JP5148827B2 - 流体構造 - Google Patents

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Description

本発明は概して、流体技術、すなわち、装置が流路内の流体の圧力および流量に作用するうえで依存する技術に関する。たとえば、流体技術は、流体が内部を流れることのできる導管構造を用いて実施することができる。
印刷ヘッドおよびその他の用途向けの様々な構造を含む多数の流体構造が提案されている。たとえば、引用によって本明細書に組み込まれる特許文献1は、金属板から組み立てられる小形インクジェット印刷ヘッドを記載している。ノズル形成板を除くすべての部分において、各形状は、機械加工やその他の金属加工の必要なしに光パターン化プロセスおよびエッチングプロセスによって形成される。様々な入口流路はそれぞれの異なる構成に作られているが、与えられる流体インピーダンスは同じである。このような流体構造に他の流体技術を有すると有利である。特に、印刷ヘッドおよびその他の用途向けの他の流体構造を有すると有利である(例えば特許文献2〜18参照)。
米国特許第5,087,930号明細書 米国特許第5,124,716号明細書 米国特許第5,155,498号明細書 米国特許第5,170,177号明細書 米国特許第5,406,318号明細書 米国特許第5,565,113号明細書 米国特許第6,134,291号明細書 米国特許第6,193,359号明細書 米国特許第6,199,970号明細書 米国特許第6,334,856号明細書 米国特許第6,464,337号明細書 米国特許第6,644,774号明細書 米国特許第6,669,336号明細書 米国特許出願公開第2004/0008242 A1号明細書 米国特許第6,762,012号明細書 米国特許第6,800,849号明細書 米国特許出願公開第2005/0133154 A1号明細書 米国特許出願公開第2005/0136359 A1号明細書
本発明の目的は、均一で微細な形状の流体構造を提供することにある。
本発明のマイクロ流体装置は、第1のプレート状構造と、第2のプレート状構造と、前記第1および第2のプレート状構造間を延びる光形成された複数の導管と、を備えるマイクロ流体装置であって、前記第1のプレート状構造は、前記第2のプレート状構造側の面に複数の凹部が設けられ、前記各導管は、自立型であり、前記第1のプレート状構造の前記凹部から流体を受け取るときに前記流体が通る入口開口部と、前記第2のプレート状構造に流体を供給するときに前記流体が通る出口開口部と、前記入口開口部を通して受け取られてから前記出口開口部を通して供給されるまでの間に前記流体が流れるキャビティと、を有すること、を特徴とする。
本発明のマイクロ流体装置において、前記各導管は、円筒型でそれぞれ隙間を開けて配置され、各導管の前記各キャビティは、長さに垂直な方向の最大寸法に対する長さの比が2以上であること、としても好適である。
本発明のマイクロ流体装置において、前記第1のプレート状構造と前記第2のプレート状構造との間に設けられ、前記複数の導管の群の外側を囲むプレナムを構成する周囲シールを備え、前記流体は、前記プレナムから前記凹部を通して前記各導管の入口開口部に流れること、としても好適である。

本発明のマイクロ流体装置を製造する方法は、第のプレート状構造と、第2のプレート状構造と、前記第1および第2のプレート状構造間を延びる複数の導管と、を備えるマイクロ流体装置を製造する方法において、流体を受け取れるようにする入口開口部と、流体を供給できるようにする出口開口部と、前記入口開口部を通して受け取られてから前記出口開口部を通して供給されるまで前記流体が流れることのできるキャビティと、を有する前記各管がそれぞれ自立し、互いに離間して配置される様に光形成し、前記管の前記入口開口部が前記第1のプレート状構造の表面に設けられた複数の凹部の上に位置し、前記管の出口開口部が前記第2のプレート状構造に設けられた開口の上に位置するように前記第1および前記第2のプレート状構造に前記各導管を組み込むこと、を特徴とする。
本発明は、構造、方法、装置、および印刷ヘッドの様々な例示的な実施態様を提供する。一般に、各実施態様は、マイクロ構造のような少なくとも1つの導管構造を含む、導管構造はたとえば、入口開口部と、出口開口部と、流体が入口開口部を通して受け取られてから出口開口部を通して与えられるまで流れる導管とを有してよい。
本発明は、均一で微細な形状の流体構造を提供することができるという効果を奏する。
図1は、マイクロ流体構造10を示している。構造10は、駆動側アセンブリ12と、液滴側アセンブリ14と、マイクロチューブ16、すなわち、アセンブリ12とアセンブリ14との間に延びるチューブ形マイクロ構造とを含み、動作時に流体が流れることのできる内側キャビティを有している。したがって、構造10は、流体が、本明細書では「駆動側」と呼ぶ一方の側から部分構造を通して駆動され、次いで、本明細書では「液滴側」と呼ぶ別の側で液滴として吐出されるマイクロ流体構造の一例である。したがって、構造10は、その駆動側に駆動側アセンブリ12を有し、その液滴側に液滴側アセンブリ14を有している。しかし、容易に理解されるように、本明細書で説明する技術は、複数の方向への流体流を有する例、流体が吐出されるのではなく受け取られる例、流体が液滴以外の形態で吐出される例、および流体流が流体構造の完全に内部を流れる例を含む、他の様々な種類の構造に適用することができる。
マイクロチューブ16は、流体が一つの領域から他の領域に流れるときに通る構造または部分構造を意味する「導管構造」の一例である。領域間の流体用の流路を同様に「導管」と呼ぶこともある。図1の例では、マイクロチューブ16は、アセンブリ12の方に配置された入口開口部と、アセンブリ14の方に配置された出口開口部とを有し、その内部キャビティは、開口部間を延びる導管として働く。
図示のように、アセンブリ12および14は、平坦な薄い材料に類似していることを意味する「プレート状構造」である。マイクロチューブ16は、アセンブリ12とアセンブリ14の「間に支持されている」。このことは、マイクロチューブ16がアセンブリ12とアセンブリ14の間の所定の位置に保持されるようにアセンブリ12および14の各々に支持されているかまたは取り付けられていることを意味する。マイクロチューブ16はまた「自立型」であり、語「自立型」は、本明細書では、マイクロチューブ16がアセンブリ12とアセンブリ14との間に延びる長さに沿った任意の点の所定の位置に保持するための他の支持体や取付け具を有さないことを意味する。言い換えれば、マイクロチューブ16は、たとえばアセンブリ12および14の一方上に組み立てて接着するか、またはアセンブリ12および14の間に取り付けることができ、その長さ方向に沿って他の支持体や取付け具を有していない。
図1は、アセンブリ12および14がその間の空間をどのように囲んでいるかまたはこの空間にどのように隣接しているかを示しており、この空間を本明細書では、空間からマイクロチューブ16のような1つまたは複数の導管構造に流れ込む流体で満たすことができる場合には「プレナム」と呼ぶことがある。しかし、特に明示しないかぎり、本明細書で説明する技術は、プレナムを使用するものに限らず、流体がプレナムを通すのではなく構造の外側から導管構造に流れ込む流体構造に適用することもできる。
図2は、図1の線2−2’に沿った概略断面図である。図1と図2は共に、アセンブリ12および14に隣接する空間内からの流体がマイクロチューブ16の入口開口部にどのように流れ込むかを示している。具体的には、アセンブリ12は、その表面に形成された凹部20、22、24、および26を有しており、流体は、マイクロチューブ16の下部境界の下を流れ、かつ入口開口部を通って流れることができる。流体は、マイクロチューブ16の下部境界の下を流れた後、マイクロチューブ16内に形成された導管に入る。図1および2に示されている実施形態では、導管は直線状の円筒形キャビティであるが、導管は入口開口部と出口開口部との間で任意の適切な形成をとってよく、単一のマイクロ構造が複数のそのような導管を含んでよい。
流体は、入口開口部を通してアセンブリ12からマイクロチューブ16に受け取られた後、出口開口部を通してアセンブリ14に供給されるまでマイクロチューブ16内の導管を流れることができる。図示の実現形態では、液滴側アセンブリ14には、流体の液滴を通過させアセンブリ14から吐出することができるように開口28が形成されている。
マイクロ流体構造10はたとえば、マイクロチューブ16の下に位置するアセンブリ12内のアクチュエータ30に応答して開口28を通して流体の液滴を放出するように実施することができる。アクチュエータ30は、流体をマイクロチューブ16の導管を通って流し、開口28を通して放出させ、図示のように液滴32を生成するように制御することができる。アクチュエータ30は、流体を上述のように流すかまたはその他の方法で移動させることのできる任意の機械的または電気機械的な装置であってよく、かつたとえば、薄膜圧電トランスジューサ、気泡発生器、または経時的に変化する機械的圧力を生成し、円形、方形、または他の任意の形状であってよい他の適切なアクチュエータとして実施することができる。
アクチュエータ30およびプレート40および42の近傍領域は、ダイアフラム構造を形成している。プレート40の近傍領域は、ダイアフラムの周りに境界を形成する支持体として働く。プレート42の、境界の内側の領域、すなわち、エッチングによってプレート40が除去された領域は、マイクロチューブ16を通って延びる圧縮チャンバのベースの所でダイアフラムとして働く。図2の実施形態では、アクチュエータ30は、振動エネルギーを供給してダイアフラムを駆動し、プレート42の上記の領域をパルス状または周期的に上下運動させ、圧縮チャンバ内の流体に機械的圧力をかける。
マイクロチューブ16は、図示のように、その全長にわたって延びる概ね一様な直径を持つ円形中央キャビティを有し、したがって、マイクロ構造の長さに垂直なキャビティの最大寸法はマイクロ構造の内径である。内径は、図示のように、長さよりもずっと小さい。図2では、長さは、直径の少なくとも約2倍であり、キャビティの直径の約4倍である。本明細書で説明するこの例およびその他の例は、2以上の長さ・直径比を選択できることによって設計の融通性がどのように向上するかを示している。言い換えれば、長さと長さに垂直な最大寸法との所望の比を持つ中央キャビティを有し、したがって、ある流体特性を有するマイクロ構造を得ることができる。この融通性によって様々な流体構造を得ることができる。
図3は、駆動側アセンブリ12の一部50を示し、アセンブリ12をどのように組み立てることができるかを示している。部分50は、反対側にアクチュエータ30が位置するステンレススチールプレート42の一部を含んでいる。部分50は、一部も含んでいる。凹部20、22、24、および26と開放円形中央領域56とを有する断面形状を形成するように化学的にエッチングされ、アクチュエータ30と向かい合うプレート42に隣接するステンレススチールプレート40の一部も含んでいる。
駆動側アセンブリ12を組み立てる場合、プレート40を別個にエッチングすることができる。次いで、プレート40とプレート42を揃えるか、クランプ留めするか、ろう付けするか、またはその他の方法で接着して駆動側アセンブリ12を形成することができる。次いで、アクチュエータ30をプレート42の露出した表面に運び、エポキシ樹脂またはその他の方法で取り付けることができる。図1および2に示されている入口流体経路は、凹部20、22、24、および26の寸法と、凹部の深さを決定するプレート40の厚さと、凹部との重なり合いを決定するマイクロチューブ16の半径によって決定される。プレート40および42は、約0.5〜10.0ミル(12.5〜250μm)のようなシムストックの厚さを有するステンレススチールまたは他の適切な金属材料あるいは非金属材料であってよい。これらの寸法としては、構造10の動作を最適化し、さらに、公差および臨界フィーチャ問題を軽減するものを選択することができる。
図4は、図3の折れ曲り線4−4’に沿った、組立て後の部分50の断面を示している。図示のように、アクチュエータ30は、プレート42の表面58上に位置している。さらに、アクチュエータ30はドライバ(図示せず)から電気信号を受信する。アクチュエータ30はたとえば、チタン酸ジルコン酸鉛(PZT)のような従来のセラミック圧電材料(「圧電セラミック」)によって実施することができる。アクチュエータ30は、圧電セラミックアクチュエータを駆動するのに用いられる従来の信号によって駆動することができる。したがって、図4に示されている構造は、圧縮チャンバの端部にダイアフラムポンプを形成している。図示の実施形態では、圧縮チャンバは、樽状であるが、他の任意の適切な形状を有してよい。アクチュエータ30が適切な一定の周波数で振動するため、各振動周期によって開口28を通して液滴が生成される。
図1〜4の実施形態では、駆動側アセンブリ12は2枚のプレートを含んでいるが、他の構造を使用してよい。たとえば、プレート42の、上下に移動できる領域の周りに境界を形成するダイアフラム構造を形成するようにエッチングされたプレート40とプレート42との間に追加の層またはプレートを追加することができる。さらに、所望のダイアフラム挙動が得られるようにプレート厚さおよびその他の寸法を調整し、かつ層を追加することができる。しかし、一般に、この実施形態およびその他の実施形態では、様々な層およびプレートの数を減らすことが望ましい。
図5は、液滴側アセンブリ14の一部70を示している。部分70は、ステンレススチールプレート72、74、および76の部分を含んでいる。プレート72は、厳密なサイズに形成された開口80を有するハイグレード開口板であってよい。プレート74および76は、それぞれ開口82および84がそれほど厳密ではなく形成される受板であってよい。開口80と開口82と開口84は全体として、図1および2に示されているように開口28を形成する。プレート74および76は、液滴側アセンブリ14に剛性を付与している。
開口80、82、および84は、エッチングまたは任意の適切な機械的技術によってそれぞれプレート72、74、および76に形成することができる。各開口が形成された後、各プレートを揃えるか、クランプ留めするか、ろう付けするか、またはその他の方法で接着して液滴側アセンブリ14を形成することができる。点線で示されているように、その後マイクロチューブ16を、開口84の周りの、プレート76の露出された表面上に組み立てるかまたはこの表面に取り付けることができる。
図6は、各図が、液滴側アセンブリ14上にマイクロチューブ16を組み立てる際の工程を示すが、一例として、マイクロチューブ16が、その長さと半径との非が約5になるように図2とは異なる寸法を有する、断面図のシーケンスを示している。マイクロチューブ16は、一例として、フォトレジストの層からフォトリソグラフィによって形成されたマイクロチューブであり、この代わりに他の任意の適切な形状を有してよく、エンボシング、成形、レーザアブレーション、深シリコンエッチングなどによって、一般に任意の適切な材料から他の任意の適切な方法で形成することができる。他のいくつかの形状の例が以下の図13に示されている。
図6の実施形態は、「光撮像可能な構造」から構造を「光形成」するにはどうすればよいかについての例を示している。「光撮像可能な構造」は、フォトレジスト、または適切な特性を有する放射に構造を選択的に露光し、次いで露光された領域または露光されない領域を除去することによってパターン化することのできる他の材料の、層、一連の層、または他の構造である。構造は、図6に示されているようにマスクを通して露光することや選択的に走査することを含む様々な方法で選択的に露光することができる。
本明細書では、構造は、放射を使用して構造の形状および寸法を形成するプロセスによって作製される場合に「光形成」される。たとえば、ある技術は、フォトレジストの層または他の光撮像可能な構造を選択的に露光し、次いで、露光された領域または露光されない領域を除去するように処理することができる。レーザアブレーションのように、レーザ光線または他の強い放射を用いて形状を作製することなどによって、光撮像可能な構造なしで構造を光形成することもできる。
断面100では、液滴側アセンブリ14上に光撮像可能なポリマーの層102が適切な深さに堆積させられ、光撮像可能な構造の例が形成されている。光撮像可能なポリマーはたとえば、MicroChem Inc.から市販されているSU−8または他の適切なネガ型フォトレジストであってよい。SU−8は、長さが100μmを超えるマイクロ構造に特に適している。これよりも短いマイクロ構造の場合、NR9−8000(Futurerex, Inc.製造)のような他のネガ型フォトレジストまたはAZPLP−100(Clariant Corporation製造)のようなポジ型フォトレジストを使用することができる。
図示のように層102を堆積させる前に開口28を形成する場合、開口28を通した層102からの材料の漏れを防止する適切な手段を講じることができる。たとえば、両面接着テープのような適切な接着技術を用いて、ガラスのようなより剛性の担体基板上にアセンブリ14を接着することができる。この場合、担体基板は開口28の底部を密閉し、かつ担体基板は、層102を有するアセンブリ14を剥離できるように紫外線を用いて接着剤を脆弱化することによって、さらに処理する前または後に引き剥がすことができる。あるいは、接着テープのみまたはアセンブリ12に接着されたポリビニルアルコールもしくは他の高粘度水性接着材料のような他の材料は漏れを防止することができ、あるいは層102内の材料は十分な粘度を有してよく、開口28が漏れを防止するのに十分な小ささであってよい。他に、層102と一緒には除去されないがその後除去することのできる架橋材料を開口28に詰めることが可能である。さらに、層102は、開口28を形成する前に堆積させることができる。
層102は、スピンオンプロセス、または液体押出し、ドクターナイフ、浸漬被覆のような他の任意の適切なプロセスによって堆積させることができる。加速度、最終スピン速度、スピン持続時間、および樹脂の粘度を調整して層102の所望の厚さを得ることができる。コーティング間にソフトベークを有する複数のコーティングを塗布してSU−8のより厚い層を得ることができる。アセンブリ14上に層102を堆積させた後、ソフトベークを行って溶媒を蒸発させ層102を硬化することができる。制御されたホットプレートを用いてベーク中の温度を変化させることができる。ソフトベーク時にSU−8の良好な厚さの一様性を維持するためにホットプレートの厳密な平準化が重要になる場合がある。
断面110では、層102上にマスク112が位置しており、マスク112は環状開口部116を含んでいる。したがって、マスク112は、所望のマイクロ構造の形状を有する露光された領域である開口部116の下の領域114を除く層102内の光撮像可能なポリマーの露光を防止する。領域114は、図では環状であるが、他の適切な形状を有してよい。
層102内の光撮像可能なポリマーは、i線(365nm)照明源を含む接点露光装置を用いて、マスク112を通して選択的に露光することができる。光撮像可能なポリマーがたとえばSU−8である場合、露光によって光開始剤は光酸を生成する。次いで、露光後ベークを行い、光酸を露光された領域における架橋用の触媒として働かせることができる。
マスク112は、マスキング層を堆積させパターン化することによって形成されるか、または基板上に取外し可能に形成され層102の上面に機械的に貼り付けられた、標準的なクロムマスクのような任意の適切な構造であってよい。露光後、マスク112を選択的な溶媒などによって除去することができ、次いで層102を現像することができる。
断面120は、光撮像可能なポリマーがSU−8または他のネガ型フォトレジストである層102を現像した結果を示している。図示のように、露光された環状領域114は、現像および露光されていない領域の除去後に残り、光形成された構造の一例が得られる。
SU−8の場合、たとえばプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート(PGMEA)やガンマブチロラクトン(GBL)などの現像液を使用することができる。現像液は、露光されていない非架橋領域を溶解させ、露光された領域114のみを残す。層102がSU−8の厚い層であり、マイクロチューブ16が高いアスペクト比を有する場合、長い現像時間が必要になることがある。スプレー現像を用いて加速し、より高いアスペクト比を有するマイクロ構造を作製することができるが、このようなプロセスによって脆弱なマイクロ構造が破壊される恐れがある。同様のことが超音波槽での現像に当てはまる。現像後、イソプロパノールのような適切な溶媒によって残留物を洗い流すことができる。
現像後、使用される光撮像可能なポリマーに適切な他の処理を実行することができる。SU−8の場合、たとえば200℃のような100℃よりも高い温度での追加的なハードベークによって、結果として得られるマイクロ構造の、化学物質に対する抵抗を高めることができる。ハードベークを用いて現像後に通常起こるマイクロクラックを硬化によって無くすことができるが、架橋がより完全になるためSU−8の収縮度も高くなる。
図6のようにマイクロチューブ16を組み立てた後、駆動側アセンブリ12をマイクロチューブ16の頂端部に取り付け、図1および2のようにマイクロ流体構造10を作製することができる。マイクロチューブ16をSU−8で作る場合、たとえば、マイクロチューブ16の頂面上または駆動側アセンブリ12の表面上にSU−8または接着剤を慎重にロールコーティングまたはスタンピングすることなどによって堆積させることができる。次いで、駆動側アセンブリ12をマイクロチューブ16の頂端部上(またはマイクロ構造のアレイの頂端部上)に配置することができる。次いで、駆動側アセンブリ12がマイクロチューブ16内の硬化済みのSU−8に付着するようにSU−8または接着剤の薄い層を硬化させることができる。
以下に詳しく論じるように、マイクロチューブ16は、印刷ヘッド用途などにおけるほぼ同一のマイクロ構造のアレイのうちの1つであってよい。図7は、液滴側アセンブリ14と同様のステンレススチール基板上に、図6に示されている技術と同様に作製されたSU−8フォトレジストのシリンダのアレイを示し、この種のマイクロ構造のアレイの作製が実現可能であることを示している。図示のシリンダはすべて長さが概ね等しく、600μmであり、外径は約300μmである。SU−8シリンダは、他の様々な寸法を有するように良好に作製され、たとえば、長さが862μm、基部の所の外径が294μm、頂部の所の外径が324μmのシリンダや、長さが620μm、基部の所の外径が345μm、頂部の所の外径が367μmのシリンダが得られた。
上述の技術とほぼ同じ技術を用い、適切な厚さの光撮像可能なポリマー層をパターン化する際にいくつかの異なるマスクを用いて、他の様々なマイクロ構造サイズおよび形状を作製することができる。構造またはキャビティは、たとえば、上記の例のように円形キャビティを有する円形構造ではなく、卵形、方形、矩形、または他の任意の多角形であってよい。さらに、ポリマー成分、メッキ成分、またはその両方を含んでよいマイクロ構造を作製する際に、ポリマーモールドに対するメッキを行うことができる。
ステンレススチールプレートをエッチングして流体をマイクロチューブ16の端部開口部に流入させかつこの開口部から流出させる凹部または開口を設けるのではなく、流体流用の1つまたは複数の横方向開口部をマイクロ構造の壁に設けることができる。図8および9は、図1〜7に関して説明した実施形態の他の実施形態を示している。この実施形態では、マイクロ構造は、流体流が駆動側アセンブリからではなくその近くからマイクロ構造内部に流入するのを可能にする一対の溝またはスロットを有する。
図8は、この実施形態についてのマイクロ構造140と駆動側アセンブリの領域とを含む部分130を示している。図4のように、部分130は、プレート42とアクチュエータ30とを含んでおり、プレート42は、動作時にアクチュエータ30によって湾曲させられて上下に移動できるほど薄くなっている。しかし、この実施形態では、プレート40(図3)は存在せず、マイクロ構造140はプレート42に直接接触することができる。図8に示されているように、マイクロ構造140は、図示のようにその全長の約2分の1にわたって延びるスロットまたは溝142を有している。ただし、スロットまたは溝142は全長の任意の適切な部分にわたって延びてよい。マイクロ構造140内のスロット142の反対側に対称的に配置された対向スロットは図示されていない。
マイクロ構造140はまた、上述の図1〜6の形状とは別の形状の例を示している。図2のマイクロチューブ16と同様に、マイクロ構造140は、その全長にわたって延びる中央キャビティを有しており、マイクロ構造の長さに垂直なキャビティの最大寸法は、長さよりもずっと小さい直径である。図8では、長さは直径の少なくとも約2倍であり、キャビティの直径の約3倍である。上述のように、直径に対する長さの比を2以上にすることができるため、設計面の融通性が向上し、より様々な流体構造を得ることが可能になる。
図9は、図8と同様の、マイクロ構造140の組立て時の断面のシーケンスを示しているが、マイクロ構造の内径に対する長さの比が約8になるようなそれぞれの異なる寸法を有している。上述の図6と同様に、マイクロ構造140は、すでに開口28が形成されている液滴側アセンブリ14上に組み立てられる。特に明示しないかぎり、図9の動作は概ね、上記に図6に関して説明したように実行することができる。
断面150は、光撮像可能なポリマーの光撮像可能な構造の層152が所望のマイクロ構造の長さの約2分の1程度であることを除いて、図6の断面110と同様である。断面110と同様に、層152上のマスク154は環状の開口部156を有している。したがって、マスク154による選択的な露光時には、層152内の管状領域158のみが露光される。
断面160では、SU−8のような光撮像可能なポリマーの層162が層152の表面上に適切な深さまで堆積しており、層152と層162は全体として、所望のマイクロ構造の全長に概ね等しい。層152と層162は全体として、すでに露光されている領域158を有する光撮像可能な構造を形成する。
断面170では、マスク172は、層162上に位置し、したがって、C字形開口部174および176を除いて層152および162内の光撮像可能なポリマーの露光を防止する。マスク172を選択的に露光する結果として、層162内のC字形領域178および179が露光され、層152内の領域158の一部が追加的な露光を受ける。
マスク172を除去し、現像およびその他の適切な処理を行った後、断面180に示されているようにマイクロ構造140が残り、光形成された構造の他の例が得られる。スロットまたは溝142はマイクロ構造140の長さの約2分の1にわたって延び、共に環状領域158上に位置するC字形領域178とC字形領域179を分離する。
図1〜7の実施形態と同様に、図8および9の実施形態は様々な方法で修正することができる。たとえば、所望のダイアフラム挙動が得られるように層を追加し寸法を調整することができる。レーザアブレーションやその他のエッチング技術のような他の方法で図8および9のような横方向開口部、スロット、または溝をマイクロチューブ16(図6)に作製することができる。さらに、横方向開口部の数、形状、および寸法を変更することができ、流体流をマイクロ構造に流させするのではなく、プレート状構造の近くから流出させる横方向開口部を設けることができる。より一般的には、2つのプレート状構造の間を延びるマイクロ構造またはその他の導管構造は、一方のプレート状構造またはその近くからの開口部を通して流体を受けることができ、他方のプレート状構造またはその近くに至る開口部を通して流体を供給することができる。
図1および2と同様の駆動側アセンブリ12の凹部を通って流れるか、それとも図8および9と同様のスロットまたは溝を通って流れるかにかかわらず、流体は、駆動側アセンブリ12と液滴側アセンブリ14との間の空間に戻り、流れが不均一になる。このようなリセスおよびスロットまたは溝は短すぎて逆止め弁としては働かない。図10は、逆止め弁と同様に働き、流体がその順方向流を反転させて圧縮チャンバに入るのを防止する延長されたリセスを駆動側アセンブリが含む、他の実施形態の形状を示している。
図10は、駆動側アセンブリの一部200を示し、アセンブリをどのように組み立てるかを示している。部分200は、ステンレススチールプレート202の一部を含み、ステンレススチールプレート202の裏側に、点線で示されたアクチュエータ204が位置している。アクチュエータ204は方形として示されているが、任意の適切な形状を有してよい。部分200は、アクチュエータ204と向かい合うプレート202に隣接する方形の圧縮チャンバ212を形成するように化学的にエッチングされたステンレススチールプレート210の一部も含んでいる。プレート202は、ダイアフラムとして働き、流体を圧縮チャンバ212を通してポンピングする。チャンバ212の厚さは、やはり、ダイアフラムとして働くプレート202の領域の境界の所でダイアフラム支持体として働くのに十分な厚さを有する、プレート210と同じである。たとえば、プレート202は厚さが1ミル(12.5μm)であってよく、プレート210はプレート202より薄くても厚くてもよい。
部分200は、プレート210の隣に、圧縮チャンバ212に至る2つの開口部を有するように化学的にエッチングされたステンレススチールプレート220の一部を含んでいる。入口開口部222は、図ではチャンバ212の1つの隅部の近くに示されており、一方、出口開口部224は、図ではチャンバ212の対角方向に反対側の隅部の近くに示されている。図を見ると分かるように、出口開口部224はマイクロチューブ16の中心に揃えられている。
部分200は、プレート220の隣に、ステンレススチール、または表面上に形成しパターン化することができる、SU−8や他の光撮像可能なポリマーのような他の材料であってよい層230の一部を含んでいる。層230は、出口開口部232および導管238を有するように化学的にエッチングされるかまたは他の方法でパターン化されている。出口開口部232は、プレート220の出口開口部224に揃えられている。
入口導管238は、その寸法、形状、およびインピーダンスのために、逆止め弁と同様に働き、プレート220の入口開口部222への導管238を通して順方向流が確立された後で流体流が方向を反転するのを防止する。圧縮チャンバ212は、圧縮チャンバ212の二次元アレイのうちの1つであってよく、この場合、導管238は図示のように、概ね2つの隣接する圧縮チャンバを横切って延びる長さを有する。他のチャンバ用の出口開口部および入口導管の周りのを回ることによる重なり合いを避けるために、導管238は、長く幅の狭い形状を有しており、その長さに沿って広い幅と狭い幅が交互に現れる側面を有している。しかし、一般に、導管238は、流体流を制御する既知の技術に従って、使用すべき流体およびアクチュエータ周波数に適切な任意の適切な寸法および形状を有してよい。
部分200は、プレート230の隣に、入口開口部242および出口開口部250を有するように化学的にエッチングされたステンレススチール層240の一部を含んでいる。出口開口部250は、層230の出口開口部232およびプレート220の出口開口部224に揃えられている。開口部224、232、および250は、最適な流体流が得られるように寸法を定めかつ揃えることができる。たとえば、開口部224および232は、位置合わせ公差を与えるように開口部250よりも大きくてよいが、3つの開口部すべてが、点線252によって示されているように位置させられたマイクロチューブ16の突起内に位置してよい。同様に、入口開口部242は、入口導管238への流体流を形成するように揃えられかつ寸法を定められている。
動作時には、部分200は、上述のように、マイクロチューブ16を通って連続する、圧縮チャンバ212への上流側流体経路および圧縮チャンバ212からの下流側流体経路と、液滴側アセンブリの開口とを形成する。上流側経路は、開口部242、入口導管238、および開口部222を含んでいる。下流側経路は、開口部224、232、および250含む駆動側アセンブリ内のセグメントと、マイクロチューブ16内の中央キャビティおよび液滴側アセンブリの開口とを含んでいる。これらの流体経路の各々の各部は全体として、抵抗成分と慣性成分の両方を含むそれぞれのインピーダンスを有している。上流側経路は、流体流が反転するのを防止するために、たとえば比が少なくとも約2:1になるように、下流側経路を超えるインピーダンスを有してよい。入口導管238は、上流側インピーダンスの大部分を生成するような形状および寸法を有してよく、アレイでは、入口導管は、アレイ内のそれぞれの異なる要素間の下流側インピーダンスのわずかな変動の影響を解消するのに十分な上流側インピーダンスを生成するように構成することができる。
駆動側アセンブリを組み立てる際、プレート210、220、および240ならびに層230を別々にエッチングすることができる。たとえば、層230は、別個にエッチングされたプレートであっても、プレート220またはプレート240上に堆積させられパターン化された層であってもよい。次いで、すべてのプレートおよび層を揃え、クランプ留めし、接着して駆動側アセンブリを形成することができる。たとえば、互いに隣接するプレートをろう付けすることができ、一方、プレートと隣接するポリマー層とを接着剤によって接着することができる。
駆動側アセンブリを組み立てた後、上記に図6に関して説明したようにマイクロチューブ16の頂端部(または互いに類似したマイクロ構造のアレイの頂端部)に取り付けることができる。マイクロチューブ16は、開口部224、232、および250がすべてマイクロチューブ16の中心に揃うように出口開口部250の周りに点線258で示されているように位置させることができる。あるいは、プレート240の露光された表面上にマイクロチューブ16を組み立てることができ、次いで液滴側アセンブリを取り付けることができる。
その後アクチュエータ204を層202の露出した表面まで移動させ、エポキシ樹脂またはその他の方法で取り付けることもできる。アクチュエータ204は同様に、同時に移動させられ取り付けられるアクチュエータのうちの1つであってよい。
部分200を含む駆動側アセンブリを有するマイクロ流体構造の動作時には、流体が入口開口部242を通って導管238に流入し、導管238から出て入口開口部222を通って圧縮チャンバ212に入る。圧縮チャンバ212内で、アクチュエータ204は、流体を出口開口部224、232、および250を通して放出してマイクロチューブ16に流入させるパルスを生成する。上述の導管238の寸法および形状以外の、駆動側アセンブリを通る流体流に作用する因子には、プレートおよび層の厚さ、入口開口部および出口開口部ならびに圧縮チャンバの寸法、流体およびアクチュエータ204の特性、マイクロチューブ16の半径などが含まれ、これらの因子はすべて、所望の動作特性が得られるように選択しかつ調和させることができる。
上述のようなマイクロ流体構造は広範囲の用途を有する。後述の印刷ヘッド用途は、例示的なものであり、たとえば、バイオテクノロジー、産業処理、流体制御を含む他の様々な用途に使用できるこのような構造の特徴を示している。流体構造は、印刷およびその他の印刷ヘッド用途だけでなく、生物学的流体操作、マイクロ流体操作、流量計、流量コントローラ、医療機器、加工機器などに使用することができる。
図11は、図1〜10の実施形態のいずれかに関して説明したように作製することができ、かつ印刷ヘッドコアとして使用することができるマイクロ流体構造300の分解図である。アレイ310内のすべてのマイクロ構造がほぼ同じ長さを有するマイクロ構造のアレイ310は、駆動側アセンブリ312と液滴側アセンブリ314の一方で同時に組み立てることができる。マイクロ構造の長さとほぼ同じ幅を有する壁状周囲シール(図示せず)をアレイ310の周囲に組み立てるかまたは取り付けることができる。次いで、他のアセンブリを各マイクロ構造の頂端部および周囲シール上に接着することができる。開口328によって示されているように、アセンブリ312および314はそれぞれ、他のプロセスの前または後に形成される開口、開口部、またはその他の形状を有してよい。したがって、アレイ310内の各マイクロ構造は、上述の方法のうちの1つでアセンブリ312と314との間のプレナムからインクまたは他の適切な流体を受け取り、液滴332によって示されているように、マイクロ構造が揃えられる液滴側アセンブリ314のそれぞれの開口328を通してインクまたはその他の流体を供給することによってエジェクタを構成する。
たとえば上述の図1および2を参照して検討すると、構造300は流体流の2つの形態を構成する。各マイクロ構造の内側では、流体は、ダイアフラムを移動させる圧電素子などのアクチュエータの制御の下で流れる。ダイアフラムが移動すると、圧縮パルスが生じ、マイクロ構造の導管の他方の端部の所のそれぞれのアパーチャ328から液滴332が吐出される。マイクロ構造の外側では、流体は、周囲シールによって囲まれた、アセンブリ312とアセンブリ314の間のプレナム内で、小さな抵抗を受けながら比較的ゆっくりと流れ、マイクロ構造導管から吐出される流体を再供給する。
プレナムは、アレイ310内のマイクロ構造同士の間に実質的な開放空間がある場合に特に有効であり、この空間は、各マイクロ構造が自立型であり、図11に示されているように周りに支持体もその他の閉塞部も有していない場合に可能になる。理想的には、流体はプレナム内に均等に分散され、その結果、印刷ヘッドコア全体にわたって均等に分散される。プレナムは、他の場合には、ステンレススチール印刷ヘッドにおいて問題になる、1つのアクチュエータから別のアクチュエータに伝わる可能性のある雑音またはクロストークを減衰させる体積コンプライアンスを構成することができる。
構造300の図示の実現形態では、アレイ310内の各マイクロ構造はマイクロチューブである。マイクロチューブは上述のSU−8で組み立てることができ、アセンブリ312および314はそれぞれ、上述のようにステンレススチールプレートを含んでよい。各マイクロチューブの圧電ダイアフラムアクチュエータ(図示せず)は、アセンブリ312の、マイクロチューブと向かい合う表面上に位置させることができ、マイクロチューブからアセンブリ314のそれぞれの開口328を通して流体を吐出するように駆動することができる。
アレイ310内のマイクロチューブの寸法は、使用される流体吐出技術および吐出効率や再充填時間のような所望の性能に適切な寸法であってよい。一般に、マイクロチューブの長さを長くすると、マイクロチューブの外側のプレナム領域の体積が増し、より多くの流体がマイクロチューブの周りを流れるのが可能になり、より多くの個々のエジェクタが得られる。しかし、長さを長くすると、各マイクロチューブの内側の流体キャパシタンスおよびインピーダンスも高くなる。同様に、各マイクロチューブの内径を小さくすると、流体の体積が減少し、したがって、通常、キャパシタンスが低下してインピーダンスが高くなる。ノズル密度(したがって、マイクロチューブ密度)を高くすると、プレナム領域の体積が減少する。
例示的なマイクロチューブ寸法は、長さが500μm、外径が300μm、内径が200μm、1平方インチ当たりノズル数が900個(1cm当たり139.5個)であってよい。上述の技術を用いて概ねこれらの寸法を有するマイクロチューブが良好に作製されており、互いに隣接するマイクロチューブの中心間の距離を約850μmにし、マイクロチューブの長さと両方のアセンブリ312および314の厚さとの両方を含む全体的な厚さを1250μmにすることが可能であるようである。
用途によっては、印刷ヘッドの動作温度が約150℃である場合のように、SU−8が時間の経過と共に劣化する恐れがある。あるいは、SU−8ポリマーがステンレススチールプレートに付着しない場合や、ポリマーとスチールの熱膨張係数が異なる場合のように、構造破壊が起こることがある。このような用途では、図11のようなSU−8マイクロチューブをニッケルや金のような金属でメッキすることができる。ステンレススチール上の金属メッキされたマイクロチューブは、劣化に抵抗し、ポリマーマイクロチューブよりも良好に付着を維持するはずである。さらに、金属チューブとステンレススチール基板との熱膨張係数の差が小さくなるため、応力はそれほど問題にならなくなる。
さらに、構造300を金属マイクロチューブによって実施することができる。
図12は、図11のマイクロ流体構造300の例であるコアを有する印刷ヘッド350の分解図を示している。印刷ヘッド350は、インクまたは他の流体を多岐管によってプレナムに分散させるための構成要素と、アクチュエータと電気的に相互接続するための構成要素を含んでいる。
印刷ヘッドコア構造360は、マイクロ流体構造300の駆動側アセンブリ312が上向きに示されており、したがって、液滴側アセンブリ314およびマイクロ構造のアレイ310がアセンブリ312の可能に位置し、したがって、図12では見えない。流体の液滴は、コア構造360の下向き表面上のアパーチャを通して吐出される。
駆動側アセンブリ312には流体分散開口部364および366が形成されており、流体は、周辺シール(図示せず)に囲まれた、アセンブリ312とアセンブリ314との間のプレナムに流入することができる。駆動側アセンブリ312は、たとえば、電気的接続のための適切なトレースを有する薄膜圧電トランスジューサのアレイであってよいアクチュエータのアレイ368もその外面上に有している。
金属またはセラミックのチューブ372および374がクロスブレース376および378によって所定の位置に保持された流体分散構造370が、コア構造360上に位置している。図示のように、流体は、コネクタ380を通ってチューブ372に入り、チューブ372から開口部364に供給される。同様に、流体は、コネクタ382を通ってチューブ374に入り、チューブ374から開口部366に供給される。
ポリイミドや銅などの可とう性材料上に電気的構造390を形成することができ、外部回路との可とう性コネクタを設けることができる。構造390上に形成される回路は、アクチュエータ・アレイ368に信号を供給する下面上のコネクタ・アレイ392と、チューブ372および374内の流体を加熱するヒータ要素394と、コネクタアレイ392を通してアクチュエータアレイ368に信号を供給するドライバ396とを含む。たとえば、コネクタアレイ392は、電気的接触のためのはんだバンプまたは接点ばねを含んでよい。さらに、ドライバ396は、アレイ368内の各アクチュエータ用のそれぞれのドライバ回路を含んでよく、各ドライバ回路は特定用途向け集積回路(ASIC)であってよい。
構造360、370、および390は、従来の印刷ヘッド製造技術を含む任意の適切な技術を用いて印刷ヘッド350を形成するように連結することができる。
印刷ヘッド350は、本明細書に記載された技術によって得ることのできるいくつかの利点を例示したものである。エッチングされたプレートによって全体的に形成された印刷ヘッドとは異なり、印刷ヘッド350は、閉塞されないプレナムと、プレナムから駆動側アセンブリを通る比較的簡単な流路と、液滴側アセンブリへの導管構造とを含んでよい。プレナムは、流体を均等に分散させるだけでなく、体積キャパシタンスとして働き、他の場合にはクロストークを引き起こす可能性のある雑音を減衰させる。一方、液滴側アセンブリは単位面積当たりに高密度の吐出部位を有することができ、エッチングよりも微細な形状を得ることができ、所与の体積制約内で改善された性能を持つように印刷ヘッドを構成することが可能になる。導管構造は、フォトリソグラフィによって作製されるので、高さおよびその他の特性を一様にすることができ、ウェブ構造なしでも導管構造を支持できるように構造することもできる。印刷ヘッドの構成要素を減らすことが可能である。さらに、キャパシタンスや入口抵抗などの流体流特性を設計によって最適化することができ、音響エネルギーまたはその他の駆動エネルギーを対象とする領域に制約することができる。
上述の組立て技術は利点をもたらすこともできる。たとえば、これらの技術は、少数の工程で複雑な形状を持つ構造を作製するように実施することができ、時間が短縮されコストが削減される。これらの技術は、フィーチャの設計において融通性に富んでおり、性能を最適化することができる。
図13は、上述のように作製することができ、かつ他の様々な用途に利用することができる他の様々な構造を示している。図示の都合上、すべての構造は、基板400上にまとめて示されており、表面402上に支持されている。各構造はたとえば、SU−8のような光撮像可能なポリマー材料を含んでよい。
構造410は、他の構造を支持する表面402のある領域を密閉する密閉壁状構造である。印刷ヘッドまたは上述のような他のマイクロ流体用途では、構造410を用いて、図12の実施形態における周囲シールなどのシールを形成することができ、頂部構造を構造410上に取り付け、流体を含むことのできる体積を密閉することができる。他の用途では、各構造をこのように組み合わせることによって、他の構造を囲みかつ保護するパッケージを形成することができる。
構造412および414も壁状構造であるが、密閉されていない。構造412および414は同様にマイクロ流体機能を有することも、包装におけるスペーサまたは他の機械的構成要素として機能することもできる。さらに、このような構造は、他の構造間を延び、かつ他の構造に連結され、追加的な機械的安定性をもたらすか、または流体流に影響を与えることができる。
構造420、422、および424は使用できる様々な形状を示している。構造420は矩形であり、構造422は卵形であり、構造424は六角形である。これらの構造はスペーサとして働くことができ、流体機能を有することもできる。構造422のような滑らかな形状は、構造420および424のような形状とは異なるマイクロ流体特性を有する。
構造430も矩形であるが、矩形の中央開口部を有している。構造432は、卵形の中央開口部を有する卵形である。構造434は多角形であるが円形の中央開口部を有し、中央開口部が外面と同じ形状を有する必要がないことを示している。中央開口部を有する構造420、422、および424は、上記にこれらの構造に関して説明した用途だけでなく、マイクロ流体用途におけるノズルまたはその他の導管構造として働くことができる。
図13の構造は、マイクロ流体、包装、およびその他の機械的用途における潜在的な用途に加えて、導電材料でメッキした場合には有用な電気的用途を有することができる。たとえば、このような構造は、表面402および頂部構造(図示せず)上の構成要素間のような他の構成要素間の電気導体として働くことができる。さらに、このような構造上に電荷によって形成された電界は、流体内の近傍の荷電粒子に影響を与えることができる。
自立型マイクロチューブが2つのプレート状アセンブリ間に支持されるマイクロ流体構造の各形状を示す斜視図である。 図1の線2−2’に沿った断面図である。 図1の構造の駆動側アセンブリの一部の分解斜視図である。 図3の線4−4’に沿った断面図である。 図1の構造の液滴側アセンブリの一部の分解斜視図である。 図1のような構造の液滴側アセンブリ上にマイクロ構造を作製する際の各工程を示す一連の断面図である。 図6に示されているのと同様に技術によって形成されたシリンダの写真画像である。 図3の線4−4’に沿った、図1の構造の変形実施形態の用の駆動側アセンブリの断面図である。 図8のような構造用の液滴側アセンブリ上にマイクロ構造を作製する際の各工程を示す一連の断面図である。 図1の構造の他の変形実施形態用の駆動側アセンブリの一部の分解斜視図である。 アレイ状のマイクロ構造がプレート状アセンブリ間に支持されるマイクロ流体構造の各形状を示す分解斜視図である。 図11のマイクロ流体構造を含む印刷ヘッドの各構成要素の分解斜視図である。 基板上のいくつかのポリマー構造の平面図である。
符号の説明
10,300 マイクロ流体構造、12,312 駆動側アセンブリ、14,314 液滴側アセンブリ、16 マイクロチューブ、20〜26 凹部、28,328 開口、30 アクチュエータ、32,332 液滴、40,42 プレート、56 開放円形中央領域、72,74,76 プレート、80,82,84 開口、140 マイクロ構造、142 スロット、210,220 プレート、212 圧縮チャンバ、222,242 入口開口部、224,232,250 出口開口部、238 導管、310 アレイ、350 印刷ヘッド、360 印刷ヘッドコア構造、364,366 流体分散開口部、368 アクチュエータアレイ、370 流体分散構造、372,374 チューブ、376,378 クロスブレース、380,382 コネクタ、392 コネクタアレイ、394 ヒータ要素、396 ドライバ、400 基板。

Claims (4)

  1. 第1のプレート状構造と、第2のプレート状構造と、
    前記第1および第2のプレート状構造間を延びる光形成された複数の導管と、を備えるマイクロ流体装置であって、
    前記第1のプレート状構造は、前記第2のプレート状構造側の面に複数の凹部が設けられ、
    前記各導管は、自立型であり、前記第1のプレート状構造の前記各凹部から流体を受け取るときに前記流体が通る入口開口部と、前記第2のプレート状構造に流体を供給するときに前記流体が通る出口開口部と、前記入口開口部を通して受け取られてから前記出口開口部を通して供給されるまでの間に前記流体が流れるキャビティと、を有すること、
    を特徴とするマイクロ流体装置。
  2. 請求項1に記載のマイクロ流体装置において、
    前記各導管は、円筒型でそれぞれ隙間を開けて配置され、各導管の前記各キャビティは、長さに垂直な方向の最大寸法に対する長さの比が2以上であること、
    を特徴とするマイクロ流体装置。
  3. 請求項1または2に記載のマイクロ流体装置であって、
    前記第1のプレート状構造と前記第2のプレート状構造との間に設けられ、前記複数の導管の群の外側を囲むプレナムを構成する周囲シールを備え、
    記流体は、前記プレナムから前記凹部を通して前記各導管の入口開口部に流れること、
    を特徴とするマイクロ流体装置。
  4. 第1のプレート状構造と、第2のプレート状構造と、前記第1および第2のプレート状構造間を延びる複数の導管と、を備えるマイクロ流体装置を製造する方法において、
    流体を受け取れるようにする入口開口部と、流体を供給できるようにする出口開口部と、前記入口開口部を通して受け取られてから前記出口開口部を通して供給されるまで前記流体が流れることのできるキャビティと、を有する前記各導管がそれぞれ自立し、互いに離間して配置される様に光形成し、
    前記各導管の前記入口開口部が前記第1のプレート状構造の表面に設けられた複数の凹部の上に位置し、前記各導管の出口開口部が前記第2のプレート状構造に設けられた開口の上に位置するように前記第1および前記第2のプレート状構造に前記各導管を組み込むこと、
    を特徴とするマイクロ流体装置を製造する方法。
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