JP5138328B2 - Gearbox for work vehicle - Google Patents
Gearbox for work vehicle Download PDFInfo
- Publication number
- JP5138328B2 JP5138328B2 JP2007258990A JP2007258990A JP5138328B2 JP 5138328 B2 JP5138328 B2 JP 5138328B2 JP 2007258990 A JP2007258990 A JP 2007258990A JP 2007258990 A JP2007258990 A JP 2007258990A JP 5138328 B2 JP5138328 B2 JP 5138328B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- work vehicle
- swash plate
- movable swash
- brake
- time
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Regulating Braking Force (AREA)
- Control Of Fluid Gearings (AREA)
Description
本発明は、静油圧式無段変速機構を備える作業車両の変速装置に関する。 The present invention relates to a transmission for a work vehicle including a hydrostatic continuously variable transmission mechanism.
従来、可動斜板により可変容量型とした油圧ポンプと油圧モータからなる静油圧式無段変速機構と、遊星ギアを用いた差動機構とを備えた作業車両の変速装置は公知となっている。このような変速装置においては、HSTクラッチとHMTクラッチとが設けられ、その係合状態に応じて静油圧式無段変速機構を単独で用いて変速する「HSTモード」と、この静油圧式無段変速機構に加え、差動機構を用いて変速する「HMTモード」とに変速モードが選択可能とされていた。また、これらのHSTクラッチとHMTクラッチとは作業車両の主クラッチの機能を兼ねるものとされていた。 2. Description of the Related Art Conventionally, a transmission device for a work vehicle that includes a hydrostatic continuously variable transmission mechanism including a hydraulic pump and a hydraulic motor that are variable displacement type using a movable swash plate and a differential mechanism that uses a planetary gear has been publicly known. . In such a transmission, an HST clutch and an HMT clutch are provided, and an “HST mode” in which a hydrostatic continuously variable transmission mechanism is independently used according to the engaged state, and the hydrostatic non-transmission mechanism. In addition to the step transmission mechanism, the transmission mode can be selected as an “HMT mode” in which a transmission is performed using a differential mechanism. Moreover, these HST clutches and HMT clutches also serve as the main clutch of the work vehicle.
前記作業車両の停止時には、ブレーキ制御が行われ、静油圧式無段変速機構で可動斜板が中立位置に保持されるとともに、ブレーキ機構が作動状態とされ、その制動力が駆動輪に付与されていた。そして、このブレーキ制御が行われる際には、前記HSTクラッチまたはHMTクラッチが係合状態とされ、静油圧式無段変速機構やブレーキ機構に対して発進操作が行われると、クラッチの係合動作を行わないことで、作業車両を円滑に発進させることができるように構成されていた(例えば、特許文献1参照。)。
前述のような変速装置においては、走行停止時に静油圧式無段変速機構で可動斜板が中立位置に保持されることが前提となっているが、可動斜板を備えて可変容量型に構成される油圧ポンプまたは油圧モータは大量生産品であることから、これらの油圧ポンプまたは油圧モータを用いた静油圧式無段変速機構のいずれかでは、その個体差により可動斜板が正確に中立位置に保持されず、作業車両を前進走行させる前進側もしくは後進走行させる後進側に若干ぶれて傾くことがある。 In the transmission as described above, it is assumed that the movable swash plate is held at the neutral position by the hydrostatic continuously variable transmission mechanism when traveling is stopped. Since the hydraulic pump or hydraulic motor to be used is a mass-produced product, in any of the hydrostatic continuously variable transmission mechanisms using these hydraulic pumps or hydraulic motors, the movable swash plate is accurately in the neutral position due to individual differences. In some cases, the work vehicle is slightly tilted toward the forward side for traveling forward or the reverse side for traveling backward.
そのため、このような静油圧式無段変速機構を備える変速装置を作業車両に用いた場合、ブレーキ制御が行われて、作業車両の走行が停止されているときには、ブレーキ機構が作動状態となるため、可動斜板が中立位置に保持されていなくても、作業車両は停止した状態となる。しかし、作業車両の停止時に発進操作が行われると、ブレーキ機構で後輪に対する制動力が即座に解除されるため、可動斜板が中立位置に正確に保持されていない場合、作業車両が走行開始時に一旦逆走してから進行方向に発進することがあった。 Therefore, when a transmission including such a hydrostatic continuously variable transmission mechanism is used for a work vehicle, the brake mechanism is activated when the brake control is performed and the traveling of the work vehicle is stopped. Even if the movable swash plate is not held in the neutral position, the work vehicle is stopped. However, if the start operation is performed when the work vehicle is stopped, the braking force for the rear wheels is immediately released by the brake mechanism. Therefore, if the movable swash plate is not accurately held in the neutral position, the work vehicle starts running. Occasionally, the car made a reverse run and then started in the direction of travel.
そこで、本発明では、作業車両の走行開始時に、該作業車両を逆走させることなく、進行方向に向かって確実かつ円滑に発進させることを課題とする。 Therefore, an object of the present invention is to reliably and smoothly start the work vehicle in the traveling direction without causing the work vehicle to reversely run when the work vehicle starts to travel.
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。 The problem to be solved by the present invention is as described above. Next, means for solving the problem will be described.
即ち、請求項1においては、少なくとも一方が可動斜板(15)を有する可変容量型の油圧ポンプ(11)と油圧モータ(12)とからなる静油圧式無段変速機構(10)と、前記油圧ポンプ(11)または/および油圧モータ(12)の可動斜板(15)を傾倒させて、該静油圧式無段変速機構(10)の変速状態を変更する変速アクチュエータ(111)と、作動時に制動力を駆動輪に付与するブレーキ機構(52)と、前記ブレーキ機構(52)の作動状態を変更するブレーキアクチュエータ(112)と、作業車両(1)の走行速度を検知する走行速度検知手段(103)とを備え、前記静油圧式無段変速機構(10)で可動斜板(15)を中立位置に保持した場合には、前記ブレーキ機構(52)により制動力を駆動輪に付与して、該作業車両(1)を停止状態とする作業車両(1)の変速装置において、左右の駆動輪に制動力を付与する左右のブレーキ機構を操作する左右別々のブレーキペダルを設け、該別々のブレーキペダルが連結され、該作業車両(1)の運転状態が路上走行状態であることを検知する運転状態検知手段(105)を設け、該運転状態検知手段(105)が、該作業車両(1)の路上走行状態であることを検知するように構成し、前記作業車両(1)の路上走行状態であり、該作業車両(1)の走行が停止している場合に、前記静油圧式無段変速機構(10)および前記ブレーキ機構(52)に対して発進操作が行われると、該静油圧式無段変速機構(10)で可動斜板(15)を中立位置から傾倒させると同時に、該ブレーキ機構(52)の駆動輪に対する制動力を徐々に解除し、所定時間の経過後にブレーキ機構(52)の制動力を完全に解除するように構成すると共に、該可動斜板(15)の傾倒制御においては、発進操作が行われた発進操作時間(t1)に可動斜板(15)の傾倒が開始されると、予め設定された設定傾倒位置(P1)まで可動斜板(15)が傾倒され、該可動斜板(15)が設定傾倒位置(P1)となる設定時間(t2)から、設定傾倒位置(P1)以下での傾倒速度よりも、設定傾倒位置(P1)以上での傾倒速度の方が大きくなる速度で傾倒され、任意時間(t3)において任意傾倒位置(P2)とされ、該ブレーキ機構(52)の制動制御は、発進操作が行われた発進操作時間(t1)に、該ブレーキ機構(52)の制動力の解除が開始され、該発進操作時間(t1)から徐々に解除され、前記可動斜板(15)が設定傾倒位置(P1)となる設定時間(t2)に至ると完全に解除され、該設定時間(t2)は、該作業車両(1)の走行を開始させる時間であり、前記発進操作時間(t1)に対して、該可動斜板(15)が所定の傾倒位置となる任意時間(t3)よりも短い時間であり、かつ、作業車両(1)を走行開始させることができるクリープ速度を実現する設定傾倒位置(P1)に傾倒するまでの時間に設定したものである。
In other words, in
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。 As effects of the present invention, the following effects can be obtained.
請求項1においては、作業車両の走行開始時に、該作業車両を逆走させることなく、進行方向に向かって円滑に発進させることができる。 According to the first aspect, when the work vehicle starts to travel, the work vehicle can be smoothly started in the traveling direction without causing the work vehicle to run backward.
また、作業車両の逆走を確実に防止することができる。 Moreover, the reverse running of the work vehicle can be reliably prevented.
次に、発明の実施の形態を説明する。 Next, embodiments of the invention will be described.
図1は本発明の一実施例に係る変速装置を備える作業車両の全体的な構成を示した側面図、図2は変速装置の動力伝達機構の構成を示した図、図3は制御機構の構成を示したブロック図である。 FIG. 1 is a side view showing an overall configuration of a work vehicle including a transmission according to an embodiment of the present invention, FIG. 2 is a diagram showing a configuration of a power transmission mechanism of the transmission, and FIG. It is the block diagram which showed the structure.
図4はブレーキ制御の流れを示したフローチャート図、図5は走行開始時における静油圧式無段変速機構の油圧ポンプに備えた可動斜板およびブレーキ機構の制御の構成を示した図である。 FIG. 4 is a flowchart showing a flow of brake control, and FIG. 5 is a view showing a control configuration of the movable swash plate and the brake mechanism provided in the hydraulic pump of the hydrostatic continuously variable transmission mechanism at the start of traveling.
まず、本発明の一実施例に係る作業車両を作業機を装着可能とするトラクタとして、該作業車両およびその変速装置の構成について説明する。 First, the construction of the work vehicle and its transmission will be described using the work vehicle according to an embodiment of the present invention as a tractor capable of mounting the work machine.
図1、図2に示すように、作業車両1においては、車両フレーム2が前後方向に延設されており、その前部にエンジン6が支持されるとともに、図示しないフロントアクスルケースが揺動自在に設けられて、該フロントアクスルケースに前輪3が軸支されている。一方、車両フレーム2の後部に変速装置4が設けられ、該変速装置4の左右両側に図示しないリヤアクスルケースが配設されて、該リヤアクスルケースに後輪5が軸支されている。
As shown in FIGS. 1 and 2, in the
前記変速装置4には油圧伝動部と機械伝動部とが備えられており、該油圧伝動部に主変速機構として静油圧式無段変速機構(以下、HSTと称する。)10が設けられている。HST10は油圧ポンプ11と油圧モータ12とからなり、本実施の形態においては、該油圧ポンプ11を可変容量型とし、該油圧モータ12を固定容量型として構成されている。なお、HST10は油圧ポンプと油圧モータの少なくとも一方を可変容量型とする構成とされる。
The
HST10では、油圧ポンプ11にポンプ出力軸13が貫通されており、該ポンプ出力軸13によりエンジン6からの動力が伝達されることで、該油圧ポンプ11が駆動可能とされている。また、このポンプ出力軸13によりエンジン6からの動力が後述する遊星ギアを用いた差動機構30と、PTO駆動系のPTO軸84とに伝達可能とされている。
In the HST 10, a pump output shaft 13 is passed through the hydraulic pump 11, and the power from the engine 6 is transmitted by the pump output shaft 13, so that the hydraulic pump 11 can be driven. Further, the pump output shaft 13 can transmit power from the engine 6 to the
可変容量型の油圧ポンプ11には出力調整部材が設けられ、該出力調整部材に備えられた可動斜板15が変速アクチュエータ111にて傾倒されることで、当該油圧ポンプ11の容量が変更可能とされている。そしてこの油圧ポンプ11により吐出された作動油が固定容量型の油圧モータ12に送られることにより、該油圧モータ12が駆動可能とされ、その出力軸であるモータ出力軸14の回転数および方向が制御されるようになっている。これにより、HST10の変速状態と、駆動輪である後輪5の回転方向、つまり作業車両1の進行方向とが変更可能とされている。
The variable displacement hydraulic pump 11 is provided with an output adjusting member, and the
一方、機械伝動部には変速モード切換機構20や、差動機構30や、副変速機構40や、前輪増速切換機構60などが設けられている。変速モード切換機構20では、駆動軸21に差動機構30のリングギア31と、ギア22とが遊嵌されて、該駆動軸21とリングギア31との間にHMTクラッチ23が介装され、該駆動軸21とギア22との間にHSTクラッチ24が介装されている。このギア22はHST10の油圧モータ12から延設されたモータ出力軸14に固設されたギア26と噛合されている。
On the other hand, a transmission
HMTクラッチ23とHSTクラッチ24はそれぞれ油圧クラッチからなり、両クラッチ23・24のいずれか一方を係合し、他方を係合解除することによって、二つの変速モードを切り換え、その切換後の変速モードに応じてリングギア31またはギア22から駆動軸21に動力を伝達させることができるように構成されている。
Each of the HMT clutch 23 and the
このHMTクラッチ23とHSTクラッチ24とで切り換える二つの変速モードとは、HST10を単独で用いて変速する油圧変速モードである「HSTモード」と、このHST10に加え、差動機構30を用いて変速する油圧−機械変速モードである「HMTモード」であり、各変速モードでは後述するように動力の伝達が行われる。
The two shift modes to be switched between the HMT clutch 23 and the
さらに、HMTクラッチ23とHSTクラッチ24は両クラッチを係合解除することによって、前記二つの変速モードを切り換えるのではなく、リングギア31及びギア22からの駆動軸21への動力伝達を完全に断つことができるように構成されている。すなわち、変速モード切換機構20が作業車両1の主クラッチ(動力伝達クラッチ)の機能を兼ねるようになっている。
Further, the HMT clutch 23 and the
差動機構30では、駆動軸21にリングギア31が遊嵌されるとともに、サンギア32及びキャリア33が当該リングギア31と同心的に遊嵌されている。キャリア33には複数のプラネタリギア34が自転しながら当該キャリア33とともに公転し得るように回転自在に支持され、各プラネタリギア34がリングギア31とサンギア32とに噛合されている。
In the
サンギア32の前部にはギア36が固設され、これが前記HST10の油圧モータ12から延設されたモータ出力軸14に固設されたモータ側入力ギア25と噛合されて、これらのギア25・36を介してモータ出力軸14からサンギア32に動力が伝達されるようになっている。続いて、このサンギア32から当該サンギア32に噛合されたプラネタリギア34に動力が伝達されるようになっている。
A
キャリア33の前部にはギア33aが形成され、これが前記HST10の油圧ポンプ11から延設されたポンプ出力軸13に固設されたポンプ側入力ギア28と噛合されて、これらのギア28・33aを介してポンプ出力軸13からキャリア33に動力が伝達されるようになっている。続いて、このキャリア33から当該キャリア33に支持されたプラネタリギア34に動力が伝達されるようになっている。
A gear 33a is formed at the front portion of the carrier 33, which meshes with a pump-
そして、プラネタリギア34でサンギア32から伝達された動力とキャリア33から伝達された動力とが合成され、その合成された動力が当該プラネタリギア34からリングギア31に伝達されるようになっている。リングギア31に伝達された動力は、前記HMTクラッチ23を介して駆動軸21に伝達可能とされている。そして、この駆動軸21から副変速機構40を介して副変速軸41に動力が伝達されるようになっている。
Then, the power transmitted from the sun gear 32 by the
副変速機構40では、副変速軸41に二つのギア42・43が遊嵌され、前記駆動軸21に連動連結された伝動軸44に同じく二つのギア45・46が固設されている。これらの副変速軸41のギア42・43は伝動軸44のギア45・46とそれぞれ噛合され、各ギア45・46を介して伝動軸44から伝達される動力により互いに異なる回転数で回転されるようになっている。
In the sub-transmission mechanism 40, two
前記副変速軸41には副変速クラッチ47が設けられ、該副変速クラッチ47の作動によって、異なる回転数で回転するギア42・43のいずれか一方から当該副変速軸41に動力が伝達可能とされている。こうして、副変速クラッチ47の係合状態に応じて、副変速機構40が高速側または低速側に切換可能、すなわち副変速機構40の変速状態が切換可能とされている。
The
そして、副変速軸41の後端部にベベルギア49が設けられ、該ベベルギア49を介して副変速軸41から後輪デフ機構50に変速動力が伝達されるようになっている。また、副変速軸41の前部に前輪増速切換機構60が備えられ、該前輪増速切換機構60を介して副変速軸41から前輪出力軸61に動力が伝達可能とされている。
A
後輪デフ機構50では、出力軸51が左右両側方に突出されて、該出力軸51から後車軸53に動力が伝達され、該後車軸53に固設された後輪5が回転駆動されるようになっている。この出力軸51にはブレーキ機構52が設けられ、該ブレーキ機構52の作動によって、駆動輪となる後輪5が制動可能とされている。
In the rear
このブレーキ機構52においては、複数の摩擦板がそれぞれ出力軸51上に外嵌されるとともに、この複数の摩擦板間にリヤアクスルケースに嵌合された摩擦板が配置されている。そして、この摩擦板郡がブレーキアクチュエータ112により押圧されることで、ブレーキ機構52が作動状態となり、該ブレーキ機構52の制動力により出力軸51、延いては後輪5が制動されるようになっている。
In the
前輪増速切換機構60では、前輪出力軸61に二つのギア62・63が遊嵌され、前記副変速軸41に同じく二つのギア65・66が固設されている。これらの前輪出力軸61のギア62・63は副変速軸41のギア65・66とそれぞれ噛合され、各ギア65・66を介して副変速軸41から伝達される動力により互いに異なる回転数で回転されるようになっている。
In the front wheel acceleration switching mechanism 60, two
前輪出力軸61には二つの油圧クラッチ67・68が設けられ、これらの油圧クラッチ67・68の作動によって、異なる回転数で回転するギア62・63のいずれか一方から前輪出力軸61、延いては前輪3の前車軸に動力が伝達可能とされている。こうして、油圧クラッチ67・68の係合状態に応じて、前輪増速切換機構60が前輪増速または四輪駆動または二輪駆動に切換可能とされている。
The front
また、PTO駆動系では、PTO入力軸71がPTOクラッチ70を介して前記HST10の油圧ポンプ11から延設されたポンプ出力軸13に連結され、該PTOクラッチ70の作動によって、ポンプ出力軸13からPTO入力軸71に動力が伝達可能とされている。そして、PTO入力軸71からPTO変速機構80を介してPTO変速軸72に動力が伝達可能とされている。
In the PTO drive system, a
PTO変速機構80では、PTO変速軸72に三つのギア73・74・75が遊嵌され、前記PTO入力軸71に同じく三つのギア76・77・78が固設されている。これらのPTO変速軸72のギア73・74・75はPTO入力軸71のギア76・77・78とそれぞれ噛合され、各ギア76・77・78を介してPTO入力軸71から伝達される動力により各々が異なる回転数で回転されるようになっている。
In the
前記PTO変速軸72にはPTO変速クラッチ79が設けられ、該PTO変速クラッチ79の作動によって、異なる回転数で回転するギア73・74・75のうちのいずれか一つから当該PTO変速軸72に動力が伝達可能とされている。こうして、PTO変速機構80の変速状態が三段階に変速可能とされ、その変速後の動力がギア81・82・83を介してPTO軸84に伝達されるようになっている。
The PTO
このような構成の変速装置4において、「HMTモード」と「HSTモード」の二つの変速モードのうち、「HMTモード」が選択されると、前記変速モード切換機構20でHMTクラッチ23が係合される一方、HSTクラッチ24が係合解除される。
In the
この場合、エンジン6からの動力がポンプ出力軸13からキャリア33にポンプ側入力ギア28および当該キャリア33のギア33aを介して伝達される。同時に、HST10による変速動力がモータ出力軸14からサンギア32にモータ側入力ギア25およびギア36を介して伝達される。
In this case, power from the engine 6 is transmitted from the pump output shaft 13 to the carrier 33 via the pump-
そして、キャリア33とサンギア32のそれぞれからプラネタリギア34に動力が伝達されて、このキャリア33からの動力とサンギア32からの動力とが合成され、この合成された動力がプラネタリギア34からリングギア31に伝達される。次いで、HMTクラッチ23が係合されていることから、動力がリングギア31から駆動軸21に伝達される。
Then, power is transmitted from each of the carrier 33 and the sun gear 32 to the
こうして、差動機構30でエンジン6からの動力とHST10からの変速動力とが合成されて、その合成された動力が駆動軸21から副変速機構40などを介して後輪5に伝達されるとともに、前輪3に前輪増速切換機構60などを介して伝達可能とされる。
Thus, the power from the engine 6 and the speed change power from the
また、前記変速装置4において、「HMTモード」と「HSTモード」の二つの変速モードのうち、「HSTモード」が選択されると、前記変速モード切換機構20でHMTクラッチ23が係合解除される一方、HSTクラッチ24が係合される。
Further, in the
この場合、HSTクラッチ24が係合されていることから、HST10からの変速動力がモータ出力軸14からギア22にギア26を介して伝達される。
In this case, since the
前記同様に、エンジン6からの動力とHST10からの変速動力とが合成され、その動力によりリングギア31も回転されるが、HMTクラッチ23が係合解除されていることから、リングギア31から駆動軸21に動力は伝達されない。
In the same manner as described above, the power from the engine 6 and the speed change power from the
こうして、HST10からの変速動力だけが駆動軸21から副変速機構40などを介して後輪5に伝達されるともに、前輪3に前輪増速切換機構60などを介して伝達可能とされる。
Thus, only the speed change power from the
次に、前記変速装置4を備えた作業車両1のブレーキ制御について説明する。
Next, the brake control of the
前記作業車両1またはその変速装置4には、図3に示すように、HST10の変速状態を検知する主変速検知手段101と、HST10の油圧ポンプ11に備えた出力調整部材の可動斜板15の傾倒角度を検知する傾倒角度検知手段102と、走行速度を検知する走行速度検知手段103と、ブレーキ機構52のブレーキ操作を検知するブレーキ操作検知手段104と、作業車両1の運転状態を検知する運転状態検知手段105とが備えられ、これらと制御手段100とが接続されている。
As shown in FIG. 3, the
さらに、前記作業車両1またはその変速装置4には、HST10の変速状態を変更する、すなわち油圧ポンプ11に備えた出力調整部材の可動斜板15を傾倒させる変速アクチュエータ111と、ブレーキ機構52の作動状態を変更するブレーキアクチュエータ112とが備えられ、これらと制御手段100とが接続されている。なお、制御手段100はCPUやメモリを有し、該メモリに制御プログラムを記憶させる等して構成されている。
Further, the
これらの複数の検知手段やアクチュエータは、本実施の形態においては、次のように構成されている。 In the present embodiment, the plurality of detection means and actuators are configured as follows.
主変速検知手段101は、運転操作部に備えられたHST10の操作手段である主変速レバーの操作位置をその基部に配設したポテンショメータ等にて検出し、その検出値に基づいて制御手段100によりHST10の変速状態を検知するように構成されている。
The main shift detection means 101 detects the operation position of the main shift lever, which is the operation means of the
傾倒角度検知手段102は、HST10で油圧ポンプ11に備えた出力調整部材の制御軸の回動角度をポテンショメータ等にて検出し、その検出値に基づいて制御手段100により当該制御軸を回動軸とする可動斜板15の傾倒角度を検知するように構成されている。
The tilt angle detection means 102 detects the rotation angle of the control shaft of the output adjusting member provided in the hydraulic pump 11 at the
なお、後述するように変速アクチュエータ111を油圧シリンダとした場合、これを作動させる電磁弁に印加する電流の電流値を検出し、その検出値に基づいて制御手段100により可動斜板15の傾倒角度を検知するように構成することもできる。
As will be described later, when the
ブレーキ操作検知手段104は、運転操作部に備えられたブレーキ機構52の操作手段である各ブレーキペダルに対応して配設されたスイッチのオン・オフや、その回動軸の回動角度をポテンショメータ等にて検出し、その検出値に基づいて制御手段100によりブレーキ操作を検知するように構成されている。なお、このブレーキ操作検知手段104の検知結果に応じて制御手段100によりブレーキ機構52の作動状態の変更がブレーキアクチュエータ112に対して指示される。
The brake operation detecting means 104 is a potentiometer for turning on / off a switch provided corresponding to each brake pedal, which is an operation means of the
ここで、左右のブレーキペダルは、作業車両1の運転状態が路上走行状態である場合には連結され、いずれか一方でも踏込操作が行われると、互いに連動して、各々に対応するブレーキ機構52を同時に作動状態に切り換える構成とされている。
Here, the left and right brake pedals are connected when the operation state of the
一方、左右のブレーキペダルは、作業車両1の運転状態が路上走行状態でない、すなわち作業状態である場合には連結されず、いずれか一方の踏込操作が行われると、互いに独立して動作し、その対応するブレーキ機構52だけを作動状態に切り換える構成とされている。
On the other hand, the left and right brake pedals are not connected when the operation state of the
運転状態検知手段105は、左右のブレーキペダルに設けられた連結スイッチが、両ブレーキペダルが連結されることによって、オフからオンに切り換えられたとき、ブレーキペダルが連結状態であること、つまり作業車両1の運転状態が路上走行状態であることを検知するように構成されている。 The driving state detecting means 105 indicates that the brake pedal is in the connected state when the connection switch provided on the left and right brake pedals is switched from OFF to ON by connecting both brake pedals. It is comprised so that it may detect that the driving | running state of 1 is a driving | running | working state on a road.
但し、運転状態検知手段は、たとえば、副変速機構40が高速側に切り換えられた場合に、作業車両1の運転状態が路上走行状態であることを検知するように構成することも可能であり、作業車両1の運転状態が路上走行状態であることを検知することができるものであればよい。
However, the driving state detection means can be configured to detect that the driving state of the
前記走行速度検知手段103は、前記後輪5の駆動軸である後車軸53の回転を検出し、その検出値に基づいて制御手段100により走行速度を検知するように構成されている。なお、前記後輪7の駆動軸として、後車軸53の代わりに後輪5と副変速機構40との間に介設される副変速軸41や後輪デフ機構50の出力軸51を利用することも可能である。
The travel speed detection means 103 is configured to detect the rotation of the
変速アクチュエータ111は、油圧シリンダで構成され、主変速レバーの操作に応じて制御手段100から出力される制御信号により電磁弁が切り換えられることで、作動されるようになっている。そして、変速アクチュエータ111の作動によって、出力調整部材の可動斜板15が傾倒され、HST10の変速状態が変更可能とされている。
The
変速アクチュエータ111により可動斜板15が傾倒されるときには、該可動斜板15の傾倒角度が前記傾倒角度検知手段102にて検知され、主変速レバーの操作により指示された走行速度に対応した変速状態とする傾倒角度となるように、当該変速アクチュエータ111の制御が行われる。
When the
ブレーキアクチュエータ112は、油圧シリンダで構成され、ブレーキペダルの操作に伴うブレーキ操作検知手段104の検知結果、もしくは後述の制御に応じて制御手段100から出力される制御信号により電磁弁が切り換えられることで、作動されるようになっている。そして、ブレーキアクチュエータ112の作動によって、後輪デフ機構50の出力軸51に適切な制動力が付加され、後輪5が制動可能、つまりブレーキ機構52が作動状態に変更可能とされている。
The
なお、前記アクチュエータは、油圧シリンダで構成する代わりに、油圧クラッチや電動モータや電動シリンダや電磁クラッチ等で構成することも可能であり、特に限定するものではない。 Note that the actuator can be configured by a hydraulic clutch, an electric motor, an electric cylinder, an electromagnetic clutch, or the like instead of being configured by a hydraulic cylinder, and is not particularly limited.
このような構成において、作業車両1の運転状態が路上走行状態である場合、図4、図5に示すように、停止から発進時に制御手段100によって、次のようにブレーキ制御が行われる。
In such a configuration, when the operation state of the
なお、ここでは作業車両1の停止時に、前記変速装置4でHMTクラッチ23またはHSTクラッチ24が係合状態とされている。また、作業車両1の前後の進行方向は、前後進切換レバーなどの操作手段からの前後進切換制御信号に応じて、制御手段100によりHST10の制御が行われることで選定されるものであり、その進行方向が前後逆であってもブレーキ制御は略同じように行われる。
Here, when the
まず、作業車両1の運転状態が路上走行状態であるか否かの判定が行われる(ステップS1)。作業車両1の運転状態が路上走行状態ではないと判定された場合、ブレーキ制御は開始されず、ステップS1が繰り返し行われる。一方、作業車両1の運転状態が路上走行状態であると判定された場合、ブレーキ制御が開始される。
First, it is determined whether or not the operating state of the
作業車両1の運転状態が路上走行状態であるとき、走行速度が走行速度検知手段103により検知され、作業車両1が走行中であるか否かの判定が行われる(ステップS2)。走行速度が走行速度検知手段103によりゼロであると検出され、停止中であると判定された場合、続いて後述のステップS5が行われる。
When the operating state of the
一方、作業車両1が走行中であると判定された場合、その走行が停止された後、後述のステップS5が行われる。具体的な減速から停止までの過程としては、たとえば、次のようなステップがステップS2からステップS5までの間で行われる。
On the other hand, when it is determined that the
走行中にブレーキペダルが踏込操作されて停止操作が行われる(ステップS3)と、ブレーキ操作検知手段104の検知結果に応じてブレーキ機構52が作動されて制動される。
When the brake pedal is depressed during driving and a stop operation is performed (step S3), the
また、ブレーキ機構52の作動に伴い、走行速度検知手段103の検知結果に応じて変速アクチュエータ111が作動され、HST10で出力調整部材の可動斜板15が中立位置に向かって傾倒される。こうして、ブレーキ機構52の作動と、可動斜板15の中立位置への傾倒とにより減速が行われる。
Further, with the operation of the
この際、走行速度が走行速度検知手段103により検知されながら、ゼロであるか否かの判定が行われる(ステップS4)。走行速度がゼロであることが走行速度検知手段103により検知されると、停止中と判定され、前記同様に後述のステップS5が行われる。
At this time, it is determined whether or not the traveling speed is zero while being detected by the traveling speed detecting means 103 (step S4). When the traveling
作業車両1が停止されている時には、ブレーキペダルの踏込操作が行われている状態となるため、ブレーキ機構52の制動力により後輪5が制動されて停止状態が保持される。同時に、このようなブレーキ機構52の作動状態において、HST10で出力調整部材の可動斜板15が中立位置に保持される。
When the
そして、作業車両の停止時に、主変速レバーの操作が行われ、ブレーキペダルの踏込操作が解除される発進操作が行われる(ステップS5)と、HST10で可動斜板15の傾倒制御が行われるとともに、ブレーキ機構52の作動状態を解除する指示が出力され、ブレーキ機構52の作動制御が行われる。
Then, when the work vehicle is stopped, the main transmission lever is operated, and when a start operation for releasing the brake pedal depression operation is performed (step S5), the tilt control of the
可動斜板15の傾倒制御においては、発進操作が行われた発進操作時間t1に、可動斜板15の傾倒が開始され、該可動斜板15が中立位置から所定の傾倒位置に急激に傾倒されるのではなく、まず予め設定された設定傾倒位置P1まで傾倒される(ステップS6−1)。そして、可動斜板15が設定傾倒位置P1となる設定時間t2から速やかに傾倒され、任意時間t3において任意傾倒位置P2とされる(ステップS7−1)。
In the tilt control of the
ブレーキ機構52の作動制御においては、発進操作が行われた発進操作時間t1に、ブレーキ機構52の後輪5に対する制動力の解除が開始され、この制動力が即座に解除されるのではなく、発進操作時間t1から徐々に解除(図5においてオンからオフに変更)され(ステップS6−2)、前述のように可動斜板15が設定傾倒位置P1となる設定時間t2に至ると、完全に解除される(ステップS7−2)。
In the operation control of the
ここで、設定時間t2は、作業車両1の走行を開始させる時間であり、発進操作時間t1に対して、HST10で可動斜板15が主変速レバーの操作に応じた所定の傾倒位置となる任意時間t3よりも短い時間に設定されている。
Here, the set time t2 is a time for starting the traveling of the
さらに、設定時間t2は、HST10で可動斜板15が中立位置から作業車両1を進行方向に走行開始させることができる走行速度、たとえばクリープ速度を実現する傾倒位置である設定傾倒位置P1に傾倒するまでの時間に設定されている。
Further, the set time t2 tilts to a set tilt position P1 that is a tilt position that realizes a travel speed at which the
また、任意時間t3は、HST10で可動斜板15が中立位置から主変速レバーの操作で指示された走行速度を実現する傾倒位置である任意傾倒位置P2に傾倒するまでの時間とされる。
In addition, the arbitrary time t3 is a time until the
つまり、ブレーキ機構52の作動制御と、可動斜板15の傾倒制御が行われるに際して、設定時間t2は、主変速レバーの操作により指示された走行速度にかかわらず一定の時間となるように設定されている。一方、任意時間t3は、主変速レバーの操作により指示された走行速度に応じて変更される。
That is, when the operation control of the
たとえば具体的には、設定時間t2は、発進操作時間t1から設定時間t2を経過するまでの所定時間t2−t1が一定の0.3秒となるように設定される。そして、主変速レバーの操作により走行速度が12km/hに指示された場合には、任意時間t3が、発進操作時間t1から任意時間t3を経過するまでの所定時間t3−t1が3秒となるように変更される。 For example, specifically, the set time t2 is set such that a predetermined time t2-t1 from the start operation time t1 until the set time t2 elapses is a constant 0.3 seconds. When the travel speed is instructed to 12 km / h by operating the main speed change lever, the arbitrary time t3 is 3 seconds from the start operation time t1 until the arbitrary time t3 elapses. Will be changed as follows.
このようにして、作業車両1の停止時に、ブレーキペダル及び主変速レバーが操作され、この発進操作に応じてブレーキ機構52の作動制御および可動斜板15の傾倒制御を含むブレーキ制御が行われることで、発進操作時間t1でブレーキペダルの踏込操作が解除された後、作業車両1が設定時間t2に至ると発進し、加速度を増しつつ、任意時間t3に至ると主変速レバーの操作で指示された走行速度で走行するようになっている。
In this way, when the
したがって、作業車両1の運転状態が路上走行状態であり、制御手段100による制御にて可動斜板15が正確に中立位置に保持されずに、該作業車両1を進行方向と逆方向に走行させる前進側または後進側に若干ぶれて傾いているような場合に、発進操作が行われたときでも、所定時間t2−t1が経過して、可動斜板15が設定傾倒位置P1に至るまでは、ブレーキ機構52の制動力により後輪5が制動されるため、作業車両1の走行開始時に、該作業車両1を逆走することなく、進行方向に向かって確実かつ円滑に発進させることができる。
Accordingly, the operating state of the
以上のように、少なくとも一方が可動斜板15を有する可変容量型の油圧ポンプ11と油圧モータ12とからなるHST10と、前記油圧ポンプ11または/および油圧モータ12の可動斜板15を傾倒させて、HST10の変速状態を変更する変速アクチュエータ111と、作動時に制動力を駆動輪に付与するブレーキ機構52と、前記ブレーキ機構52の作動状態を変更するブレーキアクチュエータ112と、作業車両1の走行速度を検知する走行速度検知手段103と、を備え、前記HST10で可動斜板15を中立位置に保持するとともに、前記ブレーキ機構52でその作動により制動力を後輪(駆動輪)5に付与して、作業車両1を停止状態とする作業車両1の変速装置4において、前記作業車両1の運転状態が路上走行状態であり、該作業車両1の走行が停止している場合に、前記HST10および前記ブレーキ機構52に対して発進操作が行われると、該HST10で可動斜板15を中立位置から傾倒させると同時に、該ブレーキ機構52の後輪5に対する制動力を徐々に解除し、所定時間t2−t1の経過後にブレーキ機構52の制動力を完全に解除することから、作業車両1の走行開始時に、該作業車両1を逆走させることなく、進行方向に向かって円滑に発進させることができる。
As described above, at least one of the
また、前記作業車両1において、前記ブレーキ機構52の制動力を完全に解除するまでの所定時間t2−t1は、前記可動斜板15が中立位置から作業車両1を進行方向に走行開始可能とする設定傾倒位置P1に傾倒するまでの時間に設定することから、作業車両1の逆走を確実に防止することができる。
In the
1 作業車両
4 変速装置
5 後輪(駆動輪)
10 静油圧式無段変速装置(HST)
11 油圧ポンプ
12 油圧モータ
15 可動斜板
52 ブレーキ機構
100 制御手段
103 走行速度検知手段
111 変速アクチュエータ
112 ブレーキアクチュエータ
1
10 Hydrostatic continuously variable transmission (HST)
DESCRIPTION OF SYMBOLS 11 Hydraulic pump 12
Claims (1)
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007258990A JP5138328B2 (en) | 2007-10-02 | 2007-10-02 | Gearbox for work vehicle |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007258990A JP5138328B2 (en) | 2007-10-02 | 2007-10-02 | Gearbox for work vehicle |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009083783A JP2009083783A (en) | 2009-04-23 |
JP5138328B2 true JP5138328B2 (en) | 2013-02-06 |
Family
ID=40657749
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007258990A Expired - Fee Related JP5138328B2 (en) | 2007-10-02 | 2007-10-02 | Gearbox for work vehicle |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5138328B2 (en) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP3323938B1 (en) * | 2015-07-13 | 2020-08-26 | Sumitomo (S.H.I.) Construction Machinery Co., Ltd. | Road-making machine |
JP7275024B2 (en) * | 2019-12-27 | 2023-05-17 | 株式会社クボタ | work vehicle |
CN115848328B (en) * | 2021-09-24 | 2024-04-19 | 重庆长安汽车股份有限公司 | Parking control system and method and vehicle |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2877689B2 (en) * | 1994-04-28 | 1999-03-31 | 三洋電機株式会社 | Induction cart |
JPH09295565A (en) * | 1996-05-01 | 1997-11-18 | Daikin Ind Ltd | Braking device of hydraulically driven vehicle |
JP2001047987A (en) * | 1999-08-06 | 2001-02-20 | Honda Motor Co Ltd | Brake force holding device |
-
2007
- 2007-10-02 JP JP2007258990A patent/JP5138328B2/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2009083783A (en) | 2009-04-23 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5301509B2 (en) | Travel control device for work vehicle | |
JP5833168B2 (en) | Gearbox for work vehicle | |
JP4222583B2 (en) | Vehicle travel transmission | |
JP5287091B2 (en) | Continuously variable travel control device for work vehicle | |
JP5138328B2 (en) | Gearbox for work vehicle | |
JP4439183B2 (en) | Brake control mechanism | |
JP5426731B2 (en) | Transmission device for work vehicle | |
JP4653725B2 (en) | Work vehicle | |
JP4261944B2 (en) | Hydraulic and mechanical continuously variable transmission | |
JP2007298050A (en) | Working vehicle shift control device | |
JP5346456B2 (en) | Transmission device for work vehicle | |
JP5592539B2 (en) | Transmission device for work vehicle | |
JP4828972B2 (en) | Forward / reverse switching control device for work vehicle | |
JP3993764B2 (en) | Transmission | |
JP4796432B2 (en) | Work vehicle travel stop control device | |
JP4981463B2 (en) | Driving transmission structure of work vehicle | |
JP2006082707A (en) | Semi-crawler type working vehicle | |
JP7501887B2 (en) | Transmission Structure | |
JP2013002578A (en) | Transmission switching structure of work vehicle | |
JP5125387B2 (en) | Shift control device for work vehicle | |
JP4189144B2 (en) | Brake device for tractor | |
JP3773830B2 (en) | Emergency traveling mechanism for work vehicles | |
JP4889600B2 (en) | Transmission device for work vehicle | |
WO2020066750A1 (en) | Working vehicle | |
JP2024083101A (en) | Work vehicles |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20100603 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20110928 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20111004 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20111122 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120424 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20120622 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20121106 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20121114 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5138328 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151122 Year of fee payment: 3 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |