JP5140365B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description
しかしながら、エラー発生回数が所定回数に達するときにたまたまエラーに遭遇した遊技者は、遊技店の店員を呼ばなければならない事態に煩わしい思いをするし、また、所定の復帰操作に立ち会わなければならない遊技店の店員の方としても、対応に面倒な思いをすることとなっていた。
各請求項にそれぞれ記載された各発明は、上記した各目的を達成するためになされたものであり、各発明の特徴点を図面に示した発明の実施の形態を用いて、以下に説明する。
なお、符号は、発明の実施の形態において用いた符号を示し、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
また、図面番号も、発明の実施の形態において用いた図番を示し、本発明の技術的範囲を限定するものでない。
(請求項1)
請求項1記載の発明は、次の点を特徴とする。
ここで、「エラー検出手段151」は、エラーを検出するためのものである。
例えば、メダルセレクター31内にメダルが詰まったとする。このような場合、エラー検出手段151は、その旨をエラーとして検出する。また、メダルセレクター31内にメダルが詰まっている限りは、エラー検出手段151は、エラーを検出し続ける。そして、キャンセルボタン31kの操作によりメダル詰まりが解消されると、エラー検出手段151は、エラーを検出しなくなる。
また、例えば、メダルセレクター31内のメダル通路をメダルが逆流したとする。具体的には、メダルセレクター31内のメダルセンサー31lを下流側から上流側へ向けてメダルが横切ったとする。このような場合も、エラー検出手段151は、その旨をエラーとして検出する。また、メダルの逆流が検出されなくなれば、エラー検出手段151は、エラーを検出しなくなる。
また、「エラー処理手段152」は、エラー検出手段151によりエラーが検出されたことを契機に所定のエラー処理を行って遊技の進行が不可能な状態にするためのものである。
例えば、メダルセレクター31内にメダルが詰まり、エラー検出手段151がその旨をエラーとして検出したとする。そうすると、エラー処理手段152は、これを契機に、所定のエラー処理(例えば、スピーカからの警報音の発報や、演出用ランプの点滅など)を行って、遊技の進行が不可能な状態にする。
例えば、エラー発生間隔計測手段153は、エラー検出手段151がエラーを検出する毎に一旦ゼロリセットしてから計時を開始するタイマー手段と、エラー検出手段151によりエラーが検出されたことを契機にゼロリセットする直前のタイマー手段の計時結果を読み取って記憶するラッチ手段とを備えることにより、エラー発生間隔を計測する。
なお、エラー発生間隔計測手段153は、エラーの種類を区別して、エラーの種類毎にエラー発生間隔を計測するようにしてもよく、また、エラーの種類に関わらず、一のいずれかの種類のエラーとその次に発生したいずれかの種類のエラーとのエラー発生間隔を計測するようにしてもよい。
例えば、エラー検出手段151によってエラーが検出され、エラー発生間隔計測手段153によって前回のエラー検出開始から今回のエラー検出開始までの時間が計測されると、エラー発生間隔判定手段154は、エラー発生間隔計測手段153が計測したエラー発生間隔が一定時間(例えば、30秒)以上であるか否かの判定を行う。
なお、判定の基準となる一定時間は、30秒に限られるものではなく、それより短くてもよく、また、それより長くてもよい。
また、「手動復帰手段155」は、エラー発生間隔判定手段154によりエラー発生間隔が一定時間未満であると判定されたときに、少なくとも、エラー検出手段151によりエラーが検出されなくなり、かつ、所定の復帰操作が行われたことを条件に、エラー処理を終了させて遊技の進行が可能な状態に復帰させるためのものである。
また、手動復帰手段155は、少なくとも、エラー検出手段151によりエラーが検出されなくなったことと、所定の復帰操作が行われたこととを、復帰の条件とするものである。したがって、たとえエラー検出手段151によりエラーが検出されなくなったとしても、所定の復帰操作が行われなければ、手動復帰手段155は、エラー処理を終了させて遊技の進行が可能な状態に復帰させることはなく、また、たとえ所定の復帰操作が行われたとしても、エラー検出手段151によりエラーが検出されたまま(例えば、メダルセレクター31内にメダルが詰まったままであり、その旨がエラー検出手段151によってエラーとして検出されたまま)であれば、手動復帰手段155は、エラー処理を終了させて遊技の進行が可能な状態に復帰させることはない。
また、「所定の復帰操作」としては、例えば、前扉12の施錠装置のロックを解除するためのキーをロック解除とは反対方向に回すことによるリセット操作や、電源ボックスなどに設けられているリセットスイッチを操作することによるリセット操作などがある。もちろん、これら以外の操作を所定の復帰操作としてもよく、また、複数の操作を組み合わせて所定の復帰操作としてもよい。
ここで、自動復帰手段156は、エラー発生間隔が一定時間(例えば、30秒)以上のときに、作動し得るものである。したがって、エラー発生間隔が一定時間(例えば、30秒)未満のときには、自動復帰手段156は、作動しない。エラー発生間隔が一定時間(例えば、30秒)未満のときには、手動復帰手段155が作動し得る。
また、自動復帰手段156は、少なくとも、エラー検出手段によりエラーが検出されなくなったことを、復帰の条件とするものである。したがって、自動復帰手段156は、エラー検出手段によりエラーが検出されなくなったこと以外の条件を、復帰の条件として課してもよい。ただし、自動復帰手段156は、所定の復帰操作が行われたことについては、復帰の条件とすることはない。
(図面の説明)
図1ないし図7は、本発明の実施の形態を示すものである。
図1は、遊技機としてのスロットマシン10のブロック図、図2は、遊技機としてのスロットマシン10の外観正面図、図3は、遊技機としてのスロットマシン10が備えるメダルセレクター31の斜視図(A)および正面図(B)、図4ないし図7は、遊技機としてのスロットマシン10の動作の概略を示すフローチャートである。
本実施の形態に係る遊技機としてのスロットマシン10は、メダルを遊技媒体として遊技を行うものであって、図2に示すように、前面に開口部を有する箱型の筐体11を備えている。また、筐体11の内部には、3個の回転リール45を横並びに設けたリールユニット40が備えられている。また、3個の回転リール45のうち、左側に設けられているのが左リール46であり、また、中央に設けられているのが中リール47であり、また、右側に設けられているのが右リール48である。また、各回転リール45の周囲には、複数種類の図柄が所定の配列で合計21個付されている。また、筐体11の前面には、開口部を塞ぐ前扉12が備えられている。また、前扉12の上部には、上パネル13が備えられ、また、前扉12の下部には、下パネル14が備えられている。また、前扉12の前面における、上パネル13と下パネル14との間には、前方へ向けて突出する操作部16が設けられている。また、下パネル14には、当該スロットマシン10の機種名のロゴやイメージキャラクターなどが表示されている。また、上パネル13のほぼ中央には、各回転リール45の周囲に付されている21個の図柄のうちの3個を遊技者に見せるための図柄表示窓15が設けられている。また、図柄表示窓15が設けられる位置は、各回転リール45の前方に相当する位置である。また、図柄表示窓15は、3個すべての回転リール45の回転が停止した際に、縦3列、横3行に配置した合計9個の図柄を遊技者に見せるように形成されている。つまり、3個すべての回転リール45の回転が停止した際には、遊技者は、図柄表示窓15を通して、縦3列、横3行に配置した合計9個の図柄を見ることができる。また、上パネル13における、図柄表示窓15の下側には、クレジットされているメダルの枚数を表示するためのクレジット数表示器56が設けられている。
また、前扉12の下部中央には、メダルを払い出すためのメダル払出口37が設けられ、また、メダル払出口37の下方には、メダル払出口37から払い出されたメダルを受け止めて貯留するためのメダル受け皿38が設けられている。
また、前扉12の裏面における、メダル投入口36の下方に相当する位置には、メダル投入口36に投入されたメダルを処理するためのメダルセレクター31が備えられている。
(リールユニット40)
リールユニット40は、フレームと、このフレームに横並びに固定した3個のステッピングモータと、各ステッピングモータの出力軸に固定した3個の回転リール45とを備えている。上述したように、3個の回転リール45のうち、左側に設けられているのが左リール46であり、また、中央に設けられているのが中リール47であり、また、右側に設けられているのが右リール48である。また、各回転リール45は、それぞれ、合成樹脂からなる回転ドラムと、この回転ドラムの周囲に貼付されているテープ状のリールテープとを備えている。また、リールテープの外周面には、複数個(例えば21個)の図柄が表示されている。
スタートスイッチ33は、回転リール45の回転を開始させるためのものであって、図2に示すように、操作部16の前面左側に設けられている。また、スタートスイッチ33は、レバー式のスイッチを用いて構成されており、レバーの先端を押し下げると、スタート信号が出力されて、3個すべての回転リール45の回転が開始するようになっている。
(ストップスイッチ34)
ストップスイッチ34は、回転リール45の回転を停止させるためのものであって、図2に示すように、操作部16の前面中央に設けられている。また、ストップスイッチ34は、3個設けられており、また、各ストップスイッチ34は、各回転リール45にそれぞれ対応している。また、3個のストップスイッチ34は、操作部16の前面中央に横並びに設けられている。また、左側のストップスイッチ34は、左リール46に対応し、また、中央のストップスイッチ34は、中リール47に対応し、また、右側のストップスイッチ34は、右リール48に対応している。また、各ストップスイッチ34は、それぞれ、押しボタン式のスイッチを用いて構成されており、左リール46用のストップスイッチ34が備えるボタンを押すと、左リール46用のストップ信号が出力されて、左リール46の回転が停止し、また、中リール47用のストップスイッチ34が備えるボタンを押すと、中リール47用のストップ信号が出力されて、中リール47の回転が停止し、また、右リール48用のストップスイッチ34が備えるボタンを押すと、右リール48用のストップ信号が出力されて、右リール48の回転が停止するようになっている。
ベットスイッチ32は、クレジットされている遊技媒体としてのメダルをベットするためのものである。
図2に示すように、本実施の形態では、ベットスイッチ32は、操作部16の上面左側に設けられている。また、ベットスイッチ32としては、シングルベットスイッチ32aと、マックスベットスイッチ32bとが備えられている。また、図2に示すように、シングルベットスイッチ32aおよびマックスベットスイッチ32bは、操作部16の上面左側に横並びに設けられている。右側に位置するのがシングルベットスイッチ32aであり、左側に位置するのがマックスベットスイッチ32bである。
また、マックスベットスイッチ32bは、1回の操作で最大ベット数の遊技媒体をベット可能なスイッチである。本実施の形態では、マックスベットスイッチ32bは、押しボタン式のスイッチを用いて構成されており、ボタンを1回押すと、通常は、クレジットされているメダルが3枚ベットされるようになっている。すなわち、クレジットカウンタ151の数値が3つ減算されるとともに、ベットカウンタ150の数値が3つ加算されるようになっている。
精算スイッチ35は、クレジットされているメダルを返却するためのものであって、図2に示すように、操作部16の上面左端付近に設けられている。また、精算スイッチ35は、押しボタン式のスイッチを用いて構成されており、ボタンを押すと、ホッパーユニット50の送出機構が駆動し、クレジットされているメダルと同数のメダルがメダル払出口37から払い出されるとともに、クレジットされているメダルが0になる。すなわち、クレジットカウンタ151の数値が0になる。
(メダル投入口36)
メダル投入口36は、メダルを投入するためのものであって、図2に示すように、操作部16の上面右側に設けられている。
メダル払出口37は、メダルを払い出すためのものであって、図2に示すように、前扉12の下部中央に設けられている。
(メダル受け皿38)
メダル受け皿38は、メダル払出口37から払い出されたメダルを受け止めて貯留するためのものであって、図2に示すように、メダル払出口37の下方に設けられている。
(ホッパーユニット50)
ホッパーユニット50は、メダルを払い出すためのものであって、筐体11の内部に設けられている。また、ホッパーユニット50は、メダルを貯留するためのメダルタンクと、メダルタンクに貯留されているメダルを送り出すための送出機構とを備えている。そして、送出機構によって送り出されたメダルは、メダル払出口37から払い出されるようになっている。
メダルセレクター31は、メダル投入口36に投入されたメダルが所定の規格に適合するものか否かの選別を行うためのものであって、前扉12の裏面における、メダル投入口36の下方に相当する位置に取り付けられている。
また、図3の(A)および(B)に示すように、本実施の形態では、メダルセレクター31は、ベース31aと、ベース31aの一方の面を覆うように取り付けられているカバー31bとを備えている。また、メダルセレクター31の上面には、メダル投入口36に投入されたメダルを受け入れるためのメダル受入口31cが設けられ、また、ベース31aとカバー31bとの間には、メダル受入口31cから受け入れたメダルを誘導するためのメダル通路31eが形成され、また、メダルセレクター31の側面には、メダル通路31eを通過したメダルを排出するためのメダル排出口31dが設けられている。
また、図3の(A)および(B)に示すように、本実施の形態では、カバー31bにおける、傾斜通路31gの途中に相当する位置には、メダルよりも大きく開口するキャンセル口31hが設けられている。また、キャンセル口31hの周縁部のうち下側部分は、傾斜通路31gの底面よりも上方に突出しており、傾斜通路31gを流下するメダルの下部をガイドする下側ガイドとなっている。
また、図3の(A)および(B)に示すように、本実施の形態では、メダルブロッカーは、傾斜通路31gを流下するメダルの上部をガイドするためのものであって傾斜通路31gの天井面よりも下方に突出する位置と上方に退避する位置とに変位可能に形成されている上側ガイド31iと、上側ガイド31iを変位させるための電磁コイルと、傾斜通路31gを流下するメダルをキャンセル口31hから弾き出すためのものであって傾斜通路31gのベース31a側側面からキャンセル口31hへ向けて出没可能に形成されており比較的弱い力で突出方向へ常時付勢されている弾出突起31jとを備えている。
一方、回転リール45の回転中、あるいはクレジットが最大に達しているときなど、メダル投入不可のときには、上側ガイド31iが傾斜通路31gの天井面よりも上方に退避するように、電磁コイルが作動する。この状態では、所定の規格に適合したメダルは、その下部を下側ガイドによってガイドされるものの、その上部を上側ガイド31iによってガイドされなくなることから、弾出突起31jよってキャンセル口31hから弾き出されて、傾斜通路31gから排除される。
また、所定の規格よりも小さい小径メダルについては、上側ガイド31iが傾斜通路31gの天井面よりも下方に突出していようが上方に退避していようが、その上部を上側ガイド31iによってガイドされることがないようにしてあり、いずれにせよ弾出突起31jよってキャンセル口31hから弾き出されて、傾斜通路31gから排除される。
なお、所定の規格に適合したメダルであってもメダルセレクター31内に詰まることがあり得るが、このような場合も、キャンセルボタン31kを押圧すると、カバー31bがベース31aから離れて、詰まったメダルがベース31aとカバー31bとの隙間から落下する。
また、メダルブロッカーを通過したメダルは、メダルセンサー31lへ至る。
また、第1フォトセンサーは、発光部と、発光部から発せられた光を受ける受光部とを備えており、発光部と受光部とで傾斜通路31gを挟むようにしている。そして、傾斜通路31gを流下するメダルが第1フォトセンサーを通過するときに、発光部から受光部への光路が遮られるようにしてあり、これにより、メダルの通過を検出するようにしている。第2フォトセンサーも同様である。
そして、メダルセンサー31lを通過し、メダル排出口31dから排出されたメダルは、ホッパーユニット50のメダルタンクに貯留されるようになっている。
一方、キャンセル口31hから弾き出されたメダルや、ベース31aとカバー31bとの隙間から落下したメダルは、メダル払出口37を介して遊技者に返却されるようになっている。
本実施の形態では、表示装置55として、演出用ランプとスピーカとが備えられている。
また、演出用ランプは、遊技者に当選又は入賞などを知らせるためのものであって、図2に示すように、前扉12の上部に設けられている。
また、スピーカは、効果音などを鳴らすためのものであって、図2に示すように、前扉12上部の左右両側にそれぞれ設けられている。
(クレジット数表示器56)
クレジット数表示器56は、クレジットされているメダルの枚数を表示するためのものであって、図2に示すように、上パネル13における、図柄表示窓15の下側に設けられている。また、クレジット数表示器56は、7セグメントLEDを用いて構成されている。
電源ユニットは、スロットマシン10が備える各装置、具体的には、例えば、制御装置20や、リールユニット40や、ホッパーユニット50などに電力を供給するためのものである。また、電源ユニットは、筐体11の内部に備えられている。
(制御装置20)
制御装置20は、図示しないが、CPUを中心に構成され、ROM、RAM、I/O等を備えている。ここでCPUは、1個に限定されず、2個以上のCPUで制御するようにしてもよい。また、CPU、ROM、RAMおよびI/O等は一体化されてワンチップを構成してもよい。そして、CPUがROMに記憶されたプログラムを読み込むことで、次の(1)および(2)の装置を構成する。
(2)演出制御装置22
遊技制御装置21は、スタートスイッチ33およびストップスイッチ34の操作により、回転リール45の回転および停止を制御するためのものである。この遊技制御装置21の詳細については後述する。
演出制御装置22は、演出用ランプやスピーカ等の表示装置55を制御するためのものである。
また、本実施の形態では、制御装置20を、主制御装置(メイン基板)と、主制御装置からの信号を受信して作動する副制御装置(サブ基板)とから構成し、主制御装置を遊技制御装置21として機能させるとともに、副制御装置を演出制御装置22として機能させるようにしている。このように、遊技を司る制御装置と演出を司る制御装置を別個に構成することにより、演出制御に当てられるメモリを大幅に増やすことができるとともに、演出のみを変更することもできるようにしている。
制御装置20の入力段には、図1に示すように、次のパーツが接続されている。
(1)メダルセレクター31
(2)シングルベットスイッチ32a(32)
(3)マックスベットスイッチ32b(32)
(4)スタートスイッチ33
(5)ストップスイッチ34
(6)精算スイッチ35
なお、入力段としては、上記(1)ないし(6)のパーツに限定されるものではない。
制御装置20の出力段には、図1に示すように、次のパーツが接続されている。
(1)リールユニット40
(2)ホッパーユニット50
(3)クレジット数表示器56
(4)表示装置55(演出表示部、ランプおよびスピーカ)
なお、出力段としては、上記(1)ないし(4)のパーツに限定されるものではない。
(遊技制御装置21)
次に、遊技制御装置21について詳述する。
(1)遊技制御手段60
(3)役抽選手段110
(4)入賞判定手段120
(5)停止制御手段130
(6)払出制御手段140
(7)エラー検出手段151
(8)エラー処理手段152
(9)エラー発生間隔計測手段153
(10)エラー発生間隔判定手段154
(11)手動復帰手段155
(12)自動復帰手段156
また、遊技制御手段60は、通常遊技制御手段70と、特別遊技制御手段80とを備えており、また、特別遊技制御手段80は、特定導入遊技制御手段90と、特定遊技制御手段100とを備えている。また、通常遊技制御手段70は、通常遊技を行わせるために通常遊技に関する制御を行うものであり、また、特別遊技制御手段80は、特別遊技を行わせるために特別遊技に関する制御を行うものである。また、特定導入遊技制御手段90は、BBゲームを制御するためのものであり、また、特定遊技制御手段100は、RBゲームを制御するためのものである。
(遊技制御手段60)
遊技制御手段60は、ベットカウンタ150の数値が最小ベット数以上であることを条件に、スタートスイッチ33の操作を契機に、ベットカウンタ150の数値を0にして遊技を進行させるためのものである。つまり、遊技制御装置60は、最小ベット数以上のメダルのベットを条件に、スタートスイッチ33の操作を契機に、ベットされたメダルを使用して遊技を開始させるためのものである。
また、「最大ベット数」とは、1回の遊技につきベットが可能な遊技媒体の最大個数をいう。本実施の形態では、最大ベット数は「3」である。つまり、1回の遊技につき最大で3枚のメダルのベットが可能である。
また、「最大クレジット数」とは、クレジットが可能な遊技媒体の最大個数をいう。本実施の形態では、最大クレジット数は「50」である。つまり、最大で50枚のメダルのクレジットが可能である。
また、遊技制御手段60は、通常遊技制御手段70と、特別遊技制御手段80とを備え、また、特別遊技制御手段80は、特定導入遊技制御手段90と、特定遊技制御手段100とを備えている。以下さらに、通常遊技制御手段70、特別遊技制御手段80、特定導入遊技制御手段90、および特定遊技制御手段100について説明する。
通常遊技制御手段70は、通常遊技を行わせるためのものである。
メダルをベットすると、メダルのベット枚数に応じた本数の入賞ラインが有効になる。具体的には、1回の遊技につきベット可能なメダルの枚数は、最小で1枚、最大で3枚とされている。また、メダルのベットには、メダル投入口36からメダルを投入することによるベットと、ベットスイッチ32(シングルベットスイッチ32aまたはマックスベットスイッチ32b)を操作することによるクレジットされているメダルのベットとがある。また、「再遊技(Replay)」のときには、前回の遊技でベットした枚数と同数のメダルを獲得できるとともに、この獲得したメダルが自動的にベットされるようになっている。そして、メダルのベット枚数が1枚のときには、1本の入賞ラインが有効になり、また、メダルのベット枚数が2枚のときには、3本の入賞ラインが有効になり、また、メダルのベット枚数が3枚のときには、5本の入賞ラインが有効になる。また、メダルのベットを条件に、スタートスイッチ33を操作すると、複数の役のいずれかに当選したかまたはハズレかの抽選(役抽選)が行われる。また、役抽選とほぼ同時に、3個すべての回転リール45の回転が開始する。その後に、3個のストップスイッチ34のうちの1個を操作すると、当該ストップスイッチ34に対応した回転リール45の回転が停止する。そして、3個すべてのストップスイッチ34の操作を終えると、3個すべての回転リール45の回転が停止する。このとき、いずれかの有効な入賞ライン上に、当選した役に対応する図柄が揃うと、当該役に入賞となり、入賞態様に応じた枚数のメダルを獲得できる。また、獲得したメダルは、クレジットされ、クレジットされているメダルの枚数が所定の上限値に達しているときには、メダル払出口37から払い出される。また、メダルの獲得に代えて、あるいはメダルの獲得とともに、遊技者に対して所定の利益が付与されることもある。
特別遊技制御手段80は、抽選手段の抽選結果に基づいて、遊技者に有利な特別遊技を行わせるためのものである。
特別遊技としては、大別すると、次のゲームがある。
(1)特定導入遊技(BBゲーム)
(2)特定遊技(RBゲーム)
(3)特定当選遊技(JACゲーム)
なお、特定遊技(RBゲーム)は、特定導入遊技(BBゲーム)中に行われる場合と、BBゲーム中でないときにも単独で行われる場合がある。また、特定当選遊技(JACゲーム)は、RBゲーム中に行われるものである。また、特別遊技としては、上記(1)ないし(3)の遊技に限定されるものではない。
(1)特定導入遊技制御手段(BBゲーム制御手段)90
(2)特定遊技制御手段(RBゲーム制御手段)100
(特定導入遊技制御手段90)
特定導入遊技制御手段90は、BBゲームを制御するためのものである。
具体的には、通常遊技において、図示しないが、例えば「7」等の図柄が有効な入賞ライン上に3個揃うと、ホッパーユニット50を介して、例えば15枚のメダルが払い出される。このとき、BBゲームが開始される。
したがって、BBゲーム中では、通常遊技と同様に小役を含めた抽選が毎回行われるものである。ただ、このBBゲーム中にRBゲームに移行するための特定当選図柄が有効な入賞ライン上に揃った場合には、その後RBゲームに移行するものである。
なお、通常、BBゲーム中はRBゲームへの移行が、例えば最大3回行われることになっているために、1回目のRBゲームが終了した後は、また前述したような通常遊技と同様な抽選および制御が行われるものである。
(特定遊技制御手段100)
特定遊技制御手段100は、RBゲームを制御するためのものである。
具体的には、RBゲームに移行すると、メダルが1枚ベットとなり、回転リール45の所定の図柄が図柄表示窓15のセンターライン上に揃った場合に入賞となる特定当選遊技が行われるものである。そして、RBゲームでは、入賞するか否かの特定当選遊技が最大12回行えるものであり、そのうち、最大8回の入賞が可能である。すなわち、最大8回の入賞するか、或いは最大12回の特定当選遊技の終了により、RBゲームは終了するものである。
役抽選手段110は、予め定めた抽選確率に基づいて当選役に係わる抽選を行うものである。そして、役抽選手段110による抽選の結果、所定の当選役に当選である場合に当選フラグが成立し、この当選フラグ成立中に、回転リール45の停止図柄の組み合わせが予め定められた当選図柄と一致したことを条件に入賞し、遊技者にメダルの払い出しや、特別遊技等の利益が付与されるように設定されている。
役抽選手段110は、図1に示すように、大別すると、次の手段を備える。
(1)乱数発生手段111
(2)乱数抽出手段112
(3)当選判定テーブル113
(4)判定手段114
なお、役抽選手段110としては、上記(1)ないし(4)に限定されるものではない。
乱数発生手段111は、当選抽選用の乱数を所定の範囲内(例えば10進数で0〜65535)で発生させるものである。
(乱数抽出手段112)
乱数抽出手段112は、乱数発生手段111が発生する乱数を、所定の条件(例えば、スタートスイッチ33の操作)で抽出するものである。なお、この抽出した乱数を抽出乱数データとする。
なおここで、「乱数発生手段」としては、ソフト乱数としての平均採中法等で乱数を発生させることができるものの他に、一定範囲の数字を高速で1づつ加算するカウンタを用いて構成することもできる。例えば、0〜16383の範囲の数字を、1秒間に700万回程度順次繰り返すようにしたカウンタが考えられる。そして、「乱数抽出手段」としては、スタートスイッチを押したタイミングでカウンタの数字を読みとることなる。
(当選判定テーブル113)
当選判定テーブル113は、乱数発生手段111がとる乱数の全領域中、各当選項目の当選領域を有するものである。
上述したように、本実施の形態では、当選には、入賞により遊技メダルの払い出しを伴い、遊技者に利益を付与する小役当選と、この小役当選よりもさらに大きな利益を遊技者に付与する特別当選と、遊技メダルの払い出しは無いが、遊技メダルを新たに投入することなく再度の遊技を行うことができる「再遊技(Replay)」当選とがある。更に、特別当選には、特定遊技入賞(RB入賞)に係る特定遊技当選(RB当選)と、特定導入遊技入賞(BB入賞)に係る特定導入遊技当選(BB当選)とがある。
判定手段114は、乱数抽出手段112が抽出した抽出乱数データと、当選判定テーブル113の抽選確率データを基に、乱数発生手段111がとる乱数の全領域中の各当選項目の当選領域からなる当選判定領域データとを照合し、当該抽出乱数データが属する当選領域に対応する当選を決定するものである。
(入賞判定手段120)
入賞判定手段120は、図柄表示手段の図柄が停止表示した際における表示態様に基づいて、複数の役のいずれかに入賞したか又は入賞なしかの判定を行うためのものである。
具体的には、入賞判定手段120は、例えば、すべての回転リール45の回転が停止した際に、いずれかの有効な入賞ライン上に「7」「7」「7」の図柄が揃うと、「特定導入遊技入賞(BB入賞)」と判定する。
また、入賞判定手段120は、例えば、すべての回転リール45の回転が停止した際に、いずれかの有効な入賞ライン上に「BAR」「BAR」「BAR」の図柄が揃うと、「特定遊技入賞(RB入賞)」と判定する。
また、入賞判定手段120は、すべての回転リール45の回転が停止した際に、いずれかの有効な入賞ライン上に「R」「R」「R」の図柄が揃うと、「再遊技(Replay)入賞」と判定する。
また、入賞判定手段120は、すべての回転リール45の回転が停止した際に、いずれの有効な入賞ライン上にも、当選した役に対応する図柄が揃わないと、「入賞なし」と判定する。
停止制御手段130は、役抽選手段110の抽選結果とストップスイッチ34の操作タイミングとに基づいて、回転リール45の停止制御を行うためのものである。
本実施の形態では、停止制御手段130は、図示しないリール回転検知センサーの検知信号に基づいて各回転リール45上の図柄の現在位置を認識しつつ、役抽選手段110の抽選結果と各ストップスイッチ34の操作タイミングとに基づいて、各回転リール45の停止を制御するためのものである。
役抽選手段110の抽選結果がハズレの場合には、停止制御手段130は、3個すべての回転リール45の回転を停止させるにあたり、いずれの有効な入賞ライン上にも、いずれの当選に対応する図柄も揃わないように、蹴飛ばし制御を行う。
(払出制御手段140)
払出制御手段140は、入賞判定手段120からのメダル払い出し信号や、精算スイッチ17の操作信号に基づいて、ホッパーユニット50を作動させるためのものである。
エラー検出手段151は、エラーを検出するためのものである。
本実施の形態では、エラー検出手段151は、メダルセレクター31内におけるメダル詰まり、およびメダルセレクター31内におけるメダルの逆流を、エラーとして検出する。
具体的には、例えば、メダルセレクター31内にメダルが詰まったとする。このような場合、エラー検出手段151は、その旨をエラーとして検出する。また、メダルセレクター31内にメダルが詰まっている限りは、エラー検出手段151は、エラーを検出し続ける。そして、キャンセルボタン31kの操作によりメダル詰まりが解消されると、エラー検出手段151は、エラーを検出しなくなる。
(エラー処理手段152)
エラー処理手段152は、エラー検出手段151によりエラーが検出されたことを契機に、所定のエラー処理を行って、遊技の進行が不可能な状態にするためのものである。
具体的には、例えば、メダルセレクター31内にメダルが詰まり、エラー検出手段151がその旨をエラーとして検出したとする。そうすると、エラー処理手段152は、これを契機に、所定のエラー処理を行って、遊技の進行が不可能な状態にする。
からの警報音の発報や、演出用ランプの点滅などを行う。
(エラー発生間隔計測手段153)
エラー発生間隔計測手段153は、エラー検出手段151により前回エラーの検出が開始されたときから今回エラーの検出が開始されるときまでの時間を計測するためのものである。つまり、エラー発生間隔計測手段153は、エラー発生間隔を計測するためのものである。
本実施の形態では、エラー発生間隔計測手段153は、エラー検出手段151がエラーを検出する毎に一旦ゼロリセットしてから計時を開始するタイマー手段と、エラー検出手段151によりエラーが検出されたことを契機にゼロリセットする直前のタイマー手段の計時結果を読み取って記憶するラッチ手段とを備えている。そして、ラッチ手段に記憶されている計測結果を、前回のエラー検出開始から今回のエラー検出開始までの時間、つまり、エラー発生間隔とするものである。
エラー発生間隔判定手段154は、エラー発生間隔計測手段153により計測されたエラー発生間隔が一定時間以上であるか否かの判定を行うためのものである。
具体的には、例えば、エラー検出手段151によってエラーが検出され、エラー発生間隔計測手段153によって前回のエラー検出開始から今回のエラー検出開始までの時間が計測されると、エラー発生間隔判定手段154は、エラー発生間隔計測手段153が計測したエラー発生間隔が一定時間(例えば、30秒)以上であるか否かの判定を行う。
また、本実施の形態では、エラー発生間隔判定手段154は、エラー発生間隔計測手段153が備えるラッチ手段に記憶されている計測結果が、一定時間(例えば、30秒)以上であるか否かの判定を行うものである。
(手動復帰手段155)
手動復帰手段155は、エラー発生間隔判定手段154によりエラー発生間隔が一定時間未満であると判定されたときに、少なくとも、エラー検出手段151によりエラーが検出されなくなり、かつ、所定の復帰操作が行われたことを条件に、エラー処理を終了させて遊技の進行が可能な状態に復帰させるためのものである。
ここで、手動復帰手段155は、エラー発生間隔が一定時間(例えば、30秒)未満のときに、作動し得るものである。したがって、エラー発生間隔が一定時間(例えば、30秒)以上のときには、手動復帰手段155は、作動しない。エラー発生間隔が一定時間(例えば、30秒)以上のときには、自動復帰手段156が作動し得る。
またここで、本実施の形態では、手動復帰手段155は、エラー検出手段151によりエラーが検出されなくなったことと、所定の復帰操作が行われたこととの2つを、復帰の条件としており、これら2つ以外には、復帰の条件を課していない。
また、本実施の形態では、前扉12の施錠装置のロックを解除するためのキーをロック解除とは反対方向に回すことによるリセット操作を、所定の復帰操作としている。
なお、電源ボックスなどに設けられているリセットスイッチを操作することによるリセット操作を、所定の復帰操作としてもよく、また、複数の操作を組み合わせて、所定の復帰操作としてもよい。
自動復帰手段156は、エラー発生間隔判定手段154によりエラー発生間隔が一定時間以上であると判定されたときに、少なくとも、エラー検出手段151によりエラーが検出されなくなったことを条件とするものの、所定の復帰操作が行われたことを条件とすることなく、エラー処理を終了させて遊技の進行が可能な状態に復帰させるためのものである。
ここで、自動復帰手段156は、エラー発生間隔が一定時間(例えば、30秒)以上のときに、作動し得るものである。したがって、エラー発生間隔が一定時間(例えば、30秒)未満のときには、自動復帰手段156は、作動しない。エラー発生間隔が一定時間(例えば、30秒)未満のときには、手動復帰手段155が作動し得る。
また、自動復帰手段156は、少なくとも、エラー検出手段によりエラーが検出されなくなったことを、復帰の条件とするものである。したがって、自動復帰手段156は、エラー検出手段によりエラーが検出されなくなったこと以外の条件を、復帰の条件として課してもよい。ただし、自動復帰手段156は、所定の復帰操作が行われたことについては、復帰の条件とすることはない。
そして、本実施の形態では、エラー発生間隔判定手段154によりエラー発生間隔が一定時間以上であると判定されたときには、エラー検出手段151によりエラーが検出されなくなりさえすれば、自動復帰手段156は、エラー処理を終了させて遊技の進行が可能な状態に復帰させる。
(演出制御装置22)
演出制御装置22は、演出用ランプやスピーカ等の表示装置55、およびリール照明19を制御するためのものである。また、演出制御装置22は、遊技制御装置21からの信号を受信して作動するものである。
次に、上記構成を備えたスロットマシンの動作の概略について、図4ないし図7に示したフローチャートを用いて説明する。
先ず、図4に示すステップ100において、スタートスイッチ33が操作されることにより、スタートスイッチ33がONとなる。そして、次のステップ101に進む。
ステップ101において、役抽選手段110により抽選処理が行われる。そして、次のステップ102に進む。
ステップ102において、回転リール40の回転が開始する。そして、次のステップ103に進む。
ステップ104において、回転リール40の回転停止処理が行われる。そして、次のステップ105に進む。
ステップ105において、3個の回転リール40に対応するストップスイッチ34の操作が行われたか否かが判定される。そして、3個の回転リール40に対応するストップスイッチ34の操作が行われたと判定された場合、次のステップ106に進む。
ステップ106において、入賞判定手段120により、当選フラグ成立中に当該当選フラグに対応する当選図柄が入賞有効ライン上に揃ったか否か、すなわち、入賞したか否かが判定される。そして、入賞したと判定された場合、次のステップ107に進む。
前記ステップ105において、3個の回転リール40に対応するストップスイッチ34の操作が行われていないと判定された場合、ステップ103に戻る。
前記ステップ106において、入賞していないと判定された場合、ステップ107を飛び越して、遊技が終了する。
上述したステップ101の抽選処理について、図5のフローチャートを用いて説明する。
ステップ201において、抽出された乱数が乱数抽出手段112の内部に記憶される。そして、次のステップ202に進む。
ステップ202において、判定手段114により、抽出された乱数と、当選判定テーブル113の当選判定領域データとの比較が行われる。そして、次のステップ203に進む。
ステップ203において、判定手段114により、抽出された乱数が、当選判定テーブル113のどの当選領域に含まれるか決定され、抽選処理の評価が決定される。そして、次のステップ204に進む。
上述したステップ104の回転リール40の回転停止処理について、図6を用いて説明する。
ステップ300において、所定の図柄に対して、蹴飛ばしの設定が達成されたか否かが判定される。そして、所定の図柄の蹴飛ばしの設定が達成されていないと判定された場合、次のステップ301に進む。
ステップ301において、1個の図柄分だけ、回転リール40を回転させる。すなわち、1個の図柄分だけ蹴飛ばしを行う。そして、次のステップ302に進む。
ステップ303において、回転リール40の回転を停止させる。これにより、メダル投入から回転リール40の回転停止までのスロットマシン10の動作が終了する。
前記ステップ300において、所定の図柄の蹴飛ばしの設定が達成されていると判定された場合、次のステップ304に進む。
ステップ305において、引き込み設定が達成されたか否かが判定される。そして、引き込み設定が達成されたと判定された場合、次のステップ303に進む。
前記ステップ304において、いずれの図柄に対しても引き込みが設定されていないと判定された場合、ステップ303に進む。
前記ステップ305において、引き込み設定が達成されていないと判定された場合、ステップ301に進む。
なお、上述した実施の形態において、回転リール40の停止処理に関してステップ301〜ステップ305で説明しているが、この例は、いわゆる最小引き込み停止制御の例であり、逆に最大引き込み停止制御としても良い。更には、例えば、ストップスイッチ34を押すタイミングで予め定めたテーブルに従って回転リール40の停止位置を決定する、いわゆるテーブル停止制御の方法によるものでも良いものである。このテーブル停止制御は、当選フラグ成立の有無や、当選フラグ成立中の当選図柄に基づいた複数のテーブルを有し、この複数のテーブルから適宜、遊技状況に応じたテーブルが選択されるものである。
次に、図7に示すフローチャートに基づいて、エラー検出から復帰までについて説明する。
ステップ401において、エラー処理手段152により、所定のエラー処理が行われて、遊技の進行が不可能な状態にされる。そして、ステップ402に進む。
ステップ402において、エラー発生間隔計測手段153により、前回のエラー発生から今回のエラー発生までの時間、つまり、エラー発生間隔が計測される。そして、ステップ403に進む。
ステップ403において、エラー発生間隔判定手段154により、エラー発生間隔が一定時間以上であるか否かの判定が行われる。ここで、エラー発生間隔が一定時間以上であると判定されると、ステップ404に進む。一方、エラー発生間隔が一定時間以上ではないと判定されると、つまり、エラー発生間隔が一定時間未満であると判定されると、ステップ407に進む。
ステップ405において、手動復帰手段155により、所定の復帰操作が行われたか否かの判断が行われる。ここで、所定の復帰操作が行われたと判断されると、ステップ406に進む。一方、所定の復帰操作が行われていないと判断されると、ステップ404に戻る。
ステップ407において、自動復帰手段156により、エラーが検出されなくなったか否かの判断、つまり、エラーが解消したか否かの判断が行われる。ここで、エラーが検出されなくなったと判断されると、つまり、エラーが解消したと判断されると、ステップ408に進む。一方、エラーが検出されたままであると判断されると、つまり、エラーが解消していないと判断されると、再度ステップ407となる。
ステップ408において、自動復帰手段156により、エラー処理が終了させられて、遊技の進行が可能な状態に復帰させられる。そして、復帰までの処理は終了する。
12 前扉 13 上パネル
14 下パネル 15 図柄表示窓
16 操作部 20 制御装置
21 遊技制御装置 22 演出制御装置
31 メダルセレクター 31a ベース
31b カバー 31c メダル受入口
31d メダル排出口 31e メダル通路
31f 鉛直通路 31g 傾斜通路
31h キャンセル口 31i 上側ガイド
31j 弾出突起 31k キャンセルボタン
31l メダルセンサー 32 ベットスイッチ
32a シングルベットスイッチ 32b マックスベットスイッチ
33 スタートスイッチ 34 ストップスイッチ
35 精算スイッチ 36 メダル投入口
37 メダル払出口 38 メダル受け皿
40 リールユニット 45 回転リール
46 左リール 47 中リール
48 右リール 50 ホッパーユニット
55 表示装置 56 クレジット数表示器
60 遊技制御手段 70 通常遊技制御手段
80 特別遊技制御手段 90 特定導入遊技制御手段
100 特定遊技制御手段 110 役抽選手段
111 乱数発生手段 112 乱数抽出手段
113 当選判定テーブル 114 判定手段
120 入賞判定手段 130 停止制御手段
140 払出制御手段 151 エラー検出手段
152 エラー処理手段 153 エラー発生間隔計測手段
154 エラー発生間隔判定手段 155 手動復帰手段
156 自動復帰手段
Claims (1)
- エラーを検出するためのエラー検出手段と、
エラー検出手段によりエラーが検出されたことを契機に所定のエラー処理を行って遊技の進行が不可能な状態にするためのエラー処理手段と、
エラー検出手段により前回エラーの検出が開始されたときから今回エラーの検出が開始されるときまでの時間を計測するためのエラー発生間隔計測手段と、
エラー発生間隔計測手段により計測されたエラー発生間隔が一定時間以上であるか否かの判定を行うためのエラー発生間隔判定手段と、
エラー発生間隔判定手段によりエラー発生間隔が一定時間未満であると判定されたときに、少なくとも、エラー検出手段によりエラーが検出されなくなり、かつ、所定の復帰操作が行われたことを条件に、エラー処理を終了させて遊技の進行が可能な状態に復帰させるための手動復帰手段と、
エラー発生間隔判定手段によりエラー発生間隔が一定時間以上であると判定されたときに、少なくとも、エラー検出手段によりエラーが検出されなくなったことを条件とするものの、所定の復帰操作が行われたことを条件とすることなく、エラー処理を終了させて遊技の進行が可能な状態に復帰させるための自動復帰手段と、
を備えていることを特徴とする遊技機。
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