JP5138968B2 - 良否判定装置 - Google Patents

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本発明は、位相シフト法を用い形状検査する良否判定装置に関し、特に、雰囲気温度の変化により形状が変形しうる物の外観を検査して良否判定するのに好適な装置に関するものである。
従来より、画像処理技術を用いてプリント基板の形状を測定し、プリント基板上に印刷されたクリーム半田などの良否を判定する良否判定装置が種々提案されており、例えば、レーザ変位センサにより検査対象物の表面にレーザ光を走査させ、検査対象物の表面の起伏を測定する装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。この装置によれば、検査対象物の形状を広範囲にわたって測定する場合、検査対象物の表面に対してレーザ光をジグザグに走査し、レーザ変位センサと測定スポットとの間の距離変化によって検査対象物の変形を検出して良否判定が行われる。
ところで、近年の製品開発においては、熱による変形を評価することは必須項目となってきており、特に、金属と樹脂とを組み合わせた部品等のように、互いに異なる熱特性を有する複数の材料で構成された複合部品を製造する場合には、設計段階から熱による変形を十分に把握しておく必要がある。例えば、電子デバイス分野では、部品供給メーカーにおいて部品設計時の熱シミュレーションで高温下における形状変化の測定及び評価を行い、実装メーカーにおいて半田による実装シミュレーションで高温下における形状変化の測定及び評価を行っている。
特開平7−19822号公報
しかしながら、前述したレーザによる良否判定装置では、検査対象物の表面全体にわたってレーザ光を走査する必要があるため、検査対象物の表面情報を取得するのに時間がかかることとなる。そうすると、レーザ光の走査開始時点と、レーザ光の走査終了時点との間で温度が相違することが起こりえるため、ある時点における検査対象物の実際の形状と異なる形状が測定されてしまう恐れがある。
また、製造時に雰囲気温度が経時的に変化する状況下において部品の変形を把握するためには、前述したようにコンピュータによるシミュレーションが用いられているが、シミュレーションでは実験と異なり計算誤差が発生するため、高精度に熱変形を測定することができるようにすることが望まれる。
そこで、本発明は、検査対象物の雰囲気温度を反映させて精度良く形状測定ができる良否判定装置を提供することを目的としている。
本発明は上述のような事情に鑑みてなされたものであり、本発明に係る良品判定装置は、少なくとも検査対象物が設置される部位が透明なテーブルと、光の強度が周期的に変化する縞状の光パターンを、前記テーブルの透明部分を通して前記検査対象物の下面に照射する光パターン照射手段と、前記光パターン照射手段により光パターンが照射された前記検査対象物の下面の画像を、前記テーブルの透明部分を通して可視光で撮影する撮影カメラと、前記テーブルと前記光パターンとの相対位置関係を変化させる変位手段と、前記検査対象物の雰囲気温度を制御可能な温度制御手段と、前記温度制御手段により制御される前記検査対象物の雰囲気温度が所定の経時的変化を辿るように、複数の時点における温度を設定可能な温度変化設定手段と、前記撮影カメラ及び前記温度制御手段からの情報に基づいて、予め決められた温度における前記検査対象物の下面の各部位の高さ情報を算出する計測手段と、前記計測手段により得られた前記高さ情報に基づいて前記検査対象物の下面の変形が所定の適正範囲内であるか否かを判定する良否判定手段と、を備え、前記計測手段は、前記温度制御手段により前記検査対象物の雰囲気温度を、前記経時的変化を辿るように変化させ、予め決められた温度となった時点で前記撮影カメラに撮影開始信号を発信させて、前記変位手段により前記相対位置関係を変化させながら前記撮影カメラにより前記検査対象物の画像を少なくとも3つ撮影させ、その少なくとも3つの画像上の光の強度分布に基づいて位相シフト法により前記検査対象物の下面の各部位の高さ情報を算出することを特徴とする。
前記構成によれば、検査対象物の下面の広範囲な面情報をテーブルの透明部分を通した画像により瞬間的に取得し、位相シフト法を用いて検査対象物の下面の各部位の高さ情報を計測しているので、計測開始時点と計測終了時点との間で雰囲気温度が相違してしまうことが防止され、ある時点における検査対象物の実際の形状を精度良く計測して良否判定することができる。また、温度制御手段により雰囲気温度が所定の経時的変化を辿るように変化させられ、予め決められた温度となった時点で検査対象物の下面の画像が撮影されているので、測定結果である高さ情報と雰囲気温度の経時的変化とを正確に関連付けることができる。したがって、前記構成によれば、検査対象物の雰囲気温度の経時的変化の影響を正確に反映させて検査対象物の下面の高さを高精度測定し、検査対象物の下面の変形が所定の適正範囲内であるか否かを精度よく判定することが可能となる。
前記温度制御手段は、前記検査対象物が雰囲気温度の異なる複数の製造工程を通過する際に受ける経時的な温度変化を模擬するように、当該検査対象物の雰囲気温度を制御する構成としてもよい。
前記構成によれば、検査対象物と同一の製品がその製造工程において実際に受ける経時的な温度変化を模擬するように、温度変化設定手段により複数の時点に異なる温度を設定することで、実際の製造工程における検査対象物の変形を正確に把握することが可能となる。その際、特定の時点を計測タイミングに設定することで、経時的な温度変化の影響を受けた検査対象物の特定の時点の形状を知ることが可能となる。
前記検査対象物が収容される閉鎖空間を形成する収容ケースをさらに備え、前記収容ケースの少なくとも一部が透明であり、前記撮影カメラは前記透明部分を通して前記検査対象物の表面を撮影するように構成されていてもよい。
前記構成によれば、簡素な構成でありながら閉鎖空間内の検査対象物の表面形状を容易に計測することが可能となる。
前記撮影カメラの撮影方向と同じ方向から前記検査対象物の温度分布画像を撮影する温度分布撮影カメラをさらに備え、前記計測手段は、前記温度制御手段により前記検査対象物の雰囲気温度が予め決められた温度となった状態で、前記温度分布撮影カメラにより前記検査対象物の温度分布画像を撮影させ、その温度分布画像に基づいて前記検査対象物の温度分布を求める構成であってもよい。
前記構成によれば、形状検査と併せて温度分布による検査対象物の検査も同時に行うことができ、複数の視点から見た総合的な検査を同時実施することが可能となる。
記温度分布撮影カメラにより前記検査対象物の温度分布画像を撮影するタイミングを設定可能な計測タイミング設定手段とをさらに備えていてもよい。
前記構成によれば、検査対象物と同一の製品が実際に受ける経時的な温度変化を設定するために、例えば、温度変化設定手段により複数の時点に異なる温度を設定することで、実際と同様の温度環境下における検査対象物の温度分布を正確に把握することが可能となる。その際、計測タイミング設定手段により特定の時点を計測タイミングに設定することで、経時的な温度変化の影響を受けた検査対象物の特定の時点の温度分布を知ることが可能となる。
記温度分布撮影カメラは前記テーブルの透明部分を通して前記検査対象物の表面の温度分布画像を撮影するように構成されていてもよい。
前記構成によれば、簡素な構成でありながら閉鎖空間内の検査対象物の表面の温度分布も容易に計測することが可能となる。
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、検査対象物の雰囲気温度の経時的変化の影響を正確に反映させて検査対象物の下面の各部位の高さを高精度測定し、検査対象物の下面の変形が所定の適正範囲内であるか否かを精度よく判定することが可能となる。
以下、本発明に係る実施形態を図面を参照して説明する。
図1は本発明の実施形態に係る良否判定装置1の全体図である。図1に示すように、良否判定装置1は、縞状の光パターンを検査対象物100の下面に照射する光パターン照射装置2(光パターン照射手段)と、検査対象物100の下面で反射した光パターンを可視光で受光して画像情報に変換する撮影カメラ3と、検査対象物100と光パターンとの相対位置関係を変化させる変位装置4(変位手段)と、検査対象物100の雰囲気温度を制御可能な温度制御装置5(温度制御手段)と、撮影カメラ3及び温度制御装置5からの情報に基づいて予め決められた温度における検査対象物100の下面の各部位の高さ情報を算出し、検査対象物100の良否を判定する演算処理装置6とを備えている。
光パターン照射装置2は、後述するテーブル7の法線に対して検査対象物100の移動方向に所定角度傾斜させた方向から検査対象物100の下面に光パターンを照射するように配置されている。この光パターンとしては、例えばレーザ干渉縞などが用いられる。光パターン照射装置2が光パターンを照射すると、検査対象物100の下面に縞状の光パターンが形成される。この光パターンは、1周期で光の強度が正弦波状に変化するように設定されている。
撮影カメラ3は、例えばCMOSイメージセンサからなり、後述するテーブル7の下方に配置されている。撮影カメラ3は、検査対象物100が移動して撮影範囲に入った際に、検査対象物100の下面に形成される光パターンを撮影するように構成されている。即ち、撮影カメラ3は、検査対象物100の移動に同期して撮影可能に構成されている。
変位装置4は、上面に検査対象物100を設置する透明板であるテーブル7と、このテーブル7を一方向に所定速度で直線移動させるモータ8とを備えている。テーブル7は、リニアガイド(図示せず)によって水平に支持されたスライダなどからなる。本実施形態のテーブル7は全体が透明であるが、少なくとも検査対象物100が設置される部位が透明であればよい。テーブル7の上面には、断面逆凹形状の断熱性を有するカバー9が着脱可能に装着されている。つまり、テーブル7とカバー9とで収容ケース18が構成されており、テーブル7とカバー9とで形成される閉鎖空間を検査対象物100の収容空間10としている。カバー9には、収容空間10内の雰囲気温度を調節するためのヒータやクーラ等のような熱源11が設けられている。また、カバー9には、収容空間10内の雰囲気温度を均一化させるために空気を攪拌するファン12が設けられている。さらに、カバー9には、収容空間10内の雰囲気温度を検出する温度センサ13が設けられている。そして、熱源11及び温度センサ13は温度制御装置5に接続されている。即ち、温度制御装置5は、温度センサ13から受信する温度情報に基づいて熱源11をフィードバック制御することで、収容空間10内の雰囲気温度を高精度に制御可能としている。
また、良否判定装置1には、撮影カメラ3の撮影方向と同じ方向から検査対象物100の下面の赤外線画像を撮影する赤外線カメラ14(温度分布撮影カメラ)が設けられている。具体的には、撮影カメラ3は透明なテーブル7の法線方向の下方からハーフプリズム15を透過して検査対象物100を撮影するように配置されるとともに、赤外線カメラ14はハーフプリズム15で反射表示される検査対象物100を撮影するように配置されることで、各カメラ3,14の同軸化が図られている。
演算処理装置6は、撮影カメラ3及び温度制御装置5からの情報に基づいて予め決められた温度における検査対象物100の下面の各部位の高さ情報を算出し、検査対象物100の良否を判定する。また、演算処理装置6は、赤外線カメラ14及び温度制御装置5からの情報に基づいて予め決められた温度における検査対象物100の下面の各部位の温度分布を算出することによっても、検査対象物100の良否を判定する。また、演算処理装置6には、良否判定結果などを画面表示する表示部16と、良否判定結果などのデータを外部機器に出力するデータ出力部17とが接続されている。
図2は図1に示す良否判定装置1の主に演算処理装置6を表したブロック図である。図2に示すように、演算処理装置6は、形状計測手段21、形状判定手段22、温度分布計測手段23、温度分布判定手段24、総合判定手段25、温度変化設定手段26、温度管理手段27及び計測タイミング設定手段28を備えている。具体的には、演算処理装置6は、CPUや、CPUが実行するプログラム及びプログラムに使用されるデータが記憶されているROMや、プログラム実行時にデータを一時記憶するためのRAMや、書き換え可能なEEPROM等のメモリや、入出力インターフェース等で構成されている。
形状計測手段21は、変位装置4により検査対象物100と光パターンとの相対位置関係が変化させられている状態で、光パターンが照射された検査対象物100の画像を撮影カメラ3により連続して3つ撮影させ、その3つの画像上の光の強度分布に基づいて位相シフト法により検査対象物100の下面の各部位の高さ情報を算出する。ここで、位相シフト法とは、縞状の光パターンの位相を1周期分(−π〜π)だけ変化させながら複数枚の光パターンの画像を撮影し、得られた複数の画像から位相分布を求め、この位相分布から検査対象物の高さ情報を得る公知の手法である(例えば、特開2003−121115号公報参照)。形状判定手段22は、形状計測手段21により得られた高さ情報に基づいて検査対象物100の良否を判定する。
温度分布計測手段23は、撮影カメラ3による撮影動作と同期して赤外線カメラ14により検査対象物100の各部位の温度を測定させ、その温度情報に基づいて検査対象物100の温度分布を算出する。温度分布判定手段24は、温度分布計測手段23により得られた温度分布情報に基づいて検査対象物100の良否を判定する。
総合判定手段25は、前述した形状判定と温度分布判定の両方で良品である判定されたか、形状判定と温度分布判定のいずれか又は両方で不良品であると判定されたかを更に判定する。
温度変化設定手段26は、温度制御装置5により制御される検査対象物100の雰囲気温度を経時的に変化させるようにユーザにより設定入力できる構成となっている。温度管理手段27は、収容空間10内の雰囲気温度を温度変化設定手段26により予め設定された温度と一致させるように温度制御装置5に制御信号を送信する。計測タイミング設定手段28は、撮影カメラ3により検査対象物100を撮影するタイミングと、赤外線カメラ14により検査対象物100の赤外線画像を撮影するタイミングとをユーザにより設定入力できる構成となっている。
次に、良否判定装置1の処理動作について主に図3の流れに沿って説明する。図3は図1に示す良否判定装置1の処理手順を説明するフローチャートである。まず、ユーザは、良否判定装置1の演算処理装置6の温度変化設定手段26により、収容空間10内の雰囲気温度が図4に示すような経時的変化を辿るように、複数の時点における温度を設定する。図4は図1に示す良否判定装置1に設定される温度変化を表したグラフであり、例えば、検査対象物100が製造中に温度の異なる複数の炉を通過することを模擬したものである。また、ユーザは、良否判定装置1の演算処理装置6の計測タイミング設定手段28により、撮影カメラ3により検査対象物100を撮影するタイミングと、赤外線カメラ14により検査対象物100の赤外線画像を撮影するタイミングと設定する。本実施形態では、例えば図4中の時刻t5の時点を測定タイミングに指定することとする。
前記設定後にユーザが検査開始を入力すると、良否判定装置1は、収容空間10内に検査対象物100を設置した状態から、温度管理手段27により温度制御装置5に指令して収容空間10内の雰囲気温度に図4のような経時的変化を起こさせる(ステップS1)。そして、時刻t5になった時点で撮影開始信号が発信され、形状検査と温度分布検査とが同時に平行して開始される。
形状検査について説明すると、まず、形状計測手段21は、変位装置4により検査対象物100と光パターンとの相対位置関係が変化させられている状態で、光パターンが照射された検査対象物100の可視光線画像を撮影カメラ3により連続して3つ撮影させる(ステップS2)。次いで、形状計測手段21は、その撮影された3つの画像上の光の強度分布に基づいて位相シフト法により位相解析を行い、検査対象物100の各部位の高さ情報を算出する(ステップS3)。次いで、形状判定手段22が、その位相解析結果である高さ情報に基づいて、検査対象物100の下面の変形等が適正な範囲内であるか否か、即ち、所定の良品基準を満たすか否かを判定する(ステップS4)。
また、温度分布検査について説明すると、まず、温度分布計測手段23は、検査対象物100の赤外線画像を赤外線カメラにより撮影させる(ステップS6)。次いで、温度分布計測手段23が、その撮影された赤外線画像から図5(a)のような検査対象物100の下面における温度分布を算出した後、温度分布判定手段24が、検査対象物100の下面の温度分布が適正な範囲内であるか否か、即ち、所定の良品基準を満たすか否かを判定する(ステップS7)。
最後に、総合判定手段25は、形状判定手段22の判定結果と温度分布判定手段24の判定結果との両方が「良品」であった場合に、総合判定として検査対象物100が「良品」である旨を表示部16及びデータ出力部17に出力する(ステップS9)。一方、総合判定手段25は、形状判定手段22の判定結果と温度分布判定手段24の判定結果との少なくとも一方が「不良品」であった場合に、総合判定として検査対象物100が「不良品」である旨を表示部16及びデータ出力部17に出力する(ステップS9)。この際、図5(b)に示すように、温度分布計測手段23により得られた温度分布と、形状計測手段21により得られた三次元形状表示とを合成した結果も表示部16に出力している。
以上に説明した構成によれば、検査対象物100の広範囲な面情報を画像により瞬間的に取得し、位相シフト法を用いて検査対象物100の各部位の高さ情報を計測しているので、計測開始時点と計測終了時点との間で雰囲気温度が相違してしまうことが防止され、ある時点における検査対象物100の実際の形状を精度良く計測することができる。また、形状計測手段21は、温度制御装置5により雰囲気温度が予め決められた温度となった時点で検査対象物100の画像が撮影されているので、高さ情報と雰囲気温度とを正確に関連付けることができる。したがって、検査対象物100の雰囲気温度を正確に反映させた高精度な形状測定を行うことが可能となる。
さらに、形状検査装置1には赤外線カメラ14が設けられており、形状検査と併せて温度分布による検査も実施されるので、複数の視点から見た総合的な検査を同時実施することが可能となる。
また、良否判定装置1には、検査対象物100と同一の製品が製造中に温度の異なる複数の炉を通過すること等により実際に受ける経時的な温度変化を模擬できるように、温度変化設定手段26が設けられている。よって、実際と同様の温度環境下における検査対象物100の形状及び温度分布を正確に把握することが可能となる。その際、計測タイミング設定手段28により特定の時刻t5を計測タイミングに設定することで、経時的な温度変化の影響を受けた検査対象物100の特定の時点の形状及び温度分布を知ることが可能となる
以上のように、本発明に係る良否判定装置は、検査対象物の雰囲気温度の経時的変化の影響を正確に反映させた高精度な形状測定を行うことができる優れた効果を有し、この効果の意義を発揮できる温度変化条件下における良否判定装置等に広く適用することができる。
本発明の実施形態に係る良否判定装置の全体図である。 図1に示す良否判定装置の主に演算処理装置を表したブロック図である。 図1に示す良否判定装置の処理手順を説明するフローチャートである。 図1に示す良否判定装置に設定される温度変化を表したグラフである。 (a)は図1に示す良否判定装置で求められた温度分布を表す図面、(b)はその温度分布と三次元形状表示とを合成した出力結果を表す図面である。
良否判定装置
2 光パターン照射装置(光パターン照射手段)
3 撮影カメラ
4 変位装置(変位手段)
5 温度制御装置(温度制御手段)
6 演算処理装置
7 テーブル
9 カバー
11 熱源
12 ファン
13 温度センサ
14 赤外線カメラ(温度分布撮影カメラ)
15 ハーフプリズム
18 収容ケース
100 検査対象物

Claims (5)

  1. 少なくとも検査対象物が設置される部位が透明なテーブルと、
    光の強度が周期的に変化する縞状の光パターンを、前記テーブルの透明部分を通して前記検査対象物の下面に照射する光パターン照射手段と、
    前記光パターン照射手段により光パターンが照射された前記検査対象物の下面の画像を、前記テーブルの透明部分を通して可視光で撮影する撮影カメラと、
    前記テーブルと前記光パターンとの相対位置関係を変化させる変位手段と、
    前記検査対象物の雰囲気温度を制御可能な温度制御手段と、
    前記温度制御手段により制御される前記検査対象物の雰囲気温度が所定の経時的変化を辿るように、複数の時点における温度を設定可能な温度変化設定手段と、
    前記撮影カメラ及び前記温度制御手段からの情報に基づいて、予め決められた温度における前記検査対象物の下面の各部位の高さ情報を算出する計測手段と
    前記計測手段により得られた前記高さ情報に基づいて前記検査対象物の下面の変形が所定の適正範囲内であるか否かを判定する良否判定手段と、を備え、
    前記計測手段は、前記温度制御手段により前記検査対象物の雰囲気温度を、前記経時的変化を辿るように変化させ、予め決められた温度となった時点で前記撮影カメラに撮影開始信号を発信させて、前記変位手段により前記相対位置関係を変化させながら前記撮影カメラにより前記検査対象物の画像を少なくとも3つ撮影させ、その少なくとも3つの画像上の光の強度分布に基づいて位相シフト法により前記検査対象物の下面の各部位の高さ情報を算出することを特徴とする良否判定装置。
  2. 前記温度制御手段は、前記検査対象物が雰囲気温度の異なる複数の製造工程を通過する際に受ける経時的な温度変化を模擬するように、当該検査対象物の雰囲気温度を制御する構成である請求項1に記載の良否判定装置。
  3. 前記撮影カメラの撮影方向と同じ方向から前記検査対象物の温度分布画像を撮影する温度分布撮影カメラをさらに備え、
    前記計測手段は、前記温度制御手段により前記検査対象物の雰囲気温度が予め決められた温度となった状態で、前記温度分布撮影カメラにより前記検査対象物の温度分布画像を撮影させ、その温度分布画像に基づいて前記検査対象物の温度分布を求める構成である請求項1又は2に記載の良否判定装置。
  4. 記温度分布撮影カメラにより前記検査対象物の温度分布画像を撮影するタイミングを設定可能な計測タイミング設定手段とをさらに備えている請求項に記載の良否判定装置。
  5. 記温度分布撮影カメラは前記テーブルの透明部分を通して前記検査対象物の表面の温度分布画像を撮影するように構成されている請求項又はに記載の良否判定装置。
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