JP5148567B2 - 自動釣銭機及びその硬貨収納チェックプログラム - Google Patents

自動釣銭機及びその硬貨収納チェックプログラム Download PDF

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本発明は、投入された硬貨の金種を識別し、これら金種別の硬貨を収納庫に収納する自動釣銭機及びその硬貨収納チェックプログラムに関する。
自動釣銭機は、投入された硬貨を収納庫に搬送し、この収納庫内に硬貨を金種別に選別して収納する。この自動釣銭機における硬貨の搬送には、例えば、予め設定された搬送路上に搬送ベルトをモータの駆動により移動し、この搬送ベルトと硬貨との間の摩擦によって硬貨を引きずるようにして搬送する方法、又は無端の搬送ベルト上に硬貨を載置し、この搬送ベルトを回転移動することにより硬貨を搬送する方法がある。
一方、硬貨の金種の識別には、搬送路上に、硬貨の金種を識別するためのそれぞれ外径の異なる複数の選別穴をその外径の例えば小さいから大きい順に搬送方向の上流側から下流側に配設すると共に、これら選別穴毎にそれぞれ選別用の各光センサを取り付け、各選別穴から硬貨を落とすことにより当該落とされた硬貨を選別用光センサにより検出することによって識別する方法と、搬送路上に取り付けられた識別センサによって入金された硬貨の金種を識別する方法とがある。
自動釣銭機に関する技術としては、例えば特許文献1がある。
しかしながら、硬貨の金種を識別として外径の大きさ順に配設された各選別穴に落ちた硬貨を光センサにより検出する方法では、稀に搬送の不具合などによって、選択穴の金種に該当しない別の金種の硬貨が選択穴に落ちて収納庫に収納されることがある。別の金種の硬貨が選択穴に落ちた場合、その硬貨は、別金種として収納庫に収納され、硬貨を出金若しくは回収するまで、別金種として収納されたことの誤りが分からない状況になる。
搬送路上に取り付けられた識別センサを用いて硬貨の金種を識別する方法では、硬貨が別金種として認識されることはない。しかしながら、硬貨が別の金種の選別穴に落ちてしまった場合、そのまま出金動作を行うまで分からない。又、識別センサが選別穴付近に取り付けられている場合がある。この場合、硬貨が別の金種の選別穴に落ちてしまうと、当該選別穴に該当しない別の金種の硬貨が落ちたことを識別センサにより認識することにより、この認識結果を硬貨詰まりとしてエラー処理し、入金動作を停止している。
このため、選別穴に該当しない別の金種の硬貨が落ちた場合でも硬貨詰まりとしてエラー処理して入金動作を停止するために、入金動作の停止が選別穴に該当しない別の金種の硬貨が落ちた場合なのか、又は硬貨詰まりの場合なのかの区別が付かない。
そこで本発明の目的は、搬送路上で硬貨詰まりを起こした場合と金種別の硬貨収納が正常に行われなかった場合との区別を正確に行ってスムーズな入金動作を行うことができる自動釣銭機及びその硬貨収納チェックプログラムを提供することにある。
投入された硬貨を搬送機構により収納庫に搬送し、この収納庫において前記硬貨を金種別に選別して収納する自動釣銭機において、
投入された前記硬貨の金種を認識する第1の認識センサと、
前記収納庫に設けられ、当該収納庫に前記金種別に入った前記硬貨を認識する第2の認識センサと、
表示又は音声により報知を行う報知部と、
前記第1の認識センサにより前記硬貨の金種の認識時から前記第2の認識センサにより前記硬貨が前記収納庫に入ったことの認識時までの経過時間と規定時間とを比較し、前記経過時間が前記規定時間よりも長いと、前記報知部により前記硬貨の詰まりである旨を報知させる時間比較部と、
前記時間比較部において前記経過時間が前記規定時間内であるとき、前記第1の認識センサの認識による前記硬貨の前記金種別の個数と、前記第2の認識センサの認識による前記収納庫に入った前記硬貨の前記金種別の個数とを金種毎に比較し、これら金種別の個数の比較において個数が一致しない金種が存在するとき、前記収納庫における金種別の硬貨の収納が正常に行われていないと判断し、金種別の硬貨の収納が正常に行われない旨を前記報知部により報知させる個数比較部と、
を具備することを特徴する自動釣銭機。
本発明によれば、搬送路上で硬貨詰まりを起こした場合と金種別の硬貨収納が正常に行われなかった場合との区別を正確に行ってスムーズな入金動作を行うことができる自動釣銭機及びその硬貨収納チェックプログラムを提供できる。
本発明に係る自動釣銭機の一実施の形態を示す外観図。 同釣銭機内部を示す構造図。 同釣銭機の制御系を示すブロック構成図。 同釣銭機による識別センサによる硬貨の金種別の個数と各光センサによる硬貨収納庫に入った硬貨の金種別の個数との比較を説明するための模式図。 同釣銭機における硬貨入金動作フローチャート。
以下、本発明の一実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は自動釣銭機の外観図を示し、図2は内部構造図を示す。この自動釣銭機1は、ホスト(上位)と連動して入金動作・出金動作を行う。この自動釣銭機1の外装ケース2の正面側には、硬貨の投入口3と、表示器4とが設けられている。
自動釣銭機1の内部には、搬送機構10が設けられている。この搬送機構10は、投入口3と硬貨収納庫11との間に設けられ、投入口3から投入された硬貨を硬貨収納庫11に搬送する。この搬送機構10は、投入口3から複数枚の硬貨が投入されると、これら硬貨を一定間隔毎に順次1枚ずつ搬送する。この搬送機構10は、例えば、搬送ベルトをモータの駆動により移動し、この搬送ベルトと硬貨との間の摩擦によって硬貨を引きずるようにして搬送する機構、又は無端の搬送ベルト上に硬貨を載置し、この搬送ベルトを回転移動することにより硬貨を搬送する機構である。
搬送機構10の搬送路上には、入金用光センサ12と、第1の認識センサとしての識別センサ13と、リジェクト穴14とが設けられている。入金用光センサ12は、投入口3から本釣銭機1内に硬貨が搬送されてきたことを検出する。
識別センサ13は、例えば磁気センサから成り、搬送機構10により搬送されてきた硬貨の例えば硬貨の重さや厚さ、材質などから硬貨の金種、例えば日本国の1円硬貨、…、100円硬貨、500円硬貨、外国の硬貨等を識別する。
リジェクト穴14は、識別センサ13による硬貨の金種の識別の結果に応じて日本国の硬貨以外の偽貨が搬送されてきた場合に当該偽貨を除去するもので、例えばリジェクトソレノイドの動作によって開閉する。
硬貨収納庫11は、搬送機構10により搬送された硬貨を金種別に収納するもので、金種別の各収納エリア11−1〜11−6が設けられている。この硬貨収納庫11には、当該収納庫11の収納口に硬貨選別部15が設けられている。この硬貨選別部15は、硬貨の金種別による大きさ(外径)に応じて収納する各収納エリア11−1〜11−6を選別するもので、金種別の各硬貨の外径に応じてそれぞれ異なる外径の複数の選別穴16−1〜16−6を設けて成る。これら選別穴16−1〜16−6は、その外径の例えば小さいから大きい順に搬送方向の上流側から下流側に配設されている。
又、硬貨収納庫11には、当該収納庫11に金種別に入った硬貨を認識する第2の認識センサとしての複数の光センサ17−1〜17−6が設けられている。これら光センサ17−1〜17−6は、それぞれ各収納エリア11−1〜11−6に対応する各位置で、かつ例えば各選別穴16−1〜16−6に対して搬送方向の下流側の直後に設けられている。
図3は本釣銭機1の制御系20のブロック構成図を示す。制御系20は、CPU、メモリ等から成る主制御部21を有する。この主制御部21には、報知部としての表示器4と、搬送機構10と、入金用光センサ12と、識別センサ13と、リジェクト穴14と、光センサ17−1〜17−6と、プログラムメモリ22と、金種別カウンタ23と、硬貨詰まり時間カウンタ24とが接続されている。
プログラムメモリ22には、本釣銭機1の硬貨収納チェックプログラムが記憶されている。この硬貨収納チェックプログラムは、投入された硬貨の金種を認識し、硬貨収納庫11に金種別に入った硬貨を認識し、硬貨の金種の認識時から硬貨が硬貨収納庫11に入ったことの認識時までの経過時間と規定時間を比較し、経過時間が規定時間よりも長いと、報知部により報知させる。この場合、硬貨収納チェックプログラムは、上記経過時間が規定時間よりも長い場合、報知部により音声又は表示によって報知させる。
又、硬貨収納チェックプログラムは、投入された硬貨の金種別の個数と硬貨収納庫11に入った硬貨の金種別の個数とを比較し、これら個数が一致しないと、報知部によって表示又は音声により報知させる。
主制御部21は、プログラムメモリ22に記憶されている硬貨収納チェックプログラムを実行することにより、時間比較部25と、個数比較部26とを有するものとなる。
時間比較部25は、識別センサ13による硬貨の金種の認識時から各光センサ17−1〜17−6により硬貨が硬貨収納庫11に入ったことの認識時までの経過時間と規定時間を比較し、経過時間が規定時間よりも長いと、表示器4等の報知部により表示又は音声により報知させる。具体的に時間比較部25は、識別センサ13による硬貨の金種の認識時から硬貨詰まり時間カウンタ24のカウントアップを開始し、各光センサ17−1〜17−6により硬貨が硬貨収納庫11に入ったことの認識時に硬貨詰まり時間カウンタ24のカウントを停止し、このときの硬貨詰まり時間カウンタ24のカウント値が予め設定された規定値以上であれば、すなわち硬貨の金種の認識時から硬貨が硬貨収納庫11に入ったことの認識時までの経過時間と規定時間を比較し、経過時間が規定時間よりも長いと、硬貨詰まりが発生したとしてその旨を例えば表示器4に表示したり、又はスピーカ等を用いて音声により報知する。
このような硬貨詰まり発生の判断は、硬貨詰まりが発生していなければ、硬貨が搬送されて識別センサ13の設置位置を通過してから各光センサ17−1〜17−6のいずれかを通過するまでの経過時間が規定時間よりも短くなるのに対し、硬貨詰まりが発生すると、硬貨が殆ど搬送されず、各光センサ17−1〜17−6のいずれかを通過することが殆ど無くなり、上記経過時間が規定時間よりも長くなるからである。
なお、投入口3から複数枚の硬貨が投入された場合、搬送機構10は、複数枚の硬貨を一定間隔毎に順次1枚ずつ搬送するので、時間比較部25は、識別センサ13によって一定間隔毎に硬貨の金種が認識される毎に硬貨詰まり時間カウンタ24のカウント値をリセットすることにより最後に搬送されてきた硬貨の金種の認識時からの硬貨詰まり時間カウンタ24のカウントアップを有効とする。
個数比較部26は、識別センサ13により識別した硬貨の金種別の個数と、各光センサ17−1〜17−6により識別した硬貨収納庫11に入った硬貨の金種別の個数とを比較し、これら個数が一致していなければ、報知信号を出力する。これにより、表示器4には、識別センサ13により識別した硬貨の金種別の個数と、各光センサ17−1〜17−6により識別した硬貨の金種別の個数とが一致しない旨が表示される。なお、この旨は、スピーカ等を用いて音声により報知してもよい。
すなわち、識別センサ13により識別した硬貨の金種別の個数と、各光センサ17−1〜17−6により識別した硬貨の金種別の個数とが一致しないのは、識別センサ13により識別した金種の硬貨が硬貨収納庫11における他の金種の収納エリア11−1〜11−6に収納されたことであり、硬貨収納庫11における金種別の硬貨の収納が正常に行われていないとされる。
具体的に、個数比較部26は、識別センサ13により認識された金種別の硬貨の個数を金種別カウンタ23によりカウントアップし、これら金種別の各カウント値を例えば図4に示すようにメモリ上の識別センサ側カウントテーブル30に記憶する。この識別センサ側カウントテーブル30は、金種A1、A2、…、An別に各カウント値(金種別の硬貨の個数)P1、P2、…、Pnが記憶されている。
個数比較部26は、各光センサ17−1〜17−6からそれぞれ出力される検出信号を受けて金種別の硬貨の個数を金種別カウンタ23によりカウントアップし、これら金種別の各カウント値を例えば図4に示すようにメモリ上の光センサ側カウントテーブル31に記憶する。この光センサ側カウントテーブル31は、金種A1、A2、…、An別に各カウント値(金種別の硬貨の個数)Q1、Q2、…、Qnが記憶されている。
なお、金種別カウンタ23は、識別センサ13により認識された金種別の硬貨のカウントと、各光センサ17−1〜17−6により認識された金種別の硬貨のカウントとを行うが、これら硬貨のカウントは、別々の金種別カウンタを設けて行うようにしてもよい。
個数比較部26は、識別センサ側カウントテーブル30に記憶されている各金種A1、A2、…、An別の各カウント値P1、P2、…、Pnと光センサ側カウントテーブル31に記憶されている各金種A1、A2、…、An別の各カウント値Q1、Q2、…、Qnとをそれぞれ比較し、一致していなければ、硬貨収納庫11における金種別の硬貨の収納が正常に行われていないと判断する。
個数比較部26は、金種別の硬貨の収納が正常に行われていないと判断すると、金種別の硬貨の収納が正常に行われない旨を報知する。例えば、個数比較部26は、金種別の硬貨の収納が正常に行われない旨の警告を表示器4に表示してキャッシャーに報知したり、スピーカ等によって金種別の硬貨の収納が正常に行われない旨を音声により報知する。
個数比較部26は、投入された硬貨が硬貨収納庫11に収納された後に、硬貨収納庫11における金種別の硬貨の収納が正常に行われたか否かを判断する。
次に、上記の如く構成された釣銭機の硬貨収納チェック動作について図5に示す硬貨入金動作フローチャートを参照して説明する。
投入口3から複数枚の硬貨が投入されると、搬送機構10は、これら投入された各硬貨をそれぞれ一定間隔毎に順次1枚ずつ搬送する。入金用光センサ12は、搬送機構10により硬貨が本釣銭機1内に搬送されてきたことを検出する。主制御部21は、ステップS1において、入金用光センサ12からの検出信号を入力し、本釣銭機1内に硬貨が搬送されたことを検知する。
次に、識別センサ13は、搬送機構10により搬送されてきた硬貨の例えば硬貨の重さや厚さ、材質などから硬貨の金種、外国の硬貨等を識別する。このとき、個数比較部26は、識別センサ13により認識された金種別の硬貨の個数を金種別カウンタ23によりカウントアップし、これら金種別の各カウント値を例えば図4に示すようにメモリ上の識別センサ側カウントテーブル30に記憶する。
次に、主制御部21は、ステップS2において、識別センサ13による識別結果を受け取り、硬貨の金種、外国の硬貨等を認識し、次のステップS3において、硬貨が日本国の硬貨であるか否かを判断する。この判断の結果、硬貨が日本国の硬貨であれば、個数比較部26は、ステップS4において、識別センサ13により認識された金種別の硬貨の個数を金種別カウンタ23によりカウントアップし、続いて、時間比較部25は、ステップS5において、識別センサ13による硬貨の金種の認識時から硬貨詰まり時間カウンタ24のカウントアップを開始する。
なお、識別センサ13により投入された硬貨が外国の硬貨であると識別されると、主制御部21は、ステップS3からステップS6に移り、リジェクトソレノイドを動作させてリジェクト穴14を開放し、当該リジェクト穴14から外国の硬貨を排出する。
なお、投入口3から複数枚の硬貨が投入されると、搬送機構10は、複数枚の硬貨を一定間隔毎に順次1枚ずつ搬送する。識別センサ13は、一定間隔毎に硬貨の金種を認識する。時間比較部25は、識別センサ13によって一定間隔毎に硬貨の金種が認識される毎に硬貨詰まり時間カウンタ24のカウント値をリセットする。これにより、硬貨詰まり時間カウンタ24は、複数枚の硬貨のうち最後に搬送されてきた硬貨の金種の認識時からのカウントアップをリセットすることなく継続する。
搬送機構10は、複数枚の硬貨を一定間隔毎に順次1枚ずつ搬送することにより各硬貨を硬貨収納庫11に搬送する。硬貨収納庫11に搬送された各硬貨は、順次各金種別の各選別穴16−1〜16−6を通って金種別の各収納エリア11−1〜11−6内に収納される。
このとき、各光センサ17−1〜17−6は、それぞれ各選別穴16−1〜16−6を通過した硬貨を検出する。このとき、個数比較部26は、ステップS7において、各光センサ17−1〜17−6からそれぞれ出力される各検出信号を受けて硬貨の収納を検知すると、ステップS8において、金種別の硬貨の個数を金種別カウンタ23によりカウントアップし、これら金種別の各カウント値を例えば図4に示すようにメモリ上の光センサ側カウントテーブル31に記憶する。例えば、個数比較部26は、光センサ17−1からの検出信号を受けると、当該光センサ17−1に該当する例えば金種A1のカウントをアップする。
次に、時間比較部25は、ステップS9において、複数枚の硬貨のうち最後に搬送された硬貨を各光センサ17−1〜17−6のうちいずれか1つの光センサにより検出してその検出信号を受けると、この検出時に硬貨詰まり時間カウンタ24のカウントを停止する。
次に、時間比較部25は、ステップS10において、硬貨詰まり時間カウンタ24のカウント値を読み取り、このカウント値が予め設定された規定値に到達し、規定値以上であるか否かを判断する。なお、硬貨詰まり時間カウンタ24は、カウント値が読み取られると、リセットされる。
この判断の結果、硬貨詰まり時間カウンタ24のカウント値が予め設定された規定値に到達して規定値以上であれば、時間比較部25は、ステップS11に移り、硬貨の詰まりが発生したと確定し、次のステップS12において、エラー発生として入金動作を停止し、例えば表示器4に硬貨除去を促し、再入金処理を行わせるための表示を行う。
一方、硬貨詰まり時間カウンタ24のカウント値が予め設定された規定値に到達して規定値以下であれば、主制御部21は、ステップS13に移り、投入口3から投入された全ての硬貨が硬貨収納庫11内に収納されたか否か、すなわち全硬貨が入金完了したか否かを判断する。なお、全硬貨の入金完了の判断は、例えば金種別カウンタ23の金種別の硬貨の個数のカウント値を合計することにより取得される。
次に、個数比較部26は、ステップS14において、図4に示すように識別センサ側カウントテーブル30に記憶されている各金種A1、A2、…、An別の各カウント値P1、P2、…、Pnと光センサ側カウントテーブル31に記憶されている各金種A1、A2、…、An別の各カウント値Q1、Q2、…、Qnとがそれぞれ一致しているか否かを比較する。
これらの比較の結果、カウント値P1とカウント値Q1とが一致、カウント値P2とカウント値Q2とが一致、…、カウント値Pnとカウント値Qnとがそれぞれ一致していれば、個数比較部26は、ステップS15からステップS16に移り、硬貨収納庫11への金種別の硬貨の収納が正常に行われたと判断する。
一方、カウント値P1とカウント値Q1、カウント値P2とカウント値Q2、…、カウント値Pnとカウント値Qnとのうちいずれか1つでも一致していなければ、個数比較部26は、ステップS15からステップS17に移り、硬貨収納庫11における金種別の硬貨の収納が正常に行われていないと判断し、金種別の硬貨の収納が正常に行われない旨の報知、例えば、金種別の硬貨の収納が正常に行われない旨の警告を表示器4に表示してキャッシャーに報知したり、スピーカ等によって金種別の硬貨の収納が正常に行われない旨を音声により報知する。
このように上記一実施の形態によれば、投入された硬貨の金種を認識し、硬貨収納庫11に金種別に入った硬貨を認識し、硬貨の金種の認識時から硬貨が硬貨収納庫11に入ったことの認識時までの経過時間と規定時間を比較し、経過時間が規定時間よりも長いと、音声又は表示によって報知させ、投入された硬貨の金種別の個数と硬貨収納庫11に入った硬貨の金種別の個数とを比較し、これら個数が一致しないと、表示又は音声により報知させるので、搬送機構10の搬送路上で硬貨詰まりを起こした場合と、硬貨収納庫11への金種別の硬貨収納が正常に行われなかった場合との区別を正確に行ってスムーズな入金動作を行うことができる。
すなわち、硬貨の詰まりが発生した場合は、エラー発生として入金動作を停止し、例えば表示器4に硬貨除去を促すことができる。
一方、各選択穴16−1〜16−6の金種に該当しない別の金種の硬貨が落ちて硬貨収納庫11に収納されたとしても、金種別の硬貨の収納が正常に行われない旨の警告を表示器4に表示するので、キャッシャーは、硬貨収納庫11から硬貨を出金若しくは回収する以前に、金種別の硬貨の収納が正常に行われなかったことを知ることができる。又、金種別の硬貨の収納が正常に行われなかったとしても、従来のように硬貨詰まりとしてエラー処理し、入金動作を停止することもない。
このように硬貨詰まりした場合と別の選別穴16−1〜16−6に落ちてしまった場合との切り分けを精確にできるのは、硬貨詰まりの場合は、文字通り搬送路上に硬貨が詰ってしまい、釣銭機が入金動作中であっても必ずエラーとして停止させなければいけないのに対し、別の選別穴16−1〜16−6に落ちてしまった場合は、硬貨の識別が正常にできており、かつ入金動作はそのまま継続して行えるので、入金動作終了時に警告を出すに留めておけば、釣銭機を使用する人(キャッシャー)がお客を待たせることなく、時間が空いたときに硬貨収納庫11の硬貨を正常に戻すことが可能であるからである。
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
1:自動釣銭機、2:外装ケース、3:投入口、4:表示器、10:搬送機構、11:硬貨収納庫、12:入金用光センサ、13:識別センサ、14:リジェクト穴、11−1〜11−6:金種別の各収納エリア、15:硬貨選別部、16−1〜16−6:選別穴、17−1〜17−6:光センサ、20:制御系、21:主制御部、22:プログラムメモリ、23:金種別カウンタ、24:硬貨詰まり時間カウンタ、25:時間比較部、26:個数比較部、30:識別センサ側カウントテーブル、31:光センサ側カウントテーブル。
特開平10−228552号公報

Claims (4)

  1. 投入された硬貨を搬送機構により収納庫に搬送し、この収納庫において前記硬貨を金種別に選別して収納する自動釣銭機において、
    投入された前記硬貨の金種を認識する第1の認識センサと、
    前記収納庫に設けられ、当該収納庫に前記金種別に入った前記硬貨を認識する第2の認識センサと、
    表示又は音声により報知を行う報知部と、
    前記第1の認識センサにより前記硬貨の金種の認識時から前記第2の認識センサにより前記硬貨が前記収納庫に入ったことの認識時までの経過時間と規定時間とを比較し、前記経過時間が前記規定時間よりも長いと、前記報知部により前記硬貨の詰まりである旨を報知させる時間比較部と、
    前記時間比較部において前記経過時間が前記規定時間内であるとき、前記第1の認識センサの認識による前記硬貨の前記金種別の個数と、前記第2の認識センサの認識による前記収納庫に入った前記硬貨の前記金種別の個数とを金種毎に比較し、これら金種別の個数の比較において個数が一致しない金種が存在するとき、前記収納庫における金種別の硬貨の収納が正常に行われていないと判断し、金種別の硬貨の収納が正常に行われない旨を前記報知部により報知させる個数比較部と、
    を具備することを特徴する自動釣銭機。
  2. 前記第2の認識センサは、前記硬貨の前記金種別にそれぞれ設けられた複数の光センサを有し、
    前記個数比較部は、前記複数の光センサの出力信号を受けて前記収納庫の前記金種別に入った前記硬貨の個数を計数する、
    ことを特徴する請求項1記載の自動釣銭機。
  3. 前記個数比較部は、投入された前記硬貨が前記収納庫に収納された後に、前記第1と前記第2の認識センサの認識による前記硬貨の前記金種別の各個数の比較を行うことを特徴とする請求項1記載の自動釣銭機。
  4. 投入された硬貨を搬送機構により収納庫に搬送し、この収納庫において前記硬貨を金種別に選別して収納する自動釣銭機の硬貨収納チェックプログラムにおいて、
    投入された前記硬貨の金種を認識し、
    前記収納庫に前記金種別に入った前記硬貨を認識し、
    前記硬貨の金種の認識時から前記硬貨が前記収納庫に入ったことの認識時までの経過時間と規定時間とを比較し、前記経過時間が前記規定時間よりも長いと、前記硬貨の詰まりである旨を報知部により表示又は音声によって報知させ、
    前記経過時間と規定時間との比較において前記経過時間が前記規定時間内であるとき、前記金種の認識による前記硬貨の前記金種別の個数と、前記収納庫に入った前記硬貨の前記金種別の個数とを金種毎に比較し、これら金種別の個数の比較において個数が一致しない金種が存在するとき、前記収納庫における金種別の硬貨の収納が正常に行われていないと判断し、金種別の硬貨の収納が正常に行われない旨を前記報知部により表示又は音声によって報知させる、
    ことを特徴する自動釣銭機の硬貨収納チェックプログラム。
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