JP5146005B2 - 定着装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、プリンタ、ファクシミリ、複写機等の画像形成装置に用いられる定着装置に関するものである。
複写機及びプリンタ等の電子写真式画像形成装置は、像担持体たる感光体上に形成された静電潜像を、現像装置から供給される現像剤を用いて現像し、それによって得たトナー像を画像記録材(転写紙)上に転写して、しかる後に定着装置によって定着して画像形成を行っている。従来、定着装置として様々な定着様式のものが提案されているが、一般的に広く普及しているのは、内部に加熱手段を備えた定着部材(定着ローラ)と、該定着部材に対向する加圧部材(加圧ローラ)とを有し、定着ローラ外周に加圧ローラを圧接させ、その状態で両ローラのニップ部に未定着トナーを担持した転写紙を通過させ、それによって該トナーを加熱しながら加圧して定着させるような様式のものである(ヒートローラ定着方式)。この様式では、両ローラ共、熱源を備えたものもある。
ヒートローラ定着方式では、転写紙上のトナーを溶融し加圧することで転写紙への定着を行うものであるから、溶融トナーは転写紙を定着ローラの表面に付着させるため、定着ローラから転写紙を剥離するための構成が必要である。そこで転写紙剥離のために、ローラ表面に、転写紙を分離搬送させるための分離爪が常に一定の圧力で押圧され接触摺動するようになった構成が広く採用されている。そして分離爪の先端、つまり定着ローラとの接触点は転写紙の分離性を高めるために一般的に鋭利な形状となっている。
この様な構成の分離爪を備えた定着部、若しくは定着部以降の排紙部で通紙中に転写紙の紙詰まりが発生する際、定着装置内で転写紙が蛇腹状になってしまう場合がある。例えば、通常時での分離爪による定着ローラ表面の削れを抑制するための構成として、回動可能に支承された分離爪に直接的に星型の拍車部材を位置固定に設けることが知られている(特許文献1参照)。しかしながら、この構成では、蛇腹状の紙詰まりが発生すると、分離爪の搬送面を転写紙によって押圧されるだけでなく、拍車部材に蛇腹ジャム紙が拍車部材を当接する時にも分離爪全体が押圧されることとなって、定着ローラへの過剰な負荷がかかるという問題がある。
特開2001−265141号公報
定着装置の転写紙搬送機構においては、転写紙のジャムが不可避的に発生するため、ジャム検知センサーが、前記分離爪の後方に備えられる。特に、転写紙との接触に連動して揺動するフィラーを備えたジャム検知センサーが配置される場合、複数枚複写時に、転写紙が分離爪、拍車、ジャム検知フィラーの順番で通過した際、先行紙がジャム検知フィラーを通過後、フィラーが付随されるスプリング力でホームポジションに戻る際に後行紙の先端がフィラーを戻すためのスプリング力に負けフィラー引っかかりジャムを発生させることがある。また、一枚複写の場合でも転写紙の先端に拍車負荷、フィラー負荷と連続的に抵抗が加わることにより、ジャムが発生することがある。
そこで、本発明は、定着装置の転写紙搬送機構において、分離爪以降に配置された拍車、及びジャム検知センサーのフィラーによって発生する転写紙のジャムを抑制可能な定着装置を提供することを主な目的とする。さらに、該定着装置を備えた画像形成装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために提供する本発明は、以下の通りである。
〔1〕 画像記録材を挟持・加圧して定着を行う定着部材(定着ローラ1)と、排紙ガイド板(排紙上ガイド板7)に設けられ、先端部(分離爪先端3b)が前記定着部材の表面に接するように、又は少なくともジャム発生時に画像記録材に押圧されることにより前記定着部材表面に接するように配置された分離爪(分離爪3)と、その先端が排紙ガイド板に向けて設けられ、画像記録材との接触に連動して揺動するフィラー10aを有するジャム検知センサー(ジャム検知センサー10)と、前記排紙ガイド板において、前記分離爪の近傍に設けられた分離爪拍車部材(分離爪拍車部材5)と、前記排紙ガイド板(排紙上ガイド板7)において、前記フィラーの近傍に設けられたガイド板拍車部材(ガイド板拍車部材11)と、を少なくとも備え、前記定着部材からの画像記録材の排出経路を形成する一面側(上部の排紙上ガイド板7側)で画像記録材排出方向に前記分離爪、前記分離爪拍車部材、前記フィラー、前記ガイド板拍車部材をこの順番で配置して、前記排紙ガイド板上における前記分離爪と前記フィラーとの間に、前記画像記録材を排出経路に案内する突起部(ガイド板突起部7a)を備えたことを特徴とする定着装置である
〔2前記突起部が、前記ガイド板拍車部材の最大外形より小さい突起で配置されたことを特徴とする前記〔1〕に記載の定着装置である。すなわち、排紙ガイド板平坦面からの前記突起部の頂点の高さが、ガイド板拍車部材と画像記録材との接触点の高さよりも低い位置にある。
前記突起部が、前記フィラーの可動逃げ穴の両側の画像記録材排出方向に設けられたことを特徴とする前記〔1〕または〔2〕に記載の定着装置である。
前記突起部が、画像記録材を案内する傾斜面を有することを特徴とする特徴とする前記〔1〕から〔〕のいずれかに記載の定着装置である。該傾斜面は、前記画像記録材が小さな抵抗で案内される滑らかな形状である。
前記突起部が、前記分離爪の配置された前記排紙ガイド板と同一部材で一体に形成されたことを特徴とする前記〔1〕から〔〕のいずれかに記載の定着装置である。
前記突起部が、前記分離爪の配置された前記排紙ガイド板と異なる部材として形成されたことを特徴とする前記〔1〕から〔〕のいずれかに記載の定着装置である。
前記突起部が、その両側に前記ガイド板拍車部材が配置される位置に設けられたことを特徴とする前記〔1〕から〔〕のいずれかに記載の定着装置である。
〕 前記〔1〕から〔〕のいずれかに記載の定着装置を備えたことを特徴とする画像形成装置である。
本発明によれば、定着装置の転写紙搬送機構において、分離爪以降に配置された拍車、及びジャム検知センサーのフィラーによって発生する転写紙のジャムを抑制可能な定着装置を提供することができる。また、該定着装置を備えた画像形成装置を提供することができる。
本発明の効果として、請求項1の発明によれば、画像記録材を挟持・加圧して定着を行う定着部材と、先端部が前記定着部材の表面に接するように、又は少なくともジャム発生時に画像記録材に押圧されることにより前記定着部材表面に接するように配置された分離爪と、画像記録材との接触に連動して揺動するフィラーを有するジャム検知センサーと、
排紙ガイド板において、前記分離爪の近傍に設けられた分離爪拍車部材と、排紙ガイド板において、前記フィラーの近傍に設けられたガイド板拍車部材と、を少なくとも備え、前記定着部材からの画像記録材の排出経路を形成する一面側で画像記録材排出方向に分離爪、分離爪拍車部材、フィラー、ガイド板拍車部材をこの順番で配置して、前記分離爪とフィラーとの間に、前記画像記録材を排出経路に案内する突起部を設けることにより、ジャム検知センサーのフィラーによる画像記録材のジャムを未然に防ぐことができる。
また、突起部を、分離爪が配置された排紙ガイド板に設けるという構成としたので、分離爪が配置された排紙ガイド板に対して、熱による画像記録材カールが当接した場合、事前に画像記録材が案内されるため、ジャム検知センサーのフィラーによるジャムの発生を未然に防ぐことができる。
請求項の発明によれば、請求項1に記載の定着装置において、突起部が、ガイド板拍車部材の最大外形より小さい突起で配置されたという構成としたので、拍車の本来の機能である画像記録材に対しての剥離性を損なうことなくスムーズに回転可能で、熱による画像記録材カールが進行時に当接した場合も事前に画像記録材が案内されるため、ジャム検知センサーのフィラーによるジャムの発生を未然に防ぐことができる。
請求項の発明によれば、請求項1または2に記載の定着装置において、突起部が、フィラーの可動逃げ穴の両側の画像記録材排出方向に設けられたという構成をとしたため、フィラー動作に関わらず安定した画像記録材の進入を促しフィラーによるジャムの発生を未然に防ぐことができる。
請求項の発明によれば、請求項1からのいずれかに記載の定着装置において、突起部が、画像記録材を案内する傾斜面を有するとういう構成としたため、抵抗無く滑らかに画像記録材の進入を促し、ジャムの発生を未然に防ぐことができる。
請求項の発明によれば、請求項1からのいずれかに記載の定着装置において、突起部が、分離爪の配置された排紙ガイド板に同一部材で一体に設けられた、という構成としたため、安定した形状を保ち安価で簡潔な形状を提供できる。
請求項の発明によれば、請求項1からのいずれかに記載の定着装置において、突起部が、分離爪の配置された排紙ガイド板と別の部材として設けられた、という構成としたため、突起部のみの保守点検時の交換が可能となる。また、ガイド板より優れた摺動部材を付加することにより画像記録材の安定した進入促すことができる。
請求項の発明によれば、請求項1からのいずれかに記載の定着装置において、突起部が、その両側にガイド板拍車部材が配置される位置に設けられたという構成としたため、いずれの拍車部材に対しても抵抗が少なく、画像記録材の安定した進入を促すことができる。
請求項の発明によれば、請求項1からのいずれかに記載の定着装置を備えた画像形成装置という構成としたため、定着装置の分離爪以降の拍車部材及びジャム検知センサーのフィラーによるジャムを抑制することができる。
以下に、本発明に係る定着装置の一実施の形態における構成について図面を参照して説明する。ただし、本発明は図面に示した実施形態に限定されるものではなく、他の実施形態、追加、変更、削除など、当業者が想到することができる範囲内で変更することができ、いずれの態様においても本発明の作用・効果を奏する限り、本発明の範囲に含まれるものである。
図1に、本発明に係る定着装置の一例をローラ軸線に対し垂直に切った面で示す。この定着装置は、ヒータ4が内蔵された定着ローラ1と、当該定着ローラ1へ不図示の加圧手段によって圧接される加圧ローラ2とを備えている。定着ローラ1は、例えば、アルミニウムや鉄製の素管の表面に、シリコーンゴムやフッ素ゴム等の弾性ゴム層を設け、更にその外周面にフッ素樹脂製のチューブを被せることによって構成されている。加圧ローラ2も同様に金属製の芯金表面にシリコーンゴムやフッ素ゴム等の弾性層を設け、更にその外周面にフッ素樹脂製のチューブを被せている。一般的に両ローラの弾性層は定着ローラ1側の方を薄く構成している。ヒータ4は定着ローラ1素管に内蔵されており、定着ローラ1を一定の温度となるよう、不図示のサーミスタによって測温を行いながら、ヒータ4の点灯を制御するようになっている。
定着ローラ1で溶融されるトナーによって、転写紙は定着ローラ1にくっつくことになるが、定着処理後、転写紙を定着ローラから剥離させるため、分離爪3が設けられている。定着ローラ1から定着処理後の転写紙を剥離させるための構成の例を図3に示す。
分離爪3は、定着ローラ1の回転軸と平行をなすように配置された分離爪軸3aを有し、この分離爪軸3aが軸穴6aに嵌合することで、保持部材6に回動自在に取り付けられている。更に分離爪3は、その上端に切欠部3dを有しており、これにスプリング13等の付勢手段の一端を引っ掛け、付勢手段の他端を定着装置本体のステー材9(図1に示す)に取り付けることで、分離爪軸3aを中心に図中反時計回り方向に弾性付勢させることになって、その先端3bが常時定着ローラ1表面へ一定の圧力で接触する。この分離爪先端3bは定着ローラからの転写紙の分離を確実に行うために鋭利な形状を有している。分離爪3は耐熱性樹脂によって形成され、更にその表面をPFAやPTFEのフッ素系樹脂によってコーティングされている。
更に上記分離爪保持部材6には、分離爪拍車部材5を取り付けるための軸穴6bが設けられ、分離爪拍車部材5がこの軸穴6bで回転可能に位置固定されている。分離爪拍車部材5は金属製であってもよいが、耐熱性樹脂で形成されていてもよい。分離爪拍車部材5の外周面は、分離爪先端3bが定着ローラ1に接触する状態において、分離爪3の転写紙に面する搬送面3cと同一面となるよう(面一)に配置されている。
なお、分離爪拍車部材5の形状としては、複数の突起を有する円形状(星形状)となるようにすることが好ましい。外周面に付けられた突起は転写紙が通過する際には回転自在になっていることに加え、転写紙先端との当接が鈍角となることによって、転写紙の進入時に拍車部材の回動を円滑に行える構成となり、画像擦れ等の画像品質を低下させず、前述のジャム発生時に分離爪搬送面への押圧を防止する。
このように構成された定着装置において、トナー像が転写された後の転写紙は、トナー像が転写された面を定着ローラ1側に向けた状態で定着装置のローラニップ部へ不図示の入口ガイド板によって案内される。そしてヒータ4によって加熱された定着ローラ1と加圧ローラ2に狭持されつつ搬送される。定着ローラ1と加圧ローラ2のニップ部では、定着ローラ1からの熱によって転写紙上のトナーが溶融し、この溶融したトナーが加圧ローラ2からの圧力によって転写紙上に永久画像として定着させられる。
ニップ部を通過した転写紙は溶融したトナーの粘性とニップ部の形状から、定着ローラ1側へ巻きつく方向へ搬送されるが、分離爪3によって、定着ローラ1に巻き付いた転写紙が定着ローラ1表面から剥離させら得る。更に排紙ガイド板(排紙上ガイド板7と排紙下ガイド板8)によって案内された転写紙は不図示の排紙ローラによって機外へ排出される。
以上が定着装置における定着動作であるが、次に定着装置での拍車部材及びジャム検知センサーのフィラーによるジャムが発生する際の転写紙の動きを説明する。なお、定着装置の定着ニップ以降の構成の一例を図2に、ジャム検知センサーのフィラーの動きを図4に示す。
排紙ガイド板のうち、上部の排紙上ガイド板7に付加される分離爪3によって剥離された転写紙は、そのままガイド板搬送の中心を通過するわけではなく、定着により与えられた余熱により、ほとんどの転写紙が先端上向きのカールが発生した状態で、分離爪拍車部材5に接触し、図4の10a―1から10a―4に示すようにジャム検知センサーのフィラー10aを倒しつつ、次のガイド板拍車部材11へ接触、該ガイド板拍車部材11を回転させ排紙ローラ対へと進入する。しかし、分離爪3より剥離された転写紙先端はフィラー10aを抜けた後、該フィラー10aの戻しスプリング反力によりホームポジションへ戻ろうとしているフィラー10aに下から押され、その力と、次の拍車部材11の接触抵抗との連続した二つの圧力抵抗を受けるため、転写紙の特性によっては先端のコシが負け、それ以上進まなくなり、撓み蛇腹状になりジャムが発生する。
またフィラー10aのホームポジション戻り角度によっては、ガイド板拍車部材11への接触と重なる進入角度位置12に転写紙が入り込み、転写紙の特性によっては高い確率でジャムが発生する場合がある。
ジャム検知センサー10は、排紙上ガイド板8に搭載されている。
本発明の突起部7aは、ジャム検知センサーのフィラー10aと前記ガイド板拍車部材11との間に設けられ、詳しくは、前記ガイド板拍車部材の画像記録材排出方向前方、ジャム検知センサーのフィラー10aの可動逃げ穴(可動域に設けられた溝部)の排紙上ガイド板7上に設けることが好ましい。図5、及び図6に一例を示す。
これにより、定着の余熱を帯びた転写紙は分離爪3、拍車部材5を抜けた後、突起部7aにより転写紙先端が進行方向へ案内され、フィラー10aを抜けた後の拍車(ガイド板拍車11)に接触しつつも、過度の抵抗を与えず搬送可能となりジャム発生の低減が可能となる。
突起部7aは、ジャム検知センサーのフィラー10a先端の可動逃げ穴の両側に設けられ、その両側にガイド板拍車部材が配置される位置に設けることができ、これにより、搬送品質の安定化が図れる。
突起部は、画像記録材を案内する傾斜面を有することが好ましい。すなわち、画像記録材が進入する面が、画像記録材が低い抵抗で案内される滑らかな形状であることが好ましい。また、突起部が、ガイド板拍車部材の最大外形より小さい突起で配置されたことが好ましい。
さらに、突起部は、分離爪の配置された排紙ガイド板と同一部材で一体に形成されていてもよく、異なる部材として形成されていてもよい。
以下に、本発明に係る画像形成装置の構成について説明する。
図7は、本発明に係る画像形成装置の構成例を示す断面図である。
画像形成装置100は、セットされた読取対象の原稿を読取装置130に送る自動原稿送り装置(ADF)120と、ADF120から送られてきた原稿を画像として読み取る読取装置130と、読取装置130で読み取られた画像データに基づいて画像を形成する画像形成部140と、を備える。また、画像形成部140は、本発明の根幹を成す定着装置112を備える。
図7において、41は回転体からなる像担持体の一例であるドラム形状の感光体を示す。この感光体41の周りには、図中に矢印で示す向きの回転方向順に、帯電ローラからなる帯電装置42と、露光手段の一部を構成するミラー43と、現像ローラ44aを備えた現像装置44と、画像記録材Pとしての転写紙に現像画像を転写する転写装置48と、感光体41の周面に摺接するブレード46aを備えたクリーニング装置46等が配置してある。感光体41は、帯電装置42と現像ローラ44aとの間で露光手段によりミラー43を介して露光光Lbで走査されて露光される。この感光体41上の露光光Lbが照射される位置を露光部150と言う。
転写装置48は感光体41の下面と対向させて設けてある。この感光体41上の転写装置48と対向する部位が転写部47である。この転写部47の転写紙P搬送方向の上流側には、一対のレジストローラ49が設けてある。図示しない給紙トレイに収納された転写紙Pは給紙コロ110により給紙されて図示しない搬送ガイドによりレジストローラ49に向けて搬送案内される。また、転写部47より用紙P搬送方向の下流側には、本発明に係る定着装置112が配置してあり、定着装置112のニップ部出側の排紙経路に排紙センサ111を備える。該排紙センサ111は、印刷ジョブの最後の転写紙Pのニップ部の通過を検知して、検知信号を出力するようになっており、この検知信号により印刷終了を検出することができる。
この画像形成装置における画像形成は次のようにして行う。感光体41が図示しない駆動部により回転駆動されて回転を始め、この回転中に感光体41が暗中において帯電装置42により均一に帯電され、露光手段によりミラー43を介して露光光Lbで露光部150が走査されることで、作成すべき画像に対応した潜像が感光体41に形成される。この感光体41上の潜像は、感光体41の回転により現像装置44に移動し、ここで現像装置44により現像されてトナー像が形成される。
一方、給紙コロ110により給紙トレイ上の記録材としての転写紙Pが給紙され、この用紙Pは図中に破線で示す搬送経路を経て一対のレジストローラ49の位置で一旦停止し、感光体41上のトナー像と転写部47で合致するような送り出しのタイミングを待つ。そして、そのタイミングでレジストローラ49が回転して用紙Pを送り出し、この用紙Pは転写部47に向けて搬送される。感光体41上のトナー像と用紙Pとが転写部47で合致し、転写装置48による電界によって感光体41上のトナー像が用紙P上に転写される。
こうしてトナー像が転写されてこれを担持する用紙Pは、ついで定着装置112に向けて送り出される。用紙P上のトナー像は定着装置112を通過する間にその転写紙P上に定着され、このトナー像が定着された転写紙Pは図示しない排紙部へ排紙される。
一方、転写部47で転写されずに感光体41上に残った残留トナーは、感光体41の回転と共にクリーニング装置46に至り、クリーニング装置46を通過する間に清掃されて次の画像形成に備える。
本発明に係る定着装置の一実施の形態における構成を示す断面図である。 本発明に係る定着装置の定着ニップ以降の構成例を示す断面図である。 本発明に係る定着装置の分離爪の構成の詳細を示す断面図である。 本発明に係る定着装置のジャム検知センサーのフィラーの動作を示す断面図である。 本発明に係る定着装置の排紙上ガイド板の構成の詳細を示す図である。 本発明に係る定着装置の突起部の例を示す図である。 本発明に係る画像形成装置の概略を示す断面図である。
符号の説明
1 定着部材(定着ローラ)
2 加圧部材(加圧ローラ)
3 分離爪
3a 分離爪軸
3b 分離爪先端
3c 搬送面
3d スプリング引っ掛け部
4 ヒータ
5 分離爪拍車部材
6 保持部材
6a 軸穴
7 排紙上ガイド板
7a 突起部
7b フィラー可動逃げ穴
8 排紙下ガイド板
9 ステー材
10 ジャム検知センサー
10a フィラー
11 ガイド板拍車部材
12 フィラーとガイド板拍車部材との接点
13 分離爪圧スプリング
41 感光体
42 帯電装置
43 ミラー
44a 現像ローラ
46 クリーニング装置
46a ブレード
47 転写部
48 転写装置
49 レジストローラ
100 画像形成装置
110 排紙コロ
111 排紙センサ
112 定着装置
120 自動原稿送り装置
130 読取装置
140 画像形成部
150 露光部
P 転写紙(画像記録材)
Lb 露光光

Claims (8)

  1. 画像記録材を挟持・加圧して定着を行う定着部材と、
    排紙ガイド板に設けられ、先端部が前記定着部材の表面に接するように、又は少なくともジャム発生時に画像記録材に押圧されることにより前記定着部材表面に接するように配置された分離爪と、
    その先端が排紙ガイド板に向けて設けられ、前記画像記録材との接触に連動して揺動するフィラーを有するジャム検知センサーと、
    前記排紙ガイド板において、前記分離爪の近傍に設けられた分離爪拍車部材と、
    前記排紙ガイド板において、前記フィラーの近傍に設けられたガイド板拍車部材と、を少なくとも備え、
    前記定着部材からの画像記録材の排出経路を形成する一面側で画像記録材排出方向に前記分離爪、前記分離爪拍車部材、前記フィラー、前記ガイド板拍車部材をこの順番で配置して、
    前記排紙ガイド板上における前記分離爪と前記フィラーとの間に、前記画像記録材を排出経路に案内する突起部を備えたことを特徴とする定着装置。
  2. 前記突起部が、前記ガイド板拍車部材の最大外形より小さい突起で配置されたことを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
  3. 前記突起部が、前記フィラーの可動逃げ穴の両側の画像記録材排出方向に設けられたことを特徴とする請求項1または2に記載の定着装置。
  4. 前記突起部が、画像記録材を案内する傾斜面を有することを特徴とする請求項1からのいずれかに記載の定着装置。
  5. 前記突起部が、前記分離爪の配置された前記排紙ガイド板と同一部材で一体に形成されたことを特徴とする請求項1からのいずれかに記載の定着装置。
  6. 前記突起部が、前記分離爪の配置された前記排紙ガイド板と異なる部材として形成されたことを特徴とする請求項1からのいずれかに記載の定着装置。
  7. 前記突起部が、その両側に前記ガイド板拍車部材が配置される位置に設けられたことを特徴とする請求項1からのいずれかに記載の定着装置。
  8. 請求項1からのいずれかに記載の定着装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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