JP5148357B2 - 画像データ通信装置及び画像データ通信システム - Google Patents

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Description

本発明は、ネットワーク等の通信手段に接続された各種医用画像診断装置や医用画像管理装置等において医用画像データを通信する画像データ通信装置及び画像データ通信システムに関し、特に通信相手に対して適正な画像データを通信可能にしたものである。
一般に、医療機関では、X線CT装置(X線コンピュータトモグラフィ装置)、超音波診断装置、X線撮影装置、MRI装置(磁気共鳴イメージング装置)等の医用画像診断装置が使用されている。また、医療機関内の情報を管理するHIS(Hospital Information System)や放射線科内の情報を管理するRIS(Radiology Information System)の構築、或いはPACS(Picture Archiving Communication System)等の画像ファイル通信保管システムの構築により情報伝達のオンライン化が図られている。
このような医療機関では、例えば医用画像診断装置からPACSワークステーションに医用画像データを送信し、ワークステーションで医用画像を表示/処理するようにしている。医用画像診断装置とワークステーション間の通信はネットワークを介して行われ、一般的にネットワーク上の通信は、DICOM規格(Digital Imaging and Communications in Medicine)に基づいて行われている。
また、ネットワークに接続されたワークステーションが複数ある場合、それぞれのワークステーションは、サポートしている画像表示方法(静止画表示、動画表示、多コマ表示等)や、画像処理方法(2次元/3次元/4次元処理、計測処理、CAD:Computer Aided Diagnosis等)が異なれば、それぞれのワークステーションが必要とするデータも当然異なる。
したがって、送信側から受信側に送信された医用画像データと、受信側が必要とする医用画像データとの間で情報のギャップがあると、受信側(例えばワークステーション)で適正なデータ処理ができず、また表示処理ができないことがある。
特許文献1には、通信相手が実装しているサービスの検知方法について記載されている。この特許文献1に記載された例では、予め定められたサービスに関する通信要求を所定の医用プロトコルに基づいて網羅的に相手機器へ送信し、相手機器の反応から相手機器が実装しているサービスに関する情報を検知し、相手機器の仕様書等がなくても、相手機器が実装しているサービスに関する情報を入手することが述べられている。
しかしながら、送信側の装置と受信側のシステム間で情報のギャップが生じる可能性があり、画像データの通信が成功しても実際に医用画像を表示したり処理したりする上で、問題を起こす可能性がある。
特開2002−259242号公報
従来の画像データ通信システムでは、医用画像データの送信側と受信側の間で情報のギャップが生じる可能性があり、画像データの通信が成功しても実際に医用画像を表示したり処理したりする上で、問題を起こす可能性があった。
本発明は、上記事情に鑑みて成されたもので、通信相手ごとに仕様情報を確認して、通信相手が必要とする画像データを送信できるようにした画像データ通信装置及び通信システムを提供することを目的とする。
請求項1記載の本発明は、ネットワークに接続可能な医用機器内に構成され、前記ネットワークに接続された他の医用機器との間で画像データの通信を行う画像データ通信装置であって、付帯情報を含む画像データを管理する画像データ管理部と、通信相手を特定する通信先識別情報とサービス種別を識別するサービス種別情報、及び前記通信先識別情報に対応させて送信データの作成に必要なタグ情報と送信データ作成方法情報を含む標準用データを保管し管理する送信データ管理部と、前記通信相手が画像データを処理する際に必要な仕様情報を、前記通信相手から取得する仕様情報取得部と、前記通信先識別情報を入力して通信相手を指定し、前記仕様情報取得部から該当する通信相手の仕様情報を抽出する仕様識別部と、前記抽出した仕様情報と前記標準用データに含まれるタグ情報を比較し、同じタグ情報が存在する場合に、前記標準用データを用いて前記指定した通信相手に対する送信データ制御情報を生成する送信データ生成部と、前記送信データ制御情報に基づいて前記画像データ管理部の画像データを処理し、前記通信相手に対して画像データを送信する画像データ送信部と、を具備したことを特徴とする。
また、請求項7記載の本発明は、ネットワークに接続した医用機器及び前記ネットワークに接続されたセンター部に構成され、前記ネットワークを介して複数の医用機器間で画像データの通信を行うための画像データ通信システムであって、前記センター部は、通信相手を特定する通信先識別情報とサービス種別を識別するサービス種別情報、及び前記通信先識別情報に対応させて送信データの作成に必要なタグ情報及び送信データ作成方法情報を含む標準用データを保管し管理する送信データ管理部と、前記通信相手が画像データを処理する際に必要な仕様情報を、前記通信相手から取得する仕様情報取得部と、要求に応じて通信相手となる医用機器を指定し、前記仕様情報取得部から該当する通信相手の仕様情報を抽出する情報応答部と、前記抽出した仕様情報と前記標準用データに含まれるタグ情報を比較し、同じタグ情報が存在する場合に、前記標準用データを用いて前記指定した通信相手に対する送信データ制御情報を生成する送信データ生成部と、を有し、前記医用機器は、付帯情報を含む画像データを管理する画像データ管理部と、前記通信相手の機器情報及びサービス種別情報を入力して通信相手を指定し、前記センター部の前記情報応答部に対して前記送信データ制御情報の要求を送信する情報要求部と、前記情報要求部が前記情報応答部を介して前記送信データ制御情報を受信したときに、受信した送信データ制御情報に基づいて前記画像データ管理部の画像データを処理し、前記通信相手に対して画像データを送信する画像データ送信部と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、通信相手が必要とするデータを送信することができ、画像データの処理及び画像表示を支障なく行うことができる。
以下、この発明の一実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の画像データ通信装置を搭載した医用システムを示すネットワーク構成図である。本発明の画像データ通信装置は、医用画像診断装置やPACS(PACS:Picture Archiving and Communication System)のワークステーション内などに構成される。
図1は、複数の医用機器、例えばX線CT装置100,超音波診断装置200等の医用画像診断装置と、PACSワークステーション300,400(以下、単にワークステーション300,400と称す)等の医用画像管理装置が、ネットワーク10を介して接続されている場合を例示している。これらの医用機器には、本発明の画像データ通信装置1が搭載されており、この画像データ通信装置1を介して医用画像データの送受信が行われるようにしている。
ネットワーク10は、例えばイーサネット(登録商標)(Ethernet(登録商標))の規格に基づく10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-T等のネットワークと、TCP/IP等のネットワーク規格に基づいたLANを敷設し、そのLANに接続するような形態である。それぞれの医用画像診断装置(100,200)と医用画像管理装置(300,400)は、ネットワーク10上で、DICOM規格(Digital Imaging and Communications in Medicine)に基づいた通信を行う。
例えば図1において、X線CT装置100は、ワークステーション300や400に検査結果である医用画像を送信する。同様に、超音波診断装置200も、ワークステーション300や400に検査結果である医用画像を送信することがある。
図2は、DICOM規格による画像データの基本的なデータ構造を示す。図2において、画像データは、データ要素のセット(系列)として構成される。各データ要素1−1,1−2,…1−nは、タグ(Tag)、データ型(VR:Value Representation)、データ長(Value Length)、画像データや付帯情報のデータ(Value Field)で構成される。タグ情報(Tag)は、さらにGroupとElementに分かれる。Groupは、データの種別(カテゴリ)を表し、Elementは、同一Group内でデータを一意に識別するための番号である。図3に、データの種別(カテゴリ)の例を示す。
VRは、データ型を示す情報を格納するためのもので、画像データの転送条件(Transfer Syntax)により省略される場合があるが、固定長である。図4に、データ型(VR)の一例を示す。
データ長(Value Length)は固定長で、Value Fieldに格納されるデータの長さを格納する。Value Fieldは、タグ(Tag)に対応するデータそのものを格納する領域である。画像データとしてどのようなデータ要素を含めるかは、DICOM規格で定められたサービス種別(SOP Class UID)によって基本的に決まっている(SOP Classは、Service Object Pair Classの略)。
サービス種別の例を、図5に示す。例えば、CT Image StorageのSOP Class UIDは、1.2.840.10008.5.1.4.1.1.2.1で表される。
さらにタグ情報:Tag(以下、タグと称す)は、サービス種別毎にタイプが決められている。タイプは、1、2、3があり、タイプ1はタグとデータが必須であり、タイプ2は少なくともタグは必須であり、タイプ3はタグとデータの両方が省略可能である。タイプ1とタイプ2については、条件が合致した場合には、タグとデータを両方セットしなければならないConditionalという修飾語をつけることができるようになっている。すなわち、1C,2Cといったものである。
図1において、例えばワークステーション300とワークステーション400でサポートしている画像表示方法(静止画表示、動画表示、多コマ表示等)や、画像処理方法(2次元/3次元/4次元処理、計測処理、CAD:Computer Aided Diagnosis等)が異なれば、それぞれのワークステーションが必要とするデータも異なる。
また、DICOM規格では、定期的に規格の見直しが行われており、既存タグの廃止や新規タグの登録が発生するし、公開されたタグ以外に製造業者独自のプライベートなタグを使用することも認められているため、送信側の装置(例えばX線CT装置100)と受信側の装置(例えばワークステーション300)間で必要とされるデータとタグに差(情報のギャップ)が発生することがある。
つまり、DICOM規格上どのようなタグを送信するかは予め決められている訳であるが、タイプ2やタイプ3のタグについては、必ずしもデータの送信が保証されている訳ではなく、医用画像診断装置に依存している。したがって、医用画像診断装置100,200からワークステーション300,400に対して、DICOM規格に基づく画像データの通信処理が正常に終了したとしても、ワークステーション300,400側で実際に画像を表示したり画像処理する際に、正常な表示や処理ができないという問題を起こす可能性がある。
本発明の画像データ通信装置は、このような問題に対処したものであり、通信相手毎に必要なデータ(タグとデータ)が含まれているか否かを確認して画像データを送信するものである。またデータ(タグ)を適正化して送信できるようにした仕組みを提供するものである。
図6は本発明の一実施形態に係る画像データ通信装置1を示すブロック図である。画像データ通信装置1は、医用画像診断装置(100,200)や医用画像管理装置(300,400)等の医用機器にそれぞれ搭載されるが、図6では、医用画像診断装置であるX線CT装置100に画像データ通信装置1を搭載し、医用画像管理装置であるワークステーション300に対して医用画像データを送信する場合を例に説明する。
図6において画像データ通信装置1は、X線CT装置100内に構成されており、画像データ送信部11と、画像データ管理部12と、送信データ生成管理部13と、情報作成部14と、仕様識別部15、仕様情報取得部16を有する。
また、画像データ管理部12はデータベース21を含み、送信データ生成管理部13には、データベース22が接続され、仕様情報取得部16は、データベース23を含む。
データベース21には、X線CT装置20で取得した画像データ(付帯情報を含む)が格納されている。またデータベース22には、通信相手(本例ではワークステーション300,400等)を識別するための通信先識別情報と、通信相手とやり取りするサービスを識別するためのサービス種別情報と、送信するデータを生成するための生成方法を定義した送信データ作成方法情報と、実際に送信するデータを通信先識別情報に関連付けて指定する送信データ制御情報等が格納されている。
さらに、データベース23には、通信相手(ワークステーション300,400等)から事前に取得した仕様情報が格納されている。仕様情報は、通信相手が実際に利用しているデータを指定するものであり、言い換えれば通信相手であるワークステーション300(WS1),ワークステーション400(WS2)がどのようなデータを欲しているかを示すものであり、それぞれの通信相手毎(WS1用、WS2用)のデータ処理仕様が格納されている。
画像データ管理部12は、データベース21に格納された画像データ及び付帯情報を管理する。また送信データ生成管理部13は、データベース22に格納された通信先識別情報、サービス種別情報、送信データ作成方法情報、及び送信データ制御情報を管理する機能を有する。尚、データベース22には、送信データ作成方法情報、及び送信データ制御情報が標準用データとして格納されている。
仕様識別部15は、通信相手のデータ処理仕様を識別するものであり、通信相手を指定することによりデータベース23から該当する通信相手のデータ処理仕様を抽出する。
また情報作成部14は、データベース23から読み出したデータ処理仕様と、送信データ生成管理部13を介してデータベース22から取り込んだ標準用データ(送信データ作成方法情報)を比較して差分を演算する。情報作成部14は、この演算結果をもとに通信相手が要求しているデータ処理仕様と、データベース22に格納されている標準用データの間に情報のギャップがある場合は、データの追加処理等の適正化(詳細は後述)を行う。
送信データ生成管理部13は、送信データ作成方法を決定し、送信データ作成方法情報と送信データ制御情報を画像データ送信部11に送る。画像データ送信部11は、変換・送信モジュールを含み、送信データ制御情報に基づいて画像データ管理部12が管理する画像データをデータベース21から読み出し、変換処理して送信データを生成し通信相手に送信する。
尚、送信データ生成管理部13からの送信データ制御情報は、通信相手に対する送信データの作成時に使用する制御情報であり、詳細は後述する。また送信データ生成管理部13は、データベース22に格納された標準用データを保管し管理する送信データ管理部としての機能と、送信データ制御情報を生成する送信データ生成部としての機能を有する。
図7は、医用画像診断装置100,200や医用画像管理装置300,400に搭載される画像データ通信装置1の基本的なハードウェア構成を例示している。
図7において、画像データ通信装置1は、パーソナルコンピュータ等のコンピュータ本体2、コンピュータ本体2に接続されているキーボード、マウス等の入力装置3、プリンタ等の出力装置4、表示装置5、磁気ディスク装置等の外部記憶装置6、メモリ等の内部記憶装置7、及びネットワーク10への接続を制御するネットワークインタフェース8から構成されている。
図6の画像データ送信部11、画像データ管理部12、送信データ生成管理部13、情報作成部14、仕様識別部15、仕様情報取得部16は、図7のコンピュータ本体2内に含まれ、図6のデータベース21,22,23は、図7の外部記憶装置6或いは内部記憶装置7に相当する。
尚、コンピュータ本体2は、画像データの処理や転送処理を行うものであって、X線CT装置100の場合、X線管やX線検出器等を含む撮影部等の機構部分が別途存在する。また、画像データの通信はネットワークインタフェース8を介して行われるが、便宜上、図6ではネットワークインタフェースの図示は省略している。
次に、本発明の画像データ通信装置1の動作について説明する。先ず図8のフローチャートを参照して、画像データ送信部11、画像データ管理部12及び送信データ生成管理部13による画像データの送信処理の基本動作を説明する。
図8において、S1は画像データ送信の開始ステップである。次のステップS2においては、図7に示す入力装置3と表示装置5を利用して通信先識別情報(Station Application Entity Title)、サービス種別情報(SOP Class)、通信方式(図9に示すTransfer Syntax)、対象画像識別情報(Image-IDやImage-UID)が入力され、画像データ送信部11は、それら入力データを受け取る。
続いてステップS3において、画像データ送信部11は、送信データ生成管理部13に対して、データベース22の送信データ制御情報テーブル(図10で後述)の中から、通信先識別情報(Station Application Entity Title)とサービス種別情報(SOP Class)が合致したものを検索するよう指示する。
図10は、データベース22の送信データ制御情報テーブルの構造を示す。送信データ制御情報テーブルは、通信相手を識別するための「通信先識別情報」と、作成するデータ種別を表す「SOP Class識別番号」と、同一の通信相手に対するデータタグを一意に識別するための「送信データ識別番号」と、そのデータタグを示す「DICOM TAG」と、送信データ作成方法情報テーブル(図11で後述)のレコードを識別するための「送信データ作成方法識別番号」と、このレコードの更新日時を表す「更新日時」から構成される。
図10の最上位のレコードを例に述べると、通信先識別情報が「0001」で、作成するデータ種別が「1.2.840.100008.5.1.4.1.1.2」でCT画像であり、「0001」に対してCT画像を送信する際の送信データの識別番号が「1」で、そのデータタグは「0008,0020」で、具体的なデータ作成方法が送信データ作成方法情報テーブル(図11)内のレコード「11」に指定されていて、このレコードの更新日が「2007-11-10」であることを示している。
ステップS3では、通信先識別情報(例えば「0001」)とサービス種別情報(例えば「1.2.840.100008.5.1.4.1.1.2」)を検索キーとして、送信データ識別番号(1,2,3)をソートキーとして昇順に並び替えて、データタグと送信データ作成方法識別番号の組からなるリストを取得する。
図11は、データベース22の送信データ作成方法情報テーブルのテーブル構造を示す。送信データ作成方法情報テーブルは、サービス種別情報(SOP Class)ごとに用意されており、例えば、データ作成方法を一意に識別するための識別番号、DICOMデータの中でデータ要素を識別するためのデータタグ、データタグの属性名、データタグのデータ型(VR:図4参照)、データタグが指すデータ要素の中に格納できるデータの個数(VM: Value Multiplicity)、データタグが指すデータ要素の中に格納できるデータ長、データタグが指すデータ要素の中に格納できるデータ長種別(固定長、最大長、可変長)、データタグのタイプ、データを作成するための演算式、及びレコードの更新日時から構成される。
尚、データタグは、DICOM規格で定義されているタグと、DICOM規格に準拠してベンダーが独自に定義するプライベートタグの2種類がある。またデータタグのタイプとは、タイプ1、タイプ2、タイプ3の3つであり、タイプ1はタグとデータが必須、タイプ2は少なくともタグは必須、タイプ3はタグとデータの両方が省略可能である。
タイプ1とタイプ2については、条件が合致した場合には、タグとデータを両方セットしなければならないConditionalという修飾語をつけることができるようになっている。即ち、1C、2Cといったものである。
図11において識別番号「11」は、データタグが「0x0008, 0020」で、そのデータタグの属性名は「Study Date」、データ型は「DA」で日付型を表し、そのデータタグはデータ要素の中で「1個」しか値を持つことがなく、最大で「8バイト」のデータ長で、データ長は「FIX」なので固定長となり、タイプは「2」なので、データがない場合でも少なくともタグをセットしなければならず、送信データを作成するには、「=Study_Table.Study_Date」の演算を実行し、このレコードの更新日は「2007-11-10」であることを示している。
図8のステップS3で、「データタグ」と「送信データ作成方法識別番号」を取得すると、通信相手とサービス種別毎に作成しなければならないデータタグと送信データ作成方法が確定するが、ステップS4では、データタグの小さいものから順番に全てのデータタグ(0008,0020〜0008,0050)に対応するデータ作成方法が確定するまで「データタグ」と「送信データ作成方法識別番号」の取得処理を続ける。
ステップS5では、「送信データ作成方法識別番号」をもとに処理対象のデータタグに対応する「データ作成演算式」を取得し、送信対象の画像識別情報(Image-IDやImage-UID)を検索キーとして、画像データ管理部12に対して検索指示を行う。
データベース21は、例えば図12に示す患者情報テーブル、検査情報テーブル、シリーズ情報テーブル、画像情報テーブル、装置情報テーブルを有し、画像データ管理部12は、それぞれのテーブルを関連付けて検査画像データを管理している。
したがって、図13から図17に示す患者情報テーブル、検査情報テーブル、シリーズ情報テーブル、画像情報テーブル、装置情報テーブルを持っているとすると、送信対象の画像識別情報(Image-IDやImage-UID)を検索条件として、検索(SQL)を実行することで、必要なデータを取得することができる。ただし、図17の装置情報テーブルは独立して存在しても構わない。SQLの一例を以下に示す。
SQL: Select Study_Table.Study_Date FROM Image_Table, Series_Table, Study_Table, Patient_Table WHERE Image_Table. Instance Number = Image_Number and Image_Table.Series_Number = Series_Table.Series_Number and Series_Table.Study_ID = Study_Table.Study_ID and Study_Table.Study_ID = Patient_Table.Patient_ID;
テーブル間の関連付けは、各テーブルのレコードを一意に識別できるカラム(情報)を重複して持たせることで実現され、それらの識別情報を複数持たせることで、さらに柔軟な関連付けを実現することもできる。
またステップS5では、必要に応じてデータ型の変換とパディング処理を行い、そのデータとデータサイズを保持する。パディング処理とは、データ長が奇数の場合に、パディング文字をつめてデータ長を偶数にするもので、DICOM規格の基本的なルールに適合させ、データタグを昇順で配置できるようにするためである。
ステップS4ですべてのデータタグ処理が終了するとステップS6に移行し、画像データ送信部11は、送信する画像データの整形処理(後述)を行って、通信先識別情報に対応するシステム(例えばワークステーション300)に出来上がったデータをDICOM規格で定められた通信プロトコルに従って送信し、ステップS7で終了する。
データを作成するためには、データタグに対応する送信データ作成方法情報テーブルのレコードにある「データ作成演算式」を実行することになる。またデータタグによっては、固定値をセットするものもあるが、これも同様に演算として記述することが出来る。
尚、ステップS6における整形処理とは、実際のDICOMデータを作る際に、例えばデータ型に応じて値を変換し、通信方式(Transfer Syntax)に応じてVRを取り除いたり、画像データを圧縮したりして、最後に、各データのグループのサイズを計算してセットするものである。データ型に応じた値の変換とは、画像データ管理部12内に保存されているデータのデータ型をDICOM規格で定められたデータに変換することを指す。
次に、情報作成部14、仕様識別部15、及び仕様情報取得部16を含めた本発明の画像データ通信装置1の動作について説明する。
一般にDICOM規格に則った通信を行う場合には、通信するサービス種別情報(図5に例示したSOP Class)、通信方式(図9に示すTransfer Syntax)、及び通信相手を指定することで送信するデータの内容が変わる。本発明の画像データ通信装置1では、通信相手毎にデータの内容(データ要素)を変えることができるという特徴を有している。
例えば、通信相手によっては、画像データの送信時間を短くするためにプライベートタグを取り除いて送って欲しいといった要求が発生したり、画像データの中の個人情報やプライバシー情報を取り除いて送って欲しいといった要求が発生することがある。またDICOM規格上、リタイア(使用を推奨しない)となったデータタグを残したまま送信して欲しい等の要求が発生することもある。
そこで本発明では、このような通信相手の特別な要求に答えることができるようにするために、送信データ作成方法情報テーブルと、通信先識別情報に対応する送信データ制御情報テーブルを用いて通信相手毎に最適な画像データを作成して送信するようにしている。
仕様識別部15は、図7に示す入力装置3と表示装置5を利用して通信先識別情報(Station Application Entity Title)と、サービス種別情報(SOP Class)と、仕様識別情報を入力するものである。これにより通信相手を特定し、通信相手が必要とするデータ処理仕様をデータベース23から情報作成部14に取り込む。
データ処理仕様は、通信相手先のシステム(ワークステーション300,400等)が、画像データを表示したり画像処理する上で参照しているデータタグを記述したものであり、XML形式やCSV形式等のテキストファイルに格納されている。もちろん、その他のファイル形式でも構わないし、ネットワーク10を経由してオンラインでURL等を指定して取得する方式でも構わない。仕様識別部15に入力される仕様識別情報とは、ファイルが可能なパス情報を含むファイル名やネットワーク上でファイルを特定するためのURL情報等を指す。
図18は、仕様識別部15における入力画面の一例を示すものである。仕様識別部15を起動すると、図18に示すように、現在保持されている通信先識別情報(画面例ではAEタイトル)と、サービス種別情報(画面例ではサービス種別)と、仕様識別情報(画面例ではデータ処理仕様)と、各レコードの更新日が表示される。
画面上でカーソル等により特定の行を選択すると、「選択」ボタンがEnable状態になり、「選択」ボタンをクリックすると、ファイル選択画面が表示される。図19には、ファイル選択画面の一例を示している。図18の画面上でいずれの行も選択されていない場合には、「選択」ボタンはDisable状態に変わる。
また、図18の画面上で特定の行を選択すると、「設定作成」ボタンがEnable状態になり、「設定作成」ボタンをクリックすると、情報作成部14が処理を開始する。画面上でいずれの行も選択されていない場合には、「設定作成」ボタンはDisable状態に変わる。
また新しいレコードを追加する場合には、空いている行に追加して、「更新」ボタンをクリックする。画面上で1頁(8行)を超えた場合には、自動的にスクロールバーが表示されて、空白行が表示される。
以下、仕様識別部15及び情報作成部14の動作を図20に示すフローチャートを参照して説明する。
ステップS11は、仕様識別部15での処理の開始ステップであり、図7の入力装置3を操作して表示装置5に図18に示すような入力画面を表示する。次のステップS12は、情報の入力ステップであり、図18の入力画面においていずれかの行を選択することで、通信先情報情報(AEタイトル)と、サービス種別情報(サービス種別)と、仕様識別情報が入力されたことになる。
ステップS13では、仕様識別情報で指定された仕様情報(データ処理仕様)をデータベース23から読出し、その中から通信相手が必要となるデータタグの一覧を抽出する。
次のステップS14において情報作成部14は、送信データ生成管理部13を制御して、サービス種別情報(SOP Class)に対応する送信データ作成方法情報テーブル(図11)に登録されている全てのレコードをデータベース22から読み出す。
ステップS15では、その読み出した送信データ作成方法情報テーブルのレコードと、データベース23から抽出したデータ処理仕様を比較する。そして、送信データ作成方法情報テーブルに存在して、データベース23に存在せず、かつデータタグのタイプがタイプ1、2、または2Cのいずれかであった場合には、そのデータタグを通信相手のデータタグとしてデータベース23のデータ処理仕様に追加する。
つまり、通信相手から要求されたデータ処理仕様にデータタグが含まれていない場合には、このステップS15で追加され適正化されることになる。これによりDICOM規格で必須といわれているデータタグが欠落することを防止するとともに、入力ミスを検知することができる。
ステップS16では、さらに送信データ作成方法情報テーブルに存在せず、データベース23のデータ処理仕様に存在するデータタグがある場合には、警告を表示する情報を生成して、処理を続行するかどうかの確認画面を表示する。つまり標準用データとは異なるデータタグがデータ処理仕様に存在するものとして警告を出す。ここで中断が選択された場合には処理を中断し、続行が選択された場合にはそのデータタグを削除して次の処理に進む。
次にステップS17では、データベース22の送信データ制御情報テーブル(図10)に登録されているレコードの中から、通信先識別情報と、サービス種別情報(SOP Class識別番号)が一致するものを取得する。
ステップS18では、データベース23の仕様情報から抽出したデータタグと、送信データ作成方法情報テーブル(図11)に登録されているデータタグを比較していく。比較の結果、同じものが存在する場合には、図10の通信先識別情報と、サービス種別情報(SOP Class識別番号)と、読み出した送信データ制御情報テーブルの中の送信データ識別番号の最大値をカレントインデックス番号としてカレントインデックス番号をインクリメントした番号と、データタグと、送信データ作成方法情報テーブルの当該レコードの識別番号を送信データ作成方法識別番号としてセットする。つまり送信データ制御情報が生成される。
最後にステップS19では、セットされたレコード群に対して、データタグをソートキーとして順番を入れ替えて、送信データ識別番号を1から順番に番号を振り直して、それらのレコードを送信データ生成管理部13に登録する。もちろん、1レコードずつ登録・更新処理を行い、送信データ識別番号だけを更新していっても構わない。この後は、送信データ生成管理部13と画像データ送信部11によって画像データが通信相手に送信される。
このような処理を行うことにより、通信相手に最適なデータタグで構成されるデータを作成して送信することが可能となる。また事前に必要なデータタグが不足することを検知することが可能となり、問題解決にかかる時間を最小化することができる。
次に本発明の第2の実施形態に係る画像データ通信装置について説明する。図21は、第2の実施形態に係る画像データ通信装置を示すブロック図である。
図21において、画像データ通信装置1は、例えばX線CT装置100内に構成されており、画像データ送信部11と、画像データ管理部12と、送信データ生成管理部13と、情報作成部14と、仕様識別部15と、仕様情報取得部16を有する点は図6と同じである。
図21では、さらに情報作成部14を拡張し、情報検索部16を追加したものである。情報検索部16は、ネットワーク10に接続された送信データ作成方法データベース24を検索する。
図21の画像データ通信装置1の動作は、大体において図20のフローチャートと同様であるが、ステップS16の処理が異なる。
即ち第2の実施形態では、ステップS16において、データベース22から読み出した送信データ作成方法情報テーブルのレコードと、データベース23から抽出したデータタグを比較した結果、データタグが、送信データ作成方法情報テーブルに存在せず、データベース23に存在する場合には、情報検索部16を呼び出して、データベース24からデータタグに対応する送信データ作成方法情報を検索する。
そして、情報検索部16が条件に合致した送信データ作成方法情報を見つけた場合には、それをデータベース22の送信データ作成方法情報に追加する。またデータベース24に見つからない場合には、この処理を続行するか否かの確認画面を表示し、中断が選択された場合には処理を中断し、続行が選択された場合にはそのデータタグを削除して次の処理に進む。
情報検索部16は、データタグをもとに送信データ作成方法データベース24を検索するが、送信データ作成方法データベース24には、基本的に図11の送信データ作成方法情報テーブルの1レコードと同様の内容をXML形式やCSV形式等のファイル形式で保存するようにし、ファイル名にデータタグ名をつけておく。これにより簡便に検索でき、かつデータベース22の送信データ作成方法情報テーブルに簡便に登録できるようにすることができる。
このとき、データベース22の送信データ作成方法情報テーブルの識別番号はユニークにする必要があるので、既存のレコードの識別番号の最大値を調べて、その最大値に1を足した値を識別番号として付与するとよい。また、関係型データベースに送信データ作成方法情報テーブルと同じ構造のデータベースを用意しておいても構わない。また送信データ作成方法データベース24は、検索ディレクトリを外部から指定できるようにしても構わない。例えば、USBメモリやオフラインメディア等のディスクから検索できるようにすることもある。
このように第2の実施形態では、データベース22の送信データ作成方法情報のテーブルに存在しないデータタグがある場合は、外部のデータベース24から検索することができる。
次に本発明の第3の実施形態に係る画像データ通信装置について説明する。図22は、第3の実施形態に係る画像データ通信装置を示すブロック図である。
図22において、画像データ通信装置1は、例えばX線CT装置100内に構成されており、画像データ送信部11と、画像データ管理部12と、送信データ生成管理部13と、情報作成部14と、仕様識別部15と、仕様情報取得部16を有する点は図6と同じである。
図22では、さらに情報作成部14を拡張し、情報照会部18を追加し、さらにネットワーク10に接続された情報回答部19を有し、情報照会部18と情報回答部19との間で情報のやり取りを行うようにしたものである。また情報回答部19にはデータベース25が接続されている。
図22の画像データ通信装置1の動作は、大体において図20のフローチャートと同様であるが、ステップS16の処理が異なる。
即ち第3の実施形態では、ステップS16において、データベース22から読み出した送信データ作成方法情報テーブルのレコードと、データ処理仕様データベース23から抽出したデータタグを比較した結果、データタグが、送信データ作成方法情報テーブルに存在せず、データ処理仕様データベース23に存在する場合には、情報照会部18を呼び出して、情報回答部19に対して問い合わせを行う。
問い合わせを受けた情報回答部19は、データタグに対応する送信データ作成方法情報をデータベース25から検索する。データベース25に条件に合致した送信データ作成方法情報が存在する場合、情報回答部19は、データベース25から読み出し、情報照会部18に送信する。情報照会部18は、受信した送信データ作成方法情報を情報作成部14に送る。
そして情報作成部14は、受信した送信データ作成方法情報をデータベース22に追加する。またデータベース25に見つからない場合には、この処理を続行するか否かの確認画面を表示し、中断が選択された場合には処理を中断し、続行が選択された場合にはそのデータタグを削除して次の処理に進むことになる。
情報照会部18と情報回答部19は、ネットワーク10を介して接続することができ、例えばSOAP(Simple Object Access Protocol)や、FTP(File Transfer Protocol)、SMTP(Simple Mail Transfer Protocol)、RPC(Remote Procedure Call)等の通信プロトコルを用いることができる。
情報照会部18と情報回答部19間の基本的な処理の流れは、以下のステップS31〜S33で行われる。
ステップ31:情報照会部18は、情報回答部19が動作しているネットワーク上のアドレス(例えば、IPアドレスやURL)を指定して、データタグを通信プロトコルで定められたデータ形式に変換して、その通信プロトコルに則り情報回答部19に送信する。
ステップ32:情報回答部19は、受信したデータであるデータタグをもとに、データベース25を検索する。データベース25には、基本的に図11の送信データ作成方法情報テーブルの1レコードの内容をXML形式やCSV形式等のファイル形式で保存するようにし、ファイル名にデータタグ名をつけておく。これにより簡便に検索でき、かつデータベース22の送信データ作成方法情報テーブルに簡便に登録できるようにすることができる。
また、関係型データベースに送信データ作成方法情報テーブルと同じ構造のデータベースを用意しておいても構わない。また情報回答部19は、検索ディレクトリを外部から複数指定できるようにしても構わない。例えば、USBメモリやオフラインメディア等のディスクから検索できるようにすることもある。そして、情報回答部19は、検索結果(例えば、XMLデータ)を情報照会部18に対して返信する。
ステップ33:情報照会部18は、受信したデータ(XML)を解析して、該当するレコードがあったのか、それともなかったのかを判断し、その判断結果に基づいて、当該レコードが存在する場合には、情報作成部14を介してデータベース22の送信データ作成方法情報テーブルに登録する。
このとき、送信データ作成方法情報テーブルの識別番号はユニークにする必要があるので、既存のレコードの識別番号の最大値を調べて、その最大値に1を足した値を識別番号として付与する。
このように第3の実施形態では、データベース22の送信データ作成方法情報のテーブルに存在しないデータタグがある場合は、情報照会部18と情報回答部19を利用して外部のデータベース25から検索することができる。
次に本発明の一実施形態に係る画像データ通信システムについて説明する。図23は、本発明の画像データ通信システムを示すブロック図である。
図23において画像データ通信システムは、医用画像診断装置又は医用画像管理装置(例えばX線CT装置100内)に構成された第1のブロックと、センターシステム500に構成された第2のブロックでなり、第1のブロック101と第2のブロック102がネットワーク10を介して接続可能になっている。
第1のブロック101は、画像データ送信部11と、画像データ管理部12と、送信データ生成管理部131と、情報要求部31を有し、画像データ管理部12には、データベース21が接続され、送信データ生成管理部131にはデータベース221が接続されている。
第2のブロック102は、送信データ生成管理部132と、情報作成部14と、情報応答部32を有し、送信データ生成管理部132にはデータベース222が接続され、情報作成部14には仕様情報取得部16が接続されている。
即ち、図23の画像データ通信システムは、図6の送信データ生成管理部13を、送信データ生成管理部131,132として第1のブロック101と第2のブロック102にそれぞれ配置し、情報作成部14と仕様情報取得部16を第2のブロック102に配置したものであり、第1のブロック101と第2のブロック102間に配置した情報要求部31と情報応答部32を介して情報のやり取りを行うようにしたものである。
情報要求部31と情報応答部32間の情報のやり取りを除けば、図6の回路と動作的には大差はない。つまり情報要求部31は、通信相手の機器を識別するための通信先識別情報(機器情報:方式、バージョン等)、及び通信相手とやり取りするサービスを識別するためのサービス種別情報を情報応答部32に送信する。
情報応答部32は、通信先識別情報及びサービス種別情報を受信して、情報作成部14を制御し、送信データ生成管理部132に対して、それらの条件に合致する送信データ制御情報がデータベース222に存在するか否かの検索を指示する。また仕様情報取得部16のデータベース23にある仕様情報を検索する。
検索の結果、タグが両データベースに存在する場合、情報応答部32は、該当する送信データ制御情報を情報要求部31に返信する。またデータベース23に存在していない場合には、前記情報作成部14によりデータベース222に存在する送信データ制御情報をデータベース23に追加し、かつ情報要求部31に返信する。
情報要求部31は、さらに情報応答部32から送信データ制御情報の返信を受けた場合は、送信データ生成管理部131に送り、受信した送信データ制御情報をデータベース221に登録する。
画像データ送信部11は、送信データ生成管理部131からの送信データ制御情報および送信データ作成方法情報に基づいて、通信相手ごとに画像データを生成して送信する。
このように本発明の画像データ通信システムでは、送信データ生成管理部132と情報作成部14をセンターシステム500に構成することで、医用画像診断装置(X線CT装置100等)又は医用画像管理装置(ワークステーション300等)の構成を簡略化することができる。またセンターシステム500を供用化することができる。
以上、述べたように本発明の実施形態に係る画像データ通信装置及び通信システムによれば、通信相手が必要とするデータを送信することができ、画像データの処理及び画像表示を支障なく行うことができる。
尚、以上の説明では、主にX線CT装置100とワークステーション300との間の画像データの通信について説明したが、他の医用画像診断装置(例えば超音波診断装置200)と医用画像管理装置(例えばワークステーション300,400等)との間で画像データの通信を行う場合にも応用することができる。
また本発明の実施形態は以上の説明に限定されることなく、特許請求の範囲を逸脱しない範囲で種々の変形が可能である。
本発明の一実施形態に係る画像データ通信装置が適用される医用システムを示すネットワーク構成図。 DICOM規格における画像データの構成を示す説明図。 図2のデータ要素を構成するGroupの一例を示す説明図。 図2のデータ要素を構成するデータ型(VR)の一例を示す説明図。 DICOM規格におけるサービス種別の一例を示す説明図。 本発明の一実施形態に係る画像データ通信装置を示す構成図。 本発明の一実施形態に係る画像データ通信装置のハードウェア構成を示すブロック図。 本発明の一実施形態に係る画像データ通信装置の画像送信処理を説明するフローチャート。 DICOM規格における通信方式(Transfer Syntax)の一例を示す説明図。 本発明の一実施形態における送信データ制御情報テーブルを示す説明図。 本発明の一実施形態における送信データ作成方法情報テーブルを示す説明図。 画像データ管理部におけるデータベース構造の一例を示す説明図。 図12の患者情報テーブルの一例を示す説明図。 図12の検査情報テーブルの一例を示す説明図。 図12のシリーズ情報テーブルの一例を示す説明図。 図12の画像情報テーブルの一例を示す説明図。 図12の装置情報テーブルの一例を示す説明図。 本発明の一実施形態における仕様識別部の設定画面の一例を示す説明図。 本発明の一実施形態における仕様識別部のファイル選択画面の一例を示す説明図。 本発明の一実施形態における送信データ制御情報の作成処理の流れを説明するフローチャート。 本発明の第2の実施形態に係る画像データ通信装置を示すブロック図。 本発明の第3の実施形態に係る画像データ通信装置を示すブロック図。 本発明の一実施形態に係る画像データ通信システムを示すブロック図。
符号の説明
1…画像データ通信装置
2…コンピュータ本体
3…入力装置
4…出力装置
5…表示装置
6…外部記憶装置
7…内部記憶装置
8…ネットワークインタフェース
10…ネットワーク
11…画像データ送信部
12…画像データ管理部
13…送信データ生成管理部
14…情報作成部
15…仕様識別部
16…仕様情報取得部
17…情報検索部
18…情報照会部
19…情報回答部
21,22,23,24,25,221,222…データベース
31…情報要求部
32…情報応答部
100…X線CT装置(医用画像診断装置)
200…超音波診断装置(医用画像診断装置)
300,400…PACSワークステーション(医用画像管理装置)
500…センターシステム

Claims (10)

  1. ネットワークに接続可能な医用機器内に構成され、前記ネットワークに接続された他の医用機器との間で画像データの通信を行う画像データ通信装置であって、
    付帯情報を含む画像データを管理する画像データ管理部と、
    通信相手を特定する通信先識別情報とサービス種別を識別するサービス種別情報、及び前記通信先識別情報に対応させて送信データの作成に必要なタグ情報と送信データ作成方法情報を含む標準用データを保管し管理する送信データ管理部と、
    前記通信相手が画像データを処理する際に必要な仕様情報を、前記通信相手から取得する仕様情報取得部と、
    前記通信先識別情報を入力して通信相手を指定し、前記仕様情報取得部から該当する通信相手の仕様情報を抽出する仕様識別部と、
    前記抽出した仕様情報と前記標準用データに含まれるタグ情報を比較し、同じタグ情報が存在する場合に、前記標準用データを用いて前記指定した通信相手に対する送信データ制御情報を生成する送信データ生成部と、
    前記送信データ制御情報に基づいて前記画像データ管理部の画像データを処理し、前記通信相手に対して画像データを送信する画像データ送信部と、を具備したことを特徴とする画像データ通信装置。
  2. 画像データは、複数のデータ要素のセットとして構成され、前記データ要素は前記サービス種別によってタイプが決められた前記タグ情報を含むことを特徴とする請求項1記載の画像データ通信装置。
  3. 前記送信データ制御情報は、少なくとも通信先識別情報、サービス種別情報、タグ情報、送信データ作成方法を識別する情報をセットとして含むことを特徴とする請求項1記載の画像データ通信装置。
  4. さらに、前記抽出した仕様情報と前記標準用データを比較し、抽出した仕様情報に前記タグ情報に対応する情報が存在せず、前記標準用データに前記タグ情報が存在する場合は、そのタグ情報を前記抽出した仕様情報に追加して適正化し、前記標準用データに含まれないタグ情報が前記抽出した仕様情報に存在する場合は、警告用の情報を生成する情報作成部を有することを特徴とする請求項1記載の画像データ通信装置。
  5. 前記情報作成部は、さらに情報検索部を有し、
    前記情報検索部は、送信データ作成方法情報を保管した第1のデータベースにアクセス可能であって、
    前記情報作成部は、前記標準用データに含まれる送信データ作成方法情報テーブルのレコードと、前記抽出した仕様情報を比較し、タグ情報が前記送信データ作成方法情報テーブルに存在せず、前記抽出した仕様情報に存在する場合には、前記情報検索部に指示して前記第1のデータベースを検索し、
    前記情報検索部が前記仕様情報に存在するタグ情報に合致した送信データ作成方法情報を見つけた場合に、前記情報作成部は、見つけた送信データ作成方法情報を前記の送信データ作成方法情報テーブルに追加することを特徴とする請求項4記載の画像データ通信装置。
  6. 前記情報作成部は、さらに情報照会部を有し、
    前記情報照会部は、前記ネットワークを介して情報回答部と通信可能であって、前記情報回答部には送信データ作成方法情報を保管した第2のデータベースが接続され、
    前記情報作成部は、前記標準用データから読み出した送信データ作成方法情報テーブルのレコードと、前記抽出した仕様情報を比較し、タグ情報が前記送信データ作成方法情報テーブルに存在せず、前記抽出した仕様情報に存在する場合には、前記情報照会部を呼び出し、前記情報回答部に指示して前記第2のデータベースを検索し、
    前記情報回答部が前記仕様情報に存在するタグ情報に合致した送信データ作成方法情報を見つけた場合、前記情報照会部は、見つけた送信データ作成方法情報を前記情報作成部に送信し、
    前記情報作成部は、受信した送信データ作成方法情報を前記標準用データの送信データ作成方法情報テーブルに追加することを特徴とする請求項4記載の画像データ通信装置。
  7. ネットワークに接続した医用機器及び前記ネットワークに接続されたセンター部に構成され、前記ネットワークを介して複数の医用機器間で画像データの通信を行うための画像データ通信システムであって、
    前記センター部は、
    通信相手を特定する通信先識別情報とサービス種別を識別するサービス種別情報、及び前記通信先識別情報に対応させて送信データの作成に必要なタグ情報及び送信データ作成方法情報を含む標準用データを保管し管理する送信データ管理部と、
    前記通信相手が画像データを処理する際に必要な仕様情報を、前記通信相手から取得する仕様情報取得部と、
    要求に応じて通信相手となる医用機器を指定し、前記仕様情報取得部から該当する通信相手の仕様情報を抽出する情報応答部と、
    前記抽出した仕様情報と前記標準用データに含まれるタグ情報を比較し、同じタグ情報が存在する場合に、前記標準用データを用いて前記指定した通信相手に対する送信データ制御情報を生成する送信データ生成部と、を有し、
    前記医用機器は、
    付帯情報を含む画像データを管理する画像データ管理部と、
    前記通信相手の機器情報及びサービス種別情報を入力して通信相手を指定し、前記センター部の前記情報応答部に対して前記送信データ制御情報の要求を送信する情報要求部と、
    前記情報要求部が前記情報応答部を介して前記送信データ制御情報を受信したときに、受信した送信データ制御情報に基づいて前記画像データ管理部の画像データを処理し、前記通信相手に対して画像データを送信する画像データ送信部と、を有することを特徴とする画像データ通信システム。
  8. 前記画像データは、複数のデータ要素のセットとして構成され、前記データ要素は前記サービス種別によってタイプが決められた前記タグ情報を含むことを特徴とする請求項7記載の画像データ通信システム。
  9. 前記送信データ制御情報は、少なくとも通信先識別情報、サービス種別情報、タグ情報、送信データ作成方法を識別する情報をセットとして含むことを特徴とする請求項7記載の画像データ通信システム。
  10. さらに前記センター部は、
    前記抽出した仕様情報と前記標準用データを比較し、抽出した仕様情報に前記タグ情報に対応する情報が存在せず、前記標準用データに前記タグ情報が存在する場合は、そのタグ情報を前記抽出した仕様情報に追加して適正化し、前記標準用データに含まれないタグ情報が前記抽出した仕様情報に存在する場合は、警告用の情報を生成する情報作成部を有することを特徴とする請求項7記載の画像データ通信システム。
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