JP5143124B2 - 電気装置及びその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、電装置及びその製造方法に関するものである。本発明の実施態様は、光電気装置、特に、有機発光装置、及びこれらの装置の製造方法に関するものである。特に、本発明の実施態様は溶液処理技法を使用したこれらのタイプの装置の製造方法に関するものである。
電気装置の1つの種類は、発光(又は、光起電セルなどの場合の検出)用の有機材料を使用する光電気装置である。これらの装置の基本構造は、有機層への負電荷体(電子)注入用のカソード及び正電荷体(正孔)注入用のアノードの間に挟まれた有機発光層、例えば、ポリ(p−フェニレンビニレン)(PPV)又はポリフルオレンの膜である。電子及び正孔は有機層で結合し、光子を生成する。WO90/13148においては、有機発光材料はポリマーである。US4,539,507においては、有機発光材料は(8−ヒドロキシキノリン)アルミニウム(Alq3)のような低分子材料として知られる種類のものである。実用的な装置においては、電極の1つは透明であり、光子が装置から放出されるのを可能にする。
典型的な有機発光装置(OLED)は、インジウム錫酸化物(ITO)のような透明なアノードで覆われたガラス又はプラスチック基板上に形成される。少なくとも1つの電子発光有機材料の薄膜層は第1の電極を覆う。最後に、カソードが電子発光有機材料層を覆う。カソードは、通常、金属又は合金であり、アルミニウムのような単層、又はカルシウムとアルミニウムのような複数層から構成される。
作動においては、正孔がアノードを貫通して装置に注入され、電子がカソードを貫通して装置に注入される。正孔と電子は有機電子発光層中で結合して励起子を形成し、次いで、放射性崩壊して光を放出する(光検出装置においては、このプロセスは本質的に逆に進行する)。
OLEDは電子光装置の特に有利な形を提供することができる。これは、明るく、カラフルで、立ち上がりが早く、広い視野角を提供、多様な基板上に簡易に安価で製造される。有機(ここでは有機金属を含む)LEDは、使用される材料に応じて、一連の色で(又はマルチカラーディスプレイで)ポリマー又は低分子を使用して製造される。典型的なOLED装置は、有機材料の2つの層から形成され、そのうちの1つは、発光ポリマー(LEP)、オリゴマー、デンドリマーまたは発光低分子量材料などの発光材料層であり、他方は、導電性ポリマー、例えば、ポリチオフェン誘導体又はポリアニリン誘導体のような正孔輸送材料の層である。
有機LEDは、単色又はマルチカラー画素ディスプレイを形成するために画素のマトリックス中の基板に堆積される。マルチカラーディスプレイは、赤、緑及び青色発光画素の群を使用して製造される。いわゆるアクティブマトリックスディスプレイは、各画素に連結された記憶素子、通常は、ストレージキャパシタとトランジスタを有し、パッシブマトリックスディスプレイはそのような記憶素子を有することはなく、その代り、安定したの印象を得るために繰り返しスキャンされる。
気相蒸着並びにスピンコート及びインクジェット印刷のような溶液処理技法を含む多くの異なる方法が有機材料の堆積に使用されてきた。
図1は、OLED装置100の例の垂直断面図を示す。アクティブマトリックスディスプレイにおいては、画素の一部領域は、連結される駆動回路(図1に図示しない)によって占められている。この装置の構造は、例示のために若干簡略化されている。
OLED100は、アノード層106がその上に堆積されている、通常0.7mm又は1.1mmのガラスだが、選択的には透明なプラスチックの基板102から構成される。アノード層は、通常、約150nmの厚さのITO(インジウム錫酸化物)から構成され、その上に時にアノード金属と呼ばれる、通常500nmのアルミニウムの金属接触層が供給される。ガラス基板はITOで覆われ、接触金属はCorning,USAから購入できる。接触金属(及び選択的にITO)は、ディスプレイを覆わないように、従来のフォトリソグラフィープロセス及びこれに続くエッチングにより所望のようにパターニングされる。
選択的な、実質的に透明な正孔輸送層108aがアノード金属の上に供給され、続いて電子発光層108bが供給される。バンク112は、例えば、ポジ型又はネガ型フォトレジスト材料によって基板上に形成され例えば液滴堆積又はインクジェット印刷技術によって選択的にこれらの活性有機層がその中に堆積されるウェル114を規定する。したがって、このウェルは、発光領域又はディスプレイの画素を規定する。
次いで、カソード層110がいわゆる物理蒸着によって適用される。カソード層は、通常、より厚いアルミニウムのキャップ層で覆われたカルシウム又はバリウムのような低仕事関数の金属から構成され、選択的電子エネルギーレベルの整合の改良のためにフッ化リチウムの層のような電子発光層に直接隣接する追加の層を含む。パッシブマトリックス装置の場合、カソード線の相互の電気的隔離はカソードセパレータ(図3bの構成要素302)の使用によって達成される。通常、多くのディスプレイが単一の基板上に形成され、製造プロセスの最後に基板はけがきされ、ディスプレイは分離される。ガラスシート又は金属缶のようなカプセル材が酸化及び湿気の侵入を防止するために利用される。
ポリマーベースのOLEDの場合、層108は、正孔輸送層108a及び発光ポリマー(LEP)電子発光層108bから構成される。電子発光層は、例えば、PPV(ポリ(p−フェニレンビニレン)の約70nmの(乾燥)厚さから構成されてよく、アノード層と電子発光層の正孔エネルギーレベルの整合を助ける正孔輸送層は、例えば、PEDOTPSS(ポリスチレン−スルホネートがドープされたポリエチレン−ジオキシチオフェン)の約50〜200nm、好ましくは150nmの(乾燥)厚さから構成されてよい
図2は、活性色層の1つの堆積の後の3色アクティブマトリックス画素OLEDディスプレイ200の一部の上面図(すなわち、基板側からではない)を示す。この図は、バンク112とディスプレイの画素を規定するウェル114のアレイを示す。
図3aは、パッシブマトリックスOLEDディスプレイをインクジェット印刷するための基板300の上面図を示す。図3bは、Y−Y'に沿った図3aの基板の断面図を示す。
図3a及び図3bを参照すると、パッシブマトリックスディスプレイの場合、基板に、隣接するカソード線(これは領域304に堆積される)を分離するための複数のカソード切り込みセパレータ302が供給される。複数のウェル308は各ウェル308の周囲に形成されるバンク310によって規定され、アノード層306をウェルの基底に露出させる。バンクは、堆積される有機材料の溶液によって濡れないように疎水性表面を提供し、したがってウェル内に堆積される材料が収まるのを助ける。これは、EP0989778に開示されるO2/CF4プラズマによるポリイミドなどのバンク材料の処理によって達成される。あるいは、プラズマ処理工程は、WO03/083960に開示されるフッ素化ポリイミドのようなフッ素化材料の使用によって回避することができる。カソード切り込みセパレータは、例えば、任意の所与の画素が前記画素に連結されるトランジスタによって活性化されるアクティブマトリックスディスプレイの場合には、必要とされないことは明らかである。
前述したように、バンク及び(存在する場合)セパレータ構造は、例えば、バンクに対してポジ型(又はネガ型)レジスト及びセパレータに対してネガ型(又はポジ型)レジストを使用して、レジスト材料から形成されてよい。これら両者のレジストはポリイミド系であり、スピンコートにより基板に被覆されてもよく、又はフッ素化若しくはフッ素化様フォトレジストが採用されてもよい。示される例において、カソードセパレータは約5μmの高さ、約20μmの幅を有する。バンクの幅は通常20μm及び100μmの間であり、示される例においては、(バンクが高さ約1μmとなるように)各末端で4μmのテーパを有する。図3aの画素は約300μm四方であるが、画素の大きさは意図する製品に応じてかなり変化することができる
インクジェット印刷技術を使用した有機発光ダイオード(OLED)の材料の堆積は多くの文献に記載されており、例えば、T. R. Hebner, C.C. Wu, D. Marcy, M.H. Lu and J. C. Sturm "Ink-jet Printing of doped Polymers for Organic Light Emitting Devices", Applied Physics Letters, Vol. 72, No.5, pp. 519-521, 1998; Y. Yang, "Review of Recent Progress on Polymer Electroluminescent Devices," SPIE Photonics West: Optoelectronics '98, Conf. 3279, San Jose, Jan., 1998; EP O 880 303及び“Ink-Jet Printing of Polymer Light-Emitting Devices", Paul C. Duineveld, Margreet M. de Kok, Michael Buechel, Aad H. Sempel, Kees A. H. Mutsaers, Peter van de Weijer, Ivo G. J. Camps, Ton J. M van den Biggelaar, Jan-Eric J. M. Rubingh and Eliav I. Haskal, Organic Light-Emitting Materials and Devices V, Zakya H. Kafafi, Editor, Proceedings of SPIE Vol. 4464 (2002) に記載されている。インクジェット技術は、低分子及びポリマーLEDの両者の材料の堆積に使用される。
インクジェット印刷は分子電気装置の材料の堆積に有利ではあるが、この技術に関連するいくつかの欠点がある。浅い端部を有するウェル中に堆積された溶解した分子電子材料は乾燥して比較的薄い端部を有する薄膜を形成することが見出されている。図4a及び4bはこのプロセスを図示する。
図4aは、溶解した材料402で満たされたウェル308を貫通する概略断面図400を示し、図4bは、材料が乾燥して体薄膜404を形成した後の同じウェルを示す。この例において、バンクの角度は約15°であり、バンクの高さは約1.5μmである。図示されるように、ウェルは通常あふれるまで満たされる。溶液402はプラズマ処理バンク材料に対する接触角θcは通常30°と40°の間、例えば、35°である。これは溶解した材料の表面402が接触する(バンク)材料に対して作る角度であって、例えば、図4aの角402aである。溶媒が蒸発すると、溶液はより濃縮され、溶液の表面は基板に向かったバンクのテーパ表面を下降する。乾燥した端部の留めが最初に付着した濡れた端部と基板上のバンクの足元(ウェルの底部)の間の点に生じる。図4bに示される結果は、乾燥材料404の薄膜は非常に薄く、例えば、バンク面に出会う領域404aにおいて10nmのオーダー以下であり得る。実際には、乾燥はコーヒー環効果のような他の影響により乾燥は複雑である。この効果により溶液の厚さは中心部より液滴の端部で薄いので、端部が乾燥するとき、そこでの溶解材料の濃度は高くなる。端部は溶液の留めになる傾向にあるので、液滴の中心から端部に向かう流れは濃度勾配を減らす。この効果結果として、溶解した材料が均一ではなく環状に堆積される傾向となり得る。表面と乾燥溶液の相互作用の物理学は非常に複雑で、完成された理論の発展が期待される。
インクジェット堆積に関する他の問題は、インクジェット液滴の大きさに比較して大きなウェルを満たすときに生じる。インクジェット印刷ヘッドからの典型的な液滴は、飛行中直径約30μmであり、液滴は付着して濡らすときには直径約100μmに成長する。しかしながら、プリントヘッドからいわゆる100μmの直径(飛行時)の液滴を生成するのは困難である。
液滴と同様の大きさのウェル又は画素を満たす際に、液滴が付着すると、それが拡がり、ウェルを満たすのであまり問題が生じない。これは、図5aに例示され、図5aは、RGB(赤緑青)ディスプレイに通常使用される長く薄いタイプのウェル500を示す。図5aの例において、画素は50μmの幅、150μmの長さを有し、幅20μmのバンクを伴う(これにより、70μmの画素ピッチ及び210μmのフルカラーピッチが得られる)。このようなウェルは示されるように3つの50μmの液滴502a、b、cで満たされる。次に図5bを参照すると、画素幅約200μmを与える寸法により4倍大きい画素のためのウェル510を示し、カラーテレビのような製品により適している。図より分かるように、多くの液滴512がこのような画素を満たす必要がある。実際、これらは合体してより大きな液滴514を形成する傾向にあり、この液滴は画素の角を適切に満たさない傾向にある(図5a及び図5b理想化されており、実際には、通常角はここに示されるようにシャープではない)。この問題をめぐる1つの対策は、溶解した材料がに押し込まれる程度にウェルを過剰に満たすことである。これは、より多くの薄い液滴及びウェルの周囲のより高い障壁を使用して達成される。大きな容量の液体の堆積技術はWO03/065474に記載されており、これは非常に高い障壁の使用(例えば、8頁、8〜20行)の使用により、液体が隣接するウェルにあふれ出すことなく大きな容量の液をウェル内に収めることを可能にすることを記載する。しかしながら、このような構造はフォトリソグラフィーによって容易に形成されず、代わりに、プラスチックの基板がエンボス加工されるか又は射出成形される。また、より少ない(高い濃度)の液滴を使用してウェルを満たすことが可能であることが望ましい、なぜならこれはとりわけ高速印刷を可能にするためである
上記に説明した有機光電気装置のインクジェット印刷に関連する他の問題は、得られた装置において、有機正孔注入層はその上の有機半導体を超えて延び、ウェルの端部においてカソードとアノード短絡通路を提供し得ることである。短絡通路とは、発光材料への貫流より優先して電流が流れる通路を意味する。この問題はバンク材料に対する導電性有機組成物の接触角がすぎると悪化する。この問題は、有機正孔注入の導電率が高すぎるとさらに悪化する。
前記問題に対する1つの解決方法は、例えば、短絡通路の長さを増加させる階段状バンク構造によってバンク構造を改変させ、これによって通路の抵抗を増加させ短絡を減らすことである。このような解決策はセイコーエプソンによって提案されてきたしかしながら、より複雑なバンク構造の提供は高価であり、装置の製造方法の複雑さを増加させる。
国際公開03/083960号パンフレット 国際公開03/065474号パンフレット
本発明の実施態様は、前述の問題を解決することにある。特に、本発明の実施態様は、バンクによって規定されるウェル内に溶液処理によって電気的活性材料を含ませることに関連する問題を解決し、ウェルが溶液によって完全に濡れることを確実にし、均一なフィルム形成及び短絡に関連する問題を解決することにある。本発明の実施態様は、簡潔でコストのかからない製造方法を提供しつつこれらの問題を解決する。
本発明の第1の側面によれば、電気装置を製造するための方法であって、前記方法は、基板を供給する工程、前記基板にスタンプを接触させることにより前記基板のスタンプに接触した領域濡れ性を低下させる工程、及び濡れ性が低下された前記領域の間に位置する前記基板の領域上に電気的活性材料から構成される液体を堆積させる工程を含む方法を提供する。
1つの実施態様において、方法は、正孔注入層、好ましくは導電性ポリマー、より好ましくは適切な対イオンがドーピングされたPEDOT、最も好ましくはPEDOT:PSSによっての堆積の前に基板にスタンプする工程を含む。
好ましくは、前記プロセスは、1又は2以上のウェルを規定するバンク構造を有する基板を供給する工程、前記バンク構造の末端の表面に前記スタンプを接触させることにより前記バンク構造の前記末端の表面の濡れ性を低下させる工程、及び1又は2以上のウェルの中に電気的活性材料から構成される液体を堆積させる工程を含む。
バンク構造が供給されないとき、スピンコート又はディップコート、最も好ましくはスピンコートのような無区別/無目標堆積技術を使用することが好ましい。バンク構造が供給されるときは、インクジェット印刷のような目標堆積技術が好ましい
前述のプロセスは、堆積されるときに1又は2以上のウェル内に電気活性材料が残ることを確実にする簡素で低コストな方法を提供する。バンク構造の末端の表面の濡れ性は減少するので、ウェル内に堆積され液体バンク構造を超えて隣のウェルに流れ出ることが防止される。
さらに、液体がバンク構造の末端の表面上に堆積されると、これら表面の低い濡れ性のために流れ落ちようとし、堆積された電気的活性材料がバンク構造上でなくウェル内に位置することを確実にする。このように、このプロセスは堆積工程が正確さに欠けたとしても、電気活性材料を正確に基板上へ配置させることを可能にする。このような配列は、簡素で低コストで電気活性材料を基板上に正確にパターニングすることを可能にする。
本発明は、より電気的活性材料をバンク構造を超えて隣のウェルにあふれ出すことなくウェルの堆積することを可能にする。このように、ウェルはあふれることなく完全に濡れることを確実にすることができる。これはまた、下層が完全に覆われることを確実にするように十分な材料が堆積され得るため短絡の問題を軽減させる。
本発明の実施態様はより多くの材料が各ウェル内に堆積するのを可能にすることによって各ウェル内により均一な薄膜を供給することができる。さらに、本発明の方法はバンク構造の末端の表面の濡れ性がバンク構造の側壁と別個に低下することを可能にするので、ウェル内の堆積された材料をウェル内に確実に残したまま、均一な薄膜を作成する目的のために適切なバンク材料を選択することによって、各ウェル内に均一な薄膜を作成するために側壁の濡れ性の大小を所望のように調整することができる。したがって、本発明はバンク材料の選択においてより自由度を許容する。
上述の有利な特徴は、複雑なバンク構造及び/又は電気的活性材料を含む溶液の複雑な調合を必要とせずに達成することができる。このように、本発明の実施態様は、簡易で高価ではない製造方法を提供しつつ、従来技術の構成の問題点を解決する。
「ウェル」という用語は特別な形状を限定するものでないことが理解されようウェルは、例えば、回路の線を規定するためにくぼみ、又は谷のように長く伸びていてよく、また、回路を形成するために導電材料がその中に堆積されるものである。あるいは、ウェルは、例えば、発光材料がその中に堆積されるディスプレイの画素/サブ画素を規定するための、区分された点のような領域であることができる。
バンク構造は、フォトリソグラフィーのようなリソグラフィープロセスによって形成することができる。リソグラフィープロセスはバンク材料の単一のパターニング層を形成するのに比較的簡易である。しかしながら、2重バンク構造を提供する従来技術の配列のいくつかのように複数層がリソグラフィーによりパターニングされる必要があれば、このプロセスはより複雑になる。本発明の実施態様は、複数のリソグラフィーによりパターニングされた層を必要とせずに、このような2重バンク構造の機能的な利点を提供する。さらに、本発明の実施態様は、非常に薄い装置を製造するために本発明の構造をより薄くすることができる点で、2重バンク構造に優る利点を有する
基板は、ウェルの底部を形成する電極、好ましくはアノードを有することができる。このプロセスは、電気的活性材料上に電極層、好ましくはカソードを堆積する工程をさらに含んでもよい。このような構造は発光ディスプレイ、光起電セル、ダイオード及びトランジスタに利用できる。
好ましくは、電気的活性材料は有機物である。有機材料は、ポリマー、オリゴマー、デンドリマー及び低分子量材料の1又は2以上から構成されてよい。電気的活性材料は発光材料から構成されてよい。電気的活性材料は半導体材料から構成されてよい。電気的活性材料は、代替的に、又は追加的に導電性材料を有することができる。複数の電気的活性材料を堆積工程で堆積することができる。これらは混合物として堆積させることができる。複数の電気的活性層を堆積させることができる。特に好ましい実施態様において、導電性材料の正孔注入層、半導体有機材料の正孔輸送層及び発光層が堆積される。
正孔注入材料は有機又は無機正孔注入材料から形成されてよい。有機正孔注入材料の例は、適切なアニオン、特に、ポリアニオンがドープされたPEDOT(ポリエチレン−ジオキシチオフェン)、例えばPEDOT:PSSである。
発光層は、電子発光材料のから構成されてもよく、又は、電子発光材料と1又は2以上の追加の材料を組み合わせて構成されてもよい。特に、電子発光材料は、例えば、WO99/48160に開示される正孔及び/又は電子輸送材料混合されることができる。あるいは、電子発光材料は電荷輸送材料に共有結合されることができる。
発光層に使用される適切な電子発光材料としては、ポリ(p−フェニレンビニレン)及び例えば、Adv. Mater. 2000 12 (23) 1737-1750及び引用される引用文献に開示されるようなポリ(アリーレンビニレン)、ポリアリーレン、特に、J. Appl. Phys. 1996, 79, 934に開示されるアルキル又はアルコキシ置換1,4−フェニレン繰り返し単位、選択的に置換されるポリフルオレン、特に、EP0842208に開示されるような2,7結合9,9ジアルキルポリフルオレン又は2,7結合9,9ジアリールポリフルオレン、例えば、EP0707020に開示されるポリスピロビフルオレン、特に2,7結合ポリ9,9−スピロビフルオレン、及びポリインデノフルオレン、特に、Macromolecules 2000, 33(6), 2016-2020に開示される2,7結合ポリインデノフルオレンが挙げられる。上述のアリーレン単位のための置換基の例としては、C1〜20アルキル又はアルコキシのような可溶基、フッ素、ニトロまたはシアノのような電子求引基、並びにポリマーのガラス転移温度(Tg)を高める置換基がある。
特に好ましいポリマーとしては、選択的に置換された2,7結合フルオレン、最も好ましくは式(VIII)の繰り返し単位から構成される。
上記式において、R1及びR2は、水素又は置換基、好ましくは、アルキル、アルコキシ、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール及びヘテロアリールアルキルからなる群より選択される置換基から独立して選択される。より好ましくは、R1及びR2の少なくとも1つは、選択的に置換されるC4 20アルキル又はアリール基から構成される。
好ましくは、ポリマーは、上記の選択的に置換されるアリーレンから選択される第1の繰り返し単位の少なくとも1つのタイプ、及びそれが使用される装置の層の種類及び共繰り返し単位の性質に応じて、正孔輸送、電子輸送及び発光の機能の1又は2以上を提供することができる1又は2以上の共繰り返し単位から構成されるコポリマーである
特に、
9,9−ジアルキルフルオレン−2,7−ジイルのホモポリマーのような第1の繰り返し単位のホモポリマーが電子輸送を提供するために利用されてよい
第1の繰り返し単位及びトリアリールアミン繰り返し単位、特に、式16から選択される繰り返し単位から構成されるコポリマーが正孔輸送及び/又は発光を提供するために利用されてよい
上記式において、X、Y、A、B、C及びDは、H又は置換基から独立して選択される。より好ましくは、X、Y、A、B、C及びDの1又は2以上は、選択的に置換された、分岐状又は直鎖状アルキル、アリール、ペルフルオロアルキル、チオアルキル、シアノ、アルコキシ、ヘテロアリール、アルキルアリール及びアリールアルキル基からなる群より独立して選択される。最も好ましくは、X、Y、A及びBはC110アルキルである。ポリマーの主鎖中の芳香環は、直接結合又は架橋基又は架橋原子、特に酸素のような架橋ヘテロ原子によって結合されてよい
第1の繰り返し単位及びヘテロアリーレン繰り返し単位から構成されるコポリマーは、電荷輸送又は発光のために利用されてよい。好ましいヘテロアリーレン繰り返し単位は式7〜21から選択される。
上記式において、R6及びR7は、同じか異なり、それぞれ独立して水素又は置換基、好ましくは、アルキル、アリール、ペルフルオロアルキル、チオアルキル、シアノ、アルコキシ、ヘテロアリール、アルキルアリール又はアリールアルキルである。製造の容易化のために、R6及びR7好ましくは同じである。より好ましくは、これらは同じであり、それぞれフェニル基である。
電子発光ポリマーは電子発光領域、及び例えば、WO00/55927及びUS6353083に開示されるような正孔輸送領域及び電子輸送領域の少なくとも1つから構成される。正孔輸送領域及び電子輸送領域の1つのみが供給されるのであれば、電子発光領域は正孔輸送及び電子輸送機能の他方も提供してよい
このようなポリマー内の異なる領域は、US6353083のようにポリマー主鎖に沿って、又はWO01/62869のようにポリマー主鎖からのペンダント基として供給される。
これらポリマーの製造のための好ましい方法は、例えば、WO00/53656に記載されるスズキ重合、及び例えば、T. Yamamoto, "Electrically Conducting And Thermally Stable π-Conjugated Poly(arylene)s Prepared by Organometallic Processes", Progress in Polymer Science 1993, 17, 1153-1205に記載されるヤマモト重合である。これらの重合技術は、共に、金属錯体触媒の金属原子がアリール基とモノマーの離脱基の間に挿入される「金属挿入」によって作動する。ヤマモト重合の場合、ニッケル錯体触媒が使用される。スズキ重合の場合、パラジウム錯体触媒が使用される。
例えば、ヤマモト重合による線状ポリマーの合成において、2つの反応性ハロゲン基を有するモノマーが使用される。同様に、スズキ重合法によれば、少なくとも1つの反応性基はボロン酸又はボロンエステルのようなホウ素誘導体基であり、他の反応性基はハロゲンである。好ましいハロゲンは、塩素、臭素及びヨウ素、最も好ましくは臭素である。
したがって、本願を通じて例示されるアリール基を有する繰り返し単位及び末端基は適切な離脱基を有するモノマーから導かれてよいことが理解されよう
スズキ重合は、レジオレギュラー、ブロック及びランダムコポリマーを製造するために使用されてよい。特に、ホモポリマー又はランダムコポリマーは、1つの反応性基がハロゲンであり、他の反応性基ホウ素誘導体基であるときに製造される。あるいは、第1のモノマーの両反応性基ホウ素であり、第2のモノマーの両反応性基がハロゲンであるとき、ブロック又はレジオレギュラー、特に、ABコポリマーが製造される。
ハロゲン化物の代替として、金属挿入に参加することができる他の離脱基としてはトシレート、メシレート及びトリフレートがある。
装置の多層が溶液処理によって形成されるとき、当業者は隣接する層間の相互の混入を防ぐ技術、例えば、1つの層を次の層の堆積の前に架橋するとか、これらの層の第1の層形成る材料が第2の層の堆積に使用される溶媒に溶解しないように隣接する層の材料を選択することについて認識している。
「赤色電子発光材料」とは、電子発光によって、波長範囲600〜750nm、好ましくは600〜700nm、より好ましくは610〜650nmを有し、最も好ましくは発光ピーク約650〜660nmを有する放射線を放射する有機材料を意味する。
「緑色電子発光材料」とは、電子発光によって、波長範囲510〜580nm、好ましくは510〜570nmを有する放射線を放射する有機材料を意味する。
「青色電子発光材料」とは、電子発光によって、波長範囲400〜500nm、より好ましくは430〜500nmを有する放射線を放射する有機材料を意味する。
発光層は、ホスト材料及びドープ材として供給される蛍光性又は燐光性発光種から構成されてよい。特に好ましいドープ材は燐光性発光体である。
Ikai et al. (Appl. Phys. Lett., 79 no. 2, 2001, 156)に開示されるCBPとして知られる4,4'−ビス(カルバゾール−9−イル)ビフェニル及びTCTAとして知られる(4,4',4''−トリス(カルバゾール−9−イル)トリフェニルアミン)のような「低分子」ホスト材料、並びにMTDATAとして知られるトリス−4−(N−3−メチルフェニル−N−フェニル)フェニルアミンのようなトリアリールアミンを含む多数のホスト材料が燐光性発光体のための従来技術に記載されている。ポリマーもまたホスト材料として知られ、特に、例えば、Appl. Phys. Lett. 2000, 77(15), 2280に開示されるようなポリ(ビニルカルバゾール)、Synth. Met. 2001, 116, 379, Phys. Rev. B 2001, 63, 235206及びAppl. Phys. Lett. 2003, 82(7), 1006に開示されるポリフルオレン、Adv. Mater. 1999, 11(4), 285に開示されるポリ[4−(N−4−ビニルベンジルオキシチル,N−メチルアミノ)−N−(2,5−ジ−tert−ブチルフェニルナフタルイミド、並びにJ. Mater. Chem. 2003, 13, 50-55に開示されるポリ(パラ−フェニレン)のようなホモポリマーが知られている。コポリマーもホスト材料として公知である。
発光種は金属錯体であることできる。好ましい金属錯体は選択的に置換される式(V)の錯体から構成される。
ML1 q2 r3 s (V)
上記式において、Mは金属であり、各L1、L2及びL3は配位基である。qは整数であり、r及びsはそれぞれ独立して0又は整数であり、(a.q)+(b.r)+(c.s)の合計はM上で有効な配位部位の数に等しく、aはL1上の配位部位の数であり、bはL2上の配位部位の数であり、cはL3上の配位部位の数である。
重金属Mは、急速な項間交差及び3重項状態からの発光(燐光)を可能にする強力なスピン軌道結合を誘引する。適切な重金属Mとしては次のものがある。
セリウム、サマリウム、ユーロピウム、テルビウム、ジスポジウム、ツリウム、エルビウム及びネオジムのようなランタニド金属、及び
d−ブロック金属、特に、2及び3周期、すなわち、元素39〜48及び72〜80のもの、特に、ルテニウム、ロジウム、パラジウム、レニウム、オスミウム、イリジウム、白金及び金。
f−ブロック金属のための適切な配位基としては、カルボン酸、1,3−ジケトネート、ヒドロキシカルボン酸、アシルフェノール及びイミノアシル基を含むシッフ塩基のような酸素又は窒素供与体系が挙げられる。公知のように、発光ランタニド金属錯体は、金属イオンの励起状態より高い3重項励起エネルギーレベルを有する感基を必要とする。発光は金属のf−f遷移からであり、したがってその発光色は金属の選択によって決まる。鋭い発光は通常狭く、ディスプレイ用途に有用な純な色の発光をもたらす。
d−ブロック金属は、ポリフィリン又は式(VI)の2座リガンドのような炭素又は窒素ドナーを有する有機金属錯体を形成する。
上記式において、Ar4及びAr5は同じか異なり、選択的に置換されるアリール又はヘテロアリールから独立して選択される。X1及びY1は同じか異なり、炭素又は窒素から独立して選択される。Ar4及びAr5は互いに縮合され得る。X1が炭素であり、Y1が窒素であるリガンドは特に好ましい。
2座リガンドの例は下記に図示される。
各Ar4及びAr5は1又は2以上の置換基を有することができる。特に好ましい置換基としては、WO02/45466、WO02/44189、US2002−117662及びUS2002−182441に開示されるような錯体の発光を青色シフトするために使用されるフッ素又はトリフルオロメチル、JP2002−324679に開示されるアルキル又はアルコキシ基、WO02/81448に開示される発光材料として使用されるときに錯体への正孔輸送を促進するために使用されるカルバゾール、WO02/68435及びEP1245659に開示される追加の基の結合のためのリガンドを官能化するために働くことができる臭素、塩素又はヨウ素、並びにWO02/66552に開示される金属錯体の溶液処理性を得る又は高めるために使用されるデンドロンがある。
d−ブロック元素と共に使用するのに適する他のリガンドは、ジケトネート、特に、アセチルアセトネート(acac)、トリアリールホスフィン及びピリジンであり、それぞれ置換され得る。
主族金属錯体は、リガンドベース又は電荷移発光を示す。これらの錯体のためには、発光色はリガンドだけでなく金属の選択によって決められる。
ホスト材料と金属錯体は物理的混合の形で合されてよい。あるいは、金属錯体はホスト材料に化学的に結合されることができる。ポリマーホスト材料の場合、金属錯体は、ポリマー主鎖に結合する置換基として化学的に結合され、ポリマー主鎖中に組み込まれた繰り返し単位として組み込まれる、又は例えば、EP1245659、WO02/31896、WO03/18653及びWO03/22908に開示されるようにポリマーの末端基として供給することができる。
広い範囲の蛍光性低分子量金属錯体、特に、トリス(8−ヒドロキシキノリン)アルミニウムが公知であり、有機発光装置中に試作されている(例えば、Macromol. Sym. 125 (1997) 1-48, US-A 5,150,006, US-A 6,083,634及びUS-A 5,432,014参照)。2価又は3価金属の適切なリガンドとしては、オキシノイド、例えば、酸素−窒素又は酸素−酸素与原子、一般的に、置換酸素原子と共に環窒素原子又は置換基酸素原子と共に置換基の窒素原子もしくは酸素原子を有する8−ヒドロキシキノレート及びヒドロキシキノキサリノール−10−ヒドロベンゾ(h)キノリナト(II)のようなオキシノイド、ベンザゾール(III)、シッフ塩基、アゾインドール、クロム誘導体、3−ヒドロキシフラボン並びにサリチトアミノカルボキシレート及びエステルカルボキシレートのようなカルボン酸がある。選択的な置換基としては、発光色を変えることができるハロゲン、アルキル、アルコキシ、ハロアルキル、シアノ、アミノ、アミド、スルホニル、カルボニル、アリール又は(ヘテロ)芳香環上のヘテロアリールがある。
好ましくは、電気的活性材料はインクジェット印刷により堆積される。インクジェット印刷プロセスは、ウェルに対してプリントヘッドを配置する工程及びそこに電気的活性材料を堆積する工程を含むことができる。電気的活性材料のための適切な溶媒は当業者に周知である。例えば、PEDOTは、選択的にPEDOT薄膜の導電性を改良するための添加物を含む水溶性配合から堆積され得、ポリフルオレンのような半導体材料のための溶媒は、モノ又はポリアルキル化ベンゼン、例えば、キシレン及びトルエンを含む。
電気的活性材料は、材料がウェルをあふれ、乾燥時には、氾濫印刷過程におけるバンク材料の末端表面の低い濡れ性のために突出部を降りてウェル中に材料が流れるように堆積される。したがって、本発明はより正確でない印刷方法が使用されることを許容する。プリントヘッドをウェルに配置する代わりに、パターニングされた基板が電気的活性材料から構成される液体によって区別されずに満たされる。乾燥時には、バンク構造の末端表面の低い濡れ性のためにウェル中に材料が流れ込む。
バンク構造の末端表面の濡れ性は、スタンプによる接触で化学的及び/又は物理的改変することにより変えられる。例えば、材料はスタンプからバンク構造の末端表面に転写され、突出部の末端表面の化学的性質が変えられてよい。あるいは、又は追加して、バンク構造の末端表面はスタンプによる接触でこれらの表面をざらつかせることにより改変され、これらの濡れ性を低下させることができる
ざらつかせるとは、バンク構造の末端表面に不規則な又はパターニングされた凸凹を与え、これによって末端表面が末端表面の濡れ性を低下する複数の顕微鏡スケールの又はナノスケールの突出部を有するようになることを意味する。例えば、材料が連続した平坦層として転写さ、バンク構造の末端表面上に複数の顕微鏡スケール又はナノスケールの突出部を形成するように転写される場合、ざらついた表面を形成するために材料がスタンプからバンク構造の末端表面に転写されてよい。
次いで、バンク構造は2つのパターンから構成されるものと考えられる。第1のパターンは例えばフォトリソグラフィーによって形成されるウェルを規定し、第2のパターンはスタンプの接触によりバンク構造の末端表面に形成され、濡れ性の低い表面を提供する。
好ましくは、バンク構造は0.1〜5μm、より好ましくは0.5〜3μm、最も好ましくは1〜1.5μmの範囲の高さを有する。ウェルの間の距離は20〜100μmの範囲であってよく、ウェルは約100〜500μmの幅であってよい。画素の大きさは意図する用途に応じて大きく変わり得るが、これらのウェルの大きさは発光ディスプレイの画素を規定するに適切なものである。本発明の実施態様は、例えば、画素がミクロン又はサブミクロンのスケールである場合に使用されてよい
好ましくは、バンク構造の末端表面は、10〜500nm、より好ましくは50〜500nm、さらにより好ましくは100〜300nmの範囲の高さを有する複数の突出部上に有するようにざらつかせられる。好ましくは、この突出部は0.1〜10μm、より好ましくは0.5〜5μm、最も好ましくは1〜2μmの範囲の幅を有する。突起間の間隔は好ましくは0.1〜10μm、より好ましくは0.5〜5μm、最も好ましくは1〜2μmの範囲である。もし、突出部の高さが小さすぎるなら、アスペクト比(突出部の幅に対する高さの比)はバンク構造の末端表面の濡れ性を低下するのに不十分である。
好ましくは、バンク構造の末端表面は超非濡れ性(又は超疎水性)とされる。このような表面は「ハスの葉効果」を示し、これによってこの表面上にある液滴は表面を濡らさずに転がり落ちる。この効果は表面上の液体の接触角が120°、好ましくは130°、より好ましくは140°、最も好ましくは150°以上であるときに生じる。このような表面は単なる化学変化では達成できないことがあり、上述したざらついた表面を必要とし得る
好ましくは、このスタンプはエラストマー材料からなる。これは、スタンプとバンク構造の末端表面の間の良好な接触を確実にする。最も好ましくは、スタンプはPDMS(ポリジメチルシロキサン)から構成される。
好ましくは、スタンプを基板に接触させる前に、スタンプは塩基又はフッ化アンモニウムのようなフッ化物で活性化される。フッ化物はスタンプを過剰に腐食して材料の均一な転写を妨げるので、塩基、特にNaOH又はKOHのような水酸化物最も好ましいものであることが分かった。水酸化物は、比較的短い転写時間にスタンプを十分に腐食して良好な厚さの材料膜をバンク構造に転写させるのに特に効果的であることがわかった。本発明の実施態様の活性化方法は従来技術に使用されるUVO活性化のような高エネルギー活性を回避する。好ましくは活性溶液の濃度は1mM〜100mMである。この範囲内の濃度はスタンプ材料の腐食を開始するのに十分であるが、材料の均一な転写を妨げるほどスタンプに大きな損傷を与えるほど強くはない。
活性化の後、スタンプは好ましくはバンク構造の末端表面に接触され、焼成され、スタンプははがされる。焼成工程は好ましくは、40〜90の範囲、より好ましくは50〜80の範囲、最も好ましくは約65の温度で行われる。好ましくはスタンプは活性化の前にO2プラズマで処理される。
1つの実施態様において、電気装置は、第1の電極及びその上に1又は2以上のウェルを規定するバンク構造から構成される基板を供給する工程、バンク構造の末端表面にスタンプを接触させることによってバンク構造の末端表面の濡れ性を低下させる工程、ウェルに発光材料を含む液体を堆積させることによって発光層を形成する工程、及び前記発光層の上に第2の電極を堆積する工程によって形成される有機発光ディスプレイである。
好ましくは、正孔注入材料及び/又は正孔輸送材料は発光材料の堆積の前に1又は2以上のウェル内に堆積される。カソードセパレータがバンク構造上に供給されてよい
本発明の実施態様の電気装置は2つのパターンから構成されるものと考えられる。第1のパターンは例えばフォトリソグラフィーによって形成されるウェルを規定し、第2のパターンはウェルの間に配置され、濡れ性の低い表面を提供する。本発明の上記側面によれば、ウェルを規定する第1のパターンは例えばフォトリソグラフィーによって形成されるバンク構造により提供される。第2のパターンはスタンプの接触によりバンク構造の末端表面に形成され、ウェルの間に配置される濡れ性の低い表面を提供する。しかしながら、本発明の代替側面によれば、第1及び第2のパターンはともに、バンク構造の必要なしにスタンプによって形成される。
本発明の代替の側面によれば、基板を供給する工程、スタンプを基板に接触させる工程であって、スタンプは1又は2以上のウェルを規定するバンク構造を有し、バンク構造はざらついた末端表面を有し、これによってスタンプが基板に接触したときに、スタンプのざらついた末端表面によって接触した基板の領域は濡れ性が低下する工程、及び濡れ性が低下した領域の間に位置する基板の領域に電気活性材料から構成される液体を堆積させる工程を含むプロセスが提供される。
本発明のこの側面は、第1の側面に関連して上述した2重パターニング概念を利用する。しかしながら、第1のパターン(ウェルを規定)を基板上に供給し、スタンプを使用して第2のパターン(ざらついた表面)を形成する代わりに、両パターンはスタンプを使用して形成される。好ましくは、第1のパターン及び第2のパターンは第1の側面に関連して説明したものと同様の構造特性を有する。第2のパターンは、基板上に超非濡れ領域が供給されるのを可能にし、第1のパターンはこれらの領域が基板上規定される位置に供給されることを可能にする。このような構造は基板上のバンク構造の必要性をなくし、これによって非常に薄い電気装置を提供するのに有利であり得る。本発明の第1の側面に関連して説明される特徴は本発明のこの代替の側面と組み合わせて利用される。
本発明の他の側面によれば、パターンを規定する低濡れ性のざらついた表面を有する基板、及び低濡れ性のざらついた表面間の領域中の基板上に配置された電気的活性材料層を有する電気装置が提供される。
好ましくは、基板は、1又は2以上のウェルを規定するバンク構造、低濡れ性のざらついた表面を有するバンク構造の末端表面、及び1又は2以上のウェルに配置される電気的活性材料の層を有する。
以下に本発明の実施態様を、添付図面を参照して例示のためだけに記載する。
本発明の実施態様は、トポグラフィー構造表面の濡れ性の局地的制御を伴う基板の製造に関するこれは、「あふれ」によるインクの拡散が印刷解像度の劇的な低下をもたらすインクジェット印刷のような新しいミクロ電子製造プロセスにおいて極めて重要である。ここでは、ソフトリソグラフィー法は、平坦又はトポグラフィー的にパターニングされた基板にPDMSパターンを転写させることに基づいて記載される。この手順の利点は基板の許容性(すなわち、この方法は、Siウェーハ、ガラス、金、並びにポリマー及びフォトレジストのような柔軟な表面上に適用することができる)及び非平坦表面の濡れ性の空間的な制御である。下記に示すように、2段の親水性−疎水性構造の生成は、リソグラフィーにより製造された溝の内側を選択的に濡らすための単純で効果的な方法を提供する。
PDMSスタンプは次のように製造されPrepolymer Sylgard 184 (Dow Corning)及びその硬化剤が10:1の比で混合され、次いでフォトリソグラフィー(又は他のリソグラフィー技術)によりパターニングされたフォトレジスト原版上に注入された。65℃で24時間硬化した後、PDMSスタンプが原版からはがされ
印刷疎水性表面の転写手順は図6に示される。NaOHがPDMSスタンプの活性化のために使用される。
最初に、パターニングされたPDMSスタンプがO2プラズマ中で酸化され(30秒)表面が水性に変わる。次いで、この水性のPDMSスタンプは、10mMのNaOH(水溶液)に1時間浸漬され、N2下で乾燥され、清浄なSiウェーハ又は水性のトポグラフィー的にパターニングされたフォトレジスト層に接触させる。このアセンブリは65℃で1時間硬化され、次いでPDMSスタンプははがされ、接触した領域に転写さたPDMSパターンが残る。SiO2含有材料のアルカリ溶融反応はスタンプ表面上のシリケート種の形成を導き、これはSi/SiO2表面及び酸化ポリマー基板上の水酸基架橋するので、PDMSの転写は凝集性の機械的破壊(CMF)によるものである。
図6b〜6dはSiウェーハに転写されたPDMSパターンの一連の光学的及び走査電子顕微鏡(SEM)画像を示す。この転写効率は広い(cm 面積にわたって非常に均一でほぼ100%に達する。PDMSスタンプのデザインに応じて、転写されるPDMSのフィーチャ大きさは、再現性の品質に明らかな相違をもたらさずに、200nm〜100μmの間で変化させられる。
疎水性(PDMS)フィーチャを有する(サブ)ミクロンレベルでパターニングされた表面は接触角を非常に増大させる。図7a〜7cは、Si/SiO表面上に形成されたままのPDMSパターン及びそれらの対応する増大した接触角のAFM及び光学顕微鏡画像を示している。元のシリコンウェーバは約15°の水接触角(CA)を有する。印刷後、表面は印刷領域において約150°まで接触角を有する疎水性に変わる。NaOHの濃度は転写されるPDMSの量を制御するために使用される。図7dに示されるように、2×2μmPDMSラインパターンにおいては、希釈NaOH(0.1mM及び0.01mM)を使用するとき印刷された領域の増大した接触角(CA)はわずかに90°である。AFM測定は、シリケート種はそのpH条件下ではウェルを形成しにくいので、わずかなPDMSのみが接触領域で転写されることを示す。より濃度の高いNaOH(1mM〜100mM)を使用するとき、100〜300nmの高さを有するPDMSフィーチャがSiウェーハに転写され、接触角は150°まで増大する。
理論に拘束されないで言うならば、接触角(CA)の90°から150°への劇的な増大は「空気閉じ込め」効果によるものと考えられ、PDMSフィーチャのアスペクト比がある値を超えると接触角は安定する。PDMSスタンプは1MのNaOH中で激しく損傷し、PDMSパターン均一に転写させることはできない。
本発明の実施態様によれば印刷技術は、表面の濡れ性を局地的に制御するために使用される。UVO曝露のような基板の高エネルギー活性化が不要なため、この技術はポリマーのような「ソフトな」表面を含む広い範囲の基板をパターニングするのに明らかに有利である。
1つの重要な結果は、追加のリソグラフィー又は化学的堆積工程を必要とせずに、濡れ性を局地的に制御するためにフォトレジストのリソグラフィーにより形成されたパターンの上面の疎水性パターンの形成である。このような手法は、例えば、ポリマーが事前にパターニングされた表面にインクジェット印刷されるディスプレイの製造に非常に重要である。フォトレジストのバンクへのインクをこぼすことはポリマー電気装置のインクジェット印刷の広範囲の応用のためには深刻な障害となる。理想的には、ウェルの底は親水性であるべきで、フォトレジスト構造の上面はリソグラフィーにより形成されるフィーチャを超えて濡れることを防ぐために疎水性であるべきである。図8aに示されるように、PDMSパターンは酸化SU8ミクロ溝(SU8はMicro Chem Corp (MCC)より市販されているフォトレジストである)も上面に転写される。
図8b及び8cはSU8ラインの方向に垂直で4μmの間隔で1.7μmのPDMSラインを転写させる前と後のSU8パターンを示す。レジストのバンクだけがPDMSスタンプに接触するので、溝はパターニングされず、したがって親水性のままである。この2層構造による微細溝濡れ性を制御する能力は蛍光溶液(Oregon Green 488, Molecular Probes)にスタンプを浸漬コーティングすること及び蛍光顕微鏡による画像化によってされた。図8dに示されるように、追加のPDMSパターン無しに、蛍光溶液は全体の表面を濡らした。これに対して、図8cは蛍光溶液は2層サンプルの親水性の溝だけを濡らし、追加のPDMS構造を有するSU8を濡らさなかったことを示す。同様の結果が上面がPDMSによってパターニングされ、パターニングされないウェルを残したSU8微細ウェルに見ることができる。また、蛍光溶液はO2プラズマで処理されたSU8の全体の表面を濡らした(図8f)が、2層サンプルの親水性ウェル底面のみを濡した(図8g)。
この出願は、NaOHを使用してPDMSスタンプと基板の不可逆的な結合を促進し、CMF(凝集性の機械的破壊を使用してPDMSパターンを転写させる新しいPDMSスタンプに基づくパターニング法を開示する。この手法の柔軟性は異なる基板の印刷によってされた。多様なPDMS形状の印刷はトポグラフィー構造の表面の濡れ性を局地的に変えるのを可能にする。この方法の柔軟性は、パターニングされたSU8フォトレジストのPDMS構造を生成することによりさらにされ、微細溝/微細ウェル及びPDMS転写領域におけるそれぞれ異なる濡れ及び非濡れ性を導く。
[基板、溶液及びPDMSスタンプの製造]
Si<100>及びガラススライドが、使用前にそれぞれ5分間アセトン、エタノール及びMili−Q水により連続的に超音波洗浄された。Cr10nm+金140nmのSi<100>への熱蒸着により金基板が製造された。蒸発速度は0.1nm/sであり、チャンバー真空は10-6Paに蒸着の間保持された。次いで金薄膜は、エタノール溶液に4時間浸漬し、続いて新しいエタノールで十分に洗浄し、 乾燥することにより、11メルカプト−1−1ドデカノール(MDO)単層が施された。蛍光溶液はOregon Green 488をPH10基礎溶液に溶解することによって製造された。PDMSスタンプは次のように製造された。プレポリマーSylgard 184及びその硬化剤が10:1の割合で混合され、次いで、フォトリソグラフィーによりパターニングされたフォトレジストマスターに注入された。65℃で24時間硬化した後、PDMSスタンプはマスターから剥がされた。SU8(2015)パターンがフォトリソグラフィー、及びこれに続く供給者の推奨工程により形成された。ポリ(N−イソプロピルアクリルアミド)(PNIPAM)ブラシ及びポリ([2−メタクリロイルオキシエチル]トリメチルアンモニウムクロライド(PMATEC)ブラシの製造はJones et al., Adv. Mater. 2002, 14, 1130及びOsborne et al., Chem. Commum. 2002, 17, 1838に記載される文献の方法に従う。
[PDMS転写のメカニズム]
我々の手法は、PDMSと基板との不可逆的な結合を容易にするNaOHを利用する。NaOHの存在下でのPDMSの膨張は、下記のSiO2含有材料(O2プラズマの後PDMS表面上にSiOの薄い層が載る)の公知のアルカリ融合反応に似ていると考える
SiO2+2NaOH→Na2SiO3+H2
この反応は、NaOH溶液との接触によって、スタンプ表面上でSiO3 2-、SiO(OH)3 -及びSiO2(OH)2 2-のようなシリケート種の形成を導き得る。シリケート種は脱水によって容易に架橋して、Si−O―Siシロキサン結合の形成を伴う縮合反応により、ポリマー種を生成する。
Si(OH)4+HO−Si(OH)3→(OH)3 Si−O−Si(OH)3+H2
このような反応によって、強固なシリケート網状組織が形成される。Si<100>及びガラスのようなSi/SiO2基板においては、これらの表面上に数ナノメータの厚さの純粋な酸化物層が存在する。この酸化物層はPDMS構造の付着を導く架橋反応に参加することができる(図9a)。言い換えると、NaOH溶液が溝に流れ込むとき、シリコン酸化物(シリケートに変化する)は、PDMS表面上に形成された他のシリケートとさらに架橋する。金及びPCSについては、PDMS上に生成されたシリケートと架橋するために追加の官能基(例えば、水酸基)が必要とされる(図9b)。加熱は十分なエネルギーを供給するために必要とされる。カチオン/正電荷部を有するブラシの場合(PNIAM及びPMETAC、図9c)、静電気固着によってエラストマー構造の付着が生じる。架橋されたシリケートと正電荷部の相互作用によって、PDMSフィーチャと基板との強固で安定した結合を提供する。
図10は異なるNaOH濃度におけるPMDSラインAFMトポグラフィーを示す。特に、図10は、(a)0.1mMのNaOHを使用、(b)1mMのNaOHを使用、(c)10mMのNaOHを使用、(d)100mMのNaOHを使用した、スキャンサイズ10×10μmのSi<100>上のPDMSラインのAFMトポグラフィー画像を示す。
図11は、種々の基板上のPDMSパターンを示す。特に、図11aは、Si<100>(目盛バー:1cm)上の大面積PDMSパターンのデジタルカメラ画像を示す。図11b〜11fは、(b)ガラス(目盛バー:10μm)、(c)MDO処理された金(目盛バー:15μm)、(d)事前にO2プラズマ処理されたポリカーボネートシート(目盛バー:15μm)、(e)金(目盛バー:10μm)上のPNIPAMブラシであって事前処理の必要はないもの、及び(f)Si<100>(目盛バー:10μm)上のPMETACブラシであって、事前処理の必要のないもの、上のPDMSパターンの光学顕微鏡画像を示す。
図12は、本発明の実施態様による電気装置の製造プロセスを図示する。基板2は複数のウェル6を規定するバンク構造4から構成される。スタンプ8はバンク構造4の末端表面に接触させられ、そこでは、スタンプからバンク構造の末端表面に材料層10を転写させることによって、バンク構造4の末端表面の濡れ性が低下する。次いで、電気的活性材料から構成される液体がウェルに堆積される。このようなプロセスは図1に示される発光装置の製造に使用される。
図13は、図12に図示されるプロセスの好ましい変形形態を示す。スタンプ8は接触工程においてバンク構造4の末端表面に転写された複数の突出部12から構成されるざらついた表面10供給される。
図14は、バンク構造14から構成されるスタンプ8の他の実施態様を示し、バンク構造の末端表面は複数の突出部20を有するざらついた表面16から構成される。スタンプ8はバンク構造を有しない基板18に接触印刷するために使用される。突出部20はスタンプとの接触により基板上に転写され、濡れ性の低いざらついた領域のパターンを形成する。次いで、電気的活性材料から構成される液体が濡れ性の低いざらついた領域間に堆積される。
本発明は、好ましい実施態様を参照して具体的に図示され記載されているが、添付の特許請求の範囲で規定される本発明の範囲から逸脱せずに、形式および詳細については多様な変更があり得ること当業者には理解されよう
OLED装置の例の垂直断面図を示す。 3色画素OLEDディスプレイの一部の面図を示す。 パッシブマトリックスOLEDディスプレイの上面図を示す。 パッシブマトリックスOLEDディスプレイの断面図を示す。 溶解材料が充填されたOLEDディスプレイ基板のウェルの概略断面図を示す。 乾燥材料が充填されたOLEDディスプレイ基板のウェルの概略断面図を示す。 溶解したOLED材料の液滴で小さい画素を満たす例を示す。 溶解したOLED材料の液滴で大きい画素を満たす例を示す。 (a)PDMSスタンプ及びNaOH活性化工程を利用する本発明の実施態様の接触印刷手順の概要図を示す。(b)PDMS四方(目盛バー:70μm)の光学顕微鏡画像を示す。(c)PDMSドット(目盛バー:4μm)のSEM画像を示し、差し込みは拡大画像(目盛バー500nm)を示す。(d)PDMSドット(目盛バー:2μm)のSEM画像を示し、差し込みは拡大SEM画像(目盛バー250nm)を示す。 (a)PDMSパターンのAFM(原子力顕微鏡)トポグラフィー画像を示し、差し込みは対応する増大した接触角の画像を示す。(b)PDMSパターンのAFM(原子力顕微鏡)トポグラフィー画像を示し、差し込みは対応する増大した接触角の画像を示す。(c)PDMSドット(目盛バー:70μm)の光学顕微鏡画像を示し、差し込みは対応する増大した接触角の画像を示す。(d)異なるNaOH濃度を使用するPDMSパターンの増大した接触角測定結果を示す(■2μmの間隔を有する2μmのライン、●2μmの間隔を有する2μmのポスト) (a)PDMSパターンのバンク構造への転写スキームを示す。(b)フォトリソグラフィー(目盛バー:150μm、図8c〜gに適用可能)により形成されたバンクラインを示す。(c)図8bのバンクライン上に印刷されたPDMSを示し、差し込みはPDMSパターン領域上の拡大画像(目盛バー:150μm)を示す。(d)図8bの蛍光溶液処理されたバンクライン(O2プラズマにより事前処理)を示す。(e)図8cの蛍光溶液処理されたバンクラインを示す。(f)蛍光溶液処理された微細ウェル(O2プラズマにより事前処理)を示す。(g)追加のPDMSパターンを有する蛍光溶液処理された微細ウェルを示す。 (a)Si/SiO基板上、(b)金基板上、及び(c)カチオン/正電荷基板上でのPDMS転写メカニズムのスキームを示す。 (a)0.1mMのNaOHを使用、(b)1mMのNaOHを使用、(c)10mMのNaOHを使用、(d)100mMのNaOHを使用した、スキャンサイズ10×10μmのSi<100>上のPDMSラインのAFMトポグラフィー画像を示す。 種々の基板上のPDMSパターンを示し、(a)Si<100>(目盛バー:1cm)上の大面積PDMSパターンのデジタルカメラ画像を示す。(b)ガラス(目盛バー:10μm)、(c)11−メルカプト−1−1ドデカノール(MDO処理された金(目盛バー:15μm)、(d)事前にO2プラズマ処理されたポリカーボネートシート(目盛バー:15μm)、(e)金(目盛バー:10μm)上のポリ(N−イソプロピルアクリルアミド)(PNIPAMブラシであって事前処理の必要はないもの、及び(f)Si<100>(目盛バー:10μm)上のポリ([2−{メタクリロイルオキシ}エチル]トリメチルアンモニウムクロライド)(PMETACブラシであって、事前処理の必要のないもの、上のPDMSパターンの光学顕微鏡画像を示す。 本発明の実施態様による電気装置の製造プロセスを図示する。 本発明の他の実施態様による電気装置の製造プロセスを図示する。 本発明の他の実施態様による電気装置の製造プロセスを図示する。
2 基板
4 バンク構造
6 ウェル
8 スタンプ
10 材料層
12 突起
14 バンク構造
16 ざらついた表面
18 基板
20 突起
100 OLED
102 基板
106 アノード層
108a 正孔輸送層
108b 電子発光層
110 カソード層
112 バンク
114 ウェル
200 OLEDディスプレイ
300 基板
302 セパレータ
304 領域
306 アノード層
308 ウェル
310 バンク
400 断面図
402 溶液
402a 接触角
404 固体薄膜
404a 領域
500 ウェル
502a 液滴
502b 液滴
502c 液滴
510 ウェル
512 液滴
514 大きな液滴

Claims (47)

  1. 電気装置を製造するための方法であって、基板を供給する工程、ポリジメチルシロキサン(PDMS)から構成されるスタンプをNaOHまたはKOHにて活性化させる工程と、前記基板に活性化された前記スタンプを接触させることにより、活性化された前記スタンプに接触した前記基板の領域の濡れ性を低下させる工程、及び濡れ性が低下された前記領域の間に位置する前記基板の領域上に電気的活性材料から構成される液体を堆積させる工程を含む方法。
  2. 濡れ性が低下された前記領域の間に位置する前記基板の前記領域が画素の2次元アレイを規定する請求項1に記載の方法。
  3. 前記基板は1又は2以上のウェルを規定するバンク構造を有し、前記基板に活性化された前記スタンプを接触させる前記工程は、前記バンク構造の末端の表面に活性化された前記スタンプを接触させることにより前記バンク構造の前記末端の表面の濡れ性を低下させる工程を含み、前記電気的活性材料から構成される前記液体は前記1又は2以上のウェルの中に堆積させられる請求項1又は2に記載の方法。
  4. 前記スタンプは1又は2以上のウェルを規定するバンク構造を有し、前記基板に活性化された前記スタンプを接触させる前記工程は、前記バンク構造の末端の表面を前記基板に接触させることにより前記バンク構造の前記末端の表面に接触した前記基板の領域の濡れ性を低下させる工程を含み、前記電気的活性材料から構成される前記液体は濡れ性が低下した前記領域の間の前記基板上に堆積させられる請求項1又は2に記載の方法。
  5. 前記バンク構造はリソグラフィープロセスによって形成される請求項3又は4に記載の方法。
  6. 前記バンク構造は0.1〜5μmの範囲の高さを有する請求項3ないし5のいずれか一項に記載の方法。
  7. 前記ウェルの間の距離は20〜100μmの範囲である請求項3ないし6のいずれか一項に記載の方法。
  8. 前記ウェルは約100〜500μmの幅である請求項3ないし7のいずれか一項に記載の方法。
  9. 前記基板は第1の電極層を有する請求項1ないし8のいずれか一項に記載の方法。
  10. 前記電気的活性材料の上に第2の電極層を堆積させる工程をさらに含む請求項1ないし9のいずれか一項に記載の方法。
  11. 前記電気的活性材料が有機物である請求項1ないし10のいずれか一項に記載の方法。
  12. 前記有機材料はポリマー、オリゴマー、デンドリマー及び低分子量材料の1又は2以上から構成される請求項11に記載の方法。
  13. 前記電気的活性材料は発光材料から構成される請求項1ないし12のいずれか一項に記載の方法。
  14. 前記電気的活性材料は半導体材料から構成される請求項1ないし13のいずれか一項に記載の方法。
  15. 前記電気的活性材料は導電性材料から構成される請求項1ないし13のいずれか一項に記載の方法。
  16. 前記堆積工程は、電気的活性材料の第1の層を堆積する工程及びその上に電気的活性材料の第2の層を堆積する工程を含む請求項1ないし15のいずれか一項に記載の方法。
  17. 電気的活性材料の前記第1の層は電荷輸送材料から構成され、電気的活性材料の前記第2の層は発光材料から構成される請求項16に記載の方法。
  18. 前記電荷輸送材料の堆積の前に電荷注入材料層が堆積される請求項17に記載の方法。
  19. 前記電気的活性材料はインクジェット印刷により堆積される請求項1ないし18のいずれか一項に記載の方法。
  20. 前記電気的活性材料から構成される前記液体は濡れ性の低下した前記基板の前記領域を超えるように堆積され、乾燥時に前記電気的活性材料が前記領域の低い濡れ性のために前記領域から流れ落ちる請求項1ないし19のいずれか一項に記載の方法。
  21. 活性化された前記スタンプにより接触された前記基板の前記領域の化学的組成は前記接触工程中に変化する請求項1ないし20のいずれか一項に記載の方法。
  22. 材料の薄膜が活性化された前記スタンプから前記スタンプにより接触された前記基板の前記領域に転写される請求項21に記載の方法。
  23. 前記基板を活性化された前記スタンプに接触させる前記工程により前記スタンプにより接触された前記基板の前記領域が10〜500nmの範囲の高さの複数の突出部を有するざらついた表面を有する請求項1ないし22のいずれか一項に記載の方法。
  24. 前記ざらついた表面は活性化された前記スタンプから前記スタンプにより接触された前記基板の前記領域に材料を転写させることによって形成される請求項23に記載の方法。
  25. 前記突出部の間の間隔は好ましくは0.1〜10μmの範囲である請求項23または24に記載の方法。
  26. 前記電気的活性材料から構成される前記液体と濡れ性が低下した前記領域の間の接触角が120°超である請求項1ないし25のいずれか一項に記載の方法。
  27. 前記NaOHまたはKOHの濃度は1mM〜100mMの範囲である請求項1ないし26のいずれか一項に記載の方法。
  28. 活性化された前記スタンプを前記基板に接触させた後、前記スタンプの除去前に焼成工程が行われる請求項1ないし27のいずれか一項に記載の方法。
  29. 前記焼成工程は40〜90の範囲の温度で行われる請求項28に記載の方法。
  30. 前記スタンプはO2プラズマで処理される請求項1ないし29のいずれか一項に記載の方法。
  31. NaOHまたはKOHにて活性化されたポリジメチルシロキサン(PDMS)を有するスタンプを接触させることにより形成された、濡れ性の低下した10〜500nmの範囲の高さの複数の突出部を有するざらついた表面であってパターンを規定する表面を有する基板、濡れ性の低下した前記ざらついた表面の間の領域における前記基板上に配置された電気的活性材料層とを有する電気装置。
  32. 濡れ性が低下された前記ざらついた表面の間の前記領域が画素の2次元アレイを規定する請求項31に記載の電気装置。
  33. 前記基板は1又は2以上のウェルを規定するバンク構造を有し、前記バンク構造の末端表面は濡れ性が低下した前記ざらついた表面を有し、前記電気的活性材料層は前記1又は2以上のウェル中に配置される請求項31または32に記載の電気装置。
  34. 前記バンク構造は0.1〜5μmの範囲の高さを有する請求項33に記載の電気装置。
  35. 前記ウェルの間の距離は20〜100μmの範囲である請求項33または34に記載の電気装置。
  36. 前記ウェルは約100〜500μmの幅である請求項33ないし35のいずれか一項に記載の電気装置。
  37. 前記基板は第1の電極層を有する請求項31ないし36のいずれか一項に記載の電気装置。
  38. 前記電気的活性材料の上に第2の電極層をさらに有する請求項31ないし37のいずれか一項に記載の電気装置。
  39. 前記電気的活性材料が有機物である請求項31ないし38のいずれか一項に記載の電気装置。
  40. 前記有機材料はポリマー、オリゴマー、デンドリマー及び低分子量材料の1又は2以上から構成される請求項39に記載の電気装置。
  41. 前記電気的活性材料は発光材料から構成される請求項31ないし40のいずれか一項に記載の電気装置。
  42. 前記電気的活性材料は半導体材料から構成される請求項31ないし41のいずれか一項に記載の電気装置。
  43. 前記電気的活性材料は導電性材料から構成される請求項31ないし42のいずれか一項に記載の電気装置。
  44. 電気的活性材料の第1の層及びその上に電気的活性材料の第2の層が供給されている請求項31ないし43のいずれか一項に記載の電気装置。
  45. 電気的活性材料の前記第1の層は電荷輸送材料から構成され、電気的活性材料の前記第2の層は発光材料から構成される請求項44に記載の電気装置。
  46. 前記電荷輸送材料の下に電荷注入材料層が配置されている請求項45に記載の電気装置。
  47. 前記突出部の間の間隔は好ましくは0.1〜10μmの範囲である請求項31ないし46のいずれか一項に記載の電気装置。
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