JP5148801B2

JP5148801B2 - Hypnotic solid formulation

Info

Publication number: JP5148801B2
Application number: JP2002263041A
Authority: JP
Inventors: 実岡田; 晴夫菅田; 英芳神戸
Original assignee: SSP Co Ltd
Current assignee: SSP Co Ltd
Priority date: 2002-09-09
Filing date: 2002-09-09
Publication date: 2013-02-20
Anticipated expiration: 2022-09-09
Also published as: JP2004099510A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ジフェンヒドラミン酸付加塩を含有する催眠用固形製剤に関し、さらに詳細には、平均粒子径３０〜５００μｍのジフェンヒドラミン酸付加塩を睡眠・鎮静作用の薬効成分として１回投与量５０ｍｇ含有したことを特徴とする催眠用固形製剤に関する。
【０００２】
【従来の技術】
ジフェンヒドラミンおよびその酸付加塩は、抗ヒスタミン作用と中枢作用を有し、従来より、鼻炎、皮膚病、感冒薬や鎮咳去痰薬の有効成分として用いられているが、副作用として眠気を生じる欠点がある。
【０００３】
例えば、塩酸ジフェンヒドラミンやクエン酸ジフェンヒドラミンは、緩和な催眠剤とほぼ同等な催眠作用を有することが知られている。そして、血液中からの消失も比較的速く、習慣性もないことから、欧米では、日本での一般用医薬品にあたる処方箋のいらない催眠薬として成人１回当たり５０ｍｇの投与量で利用されている。
【０００４】
ところで、塩酸ジフェンヒドラミンの鎮静作用により、眠気が生じる血漿中濃度は５０ｎｇ／ｍＬ以上とされ、これは抗ヒスタミン作用が生じる血漿中濃度より高い。また、塩酸ジフェンヒドラミン５０ｍｇを経口投与したときの血漿中濃度の時間推移の平均値は投与後２〜４時間にかけて５０ｎｇ／ｍＬをわずかに上回るものである（Carruthersら:Clin. Pharmacol. Ther.;23 (4) ;375-382,1978.）。このため、ジフェンヒドラミン酸付加塩を薬効成分として１回服用量５０ｍｇで用いた従来の催眠用固形製剤では、服用条件や個人間の生理的条件の違いなどにより、催眠剤としての効果が充分に得られないことがあった。
また、ジフェンヒドラミン酸付加塩は、刺激的な苦みが強く、服用時に不快感を与えるため、催眠剤として好ましくない味を有するという欠点があった。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
従って、成人一回当たりの投与量５０ｍｇのジフェンヒドラミン酸付加塩を睡眠・鎮静作用の薬効成分として用いながら、効果発現に優れ、苦味を抑えた催眠用固形製剤が求められていた。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、上記課題に対して検討を重ねた結果、ジフェンヒドラミン酸付加塩の粒子径を特定の平均粒子径に調整した原末を用いて固形製剤を製すると、効果の発現に優れ、苦味を抑えられることを見出し、本発明を完成した。
【０００７】
すなわち、本発明は、睡眠・鎮静作用の薬効成分として平均粒子径３０〜５００μｍのジフェンヒドラミン酸付加塩を含有する催眠用固形製剤を提供するものである。
【０００８】
【発明の実施の形態】
本発明の催眠用固形製剤は、ジフェンヒドラミン酸付加塩の平均粒子径を調節し、常法により１回投与量５０ｍｇの固形製剤とすることにより調製される。
【０００９】
本発明の催眠用固形製剤（以下、「本発明製剤」という）において、睡眠・鎮静作用を有する薬効成分として用いられるジフェンヒドラミン酸付加塩としては、塩酸ジフェンヒドラミン、サリチル酸ジフェンヒドラミン、クエン酸ジフェンヒドラミン、タンニン酸ジフェンヒドラミン、ラウリル硫酸ジフェンヒドラミン、硫酸ジフェンヒドラミンが例示され、好ましい酸付加塩としては、塩酸ジフェンヒドラミンおよびクエン酸ジフェンヒドラミンが、特に好ましい酸付加塩としては塩酸ジフェンヒドラミンが挙げられる。
【００１０】
本発明製剤において、ジフェンヒドラミン酸付加塩は、その原末の平均粒子径が３０μｍ以上、５００μｍ以下であることが好ましく、特に好ましくは５０〜３００μｍである。この平均粒子径が小さいと服用直後の苦みが増加し、特に３０μｍ以下になると、服用直後の苦みが強く、不快感が増加し催眠剤として好ましくない。また、この平均粒子径が大きいと睡眠および鎮静効果の発現が弱くなったり、不確実になったりする場合がある。
【００１１】
ジフェンヒドラミン酸付加塩の粒子径の調整方法は、必要に応じて、原末を粉砕あるいは篩分けを行なうなどの常法により実施するができ、その方法は制限されない。例えば、粉砕は、ハンマーミル、スピードミル、ローラーミル、ピンミル、ボールミル、振動ボールミル、振動ミル、ジェットミル等の粉砕機を用いて行なうことができ、篩分けは、篩分け連続式振動ふるい機、気流式ふるい機等を用いて行なうことができる。
【００１２】
本発明製剤は、上記の粒子経が調整されたジフェンヒドラミン酸付加塩を１回投与量５０ｍｇ含有させた従来既知の固形製剤として製造することができる。固形製剤の例としては、錠剤、顆粒剤、細粒剤、散剤、カプセル剤、丸剤等を挙げることができる。錠剤は、素錠、フィルムコーティング錠、糖衣錠、カプレット等のコーティング錠や、多層錠、有核錠、口腔内速崩壊型錠剤等とすることができ、カプセル剤は、紛粒体を充填した硬カプセル剤や軟カプセル剤であっても良い。
【００１３】
本発明製剤１個中のジフェンヒドラミン酸付加塩の含有量は制限されるものではないが、ジフェンヒドラミン酸付加塩の１回投与量である５０ｍｇ相当量またはその整数分の１の量を１個中または１分包中に含有させることが良い。
【００１４】
本発明製剤は、上記したジフェンヒドラミン酸付加塩と必要に応じて公知の製剤添加剤、例えば、賦形剤、結合剤、崩壊剤、滑沢剤、安定剤、界面活性剤、溶解補助剤、還元剤、緩衝剤、吸着剤、流動化剤、帯電防止剤、コーティング剤、可塑剤、付着防止剤、遮光剤、光沢化剤、抗酸化剤、甘味剤、矯味剤、清涼化剤、着色剤、着香剤、香料、芳香剤等を加えた後、常法により固形製剤とすることにより製造される。
【００１５】
製剤添加剤の具体例としては、乳糖、マンニトール、キシリトール、デキストリン、ソルビトール、プルラン、結晶セルロース、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース、メチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、マクロゴール、プロピレングリコール、クロスカルメロースナトリウム、クロスポピドン、デンプン、α化デンプン、カルボキシメチルスターチ、ステアリン酸、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸カルシウム、タルク、軽質無水ケイ酸、タルク、酸化チタン、沈降炭酸カルシウム、ゼラチン、アラビアゴム、カルナウバロウ等の従来公知の固形製剤に使用し得る製剤添加物を上記の目的で用い得る。
【００１６】
錠剤、顆粒剤、細粒剤、散剤、カプセル剤、丸剤等を製造するに際して、造粒末を調整する必要がある場合、一般に利用される造粒法、例えば、水や有機溶媒を含む溶液または分散液を用いる噴霧造粒法、撹拌造粒法、流動造粒法、転動造粒法、転動流動造粒法等の湿式造粒法、粉粒状の結合剤を用いる圧密造粒法などの乾式造粒法等により製造される。錠剤は、原末、粉末剤、細粒剤、顆粒剤と製剤添加物を混合し、圧縮成型することにより調製できる。カプセル剤とする場合は、原末、粉末剤、造粒末、小型の錠剤等をカプセル充填機を用いてカプセルに充填することにより製造される。また、これら本発明製剤をさらに分包しても良い。
【００１７】
さらに、本発明の催眠用固形製剤は、パンコーティング法、流動層コーティング法、転動コーティング法、ドライコーティング法およびこれらの組合せ等の常法により速溶性のコーティング製剤や糖衣製剤とすることもできる。
【００１８】
【作用】
かくして得られる本発明製剤は、特定の平均粒子径のジフェンヒドラミン酸付加塩を含有するので、苦味を抑制しつつ、睡眠・鎮静等の効果の発現が速やかで確実であり、効果発現に優れた催眠用固形製剤となる。この催眠用固形製剤は、不眠症や、緊張感、興奮感、いらいら感などの鎮静、これらの症状に伴う頭重、疲労倦怠感の緩和、不安感の解消などに用いることができる。
【００１９】
【実施例】
以下実施例を挙げ、本発明をさらに具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例に何ら制約されるものではない。
【００２０】
実施例１
錠剤（１）：
塩酸ジフェンヒドラミン（平均粒子径２２０μｍ）２００ｇ、結晶セルロース６４０ｇ、乳糖１０１６ｇ、クロスカルメロースナトリウム４０ｇ、軽質無水ケイ酸９６ｇ、ヒドロキシプロピルロース４８ｇ、ステアリン酸マグネシウム２０ｇおよびタルク２０ｇを用い、常法により、打錠用顆粒を製して打錠し、１錠当たり直径９ｍｍ、厚さ４.２ｍｍ、重量２６０ｍｇの錠剤を得た。
【００２１】
実施例２
錠剤（２）：
実施例１の塩酸ジフェンヒドラミン（平均粒子径２２０μｍ）２００ｇに代えて、塩酸ジフェンヒドラミン（平均粒子径４０３μｍ）２００ｇを用いる以外は実施例１と同様にして、１錠当たり直径９ｍｍ、厚さ４.２ｍｍ、重量２６０ｍｇの錠剤を得た。
【００２２】
比較例１
比較錠剤（１）：
結晶セルロース６４０ｇ、乳糖１２１６ｇ、クロスカルメロースナトリウム４０ｇ、軽質無水ケイ酸９６ｇ、ヒドロキシプロピルロース４８ｇ、ステアリン酸マグネシウム２０ｇおよびタルク２０ｇを用い、常法により、打錠用顆粒を製して打錠し、１錠当たり直径９ｍｍ、厚さ４.２ｍｍ、重量２６０ｍｇの錠剤を得た。
【００２３】
比較例２
比較錠剤（２）：
実施例１の塩酸ジフェンヒドラミン（平均粒子径２２０μｍ）２００ｇに代えて、塩酸ジフェンヒドラミン（平均粒子径７１２μｍ）２００ｇを用いる以外は実施例１と同様にして、１錠当たり直径９ｍｍ、厚さ４.２ｍｍ、重量２６０ｍｇの錠剤を得た。
【００２４】
試験例１
催眠試験：
実施例１〜２および比較例１〜２で得られた錠剤を、軽度の不眠傾向にある成人８名を対象に７日間、就寝前約３０分に２錠服用させ、寝付き、睡眠状態の薬剤の効果について試験を行なった。寝つきの試験の結果を表１に睡眠状態の試験の結果を表２に示す。
【００２５】
本発明の催眠用固形製剤は、比較製剤に比べ寝付きおよび睡眠状態が優れていた。
【００２６】
【表１】

【００２７】
【表２】

【００２８】
実施例３
錠剤（３）：
実施例１の塩酸ジフェンヒドラミン（平均粒子径２２０μｍ）２００ｇに代えて、塩酸ジフェンヒドラミン（平均粒子径５４.３μｍ）２００ｇを用いる以外は実施例１と同様にして、１錠当たり直径９ｍｍ、厚さ４.２ｍｍ、重量２６０ｍｇの錠剤を得た。
【００２９】
比較例３
比較錠剤（３）：
実施例１の塩酸ジフェンヒドラミン（平均粒子径２２０μｍ）２００ｇに代えて、塩酸ジフェンヒドラミン（平均粒子径２８．７μｍ）２００ｇを用いる以外は実施例１と同様にして、１錠当たり直径９ｍｍ、厚さ４.２ｍｍ、重量２６０ｍｇの錠剤を得た。
【００３０】
試験例２
味覚試験：
上記実施例１〜３および比較例３で得られた錠剤それぞれ各１個を口中に含み、１０秒間噛み潰さずに保持した後嚥下した。このときの味について、健康成人１０名により、下記評価基準に従って苦味の評価を行なった。１０人の平均の結果を表３に示した。ジフェンヒドラミン酸付加塩の平均粒子径が小さいほど苦味を強く感じることがわかる。
【００３１】

【００３２】
【表３】

【００３３】
実施例４
カプセル剤（１）：
塩酸ジフェンヒドラミン（平均粒子径１８７μｍ）２００ｇ、結晶セルロース２２０ｇ、乳糖２６０ｇ、トウモロコシデンプン１００ｇおよびステアリン酸マグネシウム２０ｇを秤量し均一に混合し混合粉末を製した。この混合粉末を硬カプセル（サイズ２号）に２００ｍｇ充填し、カプセル剤を得た。
【００３４】
実施例５
カプセル剤（２）：
塩酸ジフェンヒドラミン（平均粒子径１８７μｍ）２００ｇ、結晶セルロース２２０ｇ、乳糖２６０ｇ、トウモロコシデンプン１００ｇ、軽質無水ケイ酸１０ｇおよびステアリン酸マグネシウム１０ｇを均一に混合して混合粉末を製し、１カプセル当たり２００ｍｇとなるように硬カプセル（サイズ２号）に充填し、カプセル剤を得た。
【００３５】
実施例６
顆粒剤：
塩酸ジフェンヒドラミン（平均粒子径１６８μｍ）５０ｇ、マンニトール４２５ｇ、バレイショデンプン５００ｇ、ヒドロキシプロピルセルロース５ｇおよび軽質無水ケイ酸２０ｇを用いて常法により顆粒とし、１包当たり１ｇとなるようにし、分包顆粒剤を得た。
【００３６】
【発明の効果】
睡眠・鎮静作用の薬効成分としてジフェンヒドラミン酸付加塩を含有する本発明の催眠用固形製剤は、ジフェンヒドラミン酸付加塩の粒子径が催眠用固形製剤として最適化されているため、服用時の苦味を抑制し、服用し易い製剤である。しかも、寝付きおよび睡眠状態が良好に保たれるものであり、催眠・鎮静作用の発現に優れるものである。
【００３７】
従って、ジフェンヒドラミン酸付加塩の有する睡眠・鎮静作用を有効に薬剤として利用できることが可能になり、不眠症や、緊張感、興奮感、いらいら感などの鎮静、これらの症状に伴う頭重、疲労倦怠感の緩和、不安感の解消などに効果の発現が速やかで確実な催眠用固形製剤の提供が可能となる。
以上[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a hypnotic solid preparation containing a diphenhydramic acid addition salt, and more specifically, containing 50 mg of a single dose of diphenhydramic acid addition salt having an average particle size of 30 to 500 μm as a medicinal component of sleep / sedation. The present invention relates to a hypnotic solid preparation.
[0002]
[Prior art]
Diphenhydramine and its acid addition salts have antihistaminic activity and central activity, and are conventionally used as active ingredients in rhinitis, skin diseases, cold medicines and antitussive expectorants, but have the disadvantage of causing drowsiness as a side effect .
[0003]
For example, diphenhydramine hydrochloride and diphenhydramine citrate are known to have a hypnotic action almost equivalent to a mild hypnotic. Since it disappears from the blood relatively quickly and is not addictive, it is used in Europe and the United States at a dose of 50 mg per adult as a hypnotic that does not require a prescription, which is a prescription drug in Japan.
[0004]
By the way, due to the sedative action of diphenhydramine hydrochloride, the plasma concentration at which sleepiness occurs is 50 ng / mL or more, which is higher than the plasma concentration at which antihistamine action occurs. In addition, the average value of the time course of plasma concentration when 50 mg of diphenhydramine hydrochloride was orally administered is slightly higher than 50 ng / mL over 2 to 4 hours after administration (Carruthers et al .: Clin. Pharmacol. Ther .; 23 (4); 375-382, 1978.). For this reason, the conventional hypnotic solid preparation using diphenhydramic acid addition salt as a medicinal ingredient at a single dose of 50 mg is sufficiently effective as a hypnotic due to differences in taking conditions and physiological conditions between individuals. I couldn't.
In addition, diphenhydramic acid addition salt has a disadvantage that it has an unpleasant taste as a hypnotic because it has a strong bitterness and gives discomfort when taken.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
Therefore, there has been a demand for a hypnotic solid preparation that exhibits excellent effects and suppresses bitterness while using diphenhydramic acid addition salt at a dose of 50 mg per adult as a medicinal ingredient for sleep / sedation.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
As a result of repeated investigations on the above problems, the present inventors made a solid preparation using a bulk powder in which the particle diameter of diphenhydramic acid addition salt was adjusted to a specific average particle diameter, and was excellent in the expression of effects. The inventors found that bitterness can be suppressed and completed the present invention.
[0007]
That is, the present invention provides a hypnotic solid preparation containing diphenhydramic acid addition salt having an average particle size of 30 to 500 μm as a medicinal component for sleep / sedation.
[0008]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
The hypnotic solid preparation of the present invention is prepared by adjusting the average particle size of diphenhydramic acid addition salt to obtain a solid preparation having a single dose of 50 mg by a conventional method.
[0009]
In the hypnotic solid preparation of the present invention (hereinafter referred to as “the preparation of the present invention”), diphenhydramic acid addition salt used as a medicinal component having sleep / sedation action includes diphenhydramine hydrochloride, diphenhydramine salicylate, diphenhydramine citrate, diphenhydramine tannate. , Diphenhydramine lauryl sulfate and diphenhydramine sulfate are exemplified, and preferred acid addition salts include diphenhydramine hydrochloride and diphenhydramine citrate, and particularly preferred acid addition salts include diphenhydramine hydrochloride.
[0010]
In the preparation of the present invention, the diphenhydramic acid addition salt preferably has an average particle diameter of 30 μm or more and 500 μm or less, particularly preferably 50 to 300 μm, of the raw powder. When the average particle size is small, the bitterness immediately after taking increases, and particularly when it is 30 μm or less, the bitterness immediately after taking is strong and unpleasant feeling increases, which is not preferable as a hypnotic agent. Moreover, when this average particle diameter is large, the expression of the sleep and sedation effects may be weakened or uncertain.
[0011]
The method for adjusting the particle size of the diphenhydramic acid addition salt can be carried out by a conventional method such as pulverizing or sieving the raw powder, if necessary, and the method is not limited. For example, the pulverization can be performed using a pulverizer such as a hammer mill, a speed mill, a roller mill, a pin mill, a ball mill, a vibration ball mill, a vibration mill, a jet mill, etc. It can be performed using an airflow type sieving machine or the like.
[0012]
The preparation of the present invention can be produced as a conventionally known solid preparation containing 50 mg of a single dose of diphenhydramic acid addition salt having the above particle size adjusted. Examples of solid preparations include tablets, granules, fine granules, powders, capsules, pills and the like. The tablet can be a plain tablet, a film-coated tablet, a sugar-coated tablet, a coated tablet such as a caplet, a multi-layered tablet, a dry-coated tablet, a fast-disintegrating tablet in the oral cavity, and the capsule is a hard tablet filled with powder. Capsules and soft capsules may be used.
[0013]
The content of the diphenhydramic acid addition salt in one preparation of the present invention is not limited, but the amount equivalent to 50 mg, which is a single dose of diphenhydramic acid addition salt, or an integral part thereof in one or It is good to make it contain in 1 package.
[0014]
The preparation of the present invention comprises the above-mentioned diphenhydramic acid addition salt and known preparation additives as necessary, for example, excipients, binders, disintegrants, lubricants, stabilizers, surfactants, solubilizers, reducing agents. Agent, buffer agent, adsorbent, fluidizer, antistatic agent, coating agent, plasticizer, anti-adhesive agent, shading agent, brightener, antioxidant, sweetener, corrigent, cooling agent, colorant, After adding a flavoring agent, a fragrance | flavor, a fragrance | flavor, etc., it is manufactured by making it a solid formulation by a conventional method.
[0015]
Specific examples of formulation additives include lactose, mannitol, xylitol, dextrin, sorbitol, pullulan, crystalline cellulose, low-substituted hydroxypropylcellulose, methylcellulose, hydroxypropylmethylcellulose, hydroxypropylcellulose, macrogol, propylene glycol, croscarmellose Sodium, crospovidone, starch, pregelatinized starch, carboxymethyl starch, stearic acid, magnesium stearate, calcium stearate, talc, light anhydrous silicic acid, talc, titanium oxide, precipitated calcium carbonate, gelatin, gum arabic, carnauba wax, etc. Preparation additives that can be used in known solid preparations can be used for the above purpose.
[0016]
When it is necessary to adjust the granulation powder when manufacturing tablets, granules, fine granules, powders, capsules, pills, etc., generally used granulation methods, for example, solutions containing water or organic solvents Or spray granulation method using dispersion, stirring granulation method, fluidized granulation method, rolling granulation method, wet granulation method such as rolling fluidization granulation method, compaction granulation method using powdery binder Manufactured by dry granulation method. Tablets can be prepared by mixing raw powder, powders, fine granules, granules and formulation additives and compression molding. When it is used as a capsule, it is manufactured by filling a capsule with a powder, a powder, a granulated powder, a small tablet and the like using a capsule filling machine. Further, these preparations of the present invention may be further packaged.
[0017]
Furthermore, the hypnotic solid preparation of the present invention can be made into a fast-dissolving coating preparation or sugar coating preparation by conventional methods such as pan coating method, fluidized bed coating method, rolling coating method, dry coating method and combinations thereof. .
[0018]
[Action]
Since the preparation of the present invention thus obtained contains a diphenhydramic acid addition salt having a specific average particle size, the effect of sleep / sedation etc. can be quickly and reliably exhibited while suppressing bitterness, and hypnosis with excellent effect expression is achieved. It becomes a solid preparation for use. This hypnotic solid preparation can be used for insomnia, sedation such as tension, excitement, and irritation, relief of head weight and fatigue fatigue associated with these symptoms, and relief of anxiety.
[0019]
【Example】
EXAMPLES Hereinafter, the present invention will be described more specifically with reference to examples, but the present invention is not limited to these examples.
[0020]
Example 1
Tablet (1):
Tableting is carried out in a conventional manner using 200 g of diphenhydramine hydrochloride (average particle size 220 μm), 640 g of crystalline cellulose, 1016 g of lactose, 40 g of croscarmellose sodium, 96 g of light anhydrous silicic acid, 48 g of hydroxypropylose, 20 g of magnesium stearate and 20 g of talc. Granules for tableting were produced and tableted to obtain tablets each having a diameter of 9 mm, a thickness of 4.2 mm, and a weight of 260 mg.
[0021]
Example 2
Tablet (2):
Instead of 200 g of diphenhydramine hydrochloride (average particle size 220 μm) in Example 1, 200 g of diphenhydramine hydrochloride (average particle size 403 μm) was used in the same manner as in Example 1, except that the diameter was 9 mm and the thickness was 4.2 mm. A tablet weighing 260 mg was obtained.
[0022]
Comparative Example 1
Comparative tablet (1):
Crystalline cellulose (640 g), lactose (1216 g), croscarmellose sodium (40 g), light anhydrous silicic acid (96 g), hydroxypropylose (48 g), magnesium stearate (20 g), and talc (20 g) were used to produce tableting granules by a conventional method, A tablet having a diameter of 9 mm, a thickness of 4.2 mm, and a weight of 260 mg per tablet was obtained.
[0023]
Comparative Example 2
Comparative tablet (2):
In place of 200 g of diphenhydramine hydrochloride (average particle size 220 μm) in Example 1 except that 200 g of diphenhydramine hydrochloride (average particle size 712 μm) was used, the tablet had a diameter of 9 mm, a thickness of 4.2 mm, in the same manner as in Example 1. A tablet weighing 260 mg was obtained.
[0024]
Test example 1
Hypnosis test:
The tablet obtained in Examples 1 and 2 and Comparative Examples 1 and 2 is taken for 8 adults who have a mild insomnia tendency for 7 days, about 30 minutes before going to bed, and is a sleeping, sleeping drug. A test was conducted for the effect of The results of the sleep test are shown in Table 1, and the results of the sleep test are shown in Table 2.
[0025]
The hypnotic solid preparation of the present invention was superior in sleep and sleep state compared to the comparative preparation.
[0026]
[Table 1]

[0027]
[Table 2]

[0028]
Example 3
Tablet (3):
Instead of 200 g of diphenhydramine hydrochloride (average particle size 220 μm) in Example 1, 200 g of diphenhydramine hydrochloride (average particle size 54.3 μm) was used in the same manner as in Example 1, except that the diameter was 9 mm per tablet and the thickness was 4. A tablet of 2 mm and a weight of 260 mg was obtained.
[0029]
Comparative Example 3
Comparative tablet (3):
Instead of 200 g of diphenhydramine hydrochloride (average particle size 220 μm) in Example 1, 200 g of diphenhydramine hydrochloride (average particle size 28.7 μm) was used in the same manner as in Example 1, except that the diameter was 9 mm and the thickness was 4. A tablet of 2 mm and a weight of 260 mg was obtained.
[0030]
Test example 2
Taste test:
Each of the tablets obtained in Examples 1 to 3 and Comparative Example 3 was contained in the mouth and swallowed after being held without being chewed for 10 seconds. The taste at this time was evaluated by 10 healthy adults according to the following evaluation criteria. The average results for 10 people are shown in Table 3. It can be seen that the smaller the average particle size of the diphenhydramic acid addition salt, the stronger the bitter taste is felt.
[0031]

[0032]
[Table 3]

[0033]
Example 4
Capsule (1):
200 g of diphenhydramine hydrochloride (average particle size 187 μm), 220 g of crystalline cellulose, 260 g of lactose, 100 g of corn starch and 20 g of magnesium stearate were weighed and mixed uniformly to produce a mixed powder. 200 mg of this mixed powder was filled into a hard capsule (size 2) to obtain a capsule.
[0034]
Example 5
Capsule (2):
200 g of diphenhydramine hydrochloride (average particle size 187 μm), 220 g of crystalline cellulose, 260 g of lactose, 100 g of corn starch, 10 g of light anhydrous silicic acid and 10 g of magnesium stearate are mixed to produce a mixed powder so that the amount is 200 mg per capsule. Were filled into hard capsules (size 2) to obtain capsules.
[0035]
Example 6
Granules:
Granules in a conventional manner using 50 g of diphenhydramine hydrochloride (average particle size 168 μm), 425 g of mannitol, 500 g of potato starch, 5 g of hydroxypropylcellulose and 20 g of light anhydrous silicic acid so as to be 1 g per sachet. Obtained.
[0036]
【Effect of the invention】
The hypnotic solid preparation of the present invention containing diphenhydramic acid addition salt as a medicinal ingredient for sleep / sedation has optimized the particle size of diphenhydramic acid addition salt as a hypnotic solid preparation, thereby suppressing bitterness during taking And easy to take. Moreover, it is possible to maintain a good sleep and sleep state, and it is excellent in the expression of hypnosis / sedation.
[0037]
Therefore, it is possible to effectively use the sleep / sedation action of diphenhydramic acid addition salt as a drug, sedation such as insomnia, tension, excitement and irritability, head weight associated with these symptoms, fatigue fatigue It is possible to provide a hypnotic solid preparation that is promptly and surely effective in relieving anxiety and relieving anxiety.
that's all

Claims

睡眠・鎮静作用の薬効成分として平均粒子径が５０〜３００μｍのジフェンヒドラミン酸付加塩を含有し、剤型が素錠である催眠用固形製剤。A hypnotic solid preparation containing diphenhydramic acid addition salt having an average particle size of 50 to 300 μm as a medicinal component for sleep / sedation and having a dosage form of an uncoated tablet.

ジフェンヒドラミン酸付加塩の１回投与量が５０ｍｇであることを特徴とする請求項１記載の催眠用固形製剤。 The hypnotic solid preparation according to claim 1, wherein a single dose of diphenhydramic acid addition salt is 50 mg.