JP5137820B2 - 太陽光発電システムおよび太陽光発電システム制御方法 - Google Patents

太陽光発電システムおよび太陽光発電システム制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、太陽電池モジュールおよび追尾駆動部を有する太陽光発電装置ユニットを複数配置して構成された太陽光発電システムおよび太陽光発電システム制御方法に関する。
近年、エネルギ−資源枯渇の問題や大気中のCO2増加のような地球環境問題などから
クリ−ンなエネルギ−の開発が望まれており、特に太陽電池を用いた太陽光発電(太陽光発電システム)が新しいエネルギ−源として開発、実用化されている。
太陽光発電システムは、更なる普及のため低コスト化が望まれており、その一つとして、太陽光を追尾する追尾駆動部を備え、太陽電池モジュ−ルを太陽方位・高度に向けることにより、発電量を向上し単位発電量当たりの発電コストを低減する太陽光発電システムが提案されている。
また、太陽を追尾し入射した太陽光を集光して発電することにより、太陽光発電システム(太陽電池モジュール)において最も高価な構成物である太陽電池セルの使用量を減らし、太陽光発電システム全体のコストを低減する集光型の太陽光発電システムの開発も行なわれている。
これらの太陽光発電システムは、未開発地域や山間部ではなく、都市部などに電力を供給する発電所の補助的役割を果たす目的から、電力系統と連系を行なうことができるように電力変換装置(パワ−コンディショナ−)に接続した太陽光発電システムとすることが提案されている。
太陽光発電システムの追尾駆動を制御する制御方法に関して、特許文献1には、太陽位置センサを用いて太陽の方向を検知し、太陽を追尾する方法が開示されている。また、特許文献2には、太陽光発電システムの設置場所の緯度・経度と日付・時刻をもとに太陽の方位と高度を計算し、その方向に太陽電池モジュ−ルの受光面を向ける方法が開示されている。
また、集光型の太陽電池モジュールを用いた太陽光発電システムの場合も同様の方法が知られており、特許文献3には、光センサの出力から太陽の方向を検知し、太陽電池モジュ−ルの受光面を太陽方位・高度に向ける方法が開示されている。集光型の場合は、レンズにより太陽光を集光して太陽電池セルに照射する構造のため、追尾ズレ角度の許容角度が小さく、太陽追尾に高い精度が要求される点が異なるのみであり、基本的な太陽追尾動作は集光型で無い太陽光発電システムの場合と同様である。
特開2000−196126号公報 特開2002−202817号公報 特開2004−153202号公報
太陽光発電システムとして、広大な場所に複数の太陽光発電装置ユニット(太陽電池モジュールおよび追尾駆動部を基本構成とする。)を設置し、大電力を発電する設備としての展開が考えられている。しかし、複数の太陽光発電ユニットを設置する場合の太陽光発電システムの構成、太陽光発電システム制御方法を具体的にどのように構成するのかはほとんど提案されていない。
太陽光発電ユニットが1台のみ設置されている場合は、その動作に必要な最大エネルギ−以上のエネルギ−容量を有するエネルギ−供給設備があれば足りるが、複数台設置された場合、各太陽光発電ユニットの発電電力(出力)を如何に経済的に集線して電力を効率的に取り出すか、具体的に提案されていない。
また、通常は、各太陽光発電ユニットを個々に太陽を追尾させながら駆動しているが、複数の太陽光発電装置ユニットを連結した太陽光発電システムでは、任意の太陽光発電装置ユニットの出力が追尾ズレなどの理由で小さい場合に、それがどの太陽光発電装置ユニットであるかを検出し、不具合を修正することが必要になるという問題がある。
つまり、従来の太陽光発電システムは、特許文献1ないし特許文献3に開示されているように単一の太陽光発電装置ユニットでの制御に関するものである。また、太陽光発電システムとして、電力系統に連系できるようにパワ−コンディショナ−(電力変換装置)まで含めた太陽光発電システムは未だ提案されていないのが実状である。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、複数の太陽光発電装置ユニットを配置して発電装置ユニット群を構成した太陽光発電システムで、太陽光発電装置ユニットの発電状態を検出することにより、発電異常を生じた太陽光発電装置ユニットへの対処が可能な太陽光発電システムおよび太陽光発電システム制御方法を提供することを目的とする。
また、本発明は、発電異常を容易かつ確実にリアルタイムで検出して発電異常を容易に修正できることから、電力系統との連係が容易で、安全かつ安定した太陽光発電システムおよび太陽光発電システム制御方法を提供することを他の目的とする。
また、本発明は、複数の発電装置ユニット群を配置して構成した太陽光発電システムで、発電装置ユニット群の発電状態を検出することにより、発電異常を生じた発電装置ユニット群への対処が可能な太陽光発電システムおよび太陽光発電システム制御方法を提供することを他の目的とする。
また、本発明は、発電装置ユニット群を構成する太陽光発電装置ユニットに直達日射計を備えることにより、太陽光発電装置ユニットの発電異常を検出することが可能な太陽光発電システムおよび太陽光発電システム制御方法を提供することを他の目的とする。
また、本発明は、発電装置ユニット群の発電電力を集電し追尾駆動を制御するユニット群集電制御部と通信してユニット群集電制御部を制御する端末機を用いることにより、太陽光発電装置ユニットを個別に制御して追尾駆動の調整が可能な太陽光発電システム制御方法を提供することを他の目的とする。
本発明に係る太陽光発電システムは、太陽電池モジュールおよび該太陽電池モジュールを追尾駆動する追尾駆動部を有する太陽光発電装置ユニットを複数配置して構成した発電装置ユニット群と、該発電装置ユニット群の発電電力を集電し制御するユニット群集電制御部と、該ユニット群集電制御部に集電された発電電力を電力変換する電力変換装置とを備える太陽光発電システムであって、前記太陽光発電装置ユニットそれぞれの発電状態を検出して比較することにより、発電異常を生じた太陽光発電装置ユニットを特定するユニット状態検出部を備え、前記ユニット状態検出部が特定した結果を前記ユニット群集電制御部に指示することを特徴とする。
この構成により、発電装置ユニット群からのユニットケーブルを発電装置ユニット群の近くに配置したユニット群集電制御部で集束し、集電した発電電力を一括して単一ケーブルで電力変換装置へ送電することができるので、配線経路を簡単かつ最短とすることが可能となり、また、電力変換装置の設置位置の選定が容易となる。また、太陽光発電装置ユニットの発電異常(追尾異常などによる発電異常)を容易に検出することができるので、太陽光発電装置ユニットの発電異常を修正して太陽光発電装置ユニット(太陽光発電システム)の発電電力の低下を防止することができる。また、発電異常を容易に修正することが可能となることから、電力系統との連係が容易で、安全かつ安定した太陽光発電システムとすることが可能となる。
また、本発明に係る太陽光発電システムでは、前記ユニット群集電制御部は、前記ユニット状態検出部を備え、異常を生じた前記追尾駆動部を修正する構成とされていることを特徴とする。
この構成により、ユニット群集電制御部により太陽光発電装置ユニットそれぞれの発電状態を検出して追尾駆動部を制御することが可能になる。
また、本発明に係る太陽光発電システムでは、前記各太陽光発電装置ユニットに太陽光発電装置ユニット単位で追尾駆動部を個別で制御する分散制御部を備え、前記分散制御部は、前記ユニット群集電制御部を介して太陽光発電装置ユニットと通信できることを特徴とする。
この構成により、ユニット群集電制御部および分散制御部を個別に制御することができるので、太陽光発電システムを稼動させた後でも、発電異常が生じた太陽光発電装置ユニットの補修やメンテナンスなどに際して現場での対応が容易となり、さらにメンテナンス作業の効率化を図ることが可能になる。また、分散制御部を個別に制御できることで、ユニット単位で制御系/検出系の動作の確認を容易に行なうことができる。
また、本発明に係る太陽光発電システムでは、前記分散制御部は前記ユニット状態検出部を備えることを特徴とする。
この構成により、分散制御部により太陽光発電装置ユニットそれぞれの発電状態を検出して追尾駆動部を制御することが可能になる。
また、本発明に係る太陽光発電システムでは、前記ユニット状態検出部は、前記太陽光発電装置ユニットそれぞれの発電状態を検出して比較するために、前記太陽光発電装置ユニットそれぞれの出力電流を検出することを特徴とする。
この構成により、個々の太陽光発電装置ユニット別に出力電流を検出できるので、発電異常を生じている太陽光発電装置ユニットを容易に特定することが可能となり、発電異常を容易に修正することが可能となる。
また、本発明に係る太陽光発電システムでは、前記発電装置ユニット群および前記ユニット群集電制御部は複数配置され、複数の前記発電装置ユニット群それぞれの発電状態を検出する群状態検出部を備えることを特徴とする。
この構成により、複数配置した発電装置ユニット群の発電電力を比較して発電装置ユニット群の発電異常を検出することが可能となり、発電異常となった発電装置ユニット群の発電異常を修正して発電装置ユニット群(太陽光発電システム)の発電電力の低下を防止することができる。
また、本発明に係る太陽光発電システムでは、前記発電装置ユニット群を構成する前記太陽光発電装置ユニットの少なくともいずれか一つに直達日射計を備えることを特徴とする。
この構成により、直達日射計が検出した直達日射量に基づいて算出した発電電力(基準発電電力)と太陽光発電装置ユニットの発電電力とを比較することができ、発電異常を確実に検出することが可能となる。
また、本発明に係る太陽光発電システムでは、複数配置された前記発電装置ユニット群および前記ユニット群集電制御部を統合して管理制御するシステム管理制御部を備え、
前記ユニット群集電制御部を介してユニット状態検出部が検出した発電状態に基づいて特定した発電異常の太陽光発電装置ユニットを識別するユニット識別信号を、前記システム管理制御部に送信し、前記システム管理制御部は、特定した前記太陽光発電装置ユニットの追尾ずれを、前記ユニット群集電制御部を介して修正させる構成とされていることを特徴とする。
この構成により、太陽光発電装置ユニットの追尾ずれを自動的に修正させることが可能となり、追尾ずれを生じた太陽光発電装置ユニット(太陽光発電システム)の発電電力の低下を防止することができる。
また、本発明に係る太陽光発電システム制御方法は、太陽電池モジュールおよび該太陽電池モジュールを追尾駆動する追尾駆動部を有する太陽光発電装置ユニットを複数配置して発電装置ユニット群を構成し、該発電装置ユニット群の発電電力を集電したユニット群集電制御部を介して前記追尾駆動部を制御し、前記ユニット群集電制御部に集電された発電電力を電力変換装置により電力変換する太陽光発電システム制御方法であって、前記ユニット群集電制御部を介して、前記太陽光発電装置ユニットそれぞれの発電状態を比較することにより、発電異常を生じた太陽光発電装置ユニットを特定し、特定した前記太陽光発電装置ユニットの発電異常を修正することを特徴とする。
また、本発明に係る太陽光発電システム制御方法では、前記発電装置ユニット群およびユニット群集電制御部は複数配置され、複数の前記発電装置ユニット群それぞれの発電状態を検出して発電異常を生じた発電装置ユニット群を特定し、特定した前記発電装置ユニット群の発電異常を修正することを特徴とする。
また、本発明に係る太陽光発電システム制御方法では、前記発電装置ユニット群に配置された前記太陽光発電装置ユニットの少なくともいずれか一つに直達日射計を備え、該直達日射計が検出した日射量に基づいて基準発電電力を算出し、前記太陽光発電装置ユニットの発電電力と前記基準発電電力とを比較して発電異常を生じた太陽光発電装置ユニットを特定し、特定した前記太陽光発電装置ユニットの発電異常を修正することを特徴とする。
また、本発明に係る太陽光発電システム制御方法では、複数配置された前記発電装置ユニット群および前記ユニット群集電制御部を統合して管理制御するシステム管理制御部を備え、前記ユニット群集電制御部を介して前記ユニット状態検出部が検出した発電状態に基づいて特定した発電異常の太陽光発電装置ユニットを識別するユニット識別信号を、前記システム管理制御部に送信し、前記システム管理制御部は、特定した前記太陽光発電装置ユニットの追尾ずれを前記ユニット群集電制御部を介して修正させることを特徴とする。
上述した、太陽光発電システム制御方法の構成により、上述した太陽光発電システムと同様の作用を得られる。
また、本発明に係る太陽光発電システム制御方法では、通信により前記ユニット群集電制御部を制御できる端末機を用いて前記ユニット群集電制御部を制御することにより前記追尾駆動部を制御することを特徴とする。
この構成により、個別に太陽光発電装置ユニットの追尾駆動部を制御できることから追尾駆動の調整を個別に施すことが可能となり、初期設定、メンテナンスなどを容易に施すことが可能となる。
本発明に係る太陽光発電システムおよび太陽光発電システム制御方法によれば、複数の太陽光発電装置ユニットを配置して構成した発電装置ユニット群と、発電装置ユニット群の発電電力を集電し追尾駆動部を制御するユニット群集電制御部により太陽光発電装置ユニットの発電状態を検出することから、発電異常を生じた太陽光発電装置ユニットの発電異常を修正して太陽光発電装置ユニット(太陽光発電システム)の発電電力の低下を防止することができるという効果を奏する。
また、本発明に係る太陽光発電システムおよび太陽光発電システム制御方法によれば、発電異常をリアルタイムで容易に検出して修正することが可能となることから、電力系統との連係が容易で、安全かつ安定した太陽光発電システムとすることが可能となるという効果を奏する。
また、本発明に係る太陽光発電システムおよび太陽光発電システム制御方法によれば、複数の発電装置ユニット群およびユニット群集電制御部に対して、発電装置ユニット群の発電状態を検出することから、発電異常を生じた発電装置ユニット群の発電異常を修正して発電装置ユニット群(太陽光発電システム)の発電電力の低下を防止することができるという効果を奏する。
また、本発明に係る太陽光発電システムおよび太陽光発電システム制御方法によれば、発電装置ユニット群を構成する太陽光発電装置ユニットに直達日射計を備えて太陽光発電装置ユニットの発電異常を検出することから、発電異常を生じた太陽光発電装置ユニットの発電異常を修正して太陽光発電装置ユニット(太陽光発電システム)の発電電力の低下を防止することができるという効果を奏する。
また、本発明に係る太陽光発電システム制御方法によれば、ユニット群集電制御部と通信してユニット群集電制御部を制御する端末機を用いることから、太陽光発電装置ユニットを発電装置ユニット群とは別に制御して追尾駆動の調整が可能となるという効果を奏する。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
<実施の形態1>
図1は、本発明の実施の形態1に係る太陽光発電システムに適用される太陽光発電装置ユニットの外観を示す斜視図である。
太陽光発電装置ユニット1は、太陽電池モジュール2、追尾駆動部3を主要構成とする。つまり、太陽光発電装置ユニット1は、追尾型太陽電池モジュールとして構成されている。また、太陽電池モジュール2は、太陽電池セルを多数配置して実装され太陽光発電の基本機能部を構成する。図1では、太陽電池モジュール2を裏面側から見た状態を示している。太陽電池モジュール2は、集光型とすることが好ましいがこれに限るものではない。集光型でない場合は、追尾角度ずれの許容角度が大きい点が異なるだけで、他の部分は、集光型の場合と同様に考えることができる。
追尾駆動部3は、太陽電池モジュール2の受光面法線方向が太陽光と平行になるように太陽電池モジュール2を追尾駆動する構成とされている。追尾駆動は、方位回転および傾倒回転の2軸回転で行なうことが好ましい。
接続箱4が太陽電池モジュール2および追尾駆動部3を保持する支持部5に設けられ、接続箱4にはユニットケーブル1cが接続してある。ユニットケーブル1cは、太陽電池モジュール2が発電した発電電力(以下、単に電力とする場合もある。)を送電する発電電力ケーブル1cg、追尾駆動部3を追尾駆動する電源に接続された電源ケーブル1cp、追尾駆動部3を制御する信号など制御系信号の送受信を行なう制御系ケーブル1ccを有する。
図2ないし図5は、本発明の実施の形態1に係る太陽光発電システムの構成を概念的に示す概念図である。
図2は、1つのユニット群集電制御部と1つの電力変換装置とを対応させて配置した場合の太陽光発電システムの構成を概念的に示す概念図である。
図2で示す太陽光発電システム10は、複数の太陽光発電装置ユニット1で発電された電力が1つのユニット群集電制御部12にまとめられ、さらに1つのユニット群集電制御部12に対応する1つの電力変換装置15に供給(送電)される構成とされており、電力変換装置15が小容量の場合の太陽光発電システム10を示したものである。
図3は、複数のユニット群集電制御部と1つの電力変換装置とを対応させて配置した場合の太陽光発電システムの構成を概念的に示す概念図である。
図3で示す太陽光発電システム10は、複数の太陽光発電装置ユニット1で発電された電力が1つのユニット群集電制御部12にまとめられ、さらに複数のユニット群集電制御部12に対応する1つの電力変換装置16に供給(送電)される構成とされており、電力変換装置16が大容量の場合の太陽光発電システム10を示したものである。
太陽光発電システム10は、太陽光発電装置ユニット1を複数配置して構成した発電装置ユニット群11と、ユニットケーブル1cを介して発電装置ユニット群11の太陽光発電装置ユニット1と接続され発電装置ユニット群11に配置された太陽光発電装置ユニット1の発電電力(発電装置ユニット群11の発電電力)を集電し追尾駆動部3を制御するユニット群集電制御部12とを備える。
太陽光発電システム10は、さらに、ユニット群集電制御部12に集電された発電装置ユニット群11の発電電力を一括し、単一ケーブルとした変換ケーブル12cを介して電力変換装置15(電力変換装置16)へ送電する。電力変換装置15(電力変換装置16)は、発電装置ユニット群11の発電電力(直流電力)を電力系統30の電力形態(例えば交流電力)に変換して電力系統30に供給する。電力変換装置15(電力変換装置16)は、安定性および安全性を確保するために電力管理ステーション10sに設置される。
発電装置ユニット群11およびユニット群集電制御部12は、さらに複数配置され電力管理ステーション10sで集中して管理される。ユニット群集電制御部12からの変換ケーブル12cには、発電装置ユニット群11およびユニット群集電制御部12の管理制御を統合して行なうために管理パーソナルコンピュータ(以下、管理PCともいう。)18が管理ケーブル10cを介して接続される。管理PC18は、電力変換装置15(電力変換装置16)と共に電力管理ステーション10sに配置される。
つまり、電力変換装置15(電力変換装置16)へ発電電力(以下、単に電力ともいう。)を供給する複数の発電装置ユニット群11および複数のユニット群集電制御部12は、電力管理ステーション10sに配置されたシステム管理制御部としての管理PC18により統合して管理制御される。
なお、太陽光発電システム10で使用する電力変換装置15、16の容量、ユニット群集電制御部12の制御速度、太陽光発電装置ユニット1の追尾駆動部3の駆動速度などに応じて、太陽光発電システム10を構成する各装置の配置台数は、図2ないし図5で示すように異ならせる。
各太陽光発電装置ユニット1への電源供給は、電力管理ステーション10sから変換ケーブル12c、ユニット群集電制御部12、ユニットケーブル1c(電源ケーブル1cp)を経由して行われる。各太陽光発電装置ユニット1で発電された電力は、ユニットケーブル1c(発電電力ケーブル1cg)、ユニット群集電制御部12、変換ケーブル12cを経由して電力管理ステーション10s内の電力変換装置15(電力変換装置16)に集約される。
また、ユニット群集電制御部12と各太陽光発電装置ユニット1の間での制御系信号の送受信は、上述したとおり制御系ケーブル1ccを介して行なわれる。通信方式は、一般に使用されているRS232C、RS485、USB、光通信などを用いたシリアル通信やパラレル通信など、どのような通信方式を採用しても良く、また、電源ケ−ブル1cpに制御系信号を重畳させて電源ケ−ブル1cpを制御ケ−ブル1ccとして併用することも可能である。
また、実際にユニットケ−ブル1c(変換ケーブル12c)を配線する際には、電源ケ−ブル1cp、発電電力ケ−ブル1cgおよび制御用ケ−ブル1ccは、互いに影響の無い状態で同一配線路内に収めることが、施工上望ましい。なお、ケーブルの構成は上述した例に限らず適宜設定することが可能である。
ユニット群集電制御部12は、できるだけ太陽光発電装置ユニット1の近辺に設置する構成とする。また、ユニット群集電制御部12で、各太陽光発電装置ユニット11に接続されたユニットケーブル1cを構成する発電電力ケーブル1cg、電源ケーブル1cp、制御系ケーブル1ccがそれぞれ集線される。この構成により、長距離となるユニット群集電制御部12と電力管理ステーション10s間の接続は、1本の変換ケーブル12cにより行なうことが可能となり、配線を簡略化することができる。また、施工上の安全性、メンテナンス上の安定性、信頼性を確保することができる。
つまり、ユニット群集電制御部12で各太陽光発電装置ユニット1に接続された制御系ケーブル1ccおよび発電電力ケ−ブル1cgを容易に整理して配列させ集線できること、ユニット群集電制御部12から電力管理ステーション10sへの配線本数(変換ケーブル12cの本数)を最低限に減らすことができ、配線の簡略化・コストダウンが図れること、太陽光発電装置ユニット1(発電装置ユニット群11)からの複数のケ−ブル(ユニットケーブル1c)を1本の変換ケーブル12cにまとめて電力変換装置15(電力変換装置16)への電力の供給を行なえることから、発電装置ユニット群11と電力変換装置15(電力変換装置16)との接続を非常に整然と、かつ簡単明瞭に行なうことができる。なお、ユニット群集電制御部12については、図6でさらに詳細を説明する。
図4は、図2で示した太陽光発電システムを大規模に展開した場合の太陽光発電システムの構成を概念的に示す概念図である。図5は、図3で示した太陽光発電システムを大規模に展開した場合の太陽光発電システムの構成を概念的に示す概念図である。基本的な構成は、図2、図3と同様であるので適宜説明を省略する。
図2、図3で示した太陽光発電システム10をそのままの形態で単純に大規模にすると、システム管理制御部としての管理PC18がさらに多数必要になる。しかし、管理PC18はコストが高く、コスト上の問題が生じる恐れがある。
したがって、図4、図5に示す太陽光発電システム10では、所定数のユニット群集電制御部12に対して上位に位置する統合ユニット群集電制御部13を設けて統合ケーブル13cを介して接続し、管理ケーブル10dを介して統合ユニット群集電制御部13をPC18に接続する形態としてある。つまり、演算能力を必要とする追尾駆動の制御計算を統合ユニット群集電制御部13で行ない、計算結果を各々のユニット群集電制御部12が記憶する形態としてコストの低減を図っている。
図6は、本発明の実施の形態1に係る太陽光発電システムに適用したユニット群集電制御部の構成例を概念的に示す構成概念図である。
ユニット群集電制御部12は、基本構成として、太陽電池出力端子台31、制御ケ−ブル端子台32、逆流防止ダイオード33、電流センサ34、データ取得部35、駆動制御用コントローラ36、駆動用ドライバ37、集線バスバー38を備える。
太陽電池出力端子台31には、太陽光発電装置ユニット1から配線された発電電力ケーブル1cgが太陽光発電装置ユニット1に対応する番号を付与(ナンバリング)された端子に対応させて接続される。制御ケ−ブル端子台32には、発電電力ケーブル1cgと同様にナンバリングに対応させて制御系ケーブル1ccが接続される。また、電力管理ステーション10sから変換ケーブル12cを介して適宜の電源が供給され必要な動作を確保する。さらに、電源は電源ケーブル1cpを介して太陽光発電装置ユニット1に供給される。
太陽電池出力端子台31に供給された電力(電流)は、逆流防止ダイオード33を介して発電状態を検出するユニット状態検出部としての電流センサ34に流され、出力電流(発電電流)を随時リアルタイムで計測される。つまり、ユニット群集電制御部12は、ユニット状態検出部を備える構成とされている。なお、発電状態の検出は、他の形態のセンサを用いることにより出力電流の他に、発電電力、発電電圧を計測して発電量を検出することが可能である。
電流センサ34により出力電流を随時計測することができることから、太陽光発電装置ユニット1の発電異常(例えば追尾異常)をリアルタイムで容易かつ正確に検出することが可能となる。また、個々の太陽光発電装置ユニット1毎に出力電流を検出することから、発電異常を生じている太陽光発電装置ユニット1を容易に特定することが可能であり、発電異常を容易に修正でき、太陽光発電装置ユニット1(太陽光発電システム10)の発電電力の低下を容易かつ確実に防止することができる。
計測された出力電流は、データ取得部35によってデータ化され、駆動制御用コントローラ36に記憶される。なお、駆動制御用コントローラ36では、太陽光発電装置ユニット1を識別するユニット識別信号としてのIDコードと出力電流とを照合させて記憶する形態としてある。また、各太陽光発電装置ユニット1の追尾駆動部3は、それぞれに対応する駆動用ドライバ37により追尾駆動の調整がなされる。
また、発電電力ケーブル1cgからの発電電力は、集線バスバー38に集線され、変換ケーブル12cを介して電力管理ステーション10sへ送電される。
<実施の形態2>
本実施の形態は、実施の形態1に係る太陽光発電システム10での太陽光発電装置ユニット1を駆動制御する場合のフロー例に関する。
図7は、発電状態の検出をしない場合の太陽光発電システム(太陽光発電装置ユニット)での駆動制御の基本フロ−例を示すフローチャ−トである。
なお、ここでのフロー(太陽光発電システム制御方法)の基本的な制御は、発電装置ユニット群11に配置された太陽光発電装置ユニット1のそれぞれに対してユニット群集電制御部12により実行される。つまり、ユニット群集電制御部12に予めインストールしたプログラムを適用して行なうことができる。また、必要に応じて適宜管理PC18と連携させる形態としてある。
ステップS501:
日没後、全ての追尾駆動部3の駆動を停止して全ての太陽光発電装置ユニット1の太陽追尾動作を停止する。
ステップS502:
暦日(年月日)データに基づいて翌日の日昇時刻を計算し、算出した日昇時刻を記憶する。
ステップS503:
記憶してある翌日の日昇時刻での太陽方位・高度(追尾動作開始位置)を計算し、記憶する。
ステップS504:
発電装置ユニット群11の中で1つの太陽光発電装置ユニット1の追尾駆動部3(フローチャート上では駆動部とする。)を起動・駆動し、太陽電池モジュール2を追尾開始位置に復帰させる。つまり、太陽電池モジュール2を日昇時の起動位置に向ける。
ステップS505:
ステップS504で復帰させた太陽光発電装置ユニット1の駆動停止を確認し、駆動停止しているか否かを判定する。停止していない場合(ステップS505:NO)は、所定の時間待ち(ステップS505a)をした後、ステップS505へ戻る。停止している場合(ステップS505:YES)は、ステップS506へ進む。
ステップS506:
全ユニット(発電装置ユニット群11に配置された全ての太陽光発電装置ユニット1)の駆動が完了したか否かを確認し、判定する。完了していない場合(ステップS506:NO)は、ステップS504へ戻る。完了している場合(ステップS506:YES)は、ステップS507へ進む。
ステップS507:
ステップS502で算出した日昇時刻になったか否かを判定する。日昇時刻になっていない場合(ステップS507:NO)は、所定の時間待ち(ステップS507a)をした後、ステップS507へ戻る。日昇時刻になっている場合(ステップS507:YES)は、ステップS508へ進む。
ステップS508:
日昇時刻の後、所定時間経過したか否かを確認、判定する。所定時間が経過するのを待つのは、太陽電池モジュール2を効率的に追尾駆動するため間隙的に駆動するためである。所定時間を経過していない場合(ステップS508:NO)は、時刻確認(ステップS508a)をした後、ステップS508へ戻る。所定時間を経過した場合(ステップS508:YES)は、ステップS509へ進む。
ステップS509:
全ての太陽光発電装置ユニット1(太陽電池モジュ−ル2。なお、フローチャート上ではモジュールとする。)が向いている方位・高度を取得する。
ステップS510:
年月日、時刻情報を取得する。
ステップS511:
取得した年月日、時刻情報に基づいて、その時刻の太陽方位・高度を計算する。
ステップS512:
ステップS511で算出した太陽方位・高度とステップS509で求めた太陽光発電装置ユニット1(太陽電池モジュ−ル2)が向いている方位・高度との差分に基づいて追尾駆動部3が太陽電池モジュール2を追尾駆動するのに必要な駆動量を計算する。
ステップS513:
ステップS512で算出した駆動量に基づいて、太陽光発電装置ユニット1(太陽電池モジュ−ル2)の追尾駆動部3を駆動し、ステップS511で算出した太陽方位・高度に太陽光発電装置ユニット1(太陽電池モジュ−ル2)を向ける。
ステップS514:
ステップS510ないしステップS513のフローを起動時間(太陽電池モジュ−ル2を追尾駆動部3により駆動して所期の太陽方位、高度に向けるのに要する時間。)間隔で実行するために、起動間隔時間待ちをする。
ステップS515:
全ユニット(発電装置ユニット群11に配置された全ての太陽光発電装置ユニット1)の起動、駆動が完了したか否かを確認し、判定する。完了していない場合(ステップS515:NO)は、ステップS510へ戻る。完了している場合(ステップS515:YES)は、ステップS516へ進む。
ステップS516:
日没したか否かを確認し、判定する。日没していない場合(ステップS516:NO)は、ステップS508へ戻る。日没している場合(ステップS516:YES)は、ステップS501へ戻る。
図8は、本発明の実施の形態2に係る太陽光発電システムで太陽光発電装置ユニットの発電状態を検出する場合の制御フロー例を示すフローチャートである。
基本フロー例として示した図7のフローに太陽光発電装置ユニットの発電状態を検出して発電異常に対処するサブルーチンをステップS513とステップS514の間に追加した場合の制御フロー(太陽光発電システム制御方法)例を示す。
ステップS513:
図7で説明したとおりである。
ステップS513a:
各太陽光発電装置ユニット1(フローチャート上ではユニットとする。)の出力電流(発電電流)を電流センサ34により計測する。
ステップS513b:
出力電流が他の太陽光発電装置ユニット1の出力電流と比較して小さい太陽光発電装置ユニット1が発生しているか否かを判定する。発生している場合(ステップS513b:YES)は、ステップS513cへ進む。発生していない場合(ステップS513b:NO)は、ステップS514へ進む。
ステップS513c:
出力電流が他の太陽光発電装置ユニット1に比較して小さい太陽光発電装置ユニット1を示すIDコ−ド(ユニット識別信号)を記憶する。出力電流の比較およびIDコードの記憶は、例えば駆動制御用コントローラ36で行なうことができる。
出力電流が小さいとされた太陽光発電装置ユニット1が、例えば10回、連続して出力電流が小さいとされたか否かを例えば駆動制御用コントローラ36で判定する。連続して10回出力電流が小さい場合(ステップS513c:YES)は、ステップS513dへ進む。出力電流が小さい場合が連続して10回未満の場合(ステップS513c:NO)は、ステップS514へ進む。
ステップS513d:
同一の太陽光発電装置ユニット1が、連続10回出力電流が小さいと判定された場合、例えば追尾ズレなどの発電異常が発生したものとして特定し、電力管理ステーション10s(管理PC18:システム管理制御部)に通報する。通報は、例えば太陽光発電装置ユニット1のIDコードを管理PC18の表示部に適宜表示する形態で行なうことが可能である。つまり、このステップで、管理PC18は発電異常を生じた太陽光発電装置ユニット1を認識(特定)することができ、追尾修正プログラムの実行をユニット群集電制御部12に指示することが可能となる。
なお、追尾ズレなどの発電異常への対応(例えば追尾ズレの修正)は手動・自動のいずれかにしても即座にはできないため、太陽光発電システム10としては、引き続き一連の動作を継続し、ステップS514へ進む。
また、適宜発電異常への対応を別途に行なう。つまり、発電異常への対応としては、例えば追尾異常の場合には追尾ズレを修正する追尾修正プログラムを追尾駆動部3に実行させる。したがって、この実行により、太陽光発電装置ユニット1の発電異常を修正することができる。
追尾ズレの修正は、追尾ズレを生じた太陽光発電装置ユニット1(太陽電池モジュール2)を方位・傾倒の両軸に対して方位回転および傾倒回転させ、出力電流が大きくなる位置に合わせ込むことで行なう。具体的には、手動で行なう場合と自動で行なう場合とがある。
追尾ズレの修正を人が手動(手動追尾修正プログラム)で行なう場合は、追尾ズレを生じた太陽光発電装置ユニット1を太陽光発電システム10から切り離して単独で手動制御し、出力電流が増加する位置と元の制御位置との差分を求めてオフセットの初期設定値に反映することにより行なうことができる。切り離すときは、図7に示した太陽光発電システム10の基本フロー(メインプログラム)から発電異常の太陽光発電装置ユニット1をスルーさせるスルー信号を送信してスルーさせることにより手動に切り換える。また、復帰させるときは、復帰させる復帰信号を送信して復帰させる。
また、追尾ズレの修正を自動(自動追尾修正プログラム)で行なう場合は、図7に示した太陽光発電システム10の基本フロ−(メインプログラム)でのステップS513(追尾駆動部3を駆動させるユニット駆動ルーチン)に、管理PC18からの指示に基づいて自動追尾修正プログラムを組み込む。
すなわち、ステップS513の中で、追尾ズレを生じた太陽光発電装置ユニット1の駆動量を方位・傾倒の両軸に対する方位回転および傾倒回転について、追尾修正位置検出用駆動信号の送信(管理PC18からの指示に基づいてユニット群集電制御部12から追尾駆動部3へ送信)により故意に正負方向に振ることにより出力電流の増減を計測し、正常な太陽光発電装置ユニット1と出力電流が同等になる位置を検出する。
追尾ズレの修正は、検出した位置と元の制御位置との差分に基づいて求めた追尾修正用信号を手動の場合と同様に例えばオフセットの初期設定値に反映することにより、太陽電池モジュール2を駆動して自動的に行なうことができる。
なお、追尾修正プログラム自体は、上述した方法に限らず種々の方法を採ることが可能である。
上述した制御フロー(追尾修正プログラム)により、ユニット群集電制御部12により発電異常を検出して発電異常を生じた太陽光発電装置ユニット1を特定し、特定した太陽光発電装置ユニット1の発電異常を修正して出力を改善することから、太陽光発電システム10の発電電力の低下を低減することができる。特に追尾異常による発電異常に対しては、ユニット群集電制御部12により追尾駆動部3を制御することが可能であり、自動的に追尾修正プログラムを実行させることが可能であることから、さらに効率的に稼動する太陽光発電システム10とすることが可能となる。
ステップS514:
図7で説明したとおりである。
図9は、図7でのフローチャートのさらに具体的な制御プログラム例を示すフローチャ−トである。
ここで、太陽光発電装置ユニット1は例えば50台あり、各太陽光発電装置ユニット1はIDコードをUT(k)(k=1〜50)としてそれぞれを識別し、各太陽光発電装置ユニット1に対する駆動信号をDS(k)、追尾駆動部3の回転角度情報をRS(k)と規定する。
つまり、太陽光発電装置ユニット1をUT(1)〜UT(50)として表し、これに対応させて駆動信号DS(1)〜DS(50)、回転角度情報RS(1)〜RS(50)として表す。基本的なフロー(太陽光発電システム制御方法)は図7と同様であるが、台数を具体的にしたことに関連してフローもより具体的にしている。
ステップS601:
日没後、全ての太陽光発電装置ユニット1を待機状態とする。
ステップS602:
暦日(年月日)データに基づいて、高度が0度より大きくなる翌日の日昇時刻を算出し、記憶する。
ステップS603:
記憶してある翌日の日昇時刻での太陽方位・高度を算出し、記憶する。
ステップS604:
UT(1)〜UT(50)それぞれの追尾駆動部3の回転角度情報RS(1)〜RS(50)を取得する。
ステップS605:
UT(1)〜UT(50)それぞれの太陽電池モジュール2が向いている方向を追尾駆動部3の回転角度情報RS(1)〜RS(50)を基に計算し、ステップS603で得られた翌日の日昇時刻の太陽方位・高度との差分より、駆動信号DS(1)〜DS(50)を生成する。
ステップS606a:
UT(i)に対してk=i=1をセットする。
ステップS606b:
UT1(i=1)に対して駆動信号DS1(i=1)を送信し、追尾駆動部3によりステップS603で算出した太陽方位・高度に太陽電池モジュール2を向ける。
ステップS606c:
UT(1)の追尾駆動部3が停止(追尾終了)したか否かを判定する。停止していない場合(ステップS606c:NO)は、所定の時間待ち(ステップS606d)をした後、ステップS606cへ戻る。停止している場合(ステップS606c:YES)は、ステップS606eへ進む。
ステップS606e:
UT(i)に対してi=50か否かを判定する。i=50の場合(ステップS606e:YES)は、全ての太陽光発電装置ユニット1(UT(1)〜UT(50))を追尾開始位置に設定した状態となっているのでステップS607へ進む。i=50となっていない場合(ステップS606e:NO)は、ステップS606fへ進む。
ステップS606f:
i=i+1として、ステップS606bへ戻る。このステップにより、全ての太陽光発電装置ユニット1に対して、ステップS606bないしステップS606fを繰り返すこととなり、全ての太陽光発電装置ユニット1(UT(1)〜UT(50))をそれぞれが有する追尾駆動部3により追尾開始位置に設定することができる(ステップS606:追尾開始位置復帰ステップ)。
ステップS607:
ステップS602で算出した日昇時刻になったか否かを判定する。日昇時刻になっていない場合(ステップS607:NO)は、所定の時間待ち(ステップS607a)をした後、ステップS607へ戻る。日昇時刻になっている場合(ステップS607:YES)は、ステップS608へ進む。
ステップS608:
日昇時刻の後、所定時間経過したか否かを確認、判定する。所定時間が経過するのを待つのは、ステップS508と同様に、太陽電池モジュール2を効率的に追尾駆動するためである。所定時間を経過していない場合(ステップS608:NO)は、時刻確認(ステップS608a)をした後、ステップS608へ戻る。所定時間を経過した場合(ステップS608:YES)は、ステップS609へ進む。
ステップS609:
全ての太陽光発電装置ユニット1(追尾駆動部3)の回転角度情報RS(k)(k=1〜50)を取得する。
ステップS610:
回転角度情報RS(k)にもとづいて全ての太陽光発電装置ユニット1(太陽電池モジュ−ル2。なお、フローチャート上ではモジュールとする。)が向いている方位・高度を算出する。
ステップS610a:
UT(n)に対してk=n=1をセットする。なお、ステップS606a〜ステップS606fとの違いを示すために「i」に代えて「n」で示すが、実質上k=i=nである。
ステップS611:
年月日、時刻情報を取得する。
ステップS612:
取得した年月日、時刻情報に基づいて、その時刻の太陽方位・高度を算出する。
ステップS613:
ステップS612で算出した太陽方位・高度とステップS610で求めた太陽光発電装置ユニット1(太陽電池モジュール2)が向いている方位・高度との差分に基づいて追尾駆動部3を駆動する駆動信号DS(n)を生成する。なお、駆動信号DS(n)には、追尾駆動部3が太陽電池モジュール2を追尾駆動するのに必要な駆動量が含まれている。
ステップS614:
UT(n)へ駆動信号DS(n)を送信する。つまり、UT1(n=1)に対して駆動信号DS1(n=1)を送信する。
ステップS615:
ステップS611ないしステップS614のフローを起動時間(太陽電池モジュ−ル2を追尾駆動部3により駆動して所期の太陽方位、高度に向けるのに要する時間。)間隔で実行するために、起動間隔時間待ちをする。
ステップS616:
UT(n)に対してn=50か否かを判定する。n=50の場合(ステップS616:YES)は、ステップS617へ進む。n=50となっていない場合(ステップS616:NO)は、ステップS616aへ進む。
ステップS616a:
n=n+1として、ステップS611へ戻る。このステップにより、全ての太陽光発電装置ユニット1に対して、ステップS611ないしステップS615を繰り返すこととなり、全ての太陽光発電装置ユニット1(UT(1)〜UT(50))をそれぞれが有する追尾駆動部3により駆動位置に設定することができる。
ステップS617:
全ユニット(発電装置ユニット群11に配置された全ての太陽光発電装置ユニット1)の駆動が停止したか否かを確認し、判定する。停止していない場合(ステップS617:NO)は、所定の時間待ち(ステップS617a)をした後、ステップS617へ戻る。停止している場合(ステップS617:YES)は、ステップS618へ進む。
ステップS618:
ステップS612で算出した太陽高度をもとに日没したか否かを確認し、判定する。
日没していない場合(ステップS618:NO)は、ステップS608へ戻る。日没している場合(ステップS618:YES)は、ステップS601へ戻る。日没になればUT(1)〜UT(50)の太陽追尾動作を停止する(ステップS601)。
図10は、図8と同様、本発明の実施の形態2に係る太陽光発電システムで太陽光発電装置ユニットの発電状態を検出する場合の制御フロー例を示すフローチャートである。具体的には、図9のフローに太陽光発電装置ユニットの発電状態を検出して発電異常に対処するサブルーチンをステップS614とステップS615の間に追加した場合の制御フロー(太陽光発電システム制御方法)例を示す。
ステップS614:
図9で説明したとおりである。
ステップS614a:
各太陽光発電装置ユニット1(フローチャート上ではユニットとする。)の出力電流(発電電流)を電流センサ34により計測する。
ステップS614b:
ステップS614aでの計測結果である電流値信号IO(n)を電流センサ34からデータ取得部35へ送信する。
ステップS614c:
出力電流が他の太陽光発電装置ユニット1の出力電流と比較して小さい太陽光発電装置ユニット1が発生しているか否かを判定する。発生している場合(ステップS614c:YES)は、ステップS614dへ進む。発生していない場合(ステップS614c:NO)は、ステップS615へ進む。
ステップS614d:
出力電流が他の太陽光発電装置ユニット1に比較して小さい太陽光発電装置ユニット1のIDコ−ド(ユニット識別信号)を記憶する。出力電流の比較およびIDコードの記憶は、例えば駆動制御用コントローラ36で行なうことができる。
ステップS614e:
出力電流が小さいとされた太陽光発電装置ユニット1が、例えば10回、連続して出力電流が小さいとされたか否かを例えば駆動制御用コントローラ36で判定する。連続して10回出力電流が小さい場合(ステップS614e:YES)は、ステップS614fへ進む。出力電流が小さい場合が連続して10回に満たない場合(ステップS614e:NO)は、ステップS615へ進む。
ステップS614f:
同一の太陽光発電装置ユニット1が、連続10回出力電流が小さいと判定された場合は、例えば追尾ズレなどの発電異常が発生したものとして特定し、電力管理ステーション10s(管理PC18)に通報する。通報は、例えばユニットのIDコードを管理PC18(システム管理制御部)の表示部に適宜表示する形態で行なうことが可能である。つまり、このステップで、発電異常を生じた太陽光発電装置ユニット1を認識(特定)することができる。
なお、追尾ズレなどの発電異常への対応(例えば追尾ズレの修正)は手動・自動のいずれかにしても即座にはできないため、太陽光発電システム10としては、引き続き一連の動作を継続し、ステップS514へ進む。
また、適宜発電異常への対応を別途に行なう。発電異常への対応としては、例えば追尾異常の場合には追尾ズレを修正する追尾修正プログラムを追尾駆動部3に実行させる。つまり、このステップで、太陽光発電装置ユニット1の発電異常を修正することができる。
追尾ズレの修正は、図8で説明した追尾修正プログラムにしたがって自動または手動で行なうことが可能であり、図8の場合と同様の作用効果が得られる。
ステップS615:
図9で説明したとおりである。
上述したとおり、本実施の形態では、図7ないし図10に示したフローにしたがって一連のステップを繰り返すことにより、全ユニット(UT(1)〜UT(50):太陽光発電装置ユニット1)の発電異常を自動的に解消するように追尾駆動部3の駆動制御を自動的に行なうことが可能となる。
<実施の形態3>
図11は、本発明の実施の形態3に係る太陽光発電システムの構成例を概念的に示す構成概念図である。
実施の形態1、実施の形態2では、太陽光発電システム10に配置された各発電装置ユニット群11は、それぞれ対応する各ユニット群集電制御部12により各太陽光発電装置ユニット1を制御する構成とされている。この場合、各ユニット群集電制御部12により制御される各太陽光発電装置ユニット1は、同等の制御方法で追尾駆動されるため複数配置された発電装置ユニット群11のそれぞれでの発電電力はほぼ均等となってくる。
つまり、同一の発電装置ユニット群11内での各太陽光発電装置ユニット1の出力電流を比較しただけでは、各発電装置ユニット群11(各ユニット群集電制御部12)相互間の発電電力の差を把握できない恐れがある。
このような問題を解決するために、本実施の形態では、複数配置された発電装置ユニット群11それぞれの発電状態を検出するために、各ユニット群集電制御部12(変換ケーブル12c)それぞれを介して電力変換装置15に送電される電力を検出する群状態検出部としての管理PC19を電力管理ステーション10sに配置してある。なお、管理PC19は、管理PC18と同様にシステム管理制御部としても機能する。
例えば、各ユニット群集電制御部12で制御される各発電装置ユニット群11の発電電力は、各発電装置ユニット群11それぞれに接続される電力変換装置15の出力でもある。したがって、電力変換装置15の出力電力を電力管理ステーション10sに配置した管理PC19で検出することが可能である。
管理PC19を群状態検出部として機能させるために、管理PC19は、電力変換装置15の出力側に接続された出力検出ケーブル19cを介して出力を検出する構成とされている。この構成により、各発電装置ユニット群11それぞれでの発電電力を比較・監視することができる。なお、出力の検出は、例えば電流センサ(図6に示した電流センサ34と同様のもので構成することが可能である。)を管理PC19に設けることにより可能となる。なお、その他の構成は、例えば図2と同様に構成してあるので詳細な説明は省略する。
また、各ユニット群集電制御部12の発電電力は、電力変換装置15の出力によらずに、ユニット群集電制御部12の出力電流を検出することでも可能であり、この場合には、集線バスバー38(図6参照。)の電流値を計測することや、それぞれの太陽光発電装置ユニット1について電流センサ34により検出した電流の総和を算出することにより求めることが可能である。なお、1つの電力変換装置16(図3、図5参照。)に複数の変換ケーブル12cが並列に接続される場合には、集線バスバー38(図6参照。)の電流値(直流出力電流)による検出が有効である。
本実施の形態により、各ユニット群集電制御部12による追尾精度を把握し、追尾ズレのある発電装置ユニット群11に対応するユニット群集電制御部12に対して随時修正を行ない、複数のユニット群集電制御部12全ての追尾精度を最善・均等にすることが可能となる。
<実施の形態4>
図12は、本発明の実施の形態4に係る太陽光発電システムの構成例を概念的に示す構成概念図である。
太陽光発電装置ユニット1を設置する場合、設置現場では太陽光発電装置ユニット1を順次設置して行く。1台の太陽光発電装置ユニット1を設置するとき、純粋な工事作業に要する時間と、追尾駆動の方位回転および傾倒回転の2軸回転での方位・傾斜の条件出しおよび初期設定に相当な時間がかかる。
また、集中管理が必要な複数の太陽光発電装置ユニットを設置する場合、各太陽光発電装置ユニットの設置条件出し・初期設定は、全ての太陽光発電装置ユニットの設置が終了した後、ユニット群集電制御部を用いて追尾駆動の設定を行なうことが基本となることから、太陽光発電装置ユニットを設置した都度追尾駆動の設定を行なうことは困難であり、その結果、追尾精度の確認が設置工程の最後に集中し、要求される精度が得られ難いという問題がある。
したがって、ユニット群集電制御部12に接続される全ての太陽光発電装置ユニット1が設置された後、電力管理ステーション10sからの制御により各太陽光発電装置ユニット1を駆動させて初期設定を行なうよりは、設置現場で1台の太陽光発電装置ユニット1を設置する毎に初期設定まで完了させた方が効率的である。
本実施の形態はこれを可能にしたものであり、設置現場でユニット群集電制御部12と1台の太陽光発電装置ユニット1を接続した後、併せて、端末機としてのノートパソコン20を無線あるいは有線でユニット群集電制御部12と通信できるように接続する。これにより、太陽光発電装置ユニット1の追尾駆動を自動から手動に切り換えて、ノートパソコン20で太陽光発電装置ユニット1に対応するユニット群集電制御部12を個別に単独で制御することが可能となる。
つまり、発電電力(出力)が最大となるように、その時の太陽位置に太陽電池モジュ−ル2を位置合わせできることから、初期設定を容易に行なうことが可能となり、設置作業の効率および容易性を向上させ、設置コストを低減することができる。また、端末機によれば、ユニット群集電制御部12を個別に単独で制御することができるので、太陽光発電システム10を稼動させた後でも、発電異常が生じた太陽光発電装置ユニット1の補修やメンテナンスなどに際して現場での対応が容易となり、メンテナンス作業の効率化を図ることが可能となる。
<実施の形態5>
図13は、固定設置型太陽電池モジュ−ルに照射される日射量と追尾型太陽電池モジュ−ルに照射される直達日射量の1日の変動を示したグラフである。
グラフは、横軸に時刻、縦軸に日射量SQを示している。固定設置型太陽電池モジュールは、正午に太陽と正対する角度で設置されるのが基本である。したがって、固定設置型太陽電池モジュールの日射量(全天日射量SQa)と追尾型太陽電池モジュールの日射量(直達日射量SQd)を比較すると、正午では同じ日射量SQとなるが、その他の時刻では追尾型太陽電池モジュールの直達日射量SQdが大きくなっている。つまり、追尾型の太陽光発電で発電電力を決定するのは、一般的に言われる日射量SQ(全天日射量SQa)ではなく、直達日射量SQdである。
したがって、追尾型太陽電池モジュールで構成される追尾型の太陽光発電装置ユニット1による発電電力の方が固定設置式太陽電池モジュールで構成される太陽光発電装置ユニットによる発電電力に比べて大きくなり優位であるが、本当に不足無く発電しているかは、直達日射量SQdが分かっていないと把握できない。
本実施の形態は、図14、図15に示すとおり、直達日射量SQdを容易かつ確実に把握できる構成とされている。
図14は、本発明の実施の形態5に係る太陽光発電システムの構成例を概念的に示す構成概念図であり、直達日射計の設置状況を示す太陽光発電装置ユニットの概略斜視図である。図15は、本発明の実施の形態5に係る太陽光発電システムの構成例を概念的に示す構成概念図であり、太陽光発電システムの概略構成を示す概略構成図である。
本実施の形態では、太陽光発電システム10(発電装置ユニット群11)に配置された複数の太陽光発電装置ユニット1の少なくともいずれか一つの太陽光発電装置ユニット1に直達日射計1sが設置してある。発電装置ユニット群11を一つのみとして図示しているが、複数の発電装置ユニット群11を配置した場合には、各発電装置ユニット群11それぞれに直達日射計1sを配置することが可能である。
直達日射計1sは太陽電池モジュ−ル2の前面法線方向(パネル面:受光面の垂直方向)と平行に設置されている。したがって、太陽電池モジュール2の追尾駆動に同期して方向を変更(追尾駆動)できる。直達日射計1sは、太陽の向きに対して±5°程度の誤差は補正され、真の直達日射量SQdの測定が可能であることから、直達日射計1sを設置した太陽光発電装置ユニット1が追尾ズレを生じている場合でも補正により真の直達日射量SQdを測定することが可能となる。
一つの太陽光発電装置ユニット1に設置された直達日射計1sから、直達日射量SQdのデ−タが例えばユニットケーブル1cを介して管理PC18にリアルタイムで送られる。電力管理ステーション10s(管理PC18)では、直達日射量SQdから算出する太陽光発電システム10の発電電力の理論値(基準発電電力)を用いて、管理PC18の画面上に理論値と実際の発電電力(太陽光発電装置ユニット1の発電電力)を並べて表示する構成とされている。基準発電電力の算出は、所定の時間間隔で行なうことにより、効率的な管理が可能となる。
本実施の形態によれば、太陽光発電システム10の発電効率を容易に把握できる。また、実際の発電電力が小さく発電異常を生じている太陽光発電装置ユニット1を特定することが可能となり、発電異常の太陽光発電装置ユニット1の発電異常(例えば追尾ズレ)を修正することができる。さらに、追尾ズレ以外の発電異常、例えば太陽光発電装置ユニット1(太陽電池モジュール2)の劣化状態などを検出することも可能となる。
したがって、太陽光発電システム10のメンテナンスが容易となり、発電電力の低下を防止することが可能となる。
<実施の形態6>
図16は、本発明の実施の形態6に係る太陽光発電システムに適用される太陽光発電装置ユニットの外観を示す斜視図である。
なお、本実施の形態の説明において、上記した実施の形態1−5と同じ構成を有するものについては同一の符号を付している。
本実施の形態では、各々の太陽光発電装置ユニット101に分散制御部114を設け、発電状態を検出するユニット状態検出部を分散制御部114に設ける点に特徴があり、その他の構成は、実施の形態1と同様である。つまり、実施の形態1において各々の太陽光発電装置ユニット1のユニット状態検出部をユニット群集電制御部12に設けているのに対して、本実施の形態では、ユニット状態検出部を分散制御部114に設けている。
太陽光発電装置ユニット101の主要構成は、実施の形態1と同様であり、支持部5に設けられた接続箱4にはユニットケーブル101cが接続されている。このユニットケーブル101cは、太陽電池モジュール2が発電した発電電力を送電する発電電力ケーブル101cgと、追尾駆動部3を追尾駆動する電源に接続された電源ケーブル101cpと、追尾駆動部3を制御するために必要な日付時刻情報信号の送信を行なう時情報系ケーブル101ctとを有する。
図17および図18は、本発明の実施の形態6に係る太陽光発電システムの構成を概念的に示す概念図である。
図17は、1つのユニット群集電制御部と1つの電力変換装置とを対応させて配置した場合の太陽光発電システムの構成を概念的に示す概念図である。この太陽光発電システム100は、各々の太陽光発電装置ユニット101の分散制御部114にユニット状態検出部を太陽光発電装置ユニット単位で設ける点において前記した図2に示す太陽光発電システムと異なり、その他の構成は図2と同様に構成されているので詳細な説明は省略する。
図18は、複数の太陽光発電装置ユニット101が分散制御部114を介してユニットケーブル101cでシルアルもしくはパラレルに連結して配置した場合の太陽光発電の構成を概念的に示す概念図である。
図18で示す太陽光発電システム100は、複数の太陽光発電装置ユニット101で発電された電力が各々の分散制御部114を介して1つのユニット群集電制御部112にまとめられ、さらに1つのユニット群集電制御部112を介してユニット群集電制御部112に対応する電力変換装置15に供給(送電)される構成とされている。
なお、太陽光発電システム100で使用する電力変換装置15の容量、ユニット群集電制御部112の制御速度、太陽光発電装置ユニット101の追尾駆動部3の駆動速度などに応じて、太陽光発電システム100を構成するユニットケーブル101cのレイアウトは図17、図18で示すように異ならせる。
図18の分散制御部114の構成では、隣り合う太陽光発電装置ユニット101の駆動制御状況を互いに認識できることから、太陽光発電装置ユニット101の駆動タイミングを任意にずらすことを可能にすることができるメリットがある。
各太陽光発電装置ユニット101への電源供給は、電力管理ステーション10sから変換ケーブル112c、ユニット群集電制御部112、ユニットケーブル101c(電源ケーブル101cp)を経由して行われる。各太陽光発電装置ユニット101で発電された電力は、ユニットケーブル101c(発電電力ケーブル101cg)、ユニット群集電制御部112、変換ケーブル112cを経由して電力管理ステーション10s内の電力変換装置15に集約される。
また、ユニット群集電制御部112から各太陽光発電装置ユニット101への時情報系信号の送信は、上述したとおり時情報系ケーブル101ctを介して行なわれる。通信方式は、一般に使用されているRS232C、RS485、USB、光通信などを用いたシリアル通信やパラレル通信など、どのような通信方式を採用しても良く、また、電源ケ−ブル101cpに制御系信号を重畳させて電源ケ−ブル101cpを時情報系ケ−ブル101ctとして併用することも可能である。
また、実際にユニットケ−ブル101c(変換ケーブル112c)を配線する際には、電源ケ−ブル101cp、発電電力ケ−ブル101cgおよび時情報系ケ−ブル101ctは、互いに影響の無い状態で同一配線路内に収めることが、施工上望ましい。なお、ケーブルの構成は上述した例に限らず適宜設定することが可能である。
ユニット群集電制御部112は、できるだけ太陽光発電装置ユニット101の近辺に設置する構成とする。また、ユニット群集電制御部112で、各太陽光発電装置ユニット111に接続されたユニットケーブル101cを構成する発電電力ケーブル101cg、電源ケーブル101cp、時情報系ケーブル101ctがそれぞれ集線される。この構成により、長距離となるユニット群集電制御部112と電力管理ステーション10s間の接続は、1本の変換ケーブル112cにより行なうことが可能となり、配線を簡略化することができる。また、施工上の安全性、メンテナンス上の安定性、信頼性を確保することができる。
つまり、ユニット群集電制御部112で各太陽光発電装置ユニット101に接続された時情報系ケーブル101ctおよび発電電力ケ−ブル101cgを容易に整理して配列させ集線できること、ユニット群集電制御部112から電力管理ステーション10sへの配線本数(変換ケーブル112cの本数)を最低限に減らすことができ、配線の簡略化・コストダウンが図れること、太陽光発電装置ユニット101(発電装置ユニット群111)からの複数のケ−ブル(ユニットケーブル101c)を1本の変換ケーブル112cにまとめて電力変換装置15への電力の供給を行なえることから、発電装置ユニット群111と電力変換装置15との接続を非常に整然と、かつ簡単明瞭に行なうことができる。なお、ユニット群集電制御部112については、図19でさらに詳細を説明する。
図19は、本発明の実施の形態6に係る太陽光発電システムに適用したユニット群集電制御部の構成例を、図20は、本発明の実施の形態6に係る太陽光発電システムに適用した分散制御部の構成例の構成を概念的に示す構成概念図である。
ユニット群集電制御部112は、基本構成として、太陽電池出力端子台131、時情報系ケ−ブル端子台132、集線バスバー38、ハブ139を備える。
本実施形態におけるユニット群集電制御部112の役割は、発電装置ユニット群111の発電電力を集電することと、分散制御部114に時情報の発信を制御することである。分散制御部114では、太陽の軌道計算に必要な時情報を得ることで、各ユニットの駆動系ドライバ回路に駆動命令/移動位置信号を送受信して駆動系の制御を行なう。上記時情報はユニット群集電制御部112内に備えた時計を基準に発信してもよく、或いは電力管理ステーション内の時情報をユニット群集電制御部112を介して、分散制御部に送信してもよい。また、時情報の送信制御は、常時発信してもよく、また、定期的或いは断続的な発信、日中のみの発信、発電電力が確保される日射量を満たしたときの発信のいずれであってもよい。
このような本実施形態の太陽光発電システムによれば、軌道計算を各ユニットで個々に行なうため、マイコンの計算処理能力が少なくて済むといった効果を奏する。また、制御系の不具合が発生した際にユニット群単位で発電能力が低下することがないので、駆動系の制御の停止をユニット単位にとどめるように時情報の送信を制御することが可能になる。さらに、制御系および発電状態の検出部が分散されるので、分散制御部の構造をコンパクトで簡易なものとすることができる。
太陽電池出力端子台131には、太陽光発電装置ユニット101から配線された発電電力ケーブル101cgが太陽光発電装置ユニット101に対応する番号を付与(ナンバリング)された端子に対応させて接続される。時情報系ケ−ブル端子台132には、発電電力ケーブル101cgと同様にナンバリングに対応させて時情報系ケーブル101ctが接続される。また、電力管理ステーション10sから変換ケーブル112cを介して適宜の電源が供給され必要な動作を確保する。さらに、電源は電源ケーブル101cpを介して太陽光発電装置ユニット101に供給される。
分散制御部114は、基本構成として、太陽電池出力端子台31、制御系ケ−ブル端子台32、逆流防止ダイオード33、電流センサ34、データ取得部35、駆動制御用コントローラ36、駆動用ドライバ37を備える。
分散制御部114の太陽電池出力端子台31に供給された電力(電流)は、逆流防止ダイオード33を介して発電状態を検出するユニット状態検出部としての電流センサ34に流され、出力電流(発電電流)を随時リアルタイムで計測される。つまり、分散制御部114は、ユニット状態検出部を備える構成とされている。なお、発電状態の検出は、他の形態のセンサを用いることにより出力電流の他に、発電電力、発電電圧を計測して発電量を検出することが可能である。
電流センサ34により出力電流を随時計測することができることから、太陽光発電装置ユニット101の発電異常(例えば追尾異常)をリアルタイムで容易かつ正確に検出することが可能となる。また、個々の太陽光発電装置ユニット101毎に出力電流を検出することから、発電異常を生じている太陽光発電装置ユニット101を容易に特定することが可能であり、発電異常を容易に修正でき、太陽光発電装置ユニット101(太陽光発電システム100)の発電電力の低下を容易かつ確実に防止することができる。
計測された出力電流は、データ取得部35によってデータ化され、駆動制御用コントローラ36に記憶される。なお、駆動制御用コントローラ36では、太陽光発電装置ユニット101を識別するユニット識別信号としてのIDコードと出力電流とを照合させて記憶する形態としてある。さらに、ユニット群集電制御部112から出力された時情報系ケーブル101ctからの時情報信号は、分散制御部114の駆動制御用コントローラ36に送信され、太陽光発電装置ユニット101単位で太陽の軌道計算が行われ、駆動用ドライバ37で制御信号に変換され、各太陽光発電装置ユニット101の駆動制御部3は、それぞれに対応する駆動用ドライバ37により追尾駆動の調整がなされる。
分散制御部114から出力された発電電力ケーブル101cgからの発電電力は、ユニット群集電制御部112の太陽電池出力端子台131を介して集線バスバー38に集線され、変換ケーブル112cを介して電力管理ステーション10sへ送電される。
なお、本実施の形態に対して、図4、図5に示す構成を適宜当てはめることが可能であることはいうまでもない。
<実施の形態7>
図21は、本発明の実施の形態7に係る太陽光発電システムの構成例を概念的に示す構成概念図である。
本実施の形態では、設置現場でユニット群集電制御部112を介して1台の太陽光発電装置ユニットを接続した後、併せて、端末機としてのノートパソコン20を無線或いは有線でユニット群集電制御部112だけでなく分散制御部114と通信を行なうことができるように接続する点に特徴があり、その他の構成は、実施の形態1と同様である。
本実施の形態によれば、ユニット群集電制御部112および分散制御部114を個別に制御することができるので、太陽光発電システム100を稼動させた後でも、発電異常が生じた太陽光発電装置ユニット101の補修やメンテナンスなどに際して現場での対応が容易となり、さらにメンテナンス作業の効率化を図ることが可能になる。また、分散制御部114を個別に制御できることで、ユニット単位で制御系/検出系の動作の確認を容易に行なうことができる。
本発明は、その精神または主要な特徴から逸脱することなく、他のいろいろな形で実施することができる。そのため、上述の実施例はあらゆる点で単なる例示にすぎず、限定的に解釈してはならない。本発明の範囲は請求の範囲によって示すものであって、明細書本文には、なんら拘束されない。さらに、請求の範囲の均等範囲に属する変形や変更は、全て本発明の範囲内のものである。
なお、この出願は、日本で2006年4月24日に出願された特願2006−119454号に基づく優先権を請求する。その内容はこれに言及することにより、本出願に組み込まれるものである。また、本明細書に引用された文献は、これに言及することにより、その全部が具体的に組み込まれるものである。
本発明は、太陽電池モジュールおよび追尾駆動部を有する太陽光発電装置ユニットを複数配置して構成された太陽光発電システムおよび太陽光発電システム制御方法に適用できる。
図1は、本発明の実施の形態1に係る太陽光発電システムに適用される太陽光発電装置ユニットの外観を示す斜視図である。 図2は、1つのユニット群集電制御部と1つの電力変換装置とを対応させて配置した場合の太陽光発電システムの構成を概念的に示す概念図である。 図3は、複数のユニット群集電制御部と1つの電力変換装置とを対応させて配置した場合の太陽光発電システムの構成を概念的に示す概念図である。 図4は、図2で示した太陽光発電システムを大規模に展開した場合の太陽光発電システムの構成を概念的に示す概念図である。 図5は、図3で示した太陽光発電システムを大規模に展開した場合の太陽光発電システムの構成を概念的に示す概念図である。 図6は、本発明の実施の形態1に係る太陽光発電システムに適用したユニット群集電制御部の構成例を概念的に示す構成概念図である。 図7は、発電状態の検出をしない場合の太陽光発電システム(太陽光発電装置ユニット)での駆動制御の基本フロ−例を示すフローチャ−トである。 図8は、本発明の実施の形態2に係る太陽光発電システムで太陽光発電装置ユニットの発電状態を検出する場合の制御フロー例を示すフローチャートである。 図9は、図7でのフローチャートのさらに具体的な制御プログラム例を示すフローチャ−トである。 図10は、本発明の実施の形態2に係る太陽光発電システムで太陽光発電装置ユニットの発電状態を検出する場合の制御フロー例を示すフローチャートである。 図11は、本発明の実施の形態3に係る太陽光発電システムの構成例を概念的に示す構成概念図である。 図12は、本発明の実施の形態4に係る太陽光発電システムの構成例を概念的に示す構成概念図である。 図13は、固定設置型太陽電池モジュ−ルに照射される日射量と追尾型太陽電池モジュ−ルに照射される直達日射量の1日の変動を示したグラフである。 図14は、本発明の実施の形態5に係る太陽光発電システムの構成例を概念的に示す構成概念図であり、直達日射計の設置状況を示す太陽光発電装置ユニットの概略斜視図である。 図15は、本発明の実施の形態5に係る太陽光発電システムの構成例を概念的に示す構成概念図であり、太陽光発電システムの概略構成を示す概略構成図である。 図16は、本発明の実施の形態6に係る太陽光発電システムに適用される太陽光発電装置ユニットの外観を示す斜視図である。 図17は、本発明の実施の形態6に係る太陽光発電システムの構成例を概念的に示す構成概念図である。 図18は、本発明の実施の形態6に係る太陽光発電システムの構成例を概念的に示す構成概念図である。 図19は、本発明の実施の形態6に係る太陽光発電システムに適用したユニット群集電制御部の構成例を概念的に示す構成概念図である。 図20は、本発明の実施の形態6に係る太陽光発電システムに適用した分散制御部の構成例を概念的に示す構成概念図である。 図21は、本発明の実施の形態7に係る太陽光発電システムの構成例を概念的に示す構成概念図である。
符号の説明
1、101 太陽光発電装置ユニット
2 太陽電池モジュール
3 追尾駆動部
4 接続箱
1c、101c ユニットケーブル
1cg、101cg 発電電力ケーブル
1cp、101cp 電源ケーブル
1cc 制御ケーブル
101ct 時情報系ケーブル
1s 直達日射計
10、100 太陽光発電システム
10s 電力管理ステーション
10c 管理ケーブル
11、111 発電装置ユニット群
12 、112 ユニット群集電制御部
12c 、112c 変換ケーブル
13 統合ユニット群集電制御部
13c 統合ケーブル
15、16 電力変換装置
18 管理PC(システム管理制御部)
19 管理PC(システム管理制御部、群状態検出部)
19c 出力検出ケーブル
114 分散制御部
20 ノートパソコン(端末機)
30 電力系統
31、131 太陽電池出力端子台
32 制御ケーブル端子台
33 逆流防止ダイオード
34 電流センサ(ユニット状態検出部)
35 データ取得部
36 駆動制御用コントローラ
37 駆動用ドライバ
38 集線バスバー
SQ 日射量
SQd 直達日射量
SQa 全天日射量

Claims (13)

  1. 太陽電池モジュールおよび該太陽電池モジュールを追尾駆動する追尾駆動部を有する太陽光発電装置ユニットを複数配置して構成した発電装置ユニット群と、該発電装置ユニット群の発電電力を集電し制御するユニット群集電制御部と、該ユニット群集電制御部に集電された発電電力を電力変換する電力変換装置とを備える太陽光発電システムであって、
    前記太陽光発電装置ユニットそれぞれの発電状態を検出して比較することにより、発電異常を生じた太陽光発電装置ユニットを特定するユニット状態検出部を備え、前記ユニット状態検出部が特定した結果を前記ユニット群集電制御部に指示することを特徴とする太陽光発電システム。
  2. 請求項1に記載の太陽光発電システムであって、
    前記ユニット群集電制御部は、前記ユニット状態検出部を備え、異常を生じた前記追尾駆動部を修正する構成とされていることを特徴とする太陽光発電システム。
  3. 請求項1に記載の太陽光発電システムであって、
    前記各太陽光発電装置ユニットに太陽光発電装置ユニット単位で追尾駆動部を個別で制御する分散制御部を備え、前記分散制御部は、前記ユニット群集電制御部を介して太陽光発電装置ユニットと通信できることを特徴とする太陽光発電システム。
  4. 請求項3に記載の太陽光発電システムであって、
    前記分散制御部は前記ユニット状態検出部を備えることを特徴とする太陽光発電システム。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれか一つに記載の太陽光発電システムであって、
    前記ユニット状態検出部は、前記太陽光発電装置ユニットそれぞれの発電状態を検出して比較するために、前記太陽光発電装置ユニットそれぞれの出力電流を検出することを特徴とする太陽光発電システム。
  6. 請求項1ないし請求項5のいずれか一つに記載の太陽光発電システムであって、
    前記発電装置ユニット群および前記ユニット群集電制御部は複数配置され、複数の前記発電装置ユニット群それぞれの発電状態を検出する群状態検出部を備えることを特徴する太陽光発電システム。
  7. 請求項1ないし請求項6のいずれか一つに記載の太陽光発電システムであって、
    前記発電装置ユニット群を構成する前記太陽光発電装置ユニットの少なくともいずれか一つに直達日射計を備えることを特徴とする太陽光発電システム。
  8. 請求項6または請求項7に記載の太陽光発電システムであって、
    複数配置された前記発電装置ユニット群および前記ユニット群集電制御部を統合して管理制御するシステム管理制御部を備え、
    前記ユニット群集電制御部を介して前記ユニット状態検出部が検出した発電状態に基づいて特定した発電異常の太陽光発電装置ユニットを識別するユニット識別信号を、前記システム管理制御部に送信し、
    前記システム管理制御部は、特定した前記太陽光発電装置ユニットの追尾ずれを、前記ユニット群集電制御部を介して修正させる構成とされていることを特徴とする太陽光発電システム。
  9. 太陽電池モジュールおよび該太陽電池モジュールを追尾駆動する追尾駆動部を有する太陽光発電装置ユニットを複数配置して発電装置ユニット群を構成し、該発電装置ユニット群の発電電力を集電したユニット群集電制御部を介して前記追尾駆動部を制御し、前記ユニット群集電制御部に集電された発電電力を電力変換装置により電力変換する太陽光発電システム制御方法であって、
    前記ユニット群集電制御部を介して、前記太陽光発電装置ユニットそれぞれの発電状態を比較することにより、発電異常を生じた太陽光発電装置ユニットを特定し、特定した前記太陽光発電装置ユニットの発電異常を修正することを特徴とする太陽光発電システム制御方法。
  10. 請求項9に記載の太陽光発電システム制御方法であって、
    前記発電装置ユニット群およびユニット群集電制御部は複数配置され、複数の前記発電装置ユニット群それぞれの発電状態を検出して発電異常を生じた発電装置ユニット群を特定し、特定した前記発電装置ユニット群の発電異常を修正することを特徴とする太陽光発電システム制御方法。
  11. 請求項9に記載の太陽光発電システム制御方法であって、
    前記発電装置ユニット群に配置された前記太陽光発電装置ユニットの少なくともいずれか一つに直達日射計を備え、該直達日射計が検出した日射量に基づいて基準発電電力を算出し、前記太陽光発電装置ユニットの発電電力と前記基準発電電力とを比較して発電異常を生じた太陽光発電装置ユニットを特定し、特定した前記太陽光発電装置ユニットの発電異常を修正することを特徴太陽光発電システム制御方法。
  12. 請求項10または請求項11に記載の太陽光発電システム制御方法であって、
    複数配置された前記発電装置ユニット群および前記ユニット群集電制御部を統合して管理制御するシステム管理制御部を備え、
    前記ユニット群集電制御部を介して前記ユニット状態検出部が検出した発電状態に基づいて特定した発電異常の太陽光発電装置ユニットを識別するユニット識別信号を、前記システム管理制御部に送信し、
    前記システム管理制御部は、特定した前記太陽光発電装置ユニットの追尾ずれを前記ユニット群集電制御部を介して修正させることを特徴とする太陽光発電システム制御方法。
  13. 請求項9ないし請求項12のいずれか一つに記載の太陽光発電システム制御方法であって、
    通信により前記ユニット群集電制御部を制御できる端末機を用いて前記ユニット群集電制御部を制御することにより前記追尾駆動部を制御することを特徴とする太陽光発電システム制御方法。
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