JP5141399B2 - 内燃機関の制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、内燃機関の制御装置に関し、特に、バッテリからの給電により作動する電気負荷についてその作動を制御する内燃機関の制御装置に関するものである。
従来、内燃機関の燃料噴射制御においては、燃料噴射弁への通電時間を制御することで燃料噴射量を制御することが行われている。噴射量制御として具体的には、例えば吸気管圧力及びエンジン回転速度に基づいて基本噴射時間を算出し、その基本噴射時間に、燃料噴射弁における作動遅れ時間としての無効噴射時間を加えたものを噴射時間とし、その噴射時間だけ燃料噴射弁に通電する。
ここで、燃料噴射弁がバッテリからの給電により作動される構成の場合、燃料噴射弁の作動遅れはバッテリ電圧に応じて異なり、バッテリ電圧が低いほど作動遅れ時間が長くなる。そこで、噴射量制御においては、バッテリ電圧の変動を考慮し、バッテリ電圧に応じて無効噴射時間が算出される(例えば、特許文献1参照)。
特開昭58−28537号公報
ところで、バッテリからの給電により作動する各種電気負荷に対し、バッテリから通電されると、その通電に伴いバッテリ電圧が低下してバッテリ電圧に変動が生じる。一方、燃料噴射弁における無効噴射時間の算出時期と、燃料噴射弁に実際に通電する通電時期とでは時間差が生じる。そのため、例えば点火装置などの電気負荷にバッテリから通電が行われてバッテリ電圧が変動した場合、無効噴射時間の算出時期におけるバッテリ電圧と通電時期におけるバッテリ電圧とに隔たりが生じることが考えられる。かかる場合、無効噴射時間が正確に算出されず、適正量の燃料が噴射されないことが懸念される。
また、バッテリ電圧の変動を考慮し、バッテリ電圧を平均化した値を用いて無効噴射時間を算出することも考えられるが、その場合においても、燃料噴射弁の通電時期における正確なバッテリ電圧を検出しているとは必ずしも言えない。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、現時点よりも後の所定時刻におけるバッテリ電圧を現時点で正確に検出することができる内燃機関の制御装置を提供することを主たる目的とする。
本発明は、上記課題を解決するために、以下の手段を採用した。
第1の構成は、内燃機関の出力軸と同期して回転する永久磁石式交流発電機と、該交流発電機により発電される電力により充電されるバッテリと、前記バッテリからの給電により前記内燃機関の1燃焼サイクル内の各行程に応じて駆動される電気負荷とを備え、前記バッテリの電圧が前記内燃機関の回転角度位置に応じて1燃焼サイクルの周期で変動する内燃機関システムに適用される。また、前記バッテリの電圧を検出する電圧検出手段と、前記電圧検出手段による電圧検出値を前記内燃機関における所定の回転角度位置で取得し、該取得した電圧検出値を、前記所定の回転角度位置に対応するバッテリ電圧として記憶する電圧記憶手段と、前記電圧記憶手段により記憶したバッテリ電圧を、それよりも後の燃焼サイクルにおける前記所定の回転角度位置のバッテリ電圧の予測値とする電圧予測手段と、を備える。
要するに、内燃機関の出力軸と同期して回転する永久磁石式交流発電機により発電された電力によりバッテリが充電されるとともに、そのバッテリからの給電により内燃機関の1燃焼サイクル内の各行程に応じて電気負荷が駆動される内燃機関システムにおいては、その交流発電機からバッテリへの充電、及びバッテリから電気負荷への給電が規則的に行われるため、内燃機関の回転角度位置に応じてバッテリ電圧が変動する。このとき、内燃機関の回転角度位置が同じであれば、その回転角度位置に対応するバッテリ電圧もほぼ同じか又は近似値になることが考えられる。上記発明では、所定の回転角度位置でバッテリ電圧を取得し、その取得したバッテリ電圧を内燃機関の回転角度位置に対応するバッテリ電圧として記憶することで、内燃機関の回転角度位置とバッテリ電圧とを関連付ける。また、その関係を用いることで、現時点よりも後の燃焼サイクルにおける所定の回転角度位置でのバッテリ電圧を予測する。したがって、本発明によれば、将来の所定の回転角度位置におけるバッテリ電圧を現時点で正確に予測することができる。
バッテリからの給電により駆動される電気負荷に通電すると、その通電に伴いバッテリ電圧が低下する。そのため、複数の電気負荷の通電時期が重複すると、制御対象とする電気負荷の作動電圧が他の電気負荷への通電により低下することが考えられる。また、通常は制御値の算出時期と通電時期とに時間差があるため、バッテリ電圧の低下に起因して適正な制御値で電気負荷を作動できないことが考えられる。その点に鑑み、第2の構成は、前記バッテリから前記電気負荷への通電時刻よりも前の時点で該通電時刻におけるバッテリ電圧を予測する。また、予測したバッテリ電圧を前記通電時刻におけるバッテリ電圧として前記電気負荷の作動を制御する。この構成によれば、制御対象とする電気負荷の通電時刻におけるバッテリ電圧を予測し、その予測値により電気負荷の作動を制御するため、バッテリ電圧の低下に起因して電気負荷が適正に作動しないのを回避することができ、ひいては内燃機関の制御性が低下するのを抑制することができる。
内燃機関においては、例えば燃料噴射弁や点火装置のような電気負荷が内燃機関の回転角度位置に応じて1燃焼サイクルに相当する回転角度(720°CA)毎に作動する。このとき、電気負荷への通電時期及び通電時間がほぼ同じ場合には、それらの電気負荷が作動するのに伴いバッテリ電圧が1燃焼サイクル毎に規則的に変動するものと考えられる。一方、電気負荷への通電時期及び通電時間が変化する場合には、バッテリ電圧の変動時期やその変動の大きさが異なることが考えられる。その点に鑑み、第3の構成は、前記内燃機関の運転中において1燃焼サイクルに相当する回転角度毎に各回転角度位置に対応するバッテリ電圧を記憶する。こうすることで、内燃機関の回転角度位置に対応するバッテリ電圧として最新の値が記憶されるため、電気負荷の通電状態に合わせて内燃機関の回転角度位置に対応するバッテリ電圧を都度記憶することができ、現時点よりも後の所定時刻におけるバッテリ電圧を正確に予測するのに好適である。
なお、短期間(例えば数サイクルの期間)でみれば、電気負荷の通電状態は急激に変化しないと考えられる。また、内燃機関の回転角度位置に対応するバッテリ電圧を1燃焼サイクル毎に記憶するため、電気負荷の通電状態の変化に追従して内燃機関の回転角度位置に対応するバッテリ電圧が順次更新される。したがって、短期間でみれば、直近の燃焼サイクルにおける内燃機関の回転角度位置とバッテリ電圧との関係に基づいてバッテリ電圧を予測したとしても、その予測値の正確性は担保されていると言える。
バッテリ電圧が変動すると、燃料噴射弁の作動遅れ時間が異なるため、燃料噴射弁への通電時間(噴射時間)をバッテリ電圧に基づいて補正する必要がある。具体的には、燃料噴射弁による噴射時間は、燃料噴射弁から実際に燃料噴射される実噴射時間としての基本噴射時間に、燃料噴射弁の作動遅れ時間としての無効噴射時間が加算される。その点に鑑み、第4の構成は、前記電気負荷として燃料噴射弁を備える内燃機関に適用され、前記バッテリ電圧に基づいて前記燃料噴射弁の作動遅れ時間としての無効噴射時間を算出し、該無効噴射時間を、前記燃料噴射弁から実際に燃料噴射される実噴射時間としての基本噴射時間に加算して前記燃料噴射弁の噴射時間を算出する。また、前記燃料噴射弁の噴射時期におけるバッテリ電圧を予測し、該予測した結果に基づいて前記無効噴射時間を算出する。この構成によれば、燃料噴射時期におけるバッテリ電圧として予測される値に基づいて無効噴射時間が算出されるため、バッテリ電圧に変動が生じる場合であっても燃料噴射時間を適正な値にすることができる。
一般に、点火装置は消費電力が大きいため、点火装置への通電に伴うバッテリの電圧変動が大きくなる傾向にある。また、点火装置の通電時間は、内燃機関の運転状態(例えば内燃機関の回転速度)に応じて異なる。そのため、バッテリから点火装置に通電される場合、バッテリ電圧の変動時期やその変動の大きさが内燃機関の運転状態に応じて異なることが考えられる。その点に鑑み、第5の構成は、前記バッテリに接続される点火装置を備える内燃機関に適用され、点火時期に合わせて前記点火装置への通電を行わせかつ前記点火装置で点火放電を行わせる。また、前記点火装置の通電期間を含む前記内燃機関の回転角度位置で前記電圧検出値を取得し、該取得した電圧検出値を前記内燃機関の回転角度位置に対応するバッテリ電圧として記憶する。この構成によれば、点火装置への通電に伴いバッテリ電圧が比較的大きく変動した場合であっても、現時点よりも後の所定時刻におけるバッテリ電圧を正確に検出することができ好適である。
単気筒からなる内燃機関においては、点火動作や燃料噴射動作に起因するバッテリ電圧の低下が1燃焼サイクル中に1回出現する。一方、複数気筒からなる内燃機関においては、1燃焼サイクル中に気筒ごとで異なる時期に点火動作等が行われる。したがって、複数気筒の内燃機関では、点火動作等に起因するバッテリ電圧の低下について気筒ごとに個々に見ると、1燃焼サイクル中のそれぞれ異なる時期に気筒数だけ出現する。この電圧低下について内燃機関の全体で見ると、各気筒に起因する個々の電圧低下が、そのピークを少しずつずらしながら重複されることにより、その電圧変動が比較的小さく出現する。したがって、単気筒の内燃機関では、複数気筒の内燃期間に比べ、点火動作や燃料噴射動作に伴うバッテリ電圧の変動が大きくなることが考えられる。その点に鑑み、第6の構成においては、内燃機関が単気筒からなることを特徴とする。これにより、現時点よりも後の所定時刻におけるバッテリ電圧を正確に検出するのに好適である。
以下、本発明を具体化した実施形態について図面を参照しつつ説明する。本実施の形態は、自動二輪車用の単気筒ガソリンエンジンを対象にエンジン制御システムを構築するものである。当該制御システムにおいては、電子制御ユニット(以下、ECUという)を中枢として燃料噴射量の制御や点火時期の制御等を実施するものとしている。
図1は、本実施形態におけるエンジン制御システム10の全体概略構成図である。図1において、本システムには永久磁石式の交流発電機(ACG)20が備えられている。ACG20は、交流マグネット式であり、エンジンの出力軸としてのクランク軸とともに回転する永久磁石からなるロータ21と、ロータ21の内側に配置された単相の発電コイルからなるステータ22とを備える。ステータ22は、エンジンのクランク軸の回転に伴って交流電圧を誘起するものであり、その誘起された交流電圧がレギュレータ23で整流等された後に各種電気負荷30(31〜35)に供給されたり、あるいはバッテリ40に充電されたりする。
バッテリ40から給電を受ける電気負荷30として、エンジンには、燃料を噴射供給する電磁駆動式の燃料噴射弁31が設けられている。この燃料噴射弁31からの燃料は、エンジンの吸気管内における空気と混合された状態で気筒内へ導入される。また、他の電気負荷30としてエンジンには、点火装置32が設けられている。本実施形態では、点火装置32として誘導放電方式を採用している。具体的には、点火装置32は、一次コイル36a及び二次コイル36bからなる点火コイル36と、一次コイル36aへの電流制御を行うトランジスタ37とを備えている。点火コイル36のうち、一次コイル36aはトランジスタ37に接続され、二次コイル36bは点火プラグ38に接続されている。バッテリ40から一次コイル36aへ所定時間通電した後、所望とする点火タイミングにてトランジスタ37がオンからオフに切り替えられると、一次コイル36aの通電が遮断されて二次コイル36bに高電圧が誘起される。その高電圧が放電電圧として点火プラグ38に印加されることで、点火プラグ38の対向電極間に火花放電が生じる。
また、エンジンには、エンジンの所定クランク角度毎に(例えば30°CA周期で)クランク軸42の回転角度位置を検出するクランク角度センサ41が設けられている。クランク角度センサ41は、クランク軸42と一体に回転するパルサ(回転円板)43と、その外周部近傍に設けられた電磁ピックアップ部44とを備える。パルサ43の外周部には、所定のクランク角間隔(例えば30°CA間隔)に突起45が設けられている(欠歯についてはここでは省略)。そして、クランク軸42の回転に伴いパルサ43が回転すると、パルサ43の突起45が電磁ピックアップ部44に近づき、パルス状のNE信号が出力される。本実施形態では、1燃焼サイクル(720°CA)内におけるNE信号に合わせてクランク番号が付与される構成となっており、NE信号の立ち上がり毎にクランク番号としてそれぞれ値0から値23の整数が順に付与される。
なお、クランク角度センサ41については、クランク軸42に直結された永久磁石式の交流発電機20におけるロータ21の外周に所定のクランク角度間隔で突起を設け、その突起に対向する位置に電磁ピックアップを配置する構成としてもよい。 その他、エンジンには、吸気管圧力を検出する吸気圧センサ47や、バッテリの電圧(バッテリ電圧)を検出する電圧検出回路48が設けられている。
ECU50は、周知の通りCPU、ROM、RAM等よりなるマイクロコンピュータ(以下、マイコンという)51を主体として構成され、ROMに記憶された各種の制御プログラムを実行することで、都度のエンジン運転状態に応じてエンジンの各種制御を実施する。具体的には、ECU50のマイコン51は、エンジンの各種センサから随時入力される各種の検出信号等に基づいて燃料噴射量や燃料噴射時期、点火時期等を演算し、その演算結果を用いて燃料噴射弁31や点火装置32等の駆動を制御する。
燃料の噴射量制御について詳しくは、燃料噴射弁31への通電時間を制御することで燃料噴射量を制御する。具体的には、ECU50は、吸気圧センサ47の検出値である吸気管圧力から算出されるエンジン負荷とNE信号から算出されるエンジン回転速度から例えばマップ検索により吸入空気量を算出し、その吸入空気量に基づいて基本噴射量を算出する。そして、その基本噴射量を時間に換算することで基本噴射時間tpを算出する。この基本噴射時間に、燃料噴射弁31における作動遅れ時間、つまり燃料噴射弁31への通電開始から実際に開弁するまでの時間としての無効噴射時間tvを加えることにより、燃料噴射弁31の通電時間(燃料噴射時間)TAUを算出する。
ここで、燃料噴射弁31の作動遅れ時間はバッテリ電圧に応じて異なり、バッテリ電圧が低下するほど燃料噴射弁31が開弁するまでの作動遅れが長くなる。図2は、バッテリ電圧VBと無効噴射時間tvとの関係を示す図である。図2によれば、バッテリ電圧VBが低下するほど無効噴射時間tvが長く設定してある。
燃料噴射弁31への通電制御は、燃料噴射弁31に接続されたトランジスタ39(図1参照)への通電信号の出力を調整することにより実施される。すなわち、ECU50からの通電信号によりトランジスタ39がオンされると、バッテリ40から燃料噴射弁31に電流が流れ、燃料噴射が実施される。このとき、ECU50は、算出した燃料噴射時間TAUに相当する時間だけトランジスタ39をオンすることで、所望の燃料量が燃料噴射弁31から噴射されることになる。
ところで、点火装置32のように消費電力が大きい電気負荷に対しバッテリ40から通電が行われると、その通電に伴いバッテリ電圧VBが大きく低下し、バッテリ電圧VBに変動が生じる。このとき、例えば燃料噴射弁31の通電時期と点火コイル36の通電時期とが重なると、燃料噴射弁31の通電時におけるバッテリ電圧VBが、燃料噴射時間TAUの算出時におけるバッテリ電圧VBよりも低下することが考えられる。かかる場合、燃料噴射時間TAUの算出時におけるバッテリ電圧VBをそのまま用いて無効噴射時間tvを算出すると、無効噴射時間tvが短すぎるため燃料量が不足し、その結果、空燃比が目標値よりもリーン側に傾いてしまう。
図3は、バッテリ電圧VBの変動の様子を示すタイムチャートである。図3のうち(a)はバッテリ電圧VBの推移を示し、(b)は燃料噴射弁31の端子電圧の推移を示し、(c)は点火コイル36の一次側電圧の推移を示し、(d)はクランク角度(クランク番号)の推移を示す。なお、点火コイル36の一次側電圧については、トランジスタ37に接続される負側端子電圧をいう。
図3(a)に示すように、バッテリ電圧VBは、点火コイル36への通電状態に応じて変動する。つまり、本実施形態の単気筒エンジンでは、720°CAごとに点火が行われるようになっており、その点火周期に合わせてバッテリ40から点火コイル36へ通電されると、その通電に伴いバッテリ電圧VBが低下し、通電を遮断することでバッテリ電圧VBが次第に回復する。図3によると、燃料噴射時間TAUの算出が行われるクランク角度CRSUM(本実施形態では固定値)では、バッテリ電圧VBがVBSUM(例えば13.2Vや13.3V)であるのに対し、燃料噴射弁31の通電開始時では、それよりも低いVBINJ(例えば12.2Vや12.3V)になっている。そのため、クランク角度CRSUMで検出したバッテリ電圧VBSUMに基づいて無効噴射時間tvを算出すると、無効噴射時間tvが本来必要とされる値よりも小さく設定されてしまう。
ここで、本発明者は、点火コイル36の通電に伴うバッテリ電圧VBの変動が、1燃焼サイクル(720°CA)ごとのクランク角度とほぼ同期して発生することに着目した。すなわち、エンジンのクランク軸42とACG20とが直結されていることから、ACG20の発電サイクルは決まっている。また、点火動作は1燃料サイクル内の所定の点火時期に1回ずつ行われることから、点火コイル36への通電に伴うバッテリ電圧VBの低下は、点火時期に付随し1燃焼サイクル中のほぼ同じ時期に1回ずつ発生する。そのため、クランク角度が同じであれば、そのクランク角度に対応するバッテリ電圧VBもほぼ同じになることが考えられる。
そこで、本実施形態では、バッテリ電圧VBをクランク番号毎に取得し、その取得したバッテリ電圧VBを、取得時のクランク角度に対応するバッテリ電圧としてRAMに記憶する。すなわち、クランク角度に対応するバッテリ電圧について、前回値を今回値で都度更新する。そして、燃料噴射時間の算出時に(クランク角度CRSUMで)、クランク角度とバッテリ電圧との関係に基づいて、実際に燃料噴射する時刻(クランク角度CRINJ)におけるバッテリ電圧VBINJを予測し、その予測したバッテリ電圧VBINJに基づいて無効噴射時間tvを算出する。この処理としてECU50は、以下に示す処理を実行する。
まず、クランク角度とバッテリ電圧とを関連付けるための処理(バッテリ電圧検出処理)について説明する。図4は、バッテリ電圧検出処理に関する処理手順の一例を示すフローチャートである。この処理は、NE信号の立ち上がり毎にECU50により繰り返し実行される。
図4のステップS11ではまず、電圧検出回路48で検出したバッテリ電圧VBを読み込む。続くステップS12では、現在のクランク番号がいずれであるかを判定する。そして、読み込んだバッテリ電圧VBを、その読み込み時に対応するクランク番号n(n=0〜23)のバッテリ電圧VBCR(n)として、例えばクランク番号とバッテリ電圧VBとを関連付けたテーブルに順次記憶する(ステップS13〜S17)。例えば、現在のクランク番号が値0であれば、ステップS13へ進み、読み込んだバッテリ電圧VBをクランク番号0に対応するバッテリ電圧VBCR0として記憶する。
図5に、クランク番号とバッテリ電圧VBCRとを関連付けたテーブルの一例を示す。図5のテーブルには、クランク番号ごとにバッテリ電圧VBCRが設定されている。本実施形態では、NE信号の立ち上がり毎にバッテリ電圧VBを読み込み、その読み込んだバッテリ電圧VBを、図5のテーブルに都度記憶することにより、バッテリ電圧VBCR(n)が1燃焼サイクル毎に都度更新される。
次に、燃料噴射弁31の噴射時間TAUを算出するための処理(噴射時間算出処理)について説明する。図6は、噴射時間算出処理に関する処理手順の一例を示すフローチャートである。この処理は、NE信号の立ち上がり毎にECU50により繰り返し実行される。
図6のステップS21ではまず、燃料噴射時間TAU及び燃料噴射時期を算出するクランク番号CRSUMか否かを判定する。クランク番号CRSUMであればステップS22へ進み、吸気圧センサ47からの吸気管圧力を読み込む。続くステップS23では、クランク角度センサ41の出力に基づきエンジン回転速度を算出し、ステップS24で、吸気管圧力とエンジン回転速度とに基づいて吸入空気量を例えばマップ検索を行うことにより算出する。そして、ステップS25で、吸入空気量とエンジン回転速度とから燃料噴射量を算出し、その燃料噴射量を時間に換算して基本噴射時間tpを算出する。また、ステップS26では、エンジン回転速度に基づいて燃料噴射を開始するクランク番号CRINJを設定する。
続くステップS27において、クランク番号CRINJでのバッテリ電圧VBINJを予測する。具体的には、例えば図5に示すテーブルからクランク番号CRINJに対応するバッテリ電圧VBCRを読み出し、このバッテリ電圧VBCRをVBINJとする。そして、ステップS28で、バッテリ電圧VBINJに基づいて、例えば図2に示すマップから無効噴射時間tvを算出する。つまり、無効噴射時間tvにつき本実施形態では、実際に燃料噴射する時点におけるバッテリ電圧VBINJを、エンジン運転最中に都度更新されるクランク番号とバッテリ電圧VBCRとの関係(図5参照)から予測し、その予測したバッテリ電圧VBINJに対応する無効噴射時間tvを算出する。具体的には、図3において、燃料噴射時間の算出時(クランク番号CRSUM)のバッテリ電圧VBSUMの代わりに、燃料噴射開始時(クランク番号CRINJ)のバッテリ電圧VBINJを用いて無効噴射時間tvが算出されることとなる。その後、ステップS29において、基本噴射時間tpに無効噴射時間tvを加算することで、燃料噴射時間TAUを算出する。
以上説明した実施の形態によれば、次の優れた効果が得られる。
クランク番号毎にバッテリ電圧VBを取得し、その取得したバッテリ電圧VBをクランク番号に対応するバッテリ電圧VBCRとしてRAMに記憶する構成としたため、クランク角度とバッテリ電圧VBCRとを関連付けることができる。また、その関係を用いて燃料噴射弁31の噴射開始時刻(クランク番号CRINJ)におけるバッテリ電圧VBINJを予測する構成としたため、噴射開始時刻におけるバッテリ電圧VBINJを、燃料噴射量を算出する時点で正確に検出することができる。
予測したバッテリ電圧VBINJに基づいて無効噴射時間tvを算出し、その無効噴射時間tvと基本噴射時間tpとから求めた燃料噴射時間TAUだけ燃料噴射弁31に通電する構成としたため、バッテリ電圧の変動に起因してエンジンの制御性が低下するのを抑制することができる。つまり、点火コイル36への通電時期と燃料噴射弁31の噴射時期とが重なった場合、燃料噴射時間TAUの算出時(クランク番号CRSUM)と燃料噴射弁31の噴射開始時(クランク番号CRINJ)とでバッテリ電圧VBが異なるおそれがある。本実施形態によれば、燃料噴射時におけるバッテリ電圧の予測値(VBINJ)に基づいて無効噴射時間tvを算出するため、燃料噴射時間TAUを適正な値にすることができ、ひいては空燃比を適正に制御することができる。
クランク角度に対応するバッテリ電圧VBCRを、エンジン運転中において1燃焼サイクル毎に記憶する構成としたため、バッテリ電圧VBCRとして最新の値を記憶しておくことができる。また、点火コイル36などの電気負荷30への通電状態に合わせてクランク番号に対応するバッテリ電圧VBCRを更新することができ、燃料の噴射時期におけるバッテリ電圧VBINJを正確に検出するのに好適である。
例えば、バッテリ40が劣化すると、電気負荷30への通電に伴うバッテリ電圧の落ち込みやその回復度合いが変化することが考えられる。そのため、バッテリ劣化の程度に応じて1燃焼サイクル中における電圧変動の時期や程度が異なることが考えられる。また、点火コイル36への通電時間は、エンジン回転速度などのエンジン運転状態に応じて異なり、例えばアイドル運転時では車両走行時に比べて通電時間が短くなる。そのため、エンジン運転状態に応じて1燃焼サイクル中における電圧変動の時期等が異なることが考えられる。さらに、点火装置32が誘導放電方式であることから、点火時期の変動に伴い点火コイル36への通電時期が異なる。そのため、1燃焼サイクル中におけるバッテリ40の電圧変動の時期等が点火時期に応じて異なることが考えられる。本実施形態によれば、バッテリ電圧VBCRの更新を1燃焼サイクル毎に実施するため、無効噴射時間tvを算出するのにあたり電圧変動の影響を低減することができ、バッテリ電圧VBINJを正確に検出するのに好適である。
単気筒エンジンであるため、複数気筒エンジンに比べ、点火動作や燃料噴射動作に伴うバッテリ電圧VBの変動が大きくなりやすいところ、本実施形態によれば、燃料噴射時期におけるバッテリ電圧VBINJを電圧変動に影響されることなく正確に検出することができる。
自動二輪車用の燃料噴射システムからなる構成としたため、バッテリ40の電圧変動が大きくなりやすいところ、本実施形態によれば、電圧変動に影響されることなく燃料噴射時期におけるバッテリ電圧VBINJを正確に検出することができ好適である。
(他の実施形態)
本発明は上記実施形態の記載内容に限定されず、例えば次のように実施してもよい。
・上記実施形態では、クランク番号毎に取得したバッテリ電圧VBをそのクランク番号に対応するバッテリ電圧VBCRとしてそのまま記憶する構成としたが、バッテリ電圧VBにつき、クランク番号ごとになまし処理を実施することにより得られるなまし値をそのクランク番号に対応するバッテリ電圧VBCRとして記憶する構成としてもよい。こうすれば、ノイズを除去することができる点で好ましい。
・上記実施形態では、すべてのクランク番号に対応するバッテリ電圧VBCRを更新する構成としたが、燃料噴射の開始時刻となり得る一部のクランク番号につきバッテリ電圧VBCRを更新する構成としてもよい。
・上記実施形態では、バッテリ電圧VBをクランク番号毎に取得し、その取得したバッテリ電圧VBを、取得する都度そのクランク番号に対応するバッテリ電圧VBCRとして更新する構成としたが、取得した複数の(例えば2又は3の)バッテリ電圧を平均化した値をバッテリ電圧VBCRとして更新する構成としてもよい。
・上記実施形態では、単気筒エンジンの制御システムについて説明したが、多気筒エンジンに適用してもよい。また、自動二輪車のエンジン制御システムについて説明したが、自動四輪車に適用してもよい。
エンジン制御システムの全体概略構成図。 バッテリ電圧と無効噴射時間との関係を示す図。 バッテリ電圧の変動の様子を示すタイムチャート。 バッテリ電圧検出処理に関する処理手順の一例を示すフローチャート。 クランク番号とバッテリ電圧との関係の一例を示す説明図。 噴射時間算出処理に関する処理手順の一例を示すフローチャート
符号の説明
10…エンジン制御システム、20…交流発電機(ACG)、30…電気負荷、31…燃料噴射弁、32…点火装置、36…点火コイル、40…バッテリ、41…クランク角度センサ、48…電圧検出回路、50…エンジン制御ユニット(ECU)、51…マイコン。

Claims (5)

  1. 内燃機関の出力軸と同期して回転する永久磁石式交流発電機と、該交流発電機により発電される電力により充電されるバッテリと、前記バッテリからの給電により前記内燃機関の1燃焼サイクル内の各行程に応じて駆動される電気負荷とを備え、前記内燃機関の運転中において前記バッテリの電圧が前記内燃機関の回転角度位置に応じて1燃焼サイクルの周期で変動する内燃機関システムに適用され、
    前記バッテリの電圧を検出する電圧検出手段と、
    前記内燃機関の運転中において、前記電圧検出手段による電圧検出値を前記内燃機関における所定の回転角度位置で取得し、該取得した電圧検出値を、1燃焼サイクルに相当する回転角度毎に前記所定の回転角度位置に対応するバッテリ電圧として記憶する電圧記憶手段と、
    前記電圧記憶手段により記憶したバッテリ電圧を、その直後の燃焼サイクルにおける前記所定の回転角度位置のバッテリ電圧の予測値とする電圧予測手段と、
    を備えることを特徴とする内燃機関の制御装置。
  2. 前記電圧予測手段は、前記バッテリから前記電気負荷への通電時刻よりも前の時点で該通電時刻におけるバッテリ電圧を予測し、
    前記電圧予測手段により予測したバッテリ電圧を前記通電時刻におけるバッテリ電圧として前記電気負荷の作動を制御することを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の制御装置。
  3. 前記電気負荷として燃料噴射弁を備える内燃機関に適用され、
    前記バッテリ電圧に基づいて前記燃料噴射弁の作動遅れ時間としての無効噴射時間を算出し、該無効噴射時間を、前記燃料噴射弁から実際に燃料噴射される実噴射時間としての基本噴射時間に加算して前記燃料噴射弁の噴射時間を算出する内燃機関の制御装置であり、
    前記電圧予測手段は、前記燃料噴射弁の噴射時期におけるバッテリ電圧を予測し、
    該予測した結果に基づいて前記無効噴射時間を算出することを特徴とする請求項1又は2に記載の内燃機関の制御装置。
  4. 前記バッテリに接続される点火装置を備える内燃機関に適用され、点火時期に合わせて前記点火装置への通電を行わせかつ前記点火装置で点火放電を行わせる内燃機関の制御装置であり、
    前記電圧記憶手段は、前記点火装置の通電期間を含む前記内燃機関の回転角度位置で前記電圧検出値を取得し、該取得した電圧検出値を前記内燃機関の回転角度位置に対応するバッテリ電圧として記憶することを特徴とする請求項1乃至のいずれか一項に記載の内燃機関の制御装置。
  5. 前記内燃機関は、単気筒からなることを特徴とする請求項1乃至のいずれか一項に記載の内燃機関の制御装置。
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