの場合でも、紫外光13が照射されず、陰となる箇所である未照射領域51がわずかながら生じる。角度θ、αが未照射領域51の境界を表す。
実際には入射する紫外光13の角度に拡がりがあるため、未照射領域51であっても紫外光13が全くあたらない完全未照射領域にはなり難いと思われるが、空孔33内部において未照射領域51という照射のムラは確実に発生する。このような空孔33内部の照射ムラにより、紫外線硬化型樹脂の各部で硬化速度に違いが生じるため紫外線硬化型樹脂中に気泡が発生し易くなる。いったん気泡が発生すると、その気泡はさらに照射ムラを引き起こすことになる。また、照射ムラは気泡を発生しやすくするばかりでなく、不均質な内部ひずみを発生させて、空孔33の内面に接する紫外線硬化型樹脂の接着強度を損なうことにもなるので好ましくない。
本実施の形態においては、図5に示すように、ホーリーファイバ3の端部は、ホーリーファイバ3の上面からの紫外光13と、ホーリーファイバ3の下面からの反射光52とにより照射されるため、空孔33内部の照射ムラを防ぐことが可能となる。
図5(a)に示すように、ホーリーファイバ3は、紫外光13により照射面38が照射され、ホーリーファイバ3を透過した紫外光13がガラス板22を透過し、金属コート24で反射されて反射光52が生成される。ホーリーファイバ3の照射面38と対向する面39から破線で図示する反射光52が入射し、反射光52により空孔33に充填された紫外線硬化型樹脂が照射される。この面39から照射される反射光52により、ホーリーファイバ3内部での照射ムラを低減することができる。
同様の効果は、紫外線硬化樹脂を充填した空孔33の内部でも得られる。図5(b)、(c)に示すように、n>n、n<nのいずれの場合であっても、反射光52が空孔33の内部に充填された紫外線硬化型樹脂における照射面38から照射された紫外光13で十分に照射できなかった部分に照射されることにより、図4(b)、(c)に示すような未照射領域51の発生を低減することができるため、照射ムラを防ぐことが可能となる。
照射ムラを防ぐことができることにより、紫外線硬化型樹脂の各部における硬化速度を一様とすることが可能となるため、紫外線硬化型樹脂中に気泡が発生し難くなる。また、紫外線硬化型樹脂中の内部のひずみも低減されるため、空孔33の内面に接する紫外線硬化型樹脂の接着強度を損なうことも防ぐことが可能となる。
図6はホーリーファイバの端部の空孔を紫外線硬化型樹脂で封止して形成した封止部の断面の電子顕微鏡写真であり、図6(a)は従来の加工方法によって形成した封止部の断面の電子顕微鏡写真であり、図6(b)は本実施の形態の加工方法によって形成した封止部の断面の電子顕微鏡写真である。なお、封止部の長さ(封止長)は、約6mmとした。
図6(a)に示すように、従来の加工方法により得られる封止部を端部に有するホーリーファイバ130では、クラッド部132の内側に形成された空孔133を含む領域134において、紫外線硬化型樹脂が充填されている空孔133、すなわち封止部の内部に、多数の気泡37が長手方向にわたり発生していることがわかる。これに対して、図6(b)に示す本実施の形態の加工方法により得られる封止部を端部に有するホーリーファイバ30では、クラッド部32の内側に形成された空孔33を含む領域34において、紫外線硬化型樹脂が充填されている空孔33、すなわち封止部の内部に、図6(a)に示すような気泡37が長手方向にわたり全く発生していないことがわかる。
このように、本実施の形態においては、紫外光13の照射時にホーリーファイバ3を加熱することにより、空孔33の内部に充填された紫外線硬化型樹脂の温度を高めることができるので、重合がかなり進んだあとでも、塑性流動性を持たせることができる。そのため、真空性の気泡を埋めるように変形させて、気泡の発生を防ぐことが可能となる。
さらには、ホーリーファイバ3の下側に配置されるガラス板22及び金属コート24で紫外光13を反射させることにより、ホーリーファイバ3を照射面38、および照射面38と対向する面39の両面側から照射することができる。これにより、空孔33内部の照射ムラの発生を防ぎ、紫外線硬化型樹脂の硬化速度を一様とすることで、紫外線硬化型樹脂中に気泡の発生を防ぐことが可能となる。
[本実施の形態の変形例]
本実施の形態として、ここまでガラス板22は石英ガラスとして説明してきた。しかし、本発明の実施の形態の変形例として、ガラス板22に多成分ガラスを使用することも可能である。
ガラス板22として多成分ガラスを用いた場合、多成分ガラスが365nmよりも短波長側の波長帯域で吸光波長特性を有するため、ホーリーファイバ3内部の紫外線硬化型樹脂への紫外光13の吸収が弱くなることを軽減できる。
すなわち、多くの紫外線硬化樹脂は、図7に示す代表的な超高圧水銀ランプの発光スペクトルにみられるように、超高圧水銀ランプや水銀キセノンランプの365nm付近の強いスペクトル線に感光するように設計される。多成分ガラスには種類がたくさんあり、吸収開始波長(吸収端)に違いがあるが、多成分ガラスでは、365nm付近では吸収はほとんどなく、もっと短波長側で吸収するため、上述した影響を軽減できる。
図8に、石英ガラスとともに代表的な多成分ガラスの透過波長特性を示す。なお、図中の値は、ガラス板の両面の反射損失を含んでいるため、全く吸収のない物質でも、100%にはなっていない。
図8に一点鎖線で示した石英ガラスは、波長にかかわらず透過率が高いので発熱しない。これに対し、光学ガラス、白板ガラス、青板ガラスの順で、吸収端が長波長側に寄ってくる。したがって青板ガラスがもっとも加熱効率は高いが、その分、紫外線硬化には照射光を損失する。
図8に示す透過波長特性から、300nm以下の波長で硬化する紫外線硬化型樹脂を使用する場合、ガラス板22には石英ガラスを使うことが好ましく、石英ガラスを使う場合には石英ガラスが発熱しないため石英ガラスの下面に金属コート24を設け、金属コート24の発熱で石英ガラスを加熱するのがよい。石英ガラス自体は発熱しないが、金属コートは紫外光を10%程度吸収して発熱するので、ガラス板22の厚さを適切に設定し、下側の断熱の程度を調整することによって温度調整が可能である。もし石英ガラスの加熱が不十分な場合には、ヒータ等の加熱手段で金属コートをさらに加熱し、金属コートからの伝熱を多くすることによって石英ガラスの加熱を十分にするようにしてもよい。また、硬化する波長が300nmよりも長波長側の場合であっても、石英ガラスの加熱が不十分とならなければ、石英ガラスと金属コートとを用いることが好ましい。
また、加熱が不足する場合の他の手段として、多成分ガラスを用いることが有効である。ガラス板22の板厚を厚くすると光吸収は多くなるが、ガラス部分の体積が増えるので必ずしも温度は高くならない。また、ガラス板22の温度は、ガラス板22の下面からの放熱も温度に大きく関係する。このようなことから、図2に示すように台座(台座部材)25があると断熱の効果が得られるため、効率的な加熱が可能である。この断熱の必要性は、前述の石英ガラスの場合と共通である。
断熱は台座25の材質を選ぶ方法のほか、ガラス板22と台座25との間に空隙を設ける方法もある。このように、ガラス板22の種類、厚さ、台座25の材質や構造を選ぶことにより、温度の調整をすることができる。
本実施の形態において、紫外光13の照射時にホーリーファイバ3の加熱が十分であれば、ホーリーファイバ3の下方(ガラス板22の側)からの反射光52が弱くても気泡の発生を抑制することができる。しかしながら、過剰な加熱によって紫外線硬化型樹脂の特性が劣化するのを引き起こす恐れがあるので、過剰な加熱は避けるべきである。
このような観点からは、やはり加熱だけでなく紫外光の照射によって照射ムラを無くすことが好ましく、特に下方からの反射光52があまり期待できない場合(たとえば、反射光52の照度が弱い場合)には、照射部12から照射される紫外光13自体に多くの角度成分をもたせるようにすべきである。
例えば、図9(a)に示すように、多数本の光ファイバをバンドル化したライトガイドからなる照射部12aを用いて紫外光13を出力したり、図9(b)に示すように、二股のライトガイドからなる照射部12b、12bを用いて、2方向からホーリーファイバへ紫外光13を照射するようにしてもよい。
特に、図9(a)に示す多数本の光ファイバをバンドル化したライトガイドから出力された紫外光13は、各光ファイバの開口数(NA:Numerical Aperture)に依存した角度成分を有するため、一括に照射するホーリーファイバの端部の数が少ない場合に特に効果がある。
[第2の実施の形態]
本発明の第2の実施の形態に係る端部加工ユニットを図10に示す。図10に示す端部加工ユニット2aは、配置されるホーリーファイバ3の数及び透過型拡散板18が備えられる点が図2、図3に示す端部加工ユニット2と異なることから、図2などで示した共通構成部材についての説明は省略する。
図10に示す端部加工ユニット2aにおいては、紫外光13が照射されるホーリーファイバ3の数が図2などで示した端部加工ユニット2よりも多くなっている。この場合、レンズによる光学系を用いて、照射部12から照射された紫外光13の角度を拡げてもよい。また、このようなレンズによる光学系を用いて照射部12から照射された紫外光13の角度の拡がりが小さく、十分でない場合は、例えば図10に示すような光透過型拡散板18を用いることが好ましい。
光透過型拡散板18は、例えば、ホーリーファイバ3の上側であり照射部(落射レンズユニット)12の下側に配置される。
紫外光13が光透過型拡散板18を通過し、拡散光53となってホーリーファイバ3に照射されるようにすることで、各々の拡散光53が照射部12からガラス板22への方向を軸とする各々の拡がり角を有してホーリーファイバ3の端部に照射される。このため、照射ムラをより小さくすることが可能となる。
本実施の形態において、図10に示すように、金属コート24を設けることによる下からの反射光が更に効果的である。なお、光透過型拡散板18は、第1の実施の形態のように、紫外線硬化型樹脂の特性を考慮して、各種選択することができる。例えば、紫外光の吸収による損失を避けたい場合には、石英ガラスを素材とする光透過型拡散板を用いることが好ましい。
[第3の実施の形態]
本発明の第3の実施の形態に係る端部加工ユニットを図11に示す。図11に示す端部加工ユニット2bは、ガラス板22の代わりに金属板(端部加工部材)28が設置される点が端部加工ユニット2と異なる。なお、第2の実施の形態と同様に端部加工ユニット2と共通する構成部材についての説明は省略する。
図11に示す端部加工ユニット2bにおいては、支持台21の上に金属板28が配置され、ホーリーファイバ3は金属板28の上方に接触しない範囲で近接して配置される。
本実施の形態において、金属板28には、反射特性、あるいは吸収特性の点や、保守のしやすさの点、コストの点などを考慮すると、アルミニウム、ステンレス鋼などを用いることが好ましい。
図12に、紫外域での反射が大きい代表的金属の分光反射率の例を示す。金は、波長365nmでは反射率が高く、波長が300nm程度以下では反射率が小さい(すなわち吸収が大きい)特性を持っているので、感光波長が365nmあたりの紫外線硬化樹脂に適する。
アルミニウムは反射率が紫外光の波長全域に渡って高いが、紫外光を10%程度吸収するため発熱する。したがって断熱性を適度に調整することにより、感光波長の異なる多くの紫外線硬化型樹脂について利用可能である。
銀や鉄では、反射が40〜60%程度で波長による変化はなだらかである。したがって、硬化に関わる紫外光成分の反射効率はあまり良くないものの、吸収による発熱が生じるので利用が可能である。実際的には、銀や鉄を使用するより、特性が鉄に近くて錆による特性変化の心配のないステンレス鋼の方が好ましい。
従って、断熱や放熱の程度を工夫することによって、上述の金属から構成される板や箔、好ましくはステンレス鋼から構成される金属板や金属箔を用いて、ホーリーファイバ3の加熱温度を調整することができる。なお、断熱や放熱を考慮する場合には、例えば、端部加工ユニット2で用いたような台座25を金属板28と支持台21との間に設けることが好ましい。
金属板28の表面は、該表面において紫外光が反射する際に乱反射してホーリーファイバ3の端部に多方向から反射光があたるよう、梨状に荒らすとか、多くのスジを加工しておくなどの凹凸加工を施した散乱面であることが好ましい。また、第2の実施の形態における光透過型拡散板18を配置してもよい。
なお、本実施の形態においても、金属板28を図2、3等で示したガラス板22と同様にホーリーファイバ3の端部を加熱するための加熱手段として用いることができ、ホーリーファイバ3の中心から金属板28の表面までの距離xは、1mm以下にすることが好ましい。
以上、これまで述べた第1〜第3の実施の形態で使用する紫外線硬化型樹脂は、光の吸収損が生じないよう、透明であることが望ましい。また、硬化前の紫外線硬化型樹脂の屈折率については、自由空間で硬化させたときの通信用光波長での硬化後の屈折率が、常温において光ファイバのコアの屈折率と同等程度、あるいはそれ以下となるような屈折率であることが好ましい。照射ムラの軽減と、気泡不発生のため、空孔の内部での硬化収縮によって屈折率の低下が空孔内の紫外線硬化型樹脂で均質的に進み、紫外線硬化型樹脂の硬化後の屈折率がクラッドの屈折率よりも小さい状態が維持されるからである。通常の低温条件では損失増加は生じない。当然ながら、屈折率がもっと小さい樹脂の場合には空孔内の屈折率がさらに小さくなるので好ましい。
また、硬化後の紫外線硬化型樹脂は、その屈折率が通信波長においてクラッドの屈折率と同等かそれより小さいことが、安定して光を伝搬させるために必要である。空孔に充填した紫外線硬化型樹脂の硬化後の屈折率をクラッドの屈折率と同じかそれよりも高くすると、いわば空孔の部分が光ファイバのコアと同様の擬似コアになり、光結合現象によって、光ファイバのコアから光が空孔の部分に漏れ出すため、大きな伝送損失を発生させることになるからである。
また、上述した各実施の形態においては端部加工部材(ガラス板22、金属板28)をホーリーファイバの端部を加熱する加熱手段として用いることでホーリーファイバの端部を加熱する態様を示したが、このような態様に限定されるものではなく、例えば、端部加工ユニットに端部加工部材とは別に設けられたヒータ等の加熱手段を用いてホーリーファイバの端部を直接、ホーリーファイバの端部全体を紫外線硬化型樹脂の温度が該紫外線硬化型樹脂のガラス転移点程度に向かう(到達する)ように加熱する、すなわちホーリーファイバの端部全体の温度を紫外線硬化型樹脂のガラス転移点程度に向けて加熱しながら、紫外光と該紫外光が反射した光である反射光とを空孔の端部に充填された紫外線硬化型樹脂に照射することで、紫外線硬化型樹脂を硬化するようにしてもよい。
1…端部加工装置、2…端部加工ユニット、3…ホーリーファイバ、11…紫外線照射装置、12…照射部(落射レンズユニット)、13…紫外光、14…照射エリア、15…高さ調整台、16…固定台、17…基台、18…光透過型拡散板、21…支持台、22…ガラス板(端部加工部材)、23…散乱面、24…金属コート、25…台座、26…心線クランプ、27…コードホルダ、28…金属板(端部加工部材)、31…コア部、32…クラッド部、33…空孔、35…心線被覆部、36…コード被覆部、37…気泡、38…照射面、51…未照射領域、52…反射光、53…拡散光。

Claims (10)

  1. コア部と、前記コア部の周囲に形成され、前記コア部よりも屈折率の低いクラッド部と、前記クラッド部に、前記コア部の軸心に沿って形成された複数の空孔と、を備えた光ファイバの前記空孔の端部を紫外線硬化型樹脂で封止して封止部を形成する光ファイバの端部加工方法において、
    前記光ファイバの前記空孔の端部に前記紫外線硬化型樹脂を充填する過程と、
    前記紫外線硬化型樹脂が充填された前記光ファイバの端部を端部加工ユニットに設けられて紫外光を反射する端部加工部材上に、前記光ファイバの端部が前記端部加工部材に接しないように配置する過程と、
    前記光ファイバの端部へ前記光ファイバの端部を挟んで前記端部加工部材と対向する位置に設けられた照射部から前記紫外光を照射して、前記光ファイバの端部を透過した前記紫外光に基づいて前記端部加工部材を発熱させて前記光ファイバの端部を加熱しながら、前記照射部からの前記紫外光と前記紫外光が前記端部加工部材によって反射された光である反射光とを前記光ファイバの端部へ照射することによって前記空孔の端部に充填した前記紫外線硬化型樹脂を硬化させ、前記封止部を形成する過程と、を有することを特徴とする光ファイバの端部加工方法。
  2. 前記端部加工部材は、前記光ファイバの端部が配置される面に形成された散乱面により前記紫外光を乱反射させて前記空孔の端部へ前記反射光を照射する請求項記載の光ファイバの端部加工方法。
  3. 前記端部加工部材は、ガラス板からなり、前記ガラス板の前記光ファイバが配置される面と対向する面に設けた金属コートにおいて、前記ガラス板を透過した前記紫外光が吸収されることで前記金属コートを発熱させ、前記金属コートから前記ガラス板へ伝熱することで前記ガラス板を発熱させて前記光ファイバの端部を加熱する請求項または記載の光ファイバの端部加工方法。
  4. 前記端部加工部材は、金属板からなり、前記光ファイバの端部を透過した前記紫外光を吸収することで発熱させて前記光ファイバの端部を加熱する請求項または記載の光ファイバ端部加工方法。
  5. 前記端部加工部材の表面から前記光ファイバの中心までの距離が1mm以内となるように前記光ファイバの端部を前記端部加工部材上に配置する請求項乃至のいずれか記載の光ファイバの端部加工方法。
  6. コア部と、前記コア部の周囲に形成され、前記コア部よりも屈折率の低いクラッド部と、前記クラッド部に、前記コア部の軸心に沿って形成された複数の空孔と、を備えた光ファイバの前記空孔の端部を紫外線硬化型樹脂で封止して封止部を形成する光ファイバの端部加工装置であって、
    少なくとも、前記光ファイバの端部へ紫外光を照射させる照射部を有する紫外線照射装置と、
    前記照射部と前記光ファイバの端部を挟んで対向する位置に設けられ、前記光ファイバの端部を前記照射部臨ませて配置させると共に前記照射部から照射された前記紫外光によって前記光ファイバの端部を紫外線硬化型樹脂で封止して封止部を形成する端部加工ユニットと、を備え、
    前記端部加工ユニットは、前記光ファイバの端部を配置させると共に、前記照射部から照射されて前記光ファイバの端部を透過した前記紫外光に基づいて発熱して前記光ファイバの端部に充填した紫外線硬化型樹脂を加熱させ、かつ、前記照射部からの前記紫外光の一部を反射させて前記光ファイバの端部へ反射光を照射させて、前記光ファイバの端部に充填した紫外線硬化型樹脂を硬化する端部加工部材を有することを特徴とする光ファイバの端部加工装置。
  7. 前記端部加工部材は、前記光ファイバの端部が配置される面に、前記光ファイバの端部を透過した前記紫外光を乱反射させて前記光ファイバの端部へ反射光を照射させる散乱面を有する請求項記載の光ファイバの端部加工装置。
  8. 前記端部加工部材は、ガラス板あるいは金属板からなる請求項または記載の光ファイバの端部加工装置。
  9. 前記ガラス板の前記光ファイバの端部が配置される面と対向する面に、前記ガラス板を透過した前記紫外光の一部を吸収して発熱することで前記ガラス板を加熱すると共に、前記ガラス板を透過した前記紫外光を反射させる金属コートが設けられている請求項記載の光ファイバの端部加工装置。
  10. 前記端部加工ユニットを昇降させて前記端部加工ユニットと前記照射部との間の距離を調整する高さ調整台をさらに備える請求項記載の光ファイバの端部加工装置。
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