JP5144629B2 - オープンラック式気化器の伝熱管およびヘッダー管 - Google Patents

オープンラック式気化器の伝熱管およびヘッダー管 Download PDF

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Description

本発明は、オープンラック式気化器の熱交換パネルを構成する伝熱管およびヘッダー管に関するものである。
液化天然ガス(以下、適宜LNGという)は、通常、低温高圧の液体である低温液化燃料として移送または貯蔵され、燃料として使用される前に気化される。そして、大量の低温液化燃料を効率的に気化させるために、海水の熱を利用したオープンラック式気化器(以下、適宜ORVという)が用いられる。
図1はORVの一例を説明する部分概略図であり、(a)は正面図、(b)は側面断面図である。図1(a)、(b)に示すように、ORV10は、多数配列された伝熱管2,2,…とこれらの伝熱管2を上下端で並列に接合するヘッダー管3,4からなる熱交換パネル1をさらに複数配列して備え、これら熱交換パネル1同士の間の上部に配されて各伝熱管2の外表面に供給される海水を貯めるトラフ(堰)7、および熱交換パネル1のそれぞれのヘッダー管3,4を並列に接合するマニホールド5,6をさらに備える。低温液化燃料は、下部マニホールド5から下部ヘッダー管3を介して伝熱管2内に下端から導入される。一方、図示しない供給手段によりトラフ7に貯められた海水は、トラフ7の側縁部から溢流して伝熱管2,2,…の外表面を濡らしながら垂下する。伝熱管2内に導入された低温液化燃料は、当該伝熱管2の外部を流通する海水により加熱されて(熱交換して)気化し、伝熱管2内を上昇する。この気化した燃料は、伝熱管2の上端から上部ヘッダー管4を介して上部マニホールド6へ導出される。すなわち、ORV10は熱交換器の一種であり、海水との熱交換によって低温液化燃料を加熱して気化するものである。
熱交換パネル1(伝熱管2およびヘッダー管3,4)には、熱伝導性や加工性等の観点から、通常、3000系、5000系、6000系等のアルミニウム合金が使用されている。しかしながら、熱交換パネル1はその外表面が海水に曝されるため、腐食し易いアルミニウム合金材では、一旦、外表面の侵食が始まるとその部分が集中的に侵されて孔食に至る虞がある。そのため、熱交換パネル1を構成するアルミニウム合金材には、その表面に防食処理を施す必要がある。特に、熱交換パネル1の下部では、内部の極低温(約−160℃)のLNGにより外側の海水が約0℃まで冷却されているため溶存酸素濃度が高く、より厳しい腐食環境となっている。また、熱交換パネル1の外表面には、上方から大量に流れ落ちる海水が衝突し、特に熱交換パネル1の下部(伝熱管2における下部ヘッダー管3近傍)における海水の流速は4m/s以上と高速で、外表面を損耗させる。さらに、海水による腐食と海水の流れによるエロージョン(侵食)との相乗効果によって流れ誘起腐食(FAC:Flow Accelerated Corrosion)が発生して、防食処理層の損耗を促進する。したがって、熱交換パネルへの防食処理は、一般的な腐食に対応する(耐食性)だけでなく、流れ誘起腐食への耐性(以下、耐FAC性)も要求され、さらに、これらの効果がオープンラック式気化器の長時間連続運転に対応可能となるように、耐久性も要求されている。
アルミニウム合金材への防食処理として、より電位の卑な金属を犠牲陽極として接続して、両者間の電位差によりこの犠牲陽極を優先的に金属イオンとして溶解させることでアルミニウム合金材を保護する電気防食法が挙げられる。その一例として、特許文献1に、熱交換パネルの海水に浸漬した部分にZn等の電位の卑な金属を電気的に接続した流電陽極方式を用いたORVが開示されている。しかしながら、近年、ORVは、ますます高効率化が図られて装置が大型化し、長時間連続運転する傾向にある。このため、ORVを構成する部材の大型化による落下海水の流速増大や連続長時間運転に耐えるような、より高い耐食性、耐久性、信頼性が求められていて、前記従来技術の方式では海水によるエロージョンを伴うORVの熱交換パネルの防食処理としては不十分である。
そこで、熱交換パネルを、アルミニウム合金材からなる基材の外表面に、より電位の卑なAl−Zn合金等を被覆した構成とし、このAl−Zn合金を犠牲陽極層として優先的にこの層のZnをイオンとして海水中に溶解させ、かつ基材を海水に接触させないことで基材を保護する熱交換パネルが開発されている。この、基材に犠牲陽極層を被覆する方法としては、基材と犠牲陽極層のクラッド材とする方法と、基材に犠牲陽極層の材料(Al−Zn合金)を溶射により被覆する方法がある。クラッド材によれば、膜厚の選択幅が大きく、強い密着性と気孔等の欠陥のない犠牲陽極層が得られる。しかしながら、組立前の板や管に形成する際にクラッド材とするため、熱交換パネルとして伝熱管とヘッダー管とを接合(溶接)する際に接合部の犠牲陽極層が除去されてしまい、接合後にこの部分に別途防食処理が必要であり、さらに、犠牲陽極層が損耗した際に修理、再生するのは困難である。一方、溶射により被覆した膜(溶射皮膜)は、組立後の複雑な構造の熱交換パネルの外表面に形成するのは容易であるが、その形成方法から、膜内部にある程度の気孔を含む構造であり、気孔を介して基材まで海水が浸入する虞がある。また、溶射皮膜は基材への密着性がクラッド材に比べて弱く、海水の流れにより剥離する虞があり、また冷却による氷結や温度差による応力で剥離や割れを生じる虞もある。さらに、犠牲陽極効果を長寿命化するべく厚膜化すると、いっそう剥離し易くなる上、1回の溶射(パス)で形成できる溶射皮膜の厚さに限界があるために、溶射パス数が増えてコストが増大する。
その対策として、特許文献2には、溶射後に機械加工を施して溶射皮膜の表面から所定深さの領域における気孔の面積率を10%以下に低減することにより、海水を浸入し難くして基材の腐食を抑制し、基材界面の腐食に伴う溶射皮膜の剥離を防止したORV用のアルミニウム合金材が開示されている。また、特許文献3,4には、溶射前に基材表面をブラスト処理で所定の表面粗さに粗面化することで溶射皮膜の密着性を高くしたORV用の伝熱管が開示されている。
特許第2843289号公報 特開2006−183087号公報 特開2005−265393号公報 特開2008−111638号公報
一般的な知見では、密着性は界面の結合状態に概ね依存し、さらに腐食環境にある場合は、腐食により界面の結合状態が劣化する。そのため、溶射法においても、前処理により界面の、すなわち基材の表面粗さを調整し、界面に隙間を形成しないこと、また腐食を促進する膜中の気孔を少なくするように、溶射皮膜が形成される。したがって特許文献2〜4に開示された従来技術によれば、耐食性や耐剥離性は向上するが、ORV用としてそれぞれ改良の余地がある。すなわち、本発明者らは、ORVの運転環境下では、単純な腐食よりも、冷却による氷結や温度差による応力の影響が大きいことに知見した。具体的には、腐食に加えて、氷結や温度差による応力を受けることにより初期段階で溶射皮膜に微小割れが生じ、微小割れの進行と共に基材と溶射皮膜との界面割れ(局所的な剥離)が生じ、その結果、非密着領域が広がって溶射皮膜が膨れ、さらに微小割れの進行と連動して溶射皮膜の脱落に至る。
本発明は、前記問題点に鑑みてなされたものであり、特にORVの運転環境下でも割れや剥離の生じ難い溶射皮膜を犠牲陽極層として被覆した伝熱管またはヘッダー管を提供することを目的とする。
本発明者らは鋭意研究した結果、溶射条件の調整にて可能な範囲で結晶子サイズや結晶配向性を制御することで、望ましい硬さとして、ORVの運転環境下でも割れや剥離の生じ難い溶射皮膜が得られることを見出した。すなわち、本発明に係るオープンラック式気化器の伝熱管またはヘッダー管は、アルミニウム合金からなる基材と、この基材の外表面の少なくとも一部に被覆されて当該基材の犠牲陽極層となるアルミニウム合金からなる厚さ100μm以上の溶射皮膜とを備える。そしてこの溶射皮膜は、前記基材との界面から少なくとも100μmの深さまでの領域において、結晶子の長さが180nm以下で、X線回析法におけるアルミニウムの結晶面方位(111)の回析ピーク強度が結晶面方位(200)の回析ピーク強度の1.9〜2.5倍であることを特徴とする。さらに溶射皮膜は、前記領域において、その厚さ方向の断面における気孔の面積率が1〜5%であることが好ましい。
このように、犠牲陽極層を溶射により形成して備えることで、基材を熱交換パネルに組み立てて溶接した後にその溶接部も含めて犠牲陽極層を被覆した部材とすることができる。そして、溶射皮膜の結晶組織を制御することで、ORVの運転環境下で割れや剥離の生じ難い硬さとすることができる。さらに気孔の面積率を所定範囲に限定することで、基材をいっそう腐食し難くして長寿命化の可能な犠牲陽極層となる。
本発明に係るオープンラック式気化器の伝熱管またはヘッダー管によれば、優れた耐食性および耐FAC性を長期にわたって維持することができる。
オープンラック式気化器の一例を説明する部分概略図であり、(a)は正面図、(b)は側面断面図である。 本発明に係るオープンラック式気化器の伝熱管およびヘッダー管の断面の部分拡大図である。
以下、本発明に係るオープンラック式気化器の伝熱管またはヘッダー管を実施するための形態について、図を参照して説明する。
図1に示すように、本発明に係る伝熱管2およびヘッダー管3,4は、オープンラック式気化器(ORV)10の熱交換パネル1を構成するものである。熱交換パネル1(伝熱管2およびヘッダー管3,4)の外側には海水が流通し、内部にはLNG(低温液化燃料、燃料ガス)が流通する。ORV10のその他構造および機能は、一例として前記説明した内容と同様であるため省略する。
図2に示すように、伝熱管2およびヘッダー管3,4は、管形状に成形された基材21と、この基材21の外表面の少なくとも一部に被覆された犠牲陽極層(溶射皮膜)22とを備える。ここで、少なくとも一部とは、ORV10(熱交換パネル1)において、特にLNGにより低温となりかつ海水の流速が高速となる下部、すなわち下部ヘッダー管3の全体およびその近傍である伝熱管2の下部とすることが好ましい。基材21のこの領域以外に被覆した犠牲陽極層については、後記の犠牲陽極層22の要件を必ずしも満足しなくてもよい。そして、犠牲陽極層22を被覆する領域において、本発明に係る伝熱管2とヘッダー管3,4とは積層構造が同じであるので、以下、適宜まとめて伝熱管2として説明する。以下に、伝熱管2を構成するこれらの要素について説明する。
〔基材〕
基材21は、特に限定されないが、通常、JIS規定の3000系、5000系、または6000系アルミニウム合金が用いられ、押出成形等の公知の方法で伝熱管2またはヘッダー管3,4の形状に加工される。基材21の厚さは特に限定されないが、伝熱管2(ヘッダー管3,4)の管径や長さ等に応じて必要な強度が得られる厚さに成形される。基材21は、伝熱管2およびヘッダー管3,4の形状にそれぞれ成形された後、溶接されて熱交換パネル1の形状に組み立てられる。なお、本発明に係る伝熱管2およびヘッダー管3,4は、それぞれ円筒形状としているが、これに限定されるものではない。
また、後記の犠牲陽極層22の形成(溶射)前に、犠牲陽極層22との界面となる基材21の外表面をブラスト処理等により粗面化することが好ましい。基材21の表面が粗面化されることで、溶射皮膜である犠牲陽極層22が剥離し難くなる。基材21の表面性状は特に限定しないが、算術平均粗さRa:15〜50μm、最大高さ粗さRz:150〜500μmが好ましい。
〔犠牲陽極層〕
犠牲陽極層22は、溶射材料として好適であり、かつ基材21を形成するアルミニウム合金より海水中での電位が卑となる(イオン化傾向が大きい)アルミニウム合金からなる。このようなアルミニウム合金として、Al−Zn合金、Al−Mg合金、Al−Zn−Mg合金等が挙げられる。すなわち、これらの元素を単独または二種以上を添加して、基材21を形成するアルミニウム合金の電位と比較して卑となる電位とすればよい。このようなアルミニウム合金で犠牲陽極層22を構成することにより、犠牲陽極層22が、腐食環境(海水中)で積極的にアノード反応(M→Mn++ne、M:Alおよび添加元素、n:価数)を起こすことで、基材21の腐食を防止する(犠牲防食)ことができる。犠牲陽極層22は、前記成分のアルミニウム合金を、例えば線状の溶射材料(溶線材料)として、電気を熱源とするアーク溶射法やプラズマ溶射法、ガスを熱源とするフレーム溶射法等の公知の溶射方法により基材21の表面に溶射されて形成される。
(犠牲陽極層の膜厚:100μm以上)
長期にわたる犠牲防食作用を付与するために、犠牲陽極層22の膜厚は100μm以上とし、250μm以上が好ましい。一方、犠牲陽極層22を厚くすると、熱交換効率が低下し、また剥離し易くなるため、膜厚は1000μm以下が好ましく、600μm以下がより好ましい。また、犠牲陽極層22は、基材21への密着性に特に影響の強い、基材21との界面から少なくとも100μmの深さまでの領域において、以下の通り規定する。
(結晶子の長さ:180nm以下)
溶射皮膜である犠牲陽極層22は多結晶膜であり、多結晶膜を構成する結晶子のそれぞれのサイズが小さいほど緻密な膜となって、冷却による氷結や温度差による応力で割れ難くなる。特に、基材21との界面から少なくとも100μmの深さまでの領域において、結晶子の長さが180nmを超えると、氷結や温度変化により犠牲陽極層22に微小割れが生じ易い。したがって、犠牲陽極層22は、結晶子の長さを180nm以下とし、150nm以下が好ましく、120nm以下がさらに好ましい。なお、結晶子の長さの下限は規定しないが、実質的には30nm以上である。
結晶子の大きさ(長さ)は、犠牲陽極層22の前記深さ領域における断面または界面(表面)方向に沿った面で切断して観察面とし、X線回析法(XRD)で解析して得られる。詳しくは、アルミニウム結晶の面方位(200)(Al(200))回折面で、回折プロファイルの拡がり(積分幅、ラジアン)をX線回折装置にて測定する。測定した回折プロファイルの拡がり(積分幅)をCauchy関数により補正し、補正した値を結晶子の大きさによる回折線の拡がり(積分幅)βとして、Scherrerの式:D=K・λ/(β・cosθ)に導入して、結晶子の長さ(径)Dが算出される。なお、K:Scherrer定数、λ:測定X線波長、θ:回折線のBragg角(回折角)である。
溶射皮膜の結晶子サイズは、溶射材料の種類、被処理物の形状、そして溶射の熱源や施工条件等に依存する。結晶子は熱に曝される時間が長いほど大きくなると考えられ、したがって、その時間を形成方法やその条件により短くすることで結晶子サイズを小さくできると考えられる。なお、熱の温度(値)の依存性すなわち材料の溶融温度の依存性は小さい。したがって、溶射皮膜においては、溶射距離(溶射装置から被処理物(基材)までの距離)が近い方が、溶射材料が高温下にある飛行時間を短縮できるため、結晶子が小さくなる。また、1回の溶射(パス)における溶射量の少ない方が、溶射材料が被処理物に接触することで早期に冷却されて熱に曝される時間が短くなるため、溶射皮膜の結晶子が小さくなる。
このような知見は、通常の溶射における施工条件の考え方とは大きく異なる。溶射距離については、特に被処理物が大きく、形状が複雑な場合、例えば本発明のような熱交換パネル1の形状に組み立てられた基材21に対しては、広い領域へ一様に溶射できることから、溶射距離を長くして、具体的には少なくとも300mm程度とすることが一般的であった。また、近距離の溶射では被処理物に熱歪みが生じるため、溶射距離をある程度は設ける必要がある。しかし、300mm程度またはそれ以上の溶射距離によるアルミニウム合金の溶射皮膜では、結晶子が大きくなってその長さは200nm以上、溶射皮膜の部位やその他の施工条件によっては250nm以上に大きくなる。また、溶射距離を長くして一度に広い領域に溶射すると、被処理物の形状等によっては溶射領域内に溶射角度のばらつきを生じて、小さい溶射角度による溶射皮膜が形成されて好ましくない。本発明に係るORV10の伝熱管2およびヘッダー管3,4は、その製造について、犠牲陽極層22(溶射皮膜)の形成における溶射条件を制限するものではないが、基材21の熱歪みを避けつつ犠牲陽極層22の結晶子の長さが本発明の範囲となるように、溶射距離を設定することが望ましい。具体的には溶射距離を200mm以下とすることが好ましく、150mm以下とすることがより好ましく、さらに後記の他の条件を組み合わせることで、犠牲陽極層22の結晶子の長さが本発明の範囲となるようにする。
また、通常の溶射において1回の溶射パスでの溶射量で溶射皮膜は150〜250μmの厚さまで形成でき、例えばそれより厚い溶射皮膜を形成する場合は、作業性やコストの観点から1回の溶射パスで膜厚が少なくとも100μm程度になるような溶射量にすることが一般的であった。しかし、このような1回の溶射パスで膜厚100μm程度となる溶射量では溶射皮膜の結晶子が大きくなり、例えば前記したように溶射距離を150mm程度に短くしても、アルミニウム合金の溶射皮膜の結晶子の長さは200nm以上、溶射皮膜の部位やその他の施工条件によっては250nm以上に大きくなる。本発明に係るORV10の伝熱管2およびヘッダー管3,4の製造においては、所望の膜厚の犠牲陽極層22を形成するための溶射パス数が増えて作業性が低減、またコストの増大となるものの、1回の溶射パスでの溶射量を抑えることで、犠牲陽極層22の結晶子を小さくすることができる。したがって、前記の溶射材料の種類や被処理物(基材21)の形状等と、溶射条件すなわち溶射距離および1回の溶射パスでの溶射量との組合せにより、犠牲陽極層22の結晶子の大きさを本発明の範囲に抑えることが重要である。また、結晶子の大きさは、溶射皮膜(犠牲陽極層22)において、基材21との界面から少なくとも100μmの深さまでの領域で規制すればよいので、例えば、少なくとも累計100μmの膜厚になるまでの1〜数回目の溶射パスのみ、1回あたりの溶射量を少なく、また溶射距離を近距離として形成し、以降の溶射パスは作業性等を優先させる条件としてもよい。
(XRDにおける結晶面方位Al(111)の回析ピーク強度がAl(200)の1.9〜2.5倍)
多結晶膜である犠牲陽極層22を構成する結晶子のそれぞれは、隣接するもの同士で結晶方位が互いに異なる。アルミニウムの結晶構造は面心立方晶(fcc)構造であるため、その結晶面方位は(111)および(200)が主で、結晶配向は最緻密状態となる結晶面方位(111)が優先となり、その配向性が高く(結晶配向性が高く)なるほど多結晶膜の硬さが増大する。以下、アルミニウム結晶の面方位(111)のものをAl(111)、面方位(200)のものをAl(200)と表す。多結晶膜におけるAl(111)とAl(200)の分布状態、すなわち面積比はXRDにおける回析ピーク強度の比で表すことができ、前記の一般的なアルミニウム合金の溶射条件による溶射皮膜においては、Al(111)はAl(200)の1.7〜1.8倍の回析ピーク強度となる。本発明に係るORV10の伝熱管2およびヘッダー管3,4においては、溶射皮膜(犠牲陽極層22)が従来よりも硬くなるように、Al(111)の回析ピーク強度をAl(200)の1.9倍以上として配向性を高くし、耐エロージョン性を向上させる。好ましくは回析ピーク強度2.1倍以上である。一方、回析ピーク強度が2.5倍を超えると、犠牲陽極層22のAl(111)配向性が過大となって割れ易くなるため、2.5倍以下とし、好ましくは2.4倍以下である。
溶射皮膜の結晶配向性は被処理物に到達後の熱に影響されると考えられ、溶射距離を短くするとAl(111)の配向性が高くなり、また、1回の溶射パスでの溶射量を多くすると高くなる。したがって、前記したように、溶射距離および1回の溶射パスでの溶射量の組合せにより、犠牲陽極層22の結晶子の大きさを本発明の範囲に抑えると同時に、結晶配向性を本発明の範囲内となるように設定することが望ましい。また、溶射角度が小さいと(溶射方向を溶射面(被処理物表面)に平行に近付けると)配向性が低くなる傾向があるため、溶射角度は45°〜90°の範囲とすることが好ましい。
(厚さ方向の断面における気孔の面積率:1〜5%)
犠牲陽極層22は、その形成方法(溶射)から、内部にある程度の気孔22aを含む構造を有する。気孔22aは、図2の断面図ではそれぞれが分断されて示されているが、実際には他の気孔22aと通じているものが多い。気孔率が高い、すなわち気孔22aの数が多く、また1個あたりのサイズが大きくなると、複数の気孔22a,22a,…を介して犠牲陽極層22の表面から基材21との界面までが通じて、海水が基材21の表面まで到達する虞がある。したがって、腐食の進行を抑制するために、犠牲陽極層22は、厚さ方向の断面における気孔22aの面積率を5%以下とすることが好ましい。なお、この犠牲陽極層22における気孔22aの面積率の上限は、基材21との界面から100μmの深さまでの領域におけるものであるが、犠牲陽極層22の全領域においてこの上限以下の面積率であることがより好ましい。一方、気孔22aには温度変化による犠牲陽極層22の体積変化を緩和する働きがあるため、犠牲陽極層22が、基材21との界面近傍において気孔率が極度に低く、気孔22aの面積率が1%未満になると、氷結や温度変化により却って微小割れを生じ易くなる。したがって、犠牲陽極層22は、基材21との界面から少なくとも100μmの深さまでの領域においては、断面における気孔22aの面積率を1%以上とすることが好ましい。なお、犠牲陽極層22は、形成(溶射)後に表面からエポキシ樹脂等を封孔剤として含浸させて気孔22aに充填してもよい。
犠牲陽極層22の断面における気孔22aの面積率は、伝熱管2またはヘッダー管3,4を切り出した切断面を、鏡面研磨等、適宜処理して光学顕微鏡にて観察して求めればよい。気孔22aは空洞であっても、または封孔剤が充填されていても、犠牲陽極層22のアルミニウム合金部分とは色調が異なって見えるため、例えば光学顕微鏡にて100倍で撮影した写真を画像解析することによって、面積率を算出することができる。
溶射皮膜の気孔率も溶射条件によって変化し、例えば溶射角度を小さくすると増加する。また、溶射皮膜の表面にショットブラスト等を行って、表面近傍の気孔を機械的につぶして気孔率を低減することもできるので、1回の溶射パス後にショットブラスト等を行うことで、基材21との界面近傍における気孔率を低減することもできる。
以上、本発明を実施するための形態について述べてきたが、以下に、本発明の効果を確認した実施例を、本発明の要件を満たさない比較例と対比して具体的に説明する。なお、本発明はこの実施例によって制限を受けるものではなく、請求項に示した範囲で適当に変更を加えて実施することも可能であり、それらはいずれも本発明の技術的範囲に包含される。
〔供試材作製〕
伝熱管2およびヘッダー管3,4に代えて、下記の供試材を作製した。
基材として、A5083合金の厚さ5mmの板材を35mm×100mmに切り出して用いた。基材の片面を、ショットブラスト(ブラスト粒子:アルミナ#16〜20)にて算術平均粗さRa:20〜40μmに粗面化し、この面を先端がプラスチック製のデッキブラシでこすって、目視で確認できなくなるまでブラスト粒子を除去した。この基材の粗面化された面に、Al−2%Zn合金の線材を用いて、溶線式フレーム溶射法(酸素+プロパン炎)にて溶射皮膜を、膜厚300μm程度になるように形成して犠牲陽極層とした。また、表1に示すように、溶射距離は150mmまたは300mm、溶射角度は90°または45°、1回の溶射パスで形成する溶射皮膜の膜厚は25μm、50μm、100μmとした。さらに供試材No.7〜9については、膜厚が100μmに到達するまで、1パス毎にショットブラストを実施した。1回のショットブラストにつき、10μmの減肉があったため、その分を考慮して溶射パス数を増やした。
(犠牲陽極層の結晶子サイズ、結晶配向性)
得られた供試材を切り出し、切断面を研磨して、この切断面から無作為に5点において、溶射皮膜(犠牲陽極層)における基材との界面から50μmの深さ近傍を、X線回折装置にて特性X線Cu−Kα(波長λ:0.154nm)を用いてφ100μmの微小部XRD測定を実施した。Cauchy関数により補正した値を結晶子の大きさによる回折線の拡がり(積分幅)βとし、Scherrer定数Kを1.05として、Scherrerの式:D=K・λ/(β・cosθ)にて結晶子の長さDを算出した。結晶子の長さ、およびAl(111)/Al(200)の回析ピーク強度比を解析し、それぞれの5点の平均値を表1に示す。
(犠牲陽極層の気孔の面積率)
また、供試材の研磨した切断面を、光学顕微鏡にて100倍で5箇所撮影した。この撮影写真に対して、画像解析ソフト(ImageJ)を用いて画像を2値化して、溶射皮膜の基材との界面から50μmの深さ近傍における気孔の面積率を算出し、5視野の平均値を表1に示す。
〔評価〕
(熱サイクル試験)
ORVとして海水中で運転した場合の熱サイクルを含めた環境を再現するため、各仕様5枚の供試材に対して以下の試験を行った。塩水噴霧試験装置にて、供試材の溶射皮膜の形成面へ、塩水の噴霧を23時間行った後、濡れた状態でこの面を上にしてトレイに載置し、溶射皮膜が浸からない程度に液体窒素をトレイに入れて、溶射皮膜を凍結させた。次に、溶射皮膜にORVの実機温度差による圧縮応力を付加するために、圧縮試験装置にて供試材の長辺方向に0.38%の圧縮応力を加えた状態で5分間保持するまでを1サイクルとした。その後に塩水噴霧試験装置に戻して再び塩水を噴霧する工程から繰り返し、この試験を3ヶ月間行った。試験後、供試材を切り出し、切断面を研磨して、この面を観察面として以下の評価を行った。
(割れの観察)
供試材の切断面を光学顕微鏡にて400倍で観察して、割れと判別できるものの有無を評価した。直線距離10μm以上の割れが存在しないものを合格とし、さらに2.5μm以上の割れが存在するものを△、存在しないものを○とし、また不合格を×として、表1に示す。
(界面剥離の観察)
溶射皮膜の基材との界面を含む1mm×1mmの視野範囲を、光学顕微鏡にて400倍で観察して、間隔10μmの格子点法により各格子点にて界面の密着、非密着を判定した。ここで、非密着の点の3つ隣の格子点までに非密着の点が存在した場合は、この非密着の2点間における格子点も非密着点としてカウントする。非密着点数/全格子点数を非密着界面率とした。界面を視野に平行とすれば、全格子点を100点として評価できる。各仕様について無作為の5視野を観察してその平均を表1に示す。非密着界面率が30%を超えると、実機でも早期に剥離することがわかっていることから、非密着界面率が30%以下を合格とする。
Figure 0005144629
表1に示すように、溶射条件を変化させることで、溶射皮膜の結晶子サイズおよび結晶配向性を制御して、本発明の要件を満足する多結晶膜の犠牲陽極層を被覆することができた。そして、このような犠牲陽極層を備えた実施例である供試材No.1,2,4,5,7,8は、良好な耐剥離性を示した。ただし、供試材No.4,5は、犠牲陽極層が気孔を多く含むため、熱サイクル試験により基材表面(界面)の腐食に至り、耐剥離性の低下が観察された。また、犠牲陽極層の基材との界面近傍における気孔を極端に少なくした供試材No.7は、他の実施例よりも犠牲陽極層が割れ易い傾向が見られた。これに対して、犠牲陽極層の結晶子が大きい供試材No.3,6,9〜11は、熱サイクル試験により基材との界面近傍で割れを生じて剥離に至り、特に結晶配向性の低い供試材No.10,11は剥離が著しいものとなった。
10 ORV(オープンラック式気化器)
1 熱交換パネル
2 伝熱管
21 基材
22 犠牲陽極層(溶射皮膜)
22a 気孔
3 下部ヘッダー管(ヘッダー管)
4 上部ヘッダー管(ヘッダー管)

Claims (2)

  1. 外表面に供給される海水との熱交換によって内部に流通する液化天然ガスを気化させるオープンラック式気化器の熱交換パネルを構成する伝熱管またはヘッダー管において、
    アルミニウム合金からなる基材と、この基材の外表面の少なくとも一部に被覆されて当該基材の犠牲陽極層となるアルミニウム合金からなる厚さ100μm以上の溶射皮膜と、を備え、
    前記溶射皮膜は、前記基材との界面から少なくとも100μmの深さまでの領域において、結晶子の長さが180nm以下で、X線回析法におけるアルミニウムの結晶面方位(111)の回析ピーク強度が結晶面方位(200)の回析ピーク強度の1.9〜2.5倍であることを特徴とするオープンラック式気化器の伝熱管またはヘッダー管。
  2. 前記溶射皮膜は、前記基材との界面から少なくとも100μmの深さまでの領域において、その厚さ方向の断面における気孔の面積率が1〜5%であることを特徴とする請求項1に記載のオープンラック式気化器の伝熱管またはヘッダー管。
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