JP5150520B2 - 通信装置及び通信方法 - Google Patents

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Description

本発明は、自動再送要求が用いてパケットの再送を制御する通信装置及び通信方法に関する。
3rd Generation Partnership Project(3GPP)において標準化された下り方向の高速パケット通信技術であるHigh Speed Downlink Packet Access(HSDPA)では、無線基地局(BTS)と移動機(UE)との間において、ハイブリッド自動再送要求(HARQ)が用いられる。
HARQは、自動再送要求(ARQ)と、誤り訂正とを組み合わせることによってパケットの再送時における誤り訂正能力を向上させ、パケットの再送回数を低減する技術である。HSDPAでは、Ack(肯定応答)またはNack(否定応答)を逐一確認しつつ再送の要否を判断する、いわゆるStop and Wait方式のHARQが用いられる。BTSは、UE毎に最大6チャネルのHARQプロセスを並行して処理(NチャネルStop and Wait方式)することができる。それぞれのHARQプロセスには、異なる通信、例えば、個別制御チャネル(DCCH)、データ通信及び音声通話などを割り当てることができる。
また、HARQが用いられる場合、再送に備えて一時的にパケットを格納するバッファ(以下、HARQバッファ)が必須となる。そこで、HARQバッファの必要サイズを低減するため、パケットに付加されているヘッダを除去した上で、当該パケットに含まれるデータをHARQバッファに格納する方法が知られている(例えば、特許文献1)。
特開2005−318429号公報(第9−10頁、第3図)
ところで、HARQが用いられる場合、通信路、つまり、BTS〜UE間の通信品質の劣化によってBTSがUEからACKを受信できない期間が長くなると、HARQバッファに多くのパケットが滞留する。
具体的には、HARQプロセス毎に割り当てられたHARQバッファが当該パケットによって埋め尽くされ、他の通信、特に優先度の高い通信、例えば、DCCHや音声通話に関するパケットをHARQプロセスに割り当てることができなくなる。このため、当該パケットをBTSからUEに送信できなくなる問題が発生する。
そこで、本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、自動再送要求が用いられる場合において、通信路の通信品質の劣化している場合でも、優先度の高い通信に関するパケットをより迅速に送信先に送信することができる通信装置及び通信方法を提供することを目的とする。
上述した問題を解決するため、本発明は、次のような特徴を有している。まず、本発明の第1の特徴は、データを含むパケット(パケットP)を正常に受信したことを示す肯定応答(Ack)または前記パケットを正常に受信しなかったことを示す否定応答(Nack)を逐一確認しつつ前記パケットを送信または再送する自動再送要求が用いられるとともに、前記パケットの送信先(例えば、UE201)に対して前記自動再送要求の処理単位となる再送プロセス(HARQプロセス)を複数並行して実行できる通信装置(BTS100)であって、前記再送プロセスを単位として前記パケットを格納する再送バッファ(HARQバッファ123)と、前記送信先に対する通信要求を受け付ける要求受付部(MAC−hs処理部120)と、前記要求受付部が受け付けた前記通信要求によって実行される通信の優先度が、所定優先度以上か否かを判定する判定部(MAC−hs処理部120)と、前記判定部によって前記優先度が前記所定優先度以上と判定された場合、前記通信要求に伴って実行される優先通信(例えば、DCCHの設定)を他の通信(例えば、データ通信)よりも優先して前記再送プロセスに割り当てるプロセス制御部(HARQプロセス制御部121)とを備え、前記プロセス制御部は、全ての前記再送プロセスが前記他の通信によって占有されている場合、前記再送バッファに格納されている前記パケットのうち、前記優先通信の実行に必要な前記再送プロセスの数(例えば、2チャネル)に応じて、前記再送バッファに格納されている前記パケットを廃棄することを要旨とする。
このような通信装置によれば、全ての再送プロセスが占有されている場合、優先通信の実行に必要な再送プロセスの数に応じて、再送バッファに格納されているパケットが廃棄される。このため、パケットを廃棄することによって空きとなった再送プロセスを用いて優先通信を速やかに実行させることができる。
すなわち、このような通信装置によれば、自動再送要求が用いられる場合において、無線区間の通信品質の劣化している場合でも、優先度の高い通信に関するパケットをより迅速に送信先に送信することができる。
本発明の第2の特徴は、本発明の第1の特徴に係り、前記再送プロセスが実行される階層よりも上位層(RLC層)において、前記送信先への前記データの再送を実行する上位再送部(RLC処理部140)を備えることを要旨とする。
本発明の第3の特徴は、本発明の第1の特徴に係り、前記自動再送要求は、誤り訂正符号を用いた前記データの誤り訂正を含むハイブリッド自動再送要求であることを要旨とする。
本発明の第4の特徴は、本発明の第1の特徴に係り、前記判定部は、前記要求受付部が受け付けた前記通信要求によって実行される通信の優先度が、前記再送バッファに格納されているパケットの優先度よりも高いか否かを判定し、前記プロセス制御部は、前記再送バッファに格納されているパケットの優先度が前記通信要求によって実行される通信の優先度よりも高い場合、前記再送バッファに格納されているパケットを送信することを要旨とする。
本発明の第5の特徴は、本発明の第1の特徴に係り、前記プロセス制御部は、前記再送バッファに格納されているパケットを廃棄した場合、廃棄した前記パケットの送信先に対して、前記パケットに代えて新規パケットを送信することを通知することを要旨とする。
本発明の第6の特徴は、データを含むパケット(パケットP)を正常に受信したことを示す肯定応答(Ack)または前記パケットを正常に受信しなかったことを示す否定応答(Nack)を逐一確認しつつ前記パケットを送信または再送する自動再送要求が用いられるとともに、前記パケットの送信先(例えば、UE201)に対して前記自動再送要求の処理単位となる再送プロセス(HARQプロセス)を複数並行して実行できる通信装置(BTS100)であって、前記再送プロセスを単位として前記パケットを格納する再送バッファ(HARQバッファ123)と、前記送信先に対する通信要求を受け付ける要求受付部(MAC−hs処理部120)と、前記要求受付部が受け付けた前記通信要求によって実行される通信の優先度が、所定優先度以上か否かを判定する判定部(MAC−hs処理部120)と、前記判定部によって前記優先度が前記所定優先度以上と判定された場合、前記通信要求に伴って実行される優先通信(例えば、DCCHの設定)を他の通信(例えば、データ通信)よりも優先して前記再送プロセスに割り当てるプロセス制御部(HARQプロセス制御部121)とを備え、前記プロセス制御部は、全ての前記再送プロセスが前記他の通信によって占有されている場合、前記再送バッファに格納されている前記パケットのうち、前記優先通信の実行に必要な前記再送プロセスの数に応じて、前記再送バッファに格納されている前記パケットに含まれる前記データを、前記再送プロセスが実行される階層よりも上位層(MAC−d層)に戻すことを要旨とする。
このような通信装置によれば、全ての再送プロセスが占有されている場合、優先通信の実行に必要な再送プロセスの数に応じて、再送バッファに格納されているパケットに含まれるデータが、再送プロセスが実行される階層よりも上位層に戻される。このため、当該データを上位層に戻すことによって空きとなった再送プロセスを用いて優先通信を速やかに実行させることができる。
すなわち、このような通信装置によれば、自動再送要求が用いられる場合において、無線区間の通信品質の劣化している場合でも、優先度の高い通信に関するパケットをより迅速に送信先に送信することができる。
本発明の第7の特徴は、本発明の第6の特徴に係り、前記上位層において、前記プロセス制御部によって戻された前記データを一時的に格納する上位層バッファ(MAC−dバッファ131)を備えることを要旨とする。
本発明の第8の特徴は、本発明の第6の特徴に係り、前記自動再送要求は、誤り訂正符号を用いた前記データの誤り訂正を含むハイブリッド自動再送要求であることを要旨とする。
本発明の第9の特徴は、本発明の第6の特徴に係り、前記判定部は、前記要求受付部が受け付けた前記通信要求によって実行される通信の優先度が、前記再送バッファに格納されているパケットの優先度よりも高いか否かを判定し、前記プロセス制御部は、前記再送バッファに格納されているパケットの優先度が前記通信要求によって実行される通信の優先度よりも高い場合、前記再送バッファに格納されているパケットを送信することを要旨とする。
本発明の第10の特徴は、本発明の第6の特徴に係り、前記プロセス制御部は、前記再送バッファに格納されているパケットを廃棄した場合、廃棄した前記パケットの送信先に対して、前記パケットに代えて新規パケットを送信することを通知することを要旨とする。
本発明の第11の特徴は、データを含むパケットを正常に受信したことを示す肯定応答または前記パケットを正常に受信しなかったことを示す否定応答を逐一確認しつつ前記パケットを送信または再送する自動再送要求が用いられるとともに、前記パケットの送信先に対して前記自動再送要求の処理単位となる再送プロセスを複数並行して実行できる通信方法であって、前記再送プロセスを単位として前記パケットを再送バッファに格納するステップと、前記送信先に対する通信要求を受け付けるステップと、受け付けた前記通信要求によって実行される通信の優先度が、所定優先度以上か否かを判定するステップと、前記優先度が前記所定優先度以上と判定された場合、前記通信要求に伴って実行される優先通信を他の通信よりも優先して前記再送プロセスに割り当てるステップとを備え、前記再送プロセスに割り当てるステップでは、全ての前記再送プロセスが前記他の通信によって占有されている場合、前記再送バッファに格納されている前記パケットのうち、前記優先通信の実行に必要な前記再送プロセスの数に応じて、前記再送バッファに格納されている前記パケットを廃棄することを要旨とする。
本発明の第12の特徴は、データを含むパケットを正常に受信したことを示す肯定応答または前記パケットを正常に受信しなかったことを示す否定応答を逐一確認しつつ前記パケットを送信または再送する自動再送要求が用いられるとともに、前記パケットの送信先に対して前記自動再送要求の処理単位となる再送プロセスを複数並行して実行できる通信方法であって、前記再送プロセスを単位として前記パケットを再送バッファに格納するステップと、前記送信先に対する通信要求を受け付けるステップと、受け付けた前記通信要求によって実行される通信の優先度が、所定優先度以上か否かを判定するステップと、前記優先度が前記所定優先度以上と判定された場合、前記通信要求に伴って実行される優先通信を他の通信よりも優先して前記再送プロセスに割り当てるステップとを備え、前記再送プロセスに割り当てるステップでは、全ての前記再送プロセスが前記他の通信によって占有されている場合、前記再送バッファに格納されている前記パケットのうち、前記優先通信の実行に必要な前記再送プロセスの数に応じて、前記再送バッファに格納されている前記パケットに含まれる前記データを、前記再送プロセスが実行される階層よりも上位層に戻すことを要旨とする。
本発明の特徴によれば、自動再送要求が用いられる場合において、無線区間の通信品質の劣化している場合でも、優先度の高い通信に関するパケットをより迅速に送信先に送信することができる通信装置及び通信方法を提供することができる。
本発明の実施形態に係る無線通信システム1の全体概略構成図である。 本発明の実施形態に係るBTS100の機能ブロック構成図である。 本発明の第1実施形態に係るBTS100の動作フローを示す図である。 本発明の実施形態に係る無線通信システム1において用いられるプロトコルスタックを示す図である。 本発明の実施形態に係るNチャネルStop and Wait方式のHARQによるパケットの再送動作概要を示す図である。 本発明の実施形態に係るHARQバッファ123の使用例を示す図である。 本発明の第1実施形態に係るHARQプロセス制御部121によるパケットPの廃棄動作例を示す図である。 本発明の第2実施形態に係るBTS100の動作フローを示す図である。 本発明の第2実施形態に係るHARQプロセス制御部121がパケットPをMAC−d層に戻す例を示す図である。
次に、本発明の実施形態について説明する。具体的には、(1)第1実施形態、(2)第2実施形態、及び(3)その他の実施形態について説明する。
なお、以下の図面の記載において、同一または類似の部分には、同一または類似の符号を付している。ただし、図面は模式的なものであり、各寸法の比率などは現実のものとは異なることに留意すべきである。
したがって、具体的な寸法などは以下の説明を参酌して判断すべきものである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることは勿論である。
(1)第1実施形態
第1実施形態では、(1.1)無線通信システムの概略、(1.2)通信装置の機能ブロック構成、(1.3)通信装置の動作、及び(1.4)作用・効果について説明する。
(1.1)無線通信システムの概略
(1.1.1)全体概略構成
図1は、本実施形態に係る無線通信システム1の全体概略構成図である。図1に示すように、無線通信システム1は、コアネットワーク10、無線ネットワーク制御装置20(以下、RNC20)、無線基地局100(以下、BTS100)、移動機201,202(以下、UE201,202)を含む。なお、無線通信システム1に含まれるRNC、BTS及びUEの数は、図1に示した数に限定されない。
無線通信システム1では、W−CDMA方式に従った無線通信及び関連する処理が実行される。また、本実施形態では、3GPPにおいて標準化された下り方向の高速パケット通信技術であるHigh Speed Downlink Packet Access(HSDPA)が用いられる。
コアネットワーク10は、パケット交換型の通信ネットワーク(IPネットワーク)によって構成されるパケット交換ドメインや、回線交換型の通信ネットワークによって構成される回線交換ドメインなどによって構成される。
RNC20は、コアネットワーク10及びBTS100と接続される。RNC20は、各種の制御信号処理機能、運用保守機能、共通チャネルの多重分離機能などを有する。
BTS100は、UE201,202とW−CDMA方式及びHSDPAに従った無線通信を実行する。本実施形態において、BTS100は、通信装置を構成する。BTS100〜UE201,202との間では、自動再送要求(ARQ)と、誤り訂正符号を用いたデータの誤り訂正とを組み合わせたハイブリッド自動再送要求(HARQ)が用いられる。
(1.1.2)プロトコルスタック
図4(a)は、無線通信システム1において用いられるプロトコルスタックを示す。図4(a)に示すように、UE201では、PHY層、Mac−hs層、MAC−d層及びRLC層が用いられる。BTS100では、UE201に対してPHY層及びMac−hs層が用いられる。BTS100〜UE201間では、Mac−hs層において、HARQの制御や、UEとの無線状況に応じて割り当てるUEを選定するBTSスケジューリングが実行される。また、BTS100では、RNC20に対してL1、L2及びHS−DSCH FP(Flame Protocol)層が用いられる。
また、図4(b)は、Mac−hs層の機能を模式的に示す図である。図4(b)に示すように、Mac−hs層は、Flow Control、Scheduling/Priority Handling、HARQ及びTransport Format and Resource Combination (TFRC) Selectionの各機能によって構成される。
(1.2)通信装置の機能ブロック構成
図2は、本実施形態において通信装置を構成するBTS100の機能ブロック構成図である。図2に示すように、BTS100は、無線処理部110、MAC−hs処理部120、MAC−d処理部130及びRLC処理部140を備える。なお、以下、本発明との関連がある部分について主に説明する。したがって、BTS100は、BTS100としての機能を実現する上で必須な、図示しない或いは説明を省略したブロック(電源部など)を備える場合があることに留意されたい。
無線処理部110は、UE201,202と無線信号を送受信する。具体的には、無線処理部110は、ディジタル変復調処理や信号増幅処理などを実行する。
MAC−hs処理部120は、Mac−hs層(図4(a)参照)における処理を実行する。具体的には、MAC−hs処理部120は、HARQやTFRC Selection機能(図4(b)参照)などを提供する。
MAC−hs処理部120は、NチャネルStop and Wait方式のHARQに従った処理を実行する。MAC−hs処理部120は、UE毎に最大6チャネルのHARQプロセス(再送プロセス)を並行して処理することができる。具体的には、後述するHARQプロセス制御部121及びHARQバッファ123によって当該処理が実行される。
図5は、NチャネルStop and Wait方式のHARQによるパケットの再送動作概要を示す。本実施形態では、ユーザデータや制御データなどのデータを含むパケットPを正常に受信したことを示すAck(肯定応答)、またはパケットPを正常に受信しなかったことを示すNack(否定応答)を逐一確認しつつ、パケットPが送信または再送される。
HARQプロセスは、パケットPの送信先(例えば、UE201)に対してARQの処理単位となる。図5に示す例では、4チャネル(プロセス)のHARQプロセスが並行して実行されているが、HSDPAでは、BTS100は、特定のUEと最大6チャネルのHARQプロセスを並行して実行することができる。
また、本実施形態では、MAC−hs処理部120は、送信先(例えば、UE201)に対する通信要求を受け付ける。具体的には、MAC−hs処理部120は、データ通信、音声通話或いは個別制御チャネル(DCCH)などの通信要求をRNC20から受け付ける。本実施形態において、MAC−hs処理部120は、要求受付部を構成する。
MAC−hs処理部120は、受け付けた通信要求によって実行される通信の優先度が、所定優先度以上か否かを判定する。本実施形態において、MAC−hs処理部120は、判定部を構成する。本実施形態では、音声通話及びDCCHは、通常のデータ通信よりも優先度が高く設定される。
また、MAC−hs処理部120は、受け付けた通信要求によって実行される通信の優先度が、HARQバッファ123に格納されているパケットPの優先度よりも高いか否かを判定する。
HARQプロセス制御部121は、HARQプロセスを制御する。具体的には、HARQプロセス制御部121は、Stop and Wait方式に従ってUE毎に最大6チャネル(プロセス)のHARQプロセスを同時に並行して制御する。本実施形態において、HARQプロセス制御部121は、プロセス制御部を構成する。
HARQバッファ123は、HARQプロセス制御部121の制御に従って、HARQプロセスを単位としてパケットPを格納する。本実施形態において、HARQバッファ123は、再送バッファを構成する。
図6は、HARQバッファ123の使用例を示す。図6に示すように、BTS100は、HARQバッファ123を用いて、UE201向けとして、6チャネルのHARQプロセス(#1〜6)を並行して処理することができる。同様に、BTS100は、HARQバッファ123を用いて、UE202向けとしても6チャネルのHARQプロセス(#1〜6)を並行して処理することができる。
図6に示す例では、UE201向けの全HARQプロセスのうち、#1〜3のHARQプロセスに通信、具体的にはトランスポート・チャネルであるHigh Speed-Downlink Shared Channel(HS−DSCH)が割り当てられている。また、UE202向けの全HARQプロセスのうち、#1,2のHARQプロセスにHS−DSCHが割り当てられている。
HARQプロセス毎にHARQバッファ123に格納されたパケットPは、MAC−hs PDUとして、High Speed-Physical Downlink Shared Channel(HS−PDSCH)を介してそれぞれのUEに送信される。なお、UEの識別子(UE−ID)と、HARQのプロセスIDとは、Shared Control Channel for HS-DSCH(HS−SCCH)によってそれぞれのUEに送信される。
HARQプロセス制御部121は、受け付けた通信要求によって実行される通信の優先度をMAC−hs処理部120が所定優先度以上と判定した場合、当該通信要求に伴って実行される優先通信(例えば、DCCHの設定)を他の通信(例えば、データ通信)よりも優先してHARQプロセスに割り当てる。
ここで、HARQプロセス制御部121は、全てのHARQプロセス、つまり、HARQバッファ123のパケット格納領域が他の通信によって占有されている場合、HARQバッファ123に格納されているパケットPのうち、優先通信の実行に必要なHARQプロセスの数(例えば、2チャネル)に応じて、HARQバッファ123に格納されているパケットP、具体的には、MAC−hs PDUを廃棄する。
図7(a)及び(b)は、HARQプロセス制御部121によるパケットPの廃棄動作例を示す。図7(a)に示すように、全てのHARQプロセスが他の通信によって占有されている場合、HARQプロセス制御部121は、優先通信の実行に必要なHARQプロセスの数(例えば、2チャネル)を決定する。さらに、HARQプロセス制御部121は、決定したHARQプロセスの数に応じて、HARQバッファ123に格納されているパケットPを廃棄する。図7(b)は、HARQプロセス#1,2用としてHARQバッファ123に格納されていたパケットPが廃棄され、HARQバッファ123に空きができた状態を示す。
HARQプロセス制御部121は、パケットPを廃棄することによって空きとなったHARQプロセス#1,2に優先通信を割り当てる。
HARQプロセス制御部121は、HARQバッファ123に格納されているパケットPを廃棄した場合、廃棄したパケットPの送信先(例えば、UE201)に対して、パケットPに代えて新規なパケットPを送信することを通知する。
また、HARQプロセス制御部121は、HARQバッファ123に格納されているパケットPの優先度が、受け付けた通信要求によって実行される通信の優先度よりも高い場合、HARQバッファ123に格納されているパケットPを送信することもできる。
MAC−d処理部130は、Mac−hs層において、MAC−d層に関する処理を実行する。具体的には、MAC−d処理部130は、Flow ControlやScheduling/Priority Handling機能(図4(b)を提供する。また、MAC−d処理部130は、UEに送信されるデータ、具体的には、MAC−d PDUを一時的に格納するMAC−dバッファ131を備える。
RLC処理部140は、MAC−d層の上位に位置するRLC層における処理を実行する。特に、本実施形態では、RLC処理部140は、HARQプロセスが実行されるMac−hs層よりも上位層であるRLC層において、パケットPに含まれるデータの送信先(例えば、UE201)への再送を実行する。本実施形態において、RLC処理部140は、上位再送部を構成する。
具体的には、RLC処理部140は、HARQプロセス制御部121が優先通信の実行させるために廃棄したパケットPに含まれるデータ(PDU)を再送する。RLC処理部140によって再送されたデータは、MAC−d処理部130及びMAC−hs処理部120などを介して送信先に再送される。
(1.3)通信装置の動作
図3は、本実施形態において通信装置を構成するBTS100の動作フローを示す。具体的には、図3は、HARQバッファ123のパケット格納領域が他の通信によって占有されている場合において、BTS100が優先通信(例えば、DCCHの設定)を実行する動作フローを示す。
図3に示すように、ステップS10において、BTS100は、DCCHの新規設定要求の有無を確認する。なお、ここでは、DCCHを例に説明するが、音声通話など、通信要求によって実行される優先度が所定優先度以上である優先通信であれば、BTS100は同様に動作する。
DCCHの新規設定要求があった場合(ステップS10のYES)、ステップS20において、BTS100は、HARQバッファ123に空きがあるか否かを判定する。
HARQバッファ123に空きがない場合(ステップS20のYES)、ステップS25において、BTS100は、DCCHの新規設定呼より低い優先度のパケットPがHARQバッファ123に格納されているか否かを判定する。
DCCHの新規設定呼より低い優先度のパケットPがHARQバッファ123に格納されている場合(ステップS25のYES)、ステップS30において、BTS100は、当該DCCHを設定するために必要なHARQプロセスの数(例えば、2チャネル)を決定する。ステップS30において、HARQバッファ123は、図7(a)に示した状態となっている。つまり、HARQバッファ123のパケット格納領域が他の通信によって占有されている。
ステップS40において、BTS100は、決定したHARQプロセスの数に応じたパケットP、具体的には、MAC−hs PDUを廃棄する。ステップS40の処理が完了すると、HARQバッファ123は、図7(b)に示した状態となっている。
ステップS50において、BTS100は、MAC−hs PDUを廃棄することによって空きになったHARQプロセスにDCCHを割り当てる。また、BTS100は、廃棄したパケットPの送信先(例えば、UE201)に対して、廃棄したパケットPに代えて、つまり、再送でなく、新規なパケットPを送信することを通知する。
(1.4)作用・効果
本実施形態に係るBTS100によれば、全てのHARQプロセスが占有されている場合、優先通信の実行に必要なHARQプロセスの数に応じて、HARQバッファ123に格納されているパケットPが廃棄される。このため、パケットPを廃棄することによって空きとなったHARQプロセスを用いて優先通信を速やかに実行させることができる。
すなわち、BTS100によれば、ARQが用いられる場合において、無線区間の通信品質の劣化している場合でも、優先度の高い通信に関するパケットPをより迅速に送信先に送信することができる。
本実施形態では、RLC層において送信先へのデータの再送が実行される。このため、優先通信を実行するために、Mac−hs層においてパケットPが廃棄された場合でも、廃棄されたパケットPに含まれるデータを確実に送信先に伝送できる。
本実施形態では、ARQと、誤り訂正符号を用いたデータの誤り訂正とを組み合わせたHARQが用いられる。このため、無線区間の通信品質の劣化している場合でも、優先通信に関するパケットPをより確実に送信先に伝送できる。
(2)第2実施形態
次に、本発明の第2実施形態について説明する。本実施形態では、BTS100は、HARQバッファ123に格納されているパケットP(MAC−hs PDU)の廃棄に代えて、当該パケットPを上位層に戻す動作を実行する。以下、上述した第1実施形態と異なる部分について主に説明する。
(2.1)通信装置の動作
本実施形態に係るBTS100(通信装置)の機能ブロック構成は、第1実施形態と同様である(図2参照)。一方、HARQバッファ123のパケット格納領域が他の通信によって占有されている場合において、BTS100が優先通信(例えば、DCCHの設定)を実行する動作は、第1実施形態と異なる。
BTS100は、図3に示したステップS40の処理に代えて、図8に示すステップS40A及びS40Bの処理を実行する。図8に示すように、ステップS40Aにおいて、BTS100は、決定したHARQプロセスの数に応じたパケットP、具体的にはMAC−hs PDUをMAC−d PDUに戻す。
すなわち、本実施形態において、BTS100のHARQプロセス制御部121は、全てのHARQプロセスが他の通信によって占有されている場合、DCCH設定(優先通信)の実行に必要なHARQプロセスの数に応じて、HARQバッファ123に格納されているパケットPに含まれるデータを、HARQプロセスが実行される階層よりも上位層のMAC−d層に戻す。
より具体的には、図4(b)に示すScheduling/Priority Handling機能のキュー(MAC−dバッファ131)内には、MAC−d PDUの形式でパケットPがバッファリングされる。図4(b)に示すHARQ機能は、MAC−d PDUをMAC−hs PDUに変換する。HARQ機能は、全てのHARQプロセスが他の通信によって占有されている場合、DCCH設定の実行に必要なHARQプロセスの数に応じて、変換したMAC−hs PDUをScheduling/Priority Handling機能のキュー(MAC−dバッファ131)内のMAC−d PDUに戻す。
ステップS40Bにおいて、BTS100(MAC−d処理部130)は、HARQプロセス制御部121によって戻されたMAC−d PDUをMAC−dバッファ131に格納する。本実施形態において、MAC−dバッファ131は、上位層バッファを構成する。
図9(a)及び(b)は、HARQプロセス制御部121がパケットPをMAC−d層に戻す例を示す。
図9(a)は、図7(a)と同様に、全てのHARQプロセスが他の通信によって占有されている状態を示す。HARQプロセス制御部121は、DCCH設定の実行に必要なHARQプロセスの数(例えば、2チャネル)を決定する。さらに、HARQプロセス制御部121は、決定したHARQプロセスの数に応じて、HARQバッファ123に格納されているパケットP(MAC−hs PDU)をMAC−d層に戻す。具体的には、HARQプロセス制御部121は、MAC−hs PDUをMAC−d PDUに戻す。
図9(b)は、HARQプロセス#1,2用としてHARQバッファ123に格納されていたパケットP(MAC−hs PDU)がMAC−d層に戻され、HARQバッファ123に空きができた状態を示す。
ステップS50において、BTS100は、空きになったHARQプロセスにDCCHを割り当てる。
なお、MAC−hs PDUからMAC−d PDUに戻されたデータは、MAC−d処理部130及びMAC−hs処理部120などを介して送信先にあらためて送信される。
(2.2)作用・効果
本実施形態に係るBTS100によれば、全てのHARQプロセスが占有されている場合、優先通信の実行に必要なHARQプロセスの数に応じて、HARQバッファ123に格納されているパケットPに含まれるデータが、HARQプロセスが実行される階層よりも上位層であるMAC−d層に戻される。このため、当該データをMAC−d層に戻すことによって空きとなったHARQプロセスを用いて優先通信を速やかに実行させることができる。
すなわち、BTS100によれば、ARQが用いられる場合において、無線区間の通信品質の劣化している場合でも、優先度の高い通信に関するパケットPをより迅速に送信先に送信することができる。
本実施形態では、MAC−d層において、HARQプロセス制御部121によって戻されたデータを一時的に格納するMAC−dバッファ131が備えられる。このため、優先通信を実行するために当該データがMAC−d層に戻された場合でも、当該データが喪失せず、当該データを確実に送信先に伝送できる。
(3)その他の実施形態
上述したように、本発明の第1及び第2実施形態を通じて本発明の内容を開示したが、この開示の一部をなす論述及び図面は、本発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態が明らかとなろう。
例えば、上述した両実施形態では、優先通信の実行に必要なHARQプロセスの数に応じて、HARQバッファ123に格納されているパケットP(データ)が廃棄、または上位層に戻されていたが、廃棄または上位層に戻すパケットP(データ)の量は、必ずしも優先通信の実行に必要なHARQプロセスの数に応じていなくても構わない。例えば、比較的多数(例えば、3チャネル)である予め定められたHARQプロセス数に相当するパケットP(データ)を廃棄または上位層に戻すようにしてもよい。
上述した実施形態では、下り方向の高速パケット通信技術であるHSDPAを例として説明したが、本発明は、上り方向の高速パケット通信技術であるEnhanced Up Link(EUL)にも適用することができる。
上述した両実施形態では、HARQが用いられていたが、HARQではなく、誤り訂正を伴わない一般的なARQを用いても構わない。また、上述した両実施形態では、無線通信システムを例として説明したが、本発明は、無線通信システムに限って適用されるものではなく、有線通信システムにも勿論適用できる。
このように、本発明は、ここでは記載していない様々な実施の形態などを含むことは勿論である。したがって、本発明の技術的範囲は、上述の説明から妥当な特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ定められるものである。
1…無線通信システム、10…コアネットワーク、20…無線ネットワーク制御装置(RNC)、100…無線基地局(BTS)、110…無線処理部、120…MAC−hs処理部、121…HARQプロセス制御部、123…HARQバッファ、130…MAC−d処理部、131…MAC−dバッファ、140…RLC処理部、201,202…移動機(UE)、P…パケット

Claims (12)

  1. データを含むパケットを正常に受信したことを示す肯定応答または前記パケットを正常に受信しなかったことを示す否定応答を逐一確認しつつ前記パケットを送信または再送する自動再送要求が用いられるとともに、前記パケットの送信先に対して前記自動再送要求の処理単位となる再送プロセスを複数並行して実行できる通信装置であって、
    前記再送プロセスを単位として前記パケットを格納する再送バッファと、
    前記送信先に対する通信要求を受け付ける要求受付部と、
    前記要求受付部が受け付けた前記通信要求によって実行される通信の優先度が、所定優先度以上か否かを判定する判定部と、
    前記判定部によって前記優先度が前記所定優先度以上と判定された場合、前記通信要求に伴って実行される優先通信を他の通信よりも優先して前記再送プロセスに割り当てるプロセス制御部と
    を備え、
    前記プロセス制御部は、全ての前記再送プロセスが前記他の通信によって占有されている場合、前記再送バッファに格納されている前記パケットのうち、前記優先通信の実行に必要な前記再送プロセスの数に応じて、前記再送バッファに格納されている前記パケットを廃棄する通信装置。
  2. 前記再送プロセスが実行される階層よりも上位層において、前記送信先への前記データの再送を実行する上位再送部を備える請求項1に記載の通信装置。
  3. 前記自動再送要求は、誤り訂正符号を用いた前記データの誤り訂正を含むハイブリッド自動再送要求である請求項1に記載の通信装置。
  4. 前記判定部は、前記要求受付部が受け付けた前記通信要求によって実行される通信の優先度が、前記再送バッファに格納されているパケットの優先度よりも高いか否かを判定し、
    前記プロセス制御部は、前記再送バッファに格納されているパケットの優先度が前記通信要求によって実行される通信の優先度よりも高い場合、前記再送バッファに格納されているパケットを送信する請求項1に記載の通信装置。
  5. 前記プロセス制御部は、前記再送バッファに格納されているパケットを廃棄した場合、廃棄した前記パケットの送信先に対して、前記パケットに代えて新規パケットを送信することを通知する請求項1に記載の通信装置。
  6. データを含むパケットを正常に受信したことを示す肯定応答または前記パケットを正常に受信しなかったことを示す否定応答を逐一確認しつつ前記パケットを送信または再送する自動再送要求が用いられるとともに、前記パケットの送信先に対して前記自動再送要求の処理単位となる再送プロセスを複数並行して実行できる通信装置であって、
    前記再送プロセスを単位として前記パケットを格納する再送バッファと、
    前記送信先に対する通信要求を受け付ける要求受付部と、
    前記要求受付部が受け付けた前記通信要求によって実行される通信の優先度が、所定優先度以上か否かを判定する判定部と、
    前記判定部によって前記優先度が前記所定優先度以上と判定された場合、前記通信要求に伴って実行される優先通信を他の通信よりも優先して前記再送プロセスに割り当てるプロセス制御部と
    を備え、
    前記プロセス制御部は、全ての前記再送プロセスが前記他の通信によって占有されている場合、前記再送バッファに格納されている前記パケットのうち、前記優先通信の実行に必要な前記再送プロセスの数に応じて、前記再送バッファに格納されている前記パケットに含まれる前記データを、前記再送プロセスが実行される階層よりも上位層に戻す通信装置。
  7. 前記上位層において、前記プロセス制御部によって戻された前記データを一時的に格納する上位層バッファを備える請求項6に記載の通信装置。
  8. 前記自動再送要求は、誤り訂正符号を用いた前記データの誤り訂正を含むハイブリッド自動再送要求である請求項6に記載の通信装置。
  9. 前記判定部は、前記要求受付部が受け付けた前記通信要求によって実行される通信の優先度が、前記再送バッファに格納されているパケットの優先度よりも高いか否かを判定し、
    前記プロセス制御部は、前記再送バッファに格納されているパケットの優先度が前記通信要求によって実行される通信の優先度よりも高い場合、前記再送バッファに格納されているパケットを送信する請求項6に記載の通信装置。
  10. 前記プロセス制御部は、前記再送バッファに格納されているパケットを廃棄した場合、廃棄した前記パケットの送信先に対して、前記パケットに代えて新規パケットを送信することを通知する請求項6に記載の通信装置。
  11. データを含むパケットを正常に受信したことを示す肯定応答または前記パケットを正常に受信しなかったことを示す否定応答を逐一確認しつつ前記パケットを送信または再送する自動再送要求が用いられるとともに、前記パケットの送信先に対して前記自動再送要求の処理単位となる再送プロセスを複数並行して実行できる通信方法であって、
    前記再送プロセスを単位として前記パケットを再送バッファに格納するステップと、
    前記送信先に対する通信要求を受け付けるステップと、
    受け付けた前記通信要求によって実行される通信の優先度が、所定優先度以上か否かを判定するステップと、
    前記優先度が前記所定優先度以上と判定された場合、前記通信要求に伴って実行される優先通信を他の通信よりも優先して前記再送プロセスに割り当てるステップと
    を備え、
    前記再送プロセスに割り当てるステップでは、全ての前記再送プロセスが前記他の通信によって占有されている場合、前記再送バッファに格納されている前記パケットのうち、前記優先通信の実行に必要な前記再送プロセスの数に応じて、前記再送バッファに格納されている前記パケットを廃棄する通信方法。
  12. データを含むパケットを正常に受信したことを示す肯定応答または前記パケットを正常に受信しなかったことを示す否定応答を逐一確認しつつ前記パケットを送信または再送する自動再送要求が用いられるとともに、前記パケットの送信先に対して前記自動再送要求の処理単位となる再送プロセスを複数並行して実行できる通信方法であって、
    前記再送プロセスを単位として前記パケットを再送バッファに格納するステップと、
    前記送信先に対する通信要求を受け付けるステップと、
    受け付けた前記通信要求によって実行される通信の優先度が、所定優先度以上か否かを判定するステップと、
    前記優先度が前記所定優先度以上と判定された場合、前記通信要求に伴って実行される優先通信を他の通信よりも優先して前記再送プロセスに割り当てるステップと
    を備え、
    前記再送プロセスに割り当てるステップでは、全ての前記再送プロセスが前記他の通信によって占有されている場合、前記再送バッファに格納されている前記パケットのうち、前記優先通信の実行に必要な前記再送プロセスの数に応じて、前記再送バッファに格納されている前記パケットに含まれる前記データを、前記再送プロセスが実行される階層よりも上位層に戻す通信方法。
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