JP5154181B2 - 液晶表示装置及び電子機器 - Google Patents

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Description

本発明は、液晶表示装置及びこの液晶表示装置を備えた電子機器に関し、特に電源オフ
状態において所定の文字やロゴ等を表示できるようにした液晶表示装置及びこの液晶表示
装置を備えた電子機器に関する。
液晶表示装置として、透過型と反射型の性質を併せ持つ半透過型液晶表示装置の開発が
多く進められてきている(下記特許文献1参照)。この半透過型液晶表示装置は、一つの
画素領域内に画素電極を備えた光透過領域と画素電極及び反射板の両方を備えた光反射領
域を有している。そして、暗い場所においてはバックライトを点灯して光透過領域を利用
して画像を表示し、明るい場所においてはバックライトを点灯することなく光反射領域に
おいて外光を利用して画像を表示するものである。そのため、半透過型液晶表示装置は、
常時バックライトを点灯する必要がなくなるので、消費電力を大幅に低減させることがで
きるという利点を有している。この半透過型液晶表示装置は、携帯電話など、特に中小型
の電子機器の表示部として広く用いられている。
一方、近年では、電子機器のデザイン性の向上が多く求められているため、例えば携帯
電話において、待ち受け画面等に任意の画像を表示するだけではなく、メーカーロゴや特
定の模様など、多種多様な画像が表示されている。
特開平11−101992号公報
液晶表示装置の表示部に画像を表示する際には、電源がオンの状態で液晶表示装置を
駆動して表示する必要がある。しかしながら、従来の液晶表示装置では、電源をオフにし
たときには何も表示されない状態になってしまうため、電源オフ時には画像を表示するこ
とができない。従って、待ち受け画面等を長時間表示するには特定の画素を長時間駆動し
続ける必要があるため、その分だけ消費電力が多くなってしまう。このように待ち受け画
面等を長時間表示する場合、半透過型の液晶表示装置であればバックライトを点灯せずに
反射型として駆動すればよいが、それでも表示時間が長くなればなるほどそれに比例して
消費電力は大きくなる。このような消費電力の増大は、携帯電話機等の小型の電子機器に
とっては重大な問題となる。
近年、電源オフ時にもこのような画像を表示しておくことができるようにし、表示部を
含めた機器全体のデザイン性を高めようとする提案がなされている。そのためには、液晶
表示装置の電源オフ時にも何等かの画像を表示できるようにする必要がある。しかしなが
ら、従来は、電源オン時に実質的に正常な画像表示ができ、電源オフ時に何等かの画像を
表示できるような液晶表示装置は知られていなかった。
以上のような事情に鑑み、本発明の目的は、電源をオフした状態においても、社名のよ
うな識別用の記号等を含む所定の模様を表示することができる、幅広い表現力を備えた表
示特性の高い液晶表示装置及びこの液晶表示装置を備えた電子機器を提供することにある
上記目的を達成するため、本発明に係る液晶表示装置は、光反射領域と光透過領域とを有するサブ画素がマトリクス状に配列された表示領域を備えたノーマリーブラックモードの液晶表示装置において、サブ画素は、対向する第1の基板及び第2の基板に挟持される液晶層と、第1の基板の液晶層との界面、及び第2の基板の液晶層との界面に設けられる配向膜と、当該サブ画素が当該液晶表示装置の非駆動時に表示領域に表示させておきたい模様に対応するとき、光反射領域の配向膜の下または表面に形成される突起と、を有し、当該液晶表示装置の駆動時は、バックライトから光透過領域を介して出射した光によって表示領域に任意の画像が表示され、当該液晶表示装置の非駆動時は、光反射領域を介して出射した外光の反射光によって表示領域に模様が表示される
ノーマリーブラックモードの液晶表示装置は、液晶の駆動用電極間に電界が印加されて
いない非駆動状態では、液晶分子は配向膜によって規制されている方向に配向しており、
光を透過しないために黒表示となる。しかし、液晶の駆動用電極間に電界が印加されてい
る駆動状態では、液晶分子が電界によって動かされるので、光を透過するようになる。し
かし、サブ画素の光反射領域に液晶分子の配向を乱すための構成が形成されていると、こ
の部分で液晶分子の配向が乱れるため、液晶の駆動用電極間に電界が印加されていない非
駆動状態でもある程度光を透過するようになる。
従って、本発明の液晶表示装置は、ノーマリーブラックモードの液晶表示装置において
、光反射領域に液晶分子の配向を乱すための構成を形成したため、この配向を乱すための
構成が形成された光反射領域は非駆動状態であっても光漏れが生じる。そのため、液晶表
示装置が非駆動状態であっても、外光からの入射光が出射する際に識別パターンなどの模
様に応じた色層の色を有する出射光となって出射することになるので、識別パターンなど
の模様を表示させておくことが可能となる。また、液晶表示装置が駆動状態では光透過領
域を利用して良好な画像表示を行うことができる。従って、本発明の液晶表示装置は幅広
い表現力を備えた表示特性の高い液晶表示装置となる。
また、突起が配向膜の表面に形成されるので、非駆動状態において突起の近傍の液晶分子はランダムな方向を向くが、突起から離れた位置の液晶分子は配向膜によって規制される特定の方向に配向している。従って、突起近傍の液晶分子の配向方向は突起から離れた位置の液晶分子の配向方向とは異なっている。そのため、突起を光反射領域の配向膜の下又は表面に形成することにより、突起が形成された光反射領域に光漏れを生じさせることができるようになる。なお、この突起は液晶表示装置を構成する一対の基板のうちのどちら側に形成しても同様の効果を奏する。また、この突起は、同一サブ画素の光反射領域に複数個形成した方が光漏れが多くなるために好ましい。
また、本発明に係る液晶表示装置は、垂直配向VA(Vertically Aligned)モード又は横方向電界モードで駆動されるものとすることが好ましい。
これらのVAモード又は横方向電界モードで駆動される液晶表示装置は、ノーマリーブ
ラックモードの液晶表示装置であるだけでなく、広視野角でコントラストが良好であると
いう特徴を有しているため、上記本発明の効果を奏しながらも広視野角でコントラストが
良好な液晶表示装置となる。なお、横方向電界モードで駆動される液晶表示装置としては
、IPS(In-Plane Switching)モードないしFFS(Fringe Field Switching)モード
のものを使用し得る。
更に、上記目的を達成するため、本発明に係る電子機器は、上記いずれかに記載の液晶表示装置を備える
本発明に係る電子機器によれば、幅広い表現力を備え、コントラストが良好なノーマリーブラックモードの液晶表示装置を備えた電子機器が得られる。
以下、図面を参照して本発明の最良の実施形態を説明する。但し、以下に示す実施形態
は、本発明の技術思想を具体化するための液晶表示装置としてVAモードの液晶表示装置
を例示するものであって、本発明をこのVAモードの液晶表示装置に特定することを意図
するものではなく、特許請求の範囲に含まれるその他の実施形態のものにも等しく適応し
得るものである。なお、この明細書における説明のために用いられた各図面においては、
各層や各部材を図面上で認識可能な程度の大きさとするため、各層や各部材毎に縮尺を異
ならせて表示しており、必ずしも実際の寸法に比例して表示されているものではない。
なお、図1は液晶表示装置の全体構成を示す図である。図2は図1のII−II線に沿った
模式断面図である。図3は第1実施形態に係る表示させておきたい模様に対応する位置の
1サブ画素分の模式断面図である。図4は第1実施形態の液晶表示装置の非駆動時の表示
状態を示す平面図である。図5は第2の実施形態に係る表示させておきたい模様に対応す
る位置の1サブ画素分の模式断面図である。図6Aは本発明の液晶表示装置を搭載したパ
ーソナルコンピュータを示す図であり、図6Bは本発明の液晶表示装置を搭載した携帯電
話機を示す図である。
最初に第1及び第2実施形態に共通するスイッチング素子として薄膜トランジスタ(Th
in Film Transistor:以下「TFT」という)素子を用いたアクティブマトリクス方式の
VAモードの半透過反射型液晶表示装置を例に挙げて説明する。図1に示すように、液晶
表示装置1は、液晶パネル2と、バックライト3とを主体として構成されている。そして
、液晶パネル2とバックライト3とは平面視で重なるように配置されており、図1では液
晶パネル2のみが示されている。
この液晶パネル2は、いわゆる半透過型とよばれている液晶パネルである。この液晶パ
ネル2は、TFTアレイ基板(第1基板)4とカラーフィルタ基板(第2基板)5とがシ
ール材7によって貼り合わされると共に、このシール材7によって区画された領域内に液
晶層6が封入された構成になっている。シール材7の一部には液晶を注入する注入口7a
が設けられており、この注入口7aは封止材7bにより封止されている。シール材7の内
側の領域には、遮光性材料からなる遮光膜(周辺見切り)8が設けられている。周辺見切
り8の内側の領域は、画像や動画等を表示する表示領域9になっている。また、表示領域
9には、複数のサブ画素10がマトリクス状に設けられている。複数のサブ画素10の間
の領域は画素間領域11である。
TFTアレイ基板4の周縁部は、カラーフィルタ基板5から張り出した張出領域になっ
ている。この張出領域のうち図中左辺側及び右辺側には、走査信号を生成する走査線駆動
回路12が形成されている。図1の上辺側には、左右の走査線駆動回路12の間を接続す
る配線14が引き回されている。図1の中央下辺側には、データ信号を生成するデータ線
駆動回路13と、外部の回路等に接続するための接続端子15とが形成されている。走査
線駆動回路12と外部の回路等に接続するための接続端子との間の領域には、両者を接続
する配線16が形成されている。また、カラーフィルタ基板5の各角部には、TFTアレ
イ基板4とカラーフィルタ基板5との間で電気的に接続するための基板間導通材17が設
けられている。
TFTアレイ基板4は、図2に示したように、例えばガラスや石英等の透光性の高い材
料から形成された基材4aと、この基材4aの液晶側に形成された画素電極48と、この
画素電極48に電気信号を供給するスイッチング素子47と、光反射層45と、画素電極
48、スイッチング素子47及びこの光反射層45を覆うように形成された配向膜46と
、基材4aの外側(液晶層6とは反対側)に貼付された偏光板49とを主体として構成さ
れている。なお、基材4aと画素電極48との間に層間膜を形成する場合もある。
画素電極48は、サブ画素10に平面視で重なる領域に配置されており、例えばITO
(Indium Tin Oxide)等の透明な導電材料によって形成されている。スイッチング素子4
7は、画素間領域11内に配置されており、画素電極48に一対一で対応するように設け
られている。このようにサブ画素10ごとに独立して液晶層6の配向を規制することが可
能になっている。このスイッチング素子47は、例えばTFTからなる素子であり、図示
しない走査線やデータ線に接続されている。配向膜46は、液晶層6との界面に設けられ
ており、液晶層6を構成する液晶分子の配向を規制する。
光反射層45は、例えばアルミニウムなどからなる金属層であり、光をカラーフィルタ
基板5側へ反射するようになっている。この光反射層45は、画素電極48の液晶層6側
に形成されており、平面視でサブ画素10内の領域に任意の割合で設けられるが、図2に
おいては平面視でサブ画素10内のほぼ半分を占める領域に設けられている。そしてこの
領域が光反射領域10bになっている。光反射層45が設けられない領域は、バックライ
ト3からの光を液晶層6及びカラーフィルタ基板5へと透過する光透過領域10aになっ
ている。光反射層45の表面(液晶層6側の面)は反射面になっており、この反射面には
凹凸のパターンが形成されている。なお、各光反射層45の厚さは一定になっている。ま
た、ここでは光反射層45を画素電極48の表面に形成した例を示したが、光反射層45
を画素電極48の下に形成してもよい。
一方、カラーフィルタ基板5は、基材5aと、カラーフィルタ層50と、遮光膜51と
、共通電極58と、配向膜56とを主体として構成されている。カラーフィルタ基板5の
基材5aは、TFTアレイ基板4の基材4aと同様に、例えばガラスや石英等の透光性の
高い材料から形成された矩形の板状部材である。カラーフィルタ層50は、基材5aの液
晶層6側に平面視でサブ画素10に重なるように設けられた色層である。このカラーフィ
ルタ層50は、例えば赤色層50R、緑色層50G、青色層50Bの3色の色層からなる
1つのサブ画素10には3色のうち1色のカラーフィルタ層50が設けられており、赤
色層50R、緑色層50G、青色層50Bは各々隣接する列に配置されている。互いに隣
接し異なる色層のカラーフィルタ層50を有する3つのサブ画素10が1組になって、1
画素(1ピクセル)を構成している。遮光膜51は、光を反射又は吸収可能な材料からな
る遮光部材であり、カラーフィルタ層50の周囲に設けられている。
共通電極58は、例えばITOなどの透明な導電材料によって形成された電極であり、
カラーフィルタ層50及び遮光膜51を覆うように設けられている。共通電極58のうち
、上記の光反射層45に平面視で重なる領域では、下層に絶縁膜の透明層58aを形成し
他の領域に比べてTFTアレイ基板4側に近くなるように形成されている。この結果、光
反射層45の設けられた領域における液晶層6のギャップt2が、他の領域における液晶
層6のギャップt1に比べて小さくなっている。配向膜56は、液晶層6との界面に設け
られており、配向膜46との間で液晶層6を構成する液晶分子の配向を規制している。
液晶層6は、例えばフッ素系液晶化合物や非フッ素系液晶化合物等の液晶分子によって
構成されており、TFTアレイ基板4側の配向膜46とカラーフィルタ基板5側の配向膜
56との双方に接するように両基板に挟持されている。液晶分子の配向は、電圧を印加し
ない非駆動時に光を遮光する(ノーマリーブラックモード)ように、配向膜46及び配向
膜56によって規制されている。ここでは、この配向膜46及び配向膜56には垂直配向
膜が使用されており、液晶化合物としては誘電異方性が負のものが使用されている。
[第1の実施形態]
ここで、第1の実施形態における表示させておきたい模様に対応する位置の1サブ画素
分の具体的構成を図3を用いて説明する。この第1の実施形態では、光反射領域10bの
光反射層45と配向膜46との間に液晶分子の配向を乱す構造物として例えばポリイミド
等からなる突起80を形成したものである。配向膜46及び56は垂直配向膜であるから
、液晶表示装置1が非駆動状態にあるとき、液晶分子は配向膜46及び56の表面に対し
て垂直に配向する。
そうすると、突起80から離れた位置の液晶分子は、TFTアレイ基板4に対して垂直
に配向されるが、突起80の近傍の液晶分子は配向膜46に対して垂直に配向するため、
TFTアレイ基板4から見ると傾いて配向されていることになる。従って、液晶表示装置
1が非駆動状態にあるとき、光透過領域10a及び突起80が形成されていない光反射領
域10bは光を透過させないために黒表示になるが、突起80が形成された光反射領域1
0bは外部からの入射光の一部が透過して光反射層45によって反射されて外部に漏れて
くる。そのため、表示領域に表示させておきたい模様に対応するサブ画素の光反射領域1
0bに突起80を形成することにより、液晶表示装置1の非駆動状態時に所定模様を表示
させることができるようになる。なお、この突起80は、光漏れを多くするため、複数個
を表示領域に表示させておきたい模様に対応するサブ画素の光反射領域10bの全面に亘
って分散されているように形成するとよい。
このように構成された液晶表示装置1の電源オフ時の表示領域9の状態の一例を図4に
示す。図4は液晶表示装置1の電源をオフした状態、つまりTFTアレイ基板4とカラー
フィルタ基板5との間液晶層6に電圧が印加されていない非駆動状態での表示領域9であ
る。液晶表示装置1の使用者が表示領域9を観察すると背景パターン60に対して予め形
成された任意の識別パターンを観察することとができるようになる。第1の実施形態にお
いては図4に示すように識別パターン70としてABCDEからなる記号を表示させてい
る。
つまり通常、液晶表示装置1の非駆動時には、バックライト3から光透過領域10aを
透過してくる光もなく、光反射領域10bにおいて光反射層45によって反射される外光
による光が観察者によって観察されるだけである。このとき識別パターン70に対応した
サブ画素10の光反射領域10bに突起80を形成しておけば、この突起80が形成され
た光反射領域10bからの反射光が観察者により観察されるので、背景パターン60に識
別パターン70が浮かび上がって観察されることになる。
したがって、光透過領域10aと光反射領域10bを有するサブ画素を備えた液晶表示
装置であって、液晶表示装置1の電源オフ時に表示させておきたい識別パターンに応じた
突起80を光反射領域10bに形成しておくことで、液晶表示装置1が非駆動状態であっ
ても、外光からなる入射光が出射する際に識別パターンに応じた出射光となって出射する
ことになるので、識別パターン70を表示させておくことが可能となる。
なお、この突起80を特定の色のカラーフィルタ層が形成されているサブ画素の光反射
領域10bに形成すると、その特定の色の漏れ光を生じる。従って、1ピクセル内で突起
が形成されているサブ画素を適宜選択することにより、所望の色の漏れ光を生じさせるこ
とができる。更には、突起80が形成されているサブ画素の光反射領域10bのカラーフ
ィルタ層を除去すると、無彩色の漏れ光を生じさせることができ、模様を白黒で表示させ
ることも可能となる。
また、液晶表示装置の電源をオンした場合には、バックライト3から光透過領域10a
を介して出射した光によって通常の動画や静止画などの様々な表示が可能となる。このと
き外光による光反射領域10bを介して出射される光は、光透過領域10aを介して出射
される光に比べると、非常に弱いので、識別マークが使用者に観察されることはほとんど
ない。
なお、第1の実施形態においては識別パターン70としてアルファベットを表示した例
を示したが、このようなアルファベットなどの文字に限定されるものではない。本発明に
よれば文字だけでなく、企業のロゴマーク、花柄、市松模様などを含む多様な模様につい
て、液晶表示装置の電源をオフした状態で、使用者に観察させることが可能となる。この
ように本発明における液晶表示装置1では、電源オフ時に任意の識別パターン70を表示
させておくことができるので、消費電力を大きく低減させることができるようになる。
なお、第1の実施形態においては、突起80を光反射層45と配向膜46との間に形成
した例を示したが、突起80を配向膜46の表面に形成してもよい。この場合、突起80
の表面には配向膜が存在しないため、突起80の近傍の液晶分子はランダムな方向を向く
。従って、液晶表示装置1の非駆動時に、突起80の近傍では光が透過するようになるの
で、突起80が形成された光反射領域10bでは、外部からの入射光の一部が透過して光
反射層45によって反射されて外部に漏れてくる。そのため、液晶表示装置1においては
、任意の識別パターン70を液晶層6に電圧を印加することなく表示させておくことがで
きるようになる。
また、第1の実施形態においては、突起80をTFTアレイ基板4側に形成した例を示
したが、突起をカラーフィルタ基板5の光反射領域10bに形成してもよい。この場合に
おいても、突起は、配向膜56の表面に形成しても、或いは配向膜56と共通電極58の
間に形成することができ、この突起を設けたことによる光漏れが生じる原理は第1の実施
形態の場合と同様である。
[第2の実施形態]
第1の実施形態では、光反射領域に液晶分子の配向を乱すための構成として突起を形成
した例を示したが、光反射領域に配向膜の不存在領域を形成することによっても光反射領
域の液晶分子の配向を乱すことができる。このような、光反射領域に配向膜の不存在領域
を形成した第2の実施形態における表示させておきたい模様に対応する位置の1サブ画素
分の具体的構成を図5を用いて説明する。
上述したように、通常の表示領域では、電圧を印加しない非駆動時に光を遮光する(ノ
ーマリーブラックモード)ように、TFTアレイ基板4及びカラーフィルタ基板5のそれ
ぞれの対向面は垂直配向膜からなる配向膜46及び配向膜56によって被覆されている(
図2参照)。この第2の実施形態では、表示させておきたい模様に対応する位置の光反射
領域10bの光反射層45の表面に形成されている配向膜46の少なくとも一部を除去し
、配向膜不存在部分46aを形成したものである。
そうすると、配向膜不存在部分46aから離れた位置の液晶分子はTFTアレイ基板4
に対して垂直に配向されるが、配向膜不存在部分46aの液晶分子はランダムな方向に向
いている。従って、液晶表示装置1が非駆動状態にあるとき、光透過領域10a及び配向
膜46が形成されている光反射領域10bは光を透過させないために黒表示になるが、配
向膜不存在部分46aが形成された光反射領域10bでは外部からの入射光の一部が透過
して光反射層45によって反射されて外部に漏れてくる。そのため、表示領域に表示させ
ておきたい模様に対応するサブ画素の光反射領域10bの一部もしくは全面に配向膜不存
在部分46aを形成することにより、液晶表示装置1の非駆動状態時に所定模様を表示さ
せることができるようになる。
この場合も、配向膜不存在部分46aをTFTアレイ基板4側に形成した例を示したが
、配向膜不存在部分46aをカラーフィルタ基板5の光反射領域10bに形成してもよい
。この場合においても、この配向膜不存在部分46aを設けたことによる光漏れが生じる
原理は、配向膜不存在部分46aをTFTアレイ基板4側に形成した場合と同様である。
なお、第1及び第2の実施形態としてはVAモードのものについて説明したが、本発明
はノーマリーブラックモードの半透過型の液晶表示装置であれば等しく適用可能である。
このようなノーマリーブラックモードの他の半透過型液晶表示装置としては、例えばIP
SモードないしFFSモード等の横方向電界モードの半透過型の液晶表示装置があげられ
る。
以上、本発明の実施形態として半透過型の液晶表示装置の例を説明した。このような本
発明の半透過型の液晶表示装置は、パーソナルコンピュータ、携帯電話機、携帯情報端末
などの電子機器に使用することができる。このうち、半透過型の液晶表示装置71をパー
ソナルコンピュータ70に使用した例を図6Aに、同じく半透過型の液晶表示装置76を
携帯電話機75に使用した例を図6Bに示す。ただし、これらのパーソナルコンピュータ
70及び携帯電話機75の基本的構成は当業者に周知であるので、詳細な説明は省略する
液晶表示装置の全体構成を示す図である。 図1のII−II線に沿った模式断面図である。 第1実施形態に係る表示させておきたい模様に対応する位置の1サブ画素分の模式断面図である。 第1実施形態の液晶表示装置の非駆動時の表示状態を示す平面図である。 第2の実施形態に係る表示させておきたい模様に対応する位置の1サブ画素分の模式断面図である。 図6Aは本発明の液晶表示装置を搭載したパーソナルコンピュータを示す図であり、図6Bは本発明の液晶表示装置を搭載した携帯電話機を示す図である。
符号の説明
1…液晶表示装置 2…液晶パネル 3…バックライト 4…TFTアレイ基板 5…
カラーフィルタ基板 6…液晶層 9…表示領域10…サブ画素 10a…光透過領域
10b…光反射領域 45…光反射層 46…配向膜 50…カラーフィルタ層 50R
…赤色層 50G…緑色層 50B…青色層 60…背景パターン 70…識別パターン
80:突起

Claims (5)

  1. 光反射領域と光透過領域とを有するサブ画素がマトリクス状に配列された表示領域を備えたノーマリーブラックモードの液晶表示装置において、
    前記サブ画素は、
    対向する第1の基板及び第2の基板に挟持される液晶層と、
    前記第1の基板の前記液晶層との界面、及び前記第2の基板の前記液晶層との界面に設けられる配向膜と、
    当該サブ画素が当該液晶表示装置の非駆動時に前記表示領域に表示させておきたい模様に対応するとき、前記光反射領域の前記配向膜の下または表面に形成される突起と、
    を有し、
    当該液晶表示装置の駆動時は、バックライトから前記光透過領域を介して出射した光によって前記表示領域に任意の画像が表示され、当該液晶表示装置の非駆動時は、前記光反射領域を介して出射した外光の反射光によって前記表示領域に前記模様が表示される、
    液晶表示装置。
  2. 前記模様に対応する前記サブ画素の前記光反射領域には、複数個の前記突起が分散して配置される、請求項1に記載の液晶表示装置。
  3. 前記模様に対応する前記サブ画素の光反射領域のカラーフィルタ層を除去した、請求項1に記載の液晶表示装置。
  4. 垂直配向モード又は横方向電界モードで駆動される、請求項1〜3のいずれかに記載の液晶表示装置。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載の液晶表示装置を備えた電子機器。
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