JP5136141B2 - 情報処理装置 - Google Patents

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本発明は情報処理装置に関する。
近年、近距離無線を用いてオーディオデータを転送し、ストリーミング再生を行う技術として、Bluetooth(登録商標)が知られている。Bluetoothを用いれば、例えば、携帯電話機や携帯型の音楽再生機からヘッドセットなどの機器にケーブルを用いることなくオーディオデータを転送することができる。
Bluetoothのオーディオ転送サービスでは、RTP(Real-time Transport Protocol)に基づいてメディアパケットを対向機器に送信する。具体的には、メディアパケット送信後、次のメディアパケットの送信タイミングは、送信したメディアパケットに含まれるデータの再生時間に応じて設定される。これによって、演奏が途切れることなく、次々とメディアパケットを対向機器に送信することができる。
しかしながら、メディアパケットの送信タイミングとして設定されているタイマ値はメディアパケットに含まれるデータの再生時間に完全に一致しているわけではないため、メディアパケットを複数個送信しているうちに、送信タイミングとして設定されているタイマ値が適切な値ではなくなる可能性がある。
そこで、既に対向機器に送信されたメディアパケットに含まれる再生時間の総和と、実際に音楽の先頭を送信してから現在時刻までの経過時間とを比較し、誤差が発生しているときには送信タイミングを調整する。
このとき、経過時間の算出に用いる現在時刻の情報は、装置内のシステム時計から取得する。そのため、このシステム時計に設定された時刻は正確な時刻である必要がある。このような装置内のシステム時計を正確に保つために、例えば、携帯電話機の基地局から受信した電波から時刻情報を抽出し、装置内の時刻を補正する無線通信端末が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−142257号公報
特許文献1に記載された発明では、圏外の状態のように基地局から電波を受信できない場合であっても、携帯電話端末は、端末内の時刻を補正することができる。しかしながら、例えば、地下鉄の駅に設置された基地局では、正しい時刻に調整されていない場合があり、このような基地局から不正確な時刻情報を受信すると、端末内の時刻も不正確な時刻に調整してしまうことも起こりうる。
このように端末内の時刻を正確に保つことができない状態では、経過時間を正確に算出することができない。この結果、経過時間が実際よりも短く算出され、再生時間よりも短くなった場合には、データを送りすぎていると判断して、データ送信を所定の時間停止し、音切れが起こる。また、経過時間が実際よりも長く算出され、再生時間よりも長くなった場合には、対向機器にデータを送信し遅れていると判定して、遅れを取り戻そうとデータが通常よりも短いインターバルで送信されてしまう。
そこで本発明は、システム時刻が何らかの要因で変動した場合でも、適切なタイミングでデータ送信を実現することができる情報処理装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明による情報処理装置は、近距離無線通信によってデータをパケット単位で送信する情報処理装置であって、現在の時刻を計時し、所定のタイミングで時刻設定が調整される計時手段と、パケットを送信したときに前記計時手段の時刻設定が前記経過時間の起点を計時したときの前記計時手段の時刻設定から変動しているか否かを判定する判定手段と、前記判定手段によって変動していないと判定された場合、前記計時手段によって計時された現在時刻を用いて所定の時刻からの経過時間を算出する第1の経過時間取得手段と、前記判定手段によって変動していると判定された場合、所定の時刻から当該パケットを送信したときまでの経過時間を、当該パケットを送信したときに前記計時手段から取得した現在時刻を用いずに算出する第2の経過時間取得手段と、送信したパケットに含まれるデータの再生時間、前記経過時間、および経過時間算出の起点の時刻以降に送信されたパケットに含まれるデータの再生時間の総計に応じて、次のパケットの送信タイミングを設定する送信タイマ手段と、を有することを特徴としている。
本発明によれば、システム時刻が何らかの要因で変動した場合でも、適切なタイミングでデータ送信を実現することができる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。ここでは、近距離無線通信可能な携帯電話機からヘッドセットにオーディオデータを送信する場合を例にして説明する。
図1は、本実施形態にかかる携帯電話機1とそれに無線接続する機器との関係を示した図である。携帯電話機1は、Bluetoothのような近距離無線通信によってデータの送受信が可能であって、同じく近距離無線通信に対応しているヘッドセット2に対してオーディオデータを転送することができる。ヘッドセット2は、受信したオーディオデータをデコードして、再生する。
携帯電話機1は、基地局3、交換機4を介してネットワークに接続し、音声通信やデータ通信を行うことができる。また、携帯電話機1は、所定のタイミングで基地局3から現在時刻の情報を受信して、携帯電話機1内のシステム時計を調整することができる。なお、基地局3はGPSアンテナを有しており、原子時計を有するGPS(図示しない)からその原子時計によって設定された時間を元に生成されたGPS信号を受信する。そして、このGPS信号によって高精度に現在時刻を設定することができる。
図2は、本実施形態にかかる携帯電話機の構成を示したブロック図である。携帯電話機1は、制御部51、操作部52、表示部53、音声入出力部54、無線電話通信部55、システム時計56、記憶部57、メディアプレイヤ部58、コンテンツ処理部59、近距離無線通信部60から構成される。
制御部51は、CPU、ROM、RAMなどから構成され、携帯電話機1全体の制御を行う。
操作部52は、操作キーまたはタッチパネル、タッチセンサなどから構成され、ユーザの操作に応じた信号を制御部51に入力する。
表示部53は、液晶ディスプレイや有機ELディスプレイなどによって構成され、アプリケーションの動作に応じて文字や画像を表示する。
音声入出力部54は、スピーカおよびマイクロホンから成り、無線電話通信部55による音声通話の通話音声の入出力や、音楽コンテンツや動画コンテンツの音声・音楽の出力などを行う。
無線電話通信部55は、基地局3を介して音声通信やパケット通信を行う。例えば、音声通信によって音声を送信する場合、音声入出力部54のマイクロホンから音声を収音して得られた音声データに対して、符号化や誤り制御などの信号処理を行ったデータを電波に変換して、基地局3へ送信する。また、受話音声は、基地局3からの電波を受信し、電波から電気信号に変換した後、復号や誤り訂正などの信号処理を行い、音声入出力部54のスピーカから音声を出力する。
また、無線電話通信部55は補正時刻取得部55aを有しており、基地局3から所定のタイミングで時刻情報を受信し、この時刻情報に基づいてシステム時計56にて計時される現在時刻を調整する。
記憶部57は、各種アプリケーションソフトウェアや、音楽コンテンツ、動画コンテンツなどを記憶する。記憶部57に記憶されている音楽コンテンツや動画コンテンツは、メディアプレイヤ部58によって再生が指示される。
メディアプレイヤ部58は、記憶部57に記憶されたコンテンツを読み出し、再生や停止、一時停止などを指示する。なお、記憶部57に記憶されているコンテンツだけでなく、例えば、この携帯電話機にワンセグなどのデジタルテレビ放送や、ラジオ放送を受信する機能を設けた場合には、テレビ放送やラジオ放送のプレイヤとして用いることもできる。
コンテンツ処理部59は、コンテンツのエンコードとデコードを行う。例えば、メディアプレイヤ部58によって音楽コンテンツの再生が指示され、音声入出力部54のスピーカから出力する場合、コンテンツ処理部59によって、AACやMP3などのエンコード方式でエンコードされた音楽コンテンツを対応するデコード方式でデコードして、音声入出力部54のスピーカから出力する。
近距離無線通信部60は、Bluetoothなどの、無線電話通信部55よりも無線送信電力の小さい電波を用いた無線通信モジュールなどから構成され、対向機器との無線通信を行う。
近距離無線通信部60は、能力取得部60a、コンフィギュレーション部60b、フレーム切出し部60c、パケット生成部60d、パケット送信部60e、送信時刻算出部60fを含む。
能力取得部60aは、対向機器がサポートするコーデックの種類、および、コーデック種類ごとのパラメータに関する情報を取得する。
コンフィギュレーション部60bは、対向機器に対してデータの転送を開始するときに、能力取得部60aによって取得した情報を用いて、コーデック種類、およびコーデック種類ごとのパラメータをネゴシエーションする。
フレーム切出し部60cは、音楽コンテンツなどを対向機器に送信するときに、対向機器とのネゴシエーションによって決定されたコーデックの種類に合わせて、送信するコンテンツデータからフレームを切出す。なお、メディアプレイヤ部58によって記憶部57から読み出されたオーディオデータのコーデック種別がコンフィギュレーション部60bによって決定されたコーデック種別と異なるならば、コンテンツ処理部59によってオーディオデータを一度デコードし、コンフィギュレーション部60bによって決定された種別のコーデックによってエンコードを行ったオーディオデータが、フレーム切出し部60cに供給される。
パケット生成部60dは、フレーム切出し部60cによって切出されたフレームごとに対向機器へのデータ転送用のパケットを生成する。生成したパケットは、パケット送信用のバッファに一時的に格納する。
パケット送信部60eは、パケット送信用のバッファに記憶されたパケットを適切な量だけ読み出し、対向機器へ送信する。このパケットの送信タイミングは、送信時刻算出部60fによって決定される。
送信時刻算出部60fは、次のパケットを送信する適切なタイミングを送信タイマにセットし、送信タイマが満了したときに、パケット送信部60eによるパケットの送信を促す。
以上のような構成の携帯電話機1が近距離無線通信部60を用いて対向機器であるヘッドセットにオーディオデータをストリーミング転送する場合について説明する。
オーディオデータをストリーミング転送する場合、ヘッドセットによって再生されるオーディオデータに音切れなどが起こらないよう、送信時刻算出部60fによって適切なタイミングを設定する必要がある。
そのため、送信時刻算出部60fは、パケット送信部60eによって送信するパケットに含まれるオーディオデータの最初から最後までを再生したときに要する時間(再生時間)を取得し、この再生時間に基づいて、パケット送信部60eによって次のパケットの送信タイミングを設定する。ただし、送信タイマによって設定される次のパケット送信までの時間は、送信したパケットのオーディオデータの再生時間と完全に同一ではないため、パケットを複数送信しているうちに、送信タイミングがずれることがある。
そこで、送信時刻算出部60fは、パケット送信部60eによって送信されたオーディオデータの再生時間の総計を算出するとともに、実際にオーディオデータの先頭を送信してから現在時刻までの経過時間を算出する。そして、総再生時間と経過時間とを比較し、誤差が発生した場合には、次のパケットの送信タイミングを調整する。
ここで、送信時刻算出部60fが経過時間と算出するために用いる現在時刻は、システム時計56から取得した時刻である。システム時刻は、基地局から取得した現在時刻の情報を用いて正確な時刻に調整されているが、地下に設置された基地局から現在時刻の情報を取得した場合などに、正確な時刻ではない場合がある。
このように、システム時計56は同期をとる基地局によって調整される時刻が異なるため、近距離無線通信部60を用いてヘッドセットにオーディオデータを転送している携帯電話機1をユーザが移動させると、経過時間を正確に算出できなくなることがある。
そこで、送信時刻算出部60fは、システム時計56から取得した現在時刻が経過時間を算出するのに適切な時刻であるか否かを判定し、適切な時刻であれば、その現在時刻によって経過時間を算出し、適切な時刻でなければ、取得した現在時刻を使わずに経過時間を算出する。
図3はパケット送信用のバッファに格納されたパケットをヘッドセットに転送する処理を示したフローチャートである。なお、パケット送信用のバッファにパケットを格納するために、メディアプレイヤ部58によって記憶部57からオーディオデータを読み出され、コンテンツ処理部59によって適宜、デコード、リエンコードが行われた後、フレーム切出し部60cによってフレームに切出され、パケット生成部60dによって送信パケットが生成されている。
パケット送信部60eは、このパケット送信用のバッファから最初に送信すべきパケットを読み出し、ヘッドセット2に送信する(S101)。このとき送信されたパケットがオーディオデータの最後のパケットであるならば(S102のYes)、このオーディオデータ転送処理は終了である。
最後のパケットでないならば(S102のNo)、次に送信すべきパケットがあるので、次に送信するパケットの送信タイミングを決定するための処理を行う。まず、システム時計56から現在時刻の情報を取得する(S103)。そして、システム時刻が適切な時刻であるか否かを判定する(S104)。この判定方法については、後述する。
システム時刻が経過時間の算出に適切な時刻であれば(S104のYes)、そのシステム時刻を用いて経過時間を算出する(S105)。このときの経過時間の算出は、例えば式(1)のように、1つ前のパケットを送信したときの経過時間に1つ前のパケットを送信してからの経過時間を足し合わせて算出する。
経過時間=1つ前のパケットを送信したときの経過時間+(現在のシステム時刻−1つ前のパケットを送信したときのシステム時刻) ・・・(1)
それに対して、システム時刻が適切な時刻でなければ(S104のNo)、取得したシステム時刻を用いずに経過時間を算出する(S106)。取得した時刻を用いない経過時間の算出方法については、後述する。
そして、経過時間とこれまでに送信したパケットに含まれる曲の総再生時間とを比較し(S107)、誤差がなければ最後に送信したパケットに含まれる曲の再生時間に基づいて、次に送信するパケットの送信時刻を送信タイマに設定し、誤差があれば、この誤差の時間および最後に送信したパケットに含まれる曲の再生時間に基づいて、次に送信するパケットの送信時刻を送信タイマに設定する(S108)。
そして、ステップS108で設定された送信タイマが満了したときに(S109のYes)、パケット送信部60eは、次に送信すべきパケットをバッファから読み出し、ヘッドセットに送信する。
以上のような処理によって、送信タイマに設定された時間ごとに、送信パケットを携帯電話機1からヘッドセットに順次送信しているため、適切なタイミングでパケットを送信することができる。
次に、図3のステップS104で行うシステム時刻が適切か否かの判定方法について詳細に説明する。ここでは、1つ前のパケットまで、システム時刻が適切と判定され、その時刻を用いて経過時間を算出していた場合の判定処理について説明する。
経過時間を算出するのにシステム時刻が不適切な状態とは、経過時間の算出の起点となった時刻を計時していたシステム時計56の調整から変動した場合である。そこで、1つ前のパケットまでシステム時刻が適切だったならば、パケットを送信したときに現在のシステム時計56から取得する時刻と、1つ前のパケットを送信したときにシステム時計56から取得された時刻に基づいて算出した現在時刻とを比較し、所定の誤差が生じた場合に、システム時刻が不適切であることを検出できる。
1つ前のパケットを送信したときのシステム時刻を用いて現在時刻を算出するには、1つ前のパケットを送信したときにステップS103で取得したシステム時刻に、1つ前のパケットに含まれるオーディオデータの再生時間を足し合わせれば良い。
なお、1つ前のパケットを送信したときのシステム時刻を用いた現在時刻の算出には、1つ前のパケット送信時のシステム時刻に送信タイマにセットした時間を加算して算出しても良い。
このように1パケット前のシステム時刻を用いて算出した現在時刻とシステム時計56から取得した現在時刻との誤差を、例えば式(2)のように算出する。
誤差=(1つ前のパケット送信時のシステム時刻+1つ前のパケットに含まれるオーディオデータの再生時間)−現在のシステム時刻 ・・・(2)
そして、現在のシステム時刻が1つ前のパケット送信時の時刻を用いて算出した現在時刻より過去の時刻になっている場合(誤差<0の場合)や、現在のシステム時刻が1つ前のパケット送信時の時刻を用いて算出した現在時刻より所定の時間以上未来の時刻になっている場合(誤差>所定の時間)には、1つ前のパケットを送信したときのシステム時計56の調整から変動したと判断できる。そこで、システム時計56から取得した現在時刻を、経過時間を算出するのに適切でないと判定する。
なお、システム時計56が未来の時刻になっている場合の判定に用いる閾値である所定の時間とは、通常発生しうるシステム時間のずれである。例えば、携帯電話機1の操作キーが連続して押下されたときの割り込み発生によって、オーディオストリーミング再生のためのメディアデータ送信が妨げられ、本来データを送信すべき時刻と実際にデータを送信する時刻との時間差が生じることがある。そこで、本来データを送信すべき時刻と実際にデータを送信する時刻との許容できる時間差(例えば100ms)を閾値として用い、このような要因による現在時刻の時間差によってシステム時計56が変動したと判定されにくくする。
一方、システム時計56から取得した現在時刻が、過去のパケット送信時の時刻を用いて算出した時刻よりも未来の時刻であって、誤差が所定の時間以内の場合は、以前のパケットを送信したときのシステム時計56の調整から大きく変動していない。そこで、システム時計56から取得した現在時刻を、経過時間を算出するのに適切と判定する。
以上のような方法でシステム時計56が適切でないと判定された場合、ステップS106で送信時刻算出部60fは、システム時計56から取得したシステム時刻の情報を用いずに経過時間の算出を行う。
システム時刻を用いない経過時間の算出方法の1つは、システム時刻が適切でないと判定された時点で経過時間をリセットして初期値から経過時間の算出を再開する方法である。すなわち、曲の先頭から現在時刻までの差分を経過時間として算出するが、システム時刻が適切でないと判定されると、このパケットを送信した時刻からの経過時間を算出するように変更する。
そのため、ステップS107で経過時間との比較に用いる送信済みのパケットに含まれるオーディオデータの総再生時間も、経過時間をリセットした時刻に送信したパケットからのオーディオデータの総再生時間を算出し、前述のとおりリセットされた経過時間と比較される。
なお、このように経過時間をリセットする場合、そのパケット以降のパケットを送信したときにステップS104で行う「適切なシステム時刻」の判定は、経過時間をリセットする前と同様、1つ前のパケットを送信したときのシステム時刻に1つ前のパケットに含まれるオーディオデータの再生時間を加算して算出した時刻とシステム時計56から取得した時刻との比較によって行う。
すなわち、経過時間をリセットしたときのシステム時計56を基準にして「適切なシステム時刻」であるか否かが判定される。そのため、経過時間がリセットされた後に、システム時計56が基地局からの時刻情報を用いて再度調整されたとき、最初のパケットが送信されたときのシステム時計56の調整に戻すように調整されたとしても、最初のパケットが送信されたときのシステム時計56の調整からずれた場合と同じように経過時間を再度リセットする。
システム時刻を用いない経過時間の別の算出方法は、1つ前のパケットを送信した際に算出した経過時間と、今回送信したパケットに含まれるオーディオデータの再生時間とを足し合わせて、この時間をデータ送信開始から今回送信したパケットを送信した時刻までの経過時間として算出する方法である。
この方法によって経過時間の算出を行った場合、経過時間の算出の起点が最初のパケットを送信した時刻なので、最初のパケットを送信したときと同じ調整のシステム時計56によって計時される時刻が「適切な時刻」である。そのため、前述の経過時間をリセットする場合と異なり、経過時間を補正した後も、パケットを送信したときに取得したシステム時計56の時刻が「適切な時刻」であるか否かの判定は、最初のパケットを送信したときのシステム時計56を基準にして行われる。
そこで、経過時間を補正後にパケットを送信したときのシステム時刻が「適切な時刻」であるか否かの判定を行うために、経過時間を補正すると、ステップS104の判定に用いた、式(2)に示した誤差を「適切な時刻」からの差分として記憶する。その後、パケットを送信すると、そのときのシステム時刻を用いて式(2)に示したように1つ前のパケット送信時のシステム時刻から算出される現在時刻との誤差を算出し、この誤差と「適切な時刻」からの差分として記憶されている値と足し合わせる。この結果が0であった場合(「適切な時刻」からの差分を打ち消すようにシステム時計56が調整されていた場合)、システム時計56の現在時刻は「適切な時刻」であると判定して、システム時刻を用いた経過時間の算出を行う。
それに対して、足し合わせた結果が0ではない場合(「適切な時刻」からの差分が打ち消されない場合)には、この合計値を新たに「適切な時刻」からの差分として記憶しておく。このように差分の値を更新することによって、システム時刻が複数回前後するような場合にも、システム時計56が「適切な時刻」に戻ったことを検出することができる。
以上のように、システム時刻が変動したことを検知し、システム時刻が変動した場合には、そのシステム時刻の情報を使わずに最初のデータ送信開始からの経過時間を算出することで、データの送信タイミングを適切に設定することができ、対向機器で音切れなどを起こすことなくオーディオデータを再生することができる。
なお、上記実施形態に限定されることはなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、適宜変更しても良い。
本発明の実施形態に係る携帯電話機とそれに無線接続する機器との関係を示した図。 本発明の実施形態に係る携帯電話機の構成を示したブロック図。 本発明の実施形態に係る携帯電話機がパケット送信用のバッファに格納されたパケットをヘッドセットに転送する処理を示したフローチャート。
符号の説明
1 携帯電話機、2 ヘッドセット、3 基地局、4 交換機、51 制御部、52 操作部、53 表示部、54 音声入出力部、55 無線電話通信部、55a 補正時刻取得部、56 システム時計、57 記憶部、58 メディアプレイヤ部、59 コンテンツ処理部、60 近距離無線通信部、60a 能力取得部、60b コンフィギュレーション部、60c フレーム切出し部、60d パケット生成部、60e パケット送信部、60f 送信時刻算出部

Claims (6)

  1. 近距離無線通信によってデータをパケット単位で送信する情報処理装置であって、
    現在の時刻を計時し、所定のタイミングで時刻設定が調整される計時手段と、
    パケットを送信したときに前記計時手段の時刻設定が前記経過時間の起点を計時したときの前記計時手段の時刻設定から変動しているか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段によって変動していないと判定された場合、前記計時手段によって計時された現在時刻を用いて所定の時刻からの経過時間を算出する第1の経過時間取得手段と、 前記判定手段によって変動していると判定された場合、所定の時刻から当該パケットを送信したときまでの経過時間を、当該パケットを送信したときに前記計時手段から取得した現在時刻を用いずに算出する第2の経過時間取得手段と、
    送信したパケットに含まれるデータの再生時間、前記経過時間、および経過時間算出の起点の時刻以降に送信されたパケットに含まれるデータの再生時間の総計に応じて、次のパケットの送信タイミングを設定する送信タイマ手段と、
    を有することを特徴とする情報処理装置。
  2. 近距離無線通信によってデータをパケット単位で送信する情報処理装置であって、
    現在の時刻を計時し、所定のタイミングで時刻設定が調整される計時手段と、
    前記計時手段によって計時される現在時刻を取得する時刻情報取得手段と、
    パケットを送信したときに前記時刻情報取得手段によって現在時刻を取得し、この現在時刻と、1つ前のパケットを送信時に時刻情報取得手段によって取得した時刻に基づいて算出される現在時刻とに所定の誤差があるか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段によって所定の誤差がないと判定された場合、前記時刻情報取得手段によって取得された時刻を用いて所定の時刻からの経過時間を算出する第1の経過時間取得手段と、
    前記判定手段によって所定の誤差があると判定された場合、前記時刻情報取得手段によって取得した現在時刻を用いずに経過時間を設定する第2の経過時間取得手段と、
    送信したパケットに含まれるデータの再生時間、前記経過時間、および経過時間算出の起点の時刻以降に送信されたパケットに含まれるデータの再生時間の総計に応じて、次のパケットの送信タイミングを設定する送信タイマ手段と、
    を有することを特徴とする情報処理装置。
  3. 前記第2の経過時間取得手段は、パケットを送信したときに前記時刻情報取得手段によって現在時刻を取得し、この現在時刻が、1つ前のパケットを送信時に時刻情報取得手段によって取得した時刻に基づいて算出される現在時刻よりも過去の時刻であるならば、1つ前のパケット送信時での経過時間に、送信したパケットに含まれるデータの再生時間を加算することによって経過時間を算出することを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記第2の経過時間取得手段は、パケットを送信したときに前記時刻情報取得手段によって現在時刻を取得し、この現在時刻が、1つ前のパケットを送信時に時刻情報取得手段によって取得した時刻に基づいて算出される現在時刻よりも所定の時間以上未来の時刻であるならば、1つ前のパケット送信時での経過時間に、送信したパケットに含まれるデータの再生時間を加算することによって経過時間を算出することを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  5. 前記第2の経過時間取得手段は、パケットを送信したときに前記時刻情報取得手段によって現在時刻を取得し、この現在時刻が、1つ前のパケットを送信時に時刻情報取得手段によって取得した時刻に基づいて算出される現在時刻よりも過去の時刻であるならば、経過時間を初期値に設定し、経過時間の起点をパケット送信時に前記時刻情報取得手段によって取得された現在時刻とすることを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  6. 前記第2の経過時間取得手段は、パケットを送信したときに前記時刻情報取得手段によって現在時刻を取得し、この現在時刻が、1つ前のパケットを送信時に時刻情報取得手段によって取得した時刻に基づいて算出される現在時刻よりも所定の時間以上未来の時刻であるならば、経過時間を初期値に設定し、経過時間の起点をパケット送信時に前記時刻情報取得手段によって取得された現在時刻とすることを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
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