JP5136369B2 - 撮像装置 - Google Patents

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Description

本発明は、フラッシュ光を用いて撮像した被写体画像データを補正する撮像装置に関するものである。
フラッシュ光が照射されなかった被写体を撮像した第1の画像信号に所定の重み付け係数を乗算し、フラッシュ光が照射された被写体を撮像した第2の画像信号に所定の重み付け係数を乗算した後に、第1の画像信号と第2の画像信号とを合成して第3の画像信号を生成することにより、例えば、夜景をバックに被写体を撮影する際に、被写体にフラッシュ光以外の光源からの光が照射されている場合においても、夜景および被写体のそれぞれに最適なホワイトバランス調整がなされた撮像データを得ることができる撮像装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−358986号公報
ところで、特許文献1に記載された撮像装置においては、被写体にフラッシュ光を照射して第1の画像信号を取得した後に、フラッシュ光を照射しない状態で第2の画像信号を取得するため、両画像信号を取得する間の時間差に起因する被写体ぶれが発生するおそれがある。
本発明の課題は、フラッシュ撮影によって取得された画像データの明るさを適切に補正できると共に、被写体ぶれの発生を防止し、レリーズボタン押下後から補正処理までの時間を短縮することができる撮像装置を提供することである。
本発明の撮像装置は、被写体に対して照明光を発光する発光部と、被写体光を撮像し撮像信号を生成する撮像素子と、前記撮像信号に基づいて被写体画像データを生成する生成部と、前記被写体画像データを補正する補正部とを備え、前記生成部は、前記照明光が発光されていないときの被写体光から生成された撮像信号に基づいて第1の被写体画像データを生成すると共に、前記第1の被写体画像データの生成後、前記照明光が発光されたときの被写体光から生成された撮像信号に基づいて第2の被写体画像データを生成し、前記補正部は、前記第2の被写体画像データを構成する画素データの中に閾値を超えた画素データがある場合には、当該画素データと、当該画素データに対応する前記第1の被写体画像データを構成する画素データの中の画素データとの平均値を算出し、当該平均値が前記閾値以下の場合には、当該平均値で前記第2の被写体画像データの当該画素データを置き換える補正を行うことを特徴とする。
本発明の撮像装置によれば、フラッシュ撮影によって取得された画像データの明るさを適切に補正できると共に、被写体ぶれの発生を防止し、レリーズボタン押下後から補正処理までの時間を短縮することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態に係る撮像装置について説明する。図1は、この実施の形態に係る撮像装置としてのカメラ2の概略構成を示すブロック図である。図1に示すように、カメラ2は、カメラ2の各部を統括的に制御する制御部4を備えている。制御部4には、カメラ2の各部との間で制御信号を送受信するための通信回路としてのバス6が接続されており、バス6には、操作部8、発光部10、A/D変換回路12を介して接続された撮像素子14、画像生成部16、画像表示部18、画像補正部20、バッファメモリ22、記録媒体24等が接続されている。
操作部8は、カメラ2の本体の上部や背面に設けられた各種のスイッチやボタン等から構成されており、カメラ2の使用者(以下、撮影者という)が種々の操作/指示を手動入力する際に使用される。具体的には、カメラ2の電源のオン/オフを行うための電源スイッチ、撮影を指示するためのレリーズボタン、画像表示部18にメニュー画面を表示させるためのメニューボタン、表示されたメニュー画面において機能設定や項目選択を行うための十字キーや決定ボタン等が設けられている。操作部8から制御部4に対して入力された操作信号は、制御部4によって制御信号に変換されてカメラ2の各部に送信される。
カメラ2の前面に設けられた発光部10は、フラッシュ撮影モードの選択時に撮影者によってレリーズボタンが押下されると、被写体を瞬間的に照明するフラッシュ光を発光する。ここで、フラッシュ撮影モードの選択は、制御部4によって自動的に行われてもよいし、撮影者が手動で行ってもよい。なお、発光部10は、オートフォーカス用の赤外線光を発光する機能を備えていてもよいし、カメラ2に対して着脱可能に装着される、所謂外付けのものであってもよい。
撮像素子14は、CCDまたはCMOS等により構成されており、カメラ2の本体の前面に設けられた撮影レンズを透過した被写体光を撮像し、撮像した像から光電変換して生成される撮像信号(蓄積電荷としてのアナログ信号)をA/D変換回路12に対して出力する。撮像素子14から出力された撮像信号は、A/D変換回路12においてゲイン調整などの処理が行われた後にアナログ信号からデジタル信号に変換され、画像生成部16に対して出力される。
画像生成部16は、A/D変換回路12から出力されたデジタル信号に基づいて、被写体画像データを生成する。なお、詳細は後述するが、生成される被写体画像データには、本撮影画像データ、プレビュー画像データ、撮影前画像データの3種類が存在する。また、画像生成部16は、被写体画像データの生成に合わせて、ホワイトバランス調整、シャープネス調整、ガンマ補正、階調調整等の画像処理を適宜行ってもよい。生成された被写体画像データは、バッファメモリ22または記録媒体24に対して送信されて記憶される。ここで、バッファメモリ22は、新しい撮影前画像データを受信した場合には、既に記憶しているデータを書き換えてもよいし、蓄積して保存してもよい。また、記録媒体24は、カメラ2に設けられた装着部(スロット)に着脱可能に装着されるメモリカード等の可搬性を有する記録媒体である。記録媒体24には、Exif(Exchangable image file format)等の所定の形式で、撮影日時等の撮影に関する情報と共に被写体画像データが記録される。
画像表示部18は、カメラ2の背面に設けられており、LCDパネルから構成されている。カメラ2が撮影モードに設定されている場合には、撮像素子14によって撮像されたプレビュー画像(スルー画像、ライブビュー画像)が画像表示部18に表示される。また、画像表示部18は、記録媒体24に記録されている画像や、メニュー画面等を表示することもできる。
画像補正部20は、バッファメモリ22に記憶されているフラッシュ撮影時に生成された被写体画像データに対して、後述する補正処理を実行する。当該補正処理が行われることにより、フラッシュ光の反射等によって明るさ(輝度)が極度に高い部分などが適切に補正された良好な撮影画像が生成される。
次に、撮像素子14による撮像信号の生成、及び画像生成部16による被写体画像データの生成について詳しく説明する。上述したように、画像生成部16は、本撮影画像データ、プレビュー画像データ、及び撮影前画像データの3種類の被写体画像データを生成する。
本撮影画像データは、撮影者によってカメラ2が備えるレリーズボタンが押下されたときに生成される被写体画像データである。レリーズボタンが押下されると、制御部4は、撮像素子14に対して制御信号を出力して被写体光の露光を開始させる。露光が終了すると、A/D変換回路12は、撮像素子14が有する最大の画素数(画像サイズ)または予め設定された画素数の撮像信号を取得し、デジタル信号に変換して画像生成部16に出力する。画像生成部16は、受信した信号に基づいて、当該画素数に対応する画素データ数から構成される本撮影画像データを生成する。ここで、発光部10によるフラッシュ光の発光を伴わずに撮影が行われた場合には、生成された本撮影画像データは記録媒体24へ出力されて記録される。一方、フラッシュ光の発光を伴った撮影が行われた場合には、生成された本撮影画像データはバッファメモリ22へ一旦出力され、必要な補正が実行された後に記録媒体24へ出力されて記録される。
プレビュー画像データは、カメラ2が撮影モードに設定されている場合に、画像表示部18にプレビュー画像を継続的に表示するために生成される被写体画像データである。このプレビュー画像データは、撮像素子14から所定の時間間隔毎に読み出された撮像信号に基づいて画像生成部16によって継続的に生成される。生成されたプレビュー画像データは、バッファメモリ22へ出力されて一時的に記憶された後に、制御部4によって読み出されて画像表示部18に表示される。この実施の形態に係るカメラ2においては、プレビュー画像は毎秒30フレーム表示されるため、撮像素子14による被写体光の露光も毎秒30回実行される。ここで、プレビュー画像データ用の露光後には、上述の本撮影画像データの画素数の数分の1程度の画素数の撮像信号しか読み出されない。このようにして読み出される撮像信号数が削減されることにより、読み出し時間が短くなると共に、画像生成部16に対して出力されるデジタル変換された信号のデータ量も少なくなるため、毎秒30フレームという高速なプレビュー画像データの生成処理が可能になる。
撮影前画像データは、フラッシュ撮影によって取得される本撮影画像データを補正するために生成される被写体画像データである。カメラ2がフラッシュ撮影モードに設定されている場合には、上述のプレビュー画像データが所定回数生成される毎に一の撮影前画像データが生成される。ここで、本撮影画像データの補正処理は、本撮影画像データの画素単位で実行されるため、補正用に生成される撮影前画像データは、補正対象としての本撮影画像データと同数の画素数から構成されている必要がある。従って、撮像素子14によって生成された撮像信号の読み出しには、プレビュー画像データを生成する際に要した時間の数倍の時間が必要となる。
次に図2のタイミングチャートを用いて、画像生成部16による被写体画像データの生成処理について説明する。なお、図2は、プレビュー画像データが5回生成される毎に撮影前画像データが1回生成される場合を例にしている。ここで、e〜eは撮像素子14によるプレビュー画像データの露光時間、D〜Dは画像生成部16によるプレビュー画像データの読出時間、E´は撮像素子14による撮影前画像データの露光時間、Fは画像生成部16による撮影前画像データの読出時間、Eは撮像素子14による本撮影画像データの露光時間、Sは画像生成部16による本撮影画像データの読出時間を示している。
図2に示すように、撮像素子14が被写体光を時間eだけ露光して撮像信号を生成すると、画像生成部16が読出時間D内に当該撮像信号に基づいて第1のプレビュー画像データを生成する。制御部4は、当該画像データに基づいて、画像表示部18に第1のプレビュー画像を1/30秒間だけ表示する。以下同様に、露光時間e及び読出時間D内に生成された第2のプレビュー画像データに基づく第2のプレビュー画像、露光時間e及び読出時間D内に生成された第3のプレビュー画像データに基づく第3のプレビュー画像、露光時間e及び読出時間D内に生成された第4のプレビュー画像データに基づく第4のプレビュー画像、そして露光時間e及び読出時間D内に生成された第5のプレビュー画像データに基づく第5のプレビュー画像が、それぞれ1/30秒間ずつ順番に画像表示部18に表示される。
ここで、一のプレビュー画像データを生成する際に要する時間は1/30秒より短いため、画像生成部16において生成されたプレビュー画像データが画像表示部18に表示されるまでにはタイムラグが生じる。しかしながら、当該タイムラグは極僅かであるので、プレビュー画像を見ながら撮影を行っている撮影者によって認識されることはない。
第5のプレビュー画像データの生成が終了すると、撮像素子14は被写体光を露光時間E´だけ露光して撮影前画像データ用の撮像信号を生成する。画像生成部16は、読出時間F内に読み出された当該撮像信号に基づいて撮影前画像データを生成する。ここで、上述したように、撮影前画像データは、プレビュー画像データの画素数の数倍の画素数を有するため、読出時間Fはプレビュー画像データの読出時間D等よりも数倍長くなる。そして、生成された撮影前画像データは、バッファメモリ22に送信されて一時的に記憶される。
以上のように、図2に示す例においては、プレビュー画像データが5回生成された後に、撮影前画像データが1回生成されるまでが1サイクルとなる。従って、撮影前画像データの生成が終了すると、撮像素子14は、再びプレビュー画像データ(第6のプレビュー画像データ)の露光を開始する(露光時間e)。一方、各プレビュー画像が画像表示部18に表示されるまでには上述のタイムラグが生じているため、プレビュー画像データ及び撮影前画像データの生成サイクルの終了時(読出時間Fの経過時)においても、画像表示部18には第5のプレビュー画像が依然として表示されている。そして、読出時間Dが経過して第6のプレビュー画像データが生成されると、第5のプレビュー画像の表示が終了した画像表示部18に、2回目のサイクルの第1のプレビュー画像として第6のプレビュー画像が表示される。以上のようにしてプレビュー画像の表示が繰り返し実行されることにより、撮像素子14及び画像生成部16によるプレビュー画像データの生成が中断されている場合においても、画像表示部18には1/30秒毎に継続してプレビュー画像が表示される。
プレビュー画像の表示中に撮影者によってレリーズボタンが押下されると、プレビュー画像データや撮影前画像データの生成処理が中断されて、本撮影画像データの生成が開始される。例えば、図2に示すように、撮像素子14がプレビュー画像データの露光をしている間(露光時間e)に、撮影者によってレリーズボタンが押下されると、制御部4は、撮像素子14によるプレビュー画像の露光を中止して、本撮影画像データの露光を開始させる(露光時間E)。露光時間Eが経過して撮像信号が生成されると、画像生成部16は、読出時間S内に読み出された当該撮像信号に基づいて本撮影画像データを生成する。ここで、上述したように、本撮影画像データは、プレビュー画像データの画素数の数倍の画素数を有するため、読出時間Sはプレビュー画像データの読出時間D等よりも数倍長くなる。そして、生成された本撮影画像データは、バッファメモリ22に対して送信されて一時的に記憶された後に補正処理が実行される。なお、読出時間Sが終了すると、再びプレビュー画像データ(第8のプレビュー画像データ)の露光が開始される(露光時間e)。
図3は、フラッシュ撮影時に生成された本撮影画像データに基づいて作成された撮影画像の1例である。図3に示すように、フラッシュ撮影を行った場合には、例えば、主要被写体上においてフラッシュ光が局所的に強く反射した領域Pや、構図内にあるガラスなどの反射物においてフラッシュ光が強く反射した領域Qなどの、極度に輝度が高い領域が撮影画像内に発生し、被写体の本来の色調が再現されず、ホワイトバランスも異常になる。
図4は、フラッシュ撮影時に生成された本撮影画像データに基づいて作成された撮影画像の輝度分布を示す図である。なお、図4(a)は撮影画像を示し、図4(b)のグラフは、図4(a)の直線AA上に存在する画素の輝度出力を示している。
図4(a)に示すように、撮影画像内に極度に明るい領域Rが存在している場合には、図4(b)のグラフに示すように、領域R内を構成する画素データの輝度は、領域R外の領域を構成する画素データの輝度に比して極度に高いことが分かる。従って、輝度の所定の閾値としてΔthを設定し、本撮影画像データを構成する各画素データの輝度をΔthと比較することにより、撮影画像における高輝度領域を特定することができる。
次に、図5に示すフローチャートを参照して、この実施の形態に係るカメラ2において実行されるフラッシュ撮影処理について説明する。始めに、自動または手動によってフラッシュ撮影モードが設定されたことによりフラッシュ撮影が開始されると(ステップS10)、制御部4は、撮影者の周囲の明るさや被写体距離などの撮影条件、撮影レンズの性能や発光部10の照明性能などに基づいて、撮影画像内に存在する高輝度領域を判定するための閾値としてΔthを設定する(ステップS12)。なお、このΔthは、撮影者が手動で設定してもよいし、制御部4によって自動的に設定された値を変更してもよい。また、撮影条件に変化があった場合には、新たなΔthが自動的に設定されることが望ましい。
Δthの設定処理が実行されると、画像生成部16によって所定の間隔毎にプレビュー画像データが生成され、当該画像データに基づいて、画像表示部18にプレビュー画像が表示される(ステップS14)。上述のように、撮影者によってレリーズボタンが押下されるまでは、画像表示部18にはライブビュー画像が1/30秒毎に更新されながら継続的に表示される。
一方、画像生成部16は、プレビュー画像データの生成を数回(この実施例においては5回)行う毎に、本撮影画像の補正に使用する第1の被写体画像データとして撮影前画像データを生成する(ステップS16)。この撮影前画像データは、撮影者によって撮影される本撮影画像の画素数と同等の画素数を有している必要がある。生成された撮影前画像データは、バッファメモリ22に対して送信されて一時的に保存される(ステップS18)。
プレビュー画像を見ながら所望の構図や撮影条件を決定した撮影者によってレリーズボタンが押下されると(ステップS20)、発光部10からフラッシュ光が発光されて被写体の撮影が行われる(ステップS22)。即ち、フラッシュ光が照射された被写体からの被写体光を露光した撮像素子14が撮像信号を生成し、当該撮像信号を受信した画像生成部16が第2の被写体画像データとしての本撮影画像データを生成する。生成された本撮影画像データは、バッファメモリ22に送信された後に一時的に保存される(ステップS24)。なお、レリーズボタンが押下されない場合には、プレビュー画像の生成と表示、及び撮影前画像データの生成と保存が繰り返し実行される。この場合においては、バッファメモリ22に保存されている古い撮影前画像データは、新しく生成された撮影前画像データによって書き換えられる。
本撮影画像データの保存が完了すると、画像補正部20によって、詳細は後述する本撮影画像データの補正が実行される(ステップS26)。当該補正が実行されることによって、画素データの輝度が適切に補正された本撮影画像データは、記録媒体24へ送信されて保存される(ステップS28)。
次に、図6に示すフローチャートを用いて、この発明の実施の形態に係るカメラ2の画像補正部20が行う画像の補正処理、即ち、図5に示すフローチャートのステップS26において実行される画像の補正処理について説明する。なお、当該補正処理は、本撮影画像における高輝度部分の判定処理と、当該高輝度部分に対する輝度調整処理との2つの処理からなる。
高輝度部分の判定処理が開始されると、画像補正部20は、バッファメモリ22に保存されている本撮影画像データの横サイズ(画素数)H及び縦サイズVを取得する(ステップS30)。画像サイズを取得することにより、本撮影画像データを構成する各画素データの位置を、座標(h,v)(1≦h≦H,1≦v≦V)で表すことができる。まず始めに、h=1,v=1が設定され(ステップS32)、座標(h,v)、即ち座標(1,1)にある画素データ(以降、画素データ(1,1)という)が高輝度判定の対象となる画素データとして選択されると、画素データ(1,1)の輝度値bが読み出される(ステップS34)。次に、画像補正部20は、輝度値bと予め設定された閾値であるΔthとを比較する(ステップS36)。
輝度値bがΔthより小さい場合には、画像補正部20によって画素データ(1,1)の輝度の補正は必要ないと判断され、ステップS42に進む。
一方、輝度値bがΔthより大きい場合には、画素データ(1,1)の輝度は補正が必要であると判定されて、撮影前画像データを構成する画素データの中の、画素データ(1,1)に対応する画素データ、即ち、撮影前画像データの座標(1,1)で表される座標位置にある画素データの輝度値aが読み出される(ステップS38)。ここで、撮影前画像データは、本撮影画像データと同数の画素数を有し、横サイズがHかつ縦サイズがVで構成されているため、本撮影画像データを構成する画素データのすべてに対応する画素データを有している。
次に、画像補正部20は、読み出された輝度値aを用いて、詳細は後述する画素単位の補正を実行する(ステップS40)。当該補正が終了すると、補正を終了した画素データの座標(h,v)の横方向の座標hと、本撮影画像データの横サイズHとの大小が比較される(ステップS42)。hがHより小さい場合、即ち、補正を終了した画素データが、本撮影画像データの右端に位置する画素のデータでない場合には、横方向の座標hに1が加算され(ステップS44)、座標(h+1,v)にある画素データが高輝度判定の対象となる画素データとして選択される(ステップS34)。即ち、画素データ(1,1)の補正の終了後には、画素データ(2,1)が高輝度判定の対象として選択される。
以上のようにしてステップS34〜S44が繰り返し実行された後に、座標(1,1)〜(H,1)で表される横方向の画素データの補正が終了すると、ステップS42においてhがH以上と判断されて、横方向の座標hが1に戻される(ステップS46)。
次に、ステップS48においてvとVの大小が比較され、vがVより小さいと判断された場合、即ち、補正の対象となる画素データが、本撮影画像データの上端に位置する画素のデータでない場合には、vに1が加算され(ステップS50)、座標(1,v+1)の座標によって示される画素データが読みこまれる(ステップS34)。即ち、画素データ(1,1)〜(H,1)の補正の終了後には、画素データ(1,2)が次の高輝度判定の対象として選択される。
上述と同様にステップS34〜S44が繰り返し実行され、座標(1,2)〜(H,2)で表される横方向の画素データの補正が終了すると、同様にステップS42〜S50が実行されて画素データ(1,3)が次の高輝度判定の対象として選択される(ステップS34)。以降、このような処理が繰り返し実行されることにより、(H,V)で合わされる画素データまで、即ち本画像データを構成するすべての画素データに対して補正処理が実行される。画素データ(H,V)の補正が終了すると、ステップS48においてvがV以上であると判断されて、本撮影画像データの高輝度部分の補正処理が終了する。
次に、図7に示すフローチャートを用いて画素データ単位の輝度補正処理、即ち、図6に示すフローチャートのステップS40において実行される画素単位の輝度補正処理について説明する。
画像補正部20によって画素単位の補正が開始されると、始めに算出回数を表すiが1に設定される(ステップS60)。次に、補正対象である本撮影画像データの画素データの輝度値bと、当該画素データに対応する撮影前画像データの画素データの輝度出力aとを用いて、1回目に算出される平均値Aが算出される(ステップS62)。次に、算出された平均値Aと予め設定された閾値であるΔthとの大小が比較される(ステップS64)。AがΔthより小さい場合には、Δthを超えていた出力bがAで置き換えられて、当該画素データの補正は終了する(ステップS66)。
一方、AがΔthより大きいと判断された場合には(ステップS64)、iに1が加算された後に(ステップS68)、新たな平均値Aが求められる(ステップS62)。この新たな平均値は、前回算出された平均値よりも、撮影前画像データの画素データの出力aが1回だけ多く加算された和の平均値である。新たな平均値Aが算出された後、再びAとΔthとの大小関係が比較される(ステップS64)。そして、AがΔthより小さいと判断されれば、輝度値bがAに置換されて補正は終了する(S66)。一方、Δthより大きいと判断されれば、再びiに1が加算されて(ステップS68)再度新たな平均値Aが算出されて、Δthとの比較が行われる。
以上のようにして、平均値Aの算出処理と、輝度値bの置換処理が繰り返し行われることにより、本撮影画像データの補正の対象となっている画素データの輝度出力を確実にΔth未満に補正することができる。
この実施の形態に係るカメラによれば、フラッシュ撮影の前に取得された画像データを用いて、フラッシュ撮影によって取得された画像データの補正を行うため、フラッシュ撮影によって取得された画像データの明るさを適切に補正できると共に、被写体ぶれの発生を防止し、レリーズボタン押下後から補正処理までの時間を短縮することができる。
なお、上述のΔthを赤(R)、緑(G)、青(B)成分毎に3つ設定し、本撮影画像データを構成する各画素データのRGB成分毎に輝度の判定及び補正を行ってもよい。この場合には、例えば、画素データのR成分に対してR成分用の閾値Δthを用いて、ステップS10〜S28、S30〜S50、S60〜S68による処理が実行された後に、当該画素データのG成分及びB成分に対して、それぞれG成分用の閾値Δth及びB成分用の閾値Δthを用いて上述の補正処理が実行される。
また、本撮影画像データの画素データの輝度がRGB成分毎に補正された場合には、すべての成分に対する補正が終了した後に、本撮影画像データ全体のホワイトバランス調整を行ってもよい。この場合には、本撮影画像データ全体の輝度補正が既に完了しているため、本撮影画像内に存在する色ムラ等を効果的に調整することができる。
実施の形態に係るカメラの概略構成を示すブロック図である。 実施の形態に係るカメラにおける被写体画像データの生成処理を説明するタイミングチャートである。 フラッシュ撮影時の本撮影画像の一例を示す図である。 フラッシュ撮影時の本撮影画像の輝度分布を示す図である。 実施の形態に係るカメラにおいて行われるフラッシュ撮影時の処理を説明するフローチャートである。 実施の形態に係るカメラにおいて行われる画素データの補正判定処理を説明するフローチャートである。 実施の形態に係るカメラにおいて行われる画素単位の補正処理を説明するフローチャートである。
符号の説明
2…カメラ、4…制御部、6…バス、8…操作部、10…発光部、14…撮像素子、16…画像生成部、18…画像表示部、20…画像補正部、22…バッファメモリ、24…記録媒体

Claims (7)

  1. 被写体に対して照明光を発光する発光部と、
    被写体光を撮像し撮像信号を生成する撮像素子と、
    前記撮像信号に基づいて被写体画像データを生成する生成部と、
    前記被写体画像データを補正する補正部とを備え、
    前記生成部は、前記照明光が発光されていないときの被写体光から生成された撮像信号に基づいて第1の被写体画像データを生成すると共に、
    前記第1の被写体画像データの生成後、前記照明光が発光されたときの被写体光から生成された撮像信号に基づいて第2の被写体画像データを生成し、
    前記補正部は、前記第2の被写体画像データを構成する画素データの中に閾値を超えた画素データがある場合には、当該画素データと、当該画素データに対応する前記第1の被写体画像データを構成する画素データの中の画素データとの平均値を算出し、当該平均値が前記閾値以下の場合には、当該平均値で前記第2の被写体画像データの当該画素データを置き換える補正を行うことを特徴とする撮像装置。
  2. 前記補正部は、前記平均値が前記閾値を超えている場合には、前記閾値以下の平均値が算出されるまで、算出された平均値と、前記第1の被写体画像データの前記画素データとから新たな平均値を算出し、
    前記閾値以下の新たな平均値が算出された場合には、当該新たな平均値で前記第2の被写体画像データの前記画素データを置き換える補正を行うことを特徴とする請求項記載の撮像装置。
  3. 前記補正部は、画素データの赤、緑、青成分のそれぞれに対して設定された閾値を用いて、赤、緑、青成分毎に前記補正を行うことを特徴とする請求項または請求項記載の撮像装置。
  4. 前記補正部は、前記補正の終了後に、前記被写体画像データのホワイトバランス調整を行うことを特徴とする請求項乃至請求項の何れか一項に記載の撮像装置。
  5. 前記第1の被写体画像データは、プレビュー画像読み出し中に生成されることを特徴とする請求項1乃至請求項の何れか一項に記載の撮像装置。
  6. 前記第1の被写体画像データを複数記憶する記憶部を備えることを特徴とする請求項1乃至請求項の何れか一項に記載の撮像装置。
  7. 前記補正部は、前記記憶部に記憶されている最新の前記第1の被写体画像データを使用して前記補正を行うことを特徴とする請求項記載の撮像装置。
JP2008291023A 2008-11-13 2008-11-13 撮像装置 Expired - Fee Related JP5136369B2 (ja)

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